JP2021178697A - エレベータおよびエレベータ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 乗りかごに乗車中の高齢者に非常事態が発生したときに、当該非常事態の発生を迅速かつ明確に外部に通知することが可能なエレベータおよびエレベータ制御方法を提供する。【解決手段】 実施形態によればエレベータは、建物に設置されたエレベータの乗りかご内に設置された一般用非常呼ボタンと、乗りかご内の一般用非常呼ボタンよりも低い位置に設置された高齢者用非常呼ボタンと、各階の乗場に設置された乗場出力装置と、エレベータ制御装置とを備える。エレベータ制御装置は、高齢者用非常呼ボタンが操作されると乗りかごの次の停止階を判断し、乗りかご内にいる高齢者に非常事態が発生していることを報知する報知情報を、次の停止階の乗場出力装置から出力させる。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータおよびエレベータ制御方法に関する。
エレベータの乗りかご内には、非常呼ボタンが設置されている。エレベータの利用者は、乗車中にエレベータが停止して閉じ込められたり、体調不良の人が出たときにこの非常呼ボタンを操作することで、外部の管理者等に当該非常事態の発生を通知し、救助を求めることができる。
近年は高齢化が進み、高齢者がエレベータを利用する機会が増えている。高齢者は、乗りかごに乗車している間に体調が悪くなる事態が考えられる。その場合、高齢者が1人で乗りかごに乗車していると、この事態の発生を外部の管理者等に通知するためには上述した非常呼ボタンを自身で操作する必要がある。
しかし、非常呼ボタンは一般的に、乗りかご内の行先階登録釦の上部位置に設置されていることが多い。そのため、高齢者の腰が曲がっていたり、具合が悪くなってうつむきがちになっていたりすると、当該非常呼ボタンに手が届かず、迅速に外部への通知ができないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、乗りかごに乗車中の高齢者に非常事態が発生したときに、当該非常事態の発生を迅速かつ明確に外部に通知することが可能なエレベータおよびエレベータ制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータは、建物に設置されたエレベータの乗りかご内に設置された一般用非常呼ボタンと、乗りかご内の一般用非常呼ボタンよりも低い位置に設置された高齢者用非常呼ボタンと、各階の乗場に設置された乗場出力装置と、エレベータ制御装置とを備える。エレベータ制御装置は、高齢者用非常呼ボタンが操作されると乗りかごの次の停止階を判断し、乗りかご内にいる高齢者に非常事態が発生していることを報知する報知情報を、次の停止階の乗場出力装置から出力させる。
〈一実施形態によるエレベータを用いたエレベータシステムの構成〉
本発明の一実施形態によるエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1は、4階建ての建物内に設置されたエレベータ2と、電話通信機能を有する通信機3と、当該エレベータ外部のサービス情報センタに設置され、通信機3に通信回線4で接続されたサービス情報センタ装置5と備える。
本発明の一実施形態によるエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1は、4階建ての建物内に設置されたエレベータ2と、電話通信機能を有する通信機3と、当該エレベータ外部のサービス情報センタに設置され、通信機3に通信回線4で接続されたサービス情報センタ装置5と備える。
エレベータ2は、当該建物の昇降路内を移動する乗りかご21と、各階の乗場22−1〜22−4に設置された乗場ドア221−1〜221−4および乗場操作盤222−1〜222−4と、昇降路上部に設置され、乗りかご21にテールコード23で接続されるとともに乗場操作盤222−1〜222−4に信号線24で接続されたエレベータ制御装置25とを有する。
図1においては、建物内の乗場22−1〜22−4のうちの1階乗場22−1に設置された乗場ドア221−1および乗場操作盤222−1のみを示しているが、実際には2階〜4階にも同様に乗場ドア221−2〜221−4および乗場操作盤222−2〜222−4が設置されている。
乗りかご21は、かごドア211と、かご内操作盤212とを有する。かご内操作盤212は、図2に示すように、上部から、かご表示装置212a、インターホン212b、一般用非常呼ボタン212c、行先階登録ボタン212d、高齢者用非常呼ボタン212e、戸開ボタン212f、および戸閉ボタン212gが設置されている。
かご表示装置212aは、例えば液晶モニタで構成され、乗りかご21の現在位置および移動方向を示す情報を表示する。インターホン212bは、乗りかご21内と外部のサービス情報センタとの間で通話可能な電話である。一般用非常呼ボタン212cは、乗りかご21内で非常事態が発生したときに、一般利用者がインターホン212bの呼び出しを行うためのボタンである。行先階登録ボタン212dは、乗りかご21に乗車した利用者が行先階を指定するためのボタンである。
