JP2023157264A - コネクタ - Google Patents
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- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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- H01R13/658—High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
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Abstract
【課題】保護壁の変形を抑えることのできるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ10は、上方向X1に延びる端子部材11と、端子部材11を上方向X1に突出する態様で保持する端子保持部20とを備える。コネクタ10は、端子保持部20から上方向X1に突出する態様で設けられて端子部材11を囲うように配置される保護壁30と、保護壁30を外周側から覆う態様で保護壁30の外周面に沿って配置されるシールド部55とを備える。保護壁30およびシールド部55は、前方向Z1の部分を除く態様で、端子部材11の周囲にそれぞれ配置されている。シールド部55は曲げ部53,54を有する。曲げ部53,54は、保護壁30の周方向における端部において、保護壁30の外周面および端部の端面の各々に沿って配置される態様で、保護壁30の内周側に曲がった形状をなす。【選択図】図1
Description
本開示は、コネクタに関するものである。
従来、ハイブリッド車や電気自動車などの車両は、高圧バッテリやインバータ等の車載機器を備える。車載機器同士はワイヤハーネスおよびコネクタを介して接続される。このようなコネクタは、一般的に、端子の先端以外の周囲を覆う保護壁を有する。コネクタの中には、自身の端子に対して相手側コネクタの端子を直交させた状態で接続するために、保護壁の一部が切り欠かれたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載のコネクタは、シールド部を有している。シールド部は、導電性材料(例えば金属板)によって形成される。シールド部は、保護壁における端子と反対側の面を覆うように設けられている。こうしたシールド部を設けることにより、ノイズの侵入が抑制される。
上記コネクタの保護壁は、一部が切り欠かれた構造であるため、剛性が低くなり易い。こうした保護壁は、切り欠かれた部分が変形し易い構造になってしまう。上記コネクタは、この点において改善の余地がある。
そこで、保護壁の変形を抑えることのできるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、第1方向に延びる端子部材と、前記端子部材を前記第1方向に突出する態様で保持する端子保持部と、前記端子保持部から前記第1方向に突出する態様で設けられ、前記端子部材を囲うように配置される保護壁と、前記保護壁を外周側から覆う態様で前記保護壁の外周面に沿って配置されるシールド部と、を備え、前記保護壁および前記シールド部は、前記第1方向と直交する方向である第2方向の部分を除く態様で、前記端子部材の周囲にそれぞれ配置され、前記シールド部は、前記保護壁の周方向における端部において、前記保護壁の外周面および前記端部の端面の各々に沿って配置される態様で前記保護壁の内周側に曲がった曲げ部を有する。
本開示のコネクタによれば、保護壁の変形を抑えることができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]第1方向に延びる端子部材と、前記端子部材を前記第1方向に突出する態様で保持する端子保持部と、前記端子保持部から前記第1方向に突出する態様で設けられ、前記端子部材を囲うように配置される保護壁と、前記保護壁を外周側から覆う態様で前記保護壁の外周面に沿って配置されるシールド部と、を備え、前記保護壁および前記シールド部は、前記第1方向と直交する方向である第2方向の部分を除く態様で、前記端子部材の周囲にそれぞれ配置され、前記シールド部は、前記保護壁の周方向における端部において、前記保護壁の外周面および前記端部の端面の各々に沿って配置される態様で前記保護壁の内周側に曲がった曲げ部を有する。
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]第1方向に延びる端子部材と、前記端子部材を前記第1方向に突出する態様で保持する端子保持部と、前記端子保持部から前記第1方向に突出する態様で設けられ、前記端子部材を囲うように配置される保護壁と、前記保護壁を外周側から覆う態様で前記保護壁の外周面に沿って配置されるシールド部と、を備え、前記保護壁および前記シールド部は、前記第1方向と直交する方向である第2方向の部分を除く態様で、前記端子部材の周囲にそれぞれ配置され、前記シールド部は、前記保護壁の周方向における端部において、前記保護壁の外周面および前記端部の端面の各々に沿って配置される態様で前記保護壁の内周側に曲がった曲げ部を有する。
