JP2021018393A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021018393A JP2021018393A JP2019135753A JP2019135753A JP2021018393A JP 2021018393 A JP2021018393 A JP 2021018393A JP 2019135753 A JP2019135753 A JP 2019135753A JP 2019135753 A JP2019135753 A JP 2019135753A JP 2021018393 A JP2021018393 A JP 2021018393A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuous paper
- unit
- paper
- image forming
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims description 72
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 69
- 238000010792 warming Methods 0.000 claims description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 24
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 14
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 13
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 description 24
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 23
- 230000008569 process Effects 0.000 description 16
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 12
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 9
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 5
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- -1 nitrogen-containing compound Chemical class 0.000 description 1
- IEQIEDJGQAUEQZ-UHFFFAOYSA-N phthalocyanine Chemical compound N1C(N=C2C3=CC=CC=C3C(N=C3C4=CC=CC=C4C(=N4)N3)=N2)=C(C=CC=C2)C2=C1N=C1C2=CC=CC=C2C4=N1 IEQIEDJGQAUEQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 230000005469 synchrotron radiation Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】定着部の暖機開始前の連続紙の搬送を、ユーザーの裁量に任せずに適切に行う。【解決手段】画像形成装置1は、連続紙を搬送する用紙搬送部50と、用紙搬送部50により搬送される連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、定着部60の暖機を開始させる制御部80と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、一様に帯電した感光ドラムに対して画像情報に基づいてレーザー光が照射されることにより、感光ドラム表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光ドラムにトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、中間転写ベルトと二次転写ローラーとの間に形成されるニップ部によって用紙に転写された後、定着部で加熱及び加圧されることによってトナー像が用紙に定着され、用紙に画像が形成される。
また、定着部による定着の方式として、加熱源を有する加熱ローラーと、上加圧ローラーと、下加圧ローラーと、を備え、さらに加熱ローラーと上加圧ローラーとに定着ベルトを懸架させ、加熱ローラー及び定着ベルトを介して加熱源で発生させた熱を用紙に伝えて用紙を加熱するとともに、上加圧ローラーの加圧によって定着ベルトと下加圧ローラーの間にニップ部を形成して用紙を加圧する方式が知られている。なお、加熱源で発生させた熱は、まず定着ベルトに伝えられ、さらに定着ベルトを介して下加圧ローラーにも伝えられ、定着ベルトの熱と下加圧ローラーの熱とによって用紙を加熱する。このような定着ベルトを用いる定着方式は、定着ベルトを用いない定着方式(加熱ローラーが用紙と接触して加熱及び加圧を行う方式) と比べて、定着部の暖機(トナー像を用紙に定着可能な温度まで定着部材の温度を上げること)にかかる時間や定着部の暖機のための消費電力が少ないという利点がある。
ところで、画像形成装置において、装置本体の長さより長い(すなわち、装置本体の給紙部から排紙部まで設けられる通紙経路部より長い)ロール紙や連続帳票などの連続紙(連続紙)が用紙として用いられることがある。ユーザーによって画像形成中に画像形成を停止させる指示がなされた場合や、何らかの原因でエラー処理が行われて画像形成を停止させる場合、連続紙でない用紙(例えば、A4サイズの用紙など)を用紙として用いる画像形成装置では、用紙を排紙部から排紙させてから画像形成を停止させたり、用紙の搬送を通紙経路部の定着部より上流側で停止させたりできるのに対し、連続紙を用紙として用いる画像形成装置では、このようなことができないため、連続紙が定着部に残っている状態で連続紙の搬送を停止させることになる。画像形成を停止させる際に連続紙を装置本体から取り除けば連続紙が定着部に停滞することはないが、連続紙を装置本体から取り除き再び通紙を行うには手間がかかる。
