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JP2021192362A - 面状光源および面状光源の製造方法 - Google Patents

面状光源および面状光源の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造時に光源の色調および明るさの少なくとも一方を調整可能な構造を備えた面状光源およびその製造方法を提供する。
【解決手段】面状光源は、第1主面、および、第1主面と反対側に位置する第2主面と、1次元または2次元に配列された複数のユニット領域10Uと、第1主面および第2主面に開口し、複数のユニット領域にそれぞれ位置する複数の貫通孔11と、を含む導光板10と、導光板の複数の貫通孔に配置された複数の光源20であって、前記複数の光源の少なくとも1つが、複数のユニット領域の1つに対応して貫通孔に配置された複数の光源20と、導光板の第2主面側に位置し、複数の光源が配置される配線基板201と、複数のユニット領域のそれぞれにおいて、光源の少なくとも側面の一部を覆うように、貫通孔内に配置された第1透光性部材31と、複数のユニット領域のそれぞれにおいて、少なくとも第1透光性部材の上面を覆って貫通孔内に配置された第2透光性部材32とを備える。
【選択図】図3A

Description

本開示は面状光源および面状光源の製造方法に関する。
液晶表示装置のバックライトとして、例えば、特許文献1には、導光部材と、2次元に配置された複数の光源とを備えた直下型の面状光源が開示されている。
特開2008−59786号公報
本開示は、製造時に光源の色調および明るさの少なくとも一方を調整可能な構造を備えた面状光源およびその製造方法を提供することを目的とする。
本開示のある実施形態に係る面状光源は、第1主面、および、前記第1主面と反対側に位置する第2主面と、1次元または2次元に配列された複数のユニット領域と、前記第1主面および前記第2主面に開口し、前記複数のユニット領域にそれぞれ位置する複数の貫通孔と、を含む導光板と、前記導光板の複数の貫通孔内に配置された複数の光源であって、前記複数の光源の少なくとも1つが、前記複数のユニット領域の1つに対応して前記貫通孔内に配置された複数の光源と、前記導光板の第2主面側に位置し、前記複数の光源が配置される配線基板と、前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、前記光源の少なくとも側面の一部を覆うように、前記貫通孔内に配置された第1透光性部材と、前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、少なくとも前記第1透光性部材の上面を覆って前記貫通孔内に配置された第2透光性部材とを備える。
本開示の実施形態によれば、製造時に光源の色調および明るさの少なくとも一方を調整することが可能な構造を備えた面状光源を得ることが可能である。
図1は、面状光源の一実施形態を示す模式斜視図である。 図2は、図1に示す面状光源の模式上面図である。 図3Aは、図1に示す面状光源における1つの発光ユニットの、図2のIIIA-IIIA線における模式断面図である。 図3Bは、図1に示す面状光源における他の1つの発光ユニットの、図2のIIIB-IIIB線における模式断面図である。 図4は、図1に示す面状光源に用いられる光源の模式断面図である。 図5Aは、図1に示す面状光源における1つの発光ユニットの要部の模式断面図である。 図5Bは、図1に示す面状光源における1つの発光ユニットの他の形態による要部の模式断面図である。 図6は、面状光源の製造方法の一実施形態を示すフローチャートである。 図7Aは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Bは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Cは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Dは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Eは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Fは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Gは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Hは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Iは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Jは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図7Kは、図6に示す面状光源301の製造方法を示す模式断面図である。 図8は、図6に示す面状光源301の製造方法に用いる導光板の模式上面図である。 図9は、図6に示す面状光源301の製造方法において、第2透光性部材に蛍光体を添加する発光ユニットの位置を示す模式上面図である。 図10は、面状光源の他の形態の要部を示す模式断面図である。 図11Aは、導光板の貫通孔の他の形態例を示す模式断面図である。 図11Bは、導光板の貫通孔の他の形態例を示す模式断面図である。 図11Cは、導光板の貫通孔の他の形態例を示す模式断面図である。 図11Dは、導光板の貫通孔の他の形態例を示す模式断面図である。
図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態は、例示であり、本開示による面状光源および面状光源の製造方法は、以下の実施形態に限られない。例えば、以下の実施形態で示される数値、形状、材料、工程、その工程の順序などは、あくまでも一例であり、技術的に矛盾が生じない限りにおいて種々の改変が可能である。以下に説明する各実施形態は、あくまでも例示であり、技術的に矛盾が生じない限りにおいて種々の組み合わせが可能である。
図面が示す構成要素の寸法、形状等は、わかり易さのために誇張されている場合があり、実際の面状光源における寸法、形状および構成要素間の大小関係を反映していない場合がある。また、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略したり、断面図として切断面のみを示す端面図を用いたりすることがある。
以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。また、特定の方向または位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」およびそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。しかしながら、それらの用語は、参照した図面における相対的な方向または位置をわかり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向または位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品、製造装置等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。本開示において「平行」とは、特に他の言及がない限り、2つの直線、辺、面等が0°から±5°程度の範囲にある場合を含む。また、本開示において「垂直」または「直交」とは、特に他の言及がない限り、2つの直線、辺、面等が90°から±5°程度の範囲にある場合を含む。さらに、「上」と表現する位置関係は接している場合と接していないが上方に位置している場合も含む。
