JP2021033372A - ロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロッカー装置の適正な利用を促進し、利便性と稼働率を向上させること。【解決手段】ロッカー装置10は、利用者からの預入操作を受け付けると(S1)、収納部の状態を判定する(S2)。そして、収納部の状態が「空き無し」であれば、ロッカー装置10は、予約操作を受け付けて(S3)、予約番号の発行と予約票の出力を行う(S4)。予約票には、予約番号と二次元コードを印刷する。ロッカー装置10は、収納状態の判定を適宜行い(S5)、収納部の状態が「空き有り」となったときに予約番号の呼出を行う(S6)。ロッカー装置10は、呼出に応じた利用者が提示した予約票を読み取り(S7)、適正な予約票であれば、収納部に対する物品の収納を許容する(S8)。【選択図】図1
Description
この発明は、物品を収納するロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法に関する。
従来、駅などの公共施設には、利用者の物品を収納して一時的に保管するロッカー装置が設置されている。また、このようなロッカー装置の設置場所や使用状況の確認、利用予約、決済を携帯通信端末で行うシステムも考えられている(例えば特許文献1参照。)。
しかしながら、上述した従来の技術では、ロッカー装置の適正な利用が阻害され、利便性が低下する場合があるという問題点があった。現地で実際にロッカーを使おうとした場合に、予約によって収納部が占有されており、使用できないケースが発生するからである。
また、予約時点から収納部を占有すると、物品が預けられている時間よりも占有時間の方が長くなり、物品が入っていないにも関わらず他の利用者が利用できない事態が生じる。かかる事態は、利用者の利便性を下げて顧客満足度を低下させるのみならず、ロッカー装置の稼働率を低下させて利益の減少を招く。
これらのことから、いかにしてロッカー装置の適正な利用を促進し、利便性と稼働率を向上させるかが重要な課題となっていた。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、ロッカー装置の適正な利用を促進し、利便性と稼働率を向上させることのできるロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、物品を利用者が収納可能な複数の収納手段を備えるロッカーシステムであって、一又は複数の前記収納手段が使用状態である場合に、当該収納手段に対する予約を設定する予約手段と、前記予約手段が前記予約を設定した場合に、前記予約に応じた予約情報の出力を行う出力手段と、前記出力手段から出力された前記予約情報を読み取る読取手段とを備え、前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったとき、前記読取手段によって読み取られた前記予約情報に応じて、前記収納手段に対する物品の収納を許容することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記出力手段から出力される前記予約情報は、印刷された識別子であることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記出力手段から出力される前記予約情報は、前記利用者の端末へ送信されるデータであることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記出力手段から出力される前記予約情報は、映像として表示される識別子であって、前記利用者の端末で読み取られることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったとき、その旨を前記利用者に通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記通知手段は、音声によって前記収納手段の周囲に通知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記通知手段は、前記利用者の端末に送信されるデータによって通知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、時間経過を計測する計時手段をさらに備え、前記計時手段は、前記通知手段による通知が行われてから計時を開始し、所定の時間が経過したとき、前記収納手段に対する物品の収納の許可を無効にすることを特徴とする。
