JP2020086910A - 空調システム管理装置、データ提供システム、データ提供方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に開示された発明は、ビル内の設備機器を制御する産業制御システムの発明である。この発明では、システム内の複数のセンサが計測した複数のデータを演算する際に、1つのセンサが故障すると、残りのセンサが計測した相関の高いデータから、故障したセンサの推定値を算出している。具体的には、一般的な予測モデル(一例として、重回帰モデル)を用いて、故障したセンサの推定値を算出することで、センサが故障した場合でも、システムが制御を継続できるようにしている。
複数のセンサによってそれぞれ計測されたデータを、空調システムから収集するデータ収集手段と、
前記データ収集手段により収集された収集データの何れかを提供対象データに指定する指定手段と、
前記収集データのうち前記提供対象データを除いたデータから算出した推定値であって、前記空調システムの運転条件に応じて導出される推定式を用いて算出した推定値を、外部に提供するデータ提供手段と、
を備える。
この結果、適切なデータを外部に提供することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るデータ提供システム100の構成の一例を示すブロック図である。
以下、空調機2及び外部システム3について先に説明し、その後、空調システム管理装置1について詳細に説明する。
例えば、空調機2(室内機)には、室内の空気を吸い込む際の吸込温度(つまり、室内温度)を計測する温度センサが配置されている。また、空調機2(室外機)には、外気を吸い込む際の吸込温度(つまり、外気温度)を計測する温度センサが配置されている。また、空調機2には、室内機と室外機との間を循環する冷媒の温度を計測する温度センサ、及び、冷媒の圧力を計測する圧力センサが配置されている。更に、空調機2には、湿度を計測する湿度センサ、及び、電力を計測する電力センサが配置されている。なお、これらのセンサは、一例であり、他のセンサが空調機2に配置されていてもよい。
これらのセンサが計測した温度、圧力、湿度、電力等の値は、それぞれセンサデータとして、空調システム管理装置1に送られるようになっている。
なお、データ収集部10、データ提供部11、提供対象指定部12、及び、故障判定部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを備えた演算処理部によって、実現されるものとする。つまり、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することにより、これらデータ収集部10、データ提供部11、提供対象指定部12、及び、故障判定部13が実現される。
データ収集部10は、これらのセンサデータを予め定められた収集周期(一例として、1分毎)に収集する。つまり、データ収集部10は、センサデータを時系列に収集できるようになっている。なお、データ収集部10は、これらのセンサデータと共に、空調機2の運転状態を示すデータも収集する。
データ提供部11は、大きく分けて、回帰分析を行う機能と、データを提供する機能とを有している。
回帰分析を適切に行うために、データ提供部11は、図2に示すような運転条件テーブル110を有している。この運転条件テーブル110は、一例として、4つ(No.1〜No.4)の運転条件、及び、運転パラメータを含んでおり、例えば、回帰分析を行うデータセットを抽出するために用いられる。なお、運転パラメータは、例えば、センサが正常な状態において、推定値と実績値との誤差が予め規定された誤差範囲に収まるように決定されている。
例えば、提供対象のデータが室内機のセンサデータであれば、室内機のセンサデータと、その室内機につながる室外機のセンサデータとがデータセットとなる。一方、提供対象のデータが室外機のセンサデータであれば、室外機のセンサデータと、その室外機につながる室内機(複数可)のセンサデータとがデータセットとなる。
なお、このような重回帰分析を用いるのは一例であり、ニューラルネットワーク、ロジスティック回帰など、他のモデルを用いて推定式を得てもよい。
