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JP2020098121A - タイヤの金属線検出システム及び金属線検出方法 - Google Patents

タイヤの金属線検出システム及び金属線検出方法 Download PDF

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JP2020098121A JP2018235809A JP2018235809A JP2020098121A JP 2020098121 A JP2020098121 A JP 2020098121A JP 2018235809 A JP2018235809 A JP 2018235809A JP 2018235809 A JP2018235809 A JP 2018235809A JP 2020098121 A JP2020098121 A JP 2020098121A
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Abstract

【課題】タイヤの形状に応じて適切な測定位置にセンサヘッドを移動させることが可能な金属線検出システムを提供する。【解決手段】タイヤ1内に埋設された金属線をタイヤ1の外部から検出する金属線検出システム10であって、タイヤ1を回転させる回転装置11と、回転装置11により回転するタイヤ1の表面近傍の所定の測定位置に配置されるセンサヘッド31を有する検出装置12と、センサヘッド31を移動させる移動装置13と、タイヤ1の形状に応じた測定位置にセンサヘッド31を移動させるように移動装置13の動作を制御する制御装置14と、を備え、移動装置13が、タイヤ1の径方向Yにセンサヘッド31を移動させる径方向移動機構36、及び、タイヤ1の軸方向Xにセンサヘッド31を移動させる軸方向移動機構37の少なくとも一方と、タイヤ1の表面に対するセンサヘッド31の角度を調節する角度調節機構35と、を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤの金属線検出システム及び金属線検出方法に関する。
車両に用いられる空気入りタイヤは、地面に接地するトレッド、このトレッドの幅方向両側に連なり径方向内側に延びるサイドウォール、及びサイドウォールの径方向内側に配置されたビード等を備えている。また、タイヤの内部には、タイヤの骨格となるカーカスが設けられ、カーカスのトレッド側の面には、トレッドの剛性を高めるベルトが設けられている。ベルトは、多数本の金属製のベルトコードを有している。
以上のような空気入りタイヤにおいては、ベルトコードの配列に乱れが生じたり、ベルト自体がタイヤの幅方向中央から左右にずれたりすると、性能低下が懸念される。このため、このような事象を有するタイヤは製造の過程において検出され除かれる。
下記の特許文献1には、ベルトコードの配列や乱れを確認することが可能な金属線検出装置が開示されている。この金属線検出装置は、コイルを有するセンサヘッドを備えており、当該センサヘッドをタイヤのトレッドの幅方向両端部に接近させることによって、センサヘッドからスチールコードまでの距離を検出し、異常の有無を判別する。
特開2007−7915号公報
空気入りタイヤは、乗用車用、二輪自動車用、トラック及びバス用など、装着される車両の種類(タイヤの用途)によって大きさや形状が異なる。また、同種の車両に装着されるタイヤであっても、幅寸法や高さ寸法等、諸元の違いによって形状が異なる。特許文献1記載の金属線検出装置は、タイヤの位置に合わせて人手によりセンサヘッドの角度を微調整したりタイヤまでの距離を微調整したりすることができるが、タイヤの用途や諸元等により異なるタイヤの形状に応じてセンサヘッドの位置を調整することは困難である。
本発明は、タイヤの形状に応じて適切な測定位置にセンサヘッドを移動させることが可能な金属線検出システム及び金属線検出方法を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る金属線検出システムは、
タイヤ内に埋設された金属線をタイヤの外部から検出する金属線検出システムであって、
タイヤを回転させる回転装置と、
前記回転装置により回転するタイヤの表面近傍の所定の測定位置に配置されるセンサヘッドを有する検出装置と、
前記センサヘッドを移動させる移動装置と、
タイヤの形状に応じた前記測定位置に前記センサヘッドを移動させるように前記移動装置の動作を制御する制御装置と、を備え、
前記移動装置が、
前記タイヤの径方向に前記センサヘッドを移動させる径方向移動機構、及び、前記タイヤの軸方向に前記センサヘッドを移動させる軸方向移動機構の少なくとも一方と、
前記タイヤの表面に対する前記センサヘッドの角度を調節する角度調節機構と、を有している。
