JP2023097578A - Pedestrian protection device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用の歩行者保護装置に関する。 The present invention relates to a pedestrian protection device for vehicles.
近年、歩行者保護装置を搭載した車両が実用化されている。特許文献1には、フロントバンパーで歩行者の衝突が検出されたときにエンジンフード上のエアバックを展開する車両用の歩行者保護装置が記載されている。
In recent years, vehicles equipped with pedestrian protection devices have been put to practical use.
上記従来の歩行者保護装置は、歩行者の衝突を検出する箇所と、緩衝用の展開を行う箇所とが異なるため、有効に歩行者を保護するには緩衝用の展開を非常に大きな範囲で行う必要があった。 In the above-mentioned conventional pedestrian protection device, the location where the collision of the pedestrian is detected and the location where the buffer is deployed are different. had to do.
本発明は、効率的な緩衝材の展開によって歩行者を衝突から保護できる車両用の歩行者保護装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a pedestrian protection device for a vehicle that can protect pedestrians from collisions by deploying efficient cushioning materials.
本発明は、
車両に搭載される車両用の歩行者保護装置であって、
車両の外装パネルに配置され、前記外装パネル上の複数区画のうちのいずれの区画に衝撃が加わったかを検出可能な衝撃センサと、
前記外装パネルよりも前記車両の内方に配置され、前記複数区画の内方に緩衝材を展開可能な展開装置と、
を備え、
前記複数区画のうちの任意な第1区画に衝撃が加わったことを前記衝撃センサが検出したことに基づき、前記展開装置が前記第1区画の内方に前記緩衝材を展開することを特徴とする。
The present invention
A pedestrian protection device for a vehicle mounted on a vehicle,
an impact sensor arranged on an exterior panel of a vehicle and capable of detecting which of the plurality of segments on the exterior panel receives an impact;
a deployment device disposed inside the vehicle relative to the exterior panel and capable of deploying cushioning material inside the plurality of compartments;
with
The deployment device deploys the cushioning material inside the first section based on the impact sensor detecting that an impact is applied to an arbitrary first section of the plurality of sections. do.
車両の外装パネルと車両内部の部品とは間隙を挟んで離間していることがあり、歩行者は外装パネルに当たっても、上記の間隙がある分、すぐには大きな衝撃を受けない。本発明によれば、外装パネル上のどの区画に衝撃が加わったかを検出し、当該区画の内方に緩衝材を展開させることで、歩行者に大きな衝撃が加わる前に歩行者を緩衝材で保護することができる。さらに、本発明によれば、歩行者が当たった区画に緩衝材が展開されるので、効率的かつ有効的に緩衝材を展開し、歩行者を保護することができる。 The outer panel of the vehicle and the parts inside the vehicle are sometimes separated from each other with a gap therebetween, and even if a pedestrian hits the outer panel, the gap prevents the pedestrian from receiving a large impact immediately. According to the present invention, by detecting which section on the exterior panel the impact was applied to and deploying the cushioning material inside the section, the pedestrian is covered with the cushioning material before a large impact is applied to the pedestrian. can be protected. Furthermore, according to the present invention, since the cushioning material is deployed in the section hit by the pedestrian, the cushioning material can be deployed efficiently and effectively to protect the pedestrian.