(面状光源301の構造)
図1は、本実施形態の面状光源301の模式斜視図であり、図2は、面状光源301の模式上面図である。面状光源301は発光モジュール101と配線基板201とを備える。面状光源301の配線基板201を保護する絶縁層80をさらに備えていてもよい。
発光モジュール101は、1次元または2次元に配置された複数の発光ユニットUを含んでいる。本実施形態では、複数の発光ユニットUは、図2に示すように、x方向およびy方向の2次元に配置されている。図1などに示す例では、発光モジュール101は、25の発光ユニットUを含み、x方向およびy方向に5行5列で配置されている。しかし、発光モジュール101に含まれる発光ユニットUの数は任意であり、他の数であってよい。1つの発光ユニットUは、例えば、一辺が1mm〜20mm、好ましくは一辺が4mm〜10mmの正方形または長方形形状を有している。発光モジュール101は用いられる表示装置の画面サイズに対応していてもよいし、複数の発光モジュール101を配列することによって、表示装置の画面サイズに対応していてもよい。
図3Aおよび図3Bは、面状光源301の1つの発光ユニットUの、図2のIIIA−IIIA線およびIIIB−IIIB線における模式断面図である。図5Aは、図3Aの要部の模式断面図である。
各発光ユニットUは光源20を含み、光源20から出射する光は、発光モジュール101の上面101aから出射される。発光モジュール101の下面101bには配線基板201が配置され、各発光ユニットUの光源20は、配線基板201に電気的に接続されている。配線基板201に外部から電力が供給されることによって、複数の光源20を同時に点灯させたり、一部の光源20を選択的に点灯させたりすることが可能である。図3Aに示すように、複数の発光ユニットUのうち少なくとも1つの発光ユニットUには、蛍光体35が添加されていてもよい。蛍光体35が添加されることによって、製造時に各発光ユニットUから出射光の色調を調整することが可能である。図3Bは蛍光体35を含まない発光ユニットUの断面を示している。
図3Aおよび図3Bに示すように、面状光源301の発光モジュール101は、導光板10と、複数の光源20と、第1透光性部材31と、第2透光性部材32とを備える。また、以下において詳述するように、面状光源301の発光モジュール101は、光反射性部材41と、遮光部材42と、光反射性シート43と、蛍光体35とをさらに備えていてもよい。以下、各構成要に分けて、面状光源301の構造をより詳細に説明する。
[導光板10]
導光板10は、各発光ユニットUの光源20から出射する光を少なくとも各発光ユニットU内で伝播させて発光モジュール101の上面101aから出射させる。導光板10は、第1主面10a、および、第1主面10aと反対側に位置する第2主面10bと、1次元または2次元に配列された複数のユニット領域10Uと、第1主面10aおよび第2主面10bに開口し、かつ複数のユニット領域10Uにそれぞれ位置する複数の貫通孔11と、を含む。第1主面10aは、発光モジュール101の上面101aでもある。ユニット領域10Uは1つの発光ユニットUに含まれる導光板10の単位領域である。本実施形態では、導光板10において、ユニット領域10Uは5行5列に配列されている。上面視において、ユニット領域10Uは、例えば、矩形形状を有しており、図2に示すように矩形の2組の辺は、x方向およびy方向にそれぞれ平行である。
貫通孔11は、第1主面10aおよび第2主面10bに開口を有しており、図2に示すようにxy平面上において、各ユニット領域10Uにおける中心に位置している。さらに平面視において、貫通孔11の中心は、各ユニット領域10Uの中心と一致しているのが好ましい。本実施形態では、貫通孔11は円筒形状を有しており、第1主面10aおよび第2主面10bにおいて、円形の開口を有する。このとき、貫通孔11の幅(直径)は、少なくとも貫通孔11内に光源20を配置することができればよく、例えば、1.5mm〜15mmであることが好ましく、さらに好ましくは2mm〜6mmである。隣接する各ユニット領域10Uに配置された貫通孔11間の距離は、発光ユニットUの一辺と同じであることが好ましく、例えば、1mm〜20mmであるのが好ましく、さらに好ましくは4mm〜10mmである。
また、貫通孔11の開口は円に限らず、楕円形状または多角形形状を有していてもよい。また、第1主面10aの開口と第2主面10bの開口とは異なる大きさであってもよい。例えば、貫通孔11は、第1主面10aの開口よりも第2主面10bの開口が大きい、または第1主面10aの開口よりも第2主面10bの開口が小さい円錐台形状を有していてもよい。また、貫通孔11は、円柱形状と円錐台形状とを組み合わせた形状、または2つの円錐台形状を組み合わせた形状を有していてもよい。図11Aから図11Dは、貫通孔11の他の形状例を示している。図11Aは、円錐台の底面に円柱が接続された形状を有する貫通孔11の例、図11Bは、円錐台の上面に円柱が接続された形状を有する貫通孔11の例、図11Cは、2つの円錐台が底面で接続された形状を有する貫通孔11の例、図11Dは、2つの円錐台が上面で接続された形状を有する貫通孔11の例をそれぞれ示している。なお、円錐台と円柱とを組み合わせた形状は、図11Aおよび図11Bに示す例に限られず、それぞれの形状が上下反転して導光板10に形成されていてもよい。
後述するように、各発光ユニットUが、光反射性部材41で区画されている場合には、導光板10は、光反射性部材41が配置される区画溝12を含んでいてもよい。区画溝12は、例えば、第1主面10aに開口を有し、隣接するユニット領域10Uとの境界上において、x方向またはy方向に沿って伸びている。このような区画溝12の幅は、例えば、1つの発光ユニットUの幅の10%以下程度とすることができる。より具体的には、区画溝12の幅は、0.03mm〜1mmが好ましく、さらに好ましくは0.05mm〜0.8mmである。本実施形態では、区画溝12は、光反射性シート43に達しており、導光板10はユニット領域10Uごとに分断されている。しかし、区画溝12の底は、第2主面10bに達しておらず、導光板10は部分的に繋がっていてもよい。上面視において、各ユニット領域10Uの外周に区画溝12が配置され、各ユニット領域10Uは区画溝12によって囲まれる領域である。
また、導光板10の上面には、輝度ムラを減らすために、例えば輝度の低い領域に凸部及び/又は凹部を有していてもよい。
導光板10は、透光性材料からなり、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂若しくはシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂、または、ガラス等の材料を用いることができる。導光板10の厚さは、例えば、200μm以上800μm以下である。
[光源20]
複数の光源20のそれぞれは、複数のユニット領域10Uの1つに対応して導光板10の貫通孔11内に配置されている。本実施形態では、1つの光源20が1つの貫通孔11に配置されているが、2以上の光源20が、貫通孔11内に配置されてもよい。光源20は、上面20a、下面20bおよび側面20cを有する。光源20の上面視における形状は、例えば矩形であり、4つの側面20cを有する。図2に示すように、例えば、上面視において、光源20の矩形の各辺は、ユニット領域10Uの矩形の各辺に対して非平行である。図2に例では、上面視において、光源20およびユニット領域10Uは正方形の形状を有しているため、光源20の矩形の各辺は、ユニット領域10U各辺に対して+45度または135度(−45度)の角度をなしている。このような配置によれば、上面視において、光源20の4つの側面がユニット領域の4つの角と対向するため、ユニット領域10Uの中心から最も離れた位置にある4つの角近傍での輝度の低下を抑制することができる。
