JP2019064304A - Handlebar structure of saddle riding vehicle - Google Patents
Handlebar structure of saddle riding vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019064304A JP2019064304A JP2017188578A JP2017188578A JP2019064304A JP 2019064304 A JP2019064304 A JP 2019064304A JP 2017188578 A JP2017188578 A JP 2017188578A JP 2017188578 A JP2017188578 A JP 2017188578A JP 2019064304 A JP2019064304 A JP 2019064304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- top bridge
- saddle
- steering wheel
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Abstract
Description
本発明は、鞍乗り型車両のハンドル構造に関する。 The present invention relates to a steering wheel structure of a saddle-ride type vehicle.
従来、鞍乗り型車両のハンドル構造として、フロントフォークの上端部にヒンジを介してバーハンドルが支持されたもの(例えば、特許文献1参照)や、スーパースポーツ型の自動二輪車のもの(特許文献2)が知られている。 Conventionally, as a steering wheel structure of a saddle-ride type vehicle, one having a bar handle supported at the upper end portion of a front fork via a hinge (see, for example, Patent Document 1), and a super sports type motorcycle (Patent Document 2) )It has been known.
特許文献1では、バーハンドルは、上下方向に揺動可能とされ、走行時に使用される走行固定位置と、この走行固定位置から上方に揺動させた乗降性確保位置とに調整可能であるが、走行固定位置については、走行目的に応じて変更できることが望ましい。
特許文献2のスーパースポーツ型の車両は、他の形式の自動二輪車に比べてハンドル位置が車両の前側寄りに低く配置されているため、スーパースポーツの車両でツーリングをするときに運転者の前傾姿勢の状態が続き、運転者の負担が大きくなる。このことからも、走行目的に応じてハンドル位置が調整可能なハンドル構造が望まれる。
本発明の目的は、走行目的に応じてハンドル位置を調整可能な鞍乗り型車両のハンドル構造を提供することにある。
In Patent Document 1, the bar handle is pivotable in the vertical direction, and can be adjusted to a traveling fixed position used during traveling and a landing and securing position pivoted upward from the traveling fixed position. The traveling fixed position is preferably changeable according to the traveling purpose.
The super sports type vehicle of Patent Document 2 has the steering wheel position lower than that of other types of motorcycles, so that the driver leans forward when touring with a super sports vehicle. The posture continues and the driver's burden increases. Also from this point, it is desirable to have a steering wheel structure in which the steering wheel position can be adjusted according to the traveling purpose.
An object of the present invention is to provide a steering wheel structure of a saddle-ride type vehicle whose steering wheel position can be adjusted according to a traveling purpose.
本発明は、前輪(13)を支持する左右一対のフォークチューブ(26)と、前記左右のフォークチューブ(26)を互いに連結するトップブリッジ(27)とを備えるフロントフォーク(12)を有する鞍乗り型車両のハンドル構造において、前記トップブリッジ(27)には、左右のハンドル(33)がスライド可能に挿通される上下に開けられた左右一対の挿通穴(27c)が形成され、前記左右のハンドル(33)のスライド部(33a)には、複数の切欠き(33d,33e)がスライド方向にそれぞれ隔てて設けられ、前記切欠き(33d,33e)は、前記挿通穴(27c)内に選択的に配置されるとともに前記トップブリッジ(27)に締結される締結部材(86)が挿入されることで、前記ハンドル(33)が異なる高さに位置決め固定されることを特徴とする。 The present invention is a saddle riding having a front fork (12) including a pair of left and right fork tubes (26) supporting a front wheel (13) and a top bridge (27) connecting the left and right fork tubes (26) to each other. In the steering wheel structure of the model vehicle, the top bridge (27) is formed with a pair of left and right insertion holes (27c) vertically opened through which the left and right steering wheels (33) are slidably inserted. The slide portion (33a) of (33) is provided with a plurality of notches (33d, 33e) separated in the slide direction, and the notches (33d, 33e) are selected in the insertion hole (27c) Of the handle (33) having different heights by inserting a fastening member (86), which is disposed in the vertical direction and fastened to the top bridge (27). Characterized in that it is positioned and fixed.
