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JP2019156566A - 塵芥収集車の塵芥集計システム - Google Patents

塵芥収集車の塵芥集計システム Download PDF

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Abstract

【課題】塵芥投入箱に投入される塵芥の種類および個数を容易かつ速やかに集計することが可能な塵芥収集車の塵芥集計システムを提供する。【解決手段】塵芥投入口4の近傍をカメラ7によって撮影し、その画像のデータに基づいて、塵芥投入箱3に投入された塵芥Gの種類および個数を集計する塵芥収集車100の塵芥集計システムにおいて、カメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した特徴を、予めメモリMに記憶された塵芥特徴データと照合して、物体像が塵芥Gを表すものか否か判定する。塵芥Gを表すと判定された物体像が、塵芥投入箱3に投入されたか否か判定し、塵芥投入箱3に投入されたと判定された物体像の個数を、塵芥Gの種類ごとにカウントする。そして、カウントされた物体像の個数を、塵芥Gの種類ごとに塵芥収集データDとして蓄積する。【選択図】図5

Description

本発明は、塵芥収集車の塵芥集計システムに関する。
従来より、塵芥収集車においては、車台の後部に設けられた塵芥投入箱内に塵芥積込装置が装備されており、塵芥投入箱内に塵芥投入口から投入される塵芥を、回転板や積込板などによって掻き込んで、塵芥収容箱への積み込みを行うようになっている。また、塵芥投入口に塵芥を投入する作業者などが、不注意によって塵芥積込装置に巻き込まれることを防止するために、塵芥投入口の近傍の人物を監視する監視システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の監視システムでは、塵芥投入箱の後方上部に撮像手段としてのカメラを配設して、塵芥投入口の近傍の所定エリアを撮影するようにしている。そして、塵芥積込装置の作動中にカメラによって撮影した画像のデータを画像処理装置に送信し、この画像において予め設定されている侵入禁止エリア内に人物が侵入したと判定すれば、塵芥積込装置の作動を停止させるようにしている。
特許第4283568号公報
ところで、従来では、ロードセル等を用いて、塵芥投入箱に塵芥を投入する際に塵芥の重量を計測し、塵芥投入箱に投入された塵芥の重量を集計することが行われている。しかし、ロードセル等によって計測された塵芥の種類の入力作業は作業者が手作業で行わなければならなかった。このため、塵芥収集作業の工数が増え、速やかな塵芥収集作業が困難になっていた。
本発明は、上述したような実情を考慮してなされたものであって、塵芥投入箱に投入される塵芥の種類および個数を容易かつ速やかに集計することが可能な塵芥収集車の塵芥集計システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、塵芥投入箱の内部に配設された塵芥積込装置を備え、前記塵芥投入箱の背面に開口する塵芥投入口の近傍をカメラによって撮影し、その画像のデータに基づいて、前記塵芥投入箱に投入された塵芥の種類および個数を集計する塵芥収集車の塵芥集計システムであって、前記カメラによって撮影された画像における物体像から抽出した特徴を、予め記憶部に記憶された塵芥特徴データと照合して、物体像が塵芥を表すものか否か判定する塵芥照合部と、前記塵芥照合部によって塵芥を表すと判定された物体像が、前記塵芥投入箱に投入されたか否か判定する塵芥投入判定部と、前記塵芥投入判定部によって前記塵芥投入箱に投入されたと判定された物体像の個数を、塵芥の種類ごとにカウントする塵芥カウント部と、前記塵芥カウント部によってカウントされた物体像の個数を、塵芥の種類ごとに塵芥収集データとして蓄積する塵芥データ蓄積部と、を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、カメラによって撮影された画像に基づいて、塵芥の種類ごとの投入個数を少なくとも含む塵芥収集データが自動的に作成されるので、作業者が手作業で入力作業を行っていた従来の構成に比べて、塵芥投入箱に投入される塵芥の種類および個数を容易かつ速やかに集計することができる。これにより、従来の構成に比べて、塵芥収集作業の工数を低減することができ、速やかな塵芥収集作業を実現することができる。
本発明において、前記塵芥特徴データには、指定ごみ袋の色情報が少なくとも含まれることが好ましい。この構成によれば、カメラによって撮影された画像における物体像から抽出した色に基づいて、物体像が塵芥(指定ごみ袋)を表すものであるか否かを容易に識別することができる。
本発明において、前記塵芥の種類は、物体像の大きさに基づいて複数に分類されることが好ましい。この構成によれば、カメラによって撮影された画像における物体像の大きさに基づいて、塵芥の種類が複数に分類されるので、塵芥の種類ごとに塵芥の重量を設定しておくことによって、塵芥収集車によって収集された塵芥の種類および個数から、塵芥収集車によって収集された塵芥の重量を容易に算出することができる。
本発明において、前記塵芥収集データとして、さらに、塵芥収集作業を行った場所の位置情報が含まれることが好ましい。この構成によれば、塵芥収集データに基づいて、塵芥収集作業を行った場所ごとに、塵芥収集車によって収集された塵芥の種類および個数を容易に認識することができる。
