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JP2020082938A - 乗物用内装材 - Google Patents

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JP2020082938A
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light
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infrared
face
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JP2018218013A
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弘典 松原
Hironori Matsubara
弘典 松原
陽平 内藤
Yohei Naito
陽平 内藤
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Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
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Abstract

【課題】内装材本体部の乗物室外側に配された電子機器を赤外線リモコンによって乗物室内側から確実に操作する。【解決手段】板状をなすトリム本体部21と、赤外線を受光する赤外線受光部61Bを備えると共にトリム本体部21の車室外側に配されるプロジェクタ61と、トリム本体部21に設けられ、トリム本体部21の車室外側とトリム本体部21の車室内側との間で光を透過する貫通孔31Aと、トリム本体部21の車室外側に配された長手状の光ファイバー23であって、貫通孔31Aと対向配置される長手方向における一方の端面23Aと、赤外線受光部61Bと対向配置される長手方向における他方の端面23Bと、を有し、一方の端面23Aから入射した赤外線を内部で導光し、他方の端面23Bから赤外線受光部61Bに向けて出射する光ファイバー23と、を備えることに特徴を有する。【選択図】図1

Description

本明細書で開示される技術は、乗物用内装材に関する。
従来、乗物用内装材として、電子機器を備えるものが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、電子機器としてテレビモニタを備える乗物用内装材が記載されている。
特許第3431678号公報
ところで、上記電子機器を乗物室内側から赤外線リモコンによって操作するためには、電子機器に赤外線を受光するための赤外線受光部を設けることが考えられる。しかしながら、電子機器の設置箇所によっては、赤外線リモコンからの赤外線が乗物用内装材によって遮られ、赤外線受光部に到達しない事態が懸念される。
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、内装材本体部の乗物室外側に配された電子機器を赤外線リモコンによって乗物室内側から確実に操作することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される乗物用内装材は、板状をなす内装材本体部と、赤外線を受光する赤外線受光部を備えると共に前記内装材本体部の乗物室外側に配される電子機器と、前記内装材本体部に設けられ、前記内装材本体部の乗物室外側と前記内装材本体部の乗物室内側との間で光を透過する光透過部と、前記内装材本体部の乗物室外側に配された長手状の導光部材であって、前記光透過部と対向配置される長手方向における一端部と、前記赤外線受光部と対向配置される長手方向における他端部と、を有し、前記一端部から入射した赤外線を内部で導光し、前記他端部から前記赤外線受光部に向けて出射する導光部材と、を備えることに特徴を有する。
乗員が赤外線リモコンから光透過部に向けて赤外線を出射した場合、赤外線リモコンから出射された赤外線は、光透過部を経て、導光部材の一端部から導光部材内部に入射し、導光部材内部で導光された後、他端部から赤外線受光部に向けて出射される。これにより、内装材本体部の乗物室外側に配された電子機器を赤外線リモコンによって乗物室内側から確実に操作することが可能となる。
また、前記内装材本体部に取り付けられたスピーカーグリルを備え、前記光透過部は、前記スピーカーグリルが有する貫通孔であるものとすることができる。スピーカーグリルが有する貫通孔を光透過部とすれば、専用の光透過部を設ける必要がなく好適である。