また、2番目の運転パラメータが、「択一」となっているため、データ提供部11は、各回帰式を用いて推定値をそれぞれ求め、過去データに対する推定値の平均推定誤差が最小となるパラメータを1つ選択する。なお、運転パラメータが「複数」となっている場合には、すべてのパラメータが用いられる。
データ提供部11は、このように、過去データに対する推定値の平均推定誤差が許容範囲以内であれば、その回帰式を導出(登録)する。その際、導出した回帰式には、運転条件及び運転パラメータが付帯されている。つまり、データ提供部11は、回帰式を、運転条件及び運転パラメータとセットで導出する。
つまり、データ提供部11は、空調機2における現在の運転状態に合致した回帰式を用いて、故障したセンサの推定値を算出し、算出した推定値を外部システム3に提供する。つまり、回帰式には、運転条件及び運転パラメータが付帯されているため、データ提供部11は、空調機2における現在の運転状態が、付帯されている運転条件及び運転パラメータに合致する回帰式を選び、その回帰式を用いて算出した推定値を外部システム3に提供する。例えば、空調機2の室外機の運転が、センサの故障が判定される前から現在まで継続している場合に、データ提供部11は、運転条件テーブル110における1番目(No.1)の運転条件で抽出して導出した回帰式を用いて推定値を算出し、算出した推定値を外部システム3に提供する。
なお、センサの故障が判定されていない場合に、データ提供部11は、データ収集部10によって収集されたセンサデータのうち、提供対象のデータを、外部システム3に提供する。
具体的に故障判定部13は、センサに応じて予め規定された正常範囲値に対するセンサデータの閾値判定を行う。つまり、故障判定部13は、センサデータが正常範囲値内であれば、そのセンサを正常と判定し、一方、センサデータが正常範囲値外であればそのセンサを故障と判定する。
なお、故障判定部13が行う故障判定方法として、このような正常範囲値を用いる場合について説明したが、センサの故障を検出できる方法であれば、他の方法を採用してもよい。例えば、空調機2において、センサが故障を自己検知し、その故障を空調システム管理装置1に通知する機能を有していれば、故障判定部13は、故障が通知された場合に、そのセンサを故障と判定してもよい。この他にも、故障判定部13は、過去の一定期間(一例として、直近の1ヶ月間)におけるセンサデータの変動範囲を求めておき、収集されたセンサデータがその変動範囲から、例えば、5%以上外れた場合に、そのセンサを故障と判定してもよい。この方法を用いると、故障判定部13は、過去データと比べてセンサの故障を判定することができる。
すなわち、提供対象指定部12は、提供対象とするデータについての指定を、外部システム3から受け付ける。
すなわち、データ収集部10は、各空調機2にそれぞれ配置された各種のセンサが計測したセンサデータを収集する。
空調システム管理装置1は、提供対象のデータがないと判別すると(ステップS103;No)、上述したステップS101に処理を戻す。
すなわち、故障判定部13は、データ収集部10が収集したセンサデータを基に、提供対象のデータを計測するセンサの故障を判定する。なお、提供対象のデータが複数あれば、故障判定部13は、それらのデータを計測する各センサについて、故障しているかどうかの判定をそれぞれ行う。
例えば、故障判定部13は、上述したように、センサに応じて予め規定された正常範囲値に対するセンサデータの閾値判定を行う。つまり、故障判定部13は、センサデータが正常範囲値内であれば、そのセンサを正常と判定し、一方、センサデータが正常範囲値外であればそのセンサを故障と判定する。
なお、上述したように、他の方法でセンサの故障を判定してもよい。例えば、空調機2において、センサが故障を自己検知し、その故障を空調システム管理装置1に通知する機能を有していれば、故障判定部13は、故障が通知された場合に、そのセンサを故障と判定してもよい。この他にも、故障判定部13は、過去の一定期間におけるセンサデータの変動範囲を求めておき、収集されたセンサデータがその変動範囲から、例えば、5%以上外れた場合に、そのセンサを故障と判定してもよい。
