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JP2021147159A - シート処理装置、シート処理システムおよび画像形成システム - Google Patents

シート処理装置、シート処理システムおよび画像形成システム Download PDF

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JP2021147159A JP2020048100A JP2020048100A JP2021147159A JP 2021147159 A JP2021147159 A JP 2021147159A JP 2020048100 A JP2020048100 A JP 2020048100A JP 2020048100 A JP2020048100 A JP 2020048100A JP 2021147159 A JP2021147159 A JP 2021147159A
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Abstract

【課題】生産性を向上しながらもページ順狂いの低減を図るシート処理装置の提供。【解決手段】上述した課題を解決するため、本発明のシート処理装置は、シートに所定の後処理を行う後処理手段と、前記後処理が行われた後に前記シートを排出する排出手段と、を有する後処理部を複数備え、複数の前記後処理手段によって後処理が行われた各々の前記シートを、各々の前記排出手段に排出するか、まとめて1つの前記排出手段に排出するかを設定する排出制御部を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、シート処理装置、シート処理システムおよび画像形成システムに関する。
紙等のシート状の記録媒体に画像を形成する画像形成装置からシートを供給され、シートを重ね合わせて折りあるいは綴じ等の処理を行うシート処理装置が知られている。
シート処理装置は、画像形成装置よりシート搬送速度(生産性)が遅く、このようなシート処理装置を複数連結させて交互搬送や交互折りによって生産性を向上させる構成が知られている(例えば特許文献1〜5等参照)。
しかしながら、特にページ番号等が印刷されるページ順序のあるシート印刷物について複数のシート処理装置を用いて交互に折り処理を行う場合では、複数のシート処理装置から出力されるシートの排紙をそれぞれのシート処理装置に備えられた排紙部に排出するとページ順が狂ってしまい取り出し時の操作性などの問題が生じていた。またページ番号等が印刷されないページ順序のないシート印刷物についても、それぞれの排紙部に排出すると操作者などの取りまとめが必要となり取り出し時の操作性などの問題が生じていた。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、生産性を向上し操作性の向上を図るシート処理装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明のシート処理装置は、シートに所定の後処理を行う後処理手段と、前記後処理が行われた後に前記シートを排出する排出手段と、を有する後処理部を複数備え、複数の前記後処理手段によって後処理が行われた各々の前記シートを、各々の前記排出手段に排出するか、まとめて1つの前記排出手段に排出するかを設定する排出制御部を有することを特徴とする。
本発明によれば、生産性を向上し操作性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの全体構成の一例を示す図である。 図1に示した画像形成システムのシート処理装置の構成の一例を示す図である。 図2に示した増し折り手段の構成の一例を示す図である。 図3に示した増し折り手段の動作の一例を示す図である。 シート処理装置におけるZ折り処理を行う動作の一例を示す図である。 制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。 制御部の制御動作の一例を示すフロー図である。 図7に示したフロー図によるシートの搬送動作の一例を示す図である。 排出手段に排出されるシートの搬送動作の一例を示す図である。 制御部の制御動作の他の一例を示すフロー図である。 制御部の制御動作の一例を示すフロー図である。 制御部の制御動作の一例を示すフロー図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るシート処理システムやシート折りシステムを含む画像形成システムを示している。同図において画像形成システム1は、フルカラー複写装置である画像形成装置2、シート折り装置3、シート折り装置4、シート後処理装置5を有している。
このように本実施形態では、シート上に画像を形成する画像形成装置2とシート折り装置3とシート折り装置4とシート後処理装置5とを包括して、画像形成システム1としている。また、シートの搬送及び後処理を行うシート折り装置3とシート折り装置4とシート後処理装置5とを備え、画像形成装置2よりも後段の部分を特定する場合にはシート処理システムとしてのシート折りシステム100とする。なお、シート折りシステム100はシート後処理装置5がなくとも良い。
画像形成装置2は、原稿読取部6、給紙部7、画像形成部8、操作パネル9等を有しており、操作パネル9により設定された条件に基づいて原稿読取部6で読み取った原稿の画像を、画像形成部8において給紙部7に貯容されているシートとしての記録媒体たる用紙Pに画像形成する。画像形成装置2において画像形成された用紙Pは、後続のシート折り装置3に送られる。
