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JP2019086075A - スライド機構 - Google Patents

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JP2019086075A
JP2019086075A JP2017214087A JP2017214087A JP2019086075A JP 2019086075 A JP2019086075 A JP 2019086075A JP 2017214087 A JP2017214087 A JP 2017214087A JP 2017214087 A JP2017214087 A JP 2017214087A JP 2019086075 A JP2019086075 A JP 2019086075A
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敦郎 三日月
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Abstract

【課題】雄スプライン歯と雌スプライン歯との摺動部に対して潤滑剤を均等に供給することができるスライド機構を提供すること。【解決手段】スライド機構1は、外周面10aに雄スプライン歯11が形成されるとともに、中空部12と雄スプライン歯11とを連通する連通孔13が軸方向に複数形成された第一シャフト10と、内周面20bに雌スプライン歯21が形成された第二シャフト20と、第二シャフト20の内周側に設けられ、第一シャフト10の挿入端側を閉塞するカバー部材40と、第二シャフト20の外周側に設けられ、第一シャフト10の挿入端とは逆側を閉塞するシール部材30とを備え、カバー部材40が、第一シャフト10の中空部12内に延在し、周方向において連通孔13と相対する位置で第一シャフト10の内周面10bと離間しており、周方向において連通孔13と相対しない位置で第一シャフト10の内周面10bと接触している。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のプロペラシャフト等に適用されるスライド機構に関する。
特許文献1には、外周面に雄スプライン歯が形成されたヨークと、内周面に雌スプライン歯が形成されたスリーブとがスプライン嵌合されたプロペラシャフトにおいて、雄スプライン歯と雌スプライン歯との摺動部の焼き付きを抑制するために、スリーブに固定した蓋部材によって、ヨーク内部の貫通孔を含む空間を形成し、当該空間に潤滑剤(グリス)を充填した構成が開示されている。
特開2008−069840号公報
ここで、特許文献1で開示されたようなプロペラシャフトにおいて、ヨークの貫通孔内の潤滑剤を、雄スプライン歯と雌スプライン歯との摺動部へと供給する場合、例えばヨークの貫通孔と雄スプライン歯とを連通する連通孔を設けることが想定される。しかしながら、このようにヨークに対して連通孔を単に設けただけでは、前記した摺動部に対して、潤滑剤を均等に供給することができず、改良の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、雄スプライン歯と雌スプライン歯との摺動部に対して潤滑剤を均等に供給することができるスライド機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るスライド機構は、外周面に雄スプライン歯が形成されるとともに、前記雄スプライン歯の内周側に形成された中空部と前記雄スプラインとを連通する連通孔が軸方向に複数形成された第一シャフトと、内周面に雌スプライン歯が形成され、前記第一シャフトが挿入される第二シャフトと、前記第二シャフトの内周側に設けられ、前記第一シャフトの挿入端側を閉塞するカバー部材と、前記第二シャフトの外周側に設けられ、前記第一シャフトの挿入端とは逆側を閉塞するシール部材と、を備えるスライド機構であって、前記カバー部材は、前記第一シャフトの中空部内に延在し、周方向において前記連通孔と相対する位置で前記第一シャフトの内周面と離間しており、周方向において前記連通孔と相対しない位置で前記第一シャフトの内周面と接触していることを特徴とする。
これにより、スライド機構は、カバー部材が、周方向において連通孔と相対する位置で第一シャフトの内周面と離間しており、周方向において連通孔と相対しない位置で第一シャフトの内周面と接触しているため、連通孔ごとに潤滑剤が存在する領域を区画することができる。
本発明に係るスライド機構によれば、カバー部材によって、第一シャフトの連通孔ごとに潤滑剤が存在する領域を区画することができるため、雄スプライン歯と雌スプライン歯との摺動部に対して、連通孔を通じて、潤滑剤を均等に供給することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るスライド機構の構成を示す部分断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るスライド機構の構成を示す図であって、図1の一部を拡大した部分断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るスライド機構におけるカバー部材の構成を示す図であって、図2の矢視B方向からカバー部材を見た正面図である。 図4は、本発明の実施形態に係るスライド機構におけるカバー部材の構成を示す図であって、図3のC−C線断面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るスライド機構におけるカバー部材の構成を示す図であって、図4のD−D線断面図である。
本発明の実施形態に係るスライド機構について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態に係るスライド機構1は、車両に搭載されるプロペラシャフトの一部を構成するものであり、図1および図2に示すように、第一シャフト10と、第二シャフト20と、シール部材30と、カバー部材40と、を備えている。
第一シャフト10は、筒状に形成されている。第一シャフト10の外周面10aには、周方向に沿って複数の雄スプライン歯11が形成されている。また、第一シャフト10の内周側には、軸方向に延びる中空部12が形成されている。この中空部12には、潤滑剤(グリス)が充填されている。また、第一シャフト10には、中空部12と雄スプライン歯11とを連通する連通孔13が形成されている。
