JP2021049958A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】5リブタイヤにおいて、ウェット性能及び陸部の耐久性を向上させる。【解決手段】トレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、4本の周方向溝3と、5つの陸部4とで形成されている。5つの陸部は、2つのショルダー陸部9と、2つのミドル陸部8と、クラウン陸部7とからなる。ショルダー陸部9は、深さが2mm以上の横溝が設けられていないリブである。クラウン陸部7には、複数のクラウンサイプ10が設けられている。ミドル陸部8には、ミドルサイプ11が設けられている。クラウンサイプ10及びミドルサイプ11は、その長さ方向と直交する断面において、タイヤ半径方向に波状に延びるサイプ本体部12と、サイプ本体部のタイヤ半径方向内側に配された底部分13とを含む。底部分13は、タイヤ半径方向に沿って延びている。【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤに関する。
トレッド部が、周方向溝によって区分された5つの陸部で形成されたタイヤ(以下、「5リブタイヤ」ということがある。)が種々提案されている。(例えば、下記特許文献1参照。)。
一般に、5リブタイヤは、各陸部の幅が小さい傾向がある。また、5リブタイヤは、走行時、タイヤ軸方向の両外側の陸部を除く3つの陸部(クラウン陸部とその両側のミドル陸部)に大きな接地圧が作用する傾向がある。このため、前記3つの陸部は、走行時に変形し易い。一方、ウェット性能を向上させるために、前記3つの陸部にサイプが設けられた場合、これらの陸部がさらに変形し易くなり、偏摩耗や、サイプの底部分でのクラックが発生するおそれがあった。
本発明は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、5リブタイヤにおいて、ウェット性能及び陸部(クラウン陸部及びミドル陸部)の耐久性を向上させることを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる4本の周方向溝と、前記周方向溝で区分された5つの陸部とで形成され、前記5つの陸部は、2つのショルダー陸部と、前記2つのショルダー陸部の間に設けられた2つのミドル陸部と、前記2つのミドル陸部の間に設けられたクラウン陸部とからなり、前記ショルダー陸部は、深さが2mm以上の横溝が設けられていないリブであり、前記クラウン陸部には、前記クラウン陸部を横断する複数のクラウンサイプが設けられ、前記ミドル陸部には、前記ミドル陸部を横断する複数のミドルサイプが設けられ、前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプは、その長さ方向と直交する断面において、タイヤ半径方向に波状に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部のタイヤ半径方向内側に配された底部分とを含み、前記底部分は、タイヤ半径方向に沿って延びている。
本発明のタイヤにおいて、前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプは、トレッド踏面において、サイプ長さ方向に波状に延びているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記底部分は、サイプ長さ方向に直線状に延びているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記底部分のタイヤ半径方向の長さは、サイプ最大深さの10%〜30%であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記周方向溝は、前記クラウン陸部と前記ミドル陸部との間のクラウン周方向溝を含み、前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプの深さは、前記クラウン周方向溝の深さの40%〜90%であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプは、幅が2.0mm以下であり、前記クラウン陸部及び前記ミドル陸部には、溝幅が2.0mmよりも大きい溝が設けられていないのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記クラウンサイプと前記ミドルサイプとは、タイヤ軸方向に対して互いに逆向きに傾斜しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ミドルサイプのタイヤ軸方向に対する角度は、前記クラウンサイプのタイヤ軸方向に対する角度よりも大きいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記複数のクラウンサイプのタイヤ周方向の1ピッチ長さは、前記クラウン陸部のタイヤ軸方向の幅の80%〜150%であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記複数のミドルサイプのタイヤ周方向の1ピッチ長さは、前記ミドル陸部のタイヤ軸方向の幅の80%〜150%であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ショルダー陸部は、溝が設けられていない平滑リブであるのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部は、2つのショルダー陸部と、前記2つのショルダー陸部の間に設けられた2つのミドル陸部と、前記2つのミドル陸部の間に設けられたクラウン陸部とからなる5つの陸部で形成されている。前記ショルダー陸部は、深さが2mm以上の横溝が設けられていないリブで構成されている。このようなショルダー陸部は、高剛性化され、接地したときのタイヤ半径方向の変形量が小さく、前記クラウン陸部及び前記ミドル陸部に作用する接地圧を低減する。このような作用は、前記クラウン陸部及び前記ミドル陸部の摩耗や損傷を抑制するのに役立つ。
前記クラウン陸部には、前記クラウン陸部を横断する複数のクラウンサイプが設けられ、前記ミドル陸部には、前記ミドル陸部を横断する複数のクラウンサイプが設けられている。このような各サイプは、ウェット性能を向上させるのに役立つ。
前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプは、その長さ方向と直交する断面において、タイヤ半径方向に波状に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部のタイヤ半径方向内側に配された底部分とを含む。前記サイプ本体部は、接地時、互いに向き合うサイプ壁同士が噛み合ってサイプの開きを抑制し、ひいては陸部の損傷を抑制できる。また、前記底部分は、タイヤ半径方向に沿って延びているため、サイプが開いた場合でも、前記底部分に応力が集中し難く、クラックの発生を効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本発明のタイヤ1は、例えば、重荷重用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本発明は、このような使用態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本発明のタイヤ1は、例えば、重荷重用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本発明は、このような使用態様に限定されるものではない。
トレッド部2は、タイヤ周方向に連続して延びる4本の周方向溝3と、周方向溝3で区分された5つの陸部4とで形成されている。
周方向溝3は、2本のクラウン周方向溝5及び2本のショルダー周方向溝6からなる。クラウン周方向溝5は、例えば、タイヤ赤道Cの両側に配されている。ショルダー周方向溝6は、クラウン周方向溝5とトレッド端Teとの間に設けられている。
「トレッド端Te」は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。特に断りがない場合、タイヤの各部の寸法等は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
クラウン周方向溝5及びショルダー周方向溝6は、例えば、タイヤ周方向に直線状に延びている。
タイヤ赤道Cからクラウン周方向溝5の溝中心線までのタイヤ軸方向の距離L1は、例えば、トレッド幅TWの0.08〜0.15倍であるのが望ましい。タイヤ赤道Cからショルダー周方向溝6の溝中心線までのタイヤ軸方向の距離L2は、例えば、トレッド幅TWの0.25〜0.35倍であるのが望ましい。但し、クラウン周方向溝5及びショルダー周方向溝6の配置は、このような範囲に限定されるものではない。トレッド幅TWは、前記正規状態におけるトレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離である。
各周方向溝の溝幅は、例えば、トレッド幅TWの3〜6%であるのが望ましい。各周方向溝の深さは、本実施形態の重荷重用タイヤの場合、例えば、10〜20mmであるのが望ましい。