本実施形態では、シート折り装置3、シート折り装置4、シート後処理装置5は各々シート処理装置で、画像形成装置2は、その前段処理装置として機能するとともに、シート折り装置3、4、シート後処理装置5よりも搬送方向の上流側に配置され、シートの面上に画像を形成するための画像形成部を備えている。なお、前段処理装置としては、画像形成装置2でなく、用紙Pを供給する給紙装置であっても良い。
シート折り装置3及びシート折り装置4は、画像形成装置2から送られる用紙Pに対して重ね合わせ処理を行うための重ね合わせ手段としての重ね合わせ処理部30、40と、重ね合わせ処理部30、40よりも搬送方向下流側に配置された折り処理を施すための折りの処理手段たる折り処理部310、410と、を有している。
シート折り装置3及びシート折り装置4は、図1の右側の搬送方向上流側にある上段装置である画像形成装置2から搬送されてくる用紙に対して重ね合わせ処理および/または折り処理を行った後に図1の左側の搬送方向下流側にある後段のシート後処理装置5または上部排紙トレイ301,401(図2参照)に対して排出する。
本実施形態では、各シート折り装置3,4としてそれぞれ同一のものが使用される。本実施形態では、用紙Pの重ね合わせを行わない通常のシート折り処理時において、画像形成装置2から送られる1枚目の用紙Pがシート折り装置3に、同2枚目の用紙Pがシート折り装置4にそれぞれ搬送され、以下、奇数枚目の用紙Pがシート折り装置3に偶数枚目の用紙Pがシート折り装置4にそれぞれ搬送される。
シート後処理装置5は、シート折り装置3、4を通過した用紙Pに対して仕分け処理やステイプル(綴じ)処理等の周知の後処理を行う。
このように本実施形態においてはシート折りシステム100は、シート折り装置3、シート折り装置4、シート後処理装置5の複数のシート処理装置を備えている。
また、ここに挙げたような重ね合わせ、折り、仕分け、綴じ等の用紙Pへの画像形成後の処理を総称して「後処理」という。
折り処理を行う折り処理部310、410、重ね合わせ処理を行う重ね合わせ処理部30、40、あるいはシート後処理装置5の仕分け処理やステイプル(綴じ)処理を行う部位が「後処理手段」である。シート折り装置3、シート折り装置4、シート後処理装置5、は何れもこれらの後処理手段と、それぞれの後処理手段によって後処理を施されたシートを排出する排出手段である上部排紙トレイ301、401等のトレイとを有する「後処理部」として機能する。
図2は、シート折り装置3、シート折り装置4の構成を示している。ここでシート折り装置3を用いて用紙Pに重ね合わせ処理を施す重ね合わせ、折り処理を施す折り動作について図2に基いて説明する。
シート折り装置3は、搬入ローラ対10、第1分岐爪11、搬送ローラ対12、引き込みローラ対13、第2分岐爪14、レジストローラ対15、第3分岐爪16、折り処理手段としての第1折りローラ対17及び第2折りローラ対18、引き込みローラ対19、増し折り手段としての増し折りローラ20、搬送ローラ対21、排出ローラ対22、第4分岐爪23、上部排出ローラ対24等を有している。
画像形成装置2から送られてきた用紙Pを受け入れて下流側へと搬送する搬入ローラ対10の下流側には、第1の位置と第2の位置とを選択的に占める第1分岐爪11が配設されている。第1分岐爪11が図2に実線で示す第1の位置を占めたとき、搬入ローラ対10によって搬送された用紙Pは図2において下方の搬送路へと案内され、搬送ローラ対12に受け渡される。第1分岐爪11が図2に二点鎖線で示す第2の位置を占めたとき、搬入ローラ対10によって搬送された用紙Pは図2において左方へと案内され、排出ローラ対22に受け渡される。
搬送ローラ対12は、送られてきた用紙Pを図2において下方へと搬送し、搬送ローラ対12の下流側には第1の位置と第2の位置とを選択的に占める第2分岐爪14が配設されている。第2分岐爪14が図2に実線で示す第1の位置を占めたとき、搬送ローラ対12によって搬送された用紙Pは図2において下方へと案内され、用紙Pの後端が第2分岐爪14を通過するまでレジストローラ対15に受け渡される。スイッチバック手段である第2分岐爪14が図2に二点鎖線で示す第2の位置を占めたとき、引き込みローラ対13への用紙Pの搬送路が開放され、用紙Pを挟持したレジストローラ対15が直下方に搬送する正転搬送時とは逆に回転することにより、用紙Pが引き込みローラ対13に受け渡され用紙Pがスイッチバックされて引き込み搬送路60へと送られる。
この引き込みローラ対13、第2分岐爪14、レジストローラ対15、引き込み搬送路60が重ね合わせ処理部30になる。
そして引き込み搬送路60の用紙Pと画像形成装置2から送られてきた次の用紙Pをレジストローラ対15に搬送し、重な合わせが行われる。このときレジストローラ対15は停止しており搬送された用紙Pを一時停止させ、所定のタイミングでこれらを下流側の第3分岐爪16が第2位置を占めることで左下方へと搬送する。これにより重ね合わせ処理を施される。
レジストローラ対15の下流側には上述の第1の位置と第2の位置とを選択的に占める第3分岐爪16が配設されており、その下方には第1折りローラ対17a、17bが、左方には第2折りローラ対17c、17dがそれぞれ配設されている。第1折りローラ対17a、17bは駆動ローラ17aと従動ローラ17bとを有しており、第2折りローラ対17c、17dは駆動ローラ17cと従動ローラ17dとを有している。
第3分岐爪16が図2に実線で示す第1の位置を占めたとき、レジストローラ対15から送られた用紙Pは駆動ローラ17aと従動ローラ17bとに挟持されて図2において直下方へと搬送される。そして第3分岐爪16が図2に二点鎖線で示す第2の位置を占めると、レジストローラ対15から送られた用紙Pは駆動ローラ17cと従動ローラ17bとに挟持されて図2において左下方へと搬送され、引き込みローラ対18に挟持される。