このように、画像形成を停止させる際、連続紙が定着ベルトと下加圧ローラーとによって形成されるニップ部で挟持されたまま放置されると、画像形成を停止させる場合には加熱源への電力供給を停止させて定着部の温度を下げるものの、定着部の熱によって連続紙は変形や変色などのダメージを受ける。そのため、定着ベルトのように熱を用いる定着方式において連続紙の搬送を停止させる場合は、連続紙が定着ベルトに接触して連続紙に熱が直接伝わらないよう、定着ベルトを下加圧ローラーから離間させてニップを解除し、連続紙が定着ベルトに接触しないようにすることが知られている。連続紙が定着ベルトに接触しないようにすることで定着部の熱が連続紙に直接は伝わらなくなるが、定着部内の定着ベルト付近の空気を介して連続紙には熱が伝わってしまうため、連続紙が定着ベルトに接触している場合と比べて変形量は小さいが連続紙は変形等を生じる。
一方、再び画像形成を開始させる際は、加熱源への電力供給を停止させたことにより定着部の熱が下がっているので、画像形成の準備として定着部の暖機(定着昇温)を行う。定着部の暖機では、加熱ローラーの加熱源によって加熱を行う際、定着ベルト全体の温度を均一にするために定着ベルトを離間状態のまま回転させる。この場合に、定着ベルトを離間しているにもかかわらず連続紙の変形等によって連続紙が定着ベルトに接触することがある。定着ベルトに連続紙が接触している状態で定着ベルトを回転させると、連続紙と定着ベルトとの間で生じる摺擦によって定着ベルトに周方向の傷が発生するという問題がある。
このような問題に対して、定着部の暖機を行う際、連続紙を移動させることで連続紙が定着ベルトに接触しないようにする画像形成装置(例えば、特許文献1参照)が提案されている。また、連続紙の変形を検知した場合に、連続紙を搬送する制御を行う画像形成装置(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
上記特許文献1や上記特許文献2に開示されている画像形成装置では、連続紙の交換後やジャム復帰後など連続紙の姿勢が不安定であることが想定される状況において再び画像形成を開始する場合、連続紙の姿勢が安定するまで当該連続紙を搬送することが望ましいが、当該連続紙の搬送はユーザーの裁量に任されている。このため、画像形成を開始する際に連続紙の搬送を怠ったままの状態で定着部の暖機が行われてしまう場合があり、かかる場合には定着部の暖機を起因として連続紙の継ぎ目がずれる等の不具合が発生し画像形成の際の用紙搬送に支障を来すおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、定着部の暖機開始前の連続紙の搬送を、ユーザーの裁量に任せずに適切に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
未定着トナー画像の形成された連続紙を定着ニップに通過させ、前記未定着トナー画像を連続紙に定着させる定着部を備えた画像形成装置であって、
前記連続紙を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、前記連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、前記定着部の暖機を開始させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
未定着トナー画像の形成された連続紙を定着ニップに通過させ、前記未定着トナー画像を連続紙に定着させる定着部を備えた画像形成装置であって、
前記連続紙を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、前記連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、前記定着部の暖機を開始させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記連続紙に張力を付与する張力付与機構を備え、
前記制御部は、前記張力付与機構によって所定の大きさの張力が前記連続紙に付与された場合、前記定着部の暖機を開始させることを特徴とする。
前記連続紙に張力を付与する張力付与機構を備え、
前記制御部は、前記張力付与機構によって所定の大きさの張力が前記連続紙に付与された場合、前記定着部の暖機を開始させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記張力付与機構によって付与される前記張力が前記所定の大きさよりも小さくなった場合、前記定着部の暖機を中止することを特徴とする。
前記制御部は、前記張力付与機構によって付与される前記張力が前記所定の大きさよりも小さくなった場合、前記定着部の暖機を中止することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記搬送部による前記連続紙の搬送を制御し、前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定する際の当該連続紙の搬送速度を、前記未定着トナー画像を前記連続紙に定着させる際の当該連続紙の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする。
前記制御部は、前記搬送部による前記連続紙の搬送を制御し、前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定する際の当該連続紙の搬送速度を、前記未定着トナー画像を前記連続紙に定着させる際の当該連続紙の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
前記定着部の暖機の開始を指示するための指示操作を受け付ける受付部を備え、
前記制御部は、前記受付部により前記指示操作が受け付けられた場合、前記搬送部による前記連続紙の搬送を開始させ、当該搬送部により搬送される前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、前記連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、前記定着部の暖機を開始させることを特徴とする。
前記定着部の暖機の開始を指示するための指示操作を受け付ける受付部を備え、
前記制御部は、前記受付部により前記指示操作が受け付けられた場合、前記搬送部による前記連続紙の搬送を開始させ、当該搬送部により搬送される前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、前記連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、前記定着部の暖機を開始させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の蛇行を検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて前記連続紙の蛇行が収束したか否かを判定し、前記連続紙の蛇行が収束したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする。
前記搬送部により搬送される前記連続紙の蛇行を検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて前記連続紙の蛇行が収束したか否かを判定し、前記連続紙の蛇行が収束したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の搬送距離を計測する計測部を備え、
前記制御部は、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したか否かを判定し、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする。
前記搬送部により搬送される前記連続紙の搬送距離を計測する計測部を備え、
前記制御部は、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したか否かを判定し、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の蛇行を検知する検知部と、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の搬送距離を計測する計測部と、
を備え、
前記連続紙の姿勢が安定したか否かの判定を、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて行う第1のモードと、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて行う第2のモードと、が予め設けられており、
前記制御部は、前記第1のモードの設定時においては、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて前記連続紙の蛇行が収束したか否かを判定し、前記連続紙の蛇行が収束したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定する一方で、前記第2のモードの設定時においては、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したか否かを判定し、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする。
前記搬送部により搬送される前記連続紙の蛇行を検知する検知部と、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の搬送距離を計測する計測部と、
を備え、
前記連続紙の姿勢が安定したか否かの判定を、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて行う第1のモードと、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて行う第2のモードと、が予め設けられており、
前記制御部は、前記第1のモードの設定時においては、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて前記連続紙の蛇行が収束したか否かを判定し、前記連続紙の蛇行が収束したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定する一方で、前記第2のモードの設定時においては、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したか否かを判定し、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の画像形成装置において、
前記所定の距離は、少なくとも、前記連続紙を繋ぎ合わせる作業が行われる所定の作業位置を基点として、前記連続紙が前記定着部を通過するまでの距離であることを特徴とする。
前記所定の距離は、少なくとも、前記連続紙を繋ぎ合わせる作業が行われる所定の作業位置を基点として、前記連続紙が前記定着部を通過するまでの距離であることを特徴とする。
本発明によれば、定着部の暖機開始前の連続紙の搬送を、ユーザーの裁量に任せずに適切に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1を示す図である。画像形成装置1は、給紙装置1A、装置本体1B、及び巻取装置1Cを備える。なお、給紙装置1A及び巻取装置1Cを備えず、装置本体1Bのみによって画像形成装置1を構成してもよい。
給紙装置1Aは、例えばロール紙や連続帳票などの連続紙を収容し、装置本体1Bへ連続紙を給紙する。また、給紙装置1Aは、張力付与機構1A1を備える。張力付与機構1A1は、装置本体1Bへ給紙される連続紙に所定の大きさの張力を付与する。
装置本体1Bは、給紙装置1Aから給紙された連続紙に画像を形成する。巻取装置1Cは、装置本体1Bからの指示に従って装置本体1Bによって送出された連続紙を巻き取る。
図2は、装置本体1Bの構成例を示す図である。図3は、装置本体1Bの制御系の主要部を示すブロック図である。
図2、3に示す装置本体1Bは、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。装置本体1Bには、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色に対応する感光ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルト421に各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。すなわち、装置本体1Bは、感光ドラム413上に形成されたYMCKの各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、連続紙に二次転写することにより、画像を形成する。
