JP2018133629A - 電力増幅装置および電力増幅制御方法 - Google Patents
電力増幅装置および電力増幅制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】入力信号を第1または第2の増幅手段に入力する経路を切り替える第1の経路切替モードと、入力信号を第1および第2の増幅手段に等分配して入力する経路を形成する分配モードとのモード切り替えが可能な経路切替分配手段と、第1または第2の増幅手段の出力信号を出力する経路を切り替える第2の経路切替モードと、第1および第2の増幅手段の各出力信号を合成した信号を出力する経路を形成する合成モードとのモード切り替えが可能な経路切替合成手段と、経路切替分配手段および経路切替合成手段のそれぞれに、第1および第2の経路切替モードを同時に設定するか、または分配モードと合成モードを同時に設定する制御を行う制御手段とを備える。
【選択図】 図2
Description
図8において、衛星通信システムは、静止衛星SATを介してユーザ端末UTと基地局BSが通信する構成である。ここでは、ユーザ端末を2つのグループA,Bに分け、グループAのユーザ端末UT−A1〜UT−AnおよびグループBのユーザ端末UT−B1〜UT−Bmとし、各グループのユーザ端末を収容する基地局BS−A,BS−Bを分散配置する。基地局BS−A,BS−BはネットワークNWを介して接続される。このようなグループ分けおよび基地局の分散配置により、基地局の被災や故障時による回線断の影響を小さくすることができる。さらに、一方の基地局が故障またはメンテナンスにより使用できない状態になった場合に、他方の基地局が両グループの回線を同時に収容可能な性能を有することにより、信頼性を向上させることができる。
図9において、基地局BSは、アンテナ51、増幅手段52、周波数変換手段53、変復調手段54を備え、伝送装置55を介してネットワークNWに接続される。複数のユーザ端末を収容する基地局BSは、ユーザ端末に比較して大きな出力と信頼性が求められる。例えば、図10(1) に示すように2つの増幅手段(#1)52−1と増幅手段(#2)52−2による冗長構成をとり、切替手段56,57を用いて一方の増幅手段(#1)52−1が故障したときに、他方の増幅手段(#2)52−2に切り替えることにより、信頼性向上が図られる。
図1において、基地局増幅装置は、経路切替分配手段11、増幅手段(#1)12−1および増幅手段(#2)12−2、経路切替合成手段13、故障検出手段14、動作モード制御手段15により構成される。
図2(1) は、2つの基地局BS−A,BS−Bがそれぞれ冗長構成の増幅手段(#1)12−1および増幅手段(#2)12−2を切り替える通常時に対応する。このとき、各増幅手段で線形増幅可能な許容入力レベルの上限値をPinとする。動作モード制御手段15は、ここでは増幅手段(#1)12−1を選択するように、経路切替分配手段11と経路切替合成手段13に対して経路切替モードを設定する。また、増幅手段(#1)12−1が故障した場合には、故障検出手段14の検出結果に応じて、予備系の増幅手段(#2)12−2に切り替える制御が行われる。これにより、各基地局BS−A,BS−Bが個々に動作するときに、各増幅手段の許容入力レベルの上限値Pinの入力信号電力は、経路切替分配手段11から損失なく増幅手段(#1)12−1または増幅手段12−2の入力となり、線形増幅された出力信号電力Pout は経路切替合成手段13から損失なく出力される。
図3において、経路切替分配手段11は経路切替器L1,L2と分配手段により構成され、経路切替合成手段13は経路切替器L3,L4と合成手段により構成される。経路切替器L1〜L4には、図4に示すロータリー型の経路切替スイッチまたはトランスファー型の経路切替スイッチが用いられる。端子A−Bおよび端子C−Dの経路と、端子A−Dおよび端子C−Bの経路とを切り替えることができる構成である。
12 増幅手段
13 経路切替合成手段
14 故障検出手段
15 動作モード制御手段
Claims (6)
- 第1の増幅手段および第2の増幅手段を備え、その一方または両方を用いて入力信号を増幅して出力する電力増幅装置において、
前記入力信号を前記第1の増幅手段に入力する経路または前記第2の増幅手段に入力する経路を切り替える第1の経路切替モードと、前記入力信号を前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段に等分配して入力する経路を形成する分配モードとのモード切り替えが可能な経路切替分配手段と、
前記第1の増幅手段の出力信号を出力する経路または前記第2の増幅手段の出力信号を出力する経路を切り替える第2の経路切替モードと、前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段の各出力信号を合成した信号を出力する経路を形成する合成モードとのモード切り替えが可能な経路切替合成手段と、
前記経路切替分配手段および前記経路切替合成手段のそれぞれに、前記第1の経路切替モードと前記第2の経路切替モードを同時に設定するか、または前記分配モードと前記合成モードを同時に設定する制御を行う制御手段と
を備えたことを特徴とする電力増幅装置。 - 請求項1に記載の電力増幅装置において、
前記経路切替分配手段は、2つの入力端子と2つの出力端子との間の接続を切り替え可能な経路切替手段と、1つの入力端子に入力する信号を2つの出力端子に等分配して出力する分配手段とを備え、少なくとも2つの該経路切替手段と該分配手段とを組合せ、前記入力信号を前記第1の増幅手段または前記第2の増幅手段のいずれかまたは両方に出力する経路を形成する構成である
ことを特徴とする電力増幅装置。 - 請求項1に記載の電力増幅装置において、
前記経路切替合成手段は、2つの入力端子と2つの出力端子との間の接続を切り替え可能な経路切替手段と、2つの入力端子に入力する信号を1つの出力端子に合成して出力する合成手段とを備え、少なくとも2つの該経路切替手段と該合成手段とを組合せ、前記第1の増幅手段または前記第2の増幅手段のいずれかの出力信号または各出力信号を合成した信号を出力する経路を形成する構成である
ことを特徴とする電力増幅装置。 - 請求項1に記載の電力増幅装置において、
前記制御手段は、前記入力信号の信号電力が前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段で線形増幅可能な許容入力レベルの上限値以下であるときに、前記経路切替分配手段および前記経路切替合成手段のそれぞれに前記第1の経路切替モードと前記第2の経路切替モードを同時に設定し、前記入力信号の信号電力が該許容入力レベルの上限値を超えかつ該許容入力レベルの上限値の2倍以下であるときに、前記経路切替分配手段および前記経路切替合成手段のそれぞれに前記分配モードと前記合成モードを同時に設定する制御を行う
ことを特徴とする電力増幅装置。 - 第1の増幅手段および第2の増幅手段を備え、その一方または両方を用いて入力信号を増幅して出力する電力増幅制御方法において、
前記入力信号を前記第1の増幅手段に入力する経路または前記第2の増幅手段に入力する経路を切り替える第1の経路切替モードと、前記第1の増幅手段の出力信号を出力する経路または前記第2の増幅手段の出力信号を出力する経路を切り替える第2の経路切替モードとを同時に設定する第1のステップを有し、
前記入力信号を前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段に等分配して入力する経路を形成する分配モードと、前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段の各出力信号を合成した信号を出力する経路を形成する合成モードとを同時に設定する第2のステップを有し、
前記第1のステップにより前記第1の増幅手段または前記第2の増幅手段の一方を用いて前記入力信号の増幅を行うか、または前記第2のステップにより前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段の両方を用いて前記入力信号の増幅を行う
ことを特徴とする電力増幅制御方法。 - 請求項5に記載の電力増幅制御方法において、
前記入力信号の信号電力が前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段で線形増幅可能な許容入力レベルの上限値以下であり、前記第1の増幅手段または前記第2の増幅手段の一方で前記入力信号の増幅を行う場合に前記第1のステップを選択し、
前記入力信号の信号電力が前記許容入力レベルの上限値を超えかつ前記許容入力レベルの上限値の2倍以下であり、前記第1の増幅手段および前記第2の増幅手段の両方で前記入力信号の増幅を行う場合に前記第2のステップを選択する
ことを特徴とする電力増幅制御方法。
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