引き込みローラ対18によって用紙Pが挟持された状態で駆動ローラ17dが逆転すると用紙Pが図2において上方へと搬送され、搬送された用紙Pは搬送ローラ対19によってさらに上方へと搬送される。これにより折り処理が施される。搬送ローラ対19の下流側には増し折りローラ20とシート支持板25が配設されている。増し折りローラ20については後述する。
増し折りローラ20の下流側にはシート搬送手段としての搬送ローラ対21が、さらにその下流側には排出ローラ対22が配設されている。シート折り装置3の増し折りローラ20によって折り目を増し折りされた用紙Pは、搬送ローラ対21及び排出ローラ対22を介して下流側でシート折り装置3の上方上部に配設された排出手段の上部排紙トレイ301、もしくは、図2のシート折り装置3の下流側の左側に配設されたシート折り装置4の排出手段の上部排紙トレイ401、もしくは、その左側のシート後処理装置5(図1参照)の排出手段の排紙トレイへと搬送される。
シート折り装置4もシート折り装置3と同様に構成されており、シート折り装置4の増し折りローラ20によって折り目を増し折りされた用紙Pは、搬送ローラ対21及び排出ローラ対22を介して下流側でシート折り装置4の上方上部に配設された上部排紙トレイ401、もしくは、その左側のシート後処理装置5(図1参照)の排紙トレイへと搬送される。シート折り装置4の構成についてシート折り装置3と同一の構成である部分については同一の付番をして説明については適宜省略する。
次に、図2のシート折り装置3を用いて用紙Pに2カ所の折りを行うZ折り処理を施すZ折り動作について、図5(a)〜(d)で詳細を説明する。
先ず、図5(a)において、画像形成装置2(図1参照)で画像形成された、例えば1枚の用紙Pは搬入ローラ対10によってシート折り装置3の内部に搬入され、第1の位置を占めている第1分岐爪11に案内されて搬送ローラ対12に向けて搬送される。搬送ローラ対12によって搬送された用紙Pは、第1の位置を占めている第2分岐爪14によって案内され、レジストローラ対15に受け渡される。
レジストローラ対15に到達した用紙Pは、第1の位置を占めている第3分岐爪16によって案内され、正転する駆動ローラ17aと従動ローラ17bとによって図5(a)に示すように挟持されつつ直下方へと搬送される。そして、用紙Pが各ローラ17a,17bの挟持位置から所定量下方へと搬送されると、駆動ローラ17aが逆転されてレジストローラ対15と第1折りローラ対17a、17bとの間の部位で用紙Pが撓み、撓んだ部分は逆転する駆動ローラ17cにより搬送されて駆動ローラ17cと従動ローラ17bとに挟持され、図5(b)に示すように1回目の折り処理が行われる。
1回目の折り処理が行われた用紙Pは、駆動ローラ17bと従動ローラ17cとに挟持されて図5(b)において左下方に搬送され、その折り部を正転している引き込みローラ対18によって挟持される。その後、引き込みローラ対18の回転によって用紙Pの折り部が挟持搬送され、用紙Pの二枚重ね部分が引き込みローラ対18の手前の所定位置まで搬送されると、引き込みローラ対18が逆転される。
引き込みローラ対18が逆転されると、第2折りローラ対17c、17dと引き込みローラ対18との間の部位で用紙Pが撓み、図5(c)に示すように撓んだ部分は第2折りローラ対17c、17dによって挟持される。
用紙Pが第2折りローラ対17c、17dによって挟持されると、駆動ローラ17dが図5(c)において反時計回り方向への回転を開始すると共に駆動ローラ17bの回転駆動が停止され、第2折りローラ対17c、17dによって挟持された用紙Pは上方へと搬送されて2回目の折り処理が行われる。2回目の折り処理が行われてZ折り処理が完了した用紙Pは、図5(d)に示すように搬送ローラ対19へと送られ、その後、増し折りローラ20に送られて増し折り処理を施される。
増し折りが施された用紙Pは、搬送ローラ対21によってさらに上方へと送られ、排出ローラ対22によってシート折り装置3内から排出される。この一連の動作により、シート折り装置3による用紙Pに対するZ折り動作が完了する。
増し折りローラ20は、図3に示すように、ローラ本体20aの周面上に突起部としての突条20bが配設されることにより構成されている。突条20bは、支軸20cに対して一定の角度θをなすように、かつローラ本体20aの幅方向の中心を基準として幅方向において線対称となるように配設されている。
このように構成された増し折りローラ20を矢印方向に回転して(図3中に矢印追加)用いることにより、突条20bの一部が用紙Pに形成された折り目に対して基準から同距離の2箇所に同時に接触し、接触箇所が広がり、増し折りの効率を高めることができる。
用紙Pの搬送路を介して回転する増し折りローラ20と対向する位置には、図4に示したように用紙Pの搬送を支持する増し折り手段の一部材であるシート支持板25が配設されている。シート支持板25には、シート折り装置3の装置本体に固定された固定部材26に一端を取り付けられ、シート支持板25を増し折りローラ20に向けて付勢する圧縮ばね27の他端が取り付けられている。
この構成より、増し折りローラ20が複数周に渡って回転し突条20bがシート支持板25に接触した際にシート支持板25が変位し、圧縮ばね27の付勢力によってシート支持板25が突条20bに圧接され、図4の下側から搬送されてくる用紙Pに形成された折り目が増し折りされる。
このように増し折りローラ20は、シート支持板25とともに増し折り手段としての機能を有する。なお、このとき増し折りローラ20の周面の搬送速度は用紙Pの搬送速度と同じでも異なっていてもよい。
また、本実施形態においては、用紙Pに対して、図4の増し折りローラ20を用いて用紙Pの折り目に更に加圧力を加えて、所謂増し折りを行うときには、増し折りローラ20は用紙Pの紙種等に応じて増し折りローラ20の回転回数や回転速度を変更して増し折り回数を決定しても良い。