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, each embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用の歩行者保護装置を示す図である。図1は、外装パネル(ボンネット)101下の構造を透視して示している。図2は、外装パネル、衝撃センサ及び展開装置を分離して示した斜視図である。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a diagram showing a pedestrian protection device for a vehicle according to
実施形態1に係る歩行者保護装置1は、車両100に搭載される装置であり、車両100の外装パネル(ボンネット)101の下面に取り付けられる衝撃センサ10と、外装パネル101の下方に設けられる緩衝材の展開装置20とを備える。展開装置20は、緩衝材が注入される複数の袋21と、緩衝材を袋21へ注入する注入装置22と、複数の袋21のいずれに緩衝材を送るか制御する制御機構23とを備える。
A
衝撃センサ10は、外装パネル101の広い範囲に及ぶセンサ領域を有する。図2に示すように、センサ領域は複数の区画dに区分され、衝撃センサ10は、衝撃がどの区画dに加わったか検出することができる。当該複数の区画dは、外装パネル101上の複数の区画と見なすこともできる。複数の区画dは複数行及び複数列のマトリックス状に区分されていてもよい。衝撃センサ10は、例えば感圧素子又は振動センサなどの複数のセンサ素子を複数の区画dのそれぞれに配列して構成される。衝撃センサ10は、複数の区画dのいずれに衝撃が生じたか検出できればどのような構成であってもよい。
The
衝撃センサ10は、さらに、衝撃の大きさ(荷重の大きさ等)を検出可能な構成であってもよい。衝撃の大きさを検出する構成は、センサ素子から出力される検出信号の大小を判別する回路等により実現できる。
The
衝撃センサ10は、さらに、衝撃が加わった面積を検出可能な構成であってもよい。衝撃が加わった面積を検出する構成は、複数のセンサ素子の縦横の配列を密にし、衝撃を検出したセンサ素子の数を判別する回路等を加えることで実現できる。
The
緩衝材は、ゲル、気体などである。緩衝材はタンク22tに貯蔵されていてもよい。緩衝材が気体の場合には、緩衝材は圧縮されて貯蔵されていてもよいし、緩衝材は化学反応によって発生されるものであってもよい。緩衝材は、袋21に注入することで、袋21に加わった衝撃に対して緩衝作用を及ぼす物体であれば、どのような物体であってもよい。
The cushioning material is gel, gas, or the like. The cushioning material may be stored in the
袋21は、外装パネル101の内方に位置する部品111と、外装パネル101との間に配置される。部品111は車両100に備わるもので、例えば内燃機関であるエンジン、補機、電動モータ、車載充電器、インバータ、バッテリなど、様々な部品であってもよい。
The
複数の袋21は、図2に示すように、衝撃センサ10における複数の区画dに対応して複数の領域に配置される。複数の区画dに対応した配置とは、一対一対応した配置に限られず、衝撃センサ10の一部複数の区画dに1つの袋21が対応した配置であってもよいし、1つの区画dの中の一部に一つの袋21が重なり、他の一部に別の袋21が重なるような配置であってもよい。複数の袋21は、互いに別体に構成されていてもよいし、各袋21の周囲が隣接する袋21の周囲と接続されることで一体的にされてもよいし、一部が別体で一部が一体的であってもよい。
The plurality of
注入装置22は、電動ポンプの駆動により緩衝材を押し出す構成、圧縮気体の膨張エネルギーを用いて緩衝材を押し出す構成、インフレータ(ガス発生装置)からガスを押し出す構成、インフレータのガス発生のエネルギーを用いてガスとは別の緩衝材を押し出す構成など、緩衝材を高速に袋21に注入できれば、どのような構成が採用されてもよい。
The
注入装置22は、さらに、一回に袋21に注入する緩衝材の量が変化するように制御できる構成であってもよい。量の制御は、例えば、電動ポンプの駆動量を制御する構成、圧縮気体を蓄積するボンベ或いはインフレータを複数個用意しておき、一回に使用するボンベ又はインフレータの個数を制御する構成により実現できる。そのほか、袋21に注入する緩衝材の量が制御できれば、どのような構成が採用されてもよい。
The
制御機構23は、衝撃センサ10の検出結果に基づき、注入装置22を作動させて、衝撃が加わった区画dに対応する袋21に緩衝材が注入されるように動作する。区画dに対応する袋21とは、区画dの下で緩衝作用を及ぼす1つ又は複数の袋21を意味する。制御機構23は、図2に示すように、例えば注入装置22と複数の袋21との間に位置する分岐路23aと、分岐路23aの通り道を切り替え可能な複数の弁23bと、衝撃センサ10からの信号に応じて複数の弁23bを切り替えかつ注入装置22を作動させるシーケンサ23cとを有する。
The
制御機構23は、区画dに対応する袋21が1つか複数かに応じて、或いは、区画dに対応する袋21の大きさに応じて、注入装置22から袋21に注入する緩衝材の量を変更(すなわち緩衝材を供給する袋21の総容量が大きければ多く、上記総容量が小さければ少なく)するように制御してもよい。
The
制御機構23は、衝撃センサ10が複数の区画d(すなわち大きな面積)で衝撃を検出した場合には、当該複数の区画dに対応する袋21の総容量に応じて、注入装置22から袋21に注入する緩衝材の量を変更するように制御してもよい。
When the
制御機構23は、さらに、衝撃センサ10が衝撃の大きさを検出可能である構成の場合に、衝撃の大きさに応じて注入装置22から袋21に注入する緩衝材の量を変更するように制御してもよい。