すなわち、データ提供部11は、ステップS104の回帰分析処理(詳細については、後述する)によって導出された回帰式うち、空調機2における現在の運転状態に合致した回帰式(空調機2における現在の運転状態が、回帰式に付帯された運転条件及び運転パラメータと合致するもの)を用いて推定値を算出し、算出した推定値を外部システム3に提供する。また、提供対象のデータが複数あれば、データ提供部11は、各回帰式を用いて推定値をそれぞれ算出し、算出した各推定値を外部システム3に提供する。
なお、ステップS104の回帰分析処理にて、回帰式が導出されなかった場合(一例として、何れの回帰式も誤差が大きかった場合)、又は、空調機2における現在の運転状態が、導出された各回帰式における何れの運転条件及び運転パラメータとも合致しなかった場合に、データ提供部11は、例えば、「故障(推定不可)」を外部システム3に通知するようにしてもよい。
また、このデータ提供処理において、上記のステップS102にてデータを収集する収集周期と、当該ステップS107(ステップS108も同じ)にて推定値(データ)を提供する提供周期とを同期させる場合について説明しているが、収集周期と提供周期とを異ならせてもよい。例えば、上述したステップS101にて、提供対象の指定と共に、提供周期の指定も受け付けるようにし、指定された提供周期になると、ステップS102にてそれまでに収集されたセンサデータを、ステップS104にてまとめて回帰分析処理させ、このステップS107にて、算出した各推定値を外部システム3にまとめて提供するようにしてもよい。
すなわち、データ提供部11は、ステップS102にて収集したセンサデータのうち、提供対象のデータを外部システム3に提供する。
すなわち、データ提供部11は、上述した図2に示すような運転条件テーブル110の1番目(No.1)の運転条件及び運転パラメータを参照する。
なお、図2の運転条件テーブル110において、1番目(No.1)だけ、運転パラメータがなく、その他(No.2〜No.4)には、運転パラメータがある。
例えば、運転条件テーブル110における2番目(No.2)の運転条件及び運転パラメータが参照された場合、データ提供部11は、上述したように、収集されたセンサデータから、室外機の運転能力が定格の0%以上、10%以上、20%以上、・・・、90%以上の条件でそれぞれ抽出した10個のデータセットを生成し、それらに対し重回帰分析を実行し、10個の回帰式を得る。
なお、上述したように、ニューラルネットワーク、ロジスティック回帰など、他のモデルを用いて回帰分析を行うようにしてもよい。
例えば、運転条件テーブル110における2番目を参照した場合では、上述したように、運転パラメータが「択一」となっているため、データ提供部11は、上記のステップS203にて得られた各回帰式を用いて推定値をそれぞれ求め、過去データに対する推定値の平均推定誤差が最小となるパラメータを1つ選択する。
なお、運転パラメータが「複数」となっている場合には、すべてのパラメータが用いられる。
すなわち、データ提供部11は、収集されたセンサデータから、運転条件で抽出したデータセットを生成し、それに対し重回帰分析を実行し、回帰式を得る。
すなわち、データ提供部11は、上述したステップS203又はステップS205にて得た回帰式を用いて推定値を求め、過去データに対する推定値の平均推定誤差が許容範囲以内であれば、回帰式として運転条件及びパラメータとセットで導出する。
空調システム管理装置1は、運転条件テーブル110に残りがあると判別すると(ステップS207;Yes)、運転条件テーブル110の次番目を参照する(ステップS208)。
そして、空調システム管理装置1は、上述したステップS202に処理を戻す。
また、この平均推定誤差の代わりに他のデータを、外部システム3に提供するようにしてもよい。例えば、図2に示す運転条件テーブル110の3番目(No.3)であれは、運転パラメータに「推定精度が確保できる最長時間」があるが、この最長時間を推定値と併せて、外部システム3に提供するようにしてもよい。これにより、外部システム3は、例えば、この最長時間内に処理を完了させたり、最長時間に応じて段階的に内容を変化させるといった多様なサービスを構成するができる。