この構成によれば、シールド部の周方向における端部を内周側に曲げられた形状にすることにより、同端部、すなわち保護壁の周方向における端部に対応する部分の剛性を高くすることができる。このシールド部により、保護壁の周方向における端部、すなわち保護壁の変形に際して変形の起点になり易い部分の変形を抑えることができる。したがって、仮に保護壁が押圧された場合であっても、その押圧に伴う保護壁の変形を抑えることができる。
[2]前記端子部材は、2つの端子部材のうちの一つであり、前記2つの端子部材は、前記第1方向と直交する方向に間隔を置いて配置され、前記端子保持部には、前記2つの端子部材の間を仕切る態様で延びる区画壁が設けられ、前記区画壁は、前記保護壁の内周面から、前記保護壁の周方向における両方の前記端部の間の位置まで突出する態様で延びており、且つ、該突出する方向の端部において、前記区画壁の厚さ方向に突出する突出壁を有することが好ましい。
この構成によれば、区画壁の変形の起点になる突端部分の剛性を、その突端部分に突出壁を設けることによって高くすることができる。そのため、仮に区画壁が押圧された場合であっても、その押圧に伴う区画壁の変形を抑えることができる。
[3]前記曲げ部は、断面L字状であり、かつ前記第1方向に延びていることが好ましい。
この構成によれば、保護壁の変形を好適に抑えることができる。
この構成によれば、保護壁の変形を好適に抑えることができる。
[4]前記保護壁の端部は、前記シールド部の端部よりも、前記第1方向側に位置していることが好ましい。
この構成によれば、保護壁によって端子部材の周囲における必要な範囲を保護する機能を維持しながら、保護壁の外周面の一部のみを覆う小さいサイズのシールド部を利用して同保護壁の変形を抑えることができる。
この構成によれば、保護壁によって端子部材の周囲における必要な範囲を保護する機能を維持しながら、保護壁の外周面の一部のみを覆う小さいサイズのシールド部を利用して同保護壁の変形を抑えることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね平行や概ね直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね平行や概ね直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
また、図面中の互いに直交するXYZ軸におけるX軸は、コネクタ10の高さ方向Xを表し、Y軸はコネクタ10の幅方向Yを表し、Z軸はコネクタ10の前後方向Zを表している。なお、以下の説明では、便宜上、高さ方向Xの一方を「上方向X1」、他方を「下方向X2」と表現し、幅方向Yの一方を「右方向Y1」、他方を「左方向Y2」と表現し、前後方向Zの一方を「前方向Z1」、他方側を「後方向Z2」と表現する。コネクタ10の上方向X1が天方向に向く姿勢で配設されるという意味ではなく、上記表現はコネクタ10の配置姿勢を限定するものではない。
図1に示すように、コネクタ10は、2つの端子部材11と、1つのコネクタハウジング12と、2つのスライド部材13と、1つのシールド部材14とを備える。
(端子部材11)
図1~図3に示すように、各端子部材11は、先端側が第1方向としての上方向X1に延びている。各端子部材11は、端子11aと保護部材11bとを備える。端子11aは、板状である。端子11aは、導電性の金属板材にて構成されている。保護部材11bは、絶縁性の樹脂材にて構成されている。保護部材11bは、端子11aの先端側、すなわち端子11aにおける上方向X1側の端部(以下、上端という)に固定されている。保護部材11bは、略U字状である。保護部材11bによって、端子11aの先端部分と端子11aの幅方向における両端部分とが覆われている。2つの端子部材11は、幅方向Yに間隔を置いて配置されている。
(端子部材11)
図1~図3に示すように、各端子部材11は、先端側が第1方向としての上方向X1に延びている。各端子部材11は、端子11aと保護部材11bとを備える。端子11aは、板状である。端子11aは、導電性の金属板材にて構成されている。保護部材11bは、絶縁性の樹脂材にて構成されている。保護部材11bは、端子11aの先端側、すなわち端子11aにおける上方向X1側の端部(以下、上端という)に固定されている。保護部材11bは、略U字状である。保護部材11bによって、端子11aの先端部分と端子11aの幅方向における両端部分とが覆われている。2つの端子部材11は、幅方向Yに間隔を置いて配置されている。
(コネクタハウジング12)