本発明において、前記塵芥データ蓄積部に蓄積された前記塵芥収集データを外部の管理サーバへ出力可能な塵芥データ出力部が備えられていることが好ましい。この構成によれば、外部の管理サーバにおいて、塵芥収集車によって収集された塵芥の種類および個数を容易に管理することができ、また、塵芥の種類および個数に基づいて、塵芥収集車によって収集された塵芥の重量を容易に管理することができる。
本発明に係る塵芥収集車の塵芥集計システムによれば、カメラによって撮影された画像に基づいて、塵芥の種類ごとの投入個数を少なくとも含む塵芥収集データが自動的に作成されるので、作業者が手動で入力作業を行っていた従来の構成に比べて、塵芥投入箱に投入される塵芥の種類および個数を容易かつ速やかに集計することができる。これにより、従来の構成に比べて、塵芥収集作業の工数を低減することができ、速やかな塵芥収集作業を実現することができる。
本発明の実施形態に係る塵芥収集車を示す側面図である。 塵芥収集車に装備された塵芥積込装置の作動の説明図である。 塵芥収集車の塵芥積込装置の油圧回路図である。 塵芥収集車の制御装置とその入出力状態を示す概略図である。 塵芥収集車の塵芥集計システムの概略構成を示す説明図である。 ごみ袋を塵芥投入口に積み込む作業者を斜め後方から示す説明図である。 カメラによって撮影された画像の一例を示す説明図である。 塵芥収集データの集計処理のルーチンの一例を示すフローチャートである。 塵芥識別処理の一例を示すフローチャートである。 塵芥収集データの一例を示す図である。
本発明を回転式の塵芥収集車に適用した実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、便宜上、塵芥収集車の前後左右を単に「前後左右」と言うこともある。
図1には、本発明の塵芥収集車の塵芥集計システムに適用される塵芥収集車100を示している。塵芥収集車100では、車台1上に塵芥収容箱2と塵芥投入箱3とが設けられており、塵芥収容箱2の後方の開口部と塵芥投入箱3の前面の開口部とが連通されている。また、塵芥投入箱3は、その上部に設けられた左右方向の枢軸3aによって塵芥収容箱2に対して軸支されており、図示しない左右一対の傾動シリンダによって傾動されるようになっている。
また、塵芥投入箱3の背面における下寄りの部位には、塵芥G(図6、図7参照)を投入するための略矩形状の塵芥投入口4が開口され、昇降可能なテールゲート5によって、塵芥投入口4が開閉されるようになっている。塵芥投入口4の左側方には、塵芥積込装置の作動などの操作のためのスイッチボックス6が設けられている。また、塵芥投入口4の上方には、塵芥投入口4の近傍のエリアを撮影するようにカメラ7が配設されている。さらに、塵芥投入口4の上方には塵芥投入口4の近傍のエリアを照らすように作業灯8が配設されている。
図2に示すように、塵芥投入箱3の内部には、投入された塵芥Gを塵芥収容箱2に積み込む塵芥積込装置が装備されている。本実施形態の塵芥積込装置は、回転板(積込部材)10の回転によって塵芥Gを掻き上げるとともに、押込板20によって塵芥収容箱2内へと押し込む、いわゆる回転式の塵芥積込装置として構成されている。具体的には、塵芥投入箱3内の下部においてその幅方向に延びるように回転軸11が架設され、これに回転板10の基端側が固定されている。
図示の例では、回転軸11の端部に減速機構12を介して正逆回転可能な油圧モータ13が連結されている。この油圧モータ13の回転が減速機構12によりトルクアップされて回転軸11に伝達され、この回転軸11と一体に回転板10が回転されることで、その先端部は、断面略半円弧状に形成された塵芥投入箱3の底壁に沿って前後方向に移動するようになる。
一方、押込板20は、回転板10の上方において塵芥投入箱3の幅方向全体に亘って設けられ、その上部に設けられた左右方向の揺動軸21の周りに前後方向に揺動自在に支持されている。また、押込板20には、揺動軸21よりも上方に延びる延設部22が設けられ、この延設部22とその前方の支持ピン23との間に押込シリンダ24が架設されており、その伸縮作動によって押込板20を前後方向に揺動させるようになっている。
具体的には、図2に実線で示すように、押込板20が塵芥収容箱2の側に最も揺動した位置(前進限界位置)にあるときは、この押込板20に干渉することなく回転板10が上方に回動するようになり、これに遅れて押込板20が塵芥投入口4側へ揺動する。そして、押込板20が塵芥投入口4側に最も揺動し、図2に仮想線で示す後退限界位置に達した後も、回転板10の回動は継続される。
このようにして回転する回転板10は、塵芥Gを塵芥収容箱2側に掻き込んで、図2に実線で示すように、前方の塵芥収容箱2側に延びる設定停止位置に一旦、停止する。そうすると、今度は押込板20が塵芥収容箱2側に揺動して、回転板10上の塵芥Gを塵芥収容箱2に押し込んでいく。そして、押込板20が再び前進限界位置に達すると、再び回転板10が上方へ回動するようになる。
このように互いに同期して回転板10の回転および押込板20の揺動が繰り返されることによって、塵芥投入箱3に投入された塵芥Gが連続的に塵芥収容箱2に積み込まれる塵芥積込作動が行われる。このように回転板10および押込板20を作動させるための油圧回路および電子制御装置(制御系)の構成については後述する。