上記発明において、前記スライド部(33a)は、前記フォークチューブ(26)に対して平行になるように設けられていても良い。
また、上記発明において、前記ハンドル(33)の高さを自動で調整するポジション調整装置(107)が設けられ、前記ポジション調整装置(107)に備える作動スイッチ(102)は、前記ハンドル(33)に設けられていても良い。
また、上記発明において、前記ポジション調整装置(107)は、前記ハンドル(33)を駆動するハンドルアクチュエータ(101)を備え、前記ハンドルアクチュエータ(101)は、前記トップブリッジ(27)とボトムブリッジ(28)との間に設けられるようにしても良い。
In the above invention, the slide portion (33a) may be provided parallel to the fork tube (26).
In the above invention, a position adjusting device (107) for automatically adjusting the height of the handle (33) is provided, and the operating switch (102) provided in the position adjusting device (107) is the handle (33). May be provided.
In the above invention, the position adjusting device (107) includes a handle actuator (101) for driving the handle (33), and the handle actuator (101) includes the top bridge (27) and the bottom bridge (28). It may be provided in between.
本発明は、トップブリッジには、左右のハンドルがスライド可能に挿通される上下に開けられた左右一対の挿通穴が形成され、左右のハンドルのスライド部には、複数の切欠きがスライド方向にそれぞれ隔てて設けられ、切欠きは、挿通穴内に選択的に配置されるとともにトップブリッジに締結される締結部材が挿入されることで、ハンドルが異なる高さに位置決め固定されるので、ハンドルを挿通穴に沿って上下方向へスライドさせ、複数の切欠きから選択して締結部材を挿入することで、走行目的に応じてハンドルの高さ位置を調整することができる。 According to the present invention, the top bridge is formed with a pair of left and right insertion holes formed in the top and bottom in which the left and right handles are slidably inserted, and a plurality of notches in the slide direction in the slide portions of the left and right handles. Since the handles are positioned and fixed at different heights by inserting fastening members that are separately provided and notches are selectively disposed in the insertion holes and fastened to the top bridge, the handles are inserted. The height position of the steering wheel can be adjusted according to the traveling purpose by sliding in the vertical direction along the hole and selecting the plurality of notches and inserting the fastening member.
上記発明において、スライド部は、フォークチューブに対して平行になるように設けられているので、ハンドルを上下方向へスライドさせたときに、乗員からハンドルまでの距離の変化を抑制することができる。
また、上記発明において、ハンドルの高さを自動で調整するポジション調整装置が設けられ、ポジション調整装置に備える作動スイッチは、ハンドルに設けられているので、切欠きに締結部材を挿入しない状態で、ハンドルの高さ調整を容易に行うことができる。また、作動スイッチがハンドルに設けられるので、作動スイッチの良好な操作性を確保することができる。
In the above invention, the slide portion is provided parallel to the fork tube, so that when the handle is slid in the vertical direction, it is possible to suppress a change in the distance from the occupant to the handle.
Further, in the above invention, the position adjustment device for automatically adjusting the height of the handle is provided, and the operation switch provided in the position adjustment device is provided on the handle, so that the fastening member is not inserted into the notch, The height of the handle can be easily adjusted. In addition, since the operating switch is provided on the handle, good operability of the operating switch can be ensured.
また、上記発明において、ポジション調整装置は、ハンドルを駆動するハンドルアクチュエータを備え、ハンドルアクチュエータは、トップブリッジとボトムブリッジとの間に設けられるので、車体の空いているスペースを有効活用することができる。 Further, in the above invention, the position adjustment device includes the handle actuator for driving the handle, and the handle actuator is provided between the top bridge and the bottom bridge, so that the space available in the vehicle body can be effectively utilized. .
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態のハンドル構造を備える自動二輪車10を示す左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して操舵可能に支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して揺動可能に支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に設けられたシート17とを備える。自動二輪車10は、運転者がシート17に跨って乗車する鞍乗り型車両である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the description, the directions of front, rear, left, right and up and down are the same as the directions with respect to the vehicle body unless otherwise specified. Further, a symbol FR shown in each drawing indicates the front of the vehicle body, a symbol UP indicates the upper portion of the vehicle body, and a symbol LH indicates the left side of the vehicle body.
First Embodiment
FIG. 1 is a left side view showing a
The
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、左右一対のメインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23及び左右一対のシートフレーム24を備える。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成している。左右のメインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後方斜め下方に延びている。左右のセンターフレーム23は、左右のメインフレーム22の後端からそれぞれ下方に延びている。左右のシートフレーム24は、左右のメインフレーム22から後方斜め上方にそれぞれ延びてシート17を支持している。
The
The
フロントフォーク12は、左右一対のフォークチューブ26、トップブリッジ27、ボトムブリッジ28を備える。
左右のフォークチューブ26は、テレスコピック型の緩衝器であり、左右のフォークチューブ26の下端部に車軸31を介して前輪13が支持されている。トップブリッジ27及びボトムブリッジ28は、左右のフォークチューブ26の上部を連結する部材である。トップブリッジ27、ボトムブリッジ28間には、上下に延びるステムパイプ29(図4参照)が渡され、ステムパイプ29は、ヘッドパイプ21に回動可能に支持される。
トップブリッジ27には、高さ調整可能な左右一対のハンドル33が取付けられる。
The
The left and right fork tubes 26 are telescopic shock absorbers, and the
A pair of left and right
左右のメインフレーム22及び左右のセンターフレーム23には、エンジン35が支持されている。エンジン35は、クランクケース36を備え、クランクケース36には変速機37が一体に設けられている。変速機37の出力は、チェーン41を介して後輪16に伝達される。
左右のメインフレーム22の上部には、シート17の前方に配置された燃料タンク43が取付けられている。シート17の後方には同乗者用シート44が配置されている。
An
A
スイングアーム14は、左右のセンターフレーム23に渡されたピボット軸46に前端部が揺動可能に支持され、後端部に車軸47を介して後輪16が支持されている。
自動二輪車10の前部及び下部は、カウリング51で覆われている。カウリング51は、アッパーカウル52、ミドルカウル53、ロアカウル54から構成される。
アッパーカウル52は、ヘッドライト56の周囲を覆うとともに上部中央にウインドスクリーン58が設けられる。アッパーカウル52の一部は、左右のハンドル33の高さ調整に伴って高さを変更可能とされている。
ミドルカウル53は、アッパーカウル52の車幅方向外側から後方及び下方に延びて車体前部を両側方から覆う。ロアカウル54は、エンジン35を含む車体下部を覆う。
前輪13は、上方からフロントフェンダー61で覆われ、後輪16は、上方からリアフェンダー62で覆われている。
The
The front and lower portions of the
The
The
The
図2は、自動二輪車10の前部を示す斜視図である。
フロントフォーク12のトップブリッジ27には、左右一対のハンドル33が取付けられている。また、トップブリッジ27の前部中央にはメインスイッチ70が設けられている。
左側のハンドル33には、運転者が左手で握るハンドルグリップ71と、ヘッドライト切換スイッチ等が設けられた左スイッチケース72と、クラッチレバー73とが設けられている。
右側のハンドル33には、運転者が右手で握ってスロットル開度を調整するスロットルグリップ76と、スタータースイッチ等が設けられた右スイッチケース77と、前輪用ブレーキレバー78と、前輪ブレーキ用リザーバータンク79とが設けられている。
FIG. 2 is a perspective view showing a front portion of the
A pair of left and right handles 33 is attached to the
The
The
アッパーカウル52は、ミドルカウル53と一体に設けられた固定カウル部52aと、固定カウル部52aに対して移動可能とされた可動カウル部52bとから構成される。
可動カウル部52bにはウインドスクリーン58が取付けられ、可動カウル部52bと、ウインドスクリーン58とは、可動ウインドスクリーン81を構成する。
ヘッドパイプ21(図1参照)の前部には、前側に延びるミラーステイ83が取付けられ、ミラーステイ83に左右一対のバックミラー84が支持されている。左右のバックミラー84の前部には、それぞれフロントウインカ85が取付けられている。
The
A
A
図3は、運転者80の乗車姿勢と左右のハンドル33及び可動ウインドスクリーン81の状態とを示す左側面図である。
図3(A)は左右のハンドル33を低くするとともに可動ウインドスクリーン81を下降させた状態(この状態を、以下「ローポジション状態」と記す。)を示す作用図、図3(B)は左右のハンドル33を高くするとともに可動ウインドスクリーン81を上昇させた状態(この状態を、以下「ハイポジション状態」と記す。)を示す作用図である。
図3(A)に示すように、ローポジション状態では、運転者80の乗車姿勢は前傾した状態となり、運転者80の空気抵抗の低減、低重心化等によるスポーツ走行時の自動二輪車10の運動性能が向上し、運転者80のドライビングの快感が高められる。
FIG. 3 is a left side view showing the riding posture of the
FIG. 3 (A) is an operation view showing a state where the left and right handles 33 are lowered and the
As shown in FIG. 3 (A), in the low position state, the riding posture of the
図3(B)に示すように、ハイポジション状態では、運転者80の乗車姿勢は起き上がった状態となり、運転者80に負担の少ないツーリングに適する姿勢となる。このため、運転者80は、長距離ドライブにおいて快適に走行することができる。
また、ハイポジション状態では、可動ウインドスクリーン81によって運転者80の頭部及び肩部の風当たりを緩和することができる。また、可動ウインドスクリーン81に後で詳述する第2スクリーン89(図7参照)を設けることで、更に、頭部及び肩部の風当たりを緩和するとともに、腕部の防風域を拡大することができる。
上記の図3(A),(B)に示したように、本実施形態の自動二輪車10では、スポーツ走行時及びツーリング走行時のような走行目的に応じて、ローポジション状態とハイポジション状態とに切り換えることができる。
As shown in FIG. 3 (B), in the high position state, the riding posture of the
In the high position state, the
As shown in FIGS. 3 (A) and 3 (B), in the
図4は、車体フレーム11、トップブリッジ27及び左右のハンドル33を示す図であり、フロントフォーク12を構成するステムパイプ29の軸方向上方から見た図である。
図5は、左右のハンドル33の取付け状態を示す斜視図である。
図4に示すように、ヘッドパイプ21から左右一対のメインフレーム22が後方斜め側方に延び、ヘッドパイプ21に回動可能にステムパイプ29が支持され、ステムパイプ29の上端部がトップブリッジ27に取付けられている。
FIG. 4 is a view showing the
FIG. 5 is a perspective view showing how the left and right handles 33 are attached.
As shown in FIG. 4, a pair of left and right
トップブリッジ27の両端部には、左右のフォークチューブ26(図1参照)が嵌合される左右一対のチューブ嵌合穴27aが開けられている。左右のチューブ嵌合穴27aの前方のトップブリッジ27の前部には、前方に突出する左右一対のハンドル取付け部27bが一体に形成されている。ハンドル取付け部27bには、ハンドル33が嵌合されるハンドル嵌合穴27cが開けられている。
また、トップブリッジ27の前部の中央には、前方に突出するスイッチ取付け部27gが一体に形成され、スイッチ取付け部27gに、メインスイッチ70(図2参照)が挿入されるスイッチ挿入穴27hが開けられている。
At both ends of the
Further, a
図5には、ローポジション状態の左右のハンドル33を実線で示し、ハイポジション状態の左右のハンドル33を二点鎖線で示している。
ハンドル33は、トップブリッジ27のハンドル嵌合穴27cにスライド可能に嵌合されて縦に延びる縦バー33aと、縦バー33aの上端から屈曲するように設けられたL字状のL字バー33bと、L字バー33bの端部から横に延びる横バー33cとから構成されている。
ハンドル33は、丸パイプから形成されている。
縦バー33aは、真直で、フォークチューブ26(図1参照)に平行になるようにトップブリッジ27に取付けられる。
In FIG. 5, the left and right handles 33 in the low position state are indicated by solid lines, and the left and right handles 33 in the high position state are indicated by two-dot chain lines.
The
The
The
L字バー33b及び横バー33cは、縦バー33aの上端から車幅方向外側方よりも斜め後方に延びる。
L字バー33bは、横バー33cの高さをトップブリッジ27と同じ高さかトップブリッジ27よりも低くしたときに、トップブリッジ27と干渉しないように設けられている。左右の横バー33cには、図2に示したハンドルグリップ71、左スイッチケース72、クラッチレバー73、スロットルグリップ76、右スイッチケース77、前輪用ブレーキレバー78、前輪ブレーキ用リザーバータンク79が取付けられる。
The L-shaped
The L-shaped
図6は、ハンドル33のトップブリッジ27への取付構造を示す図である。
図6(A)はハンドル33の要部を示す側面図、図6(B)はトップブリッジ27に取付けられるハンドル33を示す要部側面図である。
図6(A)に示すように、ハンドル33の縦バー33aの前面には、上下に隔てて一対の切欠き33d,33eが形成されている。また、縦バー33aの下端部には、トップブリッジ27のハンドル嵌合穴27c(図4参照)から縦バー33aが抜けないようにする抜け止めフランジ87が設けられている。
一対の切欠き33d,33eは、側面視円弧状に窪んだ部分である。上側の切欠き33dは、トップブリッジ27にハンドル33を低く固定する(ローポジション状態にする)ための部分であり、下側の切欠き33eは、トップブリッジ27にハンドル33を高く固定する(ハイポジション状態にする)ための部分である。
FIG. 6 is a view showing the attachment structure of the
FIG. 6A is a side view showing the main part of the
As shown in FIG. 6A, on the front surface of the
The pair of
図4及び図6(B)に示すように、トップブリッジ27の左右のハンドル取付け部27bは、それぞれ車幅方向に二分割され、ハンドル取付け部27bの二分割された部分の間の隙間は、ハンドル嵌合穴27cまで延びている。
左右のハンドル取付け部27bには、それぞれ上下一対のボルト挿通穴27d,27eが開けられている。一対のボルト挿通穴27d,27eは、ハンドル取付け部27bの二分割された部分の一側(例えば、車幅方向外側)に形成されている。ハンドル取付け部27bの二分割された部分の他側(例えば、車幅方向内側)には、一対のボルト挿通穴27d,27eに対応してボルト挿通穴27d,27eと同軸にねじ穴(不図示)が形成されている。従って、ボルト86を車幅方向一側(車幅方向外側)からボルト挿通穴27d,27eにそれぞれ通し、ボルト86の先端部をそれぞれねじ穴にねじ結合することで、ハンドル嵌合穴27cに挿入されたハンドル33の縦バー33aが締め付けられ、ハンドル33が固定される。
As shown in FIGS. 4 and 6B, the left and right handle
A pair of upper and lower
上側のボルト挿通穴27d及びボルト挿通穴27dに同軸のねじ穴は、縦バー33aの前面33fから前方に離れた位置に形成されている。下側のボルト挿通穴27e及びボルト挿通穴27eに同軸のねじ穴は、側面視で縦バー33aの前面33fに形成された上側の切欠き33dと重なるように形成されている。従って、ボルト挿通穴27eに通してねじ穴にねじ結合されたボルトは、上側の切欠き33d内に通されているため、トップブリッジ27に対する縦バー33aのスライドが規制される。即ち、ハンドル33が、低い状態(ローポジション状態)に位置決めされた状態で固定される。
同様に、図6(A),(B)において、下側のボルト挿通穴27e及びボルト挿通穴27eに同軸のねじ穴は、側面視で縦バー33aの前面33fに形成された下側の切欠き33eと重なるように形成されている。従って、ボルト86をボルト挿通穴27eと切り欠き33eとに通し、ボルトの先端部をねじ穴にねじ結合すれば、ハンドル33が、高い状態(ハイポジション状態)に位置決めされた状態で固定される。
A screw hole coaxial with the upper
Similarly, in FIGS. 6A and 6B, a screw hole coaxial with the lower
以上の図1、図5及び図6に示したように、鞍乗り型車両としての自動二輪車10は、前輪を支持する左右一対のフォークチューブ26と、左右のフォークチューブ26を互いに連結するトップブリッジ27とを備えるフロントフォーク12を有する。
トップブリッジ27には、左右のハンドル33がスライド可能に挿通される上下に開けられた左右一対の挿通穴としてのハンドル嵌合穴27cが形成されている。左右のハンドル33のスライド部としての縦バー33aには、複数の切欠き33d,33eがスライド方向にそれぞれ隔てて設けられる。複数の切欠き33d,33eは、ハンドル嵌合穴27c内に選択的に配置されるとともにトップブリッジ27に締結される締結部材としてのボルト86が挿入されることで、ハンドル33が異なる高さに位置決め固定される。
この構成によれば、ハンドル33をハンドル嵌合穴27cに沿って上下方向へスライドさせ、複数の切欠き33d,33eから選択してボルト86を挿入することで、走行目的に応じてハンドル33の高さ位置を調整することができる。
As shown in FIG. 1, FIG. 5 and FIG. 6, the
The
According to this configuration, the
また、図1及び図5に示したように、縦バー33aは、フォークチューブ26に対して平行になるように設けられているので、ハンドル33を上下方向へスライドさせたときに、運転者からハンドル33までの距離の変化を抑制することができる。
Further, as shown in FIG. 1 and FIG. 5, since the
図7は、左右のハンドル33及び可動ウインドスクリーン81のハイポジション状態を示す斜視図である。
ヘッドパイプ21の前部から前側にミラーステイ83が延び、ミラーステイ83にリンク機構90を介して可動ウインドスクリーン81が取付けられている。
可動ウインドスクリーン81は、可動カウル部52bと、可動カウル部52bに取付けられたウインドスクリーン58とから構成される。
ウインドスクリーン58は、可動カウル部52bに直接に取付けられた第1スクリーン88と、第1スクリーン88に取付けられた第2スクリーン89とからなる。
第1スクリーン88は、可動ウインドスクリーン81の防風機能を担う主体であり、第2スクリーン89は、第1スクリーン88の後方の走行風の流れを制御するとともに第1スクリーン88の後方に生じる負圧を制御する。
FIG. 7 is a perspective view showing the left and
A
The
The
The
図8は、リンク機構90を示す第1斜視図、図9は、リンク機構90を示す第2斜視図である。
図8は、ハイポジション状態のリンク機構90を示している。
リンク機構90は、ミラーステイ83(図7参照)に取付けられた左右一対のベース板91と、左右のベース板91にそれぞれ揺動可能に連結された前リンク92及び後リンクアッシー93とを備える。
ベース板91は、前部及び後部にそれぞれ前リンク連結部91a及び後リンク連結部91bを備える。また、ベース板91には、ミラーステイ83にボルト止めするためにボルトを通す複数のボルト挿通穴91cが開けられている。
FIG. 8 is a first perspective view showing the
FIG. 8 shows the
The
The
前リンク92は、一端部が、ベース板91の前リンク連結部91aに支軸95を介して上下揺動可能に連結され、他端部に図7に示した可動ウインドスクリーン81の可動カウル部52bが取付用プレート(不図示)を介して揺動可能に取付けられる。
図8において、後リンクアッシー93は、一端部がベース板91の後リンク連結部91bに支軸95を介して上下揺動可能に連結された下リンク97と、下リンク97の他端部に一端部が支軸95を介して上下揺動可能に連結された上リンク98とから構成される。上リンク98の他端部には、図7に示した可動ウインドスクリーン81の可動カウル部52bが取付用プレート(不図示)を介して揺動可能に取付けられている。
One end of the
In FIG. 8, the
図8において、下リンク97及び上リンク98には、支軸95で連結される下リンク連結部97a及び上リンク連結部98aが設けられ、下リンク連結部97a及び上リンク連結部98aにボルト挿通穴97b,98bが開けられている。
ボルト挿通穴97b,98bに連結ボルト96を通し、連結ボルト96の先端部にナット99をねじ結合すると、下リンク97と上リンク98とを連結ボルト96・ナット99で締結することができる。これにより、下リンク97に対する上リンク98の揺動を規制することができ、リンク機構90のハイポジション状態を維持することができる。
In FIG. 8, the
When the
図9は、ローポジション状態のリンク機構90を示している。
前リンク92は、図8の状態から車両前方に揺動した状態にある。後リンクアッシー93では、下リンク97は、図8の状態から車両後方に揺動し、上リンク98は、図8の状態から車両前方に揺動した状態にある。即ち、下リンク97と上リンク98とは前後方向逆に揺動し、揺動が完了した後は、ほぼ左右に重なっている。
図8に示したように、前リンク92よりも後リンクアッシー93を長くすることで、可動ウインドスクリーン81をローポジション状態から前方斜め上方に移動させることができる。これにより、運転者に風が当たりにくい範囲を広げることができる。
FIG. 9 shows the
The
As shown in FIG. 8, by making the
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態のハンドル構造を備える自動二輪車100の車体前部を示す断面図である。
第1実施形態に示したミラーステイ83は、ヘッドパイプ21から前方斜め上方に延びる傾斜延出部83aと、傾斜延出部83aの前端部から一体に上方斜め後方に延びる支持部83bとを備える。
支持部83bの左右端部には、左右のバックミラー84が取付けられ、支持部83bのバックミラー84を支持する部分より中央部側には、リンク機構90の左右のベース板91が取付けられる。
自動二輪車100は、図1、図2に示した第1実施形態の自動二輪車10に対して、自動で左右のハンドル33及び可動ウインドスクリーン81をローポジション状態とハイポジション状態とに切り換えることが可能である。左右のハンドル33及び可動ウインドスクリーン81を作動させる場合は、第1実施形態のボルト86(図6(B)参照)及び連結ボルト96(図8参照)・ナット99(図8参照)は使用しない。
Second Embodiment
FIG. 10 is a cross-sectional view showing the front portion of the vehicle body of the
The mirror stay 83 shown in the first embodiment includes an inclined extending
The left and right
The
フロントフォーク12のトップブリッジ27とボトムブリッジ28との間には、左右のハンドル33をワイヤー(不図示)を介して駆動する電動式のハンドルアクチュエータ101が設けられている。ハンドルアクチュエータ101は、左右のハンドル33のいずれかに設けられた作動スイッチ102により作動する。なお、作動スイッチ102を、図2に示した左スイッチケース72又は右スイッチケース77に設けても良い。
図10において、ミラーステイ83の上方には、ミラーステイ83に支持されたメータ103が配置されている。
Between the
In FIG. 10, above the
ミラーステイ83の前部には、リンク機構90を駆動して可動ウインドスクリーン81をローポジション状態とハイポジション状態とに切り換える電動式のスクリーンアクチュエータ105が取付けられている。スクリーンアクチュエータ105は、リンク機構90にワイヤーを介して接続され、メータ103と、ローポジション状態の可動ウインドスクリーン81との間に配置される。スクリーンアクチュエータ105は、作動スイッチ102により作動する。
上記したハンドルアクチュエータ101、作動スイッチ102及びスクリーンアクチュエータ105は、ポジション調整装置107を構成する。
At the front of the
The
以上の図6及び図10に示したように、ハンドル33の高さを自動で調整するポジション調整装置107が設けられる。ポジション調整装置107に備える作動スイッチ102は、ハンドル33に設けられているので、切欠き33d,33eに締結部材としてのボルト86を挿入しない状態で、ハンドル33の高さ調整を容易に行うことができる。また、作動スイッチ102がハンドル33に設けられるので、作動スイッチ102の良好な操作性を確保することができる。
また、ポジション調整装置107は、ハンドル33を駆動するハンドルアクチュエータ101を備え、ハンドルアクチュエータ101は、トップブリッジ27とボトムブリッジ28との間に設けられるので、車体の空いているスペースを有効活用することができる。
As shown in FIG. 6 and FIG. 10 above, a
In addition, since the
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10,100に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
The embodiment described above is merely an aspect of the present invention, and can be arbitrarily modified and applied without departing from the spirit of the present invention.
The present invention is applicable not only to the case of applying to the
10,100 自動二輪車(鞍乗り型車両)
12 フロントフォーク
13 前輪
26 フォークチューブ
27 トップブリッジ
27c ハンドル嵌合穴(挿通穴)
28 ボトムブリッジ
33 ハンドル
33a 縦バー(スライド部)
33d,33e 切欠き
86 ボルト(締結部材)
101 ハンドルアクチュエータ
102 作動スイッチ
107 ポジション調整装置
10,100 Motorcycles (saddle type vehicles)
12
28
33d,
101
Claims (4)
前記トップブリッジ(27)には、左右のハンドル(33)がスライド可能に挿通される上下に開けられた左右一対の挿通穴(27c)が形成され、
前記左右のハンドル(33)のスライド部(33a)には、複数の切欠き(33d,33e)がスライド方向にそれぞれ隔てて設けられ、前記切欠き(33d,33e)は、前記挿通穴(27c)内に選択的に配置されるとともに前記トップブリッジ(27)に締結される締結部材(86)が挿入されることで、前記ハンドル(33)が異なる高さに位置決め固定されることを特徴とする鞍乗り型車両のハンドル構造。 A steering wheel of a saddle-ride type vehicle having a front fork (12) provided with a pair of left and right fork tubes (26) supporting a front wheel (13) and a top bridge (27) connecting the left and right fork tubes (26) to each other In the structure
The top bridge (27) is formed with a pair of left and right insertion holes (27c) vertically opened through which the left and right handles (33) are slidably inserted.
A plurality of notches (33d, 33e) are provided separately in the sliding direction on the slide parts (33a) of the left and right handles (33), and the notches (33d, 33e) are provided in the insertion holes (27c). B) the handle (33) is positioned and fixed at different heights by inserting a fastening member (86) selectively disposed in the inside and fastened to the top bridge (27). The steering wheel structure of a saddle-ride type vehicle.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017188578A JP2019064304A (en) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | Handlebar structure of saddle riding vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017188578A JP2019064304A (en) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | Handlebar structure of saddle riding vehicle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019064304A true JP2019064304A (en) | 2019-04-25 |
Family
ID=66337220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017188578A Pending JP2019064304A (en) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | Handlebar structure of saddle riding vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019064304A (en) |
-
2017
- 2017-09-28 JP JP2017188578A patent/JP2019064304A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2546130B1 (en) | Saddle type vehicle | |
JP6101452B2 (en) | Headlight support structure for saddle-ride type vehicles | |
JP6141897B2 (en) | Front wheel suspension system for saddle-ride type vehicles | |
JP4865914B2 (en) | vehicle | |
JP6708687B2 (en) | Motorcycle seat frame | |
JP4151773B2 (en) | Front fork structure in saddle riding type vehicle | |
JP2010516545A5 (en) | ||
US10793221B2 (en) | Front structure for straddle-type vehicle | |
JP6800197B2 (en) | Saddle-type vehicle | |
US20040035626A1 (en) | Vehicle and adjustable steering shaft therefor | |
US9469218B2 (en) | Seat for a vehicle | |
JP2019064304A (en) | Handlebar structure of saddle riding vehicle | |
US20040129483A1 (en) | Vehicle and adjustable steering shaft therefor | |
JP5494401B2 (en) | Accelerator position sensor arrangement structure for vehicles | |
JP2017052483A (en) | Steering structure of saddle-riding type vehicle | |
JP2009073348A (en) | Handle device of two-wheeler | |
JP5174578B2 (en) | Motorcycle | |
JP2019064305A (en) | Windscreen structure of saddle riding vehicle | |
JP6043263B2 (en) | Front wheel suspension system for saddle-ride type vehicles | |
JP6951477B2 (en) | Saddle-type vehicle | |
JP6162189B2 (en) | Saddle riding | |
JP6890627B2 (en) | Saddle-type vehicle | |
JP6104776B2 (en) | Front wheel suspension system for saddle-ride type vehicles | |
JP5091797B2 (en) | Rear structure of motorcycle | |
JP6727246B2 (en) | Front cowl structure for saddle type vehicles |