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JP2023117691A - 情報処理システム、情報端末、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報端末、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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JP2023117691A JP2022020394A JP2022020394A JP2023117691A JP 2023117691 A JP2023117691 A JP 2023117691A JP 2022020394 A JP2022020394 A JP 2022020394A JP 2022020394 A JP2022020394 A JP 2022020394A JP 2023117691 A JP2023117691 A JP 2023117691A
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Abstract

【課題】車両の安全運転に関する運転者の学習効果を高めることが可能な情報処理システム、情報端末、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理システム10は、車両M1の走行データを取得する取得部21と、取得部21により取得される走行データに基づいて車両M1の運転診断処理を行う診断処理部22と、診断処理部22による運転診断処理の結果に基づく診断情報を車両M1のユーザU1の情報端末E1へ送信する診断情報送信部23と、受信部24と、を備える。診断情報は、運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成をユーザU1に要求する要求情報を含む。受信部24は、要求情報に応じてユーザU1によって作成された学習コンテンツを情報端末E1から受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報端末、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
近年、都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭且つ持続可能にするために、交通の安全性改善が求められている。従来、運転支援用のサーバコンピュータと運転者の携帯端末とがインターネットで接続され、運転者の運転の改善に有効な教育情報がサーバコンピュータから運転者の携帯端末へ配信されるように構成された運転支援システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-46079号公報
特許文献1の運転支援システムによれば、携帯端末で検出される運転情報を解析し、対応する安全運転教育コンテンツを選択して運転者に配信するため、運転者や車両が替わった場合でも、運転の改善に有効な教育情報を各運転者に配信することが可能である。しかしながら、予め準備されている複数の安全運転教育コンテンツの中から各運転者に対応する教育情報が選択されて配信されるものであるため、運転者の安全運転に関する学習効果を高めるものとしては必ずしも十分であるとは言えない場合もある。
本発明は、車両の安全運転に関する運転者の学習効果を高めることが可能な情報処理システム、情報端末、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、
車両の走行データを取得する取得部と、
前記取得部により取得される前記走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行う診断処理部と、
前記診断処理部による前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記車両のユーザの情報端末へ送信する診断情報送信部と、
受信部と、を備え、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記受信部は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報端末から受信する、
情報処理システムである。
本発明は、
車両のユーザに所持される情報端末であって、
前記車両の運転診断処理の結果に基づく診断情報を情報処理システムから受信する受信部と、
送信部と、を備え、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記送信部は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する、
情報端末である。
本発明は、
車両のユーザに所持される情報端末と、情報処理システムと、による情報処理方法であって、
前記情報処理システムが、前記車両の走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行い、前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記情報端末へ送信し、
前記情報端末が、前記診断情報を受信し、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記情報端末が、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する、
情報処理方法である。
本発明は、
情報処理システムのコンピュータに、
車両の走行データを取得し、
前記走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行い、
前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記車両のユーザの情報端末へ送信し、
受信する、
処理を実行させるための情報処理プログラムであって、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記受信する処理は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報端末から受信する処理である、
情報処理プログラムである。
本発明は、
車両のユーザに所持される情報端末のコンピュータに、
前記車両の運転診断処理の結果に基づく診断情報を情報処理システムから受信し、
前記情報処理システムへ情報を送信する、
処理を実行させるための情報処理プログラムであって、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記情報処理システムへ情報を送信する処理は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する処理を含む、
情報処理プログラムである。
本発明によれば、車両の安全運転に関する運転者の学習効果を高めることが可能な情報処理システム、情報端末、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
本実施形態の情報処理システムを含む車両情報システムの構成図である。 図1に示す情報処理システムのブロック図である。 図1に示す情報端末のブロック図である。 車両情報システムにおける学習コンテンツの蓄積動作の一例を示すシーケンス図である。 車両情報システムにおける学習コンテンツの共有動作の一例を示すシーケンス図である。 情報端末の処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理システムの運転診断処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理システムによる学習コンテンツの提供処理の一例を示すフローチャートである。 情報端末のタッチパネルに表示される診断待機画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される診断情報画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される学習コンテンツ作成画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される投稿選択画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される共有者選択画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される学習コンテンツ紹介画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される投稿コンテンツ画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される学習画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される評価画面の一例を示す図である。 情報端末のタッチパネルに表示される評価結果画面の一例を示す図である。