図2、3に示すように、装置本体1Bは、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60及び制御部80を備える。
制御部80は、CPU81、ROM82、RAM83等を備える。CPU81は、ROM82又は記憶部72から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM83に展開し、展開したプログラムと協働して、給紙装置1A、装置本体1B、巻取装置1Cの動作を制御する。
通信部71は、例えばネットワークカード、モデム、USB等の各種インターフェースを有する。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリー(いわゆるフラッシュメモリー)やハードディスクドライブで構成される。記憶部72には、例えば各ブロックの動作を制御する際に参照されるルックアップテーブルが格納される。
制御部80は、通信部71を介して、LAN、WAN等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部80は、例えば、外部の装置から送信されたページ記述言語(PDL)による画像データ(入力画像データ)を受信し、これに基づいて連続紙に画像を形成させる。また、制御部80は、通信部71を介して、給紙装置1A及び巻取装置1Cとの間で各種データの送受信を行う。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。
表示部21は、制御部80から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。また、ユーザーによるタッチ操作を受け付けて、操作信号を制御部80に出力する。
操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部80に出力する。ユーザーは、操作表示部20を操作して、画質設定及び、倍率設定、応用設定、出力設定、用紙設定などの画像形成に関する設定及び用紙搬送指示を行うことができる。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部80の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41及び中間転写ユニット42等を備える。
画像形成ユニット41は、Y成分用、M成分用、C成分用、K成分用の4つの画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kで構成される。画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有するので、以下では同一の符号で示す。画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL)、電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光を受けて一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダーに分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
帯電装置414は、例えばスコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置等のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置414は、コロナ放電によって感光ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば複数の発光ダイオード(LED)が直線状に配列されたLEDアレイ、個々のLEDを駆動するためのLPH駆動部(ドライバーIC)、及びLEDアレイからの放射光を感光ドラム413上に結像させるレンズアレイ等を有するLEDプリントヘッドで構成される。LEDアレイの1つのLEDが、画像の1ドットに対応する。制御部80がLPH駆動部を制御することにより、LEDアレイに所定の駆動電流が流され、特定のLEDが発光する。
露光装置411は、感光ドラム413に対して各色成分の画像に対応する光を照射する。感光ドラム413の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、各色成分の現像剤(例えばトナーと磁性キャリアーとからなる二成分現像剤)を収容しており、感光ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像剤担持体(現像ローラー)に現像バイアス電圧が印加され、感光ドラム413と現像剤担持体との電位差によって現像剤担持体上の帯電トナーが感光ドラム413の表面の露光部に移動し、付着する。
ドラムクリーニング装置415は、感光ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置される支持ローラー423が駆動ローラーであることが好ましい。駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光ドラム413に圧接されることにより、感光ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、複数の支持ローラー423のうちの一つに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421に対向して配置される支持ローラー423はバックアップローラーと呼ばれる。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラーに圧接されることにより、中間転写ベルト421から連続紙へトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、連続紙が二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が連続紙に二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、連続紙の裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は連続紙に静電的に転写される。トナー像が転写された連続紙は定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