また、前記内装材本体部の乗物室外側に配された光源を備え、前記光透過部は、前記光源の光出射面と対向配置される透明部材であるものとすることができる。光源から出射された光を透明部材を介して乗物室内に出射させることができる。このような透明部材を光透過部とすれば、専用の光透過部を設ける必要がなく好適である。
本発明によれば、内装材本体部の乗物室外側に配された電子機器を赤外線リモコンによって乗物室内側から確実に操作することができる。
本発明の一実施形態に係るドアトリムを示す正面図 表示装置を示す図(図1のII−II線で切断した図に対応) ドアトリムにおいてスピーカーグリル付近を示す断面図(図1のIII−III線で切断した図に対応) ドアトリムにおいてカーテシランプ付近を示す断面図(図1のIV−IV線で切断した図に対応) プロジェクタ及び光ファイバーを示す図
本発明の一実施形態を図1から図5によって説明する。本実施形態では、乗物用内装材として、車両のドアを構成するドアトリム20を例示する。なお、各図に示した、矢印FRで示す方向は車両前方(車両進行方向)であり、矢印RRで示す方向は車両後方である。また、矢印INで示す方向は車室内側であり、矢印OUTで示す方向は車室外側である。また、矢印UPで示す方向は車両上方であり、矢印DWで示す方向は車両下方である。
ドアトリム20は、板状をなすトリム本体部21(内装材本体部)と、スピーカーグリル30と、カーテシランプ40と、イルミネーションランプ50と、表示装置60と、可撓性を有する光ファイバー23,24,25と、を備える。トリム本体部21は、例えば、植物繊維(例えば、ケナフ繊維)と合成樹脂とを混合した混合材等によって構成されており、遮光性を有している。なお、トリム本体部21の材質は、上記したものに限定されず適宜変更可能である。
表示装置60は、リアプロジェクションタイプの表示装置であり、図2に示すように、プロジェクタ61と、反射ミラー62と、ハウジング63と、透過型スクリーン64と、を備える。プロジェクタ61は、図2に示すように、トリム本体部21の車室外側(乗物室外側)に配されている。プロジェクタ61は、図示しない車載カメラで撮影した映像データや、予め記憶された映像データに基づいて映像光を生成し、その映像光を反射ミラー62に向けて投射することが可能となっている。プロジェクタ61としては、液晶プロジェクタや、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用したプロジェクタ等を例示することができる。
反射ミラー62は、トリム本体部21の車室外側に配されており、プロジェクタ61の光出射部61Aから出射された映像光(図2の矢線L1参照)を透過型スクリーン64に向けて反射する構成となっている。反射ミラー62は、ハウジング63内に収容されており、ハウジング63は、例えば、トリム本体部21に対して取り付けられている。透過型スクリーン64は、トリム本体部21の上部且つ車両前端部に設けられた開口22を覆う形で配され、車室外側から投射された映像光を車室内側に透過することで映像を表示する構成となっている。透過型スクリーン64は、例えば、透光性を有する樹脂基板に光拡散層や着色層等の各種機能層を積層するようにして形成されている。
プロジェクタ61(電子機器)は、図2に示すように、赤外線を受光する赤外線受光部61Bを備える。なお、赤外線受光部61Bは、例えば、赤外線フォトダイオード等の受光素子(図示せず)を備え、このような受光素子は、例えば、プロジェクタ61が備える制御基板(図示せず)に実装されている。このため、乗員は、図示しない赤外線リモコンを用いてプロジェクタ61を操作することが可能となっている。
しかしながら、赤外線受光部61Bは、トリム本体部21の車室外側に配されているため、車室内側にある赤外線リモコンから出射された赤外線は、トリム本体部21によって遮光されてしまう。そこで、本実施形態では、トリム本体部21に設けられた各機器(スピーカーグリル30、カーテシランプ40、イルミネーションランプ50)と、光ファイバー23,24,25とを用いて、赤外線リモコンから出射された赤外線を赤外線受光部61Bまで導光する構成となっている。
スピーカーグリル30は、図1に示すように、トリム本体部21の下部且つ車両前端部に設けられ、例えば円形状をなしている。スピーカーグリル30は、図3に示すように、車載用スピーカー26を車室内側から覆う形でトリム本体部21に取り付けられている。スピーカーグリル30は、複数の微細な貫通孔31を有している。各貫通孔31は、スピーカーグリル30をその板厚方向について貫通する形で形成されている。