以下、本発明の情報処理システムの一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である情報処理システム10を含む車両情報システム100の構成図である。
図1に示すように、車両情報システム100は、情報処理システム10と、当該情報処理システム10にインターネット(公衆ネットワーク)を介して接続可能な情報端末E1,E2,E3,…と、を備える。車両情報システム100における情報処理システム10は、例えば、車両M1の走行データを取得
し、取得された走行データに基づいて、車両M1を運転したユーザU1の運転に関して運転診断処理を行う。情報処理システム10は、例えば、外部サーバESに設けられている。車両M1は、例えば、車両M1の所有者であるユーザU1が運転する二輪車である。ユーザU1は、例えば、情報端末E1を所有している。情報端末E1は、例えば、ユーザU1が車両M1に乗車する際に携帯され、情報端末E1を携帯したユーザU1が車両M1を運転することにより車両M1の走行データを取得することができるように構成されている。情報端末E1で取得された車両M1の走行データは、インターネットを介して情報処理システム10へ送信される。情報処理システム10に蓄積された車両M1の走行データに関連する情報は、例えば、ユーザU1以外のユーザU2,U3等にも共有され得る。ユーザU2,U3は、ユーザU1の情報端末E1と同様の機能を有する情報端末E2,E3を有する。情報処理システム10に蓄積された車両M1の走行データに関連する情報は、インターネットを介して情報処理システム10から情報端末E2,E3へ送信される。
<情報処理システム10の機能ブロック図>
図2に示すように、情報処理システム10は、情報処理制御部20と、記憶部27と、通信インタフェース28と、を備える。情報処理制御部20は、取得部21と、診断処理部22と、診断情報送信部23と、受信部24と、コンテンツ送信部25と、評価送信部26と、を有する。
情報処理制御部20は、信号処理を行う回路であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサとメモリが搭載されている。情報処理制御部20は、メモリから読みだしたプログラムをプロセッサが実行することにより、情報処理システム10の全体の制御を司る。
メモリには、例えば、メインメモリ及び補助メモリが含まれる。メインメモリは、例えばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリは、プロセッサのワークエリアとして使用される。補助メモリは、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。補助メモリには、情報処理システム10を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてプロセッサによって実行される。
取得部21は、インターネットを介してユーザU1の情報端末E1から送信されてくる車両M1の走行データを取得する。走行データには、例えば、車両の挙動データや、車両の走行位置データなどが含まれる。車両の挙動データとしては、車両の加減速、加速度、操舵状況、車速等のデータが挙げられる。車両の走行位置データとしては、地図情報と対応する車両の位置座標等のデータが挙げられる。
診断処理部22は、取得部21で取得された車両M1の走行データに基づいて、車両M1を運転したユーザU1の運転内容に対する運転診断処理を行う。診断処理部22による運転診断処理の結果に基づく診断情報としては、例えば、車両M1の走行距離、走行時間、急ブレーキの回数、急発進の回数、急ハンドルの回数、車線変更の回数、最高速度等の情報が挙げられる。また、診断情報には、運転診断処理において検出された「特定事象」に基づいた運転に関する学習コンテンツの作成をユーザ(運転者)に要求する「要求情報」が含まれ得る。「特定事象」には、ユーザによる車両の運転中において発生した車両の危険運転及び車両の危険事象を回避するための運転(危険回避運転)のいずれかが少なくとも含まれる。特定事象であるか否かは、例えば、急ブレーキの行使タイミングと車両の走行位置との関係や、急ハンドルの行使タイミングと車両の走行位置との関係等に基づいて判定される。学習コンテンツには、例えば、検出された車両の危険運転や危険回避運転に基づいて安全運転に対する意識を高めるための学習問題(質問とその回答)や、危険状況を文章化したテキスト情報、イラスト化した情報、音声化した情報等の、情報端末(例えば情報端末E2,E3)で再生可能な学習用の各種のコンテンツが含まれる。「要求情報」は、これらの学習コンテンツの作成を運転者自身に要求するものである。
危険回避運転とは、閾値以上の挙動データが検出されても、それが車両周囲の状況から危険回避のための予測行動であると判定された場合には危険運転と判定せずに危険回避運転(予防運転行動)とみなされる運転のことをいう。例えば、危険回避運転には、交通参加者との接触回避、気象状況や路面状況の変動に応じた運転、急な歩行者の飛び出しを想定して前もって急ブレーキを掛ける運転、交差点の先が詰まっている場合に交差点前で停止(減速)する運転、交差点で対向車が右折しようとしている場合に停止(減速)する運転などが含まれる。
診断情報送信部23は、診断処理部22により生成された診断情報を、インターネットを介して車両M1のユーザU1の情報端末E1へ送信する。この診断情報を受信したユーザU1は、診断情報に含まれる要求情報に応じて、例えば、その要求情報に関する運転状況を思い返しながら特定事象に基づいた学習コンテンツを作成する。
受信部24は、要求情報に応じてユーザU1によって作成された学習コンテンツを、インターネットを介してユーザU1の情報端末E1から受信する。
コンテンツ送信部25は、受信部24によって受信された学習コンテンツを、その学習コンテンツを作成したユーザU1とは異なるユーザ(例えば、ユーザU2,U3等)の情報端末(例えば、情報端末E2,E3等)へインターネットを介して送信する。ユーザU1の作成した学習コンテンツが送信される異なるユーザには、例えば、ユーザU1の運転における特定事象の発生場所に対応したルートを車両で走行する予定のユーザが含まれる。対応するルートは発生場所を通るルートだけでなく発生場所の近くを通るルートを含んでもよい。また、異なるユーザには、例えば、ユーザU1の車両M1と同じ又は類似のタイプの車両を運転するユーザが含まれる。また、異なるユーザには、ユーザU1と同一又は類似の運転傾向を有するユーザが含まれる。ユーザの運転傾向は、予め登録されている各ユーザの年齢、性別、性格等に基づいて判定されてもよいし、蓄積されている様々なユーザの各種情報から自動判定されてもよい。この学習コンテンツを受信したユーザU2,U3は、例えば、その学習コンテンツを評価し、評価結果を情報処理システム10へ送信する。
受信部24は、ユーザU2,U3から送信されてくる学習コンテンツに対する評価結果を受信する。評価送信部26は、ユーザU2,U3の学習コンテンツに対する評価結果が所定条件を満たす(例えば、高評価である)場合に、その評価結果をユーザU1の情報端末E1へ送信する。
記憶部27は、例えば、情報端末E1及びその所有者であるユーザU1に関する情報、情報端末E2及びその所有者であるユーザU2に関する情報、情報端末E3及びその所有者であるユーザU3に関する情報がそれぞれ対応付けて登録されている。ユーザU1,U2,U3に関する情報には、例えば、ユーザの住所、年齢、性別、性格、運転する車両の種類、使用頻度の高い走行ルート、過去の走行データから判定されるユーザの性格等が含まれる。
通信インタフェース28は、インターネットを介して情報端末E1,E2,E3との間で通信を行うための通信インタフェースである。
<情報端末E1,E2,E3の機能ブロック図>
図3に示すように、情報端末E1(E2,E3)は、情報端末制御部30と、センサ部33と、ユーザ入出力部34と、記憶部35と、通信インタフェース36と、を備える。情報端末制御部30は、送信部31と、受信部32と、を有する。センサ部33は、加速度センサ33a、ジャイロセンサ33b、速度センサ33c、GPS(Global Positioning System)センサ33d等を有する。情報端末E1(E2,E3)は、スマートフォンやタブレット端末等である。
