JP2019154161A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
上記ケース内に配された発熱部品(3)と、を有し、
上記基板部に沿って、冷媒を流通させる冷媒流路(4)が形成されており、
上記冷媒流路は、冷媒導入口(411)から冷媒排出口(412)までの間の一部において、上記基板部の法線方向(Z)から見たときの冷媒の流通方向を変える屈曲流路部(42)を有し、
上記冷媒流路は、上記冷媒導入口と上記冷媒排出口との間の中間領域において、流路方向に沿った複数のフィン(5)からなるフィン群(50)によって仕切られた複数の分岐流路(44)を有し、
上記フィン群は、上記屈曲流路部を含む領域に形成されていると共に、上記発熱部品の少なくとも一部と上記基板部の法線方向に重なる位置に配置されており、
上記フィン群における複数の上記フィンのうち、上記屈曲流路部の最も外周側に配された最外フィン(5a)は、流路方向に沿う長さであるフィン長が、上記フィン群の中で最短である、電力変換装置(1)にある。
上記ケース内に配された発熱部品(3)と、を有し、
上記基板部に沿って、冷媒を流通させる冷媒流路(4)が形成されており、
上記冷媒流路は、冷媒導入口(411)から冷媒排出口(412)までの間の一部において、上記基板部の法線方向(Z)から見たときの冷媒の流通方向を変える屈曲流路部(42)を有し、
上記冷媒流路は、上記冷媒導入口と上記冷媒排出口との間の中間領域において、流路方向に沿った複数のフィン(5)からなるフィン群(50)によって仕切られた複数の分岐流路(44)を有し、
上記フィン群は、上記屈曲流路部を含む領域に形成されていると共に、上記発熱部品の少なくとも一部と上記基板部の法線方向に重なる位置に配置されており、
上記複数の分岐流路からなる分岐流路群(440)のうち上記屈曲流路部の最も外周側に配された上記分岐流路である最外流路(44a)は、上記分岐流路群の中で、上記基板部に平行かつ流路方向に直交する方向の寸法である流路幅が、最も小さい、電力変換装置(1)にある。
上記ケース内に配された発熱部品(3)と、を有し、
上記基板部に沿って、冷媒を流通させる冷媒流路(4)が形成されており、
上記冷媒流路は、冷媒導入口(411)から冷媒排出口(412)までの間の一部において、上記基板部の法線方向(Z)から見たときの冷媒の流通方向を変える屈曲流路部(42)を有し、
上記冷媒流路は、上記冷媒導入口と上記冷媒排出口との間の中間領域において、流路方向に沿った複数のフィン(5)からなるフィン群(50)によって仕切られた複数の分岐流路(44)を有し、
上記フィン群は、上記屈曲流路部を含む領域に形成されていると共に、上記発熱部品の少なくとも一部と上記基板部の法線方向に重なる位置に配置されており、
上記複数の分岐流路からなる分岐流路群(440)のうち上記屈曲流路部の最も外周側に配された上記分岐流路である最外流路(44a)は、上記分岐流路群の中で、上記基板部の法線方向(Z)の寸法である流路高さが、最も小さい、電力変換装置(1)にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
電力変換装置1は、図1に示すごとく、基板部21を備えたケース2と、ケース2内に配された発熱部品3と、を有する。
図2、図3に示すごとく、冷媒流路4は、冷媒導入口411から冷媒排出口412までの間の一部において、基板部21の法線方向Zから見たときの冷媒の流通方向を変える屈曲流路部42を有する。
冷媒流路4は、冷媒導入口411と冷媒排出口412との間の中間領域において、複数の分岐流路44を有する。分岐流路44は、流路方向に沿った複数のフィン5からなるフィン群50によって仕切られた流路である。
図3に示すごとく、フィン群50における複数のフィン5のうち、屈曲流路部42の最も外周側に配された最外フィン5aは、流路方向に沿う長さであるフィン長が、フィン群50の中で最短である。
本形態において、第2流路部402は、第1流路部401よりも、Y方向の幅が小さい。
