JP2019054648A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動コイルのコイル線の断線や損傷を抑制するモータを提供する。【解決手段】モータ1は、駆動コイル81を収納し、開口部16が形成されたモータケース14と、モータケース14に取り付けられたフレーム2と、フレーム2に固定された基板保持部材60と、基板保持部材60に保持された給電基板70と、を有し、駆動コイル81のコイル線81aが開口部16から引き出され、給電基板70に電気的に接続されている。【選択図】図3
Description
本発明は、モータに関する。
特許文献1,2には、モータにおける端子と給電基板との接続構造が記載されている。この接続構造では、駆動コイルを収納するモータケースに開口部が形成され、この開口部から、駆動コイルの端末部分に電気的に接続された端子ピンが出されている。給電基板は、モータケースの開口部に装着された基板保持部材によって保持され、はんだ付けによって端子ピンに電気的に接続されている。
特許文献1,2に記載の接続構造では、基板保持部材の固定は、基板保持部材に形成された係合突起がモータケースの開口部の内周縁に係合することで行われる。そのため、係合突起が開口部に差し込まれる際には、係合突起が駆動コイルから引き出された端末部分に接触して、駆動コイルのコイル線が断線したり破損したりする可能性がある。
そこで、本発明の目的は、駆動コイルのコイル線の断線や損傷を抑制するモータを提供することである。
上述した目的を達成するために、本発明のモータは、駆動コイルを収納し、開口部が形成されたモータケースと、モータケースに取り付けられたフレームと、フレームに固定された基板保持部材と、基板保持部材に保持された給電基板と、を有し、駆動コイルのコイル線が開口部から引き出され、給電基板に電気的に接続されている。
このようなモータによれば、駆動コイルのコイル線の断線や損傷を抑制することができる。
本発明の一態様では、モータケースは、駆動コイルを覆う筒状外周面を有し、開口部は、筒状外周面に設けられ、開口部から筒状外周面の径方向外側に突出する端子台と、端子台に保持され、コイル線が巻き付けられた端子ピンと、を有し、給電基板は、端子台から所定の間隔を置いて基板保持部材に保持されていることが好ましい。さらに、基板保持部材は、端子ピンを通すための切り欠き部と、給電基板が配置される基板配置部と、を有し、基板配置部は、切り欠き部の外周に設けられていることが好ましい。これにより、給電基板が端子台に接触したり、基板保持部材が端子台や端子ピンに接触したりする可能性を低減することができる。
さらに、基板保持部材は、基板配置部から筒状外周面側に向けて延びる壁部を有し、壁部の先端部は、端子ピンの突出方向と反対方向に開口部を越えて延び、筒状外周面の少なくとも一部を覆っていることが好ましい。これにより、開口部を通じてモータケースの内部にゴミなどが侵入することを抑制することができる。
また、本発明の一態様では、フレームは、基板保持部材が取り付けられる第1の取付部と、モータケースが取り付けられる第2の取付部と、を有し、モータケースの内部にはロータが配置され、基板保持部材は、ロータの軸線方向で第1の取付部と当接する第1の当接部を備えることが好ましい。さらに、基板保持部材は、第1の当接部から軸線方向に突出する第2の当接部を備え、第2の当接部は、端子ピンの突出方向で第1の取付部と当接することが好ましく、基板保持部材は、第1の当接部から軸線方向に突出する第3の当接部を備え、第3の当接部は、軸線方向と端子ピンの突出方向とに直交する方向で第1の取付部と当接することが好ましい。これにより、基板保持部材を、フレームに対して、軸線方向と端子ピンの突出方向とこれらに直交する方向の3つの方向のそれぞれに位置決めした状態で固定することができる。
さらに、基板配置部には、給電基板と係合する複数の係合爪部が設けられ、給電基板の外周縁には、係合爪部が嵌まる切り欠き部が形成されていることが好ましく、係合爪部は、基板配置部から延びる延在部と、延在部の先端に設けられ、給電基板と当接する爪部と、を有し、延在部は、切り欠き部に嵌まっていることが好ましい。これにより、給電基板を基板配置部に対して位置決めすることができる。
また、本発明の一態様では、フレームは、モータケースに対してモータの軸線方向の一方側に取り付けられ、基板保持部材は、モータの軸線方向の他方側の端面の一部を覆う端板部を有することが好ましい。この場合、端板部は、他方側の端面に当接していることが好ましい。これにより、基板保持部材を安定した姿勢に保持することができる。
本発明のモータは、モータの駆動力によって移動する可動部材と、可動部材の移動位置を検出する位置検出器と、を有し、位置検出器は、給電基板に取り付けられていてもよい。この場合、フレームは、位置検出器を挟んで給電基板の反対側に配置された板部を有し、板部は、位置検出器に対して所定の間隔を置いて対向していることが好ましい。これにより、万が一、位置検出器が給電基板から外れてしまったとしても、位置検出器の脱落を抑制することができる。
以上、本発明によれば、駆動コイルのコイル線の断線や損傷を抑制するモータを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係るモータについて説明する。図1は、本実施形態のモータを示す概略斜視図であり、図2は、本実施形態のモータを示す概略側面図であり、被支持部材を支持した状態を示している。なお、以下の説明では、リードスクリュー4(シャフト19)の軸線Lが延在している方向のうち、リードスクリュー4が突出している一方側を出力側L1とし、リードスクリュー4が突出している側とは反対側(他方側)を反出力側L2とする。また、軸線L方向に対して、フレーム2の支持部2c,2bが延在する方向をX方向とし、X方向と軸線L方向に対して直交する方向をY方向とする。さらに、X方向については、端子ピン82の突出方向をX1方向とし、それと反対方向をX2方向とする。
モータ1は、外周面に螺旋溝が形成されたリードスクリュー4と、リードスクリュー4を軸線L周りに回転駆動するための駆動部3と、螺旋溝に係合して軸線L方向に移動する可動部材6と、駆動部3等を支持するフレーム2を備えている。フレーム2には、リードスクリュー4に対して軸線L方向に沿って平行に配置されたガイドシャフト5が固定されている。駆動部3は、ステッピングモータ等のモータであり、モータケースを構成するステータ14とステータ14の内部に配置されたロータ(図示せず)から概ね構成されている。ロータは、シャフト19とシャフト19に固定された永久磁石(図示せず)を備えている。
ステータ14は、フレーム2の軸線L方向の反出力側L2の支持部2bに溶接などにより固定されている。この支持部2bには、給電基板70を保持する基板保持部材60がネジ18a,18bによって固定されている。
ステータ14の側面には給電部となる端子ピン82が設けられており、給電基板70と電気的に接続されている。端子ピン82には、ステータ14の駆動コイルの端末部分(図示せず)が巻き付けられており、端子ピン82と給電基板70をはんだ付けすることで、給電基板70と駆動コイルとの電気的な接続を行うことができる。
給電基板70には位置検出器50が取り付けられている。位置検出器50は、可動部材6の移動方向(軸線L方向)の原点位置を検出する押圧スイッチ式の位置検出器である。位置検出器50と給電基板70との電気的な接続は、位置検出器50の端子ピン52a,52bと給電基板70とをはんだ付けすることで行われる。
フレーム2は、板状のフレーム本体2aと、フレーム本体2aの長手方向の両端が折り曲げられて形成された一対の支持部2b,2cとを有し、フレーム本体2aに形成された穴2gを利用して相手側機器等に固定されている。駆動部3は、軸線L方向の反出力側L2の支持部2bに固定されている。
リードスクリュー4は、駆動部3のシャフト19と一体に形成されており、シャフト19の一部(ステータ14から軸線L方向の出力側L1に突出している部分)の外周面に螺旋溝を形成することで構成されている。したがって、リードスクリュー4は、駆動部3によって回転駆動されるものである。リードスクリュー4は、フレーム本体2aと略平行に配置され、軸線L方向の出力側L1の先端が、フレーム2の軸線L方向の出力側L1の支持部2cに設けられた軸受7aによって回転可能に支持されている。また、シャフト19の軸線L方向の反出力側L2の端部は、駆動部3に取り付けられた軸受7bによって回転可能に支持され、その先端は、板ばねからなる付勢部材7cによって軸線L方向の出力側L1に付勢されている。ガイドシャフト5は、リードスクリュー4と平行に配置され、その両端がフレーム2の支持部2b,2cにそれぞれ固定されている。本実施形態では、ガイドシャフト5とリードスクリュー4がX方向で重なるよう配置されている。
可動部材6は、リードスクリュー4に噛み合って軸線L方向に移動するナットユニット40と、ナットユニット40と一体に軸線L方向に移動する本体部9と、本体部9の上方に設けられ、被支持材であるミラーホルダの突出片132aを支持する支持部10とを備えている。本体部9には、ガイドシャフト5が貫通するガイド孔8と、ナットユニット40が配置されるナット配置部11が形成されている。可動部材6は、駆動部3によるリードスクリュー4の回転に伴い、ナットユニット40が軸線L方向に往復移動することで、ガイドシャフト5にガイドされた状態で軸線L方向に往復移動する。
ナットユニット40は、リードスクリュー4にそれぞれ螺合する第1のナット部材41および第2のナット部材43と、第1のナット部材41と第2のナット部材43との間に配置されて、第1のナット部材41と第2のナット部材43とが互いに離間する方向に予圧を付与するコイルばね42とを備えている。
支持部10は、ミラーホルダの突出片132aを軸線L方向の反出力側L2に付勢する弾性支持部20と、軸線L方向の反出力側L2で弾性支持部20に対向して設けられ、弾性支持部20によって付勢される突出片132aを支持する固定支持部30とを有している。弾性支持部20は、ミラーホルダの突出片132aに当接して突出片132aを固定支持部30に向けて付勢する弾性部材21と、弾性部材21を固定する弾性部材固定部22とを有している。弾性部材21は、板ばねからなり、その先端側が突出片132aに当接する突出片当接部25cとなっている。弾性部材固定部22は、ポリアセタールなどの合成樹脂材料からなり、本体部9と一体に設けられている。固定支持部30は、ステンレスなどの金属からなり、樹脂からなる本体部9よりも剛性の高い材料で形成されている。固定支持部30は、インサート成形により本体部9と一体に形成されている。また、固定支持部30には、軸線L方向の出力側L1に対向する弾性支持部20に向かって突出する支持突起31aが形成されている。したがって、本実施形態では、支持突起31aと当接片当接部25cによって突出片132aが支持されている。
(給電基板の取付構造)
以下、図3から図5を参照して、給電基板70のモータ1への取付構造について説明する。図3は、本実施形態のモータを示す概略分解斜視図である。図4は、本実施形態のモータを示す概略正面図である。なお、図3では、リードスクリュー4、ガイドシャフト5、可動部材6、およびナットユニット40の図示は省略しており、図4では、これらに加えて、位置検出器50の図示も省略している。また、図5(a)は、本実施形態の基板保持部材の概略斜視図であり、図5(b)は、本実施形態のフレームの概略斜視図であり、図5(c)は、本実施形態の基板保持部材をフレームの支持部に固定した状態を示す概略斜視図である。
以下、図3から図5を参照して、給電基板70のモータ1への取付構造について説明する。図3は、本実施形態のモータを示す概略分解斜視図である。図4は、本実施形態のモータを示す概略正面図である。なお、図3では、リードスクリュー4、ガイドシャフト5、可動部材6、およびナットユニット40の図示は省略しており、図4では、これらに加えて、位置検出器50の図示も省略している。また、図5(a)は、本実施形態の基板保持部材の概略斜視図であり、図5(b)は、本実施形態のフレームの概略斜視図であり、図5(c)は、本実施形態の基板保持部材をフレームの支持部に固定した状態を示す概略斜視図である。
モータケース14の内部には、コイルボビン15が収納されており、コイルボビン15に巻き回されたコイル線81aによって、駆動コイル81が構成されている。駆動コイル81は、モータケース14の筒状外周面により覆われている。また、モータケース14の筒状外周面には開口部16が形成され、その開口部16から、コイルボビン15と一体に形成された端子台17が筒状外周面の径方向外側に突出して設けられている。なお、開口部16は、端子台17から所定の間隔を置いてモータケース14に開口している。端子台17には端子ピン82が固定され、端子ピン82には、駆動コイル81の端末部分(駆動コイル81から引き出されたコイル線81aの端部)が巻き付けられてはんだ付けされている。
モータケース14は、軸線L方向における一方側(出力側L1)の端面14aと、筒状外周面14bと、軸線L方向における他方側(反出力側L2)の端面14cとから構成されている。モータケース14は、一方側の端面14aに固定されたプレート83を介して、フレーム2の軸線L方向の反出力側L2の支持部2bに溶接などにより固定されている。この支持部2bには、基板保持部材60が固定されている。具体的には、基板保持部材60は、一組のネジ18a,18bが支持部2bの側から基板保持部材60のネジ穴60a,60bに締結されることで、支持部2bに固定されている。この基板保持部材60の固定方法の詳細については後述する。
基板保持部材60は、端子ピン82を給電基板70の側に通すための切り欠き部62と、給電基板70が配置される基板配置部63とを有している。基板配置部63は、切り欠き部62の少なくとも一部を囲むように、切り欠き部62の外周に設けられている。これにより、基板保持部材60が端子台17や端子ピン82に接触する可能性を低減することができる。本実施形態では、切り欠き部62は、基板保持部材60の出力側L1から反出力側L2に向けて切り欠かれており、基板配置部63は、切り欠き部62の反出力側L2と軸線L方向に直交するY方向の両側に形成されている。
基板保持部材60は、基板配置部63からモータケース14の筒状外周面14b側に向けて延びる壁部69を有している。壁部69の先端部69aは、端子ピン82の突出方向(X1)と反対方向(X2)に開口部16を越えて延び、筒状外周面14bの一部を覆っている。これにより、開口部16を通じてモータケース14の内部にゴミなどが侵入することを抑制することができる。本実施形態では、壁部69の先端部69aは、隙間を隔ててモータケースの筒状外周面14bと対向している。すなわち、壁部69の先端部69aと筒状外周面14bとは、X方向において、非接触状態で対向するように配置されている。
基板保持部材60は、モータ1の他方側(反出力側L2)の端面(本実施形態では、モータケース14の他方側の端面14cに固定されたプレート84の端面)84aを覆う端板部67を有している。端板部67は、基板配置部63の反出力側L2の端部からX2方向に延びている。本実施形態では、端板部63とモータケース14の端面とは、隙間を隔てて対向している。すなわち、端板部67とモータ1の他方側の端面84aとは、軸線L方向において非接触状態で対向するように配置されている。ただし、他の実施形態では、基板保持部材60を安定した姿勢に保持するために、端板部67は、軸線L方向でモータ1の他方側の端面84aと当接するように配置されていてもよい。
基板保持部材60は、基板保持部材60をフレーム2の支持部2bに固定するための基板保持部材側固定部を有している。基板保持部材側固定部61は、フレーム2の支持部2bに対して軸線L方向で当接する第1の当接部64と、支持部2bに対してX方向で当接する第2の当接部65と、支持部2bに対してY方向で当接する第3の当接部66とを有している。
第1の当接部64は、壁部69の出力側L1を向いた端面からなり、フレーム2の支持部2bと面で当接可能な第1の当接面64aを有している。第1の当接面64aには、軸線L方向の出力側L1から反出力側L2に延びるネジ穴60a,60bが形成されている。第2の当接部65は、第1の当接部64から軸線L方向の出力側L1に突出し、X2方向を向いた端面からなり、フレーム2の支持部2bと面で当接可能な第2の当接面65aを有している。第2の当接面65aは、第1の当接面64aに対して直交している。なお、第2の当接部65は、基板配置部63と連続して形成されており、X1方向を向いた端面は、基板配置部63の一部を構成している。第3の当接部66は、第1の当接部64から軸線L方向の出力側L1に突出し、Y方向で対向する端面からなり、フレーム2の支持部2bと面で当接可能な第3の当接面66aを有している。第3の当接面66aは、第1の当接面64aに対して直交している。
一方、フレーム2の支持部2bは、基板保持部材60が取り付けられる第1の取付部2hと、モータケース14が取り付けられる第2の取付部2iとを有している。第1の取付部2hは、略矩形状に形成され、軸線L方向に貫通する穴2j,2kを有している。基板保持部材60がフレーム2に固定されると、第1の取付部2hの反出力側L2の端面は、第1の当接部64と当接する。これにより、フレーム2に対する基板保持部材60の軸線L方向の位置を決めることができる。また、基板保持部材60がフレーム2に固定されると、第1の取付部2hのX1方向を向いた端部2h1は、第2の当接部65と当接する。これにより、フレーム2に対する基板保持部材60のX方向の位置を決めることができる。また、基板保持部材60がフレーム2に固定されると、第1の取付部2hのY方向を向いた側端部2h2は、第3の当接部66と当接する。これにより、フレーム2に対する基板保持部材60のY方向の位置を決めることができる。
このように、基板保持部材60は、フレーム2に対して、軸線L方向、X方向、およびY方向のそれぞれに位置決めされた状態で固定されている。具体的には、基板保持部材60は、第1の当接部64に設けられたネジ穴60a,60bに第1の取付部2hの穴2j,2kを通じてネジ18a,18bを通して締結することで、フレーム2に固定されている。なお、基板保持部材60のフレーム2への固定方法は、上述したネジによる方法に限定されず、例えば、接着剤による固定方法であってもよい。
基板保持部材60の基板配置部63には、給電基板70が配置されている。給電基板70は、端子台17から所定の間隔を置いて基板保持部材60に保持されている。このような配置により、給電基板70が端子台17に接触する可能性を低減することができる。
基板配置部63には、給電基板70と係合する複数の係合爪部68a〜68cが設けられている。各係合爪部68a〜68cは、基板保持部材60の上面(基板配置部)63からX1方向に延びる延在部68a1,68b1,68c1と、給電基板70のX1方向側の端面(上面)に接触する爪部68a2,68b2,68c2とから構成されている。本実施形態では、基板保持部材60のY方向の両端部の対向する位置に2つの側方係合爪部68a,68bが設けられ、軸線L方向の反出力側L2の端部に1つの後端係合爪部68cが設けられている。これに対し、給電基板70の外周縁には、側方係合爪部68a,68bが嵌まる切り欠き部74a,74bが形成されている。切り欠き部74a,74bは、側方係合爪部68a,68bの延在部と略同一の幅(軸線L方向の長さ)を有し、切り欠き部74a,74b内には、その延在部が入りこんでいる。これにより、基板配置部63に対し、給電基板70が位置決めされている。
なお、給電基板70に対するモータ1の端子ピン82の電気的な接続は、以下のように行われる。駆動コイル81の端末部分(駆動コイル81から引き出されたコイル線81aの端部)が巻き付けられてはんだ付けされた端子ピン82は、基板保持部材60に設けられた切り欠き部62を通って給電基板70に電気的に接続されている。具体的には、切り欠き部62を通った端子ピン82を給電基板70に形成された端子孔71に挿入し、端子ピン82と給電基板70とはんだ付けすることで、給電基板70と駆動コイル81のコイル線との電気的な接続を行うことができる。
さらに、給電基板70には、位置検出器50が取り付けられている。具体的には、位置検出器50は、一対の係合突起51a,51bを有し、この係合突起51a,51bが給電基板70に形成された一対の係合孔72a,72bに嵌合することで、給電基板70に取り付けられて固定されている。また、位置検出器50と給電基板70との電気的な接続は、位置検出器50の端子ピン52a,52bを給電基板70に形成された端子孔73a,73bに挿入し、端子ピン52a,52bと給電基板70とをはんだ付けすることで行われる。本実施形態では、位置検出器50の下方、すなわち、位置検出器50を挟んで給電基板70の反対側には、万が一、位置検出器50が給電基板70から外れてしまったとしても位置検出器50の脱落を防止する脱落防止部2fが設けられている。脱落防止部2fは、支持部2bの一部が折り曲げられて形成された板部であり、位置検出器50から所定の間隔(隙間)を置いて配置されている。
上述したように、フレーム2を中心(基準)として基板保持部材60とモータケース14とが固定されており、給電基板70の位置精度を向上させることができる。さらに、そのような給電基板70に位置検出器50が取り付けられるため、フレーム2に形成された取付穴2gに対して、位置検出器50を精度良く取り付けることができる。
上述した実施形態では、断面がU字状のフレーム2の支持部2bに基板保持部材60が固定される場合を例示したが、本発明はこの例に限定されず、基板保持部材が平板状のフレームに固定される場合にも適用可能である。
1 モータ、2 フレーム、2f 脱落防止部、2h 第1の取付部、
2i 第2の取付部、6 可動部材、14 モータケース、14b 筒状外周面
16 開口部、17 端子台、50 位置検出器、52a,52b 端子ピン
60 基板保持部材、62 切り欠き部、63 基板配置部、64 第1の当接部
65 第2の当接部、66 第3の当接部、67 端板部
68a,68b 側方係合爪部、68c 後端係合爪部、69 壁部、69a 先端部
70 給電基板、74a,74b 切り欠き部、81 駆動コイル、81a コイル線
82 端子ピン
2i 第2の取付部、6 可動部材、14 モータケース、14b 筒状外周面
16 開口部、17 端子台、50 位置検出器、52a,52b 端子ピン
60 基板保持部材、62 切り欠き部、63 基板配置部、64 第1の当接部
65 第2の当接部、66 第3の当接部、67 端板部
68a,68b 側方係合爪部、68c 後端係合爪部、69 壁部、69a 先端部
70 給電基板、74a,74b 切り欠き部、81 駆動コイル、81a コイル線
82 端子ピン
Claims (13)
- 駆動コイルを収納し、開口部が形成されたモータケースと、
前記モータケースに取り付けられたフレームと、
前記フレームに固定された基板保持部材と、
前記基板保持部材に保持された給電基板と、を有し、
前記駆動コイルのコイル線が前記開口部から引き出され、前記給電基板に電気的に接続されていることを特徴とする、モータ。 - 前記モータケースは、前記駆動コイルを覆う筒状外周面を有し、
前記開口部は、前記筒状外周面に設けられ、
前記開口部から前記筒状外周面の径方向外側に突出する端子台と、前記端子台に保持され、前記コイル線が巻き付けられた端子ピンと、を有し、
前記給電基板は、前記端子台から所定の間隔を置いて前記基板保持部材に保持されていることを特徴とする、請求項1に記載のモータ。 - 前記基板保持部材は、前記端子ピンを通すための切り欠き部と、前記給電基板が配置される基板配置部と、を有し、
前記基板配置部は、前記切り欠き部の外周に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のモータ。 - 前記基板保持部材は、前記基板配置部から前記筒状外周面側に向けて延びる壁部を有し、
前記壁部の先端部は、前記端子ピンの突出方向と反対方向に前記開口部を越えて延び、前記筒状外周面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする、請求項3に記載のモータ。 - 前記フレームは、前記基板保持部材が取り付けられる第1の取付部と、前記モータケースが取り付けられる第2の取付部と、を有し、
前記モータケースの内部にはロータが配置され、
前記基板保持部材は、前記ロータの軸線方向で前記第1の取付部と当接する第1の当接部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のモータ。 - 前記基板保持部材は、前記第1の当接部から前記軸線方向に突出する第2の当接部を備え、
前記第2の当接部は、前記端子ピンの突出方向で前記第1の取付部と当接することを特徴とする、請求項5に記載のモータ。 - 前記基板保持部材は、前記第1の当接部から前記軸線方向に突出する第3の当接部を備え、
前記第3の当接部は、前記軸線方向と前記端子ピンの突出方向とに直交する方向で前記第1の取付部と当接することを特徴とする、請求項5または6に記載のモータ。 - 前記基板配置部には、前記給電基板と係合する複数の係合爪部が設けられ、
前記給電基板の外周縁には、前記係合爪部が嵌まる切り欠き部が形成されていることを特徴とする、請求項3に記載のモータ。 - 前記係合爪部は、前記基板配置部から延びる延在部と、前記延在部の先端に設けられ、前記給電基板と当接する爪部と、を有し、
前記延在部は、前記切り欠き部に嵌まっていることを特徴とする、請求項8に記載のモータ。 - 前記フレームは、前記モータケースに対して前記モータの軸線方向の一方側に取り付けられ、
前記基板保持部材は、前記モータの前記軸線方向の他方側の端面の一部を覆う端板部を有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のモータ。 - 前記端板部は、前記他方側の端面に当接していることを特徴とする、請求項10に記載のモータ。
- 前記モータの駆動力によって移動する可動部材と、
前記可動部材の移動位置を検出する位置検出器と、を有し、
前記位置検出器は、前記給電基板に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載のモータ。 - 前記フレームは、前記位置検出器を挟んで前記給電基板の反対側に配置された板部を有し、
前記板部は、前記位置検出器に対して所定の間隔を置いて対向していることを特徴とする、請求項12に記載のモータ。
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