また、本発明は、物品を利用者が収納可能な複数の収納手段を備えるロッカー装置であって、一又は複数の前記収納手段が使用状態である場合に、当該収納手段に対する予約を設定する予約手段と、前記予約手段が前記予約を設定した場合に、前記予約に応じた予約情報の出力を行う出力手段と、前記出力手段から出力された前記予約情報を読み取る読取手段とを備え、前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったとき、前記読取手段によって読み取られた前記予約情報に応じて、前記収納手段に対する物品の収納を許容することを特徴とする。
また、本発明は、物品を利用者が収納可能な複数の収納手段を備えるロッカー装置を管理するロッカー装置管理方法であって、一又は複数の前記収納手段が使用状態である場合に、当該収納手段に対する予約を設定する予約ステップと、前記予約ステップにより前記予約を設定した場合に、前記予約に応じた予約情報の出力を行う出力ステップと、前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったことを判定する使用状態判定ステップと、前記出力ステップにより出力された前記予約情報を読み取る読取ステップと、前記読取ステップによって読み取られた前記予約情報に応じて、不使用状態となった前記収納手段に対する物品の収納を許容する許容ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ロッカー装置の適正な利用を促進し、利便性と稼働率を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
<ロッカーシステムの概念>
まず、本実施例に係るロッカーシステムの概念について説明する。図1は、本実施例に係るロッカーシステムの概念を示す図である。図1に示すロッカー装置10は、駅や商業施設等に設置され、物品を収納する収納部を複数有し、複数の収納部を個別に施錠可能である。
まず、本実施例に係るロッカーシステムの概念について説明する。図1は、本実施例に係るロッカーシステムの概念を示す図である。図1に示すロッカー装置10は、駅や商業施設等に設置され、物品を収納する収納部を複数有し、複数の収納部を個別に施錠可能である。
収納部に空きが有る状態で利用者からの預入操作を受け付けたならば、ロッカー装置10は、収納部に物品を収納させ、精算を行い、施錠する。一方、収納部に空きが無い状態であれば、ロッカー装置10は、予約番号を発行することで、利用者に順番待ちを行わせることができる。
具体的には、ロッカー装置10は、利用者からの預入操作を受け付けると(S1)、収納部の状態を判定する(S2)。そして、収納部の状態が「空き無し」であれば、ロッカー装置10は、予約操作を受け付けて(S3)、予約番号の発行と予約票の出力を行う(S4)。予約番号は、予約を一意に識別する番号である。予約票には、予約番号と二次元コードを印刷する。予約番号は、利用者の呼出に使用されるため、利用者に読み取り可能となるよう印刷する。二次元コードは、呼出に応じた利用者が予約した人物と同一であるかを確認するための鍵として用いられるため、ロッカー装置10に読み取り可能となるよう印刷する。
ロッカー装置10は、収納状態の判定を適宜行い(S5)、収納部の状態が「空き有り」となったときに予約番号の呼出を行う(S6)。なお、複数の予約が存在する場合には、先に行われた予約から順に呼出を行う。
ロッカー装置10は、呼出に応じた利用者が提示した予約票を読み取り(S7)、適正な予約票であれば、収納部に対する物品の収納を許容する(S8)。
このように、ロッカー装置10は、収納部が使用状態である場合(例えば、新たに使用可能な空き状態の収納部が無い場合)に、収納部に対する予約を設定して予約番号などの予約情報を出力し、予約が設定された収納部の一つが不使用状態となったとき、所定の読取部によって読み取られた予約情報に応じて収納部に対する物品の収納を許容する。係る構成及び動作により、ロッカー装置の適正な利用を促進し、利便性と稼働率を向上させることができる。
<ロッカー装置の構成>
