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JP2018175255A - 放射線撮影システム、放射線撮影装置、放射線撮影方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮影システム、放射線撮影装置、放射線撮影方法およびプログラム Download PDF

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JP2018175255A JP2017077733A JP2017077733A JP2018175255A JP 2018175255 A JP2018175255 A JP 2018175255A JP 2017077733 A JP2017077733 A JP 2017077733A JP 2017077733 A JP2017077733 A JP 2017077733A JP 2018175255 A JP2018175255 A JP 2018175255A
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Abstract

【課題】放射線撮影装置に対する動作設定に合わせて、オフセット補正処理を放射線撮影装置で行うか、外部の装置で行うかを切り換えることにより、電力供給部の消費電力を抑えること。【解決手段】放射線撮影システムは、動作電力を供給する電力供給部と、被写体の放射線画像を撮影する撮影部と、放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第1オフセット補正部とを有する放射線撮影装置と、放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第2オフセット補正部を有する外部の装置とを有する。放射線撮影装置は、外部の装置に撮影部から画像を転送する通信部と、放射線撮影装置に対する動作設定に基づいて、通信部の転送負荷を判定する判定部と、転送負荷の判定に基づいて、放射線画像に対するオフセット補正を、放射線撮影装置の第1オフセット補正部、または、外部の装置の第2オフセット補正部によるオフセット補正に切り換える切り換え部とを備える。【選択図】 図5

Description

本発明は、放射線撮影システム、放射線撮影装置、放射線撮影方法およびプログラムに関する。
X線等の放射線による医療画像診断等に用いる放射撮影装置として、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチと光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素アレイを有する放射線撮影装置が実用化されている。
近年、アンギオ検査やIVR等の医療技術の発展により、放射線撮影装置では、高速動画撮影が求められている。また、操作者の利便性の向上のために放射線撮影装置が無線化され、外部との高速通信とバッテリの省電力化が課題となっている。更に、撮影時には、本来放射線撮影装置がもっているオフセット量のノイズを除去するために、オフセット画像によるオフセット補正が必要とされている。
特許文献1では、特にオフセット量がばらつく装置の立ち上げ時付近などは、オフセット補正の精度を保つために、時間に対するオフセット画像の安定性やゆらぎの大きさを判定する。そして、オフセット画像が安定するまでは被写体画像とオフセット画像を交互に撮影してオフセット補正を行い、オフセット画像が安定した後は事前に取得したオフセット補正画像を用いて補正する技術が示されている。
特開2012-183241公報
しかしながら、放射線撮影装置の内部や放射線撮影装置の外部でオフセット補正を行う場合、放射線撮影装置がオフセット補正や画像の転送に必要な電力を消費してしまう。これにより、放射線撮影装置の本来の目的である被写体の撮影以外に無効な電力消費が発生してしまう。
本発明は、上記の課題を鑑みて、放射線撮影装置の動作設定に合わせて、オフセット補正処理を放射線撮影装置で行うか、外部の装置で行うかを切り換えることにより、電力供給部(バッテリ)の消費電力を抑えることが可能な技術を提供する。
本発明の一態様による放射線撮影システムは、動作電力を供給する電力供給手段と、被写体の放射線画像を撮影する撮影手段と、前記放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第1オフセット補正手段とを有する放射線撮影装置と、前記放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第2オフセット補正手段を有する外部の装置とを有する放射線撮影システムであって、
前記動作電力に基づいて駆動する放射線撮影装置は、
前記外部の装置に撮影手段から画像を転送する通信手段と、
前記放射線撮影装置に対する動作設定に基づいて、前記通信手段の転送負荷を判定する判定手段と、
前記転送負荷の判定に基づいて、前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記放射線撮影装置の第1オフセット補正手段、または、前記外部の装置の第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換える切り換え手段と、を備え、
前記切り換え手段は、
前記転送負荷が基準となる負荷以上となる設定の場合に、前記第1オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換え、
前記転送負荷が前記基準となる負荷を超えない設定の場合に、前記第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、放射線撮影装置の動作設定に合わせて、オフセット補正処理を放射線撮影装置で行うか、外部の装置で行うかを切り換えることにより、電力供給部の消費電力を抑えることが可能になる。
放射線撮影装置を含む放射線撮影システムの構成例を示す図。 放射線撮影システム内の制御装置のデータ授受の例を示す図。 放射線撮影装置の外形図の例を示す図。 放射線撮影装置の内部構成例を示す図。 第一の実施形態における放射線撮影装置の構成を示す図。 第一の実施形態の動作の流れを示すフローチャート。 第二の実施形態の動作の流れを示すフローチャート。
(第一の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。本明細書において、放射線は、X線に限らず、例えば、電磁波やα線、β線、γ線などであってもよい。
図1は放射線撮影装置を含む放射線撮影システム1000の構成例を示す図である。放射線撮影システム1000の構成は、例えば、病院内での放射線画像の撮影時において使用される。図1で示すように、放射線撮影システム1000は、放射線撮影装置1001、制御装置1002(外部の装置)、放射線源1003、放射線発生装置1004、LAN1005(ネットワーク)、照射スイッチ1006を有する。
放射線撮影装置1001は、被写体1011を透過した放射線を検出し放射線画像を形成する。制御装置1002(外部の装置)は、放射線撮影装置1001の動作を制御することが可能であり、放射線撮影装置1001に対して、例えば、撮影条件の設定、動作制御などを行う。放射線撮影装置1001は、制御装置1002に対して、例えば、画像転送、到達線量の送信、自動露出制御信号の送信などを行う。制御装置1002は撮影条件の設定、動作制御、画像情報などの情報の入力、出力を可能とするための、入力デバイス(入力部)として、例えば、マウス、キーボードを有し、出力デバイス(出力部)として、例えば、ディスプレイなどを有する。また制御装置1002は、放射線発生装置1004に対して放射線の照射制御などを行う。放射線源1003は、例えば、放射線(ここで、放射線は例えばX線とする)を発生させるために電子を高電圧で加速し、陽極に衝突させるX線管とロータとを有する。照射スイッチ1006は、操作者がオンする事により制御装置1002に対して曝射を要求する。
制御装置1002は機能構成として、放射線撮影装置1001との通信を制御する通信制御部1021と、放射線撮影装置1001の動作制御、撮影条件の設定、線量制御などを行う制御部1022とを有する。制御装置1002は、放射線撮影装置1001と放射線発生装置1004の状態を監視し、放射線の照射、撮影を制御する。放射線源1003より照射された放射線は被写体に照射される。放射線撮影装置1001が、被写体を透過した放射線を検出し画像を形成する。制御装置1002の通信を媒介するための回路は通信制御部1021として、制御装置1002外で別ユニットとして保持しても良い。
図2は、放射線撮影システム内の制御装置1002におけるデータの送受信を例示する図であり、制御装置1002と放射線撮影装置1001との間と、制御装置1002と放射線発生装置1004との間のデータのやりとりの例を示している。放射線撮影装置1001との間では、撮影条件の設定、動作制御、画像転送、到達線量、自動露出制御信号などがやりとりされ、また、放射線発生装置1004との間には線量情報、照射制御信号などの情報が通信される。放射線撮影装置1001は、無線通信部、有線通信部の2つの通信部を有し、制御装置1002の通信制御部1021と、2つの通信部を使用して接続可能である。
なお、線量情報は放射線源1003からの照射線量であり、到達線量とは、放射線源1003からの照射線量のうち、放射線撮影装置1001へ到達した線量を示す。また自動露出制御信号とは、例えば照射停止信号と非照射停止信号の2つを含む信号である。有線通信部は、情報伝達のための経路であり、例えば、所定の取り決めを持つ通信規格、もしくはRS232CやUSB、イーサネット(登録商標)、などの規格を用いたケーブル接続により、情報のやり取りを可能とする。