高齢者用非常呼ボタン212eは、一般用非常呼ボタン212cよりも低い位置に設置され、乗りかご21内で非常事態が発生したときに、高齢の利用者がインターホンの呼び出し操作を行うためのボタンである。高齢者用非常呼ボタン212eには、当該ボタンが、非常事態が発生した際に高齢者が操作するボタンであることを示すひらがなのテキスト情報「こうれいしゃひじょう」が凸形状で記され、押しボタン式で構成されている。
乗場操作盤222−1〜222−4はそれぞれ、図3に示すように、乗場出力装置としての乗場表示装置222a−1〜222a−4と、乗場呼び登録ボタン222b−1〜222b−4とを有する。乗場表示装置222a−1〜222a−4は、例えば液晶モニタで構成され、乗りかご21の現在位置および移動方向を示す情報や、乗場22−1〜22−4にいる利用者への報知情報を表示する。乗場呼び登録ボタン222b−1〜222b−4は、各乗場22−1〜22−4の利用者が乗場呼び操作を行うためのボタンである。
エレベータ制御装置25は、ボタン操作情報取得部251と、呼び登録部252と、動作制御部253とを有する。ボタン操作情報取得部251は、かご内操作盤212内の一般用非常呼ボタン212c、行先階登録ボタン212d、高齢者用非常呼ボタン212e、戸開ボタン212f、および戸閉ボタン212gの操作情報と、乗場操作盤222−1〜222−4内の乗場呼び登録ボタン222b−1〜222b−4の操作情報とを取得する。
呼び登録部252は、ボタン操作情報取得部251で取得された、乗場呼び登録ボタン222b−1〜222b−4の操作情報に基づいて乗場呼びを登録し、また、行先階登録ボタン212dの操作情報に基づいてかご呼びを登録する。
動作制御部253は、呼び登録部252に登録された乗場呼びおよびかご呼びに応答させるように、エレベータ2内の機器を制御する。また動作制御部253は、ボタン操作情報取得部251で一般用非常呼ボタン212cの操作情報が取得されたときに、通信機3から通信回線4を介してサービス情報センタ装置5への通信を確立させ、乗りかご21内のインターホン212bとサービス情報センタ装置5との間での通話が可能な状態にする。
また動作制御部253は、ボタン操作情報取得部251で高齢者用非常呼ボタン212eの操作情報が取得されたときに、同様にインターホン212bとサービス情報センタ装置5との通信を確立させるとともに、各階の乗場表示装置222a−1〜222a−4に、乗りかご21内の高齢者に非常事態が発生していることを報知する報知情報を表示させる。
〈一実施形態によるエレベータを用いたエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。エレベータ2の稼動中は、各乗場22−1〜22−4の乗場呼び登録ボタン222b−1〜222b−4の操作情報がエレベータ制御装置25のボタン操作情報取得部251で取得され、該当する乗場呼びが呼び登録部252に登録される。また、乗りかご21内の行先階登録ボタン212dの操作情報がボタン操作情報取得部251で取得され、該当するかご呼びが呼び登録部252に登録される。そして、登録された乗場呼びおよびかご呼びに応答させるように、動作制御部253によりエレベータ2内の各機器の動作が制御される。
次に、本実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。エレベータ2の稼動中は、各乗場22−1〜22−4の乗場呼び登録ボタン222b−1〜222b−4の操作情報がエレベータ制御装置25のボタン操作情報取得部251で取得され、該当する乗場呼びが呼び登録部252に登録される。また、乗りかご21内の行先階登録ボタン212dの操作情報がボタン操作情報取得部251で取得され、該当するかご呼びが呼び登録部252に登録される。そして、登録された乗場呼びおよびかご呼びに応答させるように、動作制御部253によりエレベータ2内の各機器の動作が制御される。
また、利用者が乗りかご21に乗車しているときに、エレベータ2が停止して閉じ込められたり、乗りかご21内で体調不良の人が出たことにより、一般利用者が一般用非常呼ボタン212cを操作すると、当該ボタンの操作情報がボタン操作情報取得部251で取得される。そして、動作制御部253により通信機3から通信回線4を介してサービス情報センタ装置5への通信が確立され、乗りかご21内のインターホン212bとサービス情報センタ装置5との間での通話が可能な状態になる。これにより、乗りかご21内の一般利用者が、インターホン212bを通じてサービス情報センタのオペレータに、乗りかご21内の当該非常事態の発生を通知することができる。
