一実施形態に係る荷役装置10を、図1乃至図21を用いて説明する。図1は、荷役装置10の構成を示す斜視図である。図2は、荷役装置10の構成を示す説明図である。図3は、荷役装置10の構成を示すブロック図である。図4は、荷役装置10に用いられる引込コンベア71の構成を示す斜視図である。図5は、引込コンベア71の動作を示す斜視図である。図6は、荷役装置10により荷物1が荷積みされるロールボックスパレット2の荷積み状況を示す斜視図である。図7及び図8は、荷役装置10の動作の一例を示す流れ図である。
図1乃至図3に示すように、荷役装置10は、荷物1を荷積み先に移動する装置本体20と、装置本体20の側方に配置され、荷物1を装置本体20に搬送する外置きコンベア70と、メイン制御装置120と、を備える。荷役装置10は、外置きコンベア70により搬送された荷物1を、メイン制御装置120により決定された、荷積み先の荷積み位置SPに、装置本体20により移動する。
ここで、装置本体20からロールボックスパレット2へ向かう方向を前方向として、前後方向を定義する。また、重力方向を下方向として上下方向を定義する。また、前後方向及び上下方向のそれぞれ2方向に直交する方向を左右方向とする。
ここで、荷積み先について説明する。荷積み先は、図1に示すように、例えば、ロールボックスパレット2である。ロールボックスパレット2は、底壁部2aと、3方を囲む側壁2bと、を備える箱状に構成される。ロールボックスパレット2は、装置本体20の、後述される配置部4に配置される。
装置本体20は、外置きコンベア70により搬送された荷物1を、ロールボックスパレット2に荷積み可能に構成される。ここで言う荷積みとは、荷物1を、ロールボックスパレット2内の荷積み位置SPに移動することである。また、装置本体20は、ロールボックスパレット2に荷積みされた荷物1を、荷下ろし可能に構成される。ここで言う荷下ろしとは、荷物1をロールボックスパレット2からロールボックスパレット2の外に移動することである。
装置本体20は、例えば、躯体21と、メインコンベア22と、位置決め装置23と、第1の昇降装置24と、センサ25と、保持装置30と、移動装置40と、第1の検出装置50と、第1の制御部60と、を備える。
装置本体20は、外置きコンベア70により搬送された荷物1をメインコンベア22により搬送し、位置決め装置23により荷物1をメインコンベア22上の荷積み準備位置PPに位置決めし、保持装置30により荷積み準備位置PPの荷物1を保持し、移動装置40により、荷物1を保持した保持装置30を、ロールボックスパレット2内の荷積み位置SP(図6及び図20に示す)に移動する。
躯体21は、第1の躯体21aと、第1の躯体21aの側方、例えば前方に配置される第2の躯体21bと、を備える。第1の躯体21aは、例えば、直方体のフレーム状に構成される。第1の躯体21aは、内部に、メインコンベア22、位置決め装置23、及び第1の昇降装置を、内部に収容する。また、第1の躯体21aは、保持装置30が支持される。第2の躯体21bは、内部にロールボックスパレット2を配置可能に構成される。
メインコンベア22は、外置きコンベア70から搬送された荷物1を、荷積み準備位置PPまで搬送可能に構成される。メインコンベア22は、例えば、ベルトコンベアである。メインコンベア22は、例えば、ベルト22aと、ベルト22aを駆動する駆動部22bと、を備える。メインコンベア22の荷物1の搬送方向は、例えば左右方向である。
位置決め装置23は、メインコンベア22上の荷物1の移動を、荷積み準備位置PPで規制することで、荷物1を荷積み準備位置PPに位置決め可能に構成される。位置決め装置23は、例えば、メインコンベア22による荷物1の搬送面を、メインコンベア22による荷物1の搬送方向に沿って移動可能なストッパ23aと、ストッパ23aを駆動する駆動部23bと、を備える。ストッパ23aは、荷物1が当接される当接面23cを有する。当接面23cは、メインコンベア22による荷物1の搬送方向に直交する平面に形成される。
第1の昇降装置24は、メインコンベア22を、上下方向に移動可能に構成される。また、第1の昇降装置24は、メインコンベア22を、上下方向の所定の高さ位置に保持可能に構成される。第1の昇降装置24は、例えば、2つの回転軸24aと、2つの回転軸24aを回転する駆動部24bと、回転軸24aにより駆動される駆動ベルト24cと、を備える。第1の昇降装置24は、駆動ベルト24cによりメインコンベア22を支持し、駆動部24bにより回転軸24aを回転することで、駆動ベルト24cを介してメインコンベア22を昇降し、メインコンベア22を所定位置で保持する。
センサ25は、荷物1がストッパ23aに当接する位置まで搬送されたことを検出可能に構成される。センサ25は、例えばレーザーレンジファインダである。