コネクタハウジング12は、絶縁性の樹脂材にて構成されている。コネクタハウジング12は、端子保持部20と、保護壁30と、区画壁40とを有する。
コネクタハウジング12は、絶縁性の樹脂材にて構成されている。コネクタハウジング12は、端子保持部20と、保護壁30と、区画壁40とを有する。
(端子保持部20)
端子保持部20は各端子部材11の下方向X2側の部分を保持する。詳しくは、端子部材11の先端側が端子保持部20から上方向X1に突出する態様で、各端子部材11は端子保持部20に設けられている。各端子部材11における上記端子保持部20から上方向X1に突出する部分は、互いに平行に延びる態様で、高さ方向Xおよび前後方向Zに延在している。
端子保持部20は各端子部材11の下方向X2側の部分を保持する。詳しくは、端子部材11の先端側が端子保持部20から上方向X1に突出する態様で、各端子部材11は端子保持部20に設けられている。各端子部材11における上記端子保持部20から上方向X1に突出する部分は、互いに平行に延びる態様で、高さ方向Xおよび前後方向Zに延在している。
(保護壁30)
保護壁30は、端子保持部20から上方向X1に突出する形状をなしている。保護壁30は、保護壁30の周囲における前方向Z1の部分を除く態様で、2つの端子部材11の周囲に配置されている。なお本実施形態では、前方向Z1が、第1方向と直交する方向である第2方向に相当する。
保護壁30は、端子保持部20から上方向X1に突出する形状をなしている。保護壁30は、保護壁30の周囲における前方向Z1の部分を除く態様で、2つの端子部材11の周囲に配置されている。なお本実施形態では、前方向Z1が、第1方向と直交する方向である第2方向に相当する。
保護壁30は、詳しくは、高さ方向Xに延びる四角筒状を構成する4つの壁のうちの前方向Z1側の壁全体が切り欠かれた形状とされている。この構成により、コネクタハウジング12は、保護壁30において上方向X1に開口する第1開口部31と、保護壁30において前方向Z1に開口する第2開口部32とを有する。保護壁30は、第2開口部32を構成する一対の側壁33,34と、一対の側壁33,34の後方向Z2側の端部同士を繋ぐ後壁35とを有している。一対の側壁33,34は、幅方向Yに並ぶ2つの端子部材11を挟み込む態様で、それら端子部材11を両側方から覆っている。
端子保持部20には、保護壁30の外周面に沿って配置される外壁部24が設けられている。外壁部24は、コネクタ10の外壁、すなわちコネクタ10の外形を形成する壁である。外壁部24は、端子保持部20から上方向X1に突出する形状をなしている。外壁部24は、保護壁30と間隔を置いて設けられている。外壁部24は、保護壁30の周囲における前方向Z1の部分を除く態様で、保護壁30の周囲に配置されている。外壁部24は、詳しくは、高さ方向Xに延びる四角筒状を構成する4つの壁のうちの前方向Z1側の壁全体が切り欠かれた形状とされている。
(区画壁40)
区画壁40は、2つの端子部材11の間を仕切る態様で延びている。区画壁40は、端子保持部20から上方向X1に突出する形状をなしている。区画壁40は、一対の側壁33,34に挟まれた部分における幅方向Yの中間位置であって、且つ、2つの端子部材11に挟まれた部分における幅方向Yの中間位置に設けられている。区画壁40は、高さ方向Xおよび前後方向Zに延在している。区画壁40と2つの端子部材11とは平行に延びている。区画壁40の後方向Z2側の端部は保護壁30の後壁35と一体に構成されている。図4に示すように、区画壁40の前方向Z1側の前端部40aは、一対の側壁33,34の各々の前方向Z1側の端部33a,34a同士を繋ぐ線分L1の中間位置まで延びている。これにより、区画壁40は、保護壁30の内周面から保護壁30の周方向における両方の端部33a,34a間の中間位置まで突出している。
区画壁40は、2つの端子部材11の間を仕切る態様で延びている。区画壁40は、端子保持部20から上方向X1に突出する形状をなしている。区画壁40は、一対の側壁33,34に挟まれた部分における幅方向Yの中間位置であって、且つ、2つの端子部材11に挟まれた部分における幅方向Yの中間位置に設けられている。区画壁40は、高さ方向Xおよび前後方向Zに延在している。区画壁40と2つの端子部材11とは平行に延びている。区画壁40の後方向Z2側の端部は保護壁30の後壁35と一体に構成されている。図4に示すように、区画壁40の前方向Z1側の前端部40aは、一対の側壁33,34の各々の前方向Z1側の端部33a,34a同士を繋ぐ線分L1の中間位置まで延びている。これにより、区画壁40は、保護壁30の内周面から保護壁30の周方向における両方の端部33a,34a間の中間位置まで突出している。
(突出壁41)
図1および図4に示すように、区画壁40の前端部40aには、区画壁40の厚さ方向である幅方向Yに突出する突出壁41が設けられている。突出壁41は、区画壁40の前端部40aにおける幅方向Yの両端に設けられている。各突出壁41は、区画壁40の前端部40aにおける高さ方向Xの全体にわたって延びている。