次に、ロッカー装置10の外観構成について説明する。図2は、ロッカー装置10の外観構成を示す外観構成図である。図2に示すように、ロッカー装置10は、収納部L01、L02、L11を含む複数の収納部と、各収納部に対応するロック機構を有する。例えば、ロック機構L01aは、収納部L01を施解錠する機構であり、ロック機構L02aは、収納部L02を施解錠する機構である。さらに、ロッカー装置10は、表示操作部11を含むユーザインタフェースとして操作パネルP1を有する。
次に、ロッカー装置10の外観構成について説明する。図2は、ロッカー装置10の外観構成を示す外観構成図である。図2に示すように、ロッカー装置10は、収納部L01、L02、L11を含む複数の収納部と、各収納部に対応するロック機構を有する。例えば、ロック機構L01aは、収納部L01を施解錠する機構であり、ロック機構L02aは、収納部L02を施解錠する機構である。さらに、ロッカー装置10は、表示操作部11を含むユーザインタフェースとして操作パネルP1を有する。
また、各収納部には、インジケータが設けられている。例えば、収納部L01のロック機構L01aの近傍にはインジケータL01bが設けられ、収納部L02のロック機構L02aの近傍にはインジケータL02bが設けられている。これらのインジケータは、収納部に対する操作ごとに異なる表示態様による表示を行うことができる。例えば、配送業者が預入に係る収納を行う場合には、預入先の収納部に対応するインジケータを青色で点灯制御し、配送業者が回収に係る取出を行う場合には、回収先の収納部に対応するインジケータを赤色で点灯制御する。そして、利用者が取出を行う場合には、取出先の収納部に対応するインジケータを緑色で点灯制御する。
また、図2に示したロッカー装置10では、複数の収納部は全て同一の形状ではなく、小型の収納部と大型の収納部とがある。大型の収納部は、小型の収納部2つ分の大きさである。ここでは2つの形状の収納部を示したが、3以上の形状の収納部を設けてもよい。
図3は、操作パネルP1の外観構成を示す外観構成図である。図3に示すように、操作パネルP1の前面には、表示操作部11、コードリーダ12、カードリーダ12a、プリンタ13、紙幣処理部18a、硬貨投入口18b及び硬貨返却口18cが設けられる。これらは、操作者に対するインタフェースとして機能するものであり、その詳細については後述する。
次に、ロッカー装置10の内部構成について説明する。図4は、ロッカー装置10の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、ロッカー装置10は、表示操作部11と、スピーカ11aと、コードリーダ12と、カードリーダ12aと、プリンタ13と、貨幣処理部18と、記憶部15と、主制御部16と、収納制御部17とを有する。
また、ロッカー装置10は、収納部L01、L02及びL11を含む複数の収納部を有する。各収納部には、ロック機構(L01a、L02a等)とインジケータ(L01b、L02b等)が設けられている。また、図示しないが、各収納部には扉開閉センサや物品センサが設けられている。扉開閉センサは、対応する収納部の扉が開いているか、閉じているかを検知するセンサである。物品センサは、光学センサ等であり、対応する収納部内に所在する物品を検知する。
表示操作部11は、タッチパネルディスプレイ等からなり、利用者への情報表示や各種入力の受付に用いられる。コードリーダ12は、二次元コード等を読み取るユニットであり、二次元コード等を撮像するカメラと画像処理部によって構成する。カードリーダ12aは、利用者のペイメントカードなどの読み取りに用いる。なお、ペイメントカードとは、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなど、決済に使用可能なカードをいい、電子マネーが関連付けられた電子マネーカードもペイメントカードに含めるものとする。プリンタ13は、予約票やレシートを出力するためのユニットである。
貨幣処理部18は、貨幣にかかる処理を行うユニットである。具体的には、貨幣処理部18は、紙幣処理部18aや硬貨投入口18bにより貨幣の投入を受け付け、受け付けた貨幣の金種等を識別し、識別結果に応じて収納する。また、貨幣の払い出しが必要となった場合には、紙幣処理部18aや硬貨返却口18cから貨幣を投出する。
