Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2019001086A - インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド - Google Patents

インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2019001086A
JP2019001086A JP2017118509A JP2017118509A JP2019001086A JP 2019001086 A JP2019001086 A JP 2019001086A JP 2017118509 A JP2017118509 A JP 2017118509A JP 2017118509 A JP2017118509 A JP 2017118509A JP 2019001086 A JP2019001086 A JP 2019001086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat sink
wall surface
electronic component
surface member
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017118509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6549184B2 (ja
Inventor
良太 佐合
Ryota Sago
良太 佐合
さちえ 室賀
Sachie Muroga
さちえ 室賀
栄治 半場
Eiji Hanba
栄治 半場
広信 鈴木
Hironobu Suzuki
広信 鈴木
八木 秀樹
Hideki Yagi
秀樹 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP2017118509A priority Critical patent/JP6549184B2/ja
Priority to US16/006,909 priority patent/US10391799B2/en
Publication of JP2019001086A publication Critical patent/JP2019001086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6549184B2 publication Critical patent/JP6549184B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/377Cooling or ventilating arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04515Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits preventing overheating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14274Structure of print heads with piezoelectric elements of stacked structure type, deformed by compression/extension and disposed on a diaphragm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/08Embodiments of or processes related to ink-jet heads dealing with thermal variations, e.g. cooling

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】効率的に電子部品の冷却を行うことができる冷却装置を備えたインクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッドを提供する。【解決手段】本発明に係るインクジェットプリンタの駆動信号発生装置51は、第1電子部品T1と第2電子部品とを備え、第1電子部品T1は、発熱量が第2電子部品よりも大きい。ヒートシンク70は筒状に形成され、両端が開放されている。冷却ファン80は、一部がヒートシンク70の第1の端部70aに面し、他の一部が少なくとも第1の端部70aよりも第1壁面部材71側に突出している。第1電子部品T1は第1壁面部材71の外壁71aに接し、第2電子部品は第2壁面部材72の外壁72aに接している。【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッドに関する。
従来から、各種電子機器において、発熱量の多い電子部品を冷却するためにヒートシンクが利用されている。例えば、特許文献1には、内側に放熱用のフィンを備えた角筒形の放熱体が開示されている。上記角筒形の放熱体のフィンの裏側には電子部品が密着して装着され、角筒形の放熱体の内部にはファンによって風が流される。
特開平5−259673号公報
インクジェットプリンタにおいても、発熱量の多い電子部品が存在する。それは、例えば、アクチュエータの駆動信号を発生させる駆動信号発生回路におけるトランジスタ等である。上記トランジスタは、駆動信号発生回路において、信号波形を増幅する駆動波形増幅回路に設けられている。近年では、インクの多様化や印刷の高密度化、高速化の要請に基づいて、プリントヘッドにおけるアクチュエータの数は増加し、また密度が高くなっている。それに伴って、トランジスタを始めとする電子部品を冷却する冷却装置もより高い冷却能力が求められるようになっている。しかしながら、従来の技術では、冷却装置の冷却能力を高めるためには、フィンや冷却ファンを増強しなければならず、高コスト化を招いていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、より効率的に電子部品の冷却を行うことができる冷却装置を備えたインクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッドを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、インクを吐出させるアクチュエータを備えた1つまたは複数のインクヘッドと、前記アクチュエータを駆動させる駆動信号を発生させる1つまたは複数の駆動信号発生装置と、冷却装置とを備える。前記駆動信号発生装置は第1電子部品と第2電子部品とを備え、前記冷却装置は少なくとも前記第1電子部品と前記第2電子部品とを冷却する。前記第1電子部品は、前記駆動信号を発生させる際の発熱量が前記第2電子部品よりも大きい。前記冷却装置は、ヒートシンクと冷却ファンとを備える。前記ヒートシンクは、それぞれが外壁を有する第1壁面部材と第2壁面部材とを含む壁面部材によって筒状に形成され、開放された第1の端部および第2の端部を有している。前記冷却ファンは、前記ヒートシンクの前記第1の端部に面するように設けられた内側送風部と、前記内側送風部よりも前記第1壁面部材側に設けられた外側送風部とを備え、少なくとも前記ヒートシンクの内部と前記第1壁面部材の外壁上とに風を流すように構成されている。そして、前記第1電子部品は、前記第1壁面部材の外壁に接して設けられ、前記第2電子部品は、前記第2壁面部材の外壁に接して設けられている。