増し折りローラ20の回数等を変更する場合には、制御部110が紙厚等から増し折り回数を決定しても良いし、事前に使用者が操作パネル9から指定して増し折り回数を決定しても良い。さらに図4の固定部材26を可動可能とし、この可動回数によって増し折り回数を変更してもよい。
なお、シート折り装置3の用紙Pに対する処理のうち、Z折り動作についてのみ説明を行ったが、かかる折り処理に限定されるものではなく、シート状の記録媒体に対して所定の折り処理を行うものであればかかる構成に限定されるものではない。また前述のように重ね合わせた後に折り処理を行うものであってもよい。また、このような折り処理は、シート折り装置4においても同様に行うことが可能である。
本発明における折り処理が行われた後の排紙制御について図2、図5で説明する。
画像形成装置2から一連のページ順を持った複数の用紙として用紙P1、P2、P3が排紙され、それぞれの用紙を折り処理するような場合には、1ページ目の用紙P1をシート折り装置3に、2ページ目の用紙P2をシート折り装置4に、3ページ目の用紙P3をシート折り装置3に、と順に搬送されることが生産性の面からは望ましい。しかしながら、これらの折り処理が終了した用紙を、単にそれぞれのシート折り装置3、4の上部排紙トレイ301、401に排紙するとすれば、上部排紙トレイ301には用紙P1、P3が重ねて載置され、上部排紙トレイ401には用紙P2が載置される。
このように、用紙P1、P2、P3の各頁の順狂いが生じてしまうこととなる。
そこで、本実施形態においては、シート折り装置3、4は、制御部110(図1参照)によって、シート後処理装置5(図1参照)の処理を行わないページ順のある複数の用紙P1、P2、P3について、かかるページ順を保つように、シート折り装置3より下流のシート折り装置としては最も下流側に配置されたシート折り装置4の上部排紙トレイ401へと順次集まるように排紙制御され、複数の用紙P1、P2、P3をまとめて取り出すことができる。なお排紙は処理を行わないシート後処理装置5の排紙トレイに排紙するように制御しても良いし、シート折り装置での処理後にシート後処理装置5で処理して排紙トレイに排紙するように制御しても良い。
このように、一連のページ順が定められた用紙P1、P2、P3については、同一の上部排紙トレイ401等へと搬送排紙することで、用紙にページの順狂いがない状態で出力される。
図6は、このような制御を行うためのシート折り装置3、シート折り装置4、シート後処理装置5の動作を制御する制御手段たる制御部110のブロック図を示している。同図において回路素子としての制御部110は、CPU44、ROM45、RAM46、センサコントローラ47、モータコントローラ48、通信インタフェース50等を有している。これらの各構成要素は、アドレスバス、データバス等のバスライン51を介して相互に電気的に接続されている。
CPU44はROM45に記憶されたプログラムを実行することにより、画像形成装置2、シート折り装置3、シート折り装置4、シート後処理装置5の作動を制御する。ROM45はCPU44が実行するデータやプログラムを記憶し、RAM46はCPU44がプログラムを実行する際に一時的にデータ等を記憶する。
通信インタフェース50は、画像形成装置2、シート折り装置3、シート折り装置4、シート後処理装置5との間でそれぞれ相互に通信を行い、動作制御に必要なデータのやりとりを行う。センサコントローラ47は増し折りローラ20等に設けられた位置センサ52や満杯検知センサ53に接続され、用紙Pの位置情報や上部排紙トレイ301、401の満杯検知センサ53による検知状態を監視している。モータコントローラ48は搬送ローラ対12、増し折りローラ20、レジストローラ対15、排出ローラ対22等の各モータの作動をそれぞれ制御する。
なお、本実施形態においては、画像形成装置2が制御部110を有するとしたが、かかる構成に限定されるものではなく、シート折り装置3、4に備えられるものであっても良いし、シート後処理装置5に設けられても良い。
制御部110は、シート折り装置3によって処理が行われた用紙Pを、用紙Pの載置すべき順序の有無に応じて、排出先となる上部排紙トレイ等の1つを選択する排出制御部として機能する。
このような制御部110を用いた構成の動作についてさらに図7で説明する。
画像形成装置2に設けられた制御部110は、まず画像形成装置2によって印刷されるシートとしての用紙P1、P2、P3・・・Pnについて、操作者にタッチパネル画面から入力された取りまとめ情報または印刷ログ等に設定されているページ順について、その有無を確認する(ステップS101)。
制御部110は、用紙Pに形成する画像にページ順が有る場合には、シート折り装置3、4において用紙Pの画像の形成順序に従ったシート処理する順序を決定する(ステップS102)。このステップS102において用紙Pの画像の形成順序に従った用紙Pの搬送順序も決定する。なお、今回は特にZ折り処理のP1〜P4の4枚のページ順が有る場合の動作についてその動作を示す。
ステップS103において用紙Pの処理順序に従い画像形成装置2は用紙P上に画像形成を行う。
ステップS104において、画像形成装置2から、用紙Pをそれぞれ順次後処理部のシート折り装置3側へ向けて搬送を行う。例えば、制御部110は、用紙P1をシート折り装置3に搬送し、次の用紙P2をシート折り装置4へと搬送する。そして次の用紙P3をシート折り装置3に搬送し、更に用紙P4をシート折り装置4へと搬送する。
具体的には、図2のシート折り装置3の第1分岐爪11を第1の位置として、用紙P1を図8(a)に示すようにシート折り装置3の下方へと搬送し、次に搬送される用紙P2が来るときには第1分岐爪11を第2の位置へと変更して、シート折り装置4に向けて搬送する。
このとき制御部110は、ステップS105において、搬送されたシートが用紙P1の1枚目のシートかを判断し、1枚目の場合、ステップS106で用紙P1が搬送されてきたシート折り装置3の第1折りローラ対、第2ローラ対、レジストローラ対等から成る折り処理部310を用いて、用紙P1について折り処理を行う。