図1および図4に示すように、区画壁40の前端部40aには、区画壁40の厚さ方向である幅方向Yに突出する突出壁41が設けられている。突出壁41は、区画壁40の前端部40aにおける幅方向Yの両端に設けられている。各突出壁41は、区画壁40の前端部40aにおける高さ方向Xの全体にわたって延びている。
(スライド部材13)
図1~図3に示すように、区画壁40により、第2開口部32は、一方の端子部材11に対応する分割開口部32aと、他方の端子部材11に対応する分割開口部32bとに分割されている。スライド部材13は、分割開口部32a,32bの各々に1つずつ設けられている。スライド部材13は、板状である。スライド部材13は、絶縁性の樹脂材にて構成されている。スライド部材13は、分割開口部32a,32bを塞ぐ閉位置(図2に示す位置)と分割開口部32a,32bを開放する開位置との間でスライド移動可能である。なお、分割開口部32a,32bを塞ぐ閉位置とは、分割開口部32a,32bを通じて指が端子部材11に到達しない程度に分割開口部32a,32bを塞ぐことができる位置であればよい。したがって、スライド部材13は閉位置においても分割開口部32a,32bの全体を塞ぐとは限らない。
図1~図3に示すように、区画壁40により、第2開口部32は、一方の端子部材11に対応する分割開口部32aと、他方の端子部材11に対応する分割開口部32bとに分割されている。スライド部材13は、分割開口部32a,32bの各々に1つずつ設けられている。スライド部材13は、板状である。スライド部材13は、絶縁性の樹脂材にて構成されている。スライド部材13は、分割開口部32a,32bを塞ぐ閉位置(図2に示す位置)と分割開口部32a,32bを開放する開位置との間でスライド移動可能である。なお、分割開口部32a,32bを塞ぐ閉位置とは、分割開口部32a,32bを通じて指が端子部材11に到達しない程度に分割開口部32a,32bを塞ぐことができる位置であればよい。したがって、スライド部材13は閉位置においても分割開口部32a,32bの全体を塞ぐとは限らない。
図1および図4に示すように、分割開口部32aを構成する両側壁、すなわち側壁33および区画壁40には、分割開口部32a側の端部において互いに対向して延びる一対のガイド溝36が設けられている。ガイド溝36は、互いに平行をなす態様で高さ方向Xに延びている。スライド部材13における幅方向Yの両端部分は、一対のガイド溝36に嵌まっている。スライド部材13は、一対のガイド溝36に案内されることで、高さ方向Xにおけるスライド移動が可能に構成されている。
また、分割開口部32bを構成する両側壁、すなわち側壁34および区画壁40には、分割開口部32b側の端部において互いに対向して延びる一対のガイド溝37が設けられている。ガイド溝37は、互いに平行をなす態様で高さ方向Xに延びている。スライド部材13における幅方向の両端部分は、一対のガイド溝37に嵌まっている。スライド部材13は、一対のガイド溝37に案内されることで、高さ方向Xにおけるスライド移動が可能に構成されている。
各スライド部材13は、コネクタ10に相手コネクタ(図示略)が嵌着されていない状態においては閉位置になる。各スライド部材13は、コネクタ10に相手コネクタ(図示略)が嵌着される際に相手コネクタによって押圧されることで、閉位置から開位置まで下方向X2にスライド移動する。また各スライド部材13は、コネクタ10から相手コネクタが外される際に相手コネクタによって引っ張られることで開位置から閉位置まで上方向X1にスライド移動する。
(シールド部材14)
図1および図5に示すように、シールド部材14は、導電性材料(例えば金属板)によって形成される。シールド部材14は、一対の側壁部50,51と後壁部52とを有している。一対の側壁部50,51は、幅方向Yに間隔を置いて平行に延びている。各側壁部50,51は、高さ方向Xおよび前後方向Zに延在している。後壁部52は、一対の側壁部50,51の後方向Z2側の端部同士を繋ぐ形状をなしている。後壁部52は、高さ方向Xおよび幅方向Yに延在している。
図1および図5に示すように、シールド部材14は、導電性材料(例えば金属板)によって形成される。シールド部材14は、一対の側壁部50,51と後壁部52とを有している。一対の側壁部50,51は、幅方向Yに間隔を置いて平行に延びている。各側壁部50,51は、高さ方向Xおよび前後方向Zに延在している。後壁部52は、一対の側壁部50,51の後方向Z2側の端部同士を繋ぐ形状をなしている。後壁部52は、高さ方向Xおよび幅方向Yに延在している。