また、本発明に係るインクジェット式プリントヘッドは、吐出液を吐出させるアクチュエータを備えた1つまたは複数のヘッドと、前記アクチュエータを駆動させる駆動信号を発生させる1つまたは複数の駆動信号発生装置と、冷却装置とを備える。前記駆動信号発生装置は第1電子部品と第2電子部品とを備え、前記冷却装置は少なくとも前記第1電子部品と前記第2電子部品とを冷却する。前記第1電子部品は、前記駆動信号を発生させる際の発熱量が前記第2電子部品よりも大きい。前記冷却装置は、ヒートシンクと冷却ファンとを備える。前記ヒートシンクは、それぞれが外壁を有する第1壁面部材と第2壁面部材とを含む壁面部材によって筒状に形成され、開放された第1の端部および第2の端部を有している。前記冷却ファンは、前記ヒートシンクの前記第1の端部に面するように設けられた内側送風部と、前記内側送風部よりも前記第1壁面部材側に設けられた外側送風部とを備え、少なくとも前記ヒートシンクの内部と前記第1壁面部材の外壁上とに風を流すように構成されている。そして、前記第1電子部品は、前記第1壁面部材の外壁に接して設けられ、前記第2電子部品は、前記第2壁面部材の外壁に接して設けられている。
上記インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッドによれば、発熱量の大きい第1電子部品をヒートシンクの第1壁面部材の外壁に集中して配置するとともに、冷却ファンの一部が上記第1壁面部材側にはみ出すように構成されている。第1電子部品は、ヒートシンク側と外側の両方から冷却されるため、高い冷却効率で冷却される。一方、比較的発熱の少ない第2電子部品は、基本的にヒートシンク側から冷却される。このように、上記インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッドでは、発熱量の多い部品を固めて配置し、それらを重点的に冷却することによって、全体として高い冷却効率を実現する。
一実施形態に係るインクジェットプリンタの正面図である。 キャリッジ内部の構成を示す図である。 1つのノズル近傍の部分断面図である。 前方側から見た基板の斜視図である。 後方側から見た基板の斜視図である。 基板を上方から見た模式図である。 アクチュエータの駆動波形の一例を示す図である。 プッシュプル回路の回路図の要部を示す図である。 ヒートシンクを2個備えた基板の斜視図である。
以下、図面を参照しながら、いくつかの実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。以下の説明では、インクジェットプリンタを正面から見たときに、インクジェットプリンタから遠ざかる方を前方、インクジェットプリンタに近づく方を後方とする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示し、符号Xは主走査方向Yと直交する副走査方向Xを示している。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、インクジェットプリンタの設置態様等を限定するものではない。
図1は、一実施形態に係る大判のインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とする。)10の正面図である。プリンタ10は、ロール状の記録媒体5を順次前方に移動させると共に、主走査方向Yに移動するキャリッジ25に搭載された8個のインクヘッドH(図2参照)からインクを吐出することによって、記録媒体5上に画像を印刷する。
記録媒体5は、画像が印刷される対象物である。記録媒体5は特に限定されない。記録媒体5は、例えば、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類であってもよいし、樹脂製やガラス製などの透明なシートであってもよいし、金属製やゴム製等のシートであってもよい。また、布帛であってもよい。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体10aと、プリンタ本体10aを支持する脚11とを備えている。プリンタ本体10aは、主走査方向Yに延びている。プリンタ本体10aは、ガイドレール21と、ガイドレール21に係合したキャリッジ25とを備えている。ガイドレール21は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール21は、キャリッジ25の主走査方向Yへの移動をガイドする。キャリッジ25には無端状のベルト22が固定されている。ベルト22は、ガイドレール21の右側に設けられたプーリ23aおよび左側に設けられたプーリ23bに巻き掛けられている。右側のプーリ23aにはキャリッジモータ24が取り付けられている。キャリッジモータ24は、制御装置100と電気的に接続されている。キャリッジモータ24は、制御装置100によって制御される。キャリッジモータ24が駆動するとプーリ23aが回転し、ベルト22が走行する。それにより、キャリッジ25がガイドレール21に沿って主走査方向Yに移動する。このように、キャリッジ25が主走査方向Yに移動することによって、インクヘッドHも主走査方向Yに移動する。本実施形態では、ベルト22とプーリ23aとプーリ23bとキャリッジモータ24とが、キャリッジ25およびキャリッジ25に搭載されたインクヘッドHを主走査方向Yに移動させるキャリッジ移動機構20の一例である。
キャリッジ25の下方には、プラテン12が配置されている。プラテン12は、主走査方向Yに延びている。プラテン12には記録媒体5が載置される。プラテン12の上方には、記録媒体5を上から押下するピンチローラ31が設けられている。ピンチローラ31は、キャリッジ25より後方に配置されている。プラテン12には、グリットローラ32が設けられている。グリットローラ32は、ピンチローラ31の下方に配置されている。グリットローラ32は、ピンチローラ31と対向する位置に設けられている。グリットローラ32は、フィードモータ33に連結されている。グリットローラ32は、フィードモータ33の駆動力を受けて回転可能に形成されている。フィードモータ33は、制御装置100と電気的に接続されている。フィードモータ33は、制御装置100によって制御される。ピンチローラ31とグリットローラ32との間に記録媒体5が挟まれた状態でグリットローラ32が回転すると、記録媒体5は副走査方向Xに搬送される。本実施形態では、ピンチローラ31とグリットローラ32とフィードモータ33とが、記録媒体5を副走査方向Xに移動させる搬送機構30の一例である。搬送機構30とキャリッジ移動機構20とは、記録媒体5とキャリッジ25とを相対的に移動させる移動機構を構成している。
図1に示すように、プリンタ10は、ヒータ35を備えている。ヒータ35は、プラテン12の下方に設けられている。ヒータ35は、グリットローラ32より前方に配置されている。ヒータ35は、プラテン12を加熱する。プラテン12が加熱されることによって、プラテン12上に配置されている記録媒体5および記録媒体5に着弾したインクが加熱され、インクの乾燥が促進される。ヒータ35は、制御装置100に電気的に接続されている。ヒータ35の加熱温度は、制御装置100によって制御される。
図2は、キャリッジ25の内部の構成を示す正面図である。図2では、キャリッジ25の内部を前方から見ている。キャリッジ25の前方側にはカバーが設けられていてもよいが、図2では取り外されている。図2に示されるように、キャリッジ25の内部は、上段25Uと下段25Dの2段構造になっている。下段25Dには、8個のインクヘッドHが搭載されている。上段25Uには、基板50が搭載されている。基板50には、駆動信号発生回路51(図4、図5参照)が構成されている。また、基板50には、冷却装置60が搭載されている。
8個のインクヘッドHは、キャリッジ25において、主走査方向Yに並んでいる。8個のインクヘッドHは、それぞれ2列のノズル列NLを備えている。ノズル列NLは、副走査方向Xに並んだ複数のノズルNから構成されている。ノズルNの個数は、1列のノズル列NLにつき、例えば、300個である。もちろん、これは1つの例示であって、1つのノズル列NLを構成するノズルNの数は限定されない。
