JP2020190871A - 判定装置、判定装置の制御プログラム、および判定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記被介護者に関する履歴情報が記憶された記憶部から前記被介護者の所定の状態に関する履歴情報を取得する第2取得部と、
前記第1取得部が取得した前記行動情報と、前記第2取得部が取得した前記履歴情報とに基づいて、被介護者のBPSD発症の可能性を判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を出力する出力部と、
を備える判定装置。
前記出力部は、端末装置に、前記被介護者についてBPSD発症の可能性がある旨を通知する、上記(1)に記載の判定装置。
前記第1取得部は、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した歩行時の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、上記(3)に記載の判定装置。
前記第1取得部は、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した、座時における頭部の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、上記(3)、または上記(4)に記載の判定装置。
前記第1取得部は、前記起床のイベントに関連付けて記録した前記撮影画像に基づいて検出した前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、上記(4)、または上記(5)に記載の判定装置。
前記被介護者に関する履歴情報が記憶された記憶部から、前記被介護者の所定の状態に関する履歴情報を取得するステップ(b)、
前記ステップ(a)で取得した前記行動情報と、前記ステップ(b)で取得した前記履歴情報に基づいて、被介護者のBPSD発症の可能性を判定するステップ(c)と、
前記ステップ(c)の判定結果を出力するステップ(d)と、
を含む処理を、判定装置を制御するコンピューターに実行させるための制御プログラム。
前記ステップ(d)では、端末装置に、前記被介護者についてBPSD発症の可能性がある旨を通知する、上記(10)に記載の制御プログラム。
前記ステップ(a)では、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した歩行時の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、上記(12)に記載の制御プログラム。
前記ステップ(a)では、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した、座時における頭部の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、上記(12)、または上記(13)に記載の判定装置。
前記ステップ(a)では、前記起床のイベントに関連付けて記録した前記撮影画像に基づいて検出した前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、上記(13)、または上記(14)に記載の制御プログラム。
前記被介護者に関する履歴情報が記憶された記憶部から、前記被介護者の所定の状態に関する履歴情報を取得するステップ(b)、
前記ステップ(a)で取得した前記行動情報と、前記ステップ(b)で取得した前記履歴情報に基づいて、被介護者のBPSD発症の可能性を判定するステップ(c)と、
前記ステップ(c)の判定結果を出力するステップ(d)と、
を含む判定方法。
図1は本実施形態に係る見守りシステム1の全体構成を示す図であり、図2はケア対象者70の部屋のベッド周辺に設置された検出部10の例を示す図である。ケア対象者70は、例えば、被介護者であり、ケアスタッフ80は、このケア対象者70をケアする介護者である。
図3は検出部10の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、ケアコール部14、および音声入出力部15を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。
図4は、判定装置20の概略構成を示すブロック図である。判定装置20は、サーバーとも称されるものであり、制御部21、通信部22、および記憶部23(データベースとも称される)を備える。制御部21は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。通信部22は、通信部12と同様の構成を備える。制御部21は、第1取得部211、第2取得部212、および判定部213として機能し、BPSD発症の可能性を判定する。また通信部22は、制御部21と協働することで出力部として機能し、BPSD発症の可能性の判定結果を、登録した通知先に通知する。この通知先には、例えばスタッフ端末40、および固定端末30が含まれる。