なお、中間転写ユニット42において、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(ベルト式の二次転写ユニット)を採用してもよい。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、通紙経路部53、及び検知部54等を備える。給紙部51は、給紙装置1Aから搬送された連続紙を通紙経路部53へ導く。通紙経路部53は、中間搬送ローラー等を含む複数の搬送ローラーを備える。通紙経路部53は、給紙部51から給紙された連続紙を画像形成部40(二次転写部)、定着部60、排紙部52の順に搬送する。排紙部52は、通紙経路部53から搬送された連続紙を巻取装置1Cへ導く。検知部54は、給紙部51より下流であり二次転写ローラー424より上流の所定位置に配設され、通紙経路部53を搬送される連続紙の幅方向(CD方向)の端部位置を検知する。
定着部60は、加熱ローラー61、加熱ローラー61を加熱する加熱源61A、上加圧ローラー62、加熱ローラー61と上加圧ローラー62との間に架け渡される無端状の定着ベルト63、下加圧ローラー64等を備える。
加熱源61Aは、加熱ローラー61の内部又は近傍に配置される。制御部80によって加熱源61Aの出力が制御され、加熱ローラー61が加熱される。さらに定着ベルト63を回転させることによって、加熱ローラー61の熱が定着ベルト63全体に伝えられる。この定着暖機(定着昇温動作)は、定着ベルト63が下加圧ローラー64から離間した状態のまま行われる。
定着部60では、加熱ローラー61と上加圧ローラー62とに懸架された定着ベルト63と、下加圧ローラー64との間で圧着及び離間が可能となっている。加熱ローラー61及び上加圧ローラー62は、図示しない保持体に移動可能に保持されており、保持体には図示しない偏芯カムが接触している。偏芯カムはその支点を中心として回転し、偏芯カムの回転によって保持体は鉛直方向(圧着離間方向)に移動する。保持体の移動に伴って加熱ローラー61及び上加圧ローラー62が移動し、これにより定着ベルト63を下加圧ローラー64に対して圧着及び離間することが可能となっている。なお、偏芯カムは、図示しない駆動部(モーターやギア)が駆動することによって回転する。駆動部は、制御部80の指示によって駆動される。
定着ベルト63が下加圧ローラー64に圧着状態とされることにより、連続紙を狭持して搬送するニップ部が形成される。連続紙はニップ部を通過する際に加熱及び加圧され、トナー像が定着される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の動作について図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る画像形成装置1の定着暖機処理の手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、制御部80は、表示部21に表示されている定着暖機開始ボタン(図示省略)の押下操作がなされたか否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1において、定着暖機開始ボタンの押下操作がなされたと判定された場合(ステップS1;YES)、制御部80は、用紙搬送部50により連続紙を搬送する際の搬送速度を設定する(ステップS2)。ステップS2で設定される搬送速度は、印刷時、すなわち未定着トナー画像を連続紙に定着させる際の当該連続紙の搬送速度よりも遅い速度に設定される。搬送速度が速過ぎると連続紙の繋ぎ目の接着が不完全な場合に紙切れが起こるおそれがあるためである。
次いで、制御部80は、第1のモードの設定がなされているか否かを判定する(ステップS3)。ここで、第1のモードとは、用紙搬送部50により連続紙を搬送する際、連続紙の蛇行が収束するまで当該連続紙を搬送するモードである。また、第1のモードの他に第2のモードが予め設けられている。第2のモードとは、連続紙の搬送距離が所定の距離に達するまで当該連続紙を搬送するモードである。第1のモード又は第2のモードの設定は、操作部22を介して行われるものとする。
ステップS3において、第1のモードの設定がなされていると判定された場合(ステップS3;YES)、制御部80は、ステップS2で設定された搬送速度により連続紙の搬送を開始する(ステップS4)。
次いで、制御部80は、連続紙の蛇行が収束したか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、制御部80は、検知部54により検知される連続紙の幅方向(CD方向)の端部位置に基づいて、当該端部位置が予め設定された範囲内に収まっている状態の継続時間が所定の時間に達した場合、連続紙の蛇行が収束したと判定する。
ステップS5において、連続紙の蛇行が収束していないと判定された場合(ステップS5;NO)、制御部80は、連続紙の蛇行が収束するまでの間、ステップS5の判定処理を繰り返し行う。
一方、ステップS5において、連続紙の蛇行が収束したと判定された場合(ステップS5;YES)、制御部80は、連続紙の姿勢が安定したと判断し、連続紙の搬送を停止して(ステップS9)、処理をステップS10に進める。
一方、ステップS5において、連続紙の蛇行が収束したと判定された場合(ステップS5;YES)、制御部80は、連続紙の姿勢が安定したと判断し、連続紙の搬送を停止して(ステップS9)、処理をステップS10に進める。
また、ステップS3において、第1のモードの設定がなされていない、すなわち第2のモードの設定がなされていると判定された場合(ステップS3;NO)、制御部80は、連続紙の搬送距離を設定する(ステップS6)。ステップS6で設定される搬送距離は、例えば、図1及び図2に示すように、連続紙を繋ぎ合わせる作業が行われる所定の作業位置(紙繋ぎ位置)P1を基点として、当該連続紙が定着部60を通過した所定の位置P2に到達するまでの距離に設定される。
次いで、制御部80は、ステップS2で設定された搬送速度により連続紙の搬送を開始する(ステップS7)。
次いで、制御部80は、ステップS6で設定された搬送距離だけ連続紙を搬送させたか否かを判定する(ステップS8)。ここで、制御部80は、用紙搬送部50により搬送される連続紙の搬送距離を計測する計測部として機能する。