図4は、光源20の断面図である。光源20は、発光素子単体であってもよいし、発光素子に波長変換部材等の光学部材を組み合わせた構造を有していてもよい。本実施形態では、図4に示すように光源20は、発光素子21と、透光性部材22と、光調整部材23と、被覆部材24と、電極25とを含む。また、電極25は、後述する発光素子21のp側電極およびn側電極を光源20の電極として用いる場合、適宜省略することができる。
発光素子21の典型例は、LEDである。発光素子21は、例えば、サファイアまたは窒化ガリウム等の支持基板と、支持基板上の半導体積層体とを含む。半導体積層体は、n型半導体層およびp型半導体層と、これらに挟まれた発光層と、n型半導体層およびp型半導体層と電気的に接続されたp側電極およびn側電極を含む。半導体積層体は、紫外〜可視域の発光が可能な窒化物半導体(InAlGa1−x−yN、0≦x、0≦y、x+y≦1)を含んでいてもよい。
発光層は、ダブルヘテロ接合または単一量子井戸(SQW)等の構造を有していてもよいし、多重量子井戸(MQW)のようにひとかたまりの発光層群をもつ構造を有していてもよい。また、半導体積層体は、n型半導体層とp型半導体層との間に1つ以上の発光層を含む構造を有していてもよいし、n型半導体層と発光層とp型半導体層とを順に含む構造が複数回繰り返された構造を有していてもよい。半導体積層体が複数の発光層を含む場合、発光ピーク波長が異なる発光層を含んでいてもよいし、発光ピーク波長が同じ発光層を含んでいてもよい。なお、発光ピーク波長が同じとは、数nm程度のばらつきがある場合も含む。半導体積層体が2つの発光層を含む場合、例えば、青色光と青色光、緑色光と緑色光、赤色光と赤色光、紫外光と紫外光、青色光と緑色光、青色光と赤色光、または、緑色光と赤色光などの組み合わせで発光層を選択することができる。各発光層は、発光ピーク波長が異なる複数の活性層を含んでいてもよいし、発光ピーク波長が同じ複数の活性層を含んでいてもよい。
発光素子21は、青色光を出射する発光素子であってもよいし、青色光以外の色、例えば赤色光または緑色光を出射する発光素子であってもよい。また、1つの発光ユニットUに、赤色光を出射する発光素子、青色光を出射する発光素子および緑色光を出射する発光素子を含んでいてもよい。本実施形態では、各発光ユニットUの発光素子21として、青色光を出射するLEDを例示する。
発光素子21の上面視における形状は、典型的には、矩形である。発光素子21の矩形形状の一辺の長さは、例えば1000μm以下である。発光素子21の矩形形状の縦および横の寸法は、500μm以下であってもよい。縦および横の寸法が500μm以下の発光素子は、安価に調達しやすい。あるいは、発光素子21の矩形形状の縦および横の寸法は、200μm以下であってもよい。発光素子21の矩形状の一辺の長さが短いと、液晶表示装置のバックライトユニットへの適用において、高精細な映像の表現、ローカルディミング動作等に有利である。特に、縦および横の両方の寸法が250μm以下であるような発光素子は、上面の面積が小さくなるので発光素子の側面からの光の出射量が相対的に大きくなる。したがって、バットウィング型の配光特性を得やすい。ここで、バットウィング型の配光特性とは、広義には、発光素子の上面に垂直な光軸を0°として、0°よりも配光角の絶対値が大きい角度において発光強度が高い発光強度分布で定義されるような配光特性を指す。
発光素子21は、出射面21aと電極面21bと、側面21cとを含む。電極面21bには、p側電極およびn側電極と電気的に接続された一対の電極25が位置している。
透光性部材22は、発光素子21の出射面21aおよび側面21cを覆って配置される。透光性部材22は、発光素子21を保護するとともに透光性部材22に添加される粒子に応じて、波長変換および光拡散等の機能を備える。具体的には、透光性部材22は、透光性樹脂を含み、蛍光体を更に含んでいてもよい。蛍光体を含む場合には、透光性部材22は波長変換部材でもある。蛍光体としては、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えば、Y(Al,Ga)12:Ce)、ルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えば、Lu(Al,Ga)12:Ce)、テルビウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えば、Tb(Al,Ga)12:Ce)、CCA系蛍光体(例えば、Ca10(POl2:Eu)、SAE系蛍光体(例えば、SrAl1425:Eu)、クロロシリケート系蛍光体(例えば、CaMgSi16l2:Eu)、βサイアロン系蛍光体(例えば、(Si,Al)(O,N):Eu)、αサイアロン系蛍光体(例えば、M(Si,Al)12(O,N)16:Eu(但し、0<z≦2であり、MはLi、Mg、Ca、Y、およびLaとCeを除くランタニド元素))、SLA系蛍光体(例えば、SrLiAl:Eu)、CASN系蛍光体(例えば、CaAlSiN:Eu)若しくはSCASN系蛍光体(例えば、(Sr,Ca)AlSiN:Eu)等の窒化物系蛍光体、KSF系蛍光体(例えば、KSiF:Mn)、KSAF系蛍光体(例えば、K(Si,Al)F:Mn)若しくはMGF系蛍光体(例えば、3.5MgO・0.5MgF2・GeO:Mn)等のフッ化物系蛍光体、ペロブスカイト構造を有する蛍光体(例えば、CsPb(F,Cl,Br,I))、または、量子ドット蛍光体(例えば、CdSe、InP、AgInS又はAgInSe)等を用いることができる。
透光性部材22は、複数種類の蛍光体を含んでいてもよく、例えば、青色の光を吸収して黄色の光を放射する蛍光体と、青色の光を吸収して赤色の光を放射する蛍光体を含んでいてもよい。これにより、光源30から例えば白色の光を出射させることができる。また、透光性部材22は、遮光しない程度に光拡散材を含んでいてもよい。透光性部材22に含有される光拡散材の含有率は、発光素子21から出射した光に対する透光性部材22の透過率が50%以上99%以下、好ましくは70%以上90%以下となるように調整することができる。光拡散材としては、例えば、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、またはガラス等を用いることができる。
被覆部材24は、発光素子21と電気的に接続された電極25を除く電極面21bに配置され、透光性部材22の下面をさらに覆っている。被覆部材24は、光反射性を有し、発光素子21の発光層から出射する光のち、電極面21b側へ向かう光を出射面21aにむけて反射する。被覆部材24は、例えば、光拡散材を含む樹脂材料によって構成されている。具体的には、被覆部材24は、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛またはガラス等の粒子からなる光拡散材を含むシリコーン樹脂、エポキシ樹脂である。また、被覆部材24は、無機部材であってもよい。
光調整部材23は、透光性部材22の上面22aに位置しており、透光性部材22の上面22aから出射する光の量や出射方向を制御する。光調整部材23は、例えば、上述した光拡散材が分散した透光性樹脂材料、金属薄膜または無機部材等によって構成することができる。透光性部材22の上面22aから出射した光の一部は、光調整部材23の光拡散材や金属薄膜などにより反射し、他の一部は、光調整部材23を透過する。光調整部材23の透過率は、例えば、1%以上50%以が好ましく、3%以上30%以下であることがより好ましい。これにより、光源20の直上での輝度を低下させ、面状光源301の輝度の面内ばらつきを低下させる。
[第1透光性部材31]