その後、ステップS110で、2枚目以降の他用紙について、シート折り装置3、4の折り処理あるいは増し折りローラ20で増し折り処理を実施して、用紙P1が排出される搬送経路に他用紙があるか否か、または最後の用紙が所定の位置を通過したか否かを確認する。すなわち1枚目の用紙P1がシート折り装置3、4の所定の位置を通過できるかを判定するステップを行う。
ステップS110において、用紙P1がシート折り装置4の所定の位置(例えばシート折り装置4の排出ローラ対22)を通過できない場合(ステップS110がNoの場合)には、他用紙が所定の位置を通過するまで用紙P1を一時待機する(ステップS112)。そして2枚目以降の他用紙が所定の位置を通過した後に用紙P1のシートの搬送を再開(ステップS111)し、2台目のシート折り装置4の上部排紙トレイ401へ向けて用紙P1を排紙する(ステップS108)。
またステップS110において、用紙P1がシート折り装置4の所定の位置を通過できる場合(ステップS110がYesの場合)には、用紙P1のシートの搬送を継続(ステップS111)し、2台目のシート折り装置4の上部排紙トレイ401へ向けて用紙P1を排紙する(ステップS108)。
そして、ステップS113のように全てのシートである用紙が排紙されるまで各用紙の処理を行う。
一方、ステップS105で、1枚目以外の2枚目以降の用紙P2〜P4については、直前の搬送中の用紙(例えば用紙P1)が所定位置を通過し、十分な紙間距離が確保できるまで待機、例えば少なくともシート折り装置3の第1分岐爪11の切り替え可能な時間を待って、搬送を開始する(ステップS107)。
そしてシート折り装置4に例えば用紙P2が搬送されてきたときには、シート折り装置4の第1分岐爪11を第1の位置に設定してあり、用紙P2が下方へと搬送される。
このとき用紙P1は、図8(b)〜(d)に示すように、ステップS106で折り処理がシート折り装置3で行われた後に、排出ローラ対22によって下流側のシート折り装置4へと搬送される。そして用紙P1は、上流から2番目のシート後処理装置であるシート折り装置4の第1分岐爪11を第2の位置として左側へと搬送され、排出ローラ対22や上部排出ローラ対24によってシート折り装置4の上部排紙トレイ401へと排紙される(ステップS108)。
ここで用紙P2は、ステップS107後において図8(b)〜(d)に示すようにシート折り装置4の下方へ搬送された後、用紙P2について折り処理を行う(ステップS109)。
その後、ステップS110で、他用紙について、シート折り装置3、4の折り処理あるいは増し折りローラ20で増し折り処理を実施して、用紙P2が排出される搬送経路に他用紙があるか否か、または最後の用紙が所定の位置を通過したか否かを確認する。すなわち用紙P2がシート折り装置4の所定の位置を通過できるかを判定するステップを行う。
また、図8(b)に示すようにシート折り装置3、シート折り装置4における用紙P1、用紙P2の折り処理中に、3枚目の用紙P3も搬送される。
このときシート折り装置3は第1分岐爪11を第1の位置へと切替えて下方へと用紙P3を搬送し、シート折り装置3内の用紙P1が少なくとも折り処理を完了する所定位置を通過するまでレジストローラ対15において一旦停止され待機し、搬送を開始する(ステップS107)。なお停止は搬送ローラ対12、搬入ローラ対10であってもよいが、生産性の向上から第1折りローラ対17a、17bに近いレジストローラ対15の方が好ましい。
更に図8(c)に示すように4枚目の用紙P4について、シート折り装置3の第1分岐爪11を第2の位置へと切り替えて左方向へと搬送し、用紙P2が所定の位置を通過するまで用紙P4はレジストローラ対15において一旦停止され待機し(ステップS107)、搬送を開始する。
ここで、前述のように、用紙P1が、ステップS108のシート折り装置4の上部排紙トレイ401へ排紙されるよりも時間的に前に、その用紙P1が排出される搬送経路に他の用紙P2〜P4があるか否かを判定するステップあるいは最後の用紙P4が所定の位置を通過したか否かを判定するステップ(ステップS110)を入れている。
図8(c)に示すように、用紙P1がシート折り装置3の上部排紙トレイ401に排出される搬送経路には最後の4枚目の用紙P4がある。ステップS110では、4枚目の用紙P4が、シート折り装置4の第1分岐爪11を超えてシート折り装置4中に搬送されているか、すなわち排出される搬送経路に他用紙があるか否か、または最後の用紙が所定の位置を通過したか否かを確認する(ステップS110)。
用紙P4があるときには、シート折り装置3の折り処理部310によって折り処理を施された用紙P1は、ステップS106の折り処理後の搬送ローラ対19、あるいは増し折りローラ20で増し折り処理を実施後の搬送ローラ対21に、4枚目の用紙P4がシート折り装置3の所定の位置を通過するまで待機、すなわちシート折り装置4の第1分岐爪11が切り替え可能な時間待機する(ステップS112)。
用紙P4がないとき、すなわち4枚目の用紙P4が既に所定位置(例えばシート折り装置4の第1分岐爪11)を通過し排出される搬送経路にないときには、用紙P1が停止しているならば用紙P1の搬送を再開する(ステップS111)。
そして、図8(d)に示すようにシート折り装置4の排出ローラ対22や上部排出ローラ対24によって用紙P1をシート折り装置4の上部排紙トレイ401へ排紙する(ステップS108)。
そして制御部110は全ての用紙が排紙されたか否かを確認し(ステップS113)、排紙された場合には処理を終了する。
ステップS113において、未処理の用紙が有る場合には、制御部110はステップS104から引き続き繰り返し処理を行う。