側壁部50の前方向Z1側の端部(以下、前端という)には曲げ部53が設けられている。側壁部51の前端には曲げ部54が設けられている。各曲げ部53,54は、側壁部50,51の前端がシールド部材14の内周側に直角に曲がった形状をなしている。すなわち各曲げ部53,54は、後方向Z2側の部分が高さ方向Xおよび前後方向Zに延在するとともに、前方向Z1側の部分は高さ方向Xおよび幅方向Yに延在している。各曲げ部53,54は、断面L字状で高さ方向Xに延びている。各曲げ部53,54は、側壁部50,51の前端における高さ方向Xの全体にわたって延びている。
(シールド部55)
シールド部材14の上方向X1側の部分は、シールド部55を構成している。シールド部55は、保護壁30を外周側から覆う態様で、保護壁30の外周面に沿って配置されている。シールド部55は、シールド部55の周囲における前方向Z1側の部分を除く態様で、2つの端子部材11の周囲に配置されている。図1および図4に示すように、各曲げ部53,54は、側壁33,34の前端において側壁33,34の外周面および前方向Z1側の端面の各々に沿って配置される態様で、保護壁30の内周側に曲がっている。
シールド部材14の上方向X1側の部分は、シールド部55を構成している。シールド部55は、保護壁30を外周側から覆う態様で、保護壁30の外周面に沿って配置されている。シールド部55は、シールド部55の周囲における前方向Z1側の部分を除く態様で、2つの端子部材11の周囲に配置されている。図1および図4に示すように、各曲げ部53,54は、側壁33,34の前端において側壁33,34の外周面および前方向Z1側の端面の各々に沿って配置される態様で、保護壁30の内周側に曲がっている。
本実施形態では、シールド部材14の曲げ部53における内周側の端部53aが、保護壁30の側壁33の端部33aよりも外周側の位置になっている。また、シールド部材14の曲げ部54における内周側の端部54aが、保護壁30の側壁34の端部34aよりも外周側の位置になっている。
図1および図2に示すように、本実施形態では、保護壁30の上方向X1における端部30aは、シールド部55の上方向X1における端部55aよりも、上方向X1側に位置している。すなわち、保護壁30は、シールド部55よりも上方向X1側の位置まで延びている。
図5に示すように、シールド部材14の下方向X2側の部分は固定部56を構成している。シールド部材14の下方向X2側の部分には、各側壁部50,51の曲げ部53,54同士を繋ぐ前壁部57が設けられている。前壁部57は、高さ方向Xおよび幅方向Yに延在している。固定部56は、一対の側壁部50,51、後壁部52および前壁部57によって四角筒状をなしている。
固定部56は、複数のロック部58を有している。詳しくは、側壁部50,51の各々には、3つのロック部58が設けられている。また、前壁部57および後壁部52の各々には、4つのロック部58が設けられている。各ロック部58は、高さ方向Xに延びる板状をなしている。各ロック部58の上端は、シールド部材14の周壁と一体になっている。各ロック部58は、シールド部材14の外周側に突出する凸状をなす態様で、高さ方向Xの途中部分が曲がった断面V字状をなしている。各ロック部58は、上端を支点として、シールド部材14の内周側に弾性変形可能に構成されている。
図1および図3に示すように、端子保持部20は、上方向X1側の面において開口する固定溝21を有している。固定溝21は、保護壁30の周囲を囲むように四角環状で延びている。固定溝21の内周側の面は、保護壁30の外周面が下方向X2に延長された形状をなしている。固定溝21には、シールド部材14の固定部56が嵌まっている。これにより、シールド部材14は、端子保持部20に保持される。
図1および図2に示すように、端子保持部20の外面には、フランジ部22が突設されている。フランジ部22は、端子保持部20の高さ方向Xにおける途中部分に設けられている。フランジ部22は、端子保持部20の周囲において環状で延びている。
図2および図3に示すように、端子保持部20は、複数の貫通部23を有している。各貫通部23は、固定溝21を外周側に開口させる態様で、固定溝21の内部と端子保持部20の外部とを連通している。貫通部23は、固定溝21におけるシールド部材14の側壁部50,51の一方が嵌まる部分と他方が嵌まる部分とに、1つずつ設けられている。また、貫通部23は、固定溝21におけるシールド部材14の前壁部57が嵌まる部分と後壁部52が嵌まる部分とに、2つずつ設けられている。本実施形態の端子保持部20では、高さ方向Xにおいて、各貫通部23の上端の位置とフランジ部22の下方向X2側の面(以下、下面22a)の位置とが同一になっている。
本実施形態では、端子保持部20にシールド部材14を取り付ける際には、端子保持部20の各貫通部23にシールド部材14のロック部58が嵌まるようになっている。