図2に示されるように、インクヘッドHには、ダンパ36が接続されている。ダンパ36は、1つのノズル列NLにつき1つ設置されている。つまり、1つのインクヘッドHには2つのダンパ36が接続されている。ダンパ36は、ノズルN内のインクの静止時圧力を調整する部材である。16個のダンパ36は、それぞれ図示しないインク供給路によって、図示しないインクカートリッジと連通されている。インクカートリッジは、例えばプリンタ本体10aの右端部に着脱可能に配置されている。インクカートリッジは、ノズル列NLごとに1つ準備されている。各インクカートリッジには、例えば、CMYK他のプロセスカラーインクや特色インクなどが貯留されている。1つのノズル列NLのノズルNからは、当該ノズル列NLに接続されたインクカートリッジのインクが吐出される。16個のノズル列NLのノズルNからは、すべて別のインクが吐出されてもよいし、一部同じインクが吐出されてもよい。各ノズル列NLのノズルから吐出されるインクの種類は限定されない。また、インクの材料も何ら限定されず、従来からインクジェットプリンタのインクの材料として用いられている各種の材料を使用することができる。上記インクは、例えば、ソルベント系(溶剤系)顔料インクや水性顔料インクであってもよいし、水性染料インク、あるいは、紫外線を受けて硬化する紫外線硬化型顔料インク等であってもよい。
8個のインクヘッドHの内部には、圧電素子を備えたアクチュエータが設けられている。図3は、1つのノズルN近傍の部分断面図である。アクチュエータ40は、ノズルNごとに設けられている。各アクチュエータ40は、制御装置100(図1参照)と、基板50上に構成された駆動信号発生回路51とによって制御される。各アクチュエータ40が駆動することによって、各ノズルNはインクを吐出する。
1つのノズル列NLに属するアクチュエータ40は、基板50上に構成された駆動信号発生回路51のうちの1つと電気的に接続されている。駆動信号発生回路51は、基板50上に、ノズル列NLの数と同数(ここでは16個)設けられている。各アクチュエータ40は、フレキシブルケーブルFC(図2参照)を介して駆動信号発生回路51に接続されている。アクチュエータ40には、フレキシブルケーブルFCを介して信号が供給される。1つのノズル列NLの複数のアクチュエータ40は、1つの駆動信号発生回路51が発生させる駆動信号を受けて駆動するように構成されているが、1つ1つのアクチュエータ40と駆動信号発生回路51とを接続させるかどうかは制御装置100が制御している。つまり、各ノズルNからのインクの吐出タイミングは制御装置100が制御し、駆動信号発生回路51は、駆動信号を制御することで、ノズル列NLごとに吐出条件(例えば、インクの液滴のサイズなど)を制御している。
図3に示されるように、アクチュエータ40は、開口41aを有する中空のケース41と、開口41aを塞ぐようにケース41に取り付けられた振動板42とを備えている。振動板42はケース41と共に、インクが貯留される圧力室43を区画している。振動板42は、圧力室43の一部を仕切っている。振動板42は、圧力室43の内側および外側に弾性変形可能な部材である。振動板42は、圧力室43の容積を増加および減少させるように変形可能に構成されている。振動板42は、典型的には樹脂フィルムである。
ケース41の側壁には、インクが流入するインク流入口44が形成されている。なお、インク流入口44は圧力室43とつながっていればよく、インク流入口44の位置は何ら限定されない。圧力室43には、インク流入口44を通じてダンパ36からインクが供給され、インクが貯留される。ノズルNは、ケース41の下面41bに形成されている。ノズルNは、圧力室43と連通している。
振動板42の圧力室43側と反対側の面には、圧電素子45が当接している。圧電素子45の一部は、固定部材46に固定されている。本実施形態において、圧電素子45は、圧電材料と導電層とを交互に積層した積層体である。圧電素子45は、駆動信号発生回路51から信号を受けると膨張または収縮し、振動板42を圧力室43の外側または内側に弾性変形させるように機能する。ここでは、縦振動モードのピエゾ素子(PZT)を採用している。縦振動モードのPZTは、上記積層方向に伸縮自在であり、例えば放電すると収縮し、充電すると伸長するようになっている。ただし、圧電素子45の形式は特に限定されない。
このような構成のインクヘッドHでは、例えば圧電素子45の電位を基準電位から下降させることによって、圧電素子45が収縮する。すると、これに追従して振動板42が初期位置から圧力室43の外側に弾性変形し、圧力室43が膨張する。なお、圧力室43が膨張するとは、振動板42の変形により圧力室43の容積が大きくなることをいう。次いで、圧電素子45の電位を上昇させることによって、圧電素子45が積層方向に伸長する。これにより、振動板42が圧力室43の内側に弾性変形し、圧力室43が収縮する。なお、圧力室43が収縮するとは、振動板42の変形により圧力室43の容積が小さくなることをいう。このような圧力室43の膨張および収縮により、圧力室43内の圧力が変動する。この圧力室43内の圧力変動によって、圧力室43内のインクが加圧され、インク滴となってノズルNから吐出される。その後、圧電素子45の電位を基準電位に戻すことにより、振動板42が初期位置に復帰して、圧力室43が膨張する。このとき、インク流入口44から圧力室43内にインクが流入する。圧電素子45は、駆動信号発生回路51から送信される駆動信号に基づいて、上記のように駆動する。
基板50は、キャリッジ25の上段25Uに設けられ、制御装置100と各アクチュエータ40とに接続されている。図4は、前方側から見た基板50の斜視図である。図5は、後方側から見た基板50の斜視図である。また、図6は、基板50を上方から見た模式図である。基板50は、例えばガラスエポキシ基板などであり、表面に回路が構成され、各種電子部品が搭載されている。基板50には、16個の駆動信号発生回路51が形成されている。それぞれの駆動信号発生回路51は、さらに駆動波形生成回路51aと駆動波形増幅回路51bとを備えている。駆動波形生成回路51aは、制御装置100からの指令を受け、アクチュエータ40に対する駆動波形を生成させる回路である。駆動波形は、複数の駆動パルスが合成された波形であり、複数の種類が設定されている。制御装置100は、駆動波形生成回路51aに対して、生成させる波形の種類を指令する。この波形の種類によって、例えばノズルNから吐出されるインクのサイズなどが決定される。
図7は、アクチュエータ40の駆動波形の一例を示す図である。図7に示された駆動波形は、1つのインクドットを形成する駆動波形である。図7の縦軸Vは電位を表し、横軸Tは時間を表している。図7の縦軸Vにおいて、V0は圧電素子45の基準電位を示している。V0において圧電素子45は駆動せず、インクは吐出も補充もされない。圧電素子45の電位がV0よりも上の電位になると、圧電素子45は膨張し、インクが吐出される。圧電素子45の電位がV0よりも下の電位になると、圧電素子45は収縮し、インクが補充される。図7に示されるように、1つのインクドットを形成する過程において、電位は複数回、V0の両側を往復する。従って、アクチュエータ40は複数回インクを吐出する。その際の電位(インクの1回の吐出量を決定する。)もいくつかの電位がある。駆動波形は、インクヘッドの特性、インクの種類、所望の印刷品質などに応じて適正に調整される。インクジェットプリンタにおいて、アクチュエータの駆動波形は概略上記のようなものである。
駆動波形増幅回路51bは、駆動波形生成回路51aによって図7のような波形に生成された駆動波形を、実際にアクチュエータ40を駆動させる駆動信号に増幅する。本実施形態に係る駆動波形増幅回路51bは、プッシュプル回路を備え、プッシュプル回路によって駆動波形を増幅する。駆動波形増幅回路51bは、駆動波形生成回路51aで生成された駆動波形を歪ませることなく、ほぼそのままの形で増幅するように構成されている。図8は、プッシュプル回路の回路図の要部を示す図である。図8に示されるように、プッシュプル回路PPCは、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2とを備えている。第1トランジスタT1は、本発明における「第1電子部品」の一例である。第2トランジスタT2は、本発明における「第2電子部品」の一例である。基板50上における第1トランジスタT1および第2トランジスタT2は、図4〜図6に示されるように、冷却装置60に接して設けられている。第1トランジスタT1および第2トランジスタT2は、基板50において主に熱を発する電子部品である。