保持装置(保持部)30は、荷物1を保持可能に、かつ当該保持を解除可能に構成される。保持装置30は、例えば、荷物1を挟持することで荷物1を保持可能に構成される。保持装置30は、例えば、挟持機構31と、駆動部32と、を備える。
挟持機構31は、一対の挟持部33を有し、これら一対の挟持部33の少なくとも一方が接離する方向に移動することで、荷物1を挟持可能に構成される。一対の挟持部33の互いに対向する面33aは、平行な平面に構成される。
駆動部32は、挟持機構31を駆動可能に構成される。また、駆動部32は、挟持機構31を、上下方向に平行な回転軸回りに回転可能に構成される。
移動装置40は、保持装置30をメインコンベア22及びロールボックスパレット2の間で移動可能に構成される。移動装置40は、例えば、保持装置30を、上下方向及び水平方向に移動可能に構成される。
移動装置40は、具体例として、第1のアーム42と、第1の駆動部43と、第2のアーム44と、第2の駆動部45と、第3の駆動部46と、を備える。
第1のアーム42は、例えば躯体21に、左右方向に移動可能に支持される。第1のアーム42は、第2のアーム44を上下方向に移動可能に支持する。第1の駆動部43は、第1のアーム42を、左右方向に移動可能に構成される。
第2のアーム44の例えば先端の近傍に、保持装置30が固定される。第2のアーム44は、例えば前後方向に伸縮可能な構成を有し、保持装置30を前後方向に移動可能に構成される。
第2の駆動部45は、第2のアーム44を、第1のアーム42に対して上下方向に移動可能に構成される。第3の駆動部46は、第2のアーム44を前後方向に伸縮可能に構成される。
第1の検出装置50は、ロールボックスパレット2内の荷積み状況を検出可能に構成される。ロールボックスパレット2内の荷積み状況は、ロールボックスパレット2内の載置面2cの形状を含む。ロールボックスパレット2内の載置面2cとは、荷物1が載置可能な面である。ロールボックスパレット2内の載置面2cの形状は、ロールボックスパレット2内に荷物1が荷積みされることで、変化する。ロールボックスパレット2内に荷物1が荷積みされている状態では、載置面2cは、荷物1の上面1bを含む。
また、第1の検出装置50は、載置面2cの高さを検出可能に構成される。第1の検出装置50は、例えば、3Dカメラである。第1の検出装置50は、例えば、第2の躯体21bの上部に設置される。第1の検出装置50は、検出結果を、メイン制御装置120に送信する。
第1の制御部60は、メイン制御装置120から送信される荷積み位置SPの情報に基づいて、メインコンベア22の駆動部22b、保持装置30の駆動部32、及び移動装置40の駆動部43,45,46を制御可能に構成される。
外置きコンベア70は、荷役装置10の外から荷物1をメインコンベア22に搬送可能に構成される。また、外置きコンベア70は、メインコンベア22から搬送された荷物1を、荷役装置10の外に搬送可能に構成される。
外置きコンベア70は、例えば、荷役装置10が設置される設置現場のコンベア6から荷物1が搬送される。また、外置きコンベア70は、荷物1の姿勢を、ロールボックスパレット2の荷積み位置SPに荷積みするに適した荷積み姿勢に調整可能に構成される。
外置きコンベア70は、例えば、引込コンベア71と、昇降コンベア90と、第2の検出装置100と、第2の制御部110と、を備える。
引込コンベア71は、装置本体20の側方、例えば右側に配置される。引込コンベア71は、コンベア6に連結される。引込コンベア71は、例えば、第3の躯体72と、コンベア本体73と、姿勢変更装置74と、第1のシャッタ75と、第2のシャッタ76と、第1のセンサ83と、第2のセンサ84と、を備える。
第3の躯体72は、例えば、土台72aと、フレーム72bと、を備える。土台72aは、例えば、第1の躯体21aの右側に配置される。フレーム72bは、土台72a上に設けられる。
コンベア本体73は、第3の躯体72内に配置される。コンベア本体73は、荷物1を搬送する搬送部の一例である。コンベア本体73は、コンベア6及び昇降コンベア90の間で荷物1を搬送可能に構成される。コンベア本体73は、例えば、荷物1を前後方向に搬送可能に構成される。コンベア本体73は、例えば、複数の回転軸73aと、コンベアローラ73bと、駆動部73cと、を備える。
複数の回転軸73aは、荷物1の搬送方向に直交する方向に平行となる姿勢で荷物1の搬送方向に並んで設けられる。コンベアローラ73bは、複数の回転軸73aのそれぞれに、複数固定される。複数のコンベアローラ73bは、回転軸73aと一体に回転する。駆動部73cは、複数の回転軸73aをそれぞれ回転可能に構成される。なお、回転軸73a及びコンベアローラ73bは、コンベア本体73の中央を避けた位置に配置される。
姿勢変更装置74は、コンベア本体73上に載置される荷物1の姿勢を変更可能に構成される。すなわち、姿勢変更装置74は、荷物1の搬送路に設けられる。姿勢変更装置74は、例えばターンテーブルであり、荷物1を上下方向に平行な回転軸回りに回転することで、荷物1の姿勢を変更可能に構成される。