記憶部15は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部15は、収納管理データ15aや予約管理データ15bなどを記憶する。
収納制御部17は、ロック機構(L01a及びL02a等)の動作を制御するとともに、ロック機構(L01a及びL02a等)、インジケータ(L01b及びL02b等)、扉開閉センサ、物品センサからの出力を取得することで、各収納部の状態を制御及び監視する処理部である。
主制御部16は、ロッカー装置10を全体制御する制御部であり、収納管理部16a、精算部16b、予約処理部16c、通知部16d及び計時部16eを有する。実際には、記憶部15からロッカー管理プログラム15dをCPUにロードして実行することにより、収納管理部16a、精算部16b、予約処理部16c、通知部16d及び計時部16eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
収納管理部16aは、各収納部の状態を示す収納管理データ15aを管理する。収納管理データ15aは、収納部の識別情報である収納部IDに、扉番号、収納部の状態、収納部のサイズを示すサイズ種別、最大収納寸法を対応付けたデータである。また、収納管理部16aは、荷物の入出庫に係る処理を行う。すなわち、荷物の検知、扉の施錠と解錠を行い、収納管理データ15aを更新する。
精算部16bは、収納部の使用料金を精算する処理部である。一例として、荷物の預入時に当日分の料金を精算して収納部を施錠し、預り票を出力する。この預り票には、解錠用の二次元コードが印刷されており、当日中に二次元コードを読み取った場合には、二次元コードにより特定される収納部を解錠する。また、翌日以降に二次元コードを読み取った場合には、超過日数に応じた超過料金の精算を条件に解錠する。
精算には、現金やペイメントカードによる精算を用いることができる。現金による精算を行う場合には、貨幣処理部18が現金の投入を受け付け、必要に応じて釣り銭の払い出しを行う。ペイメントカードのうち、プリペイドカードによる精算を行う場合には、プリペイドカードに記憶された残高を送付料金分減算することで精算を行う。ペイメントカードのうち、クレジットカードやデビットカードによる精算を行う場合には、カードリーダ12aで読み取ったカードIDと送付料金とを含む決済要求を所定のサーバ装置に送信することで精算を行う。電子マネーによる精算も同様である。
予約処理部16cは、収納部の予約に係る処理を行う。具体的には、予約処理部16cは、表示操作部11が預入操作を受け付けると、収納管理データ15aを参照して収納部の状態を判定する。そして、収納部の状態が「空き無し」であれば、予約処理部16cは、予約番号を発行し、プリンタ13に予約票の出力を行わせる。予約番号は、予約を一意に識別する番号である。予約票には、予約番号と二次元コードを印刷する。予約番号は、利用者の呼出に使用され、二次元コードは、呼出に応じた利用者が予約した人物と同一であるかを確認するための鍵として用いられる。予約処理部16cは、予約番号、二次元コードを特定するデータ、予約の処理状態を関連付けて予約管理データ15bに登録する。予約の処理状態には、呼出待、呼出中、応答済、取消済などが含まれ、登録時の初期値は「呼出待」である。
予約処理部16cは、収納状態の判定を適宜行う。具体的には、取出操作を受け付けて収納部から物品を取り出された場合に、収納状態の判定を行えばよい。判定の結果、収納部の状態が「空き有り」となり、呼出待の予約が存在するならば、予約処理部16cは、最も古い呼出待の予約について、通知部16dによる呼出を行わせ、予約の処理状態を「呼出中」とする。
予約処理部16cは、呼出中の予約に対応する予約票の二次元コードをコードリーダ12が読み取ったならば、収納部に対する物品の収納を許容する。具体的には、荷物の収納を受け付け、精算部16bによる精算、施錠、預り票の出力を行うことになる。また、収納管理部16aが収納管理データ15aを更新し、予約処理部16cは予約管理データ15bにおける予約の処理状態を「応答済」に更新する。
通知部16dは、予約処理部16cからの制御を受けて呼出を行うことで、収納部に空きができた(収納手段の一つが不使用状態となった)ことを利用者に通知する。具体的には、スピーカ11aに予約番号を含む音声出力を行わせることで周囲の利用者に通知を行う。