図8に示されるように、プッシュプル回路PPCにおいて、第1トランジスタT1は、プッシュ側HSに配置されている。プッシュ側HSは、圧電素子45に駆動信号Isを送り込む側の回路である。そこで、プッシュプル回路PPCにおけるプッシュ側は適宜ハイサイドHS側とも呼ばれる。第2トランジスタT2は、プッシュプル回路PPCのプル側LSに配置されている。プル側LSは、圧電素子45から電流Irが還流される側の回路である。プル側は適宜ローサイドLS側とも呼ばれる。第1トランジスタT1と第2トランジスタT2とは、電気的に逆向きの動作をするため、極性が逆のトランジスタが使用されている。ここでは、第1トランジスタT1には、PNP型トランジスタが使用され、第2トランジスタT2には、NPN型トランジスタが使用されている。
プッシュプル回路PPCにおいて、ハイサイドHSおよびローサイドLSにはそれぞれ電力損失が発生しており、当該電力損失は熱となって失われている。ハイサイドHS側で主に電力損失が発生し熱を発する電子部品は、第1トランジスタT1である。ローサイドLS側で主に電力損失が発生し熱を発する電子部品は、第2トランジスタT2である。
図4〜図6に示されるように、冷却装置60は、基板50のほぼ中央に搭載されている。冷却装置60は、第1トランジスタT1および第2トランジスタT2を中心とする電子部品を冷却する部材である。冷却装置60は、ヒートシンク70と冷却ファン80とを備えている。ヒートシンク70は、両端が開放された角筒状に形成されている。ヒートシンク70は、第1端部70a、第2端部70bを主走査方向Yに向けて設置されている。ヒートシンク70は、第1壁面部材71と、第2壁面部材72と、天板73とから構成されている。第1壁面部材71は長方形の板状の部材であって、基板50上に鉛直に立つように設置されている。第1壁面部材71は、長手方向が主走査方向Yと一致し、短手方向が上下方向と一致するように設置されている。第2壁面部材72は、第1壁面部材71よりも前方に、第1壁面部材71と平行に設置されている。第2壁面部材72は、第1壁面部材71と完全に、またはほぼ同形である。第1壁面部材71と第2壁面部材72との間には天板73が架橋されている。図4、図5に示されるように、天板73は、第1壁面部材71の上面と第2壁面部材72の上面との間に渡されている。第1壁面部材71と天板73、および、第2壁面部材72と天板73は、それぞれネジ等によって固定されている。第1壁面部材71と第2壁面部材72と天板73とはコの字形のヒートシンク70を構成し、さらにそれが基板50に取り付けられることで角筒状の流路を構成している。第1壁面部材71、第2壁面部材72、天板73の素材は、例えば、アルミニウム合金等の熱伝導に優れた金属である。ただし、第1壁面部材71、第2壁面部材72、天板73の素材はこれに限られず、特に天板73は流路を構成すればよいだけのため、熱伝導に優れた素材でなくともよい。また、ヒートシンク70は必ずしも別部材で構成されている必要はなく、一体に構成されていてもよい。
ヒートシンク70の一方の端部には、冷却ファン80が取り付けられている。本実施形態では、冷却ファン80は、ヒートシンク70の左方側の端部である第1端部70aに面して取り付けられている。第1端部70aとは逆側の端部である第2端部70bには、冷却ファンは取り付けられておらず、単に開放されている。
図6に示されるように、冷却ファン80は、軸心Ax2がヒートシンク70の軸心Ax1からX方向にずれるように配置されている。詳しくは、冷却ファン80は、第1壁面部材71側(後方)にオフセットされて配置され、冷却ファン80の第1壁面部材71側の一部は、第1壁面部材71の外壁面71aよりも後方にはみ出している。以下では適宜、冷却ファン80の送風面の当該はみ出した一部のことを外側送風部80bと呼ぶことがある。また、冷却ファン80の送風面の外側送風部80b以外の部分は、ヒートシンク70の第1端部70aに面している。当該第1端部70aに面した部分のことを、以下では適宜、内側送風部80aと呼ぶことがある。一方、第1端部70aの第2壁面部材72側の一部には冷却ファン80が面しておらず、当該一部は単に開放されている。冷却ファン80は、この状態で、ヒートシンク70内部に風FLを送り出すように設定されている。ただし、冷却ファン80は、風を送り出すとは必ずしも限らず、ヒートシンク70内から空気を吸い込むことによって風を発生させてもよい。
ヒートシンク70の第1壁面部材71の外壁面71aには、16個の第1トランジスタT1が接している。16個の第1トランジスタT1は、それぞれが駆動信号を送信しているアクチュエータ40と同じ並びで外壁面71aに取り付けられている。基板50において、ヒートシンク70よりも第1壁面部材71側(後方)には、駆動波形増幅回路51bのハイサイドHS側の回路が主に構成されている。一方、ヒートシンク70の第2壁面部材72の外壁面72aには、16個の第2トランジスタT2が接している。16個の第2トランジスタT2は、対をなす第1トランジスタT1に向かい合うように外壁面72aに取り付けられている。基板50において、ヒートシンク70よりも第2壁面部材72側(前方)には、駆動波形増幅回路51bのローサイドLS側の回路が主に構成されている。
図1に示すように、プリンタ本体10aの右端部には、操作パネル110が設けられている。操作パネル110には、機器状態を表示する表示部と、ユーザーによって操作される入力キー等が設けられている。操作パネル110の内側には、プリンタ10の各種の動作を制御する制御装置100が収容されている。制御装置100は、フィードモータ33、キャリッジモータ24、ヒータ35、アクチュエータ40、駆動信号発生回路51とそれぞれ通信可能に接続されており、それらを制御可能に構成されている。
制御装置100の構成は特に限定されない。制御装置100は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置とを備えている。なお、制御装置100は必ずしもプリンタ本体10aの内部に設けられている必要はなく、例えば、プリンタ本体10aの外部に設置され、有線または無線を介してプリンタ本体10aと通信可能に接続されたコンピュータ等であってもよい。
制御装置100は、キャリッジ移動機構20を制御することによってキャリッジ25を主走査方向Yに走査させるとともに、アクチュエータ40を制御してノズルNからインクを吐出させることによって記録媒体5に印刷を施す。制御装置100は、キャリッジモータ24の駆動を制御するとともに、各アクチュエータ40の吐出タイミングを制御する。1つの走査ラインの印刷が完了すると、制御装置100は、フィードモータ33を駆動させて、記録媒体5を前方に送り出す。記録媒体5上の1つ領域の印刷は、キャリッジ25の1回または複数回の走査によって完成される。
ところで、前述したように、特に本実施形態に係るプリンタ10のような大型のプリンタでは、インクの多様化や印刷の高密度化、高速化の要請に伴って、キャリッジにおけるノズルの数は増加し、また密度も高くなる傾向にある。それに伴って、トランジスタを始めとする電子部品を冷却する冷却装置もより高い冷却能力が求められるようになっている。しかしながら、従来の技術では、冷却装置の冷却能力を高めるためには、フィンや冷却ファンを増強しなければならず、高コスト化を招いていた。
そこで、本実施形態に係るプリンタ10は、筒形のヒートシンク70と、ヒートシンク70よりも後方側に一部がはみ出した冷却ファン80とを備えた冷却装置60を有している。そして、第1トランジスタT1をヒートシンク70の後方側の側面である第1壁面部材71に接して配置し、一方、第2トランジスタT2をヒートシンク70の前方側の側面である第2壁面部材72に接して配置している。
上記したような冷却装置60の構成は、本願の発明者が得た知見に基づいている。本願の発明者は、駆動波形増幅回路51bのハイサイドHS側およびローサイドLS側において回路の電圧および電流を測定した。そして、測定した電圧および電流をもとに、ハイサイドHS側およびローサイドLS側における電力損失を計算した。その結果、ハイサイドHS側における電力損失の方がローサイドLS側における電力損失よりも大きいことを見出した。これは、第1トランジスタT1がPNP型であり、第2トランジスタT2がNPN型であることによる差(素子としては、PNP型トランジスタの方がNPN型トランジスタよりもわずかに電力損失が大きい。)よりもずっと大きく、主に駆動波形の特性によって現れた結果であると考えられた。即ち、インクジェットプリンタの駆動波形増幅回路51bにおいては、第1トランジスタT1の発熱の方が、第2トランジスタT2の発熱よりも大きいことが判明した。これはインクジェットプリンタの駆動波形増幅回路に特有の現象であり、この知見は本願の発明者の発見になるものである。
