JP2555600Y2 - 簡易角質表面清掃洗浄材 - Google Patents
簡易角質表面清掃洗浄材Info
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- JP2555600Y2 JP2555600Y2 JP8951491U JP8951491U JP2555600Y2 JP 2555600 Y2 JP2555600 Y2 JP 2555600Y2 JP 8951491 U JP8951491 U JP 8951491U JP 8951491 U JP8951491 U JP 8951491U JP 2555600 Y2 JP2555600 Y2 JP 2555600Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、無侵襲型経皮投薬の前
処理として使用されるアルコール含有不繊布の様な簡易
角質表面洗浄材に関する。
処理として使用されるアルコール含有不繊布の様な簡易
角質表面洗浄材に関する。
【0002】
【従来例】無侵襲型経皮投薬は、経口投薬に比べ胃腸障
害等の副作用を惹起することなく、ファーストパス代謝
をうけることなく薬物を必要なだけ吸収させられて、副
作用をおこさず、薬効を充分に発揮する手段として期待
されており、その中でも電気的手段を加えて経皮吸収を
促進させるイオントフォレーゼが近時益々注目されつつ
ある。しかしながら、生体表面には、古い角質細胞破
片、分泌物付着(皮脂、汗等)、表層バクテリアなど薬
物を投与する前に浄化ステップが必要であり、アルコー
ル綿の使用が良く使われてきた。あるいは、電気的又は
薬物浸透の上から、角質層が大きな抵抗となっているこ
とから、不用な角質層をストリッピングをくり返すなど
で数層を除くことなどが行なわれてきた。特にインスリ
ン等の分子量の大きい薬物の投与にとって、上述した行
為は必要不可欠なものであった。
害等の副作用を惹起することなく、ファーストパス代謝
をうけることなく薬物を必要なだけ吸収させられて、副
作用をおこさず、薬効を充分に発揮する手段として期待
されており、その中でも電気的手段を加えて経皮吸収を
促進させるイオントフォレーゼが近時益々注目されつつ
ある。しかしながら、生体表面には、古い角質細胞破
片、分泌物付着(皮脂、汗等)、表層バクテリアなど薬
物を投与する前に浄化ステップが必要であり、アルコー
ル綿の使用が良く使われてきた。あるいは、電気的又は
薬物浸透の上から、角質層が大きな抵抗となっているこ
とから、不用な角質層をストリッピングをくり返すなど
で数層を除くことなどが行なわれてきた。特にインスリ
ン等の分子量の大きい薬物の投与にとって、上述した行
為は必要不可欠なものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、これまで様々
な工夫がなされているこの様な皮膚処理手段が投薬前に
行なわれている。従前法は、使いやすい用具という点で
大きな問題を残しているといえる。
な工夫がなされているこの様な皮膚処理手段が投薬前に
行なわれている。従前法は、使いやすい用具という点で
大きな問題を残しているといえる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本考案は、従
来行われている注射等の侵襲型経皮投薬に於ける前処理
に着目し、この前処理程度に簡単でしかも十数層の角質
層に無痛で且つ確実に傷を施すか数層を削ることができ
る簡易角質表面清掃洗浄材を実現した。侵襲型経皮投薬
に於ける前処理とは、脱脂綿にアルコールを含浸させた
もの(アルコール、綿)で生体表面を軽く拭くことであ
る。
来行われている注射等の侵襲型経皮投薬に於ける前処理
に着目し、この前処理程度に簡単でしかも十数層の角質
層に無痛で且つ確実に傷を施すか数層を削ることができ
る簡易角質表面清掃洗浄材を実現した。侵襲型経皮投薬
に於ける前処理とは、脱脂綿にアルコールを含浸させた
もの(アルコール、綿)で生体表面を軽く拭くことであ
る。
【0005】
【実施例】本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説
明する。図1は、図2のX−X′間の断面図である。(1
1)は、角質清掃部材であり、不繊布、紙、綿、布等の柔
軟性シートにダイヤモンド、コランダム、エメリー、ザ
クロ石、フリント、粘土、大理石、人造品としては、人
造ダイヤモンド、人造コランダム、炭化ケイ素、炭化ホ
ウ素、酸化クロム、化鉄、アルミナ、エメリー、ガーネ
ット、けい石等の硬質微細粒子を付着させたものであ
る。付着方法は、上述したシート表面に、アクリル系、
シアネート系接着剤、にかわ、ゼラチン、ユリア樹脂木
材接着剤、フェノール樹脂接着剤等メラミン系、ジメタ