情報端末制御部30は、信号処理を行う回路であり、例えば、CPU等のプロセッサとメモリが搭載されている。情報端末制御部30は、メモリから読みだしたプログラムをプロセッサが実行することにより、情報端末E1(E2,E3)の全体の制御を司る。メモリには、例えば、メインメモリ及び補助メモリが含まれる。メインメモリは、例えばRAMで構成され、プロセッサのワークエリアとして使用される。補助メモリは、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。補助メモリには、情報端末E1(E2,E3)を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてプロセッサによって実行される。
センサ部33の加速度センサ33aは、車両の加速時又は減速時に働く慣性力を計測することにより車両の加速度を検出する。ジャイロセンサ33bは、車両のハンドル操作時のコリオリ力を計測することによりハンドル操舵の角速度を検出する。速度センサ33cは、車両の走行速度を検出する。GPSセンサ33dは、GPS信号に基づいて情報端末E1(E2,E3)の位置情報を検出することにより車両の走行位置を検出する。
ユーザ入出力部34は、例えば、ユーザUからの操作入力を受け付ける入力デバイスや、ユーザUへ情報を出力する出力デバイスなどを含む。入力デバイスは、例えば、情報端末E1(E2,E3)の端末表示部上のタッチパネルなどにより実現することができる。出力デバイスは、例えば、情報端末E1(E2,E3)の端末表示部(タッチパネル)やスピーカなどにより実現することができる。
情報端末制御部30は、センサ部33によって検出される車両の挙動データと車両の走行位置データに基づいて車両の走行データを生成する。また、情報端末制御部30は、情報処理システム10の診断処理部22により生成された診断情報に含まれる要求情報に応じ、ユーザU1がユーザ入出力部34のタッチパネルを介して操作入力する操作信号に従って特定事象に関連する学習コンテンツを生成する。また、情報端末制御部30は、情報処理システム10から送信されてくるユーザU1の学習コンテンツに対して、ユーザU2,U3がユーザ入出力部34のタッチパネルを介して操作入力する操作信号に従って学習コンテンツに対する評価結果を生成する。
送信部31は、センサ部33の検出データに基づいて生成された車両の走行データを、インターネットを介して情報処理システム10へ送信する。また、送信部31は、要求情報に応じて生成された特定事象に関連する学習コンテンツを、インターネットを介して情報処理システム10へ送信する。また、送信部31は、学習コンテンツに対して生成された評価結果を、インターネットを介して情報処理システム10へ送信する。
受信部32は、情報処理システム10の診断処理部22により生成された診断情報を、インターネットを介して情報処理システム10から受信する。また、受信部32は、情報処理システム10に蓄積されている学習コンテンツの中から選択された所定の学習コンテンツを、インターネットを介して情報処理システム10から受信する。また、受信部32は、情報処理システム10に蓄積されている学習コンテンツに対する評価結果の中から所定の評価結果を、インターネットを介して情報処理システム10から受信する。
記憶部35は、例えば、各ユーザ(ユーザU1,U2,U3を含む)が車両を運転した際に取得された車両の走行データが走行日時と対応付けて記憶されている。また、車両を運転したユーザにより作成された学習コンテンツと、その学習コンテンツに対して他のユーザにより作成された評価結果が記憶されている。また、記憶部35には、地図情報のデータベースが保存されている。
通信インタフェース36は、インターネットを介して情報処理システム10との間で通信を行うための通信インタフェースである。
なお、情報端末E1(E2,E3)には、車両の走行データに基づいて作成される学習コンテンツ情報を情報処理システム10との間で送受信することが可能なアプリケーションがインストールされている。このアプリケーションは、例えば、情報処理システム10に保存されており、インターネットを介して情報処理システム10から情報端末E1(E2,E3)にダウンロードすることが可能である。
<車両情報システム100における学習コンテンツの蓄積動作>
次に、図4のシーケンス図を参照して、車両情報システム100における学習コンテンツの蓄積動作の一例を説明する。
車両情報システム100における学習コンテンツの蓄積動作は、例えば、車両M1に乗車したユーザU1の運転走行が終了したときに開始される。運転走行の終了時とは、ユーザU1が目的地に到着したときである。目的地への到着とは、例えば、走行開始前に予め入力しておいた走行目的地への到着である。
ユーザU1に携帯される情報端末E1は、センサ部33によって検出された車両M1の挙動データと走行位置データとに基づいて車両M1の走行データを生成する(ステップS11)。情報端末E1は、生成した車両M1の走行データを情報処理システム10へ送信する(ステップS12)。
情報処理システム10は、ステップS12において受信した車両M1の走行データに基づいて、ユーザU1の運転に対する運転診断処理を行う(ステップS13)。図に示す本例では、運転診断処理を行った結果、その運転診断処理の結果に基づく診断情報中に特定事象(例えば、危険運転や危険回避運転など)が含まれていた場合について以下に説明する。情報処理システム10は、特定事象に基づいた運転に関する学習コンテンツの作成をユーザU1に要求する要求情報を含む診断情報を情報端末E1へ送信する(ステップS14)。
情報端末E1は、ステップS14における情報処理システム10からの診断情報を受信し、その診断情報に含まれる運転診断処理の結果(診断結果)と、診断情報に含まれる特定事象に基づく学習コンテンツの作成を要求する要求情報(作成要求)と、をタッチパネルに表示する(ステップS15)。タッチパネルに表示される診断情報については図10で後述する。
ここで、ステップS15において情報端末E1に表示された診断情報における学習コンテンツの作成要求に応じて、例えば、ユーザU1が所定の学習コンテンツの作成を完了させたとする。学習コンテンツの作成については図11で後述する。
情報端末E1は、作成された学習コンテンツを情報処理システム10へ投稿する学習コンテンツとして受け付ける(ステップS16)。情報端末E1は、ステップS16において受け付けた学習コンテンツを情報処理システム10へ送信する(ステップS17)。
情報処理システム10は、ステップS17において受信した学習コンテンツを記憶部27に蓄積する(ステップS18)。
<車両情報システム100における学習コンテンツの共有動作>
次に、図5のシーケンス図を参照して、車両情報システム100における学習コンテンツの共有動作の一例を説明する。
車両情報システム100における学習コンテンツの共有動作は、例えば、上述した図4の学習コンテンツの蓄積動作の後に、ユーザU2の情報端末E2あるいはユーザU3の情報端末E3から学習コンテンツの要求があった場合に開始される。学習コンテンツの要求があった場合とは、例えば、ユーザU2あるいはユーザU3が自身で車両を運転するその走行開始前に、それぞれの携帯する情報端末E2,E3に走行目的地を入力し、その入力情報が情報端末E2,E3から情報処理システム10へ送信された場合のことをいう。図に示す本例では、ユーザU2の情報端末E2から学習コンテンツの要求があった場合について以下に説明する。
情報処理システム10は、記憶部27に蓄積されている学習コンテンツの中からユーザU2に提供する学習コンテンツを選択し、選択した学習コンテンツをユーザU2の情報端末E2へ送信する(ステップS21)。
ユーザU2の情報端末E2は、ステップS21において受信した学習コンテンツを情報端末E2のタッチパネルに再生する(ステップS22)。
ステップS22において情報端末E2に再生された学習コンテンツに対して、例えば、ユーザU2が学習コンテンツの内容について評価を行ったとする。
情報端末E2は、ユーザU2によって作成された学習コンテンツに対する評価内容を情報処理システム10へ投稿するユーザ評価として受け付ける(ステップS23)。図に示す本例では、ユーザU2の評価結果が高評価であったとする。情報端末E2は、ステップS23において受け付けた評価結果(高評価)を情報処理システム10へ送信する(ステップS24)。
情報処理システム10は、ステップS24において受信した評価結果(高評価)を記憶部27に蓄積する(ステップS25)。情報処理システム10は、ステップS24において受信した評価結果(高評価)をユーザU1の情報端末E1へ送信する(ステップS26)。
情報端末E1は、ステップS26において受信した評価結果(高評価)を情報端末E1のタッチパネルに表示する(ステップS27)。
<情報端末E1の処理>
次に、ユーザU1が情報端末E1を携帯して車両M1を運転する場合の情報端末E1の処理の一例を図6に示すフローチャートを参照して説明する。
情報端末E1は、車両M1に乗車したユーザU1の運転走行が終了したか否か判定する(ステップS31)。運転走行が終了したか否かは、図4の最初で説明したように、例えば、ユーザU1が走行開始前に予め入力しておいた目的地に到着したか否かで判定する。目的地への到着は、GPSセンサ33dによって検出される位置情報と記憶部35に保存される地図情報とに基づいて検出することが可能である。
