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JP2020500970A - コポリマーを含む洗浄剤組成物 - Google Patents

コポリマーを含む洗浄剤組成物 Download PDF

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JP2020500970A JP2019527856A JP2019527856A JP2020500970A JP 2020500970 A JP2020500970 A JP 2020500970A JP 2019527856 A JP2019527856 A JP 2019527856A JP 2019527856 A JP2019527856 A JP 2019527856A JP 2020500970 A JP2020500970 A JP 2020500970A
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Abstract

カチオン性構造単位およびマクロモノマー構造単位を含む一つまたは複数のコポリマーならびに一つまたは複数の界面活性剤および水を含む洗浄剤組成物が記載されている。これらの洗浄剤組成物は、これらの洗浄剤組成物で処理された表面で光沢を発生させ、表面に親水性特性を付与するためにとりわけ有利に適している。

Description

本発明は、カチオン性構造単位およびマクロモノマー構造単位を含む一つまたは複数のコポリマー(ポリマー添加剤)、ならびに一つまたは複数の界面活性剤および水を含む洗浄剤組成物に関する。本発明は、さらに、例えば、洗浄効果を表面で達成するために、親水性特性を表面に付与するために、光沢を表面で発生させるために、「スポット防止」、「痕跡防止」または「筋防止」などの恒久的特性を表面で達成するために、または表面の修復効果を達成するために硬質表面を処理するための洗浄剤組成物またはコポリマーの使用に関する。本発明は、さらに、洗浄剤組成物またはコポリマーの使用下で硬質表面を処理または洗浄するための方法に関する。
市販の洗浄製剤は、工業、家庭または一般社会の硬質表面の効率的な洗浄を可能にする。それらは、一般的に、表面活性剤、とりわけ非イオンおよびアニオン表面活性剤の水溶液、乾燥を容易にするためのアルコール、pH値を調整するための塩基ならびに任意選択的に消毒剤としての四級アミンからなる。
WO2013/170001(特許文献1)およびWO2013/170002(特許文献2)は、アルコキシ化ポリエチレンイミンポリマーを含み、硬質表面で光沢改善をもたらすクリーナー製剤を記載している。
WO2009/156067(特許文献3)は、糖類のグラフトコポリマーを含み、硬質表面の光沢維持を改善するために使用することができ、および/または親水化特性を有する、クリーナー製剤を記載している。
WO2003/031546(特許文献4)は、結果として硬質表面の光沢維持または光沢改善を達成する、硬質表面を処理するための水性抗菌クリーナー組成物を記載している。
WO98/49263(特許文献5)は、ポリマー添加剤を含み、表面の光沢改善を達成する、水性酸性表面クリーナーを記載している。
US2014/0005095(特許文献6)は、光沢のある、筋のない表面を達成する硬質表面用のクリーナー組成物を記載している。
EP1196523B1(特許文献7)は、工業、家庭または同様に一般社会における硬質表面を処理するようにされており、とりわけ親水性特性および保護特性をこれらの表面に付与することを目指す、洗浄剤組成物を記載している。
公知のシステムを用いてすでに良好な結果が得られている場合があるものの、改善の広い余地が残っている。これらの洗浄製剤の本質的な欠点は、しばしば、乾燥後の硬質表面でクリーナー製剤の残りが筋、縞またはスポットの形態で見え、それにより表面の光沢が最小限になることにある。
WO2013/170001 WO2013/170002 WO2009/156067 WO2003/031546 WO98/49263 US2014/0005095 EP1196523B1
本発明の課題は、水溶性または水分散性であり、洗浄剤組成物に添加することができるポリマー添加剤を開発し、それにより、とりわけその結果として、硬質表面でそれらを施用した後に、有利な光沢効果を硬質表面で観察できる洗浄剤組成物を提供することにある。
驚くことに、この課題は、
Z1)
a)一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)を0.1〜99.9mol%、好ましくは25.0〜80.0mol%、特に好ましくは25.0〜77.6mol%、および
b)一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)を0.1〜99.9mol%、好ましくは0.4〜4.5mol%、特に好ましくは0.5〜4.4mol%
含む一つまたは複数のコポリマーであって、
一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)が、次の一般式(I)および/または(II):
[式中、
およびR1aは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素および/またはメチル基をそれぞれ表し、
1b、R、RおよびRは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素、1〜20個、好ましくは1〜4個のC原子を有する脂肪族炭化水素基、5〜20個、好ましくは5〜8個のC原子を有する脂環式炭化水素基、6〜14個のC原子を有するアリール基および/またはポリエチレングリコール(PEG)によりそれぞれ表され、好ましくは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素および/またはメチルによりそれぞれ表され、特に好ましくはメチルをそれぞれ意味し、
Yは、同一または異なり、酸素、NHおよび/またはNRにより表され、
Vは、同一または異なり、−(CH−、
により表され、
xは、同一または異なり、1〜6の整数により表され、
XおよびXは、それぞれ同一または異なり、互いに独立してハロゲン原子、C〜C−アルキルスルフェートおよび/またはC〜C−アルキルスルホネートによりそれぞれ表される]
により表され、
一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)が、一般式(III):
[式中、
は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され、
Zは、同一または異なり、C=Oおよび/またはO(CHにより表され、好ましくはO(CHであり、
lは、モル平均で、0〜7、好ましくは0〜6の数であり、
pは、モル平均で、1〜150、好ましくは11〜150、特に好ましくは12〜150の数である]
により表されることを特徴とする、コポリマー、
ならびに
Z2)一つまたは複数の界面活性剤
ならびに
Z3)水
を含む、洗浄剤組成物により解決できることが見出された。
したがって、本発明の対象は、
Z1)
a)一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)を0.1〜99.9mol%、好ましくは25.0〜80.0mol%、特に好ましくは25.0〜77.6mol%、および
b)一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)を0.1〜99.9mol%、好ましくは0.4〜4.5mol%、特に好ましくは0.5〜4.4mol%
含む一つまたは複数のコポリマーであって、
一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)が、次の一般式(I)および/または(II):
[式中、
およびR1aは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素および/またはメチル基をそれぞれ表し、
1b、R、RおよびRは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素、1〜20個、好ましくは1〜4個のC原子を有する脂肪族炭化水素基、5〜20個、好ましくは5〜8個のC原子を有する脂環式炭化水素基、6〜14個のC原子を有するアリール基および/またはポリエチレングリコール(PEG)によりそれぞれ表され、好ましくはそれぞれ同一または異なり、互いに独立して水素および/またはメチルによりそれぞれ表され、特に好ましくはメチルをそれぞれ意味し、
Yは、同一または異なり、酸素、NHおよび/またはNRにより表され、
Vは、同一または異なり、−(CH−、
により表され、
xは、同一または異なり、1〜6の整数により表され、
XおよびXは、それぞれ同一または異なり、互いに独立してハロゲン原子、C〜C−アルキルスルフェートおよび/またはC〜C−アルキルスルホネートによりそれぞれ表される]
により表され、
一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)が、一般式(III):
[式中、
は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され、
Zは、同一または異なり、C=Oおよび/またはO(CHにより表され、好ましくはO(CHであり、
lは、モル平均で、0〜7、好ましくは0〜6の数であり、
pは、モル平均で、1〜150、好ましくは11〜150、特に好ましくは12〜150の数である]
により表されることを特徴とする、コポリマー、
ならびに
Z2)一つまたは複数の界面活性剤
ならびに
Z3)水
を含む、洗浄剤組成物である。
「硬質表面」という用語は、本発明の意味では、寸法安定な材料、例えばプラスチック、セラミック、例えば天然石などの石、磁器、ガラス、木材、リノリウムおよび例えば特殊鋼などの金属からなる表面、典型的には家庭内ただしまた工業領域内の調理および衛生領域、例えば台所、風呂およびトイレ、例えば精肉店、屠殺場、乳製品製造所、食品または工業製品用の貯蔵タンク、ならびに公共領域、例えば建物正面、プールまたは駅における表面を意味する。
WO2012/076365A1は、カチオン性構造単位およびマクロモノマー構造単位を含むカチオン性コポリマー、ならびにとりわけ硫酸カルシウムベースの建材システム用添加剤としてのそれらの使用を開示している。
WO2008/049549A2は、少なくとも三つの異なる構造単位を有し、そのうちの一つの構造単位が末端フェニル基または特別に置換されたフェニル基を有する疎水性修飾カチオン性コポリマーを記載している。これらのコポリマーをとりわけアニオン界面活性剤と組み合わせて使って、高い塩負荷の場合であっても、セメントのような水硬性バインダーベースの水性建材システムにおける保水の顕著な改善を達成することができる。
WO2008/141844A1には、無機粒子、水および少なくとも一つの水溶性ポリマーを含む分散液を記載している。少なくとも一つの水溶性ポリマーは、少なくとも一つの四級アンモニウム基を有するモノマーから誘導された繰り返し単位、少なくとも一つのカルボキシ基を有するモノマーから誘導された繰り返し単位、および3000g/mol〜10000g/molの範囲の分子量の数平均を有するポリアルコキシアルキレン基含有エステルモノマーから誘導された繰り返し単位を有する。これらの分散液は、とりわけコンクリートの製造のために使用することができ、非常に長期間にわたり処理することができる。
WO2008/046652A1は、少なくとも一つの特異的マクロモノマーと、重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する少なくとも一つの別のモノマーとの共重合により得られるグラフトポリマー、および例えば顔料濃縮物中の分散剤としてのそれらの使用を記載している。
US2011/0144264A1には、少なくとも一つの重合可能なモノマーの乳化重合によるラテックス製造工程中に安定化のために役立つことができる、例えばポリエチレングリコール−(メタ)アクリル酸エステルまたはポリ(エチレン−co−プロピレン)グリコール−(メタ)アクリル酸エステルのような物質の使用が記載されている。
JP2008−056711Aには、5000〜1000000の数平均分子量を有するコポリマーであって、特定のカチオン性モノマー、ポリオキシアルキレン修飾モノマーおよび架橋可能モノマーの重合により形成される構造単位を含み、前述のモノマーと共重合することができる他のモノマーの重合により形成される他の構造単位を追加的に含む場合がある、コポリマーが、開示されている。コポリマーは、例えば熱可塑性ポリマー用の帯電防止剤として使用することができる。
本発明の利点は、構成要素Z1)のコポリマーを洗浄剤組成物に添加することができ、それにより、これらのコポリマーが、洗浄剤組成物が施用された硬質表面で光沢効果を引き起こすことである。
本発明の別の利点は、構成要素Z1)のコポリマーを洗浄剤組成物に添加することができ、これらのコポリマーが、洗浄剤組成物が施用された硬質表面に親水性特性を付与することである。処理した表面と水滴または水性洗浄剤組成物の液滴との間の接触角を減少させることができる。硬質表面と接触している水または水性洗浄剤組成物により硬質表面で残る痕跡またはスポットの存在は、硬質表面と接触したときの水滴または水性洗浄剤組成物の液滴の融合現象と関係し、これらの水滴または液滴がその後乾燥したときに表面で痕跡を残す。加えて、処理された表面と水滴との間の接触角の減少により、表面の乾燥速度を改善することができる。
加えて、本発明の洗浄剤組成物が施用された硬質表面で修復効果を有利に達成することができる。
加えて、本発明の洗浄剤組成物は、硬質表面で施用したときに、有利な洗浄効果を引き起こすことができる。
本発明の洗浄剤組成物が施用された硬質表面で、「スポット防止(anti−Fleck)」、「痕跡防止(anti−Spuren)」または「筋防止(anti−Streifen)」のような恒久的な特性を有利に達成することができる。
本発明の洗浄剤組成物が施用された硬質表面に関する本発明の他の利点は、例えば以下のような場合がある:表面の再汚染を低減することができ、表面の再洗浄を容易にすることができる。本発明の洗浄剤組成物を用いた硬質表面の処理により、残存脂肪および石鹸かす(Kalkseifenrest)を有利に除去することができ、加えて石灰分も除去し、石灰分の新たな沈着を有利に低減することができる。加えて、表面でのバイオフィルムの形成を最小限にするかまたは阻止することができ、加えて、表面の痕跡を軽減することができる。
本発明の洗浄剤組成物または構成要素Z1)のコポリマーの施用は、硬質表面での塗布後にそれらが残るか(「リーブオン(leave on)」施用)または硬質表面から除去され、好ましくは水で洗い落とされる(「リンスオフ」施用)ように行うことができる。
本発明の洗浄剤組成物または構成要素Z1)のコポリマーの施用は、例えば浴室もしくは台所における硬質表面で、床またはトイレで有利に行うことができる。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)は、[2−(アクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[2−(アクリロイルアミノ)−エチル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[2−(アクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムメトスルフェート、[2−(メタクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムクロリドまたは[2−(メタクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムメトスルフェート、[3−(アクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であり、特に好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)は、[3−(アクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であり、とりわけ好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)は、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの、式(III)の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)は、ポリエチレングリコール−ビニルオキシブチルエーテル、ポリエチレングリコール−co−ポリプロピレングリコール−ビニルオキシブチルエーテル(但し、lは、モル平均で1〜7、好ましくは2〜6、特に好ましくは3〜6の数を意味する)、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートおよびポリエチレングリコール−co−ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(但し、lは、モル平均で1〜7、好ましくは2〜6、特に好ましくは3〜6の数を意味する)からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である。
本発明の枠内で、「(メタ)アクリレート」という用語は、対応するアクリレート化合物も、対応するメタクリレート化合物も含む。
特に好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの、式(III)の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)において、
i)ZがO(CHを意味するとき、RはHであり、l=0であり、pは、モル平均で、1〜150、好ましくは11〜150、特に好ましくは12〜150の数であるか、または
ii)ZがC=Oを意味するとき、Rは、同一または異なり、Hおよび/もしくはメチルにより表され、lは、モル平均で、1〜7、好ましくは2〜6、特に好ましくは3〜6の数であり、pは、モル平均で、1〜150、好ましくは11〜150、特に好ましくは12〜150の数である。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーは、構造単位(A)および(B)に加えて、構造単位(A)および(B)と異なる一つまたは複数の構造単位(C)を含み、一つまたは複数のコポリマーは、
好ましくは一つまたは複数の構造単位(A)を0.1〜99.8mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.1〜99.8mol%および一つまたは複数の構造単位(C)を0.1〜99.8mol%含み、
特に好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜80.0mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.4〜4.5mol%および一つまたは複数の構造単位(C)を15.5〜74.6mol%含み、
とりわけ好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜77.6mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.5〜4.4mol%および一つまたは複数の構造単位(C)を18.0〜74.5mol%含む。
特に好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの、一つまたは複数の構造単位(C)は、非カチオン性アクリルアミド、非カチオン性メタクリルアミドおよび5〜7個の環原子を有するN−ビニル置換ラクタムからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である。
とりわけ好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの、一つまたは複数の構造単位(C)は、5〜7個の環原子を有する少なくとも一つのN−ビニル置換ラクタムの重合生成物ならびに次の一般式(IV):
[式中、
は、同一または異なり、水素および/またはメチルを意味し、
およびRは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素、1〜20個、好ましくは1〜4個のC原子を有する脂肪族炭化水素基、5〜20個、好ましくは5〜8個のC原子を有する脂環式炭化水素基、6〜14個のC原子を有するアリール基、7〜14個のC原子を有するアルキルアリール基、分枝状または非分枝状C〜C−モノヒドロキシアルキル基および/またはポリエチレングリコール(PEG)によりそれぞれ表される]
および/または(V):
[式中、
11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され;
Xは、同一または異なり、NH−(C2n)(ここで、n=1、2、3または4)により表され;
13は、同一または異なり、OH、N(CH、SOH、PO、O−POおよび/またはパラ−置換C−SOHにより表される]
の構造単位からなる群から選択される。
5〜7個の環原子を有するN−ビニル置換ラクタムから選択される重合生成物の中で、N−ビニルピロリドンの重合生成物が好ましい。
式(V)の構造単位中のSOH、PO、O−POおよびパラ−置換C−SOH基は、好ましくはNH 塩、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩として、特に好ましくはNH 塩またはNa塩として、塩の形態でも存在する場合がある。
13がN(CHである式(V)の構造単位の中で、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−ジメチルアミン(R11=メチル;X=NH−(C2n)(ここで、n=3)およびR13=N(CH)ならびに[3−(アクリロイルアミノ)−プロピル]−ジメチルアミン(R11=H;X=NH−(C2n)(ここで、n=3)およびR13=N(CH)からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である構造単位が好ましい。
式(V)の構造単位の中で、[3−(アクリロイルアミノ)−プロピル]−ジメチルアミン、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−ジメチルアミン、2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸および2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸の塩からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である構造単位が好ましく、2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸および2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸の塩からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である構造単位が、特に好ましい。
極めて好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数の構造単位(C)は、一般式(IV)の構造単位から選択される。
まったく特に好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの、一つまたは複数の構造単位(C)は、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミドおよびN−tert−ブチルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であり、さらにまた好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数の構造単位(C)は、N,N−ジメチルアクリルアミドおよびN−イソプロピルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である。
本発明の好ましい一実施形態では、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーは、繰り返し構造単位として構造単位(A)、(B)および(C)を含むが、さらにまた他の繰り返し構造単位を含まない。
本発明の下記の好ましい一実施形態では、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの繰り返し構造単位は、
[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である、一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)23.0〜77.6mol%、好ましくは25.0〜77.6mol%、
一般式(III)(ここで、RはHであり、ZはO(CHを意味し、l=0であり、pは、モル平均で、22〜150の数である)の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)0.1〜7.0mol%、好ましくは0.5〜4.4mol%、ならびに
N,N−ジメチルアクリルアミドおよびN−イソプロピルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である、一つまたは複数の構造単位(C)18.0〜74.5mol%
からなる。
本発明の別の好ましい一実施形態では、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーは、構造単位(A)、(B)および(C)に加えて、構造単位(A)、(B)および(C)と異なる一つまたは複数の構造単位(D)を含み、一つまたは複数のコポリマーは、
好ましくは一つまたは複数の構造単位(A)を0.1〜99.7mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.1〜99.7mol%、一つまたは複数の構造単位(C)を0.1〜99.7mol%および一つまたは複数の構造単位(D)を0.1〜99.7mol%含み、
特に好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜80.0mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.4〜4.5mol%、一つまたは複数の構造単位(C)を15.5〜60.0mol%および一つまたは複数の構造単位(D)を0.1〜14.6mol%含み、
とりわけ好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜77.6mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.5〜4.4mol%、一つまたは複数の構造単位(C)を18.0〜50.0mol%および一つまたは複数の構造単位(D)を0.5〜24.6mol%含む。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明の特に好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、次の一般式(VIII):
[式中、
Wは、同一または異なり、−CO−O−(CHにより表され、
xは、1〜6、好ましくは2または3の整数であり、
は、同一または異なり、水素および/またはメチルを意味し、
およびRは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素、1〜20個、好ましくは1〜4個のC原子を有する脂肪族炭化水素基、5〜20個、好ましくは5〜8個のC原子を有する脂環式炭化水素基、6〜14個のC原子を有するアリール基および/またはポリエチレングリコール(PEG)によりそれぞれ表される]
の構造単位から選択される一つまたは複数の構造単位(D)を含む。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明のとりわけ好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、式(VIII)の構造単位から選択される。
式(VIII)の構造単位の中で、[2−(メタクリロイルオキシ)−エチル]−ジメチルアミン、[2−(アクリロイルオキシ)−エチル]−ジメチルアミン、[2−(メタクリロイルオキシ)−エチル]−ジエチルアミンおよび[2−(アクリロイルオキシ)−エチル]−ジエチルアミンからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である構造単位が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明の別の特に好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、次の一般式(IX):
[式中、
11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表される
Zは、同一または異なり、Oおよび/またはNHにより表される];
および/または(X):
[式中、
11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され;
Qは、同一または異なり、Oおよび/またはNHにより表され;
15は、同一または異なり、H、(C2n)−SOH(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C2n)−OH(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C2n)−PO(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C2n)−OPO(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C)−SOH;(C)−PO;(C)−OPOおよび/または(C2m−O−(A’O)−R16(ここで、m=0、1、2、3もしくは4、e=0、1、2、3もしくは4、A’=Cx’2x’(ここで、x’=2、3、4もしくは5)、u=1〜350の整数であり、R16は、同一または異なり、非分枝状または分枝状C〜C−アルキル基により表される)により表される]
の構造単位から選択される一つまたは複数の構造単位(D)を含む。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明の別のとりわけ好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、式(IX)および/または(X)の構造単位から選択される。
式(X)の構造単位は、好ましくはNH 塩、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩として、特に好ましくはNH 塩またはNa塩として、塩の形態でも存在する場合がある。
式(IX)および(X)の構造単位の中で、無水マレイン酸、マレイン酸およびマレイン酸の塩からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である構造単位が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明の別の特に好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、次の一般式(VII):
[式中、
Sは、同一または異なり、−COOMにより表され、
は、同一または異なり、Hおよび/または非分枝状もしくは分枝状C〜C−アルキル基により表され、好ましくはHまたはメチルにより表され;
Mは、水素イオン、アルカリ金属イオン、およびアルカリ土類金属イオンからなる群から選択されるカチオンであり、但し、k=原子価である]
の構造単位から選択される一つまたは複数の構造単位(D)を含む。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明の別のとりわけ好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、式(VII)の構造単位から選択される。
式(VII)の構造単位の中で、アクリル酸、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸カリウム、メタクリル酸、メタクリル酸ナトリウムおよびメタクリル酸カリウムからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である構造単位が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明の別の特に好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、次の一般式(Va):
[式中、
11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され;
Wは、同一または異なり、Oにより表され;
12は、同一または異なり、分枝状または非分枝状C〜C−モノヒドロキシアルキル基により表される];
(Vb):
[式中、
11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され;
Xは、同一または異なり、O−(C2n)(ここで、n=1、2、3または4)により表され;
13は、同一または異なり、OH、SOH、PO、O−POおよび/またはパラ−置換C−SOHにより表される];
および/または(Vc):
[式中、
14、R15およびR16は、それぞれ同一または異なり、互いに独立して、Hおよび/または非分枝状もしくは分枝状C〜C−アルキル基によりそれぞれ表され;
nは、同一または異なり、0、1、2、3 および/または4により表され;
17は、同一または異なり、(C)、OH、OR(ここで、Rは、1〜8個、好ましくは4個の炭素原子を有するアルキル基を意味する)、および/または−OOCCHにより表される]
の構造単位から選択される一つまたは複数の構造単位(D)を含む。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、一つまたは複数の構造単位(D)を含む限り、本発明の別のとりわけ好ましい一実施形態では、これらのコポリマーは、式(Va)、(Vb)および/または(Vc)の構造単位から選択される。
式(Vb)の構造単位中の基SOH、PO、O−POおよびパラ−置換C−SOHは、好ましくはNH 塩、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩として、特に好ましくはNH 塩またはNa塩として、塩の形態でも存在する場合がある。
式(Vc)の構造単位の中で、ビニルブチルエーテルおよびビニルアセテートからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である構造単位が好ましい。
本発明の別の好ましい一実施形態では、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーは、構造単位(A)、(B)、(C)および(D)を繰り返し構造単位として含むが、さらにまた他の繰り返し構造単位を含まない。
本発明の下記の好ましい一実施形態では、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの繰り返し構造単位は、
[3−(アクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であり、好ましくは、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドの重合生成物である、一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)15.0〜35.0mol%、好ましくは20.0〜30.0mol%、
一般式(III)の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)、好ましくは、RがHであり、ZがO(CHを意味し、l=0であり、pが、モル平均で22〜150の数である、一般式(III)の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)0.5〜10.0mol%、好ましくは2.0〜6.0mol%、
N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸および2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸の塩からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であり、好ましくはN,N−ジメチルアクリルアミドの重合生成物である、一つまたは複数の構造単位(C)60.0〜80.0mol%、好ましくは65.0〜75.0mol%、ならびに
無水マレイン酸、マレイン酸およびマレイン酸の塩からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物である、一つまたは複数の構造単位(D)0.1〜5.0mol%、好ましくは0.5〜3.0mol%
からなる。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの構造単位(A)、(B)ならびに任意選択的に(C)および(D)は、コポリマー中に統計的に、ブロック形態で、交互に、または勾配的に分布して存在する。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの重量平均分子量Mは、10000〜250000g/mol、特に好ましくは15000〜200000g/mol、とりわけ好ましくは20000〜150000g/molである。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーは、重合可能なオレフィン二重結合を有する対応するモノマー(一般にC(Rs1)(Rs2)=C(Rs3)(Rs4))の重合生成物である繰り返し構造単位(一般に−C(Rs1)(Rs2)−C(Rs3)(Rs4)−)を含む。基Rs1、Rs2、Rs3およびRs4は、ここではより詳細に定義されず、完全性のためにのみ、対応する炭素原子「C」と結合した基として示す。構成要素Z1)のコポリマー中に含まれる構造単位(A)および(B)、ならびに任意選択的に構成要素Z1)のコポリマー中に追加的に含まれる構造単位(C)および(D)は、例えばこのような繰り返し構造単位である。例えばラジカル開始剤に、または任意選択的に共重合の際に使用される連鎖移動剤に由来する構造単位は、繰り返し構造単位ではない。したがって繰り返し構造単位は、例えば末端基とは理解されない。構造単位(A)、(B)、(C)および(D)について示したmol%での量の記載は、構成要素Z1)のそれぞれのコポリマー中に含まれる繰り返し構造単位の合計量に対するものである。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーは、当業者に周知の方法により製造することができる。特に好ましくは、構成要素Z1)のコポリマーは、ラジカル溶媒重合(radikalische Loesemittel−Polymerisation)により製造することができる。通常の溶媒は、好ましくは、アルコールまたは水などの極性溶媒、およびアルコール−水混合物の場合がある。重合は、例えば無機過硫酸塩、有機アゾ化合物、ペルオキシド、無機酸化還元系、またはUV光のようなラジカル源により開始される。その上、コポリマーの分子量を制御するために、より低い反応性のラジカルを形成する連鎖移動剤を使用することができる。そのような連鎖移動剤は、例えばフェノール、チオール、例えば2−メルカプトエタンスルホン酸ナトリウム、または次亜リン酸ナトリウムである。例示的な一実施では、構成要素Z1)のコポリマーを製造するためのモノマーおよび任意選択的に連鎖移動剤が、溶媒中に溶解され、酸素が脱気され、次に温度が上昇され、ラジカル開始剤が配量される。次に、共重合が所望の温度で所望の時間、実施される。その後、反応混合物が任意選択的に冷却され、生成したコポリマーが、溶液中でさらに処理または再処理されるかのいずれかであり、例えば、コポリマー含有溶液が、溶媒の部分蒸発により濃縮されるか、または溶媒が、蒸発によっても完全に除去されるか、またはコポリマーが他の方法でも、例えば凍結乾燥または沈殿により、単離される場合がある。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物は、構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーをそれぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して0.005〜10重量%の量、特に好ましくは0.01〜5重量%の量、とりわけ好ましくは0.1〜0.5重量%の量で含む。
構成要素Z2)
本発明の洗浄剤組成物は、構成要素Z2)として一つまたは複数の界面活性剤を含む。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤は、アニオン、非イオン、両性およびカチオン界面活性剤からなる群から選択される。
本発明の洗浄剤組成物は、任意選択的にアニオン界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルカンスルホネート、アルキルエーテルカルボン酸、スルホスクシネート、イセチオネート、タウレート、グリシネートおよび/またはアシルグルタメートを含む場合がある。前述の界面活性剤のアルキル鎖は、合成または天然起源の場合があり、直鎖状または分枝状配置の、8〜30個、好ましくは8〜18個、特に好ましくは12〜14個のC原子からなる。
本発明により使用されるアニオン界面活性剤は、好ましくは脂肪アルコールスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、ジアルキルエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェートのような脂肪族スルフェート、ならびにアルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、エーテルスルホネート、n−アルキルエーテルスルホネート、エステルスルホネートおよびリグニンスルホネートのような脂肪族スルホネートである。同様に本発明の枠内で使用可能なのは、アルキルベンゼンスルホネート、脂肪酸シアナミド、スルホスクシネート(スルホコハク酸エステル)、スルホスクシナメート、スルホスクシンアミド、脂肪酸イセチオネート、アシルアミノアルカンスルホネート(脂肪酸タウリド)、脂肪酸サルコシネート、エーテルカルボン酸およびアルキル(エーテル)ホスフェートならびに[アルファ]−スルホ脂肪酸塩、アシルグルタメート、モノグリセリドジスルフェートおよびグリセリンジスルフェートのアルキルエーテルである。
その中から好ましいのは、脂肪アルコールスルフェートおよび/または脂肪アルコールエーテルスルフェート、とりわけ脂肪アルコールスルフェートである。脂肪アルコールスルフェートは、対応するアルコールの硫酸化反応生成物であり、一方で、脂肪アルコールエーテルスルフェートは、アルコキシ化アルコールの硫酸化反応生成物である。これに関連して当業者は、アルコキシ化アルコールを、アルキレンオキシド、好ましくはエチレンオキシドと、アルコール、本発明の意味では好ましくはより長鎖のアルコールとの反応生成物と一般的に理解する。反応条件に依存して、nモルのエチレンオキシドおよび1モルのアルコールから、異なるエトキシ化度の付加生成物の複合混合物が通例発生する。アルコキシ化の別の実施形態は、アルキレンオキシドの混合物、好ましくはエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの混合物の使用にある。好ましい脂肪アルコールエーテルスルフェートは、エチレンオキシド単位(EO)が1〜4、とりわけEOが1〜2、例えばEOが1.3の低エトキシ化脂肪アルコールのスルフェートである。
アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、アルキルエーテルスルフェートまたはアルキルスルフェートが、特に好ましい。
アニオン界面活性剤は、概して塩として、ただし酸としても使用される。塩は、好ましくはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩およびモノ−、ジ−またはトリアルカノールアンモニウム塩、例えばモノ−、ジ−またはトリエタノールアンモニウム塩、とりわけリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩、特に好ましくはナトリウム塩またはカリウム塩、とりわけ好ましくはナトリウム塩である。
他の界面活性剤は、非イオン、両性および/またはカチオン界面活性剤、例えばベタイン、アミドベタイン、アミンオキシド、アミドアミンオキシド、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルポリグリコシドまたは四級アンモニウム化合物の場合もある。
他の非イオン界面活性剤は、例えばポリグリコールエーテル、脂肪アルコールポリグリコールエーテル(脂肪アルコールアルコキシレート)、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、末端基封鎖ポリグリコールエーテル、混合エーテルおよびヒドロキシ混合エーテルならびに脂肪酸ポリグリコールエステルのようなアルコキシレートの場合がある。同様に、エチレンオキシド−プロピレンオキシド−ブロックコポリマー、および脂肪酸アルカノールアミドおよび脂肪酸ポリグリコールエーテルが使用可能である。本発明により使用することができる非イオン界面活性剤の別の重要なクラスは、ポリオール界面活性剤であり、本明細書においては特に糖型界面活性剤、例えばアルキルポリグリコシド、とりわけアルキルポリグルコシドである。
適切な脂肪アルコールポリグリコールエーテルは、アルコキシ化度が30までの、エチレンオキシド(EO)および/またはプロピレンオキシド(PO)でアルコキシ化された非分枝状または分枝状、飽和または不飽和C〜C22−アルコールであり、好ましくはエトキシ化度が30未満、特に好ましくは1〜20、とりわけ好ましくは1〜12、極めて好ましくは1〜8のエトキシ化C10〜C18−脂肪アルコール、例えばEOが8のC12〜C14−脂肪アルコールエトキシレートである。
アルキルポリグリコシドは、調製有機化学の関連する方法に従って糖およびアルコールの反応により得ることができる界面活性剤であり、製造方法に応じて、モノアルキル化、オリゴマー性またはポリマー性の糖の混合物がもたらされる。好ましいアルキルポリグリコシドは、アルキルポリグルコシドであり、特に好ましくは、アルコールは、長鎖脂肪アルコールまたは分枝状もしくは非分枝状C〜C18−アルキル鎖を有する長鎖脂肪アルコールの混合物であり、糖のオリゴマー化度(Oligomerisierungsgrad)(DP)は、1〜10、好ましくは1〜6、特に好ましくは1.1〜3、とりわけ好ましくは1.1〜1.7であり、例えばC〜C10−アルキル−1,5−グルコシド(DPは1.5)である。
本発明により使用することができる両性界面活性剤(両性イオン界面活性剤)に、ベタイン、アミンオキシド、アルキルアミドアルキルアミン、アルキル置換アミノ酸、アシル化アミノ酸または生物系界面活性剤が含まれる。
適切なベタインは、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン、スルホベタイン(INCIスルタイン)およびアミドスルホベタインならびにホスホベタインである。適切なベタインおよびスルホベタインの例は、INCIにより命名された以下の化合物である:アーモンドアミドプロピルベタイン、アプリコットアミドプロピルベタイン、アボカドアミドプロピルベタイン、ババスアミドプロピルベタイン、ベヘンアミドプロピルベタイン、ベヘニルベタイン、ベタイン、カノールアミドプロピルベタイン、カプリル/カプラミドプロピルベタイン、カルニチン、セチルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココベタイン、ココヒドロキシスルタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココスルタイン、デシルベタイン、ジヒドロキシエチルオレイルグリシネート、ジヒドロキシエチル大豆グリシネート、ジヒドロキシエチルステアリルグリシネート、ジヒドロキシエチル獣脂グリシネート、ジメチコンプロピルPG−ベタイン、エルカミドプロピルヒドロキシスルタイン、硬化獣脂ベタイン、イソステアラミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルスルタイン、ミルクアミドプロピルベタイン、ミンクアミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスチルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレイルベタイン、オリーブアミドプロピルベタイン、パームアミドプロピルベタイン、パルミタミドプロピルベタイン、パルミトイルカルニチン、パーム核油アミドプロピルベタイン、ポリテトラフルオロエチレンアセトキシプロピルベタイン、リシノールアミドプロピルベタイン、セサミドプロピルベタイン、大豆アミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、ステアリルベタイン、獣脂アミドプロピルベタイン、獣脂アミドプロピルヒドロキシスルタイン、獣脂ベタイン、獣脂ジヒドロキシエチルベタイン、ウンデシレンアミドプロピルベタインおよび小麦胚芽アミドプロピルベタイン。
本発明により適切なアミンオキシドにアルキルアミンオキシド、とりわけアルキルジメチルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシドおよびアルコキシアルキルアミンオキシドが該当する。
適切なアミンオキシドの例は、INCIにより命名された以下の化合物である:アーモンドアミドプロピルアミンオキシド、ババスアミドプロピルアミンオキシド、ベヘンアミンオキシド、コカミドプロピルアミンオキシド、コカミドプロピルアミンオキシド、コカミンオキシド、ココモルホリンオキシド、デシルアミンオキシド、デシルテトラデシルアミンオキシド、ジアミノピリミジンオキシド、ジヒドロキシエチル−C〜C10−アルコキシプロピルアミンオキシド、ジヒドロキシエチル−C〜C11−アルコキシプロピルアミンオキシド、ジヒドロキシエチル−C12〜C15−アルコキシプロピルアミンオキシド、ジヒドロキシエチルコカミンオキシド、ジヒドロキシエチルラウラミンオキシド、ジヒドロキシエチルステアラミンオキシド、ジヒドロキシエチル獣脂アミンオキシド、硬化パーム核油アミンオキシド、硬化獣脂アミンオキシド、ヒドロキシエチルヒドロキシプロピル−C12〜C15−アルコキシプロピルアミンオキシド、イソステアラミドプロピルアミンオキシド、イソステアラミドプロピルモルホリンオキシド、ラウラミドプロピルアミンオキシド、ラウラミンオキシド、メチルモルホリンオキシド、ミルクアミドプロピルアミンオキシド、ミンクアミドプロピルアミンオキシド、ミリスタミドプロピルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、ミリスチル/セチルアミンオキシド、オレアミドプロピルアミンオキシド、オレアミンオキシド、オリーブアミドプロピルアミンオキシド、パルミタミドプロピルアミンオキシド、パルミタミンオキシド、PEG−3ラウラミンオキシド、ジヒドロキシエチルコカミンオキシドリン酸カリウム、トリホスホノメチルアミンオキシドカリウム、セサミドプロピルアミンオキシド、大豆アミドプロピルアミンオキシド、ステアラミドプロピルアミンオキシド、ステアラミンオキシド、獣脂アミドプロピルアミンオキシド、獣脂アミンオキシド、ウンデシレンアミドプロピルアミンオキシドおよび小麦胚芽アミドプロピルアミンオキシド。
例示的なアルキルアミドアルキルアミンは、INCIにより命名された以下の化合物である:ココアンホジプロピオン酸、ココベタインアミドアンホプロピオネート、DEA−ココアンホジプロピオネート、カプロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ココアンホカルボキシエチルヒドロキシプロピルスルホン酸二ナトリウム、ココアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホジプロピオン酸二ナトリウム、イソステアロアンホ二酢酸二ナトリウム、イソステアロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウレス−5カルボキシアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、オレオアンホジプロピオン酸二ナトリウム、PPG−2−イソデセス−7カルボキシアンホ二酢酸二ナトリウム、ステアロアンホ二酢酸二ナトリウム、獣脂アンホ二酢酸二ナトリウム、小麦胚芽アンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸、クオタニウム−85、カプロアンホ酢酸ナトリウム、カプロアンホヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、カプロアンホプロピオン酸ナトリウム、カプリロアンホ酢酸ナトリウム、カプリロアンホヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、カプリロアンホプロピオン酸ナトリウム、ココアンホ酢酸ナトリウム、ココアンホヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、ココアンホプロピオン酸ナトリウム、コーンアンホプロピオン酸ナトリウム、イソステアロアンホ酢酸ナトリウム、イソステアロアンホプロピオン酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、ラウロアンホPG−酢酸リン酸ナトリウム、ラウロアンホプロピオン酸ナトリウム、ミリストアンホ酢酸ナトリウム、オレオアンホ酢酸ナトリウム、オレオアンホヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、オレオアンホプロピオン酸ナトリウム、リシノレオアンホ酢酸ナトリウム、ステアロアンホ酢酸ナトリウム、ステアロアンホヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、ステアロアンホプロピオン酸ナトリウム、トールアンホプロピオン酸ナトリウム、獣脂アンホ酢酸ナトリウム、ウンデシレノアンホ酢酸ナトリウム、ウンデシレノアンホプロピオン酸ナトリウム、小麦胚芽アンホ酢酸ナトリウムおよびラウロアンホPG−酢酸クロリドリン酸三ナトリウム。
例示的なアルキル置換アミノ酸は、INCIにより命名された以下の化合物である:アミノプロピルラウリルグルタミン、ココアミノ酪酸、ココアミノプロピオン酸、DEA−ラウラミノプロピオネート、ココアミノプロピルイミノ二酢酸二ナトリウム、ジカルボキシエチルココプロピレンジアミン二ナトリウム、ラウリミノジプロピオン酸二ナトリウム、ステアルイミノジプロピオン酸二ナトリウム、獣脂イミノジプロピオン酸二ナトリウム、ラウラミノプロピオン酸、ラウリルアミノプロピルグリシン、ラウリルジエチレンジアミノグリシン、ミリスタミノプロピオン酸、C12〜C15−アルコキシプロピルイミノジプロピオン酸ナトリウム、ココアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウラミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアミノプロピオン酸ナトリウム、TEA−ラウラミノプロピオネートおよびTEA−ミリスタミノプロピオネート。
特に好ましくは、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルポリグリコシド、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェートおよび四級アンモニウム化合物からなる群から選択される。
本発明の洗浄剤組成物に占める構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤の割合は、それぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは0.1〜20重量%、特に好ましくは0.1〜6.0重量%である。
構成要素Z3)
本発明の洗浄剤組成物に占める水の割合は、それぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは10.00〜99.89重量%、特に好ましくは40.00〜98.00重量%、とりわけ好ましくは70〜97.00重量%である。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物は、構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマー、構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤および構成要素Z3)の水に加えて、構成要素Z4)、Z5)、Z6)または/またはZ7):
Z4)構成要素Z4)として一つまたは複数の無機または有機酸、
Z5)構成要素Z5)として一つまたは複数の錯形成剤、
Z6)構成要素Z6)として一つまたは複数の水と異なる溶媒、
Z7)構成要素Z7)として、好ましくは粘度調節剤、酵素、漂白剤、防腐剤、香料および着色剤からなる群から選択される一つまたは複数の他の添加剤
から選択される一つまたは複数の他の物質を含み、洗浄剤組成物のpHは、好ましくは1〜14、特に好ましくは3〜11である。
構成要素Z4)
酸は、無機酸、例えば塩酸、硫酸、硝酸、スルファミン酸および/またはリン酸の場合がある。
本発明の好ましい一実施形態では、含まれる酸は、有機酸、特に好ましくは乳酸、ギ酸、酢酸、グリコール酸および/またはグルコン酸などの非錯体形成酸である。他の好ましい酸は、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸および/またはコハク酸である。好ましい一実施形態では、本発明の洗浄剤組成物は、一つの酸を含む。本発明の別の好ましい一実施形態では、本発明の洗浄剤組成物は、二つ以上の酸の混合物を含む。
使用される酸の量は、それが0%と異なるとき、それぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは0.1〜10%重量%、特に好ましくは0.2〜5重量%、とりわけ好ましくは1〜3重量%である。
本発明の別の好ましい一実施形態では、pH値の緩衝化のために、酸の塩、とりわけナトリウム塩、カリウム塩またはマグネシウム塩も、ただし他のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩またはアンモニウム塩も、とりわけ揮発性アミン、例えばモノエタノールアミン、アンモニア、ジエタノールアミン、ただしトリエタノールアミンも添加することができる。本発明の特に好ましい一実施形態では、すでに含まれる一つまたは複数の酸の一つまたは複数の塩が、使用される。
構成要素Z5)
適切な錯形成剤は、当業者に公知であり、例えば、DE−A−102009001559に記載されている。
金属イオン遮蔽剤とも呼ばれる錯形成剤(INCIキレート剤)は、洗浄剤の安定性または外観に及ぼす金属イオンの不利益な効果、例えば曇りを防止するために、金属イオンと錯体を形成し、これらを不活性化することができる成分である。一方で水の石灰分の、多数の成分と不適合性のカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンと錯体を形成することがこの場合重要である。鉄または銅のような重金属のイオンの錯体形成は、他方で、完成した洗浄剤の酸化的分解を遅延させる。加えて、錯形成剤は洗浄効果を促進する。
例えば、INCIにより命名された以下の錯形成剤が適している:アミノトリメチレン、ホスホン酸、ベータ−アラニン二酢酸、EDTAカルシウム二ナトリウム、クエン酸、シクロデキストリン、シクロヘキサンジアミン四酢酸、クエン酸二アンモニウム、EDTA二アンモニウム、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸、EDTA二カリウム、アザシクロヘプタン二ホスホン酸二ナトリウム、EDTA二ナトリウム、ピロリン酸二ナトリウム、EDTA、エチドロン酸、ガラクタル酸、グルコン酸、グルクロン酸、HEDTA、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、メチルシクロデキストリン、三リン酸五カリウム、アミノトリメチレンホスホン酸五ナトリウム、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸五ナトリウム、ペンテト酸五ナトリウム、三リン酸五ナトリウム、ペンテト酸、フィチン酸、クエン酸カリウム、EDTMPカリウム、グルコン酸カリウム、ポリリン酸カリウム、トリホスホノメチルアミンオキシドカリウム、リボン酸、キトサンメチレンホスホン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、ジヒドロキシエチルグリシン酸ナトリウム、EDTMPナトリウム、グルセプト酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、グリセレス−1ポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、フィチン酸ナトリウム、ポリジメチルグリシノフェノールスルホン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム、TEA−EDTA、TEA−ポリホスフェート、テトラヒドロキシエチルエチレンジアミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、エチドロン酸四カリウム、ピロリン酸四カリウム、EDTA四ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、EDTA三カリウム、ジカルボキシメチルアラニン酸三ナトリウム、EDTA三ナトリウム、HEDTA三ナトリウム、NTA三ナトリウムおよびリン酸三ナトリウム。
本発明の洗浄剤組成物に占める構成要素Z5)の割合は、それが0%と異なるとき、それぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.1〜3.0重量%、とりわけ好ましくは0.1〜1.0重量%である。
構成要素Z6)
適切な水溶性溶媒は、当業者に公知であり、例えばUS2005/0239674に記載されている。好ましくは、アルコール、グリセリン、グリコールおよびグリコールエーテル、好ましくは低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノールまたはアルキレングリコール(Alkylenlykole)、例えばプロピレングリコール、およびグリコールエーテル、例えばエチレングリコール−n−ブチルエーテルまたはプロピレングリコール−n−ブチルエーテルが使用される。
好ましい一実施形態では、複数の溶媒の混合物が使用される。
本発明の洗浄剤組成物に占める構成要素Z6)の割合は、それが0%と異なるとき、好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.1〜3重量%、とりわけ好ましくは0.5〜1.5重量%である。
構成要素Z7)
適切な添加剤は、他の通常の洗浄剤成分、例えば消毒剤、pH調整剤、着色剤、香料、緩衝剤、粘度調節剤、腐食防止剤、有機および無機塩、増白剤、漂白剤、酸化防止剤、乳白剤、ヒドロトロープ、研磨剤、防腐剤、酸化剤ならびに/または殺虫剤である。これらの添加剤は、当業者に十分に公知であり、例えばDE−A−102009001559に記載されている。
本発明により、組成物に漂白剤を添加することができる。適切な漂白剤は、ペルオキシド、ペルオキシ酸および/または過ホウ酸塩を含み、特に好ましくはHである。
本発明の洗浄剤組成物は、また、酵素、好ましくはプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、ヒドロラーゼおよび/またはセルラーゼを含む場合がある。酵素は、従来技術により確立された各形態の本発明の洗浄剤組成物に添加することができる。液体またはゲル形態の本発明の洗浄剤組成物では、とりわけ有利にはできるだけ濃縮され、水分が少なくおよび/または安定化剤と混合されている酵素溶液が、これに該当する。あるいは、酵素は、例えば好ましくは天然のポリマーと一緒の酵素溶液の噴霧乾燥または押出により、あるいは、カプセル、例えば、酵素が例えば硬化したゲル中に閉じ込められているカプセルの形態で、または酵素含有コアが水、空気および/もしくは化学物質不透過性の保護層で被覆されているコア−シェル型のカプセル内に、カプセル封じすることができる。上層に、他の作用物質、例えば安定化剤、乳化剤、顔料、漂白剤または着色剤を追加的に施用することができる。この種のカプセルは、本質的に公知の方法により、例えば振盪造粒もしくは回転造粒により、または流動床工程により施用される。この種の顆粒は、有利には、例えばポリマー性フィルム形成剤の施用により微粉が少なく、被膜のゆえに貯蔵安定である。
本発明の洗浄剤組成物中に含まれる酵素を、例えば物理作用、酸化またはタンパク質分解性の開裂などによる例えば不活化、変性または分解のような損傷から保護するために、本発明の酵素含有洗浄剤組成物中に酵素安定化剤がさらに存在する場合がある。酵素安定化剤として、それぞれ使用される酵素に応じて、以下がとりわけ適している:ベンズアミジン塩酸塩、ホウ砂、ホウ酸、ボロン酸またはそれらの塩もしくはエステル、主として芳香族基を有する誘導体、例えば置換フェニルボロン酸、任意選択的にそれらの塩もしくはエステル;ペプチドアルデヒド(還元C末端を有するオリゴペプチド)、アミノアルコール、例えばモノ−、ジ−、トリエタノールアミンおよび−プロパノールアミンならびにそれらの混合物、C12までの脂肪族カルボン酸、例えばコハク酸、他のジカルボン酸または前述の酸の塩;末端基封鎖脂肪酸アミドアルコキシレート;低級脂肪アルコール、主としてポリオール、例えばグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールまたはソルビット;ならびに還元剤および酸化防止剤、例えば亜硫酸ナトリウムおよび還元糖。他の適切な安定化剤は、従来技術から公知である。
好ましくは、安定化剤の組み合わせ、例えばポリオール、ホウ酸および/もしくはホウ砂からの組み合わせ、ホウ酸もしくはホウ酸塩、還元性の塩およびコハク酸もしくは他のジカルボン酸の組み合わせ、またはホウ酸もしくはホウ酸塩とポリオールもしくはポリアミノ化合物および還元性の塩との組み合わせが使用される。
例えば、アルコール、アルデヒド、抗菌性の酸またはそれらの塩、カルボン酸エステル、酸アミド、フェノール、フェノール誘導体、ジフェニル、ジフェニルアルカン、尿素誘導体、酸素−、窒素−アセタールおよびメチラール、ベンズアミジン、イソチアゾールおよびそれらの誘導体、例えばイソチアゾリンおよびイソチアゾリノン、フタルイミド誘導体、ピリジン誘導体、抗菌表面活性化合物、グアニジン、抗菌両性化合物、キノリン、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、ヨウ素、ヨードフォアおよびペルオキシドの群からの抗菌作用物質が、消毒剤および/または防腐剤として本発明により適している。好ましい抗菌作用物質は、好ましくは、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、1,3−ブタンジオール、フェノキシエタノール、1,2−プロピレングリコール、グリセリン、ウンデシレン酸、クエン酸、乳酸、安息香酸、サリチル酸、チモール、2−ベンジル−4−クロルフェノール、2,2’−メチレン−ビス−(6−ブロム−4−クロルフェノール)、2,4,4’−トリクロル−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、N−(4−クロルフェニル)−N−(3,4−ジクロルフェニル)−尿素、N,N’−(1,10−デカンジイルジ−1−ピリジニル−4−イリデン)−ビス−(1−オクタンアミン)二塩酸塩、N,N’−ビス−(4−クロルフェニル)−3,12−ジイミノ−2,4,11,13−テトラアザテトラデカンジイミドアミド、抗菌四級表面活性化合物、グアニジンを含む群から選択される。好ましい抗菌作用表面活性四級化合物は、例えばK. H. Wallhaeusserが、「Praxis der Sterilisation、Desinfektion − Konservierung: Keimidentifizierung − Betriebshygiene」(第5版 − Stuttgart; New York: Thieme、1995年)が記載しているように、アンモニウム基、スルホニウム基、ホスホニウム基、ヨードニウム基またはアルソニウム基を含む。
消毒、衛生、抗菌効果および抗菌作用物質という用語は、本発明の枠内では、例えばK. H. Wallhaeusserによって「Praxis der Sterilisation、Desinfektion − Konservierung: Keimidentifizierung − Betriebshygiene」(第5版 − Stuttgart; New York: Thieme、1995年)に記載された、当技術分野において通常の意味をもつ。消毒は、医療のより狭い意味では、理論的にすべての、感染菌の殺菌を意味するのに対し、衛生は、ヒトに対して通常無害の腐生菌も含む、すべての菌のできる限り大幅な減少と理解すべきである。
ポリアクリル化合物およびポリメタクリル化合物に、例えば、カルボキシビニルポリマーとも呼ばれる、ポリアルケニルポリエーテル、とりわけサッカロース、ペンタエリスリットまたはプロピレンのアリルエーテルと架橋した高分子のアクリル酸ホモポリマー(米国化粧品工業会(CTFA)の化粧品成分国際辞書によるINCI名称:カルボマー)が含まれる。そのようなポリアクリル酸は、とりわけ3V Sigma社からPolygel(登録商標)、例えばPolygel(登録商標)DAの商品名で、BFGoodrich社からCarbopol(登録商標)、例えばCarbopol(登録商標)940(分子量約4000000)、Carbopol(登録商標)941(分子量約1250000)またはCarbopol(登録商標)934(分子量約3000000)の商品名で入手可能である。その中に以下のアクリル酸コポリマーがさらに含まれる:
(i)アクリル酸、メタクリル酸および好ましくはC−アルカノールと形成したそれらの単純エステルの群からの二つ以上のモノマーのコポリマー(INCIアクリレーツコポリマー)であって、これらに、例えばメタクリル酸、ブチルアクリレートおよびメチルメタクリレートのコポリマー(Chemical Abstracts ServiceによるCAS名称:25035−69−2)またはブチルアクリレートおよびメチルメタクリレートのコポリマー(CAS25852−37−3)が該当し、例えばRohm & Haas社からAculyn(登録商標)およびAcusol(登録商標)の商品名で、ならびにDegussa(Goldschmidt)社からTego(登録商標)ポリマー、例えばアニオン性非会合性ポリマーAculyn(登録商標)22、Aculyn(登録商標)28、Aculyn(登録商標)33(架橋)、Acusol(登録商標)810、Acusol(登録商標)823およびAcusol(登録商標)830(CAS25852−37−3)の商品名で入手可能なコポリマー;
(ii)例えば、サッカロースまたはペンタエリスリットのアリルエーテルと架橋した、アクリル酸、メタクリル酸および好ましくはC1〜−アルカノールと形成した、それらの単純エステルの群からの一つまたは複数のモノマーとのC10〜30−アルキルアクリレートのコポリマー(INCIアクリレート/C10〜C30−アルキルアクリレートクロスポリマー)が該当し、例えばBFGoodrich社からCarbopol(登録商標)の商品名で、例えば疎水性Carbopol(登録商標)ETD2623およびCarbopol(登録商標)1382(INCIアクリレート/C10〜30アルキルアクリレートグロスポリマー(Grosspolymer))ならびにCarbopol(登録商標)AQUA30(旧名Carbopol(登録商標)EX473)の商品名で入手可能な、架橋高分子アクリル酸コポリマー。
他の増粘化剤は、多糖およびヘテロ多糖、とりわけ多糖類ゴム、例えばアラビアゴム、寒天、アルギン酸塩、カラゲーンおよびそれらの塩、グアー、グアラン、トラガント、ゲラン、ラムザン、デキストランまたはキサンタンおよびそれらの誘導体、例えばプロポキシ化グアー、ならびにそれらの混合物である。代替的に、しかし好ましくは多糖類ガムに追加的に、デンプン誘導体またはセルロース誘導体などの他の多糖増粘剤、例えば異なる起源のデンプンおよびデンプン誘導体、例えばヒドロキシエチルデンプン、デンプンリン酸エステルもしくはデンプンアセテート、またはカルボキシメチルセルロースもしくはそのナトリウム塩、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースもしくはヒドロキシエチルメチルセルロースまたはセルロースアセテートを使用することができる。
特に好ましい多糖増粘剤は、キサントモナス・カンペストリス(Xanthomonas campestris)およびいくつかの他の種によって嫌気条件で2〜15×10の分子量で産生され、例えばKelco社からKeltrol(登録商標)およびKelzan(登録商標)の商品名で、またはRhodia社からもRhodopol(登録商標)の商品名で入手可能な微生物アニオンヘテロ多糖キサンタンガムである。
増粘化剤として、層状ケイ酸塩をさらに使用することができる。これに、例えばLaponite(登録商標)の商品名で入手可能な、Solvay Alkali社の層状ケイ酸マグネシウムまたは層状ケイ酸ナトリウム−マグネシウム、とりわけLaponite(登録商標)RDまたは同様にLaponite(登録商標)RDS、およびSued−Chemie社のケイ酸マグネシウム、主としてOptigel(登録商標)SHが含まれる。
粘度調節剤の量は、それが0%と異なるとき、それぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは0.5重量%まで、特に好ましくは0.001〜0.3重量%、とりわけ好ましくは0.01〜0.2重量%、極めて好ましくは0.01〜0.15重量%である。本発明の洗浄剤組成物の粘度は、好ましくは0.4〜400m・Pasである。
本発明の洗浄剤組成物は、一つまたは複数の腐食防止剤をさらに含む場合がある。
適切な腐食防止剤(INCI腐食防止剤)は、例えば、INCIにより命名された以下の物質である:シクロヘキシルアミン、リン酸二アンモニウム、シュウ酸二リチウム、ジメチルアミノメチルプロパノール、シュウ酸二カリウム、リン酸二カリウム、リン酸二ナトリウム、ピロリン酸二ナトリウム、テトラプロペニルコハク酸二ナトリウム、ヘキソキシエチルジエチルアンモニウム、リン酸塩、ニトロメタン、ケイ酸カリウム、アルミン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、モリブデン酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、シュウ酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ステアラミドプロピルジメチコン、ピロリン酸四カリウム、ピロリン酸四ナトリウムおよびトリイソプロパノールアミン。
香料として、個別の匂い物質化合物、例えばエステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素の種類の合成生成物を使用することができる。エステルの種類の匂い物質化合物は、例えば、ベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレート、p−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチルアリルプロピオネートおよびベンジルサリチレートである。エーテルに例えばベンジルエチルエーテルが、アルデヒドに例えば8〜18個のC原子を有する直鎖状アルカナール、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびブルゲオナールが、ケトンに例えばイオノン、アルファ−イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケトンが、アルコールにアネトール、シトロネロール、オイゲノール、ゲラニオン、リナロール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールが含まれ、炭化水素に主にテルペンおよびバルサムが該当する。好ましくは、感動的な芳香を一緒になって生み出す、異なる匂い物質混合物が使用される。
香料として、植物または動物起源で入手できる天然匂い物質混合物、例えば松油、柑橘油、ジャスミン油、ユリ油、バラ油、またはイランイラン油も使用することができる。芳香成分として大概使用される、揮発性がより少ないエーテル系油、例えばサルビア油、カミツレ油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、シナノキ花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、オリバナム油、ガルバヌム油およびラブダナム油は、香油として適している。
本発明の洗浄剤組成物中の香料の量は、それが0%と異なるとき、本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは0.001〜2重量%、特に好ましくは0.01〜2重量%である。
本発明の洗浄剤組成物中に任意選択的に含まれる着色剤および着色顔料は、有機着色剤も無機着色剤も、化粧品処方の適切なポジティブリストまたは化粧品着色剤のEGリストから選択することができる。真珠光沢顔料、例えば魚鱗箔(Fischsilber)(魚鱗からのグアニン/ヒポキサンチン混合結晶)および真珠層(粉砕した貝殻)、単結晶性真珠光沢顔料、例えばオキシ塩化ビスマス(BiOCl)、層状基材顔料、例えば雲母/酸化金属、TiOからの銀白真珠光沢顔料、干渉顔料(TiO、異なる層厚)、色光沢顔料(Fe)および組み合わせ顔料(TiO/Fe、TiO/Cr、TiO/ベルリン・ブルー、TiO/カルミン)も有利に使用される。
本発明の洗浄剤組成物中の着色剤および顔料の量は、それが0%と異なるとき、本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは0.01〜1.0重量%である。
本発明の洗浄剤組成物に占める構成要素Z7)の割合は、それが0%と異なるとき、それぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.1〜1重量%、とりわけ好ましくは0.1〜0.5重量%である。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物は、それぞれ本発明の洗浄剤組成物の合計重量に対して
Z1)構成要素Z1)を0.005〜10.00重量%、
Z2)構成要素Z2)を0.10〜20.00重量%、
Z3)構成要素Z3)を10.00〜99.8重量%、
Z4)構成要素Z4)を0〜10重量%、
Z5)構成要素Z5)を0〜10重量%、
Z6)構成要素Z6)を0〜10重量%、および
Z7)構成要素Z7)を0〜10重量%
含む。
本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つもしくは複数のコポリマーは、好ましくはセラミック、石、磁器、ガラス、特殊鋼、金属、プラスチック、リノリウムまたは木材からなる硬質表面の処理に有利に適している。
したがって、本発明の別の対象は、好ましくはセラミック、石、磁器、ガラス、特殊鋼、金属、プラスチック、リノリウムまたは木材からなる硬質表面の処理のための本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーの使用である。
好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面で洗浄効果を達成するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面に親水性特性を付与するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面で光沢を発生させるために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面の乾燥速度を改善するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施された硬質表面で恒久的な特性、好ましくは「スポット防止」、「痕跡防止」または「筋防止」を達成するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面の再汚染を低減するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面の再洗浄を容易にするために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面の修復効果を達成するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面の残存脂肪または石鹸かすを除去するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面で石灰分を除去または石灰分の新たな沈着を低減するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面でのバイオフィルムの形成を最小限にするかまたは阻止するために実施される。
さらに好ましくは、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面の痕跡を軽減するために実施される。
本発明の別の好ましい一実施形態では、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが硬質表面での塗布後に残る(「リーブオン」施用)ように実施される。
本発明の別の好ましい一実施形態では、硬質表面の処理のための本発明の使用は、本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーが塗布後に硬質表面から除去され、好ましくは水で洗い落とされる(「リンスオフ」施用)ように実施される。
本発明の別の好ましい一実施形態では、硬質表面の処理のための本発明の使用は、浴室の硬質表面、台所の硬質表面、床またはトイレの洗浄のために実施される。
本発明の別の対象は、また、硬質表面の処理または洗浄のための方法であって、硬質表面を本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーと接触させることを特徴とする、方法である。
上に本発明の洗浄剤組成物について示した好ましい実施形態は、また、硬質表面の処理のための本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の一つもしくは複数のコポリマーの本発明の使用および本発明の洗浄剤組成物または本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)の少なくとも一つのコポリマーの使用下で硬質表面を処理または洗浄するための本発明の方法に適切に当てはまる。
例により本発明を以下により詳細に説明するが、本発明がそれに限定されることはない。例に他のことが明示的に示されない限り、例におけるパーセントの記載は、重量パーセント(重量%)と理解すべきである。

以下の略語が使用される:
コポリマーの製造
コポリマーを製造するための一般規定
表1に記載した、構成要素Z1)のコポリマーの製造例のために、KPG撹拌器、還流冷却器およびN接続を備える多口フラスコ中、窒素(5リットル/時間)下で記載量の化学物質(開始剤を除く)を記載量の蒸留水に溶解させる。構成要素Z1)のコポリマーの製造のために使用される物質のいくつかは、水性形態で使用されることに注意すべきである(構成要素Z1)のコポリマーの製造のために使用される物質に関する記載を参照のこと)。表1に記載する蒸留水は、これらの物質に入れた水に追加して添加される。酸モノマーの場合、これらは、例えば炭酸アルカリ、例えば炭酸カリウムのような塩基で予備中和される。続いて、この水溶液に窒素を30分間流し、開始剤としてVA−44を使用する場合は、これを60℃に、または、開始剤としてNaを使用する場合は、これを80℃に加熱する。次のステップで、表1に記載した量の開始剤(VA−44またはNa)を蒸留水10g中に溶解させ、90分間の時間をかけてそこに配量する。配量の終了後、さらに1時間、開始剤としてVA−44を使用する場合は内部温度60℃で、または、開始剤としてNaを使用する場合は、内部温度80℃で追加撹拌する。続く固体分析により、反応転化率を試験し、必要に応じて、完全な転化率が達成されるまで、任意選択的に以前にすでに使用した開始剤の10重量%水溶液を少量添加することにより、未反応モノマーを反応させる。その後、反応混合物を室温(20〜23℃)に冷却する。
表1に、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーのための合成例を表示する。
GPCによる重量平均分子量Mの測定:
方法の記載:
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーについて測定した重量平均分子量を表1に示す。
光沢能
光沢のある黒色セラミックタイル(10×10cm)を予備洗浄し、次に、洗浄剤組成物約10滴をタイルの中央に施す。畳んだセルロース製キッチンタオルを使って洗浄剤組成物をタイルの上に一様に広げる。タイルを少なくとも30分間垂直にして乾燥させた後、タイルの視覚的採点(評点1〜10)を行い、1は最高、10は最低の評点と見なすことができる。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーを有するおよび有しない製剤例を製造し、これらの製剤を用いて光沢試験を実施した。製剤例および光沢の結果を表2に示す。
表2の結果は、製剤例における構成要素Z1)のコポリマーの使用により、構成要素Z1)のコポリマーを有しない対応する製剤例と比較して良好な光沢の結果を達成できることを示している。
コポリマー7および10〜20を用いて洗浄剤組成物を類似に製造した。
市販のクリーナーを本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーと混合し、コポリマーを有するおよび有しない市販のクリーナーを用いて光沢試験を実施した。結果を表3に示す。
表3は、市販のクリーナーにおける本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーの使用により、構成要素Z1)のコポリマーを添加していない対応する市販のクリーナーと比較して良好な光沢の結果を達成できることを示している。
硬質表面での吸着試験
水晶振動子マイクロバランスQCM−D(英語名「Quartz Crystal Microbalance with Dissipation Monitoring」、Q−Sense、Vaestra Froelinda、Schweden)を用いて試験を行った。この方法は、圧電水晶振動子に質量が負荷されると同時に、この圧電水晶振動子の固有振動数が変化することに基づく。水晶の表面は、スピンコーティングまたは気相成長により修飾されている場合がある。水晶振動子は、測定セル内にある。測定セルとして、試料リザーバーから被験溶液が送液されるフローセルが役立つ。測定時間中、送液速度は一定に維持される。典型的な送液速度は、50〜250μl/分の間である。測定中に、チューブおよび測定セルに気泡が入らないよう注意すべきである。各測定は、ベースラインの作成から始まり、ベースラインに関してすべての振動数測定値および散逸測定値がゼロ点として設定される。この例では、厚さ50nmの二酸化ケイ素コーティングを有する市販されている水晶振動子(QSX303、Q−Sense、Vaestra Froelinda、Schweden)および厚さ50nmの特殊鋼(SS2343)コーティングを有する水晶振動子(QSX304 Q−Sense、Vaestra Froelinda、Schweden)を使用した。
活性物質含量2000ppmを有する、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーの水溶液を試験した。水として20°dHの水道水を使用した。pH値をNaOHまたはクエン酸でpH10に調整した。
表4および5の結果は、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーが硬質表面での施用に適していることを示している。それは、これらのコポリマーが被験無機表面で吸着するからである。
接触角の試験
次の手法により表面が修飾されることにより、異なる表面(セラミック、ガラス、特殊鋼)で接触角を測定した:新鮮な完全脱塩水(VE水)中に表面を2分間3回浸し、続いて修飾のためにそれぞれのコポリマー水溶液中に撹拌しながら室温で20分間浸した。その後、穏やかな窒素流を用いて表面を乾燥させた。そのように準備した表面でVE水を用いて接触角を測定した(装置:Kruess社、Hamburgの液滴分析機、モデルDSA100)。
表面での水滴の接触角の大きさは、その親水化の尺度である。非常に親水性の表面は水滴によって完全に濡れる。この現象は、液滴の延展性とも呼ばれる。
本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーを、活性物質含量2000ppmの水溶液として試験した。水として20°dHの水道水を使用した。pH値をNaOHまたはクエン酸でpH10に調整した。
表6、7および8の結果は、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーが、無機表面での水の接触角を減少させるために(すなわち無機表面を親水化するために)適していることを示している。
修復効果
活性物質含量2000ppmを有する本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマー水溶液を用いた処理前後に、損傷した黒色タイル表面からトポグラフィーを決定した(装置:Sensofar社、Barcelonaの非接触光学的3D表面性状試験機、モデルS neox)。ソフトウェアMountainsMap(Digital Surf SARL、Besancon、France)を使って、面状体中の表面のトポグラフィーのセグメンテーションにより異なる3D特性値を計算することができる。これらの特性値は、とりわけ高さ情報(ISO25178により計算を行う)および粗さ(ISO4287により計算を行う)に関する判断を提供する。
これらの試験は、本発明の洗浄剤組成物の構成要素Z1)のコポリマーの修復効果をはっきりと示している。

Claims (25)

  1. Z1)以下のa)およびb):
    a)0.1〜99.9mol%、好ましくは25.0〜80.0mol%、特に好ましくは25.0〜77.6mol%の一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)、および
    b)0.1〜99.9mol%、好ましくは0.4〜4.5mol%、特に好ましくは0.5〜4.4mol%の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)、
    を含む一つまたは複数のコポリマーであって、
    前記の一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)が、次の一般式(I)および/または(II):
    [式中、
    およびR1aは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素および/またはメチル基をそれぞれ表し、
    1b、R、RおよびRは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素、1〜20個、好ましくは1〜4個のC原子を有する脂肪族炭化水素基、5〜20個、好ましくは5〜8個のC原子を有する脂環式炭化水素基、6〜14個のC原子を有するアリール基および/またはポリエチレングリコール(PEG)によりそれぞれ表され、好ましくはそれぞれ同一または異なり、互いに独立して水素および/またはメチルによりそれぞれ表され、特に好ましくはメチルをそれぞれ意味し、
    Yは、同一または異なり、酸素、NHおよび/またはNRにより表され、
    Vは、同一または異なり、−(CH−、
    により表され、
    xは、同一または異なり、1〜6の整数により表され、
    XおよびXは、それぞれ同一または異なり、互いに独立してハロゲン原子、C〜C−アルキルスルフェートおよび/またはC〜C−アルキルスルホネートによりそれぞれ表される]
    により表され、
    前記の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)が、一般式(III):
    [式中、
    は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され、
    Zは、同一または異なり、C=Oおよび/またはO(CHにより表され、好ましくはO(CHであり、
    lは、モル平均で、0〜7、好ましくは0〜6の数であり、
    pは、モル平均で、1〜150、好ましくは11〜150、特に好ましくは12〜150の数である]
    により表されることを特徴とする、一つまたは複数のコポリマー、
    ならびに
    Z2)一つまたは複数の界面活性剤
    ならびに
    Z3)水
    を含む、洗浄剤組成物。
  2. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数のカチオン性構造単位(A)が、[2−(アクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[2−(アクリロイルアミノ)−エチル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[2−(アクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムメトスルフェート、[2−(メタクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムクロリドまたは[2−(メタクリロイルオキシ)−エチル]−トリメチルアンモニウムメトスルフェート、[3−(アクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)からなる群から選択される、好ましくは[3−(アクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリド、[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドからなる群から選択される、特に好ましくは[3−(メタクリロイルアミノ)−プロピル]−トリメチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であることを特徴とする、請求項1に記載の洗浄剤組成物。
  3. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの式(III)の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)が、ポリエチレングリコール−ビニルオキシブチルエーテル、ポリエチレングリコール−co−ポリプロピレングリコール−ビニルオキシブチルエーテル(但し、lは、モル平均で1〜7、好ましくは2〜6、特に好ましくは3〜6の数を意味する)、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートおよびポリエチレングリコール−co−ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(但し、lは、モル平均で1〜7、好ましくは2〜6、特に好ましくは3〜6の数を意味する)からなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であることを特徴とする、請求項1または2に記載の洗浄剤組成物。
  4. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの式(III)の一つまたは複数のマクロモノマー構造単位(B)において、
    i)ZがO(CHを意味するとき、RはHであり、l=0であり、pは、モル平均で、1〜150、好ましくは11〜150、特に好ましくは12〜150の数である、または
    ii)ZがC=Oを意味するとき、Rは同一または異なり、Hおよび/もしくはメチルにより表され、lは、モル平均で、1〜7、好ましくは2〜6、特に好ましくは3〜6の数であり、pは、モル平均で、1〜150、好ましくは11〜150、特に好ましくは12〜150の数であることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  5. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、構造単位(A)および(B)に加えて、構造単位(A)および(B)とは異なる一つまたは複数の構造単位(C)を含み、前記の一つまたは複数のコポリマーが、
    好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を0.1〜99.8mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.1〜99.8mol%および一つまたは複数の構造単位(C)を0.1〜99.8mol%含み、
    特に好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜80.0mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.4〜4.5mol%および一つまたは複数の構造単位(C)を15.5〜74.6mol%含み、
    とりわけ好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜77.6mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.5〜4.4mol%および一つまたは複数の構造単位(C)を18.0〜74.5mol%含むことを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  6. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数の構造単位(C)が、非カチオン性アクリルアミド、非カチオン性メタクリルアミドおよび5〜7個の環原子を有するN−ビニル置換ラクタムからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であることを特徴とする、請求項5に記載の洗浄剤組成物。
  7. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数の構造単位(C)が、5〜7個の環原子を有する少なくとも一つのN−ビニル置換ラクタムの重合生成物ならびに次の一般式(IV):
    [式中、
    は、同一または異なり、水素および/またはメチルを意味し、
    およびRは、それぞれ同一または異なり、互いに独立して水素、1〜20個、好ましくは1〜4個のC原子を有する脂肪族炭化水素基、5〜20個、好ましくは5〜8個のC原子を有する脂環式炭化水素基、6〜14個のC原子を有するアリール基、7〜14個のC原子を有するアルキルアリール基、分枝状もしくは非分枝状C〜C−モノヒドロキシアルキル基および/またはポリエチレングリコール(PEG)によりそれぞれ表される]
    および/または(V):
    [式中、
    11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され;
    Xは、同一または異なり、NH−(C2n)(ここで、n=1、2、3または4)により表され;
    13は、同一または異なり、OH、N(CH、SOH、PO、O−POおよび/またはパラ−置換C−SOHにより表される]
    の構造単位からなる群から選択されることを特徴とする、請求項5または6に記載の洗浄剤組成物。
  8. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数の構造単位(C)が、一般式(IV)の構造単位から選択されることを特徴とする、請求項7に記載の洗浄剤組成物。
  9. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの一つまたは複数の構造単位(C)が、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミドおよびN−tert−ブチルアクリルアミドからなる群から選択される、好ましくはN,N−ジメチルアクリルアミドおよびN−イソプロピルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも一つのモノマー種の重合生成物であることを特徴とする、請求項5〜8のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  10. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、構造単位(A)、(B)および(C)に加えて、構造単位(A)、(B)および(C)とは異なる一つまたは複数の構造単位(D)を含み、前記の一つまたは複数のコポリマーが、
    好ましくは一つまたは複数の構造単位(A)を0.1〜99.7mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.1〜99.7mol%、一つまたは複数の構造単位(C)を0.1〜99.7mol%および一つまたは複数の構造単位(D)を0.1〜99.7mol%含み、
    特に好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜80.0mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.4〜4.5mol%、一つまたは複数の構造単位(C)を15.5〜60.0mol%および一つまたは複数の構造単位(D)を0.1〜14.6mol%含み、
    とりわけ好ましくは、一つまたは複数の構造単位(A)を25.0〜77.6mol%、一つまたは複数の構造単位(B)を0.5〜4.4mol%、一つまたは複数の構造単位(C)を18.0〜50.0mol%および一つまたは複数の構造単位(D)を0.5〜24.6mol%含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  11. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーが、次の一般式(IX):
    [式中、
    11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され;
    Zは、同一または異なり、Oおよび/またはNHにより表される]
    および/または(X):
    [式中、
    11は、同一または異なり、Hおよび/またはメチルにより表され;
    Qは、同一または異なり、Oおよび/またはNHにより表され;
    15は、同一または異なり、H、(C2n)−SOH(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C2n)−OH(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C2n)−PO(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C2n)−OPO(ここで、n=0、1、2、3もしくは4);(C)−SOH;(C)−PO;(C)−OPOおよび/または(C2m−O−(A’O)−R16(ここで、m=0、1、2、3もしくは4、e=0、1、2、3もしくは4、A’=Cx’2x’(ここで、x’=2、3、4もしくは5)、u=1〜350の整数であり、R16は、同一または異なり、非分枝状または分枝状C〜C−アルキル基により表される)により表される]
    の構造単位から選択される一つまたは複数の構造単位(D)を含むことを特徴とする、
    請求項10に記載の洗浄剤組成物。
  12. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの構造単位(A)、(B)ならびに任意選択的に(C)および(D)が、コポリマー中に統計的に、ブロック形態で、交互に、または勾配的に分布して存在することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  13. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーの重量平均分子量Mが、10000〜250000g/mol、好ましくは15000〜200000g/mol、特に好ましくは20000〜150000g/molであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  14. 構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマーをそれぞれ洗浄剤組成物の全重量を基準として0.005〜10重量%の量、好ましくは0.01〜5重量%の量、特に好ましくは0.1〜0.5重量%の量で含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  15. 構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤が、アニオン、非イオン、両性およびカチオン界面活性剤からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  16. 構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤が、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルポリグリコシド、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェートおよび四級アンモニウム化合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項15に記載の洗浄剤組成物。
  17. 本発明の洗浄剤組成物における構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤の割合が、それぞれ洗浄剤組成物の全重量を基準として0.1〜20重量%、好ましくは0.1〜6.0重量%であることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  18. 洗浄剤組成物が、構成要素Z1)の一つまたは複数のコポリマー、構成要素Z2)の一つまたは複数の界面活性剤および構成要素Z3)の水に加えて、構成要素Z4)、Z5)、Z6)または/またはZ7):
    Z4)構成要素Z4)としての一つまたは複数の無機または有機酸、
    Z5)構成要素Z5)としての一つまたは複数の錯形成剤、
    Z6)構成要素Z6)としての水とは異なる一つまたは複数の溶媒、
    Z7)好ましくは粘度調節剤、酵素、漂白剤、防腐剤、香料および着色剤からなる群から選択される、構成要素Z7)としての一つまたは複数のさらに別の添加剤、
    から選択される一つまたは複数のさらに別の物質を含み、
    洗浄剤組成物のpH値が、好ましくは1〜14、特に好ましくは3〜11であることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物。
  19. それぞれ洗浄剤組成物の全重量を基準として、
    Z1)構成要素Z1)を0.005〜10.00重量%、
    Z2)構成要素Z2)を0.10〜20.00重量%、
    Z3)構成要素Z3)を10.00〜99.8重量%、
    Z4)構成要素Z4)を0〜10重量%、
    Z5)構成要素Z5)を0〜10重量%、
    Z6)構成要素Z6)を0〜10重量%、および
    Z7)構成要素Z7)を0〜10重量%
    含むことを特徴とする、請求項18に記載の洗浄剤組成物。
  20. 硬質表面、好ましくはセラミック、石、磁器、ガラス、特殊鋼、金属、プラスチック、リノリウムまたは木材からなる硬質表面の処理のための、請求項1〜19のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物または請求項1〜13のいずれか一つに定義される少なくとも一つのコポリマーの使用。
  21. 前記の洗浄剤組成物または少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面に親水性特性を付与するための、請求項20に記載の使用。
  22. 前記の洗浄剤組成物または少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面で光沢を生じさせるための、請求項20に記載の使用。
  23. 前記の洗浄剤組成物または少なくとも一つのコポリマーが施された硬質表面で恒久的特性、好ましくは「スポット防止」、「痕跡防止」または「筋防止」を達成するための、請求項20に記載の使用。
  24. 前記の洗浄剤組成物または少なくとも一つのコポリマーが施用された硬質表面の修復効果を達成するための、請求項20に記載の使用。
  25. 硬質表面を、請求項1〜19のいずれか一つに記載の洗浄剤組成物または請求項1〜13のいずれか一つに定義される少なくとも一つのコポリマーと接触させることを特徴とする、硬質表面の処理または洗浄のための方法。
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