姿勢変更装置74は、例えば、テーブル本体77と、回転軸78と、駆動部79と、を備える。テーブル本体77は、コンベア本体73の例えば中央部に配置される。テーブル本体77は、複数のコンベアローラ73bの間に配置可能な格子状に構成される。また、テーブル本体77の上下方向の厚みは、回転軸73aからコンベアローラ73bの上端までの距離よりも短い厚みに設定されている。
回転軸78は、テーブル本体77の下端に固定される。回転軸78は、コンベア本体73の中央に配置される。
駆動部79は、図4及び図13に示すように、テーブル本体77を、テーブル本体77が複数のコンベアローラ73b間に配置されることでテーブル本体77の上端がコンベアローラ73bの上端より低い第1の退避位置P1と、テーブル本体77の下端がコンベアローラ73bの上端よりも高い第1の突出位置P2と、の間で移動可能に構成される。第1の突出位置P2は、テーブル本体77の下端とコンベアローラ73bの上端との間に人の指が入らない程度の隙間を有する位置である。
駆動部79は、例えば、回転軸78を上下方向に移動可能に、且つ回転軸78を回転軸78の軸線回りに回転可能に構成される。
第1のシャッタ75は、コンベア6からコンベア本体73に荷物1が移動することを防止可能に構成される。第1のシャッタ75は、例えば、コンベア本体73及びコンベア6の間に設けられる。第1のシャッタ75は、第1のシャッタ本体75aと、駆動部75bと、を備える。
第1のシャッタ本体75aは、第1のシャッタ本体75aの上端がコンベア本体73の搬送面より低い第2の退避位置P3と、第1のシャッタ本体75aの上端がコンベア本体73の搬送面より高い第2の突出位置P4と、の間で移動可能に構成される。第2の突出位置P4は、荷物1に当接することで、コンベア6からコンベア本体73に荷物1が移動することを防止可能な位置である。
駆動部75bは、第1のシャッタ本体75aを駆動可能に構成される。
第2のシャッタ76は、引込コンベア71から昇降コンベア90に荷物1が移動することを防止可能に構成される。また、第2のシャッタ76は、荷物1に当接することで、荷物1の姿勢を基本姿勢に変更可能に構成される。なお、ここで言う基本姿勢は、荷物1の前面1aが、引込コンベア71による搬送方向に直交する平面となる姿勢である。
第2のシャッタ76は、例えば、第2のシャッタ本体76aと、駆動部76bと、を備える。第2のシャッタ本体76aは、荷物1の前面1aに当接する当接面76cを有する。当接面76cは、コンベア本体73による荷物1の搬送方向に直交する平面に形成される。
第2のシャッタ本体76aは、例えば、コンベア本体73の搬送方向で、コンベア本体73の昇降コンベア90側の一端と、テーブル本体77と、の間に配置される。具体的には、第2のシャッタ本体76aは、コンベア本体73の搬送方向で隣接する複数のコンベアローラ73b間に配置される。
第2のシャッタ本体76aは、図16に示すように第2のシャッタ本体76aの上端がコンベア本体73の搬送面より低い第3の退避位置P5と、図9に示すように第2のシャッタ本体76aの上端がコンベア本体73の搬送面よりも高い第3の突出位置P6と、の間で移動可能に構成される。第3の突出位置P6は、荷物1に当接することで、荷物1の移動を規制可能な位置である。
駆動部76bは、第2のシャッタ本体76aを駆動可能に構成される。
第1のセンサ83は、荷物1が第1のシャッタ75の上方を通過したことを検出可能に構成される。ここで言う通過は、コンベア6から引込コンベア71に移動が完了したこと、及び、引込コンベア71からコンベア6に移動が完了したことである。第1のセンサ83は、例えば透過センサである。
第2のセンサ84は、荷物1が第2のシャッタ本体76aの当接面76cに当接する位置まで搬送されたことを検出可能に構成される。第2のセンサ84は、例えば透過センサである。
また、引込コンベア71は、テーブル本体77が第1の突出位置P2から第1の退避位置P1に移動するときに、テーブル本体77がコンベア本体73に干渉することを防止可能な移動規制部80を備える。
移動規制部80は、例えば、挿入部81と、挿入部81が挿入可能な被挿入部82と、を備える。挿入部81は、図9に示すように、回転軸78の軸方向の中途部に設けられるフランジから下方に延出する突起形状に構成され、少なくとも1つ、例えば複数設けられる。被挿入部82は、土台72aに形成された、挿入部81の一部を収容可能な孔である。被挿入部82は、テーブル本体77が第1の突出位置P2にある状態であって、テーブル本体77が上下方向にコンベアローラ73bと干渉しない位置にあるときに、挿入部81と上下方向に対向する位置に配置される。
