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JP2574083Y2 - 圧力開放弁 - Google Patents

圧力開放弁

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Publication number
JP2574083Y2
JP2574083Y2 JP1993000777U JP77793U JP2574083Y2 JP 2574083 Y2 JP2574083 Y2 JP 2574083Y2 JP 1993000777 U JP1993000777 U JP 1993000777U JP 77793 U JP77793 U JP 77793U JP 2574083 Y2 JP2574083 Y2 JP 2574083Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
pit
door
main door
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993000777U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0657985U (ja
Inventor
順二 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Industries Inc
Original Assignee
Maezawa Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maezawa Industries Inc filed Critical Maezawa Industries Inc
Priority to JP1993000777U priority Critical patent/JP2574083Y2/ja
Publication of JPH0657985U publication Critical patent/JPH0657985U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574083Y2 publication Critical patent/JP2574083Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧力開放弁に関し、詳
しくは、下水道設備、例えばポンプ場,沈砂池の入口部
に設けられるゲート室において、ゲートを閉じた時のゲ
ート室ピット内の圧力を開放するための圧力開放弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示すように、下水道設備
の沈砂池室1の前段には、ゲート2を備えたゲート室3
が設けられている。このゲート2は、台風や大雨等の増
水により大量の下水が沈砂池室1内に流入することを防
止するためなどに設けられるもので、このような増水時
には、ゲート2を閉じるようにしている。このとき、ゲ
ート2前面のゲート室3内の水位が上昇すると、ゲート
室3内の圧力が上昇するので、ゲート室ピット3a内の
空気を逃がす必要がある。また、ゲート2を閉じたとき
にゲート室3内の水位が下がり、圧力が低下した場合に
は、ゲート室ピット3a内に空気を導入する必要があ
る。
【0003】このため、従来は、ゲート室3の上部に、
図5に示すような圧力開放装置4を設けていた。この圧
力開放装置4は、U字管5と、該U字管5内の水6と、
該水6を注入するための注入口7とにより構成されるも
ので、通常は、水6がU字管5内を閉塞してピット3a
内の下水臭気が外部に流出するのを防止している。そし
て、ゲート2が閉じられてピット3a内の圧力が上昇あ
るいは低下したときには、該圧力変化に応じて水6がU
字管5内を移動し、U字管5内を開放して空気の吸排を
行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記圧力開放装置4では、U字管5内の水6の量を常に
所定の範囲に維持しておく必要があり、また、ピット3
a内の空気の吸排を行う度に水6がなくなるので、水6
の管理が面倒であった。また、ピット3a内の空気の吸
排を行うためには、水6を移動させるだけの圧力差が必
要であった。
【0005】そこで本考案は、僅かな差圧でも確実に作
動するとともに、保守作業もほとんど必要としない圧力
開放弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案の圧力開放弁は、ピット内と外気とを連通
させる略垂直面の開口部の上方に設けたヒンジにより、
該開口部を自重で閉塞する親扉を開閉可能に垂設すると
ともに、該親扉にピット内と外気とを連通させる小開口
部を設け、該小開口部の上部に設けたヒンジにより、該
小開口部を自重で閉塞する子扉を、前記親扉の開き方向
とは逆方向に開くように垂設したことを特徴としてい
る。
【0007】
【作 用】上記構成によれば、例えば、ピット内の圧力
が上昇したときには親扉が開いて排気を行い、ピット内
の圧力が低下したときには子扉が開いて吸気を行う。両
扉は、扉上部のヒンジにより垂設され、自重で各開口部
を閉塞するように形成されているので、僅かな圧力差で
開いて空気の吸排を行うことができる。また、可動部分
が少なく駆動機構もないので保守作業をほとんど必要と
しない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の圧力開放弁の一実施例を示す断
面側面図、図2は同じく断面正面図、図3は要部の断面
側面図であって、この圧力開放弁11は、弁箱12内に
開閉弁となる親扉21と子扉31とを設けたもので、管
13を介して前記図4に示したゲート室3のピット3a
内と連通している。
【0009】上記弁箱12は、支持脚14を介してピッ