計時部16eは、通知部16dによる通知が行われてから計時を開始し、所定の時間(例えば2分)が経過したとき、通知が行われた予約に係る物品の収納の許可を無効にする。具体的には、計時部16eは、通知が行われた予約の状態を「呼出中」から「取消済」に更新する。
<処理手順の説明>
次に、ロッカー装置10の処理手順を説明する。図5は、預入操作に基づく処理手順を示すフローチャートである。ロッカー装置10の表示操作部11が預入操作を受け付けたならば(ステップS101)、予約処理部16cは、収納管理データ15aを参照して収納部の状態を判定する(ステップS102)。
次に、ロッカー装置10の処理手順を説明する。図5は、預入操作に基づく処理手順を示すフローチャートである。ロッカー装置10の表示操作部11が預入操作を受け付けたならば(ステップS101)、予約処理部16cは、収納管理データ15aを参照して収納部の状態を判定する(ステップS102)。
判定の結果が「空き有り」であれば(ステップS103;Yes)、収納部への物品の収納を受け付け(ステップS104)、精算部16bが利用料金を精算し(ステップS105)、収納部を施錠し(ステップS106)、預り票を印刷して(ステップS107)、処理を終了する。
判定の結果が「空き無し」であれば(ステップS103;No)、予約処理部16cは、予約の案内を表示操作部11に表示する(ステップS108)。そして、予約操作を受け付けたならば(ステップS109;Yes)、予約処理部16cは、予約番号を発行し(ステップS110)、予約票を印刷して(ステップS111)、処理を終了する。なお、予約操作を受け付けなかった場合には(ステップS109;No)、そのまま処理を終了する。
図6は、取出操作に基づく処理手順を示すフローチャートである。ロッカー装置10の表示操作部11が取出操作を受け付け(ステップS201)、コードリーダ12が預り票から適正な二次元コードを読み取ったならば(ステップS202)、精算部16bは、必要に応じて超過料金の精算を行ったうえで、二次元コードにより特定される収納部を解錠する(ステップS203)。
その後、予約処理部16cは、収納部の状態を判定する(ステップS204)。判定の結果が「空き有り」であれば(ステップS205;Yes)、予約処理部16cは呼出待の予約があるか否かを判定する(ステップS206)。
呼出待の予約があるならば(ステップS206;Yes)、予約処理部16cは、最も古い呼出待の予約について、通知部16dによる呼出を行わせ、予約の処理状態を「呼出中」とする(ステップS207)。その後、予約処理部16cは、呼出中の予約に対応する予約票の二次元コードをコードリーダ12が読み取ったか否かを判定する(ステップS208)
呼出中の予約に対応する予約票を読み取っていない場合には(ステップS208;No)、計時部16eは、通知部16dによる通知が行われてから所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS209)。その結果、所定の時間が経過していなければ(ステップS209;No)、ステップS207に移行し、所定の時間が経過したならば(ステップS209;Yes)、呼出中の予約を取消済にすることで予約の取消を実行し(ステップS210)、ステップS206に移行して呼出待の予約が残っているか否かを判定する。
予約処理部16cは、呼出中の予約に対応する予約票の二次元コードをコードリーダ12が読み取ったならば(ステップS208;Yes)、収納部への物品の収納を受け付け(ステップS211)、精算部16bが利用料金を精算し(ステップS212)、収納部を施錠し(ステップS213)、預り票を印刷して(ステップS214)、処理を終了する。また、収納部の空きが無い場合(ステップS205;No)、もしくは呼出待の予約が無い場合(ステップS206;No)には、そのまま処理を終了する。
図7は、表示操作部11の画面例についての説明図である。図7(a)は、初期画面の具体例であり、「操作を選択してください」とのメッセージ、「預入」の操作ボタン、「取出」の操作ボタンが表示されている。
図7(b)は、予約操作受付用の表示画面の具体例であり、次のメッセージと、予約番号発行ボタンと、キャンセルボタンを表示している。
「ロッカーが満室です。
予約番号を発行しますか?
空きましたらお呼び出しいたします。」
「ロッカーが満室です。
予約番号を発行しますか?