少なくとも被挿入部82は、テーブル本体77が格子状に構成されることから、例えば回転軸78回りに90度離間し設けられている。すなわち、テーブル本体77は90度回転するごとに複数のコンベアローラ73b間に配置可能となることから、少なくとも被挿入部82が、90度離間して設けられる。
昇降コンベア90は、メインコンベア22及び引込コンベア71の間で荷物1を搬送可能に構成される。昇降コンベア90は、コンベア本体91と、駆動部92と、ストッパ93と、第2の昇降装置94と、第3のセンサ95と、を備える。
コンベア本体91は、荷物1の搬送方向として、例えば、引込コンベア71による荷物1の搬送方向に平行な方向、及び、メインコンベア22による荷物1の搬送方向に平行を切り替え可能に構成される。コンベア本体91は、例えば直角分岐コンベアである。
駆動部92は、コンベア本体91を駆動可能に構成される。
ストッパ93は、コンベア本体91の搬送面に設けられる。ストッパ93は、例えば、コンベア本体91による荷物1の搬送方向でコンベア本体91の引込コンベア71とは反対側の一端に設けられる。ストッパ93は、荷物1の前面1aに当接する当接面93aを有する。当接面93aは、前後方向に直交する平面に構成される。
第2の昇降装置94は、コンベア本体91を上下方向に移動可能に構成される。第2の昇降装置94は、例えば、コンベア本体91を上下方向に移動可能に支持する支持部94aと、支持部94aを駆動する駆動部93bと、を備える。
第3のセンサ95は、荷物1がストッパ93の当接面93aに当接する位置まで搬送されたことを検出可能に構成される。第3のセンサ95は、例えば透過センサである。
第2の検出装置100は、コンベア本体73上の荷物1の形状を検出可能に構成される。第2の検出装置100は、荷物1の荷物情報を取得する取得部の一例である。なお、荷物1の形状は、荷物情報の一例である。第2の検出装置100は、例えば、基本姿勢にある荷物1の上面1bの前後方向に沿う第1の寸法、基本姿勢にある荷物1の上面1bの左右方向に沿う第2の寸法、及び高さ寸法を検出可能に構成される。
第2の検出装置100は、例えば、上面1bを撮影可能なカメラと、荷物1の高さ寸法を検出可能なレーザーレンジファインダと、を備える。第2の検出装置100は、例えばフレーム72bの上部に設置される。第2の検出装置100は、検出結果をメイン制御装置120の計画制御部122に送信する。
第2の制御部110は、引込コンベア71の駆動部73c、姿勢変更装置74の駆動部79、及び昇降コンベア90の駆動部92,94bを制御可能に構成される
メイン制御装置120は、図3に示すように、認識部121と、計画制御部122と、記憶部123と、を備える。
認識部121は、第1の検出装置50及び第2の検出装置100のそれぞれから、検出結果が送信される。認識部121は、第1の検出装置50の結果より、ロールボックスパレット2の載置面2cの形状を検出する。
また、認識部121は、第2の検出装置100の検出結果に基づいて、引込コンベア71のコンベア本体73に載置された荷物1の、基本姿勢のときの上面1bの第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法を検出する。認識部121は、検出結果を、計画制御部122に送信する。
計画制御部122は、装置本体20の第1の制御部60、及び外置きコンベア70の外置き第2の制御部110に信号を送信可能に構成される。
計画制御部122は、認識部121から送信される、ロールボックスパレット2の載置面2cの形状、並びに、引込コンベア71上の基本姿勢にある荷物1の上面1bの第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法に基づいて、載置面2cの荷積み位置SPを決定し、荷積み計画を作成する。荷積み計画とは、荷積み位置SPでの荷物1の姿勢である。
具体的には、計画制御部122は、記憶部123に記憶されたプランに従って荷物1を載置面2cに荷積みする。
計画制御部122は、例えば、記憶部123に記憶されたプランに基づいて、載置面2cの荷物1を積む領域を決定し、当該領域内の荷物1を積む荷積み位置SPを決定する。また、計画制御部122は、荷積み計画の情報を、第2の制御部110に送信する。
次に、荷役装置10の動作の一例を、図7乃至図21を用いて説明する。
図7に示すように、計画制御部122が、上位のシステム、例えば、コンベア6により荷物1を荷役装置10に搬送する別のシステムから荷物1の荷積みの指示を受信するまでは(ステップST1のNO)、図9に示すように、駆動部75bが駆動されることで第1のシャッタ本体75aは第2の突出位置P4に移動され、駆動部76bが駆動されることで第2のシャッタ本体76aは第3の突出位置P6に移動され、駆動部79が駆動されることで、テーブル本体77は第1の退避位置P1に移動される。