また、高齢者が1人で乗りかご21に乗車し、当該高齢者の体調不良等の非常事態が発生したときに実行される処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
乗りかご21に1人で乗車した高齢者が体調不良等により非常事態になると、高齢者が高齢者用非常呼ボタン212eを操作する。この高齢者用非常呼ボタン212eには、図3に示すようにひらがなのテキスト情報「こうれいしゃひじょう」が凸形状で記されているため、高齢者が認識しやすい外観になっている。また、この高齢者用非常呼ボタン212eは一般利用者が操作する一般用非常呼ボタン212cよりも低い位置に設置されているため、高齢者の腰が曲がっていたり、具合が悪くなってうつむきがちになっていたりしても容易に操作が可能である。
高齢者用非常呼ボタン212eが操作されると(S1の「YES」)、当該操作情報がエレベータ制御装置25に送信され、ボタン操作情報取得部251を介して動作制御部253で取得される。
動作制御部253は、高齢者用非常呼ボタン212eの操作情報を取得すると、当該高齢者用非常呼ボタン212eを点灯させるとともに、図2に示すように各階の乗場表示装置222a−1〜222a−4に、乗りかご21内の高齢者が非常事態であることを報知するテキスト情報「コウレイシャガヒジョウジタイ」を表示させる(S2)。
高齢者用非常呼ボタン212eが点灯することにより、当該高齢者は、自身が行った操作が適正に受け付けられたことを認識することができる。また、各階の乗場表示装置222a−1〜222a−4に当該報知情報が表示されることにより、乗りかご21内の高齢者の非常事態を乗場22−1〜22−4にいる利用者に報知することができる。
また動作制御部253は、通信機3から通信回線4を介してサービス情報センタ装置5への通信を確立させ、高齢者用非常呼ボタン212eが操作されたことを示す通知情報をサービス情報センタ装置5に送信するとともに、乗りかご21内のインターホン212bとサービス情報センタ装置5との間での通話が可能な状態にする(S3)。これにより、サービス情報センタのオペレータは、乗りかご21内で高齢者に非常事態が発生したことを認識して対応することができる。
通話可能になったインターホン212bを利用して乗りかご21内の高齢者がオペレータに非常事態を通知し、通話終了後に通信回線4が切断されると(S4の「YES」)、動作制御部253はこれを検知する。そして、動作制御部253は、当該高齢者用非常呼ボタン212eを消灯させるとともに、各階の乗場表示装置222a−1〜222a−4におけるテキスト情報の表示を終了させる(S5)。
以上の実施形態によれば、高齢者が1人でエレベータの乗りかごに乗車し、体調不良等の非常事態が発生したときに、当該高齢者自身が非常事態の発生を容易に外部に通知することができる。その際、外部の管理者(オペレータ)は、乗りかご内の高齢者に異常事態が発生したことを認識して対応することができる。また、乗りかご内の高齢者に非常事態が発生したことが乗場にいる利用者に明確に報知されるため、乗りかごがいずれかの階床に着床して戸開したときに、当該乗場にいる利用者が迅速に救助活動を行うことができる。
上述した実施形態においては、高齢者用非常呼ボタン212eが操作されたときに、すべての階の乗場表示装置222a−1〜222a−4に、乗りかご21内の高齢者が非常事態であることを報知するテキスト情報を表示させる場合について説明した。しかしこれには限定されず、高齢者用非常呼ボタン212eが操作されたときに、動作制御部253が呼び登録部252に登録されている情報に基づいて乗りかご21の次の停止階を判断し、当該次の停止階の乗場表示装置にのみ、テキスト情報を表示させるようにしてもよい。このように表示処理を行うことにより、当該高齢者の救助活動が必要な階床の乗場利用者にのみ、効率良く情報を報知することができる。
またこのとき、動作制御部253は、現在の乗りかご21の進行方向側で乗場呼びが発生している階床のうち最寄りの階床、現在の乗りかご21の進行方向と反対方向側で乗場呼びが発生している階床のうち最寄りの階床、過去の所定期間内に乗場呼びが最も多く発生した階床、当該建物の管理人室がある階床(例えば、1階)、現在の乗りかご21の進行方向側の最寄りの階床、の順に高い優先度で、次の停止階を判断する。
このような優先度で次の停止階を判断することで、乗場に人がいる可能性がより高い階床になるべく早く着床させることができ、乗りかご21内の高齢者が声を出すことや動くことが辛い状況である場合でも適切且つ迅速に救護を行うことができる。
また、乗りかご21内にかご内報知器(図示せず)を設置するとともに各階の乗場22−1〜22−4に乗場報知器(図示せず)を設置し、乗りかご21が次の停止階に着床した後、戸開直前から戸閉まので間、動作制御部253が、かご内報知器および該当階の乗場報知器からブザーを鳴動させるようにしてもよい。このように報知器を鳴動させることで、さらに確実に乗場付近にいる人に高齢者の非常事態を報知することができる。