塵芥投入箱3の内部には、回転板10および押込板20の位置を検出するためのスイッチLS1〜LS4が設けられている。具体的には、図2に示すように、押込板20が前進限界位置または後退限界位置にあるときにそれぞれオンになるスイッチLS1,LS2と、回転板10が設定停止位置にあるときにオンになるスイッチLS3と、その設定停止位置から回転板10が正の向き(図1の時計回り)に所定角度回転したときにオンになり、さらに所定角度回転したときにオフになるスイッチLS4とが設けられている。
なお、スイッチLS1,LS2は、押込板20の揺動軸21の端部に設けられた図示しないドグを検出するようになっており、スイッチLS3〜LS4は、回転板10の回転軸11の端部に設けられた図示しないドグを検出するようになっている。また、これらのスイッチLS1〜LS4としては、例えばリミットスイッチ、光電スイッチ、近接スイッチなどを用いることができる。また、スイッチLS4は、図2にハッチングで示すように、回転板10が塵芥投入口4の前縁部4aの真下から、その後方へ回転しつつ下降して塵芥投入口4の後縁部4bに最も近接するまでの角度範囲Zを検出するもので、回転板10が塵芥投入口4の近傍にて作動していることを検出するためのセンサである。
さらに、図1、図2に示すように、塵芥投入口4の近傍には、塵芥積込装置の作動を停止させるための緊急停止ボタン60,61や、緊急停止プレート62などが配設されている。図1に示すように、塵芥投入口4の左側のスイッチボックス6に緊急停止ボタン60が配設され、また、図2に破線で示すように、塵芥投入口4の右側に緊急停止ボタン61が配設されている。緊急停止プレート62は、塵芥投入口4の下方においてスイッチSW3をオンオフするように配設されている。
−塵芥積込装置の制御系−
次に、図3、図4を参照して、塵芥積込装置を作動させるための制御系について説明する。この制御系は、塵芥積込装置の油圧モータ13や、押込シリンダ24などに供給する油圧を制御する油圧回路と、この油圧回路に設けられた電磁制御弁V1,V2に制御信号を出力する制御装置PLC(プログラマブル ロジック コントローラ)とを備えている。
まず、図3を参照して油圧回路について説明する。この油圧回路は、油圧ポンプPと、オイルリザーバTと、押込シリンダ24を制御するための電磁制御弁V1と、油圧モータ13を制御するための電磁制御弁V2とを備えている。なお、油圧ポンプPには、図示しないエンジンの駆動力がPTO(パワー テイク オフ)を介して伝達されるようになっている。
一例として、電磁制御弁V1,V2は、いずれも6ポート3位置の電磁式の方向切替弁からなる。電磁制御弁V1は、制御装置PLCによりソレノイドSOLaが励磁されると第1連通位置(図3の上位置)に切り替わって、油圧ポンプPからの作動油を一対の押込シリンダ24のロッド側油室に供給する。一方、電磁制御弁V1は、制御装置PLCによりソレノイドSOLbが励磁されると第2連通位置(図3の下位置)に切り替わって、作動油をヘッド側油室に供給する。
そして、電磁制御弁V1から作動油がヘッド側油室に供給されると、一対の押込シリンダ24が伸長作動して押込板20を前方に揺動させる。一方、作動油がロッド側油室に供給されると、一対の押込シリンダ24は収縮作動して、押込板20を後方に揺動させる。また、いずれのソレノイドSOLa,SOLbも励磁されていないときに、電磁制御弁V1は中立位置(図3の中央位置)に復帰するようになる。
電磁制御弁V2は、ソレノイドSOLcが励磁されると第1連通位置(図3の下位置)に切り替わって、作動油を油圧モータ13の正転側油室に供給し、当該油圧モータ13を正転作動させるほか、押込シリンダ24も伸縮作動させることができる。一方、ソレノイドSOLdが励磁されると電磁制御弁V2は第2連通位置(図3の上位置)に切り替わって、作動油を油圧モータ13の逆転側油室に供給し、当該油圧モータ13を逆転作動させる。
また、いずれのソレノイドSOLc,SOLdも励磁されていないときに、電磁制御弁V2は中立位置(図3の中央位置)に復帰するようになる。電磁制御弁V1,V2の両方が中立位置にあるとき、作動油はオイルリザーバTへ還流するようになる。なお、図示の油圧回路において、符号V3はチェック弁であり、また、符号V4は、油圧ポンプPの吐出圧の上限を設定するためのリリーフ弁である。
次に、図4を参照して制御装置PLCなどの信号の入出力状態について説明する。まず、制御装置PLCへの電力供給は図4の左上(図4のモニタ93の下方)に示すバッテリBTによって行われる。このバッテリBTの正極から図4の右側に延びてグランドラインK1に至る通電ラインK2には、塵芥収集車100のキースイッチSWK、PTOスイッチSWP、リレーコイルCR1などが介設されている。
また、キースイッチSWKおよびバッテリBTの中間において通電ラインK2から分岐するように、通電ラインK3の上流端が接続されており、その上流側(バッテリBTに近い側)にはリレーコイルCR1の接点cr1が介設されている。この通電ラインK3には電源ランプLが介設されており、リレーコイルCR1がオンになって接点cr1が閉じられると、通電ラインK3に通電することによって電源ランプLが点灯する。
また、リレーコイルCR1の接点cr1および電源ランプLの中間において通電ラインK3から分岐するように、通電ラインK4の上流端が接続されており、これにより制御装置PLCの信号用電力供給部(図示せず)に電力が供給されるようになっている。つまり、接点cr1が閉じられると、通電ラインK3,K4を介して制御装置PLCに電力が供給される。