第1のシャッタ本体75aが第2の突出位置P4に移動されることで、コンベア6から搬送される荷物1が第1のシャッタ本体75aによりせき止められて引込コンベア71に荷物1が侵入することが規制される。
計画制御部122は、上位のシステムから荷物1の荷積みの指示を受信すると(ステップST1のYES)、ロールボックスパレット2内の荷積み状況、及び引込コンベア71上の荷物1の形状を検出する(ステップST2)。
具体的には、計画制御部122は、認識部121に、ロールボックスパレット2の荷積み状況の検出の要求信号を送信する。
そして、認識部121は、計画制御部122から信号を受けると、第1の検出装置50に、ロールボックスパレット2内の撮影を指示する。認識部121は、第1の検出装置50の撮影した映像を画像処理し、載置面2cの形状を検出する。認識部121は、検出結果を計画制御部122に送信する。
また、計画制御部122は、上位システムから荷物取り込みの指示を受けると、ロールボックスパレット2に次に荷積みする荷物1の、基本姿勢での上面1bの第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法を検出する為に、第2の制御部110に信号を送信する。
第2の制御部110は、計画制御部122から信号を受信すると、図10に示すように、第1のシャッタ75の駆動部75bを駆動して、第1のシャッタ本体75aを第2の突出位置P4から第2の退避位置P3に移動する。また、第2の制御部110は、コンベア本体73の駆動部73cを駆動して、複数のコンベアローラ73bを回転する。
第1のシャッタ本体75aが第2の退避位置P3に移動することで、コンベア6から荷物1がコンベア本体73に移動される。コンベア本体73に移動した荷物1は、複数のコンベアローラ73bが回転することで、昇降コンベア90側に搬送される。
また、図11に示すように、第2の制御部110は、第1のセンサ83により、1つの荷物1が第1のシャッタ本体75aの上方を通過したことを検出すると、駆動部75bを駆動して第1のシャッタ本体75aを、第2の退避位置P3から第2の突出位置P4に移動する。第1のシャッタ本体75aが第2の突出位置P4に移動されることで、第1のシャッタ本体75aにより、コンベア6からの荷物1が引込コンベア71に移動することが防止される。
次に、図12及び図13に示すように、第2の制御部110は、第2のセンサ84により、荷物1が第2のシャッタ本体76aの当接面76cに当接する位置まで搬送されたことを検出すると、その後所定時間が経過した後に、コンベアローラ73bの回転を停止するべく駆動部73cの駆動を停止する。
ここで言う所定時間は、荷物1が第2のシャッタ本体76aの当接面76cに当接することで、荷物1の搬送方向で前面1aが当接面76cに面接触し、前面1aが搬送方向に直交する姿勢となる時間である。例えば、荷物1の前面1aが、搬送方向に対して傾斜する姿勢で第2のシャッタ本体76aの当接面76cに当接した場合であっても、前面1aが当接面76cに当接後、コンベアローラ73bの回転が所定時間継続されることで、荷物1の前面1aが、搬送方向に直交する基本姿勢となる。所定時間は、実験等により適切な時間が得られる。第2の制御部110は、駆動部73cの駆動を停止すると、駆動部73cを停止したことを示す信号を計画制御部122に送信する。
計画制御部122は、第2の制御部110から駆動部73cの停止の信号を受信すると、認識部121に、基本姿勢にある荷物1の各種寸法の検出の要求信号を送信する。
認識部121は、計画制御部122から信号を受信すると、第2の検出装置100の検出結果に基づいて、基本姿勢にある荷物1の上面1bの第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法を検出する。認識部121は、上面1bの第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法を検出すると、検出結果を計画制御部122に送信する。
計画制御部122は、認識部121より、荷物1の第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法の情報を受信すると、ロールボックスパレット2の載置面2cでの荷物1の荷積み位置SPを決定する(ステップST3)。計画制御部122は、具体的には、記憶部123に記憶された荷積みプラン、第1の検出装置50により検出されたロールボックスパレット2の載置面2cの形状、並びに、第2の検出装置100により検出された基本姿勢にある荷物1の第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法に基づいて、荷物1のロールボックスパレット2の載置面2cでの荷積み位置SPを決定する。