ステップS31において、運転走行が終了していない場合(ステップS31:No)には、情報端末E1は、運転走行が終了するまでステップS31の処理を繰り返して待機する。
ステップS31において、運転走行が終了した場合(ステップS31:Yes)には、情報端末E1は、その運転の走行履歴である車両M1の挙動データと走行位置データとに基づいて車両M1の走行データを生成する(ステップS32)。挙動データは、センサ部33(加速度センサ33a、ジャイロセンサ33b、速度センサ33c、GPSセンサ33d等)によって検出される車両M1の加減速、加速度、操舵状況、車速等である。走行位置データは、地図情報と対応する車両M1の位置座標等である。本ステップS32は、図4のステップS11に対応する。
次に、情報端末E1は、生成した車両M1の走行データを情報処理システム10へ送信する(ステップS33)。本ステップS33は、図4のステップS12に対応する。
次に、情報端末E1は、ステップS33において送信した車両M1の走行データに対する情報処理システム10の運転診断処理の結果に基づく診断情報を情報処理システム10から受信したか否か判定する(ステップS34)。
ステップS34において、診断情報を受信していない場合(ステップS34:No)には、情報端末E1は、診断情報を受信するまでステップS34の処理を繰り返して待機する。
ステップS34において、診断情報を受信した場合(ステップS34:Yes)には、情報端末E1は、その診断情報に含まれる診断結果等を情報端末E1のタッチパネルに表示する(ステップS35)。本ステップS34は、図4のステップS15に対応する。タッチパネルに表示される診断結果等については図10で後述する。
次に、情報端末E1は、受信した診断情報の中に特定事象に基づいた学習コンテンツの作成を要求する要求情報が含まれているか否か判定する(ステップS36)。
ステップS36において、要求情報が含まれていない場合(ステップS36:No)には、情報端末E1は、本例の処理を終了する。
ステップS36において、要求情報が含まれている場合(ステップS36:Yes)には、情報端末E1は、特定事象に基づいた学習コンテンツを作成するための作成画面を情報端末E1のタッチパネルに表示する(ステップS37)。学習コンテンツの作成画面については図11で後述する。
次に、情報端末E1は、ユーザU1による学習コンテンツの作成が完了したか否か判定する(ステップS38)。
ステップS38において、学習コンテンツの作成が完了していない場合(ステップS38:No)には、情報端末E1は、作成が完了するまで待機する。
ステップS38において、学習コンテンツの作成が完了した場合(ステップS38:Yes)には、情報端末E1は、作成された学習コンテンツを情報処理システム10へ送信する(ステップS39)。本ステップS39は、図4のステップS17に対応する。学習コンテンツを送信する際の画面操作については図12と図13で後述する。
なお、図示は省略するが、情報端末E1は、送信した学習コンテンツに対して、その学習コンテンツを見た別のユーザ(例えば、ユーザU2,U3等)から所定の評価結果を受信した場合には、その受信した評価結果を情報端末E1のタッチパネルに表示する。この評価結果の表示処理は、図5のステップS27に対応する。
<情報処理システム10の運転診断処理>
次に、情報端末E1で生成された車両M1の走行データに対する情報処理システム10の運転診断処理の一例を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
情報処理システム10は、所定の情報端末で生成された車両の走行データを受信したか否か判定する(ステップS41)。所定の情報端末とは、予め所定のアプリケーションをインストールすることで登録されている情報端末(例えば、情報端末E1,E2,E3等)である。
ステップS41において、走行データを受信していない場合(ステップS41:No)には、情報処理システム10は、走行データを受信するまでステップS41の処理を繰り返して待機する。
ステップS41において、走行データを受信した場合(ステップS41:Yes)には、情報処理システム10は、診断処理部22によって、受信した走行データに基づいてそのユーザの運転に対する運転診断処理を行う(ステップS42)。図に示す本例では、ステップS41において、車両M1を運転したユーザU1の情報端末E1から走行データを受信した場合について説明する。
次に、情報処理システム10は、運転診断処理の結果に基づく診断情報を生成する(ステップS43)。診断情報には、上述したように、例えば、ユーザU1が車両M1を運転した距離、時間、急ブレーキを掛けた回数、急発進した回数、急ハンドルを切った回数、車線変更を行った回数、走行中における最高速度、平均速度等が含まれる。
次に、情報処理システム10は、ステップS43において生成した診断情報中に特定事象が検知されるか否か判定する(ステップS44)。特定事象とは、上述したように、ユーザU1の運転において、危険な運転であると判定される事象及び危険を回避する運転であると判定される事象の少なくともいずれかを含む事象である。
ステップS44において、診断情報中に特定事象が検知される場合(ステップS44:Yes)には、情報処理システム10は、その特定事象に基づく学習コンテンツの作成をユーザU1に要求する要求情報を上記ステップS43で生成した診断情報中に診断情報の一部として格納する(ステップS45)。要求情報は、例えば、ユーザU1に対するテキスト情報として格納するとともに、情報端末E1の情報端末制御部30に対する要求信号として格納する。
次に、情報処理システム10は、ステップS45において生成した診断情報をユーザU1の情報端末E1に送信する(ステップS46)。
一方、ステップS44において、診断情報中に特定事象が検知されない場合(ステップS44:No)には、情報処理システム10は、そのままステップS46へ進み、ステップS43で生成した診断情報をユーザU1の情報端末E1に送信する。
なお、図示は省略するが、情報処理システム10は、送信した診断情報に対してユーザU1が学習コンテンツを作成し、その作成した学習コンテンツを返信した場合には、返信された学習コンテンツを記憶部27に蓄積する。この学習コンテンツの蓄積処理は、図4のステップS18に対応する。
<情報処理システム10による学習コンテンツの提供処理>
次に、蓄積した学習コンテンツを複数のユーザと共有するために行う情報処理システム10による学習コンテンツの提供処理の一例を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
情報処理システム10は、所定の情報端末から学習コンテンツの要求があったか否か判定する(ステップS51)。所定の情報端末とは、予め所定のアプリケーションをインストールすることで登録されている情報端末(例えば、情報端末E1,E2,E3等)である。学習コンテンツの要求とは、図5で上述したように、例えば、ユーザU2あるいはユーザU3が車両を運転するその走行開始前に、それぞれの携帯する情報端末E2,E3に走行目的地を入力し、その入力情報が情報端末E2,E3から情報処理システム10へ送信されることである。
ステップS51において、学習コンテンツの要求がない場合(ステップS51:No)には、情報処理システム10は、学習コンテンツの要求があるまでステップS51の処理を繰り返して待機する。
ステップS51において、学習コンテンツの要求があった場合(ステップS51:Yes)には、情報処理システム10は、記憶部27に蓄積されている学習コンテンツの中から、学習コンテンツを要求する情報端末の所有者(ユーザ)に適した学習コンテンツを選択する(ステップS52)。情報端末の所有者(ユーザ)に適した学習コンテンツとは、そのユーザの走行目的地までの走行ルートと同一又は近いルートに関して作成された特定事象に基づく学習コンテンツ、そのユーザの車両と同一又は類似の車両に関して作成された学習コンテンツ、そのユーザの運転傾向と同一又は類似の運転傾向のユーザに関連して作成された学習コンテンツ等である。図に示す本例では、ユーザU2の情報端末E2から学習コンテンツの要求があった場合について説明する。したがって、情報処理システム10は、蓄積されている学習コンテンツの中からユーザU2に適した学習コンテンツを選択する。
次に、情報処理システム10は、ステップS52において選択した学習コンテンツをユーザU2の情報端末E2へ送信する(ステップS53)。
次に、情報処理システム10は、ステップS53において送信した学習コンテンツに対するユーザU2の評価結果を情報端末E2から受信したか否か判定する(ステップS54)。学習コンテンツに対するユーザの評価結果については図17で後述する。
ステップS54において、評価結果を受信していない場合(ステップS54:No)には、情報処理システム10は、本提供処理を終了する。