さらに、通電ラインK4から分岐する通電ラインK5によって、塵芥積込装置の塵芥積込作動中には必ず制御装置PLCに通電されるようになっている。つまり、通電ラインK5は、いわゆる積込継続信号を入力するラインであり、ここには、上述した緊急停止ボタン60,61および緊急停止プレート62の操作に対応して開閉されるスイッチSW1〜SW3などが介設されている。これらのスイッチSW1〜SW3によって通電(つまり、積込継続信号の入力)が遮断されると、制御装置PLCの作動が停止される。これにより、電磁制御弁V1,V2のソレノイドSOLa〜SOLdを励磁させるための制御装置PLCからの制御信号の出力が全て途絶えて、電磁制御弁V1,V2が中立位置に復帰するようになり、塵芥積込装置の作動が停止されるようになっている。
また、通電ラインK4にはその途中から分岐する複数の分岐ラインが接続されており、これらの分岐ラインのそれぞれに、上述したスイッチLS1〜LS4が介設されている。スイッチLS1〜LS4からの信号は制御装置PLCに入力されるようになっており、これらの信号に基づいて塵芥積込装置の回転板10および押込板20の位置、言い換えれば作動状況が検出される。
さらに、スイッチLS1〜LS4の他にも制御装置PLCへの入力側には、図示しない塵芥積込装置の始動および停止スイッチ、塵芥積込作動の単動または連続の選択スイッチ、塵芥積込作動および塵芥排出作動の選択スイッチ、回転板10や押込板20を単独で作動させるスイッチ、塵芥投入箱3を傾動させて開放するスイッチなども接続されている。
上述のように各種スイッチが入力側に接続されている一方、制御装置PLCの出力側には、上述した電磁制御弁V1,V2のソレノイドSOLa〜SOLdなどが接続されている。そして、制御装置PLCは、スイッチSW1〜SW3,LS1〜LS4などから入力する信号に基づいて、予め設定された手順に従い、油圧モータ13や押込シリンダ24などを作動させるべく、対応するソレノイドSOLa〜SOLdに出力するようにプログラムされている。
具体的には、塵芥積込装置が塵芥積込作動するときには、通電ラインK2上のキースイッチSWKおよびPTOスイッチSWPがいずれも閉じられて、リレーコイルCR1に通電される。これにより、リレーコイルCR1の接点cr1が閉じられるので、通電ラインK3〜K5によって通電されることにより、制御装置PLCが作動可能な状態になって適宜、ソレノイドSOLa〜SOLdに制御信号を出力するようになる。
この制御信号を受けてソレノイドSOLa〜SOLdが励磁され、電磁制御弁V1,V2の位置が適宜、切り替えられることで、油圧モータ13や押込シリンダ24などに作動油圧が供給される。これにより、油圧モータ13や押込シリンダ24などがそれぞれ作動し、上述したように、回転板10の回転および押込板20の揺動が互いに同期して繰り返されることになる。
詳細には、まず図2に実線で示すように押込板20が前進限界位置にあって、スイッチLS1からオン信号が出力されるとともに、回転板10が設定停止位置にあって、スイッチLS3からもオン信号が出力されるときに、始動スイッチの信号を受けた制御装置PLCから制御信号が出力され、電磁制御弁V2が第1連通位置に切り替えられて、油圧モータ13が正転作動を開始する。これにより、回転板10は上方に回動し始める。
そして、所定の期間が経過すると制御装置PLCから電磁制御弁V1のソレノイドSOLaへ制御信号が出力されて、電磁制御弁V1が第1連通位置に切り替えられ、押込シリンダ24が収縮作動を開始する。これにより押込板20は後方の塵芥投入口4側へ揺動するようになり、この押込板20が後退限界位置に達すると、スイッチLS2からオン信号が出力される。
これを受けて制御装置PLCがソレノイドSOLaへの制御信号の出力を停止することで、電磁制御弁V1が中立位置に復帰し、押込板20の揺動が停止する。また、そうして押込板20が揺動している間も回転板10の回動は継続しており、塵芥Gを塵芥収容箱2側に掻き込んでゆくが、こうして回動する押込板20が設定停止位置に至り、スイッチLS3からオン信号が出力される。
これを受けて制御装置PLCが、電磁制御弁V2のソレノイドSOLcへの制御信号の出力を停止することで、電磁制御弁V2が中立位置に復帰し、油圧モータ13の回動が停止する。また、制御装置PLCは、電磁制御弁V1のソレノイドSOLbへ制御信号を出力し、電磁制御弁V1が第2連通位置に切り替えられて、押込シリンダ24が伸長作動を開始することで、押込板20が前方へ揺動し始める。
こうして前方の塵芥収容箱2側に揺動する押込板20が、回転板10上の塵芥Gを塵芥収容箱2に押し込んでいき、前進限界位置に達すれば、スイッチLS1からオン信号が出力される。これを受けて制御装置PLCがソレノイドSOLbへの制御信号の出力を停止することで、電磁制御弁V1が中立位置に復帰し、押込シリンダ24の伸長作動、つまり、押込板20の前方への揺動が停止し、一連の動作が終了する。
また、図4に示すように、通電ラインK4から分岐する通電ラインK6には、画像処理ユニット9が介設されている。画像処理ユニット9には、所定のプログラムを実行して各種の制御を行う中央処理部CPU、カメラ7からの画像データを取得して、公知の画像処理を行う画像処理部DSP、中央処理部CPUや画像処理部DSPにおいて使用されるデータを記憶する記憶部としてのメモリM、中央処理部CPUの指令を受けてモニタ93に画像処理の結果などを表示させる画像出力部VOP、カメラ7の制御を行う図示しないカメラ制御部などが設けられている。画像処理部DSPは、公知の画像処理ロジックを高速で行う一般的な集積回路であり、例えば図8のフローチャートに示すような塵芥収集データの集計処理のルーチンを実行する。また、画像処理ユニット9の出力側(図4の右側)には、作業灯8およびパイロットランプ91が接続されており、その点灯制御が行われる。
また、図5〜図7に示すように、塵芥投入箱3の背面の上部、言い換えれば、塵芥投入口4の上方にはカメラ7が配設され、その撮像レンズ70が後方の斜め下に向けられている。図5〜図7には、塵芥投入口4の近傍に立った人物H(作業者)が両腕を前方に伸ばして、塵芥G(図6、図7では、ごみ袋)を積み込む様子が示されている。カメラ7は本来、塵芥収集車100の運転者が後方を監視するためのバックカメラとして用いられるものであり、図7に一例を示すように塵芥投入口4およびその後方の所定範囲を撮影するようになっている。
カメラ7の撮像レンズ70の光軸Aは、塵芥投入口4の後方を撮影するために、鉛直下向きから後方に振り向けられて、塵芥投入口4の近傍の人物Hおよび塵芥Gを上方から撮影するようになっている。また、そのカメラ7の下方に配設された作業灯8も後方斜め下向きとされ、撮像レンズ70の光軸Aと略平行に光を照射して、人物Hおよび塵芥Gをカメラ7の撮影する方向に略正面から照射するようになっている。
このようにして略正面から照明光を当てるようにすれば、人物Hおよび塵芥Gの姿勢が多少、変化してもその見え方が大きく変化することはないので、夜間や地下スペースなどの暗い場所でも、撮影した画像中における人物Hおよび塵芥Gの物体像の変化はあまり大きくならない。また、カメラ7の下方に作業灯8を配設しているので、雨風による作業灯8の汚れを抑制できる上に、そのオンオフを作業者などが視認しやすい。
そして、図4に示すように、カメラ7は、信号分配器92を介して監視用のモニタ93および画像処理ユニット9(画像処理装置であり、例えば図1に破線で示すように、運転席周辺に配設されている)に接続されている。このモニタ93は、塵芥収集車100の運転者にカメラ7の画像を提供するものであり、それと同じ画像が画像処理ユニット9に送信されるようになっている。また、図5に示すように、画像処理ユニット9には、上述した中央処理部CPU、画像処理部DSP、メモリM、画像出力部VOPに加え、位置情報取得部9a、塵芥照合部9b、塵芥投入判定部9c、塵芥カウント部9d、塵芥データ蓄積部9e、塵芥データ出力部9fなどが設けられている。さらに、図5に示すように、画像処理ユニット9は、ネットワーク200に無線通信300を介して接続されている。このネットワーク200には、管理サーバ(集計サーバ)400が接続されている。
−塵芥収集データの集計処理のルーチン−
次に、図8のフローチャートを参照して、画像処理ユニット9で実行される塵芥収集データの集計処理のルーチンについて説明する。まず、スタート後のステップS1において、塵芥収集データの集計処理が開始されたか否かが判定される。この判定では、例えばスイッチボックス6に設けられた図示しない集計モードスイッチが操作された場合には、その集計モードスイッチの操作に基づいて、塵芥収集データの集計処理が開始されたと判定することが可能である。作業者はごみ収集場所等において塵芥収集作業を開始する際に、スイッチボックス6の集計モードスイッチを操作すればよい。そして、塵芥収集データの集計処理が開始された場合(YES)、ステップS2へ進む。なお、上記以外の手段によって、塵芥収集データの集計処理を開始してもよい。例えば、スイッチ操作等は必須ではなく、塵芥積込装置の作動開始とともに、塵芥収集データの集計処理を開始してもよい。
ステップS2において、塵芥収集作業を行う塵芥収集車100の位置情報が取得される。塵芥収集車100の位置情報は、例えば図示しないGPS衛星からの電波を位置情報取得部9aによって受信することにより取得することが可能である。そして、取得した塵芥収集車100の位置情報を塵芥データ蓄積部9eに記憶させる。
次に、ステップS3において、塵芥識別処理が行われる。この塵芥識別処理の詳細について、図9のフローチャートを参照して説明する。まず、スタート後のステップS21において、カメラ7から入力される画像のデータが取得される。つまり、カメラ7によって撮影された画像のデータを取得する。ステップS22において、取得した入力画像データに対する二値化処理が行われる。この二値化処理は、例えば、入力画像データについて各画素毎の輝度値が予め設定された閾値以上である場合に最大輝度値とし、閾値未満であれば最小輝度値とする処理である。生成される二値化画像データは、ノイズや光量変化の影響の多くが除去されたものとなる。なお、こうして二値化処理を行う一方で、入力画像データはメモリMに一時保持しておき、これに含まれる色情報を後述する塵芥Gの判定(ステップS24)に使用する。あるいは、入力画像データについてカラー二値化処理も行い、各画素毎の色相値が予め設定された範囲にあるものを色情報として抽出する一方、それ以外は色相の情報を削除するようにしてもよい。
次に、ステップS23において、ラベリング処理が行われる。このラベリング処理は、二値化画像データにおいて互いに近接する各画素を領域化するものであり、例えば同じ輝度値に属するとともに、所定距離内で密接する複数の画素について1つの領域とみなす処理である。ラベリング処理は画像平面全体について行われ、これにより1つの領域とされたものが、それぞれ物体像として認識される。
そして、ステップS24において、それぞれの物体像について塵芥照合処理が行われる。具体的には、それぞれの物体像から抽出した特徴(例えば、色、形状、大きさなど)を、予めメモリMに記憶された塵芥特徴データと照合して、物体像が塵芥Gを表すものか否かが判定される。本実施形態では、塵芥投入口4の上方に配設したカメラ7によって、下方の塵芥投入口4近傍を撮影するようにしているので、その画像には、図7に一例を示すように人物Hによって積み込まれる塵芥G(図7では、ごみ袋)が表示される。そこで、塵芥特徴データを参照し、この塵芥特徴データの条件を満たすような物体像を、塵芥Gであると判定する。塵芥特徴データは、予め多くの塵芥Gの画像を撮影して、その色、形状、大きさ等の特徴を抽出したものであり、画像処理ユニット9のメモリMに格納されている。
ステップS24の塵芥照合処理で用いられる塵芥特徴データ(色、形状、大きさ)としては、例えば次のようなものが挙げられる。塵芥Gの色の場合、自治体ごとに所定の色のごみ袋が指定されているため、その指定ごみ袋の色情報(例えばRGB値)を塵芥特徴データとして登録しておけばよい。塵芥Gの形状の場合、作業者によって塵芥投入口4に投入される際の指定ごみ袋の形状が、例えば略円形状、略楕円形状、略多角形状等になることから、指定ごみ袋の形状の情報(例えば円形、楕円形、多角形等)を塵芥特徴データとして登録しておけばよい。塵芥Gの大きさの場合、作業者によって塵芥投入口4に投入される際の指定ごみ袋の最小サイズおよび最大サイズの情報(例えば画素数)を塵芥特徴データとして登録しておけばよい。
ステップS24の塵芥照合処理で用いられる物体像の色は、例えばステップS22で抽出された色情報に基づいて決定される。また、塵芥照合処理で用いられる物体像の形状は、例えば物体像を形成する領域の外形に基づいて決定される。また、塵芥照合処理で用いられる物体像の大きさは、例えば物体像に含まれる画素数や、物体像を形成する領域の外形の大きさに基づいて算出される。
そして、ステップS24の塵芥照合処理では、塵芥特徴データ(色、形状、大きさ)の条件を満たしていない物体像は、塵芥Gではないと識別される。具体的には、物体像の色が、塵芥特徴データとして登録された指定ごみ袋の色情報と異なる場合、その物体像は塵芥Gではないと判定される。また、物体像の形状が、塵芥特徴データとして登録された指定ごみ袋の形状と異なる場合、その物体像は塵芥Gではないと判定される。また、物体像の大きさが、塵芥特徴データとして登録された指定ごみ袋の最大サイズよりも大きい場合、または最小サイズよりも小さい場合、その物体像は塵芥Gではないと判定される。
例えば、物体像の色が指定ごみ袋の色情報と同じ場合でも、その形状が棒状であったり、中空の形状であったりした場合には、その物体像は塵芥Gではないと判定される。また、例えば物体像の色が指定ごみ袋の色情報と同じであり、かつ物体像の形状が略円形である場合でも、その大きさが、指定ごみ袋の最大サイズを超えていれば、その物体像は塵芥Gではないと判定される。
一方、塵芥特徴データ(色、形状、大きさ)の条件を満たしている物体像は、塵芥Gであると識別される。この場合、物体像から抽出した特徴(色、形状、大きさ)が塵芥特徴データと完全には一致していない場合であっても、物体像が塵芥Gであると判定してもよい。例えば、物体像から抽出した色のRGB値の各値が、塵芥特徴データの色情報のRGB値の±5の範囲内に含まれていれば、物体像が塵芥Gであると判定することが可能である。そして、塵芥投入口4に投入される塵芥Gの重量を算出するために、塵芥Gであると識別された物体像を、その大きさに基づいて複数(例えば5種類)に分類する。例えば物体像の画素数に基づいて、塵芥Gであると識別された物体像が、極小サイズの指定ごみ袋G1、小サイズの指定ごみ袋G2、中サイズのごみ袋G3、大サイズの指定ごみ袋G4、および極大サイズの指定ごみ袋G5の5つの種類に分類される(図10参照)。
図8のフローチャートに戻り、ステップS3(図9のステップS21〜S24)の塵芥識別処理の後、ステップS4において、検知エリアY1内で塵芥Gが検出されたか否かが判定される。この判定は、物体像を形成する領域の外形をなす画素の位置座標が、検知エリアY1(図7に破線で示す)内に、一部分でも含まれているか(入っているか)否かによって行うことが可能である。そして、検知エリアY1内に、塵芥Gであると識別された物体像が検出された場合(YES)、ステップS5へ進む。一方、塵芥Gと識別された物体像が検知エリアY1内で検出されなかった場合や、ステップS3の塵芥識別処理で塵芥Gであると識別された物体像が得られなかった場合(NO)、ステップS3へ戻って塵芥識別処理を再度行う。ステップS4の判定で用いられる検知エリアY1は、例えば図7に示すように、塵芥投入口4を含む略矩形のエリアに設定することが可能である。この検知エリアY1は、作業者が通常の塵芥収集作業を行うエリアを考慮して設定することが可能である。
次に、ステップS5において、塵芥Gが塵芥投入箱3へ投入されたか否かが判定される。この判定は、物体像を形成する領域の外形をなす画素の位置座標が、塵芥投入エリアY2(図7に実線で示す)内に、一部分でも含まれているか(入っているか)否かによって行うことが可能である。そして、塵芥投入エリアY2内に、塵芥Gであると識別された物体像が検出された場合(YES)、ステップS6へ進む。一方、塵芥投入エリアY2内に、塵芥Gと識別された物体像が検出されなかった場合(NO)、ステップS3へ戻って塵芥識別処理を再度行う。ステップS5の判定で用いられる塵芥投入エリアY2は、例えば塵芥投入口4の前縁部4aと後縁部4bとの間のエリアに設定することが可能である。この塵芥投入エリアY2は、例えば図7に示すように、塵芥投入口4の周縁部(前縁部4a、後縁部4b、左縁部4c、右縁部4d)によって囲われたエリアに設定することが可能である。
次に、ステップS6において、塵芥カウント部9dによって塵芥投入箱3へ投入された塵芥Gの個数のカウント処理が行われる。この場合、塵芥識別処理で識別された塵芥Gの種類(例えば上述したG1〜G5の5種類)ごとに塵芥投入箱3への投入個数がカウントされる。そして、カウントした塵芥Gの種類ごとの塵芥投入箱3への投入個数を塵芥データ蓄積部9eに記憶させる。
次に、ステップS7において、塵芥収集データの集計処理が終了されたか否かが判定される。この判定では、スイッチボックス6の上記集計モードスイッチが操作された場合には、その操作に基づいて、塵芥収集データの集計処理が終了されたと判定することが可能である。作業者はごみ収集場所等において塵芥収集作業を終了する際に、スイッチボックス6の集計モードスイッチを操作すればよい。そして、塵芥収集データの集計処理が終了された場合(YES)、ステップS8へ進み、集計処理が終了されていない場合(NO)、ステップS3へ戻って、上述した手順を繰り返す。
次に、ステップS8において、塵芥データ蓄積部9eによって塵芥収集データDの作成処理が行われる。塵芥収集データDは、例えば図10に示すように、塵芥収集作業のID番号、塵芥収集作業の場所、塵芥収集作業の時刻、塵芥Gの種類(図10では、G1〜G5の5種類)ごとの投入個数が記入されたデータである。そして、作成された塵芥収集データDを塵芥データ蓄積部9eに記憶させる。図10の塵芥収集データDには、5件分(5行分)のデータ、言い換えれば、5箇所で塵芥収集作業を行った場合のデータが作成されている。このように、位置情報および塵芥Gの種類ごとの投入個数を少なくとも含む塵芥収集データDが、塵芥収集作業を行う度に1件ずつ(1行ずつ)蓄積されるようになっている。塵芥データ蓄積部9eに蓄積された塵芥収集データDは、塵芥データ出力部9fから無線通信300によって、ネットワーク200に接続された管理サーバ400へ出力可能になっている。このため、塵芥収集車100が収集作業を終えて管理センター等に戻った際に、塵芥収集データDを塵芥データ出力部9fから管理サーバ400へ送信すればよい。なお、管理サーバ400へ出力された塵芥収集データDは、塵芥データ蓄積部9eから削除してもよいし、あるいは、塵芥データ蓄積部9eに蓄積しておいてもよい。
上述したように、塵芥収集車の塵芥集計システムでは、カメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した特徴(例えば色や、形状)を、塵芥特徴データと照合して、物体像が塵芥Gを表すものか否かを識別し、塵芥Gを表すと識別された物体像が、塵芥投入箱3に投入されたか否か判定している。そして、塵芥投入箱3に投入されたと判定された物体像の個数を、塵芥Gの種類ごとにカウントし、カウントされた物体像の個数を、塵芥Gの種類ごとに塵芥収集データDとして蓄積している。
本実施形態によれば、カメラ7によって撮影された画像に基づいて、塵芥Gの種類ごとの投入個数を少なくとも含む塵芥収集データDが自動的に作成されるので、作業者が手作業で入力作業を行っていた従来の構成に比べて、塵芥投入箱3に投入される塵芥Gの種類および個数を容易かつ速やかに集計することができる。これにより、従来の構成に比べて、塵芥収集作業の工数を低減することができ、速やかな塵芥収集作業を実現することができる。そして、塵芥収集データDを塵芥データ出力部9fから外部の管理サーバ400へ出力することによって、塵芥収集車100によって収集された塵芥Gの種類および個数を容易に認識することができ、また、塵芥Gの種類および個数に基づいて、塵芥収集車100によって収集された塵芥Gの重量を容易に算出することができる。つまり、カメラ7によって撮影された画像における物体像の大きさに基づいて、塵芥Gの種類が複数に分類されるので、塵芥Gの種類ごとに塵芥Gの重量を設定しておくことによって、塵芥収集車100によって収集された塵芥Gの種類および個数から、塵芥収集車100によって収集された塵芥Gの重量を容易に算出することができる。
また、塵芥特徴データには、自治体ごとに指定される指定ごみ袋の色情報が少なくとも含まれるので、カメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した色に基づいて、物体像が塵芥G(指定ごみ袋)を表すものであるか否かを容易に識別することができる。
また、塵芥収集データDには、塵芥収集作業を行った場所の位置情報が含まれるので、塵芥収集データDに基づいて、塵芥収集作業を行った場所ごとに、塵芥収集車100によって収集された塵芥Gの種類および個数を容易に認識することができる。
また、塵芥データ蓄積部9eに蓄積された塵芥収集データDを管理サーバ400へ出力可能な塵芥データ出力部9fが備えられているので、外部の管理サーバ400において、塵芥収集車100によって収集された塵芥Gの種類および個数を容易に管理することができ、また、塵芥Gの種類および個数に基づいて、塵芥収集車100によって収集された塵芥の重量を容易に管理することができる。
−その他の実施形態−
今回、開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。本発明の技術的範囲は、前記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
上述したカメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した特徴(色、形状、大きさ)は一例であって、これ以外の特徴を抽出してもよい。また、上述した塵芥特徴データは一例であって、これ以外の特徴データを含めてもよい。また、塵芥特徴データを自治体ごとに指定される指定ごみ袋の色情報のみとし、カメラ7によって撮影された画像における物体像から色のみを抽出してもよい。
上記実施形態では、カメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した色に基づいて、自治体ごとに指定される指定ごみ袋を検出したが、指定ごみ袋以外の塵芥Gを検出し、その個数をカウントしてもよい。例えば、指定ごみ袋に加えて、指定外のごみ袋も検出してもよい。この場合、例えば、カメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した形状に基づいて、指定外のごみ袋を検出し、その物体像から抽出した大きさに基づいて、指定外のごみ袋の種類(サイズ)を検出してもよい。また、例えば、指定ごみ袋に加えて、ダンボール等を検出してもよい。
上述した塵芥Gの種類は一例であって、上記以外の分類を採用してもよい。例えば、カメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した大きさに基づいて、小サイズの指定ごみ袋、中サイズのごみ袋、および大サイズの指定ごみ袋のように、3つの種類に分類してもよい。あるいは、指定ごみ袋以外の塵芥Gを検出する場合、カメラ7によって撮影された画像における物体像から抽出した形状に基づいて、塵芥Gの種類を分類してもよい。
上述した検知エリアY1および塵芥投入エリアY2は一例であって、上記以外のエリアを採用してもよい。例えば、塵芥投入口4の後縁部4bよりも前方側のエリアを塵芥投入エリアY2として設定してもよい。この場合、ステップS5の判定で、上述した物体像を形成する領域の外形をなす画素の位置座標が、塵芥投入口4の後縁部4bよりも前方側に含まれている場合には、塵芥投入エリアY2に塵芥Gであると識別された物体像が検出されたと判定すればよい。
上述した塵芥収集データDは一例であって、ID番号や、位置情報、時刻を含まないデータであってもよい。あるいは、塵芥収集データDに、作業者の情報や、年月日等を含めてもよい。例えば、塵芥収集データDとして、塵芥Gの種類ごとの個数のみを含むデータを作成してもよい。また、例えば、塵芥収集データDとして、ロードセルによって測定した塵芥の重量を含むデータを作成してもよい。
上記実施形態では、いわゆる回転式の塵芥積込装置を装備した塵芥収集車100の塵芥集計システムとして本発明を具現化した場合について説明しており、塵芥積込装置の主要部は回転板10および押込板20により構成されている。しかし、これに限らず、塵芥積込装置の主要部は昇降板および押込板によって構成されていてもよく、その構造を特に限定するものではない。
本発明は、塵芥投入箱に投入された塵芥の種類および個数を集計する塵芥収集車の塵芥集計システムに利用可能である。
1 車台
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
4 塵芥投入口
7 カメラ
9 画像処理ユニット(画像処理装置)
9a 位置情報取得部
9b 塵芥照合部
9c 塵芥投入判定部
9d 塵芥カウント部
9e 塵芥データ蓄積部
9f 塵芥データ出力部
100 塵芥収集車
D 塵芥収集データ
M メモリ(記憶部)

Claims (5)

  1. 塵芥投入箱の内部に配設された塵芥積込装置を備え、
    前記塵芥投入箱の背面に開口する塵芥投入口の近傍をカメラによって撮影し、その画像のデータに基づいて、前記塵芥投入箱に投入された塵芥の種類および個数を集計する塵芥収集車の塵芥集計システムであって、
    前記カメラによって撮影された画像における物体像から抽出した特徴を、予め記憶部に記憶された塵芥特徴データと照合して、物体像が塵芥を表すものか否か判定する塵芥照合部と、
    前記塵芥照合部によって塵芥を表すと判定された物体像が、前記塵芥投入箱に投入されたか否か判定する塵芥投入判定部と、
    前記塵芥投入判定部によって前記塵芥投入箱に投入されたと判定された物体像の個数を、塵芥の種類ごとにカウントする塵芥カウント部と、
    前記塵芥カウント部によってカウントされた物体像の個数を、塵芥の種類ごとに塵芥収集データとして蓄積する塵芥データ蓄積部と、を備えていることを特徴とする塵芥収集車の塵芥集計システム。
  2. 請求項1に記載の塵芥収集車の塵芥集計システムにおいて、
    前記塵芥特徴データには、指定ごみ袋の色情報が少なくとも含まれることを特徴とする塵芥収集車の塵芥集計システム。
  3. 請求項1または2に記載の塵芥収集車の塵芥集計システムにおいて、
    前記塵芥の種類は、物体像の大きさに基づいて複数に分類されることを特徴とする塵芥収集車の塵芥集計システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の塵芥収集車の塵芥集計システムにおいて、
    前記塵芥収集データとして、さらに、塵芥収集作業を行った場所の位置情報が含まれることを特徴とする塵芥収集車の塵芥集計システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の塵芥収集車の塵芥集計システムにおいて、
    前記塵芥データ蓄積部に蓄積された前記塵芥収集データを外部の管理サーバへ出力可能な塵芥データ出力部が備えられていることを特徴とする塵芥収集車の塵芥集計システム。
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