また、無線通信部は同様に情報伝達のための経路であり、例えば、通信用ICなどを備える回路基板からなる。不図示のアンテナと電気的に接続され、アンテナは無線電波を送受信することが可能である。通信用ICなどを備える回路基板はアンテナを介して無線LANに基づいたプロトコルの通信処理を行う。なお、無線通信における無線通信の周波数帯、規格や方式には特に限定無くNFC、Bluetoothなどの近接無線やUWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線)などの方式を使用してもよい。また、無線通信部は複数の無線通信の方式を有し、適宜選択して通信を行っても良い。
放射線撮影装置1001は例えば可搬型のカセッテ式のフラットパネルディテクタである。図3に可搬型の放射線撮影装置1001の外形図の例を示す。放射線撮影装置1001は、電源投入あるいは遮断のための電源ボタン1007、動作電力を供給するバッテリ部1008(電力供給部)、コネクタ接続部1009を有する。バッテリ部1008は取り外し可能に構成されており、バッテリ本体はバッテリ充電器によって充電される。放射線撮影装置1001は、バッテリ部1008により供給される動作電力に基づいて駆動する。放射線撮影装置1001は、制御装置1002とセンサケーブル1010を使用して接続可能であり、放射線撮影装置1001はコネクタ接続部1009を介してセンサケーブル1010と接続可能である。センサケーブル1010にて放射線撮影装置1001と制御装置1002が接続されると、両者の接続部は有線通信に自動で切り換わり、図2に記載の放射線撮影装置1001と制御装置1002と間で、情報のやり取りが有線通信によって行われる。または、接続形態によらずに、制御装置1002は通信部をユーザ操作から切り換え可能であっても良い。
図4は、被写体の放射線画像を撮影する撮影部として機能する放射線撮影装置1001の内部構成を例示する図である。放射線撮影装置1001は、複数の行および複数の列を構成するように撮影領域100に配列された複数の画素を有する。複数の画素は、放射線画像の取得のための複数の撮影画素101と、放射線の検知のための検知画素121とを含む。撮影画素101は、放射線を電気信号に変換する第1変換素子102と、列信号線106と第1変換素子102との間に配置された第1スイッチ103とを含む。検知画素121は、放射線を電気信号に変換する第2変換素子122と、検知信号線125と第2変換素子122との間に配置された第2スイッチ123とを含む。
第1変換素子102および第2変換素子122は、放射線を光に変換するシンチレータおよび光を電気信号に変換する光電変換素子とで構成される。シンチレータは、一般的には、撮影領域100を覆うようにシート状に形成され、複数の画素によって共有されうる。あるいは、第1変換素子102および第2変換素子122は、放射線を直接光に変換する変換素子で構成されうる。
第1スイッチ103および第2スイッチ123は、例えば、非晶質シリコンまたは多結晶シリコン(好ましくは多結晶シリコン)などの半導体で活性領域が構成された薄膜トランジスタ(TFT)を含みうる。
放射線撮影装置1001は、複数の列信号線106および複数の駆動線104を有する。各列信号線106は、撮影領域100における複数の列のうちの1つに対応する。各駆動線104は、撮影領域100における複数の行のうちの1つに対応する。各駆動線104は、行選択部221によって駆動される。
第1変換素子102の第1電極は、第1スイッチ103の第1主電極に接続され、第1変換素子102の第2電極は、バイアス線108に接続される。ここで、1つのバイアス線108は、列方向に延びていて、列方向に配列された複数の変換素子102の第2電極に共通に接続される。バイアス線108は、電源回路226からバイアス電圧Vsを受ける。1つの列を構成する複数の撮影画素101の第1スイッチ103の第2主電極は、1つの列信号線106に接続される。1つの行を構成する複数の撮影画素101の第1スイッチ103の制御電極は、1つの駆動線104に接続される。
複数の列信号線106は、読出し用回路222に接続される。ここで、読出し用回路222は、複数の検知部132と、マルチプレクサ134と、アナログデジタル変換器(以下、AD変換器(ADC))136とを含みうる。複数の列信号線106のそれぞれは、読出し用回路222の複数の検知部132のうち対応する検知部132に接続される。ここで、1つの列信号線106は、1つの検知部132に対応する。検知部132は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ134は、複数の検知部132を所定の順番で選択し、選択した検知部132からの信号をAD変換器136に供給する。AD変換器136は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。
第2変換素子122の第1電極は、第2スイッチ123の第1主電極に接続され、第2変換素子122の第2電極は、バイアス線108に接続される。第2スイッチ123の第2主電極は、検知信号線125に電気的に接続される。第2スイッチ123の制御電極は、駆動線124に電気的に接続される。放射線撮影装置1001は、複数の検知信号線125を有しうる。1つの検知信号線125には、1または複数の検知画素121が接続されうる。駆動線124は、駆動用回路241によって駆動される。1つの駆動線124には、1または複数の検知画素121が接続されうる。
検知信号線125は、読出し用回路242に接続される。ここで、読出し用回路242は、複数の検知部142と、マルチプレクサ144と、AD変換器146とを含みうる。複数の検知信号線125のそれぞれは、読出し用回路242の複数の検知部142のうち対応する検知部142に接続されうる。ここで、1つの検知信号線125は、1つの検知部142に対応する。検知部142は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ144は、複数の検知部142を所定の順番で選択し、選択した検知部142からの信号をAD変換器146に供給する。AD変換器146は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。
読出し用回路242(AD変換器146)の出力は、信号処理部224に供給され、信号処理部224によって処理される。信号処理部224は、読出し用回路242(AD変換器146)の出力に基づいて、放射線撮影装置1001に対する放射線の照射を示す情報を出力する。具体的には、信号処理部224は、例えば、放射線撮影装置1001に対する放射線の照射を検知したり、放射線の照射量および/または積算照射量を演算したりする。制御用回路225は、信号処理部224からの情報に基づいて、行選択部221、駆動用回路241および読出し用回路242を制御する。制御用回路225は、信号処理部224からの情報に基づいて、例えば、露出(撮影画素101による照射された放射線に対応する電荷の蓄積)の開始および終了を制御する。また、制御装置1002との通信を担う通信部227を保持する。通信部227は有線通信部と無線通信部との2つの通信部を有する。
次に、図5を参照して、本実施形態における放射線撮影システムの具体的な動作を説明する。第一の実施形態では、放射線撮影装置1001(放射線撮影部)から画像を制御装置1002(外部の装置)に転送する通信部227の転送負荷(例えば、画像を転送する転送回数や転送する画像のデータサイズ等)の判定に基づいて、放射線画像に現れるオフセット成分を補正するオフセット補正を、放射線撮影装置1001の第1オフセット補正部、または、制御装置1002(外部の装置)の第2オフセット補正部によるオフセット補正に切り換える構成を説明する。
オフセット補正の方法として、例えば、被写体の放射線画像の撮影前に、放射線を照射しない状態で取得された画像データを補正用画像として、被写体の放射線画像から減算することで、オフセット補正処理を行う方法がある(以下、「固定ダーク」または「固定ダーク補正」という)。また、被写体の放射線画像の撮影と、放射線を照射しない状態の画像データ(補正用画像)の取得とを交互に行い、放射線画像から補正用画像を減算することで、オフセット補正処理を行う方法がある(以下、「間欠ダーク」または「間欠ダーク補正」という)。
固定ダーク補正では、被写体の放射線画像の撮影前にオフセット補正データを取得するため、フレームレートが高くなり、動画像撮影などの高速連続撮影が可能となる。撮影中に蓄積される暗電流電荷は、放射線検出器の温度や撮影条件などの影響で変化するため、固定ダーク補正の方法のように被写体の放射線画像の撮影前にオフセット補正データを取得する場合、オフセット補正の精度は蓄積される暗電流電荷の影響を受け得る。
また、間欠ダーク補正では、被写体の放射線画像の撮影と補正用画像の取得とが交互に行われるため、固定ダーク補正に比べて暗電流電荷の影響を低減することができる。間欠ダーク補正を外部の装置で行う場合、補正用画像を外部の装置に転送する頻度は固定ダーク補正を行う場合に比べて多くなる。このため、間欠ダーク補正は、固定ダーク補正に比べて、補正用画像の転送のために、より多くの消費電力が必要とされる。
図5に示すように、放射線撮影装置1001は、図4で説明した制御用回路225からの画像データを転送する通信部227と、画像データのオフセット補正を行うオフセット補正部を切り換えるオフセット切り換え部5001とを有する。オフセット切り換え部5001は、放射線撮影装置1001の内部において、オフセット画像の保存とオフセット補正(第1のオフセット補正)を行う第1オフセット補正部5002と、制御装置1002において、オフセット補正(第2のオフセット補正)を行う第2オフセット補正部5003とに接続されている。
通信部227は、放射線撮影装置1001(放射線撮影部)から画像を制御装置1002(外部の装置)に転送するとともに、放射線撮影装置1001に対する動作設定に基づいて、通信部227の転送負荷を判定する判定部として機能する。
オフセット切り換え部5001は、通信部227(判定部)の転送負荷の判定に基づいて、放射線画像に対するオフセット補正を、放射線撮影装置1001の第1オフセット補正部5002、または、制御装置1002(外部の装置)の第2オフセット補正部5003によるオフセット補正に切り換える。オフセット切り換え部5001は、転送負荷が基準となる負荷以上となる設定の場合に、第1オフセット補正部5002によるオフセット補正に切り換え、転送負荷が基準となる負荷を超えない設定の場合に、第2オフセット補正部5003によるオフセット補正に切り換える。
通信部227(判定部)は、放射線撮影装置1001の動作設定として、放射線画像の撮影と、放射線を照射しない状態の画像データ(補正用画像)の取得とを交互に行い、放射線画像から補正用画像を減算することで、オフセット補正処理を行う第1のオフセット補正(例えば、間欠ダーク補正)が設定されている場合に、転送負荷が基準となる負荷以上となる設定と判定する。この場合、オフセット切り換え部5001は、放射線画像に対するオフセット補正を、第1オフセット補正部5002によるオフセット補正に切り換える。
通信部227(判定部)の判定に基づいて、放射線画像に対するオフセット補正として、第1のオフセット補正(例えば、間欠ダーク補正)が設定されている場合、オフセット切り換え部5001は、放射線撮影装置1001により撮影された被写体の放射線画像を第1オフセット補正部5002に出力する。また、オフセット切り換え部5001は、放射線画像の撮影後に放射線を照射しない状態で放射線画像の撮影と同様の条件で放射線撮影装置1001により取得された補正用画像(第1のダーク画像)を第1オフセット補正部5002に出力する。
第1オフセット補正部5002は、撮影された被写体の放射線画像から、撮影ごとに取得された補正用画像(第1のダーク画像)を減算することにより第1のオフセット補正を行ったオフセット画像を、外部の装置である制御装置1002に出力する。
間欠ダーク補正において、第1オフセット補正部5002は、放射線撮影終了後に放射線撮影と相関の高い駆動を行い、放射線を照射しない状態で補正用画像を取得する。すなわち、第1オフセット補正部5002は、放射線撮影終了後に放射線撮影と同様の条件で放射線撮影装置1001の駆動を行い、放射線を照射しない状態で補正用画像を取得する。取得した補正用画像を間欠ダーク画像(第1のダーク画像)とよび、この間欠ダーク画像によって、第1オフセット補正部5002は放射線画像に現れるオフセット成分を補正する(第1のオフセット補正)。オフセット成分の補正処理は、放射線画像から補正用画像を減算することで行われる。間欠ダーク補正は、放射線撮影装置1001の温度などによるセンサ部特性変化によるアーチファクトの補正を精度よく実施可能であり、室温などの環境が大きく変化しやすいポータブル撮影時に有効な補正方法である。
間欠オフセット補正の場合、放射線撮影の度にオフセット画像を取得する為、放射線撮影装置1001内で第1オフセット補正部5002にて補正を実施してから、制御装置1002に画像を転送する。これにより、転送データ量を略半分にすることができ、伝送経路の負荷を軽減することが可能になる。
また、通信部227(判定部)は、放射線撮影装置1001の動作設定として、放射線画像の撮影前に、放射線を照射しない状態で取得された画像データを補正用画像として、被写体の放射線画像から減算することで、オフセット補正処理オフセット補正処理を行う第2のオフセット補正(例えば、固定ダーク補正)が設定されている場合に、転送負荷が基準となる負荷を超えない設定と判定する。この場合、オフセット切り換え部5001は、放射線画像に対するオフセット補正を、第2オフセット補正部5003によるオフセット補正に切り換える。
通信部227(判定部)の判定に基づいて、放射線画像に対するオフセット補正として、第2のオフセット補正(例えば、固定ダーク補正)が設定されている場合、オフセット切り換え部5001は、放射線画像の撮影よりも前のタイミングで放射線を照射しない状態で放射線撮影装置1001により取得された補正用画像(第2のダーク画像)を第2オフセット補正部5003に出力する。また、オフセット切り換え部5001は、放射線撮影装置1001により撮影された被写体の放射線画像を第2オフセット補正部5003に出力する。第2オフセット補正部5003は、撮影された被写体の放射線画像から、予め取得されている補正用画像(第2のダーク画像)を減算することにより第2のオフセット補正(例えば、固定ダーク補正)を行ったオフセット画像を出力する。