図5Aに示すように、第1透光性部材31は、導光板10の複数のユニット領域10Uのそれぞれにおいて、光源20の少なくとも側面の一部を覆うように、貫通孔11内に配置されている。より具体的には、第1透光性部材31は、貫通孔11内において第2主面10b側に位置しており、後述する透光性接着シート51に接し、かつ貫通孔11を規定する側面11cと光源20の側面20cとに接している。第1透光性部材31は、貫通孔11を規定する側面11cの一部と接していてもよいし、全部と接していてもよい。これにより、光源20の側面20cから出射する光を効率よく導光板10内に入射させることができる。第1透光性部材31は、光源20の4つの側面20cのうちの少なくとも1つの側面を覆うことができ、本実施形態においては光源20の4つの側面20cを覆っている。また、第1透光性部材31は、光源20の側面20cの一部を構成する透光性部材22と接するのが好ましい。より効率的に光源20からの光を導光板10内へ入射させるために、第1透光性部材31の屈折率は、光源20の側面20cを構成する部材(本実施形態では透光性部材22)の屈折率よりも大きほうが好ましい。また、第1透光性部材31の屈折率は導光板10の屈折率よりも小さい方が好ましい。
また、面状光源301の製造時に、導光板10の貫通孔11内に光源20を配置し、第1透光性部材31を充填することによって、光源20を固定し、配線基板201に各光源20を電気的に接続することができる。したがって、この状態で光源20を点灯させて、光源20から出射された光の色や導光板10内への広がりおよび面状光源全体での色調のバランスを確認するなど光源20の点灯検査を行うことが可能となる。
面状光源301が、遮光部材42を備える場合、第1透光性部材31は、光源20の上面20aを覆っておらず、上面20a上には位置していないことが好ましい。第1透光性部材31が光源20の上面20aを覆っていないことにより、点灯検査の際、光源20の側面20cから第1透光性部材31に入射した光が、光源20の上面20a側に漏れることが抑制される。このため、遮光部材42を形成する前に点灯検査を行っても、遮光部材42が形成されているのと同等の配光、いいかえると、完成した面状光源301の配光により近い配光を点灯検査で実現し得る。よって、後述するように点灯検査の結果に基づき、第2透光性部材32に蛍光体や光拡散部材を添加して、色調や配光を調整する場合に、より正確に色調を調整したり、より簡単に蛍光体や光拡散材の量を決定することが可能となる。
点灯検査において、完成した面状光源301に近い配光が得られる限り、複数のユニット領域10Uのうち一部または全部において、第1透光性部材31が、光源20の上面20aの一部を覆っていてもよい。また、光源20の上面20aを覆う第1透光性部材31が十分に薄ければ、複数のユニット領域10Uのうち一部または全部において、第1透光性部材31が、光源20の上面20a全体を覆っていてもよい。
また、第1透光性部材31の上面31aは、導光板10の第2主面10b側に凹む凹部31dを有することが好ましい。これにより、光源20からの光を第1透光性部材31の湾曲した上面31aで拡散させ、光源20近傍の輝度が高くなりすぎないようにすることができる。
上述したように、第1透光性部材31が配置された貫通孔11内には、少なくとも第2透光性部材32を配置する空間が残される。よって、点灯検査の確認結果に基づき、蛍光体や光拡散材が添加された第2透光性部材32を、貫通孔11内であって光源20の上面20a上および第1透光性部材31の上面31a上に配置することにより、光源20から出射された光の色や分布を、発光ユニットUごとに調整することが可能である。上述したように、第1透光性部材31の上面20aが凹部31dを有することによって、凹部31dの位置や大きさに応じて第2透光性部材32に添加される蛍光体や光拡散材の位置や量を調節することが可能となり、光源20から出射された光の色や分布の調整の幅を広げることが可能となる。例えば、本実施形態における凹部31dは、第2透光性部材32に添加された蛍光体や光拡散材が光源20の側面20C近傍に配置されるように、光源20上面20aよりも低い位置で導光板10の第2主面側に凹んでいる。これにより、光源20から出射された光が、第2透光性部材32内に配置された蛍光体や光拡散材に照射されやすくすることができる。
第1透光性部材31は、光源20の側面20cのできるだけ多くの面積を覆うことがより好ましい。具体的には、第1透光性部材31は、光源20の各側面20cをそれぞれ60%以上覆うことが好ましく、さらに80%以上覆うことが好ましい。これにより、点灯検査時に光源20の側面20cから出射する光をより効率よく導光板10に入射させることができ、導光板10での光の広がりをより正確に評価することができる。図5Bに示す例では、第1透光性部材31は、光源20の側面20cに露出した被覆部材24の全体および透光性部材22の全体を覆っている。第1透光性部材31は、さらに光調整部材23を覆っていてもよい。
図5Aおよび図5Bに示すように、第1透光性部材31の上面31aの導光板10と接する外縁の位置および光源20の側面20cと接する内縁の位置は任意に設定し得る。特に、第1透光性部材31の上面31aの外縁は、内縁よりも高い位置に設定するのが好ましく、光源20からの光が導光板10内に入射されやすくすることができる。
第1透光性部材31は、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、またはこれらを混合した樹脂等の透光性樹脂を含む。また、第1透光性部材31は、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、またはガラス等の粒子からなる光拡散材をさらに含んでいてもよい。
[第2透光性部材32、蛍光体35]
第2透光性部材32は、導光板10の複数のユニット領域10Uのそれぞれにおいて、少なくとも第1透光性部材31の上面31aを覆って貫通孔11内に配置されている。本実施形態では、第2透光性部材32は、光源20の上面20aおよび第1透光性部材31の上面31a上に位置し、貫通孔11を規定する側面11cに接している。第2透光性部材32は、貫通孔を規定する側面11cと接していなくてもよい。第1透光性部材31の上面31aが凹部31dを有する場合には、第2透光性部材32の下面32bは、第1透光性部材31の上面31aと接する領域において、導光板10の第2主面10b側に延出する第1凸部32dを有する。また、第2透光性部材32が光拡散材を含む場合には光源20の上面20aから出射された光の一部も導光板10内に入射させることができる。
第2透光性部材32の上面32aの位置は、導光板10の第1主面10aと同じであってもよいし、上面32aが凹部を有していたり、凸部を有することによって、導光板10の第1主面10aよりも、上面32aの凹部の底が低い位置にあってもよいし、上面32aの凸部が第1主面10aよりも高い位置にあってもよい。
第1透光性部材31と同様、第2透光性部材32は、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、またはこれらを混合した樹脂等の透光性樹脂を含む。
図3Aに示すように、面状光源301は、蛍光体35を含み、複数のユニット領域10Uの少なくとも1つにおいて、蛍光体35が第2透光性部材32内に配置されていてもよい。この場合、第2透光性部材32内において、蛍光体35は、下面32b側に偏在していてもよい。ここで偏在とは、例えば、第2透光性部材32を高さ方向において、二分した場合、下側部分における蛍光体35の密度が、上側部分における蛍光体35の密度よりも高いことをいう。