クリル系、エポキシ系接着剤等の合成接着剤を塗布した
後、上記粒子をふりかけて形成する方法が例示される。
この粒子の粒度は、300〜2000(JIS規格R6001)程
度が好適に使用される。シート表面に上述した硬質粒子
を無数付着させてなる角質表面清掃部材を用いて皮膚表
面を拭く時、無数の硬質粒子が角質層表面に傷を与え、
不用の古い角質層の何層かをはがすことができる。角質
層の厚さは約20(μm)程度であるから硬質粒子が与
える傷は、それ以下にとどめ、無痛ではあるが、その結
果、電気的に良導性を有する表皮に近づくことになる。
(12)は、消毒殺菌部材であり、綿、布、紙、不繊布等、
多孔性柔軟シートにアルコール等の殺菌消毒液を含浸さ
せたものである。(13)は、空隙であり、指が1本乃至数
本入る程度の大きさに形成されている。空隙(13)は、角
質清掃部材(11)と消毒殺菌部材(12)との両縁部を接合し
て形成したものである。接合部を(5a)で示す。
明する。図1は、図2のX−X′間の断面図である。(1
1)は、角質清掃部材であり、不繊布、紙、綿、布等の柔
軟性シートにダイヤモンド、コランダム、エメリー、ザ
クロ石、フリント、粘土、大理石、人造品としては、人
造ダイヤモンド、人造コランダム、炭化ケイ素、炭化ホ
ウ素、酸化クロム、化鉄、アルミナ、エメリー、ガーネ
ット、けい石等の硬質微細粒子を付着させたものであ
る。付着方法は、上述したシート表面に、アクリル系、
シアネート系接着剤、にかわ、ゼラチン、ユリア樹脂木
材接着剤、フェノール樹脂接着剤等メラミン系、ジメタ
クリル系、エポキシ系接着剤等の合成接着剤を塗布した
後、上記粒子をふりかけて形成する方法が例示される。
この粒子の粒度は、300〜2000(JIS規格R6001)程
度が好適に使用される。シート表面に上述した硬質粒子
を無数付着させてなる角質表面清掃部材を用いて皮膚表
面を拭く時、無数の硬質粒子が角質層表面に傷を与え、
不用の古い角質層の何層かをはがすことができる。角質
層の厚さは約20(μm)程度であるから硬質粒子が与
える傷は、それ以下にとどめ、無痛ではあるが、その結
果、電気的に良導性を有する表皮に近づくことになる。
(12)は、消毒殺菌部材であり、綿、布、紙、不繊布等、
多孔性柔軟シートにアルコール等の殺菌消毒液を含浸さ
せたものである。(13)は、空隙であり、指が1本乃至数
本入る程度の大きさに形成されている。空隙(13)は、角
質清掃部材(11)と消毒殺菌部材(12)との両縁部を接合し
て形成したものである。接合部を(5a)で示す。
【0006】その動作を図3乃至図4に示す。経皮投薬
前、図3に示す様に数本の指を空隙(13)に挿入し、角質
清掃部材(11)側を生体(MM)の投薬部位に宛てがい、
1回乃至数回拭き、角質層の表面数層を物理的に削るこ
とになる。次に図4で示す様に手を返して、消毒殺菌部
材(12)を投薬部位に宛てがい、1回乃至数回拭き、削ら
れた角質細胞破片を拭きとると共に角質層面を消毒、滅
菌、洗浄し整える。角質清掃部材(11)による角質層の損
傷程度は、目に見えるか、見えない程度のものであり、
最初に消毒殺菌部材(12)で投薬部位を拭き、次に角質清
掃部材(11)で投薬部位を拭いてもよい。又、図5で示す
様に角質清掃部材(11)中に多数の小穴(14)を穿設し、こ
の裏に消毒殺菌部材(12)と類似部材よりなる裏打ち部材
(15)を積層した他の実施例を示し得る。当該実施例によ
れば、角質清掃部材(11)表面に小穴(14)を介して常時、
裏打ち部材(15)に含浸された消毒殺菌液を供給させるこ
とができることから、角質層表面の数層をはがすかと同
時に消毒も行なうという機能性を有することができるも
のである。本実施例で示す空隙は、使用者の指を差し込
む程度の大きさを示したが、これに限るものでなく、手
のひらが入れられる位大きいものであってもよい。
前、図3に示す様に数本の指を空隙(13)に挿入し、角質
清掃部材(11)側を生体(MM)の投薬部位に宛てがい、
1回乃至数回拭き、角質層の表面数層を物理的に削るこ
とになる。次に図4で示す様に手を返して、消毒殺菌部
材(12)を投薬部位に宛てがい、1回乃至数回拭き、削ら
れた角質細胞破片を拭きとると共に角質層面を消毒、滅
菌、洗浄し整える。角質清掃部材(11)による角質層の損
傷程度は、目に見えるか、見えない程度のものであり、
最初に消毒殺菌部材(12)で投薬部位を拭き、次に角質清
掃部材(11)で投薬部位を拭いてもよい。又、図5で示す
様に角質清掃部材(11)中に多数の小穴(14)を穿設し、こ
の裏に消毒殺菌部材(12)と類似部材よりなる裏打ち部材
(15)を積層した他の実施例を示し得る。当該実施例によ
れば、角質清掃部材(11)表面に小穴(14)を介して常時、
裏打ち部材(15)に含浸された消毒殺菌液を供給させるこ
とができることから、角質層表面の数層をはがすかと同
時に消毒も行なうという機能性を有することができるも
のである。本実施例で示す空隙は、使用者の指を差し込
む程度の大きさを示したが、これに限るものでなく、手
のひらが入れられる位大きいものであってもよい。
【0007】次に他の実施例を図6に示す。図6は、角
質清掃部材(11)と消毒殺菌部材(13)の略中央部のみを接
合し、接合した両側を空隙(12)としたものである。使用
する際、接合部(5a)を指で挟む。後は、前実施例と同様
に手のひらを返す様にして、角質清掃部材(11)と消毒殺
菌部材(13)の両面を交互に投薬部位に押し当て、1回乃
至数回拭けばよいものである。
質清掃部材(11)と消毒殺菌部材(13)の略中央部のみを接
合し、接合した両側を空隙(12)としたものである。使用
する際、接合部(5a)を指で挟む。後は、前実施例と同様
に手のひらを返す様にして、角質清掃部材(11)と消毒殺
菌部材(13)の両面を交互に投薬部位に押し当て、1回乃
至数回拭けばよいものである。
【0008】
【考案の効果】以上、詳述の如く、本考案によれば、簡
単な動作によって角質層を数層削りながら清掃すること
ができると共に、従来侵襲型経皮投薬に於ける前処理
と、ほとんど変わりがないことから、初心者であっても
抵抗なく受け入れられる等、実用性が極めて高い等の効
果を有するものである。
単な動作によって角質層を数層削りながら清掃すること
ができると共に、従来侵襲型経皮投薬に於ける前処理
と、ほとんど変わりがないことから、初心者であっても
抵抗なく受け入れられる等、実用性が極めて高い等の効
果を有するものである。
【図1】
【図2】本考案の一実施例を示す図である。
【図3】
【図4】本考案の一実施例を説明する為の図である。
【図5】
【図6】本考案の他の実施例を示す図である。
11 角質清掃部材 12 消毒殺菌部材 13 空隙 14 小穴 15 裏打ち部材 5a 接合部
Claims (1)
- 【請求項1】柔軟性を有するシート状角質表面清掃部材
と、柔軟性を有するシート状消毒殺菌部材とを保持する
ための1部空隙を設けるようにして積層結合したことを
特徴とする簡易角質表面清掃洗浄材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8951491U JP2555600Y2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 簡易角質表面清掃洗浄材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8951491U JP2555600Y2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 簡易角質表面清掃洗浄材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533738U JPH0533738U (ja) | 1993-05-07 |
JP2555600Y2 true JP2555600Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=13972901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8951491U Expired - Fee Related JP2555600Y2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 簡易角質表面清掃洗浄材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555600Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5894021A (en) * | 1994-09-30 | 1999-04-13 | Kabushiki Kaisya Advance | Iontophoretic transdermal drug-delivery interface and skin treatment agent and treatment method using the same |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP8951491U patent/JP2555600Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0533738U (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |