JP2018109361A - 多気筒エンジンの水冷構造 - Google Patents
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Abstract
Description
シリンダブロック1に配列された複数のシリンダ2と、
前記複数のシリンダ2の周囲に形成されたウォータジャケットWと、
前記ウォータジャケットWは、前記シリンダ2の外側でシリンダ配列方向に延びる状態で形成されている一対の主流路7,8と、前記一対の主流路7,8どうしを繋ぐ状態で隣り合うシリンダ2,2どうしの間に形成されているボア間流路9,10とを有して構成され、
前記主流路7,8を流れる冷却水を前記ボア間流路9,10に導くことが可能なガイドリブhを複数の前記ボア間流路9,10毎に設け、
複数の前記ガイドリブhは、冷却水の流れ方向で下流側のガイドリブhほどシリンダ軸心に交差する方向への突出長さが長くなるように構成されていることを特徴とする。
シリンダブロック1に配列された複数のシリンダ2と、
前記複数のシリンダ2の周囲に形成されたウォータジャケットWと、
前記ウォータジャケットWは、前記シリンダ2の外側でシリンダ配列方向に延びる状態で形成されている一対の主流路7,8と、前記一対の主水路7,8どうしを繋ぐ状態で隣り合うシリンダ2,2どうしの間に形成されているボア間流路9,10とを有して構成され、
前記主流路7,8を流れる冷却水を前記ボア間流路9,10に導くことが可能なガイドリブhを複数の前記ボア間流路9,10毎に設け、
複数の前記ガイドリブhは、冷却水の流れ方向で下流側のガイドリブhほどシリンダ軸心方向の長さが長くなるように構成されていることを特徴とする。
前記ガイドリブhは、前記シリンダブロック1における前記シリンダ2を形成するバレル部4に形成されていることを特徴とする。
前記ガイドリブhは、前記シリンダブロック1における前記ウォータジャケットWを外囲するシリンダ外枠部5に形成されていることを特徴とする。
前記ガイドリブhは、シリンダ2の周方向に沿った円弧状をなしていることを特徴とする。
その結果、更なる構造工夫により、エンジン長の大型化を招くことなく十分なボア間冷却が行えるようにして、エンジン長の小型化と冷却性能との両立が図れる多気筒エンジンの水冷構造を提供することができる。
ウォータジャケットWは、シリンダ2(バレル部4)の外側でシリンダ配列方向に延びる状態で形成されている一対の主流路である吸気側主流路7及び排気側主流路8と、一対の主流路7,8どうしを繋ぐ状態で隣り合うシリンダ2(バレル部4)どうしの間に形成されている第1及び第2ボア間流路9,10、と主流路7,8の始端及び終端どうしを繋ぐ前及び後の端流路wf,wrを有して構成されている。
図4、図5(a)に示されるように、シリンダブロック1に、主流路7,8を流れる冷却水をボア間流路9,10に導くことが可能なガイドリブh(11〜14)が、片持ち突出壁として4箇所に形成されている。詳しくは、前後中間の第2バレル部4の前側部分から吸気側主流路7に突き出た第1ガイドリブ11、前後中間の第2バレル部4の前側部分から排気側主流路8に突き出た第2ガイドリブ12、後側の第3バレル部4の前側部分から吸気側主流路7に突き出た第3ガイドリブ13、後側の第3バレル部4の前側部分から排気側主流路8に突き出た第4ガイドリブ14により、各ガイドリブhが構成されている。
下流側のガイドリブ13,14の高さを、上流側のガイドリブ11,12の高さよりも高く(長く)してあるから、第1及び第2ボア間流路9,10への冷却水流入量が上流側及び下流側で互いに等しくなるようにバランスさせられるなど、冷却水の流れが弱くなる下流側におけるボア間流路への冷却水取り込み作用の強化が可能となる効果がある。
図2に示されるように、ボア間においては、隣り合うバレル部4,4どうしの下半部を一体化する堰き止め壁16がジャケット底15から競り上がるように形成されており、かつ、隣り合うバレル部4,4どうしの上部を小断面積で一体化する点連結壁17が形成されている。
図5(b)に示されるように、4箇所のガイドリブhのうち、第2及び第4リブ12,14が図5(a)に示される実施形態1のものと異なる構成の冷却構造でも良い。即ち、上下方向視で第2シリンダ2の周方向に沿った円弧状を呈して第1バレル部4から排気側主流路8に突出する第2ガイドリブ12と、上下方向視で第3シリンダ2の周方向に沿った円弧状を呈して中間のバレル部4から排気側主流路8に突出する第4ガイドリブ14とを備えたガイドリブhである。
図示は省略するが、第1〜第4ガイドリブ11〜14の何れか又は全てを、シリンダ外枠部5から主流路7,8に突出する状態に構成されたガイドリブhとする構成も可能である。その際、ガイドリブhを、シリンダ2の軸心方向視でシリンダ2の周方向に沿う形状にするとか、直線状、屈曲状にするなど、種々の変更設定が可能である。
2 シリンダ
4 バレル部
5 シリンダ外枠部
7 吸気側主流路
8 排気側主流路
9,10 ボア間流路
11〜14 ガイドリブ
W ウォータジャケット
h ガイドリブ
Claims (5)
- シリンダブロックに配列された複数のシリンダと、
前記複数のシリンダの周囲に形成されたウォータジャケットと、
前記ウォータジャケットは、シリンダの外側でシリンダ配列方向に延びる状態で形成されている一対の主流路と、前記一対の主水路どうしを繋ぐ状態で隣り合うシリンダどうしの間に形成されているボア間流路とを有して構成され、
前記主流路を流れる冷却水を前記ボア間流路に導くことが可能なガイドリブを複数の前記ボア間流路毎に設け、
複数の前記ガイドリブは、冷却水の流れ方向で下流側のガイドリブほどシリンダ軸心に交差する方向への突出長さが長くなるように構成されている多気筒エンジンの水冷構造。 - シリンダブロックに配列された複数のシリンダと、
前記複数のシリンダの周囲に形成されたウォータジャケットと、
前記ウォータジャケットは、シリンダの外側でシリンダ配列方向に延びる状態で形成されている一対の主流路と、前記一対の主水路どうしを繋ぐ状態で隣り合うシリンダどうしの間に形成されているボア間流路とを有して構成され、
前記主流路を流れる冷却水を前記ボア間流路に導くことが可能なガイドリブを複数の前記ボア間流路毎に設け、
複数の前記ガイドリブは、冷却水の流れ方向で下流側のガイドリブほどシリンダ軸心方向の長さが長くなるように構成されている多気筒エンジンの水冷構造。 - 前記ガイドリブは、前記シリンダブロックにおける前記シリンダを形成するバレル部に形成されている請求項1又は2に記載の多気筒エンジンの水冷構造。
- 前記ガイドリブは、前記シリンダブロックにおける前記ウォータジャケットを外囲するシリンダ外枠部に形成されている請求項1又は2に記載の多気筒エンジンの水冷構造。
- 前記ガイドリブは、シリンダボアに沿った円弧状をなしている請求項1〜4の何れか一項に記載の多気筒エンジンの水冷構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016256246A JP2018109361A (ja) | 2016-12-28 | 2016-12-28 | 多気筒エンジンの水冷構造 |
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JP2016256246A JP2018109361A (ja) | 2016-12-28 | 2016-12-28 | 多気筒エンジンの水冷構造 |
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JP (1) | JP2018109361A (ja) |
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-
2016
- 2016-12-28 JP JP2016256246A patent/JP2018109361A/ja active Pending
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