5つの陸部4は、2つのショルダー陸部9と、2つのショルダー陸部9の間に設けられた2つのミドル陸部8と、2つのミドル陸部8の間に設けられたクラウン陸部7とからなる。クラウン陸部7は、2つのクラウン周方向溝5の間に区分されている。ミドル陸部8は、クラウン陸部7とショルダー陸部9との間に区分されている。ショルダー陸部9は、ショルダー周方向溝6とトレッド端Teとの間に区分されている。
ショルダー陸部9は、深さが2mm以上の横溝が設けられていないリブである。このようなショルダー陸部9は、タイヤが接地したときのタイヤ半径方向の変形量が小さく、クラウン陸部7及びミドル陸部8に作用する荷重を低減する。このような作用は、クラウン陸部7及びミドル陸部8の摩耗や損傷を抑制するのに役立つ。
上述の作用をさらに高めるために、本実施形態のショルダー陸部9は、溝が設けられていない平滑リブである。
図2には、クラウン陸部7及びミドル陸部8の拡大図が示されている。図2に示されるように、クラウン陸部7のタイヤ軸方向の幅W1、及び、ミドル陸部8のタイヤ軸方向の幅W2は、例えば、トレッド幅TW(図1に示され、以下、同様である。)の0.10〜0.20倍である。
クラウン陸部7には、クラウン陸部7を横断する複数のクラウンサイプ10が設けられている。ミドル陸部8には、ミドル陸部8を横断する複数のクラウンサイプ10が設けられている。このようなクラウンサイプ10及びミドルサイプ11は、ウェット性能を確保するのに役立つ。なお、本明細書において、サイプとは、幅が2.0mm以下の切れ込みを意味する。
図3には、クラウンサイプ10及びミドルサイプ11の断面形状を示す図として、図2のクラウンサイプ10のA−A線断面図が示されている。図3に示されるように、クラウンサイプ10及びミドルサイプ11は、その長さ方向と直交する断面において、タイヤ半径方向に波状に延びるサイプ本体部12と、サイプ本体部12のタイヤ半径方向内側に配された底部分13とを含む。また、底部分13は、タイヤ半径方向に沿って延びている。本実施形態では、底部分13は、タイヤ半径方向に平行に延びている。
サイプ本体部12は、接地時、互いに向き合うサイプ壁同士が噛み合ってサイプの開きを抑制し、ひいては陸部の損傷を抑制できる。また、底部分13は、タイヤ半径方向に沿って延びているため、サイプが開いた場合でも、底部分13に応力が集中し難く、クラックの発生を効果的に抑制できる。
クラウンサイプ10及びミドルサイプ11のサイプ最大深さd1は、例えば、クラウン周方向溝5の深さの40%〜90%であり、望ましくは60%〜80%である。
サイプ本体部12のタイヤ半径方向の長さL3は、例えば、サイプ最大深さd1の70%〜90%である。
サイプ本体部12は、例えば、タイヤ半径方向にジグザグ状に延びるものでも良い。サイプ長さ方向と直交する断面において、サイプ本体部12の振幅量A1(ピークトゥピークの振幅量であり、以下、同様である。)は、例えば、0.5〜2.5mmであり、望ましくは1.0〜2.0mmである。これにより、タイヤ加硫時の成形不良が抑制されつつ、サイプの開きが抑制される。
底部分13のタイヤ半径方向の長さL4は、例えば、サイプ最大深さd1の10%〜30%であり、望ましくは15%〜20%である。このような底部分13は、陸部のクラックを効果的に抑制できる。
底部分13の幅は、サイプ本体部12の幅と同じとされる。但し、このような態様に限定されるものではなく、底部分13の幅は、サイプ本体部12の幅よりも大きいものでも良い。
図4には、クラウンサイプ10及びミドルサイプ11のサイプ壁20を示す拡大斜視図が示されている。図4に示されるように、底部分13は、サイプ長さ方向に直線状に延びている。すなわち、底部分13において、サイプ壁20は、平面状に構成されている。このような底部分13は、クラックの起点になり難く、陸部の耐久性を高めるのに役立つ。
クラウンサイプ10及びミドルサイプ11は、トレッド踏面において、サイプ長さ方向に波状に延びている。本実施形態のクラウンサイプ10及びミドルサイプ11は、サイプ本体部12がサイプ長さ方向及びサイプ深さ方向に波状に延びる、所謂3Dサイプとして構成されている。このようなサイプは、互いに向き合うサイプ壁が強固に噛み合うことができ、上述の効果をさらに高めることができる。
図2に示されるように、クラウンサイプ10及びミドルサイプ11のトレッド平面視におけるの振幅量A2は、例えば、1.0〜3.5mmであり、望ましくは1.5〜3.0mmである。これにより、タイヤ加硫時の成形不良が抑制されつつ、サイプの開きが抑制される。
クラウンサイプ10及びミドルサイプ11は、それぞれ、タイヤ軸方向に対して傾斜しているのが望ましい。これにより、ウェット走行時においてタイヤ軸方向の摩擦力が提供され、ウェット性能が向上する。
望ましい態様として、本実施形態のクラウンサイプ10とミドルサイプ11とは、タイヤ軸方向に対して互いに逆向きに傾斜している。このようなサイプの配置は、タイヤの片流れを抑制するのに役立つ。
クラウンサイプ10のタイヤ軸方向に対する角度θ1は、例えば、5〜15°である。ミドルサイプ11のタイヤ軸方向に対する角度θ2は、例えば、10〜20°である。ミドルサイプ11の前記角度θ2は、クラウンサイプ10の前記角度θ1よりも大きいのが望ましい。これにより、各サイプのエッジによって多方向に摩擦力が得られ、ウェット性能が向上する。なお、サイプが波状に延びる場合、前記角度は、サイプの振幅の中心線で測定される。
複数のクラウンサイプ10のタイヤ周方向の1ピッチ長さP1は、クラウン陸部7のタイヤ軸方向の幅W1の80%〜150%であるのが望ましい。また、複数のミドルサイプ11のタイヤ周方向の1ピッチ長さP2は、ミドル陸部8のタイヤ軸方向の幅W2の80%〜150%であるのが望ましい。このようなサイプ配置は、ウェット性能と陸部の耐久性とをバランス良く高める。
ミドルサイプ11のクラウン周方向溝5側の端部11aは、クラウンサイプ10のクラウン周方向溝5側の端部10aとタイヤ周方向に位置ずれしているのが望ましい。ミドルサイプ11の前記端部11aとクラウンサイプ10の前記端部10aとのタイヤ周方向の位置ずれ量L5は、例えば、ミドル陸部8のタイヤ軸方向の幅W2の0.25〜0.45倍である。これにより、クラウン周方向溝5周辺の偏摩耗が抑制される。
クラウンサイプ10は、ミドルサイプ11のいずれ1本をタイヤ軸方向に平行に投影した第1領域15の外で延びる非重複部を含む。前記非重複部は、クラウンサイプ10の長さの50%以上であるのが望ましい。より望ましい態様として、本実施形態のクラウンサイプ10は、その全体が第1領域15の外に配されている。
一方のミドル陸部8に配されたミドルサイプ11は、他方のミドル陸部8に配されたミドルサイプ11のいずれか1本の第1領域15内で延びる重複部を含むのが望ましい。前記重複部は、ミドルサイプの長さの50%以上であるのが望ましい。より望ましい態様として、本実施形態のミドルサイプ11は、その全体が第1領域15内に配されている。このようなサイプの配置は、上述のクラウンサイプ10の配置と相俟って、陸部の偏摩耗を抑制できる。
クラウンサイプ10及びミドルサイプ11は、例えば、両端各陸部の側壁が凹んだ凹部25に連通しているのが望ましい。これにより、ウェット性能がさらに向上する。
クラウン陸部7及びミドル陸部8には、溝幅が2.0mmよりも大きい溝が設けられていないのが望ましい。これにより、各陸部の耐久性がさらに向上する。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本パターンを有するサイズ275/80R22.5の重荷重用の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図5に示されるように、各サイプaがタイヤ半径方向に平行に延び、波状に延びるサイプ本体部を具えていないタイヤが試作された。比較例のタイヤは、上述の構成を除き、図1で示される基本パターンと同一である。各テストタイヤのウェット性能及び陸部の耐久性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:7.50×22.5
タイヤ内圧:900kPa
テスト車両:10tトラック(2−D車)で5t積載状態
タイヤ装着位置:全輪
装着リム:7.50×22.5
タイヤ内圧:900kPa
テスト車両:10tトラック(2−D車)で5t積載状態
タイヤ装着位置:全輪
<ウェット性能>
上記テスト車両で、水深1mmの水膜を有するアスファルト路面上で急発進を行い、20m進むのに要した時間が測定された。結果は、比較例の前記時間の逆数であり、比較例の値を100とする指数で示されている。数値が大きい程、ウェット性能が優れていることを示す。
上記テスト車両で、水深1mmの水膜を有するアスファルト路面上で急発進を行い、20m進むのに要した時間が測定された。結果は、比較例の前記時間の逆数であり、比較例の値を100とする指数で示されている。数値が大きい程、ウェット性能が優れていることを示す。
<陸部の耐久性>
上記テスト車両を一定距離走行させたときの陸部の摩耗の外観が目視により評価された。結果は、比較例の前記外観を100とする評点であり、数値が大きい程、陸部の耐久性が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
上記テスト車両を一定距離走行させたときの陸部の摩耗の外観が目視により評価された。結果は、比較例の前記外観を100とする評点であり、数値が大きい程、陸部の耐久性が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
テストの結果、実施例のタイヤは、ウェット性能及び陸部の耐久性が向上していることが確認できた。
2 トレッド部
3 周方向溝
4 陸部
7 クラウン陸部
8 ミドル陸部
9 ショルダー陸部
10 クラウンサイプ
11 ミドルサイプ
12 サイプ本体部
13 底部分
3 周方向溝
4 陸部
7 クラウン陸部
8 ミドル陸部
9 ショルダー陸部
10 クラウンサイプ
11 ミドルサイプ
12 サイプ本体部
13 底部分
Claims (11)
- トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる4本の周方向溝と、前記周方向溝で区分された5つの陸部とで形成され、
前記5つの陸部は、2つのショルダー陸部と、前記2つのショルダー陸部の間に設けられた2つのミドル陸部と、前記2つのミドル陸部の間に設けられたクラウン陸部とからなり、
前記ショルダー陸部は、深さが2mm以上の横溝が設けられていないリブであり、
前記クラウン陸部には、前記クラウン陸部を横断する複数のクラウンサイプが設けられ、
前記ミドル陸部には、前記ミドル陸部を横断する複数のミドルサイプが設けられ、
前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプは、その長さ方向と直交する断面において、タイヤ半径方向に波状に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部のタイヤ半径方向内側に配された底部分とを含み、
前記底部分は、タイヤ半径方向に沿って延びている、
タイヤ。 - 前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプは、トレッド踏面において、サイプ長さ方向に波状に延びている、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記底部分は、サイプ長さ方向に直線状に延びている、請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 前記底部分のタイヤ半径方向の長さは、サイプ最大深さの10%〜30%である、請求項1ないし3ののいずれかに記載のタイヤ。
- 前記周方向溝は、前記クラウン陸部と前記ミドル陸部との間のクラウン周方向溝を含み、
前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプの深さは、前記クラウン周方向溝の深さの40%〜90%である、請求項1ないし4のいずれかに記載のタイヤ。 - 前記クラウンサイプ及び前記ミドルサイプは、幅が2.0mm以下であり、
前記クラウン陸部及び前記ミドル陸部には、溝幅が2.0mmよりも大きい溝が設けられていない、請求項1ないし5のいずれかに記載のタイヤ。 - 前記クラウンサイプと前記ミドルサイプとは、タイヤ軸方向に対して互いに逆向きに傾斜している、請求項1ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
- 前記ミドルサイプのタイヤ軸方向に対する角度は、前記クラウンサイプのタイヤ軸方向に対する角度よりも大きい、請求項1ないし7のいずれかに記載のタイヤ。
- 前記複数のクラウンサイプのタイヤ周方向の1ピッチ長さは、前記クラウン陸部のタイヤ軸方向の幅の80%〜150%である、請求項1ないし8のいずれかに記載のタイヤ。
- 前記複数のミドルサイプのタイヤ周方向の1ピッチ長さは、前記ミドル陸部のタイヤ軸方向の幅の80%〜150%である、請求項1ないし9のいずれかに記載のタイヤ。
- 前記ショルダー陸部は、溝が設けられていない平滑リブである、請求項1ないし10のいずれかに記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019176011A JP2021049958A (ja) | 2019-09-26 | 2019-09-26 | タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019176011A JP2021049958A (ja) | 2019-09-26 | 2019-09-26 | タイヤ |
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JP2021049958A true JP2021049958A (ja) | 2021-04-01 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019176011A Pending JP2021049958A (ja) | 2019-09-26 | 2019-09-26 | タイヤ |
Country Status (1)
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