かかる構成のように、複数の用紙が衝突しないようにタイミングを制御することによって、生産性を落とすことなく、複数のシート処理装置としてシート折り装置3、シート折り装置4を用いて用紙の折り処理を行うことができる。
このように、折り処理を行われた後の用紙P2が、同じく折り処理を行われた用紙P1の通過を待機するように制御されたことで、図9に示すように用紙P1よりも用紙P2が後にシート折り装置4の上部排紙トレイ401へと排紙され用紙P1〜P4についてページ順を保持した状態で上部排紙トレイ401へと排紙される。すなわち、本実施形態では、制御部110は用紙P1〜P4にページ順がある場合には、用紙P1〜P4のページ順を保持した状態でまとめて1つの排出手段に排出するように設定している。
このように、複数の用紙が衝突しないようにタイミングを制御することによって、生産性を落とすことなく、複数のシート処理装置としてシート折り装置3、シート折り装置4を用いて用紙の折り処理を行うことができる。
次に、図10を用いてページ順がない場合のシート折り装置3とシート折り装置4との折り動作の処理の一例を説明する。なお、下記の説明においても上述のページ順がある場合の折り動作と同様に用紙P1〜P4の4枚を順次折り処理する場合について説明する。
画像形成装置2に設けられた制御部110は、まず画像形成装置2によって印刷されるシートとしての用紙P1、P2、P3・・・Pnについて、操作者にタッチパネル画面から入力された取りまとめ情報または印刷ログ等に設定されているページ順について、その有無を確認する(ステップS201)。
制御部110は、用紙Pに形成する画像にページ順がない場合には、ステップS202においてRAM46等のメモリー中の画像データ入れ替えを行わない等の処理順序を決定する。ステップS203において画像形成装置2は用紙P上に画像形成を行う。
ステップS204において、画像形成装置2から、用紙Pをそれぞれ順次後処理部のシート折り装置3側へ向けて搬送を行う。例えば、制御部110は、用紙P1をシート折り装置3に搬送し、次の用紙P2をシート折り装置4へと搬送する。そして次の用紙P3をシート折り装置3に搬送し、更に用紙P4をシート折り装置4へと搬送する。
ステップS205において、画像形成装置2から、用紙Pをそれぞれ順次後処理部のシート折り装置3側へ向けて搬送を行う。例えば、制御部110は、用紙P1をシート折り装置3に搬送し、次の用紙P2をシート折り装置4へと搬送する。そして次の用紙P3をシート折り装置3に搬送し、更に用紙P4をシート折り装置4へと搬送する。
制御部110は搬送される用紙P1が1枚目のシートであるか否かを判断する(ステップS205)。
制御部110は、搬送された用紙P1が1枚目であったときには、シート折り装置3に搬送し、折り処理を開始する(ステップS206)。
ステップS205において用紙P1が搬送されてきたシート折り装置3は、第1折りローラ対、第2ローラ対、レジストローラ対等から成る折り処理部310を用いて、用紙P1について折り処理、増し折り処理を行う。
ステップS205において、搬送された用紙が2枚目以降であるときには、シート折り装置3は、図8(a)に示すように搬送された用紙P2を第1分岐爪11を第2の位置へと切替えて用紙P2をシート折り装置4側へと搬送する。
シート折り装置3は図8(b)に示すように第1分岐爪11を第1の位置へと切替えて下方へと用紙P3を搬送し、シート折り装置3内の用紙P1が少なくとも折り処理を完了する所定位置を通過するまでレジストローラ対15において一旦停止され待機してから搬送を開始する(ステップS207)。
なお停止は搬送ローラ対12、搬入ローラ対10の停止で行ってもよいが、生産性の向上から第1折りローラ対17a、17bに近いレジストローラ対15の方が好ましい。
また図8(c)に示すように4枚目の用紙P4について、シート折り装置3の第1分岐爪11を第2の位置へと切り替えて左方向へと搬送し、用紙P2が所定の位置を通過するまで用紙P4はレジストローラ対15において一旦停止され待機し、搬送を開始する(ステップS207)。
用紙P1は、ステップS205において折り処理が行われた後に、4枚目の用紙P4がシート折り装置3の所定位置を通過したかどうかを判定する(ステップS210)。4枚目の用紙P4がシート折り装置3の所定位置を通過していない場合には、通過するまで待機する(ステップS212)。
用紙P4が所定位置を通過したことが確認されると、シート折り装置3は用紙P1の通紙を再開して(ステップS211)、用紙P1は、処理が行われたシート折り装置3の上部排紙トレイ301へと排紙される(ステップS208)。
用紙P2は、ステップS207においてシート折り装置4へと搬送され、シート折り装置4の下方へ搬送された後、用紙P2について折り処理を行う(ステップS209)。
制御部110は、シート折り装置4においても、用紙P2が排出される搬送経路に他の用紙P2〜P4があるか否かを判定するステップあるいは最後の用紙P4が所定の位置を通過したか否かを判定するステップ(ステップS210)を入れている。
このように制御部110は用紙P2よりも前に処理されるシートがシート折り装置4の所定の位置(例えばシート折り装置4の排出ローラ対22)を通過したか否かを判断する(ステップS210)。用紙P2が排出される搬送経路に他の用紙P2〜P4が無い場合にはシート搬送が再開されて(ステップS211)、折り処理が行われた後、用紙P2は折り処理が行われたシート折り装置4の上部排紙トレイ401へと排紙される(ステップS208)。
以降、3枚目の用紙P3はシート折り装置3において用紙P3よりも前に処理されるシートである用紙P1がシート折り装置3の所定の位置(例えばシート折り装置3の排出ローラ対22)を通過したか否かを判断される(ステップS210)。
用紙P1が排出ローラ対22を通過していない場合には、用紙P1がかかる所定の位置を通過するまで用紙P3は待機する(ステップS212)。