光ファイバー23は、トリム本体部21の車室外側に配された長手状の導光部材であり、長手方向における一方の端面23A(一端部)から入射した赤外線を内部で導光し、他方の端面23B(他端部、図5参照)から赤外線受光部61Bに向けて出射することが可能となっている。図3に示すように、一方の端面23Aは、複数の貫通孔31のうち、スピーカーグリル30の上端部に配された貫通孔31(以下貫通孔31Aと呼ぶ)と対向配置されている。赤外線リモコンから出射された赤外線は、貫通孔31Aを通じて、一方の端面23Aに入射する。つまり、貫通孔31Aは、トリム本体部21に設けられ、トリム本体部21の車室外側と車室内側(乗物室内側)との間で光を透過する光透過部の一例である。また、図3に示すように、スピーカーグリル30が備える板状部材32には、挿通孔33Aを有する保持部材33が取り付けられており、光ファイバー23の一端部は、挿通孔33Aに挿通されることで保持されている。また、図5に示すように、光ファイバー23の長手方向における他方の端面23Bは、赤外線受光部61Bと対向配置されている。なお、保持部材33は、例えば弾力性を有する樹脂部材(例えばEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)やEPM(エチレンプロピレンゴム)等)とされるが、材質はこれに限定されない。
カーテシランプ40(照明装置)は、トリム本体部21において下部且つ車両後方寄りの箇所に設けられており、図4に示すように、LED等の光源41と、光源41が取り付けられるハウジング42と、を備える。ハウジング42は透明部材によって構成されており、その一部は、トリム本体部21に形成された開口27を覆うカバー部43(ランプカバー)とされる。つまり、カバー部43は透光性を有する。光源41は、トリム本体部21の車室外側に配されており、カバー部43は、光源41の光出射面41Aと対向配置されている。
光ファイバー24は、トリム本体部21の車室外側に配された長手状の導光部材であり、長手方向における一方の端面24A(一端部)から入射した赤外線を内部で導光し、他方の端面24B(他端部、図5参照)から赤外線受光部61Bに向けて出射することが可能となっている。図4に示すように、一方の端面24Aは、カバー部43と対向配置されている。赤外線リモコンから出射された赤外線は、透光性を有するカバー部43を通じて、一方の端面24Aに入射する。つまり、カバー部43は、トリム本体部21に設けられ、トリム本体部21の車室外側と車室内側との間で光を透過する光透過部の一例である。光ファイバー24の一端部は、例えば、テープ45によってハウジング42に対して固定されている。また、図5に示すように、光ファイバー24の長手方向における他方の端面24Bは、赤外線受光部61Bと対向配置されている。
光ファイバー25は、図1の破線で示すように、トリム本体部21の車室外側に配された長手状の導光部材であり、長手方向における一方の端面(一端部、図示せず)から入射した赤外線を内部で導光し、他方の端面25B(他端部、図5参照)から赤外線受光部61Bに向けて出射することが可能となっている。光ファイバー25の一方の端面は、イルミネーションランプ50(照明装置)において透光性を有するカバー部51と対向配置されており、光ファイバー25の長手方向における他方の端面25Bは、図5に示すように、赤外線受光部61Bと対向配置されている。なお、イルミネーションランプ50は、トリム本体部21の車室外側に配された光源(図示せず)と、カバー部51とを備え、光源からの出射光は、カバー部51を通じて、車室内側に出射される構成となっている。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、乗員が赤外線リモコンから光透過部(貫通孔31A、カバー部43、カバー部51のいずれか)に向けて赤外線を出射した場合、赤外線リモコンから出射された赤外線は、光透過部を経て、光ファイバーの一方の端面から光ファイバー内部に入射し、光ファイバー内部で導光された後、他方の端面から赤外線受光部61Bに向けて出射される。これにより、トリム本体部21の乗物室外側に配されたプロジェクタ61を赤外線リモコンによって車室内側から確実に操作することが可能となる。なお、本実施形態では、複数の光透過部(貫通孔31A、カバー部43、カバー部51)を備えており、いずれかの光透過部に赤外線が届くことで、プロジェクタ61を操作することができる。このため、より一層確実に赤外線リモコンによってプロジェクタ61を確実に操作することが可能となる。なお、ドアトリム20が複数の光透過部(貫通孔31A、カバー部43、カバー部51)のうちいずれか1つ(又は2つ)のみを備えていてもよい。