ト上部に設けられるもので、一側に前記管13が接続さ
れる略正方形の開口部15が形成されるとともに、底部
に外気に連通する吸排気口16が形成され、前記管13
が、開口部15の外面外周に装着されるフランジ17を
介して取付けられている。
【0010】前記親扉21は、弁箱内側の前記開口部1
5の上方に設けられた2個のヒンジ22,22により吊
り下げられており、親扉21の外周部には、開口部15
を気密に閉塞するためのガスケット23が設けられてい
る。前記ヒンジ22は、親扉21がヒンジ22から略鉛
直に垂下した状態で、開口部15を弁箱内側から閉塞で
きるようにその位置が設定されており、適宜なアングル
24やスペーサー25を介して弁箱12内に装着されて
いる。
【0011】また、前記子扉31は、上記親扉21の略
中央部に形成された小開口部26を、弁箱12の外側か
ら親扉21の開閉方向とは逆方向に開閉して小開口部2
6を閉塞するように設けられるもので、小開口部26上
方の親扉外面に設けられた2個のヒンジ32,32によ
り吊り下げられている。この子扉31の外周部にも、親
扉21と同様に小開口部26を気密に閉塞するためのガ
スケット33が設けられており、ヒンジ32は、子扉3
1がヒンジ32から略鉛直に垂下したときに、小開口部
26を閉塞する位置に、適宜なアングル34やスペーサ
ー35を介して親扉21の外面に装着されている。
【0012】このように構成した圧力開放弁11は、通
常時には、親扉21及び子扉31が、それぞれ自重で各
ヒンジ22,32から鉛直に垂下した状態で各開口部1
5,26を閉塞しており、この圧力開放弁11から外部
に下水臭気が流出することを防止している。このとき、
弁箱12の吸排気口16を下方に開口させているため、
風の影響をほとんど受けることがなく、風圧で親扉21
や子扉31が開くことを防止できる。
【0013】そして、ゲート2が閉じられてゲート室ピ
ット内の圧力が上昇した場合には、圧力差により親扉2
1が開いてピット内の空気を排気し、ピット内の圧力が
低下した場合は、子扉31が開いてピット内に空気を吸
い込む。このときは、両扉は、自重で垂下しているだけ
なので、僅かな圧力差でも開作動を行い、確実にピット
内の空気の吸排を行うことができる。
【0014】また、圧力開放弁11を構成する親扉21
及び子扉31の開閉動作にスプリング等の付勢手段や駆
動機構を用いておらず、親扉21及び子扉31の自重と
内外の圧力差とで開閉するように形成されているので、
保守作業をほとんど行うことなく、長期にわたって安定
した作動状態を維持することができる。
【0015】なお、親扉と子扉の開き方向は、上記実施
例とは逆に設定することも可能であり、開口部等の形状
も任意に設定することが可能である。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の圧力開放
弁は、ピット内と外気とを連通させる開口部に、該開口
部を自重で閉塞する親扉を設けるとともに、該親扉に設
けた小開口部に、該小開口部を自重で閉塞し、かつ、親
扉とは逆方向に開く子扉を開閉可能に設けたので、ピッ
ト内の圧力変化に応じて親扉、子扉のいずれかが開いて
空気の吸排を自動的に行うことができる。このとき、両
扉は、自重で鉛直方向に垂下した状態で各開口部を閉塞
しているので、僅かな圧力差でも確実に作動するととも
に、駆動機構を備えていないので、保守作業もほとんど
必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の圧力開放弁の一実施例を示す断面側
面図である。
【図2】 同じく断面正面図である。
【図3】 同じく要部の断面側面図である。
【図4】 下水道設備のゲート室部分の一例を示す断面
図である。
【図5】 従来の圧力開放装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11…圧力開放弁、12…弁箱、14…支持脚、15…
開口部、16…吸排気口、21…親扉、22,32…ヒ
ンジ、23,33…ガスケット、26…小開口部、31
…子扉

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道設備に設けられるゲート室ピット
    内の圧力を開放するための弁であって、ピット内と外気
    とを連通させる略垂直面の開口部の上方に設けたヒンジ
    により、該開口部を自重で閉塞する親扉を開閉可能に垂
    設するとともに、該親扉にピット内と外気とを連通させ
    る小開口部を設け、該小開口部の上部に設けたヒンジに
    より、該小開口部を自重で閉塞する子扉を、前記親扉の
    開き方向とは逆方向に開くように垂設したことを特徴と
    する圧力開放弁。
JP1993000777U 1993-01-14 1993-01-14 圧力開放弁 Expired - Lifetime JP2574083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993000777U JP2574083Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 圧力開放弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993000777U JP2574083Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 圧力開放弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0657985U JPH0657985U (ja) 1994-08-12
JP2574083Y2 true JP2574083Y2 (ja) 1998-06-11

Family

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