また、上述した実施形態で乗場表示装置222a−1〜222a−4にテキスト情報「コウレイシャガヒジョウジタイ」を表示させる際に、図3に示すようにすべての文字を一括して表示させてもよいし、スクロール表示させてもよい。また、乗場表示装置222a−1〜222a−4の表示性能が高い場合には、漢字を含めたテキスト情報「高齢者が非常事態です」や、外国語のテキスト情報等を表示させてもよい。
また、上述した実施形態においては、各乗場22−1〜22−4において、乗りかご21内の高齢者が非常事態であることを示す情報が表示装置に表示される場合について説明したが、各乗場22−1〜22−4に設置されたスピーカ装置(図示せず)から該当する報知情報を音声で出力させるようにしてもよい。
また、高齢者用非常呼ボタン212eが操作された後に、乗りかご21が次の停止階で戸開したときに、乗りかご21と該当する乗場との間での人の出入りを検知する人感センサ(図示せず)と、乗りかご21内に設置されたかご内スピーカ装置(図示せず)とをさらに備え、乗りかご21が次の停止階に着床して戸開した後、所定時間内に人感センサで人の出入りが検知されなかったときには、動作制御部253が、かご内スピーカ装置から別の階床へ移動することを報知するアナウンス情報を出力させ、乗りかご21を戸閉させて別の階床へ移動させるようにしてもよい。
このように動作させることで、乗りかご21内の高齢者に意識がなかったり、動くことができない状況であるとともに、戸開した乗場に人がいない場合であっても、迅速に他の階床に移動して救助を求めることができる。
また、上述したエレベータ2の一般用非常呼ボタン212cは2、3秒長押し操作することで、インターホン212bからサービス情報センタ装置5への呼び出し処理が実行されるが、高齢者用非常呼ボタン212eは、短押し(ワンタッチ)操作で呼びだし処理が可能に構成される。これにより、乗りかご21内の高齢者の体調が悪いときにであっても容易に高齢者用非常呼ボタン212eを操作することができる。また、当該高齢者用非常呼ボタン212eがいたずらや誤操作でワンタッチ操作されても、当該ボタン操作により次の停止階として判断された階床に乗りかご21が着床するのみで、大きな不具合は発生しない。
また、上述した実施形態において、高齢者用非常呼ボタン212eが操作されたときに、動作制御部253が乗りかご21内の利用者が1人であるか否かを判定し、1人であると判定した場合に、当該ボタン操作を有効とするようにしてもよい。乗りかご21内の利用者が1人であるか否かは、既存のかご荷重センサで計測されたかご荷重計測値、かご内カメラ装置で撮影された撮像情報、または、かごドア211に設置された多光軸センサによる乗りかご21に乗降する人の検知情報等に基づいて判定することができる。
また、上述した実施形態においては高齢者用非常呼ボタン212eが押しボタン式で構成された場合について説明したが、これには限定されず、タッチパネル式で構成してもよい。タッチパネル式の場合、動作制御部253により、通常時はテキスト情報「こうれいしゃひじょう」が表示され、タッチ操作されると、テキスト情報「サービス情報センタに接続しています」に切り替えられ、インターホン212bがサービス情報センタ装置5に接続されると、テキスト情報「インターホンで通話可能です」に切り替えられる。また動作制御部253は、これらの情報を、かご内スピーカ装置から音声出力させてもよい。
上述したエレベータシステム1は、高齢者が1人でエレベータを利用する可能性が高いマンション等の集合住宅、その他小規模商業ビルまたは病院の消灯時間帯等においても好適に用いることができる。当該エレベータシステム1をマンションや商業ビルに設置する場合は、インターホン212bの接続先を当該建物内の管理室としてもよい。また、病院に設置する場合は、インターホン212bの接続先を当該病院内のナースセンタにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータシステム、2…エレベータ、3…通信機、4…通信回線、5…サービス情報センタ装置、21…乗りかご、22−1〜22−4…乗場、23…テールコード、24…信号線、25…エレベータ制御装置、211…かごドア、212…かご内操作盤、212a…かご表示装置、212b…インターホン、212c…一般用非常呼ボタン、212d…行先階登録ボタン、212e…高齢者用非常呼ボタン、212f…戸開ボタン、212g…戸閉ボタン、221−1〜221−4…乗場ドア、222−1〜222−4…乗場操作盤、222a−1〜222a−4…乗場表示装置、222b−1〜222b−4…乗場呼び登録ボタン、251…ボタン操作情報取得部、252…呼び登録部、253…動作制御部