ステップS54において、評価結果を受信した場合(ステップS54:Yes)には、情報処理システム10は、その受信した評価結果を記憶部27に蓄積する(ステップS55)。本ステップS54は、図5のステップS25に対応する。
次に、情報処理システム10は、受信した評価結果が所定評価以上の評価結果であるか否か判定する(ステップS56)。
ステップS56において、所定評価以上の評価結果ではない場合(ステップS56:No)には、情報処理システム10は、ステップS56の判定を繰り返して待機する。なお、所定評価以上の評価結果を受信できない期間が所定時間経過した場合には本例の処理を終了する。
ステップS56において、所定評価以上の評価結果である場合(ステップS56:Yes)には、情報処理システム10は、その評価結果を学習コンテンツの作成者の情報端末へ送信する(ステップS57)。例えば、ステップS53においてユーザU2の情報端末E2に送信された学習コンテンツがユーザU1により作成された学習コンテンツである場合には、ユーザU2の評価結果は、ユーザU1の情報端末E1へ送信される。本ステップS57は、図5のステップS26に対応する。作成者の情報端末に送信される評価結果については図18で後述する。
<情報端末に表示される画面>
次に、上述した図4から図8に示す各部の処理において、情報端末のタッチパネルに表示される表示画面の一例について、図9から図18を参照して説明する。
図9は、情報端末E1のタッチパネル34aに表示される診断待機画面41の一例である。診断待機画面41は、図4のステップS13及び図7のステップS42における情報処理システム10の運転診断処理時において情報端末E1のタッチパネル34aに表示される画面である。
情報端末E1は、図6に示すように、走行終了時にステップS32において生成した走行データを情報処理システム10へ送信する(ステップS33)。走行データが送信されると情報処理システム10において、走行データに対する運転診断処理が行われる(図4のステップS13及び図7のステップS42)が、その運転診断処理が行われている期間、すなわち図6におけるステップS34の処理中に、情報端末E1は、診断待機画面41をタッチパネル34aに表示する。
図9に示すように、診断待機画面41には、ユーザU1による車両M1の運転内容(走行データ)を検知し、その運転について診断していることをユーザU1に報知するテキスト情報41aが、例えば「運転を検知しました! 運転診断中・・・」のように表示される。なお、運転に対する診断結果を表示する必要がない場合には、診断待機画面41に表示される「止める」ボタン41bをタッチすることにより診断結果の表示を中止することが可能である。
図10は、情報端末E1のタッチパネル34aに表示される診断情報画面42の一例である。診断情報画面42は、図4におけるステップS15の処理及び図6におけるステップS35の処理においてタッチパネル34aに表示される画面である。
情報端末E1は、図4のステップS14及び図6のステップS34:Yesにおいて、走行データに対する診断情報を情報処理システム10から受信する。情報端末E1は、受信した走行データに対する診断情報をタッチパネル34aに表示する。
図10に示すように、診断情報画面42には、例えば、今回の運転でユーザU1が車両M1を走行した走行時間「29min」、走行距離「24km」、模範的な運転操作回数「Good2回」等の情報が診断結果42aとして表示される。また、診断情報画面42には、運転に関する学習コンテンツの作成をユーザU1に要求する要求情報42bが表示される。例えば、運転中に特定事象(危険運転及び危険回避運転)が発生した場合に、その特定事象に基づく学習コンテンツの作成を要求する要求情報が表示される。具体的には、「今日は、大きなGが発生しました。ヒヤリ体験なら投稿してみますか?」のように、運転中に例えば急ブレーキや急発進によるGが検出されたことを特定事象と判定して、その際の状況を思い出して注意すべきことについての学習コンテンツの作成を求めるテキスト情報が表示される。また、診断情報画面42には、要求情報42bに対してヒヤリ体験の投稿をするか否かを選択する「する」ボタン42cと「しない」ボタン42dが表示される。
なお、図10に示す本例では、診断情報画面42に表示される診断情報をテキスト情報として表示しているが、この他に例えば、イラストとして表示したり、音声情報として出力したりしてもよい。
図11は、情報端末E1のタッチパネル34aに表示される学習コンテンツ作成画面43の一例である。学習コンテンツ作成画面43は、図6におけるステップS37の処理においてタッチパネル34aに表示される画面である。
情報端末E1は、図6に示すように、情報処理システム10から受信した診断情報に含まれる診断結果等をステップS35においてタッチパネル34aに表示する。タッチパネル34aに表示される診断結果等の一例が、図10に示した診断情報画面42である。情報端末E1は、図10に示す診断情報画面42において、要求情報42bに対しヒヤリ体験の投稿を行う「する」ボタン42cがユーザU1によって押された場合に、図11に示す学習コンテンツ作成画面43をタッチパネル34aに表示する。
図11に示すように、学習コンテンツ作成画面43には、例えば、学習コンテンツの作成を促すメッセージとして「素材を使って危険な場面をつくろう」のようなテキスト情報43aが表示される。これに対して、ユーザU1が、例えば、車両、交差点、標識などのパーツが用意されたお絵かきツールを用いて、危険運転(特定事象)が発生した状況を表す学習コンテンツ画像43bをタッチパネル34aに作成する。作成する学習コンテンツの内容は、画像のみに限定されず、例えば、画像にテキスト情報が加えられた問題形式の学習コンテンツや、テキスト情報のみの学習コンテンツであってもよい。また、学習コンテンツ作成画面43には、学習コンテンツの作成が完了したときに押す「完成」ボタン43cが表示される。なお、ユーザU1が学習コンテンツを作成する場所は、情報端末E1のタッチパネル34aに限定されず、例えば、パーソナルコンピュータで作成して、その作成データを情報端末E1へ送信するようにしてもよい。
図12は、情報端末E1のタッチパネル34aに表示される投稿選択画面44の一例である。投稿選択画面44は、図6におけるステップS38の処理において学習コンテンツの作成が完了し、図11の学習コンテンツ作成画面43における「完成」ボタン43cがユーザU1によって押された場合に、タッチパネル34aに表示される画面である。
情報端末E1は、図11の学習コンテンツ作成画面43における「完成」ボタン43cが押された場合に、完成された学習コンテンツ(例えば、学習コンテンツ画像43b)をユーザU1以外の他のユーザと共有してもよいかどうかユーザU1に確認する。情報端末E1は、ユーザU1への確認画面として投稿選択画面44をタッチパネル34aに表示する。
図12に示すように、投稿選択画面44には、学習コンテンツを他のユーザと共有してもよいかを伺う「共有してみますか?」のようなテキスト情報44aと、ユーザU1によって作成された学習コンテンツ画像44bが表示される。また、投稿選択画面44には、共有するか否かを選択するための「する」ボタン44c及び「しない」ボタン44dが表示される。
図13は、情報端末E1のタッチパネル34aに表示される共有者選択画面45の一例である。共有者選択画面45は、図12の投稿選択画面44において学習コンテンツを共有「する」ボタン44cが押された場合にタッチパネル34aに表示される画面である。
図13に示すように、共有者選択画面45には、どのような人(ユーザ)と学習コンテンツを共有したいかを伺う「どんな人に共有しますか?」のようなテキスト情報45aが表示される。そして、例えば、ユーザの特徴例を表示した選択ボタン45b~45eが表示される。具体的なユーザの特徴例としては、例えば、選択ボタン45bに示す、ユーザU1の走行ルートと近いルートを走行することが多いユーザ、選択ボタン45cに示す、ユーザU1と運転経年が近いユーザ、選択ボタン45dに示す、ユーザU1の運転傾向が似ているユーザ、選択ボタン45eに示す、ユーザU1と同じ型のバイクを運転しているユーザ等が挙げられる。ユーザU1は、選択ボタン45b~45eの中からユーザU1が作成した学習コンテンツを共有してもよいユーザのタイプを選択する。選択ボタンの選択は複数選択であってもよい。また、共有者選択画面45には、作成した学習コンテンツ及び選択した共有者を情報処理システム10へ送信するための送信ボタン45fが表示される。
情報端末E1は、送信ボタン45fが押された場合に、図4におけるステップS17の処理及び図6におけるステップS39の処理において、作成した学習コンテンツ及び選択した共有者を情報処理システム10へ送信する。
図14は、情報端末E2のタッチパネル34aに表示される学習コンテンツ紹介画面46の一例である。学習コンテンツ紹介画面46は、図5におけるステップS21の処理及び図8におけるステップS53の処理によって、情報処理システム10から情報端末E2へ学習コンテンツが送信された場合に、図5におけるステップS22の処理においてその学習コンテンツが表示される前にタッチパネル34aに表示される紹介画面である。