The
なお、注入装置22は複数の導出口を有し、緩衝材を導出する導出口が選択可能に構成されていてもよい。例えば、注入装置22が複数の注入ユニットを含み、各注入ユニットが別々に緩衝材の導出口を有し、各注入ユニットが別々に作動可能な構成などである。このような構成の場合には、複数の導出口を複数の袋に結び付けておくことで、分岐路23aと複数の弁23bとを省略することができる。当該構成の場合には、後述する弁23bの開閉の制御の代わりに、緩衝材を導出する注入装置22の導出口を選択する制御が採用されればよい。以下では、分岐路23aと弁23bとを有する例を説明する。
In addition, the
シーケンサ23cは、電気的な構成であってもよいし、機械的な構成であってもよい。また、シーケンサ23cは、プログラムを実行するECU(Electronic Control Unit)に代替されてもよい。シーケンサ23cが注入装置22を作動させる構成は、電気的に注入装置22(例えばポンプ)を始動させる構成であってもよいし、電気的或いは機械的に注入装置22(例えばボンベ)から圧縮空気を出力する構成であってもよい。あるいは、上記構成は、電気的或いは機械的に注入装置22(例えばインフレータ)を着火する構成であってもよい。
The
<動作例>
図3は、実施形態1の歩行者保護装置の動きを説明する図である。外装パネル101のいずれか任意の区画d1(本発明に係る第1区画に相当)に歩行者が当たると、衝撃センサ10が当該区画d1に衝撃が加わったことを示す信号を制御機構23に出力する。
<Operation example>
3A and 3B are diagrams for explaining the movement of the pedestrian protection device of the first embodiment. FIG. When a pedestrian hits any section d1 (corresponding to the first section according to the present invention) of the
外装パネル101と車両100の部品111との間には間隙があり、外装パネル101に歩行者が当たった直後には、外装パネル101が撓むことによって、歩行者に加わる衝撃は小さい。一方、仮に、歩行者からの荷重により外装パネル101の撓み量が大きくなり、外装パネル101と車両100内の部品111とが接触すると、外装パネル101を介して部品111から歩行者に大きい衝撃が加わってしまう。
There is a gap between the
そこで、本実施形態1の歩行者保護装置1によれば、外装パネル101に歩行者が当たった場合に、外装パネル101が撓んで部品111に接触する前に、衝撃センサ10からの検出信号が制御機構23に送られる。そして、当該検出信号に基づき、制御機構23が、衝撃が加わった区画d1に対応する袋21に緩衝材が注入されるように制御し、かつ、注入装置22を駆動する。すると、注入装置22から緩衝材が導出され、当該緩衝材が、衝突があった区画d1に対応する袋21に注入される。したがって、外装パネル101の下で袋21に注入された緩衝材が、歩行者の衝撃を吸収し、かつ、歩行者に外装パネル101を介して部品111から強い衝撃が加わることを抑制する。よって、歩行者を有効に保護することができる。
Therefore, according to the
さらに、本実施形態1の歩行者保護装置1によれば、歩行者が当たった区画d1に緩衝材が展開されるので、使用する緩衝材の量が低減できるなど、効率的かつ有効的に緩衝材を展開し、歩行者を保護することができる。
Furthermore, according to the
さらに、本実施形態1の歩行者保護装置1では、外装パネル101に歩行者が比較的強く衝突した場合、衝撃センサ10から制御機構23に大きな衝撃が加わったことを示す検出信号が送られる。そして、制御機構23は、当該検出信号に基づき、衝撃が加わった区画d1に対応する袋21に、荷重の大きさに応じた量の緩衝材が袋21に注入されるように、注入装置22を制御する。1つの袋21に対して緩衝材の注入量が多くなれば、当該袋21から緩衝作用を及ぼす保護対象への圧力が大きくなる。一方、当該袋21によって、保護対象の変位量が大きくなることを抑制できる。したがって、歩行者からの大きな荷重により外装パネル101が大きく撓むような場合でも、多くの緩衝材が注入された袋21によって、歩行者への衝撃を緩衝しつつ、外装パネル101が大きく撓んで部品111に当たってしまうことを抑制できる。したがって、歩行者に外装パネル101を介して部品111から強い衝撃が加わることが抑制され、歩行者を有効に保護することができる。
Furthermore, in the
さらに、本実施形態1の歩行者保護装置1では、外装パネル101の広い面に歩行者が当たった場合、衝撃センサ10から衝撃が加わった複数の区画d1を示す信号(すなわち面積を示す信号)が制御機構23に送られる。そして、当該検出信号に基づき、制御機構23は、複数の区画d1に応じた量の緩衝材が袋21に注入されるように、注入装置22を制御する。そして、複数の区画d1に対応した複数の袋21に緩衝材が注入される。したがって、歩行者が広い範囲で外装パネル101に当たった場合にも、歩行者への衝撃を緩衝しつつ、外装パネル101が大きく撓んで部品111に当たってしまうことを抑制できる。したがって、歩行者に外装パネル101を介して部品111から強い衝撃が加わることが抑制され、歩行者を有効に保護することができる。
Furthermore, in the
<制御処理>