ステップS8において、ステップS6で設定された搬送距離だけ連続紙を搬送させていないと判定された場合(ステップS8;NO)、制御部80は、当該搬送距離だけ連続紙を搬送させるまでの間、ステップS8の判定処理を繰り返し行う。
一方、ステップS8において、ステップS6で設定された搬送距離だけ連続紙を搬送させたと判定された場合(ステップS8;YES)、制御部80は、連続紙の姿勢が安定したと判断し、連続紙の搬送を停止して(ステップS9)、処理をステップS10に進める。
一方、ステップS8において、ステップS6で設定された搬送距離だけ連続紙を搬送させたと判定された場合(ステップS8;YES)、制御部80は、連続紙の姿勢が安定したと判断し、連続紙の搬送を停止して(ステップS9)、処理をステップS10に進める。
次いで、張力付与機構1A1は、制御部80の制御下において、装置本体1Bへ給紙される連続紙に所定の大きさの張力を付与する(ステップS10)。
次いで、制御部80は、張力付与機構1A1のダンサーローラー1A11の高さ位置に基づいて、連続紙に所定の大きさの張力が付与されている状態(張力付与状態)にあるか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において、連続紙に所定の大きさの張力が付与されている状態にあると判定された場合(ステップS11;YES)、制御部80は、定着部60の暖機を開始する(ステップS12)。
次いで、制御部80は、印刷指示がなされたか否かを判定する(ステップS13)。ここで、印刷指示には、例えば、表示部21に表示されている印刷開始ボタン(図示省略)の押下操作に基づく指示や、通信部71を介して通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)からの印刷指示などがある。
ステップS13において、印刷指示がなされていないと判定された場合(ステップS13;NO)、制御部80は、処理をステップS11へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS13において、印刷指示がなされたと判定された場合(ステップS13;YES)、制御部80は、定着部60の温度がトナー像を連続紙に定着可能な温度に達した後、定着部60の暖機を終了する(ステップS14)。
一方、ステップS13において、印刷指示がなされたと判定された場合(ステップS13;YES)、制御部80は、定着部60の温度がトナー像を連続紙に定着可能な温度に達した後、定着部60の暖機を終了する(ステップS14)。
次いで、制御部80は、印刷を開始し(ステップS15)、定着暖機処理を終了する。
また、ステップS11において、張力付与状態にない、すなわち連続紙に所定の大きさの張力が付与されていないと判定された場合(ステップS11;NO)、制御部80は、定着部60の暖機を中止し(ステップS16)、定着暖機処理を終了する。
また、ステップS1において、定着暖機開始ボタンの押下操作がなされていないと判定された場合(ステップS1;NO)、制御部80は、印刷指示がなされたか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS17において、印刷指示がなされていないと判定された場合(ステップS17;NO)、制御部80は、処理をステップS1へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS17において、印刷指示がなされたと判定された場合(ステップS17;YES)、制御部80は、定着部60の暖機を開始し(ステップS18)、処理をステップS14へ進める。
一方、ステップS17において、印刷指示がなされたと判定された場合(ステップS17;YES)、制御部80は、定着部60の暖機を開始し(ステップS18)、処理をステップS14へ進める。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、連続紙を搬送する用紙搬送部(搬送部)50と、用紙搬送部50により搬送される連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、定着部60の暖機を開始させる制御部80と、を備えるので、定着部60の暖機開始前の連続紙の搬送を、ユーザーの裁量に任せずに適切に行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、連続紙に張力を付与する張力付与機構1A1を備え、制御部80は、張力付与機構1A1によって所定の大きさの張力が連続紙に付与された場合、定着部60の暖機を開始させるので、定着部60の暖機の際に弛んだ連続紙が定着ベルト63に接触する等の不具合を抑制することができ、定着部60の暖機を円滑に行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、制御部80は、張力付与機構1A1によって付与される張力が所定の大きさよりも小さくなった場合、定着部60の暖機を中止する。したがって、連続紙の弛みや紙切れ等の不具合が発生した場合に定着部60の暖機を中止することで、連続紙が定着ベルト63に接触する等の不具合を抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、制御部80は、用紙搬送部50による連続紙の搬送を制御し、連続紙の姿勢が安定したか否かを判定する際の当該連続紙の搬送速度を、未定着トナー画像を連続紙に定着させる際(印刷時)の当該連続紙の搬送速度よりも遅くするので、連続紙の姿勢が安定したか否かを判定する際に紙切れが起こることを抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、制御部80は、定着部60の暖機の開始を指示する指示操作が受け付けられた場合、用紙搬送部50による連続紙の搬送を開始させ、用紙搬送部50により搬送される連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、定着部60の暖機を開始させるので、定着部60の暖機開始前の連続紙の搬送を、ユーザーの裁量に任せずに適切に行うことができるとともに、ユーザー所望のタイミングで定着部60の暖機を開始させることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、連続紙の姿勢が安定したか否かの判定を、検知部54による連続紙の蛇行の検知結果に基づいて行う第1のモードと、連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて行う第2のモードと、が予め設けられており、制御部80は、第1のモードの設定時においては、検知部54による連続紙の蛇行の検知結果に基づいて連続紙の蛇行が収束したか否かを判定し、連続紙の蛇行が収束したと判定した場合、連続紙の姿勢が安定したと判定する一方で、第2のモードの設定時においては、連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて、連続紙の搬送距離が所定の距離に達したか否かを判定し、連続紙の搬送距離が所定の距離に達したと判定した場合、連続紙の姿勢が安定したと判定する。