上記知見に基づき、本実施形態に係るプリンタ10では、第1トランジスタT1がヒートシンク70の第1壁面部材71側に、第2トランジスタT2がヒートシンク70の第2壁面部材72側に集中的に配置されている。そして、冷却ファン80の外側送風部80bを第1壁面部材71よりも外側に突出させることによって、ヒートシンク70の外側からも第1トランジスタT1に風FLを送っている。冷却ファン80の外側送風部80bは、第1壁面部材71の外壁面71a上に風FLを流している。これにより、第1トランジスタT1は、ヒートシンク70側(内側)と外側の両方から冷却されることになり、より効率的に冷却される。一方、比較的発熱の少ない第2トランジスタT2は、内側送風部80aからヒートシンク70の流路内に送られる風FLによって、ヒートシンク70側(内側)からだけ冷却される。本実施形態に係る冷却装置60は、発熱量の多い電子部品(ここでは、第1トランジスタT1)を冷却能力の高い側(ここでは、第1壁面部材71側)に集めて重点的に冷却することにより、全体としての冷却効率を高めている。逆に言えば、本実施形態に示される冷却装置60の構成は、インクジェットプリンタの駆動波形増幅回路のような、ハイサイド側とローサイド側とで発熱量が顕著に異なる増幅回路に対して特に有効である。
本実施形態に係るプリンタ10においては、冷却装置60は基板50上に搭載されている。冷却装置60が基板50上に搭載されることにより、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、およびそれらと基板50を繋ぐ配線を基板50外に出す必要がなくなり、省配線、省スペースに繋がる。さらに、冷却装置60の外側送風部80bからの風によって、基板50上の第1トランジスタT1、第2トランジスタT2以外の部品も冷却することができる。
また、冷却ファン80の軸心Ax2をヒートシンク70の軸心Ax1に対して、X方向の第1壁面部材71側にオフセットさせる構成は、上記した以外の理由でも冷却効率を向上させる。冷却ファン80は、軸心Ax2を中心に回転する回転軸81と、回転軸81から径方向の外側に延びる羽根82とを有し、回転軸81および羽根82が回転することによって風を発生させるが、そのため、軸心Ax2付近の方が、周縁部よりも風が弱い。これは、風を発生させるのは羽根82であり(回転軸81は風を発生させない)、かつ、中心付近よりも周縁部付近の方が、半径が大きい分、羽根82の回転速度が速いためである。図6の風FLの矢印の長さは風の強さを表している。本実施形態に係る冷却装置60では、冷却ファン80の軸心Ax2をヒートシンク70の軸心Ax1に対してオフセットさせることで、風量の大きい冷却ファン80の周縁部を有効に使用できるようにしている。
本実施形態に係るプリンタ10においては、駆動信号発生回路51が形成された基板50は、キャリッジ25に搭載されている。これは1つには、駆動信号発生回路51とアクチュエータ40との間の配線を短くするためである。また、1つには、印刷中のキャリッジ25の移動によっても基板50には風が当たり、基板50に対する冷却効果があるためである。そのために、ヒートシンク70は、第1端部70aおよび第2端部70bが主走査方向Yに向くように配置され、ヒートシンク70の流路は、主走査方向Yに延びている。印刷中、キャリッジ25は主走査方向Yに移動し、当該移動によってヒートシンク70の内部および外壁面には風が流れる。その風によってもヒートシンク70は、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2とを冷却する。
基板50は、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2だけでなく、全体としても、ヒートシンク70の後方側の発熱量が前方側の発熱量よりも大きくなるように設計されている。具体的には、プッシュプル回路PPCのハイサイドHS側の回路がヒートシンク70の後方側に形成され、プッシュプル回路PPCのローサイドLS側の回路がヒートシンク70の前方側に形成されている。プッシュプル回路PPCのハイサイドHS側の回路の方が、ローサイドLS側の回路よりも印刷中の発熱は大きい。比較的発熱量の大きいハイサイドHS側の回路は、第1壁面部材71の外を流れる風FLによって冷却される。このように回路を設計することにより、発熱量の多い電子部品を冷却能力の高い側(ここでは後方)に選択的に集め、全体として基板50の冷却効率が向上する。
なお、基板50は、比較的発熱量の少ないローサイドLS側を前方に向けて配置されている。図2に示されるように、基板50の前方側には、16個のインクヘッドHが並んでいる。つまり、基板50の高発熱側は、インクヘッドHから遠い側に配置されている。インクヘッドHに対して基板50をそのように配置することで、インクヘッドHに対する電子部品の発する熱の影響を少なくすることができる。
(第2ヒートシンクを備える実施形態)
上記した実施形態に係るプリンタ10には、さらにいくつかの構成要素を追加することが可能である。図9は、ヒートシンクを2個備えた基板50の斜視図である。図9において、ヒートシンク70は、基板50の主走査方向Yについての長さの半分弱の長さとなり、基板50の中央付近ではなく左方に設けられている。ヒートシンク70の右方には、第2ヒートシンク170が設けられている。そこで、以下ではヒートシンク70を「第1ヒートシンク70」と呼ぶことがある。第2ヒートシンク170は、第1ヒートシンク70と同様に角筒状に形成されている。角筒状の第2ヒートシンク170の両端は開放されている。第2ヒートシンク170は、第1ヒートシンクと同形またはほぼ同形の部材である。第2ヒートシンク170も、板状のアルミニウム合金を組み合わせる等して構成されている。第2ヒートシンク170は、第1ヒートシンク70とまったく同じ部材であってもよい。
第2ヒートシンク170は、第1ヒートシンク70の右側に、主走査方向Yに延びる向きで配置されている。第2ヒートシンク170の左側の端部である第1端部170aは、第1ヒートシンク70の第2端部70bと向かい合っている。第1ヒートシンク70と第2ヒートシンク170とは、主走査方向Yに延びるように一列に配置されている。ただし、第1ヒートシンク70の第2端部70bと第2ヒートシンク170の第1端部170aとは接しておらず、両者の間には、幅Wの隙間Cが存在している。なお、第2ヒートシンク170の後方の壁面を、第1ヒートシンク70の場合と同様に、第2ヒートシンク170の第1壁面部材171と呼び、前方側の壁面を第2ヒートシンク170の第2壁面部材172と呼ぶこととする。
第2ヒートシンク170の右側の端部(第2端部170b)には、第2冷却ファン180が取り付けられている。第2冷却ファン180は、第2ヒートシンク170の第2端部170bに一部(内側送風部180a)が面するように設けられている。第2冷却ファン180の他の一部(外側送風部180b)は、第2ヒートシンク170の後方側にはみ出している。即ち、第2ヒートシンク170、第2冷却ファン180のセットと、第1ヒートシンク70、冷却ファン80(以下では適宜、第1冷却ファン80とも呼ぶ。)のセットとは、副走査方向Xに伸長する面に対して面対称となっている。
第2冷却ファン180は、第1冷却ファン80と同じ向きに風を流すように設定されている。ここでは、第1冷却ファン80が右方に向かって風FLを押し出しているので、第2冷却ファン180は右方に向かって風FLを吸い込んでいる。