具体的には、まず、端子保持部20の固定溝21に対してシールド部材14の固定部56が差し込まれる。このとき、固定部56の各ロック部58は、固定溝21の内面に押圧されて、シールド部材14の内周側に弾性変形する。その状態で、シールド部材14が下方向X2に移動して、各ロック部58が端子保持部20の貫通部23に到達すると、各ロック部58は、固定溝21の内面による押圧から開放される。これにより、各ロック部58は、シールド部材14の外周側に弾性変形して、元の形状に復帰する。その結果、図2および図6に示すように、各ロック部58の高さ方向Xにおける途中部分、すなわち、シールド部材14の外周側に突出する凸状をなす部分が、フランジ部22の下面22aに引っ掛かった状態になる。このようにして固定部56の各ロック部58がフランジ部22の下面22aに係合することで、シールド部材14が端子保持部20に保持および固定される。
具体的には、まず、端子保持部20の固定溝21に対してシールド部材14の固定部56が差し込まれる。このとき、固定部56の各ロック部58は、固定溝21の内面に押圧されて、シールド部材14の内周側に弾性変形する。その状態で、シールド部材14が下方向X2に移動して、各ロック部58が端子保持部20の貫通部23に到達すると、各ロック部58は、固定溝21の内面による押圧から開放される。これにより、各ロック部58は、シールド部材14の外周側に弾性変形して、元の形状に復帰する。その結果、図2および図6に示すように、各ロック部58の高さ方向Xにおける途中部分、すなわち、シールド部材14の外周側に突出する凸状をなす部分が、フランジ部22の下面22aに引っ掛かった状態になる。このようにして固定部56の各ロック部58がフランジ部22の下面22aに係合することで、シールド部材14が端子保持部20に保持および固定される。
(効果)
本実施形態の効果について説明する。
(1)コネクタ10は、端子部材11、端子保持部20、保護壁30およびシールド部55を備える。端子部材11は、先端側が上方向X1に延びる。端子保持部20は、端子部材11を上方向X1に突出する態様で保持する。保護壁30は、上方向X1に突出する態様で端子保持部20に設けられて、端子部材11を囲うように配置されている。シールド部55は、保護壁30を外周側から覆う態様で、保護壁30の外周面に沿って配置されている。保護壁30およびシールド部55は、前方向Z1の部分を除く態様で、端子部材11の周囲にそれぞれ配置されている。シールド部55は、曲げ部53,54を有する。曲げ部53,54は、保護壁30の周方向における端部33a,34aにおいて、端部33a,34aの端面および保護壁30の外周面の各々に沿って配置される態様で、保護壁30の内周側に曲がった形状をなしている。この構成によれば、シールド部55の周方向における端部を内周側に曲げられた形状にすることにより、端部、すなわち保護壁30の周方向における端部33a,34aに対応する部分の剛性を高くすることができる。このシールド部55により、保護壁30の周方向における端部33a,34a、すなわち保護壁30の変形に際して変形の起点になり易い部分の変形を抑えることができる。したがって、仮に保護壁30が押圧された場合であっても、その押圧に伴う保護壁30の変形を抑えることができる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)コネクタ10は、端子部材11、端子保持部20、保護壁30およびシールド部55を備える。端子部材11は、先端側が上方向X1に延びる。端子保持部20は、端子部材11を上方向X1に突出する態様で保持する。保護壁30は、上方向X1に突出する態様で端子保持部20に設けられて、端子部材11を囲うように配置されている。シールド部55は、保護壁30を外周側から覆う態様で、保護壁30の外周面に沿って配置されている。保護壁30およびシールド部55は、前方向Z1の部分を除く態様で、端子部材11の周囲にそれぞれ配置されている。シールド部55は、曲げ部53,54を有する。曲げ部53,54は、保護壁30の周方向における端部33a,34aにおいて、端部33a,34aの端面および保護壁30の外周面の各々に沿って配置される態様で、保護壁30の内周側に曲がった形状をなしている。この構成によれば、シールド部55の周方向における端部を内周側に曲げられた形状にすることにより、端部、すなわち保護壁30の周方向における端部33a,34aに対応する部分の剛性を高くすることができる。このシールド部55により、保護壁30の周方向における端部33a,34a、すなわち保護壁30の変形に際して変形の起点になり易い部分の変形を抑えることができる。したがって、仮に保護壁30が押圧された場合であっても、その押圧に伴う保護壁30の変形を抑えることができる。
(2)端子保持部20には、2つの端子部材11の間を仕切る態様で延びる区画壁40が設けられる。区画壁40は、保護壁30の内周面から保護壁30の周方向における両方の端部33a,34aの間の位置まで突出する態様で延びる。区画壁40は、前端部40aにおいて同区画壁40の厚さ方向に突出する突出壁41を有する。この構成によれば、区画壁40の変形の起点になる突端部分の剛性を、その突端部分に突出壁41を設けることによって高くすることができる。そのため、仮に区画壁40が押圧された場合であっても、その押圧に伴う区画壁40の変形を抑えることができる。