制御部21の第1取得部211は、ケア対象者70(被介護者)の所定の行動に関する行動情報を取得する。所定の行動は、例えば、ケア対象者70に関する起床1、または起床2のイベントである。第1取得部211は、これらの起床1、または起床2のイベントにタグ付けされた撮影画像から、行動を解析する。第1取得部211は、上述の制御部11の処理と同様の処理により人シルエットを検出し、人シルエット、または人シルエットを囲む人矩形の(重心、または中心の)位置情報から、移動軌跡を求める。そして、第1取得部211は、移動軌跡から、行動情報を取得する。行動情報は、例えば、歩行時のふらつきレベルである。ふらつきレベル(度合い)の判定指標値は、俯瞰画像における移動軌跡から歩行周期よりも短い周期の振動の量により算出したり、移動軌跡における各時点の位置情報と、位置情報の移動平均との差分の積算値から算出したりできる。
図5は、固定端末30の概略構成を示すブロック図である。固定端末30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、CPU、RAM等で構成される制御部31、通信部32、表示部33、入力部34、および音声入出力部35を備える。固定端末30は、例えばナースステーション内に配置される。
図6は、スタッフ端末40の概略構成を示すブロック図である。スタッフ端末40は、制御部41、無線通信部42、表示部43、入力部44、および音声入出力部45を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部41は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。無線通信部42により、Wi−Fi、Bluetooth等の規格を用いた無線通信が可能であり、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部43、および入力部44は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部43の表示面に、入力部44としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部43、入力部44によって、ケアスタッフ80に対して、イベントリストやケアリストに含まれる複数のイベントを一覧表示した各種の操作画面を表示したり、操作画面を通じて各種の操作を受け付けたりする。音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して他のスタッフ端末40との間でケアスタッフ80による音声通話を可能にする。スタッフ端末40は、見守りシステム1のユーザーインターフェースとして機能する機器であり、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。また、スタッフ端末40は、後述するようにケア履歴を入力したり、BPSD発症の可能性の通知を受信したりする端末装置として機能する。
次に、図7〜図11を参照し、第1の実施形態におけるBPSD発症の可能性を判定する処理について説明する。図7は、BPSD発症の可能性を判定する手順を示すフローチャートである。この図7に示す処理は、ケア対象者70それぞれに対して行うものである。この処理は、定期的に行うようにしてもよく、また、マネージャー等の固定端末30を通じた指示に応じて不定期に実行するようにしてもよい。
判定装置20は、記憶部23のケア対象者リストに記録されている判定の対象とするケア対象者70の要介護度認定、身体情報、等のケア対象者情報に応じて、後述するステップS60で用いる行動判定レベルの閾値を設定する。例えば、行動情報として歩行時のふらつきを判定する場合、要介護度認定が高い程、行動判定ベルの閾値は大きくなる。
判定装置20の第1取得部211は、記憶部23から撮影画像を取得する。これは、判定の対象とするケア対象者70の部屋に取り付けられている検出部10のカメラ13から得られた撮影画像である。
判定装置20の第1取得部211は、ステップS20で得られた撮影画像おいて、各時刻での人シルエット、または人矩形、もしくは頭部矩形(後述の図8A参照)の位置情報から歩行時の移動軌跡を求め、移動軌跡から行動情報を取得する。行動情報としては、上述のようにふらつきのレベルを用いることができる。ふらつきの大小により、複数段階にレベル分けする。ステップS20で取得する行動情報の判定に用いる撮影画像は、1つでもよく、複数であってもよい。1つの場合は、例えば、観察領域(居室)内での日中の撮影画像を用いて、ふらつきのレベル判定に用いる判定指標値を算出してもよい。また施設内で予め定められた標準の起床時刻前後の撮影画像を用いてもよい。また、複数の場合は、例えば、過去数日にわたって、起床前後の時刻の複数の撮影画像を用いる。複数の場合には、ふらつきの判定指標値は、平均値を用いてもよく、最大値を用いて算出してもよい。