第1ヒートシンク70の第2壁面部材72の外壁面72aには、8個の第2トランジスタT2が並んで取り付けられている。16個の第2トランジスタT2のうち残りの8個は、第2ヒートシンク170の第2壁面部材172の外壁面172aに接して取り付けられている。また、図示は省略するが、第1ヒートシンク70の第1壁面部材71の外壁面71aには、8個の第1トランジスタT1が並んで取り付けられている。16個の第1トランジスタT1のうち残りの8個は、第2ヒートシンク170の第1壁面部材171の外壁面171aに接して取り付けられている。第1ヒートシンク70と第2ヒートシンク170とは、16個の第1トランジスタT1を各8個ずつ冷却し、16個の第2トランジスタT2を各8個ずつ冷却している。
第1ヒートシンク70と第2ヒートシンク170との間の隙間Cは、第1ヒートシンク70の内部を通ってきた風の一部を逃がし、第2ヒートシンク170に新しい空気を取り込む役目を担っている。第1ヒートシンク70の流路では、風FLは右方に向かって流れ、流れる間に第1トランジスタT1および第2トランジスタT2の発する熱を奪って温度が上昇している。隙間Cは、温度が上昇した風FLを一部ヒートシンク外に逃がしている。また、隙間Cからは、新しい空気が第2ヒートシンク170内に向かって流れ込んでいる。これは、第2冷却ファン180が右方に向かって空気を吸引しているからである。隙間Cの存在により、第2ヒートシンク170内部には、比較的冷たい風FLが供給される。
隙間Cの幅Wは、第1冷却ファン80の送風能力や第1ヒートシンク70の各部の寸法などを考慮して適切に設定される。本願発明者の知見によれば、幅Wは、少なくとも第1ヒートシンク70の第2端部70b(本実施形態では、第1端部70aでも同じである)の等価直径以下であることが好ましい。さらに好適には、幅Wは、上記等価直径の2分の1以下であることが好ましい。本願発明書の知見によれば、第1ヒートシンク70の第1端部70aから第2ヒートシンク170の第2端部170bまで、風FLを効率よく通過させるためには、隙間Cの幅Wは大き過ぎない方がよい。隙間Cの幅Wが大きいと、第1ヒートシンク70の流路を通過する際に温められた風FLが隙間Cから基板50上に過剰に拡散し、基板50の冷却効率を落としてしまう。言い換えれば、第2ヒートシンク170の第2端部170bから外部に向かって放出されるべき熱の排出効率が落ちてしまう。
なお、ヒートシンクは2個でなくともよく、3個以上であってもよい。また、各ヒートシンクの端部に冷却ファンを設けるか否かは限定されない。冷却ファンを各ヒートシンクの左端に取り付けるか、右端に取り付けるか、両方に取り付けるか、あるいは一部のヒートシンクには冷却ファンを取り付けないかは限定されない。
(他の構成要素)
複数のヒートシンクのほかにも、プリンタ10は好適な構成要素を備えることが可能である。図9では、基板50は、ヒートシンク70、170の前後に仕切り板91、92を備えている。図9に示されるように、第1仕切り板91は、第1壁面部材71、171の後方に、第1壁面部材71、171と平行に取り付けられている。第1仕切り板91は、基板50上に鉛直に立てられた板状の部材であり、高さは、例えば、第1壁面部材71、171の高さとほぼ同等である。第1仕切り板91によって、第1壁面部材71、171の外側の風がより効率的に流れるようにすることができる。第1仕切り板91は、風が基板50よりも後方側に逃げてしまうのを防ぎ、ハイサイドHS側の冷却効率を高めている。第1仕切り板91の素材は限定されないが、例えばプラスチックなどである。
また、図9の基板50には、第2仕切り板92も設けられている。第2仕切り板92は、第2壁面部材72、172の前方に、第2壁面部材72、172と平行に取り付けられている。第2仕切り板92もまた、基板50上に鉛直に立てられた板状の部材であり、高さは、例えば、第2壁面部材72、172の高さとほぼ同等である。第2仕切り板92によって、基板50で発生した熱がインクヘッドHの方に伝わりにくくすることができる。第2仕切り板92の素材は、例えばプラスチックなどの熱伝導の悪い素材が好ましい。第1仕切り板91および第2仕切り板92があることによって、熱を主に主走査方向Yに拡散させ、副走査方向Xへの拡散を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
例えば、上記した実施形態では、ヒートシンク70は各筒状の形状であったが、それに限られない。ヒートシンク70は、筒状をなして内部に流路を形成するとともに、第1トランジスタT1および第2トランジスタT2をそれぞれ当接させる第1壁面部材71と第2壁面部材72とを備えていればよく、その断面形状は限定されない。また、第1壁面部材71と第2壁面部材72とは必ずしも正対する必要はない。
また、上記した実施形態では、冷却ファン80は、第1壁面部材71の側でのみ外部に張り出していたが、他の方向に張り出していてもよい。例えば、ヒートシンク70の前後方向の幅よりも前後方向の幅が大きい冷却ファン80を用い、そのような冷却ファン80を第1壁面部材71の側に張り出させるとともに、第2壁面部材72の側にも張り出させてもよい。
上記した実施形態では、基板50はキャリッジ25に搭載されていたが、必ずしもキャリッジ25に搭載されていなくともよい。基板50は、プリンタ10の他の場所に配置されても構わない。また、冷却装置60は、第1トランジスタT1および第2トランジスタT2に接し、それらを冷却できるようになっていればよく、基板50上に搭載されていなくてもよい。
上記した実施形態では、キャリッジ25が主走査方向Yに移動し、記録媒体5が副走査方向Xに移動するように構成されていたが、これには限定されない。キャリッジ25と記録媒体5との移動は相対的なものであり、そのどちらが主走査方向Yまたは副走査方向Xに移動してもよい。例えば、記録媒体5は移動不能に配置され、キャリッジ25が主走査方向Yおよび副走査方向Xの両方向に移動可能なように構成されていてもよい。また、キャリッジ25および記録媒体5のいずれもが両方向に移動可能なように構成されていてもよい。
ここに開示される技術は様々なタイプのインクジェットプリンタに適用することができる。上記実施形態で示したロール状の記録媒体5を搬送する、所謂、ロール・トゥー・ロールタイプのプリンタの他、例えばフラットベッドタイプのインクジェットプリンタにも同様に適用することができる。また、プリンタ10は独立したプリンタとして単独で使用されるものに限定されず、他の装置と組み合わせたものであってもよい。例えば、プリンタ10は、他の装置に内蔵されていてもよい。
さらに、ここに開示される技術は、インクジェット式のプリントヘッドを備えたプリンタ以外の装置にも適用できる。例えば、ここに開示される技術は、インクジェット式のプリントヘッドを備えた三次元プリンタなどにも適用できる。なお、本発明に係るプリントヘッドを構成する要素の一部は、配置上はプリントヘッドの外部に設置されてもよい。例えば、駆動信号発生回路と冷却装置とは、必ずしもプリントヘッド上に搭載されなくともよく、プリントヘッドと電気的に接続されながら装置本体などに設けられてもよい。
5 記録媒体
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
40 アクチュエータ
50 基板
51 駆動信号発生回路(駆動信号発生装置)
51a 駆動波形生成回路(駆動波形生成部)
51b 駆動波形増幅回路(駆動波形増幅部)
60 冷却装置
70 ヒートシンク
71 第1壁面部材
72 第2壁面部材
80 冷却ファン
T1 第1トランジスタ(第1電子部品)
T2 第2トランジスタ(第2電子部品)
H インクヘッド

Claims (14)

  1. インクを吐出させるアクチュエータを備えた1つまたは複数のインクヘッドと、
    第1電子部品と第2電子部品とを備え、前記アクチュエータを駆動させる駆動信号を発生させる1つまたは複数の駆動信号発生装置と、
    少なくとも前記第1電子部品と前記第2電子部品とを冷却する冷却装置と、
    を備え、
    前記第1電子部品は、前記駆動信号を発生させる際の発熱量が前記第2電子部品よりも大きく、
    前記冷却装置は、