また、トリム本体部21に取り付けられたスピーカーグリル30を備え、光透過部は、スピーカーグリル30が有する貫通孔31Aである。スピーカーグリル30が有する貫通孔31Aを光透過部とすれば、専用の光透過部を設ける必要がなく、好適である。つまり、貫通孔31Aを光透過部とすれば、赤外線を透過させるためにトリム本体部21に他の貫通孔を形成する必要がない。
また、トリム本体部21の車室外側に配された光源41を備え、光透過部は、光源41の光出射面41Aと対向配置されるカバー部43である。光源41から出射された光をカバー部43を介して車室内に出射させることができる。このようなカバー部43を光透過部とすれば、専用の光透過部を設ける必要がなく好適である。なお、カバー部43に、車室内側からの赤外線を集光して光ファイバー24の端面24Aに向かわせる集光レンズの機能を付与してもよい。このようにすれば、より広い範囲からの赤外線を端面24Aに入射させることができる。
仮に、赤外線受光部61Bとプロジェクタ61の制御基板とを配線で電気的に接続し、赤外線受光部61Bを光透過部(例えば貫通孔31A)と対向配置すれば、赤外線リモコンによってプロジェクタ61を操作することは可能である。しかしながら、このような構成では、赤外線受光部61Bをプロジェクタ61の制御基板から取り外す必要が生じる。つまり、プロジェクタ61の構成を変更する必要が生じる。これに対して本実施形態では、光ファイバーを用いて赤外線受光部61Bまで赤外線を導光する構成であるため、プロジェクタ61の構成を変更する必要がなく、好適である。また、光ファイバーは、光透過部を通じて車室内側から視認され難く、この点においても好適である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、乗物用内装材としてドアトリムを例示したが、これに限定されない。例えば、乗物用内装材として、ルーフトリム等を挙げることができる。また、光透過部は、上記実施形態で例示したものに限定されず、例えば、ルームランプが備える透光性のランプカバー等を挙げることができる。
(2)上記実施形態では、電子機器としてプロジェクタを例示したが、これに限定されない。電子機器は、赤外線受光部を備えることで赤外線によって操作することが可能なものであればよく、乗物用内装材に設けられた車載用のモニタ等を例示することができる。
(3)上記実施形態では、乗物用内装材として車両用内装材を例示したが、これに限定されない。乗物用内装材は、車両以外の乗物(例えば航空機や船舶等)に用いられる内装材であってもよい。
(4)上記実施形態では、導光部材として光ファイバーを例示したが、これに限定されず、光ファイバー以外の導光部材を用いてもよい。
20…ドアトリム(乗物用内装材)、21…トリム本体部(内装材本体部)、23,24,25…光ファイバー(導光部材)、23A,24A…一方の端面(導光部材の長手方向における一端部)、23B,24B,25B…他方の端面(導光部材の長手方向における他端部)、31A…貫通孔(光透過部)、30…スピーカーグリル、41…光源、41A…光源の光出射面、43,51…カバー部(透明部材、光透過部)、61…プロジェクタ(電子機器)、61B…赤外線受光部

Claims (3)

  1. 板状をなす内装材本体部と、
    赤外線を受光する赤外線受光部を備えると共に前記内装材本体部の乗物室外側に配される電子機器と、
    前記内装材本体部に設けられ、前記内装材本体部の乗物室外側と前記内装材本体部の乗物室内側との間で光を透過する光透過部と、
    前記内装材本体部の乗物室外側に配された長手状の導光部材であって、前記光透過部と対向配置される長手方向における一端部と、前記赤外線受光部と対向配置される長手方向における他端部と、を有し、前記一端部から入射した赤外線を内部で導光し、前記他端部から前記赤外線受光部に向けて出射する導光部材と、を備える乗物用内装材。
  2. 前記内装材本体部に取り付けられたスピーカーグリルを備え、
    前記光透過部は、前記スピーカーグリルが有する貫通孔である請求項1に記載の乗物用内装材。
  3. 前記内装材本体部の乗物室外側に配された光源を備え、
    前記光透過部は、前記光源の光出射面と対向配置される透明部材である請求項1に記載の乗物用内装材。
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