図4は、実施形態1の制御機構により実行される制御処理を示すフローチャートである。当該制御処理は例えば常時繰り返し実行される。制御処理が開始されると、制御機構23は、衝撃センサ10の信号を監視する(ステップS1)。その結果、衝撃が加わったことを示す信号があると、制御機構23は、信号に対応する1つ又は複数の区画d1、信号の強さ、区画d1の個数(面積)、区画d1に対応する袋の総容量、或いは、これら複数の条件に応じた緩衝材の注入量を判別する(ステップS2)。そして、ステップS2の判別結果に基づいて、制御機構23は、複数の弁23bの開放と閉鎖の処理を行う(ステップS3)。続いて、制御機構23は、ステップS2の緩衝材の注入量の判別結果に基づき、注入装置22を駆動させて緩衝材を袋21に注入させる(ステップS4)。このような処理により、前述した歩行者保護装置1の動作が実現される。
<Control processing>
FIG. 4 is a flow chart showing control processing executed by the control mechanism of the first embodiment. The control process is, for example, always repeatedly executed. When the control process is started, the
シーケンサ23cがECUに代替される場合、上記の制御処理のプログラムは、非一過性の記憶媒体(non transitory computer readable medium)に記憶され、ECUにより実行されてもよい。ECUは、可搬型の非一過性の記録媒体に記憶されたプログラムを読み込み、当該プログラムを実行するように構成されてもよい。上記の可搬型の非一過性の記憶媒体は、上記の制御処理のプログラムを記憶していてもよい。
When the
実施形態1の歩行者保護装置1によれば、複数の袋21が外装パネル101の内方に配置されるので、緩衝材を展開する領域を細かく制御できるという利点がある。
According to the
(実施形態2)
図5は、本発明に係る実施形態2に係る歩行者保護装置を示す図である。実施形態2に係る歩行者保護装置1Aは、緩衝材の展開装置20Aが、主に、実施形態1と異なる。実施形態1と同様の構成要素については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
(Embodiment 2)
FIG. 5 is a diagram showing a pedestrian protection device according to Embodiment 2 of the present invention. A
実施形態2の歩行者保護装置1Aは、外装パネル101の下面に取り付けられる衝撃センサ10と、外装パネル101の下方に設けられる緩衝材の展開装置20Aとを備える。
A
展開装置20Aは、緩衝材と、緩衝材を閉じ込める袋とを射出する射出装置22Aを含む。さらに、展開装置20Aは、射出装置22Aからの緩衝材の射出方向を切り替え可能な弁24Aと、弁24A及び射出装置22Aを制御する制御機構23Aとを含む。
The
射出装置22Aは、電動ポンプの駆動により緩衝材と袋とを射出する構成、あるいは、圧縮気体の膨張エネルギーを用いて緩衝材と袋とを射出する構成が採用されてもよい。射出装置22Aは、インフレータ(ガス発生装置)により緩衝材としてのガス及び緩衝材を閉じ込める袋を射出する構成、インフレータのガス発生のエネルギーを用いてガスとは別の緩衝材と緩衝材を閉じ込める袋とを射出する構成が採用されてもよい。その他、緩衝材と緩衝材を閉じ込める袋とを高速に射出できれば、どのような構成が採用されてもよい。
The
弁24Aは、二方弁、三方弁又は多方弁などである。弁24Aは、複数の射出方向にそれぞれ対応した複数の開口m1、m2を有し、選択された一つの開口m1(又は開口m2)を開放し、他の開口m2(又は開口m1)を閉鎖するように切り替わり可能である。
The
実施形態2の展開装置20Aは、実施形態1の展開装置20と比較して、緩衝材を細かい領域に分けて展開することが難しい。したがって、実施形態2の展開装置20Aは、実施形態1と比較して、個々の展開領域が大きくなり、緩衝材を展開できる領域が特定の領域に絞られてもよい。例えば、部品111a、111bの箇所においてのみ歩行者が当たった場合に大きな衝撃を与える可能性が有るのであれば、実施形態2の展開装置20Aは、外装パネル101の下の2つの部品111a、111bの上方へ緩衝材を展開できる構成であってもよい。この場合、衝撃センサ10は、外装パネル101の領域のうち展開装置20Aが緩衝材を展開可能な特定の区画dのみ衝撃が加わったことを検出可能な構成であってもよい。
Compared to the
なお、実施形態2においても、複数の展開装置20Aを備え、複数の展開装置20Aを外装パネル101の内方で分散配置させることで、実施形態1と同様に、緩衝材を外装パネル101の広い領域において細かい区画に分けて展開することも可能である。
Also in the second embodiment, a plurality of
制御機構23Aは、電気的に制御動作を行うシーケンサ又はECU、或いは、機械的に制御動作を行うシーケンサであってもよい。制御機構23Aは、次のような制御処理を実行する。
The
図6は、実施形態2の制御機構が実行する制御処理を示すフローチャートである。当該制御処理は例えば常時繰り返し実行される。制御処理が開始されると、制御機構23Aは、衝撃センサ10の信号を監視する(ステップS11)。その結果、衝撃が加わったことを示す信号があると、制御機構23Aは、信号に対応する区画dに対応づけられた方の開口m1(又は開口m2)が開放されるように弁24Aを切り替える(ステップS12)。続いて、制御機構23Aは、射出装置22Aを作動させる(ステップS13)。