判定装置20の第2取得部212は、記憶部23に記憶しているケアリストから、判定の対象とするケア対象者70に関するケア履歴を取得する。ここでケアスタッフ80によるケア履歴の入力手順について、図9A、図9Bを参照して説明する。
第2取得部212は、ステップS40で取得した履歴情報から所定の状態(状態情報)を取得する。所定の状態情報としては、例えば、直前の排便の記録からの経過時間である。また、状態情報として現時点から所定期間過去(例えば数週間、または数日)までの間に記録された排便の記録から平均の時間間隔を求め、これを所定の状態情報として用いてもよい。
判定装置20の判定部213は、ステップS10で設定した閾値、対象のケア対象者70に関するステップS30で取得した行動情報、およびステップS50で取得した状態情報から、BPSD発症可能性レベルを判定する。図10は、行動情報としてふらつき、状態情報として排便状態を用いた場合のBPSD発症の可能性レベルを示すテーブルの例である。
判定装置20は、ステップS60の判定結果を出力する。例えば、BPSD発症の可能性が有れば、ケア対象者リストに判定結果を記録する。図11は、記憶部23に記憶されているケア対象者リストの例であり、ケア対象者70(Aさん)は、BPSD発症の可能性が有るため、その事がリストに記録されている。ケア対象リストは、閲覧権限がある担当のケアスタッフ80等は、固定端末30、またはスタッフ端末40から閲覧可能である。また、ケア対象者70にBPSD発症の可能性が有る旨を、担当のケアスタッフ80がスタッフ端末40でログインした時に通知するようにしてもよい。
次に、図12から図15を参照して、第2の実施形態に係る判定装置20について説明する。第2の実施形態においては、検出部10が検出したイベント(起床1、起床2、等)に関連付けて所定時間の撮影画像を記録し、この撮影画像に基づいて判定装置20が、行動情報を取得する。第2の実施形態においては、検出部10は、判定装置20の一部として機能する。
最初に図12、図13を参照し、イベント判定処理について説明する。その次に図14、図15も参照し、第2の実施形態に係る判定装置20によるBPSD発症の可能性を判定する処理について説明する。図12は、見守りシステム1の処理の手順を示すシーケンスチャートである。
(ステップS110)
図12に示すように、検出部10は、観察領域におけるケア対象者70の動き、またはケア対象者70によるケアコールのイベントを検出する。そして、検出部10は、ケア対象者70の動きから、転落、転倒、その他のイベントの発生有無を判定する。
そしてイベントの発生を判定した場合、検出部10は、そのイベント情報を判定装置20に送信する。また、検出部10は、イベントが発生した時に、カメラ13により観察領域を撮影することで得られた画像データ(動画、または静止画)を送信する。この場合、発生したイベントの種類が特定の種類、例えば転落、転倒、等の事故に繋がる可能性のイベント、およびふらつきのレベル(度合い)の判定に用いる起床1(起床)、起床2(離床)のイベントであれば、発生時点を含む発生時点前後の所定時間(例えば数秒〜数十秒)の動画を送信し、その他の種類のイベントであれば発生時点の静止画を送信するようにしてもよい。
判定装置20は、イベントリストを更新する。また、ステップS130で送られた発生時点前後の動画、または発生時点の静止画の画像データを記憶部23に記憶する。この、画像データは、イベントに関連付けられる。なお、別の例として、検出部10は、撮影画像を判定装置20に連続して送信し続け、判定装置20側では、上書きさせながら所定時間分(例えば過去数時間分)だけ一時記憶部に記憶する。そして判定装置20は、イベントが発生し、イベント情報を検出部10から受信するに応じて、一時記憶部から発生時点前後の静止画、または動画を読み出し、イベントに関連付けて保存するようにしてもよい。
判定装置20は、新たなイベントが検出されて追加される、またはイベントのステイタスが変更されることで(後述のステップS190)、イベントリストが更新された場合には、更新後のイベントリストを、ログイン中の全てのスタッフ端末40に配信する。なお、このときの配信先は、イベントを発生させたケア対象者70を担当するケアスタッフ80が用いるスタッフ端末40にのみ配信するようにしてもよい。イベントリストを受信した各スタッフ端末40は、判定装置20からイベントリストを受信するに応じて、受領確認コマンドを返す(図示せず)。なお、判定装置20からのイベントリストの送信は、差分データのみを送信するようにしてもよい。例えば、直前に送信したイベントリストに対して変化した部分、すなわち追加または更新があったイベントのみをイベントリストとして全てのスタッフ端末40に送信する。
各スタッフ端末40は、判定装置20からイベントリストを受信するに応じて、表示部43の表示内容の更新を行う。
