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JP2019144002A - 超音波流量計 - Google Patents

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JP2019144002A
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Abstract

【課題】容易に組み立て可能な超音波流量計の提供を目的とする。【解決手段】本発明の超音波流量計10には、流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33を開放する部品受容口17が形成され、それら流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33を仕切る第2及び第3の仕切壁26,27には、部品受容口17側が開口する1対の角溝29,29が形成されている。そして、角筒状の計測管50の外面に嵌合される1対の枠形シール部材60,60の3辺が1対の角溝29,29の内面に密着すると共に、残り1辺のみが受容口蓋18に密着する構造になっている。【選択図】図4

Description

本発明は、メータケース内の流入部屋と中間部屋と流出部屋とを仕切る1対の仕切壁を計測管が貫通し、流入部屋から計測管、流出部屋へと流れる流体の流量を、計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して計測する超音波流量計に関する。
この種の超音波流量計として、メータケースが1対のケース分割体に2分割され、各ケース分割体の1対の仕切壁に計測管を受容する切欠溝がそれぞれ形成されているものが知られている。また、計測管の外面には、切欠溝に嵌合される部分にシール部材が嵌合されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−129391号公報(図2)
しかしながら、上記した従来の超音波流量計では、計測管の外面に嵌合したシール部材を一方のケース分割体の切欠溝内に嵌合した後、目視確認できない状態下で、他方のケース分割体の切欠溝にシール部材をずらさず嵌合させるという困難な作業を強いられるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、容易に組み立て可能な超音波流量計の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、メータケース内の流入部屋と中間部屋と流出部屋とを仕切る1対の仕切壁を計測管が貫通し、前記流入部屋から前記計測管、前記流出部屋へと流れる流体の流量を、前記計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して計測する超音波流量計であって、前記計測管は、角筒状をなし、前記メータケースに形成されて、前記流入部屋、前記中間部屋及び前記流出部屋を開放する部品受容口と、前記部品受容口を気密状態に閉塞する受容口蓋と、前記1対の仕切壁に形成され、前記部品受容口側が開口する1対の角溝と、前記計測管の外面に嵌合される枠構造をなし、3辺が前記1対の角溝の内面に密着すると共に、残り1辺のみが前記受容口蓋に密着する1対の枠形シール部材と、各前記枠形シール部材のうち前記角溝の1対の対向面に密着する1対の第1対向辺の外面両側部から突出し、前記角溝の開口縁を挟んで対向する対向ガイド片と、を備える超音波流量計である。
請求項2の発明は、前記1対の仕切壁及び前記1対の枠形シール部材の各肉厚と前記対向ガイド片同士の間隔とが、前記部品受容口から奥に向かうに従って徐々に大きくなり、前記角溝の1対の対向面間及び前記1対の第1対向辺の外面間の間隔が、前記部品受容口から奥に向かうに従って徐々に小さくなっている請求項1に記載の超音波流量計である。
請求項3の発明は、前記角溝の奥側両角部及びそれらに対応する前記枠形シール部材の両角部にコーナー円弧面がそれぞれ形成され、前記枠形シール部材の前記3辺全体に亘って連続して延びるリップが備えられ、残りの前記1辺の外面は、前記リップを有しない平坦面になっている請求項1又は2に記載の超音波流量計である。
請求項4の発明は、各前記枠形シール部材のうち前記部品受容口側の第2対向辺は、その反対側の第2対向辺より内外面間の幅が大きくなっている請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の超音波流量計である。