FIG. 6 is a flow chart showing control processing executed by the control mechanism of the second embodiment. The control process is, for example, always repeatedly executed. When the control process is started, the
図7A及び図7Bは、実施形態2の歩行者保護装置の動きの第1例と第2例とを説明する図である。上記のような制御処理により、図7Aに示すように、歩行者が外装パネル101の区画da(本発明に係る第1区画に相当)に当たると、弁24Aの開口m1が開放され、開口m1から区画daと部品111aとの間に緩衝材f1及び袋f2が射出される。すると、緩衝材f1が、歩行者の衝撃を吸収し、かつ、歩行者に外装パネル101を介して部品111aから強い衝撃が加わることが抑制され、歩行者を有効に保護することができる。
7A and 7B are diagrams illustrating first and second examples of movement of the pedestrian protection device of Embodiment 2. FIG. By the above-described control processing, as shown in FIG. 7A, when a pedestrian hits the section da (corresponding to the first section according to the present invention) of the
同様に、図7Bに示すように、歩行者が外装パネル101の別の区画db(本発明に係る第1区画に相当)に当たると、弁24Aの開口m2が開放され、開口m2から区画dbと部品111bとの間に緩衝材f1及び袋f2が射出される。すると、緩衝材f1が、歩行者の衝撃を吸収し、かつ、歩行者に外装パネル101を介して部品111bから強い衝撃が加わることが抑制され、歩行者を有効に保護することができる。
Similarly, as shown in FIG. 7B, when a pedestrian hits another section db (corresponding to the first section according to the present invention) of the
実施形態2の歩行者保護装置1Aにおいても、歩行者が当たった区画dに緩衝材が展開されるので、使用する緩衝材の量が低減できるなど、効率的かつ有効的に緩衝材を展開し、歩行者を保護することができる。
Also in the
制御機構23AがECUにより構成される場合、上記の制御処理のプログラムは、非一過性の記憶媒体に記憶され、ECUにより実行されてもよい。ECUは、可搬型の非一過性の記録媒体に記憶されたプログラムを読み込み、当該プログラムを実行するように構成されてもよい。上記の可搬型の非一過性の記憶媒体は、上記の制御処理のプログラムを記憶していてもよい。
When the
実施形態2の歩行者保護装置1Aによれば、緩衝材を展開する領域に、予め袋等の緩衝用の部品を配置しなくてよいため、展開装置20Aがあっても、車両100のメンテナンス等を円滑に進められるという利点がある。
According to the
以上、本発明の各実施形態について説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態では、外装パネルをボンネットとして説明したが、ボンネット以外の外装パネルであっても同様の環境があれば(外装パネルと内部の部品との間に間隙があれば)、当該外装パネルの箇所に本発明の歩行者保護装置を同様に適用し、同様の効果を得ることができる。また、衝撃センサは、外装パネルの裏側に取り付けると説明したが、外装パネルの内部に設けてもよいし、外装パネルの近傍に配置することも可能である。その他、実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。 Each embodiment of the present invention has been described above. However, the present invention is not limited to the above embodiments. For example, in the above embodiment, the exterior panel is explained as a bonnet, but if there is a similar environment (if there is a gap between the exterior panel and the internal parts) even if it is an exterior panel other than the bonnet, the exterior panel The pedestrian protection device of the present invention can be similarly applied at the panel location to achieve the same effect. Further, although the impact sensor is described as being attached to the back side of the exterior panel, it may be provided inside the exterior panel, or may be placed near the exterior panel. Other details shown in the embodiments can be changed as appropriate without departing from the scope of the invention.