情報処理システム10は、図8におけるステップS52の処理において、記憶部27に蓄積されている学習コンテンツの中からユーザU2に提供する学習コンテンツを選択する。情報処理システム10は、図13の共有者選択画面45でユーザU1が選択したタイプの共有者に基づいて、ユーザU2に提供する所定の学習コンテンツを選択する。情報処理システム10は、選択した学習コンテンツを図5におけるステップS21の処理及び図8におけるステップS53の処理で情報端末E2へ送信する。情報端末E2は、図5におけるステップS22の処理において、情報処理システム10から受信した学習コンテンツをタッチパネル34aに表示する前に学習コンテンツ紹介画面46を表示する。
図14に示すように、学習コンテンツ紹介画面46には、学習コンテンツが投稿されたことを報知する、例えば「こんにちは! 今日、タンサニー(ユーザU2)さんの近くで危ない場面が投稿されました。 見ますか?」のようなテキスト情報46aが表示される。また、学習コンテンツ紹介画面46には、見るか見ないかを選択するための「見る」ボタン46b及び「見ない」ボタン46cが表示される。
図15は、情報端末E2のタッチパネル34aに表示される投稿コンテンツ画面47の一例である。投稿コンテンツ画面47は、図14の学習コンテンツ紹介画面46における「見る」ボタン46bがユーザU2によって押された場合に、タッチパネル34aに表示される画面である。
情報端末E2は、図14の学習コンテンツ紹介画面46における「見る」ボタン46bが押された場合に、図5におけるステップS21の処理及び図8におけるステップS53の処理により情報処理システム10から情報端末E2へ送信された学習コンテンツを、図5におけるステップS22の処理において投稿コンテンツ画面47としてタッチパネル34aに表示する。
図15に示すように、投稿コンテンツ画面47には、投稿されたコンテンツについて学習することを促す、例えば「こんな場面でした。これに近い学習をしていきましょう。」のようなテキスト情報47aと、投稿された学習コンテンツ画像47bが表示される。また、投稿コンテンツ画面47には、学習するか否かを選択するための「学習する」ボタン47c及び「学習しない」ボタン47dが表示される。
図16は、情報端末E2のタッチパネル34aに表示される学習画面48の一例である。学習画面48は、図15の投稿コンテンツ画面47における「学習する」ボタン47cがユーザU2によって押された場合に、タッチパネル34aに表示される画面である。
図16に示すように、学習画面48には、図15においてタッチパネル34aに表示された学習コンテンツ画像47bに関連する学習問題を示す、例えば「追い越しの錯覚とはどういうことでしょうか」のようなテキスト情報48aと、追い越し場面を表す追越画像情報48bとが表示される。そして、その回答肢を示す選択ボタン48c~48fが表示される。具体的な回答肢としては、例えば、選択ボタン48cに示す「A)追い越す車が、近寄ってくるように見える」、選択ボタン48dに示す「B)追い越す車が、遠ざかるように見える」、選択ボタン48eに示す「錯覚は起きない」、選択ボタン48fに示す「気にする必要はない」等が挙げられる。ユーザU2は、選択ボタン48c~48fの中から問題に対する回答を選択する。また、学習画面48には、回答を情報処理システム10へ送信するための送信ボタン48gが表示される。
図17は、情報端末E2のタッチパネル34aに表示される評価画面49の一例である。評価画面49は、図16の学習画面48における送信ボタン48gがユーザU2によって押された場合に、タッチパネル34aに表示される画面である。
図17に示すように、評価画面49には、図16において学習した内容に対するユーザU2の評価を求める評価項目49aが表示される。評価項目としては、例えば、「挙げられた事象の遭遇しやすさ」、「学習コンテンツのわかりやすさ」、「学習コンテンツの自分への貢献度」などが表示される。また、評価画面49には、「いいね!」ボタン49bが表示される。
情報端末E2は、図5におけるステップS23の処理において、ユーザU2によって作成された評価内容を受け付ける。そして、情報端末E2は、ステップS24の処理において、受け付けた評価内容に基づく評価結果を情報処理システム10へ送信する。
図18は、情報端末E1のタッチパネル34aに表示される評価結果画面50の一例である。評価結果画面50は、図5におけるステップS27の処理においてタッチパネル34aに表示される画面である。
情報処理システム10は、ユーザU1が投稿した学習コンテンツに対する他のユーザからの評価結果の中から高評価の結果を選択して、選択した高評価結果を図5におけるステップS26の処理において情報端末E1へ送信する。高評価の結果とは、例えば、図17の評価画面49に示す評価項目において、星3個以上の評価を獲得した評価結果である。
情報端末E1は、図5におけるステップS27に処理において、情報処理システム10から受信した高評価結果を評価結果画面50としてタッチパネル34aに表示する。
図18に示すように、評価結果画面50には、評価結果を示す、例えば「あなたの危険な場面がいいね!されました」のようなテキスト情報50aと、ユーザU1が投稿した学習コンテンツ画像50bとが表示される。
以上説明したように、情報処理システム10は、車両M1の走行データを車両M1のユーザU1の情報端末E1から取得し、取得した走行データに基づいて車両M1の運転診断処理を行い、運転診断処理の結果に基づく診断情報をユーザU1の情報端末E1へ送信する。診断情報は、運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成をユーザU1に要求する要求情報を含んでおり、情報処理システム10は、要求情報に応じてユーザU1によって作成された学習コンテンツを情報端末E1から受信する。この構成によれば、診断情報を受信したユーザU1に、例えば、診断情報に含まれた要求情報に関する運転状況を思い返させながら特定事象に基づいた学習コンテンツを作成させることができる。これにより、ユーザU1自身に発生した体験を客観視(追体験)させることができるため、ユーザU1の安全運転に関する学習効果を高めることができる。また、情報端末E1を介してユーザU1に学習コンテンツを作成させることにより、システム提供側のコンテンツ作成コストを削減することができる。さらに、ユーザU1に学習コンテンツを作成させることにより、作成された学習コンテンツに対する他のユーザ(例えば、ユーザU2,U3)の受容性(納得性)を向上させることができる。
また、運転診断処理において検出される特定事象は、車両M1の危険運転あるいは車両M1の危険回避運転に関する事象である。そして、ユーザU1に要求される学習コンテンツは、特定事象に基づく、すなわち車両M1の危険運転あるいは危険回避運転に関する事象に基づくコンテンツである。このため、ユーザU1に対して、危険運転と判定された場合と、危険予防運転を行ったと判定された場合とに応じて態様を異ならせる2種類の学習コンテンツの生成を要求することにより、ユーザU1の安全運転への気付き行動を促進させることができる。
また、情報処理システム10は、ユーザU1の情報端末E1から受信した学習コンテンツを、その学習コンテンツを作成したユーザU1とは異なる例えばユーザU2の情報端末E2へ送信する。このように、ユーザU1が作成した学習コンテンツを他のユーザU2と共有することにより、各ユーザの学習コンテンツを作成するモチベーションを向上させることができる。
また、学習コンテンツが送信される異なるユーザは、例えば、特定事象の発生場所に対応するルートを車両で走行する予定のユーザ、ユーザU1の車両M1と同じ又は類似のタイプの車両に乗車するユーザ、ユーザU1と同一又は類似の運転傾向を有するユーザ等である。このため、車両を運転するユーザは危険運転又は危険予防運転に関する学習コンテンツを事前に把握することが可能であり、安全運転に関するユーザの学習効果を高めることができる。
また、情報処理システム10は、ユーザU1が作成した学習コンテンツに対してユーザU1とは異なるユーザU2から得られた評価が高評価である場合に、高評価に基づく情報をユーザU1の情報端末E1へ送信する。これにより、作成した学習コンテンツに対して他者から得られる「いいね!」等の評価を、ユーザのコンテンツ作成に対する報奨とすることができ、安全運転に対する学習意欲を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、情報処理システム10が外部サーバESに設けられている場合について説明したが、これに限定されない。情報処理システム10は、例えば、車両M1に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、情報処理システム10が単一の装置で構成されている場合について説明したが、これに限定されない。情報処理システム10は複数の装置で構成されていてもよい。情報処理システム10が単一の装置で構成される場合には、コンテンツ送信部25と診断情報送信部23とを一体構成としてもよい。情報処理システム10が複数の装置で構成される場合には、取得部21、診断処理部22、診断情報送信部23、受信部24、及びコンテンツ送信部25のうち、受信部24とコンテンツ送信部25とを別の装置として構成してもよい。