請求項5の発明は、前記メータケースと前記計測管とに設けられ、前記メータケースに対して前記計測管が正規の向きになっていないと互いに干渉して前記メータケースに対する前記計測管の組み付けを規制する干渉部を備える請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の超音波流量計である。
[請求項1の発明]
請求項1の超音波流量計では、メータケースに、流入部屋、中間部屋及び流出部屋を開放する部品受容口が形成され、流入部屋、中間部屋及び流出部屋を仕切る1対の仕切壁には、部品受容口側が開口する1対の角溝が形成されている。そして、角筒状の計測管の外面に嵌合される1対の枠形シール部材の3辺が1対の角溝の内面に密着すると共に、残り1辺のみが受容口蓋に密着する構造になっている。これにより、受容口蓋を閉じる際の目視確認が不可能な状況下では、枠形シール部材の1辺に受容口蓋を宛がうだけでよく、従来のように煩雑な作業を要しない。また、各枠形シール部材の上下両面の両側部から突出する1対の対向ガイド片の案内により、角溝に枠形シール部材を嵌合する作業も容易に行うことができる。これらにより、本発明の超音波流量計は、従来のものに比べて組立作業が容易になる。
[請求項2の発明]
請求項2の超音波流量計では、1対の仕切壁及び1対の枠形シール部材の各肉厚と対向ガイド片同士の間隔とが、部品受容口から奥に向かうに従って徐々に大きくなり、角溝の1対の対向面間及び1対の第1対向辺の外面間の間隔が、部品受容口から奥に向かうに従って徐々に小さくなっているので、枠形シール部材を角溝に嵌合してその奥側に至るまでは、大きな嵌合抵抗がかからず、枠形シール部材の角溝への嵌合作業を容易に行うことができる。
[請求項3の発明]
請求項3の超音波流量計では、角溝の奥側両角部にコーナー円弧面が形成されて角溝の内面が滑らかに連続しているので、枠形シール部材の3辺全体に亘って連続して延びるリップの全体を角溝の内面に容易に密着させることができる。また、枠形シール部材の残りの1辺の外面は、リップを有しない平坦面になっているので、その平坦面に受容口蓋の内面を密着させることで、角溝の内面と受容口蓋の内面とが交差してなる所謂ピン角部分の隙間を好適に塞ぐことができる。
[請求項4の発明]
請求項4の超音波流量計のように各枠形シール部材のうち部品受容口側の第2対向辺を、その反対側の第2対向辺より内外面間の幅が大きくすることで、角溝の奥行き方向においてメータケースに対して計測管を好適な位置に配置することができる。
[請求項5の発明]
請求項5の超音波流量計では、メータケースに対して計測管が正規の向きになっていない状態で組み付けても干渉部の干渉によって組み付けられない。これにより、誤組立防止の確認作業が容易になり、組立の作業効率が向上する。
本発明の一実施形態に係る超音波流量計の斜視図 超音波流量計の分解斜視図 超音波流量計の正断面図 超音波流量計の前面カバー、受容口蓋を取り外した状態の斜視図 ダクト部から計測管及び整流器を外した状態の分解斜視図 (A)枠形シール部材の前側斜視図,(B)枠形シール部材の後側斜視図 角溝に枠形シール部材が組み付けられた状態の正面図 (A)枠形シール部材が第2仕切壁に組み付けられた状態の側面図,(B)本発明の変形例の枠形シール部材が第2仕切壁に組み付けられた状態の側面図, 計測管の平面図 ダクト部の正面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1に示された本実施形態の超音波流量計10は、例えば、燃料ガスの使用量を計測する所謂ガスメータであって、ガスの配管99の途中に接続されるメータケース11に、遮断弁20(図2参照),計測管50(図3参照)、整流器70(図3参照)等を収容して備える。
メータケース11は、例えばアルミの鋳物部品であって、横方向に延びた略直方体状のダクト部12を有する。以下、ダクト部12が延びる第1の水平方向を「横方向H1」といい、それと直交する第2水平方向を「前後方向H2」という。また、前後方向H2のうち後述する前面フランジ16を有する側を「前側」等といい、その反対側を「後側」等ということとする。
図2に示すように、ダクト部12のうち前方から見て左側(以下、単に「左側」といい、その反対側を単に「右側」という)にフード部13が備えられ、フード部13の先端開口が板状の蓋体15によって閉塞されている。フード部13とダクト部12との間は、弁装着壁14によって区画されている。また、ダクト部12内は、弁装着壁14側から横方向H1に順番に並ぶ第1〜第3の仕切壁25,26,27により、同じく順番に並ぶ、遮断部屋30、流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33に区画されている。
ダクト部12の上面の左右の両端部には、1対の配管接続部23,24が突設されて遮断部屋30と流出部屋33とに連通している。そして、遮断部屋30に連通する一方の配管接続部23に燃料ガスの供給元側の配管99(図2参照)が接続される一方、流出部屋33に連通する他方の配管接続部24に燃料ガスの使用者側の配管99が接続される。
図3に示すように、弁装着壁14には円形の貫通孔14Aが形成され、その貫通孔14Aより一回り小さい円形の貫通孔25Aが第1仕切壁25に形成されている。また、図2に示すように、遮断弁20の固定フランジ20Fがフード部13側の弁装着壁14の開口縁に宛がわれて螺子止めされ、遮断弁20の弁体21が遮断部屋30に収容されている。そして、図3に示すように、通常時には、弁体21が貫通孔25Aから離間し、燃料ガスの流量等に異常が生じた時には、弁体21が貫通孔25Aを閉塞する。
図4に示すように、メータケース11の前面には、前面フランジ16が備えられている。前面フランジ16は、外縁部が横長の長方形をなし、ダクト部12から上下に張り出し、横方向H1の一端部がフード部13と一体になっている。また、前面フランジ16の前面には、外縁部を除く全体を段付き状に陥没させて陥没部16Aが形成され、その陥没部16A内に、流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33の前面全体を開放する部品受容口17が形成されている。
図4に示すように、第2及び第3の仕切壁26,27は、同一形状をなし、前端面が陥没部16Aの内面と面一になっている。また、第2及び第3の仕切壁26,27は、表裏の両面が、前端から後端に向かうに従って互いに離れるように前後方向H2に対して傾斜して、後側が前側より厚くなっている。
図5に示すように、第2及び第3の仕切壁26,27の下端寄り位置には、本発明に係る角溝29,29が形成されている。各角溝29は、その前端から後端に向かうに従って上面と下面とが互いに接近するように僅かに傾斜している。また、角溝29の奥面と上面との角部、及び、奥面と下面との角部には、それら上面、下面、奥面に連続するコーナー円弧面29C,29Cが形成されている。
図10に示すように、ダクト部12の中間部屋32内には、第2仕切壁26寄り位置の下面と後面との間を連絡する1対の誤組付防止リブ19,19が横方向H1に並べて備えられている。
図4に示すように、前述の整流器70は、流入部屋31に収容されている。これにより流体の流れの均一化が図られる。
計測管50は、第2及び第3の仕切壁26,27の角溝29,29に受容されて流入部屋31と流出部屋33との間を連絡している。詳細には、計測管50は、樹脂の成形品であって横方向H1に延びる角筒状の筒形本体部51の上面に素子収容部52を有する。図5に示すように、筒形本体部51の断面形状は、上下方向より前後方向H2が大きな長方形をなしている。また、筒形本体部51の外面には、両端寄り位置の全周に亘って環状溝53,53が形成されている。環状溝53は、筒形本体部51の外面から段付き状に陥没し、環状溝53,53同士の間隔は、第2及び第3の仕切壁26,27の間隔と同じになっている。
図9に示すように、筒形本体部51の長手方向(横方向H1)のうち左側の環状溝53より中央側にずれた位置に1対の第1突片54,54が設けられると共に、右側の環状溝53より中央にずれた位置に1対の第2突片55,55が設けられている。第1突片54,54及び第2突片55,55は、筒形本体部51の下端部に配置されて前後方向H2に水平に張りだしている。そして、第1突片54の幅は、前述した中間部屋32内の誤組付防止リブ19,19の間隔より小さく、第2突片55の幅は、誤組付防止リブ19,19の間隔より大きくなっている。
筒形本体部51のうち各環状溝53,53が形成されている部分には、ゴム製の枠形シール部材60,60が嵌合されている。図6(A)及び図6(B)に示すように、枠形シール部材60は、角溝29に対応して前後方向H2に長い枠形状をなしかつ、上面と下面とが、角溝29と同様に前端から後端に向かうに従って互いに接近するように僅かに傾斜している。また、枠形シール部材60の上面と後面との角部、及び、枠形シール部材60の下面と後面との角部には、それら上面、下面、後面に連続するコーナー円弧面60C、60Cが形成されている。一方、枠形シール部材60の上面と前面との角部、及び、枠形シール部材60の下面と前面との角部は、面取りされていない所謂ピン角形状をなしている。さらに、枠形シール部材60の表裏の両面は、第2及び第3の仕切壁26,27に対応して、前端から後端に向かうに従って互いに離れるように前後方向H2に対して傾斜し、後側が前側より厚くなっている。なお、本実施形態では、枠形シール部材60の上下の1対の横辺が、本発明に係る「第1対向辺」に相当し、枠形シール部材60の前後の1対の縦辺が、本発明に係る「第2対向辺」に相当する。
枠形シール部材60の内側は、筒形本体部51の断面形状に対応して前後方向H2の長い長方形の嵌合孔61になっている。嵌合孔61は、枠形シール部材60の上下方向の中央かつ前後方向H2の後端寄りに配置されている。また、嵌合孔61の内面全周からは、内面突条61Aが段付き状に突出している。そして、内面突条61Aが筒形本体部51の環状溝53に嵌合し、その両横の嵌合孔61の内面が環状溝53の両側の開口縁に密着した状態になるように枠形シール部材60が計測管50に嵌合される。
枠形シール部材60の外面からは、リップ62が突出している。リップ62は、枠形シール部材60の外面のうち上面、後面及び下面に亘ってそれら幅方向の中央に連続して形成されている。一方、枠形シール部材60の前面は、リップ62を有しない平坦面になっていて、その枠形シール部材60の前面とリップ62の両端面とが面一になっている(図6(A)参照)。また、枠形シール部材60の上面及び下面における幅方向の両側縁部からは、それぞれ対向ガイド片63,63が突出している。それら対向ガイド片63は、リップ62より僅かに高くなっていて、枠形シール部材60の上面及び下面の前端寄り位置から後端寄り位置に亘って連続して形成されている。
なお、対向ガイド片63,63の互いの対向面とは反対側の面は、枠形シール部材60全体の表裏の両面と面一になっている。また、枠形シール部材60の後端部における左右両面における一方の下端部と、他方の上端部とには、前後方向H2に枠形シール部材60の内外を貫通するU字溝64が形成されている。それらU字溝64の深さは、対向ガイド片63の厚さと同じになっている。
図4に示すように、枠形シール部材60,60は、計測管50に装着されて内側を計測管50に支持された状態で、角溝29に押し込まれる。その際、対向ガイド片63,63が案内の役割を果たす。そして、枠形シール部材60,60が角溝29の奥部まで押し込まれると、図7に示すように、リップ62が角溝29の内面に押し潰される。また、図8に示すように、枠形シール部材60,60の前面が、第2及び第3の仕切壁26,27の前面に対して僅かに前方に突出する(図8(A)参照)。この状態で、計測管50は、1対の枠形シール部材60,60を介して第2及び第3の仕切壁26,27に支持されて、ダクト部12の下端部における前後方向H2の略中央に配置され、図7に示すように、計測管50の一方の第1突片54が、誤組付防止リブ19,19の間に丁度収まる。
ところで、図8(A)に示すように、角溝29及び枠形シール部材60は、後側より前側が上下方向で大きくなっているので、枠形シール部材60の前後が逆の状態で角溝29に挿入されることはない。ところが、枠形シール部材60,60が、計測管50に対して正規の向きとは前後が逆に組み付けられ、計測管50がメータケース11に対して正規の向きとは左右が逆向きの状態にされると、枠形シール部材60,60は、角溝29,29に対して挿入可能になる。しかしながら、計測管50がメータケース11に対して正規の向きとは左右が逆向きになっていると、第1突片54より幅広の一方の第2突片55が誤組付防止リブ19,19と干渉し、角溝29の奥まで枠形シール部材60を挿入することができなくなり、誤組み付けに気づく。また、計測管50の上下が逆の状態では、枠形シール部材60が角溝29に挿入し得るが、素子収容部52が部品受容口17の下側の開口縁に当接するので誤組み付けに気づく。
前述したように、図8(A)に示すように、計測管50はメータケース11に組み付けられると、筒形本体部51がダクト部12の下部における前後方向H2の中央に配置され、図3に示すように、筒形本体部51の両端部が流入部屋31と流出部屋33とに僅かに突出した状態になって流入部屋31と流出部屋33とを連絡する。また、枠形シール部材60と後述する受容口蓋18とにより、流入部屋31と中間部屋32との間、及び、中間部屋32と流出部屋33との間が気密状態に隔絶されている。これにより、一方の配管接続部23から遮断部屋30を通って流入部屋31に流れ込んだ流体は、全て筒形本体部51の内側を通過し、流出部屋33を通り、他方の配管接続部24から排出される。
筒形本体部51内を通過する流体の流量を計測するために、図9に示すように、素子収容部52には、図示しない1対の超音波素子(一般に「超音波送受波器」ともいう)が収容されている。そして、一方の超音波素子から送波された超音波が流体を伝播して他方の超音波素子に受波される伝搬時間に基づいて、後述する回路基板98(図2参照)上の制御回路がガスの使用量を演算する。
受容口蓋18は、部品受容口17より一回り大きな長方形の板状をなし、外周部をメータケース11に螺子止めされる。また、受容口蓋18の内面には、図示しないパッキンが敷設されている。パッキンには、部品受容口17の開口縁の全体に密着する矩形環状部と、矩形環状部の横方向H1の中間部分に差し渡されて上下方向に延びる1対の架橋部とを有する。そして、それら架橋部が第2及び第3の仕切壁26,27の前面とそれら組み付けられている枠形シール部材60,60の前面とに当接する。これにより流入部屋31と中間部屋32との間、中間部屋32と流出部屋33との間が気密状態に区画される。
受容口蓋18のうち中間部屋32に対向する部分には、ケーブル挿通孔18Aが形成され、計測管50の超音波素子の図示しないケーブルがケーブル挿通孔18Aを通して受容口蓋18の前側に引き出されている。また、図4に示すように、陥没部16A内の左辺上部には、フード部13内に連通するケーブル挿通孔77が備えられ、そのケーブル挿通孔77を通して遮断弁20の図示しないケーブルが陥没部16Aの前側に引き出されている。
陥没部16Aには、受容口蓋18の前側に回路基板98が重ねて取り付けられ、回路基板98を覆うように前面カバー81が取り付けられる。そして、回路基板98に超音波素子、遮断弁20等が接続されている。そして、回路基板98上の制御回路により、前述の如く超音波素子を利用して流体の流量が計測されると共に、異常が検出されたとき、遮断弁20にて貫通孔25Aを閉塞する。
本実施形態の超音波流量計10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の超音波流量計10の作用効果について説明する。この超音波流量計10には、流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33を開放する部品受容口17が形成され、それら流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33を仕切る第2及び第3の仕切壁26,27には、部品受容口17側が開口する1対の角溝29,29が形成されている。そして、角筒状の計測管50の外面に嵌合される1対の枠形シール部材60,60の3辺が1対の角溝29,29の内面に密着すると共に、残り1辺のみが受容口蓋18に密着する構造になっている。これにより、受容口蓋18を閉じる際の目視確認が不可能な状況下では、枠形シール部材60の1辺に受容口蓋18を宛がうだけでよく、従来のように煩雑な作業を要しない。また、各枠形シール部材60の上下両面の両側部から突出する1対の対向ガイド片63,63の案内により、角溝29に枠形シール部材60を嵌合する作業も容易に行うことができる。しかも、第2及び第3の仕切壁26,27及び枠形シール部材60の各肉厚と対向ガイド片63,63同士の間隔は、部品受容口17から奥に向かうに従って徐々に大きくなり、角溝29,29の1対の対向面間及び1対の第1対向辺の外面間の間隔が、部品受容口17から奥に向かうに従って徐々に小さくなっているので、枠形シール部材60を角溝29に嵌合してその奥側に至るまでは、大きな嵌合抵抗がかからない。これらにより、本発明の超音波流量計は、従来のものに比べて組立作業が容易になる。
また、角溝29内の両角部にコーナー円弧面29Cが形成されて角溝29の内面が滑らかに連続しているので、枠形シール部材60の3辺全体に亘って連続して延びるリップ62全体を角溝29の内面に容易に密着させることができる。また、枠形シール部材60の残りの1辺の外面は、リップ62を有しない平坦面になっているので、その平坦面に受容口蓋18の内面を密着させることで、角溝29の内面と受容口蓋18の内面とが交差してなる所謂ピン角部分の隙間を好適に塞ぐことができる。
メータケース11に対して計測管50が正規の向きになっていない状態で組み付けても誤組付防止リブ19と第2突片55と、又は、素子収容部52とダクト部12の部品受容口17の開口縁とが干渉するので、誤組立防止の確認作業が容易になり、組立の作業効率が向上する。なお、本実施形態では、これら誤組付防止リブ19と第2突片55、及び、素子収容部52とダクト部12が、本発明に係る「干渉部」に相当する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の超音波流量計10では、図8(A)に示すように、各枠形シール部材60の前辺(本発明の「第2対向辺」に相当する)を、後辺(本発明の「第2対向辺」に相当する)より前後方向H2で幅広にすることで、角溝29の前後方向H2においてメータケース11に対して計測管50を好適な位置(中央)に配置していたが、図8(B)に示すように、枠形シール部材60の前辺も後辺と略同一の幅とし、受容口蓋18から突出する突片18Tが角溝29内に突入して枠形シール部材60に突き当てられる構成としてもよい。
(2)前記実施形態の枠形シール部材60の後辺には対向ガイド片63,63が備えられていないが、上下の両辺と後辺とに連続するように対向ガイド片63,63を形成してもよい。
(3)前記実施形態の超音波流量計10は、前面に部品受容口17及び受容口蓋18を備えていたが、後面又は下面に部品受容口17及び受容口蓋18を備えた構成としてもよい。
(4)前記実施形態の超音波流量計10では、ダクト部12が水平方向に延び、1対の配管接続部23,24が上方に突出していたが、1対の配管接続部23,24が下方に突出したものや、配管接続部23,24の一方と他方とがダクト部12の上方と下方とに突出したもの、さらには、ダクト部12が上下方向に延び、1対の配管接続部23,24が水平方向に突出したものに本発明を適用してもよい。
10 超音波流量計
11 メータケース
12 ダクト部(干渉部)
17 部品受容口
18 受容口蓋
19 誤組付防止リブ(干渉部)
26 第2仕切壁(仕切壁)
27 第3仕切壁(仕切壁)
29 角溝
29C コーナー円弧面
31 流入部屋
32 中間部屋
33 流出部屋
50 計測管
55 第2突片(干渉部)
56 超音波素子
60 枠形シール部材
60C コーナー円弧面
62 リップ
63 対向ガイド片

Claims (5)

  1. メータケース内の流入部屋と中間部屋と流出部屋とを仕切る1対の仕切壁を計測管が貫通し、前記流入部屋から前記計測管、前記流出部屋へと流れる流体の流量を、前記計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して計測する超音波流量計であって、
    前記計測管は、角筒状をなし、
    前記メータケースに形成されて、前記流入部屋、前記中間部屋及び前記流出部屋を開放する部品受容口と、
    前記部品受容口を気密状態に閉塞する受容口蓋と、
    前記1対の仕切壁に形成され、前記部品受容口側が開口する1対の角溝と、
    前記計測管の外面に嵌合される枠構造をなし、3辺が前記1対の角溝の内面に密着すると共に、残り1辺のみが前記受容口蓋に密着する1対の枠形シール部材と、
    各前記枠形シール部材のうち前記角溝の1対の対向面に密着する1対の第1対向辺の外面両側部から突出し、前記角溝の開口縁を挟んで対向する対向ガイド片と、を備える超音波流量計。
  2. 前記1対の仕切壁及び前記1対の枠形シール部材の各肉厚と前記対向ガイド片同士の間隔とが、前記部品受容口から奥に向かうに従って徐々に大きくなり、
    前記角溝の1対の対向面間及び前記1対の第1対向辺の外面間の間隔が、前記部品受容口から奥に向かうに従って徐々に小さくなっている請求項1に記載の超音波流量計。
  3. 前記角溝の奥側両角部及びそれらに対応する前記枠形シール部材の両角部にコーナー円弧面がそれぞれ形成され、
    前記枠形シール部材の前記3辺全体に亘って連続して延びるリップが備えられ、
    残りの前記1辺の外面は、前記リップを有しない平坦面になっている請求項1又は2に記載の超音波流量計。
  4. 各前記枠形シール部材のうち前記部品受容口側の第2対向辺は、その反対側の第2対向辺より内外面間の幅が大きくなっている請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の超音波流量計。
  5. 前記メータケースと前記計測管とに設けられ、前記メータケースに対して前記計測管が正規の向きになっていないと互いに干渉して前記メータケースに対する前記計測管の組み付けを規制する干渉部を備える請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の超音波流量計。
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