すなわち、ケース2は、基板部21を含む第1ケース体201と、第1ケース体201に対してZ方向における冷媒流路4と反対側に固定された第2ケース体202とを有する。さらに、ケース2は、上記流路カバー23と、第2ケース体202の収容部22を第1ケース体201と反対側から覆う蓋体203と、を有する。ケース2は、金属によって構成することができる。特に、第1ケース体201は、例えば、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属によって構成することができる。
特に、本形態においては、最外フィン5aのフィン長は、他の3本のフィン5b、5c、5zのそれぞれのフィン長よりも短い。すなわち、La<Lb、La<Lc、La<Lz、を満たす。
複数の分岐流路44は、Z方向の寸法である流路高さが、互いに略同等である。また、各分岐流路44は、全長にわたり、流路高さが略一定である。
複数のフィン5は、略等間隔に形成されていると共に、その厚みが略同等である。
上記電力変換装置1において、最外フィン5aは、フィン長が、フィン群50の中で最短である。これにより、最外フィン5aの外側に形成される分岐流路(すなわち最外流路44a)の長さを、他の分岐流路44(44b、44c、44d、44e)の長さ以下にすることができる。そのため、最外流路44aにおいて、冷媒が流れやすくすることができる。その結果、内周側と外周側との間において、冷媒の流量のアンバランスを抑制することができる。それゆえ、冷却性能の位置によるばらつきを抑制することができる。
本実施形態の電力変換装置1においては、図7〜図9に示すごとく、分岐流路群440のうち最外流路44aが、最も流路幅が小さい。
ここで、最外流路44aは、複数の分岐流路44からなる分岐流路群440のうち屈曲流路部42の最も外周側に配された分岐流路44である。この最外流路44aは、分岐流路群440の中で、基板部21に平行かつ流路方向に直交する方向(すなわちZ方向)の寸法である流路幅が、最も小さい。
また、Wa1<Wb1<Wz1、Wa2<Wb2<Wz2、Wa3<Wb3<Wz3、とすることもできる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本実施形態の電力変換装置1においては、図10〜図13に示すごとく、分岐流路群440のうち最外流路44aが、流路高さが最も小さい。すなわち、最外流路44aの流路高さをHa、最内流路44zの流路高さをHzとし、最外流路44aと最内流路44zとの間の分岐流路44bの流路高さをHbとしたとき、Ha≦Hb、Ha≦Hz、を満たす。
ここで、流路高さは、基板部21の法線方向(ずなわちZ方向)の寸法である。
本形態においては、最外流路44aは、最内流路44zよりも、流路高さが小さい。すなわち、Ha<Hz、を満たす。
その他の構成は、実施形態2と同様である。
その他、実施形態2と同様の作用効果を有する。
本形態の電力変換装置1は、図14に示すごとく、フィン5の傾斜端部51の傾斜角度につき、規定したものである。
本形態においては、3本のフィン5(5b、5c、5z)の下流端に、それぞれ傾斜端部51(51b、51c、51z)が形成されている。そして、Z方向から見たとき、これらの傾斜端部51の、X方向に対する傾斜角度θb、θc、θzが、θb≧θc、θb≧θz、を満たす。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
また、上述した実施形態においては、発熱部品として、リアクトルを示したが、これに限られず、例えばコンデンサ等他の発熱部品とすることもできる。
また、複数の上記実施形態を、適宜組み合わせた形態とすることもできる。
2 ケース
21 基板部
3 発熱部品
4 冷媒流路
42 屈曲流路部
44 分岐流路
5 フィン
50フィン群
5a 最外フィン
Claims (10)
- 基板部(21)を備えたケース(2)と、
上記ケース内に配された発熱部品(3)と、を有し、
上記基板部に沿って、冷媒を流通させる冷媒流路(4)が形成されており、
上記冷媒流路は、冷媒導入口(411)から冷媒排出口(412)までの間の一部において、上記基板部の法線方向(Z)から見たときの冷媒の流通方向を変える屈曲流路部(42)を有し、
上記冷媒流路は、上記冷媒導入口と上記冷媒排出口との間の中間領域において、流路方向に沿った複数のフィン(5)からなるフィン群(50)によって仕切られた複数の分岐流路(44)を有し、
上記フィン群は、上記屈曲流路部を含む領域に形成されていると共に、上記発熱部品の少なくとも一部と上記基板部の法線方向に重なる位置に配置されており、
上記フィン群における複数の上記フィンのうち、上記屈曲流路部の最も外周側に配された最外フィン(5a)は、流路方向に沿う長さであるフィン長が、上記フィン群の中で最短である、電力変換装置(1)。 - 上記最外フィンは、上記フィン群における複数の上記フィンのうち、上記屈曲流路部の最も内周側に配された最内フィン(5z)よりも、上記フィン長が短い、請求項1に記載の電力変換装置。
- 上記フィン群において、任意の2つの上記フィンのフィン長を比べたとき、外周により近いフィンの上記フィン長は、内周により近いフィンの上記フィン長以下である、請求項2に記載の電力変換装置。
- 基板部(21)を備えたケース(2)と、
上記ケース内に配された発熱部品(3)と、を有し、
上記基板部に沿って、冷媒を流通させる冷媒流路(4)が形成されており、
上記冷媒流路は、冷媒導入口(411)から冷媒排出口(412)までの間の一部において、上記基板部の法線方向(Z)から見たときの冷媒の流通方向を変える屈曲流路部(42)を有し、
上記冷媒流路は、上記冷媒導入口と上記冷媒排出口との間の中間領域において、流路方向に沿った複数のフィン(5)からなるフィン群(50)によって仕切られた複数の分岐流路(44)を有し、
上記フィン群は、上記屈曲流路部を含む領域に形成されていると共に、上記発熱部品の少なくとも一部と上記基板部の法線方向に重なる位置に配置されており、
上記複数の分岐流路からなる分岐流路群(440)のうち上記屈曲流路部の最も外周側に配された上記分岐流路である最外流路(44a)は、上記分岐流路群の中で、上記基板部に平行かつ流路方向に直交する方向の寸法である流路幅が、最も小さい、電力変換装置(1)。 - 上記最外流路は、上記分岐流路群のうち上記屈曲流路部の最も内周側に配された最内流路(44z)よりも、上記流路幅が小さい、請求項4に記載の電力変換装置。
- 上記分岐流路群において、任意の2つの上記分岐流路の上記流路幅を比べたとき、外周により近い分岐流路の上記流路幅は、内周により近い分岐流路の上記流路幅以下である、請求項5に記載の電力変換装置。
- 基板部(21)を備えたケース(2)と、
上記ケース内に配された発熱部品(3)と、を有し、
上記基板部に沿って、冷媒を流通させる冷媒流路(4)が形成されており、
上記冷媒流路は、冷媒導入口(411)から冷媒排出口(412)までの間の一部において、上記基板部の法線方向(Z)から見たときの冷媒の流通方向を変える屈曲流路部(42)を有し、
上記冷媒流路は、上記冷媒導入口と上記冷媒排出口との間の中間領域において、流路方向に沿った複数のフィン(5)からなるフィン群(50)によって仕切られた複数の分岐流路(44)を有し、
上記フィン群は、上記屈曲流路部を含む領域に形成されていると共に、上記発熱部品の少なくとも一部と上記基板部の法線方向に重なる位置に配置されており、
上記複数の分岐流路からなる分岐流路群(440)のうち上記屈曲流路部の最も外周側に配された上記分岐流路である最外流路(44a)は、上記分岐流路群の中で、上記基板部の法線方向(Z)の寸法である流路高さが、最も小さい、電力変換装置(1)。 - 上記最外流路は、上記分岐流路群のうち上記屈曲流路部の最も内周側に配された最内流路(44z)よりも、上記流路高さが小さい、請求項7に記載の電力変換装置。
- 上記分岐流路群において、任意の2つの上記分岐流路の上記流路高さを比べたとき、外周により近い分岐流路の上記流路高さは、内周により近い分岐流路の上記流路高さ以下である、請求項8に記載の電力変換装置。
- 上記複数の分岐流路からなる分岐流路群のうち上記屈曲流路部の最も外周側に配された上記分岐流路である最外流路(44a)の容積をVaとし、上記分岐流路群のうち上記屈曲流路部の最も内周側に配された最内流路(44z)の容積をVzとしたとき、Vz≧Vaである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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