空きましたらお呼び出しいたします。」
次に、通信を使用する変形例について説明する。図8は、通信を利用する変形例についての説明図である。図8に示した変形例では、通信機能を有するロッカー装置20が管理装置30と通信可能に接続されている。また、管理装置30は、利用者が使用する端末装置である利用者端末40と所定のネットワークを介して通信可能である。
この構成では、管理装置30は、ロッカー装置20から収納状態を受信し、収納状態と予約の管理を行う。具体的には、管理装置30は、利用者端末40からの照会に対し、収納状態を応答することができる。そして、利用者端末40から予約の要求を受けて予約番号を発行し、利用者端末40に通知することができる。また、管理装置30は、予約番号などの予約に関する情報をロッカー装置20に送信する。この他、利用者端末40に対して待ち状態の通知や、呼出を行うこともできる。待ち状態は、例えば、その時点から何番目に呼び出されるかなどである。
利用者端末40は、専用の装置である必要は無く、スマートフォンなどがロッカー利用のためのアプリケーションプログラムを実行することで、各種機能を実現する構成としてもよい。
上述してきたように、物品を利用者が収納可能な複数の収納手段を備えるロッカーシステムにおいて、一又は複数の収納手段が使用状態である場合に、当該収納手段に対する予約を設定し、予約に応じた予約情報を出力し、予約が設定された収納手段の一つが不使用状態となったとき、所定の読取手段によって読み取られた予約情報に応じて収納手段に対する物品の収納を許容する。係る構成及び動作により、ロッカー装置の適正な利用を促進し、利便性と稼働率を向上させることができる。
ここで、予約情報の出力は、識別子(例えば二次元コード)の印刷によって行うことができる。また、予約情報の出力は、利用者の端末への送信によって行うこともできる。また、予約情報の出力は、映像として表示される識別子であって、利用者の端末で読み取ることとしてもよい。具体的には、二次元コードをロッカー装置10の表示操作部11に表示し、利用者の端末が二次元コードを撮像して読み取ってもよい。
また、予約が設定された収納手段の一つが不使用状態となったとき、その旨を利用者に通知することができる。具体的には、音声によって収納手段の周囲に通知することができる。また、利用者の端末に送信されるデータによって通知することも可能である。
また、通知が行われてから計時を開始し、所定の時間が経過したとき、収納手段に対する物品の収納の許可を無効にしてもよい。
なお、サイズの異なる収納部がある場合には、サイズを指定して予約することとしてもよい。すなわち、預け入れる物品が大きく、特定のサイズの収納部の利用を希望する場合には、他のサイズの収納部に空きがあっても予約を受け付け、希望のサイズの収納部に空きが出た場合に呼出を行えばよい。
また、本実施例では空き状態の収納部を解錠しておき、収納を許容する場合に施錠を許可する解錠待機の構成を例示したが、空き状態の収納部を施錠しておき、収納を許可する場合に解錠する施錠待機の構成としてもよい。
また、予約票には、予約に関する情報に限定されず、近傍の店舗の広告など他の情報を合わせて印刷することもできる。このような広告は、特に呼出を待つ利用者に対して高い効果が期待できる。
また、ロッカー装置には、予約可能な収納部と予約できない収納部とを設けてもよい。また、予約を有料で受け付けてもよい。さらに、呼出から取消までの時間の延長を有料で行ってもよい。
また、予約票の代替として顔認証を用いたり、利用者が携行する媒体の識別情報を用いてもよい。このような場合には、同一の利用者が同時に複数の予約を行うことを抑制できる。
また、上記の実施例に図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係るロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法は、ロッカー装置の適正な利用を促進し、利便性と稼働率を向上させることに適している。
10、20 ロッカー装置
11 表示操作部
11a スピーカ
12 コードリーダ
12a カードリーダ
13 プリンタ
15 記憶部
15a 収納管理データ
15b 予約管理データ
16 主制御部
16a 収納管理部
16b 精算部
16c 予約処理部
16d 通知部
16e 計時部
17 収納制御部
18 貨幣処理部
18a 紙幣処理部
18b 硬貨投入口
18c 硬貨返却口
30 管理装置
40 利用者端末
L01、L02、L11 収納部
L01a、L02a ロック機構
L01b、L02b インジケータ
11 表示操作部
11a スピーカ
12 コードリーダ
12a カードリーダ
13 プリンタ
15 記憶部
15a 収納管理データ
15b 予約管理データ
16 主制御部
16a 収納管理部
16b 精算部
16c 予約処理部
16d 通知部
16e 計時部
17 収納制御部
18 貨幣処理部
18a 紙幣処理部
18b 硬貨投入口
18c 硬貨返却口
30 管理装置
40 利用者端末
L01、L02、L11 収納部
L01a、L02a ロック機構
L01b、L02b インジケータ
Claims (10)
- 物品を利用者が収納可能な複数の収納手段を備えるロッカーシステムであって、
一又は複数の前記収納手段が使用状態である場合に、当該収納手段に対する予約を設定する予約手段と、
前記予約手段が前記予約を設定した場合に、前記予約に応じた予約情報の出力を行う出力手段と、
前記出力手段から出力された前記予約情報を読み取る読取手段と
を備え、
前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったとき、
前記読取手段によって読み取られた前記予約情報に応じて、前記収納手段に対する物品の収納を許容することを特徴とするロッカーシステム。 - 前記出力手段から出力される前記予約情報は、印刷された識別子であることを特徴とする請求項1に記載のロッカーシステム。
- 前記出力手段から出力される前記予約情報は、前記利用者の端末へ送信されるデータであることを特徴とする請求項1に記載のロッカーシステム。
- 前記出力手段から出力される前記予約情報は、映像として表示される識別子であって、前記利用者の端末で読み取られることを特徴とする請求項1に記載のロッカーシステム。
- 前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったとき、その旨を前記利用者に通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のロッカーシステム。
- 前記通知手段は、
音声によって前記収納手段の周囲に通知することを特徴とする請求項5に記載のロッカーシステム。 - 前記通知手段は、
前記利用者の端末に送信されるデータによって通知することを特徴とする請求項5に記載のロッカーシステム。 - 時間経過を計測する計時手段をさらに備え、
前記計時手段は、前記通知手段による通知が行われてから計時を開始し、所定の時間が経過したとき、前記収納手段に対する物品の収納の許可を無効にすることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載のロッカーシステム。 - 物品を利用者が収納可能な複数の収納手段を備えるロッカー装置であって、
一又は複数の前記収納手段が使用状態である場合に、当該収納手段に対する予約を設定する予約手段と、
前記予約手段が前記予約を設定した場合に、前記予約に応じた予約情報の出力を行う出力手段と、
前記出力手段から出力された前記予約情報を読み取る読取手段と
を備え、
前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったとき、
前記読取手段によって読み取られた前記予約情報に応じて、前記収納手段に対する物品の収納を許容することを特徴とするロッカー装置。 - 物品を利用者が収納可能な複数の収納手段を備えるロッカー装置を管理するロッカー装置管理方法であって、
一又は複数の前記収納手段が使用状態である場合に、当該収納手段に対する予約を設定する予約ステップと、
前記予約ステップにより前記予約を設定した場合に、前記予約に応じた予約情報の出力を行う出力ステップと、
前記予約が設定された前記収納手段の一つが不使用状態となったことを判定する使用状態判定ステップと、
前記出力ステップにより出力された前記予約情報を読み取る読取ステップと、
前記読取ステップによって読み取られた前記予約情報に応じて、不使用状態となった前記収納手段に対する物品の収納を許容する許容ステップと
を含むことを特徴とするロッカー装置管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019149081A JP2021033372A (ja) | 2019-08-15 | 2019-08-15 | ロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019149081A JP2021033372A (ja) | 2019-08-15 | 2019-08-15 | ロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021033372A true JP2021033372A (ja) | 2021-03-01 |
Family
ID=74678400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019149081A Pending JP2021033372A (ja) | 2019-08-15 | 2019-08-15 | ロッカーシステム、ロッカー装置及びロッカー装置管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021033372A (ja) |
-
2019
- 2019-08-15 JP JP2019149081A patent/JP2021033372A/ja active Pending
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