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、定着部60の暖機開始前の連続紙の搬送を、ユーザーの裁量に任せずに柔軟に且つ適切に行うことができる。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、定着部60の暖機開始前の連続紙の搬送を、ユーザーの裁量に任せずに柔軟に且つ適切に行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、第2のモードの設定時の判定基準である所定の距離を、少なくとも、連続紙を繋ぎ合わせる作業が行われる所定の作業位置P1を基点として、連続紙が定着部60を通過するまでの距離とした。
したがって、定着部60の暖機を開始する際、連続紙の繋ぎ目が定着部60に対応する位置に存することを避けることができるので、定着部60の暖機で発生する熱により連続紙の繋ぎ目がずれる等の不具合を防止することができる。
したがって、定着部60の暖機を開始する際、連続紙の繋ぎ目が定着部60に対応する位置に存することを避けることができるので、定着部60の暖機で発生する熱により連続紙の繋ぎ目がずれる等の不具合を防止することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態において、第1のモードと第2のモードのうちのいずれかを操作部22を介して設定可能にしたが、例えば第1のモードのみが設けられていてもよいし第2のモードのみが設けられていてもよい。
また、上記実施形態において、定着暖機処理のステップS6では、連続紙を繋ぎ合わせる作業が行われる所定の作業位置(紙繋ぎ位置)P1を基点として、当該連続紙が定着部60を通過した所定の位置P2に到達するまでの距離を搬送距離として設定したが、当該距離よりも長い距離を搬送距離として設定してもよい。
1 画像形成装置
1A1 張力付与機構
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
54 検知部
60 定着部
80 制御部
1A1 張力付与機構
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
54 検知部
60 定着部
80 制御部
Claims (9)
- 未定着トナー画像の形成された連続紙を定着ニップに通過させ、前記未定着トナー画像を連続紙に定着させる定着部を備えた画像形成装置であって、
前記連続紙を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、前記連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、前記定着部の暖機を開始させる制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記連続紙に張力を付与する張力付与機構を備え、
前記制御部は、前記張力付与機構によって所定の大きさの張力が前記連続紙に付与された場合、前記定着部の暖機を開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記張力付与機構によって付与される前記張力が前記所定の大きさよりも小さくなった場合、前記定着部の暖機を中止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記搬送部による前記連続紙の搬送を制御し、前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定する際の当該連続紙の搬送速度を、前記未定着トナー画像を前記連続紙に定着させる際の当該連続紙の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記定着部の暖機の開始を指示するための指示操作を受け付ける受付部を備え、
前記制御部は、前記受付部により前記指示操作が受け付けられた場合、前記搬送部による前記連続紙の搬送を開始させ、当該搬送部により搬送される前記連続紙の姿勢が安定したか否かを判定し、前記連続紙の姿勢が安定したと判定された場合、前記定着部の暖機を開始させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記搬送部により搬送される前記連続紙の蛇行を検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて前記連続紙の蛇行が収束したか否かを判定し、前記連続紙の蛇行が収束したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記搬送部により搬送される前記連続紙の搬送距離を計測する計測部を備え、
前記制御部は、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したか否かを判定し、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記搬送部により搬送される前記連続紙の蛇行を検知する検知部と、
前記搬送部により搬送される前記連続紙の搬送距離を計測する計測部と、
を備え、
前記連続紙の姿勢が安定したか否かの判定を、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて行う第1のモードと、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて行う第2のモードと、が予め設けられており、