    それぞれ外壁を有する第1壁面部材と第2壁面部材とを含む壁面部材によって筒状に形成され、開放された第1の端部および第2の端部を有するヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの前記第1の端部に面するように設けられた内側送風部と、前記内側送風部よりも前記第1壁面部材側に設けられた外側送風部とを有し、少なくとも前記ヒートシンクの内部と前記第1壁面部材の外壁上とに風を流すように構成された冷却ファンと、
    を備え、
    前記第1電子部品は、前記第1壁面部材の外壁に接して設けられ、
    前記第2電子部品は、前記第2壁面部材の外壁に接して設けられている、
    インクジェットプリンタ。
  2. 前記冷却ファンは、回転軸と、前記回転軸から径方向の外側に延びる羽根とを備え、
    前記冷却ファンの前記回転軸は、前記ヒートシンクの軸心から前記第1壁面部材側にずれた位置に配置されている、
    請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記駆動信号発生装置は、
    所定の波形を備えた波形信号を生成する駆動波形生成部と、
    プッシュプル回路によって前記波形信号を増幅して前記駆動信号を発生させる駆動波形増幅部と、
    を備え、
    前記第1電子部品は、前記プッシュプル回路のプッシュ側に設けられた第1トランジスタであり、
    前記第2電子部品は、前記プッシュプル回路のプル側に設けられた第2トランジスタである、
    請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記第1トランジスタは、PNP型トランジスタであり、
    前記第2トランジスタは、NPN型トランジスタである、
    請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記駆動信号発生装置は、前記駆動信号を発生させる回路が構成された基板を備え、
    前記冷却装置は、前記基板上に設けられている、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記基板は、前記冷却装置よりも前記第1壁面部材側に配置されている電子部品が前記駆動信号を発生させる際に発する発熱量の合計が、前記冷却装置よりも前記第2壁面部材側に配置されている電子部品が前記駆動信号を発生させる際に発する発熱量の合計よりも大きくなるように構成されている、
    請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記インクヘッドと前記駆動信号発生装置と前記冷却装置とを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジを少なくとも主走査方向に移動させる移動装置と、
    を備え、
    前記ヒートシンクは、前記キャリッジにおいて、前記第1の端部および前記第2の端部が前記主走査方向を向くように配置されている、
    請求項1〜6のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記ヒートシンクは、前記キャリッジにおいて、前記第1壁面部材よりも前記第2壁面部材が前記インクヘッドの近くに位置するように配置されている、
    請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記キャリッジにおいて、前記第1壁面部材の外壁から所定の距離に、前記第1壁面部材と並ぶ第1仕切り板を備えている、
    請求項7または8に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記キャリッジにおいて、前記冷却装置と前記インクヘッドとの間に第2仕切り板を備えている、
    請求項7〜9のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  11. それぞれが外壁を有する壁面部材によって筒状に形成され、開放された第1の端部と第2の端部を有するとともに、前記第1の端部が前記ヒートシンクの第2の端部と向かい合うように配置された第2ヒートシンクと、
    前記第2ヒートシンクの前記第2の端部に面するように設けられた内側送風部と、前記第2ヒートシンクの前記内側送風部よりも前記第1壁面部材側に設けられた外側送風部とを有し、少なくとも前記第2ヒートシンクの内部と前記第2ヒートシンクの前記第1壁面部材側の外壁上とに、前記冷却ファンが流す風と同方向の風を流すように構成された第2冷却ファンと、
    を有する第2冷却装置を備えた、
    請求項1〜10のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記ヒートシンクの第2の端部と前記第2ヒートシンクの第1の端部との間の距離は、前記ヒートシンクの前記第2の端部の等価直径よりも小さい、
    請求項11に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 吐出液を吐出させるアクチュエータを備えた1つまたは複数のヘッドと、
    第1電子部品と第2電子部品とを備え、前記アクチュエータを駆動させる駆動信号を発生させる1つまたは複数の駆動信号発生装置と、
    少なくとも前記第1電子部品と前記第2電子部品とを冷却する冷却装置と、
    を備え、
    前記第1電子部品は、前記駆動信号を発生させる際の発熱量が前記第2電子部品よりも大きく、
    前記冷却装置は、
    それぞれが外壁を有する第1壁面部材と第2壁面部材とを含む壁面部材によって筒状に形成され、開放された第1の端部と第2の端部を有するヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの前記第1の端部に面するように設けられた内側送風部と、前記内側送風部よりも前記第1壁面部材側に設けられた外側送風部とを有し、少なくとも前記ヒートシンクの内部と前記第1壁面部材の外壁上とに風を流すように構成された冷却ファンと、
    を備え、
    前記第1電子部品は、前記第1壁面部材の外壁に接して設けられ、
    前記第2電子部品は、前記第2壁面部材の外壁に接して設けられている、
    インクジェット式プリントヘッド。
  14. 請求項13に記載のインクジェット式プリントヘッドを備えた、
    3次元プリンタ。
JP2017118509A 2017-06-16 2017-06-16 インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド Expired - Fee Related JP6549184B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118509A JP6549184B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド
US16/006,909 US10391799B2 (en) 2017-06-16 2018-06-13 Inkjet printer and inkjet print head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118509A JP6549184B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019001086A true JP2019001086A (ja) 2019-01-10
JP6549184B2 JP6549184B2 (ja) 2019-07-24

Family

ID=64656453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017118509A Expired - Fee Related JP6549184B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10391799B2 (ja)