また、上記実施形態では、ユーザU1が作成した学習コンテンツが情報処理システム10へ送信された場合、情報処理システム10がその学習コンテンツをユーザU1とは別のユーザU2の情報端末E2へ送信する場合について説明したが、これに限定されない。情報処理システム10は、例えば、その学習コンテンツを作成したユーザU1の情報端末E1へ送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両M1が二輪車である場合について説明したが、これに限定されない。車両M1は、例えば、三輪の自動車、又は四輪の自動車であってもよい。
また、上記実施形態では、センサ部33の例として加速度センサ33a、ジャイロセンサ33b、速度センサ33c、GPSセンサ33d等を挙げたがこれに限定されない。例えば、センサ部33には、車両M1に搭載される車載カメラ、レーダ、LiDAR(Light Detection and Ranging)等を含んでもよい。
また、上記実施形態では、情報端末E1をユーザU1が携帯して車両M1に乗車する場合について説明したが、これに限定されない。情報端末E1は、例えば、ユーザが乗車する車内(三輪の自動車、四輪の自動車)に持ち込んで所持される場合であってもよい。
なお、前述した実施形態で説明した情報処理方法は、予め用意された情報処理プログラムをコンピュータで実行することにより実現できる。本情報処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録され、記憶媒体から読み出されることによって実行される。また、本情報処理プログラムは、フラッシュメモリ等の非一過性の記憶媒体に記憶された形で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介して提供されてもよい。本情報処理プログラムを実行するコンピュータは、情報処理装置に含まれるものであってもよいし、情報処理装置と通信可能なスマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータ等の電子機器に含まれるものでもあってもよいし、これら情報処理装置及び電子機器と通信可能なサーバ装置に含まれるものであってもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 車両(車両M1)の走行データを取得する取得部(取得部21)と、
前記取得部により取得される前記走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行う診断処理部(診断処理部22)と、
前記診断処理部による前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記車両のユーザ(ユーザU1)の情報端末(情報端末E1)へ送信する診断情報送信部(診断情報送信部23)と、
受信部(受信部24)と、を備え、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記受信部は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報端末から受信する、
情報処理システム(情報処理システム10)。
(1)によれば、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、ユーザが自身の体験を客観視(追体験)できるため、安全運転に関する学習効果を高めることができる。また、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、システム提供側のコンテンツ作成コストが削減できるとともに、ユーザによる学習コンテンツの受容性(納得性)を向上させることができる。
(2) (1)に記載の情報処理システムであって、
前記特定事象は、前記車両の危険運転及び前記車両の危険回避運転の少なくともいずれかを含む、
情報処理システム。
(2)によれば、特定事象に応じた学習コンテンツ、例えば、危険運転と判定された場合と、危険予防運転を行ったと判定された場合とに応じて態様を異ならせる2種類のコンテンツを生成することで、ユーザの安全運転への気付き行動を促進することができる。
(3) (1)又は(2)に記載の情報処理システムであって、
前記取得部、前記診断処理部、前記診断情報送信部、及び前記受信部は、外部サーバ(外部サーバES)に設けられる、
情報処理システム。
(3)によれば、取得部、診断処理部、診断情報送信部、及び受信部を車両に搭載する構成と比べて、車載リソースの簡易化を図ることができる。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記受信部によって受信された前記学習コンテンツを、前記学習コンテンツを作成した第1ユーザ(ユーザU1)とは異なる第2ユーザ(ユーザU2,U3)の情報端末へ送信するコンテンツ送信部(コンテンツ送信部25)を備える、
情報処理システム。
(4)によれば、ユーザが作成した学習コンテンツを他のユーザに共有することで、学習コンテンツを作成するモチベーションを向上させることができる。
(5) (4)に記載の情報処理システムであって、
前記第2ユーザは、前記特定事象の発生場所に対応するルートを車両で走行する予定のユーザを含む、
情報処理システム。
(5)によれば、走行ルートに危険な場所が潜在するか否かを事前に把握することが可能であるため、安全運転に関するユーザの学習効果を高めることができる。
(6) (4)又は(5)に記載の情報処理システムであって、
前記第2ユーザは、前記第1ユーザの車両と同じ又は類似のタイプの車両のユーザを含む、
情報処理システム。
(6)によれば、同様のタイプの車両に発生した危険事象を把握することが可能であるため、安全運転に関するユーザの学習効果を高めることができる。
(7) (4)から(6)のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記第2ユーザは、前記第1ユーザと同一又は類似の運転傾向を有するユーザを含む、
情報処理システム。
(7)によれば、同様の運転傾向のユーザに発生した危険事象を把握することが可能であるため、安全運転に関するユーザの学習効果を高めることができる。
(8) (4)から(7)のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記学習コンテンツに対して前記第1ユーザとは異なるユーザから得られた評価が所定条件を満たす場合に、前記評価に基づく情報を前記第1ユーザの情報端末へ送信する評価送信部(評価送信部26)を備える、
情報処理システム。
(8)によれば、生成したコンテンツに対して、他者からの「いいね!」等の評価が、自分のコンテンツ作成に対する報奨となり、安全運転に対する学習意欲がさらに向上する。
(9) 車両のユーザに所持される情報端末であって、
前記車両の運転診断処理の結果に基づく診断情報を情報処理システムから受信する受信部(受信部32)と、
送信部(送信部31)と、を備え、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記送信部は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する、
情報端末。
(9)によれば、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、ユーザが自身の体験を客観視(追体験)できるため、安全運転に関する学習効果を高めることができる。また、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、システム提供側のコンテンツ作成コストが削減できるとともに、ユーザによる学習コンテンツの受容性(納得性)を向上させることができる。
(10) 車両のユーザに所持される情報端末と、情報処理システムと、による情報処理方法であって、
前記情報処理システムが、前記車両の走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行い、前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記情報端末へ送信し、