また、一般的な条件では他センサデータからの推定が難しい(推定精度が低くなってしまう)センサデータであっても、図2に示すような運転条件テーブル110によって、推定値の運転条件を限定することで、推定精度の高い推定値を提供することができる。
具体的に、図2の運転条件テーブル110に示す例であれば、以下のような効果を得ることができる。
2番目(No.2)であれば、空調機2の運転効率が良く、空調機2の運転が安定している条件(定常状態)において推定精度が高くなる推定式(回帰式)により推定値を提供することができる。
3番目(No.3)であれば、空調機2の運転開始時にセンサデータが精度の良い初期値となり、以降、時間経過と共に値がズレていく(一例として、ドリフトする)センサの場合でも、推定精度の高い推定値を提供することができる。
4番目(No.4)であれば、空調機2における特定の運転モードでのみ成立するセンサ間の関係性を用いて、より推定精度の高い推定値を提供することができる。
上記の実施形態1では、センサの故障時において、空調システム管理装置1が、故障したセンサの推定値を外部システム3に提供することについて説明したが、その際、空調システム管理装置1は、推定精度の高い推定値が算出される状態を維持できるように空調機2を制御してもよい。
以下、本発明の実施形態2に係るデータ提供システム100について、図面を参照して説明する。
図示するように、データ提供システム100は、空調システム管理装置4と、複数の空調機2と、外部システム3とを含んでいる。
なお、空調機2、及び、外部システム3は、上述した実施形態1に係るデータ提供システム100と同じ構成である。
なお、データ収集部10、データ提供部11、提供対象指定部12、及び、故障判定部13は、上述した実施形態1に係る空調システム管理装置1の構成と同じである。
例えば、空調機運転制御部41は、図6に示すような制御実行テーブル111を有している。この制御実行テーブル111は、一例として、4つ(No.1〜No.4)の運転条件、及び、空調制御内容を含んでいる。なお、制御実行テーブル111の運転条件は、上述した図2の運転条件テーブル110の運転条件と同じである。つまり、制御実行テーブル111は、運転条件テーブル110の運転条件に対して、空調機運転内容を割り当てたものとなっている。
そして、空調機運転制御部41は、故障判定部13によってセンサの故障が判定された際に、空調機2の運転状態が、制御実行テーブル111の運転条件の何れかに合致する場合に、合致した運転条件に対応する空調機制御内容に応じて、空調機2を制御する。制御実行テーブル111の空調機制御内容には、対応する運転条件を維持するために、空調機2に対して行うべき制御内容が規定されているため、空調機運転制御部41は、空調機制御内容に応じて空調機2を制御することで、推定精度の高い推定値が算出される状態を維持する。
空調システム管理装置4は、各空調機2からセンサデータを収集し(ステップS102)、提供対象のデータがあるか否かを判別する(ステップS103)。
空調システム管理装置4は、提供対象のデータがないと判別すると(ステップS103;No)、上述したステップS101に処理を戻す。
一方、センサの故障がなかったと判別した場合(ステップS106;No)に、空調システム管理装置4は、収集したセンサデータをそのまま外部システム3に提供する(ステップS108)。
すなわち、空調機運転制御部41は、図6の制御実行テーブル111を参照し、空調機2の運転状態に合致した運転条件に対応する空調機制御内容に応じて、空調機2を制御する。上述したように、制御実行テーブル111の空調機制御内容には、対応する運転条件を維持するために、空調機2に対して行うべき制御内容が規定されているため、空調機運転制御部41は、空調機制御内容に応じて空調機2を制御することで、推定精度の高い推定値が算出される状態を維持する。
具体的に、図6の制御実行テーブル111における1番目(No.1)であれば、運転させる空調機2を順番に切り換えるローテーション運転を、複数の空調機2に指示することで、全機サーモオフ(全ての室内機が同時に設定温度に達したと判断し、室外機の運転が停止する現象)しないようにさせ、推定精度の高い推定値を外部システム3に提供できる時間を長くすることができる。