ケアスタッフ80は、スタッフ端末40に表示した操作画面(図示せず)により、イベントの内容を確認する。この操作画面には、イベントの状況を示す画像(発生時刻、発生からの経過時間、ケア対象者名、イベント発生時の撮影画像のサムネイル画像)、およびケアスタッフ80自身で対応するか否かの判断結果を入力する「対応ボタン」が含まれる。
スタッフ端末40は、「対応する」ボタンが操作されることに応じて、判定装置20に選択されたイベントに関する確認結果を送信し、これに応じて、判定装置20は承認通知を返信する。
判定装置20は、ステップS190の処理に応じてイベントリストを更新する。具体的には、ケアスタッフ80から「対応ボタン」が操作された場合には、その時点で、対応が行われとみなして、このイベントのステイタスを対応済みに更新する。
次に、図14、図15を参照し、BPSD発症の可能性を判定する処理について説明する。図14は、第2の実施形態に係る判定装置20によるBPSD発症の可能性を判定する手順を示すフローチャートである。図14のフローチャートは、図7に対応し、ステップS310〜S360は、図7のステップS10〜S60にそれぞれ対応する。
ここではステップS10と同様の処理を行う。具体的には、判定装置20は、記憶部23のケア対象者リストに記録されている判定の対象とするケア対象者70の要介護度認定、身体情報、等のケア対象者情報に応じて、後述するステップS360で用いる行動判定レベルの閾値を設定する。
第1取得部211は、記憶部23から、判定の対象であるケア対象者70の特定のイベントに関連付けられた撮影画像を取得する。例えば、起床1、または起床2に関連づけられた撮影画像を取得する。
判定装置20は、図7のステップS30〜S60と同様に、行動情報、および状態情報から対象となるケア対象者70のBPSD発症の可能性について判定する。図15は、ステップS360で用いる行動情報と排便状態の組み合わせにおけるBPSD発症の可能性を示すテーブルの例である。
判定装置20は、ステップS360で判定した判定結果に応じて、通知が必要か否かを判定する。例えば判定1であれば通知は不要と判定し(NO)処理を終了する(エンド)。判定結果が判定2〜4であれば通知が必要と判定し(YES)、処理をステップS380に進める。
制御部21は、通信部22により、固定端末30、スタッフ端末40、等の端末装置に判定結果を通知する。このときの通知先は、対象のケア対象者70に応じた通知先であることが好ましい。例えば、制御部21は、ケア対象者70のケアを担当する、1人または担当グループのケアスタッフ80を通知先として、このケアスタッフ80が利用するスタッフ端末40に、通信部22により判定結果を通知する。この通知内容は、対象となるケア対象者70の名前と、単に可能性がある旨を記載したものであってもよく、判定結果に応じて異なる内容にしてもよい。例えば、判定レベルの内容とともに、各判定レベルに応じたケアの注意事項を含めてもよい。なお、通知タイミングは、ケアスタッフ80がログイン時に行ってもよく、定期的に行うようにしてもよい。
10 検出部
11 制御部
12 通信部
13 カメラ
14 ケアコール部
15 音声入出力部
20 判定装置
21 制御部
211 第1取得部
212 第2取得部
213 判定部
22 通信部
23 記憶部
30 固定端末
40 スタッフ端末
41 制御部
42 無線通信部
43 表示部
44 入力部
45 音声入出力部
50 ネットワーク
60 ベッド
70 ケア対象者
80 ケアスタッフ
Claims (19)
- 観察領域における被介護者を撮影した撮影画像に基づいて、前記被介護者の所定の行動に関する行動情報を取得する第1取得部と、
前記被介護者に関する履歴情報が記憶された記憶部から前記被介護者の所定の状態に関する履歴情報を取得する第2取得部と、
前記第1取得部が取得した前記行動情報と、前記第2取得部が取得した前記履歴情報とに基づいて、被介護者のBPSD発症の可能性を判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を出力する出力部と、
を備える判定装置。 - 前記判定部が、前記被介護者についてBPSD発症の可能性があると判定した場合には、
前記出力部は、端末装置に、前記被介護者についてBPSD発症の可能性がある旨を通知する、請求項1に記載の判定装置。 - 前記第1取得部は、前記撮影画像に基づいて前記被介護者の移動軌跡を検出し、検出した前記移動軌跡から、前記行動情報を取得する、請求項1、または請求項2に記載の判定装置。
- 前記行動情報は、起床時のふらつきレベルであり、
前記第1取得部は、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した歩行時の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、請求項3に記載の判定装置。 - 前記行動情報は、起床時のふらつきレベルであり、
前記第1取得部は、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した、座位時における頭部の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、請求項3、または請求項4に記載の判定装置。 - 前記判定部は、前記撮影画像に基づいて前記被介護者の起床のイベントの発生を判定するとともに、前記起床のイベントが発生した直後、または発生した前後の撮影画像を、前記起床のイベントに関連付けて記録し、
前記第1取得部は、前記起床のイベントに関連付けて記録した前記撮影画像に基づいて検出した前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、請求項4、または請求項5に記載の判定装置。 - 前記履歴情報は、前記被介護者の排便履歴であり、前記所定の状態は、排便からの経過時間、または排便の時間間隔を示す情報である、請求項1から請求項6のいずれかに記載の判定装置。
- 前記判定部は、前記ふらつきレベルが所定以上の場合、および/または、前記経過時間、もしくは前記時間間隔が所定以上の場合、前記被介護者についてBPSD発症の可能性があると判定する、請求項7に記載の判定装置。
- 前記ふらつきレベル、および前記経過時間の組み合わせにより、BPSD発症の可能性の複数段階で判定する、請求項8に記載の判定装置。
- 観察領域における被介護者を撮影した撮影画像に基づいて、前記被介護者の所定の行動に関する行動情報を取得するステップ(a)と、
前記被介護者に関する履歴情報が記憶された記憶部から、前記被介護者の所定の状態に関する履歴情報を取得するステップ(b)、
前記ステップ(a)で取得した前記行動情報と、前記ステップ(b)で取得した前記履歴情報に基づいて、被介護者のBPSD発症の可能性を判定するステップ(c)と、
前記ステップ(c)の判定結果を出力するステップ(d)と、
を含む処理を、判定装置を制御するコンピューターに実行させるための制御プログラム。 - 前記ステップ(c)で、前記被介護者についてBPSD発症の可能性があると判定した場合には、
前記ステップ(d)では、端末装置に、前記被介護者についてBPSD発症の可能性がある旨を通知する、請求項10に記載の制御プログラム。 - 前記ステップ(a)では、前記撮影画像に基づいて前記被介護者の移動軌跡を検出し、検出した前記移動軌跡から、前記行動情報を取得する、請求項10、または請求項11に記載の制御プログラム。
- 前記行動情報は、起床時のふらつきレベルであり、
前記ステップ(a)では、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した歩行時の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、請求項12に記載の制御プログラム。 - 前記行動情報は、起床時のふらつきレベルであり、
前記ステップ(a)では、前記起床時の前記撮影画像に基づいて検出した、座位時における頭部の前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、請求項12、または請求項13に記載の判定装置。 - さらに、前記撮影画像に基づいて、前記被介護者の起床のイベントの発生を判定するとともに、前記起床のイベントが発生した直後、または発生した前後の撮影画像を、前記起床のイベントに関連付けて記録するステップ(f)を含み、
前記ステップ(a)では、前記起床のイベントに関連付けて記録した前記撮影画像に基づいて検出した前記移動軌跡から、前記被介護者の前記ふらつきレベルを判定する、請求項13、または請求項14に記載の制御プログラム。 - 前記履歴情報は、前記被介護者の排便履歴であり、前記所定の状態は、排便からの経過時間、または排便の時間間隔を示す情報である、請求項10から請求項15のいずれかに記載の制御プログラム。
- 前記ステップ(c)では、前記ふらつきレベルが所定以上の場合、および/または、前記経過時間、もしくは前記時間間隔が所定以上の場合、前記被介護者についてBPSD発症の可能性があると判定する、請求項16に記載の制御プログラム。
- 前記ふらつきレベル、および前記経過時間の組み合わせにより、BPSD発症の可能性の複数段階で判定する、請求項17に記載の制御プログラム。
- 観察領域における被介護者を撮影した撮影画像に基づいて、前記被介護者の所定の行動に関する行動情報を取得するステップ(a)と、
前記被介護者に関する履歴情報が記憶された記憶部から、前記被介護者の所定の状態に関する履歴情報を取得するステップ(b)、
前記ステップ(a)で取得した前記行動情報と、前記ステップ(b)で取得した前記履歴情報に基づいて、被介護者のBPSD発症の可能性を判定するステップ(c)と、
前記ステップ(c)の判定結果を出力するステップ(d)と、
を含む判定方法。
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