その後、用紙P1が所定の位置を通過すると、シート搬送が再開されて(ステップS211)用紙P1と同様に折り処理が行われたシート折り装置3の上部排紙トレイ301へと用紙P3が排紙される(ステップS208)。
4枚目の用紙P4は、ステップS210において用紙P4よりも前に処理される用紙P2がシート折り装置4の所定の位置(例えばシート折り装置4の排出ローラ対22)を通過したか否かを判断される(ステップS210)。
用紙P2が排出ローラ対22を通過していない場合には、用紙P2がかかる所定の位置を通過するまで用紙P4は待機する(ステップS212)。
その後、用紙P2が所定の位置を通過すると、用紙P4のシート搬送が再開されて(ステップS211)、用紙P4の折り処理が行われたシート折り装置4の上部排紙トレイ401へと用紙P4が排紙される(ステップS208)。
ステップS208において用紙が排出されると、制御部110は全ての用紙が排紙されたか否かを確認し(ステップS213)、排紙されている場合には処理を終了する。
ステップS213において、未処理の用紙が有る場合には、制御部110はステップS203から引き続き繰り返し処理を行う。
このように、制御部110は、用紙P1〜P4のページ順がない場合には、シート折り装置3、シート折り装置4のうち、折り処理を行ったシート折り装置の上部にそれぞれ配置された上部排紙トレイ301と上部排紙トレイ401とに分かれて載置するように排紙制御を行う。
かかる構成により、ページ順がない場合には、2つある上部排紙トレイ301、上部排紙トレイ401の両方の積載可能枚数まで用紙Pを載置できるから、より生産性を向上させることができる。
図2、図6に示すように、上部排紙トレイ301、上部排紙トレイ401には、それぞれ満載検知センサ53が取り付けられている。
かかる満載検知センサ53を用いた上部排紙トレイの満載を検知する際の制御について説明する。
まず、用紙P1〜P4にページ順がある場合には、図7を用いて既に説明したように、用紙P1〜P4は下流側に配置されているシート折り装置4の上部排紙トレイ401へと排紙される。
以降の説明においてはこのようなページ順の有る用紙P1〜P4を1セットとして、nセット目の排紙が行われて上部排紙トレイ401に積載され、満載検知センサ53が信号を発信した場合について説明する。
制御部110(図6参照)は、図11に示すように、上部排紙トレイ301、上部排紙トレイ401の何れか1方が満載検知センサ53により満載になったことを示す信号を検知したとき(ステップS301)には、かかる信号の発生が、1台目の後処理装置であるシート折り装置3で起きたのか、2台目の後処理装置であるシート折り装置4で起きたのかを検知する(ステップS302)。
用紙P1〜P4にページ順がある場合では、ステップS301で検知した信号が、下流側に配置されているシート折り装置4にのみ発生していた場合に、n+1セット目以降の折り処理について、1台目であるシート折り装置3のみを用いて折り処理を継続する(ステップS303)。なお、ステップS302において、シート折り装置3の満載検知センサ53で信号が検知された場合や、2台ともに信号を検知していた場合には、用紙Pの折り処理部310、410への給紙を停止させる(ステップS304)。
かかる構成により、折り処理部410の上方に配置された上部排紙トレイ401が満載になったときには、当該折り処理部410への給紙が停止されながらも、シート折り装置3で処理を継続することができるから、過積載を生じることなく効率よく排紙を行うことができる。
このように満載検知センサ53は、本実施形態において後処理部の状態を監視する検知手段として機能する。また、本実施形態において制御部110は、満載検知センサ53からの信号に基づいて、後処理であるシートの折り処理を行った後の用紙の排出先を選択する選択手段としての機能を有している。
また、図12に示すように、用紙P1〜P4にページ順がない場合には、図10を用いて既に説明したように、処理が行われたシート折り装置3の上部排紙トレイ301、シート折り装置4の上部排紙トレイ401へとそれぞれ排紙される。
このようなページ順のない用紙P1〜P4の折り処理について満載検知センサ53が信号を発信した場合について説明する。
図11に示したのと同様に、制御部110(図6参照)は、上部排紙トレイ301、上部排紙トレイ401の何れか1方が満載検知センサ53により満載になったことを示す信号を検知したとき(ステップS401)には、かかる信号の発生が、1台目の後処理装置であるシート折り装置3で起きたのか、2台目の後処理装置であるシート折り装置4で起きたのかを検知する(ステップS402)。
用紙P1〜P4にページ順がない場合では、ステップS401で検知した信号が、シート折り装置3、シート折り装置4のうち何れか一方にのみ発生していた場合に、何れか他方のシート折り装置のみを用いて折り処理を継続する(ステップS403)。なお、ステップS402において、2台ともに信号を検知していた場合には、用紙Pの折り処理部310、410への給紙を停止させる(ステップS404)。
かかる構成により、用紙P1〜P4にページ順がなく、検知した信号がシート折り装置3、シート折り装置4のうち何れか一方にのみ発生していた場合には、かかる信号を検知していない何れか他方のシート折り装置のみを用いて折り処理を継続することができる。
なお、ステップS301またはステップS401で検知する信号は、満載検知センサ53の信号により上部排紙トレイが満載であることの検知であるが、用紙Pの搬送路上の任意の位置に設けられた紙詰まりセンサ等による紙詰まりを示す信号であっても良い。また、何らかの異常を示すような信号であっても良い。
しかしながら、検知される信号が満載ではなく紙詰まりによるものであった場合には、上流側に配置されたシート折り装置3の共通の搬送路上において紙詰まりが生じた場合には下流側に配置されたシート折り装置4への用紙の搬送は難しい。従ってステップS301で検知した信号が、下流側に配置されているシート折り装置4にのみ発生していた場合には、1台目であるシート折り装置3のみを用いて折り処理を継続することが好ましい。