(3)各曲げ部53,54は、断面L字状で高さ方向Xにおいて延びている。この構成によれば、シールド部55の端部の剛性を好適に高くすることができる。これにより、保護壁30の変形を好適に抑えることができる。
(4)保護壁30の上方向X1における端部30aは、シールド部55の上方向X1における端部55aよりも、上方向X1側に位置している。この構成によれば、保護壁30によって端子部材11の周囲における必要な範囲を保護する機能を維持しながら、保護壁30の外周面の一部のみを覆う小さいサイズのシールド部55を利用して保護壁30の変形を抑えることができる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・突出壁41の形状は、例えば、高さ方向Xにおける一部が欠けた形状にするなど、適宜変更することができる。
・上記実施形態のコネクタ10では、区画壁40の前端部40aにおける幅方向Yの両端に突出壁41が設けられる構成にしたが、これ以外に例えば、区画壁40の前端部40aにおける幅方向Yの両端のうちの一方のみに突出壁41が設けられる構成にしてもよい。
・上記実施形態のコネクタ10では、区画壁40の前端部40aにおける幅方向Yの両端に突出壁41が設けられる構成にしたが、これ以外に例えば、区画壁40の前端部40aにおける幅方向Yの両端のうちの一方のみに突出壁41が設けられる構成にしてもよい。
・上記実施形態のコネクタ10は、突出壁41を省略した構成としてもよい。
・曲げ部53,54の形状は、断面L字状で延びる形状にすることに限らず、例えば断面J字状で延びる形状にしたり断面U字状で延びる形状にしたりするなど、適宜変更することができる。曲げ部53,54を、例えば、高さ方向Xにおける一部が欠けた形状にすること等も可能である。
・曲げ部53,54の形状は、断面L字状で延びる形状にすることに限らず、例えば断面J字状で延びる形状にしたり断面U字状で延びる形状にしたりするなど、適宜変更することができる。曲げ部53,54を、例えば、高さ方向Xにおける一部が欠けた形状にすること等も可能である。
・曲げ部53の端部53aにおける内周側の端面と側壁33の端部33aにおける内周側の端面とが面一になるように、曲げ部53および側壁33を構成してもよい。また、曲げ部54の端部54aにおける内周側の端面と側壁34の端部34aにおける内周側の端面とが面一になるように、曲げ部54および側壁34を構成してもよい。ここで、曲げ部53,54の端部53a,54aが側壁33,34の端部33a,34aよりも内周側に突出した位置になると、シールド部材14と端子部材11との絶縁距離を保つことが難しくなる。一方、曲げ部53,54の端部53a,54aが側壁33,34の端部33a,34aよりも外周側に引っ込んだ位置になると、その分だけ曲げ部53,54の延在面積が小さくなるため、曲げ部53,54の剛性を高くする効果が小さくなる。上記構成では、曲げ部53,54の端部53a,54aにおける内周側の端面と側壁33,34の端部33a,34aにおける内周側の端面とが面一になっている。そのため、シールド部材14と端子部材11との絶縁距離を保ちながら、曲げ部53,54の剛性を高くすることができる。
・保護壁30の端部30aの上方向X1における位置とシールド部55の端部55aの上方向X1における位置とが同一になるように、保護壁30およびシールド部55を構成してもよい。シールド部55の端部55aが保護壁30の端部30aよりも上方向X1側に位置するように、保護壁30およびシールド部55を構成してもよい。
・シールド部材14の固定部56の構造は、適宜変更することができる。例えば、ロック部58を有していない四角筒状になるように、固定部56を構成してもよい。この場合には、例えば、固定部56を圧入可能になるように端子保持部20の固定溝21を構成してもよい。この構成では、端子保持部20の固定溝21にシールド部材14の固定部56を圧入することによって、端子保持部20にシールド部材14が保持される。
・上記実施形態のシールド部材14は、前壁部57を省略した構成としてもよい。
・上記実施形態のシールド部材14は、固定部56を省略した構成としてもよい。この場合には、例えば、スナップフィット構造によってシールド部材14を保護壁30に取り付け可能になるように、シールド部材14および保護壁30を構成してもよい。
・上記実施形態のシールド部材14は、固定部56を省略した構成としてもよい。この場合には、例えば、スナップフィット構造によってシールド部材14を保護壁30に取り付け可能になるように、シールド部材14および保護壁30を構成してもよい。