上記の構成を有する金属線検出システムは、制御装置が、タイヤの形状に応じた測定位置にセンサヘッドを移動させるように移動装置の動作を制御するので、センサヘッドを適切な測定位置に移動させることができる。また、径方向移動機構によって、タイヤの高さ寸法に応じた適切な径方向の位置にセンサヘッドを移動させることができ、軸方向移動機構によって、タイヤの幅方向寸法に応じた適切な位置にセンサヘッドを移動させることができる。そして、径方向移動機構及び/又は軸方向移動機構によってタイヤの表面近傍に配置されたセンサヘッドの角度を、角度調節機構によってタイヤの表面形状に合わせて調節することができる。
(2) 好ましくは、前記センサヘッドが、前記角度調節機構に取り付けられている。
この構成によれば、センサヘッドの角度を角度調節機構によって直接的に調節することができるので、タイヤの表面形状に合わせてより正確に角度の調節を行うことができる。
(3) 好ましくは、前記角度調節機構が、前記径方向移動機構又は前記軸方向移動機構のいずれか一方に取り付けられる。
この構成によれば、径方向移動機構又は軸方向移動機構のいずれか一方により、センサヘッドと角度調節機構とをタイヤに対する適切な径方向位置又は軸方向位置に位置付けることができる。
(4) 好ましくは、前記径方向移動機構が、前記センサヘッドの最大移動距離がより大きい主移動機構と、前記最大移動距離がより小さい副移動機構とからなり、
前記軸方向移動機構が、前記主移動機構に取り付けられ、
前記副移動機構が、前記軸方向移動機構に取り付けられ、
前記角度調節機構が、前記副移動機構に取り付けられている。
この構成によれば、径方向移動機構の主移動機構によって、軸方向移動機構、副移動機構、角度調節機構、及びセンサヘッドを大きく径方向に移動させて、迅速にセンサヘッドをタイヤに接近させることができ、副移動機構によってセンサヘッドを径方向に小さく移動させて、タイヤに対するより適切な径方向位置にセンサヘッドを容易に位置付けることができる。
(5) 好ましくは、前記角度調節機構が、互いに平行に並べて配置された2つのシリンダと、前記センサヘッドが取り付けられるとともに、前記双方のシリンダのピストンロッドに連結された取付部材とを備えている。
この構成によれば、2つのシリンダをそれぞれ個別に伸縮させることで、取付部材を介してセンサヘッドの角度を調節することができる。また、センサヘッドの角度を調節すると、それに伴ってセンサヘッドの径方向位置又は軸方向位置が変動し、タイヤの表面までの距離も変動することがあるが、2つのシリンダを同じように伸縮させることで角度を維持したままセンサヘッドの径方向位置又は軸方向位置を調整することができる。
(6) 好ましくは、金属線検出システムが、前記タイヤの形状に関する情報を取得する情報取得装置をさらに備えており、
前記制御装置が、前記情報取得装置から入力された前記情報に基づいて前記移動装置の動作を制御する。
このような構成によって、タイヤの形状に応じてセンサヘッドを適切な測定位置に移動させることができる。
(7) 好ましくは、金属線検出システムが、前記タイヤの回転角度を検出する回転検出器をさらに備え、
前記制御装置は、前記検出装置の検出データと前記回転検出器の角度データとを対応付ける処理を行う。
このような構成によって、タイヤの金属線の状態とタイヤの回転角度と合わせて把握することができ、例えば、金属線の配列等に異常があった場合にその具体的な周方向の位置を特定することが可能となる。
(8) 本発明の金属線検出方法は、
タイヤ内に埋設された金属線を前記タイヤの外部から検出する金属線検出方法であって、
タイヤの形状に関する情報を取得するステップと、
タイヤを回転させるステップと、
取得したタイヤの形状に応じて、検出装置のセンサヘッドをタイヤの表面近傍の所定の測定位置に移動させるステップと、
前記検出装置によって金属線を検出するステップと、を含む。
このような方法によって、タイヤの形状に応じてセンサヘッドを適切な測定位置に移動させることができる。
本発明の金属線検出システムによれば、タイヤの形状に応じて適切な測定位置にセンサヘッドを移動させることができる。
本発明の一実施形態に係る金属線検出システムの検出対象となるタイヤの一部の断面図である。 金属線検出システムの概略的な正面図である。 角度調節機構を示す正面図である。 (a)は、図2のA−A断面図、(b)は、図2のC−C断面図である。 移動装置の動作を説明する概略的な正面図である。 移動装置の動作を説明する概略的な正面図である。 制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 角度調節機構の変形例を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
[タイヤの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る金属線検出システムの検出対象となるタイヤの一部の断面図である。
図1において、左右方向はタイヤ1の軸方向(幅方向)Xであり、上下方向はタイヤ1の径方向Yである。この図1の紙面に対して垂直な方向は、タイヤ1の周方向である。この図1において、一点鎖線CLはタイヤ1の赤道面を表す。