前記制御部は、前記第1のモードの設定時においては、前記検知部による前記連続紙の蛇行の検知結果に基づいて前記連続紙の蛇行が収束したか否かを判定し、前記連続紙の蛇行が収束したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定する一方で、前記第2のモードの設定時においては、前記計測部による前記連続紙の搬送距離の計測結果に基づいて、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したか否かを判定し、前記連続紙の搬送距離が所定の距離に達したと判定した場合、前記連続紙の姿勢が安定したと判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記所定の距離は、少なくとも、前記連続紙を繋ぎ合わせる作業が行われる所定の作業位置を基点として、前記連続紙が前記定着部を通過するまでの距離であることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019135753A JP2021018393A (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019135753A JP2021018393A (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021018393A true JP2021018393A (ja) | 2021-02-15 |
Family
ID=74566133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019135753A Pending JP2021018393A (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021018393A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016180925A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-13 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2018005193A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置および定着装置 |
JP2018005194A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019043686A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019055547A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
-
2019
- 2019-07-24 JP JP2019135753A patent/JP2021018393A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016180925A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-13 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2018005193A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置および定着装置 |
JP2018005194A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019043686A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019055547A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6222152B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9395664B2 (en) | Image forming apparatus | |
US9400471B2 (en) | Image forming apparatus | |
US20150355591A1 (en) | Image forming apparatus | |
US20160342119A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2016071002A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015197456A (ja) | 画像形成装置 | |
US9360809B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP6464759B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6164246B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9432547B2 (en) | Image forming apparatus and density correction method | |
JP6350499B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法 | |
JP2021018393A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6331611B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015205742A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2017161951A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6176210B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6304333B2 (ja) | 画像形成装置及びプログラム | |
JP6736252B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015231901A (ja) | 画像形成装置及びガイド位置調整方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20231003 |