・上記実施形態のコネクタ10では、2つの端子部材11に対して保護壁30およびシールド部55が1つずつ設けられる構成としたが、これ以外に例えば、1つの端子部材11に対して保護壁30およびシールド部55が1つずつ設けられる構成にしてもよい。この構成においては、区画壁40を省略することができる。
・コネクタ10に設けられる端子部材11の数、保護壁30の数、シールド部55の数は、上記実施形態に限定されるものではなく、求められるコネクタ10の仕様に応じて適宜変更可能である。
10 コネクタ
11 端子部材
11a 端子
11b 保護部材
12 コネクタハウジング
13 スライド部材
14 シールド部材
20 端子保持部
21 固定溝
22 フランジ部
22a 下面
23 貫通部
24 外壁部
30 保護壁
30a 端部
31 第1開口部
32 第2開口部
32a 分割開口部
32b 分割開口部
33 側壁
33a 端部
34 側壁
34a 端部
35 後壁
36 ガイド溝
37 ガイド溝
40 区画壁
40a 前端部
41 突出壁
50 側壁部
51 側壁部
52 後壁部
53 曲げ部
53a 端部
54 曲げ部
54a 端部
55 シールド部
55a 端部
56 固定部
57 前壁部
58 ロック部
11 端子部材
11a 端子
11b 保護部材
12 コネクタハウジング
13 スライド部材
14 シールド部材
20 端子保持部
21 固定溝
22 フランジ部
22a 下面
23 貫通部
24 外壁部
30 保護壁
30a 端部
31 第1開口部
32 第2開口部
32a 分割開口部
32b 分割開口部
33 側壁
33a 端部
34 側壁
34a 端部
35 後壁
36 ガイド溝
37 ガイド溝
40 区画壁
40a 前端部
41 突出壁
50 側壁部
51 側壁部
52 後壁部
53 曲げ部
53a 端部
54 曲げ部
54a 端部
55 シールド部
55a 端部
56 固定部
57 前壁部
58 ロック部
Claims (4)
- 第1方向に延びる端子部材と、
前記端子部材を前記第1方向に突出する態様で保持する端子保持部と、
前記端子保持部から前記第1方向に突出する態様で設けられ、前記端子部材を囲うように配置される保護壁と、
前記保護壁を外周側から覆う態様で前記保護壁の外周面に沿って配置されるシールド部と、
を備え、
前記保護壁および前記シールド部は、前記第1方向と直交する方向である第2方向の部分を除く態様で、前記端子部材の周囲にそれぞれ配置され、
前記シールド部は、前記保護壁の周方向における端部において、前記保護壁の外周面および前記端部の端面の各々に沿って配置される態様で前記保護壁の内周側に曲がった曲げ部を有する、コネクタ。 - 前記端子部材は、2つの端子部材のうちの一つであり、
前記2つの端子部材は、前記第1方向と直交する方向に間隔を置いて配置され、
前記端子保持部には、前記2つの端子部材の間を仕切る態様で延びる区画壁が設けられ、
前記区画壁は、前記保護壁の内周面から、前記保護壁の周方向における両方の前記端部の間の位置まで突出する態様で延びており、且つ、該突出する方向の端部において、前記区画壁の厚さ方向に突出する突出壁を有する、請求項1に記載のコネクタ。 - 前記曲げ部は、断面L字状であり、かつ前記第1方向に延びている、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
- 前記保護壁の端部は、前記シールド部の端部よりも、前記第1方向側に位置している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022067056A JP2023157264A (ja) | 2022-04-14 | 2022-04-14 | コネクタ |
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JP6897623B2 (ja) * | 2018-04-04 | 2021-06-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP2021140925A (ja) * | 2020-03-04 | 2021-09-16 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
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2022
- 2022-04-14 JP JP2022067056A patent/JP2023157264A/ja active Pending
-
2023
- 2023-04-05 WO PCT/JP2023/014026 patent/WO2023199806A1/ja unknown
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