次に、計画制御部122は、荷積み位置SPでの荷物1の荷積み姿勢である荷積み計画を作成する(ステップST4)。計画制御部122は、例えば、荷積み位置SPに、メインコンベア22から荷物1を回転することなく水平方向の移動のみで移動したときの姿勢であって、荷物1がロールボックスパレット2から出ることなく安定して配置される姿勢を、荷積み計画として作成する。
次に、計画制御部122は、荷積み計画と基本姿勢とが同じであるか否かを判断する(ステップST5)。計画制御部122は、荷物1の基本姿勢と荷積み計画とが異なる場合(ステップST5のYES)は、荷積み計画を、第2の制御部110に送信する。なお、計画制御部122は、引込コンベア71上の荷物1の基本姿勢が、荷積み姿勢と同じ姿勢であると判断すると(ステップST5のNO)であると、荷物1の姿勢の維持する判断をする。
第2の制御部110は、荷積み計画を受信すると、荷積み計画に基づいて、姿勢変更装置74の駆動部79を駆動して荷物1の姿勢を変更する(ステップST6)。第2の制御部110は、具体的には、図14に示すように、駆動部79を駆動して回転軸78を上方に移動する。
回転軸78が上方に移動されることで、テーブル本体77が上方に移動する。テーブル本体77が上方に移動することで、荷物1がテーブル本体77によりコンベア本体73の搬送面に対して上方に移動する。また、テーブル本体77の下端が搬送面より上方に移動すると、挿入部81が被挿入部82から上方に移動する。
第2の制御部110は、図14乃至図16に示すように、テーブル本体77が第1の突出位置P2に移動すると、駆動部79を制御して、回転軸78、テーブル本体77及び荷物1を一体に90度回転する。このとき、第2の制御部110は、荷物1が第2のシャッタ本体76aに干渉することを防止する為に、駆動部76bを駆動して、第2のシャッタ本体76aを第3の退避位置P5に移動する。
図17及び図18に示すように、荷物1の姿勢は、基本姿勢から90度回転されることで、荷積み姿勢に変更される。図17及び図18に示すように、テーブル本体77が90度回転された状態では、挿入部81が被挿入部82に上下方向に対向配置される。
次に、第2の制御部110は、姿勢変更装置74が正常に駆動したか否かを判断する(ステップST7)。第2の制御部110は、例えば、回転軸78を90度回転できなかったと判断すると、姿勢変更装置74が正常に駆動しなかったと判断する(ステップST7のNO)。そして、第2の制御部110は、駆動部76bの駆動を停止して、計画制御部122に信号を送信する。なお、駆動部76bは例えば回転軸78の回転角度を検出可能なセンサを有しており、第2の制御部110は、所定の時間内に回転軸78が90度回転されなかったことを検出すると、回転軸78を90度回転できなかったと判断する。ここで言う所定時間は、回転軸78を90度回転する時間である。
計画制御部122は、本実施形態においては回転軸78を90度回転できなかった場合は、姿勢変更装置74に異常が生じたと判断して、荷役装置10の動作を停止する(ステップST8)。計画制御部122は、荷物1を荷積み姿勢に変更できなかった場合は、警告を、警報装置に送信してもよい。警報装置は、例えば、音により警報するスピーカや、光により警報するライトである。
第2の制御部110は、姿勢変更装置74が正常に駆動したと判断すると(ステップST7のYES)、本実施形態においてはテーブル本体77が90度回転されたと判断すると、駆動部79を制御して、テーブル本体77を第1の突出位置P2から第1の退避位置P1に移動する。テーブル本体77が格子状に構成されることから、テーブル本体77は複数のコンベアローラ73b間の隙間を通り、第1の退避位置P1に移動される。
また、図19に示すように、挿入部81は、テーブル本体77が第1の突出位置P2から第1の退避位置P1に移動する過程で、被挿入部82に収容される。テーブル本体77が第1の退避位置P1に移動されると、荷物1は、コンベア本体73上に載置される。
第2の制御部110は、テーブル本体77が第1の退避位置P1に移動されると、駆動部79の駆動を停止する。第2の制御部110は、駆動部79の駆動を停止すると、駆動部79の駆動を停止したことを示す信号を計画制御部122に送信する。
次に、計画制御部122は、荷物1の姿勢が荷積み姿勢であるか否かを判断する(ステップST9)。具体的には、計画制御部122は、駆動部79から信号を受信すると、認識部121により、荷物1の第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法の検出の要求信号を送信する。認識部121は、計画制御部122から信号を受信すると、第2の検出装置100により、コンベア本体73に載置された荷物1を撮影する。認識部121は、第2の検出装置100により撮影された画像情報に基づいて、荷物1の第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法を検出し、検出結果を計画制御部122に送信する。計画制御部122は、認識部121から送信された、荷物1の第1の寸法、第2の寸法、及び高さ寸法に基づいて、荷物1が荷積み姿勢であるか否かを判断する。