蛍光体35は、点灯検査の結果に基づき添加される。例えば、点灯検査の結果、あるユニット領域における発光に赤色成分が不足していると判断した場合、赤色の光を放射する蛍光体35を添加する。第2透光性部材32に添加する蛍光体35は1種類であってもよいし、放射する光の色が異なる2種類以上であってもよい。また、蛍光体35の添加量は点灯検査の結果に基づき調整してよい。また、点灯検査の結果、蛍光体35を添加する必要がなければ、いずれのユニット領域10Uの第2透光性部材32にも蛍光体35が含まれていなくてもよい。またさらに、点灯検査の結果に基づいて光拡散材を添加してもよい。例えば、あるユニット領域10Uの輝度が低いと判断した場合、光拡散材を添加することにより、導光板10の上面10a及び第2透光性部材32の上面32aから外部に取り出される光を増やすことができ、面状光源301の輝度分布を調整することができる。
第2透光性部材32に含まれる透光性樹脂は、第1透光性部材31に含まれる透光性樹脂と同じであってもよいし、異なっていてもよい。第2透光性部材32が第1透光性部材31と同種の透光性樹脂を含む場合には、第2透光性部材32および第1透光性部材31の屈折率がほぼ等しくなるため、第1透光性部材31の上面31aと第2透光性部材32の下面32bとの界面における屈折率差がゼロまたは小さいため、界面における反射が抑制され、第1透光性部材31と第2透光性部材32との間で光が効率的に透過する。
一方、第1透光性部材31の上面31aにおいて、第1透光性部材31を伝搬する光を反射させることによって、光源20近傍の輝度が高くなりすぎるのを抑制したい場合には、第2透光性部材32の屈折率は第1透光性部材31の屈折率よりも小さいことが好ましい。
前述したように、第2透光性部材32中の蛍光体35は、製造時において、各ユニット領域10Uにおける光源20から出射する光の色調などに基づき添加することができる。図3Bに示すように、蛍光体35を添加する必要がないユニット領域10Uでは、第2透光性部材32は、蛍光体35を含んでいなくてもよい。
第2透光性部材32は、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、またはガラス等の粒子からなる光拡散材をさらに含んでいてもよい。
[光反射性部材41]
光反射性部材41は、導光板10の区画溝12内に配置されている。これにより、導光板10の各ユニット領域10Uの外周に光反射性部材41が配置され、上面視において、各ユニット領域10Uは光反射性部材41によって囲まれる。光反射性部材41は、光源20から出射され、導光板10に入射された光の一部または全部を反射する。このため、光源20から出射された光が、隣接するユニット領域10Uへ入射するのを抑制する。
光反射性部材41には、例えば、光拡散材を含む樹脂または金属を用いることができる。光反射性材料に用いられる樹脂としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、または、エポキシ樹脂若しくはシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。また、光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、ガラス等の粒子を用いることができる。また、光反射性材料に用いられる金属としては、例えば、白金(Pt)、銀(Ag)、ロジウム(Rh)またはアルミニウム(Al)を用いることができる。図3Aおよび図3Bでは、光反射性部材41は、区画溝12内を充填しているが、例えば、光反射性部材41は、層状に区画溝12の内側面のみを覆っており、区画溝12内の一部に空間が形成されていてもよい。
光反射性部材41の反射率は、光源20からの光に対して、20%〜95%が好ましく、さらに好ましくは50%〜90%であり、面状光源301に求められる仕様によって任意に決定し得る。例えば、面状光源301の発光ユニットUをローカルディミングで駆動させた場合に、点灯している発光ユニットUと消灯している発光ユニットUとの境界でコントラストが大きい発光特性が求められる場合には、光反射性部材41の反射率は大きいほうが好ましい。一方、点灯している発光ユニットUと消灯している発光ユニットUとの境界で輝度が徐々に変化している発光特性が求められる場合には、光反射性部材41の反射率は小さいほうが好ましい。
[遮光部材42]
遮光部材42は、各ユニット領域10Uの貫通孔11において、第2透光性部材32の上面32aの少なくとも一部上に配置されている。遮光部材42は、光源30から出射し第2透光性部材32を透過した光の一部を反射し、他の一部を透過させる。このような遮光部材42の厚さは、0.005mm〜0.2mmとするのが好ましく、さらに好ましくは0.01mm〜0.075mmである。また、遮光部材42の反射率としては、光源20の光調整部材23の反射率よりも低く設定するのが好ましく、光源20からの光に対して、例えば20%〜90%が好ましく、さらに好ましくは30%〜85%である。遮光部材42は、例えば、光拡散材を含む樹脂材料により形成されていてもよく、金属材料により形成されていてもよい。例えば樹脂材料として、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、またはこれらを混合した樹脂等を用いることができる。また、光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、またはガラス等の粒子を用いることができる。また、遮光部材42は、誘電体多層膜によって構成してもよい。本実施形態においては、遮光部材42は膜状に設けられているが、ドット状に設けられてもよい。
図2、図3Aおよび図3Bに示すように、本実施形態では、上面視において、遮光部材42は、矩形形状を有している。矩形の2組の辺は、発光ユニットUの外周に位置する光反射性部材41と平行である。遮光部材42は、第2透光性部材32の上面32aの一部であって、光源20の上面20a上方に位置する領域を覆っていることが好ましい。本実施形態では、上面視において、遮光部材42は、光源20の上方の領域を覆い、貫通孔11内に位置している。第2透光性部材32の上面32aの一部は、遮光部材42に覆われておらず、外部に露出している。上面視における遮光部材42の形状は、円や他の形状であってもよいし、第2透光性部材32の上面32aよりも大きく、上面32a全体を覆っており、外縁部分は導光板10の第1主面10aに位置していてもよい。
また、遮光部材42は、第2透光性部材32の上面32a以外にも、例えば、輝度ムラを減らすために、導光板10の第1主面10aのうち輝度の高い領域に点在させてもよい。
[光反射性シート43]
光反射性シート43は、配線基板201と導光板10との間に位置し、導光板10の第2主面10bを覆っている。本実施形態では、光反射性シート43を導光板10の第2主面10bに接着するために、透光性接着シート51が光反射性シート43と導光板10の第2主面10bとの間に配置されている。図3Aおよび図3Bに示すように、光反射性シート43は、導光板10の貫通孔11内にも配置されており、貫通孔11内において、光源20の下面20bおよび第1透光性部材31の下面31bも覆っている。図3Aおよび図3Bに示すように、導光板10に設けられた区画溝12が、透光性接着シート51および光反射性シート43に達していてもよい。
光反射性シート43は、導光板10を伝搬する光のうち第2主面10bから外部へ向かう光を第1主面10aに向けて反射させる。
光反射性シート43には、多数の気泡を含む樹脂シート(例えば発泡樹脂シート)や、光拡散材を含む樹脂シート等を用いることができる。これら光反射性シート43に用いられる樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、または、エポキシ樹脂若しくはシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。また、光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、またはガラス等の粒子を用いることができる。