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータは、建物に設置されたエレベータの乗りかご内に設置された一般用非常呼ボタンと、乗りかご内の一般用非常呼ボタンよりも低い位置に設置された高齢者用非常呼ボタンと、各階の乗場に設置された乗場出力装置と、エレベータ制御装置とを備える。エレベータ制御装置は、一般用非常呼びボタンが長押し操作されると、エレベータ外部の所定装置に呼び出し処理を行い、高齢者用非常呼ボタンが短押し操作されると乗りかごの次の停止階を判断し、乗りかご内にいる高齢者に非常事態が発生していることを報知する報知情報を、次の停止階の乗場出力装置から出力させる。
Claims (10)
- 建物に設置されたエレベータの乗りかご内に設置された一般用非常呼ボタンと、
前記乗りかご内の前記一般用非常呼ボタンよりも低い位置に設置された高齢者用非常呼ボタンと、
前記建物の各階の乗場に設置された乗場出力装置と、
前記高齢者用非常呼ボタンが操作されると前記乗りかごの次の停止階を判断し、前記乗りかご内にいる高齢者に非常事態が発生していることを報知する報知情報を、前記次の停止階の乗場出力装置から出力させるエレベータ制御装置と
を備えることを特徴とするエレベータ。 - 前記乗りかご内に設置され、外部装置に接続されたインターホンをさらに備え、
前記エレベータ制御装置は、前記高齢者用非常呼ボタンが操作されると、前記インターホンと前記外部装置との通信を確立させる
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、前記高齢者用非常呼ボタンが操作され、前記インターホンと前記外部装置との通信を確立させると、前記高齢者用非常呼ボタンが操作されたことを示す通知情報を前記外部装置に送信する
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。 - 前記乗場出力装置は表示装置であり、前記報知情報を示すテキスト情報を一括して表示させるかまたはスクロール表示させる
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記高齢者用非常呼ボタンには、当該ボタンが、非常事態が発生した際に高齢者が操作するボタンであることを示すテキスト情報が凸形状で記されている
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、前記高齢者用非常呼ボタンが操作されたときに、現在の前記乗りかごの進行方向側で乗場呼びが発生している階床のうち最寄りの階床、現在の前記乗りかごの進行方向と反対方向側で乗場呼びが発生している階床のうち最寄りの階床、過去の所定期間内に乗場呼びが最も多く発生した階床、当該建物の管理人室がある階床、現在の前記乗りかごの進行方向側の最寄りの階床、の順に高い優先度で、次の停止階を判断する
ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記乗りかご内に設置されたかご内報知器と、
前記建物の各階の乗場に設置された乗場報知器とをさらに備え、
前記エレベータ制御装置は、前記乗りかごが前記次の停止階に着床した後、戸開直前から戸閉まので間、前記かご内報知器および前記乗場報知器からブザーを鳴動させる
ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記乗りかごが前記次の停止階で戸開したときに、前記乗りかごと該当する乗場との間での人の出入りを検知する人感センサと、
前記乗りかご内に設置されたかご内スピーカ装置とをさらに備え、
前記エレベータ制御装置は、前記乗りかごが前記次の停止階に着床して戸開した後、所定時間内に前記人感センサで人の出入りが検知されなかったときには、前記かご内スピーカ装置から別の階床へ移動することを報知するアナウンス情報を出力させ、前記乗りかごを戸閉させて別の階床へ移動させる
ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載のエレベータ。 - 前記エレベータ制御装置は、前記高齢者用非常呼ボタンが操作されると、前記乗りかご内の利用者が1人であるか否かを判定し、1人であると判定した場合に、当該ボタン操作を有効とする
ことを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載のエレベータ。 - 建物に設置されたエレベータの乗りかご内に設置された一般用非常呼ボタンと、
前記乗かご内の前記一般用非常呼ボタンよりも低い位置に設置された高齢者用非常呼ボタンと、
前記建物の各階の乗場に設置された乗場出力装置とに接続されたエレベータ制御装置が、
前記高齢者用非常呼ボタンが操作されると前記乗りかごの次の停止階を判断し、前記乗りかご内にいる高齢者に非常事態が発生していることを報知する報知情報を、前記次の停止階の乗場出力装置から出力させる
ことを特徴とするエレベータ制御方法。
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Legal Events
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