計画制御部122は、荷物1の姿勢が荷積み姿勢でないと判断すると(ステップST9のNO)、エラーと判断して、例えば荷役装置10の動作を停止する(ステップST8)。この場合、警報装置に警告を送信してもよい。
計画制御部122は、荷物1が荷積み姿勢であると判断すると(ステップST9のYES)、荷物1の荷積み位置SP、及び荷積み姿勢に基づいて、保持装置30によって荷物1を保持する荷積み準備位置PP位置を決定する(ステップST10)。
荷積み準備位置PPは、メインコンベア22の搬送面上の位置であって、荷積み位置SPに対して前後方向に並ぶ位置である。荷積み準備位置PPは、例えば、メインコンベア22の前端の近傍であって、前後方向に荷積み位置SPに並ぶ位置である。
計画制御部122は、荷積み準備位置PPを決定すると、保持装置30を、荷積み準備位置PPにある荷物1を保持可能な状態にする(ステップST11)。計画制御部122は、具体的には、第1の制御部60及び第2の制御部110に信号を送信する。
第1の制御部60は、計画制御部122から信号を受信すると、第1の昇降装置24の駆動部24bを駆動して、メインコンベア22の高さ位置を、荷積み準備位置PPの高さ位置に移動させる。また、第1の制御部60は、メインコンベア22を駆動する。また、第1の制御部60は、位置決め装置23の駆動部23bを駆動して、ストッパ23aを移動する。具体的には、ストッパ23aを、当該ストッパ23aがメインコンベア22の搬送方向で荷物1に当接して荷物1の搬送を停止することで荷物1が荷積み準備位置PPとなる位置に、移動する。
また、第1の制御部60は、保持装置30を、荷積み準備位置PPある荷物1保持可能な位置に移動する。具体的には、第1の制御部60は、駆動部32を駆動することで、挟持機構31の一対の挟持部33が前後方向に並ぶ姿勢とし、かつ、挟持機構31の一対の挟持部33の間の隙間Sを、メインコンベア22により荷積み準備位置PPに搬送される荷物1が侵入可能な隙間にする。次に、第1の制御部60は、移動装置40の各駆動部43,45,46を駆動して、保持装置30を荷積み準備位置PPに移動する。
次に、計画制御部122は、荷物1を荷積み準備位置PPに移動する(ステップST12)。計画制御部122は、具体的には、第2の制御部110に信号を送信する。第2の制御部110は、計画制御部122から信号を受信すると、第2のシャッタ76の駆動部76bを駆動して第2のシャッタ本体76aを第3の退避位置P5に移動する。また、第2の制御部110は、コンベア本体73の駆動部73cを駆動して荷物1を昇降コンベア90側に移動する。
また、第2の制御部110は、昇降コンベア90の駆動部92を駆動して、荷物1を昇降コンベア90のストッパ93の当接面93aに当接する位置まで搬送する。第2の制御部110は、センサ95により荷物1の前面1aが当接面93aに当接したことを検出すると、第2の昇降装置94の駆動部94bを駆動して、昇降コンベア90を、メインコンベア22の高さ位置まで移動する。
第2の制御部110は、昇降コンベア90がメインコンベア22の高さ位置まで移動されると、第2の昇降装置94の駆動部94bの駆動を停止する。第2の制御部110は、駆動部93bの駆動を停止すると、昇降コンベア90による搬送方向を、前後方向から左右方向に切り替えて、荷物1をメインコンベア22に搬送する。
図20に示すように、メインコンベア22に搬送された荷物1は、メインコンベア22及びストッパ23aにより、荷積み準備位置PPに移動される。また、荷物1は、荷積み準備位置PPに移動されることで、保持装置30の一対の挟持部33間の隙間Sに収容される。
第1の制御部60は、センサ25により、荷物1が荷積み準備位置PPまで搬送されたことを検出すると、メインコンベア22の駆動を停止して、荷物1が荷積み準備位置PPまで搬送されたことを示す信号を、計画制御部122に送信する。
計画制御部122は、センサ25により、荷物1が荷積み準備位置PPに移動したことを検出すると、荷物1を荷積み位置SPに移動する(ステップST13)。計画制御部122は、具体的には、第1の制御部60に信号を送信する。
第1の制御部60は、計画制御部122から信号を受信すると、まず、保持装置30により荷物1を保持する。第1の制御部60は、保持装置30の駆動部32を駆動して挟持機構31により荷物1を挟持することで荷物1を保持する。
第1の制御部60は、保持装置30により荷物1が保持すると、移動装置40の各駆動部43,45,46を駆動して、図21に示すように荷物1を荷積み位置SPに移動する。第1の制御部60は、荷物1が荷積み位置SPに移動されると、保持装置30の駆動部32を駆動して一対の挟持部33を互いに離れる方向に移動して荷物1の保持を解除する。