タイヤ1は、空気入りタイヤであり、例えば乗用車に装着して使用される。タイヤ1は、トレッド2、サイドウォール3、及びビード4を有している。
トレッド2は、タイヤ1の外周部に配置されている。トレッド2の外周面は、路面と接触するトレッド面2aとされている。トレッド2は架橋ゴムからなる。
サイドウォール3は、トレッド2の幅方向両側から径方向内側へ延びる。サイドウォール3は架橋ゴムからなる。サイドウォール3の外面には、種々の表示がなされている。例えば、サイドウォール3の外面には、タイヤの名称、サイズ(幅寸法、リム径、扁平率等)、メーカー名等を示す刻印が設けられている。
ビード4は、サイドウォール3の径方向内側に配置されている。ビード4は、コア4a及びエイペックス4bを備えている。コア4aは、周方向に延びるスチール製のワイヤーを含む。コア4aは、矩形状の断面を有する。エイペックス4bは、コア4aよりも径方向外側に位置する。エイペックス4bは架橋ゴムからなる。
タイヤ1の内部には、カーカス5、ベルト6、バンド7、及びインナーライナー8が設けられている。
カーカス5は、トレッド2、サイドウォール3、及びビード4の内側に位置する。カーカス5は、少なくとも1枚のカーカスプライを含む。このタイヤ1では、カーカスプライの端部は、コア4aの幅方向内側から径方向内側を通り、コア4aの幅方向外側において径方向外方へ折り返されている。
ベルト6は、トレッド2の径方向内側において、カーカス5に積層される。図1に示されるタイヤ1のベルト6は2枚のベルトプライ6aからなる。各ベルトプライ6aは並列された多数のベルトコードを含む。それぞれのベルトコードは、赤道面に対して傾斜する。このベルトコードが赤道面に対してなす角度は10°以上35°以下である。ベルトコードの材質は、スチール等の金属である。
バンド7は、径方向においてトレッド2とベルト6との間に位置する。バンド7は、ベルト6全体を覆う。このバンド7は、ジョイントレス構造を有する。
インナーライナー8は、カーカス5の内側に位置する。インナーライナー8は、タイヤ1の内面を構成する。このインナーライナー8は、架橋ゴムからなる。インナーライナー8は、タイヤ1の内圧を保持する。
[金属線検出システム10の構成]
図2は、金属線検出システムの概略的な正面図である。
本実施形態の金属線検出システム10は、ベルト6を構成するベルトコードの端部を検出する。金属線検出システム10は、図2に示されるように、回転装置11、検出装置12、移動装置13、制御装置14、情報取得装置15、及び出力装置16を有している。なお、図2において、タイヤ1は、軸方向Xが上下方向に、径方向Yが水平方向に向けて配置されている。そのため、以下の説明では、上下方向を軸方向Xということがあり、水平方向を径方向Yということがある。
(回転装置11の構成)
回転装置11は、タイヤ1を支持し回転させる。本実施形態では、回転装置11として、タイヤ1のユニフォミティ検査を行うタイヤ試験機が用いられている。タイヤ試験機11は、タイヤ支持部21と、回転検出器27と、測定部23とを有している。タイヤ1は、軸心を上下方向に向けた水平な姿勢でタイヤ支持部21に支持される。タイヤ支持部21は、タイヤ1に組み付けられるリム部材24を有している。リム部材24に組み付けられたタイヤ1には空気が充填される。
さらに、タイヤ支持部21は、リム部材24の上部に連結された上側回転軸25aと、リム部材24の下部に連結された下側回転軸25bとを有している。
回転検出器27は、タイヤ支持部21で支持されたタイヤ1の回転角度を検出する。回転検出器27は、例えば、上側回転軸25a又は下側回転軸25bに設けられる。この回転検出器27としては、例えばロータリーエンコーダが用いられる。
測定部23は、回転ドラム26を有している。回転ドラム26は、上下方向の軸心回りに回転自在に支持されている。回転ドラム26は、水平方向に移動可能に設けられ、各タイヤ支持部21に保持されたタイヤ1の外周面に接触する。また、測定部23は、回転ドラム26を回転駆動する駆動部(図示省略)を有している。回転ドラム26に接触するタイヤ1は、回転ドラム26の回転に伴って回転する。
測定部23は、タイヤ1から回転ドラム26に付与される所定方向の力を測定するロードセル等の測定器(図示省略)を有している。
なお、タイヤ試験機11は、測定部23の回転ドラム26を回転駆動する構成に限らず、タイヤ1を回転駆動する構成であってもよい。この場合、例えば、タイヤ支持部21の上側回転軸25a又は下側回転軸25bを駆動モータ等によって回転駆動することができる。
(検出装置12の構成)
検出装置12は、金属を検出可能な非接触センサである。検出装置12は、タイヤ試験機11によって支持され回転するタイヤ1のベルトコードの端部を検出する。検出装置12としては、例えば渦電流式変位センサが用いられる。検出装置12は、2つのセンサヘッド31と、センサユニット32とを備える。
センサヘッド31は、水平に配置されたタイヤ1のトレッド2の幅方向両端部に対応して上下に2つ設けられている。センサヘッド31は、高周波電流によって磁界を発生するコイルを有する。センサユニット32は、センサヘッド31のコイルに高周波電流を流す発信回路、コイルのインピーダンスの変化を電圧の変化として検出する検出回路、電圧の変化を出力する出力回路等を備えている。
センサヘッド31のコイルに金属が近づくと、コイルから発生する磁界によって金属に渦電流が発生する。そして、コイルから金属までの距離が変化すると、この変化に略比例して渦電流の大きさも変化し、金属を含むコイルのインピーダンスが変化する。検出回路は、このインピーダンスの変化による発信振幅(電圧の振幅)の変化を検出し、出力回路がこの電圧の振幅の変化を検出データとして出力する。出力回路の出力は、後述する制御装置14に入力される。
なお、検出装置12としては、上述の渦電流式変位センサに限らず、静電容量センサなど、他形式のセンサを採用することができる。
(移動装置13の構成)
移動装置13は、検出装置12の2つのセンサヘッド31を、タイヤ1の表面近傍の所定の測定位置にそれぞれ位置づける。本実施形態の検出装置12は、ベルト6のベルトコードの両端部を検出するため、センサヘッド31は、トレッド2の幅方向両端部における表面(バットレス面B)の近傍に隙間t(図1参照)をあけて位置づけられる。また、バットレス面Bは、軸方向X及び径方向Yに対して傾斜しているため、センサヘッド31も、バットレス面Bに沿うように傾斜して配置される。
移動装置13は、角度調節機構35、径方向移動機構36、及び軸方向移動機構37を備えている。
角度調節機構35は、上下一対設けられている。上下の角度調節機構35は、互いに上下対称に構成されている。各角度調節機構35は、取付部材41と、アクチュエータ42と、支持フレーム43とを備えている。
取付部材41は、センサヘッド31を支持し、センサヘッド31をアクチュエータ42に連結するために用いられる。取付部材41は、径方向Y及び軸方向Xに対して傾斜して配置された取付部41aと、径方向Yにほぼ沿って配置された連結部41bとを備えている。取付部41aには、センサヘッド31が取り付けられる。連結部41bには、アクチュエータ42が連結される。
アクチュエータ42は、例えば、電動シリンダにより構成されている。電動シリンダ42は、電力が供給されることによって伸縮する。電動シリンダ42は、図3に示されるように、シリンダ本体42aと、シリンダ本体42aに対して長さ方向に移動可能に設けられたピストンロッド42bとを有する。
本実施形態の角度調節機構35は、2つの電動シリンダ42を備えている。2つの電動シリンダ42は、径方向Yに並べて配置されている。2つの電動シリンダ42は、互いに軸方向Xに沿って平行に配置され、ともに軸方向Xに伸縮する。また、2つの電動シリンダ42は、それぞれ独立して伸縮する。電動シリンダ42のシリンダ本体42aは、支持フレーム43に支持されている。電動シリンダ42のピストンロッド42bの先端は、取付部材41の連結部41bに回動自在に連結されている。
図3は、角度調節機構を示す正面図である。特に、図3は、異なる形状のタイヤ1のバットレス面Bに沿わせて検出装置12のセンサヘッド31が配置された状態を示している。
検出装置12のセンサヘッド31は、2つの電動シリンダ42の伸縮により角度が調整される。図3(a)は、2つの電動シリンダ42をほぼ同じ量だけ伸縮させた状態を示す。図3(b)は、タイヤ1側に配置された一方の電動シリンダ42を、他方の電動シリンダ42よりも大きく伸長させた状態を示す。図3(c)は、他方の電動シリンダ42を一方の電動シリンダ42よりも大きく伸長させた状態を示す。
図3(a)〜(c)に示すように、角度調節機構35は、2つの電動シリンダ42をそれぞれ独立して伸縮させることにより、タイヤ1のバットレス面Bの傾斜に合わせてセンサヘッド31bの角度を適切に設定することができる。
また、2つの電動シリンダ42を同じ方向に同じ量だけ伸縮させることによって、センサヘッド31の角度を維持したまま、軸方向Xの距離を調整することができる。そのため、センサヘッド31の角度の調節によってタイヤ1の表面からセンサヘッド31までの軸方向Xの距離が変化した場合であっても、センサヘッド31の角度を維持したままタイヤ1の表面までの距離を調整することができる。
図2に示すように、径方向移動機構36は、副移動機構36Bと主移動機構36Aとを備えている。主移動機構36Aは、副移動機構36Bよりもセンサヘッド31の最大移動距離が大きくなるように構成されている。
副移動機構36Bは、上下一対設けられている。副移動機構36Bは、アクチュエータ45と、ガイド部材46と、支持フレーム47とを有している。アクチュエータ45は、例えば電動シリンダにより構成されている。電動シリンダ45は、電力が供給されることによって径方向Yに伸縮する。
電動シリンダ45は、シリンダ本体45aとピストンロッド45bとを備えている。シリンダ本体45aは、支持フレーム47に取り付けられている。ピストンロッド45bの先端は、角度調節機構35の支持フレーム43に連結されている。したがって、電動シリンダ45を伸縮させると、角度調節機構35及びセンサヘッド31が径方向Yに移動する。
ガイド部材46は、電動シリンダ45の伸縮による角度調節機構35及びセンサヘッド31の径方向Yの移動が円滑に行われるように、これらの移動を案内する。ガイド部材46は、ガイドシャフト46aと、ガイド筒46bとを有している。ガイドシャフト46aは、径方向Yに沿って配置され、一端が角度調節機構35の支持フレーム47に連結されている。ガイド筒46bは、支持フレーム47に取り付けられている。ガイド筒46bは、ガイドシャフト46aが摺動自在に挿入され、ガイドシャフト46aの径方向Y(ガイドシャフト46aの軸心方向)の移動を案内する。
副移動機構36Bの支持フレーム47は、後で説明する軸方向移動機構37に支持されており、この軸方向移動機構37の支持フレーム53が、主移動機構36Aによって支持されている。
主移動機構36Aは、ボールねじ等のねじ送り機構49により構成されている。ねじ送り機構49は、径方向Yに沿って配置されたねじ軸49aと、ねじ軸49aを回転駆動する駆動モータ49bと、ねじ軸49aに取り付けられるナット部材49cとを有する。
ナット部材49cは、軸方向移動機構37の支持フレーム53に連結されている。ナット部材49cは、ねじ軸49aの回転によって径方向Y(ねじ軸49aの軸心方向)に移動する。そのため、ナット部材49cとともに、軸方向移動機構37、副移動機構36B、角度調節機構35、及びセンサヘッド31も径方向Yに移動する。
図4(a)は、図2のA−A断面図、図4(b)は、図2のC−C断面図である。
図2及び図4に示すように、軸方向移動機構37は、ボールねじ等のねじ送り機構51と、案内部材52と、支持フレーム53とを有している。
ねじ送り機構51は、支持フレーム53の上部に取り付けられたねじ軸51aと、支持フレーム53の上部と下部とに架け渡されたねじ軸51bと、各ねじ軸51a,51bを回転駆動する駆動モータ51cとを有している。各ねじ軸51a,51bは、軸方向Xに沿って配置されている。図4(a)に示すように、ねじ軸51aには、上側の副移動機構36Bの支持フレーム47に連結されたナット部材51dが取り付けられている。図4(b)に示すように、ねじ軸51bには、下側の副移動機構36Bの支持フレーム47に連結されたナット部材51dが取り付けられている。
案内部材52は、上下の副移動機構36Bの軸方向Xの移動を案内する。案内部材52は、支持フレーム53の幅方向両側において上部と下部とに架け渡して設けられたガイドシャフト52aと、上下の副移動機構36Bの支持フレーム47に取り付けられ、ガイドシャフト52aが摺動自在に挿入されるガイド筒52bとを有している。
したがって、各駆動モータ51cによってねじ軸51a,51bが回転駆動されると、上側及び下側の副移動機構36Bが案内部材52によって案内されながら軸方向X(上下方向)に移動する。また、上側の副移動機構36Bと下側の副移動機構36Bとは、互いに逆方向に移動する。この副移動機構36Bの移動によって、角度調節機構35及びセンサヘッド31も共に移動する。
上側のセンサヘッド31は、軸方向移動機構37によってタイヤ1の上側のバットレス面Bに接近した測定位置と、上方の退避位置との間で軸方向Xに移動する。下側のセンサヘッド31は、軸方向移動機構37によってタイヤ1の下側のバットレス面Bに接近した測定位置と、下方の退避位置との間で軸方向Xに移動する。
図5及び図6は、移動装置の動作を説明する概略的な正面図である。
金属線の検出開始前、図5(a)に示すように、検出装置12のセンサヘッド31は、タイヤ1に対して軸方向X及び径方向Yに離れた位置に配置されている。そして、回転装置11にセットされたタイヤ1が回転すると、金属線の検出動作が開始される。
まず、センサヘッド31は、図5(a)に矢印aで示すように径方向移動機構36の主移動機構36Aによって径方向Yに大きく移動する。その後、センサヘッド31は、図5(b)に矢印bで示すように、軸方向移動機構37によって軸方向Xに移動する。そして、センサヘッド31は、図6に矢印cで示すように、副移動機構36Bによって径方向Yに小さく移動しつつ、矢印dで示すように角度調節機構35によってタイヤ1のバットレス面Bに合わせて角度が調整される。
以上の動作により、センサヘッド31がタイヤ1のバットレス面Bに沿った測定位置に配置される。金属線の検出動作が終了すると、角度調節機構35、軸方向移動機構37、及び径方向移動機構36が逆の動作を行うことによって、図5(a)に示すように、センサヘッド31がタイヤ1から離れた位置に退避する。
(情報取得装置15の構成)
情報取得装置15は、検出装置12によって金属線の検出作業が行われる前、例えば、回転装置11にタイヤ1がセットされるまでの間に、タイヤ1の形状に関する情報、例えば、タイヤ1の断面幅寸法、トレッド幅寸法、高さ寸法、外径寸法、リム径、リム幅、扁平率等を予め取得し、記憶している。情報取得装置15は、CPU等を有する制御部や、情報を記憶する記憶部等を有するコンピュータ等により構成されており、制御部が、情報を取得するための処理や情報を出力するための処理を実行する。
情報取得装置15は、例えば、人手による入力や自動読み取り等によってタイヤ1の形状に関する情報を取得することができる。自動読み取りとしては、例えばタイヤ1のサイドウォール3に設けられた刻印や印字を撮像し、画像処理により文字認識することによって情報を読み取る方法を採用することができる。この場合、情報取得装置15は、画像を撮像する撮像装置を備え、制御部が画像処理を実行する。その他、自動読み取りとしては、バーコードから情報を読み取る方法等を採用してもよい。
(制御装置14の構成)
制御装置14は、CPU等を有する制御部や、情報を記憶する記憶部等を有するコンピュータ等により構成されており、記憶部に記憶されたプログラムを制御部が実行することによって各種の機能を発揮する。例えば、制御装置14は、移動装置13の動作を制御する機能を有する。具体的に、制御装置14は、角度調節機構35における電動シリンダ42、及び、径方向移動機構36における電動シリンダ45の動作を制御する。また、制御装置14は、径方向移動機構36における駆動モータ49b、及び、軸方向移動機構37における駆動モータ51cの動作を制御する。
制御装置14は、各機構35,36,37の動作を制御することによってセンサヘッド31を所定量だけ移動させ、タイヤ1の表面(バットレス面B)の近傍の測定位置へ移動させる。したがって、制御装置14は、移動装置13によるセンサヘッド31の移動量を制御している。
制御装置14は、情報取得装置15に接続され、情報取得装置15からタイヤ1の形状に関する情報が入力される。制御装置14は、情報取得装置15から入力された情報に基づいて移動装置13を制御する。具体的には、制御装置14は、タイヤ1の幅寸法や高さ寸法などの情報を用いて移動装置13の各機構35,36,37の動作量を決定し、各機構35,36,37を動作させる。そのため、回転装置11にセットされたタイヤ1の形状に応じてセンサヘッド31を移動させ、適切な測定位置にセンサヘッド31を位置づけることが可能となる。
制御装置14には、検出装置12におけるセンサユニット32の出力、すなわち金属線の位置(金属線からセンサヘッド31までの距離)について検出データが入力される。また、制御装置14には、回転装置11の回転検出器27によって検出された回転角度のデータが入力される。そして、制御装置14は、センサユニット32の検出データと回転検出器27の角度データとを対応付けて記憶する。したがって、センサユニット32の検出データに異常が認められた場合、タイヤ1の回転角度から異常がある周方向の位置を特定することが可能となる。
制御装置14は、センサユニット32の検出データと回転検出器27の角度データとを対応付けた情報を、ディスプレイ等の出力装置16に出力することができる。このとき、検出データに異常がある場合は、その旨を出力し、作業者に報知することができる。
図7は、以上のような制御装置14の処理の手順を示すフローチャートである。
制御装置14は、ステップS1において、情報取得装置15からタイヤ1の形状に関する情報の入力を受け付ける。そして、制御装置14は、ステップS2において、情報取得装置15から入力された情報に基づいて、移動装置13を制御し、センサヘッド31を測定位置に移動させる。
その後、制御装置14は、ステップS3において、センサユニット32から検出データを取得するとともに、回転検出器27からタイヤ1の回転角度のデータを取得する。制御装置14は、ステップS4において、検出データと角度データを対応付けて記憶する。そして、制御装置14は、ステップS5において、検出データ及び角度データについての情報を出力装置16に出力する。
以上の処理により、タイヤ1におけるベルトコードの配列や乱れを把握することが可能となり、製品の出荷前に異常を検出することが可能となる。また、検出装置12のセンサヘッド31を、タイヤ1の形状に応じて正確に測定位置に位置付けることができるので、金属線の検出も正確に行うことが可能となる。
[実施形態の作用効果]
(1) 上記実施形態の金属線検出システム10は、タイヤ1内に埋設された金属製のベルトコードをタイヤ1の外部から検出する金属線検出システムである。金属線検出システム10は、タイヤ1を回転させる回転装置11と、回転装置11により回転するタイヤ1の表面近傍の所定の測定位置に配置されるセンサヘッド31を有する検出装置12と、センサヘッド31を移動させる移動装置13と、タイヤ1の形状に応じた測定位置にセンサヘッド31を移動させるように移動装置13の動作を制御する制御装置と、を備えている。
制御装置14は、タイヤ1の形状に応じた測定位置にセンサヘッド31を移動させるように移動装置13の動作を制御するので、センサヘッド31を適切な測定位置に移動させることが可能となる。
また、移動装置13は、タイヤ1の径方向Yにセンサヘッド31を移動させる径方向移動機構36と、タイヤ1の軸方向Xにセンサヘッド31を移動させる軸方向移動機構37と、タイヤ1の表面に対するセンサヘッド31の角度を調節する角度調節機構35と、を有している。
径方向移動機構36によって、タイヤ1の高さ寸法に応じた適切な径方向の位置にセンサヘッド31を移動させることができ、軸方向移動機構37によって、タイヤ1の幅寸法に応じた適切な位置にセンサヘッド31を移動させることができる。そして、角度調節機構35によってタイヤ1の表面形状に合わせてセンサヘッド31の角度を調節することができる。
なお、上述の実施形態では、移動装置13が、径方向移動機構36と軸方向移動機構37との双方を備えていたが、径方向移動機構36及び軸方向移動機構37の一方のみを備えていてもよい。
(2) 上述の実施形態では、センサヘッド31が角度調節機構35に取り付けられている。このため、センサヘッド31の角度を角度調節機構35によって直接的に調節することができ、タイヤ1の表面形状に合わせてより正確に角度を調節することができる。
(3) 上述の実施形態では、角度調節機構35が、径方向移動機構36(副移動機構36B)に取り付けられている。このため、径方向移動機構36により、センサヘッド31と角度調節機構35とをタイヤ1に対する適切な径方向位置に位置付けることができる。
なお、角度調節機構35は、軸方向移動機構37に取り付けられていてもよい。この場合、軸方向移動機構37により、センサヘッド31と角度調節機構35とをタイヤ1に対する適切な軸方向位置に位置づけることができる。
(4) 上述の実施形態では、径方向移動機構36が、センサヘッド31の最大移動距離がより大きい主移動機構36Aと、センサヘッド31の最大移動距離がより小さい副移動機構36Bとからなる。そして、軸方向移動機構37が、主移動機構36Aに取り付けられ、副移動機構36Bが、軸方向移動機構37に取り付けられ、角度調節機構35が、副移動機構36Bに取り付けられている。このため、主移動機構36Aによって、軸方向移動機構37、副移動機構36B、角度調節機構35、及びセンサヘッド31を大きく径方向Yに移動させて、迅速にセンサヘッド31をタイヤ1に接近又はタイヤ1から離反させることができ、副移動機構36Bによってセンサヘッド31を径方向Yに小さく移動させて、タイヤ1に対するより適切な径方向位置にセンサヘッド31を容易に位置付けることができる。
(5) 上述の実施形態では、角度調節機構35が、互いに平行に並べて配置された2つの電動シリンダ42と、センサヘッド31が取り付けられるとともに、双方の電動シリンダ42のピストンロッド42bに連結された取付部材41とを備えている。このため、2つの電動シリンダ42を伸縮させることで、取付部材41を介してセンサヘッド31の角度を調節することができる。また、センサヘッド31の角度の調節に伴ってセンサヘッド31の径方向位置又は軸方向位置が変動したとしても、2つの電動シリンダ42を伸縮させることで角度を維持したままセンサヘッド31の径方向位置又は軸方向位置を調整することができる。
(6) 上述の実施形態では、金属線検出システム10が、タイヤ1の形状に関する情報を取得する情報取得装置15をさらに備えている。そして、制御装置14は、情報取得装置15から入力された情報に基づいて移動装置13の動作を制御する。このため、タイヤ1の形状に応じてセンサヘッド31を適切な測定位置に移動させることができる。
(7) 上述の実施形態では、金属線検出システム10が、タイヤ1の回転角度を検出する回転検出器27をさらに備えている。そして、制御装置14は、検出装置12の検出データと回転検出器27の角度データとを対応付ける処理を行う。このため、タイヤ1のベルトコードの配列等の状態をタイヤ1の回転方向の位置と合わせて把握することができ、ベルトコードの配列等に異常があった場合にその具体的な周方向の位置を特定することが可能となる。
(8) 上述の実施形態では、タイヤ1内に埋設されたベルトコードをタイヤ1の外部から検出する金属線検出方法が開示される。この方法は、タイヤ1の形状に関する情報を取得するステップと、タイヤを回転させるステップと、取得したタイヤの形状に応じて、検出装置12のセンサヘッド31をタイヤ1の表面近傍の所定の測定位置に移動させるステップと、検出装置12によってベルトコードを検出するステップと、を含む。
このような方法によって、タイヤ1の形状に応じてセンサヘッド31を適切な測定位置に移動させることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図8は、角度調節機構の変形例を示す正面図である。
上述の実施形態では、角度調節機構35の電動シリンダ42は、軸方向Xに沿って互いに平行に配置されるとともに、径方向Yに並べて配置されていた。しかしながら、これに限定されるものではなく、図8に示すように変形することができる。
図8(a)に示す変形例では、2つの電動シリンダ42が、径方向Yに沿って互いに平行に配置されるとともに、軸方向Xに並べて配置されている。各電動シリンダ42は、それぞれ独立して径方向Yに伸縮することによって、センサヘッド31の角度をタイヤ1の表面に合わせて調節することができる。
図8(b)に示す変形例では、2つの電動シリンダ42が、互いに平行に配置されるとともに、軸方向X及び径方向Yに対して傾斜した方向に並べて配置されている。各電動シリンダ42は、それぞれ独立して伸縮することによって、センサヘッド31の角度をタイヤ1の表面に合わせて調節することができる。
上述の実施形態では、角度調節機構35及び径方向移動機構36(副移動機構36B)のアクチュエータ42,45として電動シリンダが用いられているが、流体圧によって作動する流体圧シリンダが用いられてもよい。
軸方向移動機構37及び径方向移動機構36(主移動機構36A)は、ねじ送り機構に代えて、電動シリンダ等のアクチュエータ、チェーン搬送機構などを備えていてもよい。
回転装置11は、タイヤ試験機に限定されず、加硫成形後のタイヤの製造過程で用いられタイヤを回転させるあらゆる装置を適用することができる。また、回転装置11は、金属線検出システム専用に用いられる装置であってもよい。
上述の実施形態では、径方向移動機構36は、主移動機構36Aと副移動機構36Bとによって構成されていたが、いずれか一方のみで構成されていてもよい。
1 :タイヤ
10 :金属線検出システム
11 :回転装置
12 :検出装置
13 :移動装置
14 :制御装置
15 :情報取得装置
27 :回転検出器
31 :センサヘッド
35 :角度調節機構
36 :径方向移動機構
36A :主移動機構
36B :副移動機構
37 :軸方向移動機構
41 :取付部材
41a :取付部
42 :電動シリンダ
42b :ピストンロッド
X :軸方向
Y :径方向

Claims (8)

  1. タイヤ内に埋設された金属線を前記タイヤの外部から検出する金属線検出システムであって、
    前記タイヤを回転させる回転装置と、
    前記回転装置により回転するタイヤの表面近傍の所定の測定位置に配置されるセンサヘッドを有する検出装置と、
    前記センサヘッドを移動させる移動装置と、
    タイヤの形状に応じた前記測定位置に前記センサヘッドを移動させるように前記移動装置の動作を制御する制御装置と、を備え、
    前記移動装置が、前記タイヤの径方向に前記センサヘッドを移動させる径方向移動機構、及び、前記タイヤの軸方向に前記センサヘッドを移動させる軸方向移動機構の少なくとも一方と、
    前記タイヤの表面に対する前記センサヘッドの角度を調節する角度調節機構と、
    を有している、タイヤの金属線検出システム。
  2. 前記センサヘッドが、前記角度調節機構に取り付けられている、請求項1に記載のタイヤの金属線検出システム。
  3. 前記角度調節機構が、前記径方向移動機構又は前記軸方向移動機構のいずれか一方に取り付けられる、請求項2に記載のタイヤの金属線検出システム。
  4. 前記径方向移動機構が、前記センサヘッドの最大移動距離がより大きい主移動機構と、前記最大移動距離がより小さい副移動機構とからなり、
    前記軸方向移動機構が、前記主移動機構に取り付けられ、
    前記副移動機構が、前記軸方向移動機構に取り付けられ、
    前記角度調節機構が、前記副移動機構に取り付けられている、請求項3に記載のタイヤの金属線検出システム。
  5. 前記角度調節機構が、互いに平行に並べて配置された2つのシリンダと、前記センサヘッドが取り付けられるとともに、前記双方のシリンダのピストンロッドに連結された取付部材とを備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤの金属線検出システム。
  6. 前記タイヤの形状に関する情報を取得する情報取得装置をさらに備えており、
    前記制御装置が、前記情報取得装置から入力された前記情報に基づいて前記移動装置の動作を制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤの金属線検出システム。
  7. 金属線検出システムが、前記タイヤの回転角度を検出する回転検出器をさらに備え、
    前記制御装置は、前記検出装置の検出データと前記回転検出器の角度データとを対応付ける処理を行う、請求項1〜6のいずれか1項に記載のタイヤの金属線検出システム。
  8. タイヤ内に埋設された金属線を前記タイヤの外部から検出する金属線検出方法であって、
    タイヤの形状に関する情報を取得するステップと、
    タイヤを回転させるステップと、
    取得したタイヤの形状に応じて、検出装置のセンサヘッドをタイヤの表面近傍の所定の測定位置に移動させるステップと、
    前記検出装置によって金属線を検出するステップと、を含むタイヤの金属線検出方法。
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