1、1A 歩行者保護装置
100 車両
101 外装パネル
111 部品
10 衝撃センサ
d、d1、da、db 区画
20、20A 展開装置
21 袋
22 注入装置
23、23A 制御機構
23a 分岐路
23b 弁
23c シーケンサ
22A 射出装置
24A 弁
f1 緩衝材
f2 袋
m1、m2 開口
Claims (5)
車両の外装パネルに配置され、前記外装パネル上の複数区画のうちのいずれの区画に衝撃が加わったかを検出可能な衝撃センサと、
前記外装パネルよりも前記車両の内方に配置され、前記複数区画の内方に緩衝材を展開可能な展開装置と、
を備え、
前記複数区画のうちの任意な第1区画に衝撃が加わったことを前記衝撃センサが検出したことに基づき、前記展開装置が前記第1区画の内方に前記緩衝材を展開することを特徴とする車両用の歩行者保護装置。 A pedestrian protection device for a vehicle mounted on a vehicle,
an impact sensor arranged on an exterior panel of a vehicle and capable of detecting which of the plurality of segments on the exterior panel receives an impact;
a deployment device disposed inside the vehicle relative to the exterior panel and capable of deploying cushioning material inside the plurality of compartments;
with
The deployment device deploys the cushioning material inside the first section based on the impact sensor detecting that an impact is applied to an arbitrary first section of the plurality of sections. pedestrian protection for vehicles that
前記展開装置は、前記衝撃センサが検出した衝撃の大きさ、衝撃が加わった領域の広さ、又はこれら両方に基づいて、展開する前記緩衝材の量を変化させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用の歩行者保護装置。 the impact sensor is capable of detecting the magnitude of the impact, the extent of the impacted area, or both;
2. The expansion device changes the amount of the cushioning material to be expanded based on the magnitude of the impact detected by the impact sensor, the size of the area to which the impact is applied, or both. Or a pedestrian protection device for a vehicle according to claim 2.
前記複数の袋が前記複数区画の内方にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用の歩行者保護装置。 The deployment device includes a plurality of bags capable of injecting the cushioning material, and an injection device capable of injecting the cushioning material into a bag selected from the plurality of bags,
The pedestrian protection device for a vehicle according to any one of claims 1 to 3, wherein the plurality of bags are arranged inside the plurality of compartments, respectively.
前記展開装置は、前記衝撃センサが検出した衝撃が加わった区画に応じて前記射出方向を変化させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用の歩行者保護装置。 The deployment device includes an injection device that injects the cushioning material and a valve that controls the injection direction of the cushioning material,
3. The pedestrian protection device for a vehicle according to claim 1, wherein the deployment device changes the ejection direction according to the section to which the impact detected by the impact sensor is applied.
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