第1の制御部60は、荷積み位置SPで保持装置30による荷物1の保持を解除すると、移動装置40を駆動して保持装置30をロールボックスパレット2から装置本体20側に移動する。
これらの動作により、荷物1の荷積み位置SPへの荷積みが完了する。荷物1の荷積み位置SPへの荷積みが完了すると、ステップST1に戻る。
なお、第1の制御部60は、荷物1をメインコンベア22から荷積み位置SPに移動する前に、第1の検出装置50によりロールボックスパレット2内の荷積み状況を検出し、前回の検出時のロールボックスパレット2内の荷積み状況と比較して、荷積み位置SPの周囲の荷物1の変位することで荷積み位置SPの状況が変化したことを検出すると、保持装置30の駆動部32を駆動して、挟持機構31を回転することで荷物1を回転させて、荷物1を荷積み位置SPに配置可能な姿勢に変更してもよい。
なお、荷役装置10は、ロールボックスパレット2等から荷物1をコンベア6側に荷降ろすことも可能である。すなわち、保持装置30によりロールボックスパレット2内の荷物1を保持し、移動装置40により保持装置30及び荷物1をメインコンベア22上に移動する。そして、メインコンベア22、昇降コンベア、及び引込コンベア71により、荷物1をコンベア6に搬送することで、荷物1を、ロールボックスパレット2からコンベア6に荷降ろす。
このように構成される荷役装置10では、荷物1を荷積み準備位置PPに搬送する前に、姿勢変更装置74によって、荷物1の姿勢を、荷積みに適した荷積み姿勢に変更する。この為、保持装置30により保持された荷物1の姿勢を、移動装置40によりロールボックスパレット2に移動する際に、荷積み姿勢に変換することがない。
結果、移動装置40は、メインコンベア22から、荷物1の姿勢を変更することなく、ロールボックスパレット2内に移動するだけでよい。この為、荷役装置10による荷積み動作の時間の短縮できるので、荷積み動作の効率を向上できる。
また、姿勢変更装置74により変更された荷物1の姿勢を、第1の検出装置50により検出することで荷積み姿勢となっているかを確認することで、荷物1を荷積み位置SPに荷積みできない、という状態が生じることを防止できる。結果、荷物1をロールボックスパレット2に荷積みする作業の効率が低下することを防止できる。すなわち、荷物1の姿勢が荷積み姿勢ではなかった場合、例えば荷物1は、図21に二点鎖線で示すように一部がロールボックスパレット2からでた状態で荷積み位置SPに配置される可能性が生じる。この場合、荷物1がロールボックスパレット2から落下する可能性がある。荷物1がロールボックスパレット2から落下すると、荷役装置10の動作が停止される。結果、荷物1のロールボックスパレット2への荷積み作業の効率が低下する虞が生じる。
また、計画制御部122は、荷積み位置SPの情報、及び第1の検出装置50により検出された荷物1の形状の情報に基づいて、荷積み姿勢である荷積み計画を作成する。この為、計画制御部122は、外部から荷積み計画を得ることがないことから、メイン制御装置120の構成を簡素にできる。すなわち、計画制御部122が、外部から荷積み計画の情報を得る場合、メイン制御装置120は、外部から荷積み計画の情報を受信可能とするインターフェースを備える構成が必要となる。しかしながら、計画制御部122が荷積み計画を作成することで、このインターフェースが不要となることで、メイン制御装置120の構成を簡素にすることが可能となる。
また、計画制御部122は、第1の検出装置50により検出された荷物1の形状から、荷物1の初期姿勢が荷積み計画と同じ姿勢であると判断すると、荷物1の姿勢の変更を行わないと判断する。結果、姿勢変更装置74を駆動することがないので、荷物1の荷積み作業の効率を向上できる。
なお、上述の例では、保持装置30は、挟持機構31により荷物1を挟持することで荷物1を保持する構成が一例として説明されたが、これに限定されない。他の例では、保持装置30は、例えば負圧により荷物1を吸着することで荷物1を保持する構成であってもよい。または、保持装置30は、ロボットハンドであってもよい。
また、上述の例では、姿勢変更装置74により荷物1の姿勢を、荷積み姿勢に変更する構成が一例として説明されたが、これに限定されない。例えば、荷物1を水平方向に平行な回転軸回りに回転することで、荷物1の姿勢を変更する構成が用いられてもよい。換言すると、例えば基本姿勢であるときの下面を側面または上面とすることが可能な装置が、荷物1の姿勢を変更する装置として用いられてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、荷役動作の効率を向上できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。