[配線基板201]
配線基板201は、第1主面201aおよび第1主面201aと反対側に位置する第2主面201bを有し、第1主面201aが接着シート52によって光反射性シート43に接合されている。配線基板201は、内部に複数の光源20を電気的に接続する配線パターンを有し、配線パターンは、導光板10の各ユニット領域10Uの貫通孔11に対応する領域において、第2主面201bに位置する端子61と電気的に接続されている。配線パターンは、配線基板201の第1主面201aまたは第2主面201bに位置していていてもよい。
配線基板201、接着シート52、光反射性シート43および透光性接着シート51は、電極25の一部を露出する孔65を有しており、孔65内に配線70が配置されている。配線70は、一端が電極25と接している。配線70の他端は、配線基板201の第2主面201bの端子61と接続されている。これによって、配線基板201は複数の光源20と電気的に接続されている。
[絶縁層80]
絶縁層80は、配線基板201の第2主面201bに位置する端子61および配線70を覆って第2主面201bに設けられている。絶縁層80は配線基板201の第2主面201bを覆うことによって、第2主面201bの端子等が電気的に短絡するのを抑制したり、第2主面201bを外部環境から保護したりする。
(面状光源301の製造方法)
面状光源301の製造方法の実施形態を説明する。図6は、面状光源301の製造方法の一例を示すフローチャートであり、図7Aから図7Kは、図6に示す面状光源301の製造方法における工程断面図である。図7Aから図7Kでは、1つの発光ユニットUに関する断面を示しているため、各図中に発光ユニットUを示す参照符号は付していない。本実施形態の面状光源301の製造方法は、配線基板を用意する工程(S1)と、導光板を配置する工程(S3)と、光源および第1透光性部材を配置する工程(S4)と、第2透光性部材を配置する工程(S8)とを少なくとも含む。面状光源301の製造方法は、さらに、光反射性シートを配置する工程(S2)と、区画溝を形成する工程(S5)と、光源と配線基板とを電気的に接続する工程(S6)と、光源の点灯検査を行う工程(S7)と、遮光部材および光反射性部材を配置する工程(S9)と、絶縁層を配置する工程(S10)と、集合体の切断工程(S11)とをさらに含んでいてもよい。
[配線基板を用意する工程(S1)]
図7Aに示すように、第1主面201aおよび第1主面201aと反対側に位置する第2主面201bを有する配線基板201を用意する。第2主面201bには端子61が配置されており、配線基板201の内部には配線パターンが形成されている。第1主面201aおよび第2主面201bに配線パターンが形成されていてもよい。
[光反射性シートを配置する工程(S2)]
配線基板201の第1主面201aに光反射性シート43を配置する。配線基板201の第1主面201aに接着シート52を配置し、接着シート52上に光反射性シート43を配置することによって光反射性シート43を配線基板201に貼り付ける。あらかじめ第1主面201aに光反射性シート43が配置された配線基板を用意してもよいし、第1主面201aが光反射性を有する配線基板を用意してもよい。これらの場合にはこの工程を省略することできる。
[導光板を配置する工程(S3)]
導光板10を用意する。図8は導光板10の平面図である。導光板10は、第1主面10aおよび第1主面10aと反対側に位置する第2主面10bと、1次元または2次元に配列された複数のユニット領域10Uとを有する。また、導光板10は、第1主面10aおよび第2主面10bに開口し、複数のユニット領域10Uにそれぞれ位置する複数の貫通孔11を含む。複数のユニット領域10Uは、例えば、x方向およびy方向に5行5列に配置されている。図8において、破線はユニット領域10Uの境界の位置を示しているが、導光板10に破線で示す位置に溝等は設けられていなくてもよい。
また、図8では、導光板10は、最終的に製造される面状光源301が備える発光ユニットUの数に対応したサイズを有しているが、面状光源301が備える発光ユニットUの数よりも多くのユニット領域10Uを有する導光板集合体を用意してもよい。例えば、4つの導光板10を一体化した導光板集合体を用いてもよい。この場合、導光板集合体は、例えば、10行10列に配置されたユニット領域10Uを含んでいる。
図7Cに示すように、用意した導光板10を、透光性接着シート51を挟んで配線基板201の第1主面201a側に配置し、導光板10を配線基板201に対して固定する。本実施形態では、光反射性シート43が配線基板201の第1主面201aに配置されているので光反射性シート43が透光性接着シート51を挟んで導光板10の第2主面10bに接着される。
続いて図7Dに示すように、光源20と配線基板201の端子61を接続する配線70を形成するための孔65を形成する。具体的には、パンチング、ドリルまたはレーザー等による加工により、透光性接着シート51、光反射性シート43、接着シート52および配線基板201にこれらの部材を連続して貫通する孔65を形成する。また、あらかじめ孔65が形成された各シートを積層することにより、各シートを連続して貫通する孔65としてもよい。
[光源および第1透光性部材を配置する工程(S4)]
図7Eおよび図7Fに示すように、導光板の複数のユニット領域10Uの貫通孔11のそれぞれに、光源20および第1透光性部材31を配置する。具体的には、図7Eに示すように、導光板10の貫通孔11内において、配線基板201の第1主面201a上に複数の光源20の1つをそれぞれ配置する。貫通孔11内には透光性接着シート51の一部が露出しているため、光源20の下面20bと、透光性接着シート51とが接することによって、光源20が配線基板201に対して仮固定される。光源20の電極25が透光性接着シート51の孔65と重なるように貫通孔11に対して光源20が位置合わせされる。
続いて、図7Fに示すように、光源20の側面20c、貫通孔11の側面および貫通孔11内で露出された透光性接着シート51の上面を覆うよう未硬化の第1透光性部材31’を、貫通孔11内に配置する。その後、未硬化の第1透光性部材31’を硬化させる。これにより、未硬化の第1透光性部材31’が収縮し、上面31aに凹部31dが形成された硬化した第1透光性部材31が得られる。未硬化の第1透光性部材31’の充填量によって、上面31aの位置および凹部31dの深さを調整し得る。なお、未硬化の第1透光性部材31’を硬化させるときに加熱する温度としては、30℃〜150℃が好ましく、さらに好ましくは40℃〜130℃である。
[区画溝を形成する工程(S5)]
図7Gに示すように、ユニット領域10Uを区画する光反射性部材41を設ける場合には、区画溝12を導光板10に形成する。導光板10の第1主面10aにおいて、複数のユニット領域10U間の境界の位置に、例えば、回転刃を備えたダイシングソー、レーザー加工装置等を用いて区画溝12を形成する。
[光源と配線基板とを電気的に接続する工程(S6)]
図7Hに示すように、複数の光源20と配線基板201とを電気的に接続する。具体的には、例えば、導光板10が接合された配線基板201を、第2主面201bを上にした状態で保持し、例えば、孔65内および第2主面201b上において、導電性ペースト70’を配置し、光源20の電極25と第2主面201b上の端子61とを接続する配線パターンを形成する。その後、導電性ペースト70’から溶媒などを除去し、硬化させることによって配線70を形成する。