連通孔13は、中空部12内の潤滑剤を、雌スプライン歯21と雄スプライン歯11とが接触している部分である摺動部51に供給するためのものである。この連通孔13は、図2に示すように、第一シャフト10の軸方向に複数形成されている。また、連通孔13は、後記する図5に示すように、第一シャフト10の周方向にも複数形成されている。
第二シャフト20は、筒状に形成されている。第二シャフト20の内周面20bには、周方向に沿って、複数の雌スプライン歯21が形成されている。第二シャフト20には、第一シャフト10が挿入されている。すなわち、第二シャフト20および第一シャフト10は、雌スプライン歯21および雄スプライン歯11を介して、スプライン嵌合されている。また、第二シャフト20および第一シャフト10は、摺動部51において、互いに軸方向に摺動可能に構成されている。
シール部材30は、筒状に形成されており、第一シャフト10および第二シャフト20の外周側に設けられている。シール部材30は、第一シャフト10の挿入端とは逆側を閉塞しており、当該位置において、第一シャフト10の外周面10aとの間に空間52を形成している。この空間52には、潤滑剤が充填されている。
シール部材30は、具体的には筒状の芯金部31と、弾性部32と、を有している。芯金部31の軸方向における一端部は、第一シャフト10の外周面10aの一部に外嵌されている。また、芯金部31の軸方向における他端部は、弾性部32を介して第二シャフト20の外周面20aに接触している。弾性部32は、シールリップを有しており、このシールリップによって、第二シャフト20の外周面20a上を軸方向に摺動可能となっている。
カバー部材40は、第一シャフト10および第二シャフト20の内周側に設けられ、図2のA部に示すように、第一シャフト10の挿入端側を閉塞している。また、カバー部材40は、同図に示すように、全体として筒状に形成されており、第一シャフト10の中空部12内に延在している。また、カバー部材40は、第一シャフト10の挿入端側に向かって径が小さくなるように形成されている。これにより、カバー部材40と第一シャフト10の内周面10bとの間に空間53を形成している。この空間53には、潤滑剤が充填されている。
以下、カバー部材40の具体的構成について、図3〜図5を参照しながら説明する。カバー部材40は、筒状部材41と、蓋部材42と、を有している。筒状部材41は、図4に示すように、軸方向において一端側から他端側に向かうにつれて径が小さくなるように形成されている。また、筒状部材41は、図3および図5に示すように、周方向において山谷状に湾曲した形状を呈している。
蓋部材42は、筒状部421と、フランジ部422と、を有している。筒状部421は、図4に示すように、軸方向において一端側から他端側に向かうにつれて径が小さくなるように形成されている。また、筒状部421の外周面には、筒状部材41の他端側が外嵌されている。また、筒状部421は、図3および図5に示すように、周方向において山谷状に湾曲した形状を呈している。蓋部材42は、平板状に形成されており、図2のA部に示すように、第二シャフト20の内周面20bに接触することにより、第一シャフト10の挿入端側を閉塞している。これにより、筒状部421と第一シャフト10の内周面10bとの間に形成される空間53に潤滑剤をとどめることができる。
筒状部材41および筒状部421は、図5に示すように、周方向において連通孔13と相対する位置では第一シャフト10の内周面10bと離間しており、周方向において連通孔13と相対しない位置では第一シャフト10の内周面10bと接触している。すなわち、スライド機構1では、第一シャフト10の連通孔13が形成された位置に筒状部材41および筒状部421の谷部分Eが位置し、第一シャフト10の連通孔13が形成されていない位置に筒状部材41および筒状部421の山部分Fが位置するように、第一シャフト10に対してカバー部材40が組み付けられている。
これにより、筒状部材41の外周面に沿って潤滑剤が流れた際に、第一シャフト10の連通孔13がある領域のみに潤滑剤を存在させることができる。なお、図5の連通孔13は、前記した谷部分Eとの位置関係を示すために便宜的に図示したものであり、スライド機構1の実際の断面形状(図4のD−D線断面)を示したものではない。
以上のような構成を備えるスライド機構1では、図2に示すように、シール部材30によって第一シャフト10の挿入端とは逆側が閉塞され、蓋部材42によって第一シャフト10の挿入端側が閉塞されていることにより、空間52、摺動部51、連通孔13および空間53の間で潤滑剤が循環する。また、筒状部材41および筒状部421が、周方向において連通孔13と相対する位置で第一シャフト10の内周面10bと離間しており、周方向において連通孔13と相対しない位置で第一シャフト10の内周面10bと接触しているため、軸方向に並んだ複数の連通孔13ごとに、潤滑剤が存在する領域を区画することができる。従って、軸方向に延びる摺動部51に対して、連通孔13を通じて、潤滑剤を均等に供給することができる。
また、スライド機構1では、カバー部材40によって潤滑剤が存在する領域を区画することにより、軸方向に延びる摺動部51に対して潤滑剤を均等に供給することができるため、必要な潤滑剤の量を減らすことができ、潤滑剤の質量を低減することができる。
以上、本発明に係るスライド機構について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 スライド機構
10 第一シャフト
10a 外周面
10b 内周面
11 雄スプライン歯
12 中空部
13 連通孔
20 第二シャフト
20a 外周面
20b 内周面
21 雌スプライン歯
30 シール部材
31 芯金部
32 弾性部
40 カバー部材
41 筒状部材
42 蓋部材
421 筒状部
422 フランジ部
51 摺動部
52,53 空間

Claims (1)

  1. 外周面に雄スプライン歯が形成されるとともに、前記雄スプライン歯の内周側に形成された中空部と前記雄スプライン歯とを連通する連通孔が軸方向に複数形成された第一シャフトと、
    内周面に雌スプライン歯が形成され、前記第一シャフトが挿入される第二シャフトと、
    前記第二シャフトの内周側に設けられ、前記第一シャフトの挿入端側を閉塞するカバー部材と、
    前記第二シャフトの外周側に設けられ、前記第一シャフトの挿入端とは逆側を閉塞するシール部材と、
    を備えるスライド機構であって、
    前記カバー部材は、前記第一シャフトの中空部内に延在し、周方向において前記連通孔と相対する位置で前記第一シャフトの内周面と離間しており、周方向において前記連通孔と相対しない位置で前記第一シャフトの内周面と接触していることを特徴とするスライド機構。
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