なお、制御実行テーブル111における1番目の空調機制御内容は、他に、能力セーブ運転であってもよい。この場合も、全機サーモオフしないようにさせ、長時間、推定精度の高い推定値を外部システム3に提供することができる。
この他にも、夜中も定期的に運転して、負荷0%にならないようにする運転、運転停止操作を禁止する(集中管理)といった空調機制御内容であってもよい。
上記の実施形態1,2では、故障したセンサの推定値を外部システム3に提供する場合について説明したが、センサが故障していないときでも、推定値を外部システム3に提供してもよい。
以下、本発明の実施形態3に係るデータ提供システム100について、図面を参照して説明する。
図示するように、データ提供システム100は、空調システム管理装置5と、複数の空調機2と、外部システム3とを含んでいる。
なお、空調機2、及び、外部システム3は、上述した実施形態1に係るデータ提供システム100と同じ構成である。
なお、データ収集部10、及び、提供対象指定部12は、上述した実施形態1に係る空調システム管理装置1の構成と同じである。
そして、回帰分析を行う機能において、データ提供部51は、上述した空調システム管理装置1のデータ提供部11と同じである。
なお、データを提供する機能において、データ提供部51は、以下の点で、データ提供部11と異なっている。
データ提供部51は、回帰式を用いて算出された推定値を、実績値との誤差が予め定められた要件(一例として、単位時間当たりの平均誤差が一定比率以下)を満たす場合に、外部システム3に提供する。
空調システム管理装置5は、各空調機2からセンサデータを収集し(ステップS102)、提供対象のデータがあるか否かを判別する(ステップS103)。
空調システム管理装置5は、提供対象のデータがないと判別すると(ステップS103;No)、上述したステップS101に処理を戻す。
すなわち、データ提供部51は、ステップS104の回帰分析処理によって導出された回帰式うち、空調機2における現在の運転状態に合致した回帰式を用いて推定値を算出する。なお、提供対象のデータが複数あれば、データ提供部11は、各回帰式を用いて推定値をそれぞれ算出する。
すなわち、データ提供部51は、推定値と実績値との誤差が予め定められた要件(一例として、単位時間当たりの平均誤差が一定比率以下)を満たしているかどうかを判別する。
すなわち、データ提供部51は、上述したステップS111にて算出された推定値を外部システム3に提供する。
上記の実施形態1〜3では、空調システム管理装置1,4,5(データ提供部11,51)において、回帰分析処理、推定処理等を行う場合について説明したが、処理負荷を軽減させたり、推定値の推定精度をより向上させるために、別の装置でこのような回帰分析処理、推定処理等を行わせるようにしてもよい。
以下、本発明の他の実施形態に係るデータ提供システム100について、図面を参照して説明する。
図示するように、データ提供システム100は、空調システム管理装置6と、クラウドサーバ7と、複数の空調機2と、外部システム3とを含んでいる。空調システム管理装置6と、クラウドサーバ7とは、インターネットNを介して通信可能に接続されている。
なお、空調機2、及び、外部システム3は、上述した実施形態1に係るデータ提供システム100と同じ構成である。
なお、データ収集部10、データ提供部11、提供対象指定部12、及び、故障判定部13は、上述した実施形態1に係る空調システム管理装置1の構成と同じである。
また、上述した実施形態2に係るデータ提供システム100における空調システム管理装置4のように、空調システム管理装置6が空調機運転制御部41を更に備えるようにしてもよい。更に、上述した実施形態3に係るデータ提供システム100における空調システム管理装置5のように、空調システム管理装置6から故障判定部13を取り除いてもよい。
また、センサの故障が判定されなかった場合に、データ提供部63は、データ収集部10によって収集されたセンサデータのうち、提供対象のデータを、外部システム3に提供する。