前記情報端末が、前記診断情報を受信し、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記情報端末が、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する、
情報処理方法。
(10)によれば、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、ユーザが自身の体験を客観視(追体験)できるため、安全運転に関する学習効果を高めることができる。また、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、システム提供側のコンテンツ作成コストが削減できるとともに、ユーザによる学習コンテンツの受容性(納得性)を向上させることができる。
(11) 情報処理システムのコンピュータに、
車両の走行データを取得し、
前記走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行い、
前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記車両のユーザの情報端末へ送信し、
受信する、
処理を実行させるための情報処理プログラムであって、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記受信する処理は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報端末から受信する処理である、
情報処理プログラム。
(11)によれば、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、ユーザが自身の体験を客観視(追体験)できるため、安全運転に関する学習効果を高めることができる。また、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、システム提供側のコンテンツ作成コストが削減できるとともに、ユーザによる学習コンテンツの受容性(納得性)を向上させることができる。
(12) 車両のユーザに所持される情報端末のコンピュータに、
前記車両の運転診断処理の結果に基づく診断情報を情報処理システムから受信し、
前記情報処理システムへ情報を送信する、
処理を実行させるための情報処理プログラムであって、
前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
前記情報処理システムへ情報を送信する処理は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する処理を含む、
情報処理プログラム。
(12)によれば、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、ユーザが自身の体験を客観視(追体験)できるため、安全運転に関する学習効果を高めることができる。また、ユーザに学習コンテンツを作成させることにより、システム提供側のコンテンツ作成コストが削減できるとともに、ユーザによる学習コンテンツの受容性(納得性)を向上させることができる。
10 情報処理システム
21 取得部
22 診断処理部
23 診断情報送信部
24 受信部
25 コンテンツ送信部
26 評価送信部
31 送信部
32 受信部
E1,E2,E3 情報端末
ES 外部サーバ
M1 車両(二輪車)
U1,U2,U3 ユーザ

Claims (12)

  1. 車両の走行データを取得する取得部と、
    前記取得部により取得される前記走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行う診断処理部と、
    前記診断処理部による前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記車両のユーザの情報端末へ送信する診断情報送信部と、
    受信部と、を備え、
    前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
    前記受信部は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報端末から受信する、
    情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記特定事象は、前記車両の危険運転及び前記車両の危険回避運転の少なくともいずれかを含む、
    情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
    前記取得部、前記診断処理部、前記診断情報送信部、及び前記受信部は、外部サーバに設けられる、
    情報処理システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記受信部によって受信された前記学習コンテンツを、前記学習コンテンツを作成した第1ユーザとは異なる第2ユーザの情報端末へ送信するコンテンツ送信部を備える、
    情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の情報処理システムであって、
    前記第2ユーザは、前記特定事象の発生場所に対応するルートを車両で走行する予定のユーザを含む、
    情報処理システム。
  6. 請求項4又は5に記載の情報処理システムであって、
    前記第2ユーザは、前記第1ユーザの車両と同じ又は類似のタイプの車両のユーザを含む、
    情報処理システム。
  7. 請求項4から6のいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記第2ユーザは、前記第1ユーザと同一又は類似の運転傾向を有するユーザを含む、
    情報処理システム。
  8. 請求項4から7のいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記学習コンテンツに対して前記第1ユーザとは異なるユーザから得られた評価が所定条件を満たす場合に、前記評価に基づく情報を前記第1ユーザの情報端末へ送信する評価送信部を備える、
    情報処理システム。
  9. 車両のユーザに所持される情報端末であって、
    前記車両の運転診断処理の結果に基づく診断情報を情報処理システムから受信する受信部と、
    送信部と、を備え、
    前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
    前記送信部は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する、
    情報端末。
  10. 車両のユーザに所持される情報端末と、情報処理システムと、による情報処理方法であって、
    前記情報処理システムが、前記車両の走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行い、前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記情報端末へ送信し、
    前記情報端末が、前記診断情報を受信し、
    前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
    前記情報端末が、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する、
    情報処理方法。
  11. 情報処理システムのコンピュータに、
    車両の走行データを取得し、
    前記走行データに基づいて前記車両の運転診断処理を行い、
    前記運転診断処理の結果に基づく診断情報を前記車両のユーザの情報端末へ送信し、
    受信する、
    処理を実行させるための情報処理プログラムであって、
    前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
    前記受信する処理は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報端末から受信する処理である、
    情報処理プログラム。
  12. 車両のユーザに所持される情報端末のコンピュータに、
    前記車両の運転診断処理の結果に基づく診断情報を情報処理システムから受信し、
    前記情報処理システムへ情報を送信する、
    処理を実行させるための情報処理プログラムであって、
    前記診断情報は、前記運転診断処理において検出された特定事象に基づく学習コンテンツの作成を前記ユーザに要求する要求情報を含み、
    前記情報処理システムへ情報を送信する処理は、前記要求情報に応じて前記ユーザによって作成された前記学習コンテンツを前記情報処理システムへ送信する処理を含む、
    情報処理プログラム。
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