硬化した第1透光性部材31によって光源20の位置が固定されているため、導電性ペースト70’の形成時に、光源20の電極25と孔65との位置合わせがずれたり、導電性ペースト70’が孔65と電極25との間から漏れることが抑制される。また、形成した配線70が光源20の移動によって断線することも抑制される。
[光源の点灯検査を行う工程(S7)]
複数の光源20を点灯させ、出射する光を検査する。導光板10が上に位置するように導光板10が接合された配線基板201を保持し、配線基板201に電力を供給して光源20を点灯させ、出射する光を検査する。例えば、複数の光源20のすべてを同時に点灯させ、導光板10の上面視における画像を撮影し、撮影した画像を分析することによって色度の分布を検査する。
この時、第1透光性部材31が貫通孔11内に配置され、光源20と導光板10とに接していることによって、光源20から出射した光を、第1透光性部材31を介して導光板10に入射させることが可能であり、完成した面状光源301に近い状態で光の分布を検査することが可能である。第1透光性部材31が配置されていなくても、光源20の点灯は可能であるが、この場合には、光源20から出射する光は、貫通孔11内の空間を空気が満たしていることによって、光源20の側面20cや導光板10の貫通孔11を規定する側面等で、光源20の光が反射あるいは屈折し、面状光源301の光の分布と、点灯検査時の光の分布が大きく異なり得る。
[第2透光性部材を配置する工程(S8)]
貫通孔11内に第2透光性部材32を配置する。図7Iに示すように、複数のユニット領域Uの貫通孔11において、第1透光性部材31の上面31aを少なくとも覆うように未硬化の第2透光性部材32’をそれぞれ配置する。この時、上述した点灯検査の結果に基づき、複数のユニット領域の少なくとも1つにおいて、未硬化の第2透光性部材32’に蛍光体35および光拡散材の少なくとも一方を添加してもよい。例えば、図9に示すように、5行5列に配置されたユニット領域Uの貫通孔11のうち、ハッチングで示した貫通孔11において、未硬化の第2透光性部材32’に蛍光体35を添加する。蛍光体35の種類および量は点灯検査の結果に基づき決定してもよい。
その後、未硬化の第2透光性部材32’を硬化させることによって貫通孔11内に第2透光性部材32を配置する。なお、未硬化の第2透光性部材32’を硬化させるときに加熱する温度としては、30℃〜150℃が好ましく、さらに好ましくは40℃〜130℃である。
[遮光部材および光反射性部材を配置する工程(S9)]
図7Jに示すように、光反射性部材41を導光板10上に配置し、遮光部材42を第2透光性部材32上に配置する。未硬化の光反射性部材41’を導光板10の区画溝12内に配置する。同様に未硬化の遮光部材42’を第2透光性部材32の上面32aを覆うように配置する。その後、未硬化の光反射性部材41’および未硬化の遮光部材42’を硬化させることによって、導光板10の区画溝12内に光反射性部材41が配置され、第2透光性部材32の上面32aに遮光部材42が配置される。
[絶縁層を配置する工程(S10)]
図7Kに示すように、端子61および配線70を覆うように、配線基板201の第2主面201bに絶縁層80を形成する。これにより、面状光源301が完成する。
[集合体の切断工程(S11)]
導光板10が集合体を形成している場合には、上記工程によって、複数の面状光源301がつながった構造体が得られる。このため、得られた構造体を切断し、個々の面状光源301を得る。これにより互いに分離した複数の面状光源301が完成する。
[面状光源および面状光源の製造方法の特徴]
本実施形態の面状光源および面状光源の製造方法によれば、光源20が位置する導光板10の貫通孔11内には、第1透光性部材31および第2透光性部材32が配置されている。このため、第1透光性部材31を配置し、配線基板201に光源20を電気的に接続した段階で、光源20をテスト発光させ、テスト結果に応じて調整が必要なユニット領域の貫通孔11のみに、第2透光性部材32に蛍光体35および光拡散材の少なくとも一方を添加して配置することができる。このため、製造時に色調分布および輝度分布の少なくとも一方を調整することが可能な構造を有する面状光源が得られる。
例えば、光源の色調は、所定の規格内において制御されているとしても、複数の光源を配線基板に配置した場合に、規格の範囲内で色度の偏った2つの光源が隣接して配置される可能性がある。このような場合、複数の光源をすべて点灯させることによって、色度の偏った2つの光源のユニットが隣接することによって、色度の偏りが大きい領域が広く分布してしまう。このような場合でも、本実施形態の面状光源によれば、色度の偏った2つの光源の一方または両方の第2透光性部材に蛍光体を添加することによって、色度の偏りを低減することが可能である。
また、テスト発光の際、第1透光性部材31を介して光源20からの光を導光板10に入射させることができるため、完成した面状光源302の発光により近い状態で、テスト発光の評価を行うことができる。
[他の形態]
本開示の面状光源には種々の改変が可能である。例えば、面状光源は、さらに第3透光性部材33を備えていてもよい。図10は、面状光源302の、図3Aに対応する位置における断面図を示す。面状光源302は、複数のユニット領域10Uの少なくとも1つにおいて、貫通孔11内に配置された、第1透光性部材31、第2透光性部材32および第3透光性部材33を含む。第1透光性部材31は、面状光源301と同様、貫通孔11内において第2主面10b側に位置しており、透光性接着シート51に接し、かつ貫通孔11を規定する側面11cと光源20の側面20cとに接している。
第2透光性部材32は、第1透光性部材31の上面31aを覆って貫通孔11内に配置されている。図10に示す形態では、第2透光性部材32は、光源20の上面20aには位置しておらず。第2透光性部材32の上面32aは概ね平坦である。第2透光性部材32内には、蛍光体35が配置されている。第2透光性部材32は、貫通孔11の側面11cと接していてもよいし、接していなくてもよい。
第3透光性部材33は、第2透光性部材32の上面32aおよび光源20の上面20aを覆って貫通孔11内に位置している。第3透光性部材33は貫通孔11を規定する側面11cに接している。また、第3透光性部材33の下面33bは、第2透光性部材32の上面32aと、光源20の上面20aとに接している。
第3透光性部材33の上面33aの位置は、導光板10の第1主面10aと同じであってもよいし、上面33aが凹部を有していたり、凸部を有することによって、導光板10の第1主面10aよりも、上面33aの凹部の底が低い位置にあってもよいし、上面33aの凸部が第1主面10aよりも高い位置にあってもよい。
第3透光性部材33の上面33aの少なくとも一部上には、遮光部材42が位置している。
面状光源302は、面状光源301と同様にして製造することができる。例えば、面状光源301と同様、第2透光性部材を配置する工程(S8)において、第1透光性部材31の上面31aを少なくとも覆うように未硬化の第2透光性部材をそれぞれ配置する。この時、点灯検査の結果に基づき、複数のユニット領域10Uの少なくとも1つにおいて、未硬化の第2透光性部材に蛍光体35を添加してもよい。その後、未硬化の第2透光性部材を硬化させ、蛍光体35が配置された第2透光性部材32を得る。
次に、貫通孔11内において、第2透光性部材32の上面32aおよび光源20の上面20aを覆うように、未硬化の第3透光性部材を配置する。その後、第1透光性部材31、第2透光性部材32および未硬化の第3透光性部材を硬化させる。なお、未硬化の第3透光性部材を硬化させるときに加熱する温度としては、30℃〜150℃が好ましく、さらに好ましくは40℃〜130℃である。他の工程は面状光源301と同様にして行うことができる。
面状光源302によれば、導光板10の貫通孔11内には、第1透光性部材31、第2透光性部材32および第3透光性部材33が配置される。このため、第3透光性部材33が貫通孔11内において占める高さを小さくできる。また、面状光源302を製造する際、未硬化の第3透光性部材33を貫通孔11内に配置する時に第1透光性部材31および第2透光性部材32は硬化しているため、第3透光性部材33の下面33bとなる位置は、未硬化の第3透光性部材33を硬化させる際にほとんど低下しない。これらのことから、貫通孔11内に配置した未硬化の第3透光性部材33の上面の低下量を小さくでき、かつ、均一にできるため、上面33aの平坦性が高い第3透光性部材33を貫通孔11内に配置することができる。その結果、遮光部材42の下面42bも平坦にでき、遮光部材42の下面42bで反射する光を均一にすることができる。よって、各発光ユニットUにおける光の分布もより均一にすることが可能となる。
本開示の実施形態による面状光源は、種々の用途の面状光源等に有用である。特に、液晶表示装置に向けられたバックライトユニットに有利に適用でき、例えば、厚さ低減の要求が厳しいモバイル機器の表示装置用のバックライト、ローカルディミング制御が可能な面発光装置等に好適に用いることができる。
10 導光板
10U ユニット領域
10a 第1主面
10b 第2主面
11 貫通孔
11c 側面
12 区画溝
20 光源
20a 上面
20b 下面
20c 側面
21 発光素子
21a 出射面
21b 電極面
21c 側面
22 透光性部材
22a 上面
23 光調整部材
24 被覆部材
25 電極
30 光源
31 第1透光性部材
31’ 第1透光性部材
31a 上面
31b 下面
31d 凹部
32 第2透光性部材
32a 上面
32b 下面
32d 第1凸部
33 第3透光性部材
35 蛍光体
41 光反射性材料
42 遮光部材
43 光反射性シート
51 透光性接着シート
52 接着シート
61 端子
65 孔
70 配線
80 絶縁層
101 発光モジュール
101a 上面
101b 下面
201 配線基板
201a 第1主面
201b 第2主面
301 面状光源

Claims (16)

  1. 第1主面、および、前記第1主面と反対側に位置する第2主面と、1次元または2次元に配列された複数のユニット領域と、前記第1主面および前記第2主面に開口し、前記複数のユニット領域にそれぞれ位置する複数の貫通孔と、を含む導光板と、
    前記導光板の複数の貫通孔内に配置された複数の光源であって、前記複数の光源のすくなくとも1つが、前記複数のユニット領域の1つに対応して前記貫通孔内に配置された複数の光源と、
    前記導光板の第2主面側に位置し、前記複数の光源が配置される配線基板と、
    前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、前記光源の少なくとも側面の一部を覆うように、前記貫通孔内に配置された第1透光性部材と、
    前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、少なくとも前記第1透光性部材の上面を覆って前記貫通孔内に配置された第2透光性部材と、
    を備える面状光源。
  2. 前記複数のユニット領域の少なくとも1つにおいて、
    前記第1透光性部材の上面は、前記導光板の第2主面側に凹む凹部を有し、
    前記第2透光性部材の下面は、前記第1透光性部材の上面と接し、前記導光板の第2主面側に延出する第1凸部を有する、請求項1に記載の面状光源。
  3. 前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、前記第1透光性部材は、前記光源の側面全体を覆う、請求項1または2に記載の面状光源。
  4. 蛍光体をさらに含み、
    前記複数のユニット領域の少なくとも1つの前記第2透光性部材内において、前記蛍光体は、前記第2透光性部材の下面側に偏在している、請求項2に記載の面状光源。
  5. 前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、前記第2透光性部材は、前記光源の上面を更に覆っている、請求項1から4のいずれかに記載の面状光源。
  6. 複数の遮光部材を含み、
    前記複数のユニット領域の前記貫通孔において、前記複数の遮光部材の1つが前記第2透光性部材の上面に配置されている、請求項5に記載の面状光源。
  7. 前記配線基板と前記導光板との間に位置し、前記導光板の前記第2主面を覆う光反射性シートをさらに備える、請求項1から6のいずれかに記載の面状光源。
  8. 前記導光板は、前記第1主面に開口を有し、上面視において、前記複数のユニット領域のそれぞれの外周を囲む区画溝を有し、
    前記区画溝に配置された光反射性部材を更に備える、請求項1から7のいずれかに記載の面状光源。
  9. 第1主面および前記第1主面と反対側に位置する第2主面を有する配線基板を用意する工程と、
    第1主面および前記第1主面と反対側に位置する第2主面と、1次元または2次元に配列された、複数のユニット領域と、前記第1主面および前記第2主面に開口し、前記複数のユニット領域にそれぞれ位置する複数の貫通孔とを含む導光板を、前記配線基板の前記第1主面側に配置する工程と、
    前記複数のユニット領域の前記貫通孔において、前記配線基板の前記第1主面上に複数の光源をそれぞれ配置し、前記光源の側面の少なくとも一部を覆うように第1透光性部材をそれぞれ配置する工程と、
    前記複数のユニット領域の前記貫通孔において、前記第1透光性部材の上面を少なくとも覆うように第2透光性部材をそれぞれ配置する工程と、
    を含む、面状光源の製造方法。
  10. 前記第1透光性部材を配置する工程と、前記第2透光性部材を配置する工程との間に、
    前記前記複数の光源と前記配線基板とを電気的に接続する工程と、
    前記複数の光源を点灯させ、前記複数の光源から出射する光を検査する工程と、
    を含み、
    前記第2透光性部材を配置する工程は、前記検査する工程の結果に基づき、前記複数のユニット領域の少なくとも1つにおいて、前記第2透光性部材に蛍光体を添加する、請求項9に記載の面状光源の製造方法。
  11. 前記導光板の前記第1主面に開口を有し、上面視において、前記複数のユニット領域のそれぞれの外周を囲む区画溝を前記導光板に形成する工程と、
    前記区画溝内に光反射性部材を配置する工程と、
    をさらに含む請求項9または10に記載の面状光源の製造方法。
  12. 前記第2透光性部材を配置する工程後、前記第2透光性部材の上面に遮光部材を配置する工程をさらに含む請求項9から11のいずれかに記載の面状光源の製造方法。
  13. 前記複数のユニット領域の少なくとも1つにおいて、
    前記第1透光性部材の上面は、前記導光板の第2主面側に凹む凹部を有し、
    前記第2透光性部材の下面は、前記第1透光性部材の下面と接し、前記導光板の第2主面側に延出する第1凸部を有する、請求項9から12のいずれかに記載の面状光源の製造方法。
  14. 前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、前記第1透光性部材は、前記光源の側面全体を覆う、請求項9から13のいずれかに記載の面状光源の製造方法。
  15. 前記第2透光性部材内において、前記蛍光体は、前記第2透光性部材の下面側に偏在している、請求項13に記載の面状光源の製造方法。
  16. 前記複数のユニット領域のそれぞれにおいて、前記第2透光性部材は、前記光源の上面をさらに覆っている、請求項9から15のいずれかに記載の面状光源の製造方法。
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