本実施形態では、満載検知センサ53の信号を検知したときには、制御部110は、信号が出力されていない側の上部排紙トレイ301へと用紙Pを排出する。
かかる構成により、折り処理部410の上方に配置された上部排紙トレイ401が満載になったときには、当該折り処理部410への給紙が停止されながらも、シート折り装置3で処理を継続することができるから、過積載を生じることなく効率よく排紙を行うことができる。
なお、シート折りシステム100においては、シート折り装置3、シート折り装置4、後処理装置5を設けた場合についてのみ述べたが、シート折り装置4の後段であって後処理装置5の前段にシート折り装置3,4と同様のシート折り装置を更に配設し、順次折り処理動作を行う構成としてもよい。かかる構成によっても生産性を落とすことなく用紙Pの重ね処理及び折り処理を行うことが可能となる。
このように上述した実施形態では、シート折りシステム100としてシート折り装置を2台有するものを示したが、シート折りシステムとしてはシート折り装置を3台以上有する構成でもよく、その排出先を2つ以上選択してもよい。
また、1台のシート処理装置の中に重ね合わせ処理部30、折り処理部310、重ね合わせ処理部40と、折り処理部410、仕分け処理の部位、ステイプル(綴じ)処理の部位の後処理手段や上部排紙トレイ301、上部排紙トレイ401、シート後処理装置5の排紙トレイの排出手段とを備えた後処理部から成る構成であるとしても良い。
上記実施形態及び各変形例では、画像形成装置としてフルカラー複写装置を用いた例を示したが、画像形成装置としてはこれに限られず、プリンタ、ファクシミリ、複合機、これ等のモノクロ機等にも本発明は適用可能である。また各実施形態では、画像が形成される被記録媒体として用紙Pを用いる構成を示したが、用紙Pとしては、厚紙、ハガキ、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、OHPフィルム、樹脂フィルム等も含まれ、シート状を呈し画像形成が可能であり、後処理が可能であればどのようなものを用いてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3,4 シート折り装置
20 増し折りローラ
25 シート支持板
100 シート折りシステム
110 制御部
200 画像形成システム、シート処理システム(シート折りシステム)
310、410 処理手段(後処理手段)
301、401 上部排紙トレイ(排出手段)
P1、P2、P3、P4 シート(用紙)
特許第5310270号公報 特開2009−173442号公報 特開2006−023544号公報 特開2012−254869号公報 特開2015−120264号公報

Claims (9)

  1. シートに所定の後処理を行う後処理手段と、
    前記後処理が行われた後に前記シートを排出する排出手段と、
    を有する後処理部を複数備え、
    複数の前記後処理手段によって後処理が行われた各々の前記シートを、
    各々の前記排出手段に排出するか、まとめて1つの前記排出手段に排出するかを設定する排出制御部を有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1に記載のシート処理装置であって、
    前記排出制御部による前記設定は、シート順序の有無により行われることを特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項2に記載のシート処理装置であって、
    載置すべきシート順序が有りのときには、
    前記後処理手段のうち下流側に位置する前記後処理手段の排出する排出手段に前記シートを排出することを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載のシート処理装置であって、
    載置すべきシート順序がないときには、
    前記複数の後処理手段によって後処理が行われたシートの排出先が、各々異なる前記排出手段であることを特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載のシート処理装置であって、
    前記後処理部の状態を監視する検知手段を有し、
    前記検知手段からの信号に基づいて、前記後処理を行った後の前記シートの排出先を選択することを特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項5に記載のシート処理装置であって、
    前記検知手段の前記信号は、前記シートの詰まり発生時や前記排出手段の満載を検知して出力されることを特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項6に記載のシート処理装置であって、
    前記検知手段の前記信号を検知したときには、前記排出制御部は、前記信号が出力されていない側の前記排出手段へと前記シートを排出することを特徴とするシート処理装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載のシート処理装置と、
    前記シート処理装置よりも搬送方向上流側に配置される前段処理装置と、を有するシート処理システム。
  9. 請求項1乃至7の何れか1つに記載のシート処理装置と、
    前記シート処理装置よりも搬送方向の上流側に配置され、前記シートの面上に画像を形成するための画像形成部と、を有する画像形成システム。
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