また、通信部71は、回帰分析部72が導出した回帰式を、インターネットNを介して、空調システム管理装置6に送信する。なお、推定値の算出までも回帰分析部72が行う場合に、通信部71は、回帰分析部72が算出した推定値を、インターネットNを介して、空調システム管理装置6に送信する。
なお、回帰分析部72は、導出した回帰式を用いて、推定値の算出まで行うようにしてもよい。
特に、収集したセンサデータをクラウドサーバ7に送信し、クラウドサーバ7にて回帰分析を行わせることで、回帰分析に用いるモデルを計算負荷が高い高度なモデルにしたり、分析に使用するセンサデータの蓄積量を多くすることができるため、推定値の推定精度をより向上させることができる。
Claims (8)
- 複数のセンサによってそれぞれ計測されたデータを、空調システムから収集するデータ収集手段と、
前記データ収集手段により収集された収集データの何れかを提供対象データに指定する指定手段と、
前記収集データのうち前記提供対象データを除いたデータから算出した推定値であって、前記空調システムの運転条件に応じて導出される推定式を用いて算出した推定値を、外部に提供するデータ提供手段と、
を備える空調システム管理装置。 - 前記複数のセンサのうち、前記提供対象データを計測する対象センサの故障を判定する故障判定手段を更に備え、
前記データ提供手段は、前記故障判定手段によって前記対象センサの故障が判定された場合に、前記推定値を外部に提供する、
請求項1に記載の空調システム管理装置。 - 前記データ提供手段は、前記対象センサが正常な状態において、前記推定値と前記対象センサが計測した実績値との単位時間当たりの平均誤差が、一定比率以下である場合に、前記推定値を外部に提供する、
請求項2に記載の空調システム管理装置。 - 前記運転条件には、運転パラメータが規定されており、当該運転パラメータは、前記提供対象データを計測する対象センサが正常な状態において、前記推定値と前記対象センサが計測した実績値との誤差が、予め規定された誤差範囲に収まるように決定されている、
請求項1から3の何れか1項に記載の空調システム管理装置。 - 前記推定値の算出に用いた前記推定式が導出された際の前記運転条件が維持されるように、前記空調システムを制御する空調制御手段を更に備える、
請求項1から4の何れか1項に記載の空調システム管理装置。 - クラウドサーバと、空調システムと、空調システム管理装置とを含んだデータ提供システムであって、
前記クラウドサーバは、
前記空調システム管理装置から送られたデータから、前記空調システムの運転条件に応じて抽出したデータを回帰分析して、回帰式を導出する回帰分析手段を備え、
前記空調システム管理装置は、
複数のセンサによってそれぞれ計測されたデータを、空調システムから収集するデータ収集手段と、
前記データ収集手段により収集された収集データを前記クラウドサーバに送信する送信手段と、
前記収集データの何れかを提供対象データに指定する指定手段と、
前記クラウドサーバから前記回帰式を受信する受信手段と、
前記収集データのうち前記提供対象データを除いたデータから算出した推定値であって、前記回帰式を用いて算出した推定値を、外部に提供するデータ提供手段と、を備える、
データ提供システム。 - 複数のセンサによってそれぞれ計測されたデータを、空調システムから収集するデータ収集ステップと、
前記データ収集ステップにて収集された収集データの何れかを提供対象データに指定する指定ステップと、
前記収集データのうち前記提供対象データを除いたデータから算出した推定値であって、前記空調システムの運転条件に応じて導出される推定式を用いて算出した推定値を、外部に提供するデータ提供ステップと、
を備えるデータ提供方法。 - コンピュータを、
複数のセンサによってそれぞれ計測されたデータを、空調システムから収集するデータ収集部、
前記データ収集部によって収集された収集データの何れかを提供対象データに指定する指定部、
前記収集データのうち前記提供対象データを除いたデータから算出した推定値であって、前記空調システムの運転条件に応じて導出される推定式を用いて算出した推定値を、外部に提供するデータ提供部、
として機能させるプログラム。
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