JP (1) JP6549184B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020066157A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2020116905A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 ローランドディー.ジー.株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7537156B2 (ja) * 2020-07-27 2024-08-21 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、及びヘッドユニット
CN112496349A (zh) * 2020-10-12 2021-03-16 安徽哈特三维科技有限公司 一种合金3d打印机用快速冷却装置
JP7533175B2 (ja) * 2020-12-01 2024-08-14 セイコーエプソン株式会社 ヘッドユニット、及び液体吐出装置
JP7533177B2 (ja) 2020-12-01 2024-08-14 セイコーエプソン株式会社 ヘッドユニット、及び液体吐出装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613364A (ja) * 1991-07-12 1994-01-21 Mitsubishi Gas Chem Co Inc シリコンウエハーおよび半導体素子洗浄液
JP2003280101A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Plus Vision Corp 発熱体の冷却機構およびこれを用いたプロジェクタ
JP2005254619A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、印刷システム、及び、プログラム
JP2007276174A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Seiko Epson Corp 駆動信号生成回路、及び印刷装置
US20160193836A1 (en) * 2015-01-07 2016-07-07 Océ-Technologies B.V. Print head unit

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05259673A (ja) 1992-03-11 1993-10-08 Fujitsu Ltd 電子ユニットの冷却構造
JPH0613364U (ja) 1992-07-13 1994-02-18 株式会社ケンウッド 電動ファン
JP2009262447A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Seiko Epson Corp 液体吐出装置
JP5469962B2 (ja) * 2008-09-18 2014-04-16 理想科学工業株式会社 インクジェットプリンタ
JP6571949B2 (ja) * 2015-02-25 2019-09-04 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613364A (ja) * 1991-07-12 1994-01-21 Mitsubishi Gas Chem Co Inc シリコンウエハーおよび半導体素子洗浄液
JP2003280101A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Plus Vision Corp 発熱体の冷却機構およびこれを用いたプロジェクタ
JP2005254619A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、印刷システム、及び、プログラム
JP2007276174A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Seiko Epson Corp 駆動信号生成回路、及び印刷装置
US20160193836A1 (en) * 2015-01-07 2016-07-07 Océ-Technologies B.V. Print head unit

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020066157A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP7206799B2 (ja) 2018-10-24 2023-01-18 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2020116905A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 ローランドディー.ジー.株式会社 画像形成装置
JP7189788B2 (ja) 2019-01-28 2022-12-14 ローランドディー.ジー.株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10391799B2 (en) 2019-08-27
US20180361765A1 (en) 2018-12-20
JP6549184B2 (ja) 2019-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6549184B2 (ja) インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド
JP5803374B2 (ja) 記録装置
JP6631709B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2018034412A (ja) 印刷装置
JP6930334B2 (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出装置に設けられた駆動回路
JP2002248746A (ja) 記録装置、記録ヘッドおよびキャリッジ
US9033458B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
JP2018099797A (ja) インクジェットプリンタ
JP5880076B2 (ja) 記録装置
JP2013014008A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の記録方法
JP7498044B2 (ja) 液体吐出装置およびインクジェットプリンタ
JP2002144540A (ja) 記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP6943254B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2012030442A (ja) 画像形成装置
JP2019025746A (ja) インクジェットプリンタ
JP2024140091A (ja) 液体吐出装置
JP2024140096A (ja) 液体吐出装置
JP2020093483A (ja) インクジェットプリンタ
JP5668444B2 (ja) プリンター、及び、プリンター制御方法
JP7449103B2 (ja) プリンタ
JP2008207399A (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置並びに液体吐出ヘッドの製造方法
JP2018099852A (ja) 液体吐出装置
JP2023115786A (ja) インクジェットプリンタ
JP2007015178A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2013078882A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6549184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees