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JP2019008494A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2019008494A
JP2019008494A JP2017122686A JP2017122686A JP2019008494A JP 2019008494 A JP2019008494 A JP 2019008494A JP 2017122686 A JP2017122686 A JP 2017122686A JP 2017122686 A JP2017122686 A JP 2017122686A JP 2019008494 A JP2019008494 A JP 2019008494A
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勝巨 横山
Masanao Yokoyama
勝巨 横山
佳宣 佐藤
Yoshinobu Sato
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Abstract

【課題】全天球画像を再生する際に、ユーザーが確認したい特定画像(例えば、人物の顔)の位置が、現在の表示位置からある像高以上のときに、あらかじめ歪曲補正を行った特定領域(例えば、人物の顔を含む領域)を重畳して表示することで、全天球画像内の被写体を容易に確認することを可能にした画像処理装置を提供すること。【解決手段】全天球画像生成部と、歪曲画像補正部と、被写体検出部と、被写体位置算出部と、被写体を切り出し所定のサイズにリサイズする特定領域画像生成部と、被写体の像高差を算出し、像高差が所定範囲かを判定する像高判定部と、射影変換画像を生成する射影変換処理部と、像高差が所定範囲外のとき射影変換画像に特定領域画像生成部によって生成した特定領域画像を重畳した表示画像を生成する表示画像生成部と、表示画像生成部で生成した表示画像を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に画像を表示させる装置に関する。
従来、複数の撮像画像を合成することにより、360度すべての方向における画像(例えば、全天球画像)を生成することが可能な画像処理装置が提案されている。特許文献1には、2つの広角レンズを有する撮像系を備え、各撮像系から出力された画像を繋ぎ合せて合成することにより全天球画像を生成する装置が提案されている。
また、上記全天球画像を2次元の表示装置に表示させるために、装置全天球画像を平面画像に射影する画像装置が提案されている。特許文献2には、全天球フォーマットといった広画角画像をディスプレイ装置で表示させるために平面画像に変換するに際して、平面画像の最大半画角(φmax)の大きさに応じて、平面画像から広画角画像への逆変換方式を切り替えることで、平面画像に生じる画像伸張や湾曲などの違和感を最低化させる装置が提案されている。
特開2013−45089号公報 特開2013−57993号公報
しかしながら、上述の特許文献2に開示された従来技術では、全天球画像を2次元の表示装置に表示させるために、複雑な射影変換処理を要し、処理演算能力の高い表示装置が必要となる。
そこで、射影変換処理を簡易化させるために、補間射影を行わず、全天球画像をそのまま射影変換して射影変換画像を生成することができる(図14を参照)。
しかし、被写体の表示位置によっては、ユーザーが確認したい被写体が歪んで表示され、何が撮影されているか分からないことがある。
そこで、本発明の目的は、全天球画像を射影変換した画像を再生する際に、ユーザーが確認したい特定画像(例えば、人物の顔)の位置が、現在の表示中心位置からある像高以上のときに、あらかじめ歪曲補正を行った特定領域(例えば、人物の顔を含む領域)を重畳して表示することで、射影変換した画像内の被写体を容易に確認することを可能にした画像処理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、
全天球画像を生成する全天球画像生成部と、前記全天球画像生成部で生成された全天球画像の歪曲収差を補正する歪曲画像補正部と、前記歪曲画像補正部で補正した画像に対し、特定の被写体を検出する被写体検出部と、前記検出した被写体の座標位置を算出する被写体位置算出部と、前記検出した被写体を切り出し所定のサイズにリサイズする特定領域画像生成部と、表示中心座標と前記被写体の座標位置から被写体の像高差を算出し、前記像高差が所定範囲かを判定する像高判定部と、前記全天球画像を平面画像に射影変換し射影変換画像を生成する射影変換処理部と、前記像高差が所定範囲外のとき前記射影変換画像に前記特定領域画像生成部によって生成した特定領域画像を重畳した表示画像を生成する表示画像生成部と、前記表示画像生成部で生成した表示画像を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、
全天球画像を生成する全天球画像生成部と、前記全天球画像生成部で生成された全天球画像の歪曲収差を補正する歪曲画像補正部と、前記歪曲画像補正部で補正した画像に対し、特定の被写体を検出する被写体検出部と、前記検出した被写体の座標位置を算出する被写体位置算出部と、前記検出した被写体を切り出し所定のサイズにリサイズする特定領域画像生成部と、前記全天球画像を平面画像に射影変換し射影変換画像を生成する射影変換処理部と、前記射影変換画像に前記特定領域画像生成部によって生成した特定領域画像を重畳した表示画像を生成する表示画像生成部と、前記特定領域画像を選択する画像選択部と、前記選択した特定領域画像の座標位置を表示中心にした前記射影変換画像を生成する表示変更部と、前記表示画像生成部または前記表示変更部で生成した表示画像を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、全天球画像を射影変換した画像を再生する際に、ユーザーが確認したい特定画像(例えば、人物の顔)の位置が、現在の表示中心位置からある像高以上のときに、あらかじめ歪曲補正を行った特定領域(例えば、人物の顔を含む領域)を重畳して表示することで、射影変換した画像内の被写体を容易に確認することを可能にした画像処理装置を提供することができる。
画像処理装置のブロック図 全天球画像の座標 第1の実施形態における全天球画像を撮像するフローチャート 顔検出処理のフローチャート 全天球画像を表示するフローチャート 人物Aの射影変換画像の表示画像1 人物Aの射影変換画像の表示画像2 人物Aと人物Bの射影変換画像の表示画像1 人物Aと人物Bの射影変換画像の表示画像2 第2の実施形態における全天球画像を表示するフローチャート 人物Aと人物Bの射影変換画像と顔領域画像の表示画像1 人物Aと人物Bの射影変換画像と顔領域画像の表示画像2 人物Aと人物Bの射影変換画像と顔領域画像の表示画像3 全天球画像の射影変換画像
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1を参照して、本発明の実施形態にかかわる画像処理装置のブロック図について説明する。
画像処理装置は、対物レンズ101、105と、撮像素子102、106と、アナログ信号処理部103、107と、画像処理部104、108と、カメラ制御部109と、操作部110と、メモリ111と、歪曲画像補正部112と、顔検出処理部113と、特定領域画像生成部114と、像高判定部115と、全天球画像生成部116と、表示画像生成部117と、表示部118と、射影変換処理部119と、バス120を有している。
ここで、画像処理部104、108、カメラ制御部109、メモリ111、顔検出処理部113、特定領域画像生成部114、像高判定部115、全天球画像生成部116、表示画像生成部117、表示部118は、射影変換処理部119は、バス120を介して接続されている。また、撮像素子102、106、アナログ信号処理部103、107、操作部110は、カメラ制御部109に接続されている。
本実施形態では、2つの撮像系により撮像された各撮像画像の画角:0度〜360度までの画像を繋ぎ合わせ合成して全天球画像を生成する。そのため、2つの対物レンズを有し、各々180(=360/2)度を超える魚眼レンズであり、各々の光軸が合致するようにして、互いに逆向きに組み合わせられている。本実施形態では、2つの撮像系により撮像された各撮像画像で全天球画像を生成するが、その限りではない。N個の撮像系で全天球画像を生成する場合は、各撮像画像の画角:0度〜360度/Nまでの画像を繋ぎ合わせ合成すれば良い。
対物レンズ101、105は、光束を集光して被写体像を撮像素子102、106の受光面に形成する。撮像素子102、106は、対物レンズ101、105を通過した被写体の画像光を光電変換してアナログ画像信号に変換するCCD等の撮像素子である。アナログ信号処理部103、107は、カメラ制御部109の指示に応じて、撮像素子102、106から出力されたアナログ画像信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などの信号処理を施し、信号処理されたデジタル画像信号を画像処理部104、108へ転送する。
画像処理部104、108は、カメラ制御部109の指示に応じて、アナログ信号処理部103、107で処理されたデジタル画像信号に対して、ホワイトバランス調整、補間、輪郭強調、ガンマ補正、階調変換などの画像処理を施し、画像処理された撮像画像をメモリ111へ記憶させる。
メモリ111は、画像処理部104、108から出力される撮像画像、又は表示画像生成部117から出力される表示画像など、バス120に接続されている回路で処理された画像を一時的に記憶する。また、メモリ111は、カメラ制御部109による処理の過程で作成された設定情報を一時的に記憶する。
操作部110は、シャッターボタンやカメラのモード選択メニューを決定するOKボタン等、ユーザーがカメラを外部から操作する箇所である。
カメラ制御部109は、操作部110からの指示を受け、撮影を実行するために各ブロックの動作を統括制御する。
歪曲画像補正部112は、カメラ制御部109の指示に応じて、対物レンズ101、105の光学特性により光が歪曲収差し、アナログ信号処理部103、107、画像処理部104、108を介して処理された歪曲している撮像画像をメモリ111から読み出し、レンズの光学特性に応じた歪曲収差補正を施し、その歪曲収差補正した撮像画像をメモリ111へ記憶させる。
顔検出処理部113は、カメラ制御部109の指示に応じて、歪曲画像補正部112により歪曲収差補正した撮像画像をメモリ111から読み出し、画像の中から顔領域を検出し、その顔領域の中心座標を顔位置として算出し、顔位置座標をメモリ111へ記憶させる。さらに、検出した顔領域を切り出し、所定のサイズにリサイズした顔領域画像を顔位置座標と紐付けてメモリ111へ記憶させる。顔検出処理は、複数人の処理が可能とする。
図2を参照して、全天球画像の座標について説明する。
2つの撮像系により撮像した2つの広角180度の撮像画像は、X軸、Y軸、Z軸系において、1つはZ軸が正である180度の画像と、もう1つはZ軸が負である180度の画像とし、画像の座標が一意的に決まるものとする。よって、顔領域の中心座標位置は、撮像画像から一意的に決まる。
特定領域画像生成部114は、顔検出処理部113によって検出した顔領域を切り出し、所定のサイズにリサイズした顔領域画像をメモリ111へ記憶させる。
像高判定部115は、表示する画像の中心座標と顔検出処理部113によって算出した顔領域の中心座標位置から顔領域の像高差を算出し、像高差が所定範囲内であるかを判定する。像高差が大きいと、射影変換した際に、歪曲収差が大きくなり、被写体の確認が困難になる。
全天球画像生成部116は、カメラ制御部109の指示に応じて、画像処理部104、108で処理された2つの撮像画像をメモリ111から読み出し、各撮像画像の画角:0度〜360度までの画像を繋ぎ合わせ合成した全天球画像を生成し、メモリ111へ記憶させる。全天球画像の生成については、すでに公知である特開2013−45089号公報に記載されている。
射影変換処理部119は、全天球画像生成部116で生成された全天球画像を、射影変換方式により3次元面上の全天球画像を平面画像に射影変換し、メモリ111へ記憶させる。射影変換は、全天球に張り付いた画像を球中心から見るものと仮定し、中心からの角度(半画角)を平面上での距離(像高)に変換することで、平面画像化する。また、操作部110からのパン(視野の左右移動)、チルト(視野の上下移動)、ズーム(拡大縮小)といった各種の表示変更操作があった場合は、射影する平面座標の変更を行い、射影変換を行う。
表示画像生成部117は、カメラ制御部109の指示に応じて、像高判定部115の結果、顔領域の像高差が所定範囲外であったら、特定領域画像生成部114によって生成した顔領域画像と射影変換処理部119によって生成された射影変換画像をメモリ111から読み出し、顔領域画像と射影変換画像を重畳して表示画像を生成し、メモリ111へ記憶させる。
表示部118は、LCD(液晶表示装置)等で構成され、射影変換処理部119、または表示画像生成部117で生成された表示画像を受けて表示する。
以下、図3、図4、図5を参照して、本実施形態による、2つの撮像系により全天球画像を生成し、表示するまでの詳細のフローチャートについて説明する。
まず、図3を参照して、全天球画像を撮像するフローチャートについて説明する。
ステップS301では、ユーザーにより操作部110にてシャッターボタンが押されたかをカメラ制御部109が判断する。シャッターボタンが押されていたらステップS302へ移行し、押されていなければ、スタートへ戻る。
次に、ステップS302では、2つの撮像系により撮像処理を行う。対物レンズ101、撮像素子102、アナログ信号処理部103、画像処理部104が画像処理を施した撮像画像をメモリ111へ記憶する。さらに、撮像素子106、アナログ信号処理部107、画像処理部108が画像処理を施した撮像画像をメモリ111へ記憶する。
次に、ステップS303では、撮像した画像内から顔検出、および顔の座標位置を算出する。詳細は、後述する図4の説明にて行う。
次に、ステップS304では、ステップS302にて一時記憶した2つの撮像画像に対して、全天球画像生成部116が、各撮像画像の画角:0度〜360度までの画像を繋ぎ合わせ合成した全天球画像を生成する。
次に、ステップS305では、射影変換処理部119が、ステップS304にて生成した全天球画像に対し、射影変換を行い平面画像化した射影画像を生成する。
このようにして、2つの撮像系により撮像した各撮像画像から全天球画像を生成し、射影変換処理を施すことで平面画像化した射影変換画像を生成する。
ここで、図4を参照して、上述した顔検出処理のフローチャートについて説明する。
ステップS401では、ステップS302にて一時記憶した2つの撮像画像に対して、歪曲補正部112が、対物レンズ101、105の光学特性によって生じた歪曲収差を補正する。
次に、ステップS402は、顔検出処理部113が、ステップS401にて歪曲収差補正された撮像画像に対して、顔検出を行う。
次に、ステップS403は、顔検出処理部113が、顔を検出した顔サイズの矩形を顔領域とし、顔領域の中心座標を顔位置として算出する。
ステップS402にて検出された顔が複数の場合は、複数の顔位置座標を算出する。
次に、ステップS404は、顔検出処理部113が、顔領域を切り出し、所定のサイズにリサイズした顔領域画像を、ステップS403にて算出した顔位置座標と紐付けてメモリ111へ記憶させる。このようにして、2つの撮像系により撮像した各撮像画像から顔位置座標の算出と顔領域画像の生成を行う。
次に、図5を参照して、全天球画像を表示するフローチャートについて説明する。
ステップS501では、表示部118が、ステップS305、またはステップS307にて生成した射影変換画像をLCDで構成され液晶表示装置に表示する。初期表示の射影変換は、図2におけるX=Y=0を平面としたZが正側の画像を射影変換するものとする。その初期表示は、2つの撮像系のうち、対物レンズ101、撮像素子102、アナログ信号処理部103、画像処理部104を介して撮像された画像の中心である。
次に、ステップS502は、像高判定部115が、ステップS403にて算出した人物の顔位置座標が、現在表示している表示中心座標から所定範囲の像高差であるかを判定する。表示中心座標から人物の顔位置座標の像高差が所定範囲内であれば、ステップS503へ移行し、像高差が所定範囲外であれば、ステップS504へ移行する。
次に、ステップS503は、表示中心座標から人物の顔位置座標の像高差が所定範囲内なので、表示画像生成部117は何も行わない。
次に、ステップS504は、表示中心座標から人物の顔位置座標の像高差が所定範囲外なので、表示画像生成部117が、ステップS404にて生成した顔領域画像をステップS305にて生成した射影変換画像に重畳して、メモリ111へ記憶させる。
次に、ステップS505は、表示部118が、ステップS503、またはステップS504にて、表示画像生成部117が生成した表示画像をLCDで構成され液晶表示装置に表示する。
図6を参照して、ステップS503にて、表示画像生成部117が生成した表示画像を示す。対物レンズ101側で人物Aを中心にした構図で撮影した場合、初期表示位置が人物Aを中心とした画像となる。
図7を参照して、ステップS504にて、表示画像生成部117が生成した表示画像を示す。対物レンズ101側で人物Aを左端の構図で撮影した場合、初期表示位置の中心から人物Aは遠くなり、表示中心座標から顔位置座標の像高差は大きくなる。そして、人物Aは、対物レンズ101の光学特性により大きく歪曲し、人物の特定が困難になる。人物Aの顔領域画像701を重畳して表示することで人物の特定が容易になる。
次に、ステップS506では、ユーザーが操作部110から画像の表示位置の変更を指示したかを判断する。表示位置の変更指示は、LCD等の表示部がタッチパネルで構成されている場合は、指先やタッチペンで画面に触れて操作することも可能とする。操作部110から表示位置の変更を指示があれば、ステップS507へ移行し、変更を指示がなければ、ステップS508へ移行する。
次に、ステップS507では、射影変換処理部119が、操作部110からの表示位置の変更指示に応じて、表示平面座標を変更し、射影変換方式により3次元面上の全天球画像を平面画像に射影変換する。
次に、ステップS508では、ユーザーが操作部110から再生表示の終了指示をしたかを判断する。再生表示の終了指示があれば、再生処理を終了し、再生表示の終了指示がなければ、ステップS501へ戻る。
図8と図9を参照して、ユーザーが操作部110から画像の表示位置の変更を指示した場合の表示画像を示す。図8の表示画像に対して、ユーザーが表示位置の変更指示を左にパンさせた場合の表示画像が図9である。
図8の表示画像は、人物Aは中心に、人物Bは右側に位置した構図である。人物Bは、表示中心座標から顔位置座標の像高差が大きく、大きく歪曲しており、人物の特定が困難になっている。ステップS504にて、表示画像生成部117が人物Bの顔領域画像801を重畳して表示することで人物の特定が容易になっている。
図9の表示画像は、表示位置が左にパンされたことで、人物Bは中心に、人物Aは左側に位置が変更され、それに伴い人物Aと人物Bの像高が変更される。人物Aは、表示中心座標から顔位置座標の像高差が大きく、大きく歪曲しており、人物の特定が困難になっている。ステップS504にて、表示画像生成部117が人物Aの顔領域画像901を重畳して表示することで人物の特定が容易になっている。
このようにして、表示中心座標から人物の顔位置座標が所定の像高差より大きく、歪曲の影響を大きく受ける位置にある場合は、人物の特定が困難になるので、人物の顔領域画像を重畳して表示させることで、人物の特定を容易にさせることができる。
《第2の実施形態》
以下、図10を参照して、本発明の第2の実施形態による、全天球画像を表示するフローチャートについて説明する。全天球画像の撮像、および顔検出処理は、第1の実施形態と同じである。
ステップS1001では、表示部118が、表示画像生成部117にて生成した表示画像をLCDで構成され液晶表示装置に表示する。図11を参照して、ステップS1001にて、表示画像生成部117が生成した表示画像を示す。図11の表示画像は、射影変換画像1101と顔領域画像1102、1103を同時に表示している。射影変換画像1101は、人物Aは中心に、人物Bは右側に位置した構図である。顔領域画像1102は、ステップS404にて顔検出処理部113が生成した人物Aの顔領域画像である。同様に、顔領域画像1103は、ステップS404にて顔検出処理部113が生成した人物Bの顔領域画像である。
次に、ステップS1002は、ユーザーが操作部110から画像の表示位置の変更を指示したかを判断する。表示位置の変更指示は、LCD等の表示部がタッチパネルで構成されている場合は、指先やタッチペンで画面に触れて操作することも可能とする。操作部110から表示位置の変更を指示があれば、ステップS1003へ移行し、変更を指示がなければ、ステップS1004へ移行する。
次に、ステップS1003は、射影変換処理部119が、操作部110からの表示位置の変更指示に応じて、表示平面座標を変更し、射影変換方式により3次元面上の全天球画像を平面画像に射影変換する。
次に、ステップS1004は、ユーザーが操作部110から顔指定の指示をしたかを判断する。顔指定は、図11を参照して、顔領域画像1102、または顔領域画像1103を選択することで実施される。操作部110から顔指定の指示があれば、ステップS1005へ移行し、顔指定の指示がなければ、ステップS1006へ移行する。
次に、ステップS1005は、射影変換処理部119が、ステップS1004にて指定された顔位置座標が表示座標の中心になるように変更し、射影変換方式により3次元面上の全天球画像を平面画像に射影変換する。
次に、ステップS1006は、ユーザーが操作部110から再生表示の終了指示をしたかを判断する。再生表示の終了指示があれば、再生処理を終了し、再生表示の終了指示がなければ、ステップS1001へ戻る。
図11と図12を参照して、ユーザーが操作部110から顔指定の指示をした場合の表示画像を示す。まず、図11を参照して、ユーザーが、操作部110から人物Bの顔領域画像1103を選択したとする。すると、ステップS1005にて、人物Bの顔位置座標が表示座標の中心となるように変更される。
次に、図12を参照して、上記による人物Bの顔領域画像1103の選択により、人物Bの顔領域が表示座標の中心となるような構図で表示される。このとき、人物の顔の向きを検出し、顔の角度が正位置になるように射影変換画像を回転させても良い。さらに、図13を参照して、ユーザーが選択した顔領域画像を中心に拡大し、被写体を大きく表示させることも可能とする。ユーザーが人物Bを選択した場合、射影変換画像1301のように人物Bを拡大して表示する。
このように、ユーザーが顔領域画像を選択できるようなユーザーインターフェースを用意し、選択された顔画像が中心になるように射影変換画像を生成し表示することで、特定の人物を中心とした構図を容易に確認することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 対物レンズ、102 撮像素子、103 アナログ信号処理部、
104 画像処理部、105 対物レンズ、106 撮像素子、
107 アナログ信号処理部、108 画像処理部、109 カメラ制御部、
110 操作部、111 メモリ、112 歪曲画像補正部、
113 会検出処理部、114 特定領域画像生成部、115 像高判定部、
116 全天球画像生成部、117 表示画像生成部、118 表示部、
119 射影変換処理部、120 バス

Claims (4)

  1. 全天球画像を生成する全天球画像生成部と、
    前記全天球画像生成部で生成された全天球画像の歪曲収差を補正する歪曲画像補正部と、
    前記歪曲画像補正部で補正した画像に対し、特定の被写体を検出する被写体検出部と、
    前記検出した被写体の座標位置を算出する被写体位置算出部と、
    前記検出した被写体を切り出し所定のサイズにリサイズする特定領域画像生成部と、
    表示中心座標と前記被写体の座標位置から被写体の像高差を算出し、前記像高差が所定範囲かを判定する像高判定部と、
    前記全天球画像を平面画像に射影変換し射影変換画像を生成する射影変換処理部と、
    前記像高差が所定範囲外のとき前記射影変換画像に前記特定領域画像生成部によって生成した特定領域画像を重畳した表示画像を生成する表示画像生成部と、
    前記表示画像生成部で生成した表示画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 全天球画像を生成する全天球画像生成部と、
    前記全天球画像生成部で生成された全天球画像の歪曲収差を補正する歪曲画像補正部と、
    前記歪曲画像補正部で補正した画像に対し、特定の被写体を検出する被写体検出部と、
    前記検出した被写体の座標位置を算出する被写体位置算出部と、
    前記検出した被写体を切り出し所定のサイズにリサイズする特定領域画像生成部と、
    前記全天球画像を平面画像に射影変換し射影変換画像を生成する射影変換処理部と、
    前記射影変換画像に前記特定領域画像生成部によって生成した特定領域画像を重畳した表示画像を生成する表示画像生成部と、
    前記特定領域画像を選択する画像選択部と、
    前記選択した特定領域画像の座標位置を表示中心にした前記射影変換画像を生成する表示変更部と、
    前記表示画像生成部または前記表示変更部で生成した表示画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記表示変更部は、前記選択した特定領域画像の前記被写体の向きが正位置になるように前記射影変換画像を回転させる画像回転処理部を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示変更部は、前記選択した特定領域画像の前記被写体が所定サイズの大きさになるまで前記射影変換画像をリサイズするリサイズ部を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
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CN112990381A (zh) * 2021-05-11 2021-06-18 南京甄视智能科技有限公司 畸变图像目标识别方法及装置
WO2024193401A1 (zh) * 2023-03-22 2024-09-26 北京字跳网络技术有限公司 一种图像处理、特效渲染方法、装置、设备及存储介质

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