固定ダーク補正において、第2オフセット補正部5003は、放射線撮影と関係ないタイミングで放射線を照射しない状態での補正用画像を取得する。第2オフセット補正部5003は、取得した補正用画像を記憶する。この補正用画像を固定ダーク画像(第2のダーク画像)とよび、この固定ダーク画像によって、第2オフセット補正部5003は放射線画像に現れるオフセット成分を補正する(第2のオフセット補正)。オフセット成分の補正処理は、放射線画像から補正用画像を減算することで行われる。
固定ダーク補正では、放射線撮影と関係ないタイミングでダーク画像を取得する為、複数枚のダーク画像を取得してランダムノイズ成分の影響を小さくできるメリットや放射線画像撮影からの表示時間短縮、および、放射線撮影のサイクルタイムなどを短縮できる。
固定ダーク補正の場合、定期的に補正用画像を取得し直す必要があり、撮影動作以外での電力消費が大きくなる。このため、固定ダーク補正は処理能力が高く、バッテリの消費電力の影響を受けずに処理を行うことが可能な制御装置1002で実施することができる。そして、その結果を放射線撮影装置1001まで戻すよりも、制御装置1002内の第2オフセット補正部5003に保存しておくことが、処理効率が良い。この為、第2オフセット補正部5003は制御装置1002内に配置されうる。
制御装置1002は画像データに対する画像処理を行う画像処理部5004を有しており、第1オフセット補正部5002と第2オフセット補正部5003は、画像処理部5004に接続されている。画像表示部5005は画像処理部5004に接続され、画像処理部5004によって画像処理された画像データを操作者に表示する。
図6は第一の実施形態における放射線撮影システムの動作の流れを示すフローチャートである。S601において、通信部227(判定部)は、放射線撮影装置1001の動作設定(撮影モード)が、事前に取得した固定ダーク画像を用いたオフセット補正か、放射線画像撮影の後に取得した間欠ダーク画像を用いたオフセット補正かの設定を判定する。固定ダークの設定の場合(S601−Yes)、S602において、オフセット切り換え部5001は第2オフセット補正部5003によるオフセット補正を設定する。次に、S603において、事前に取得していた固定ダーク画像をオフセット切り換え部5001から第2オフセット補正部5003に転送し、第2オフセット補正部5003は取得した固定ダーク画像を保存する。
S603では、第2オフセット補正部5003は、定期的に固定ダーク画像を取得し、そして固定ダーク補正用の画像を更新することができる。例えば、第2オフセット補正部5003は、オフセット切り換え部5001から出力される固定ダーク画像(第2のダーク画像)を複数枚取得して、当該複数枚の固定ダーク画像を平均化した固定ダーク画像を生成することが可能である。そして、第2オフセット補正部5003は、平均化した固定ダーク画像(第2のダーク画像)と、撮影された放射線画像と、により放射線画像のオフセット成分の補正(第2のオフセット補正)を行い、補正を行ったオフセット画像を出力することが可能である。また、固定ダーク補正用画像は、単に平均演算を行うのみでなく、予め登録された、正常出力でない欠損画素を補正したり、事前登録されていない想定外の異常出力を補正するなどの処理を行って作成する為、処理能力の高い制御装置1002で演算することが可能である。また、フローチャートの固定ダーク更新タイミングは例示であり、頻繁に放射線撮影を実施していない任意のタイミングで固定ダーク画像を更新しておくことにより、温度変化や長期間の残像影響などの影響を低減した画像を生成することが可能である。
そして、S604において、放射線撮影装置1001は被写体の放射線画像の撮影を行い、S605において、オフセット切り換え部5001は、第2オフセット補正部5003に撮影した放射線画像を転送し第2オフセット補正部5003は放射線画像を保存する。
次に、第2オフセット補正部5003は、S606において保存されている固定ダーク画像を放射線画像から減算することでオフセット補正処理を行う。次に、S607及びS608において、第2オフセット補正部5003はオフセット補正処理を施したオフセット画像を画像処理部5004に転送し、画像処理部5004はオフセット画像に対して表示用の画像処理を行い保存する。S609において、画像データは画像処理部5004から画像表示部5005に転送され、画像表示部5005は画像データの表示制御を行い、操作者に画像を表示する。この結果、オフセット補正(固定ダーク補正)を放射線撮影装置1001で行わず、制御装置1002で行うことにより、画像の転送速度を落とさずに放射線撮影装置1001のバッテリ部1008の消費電力を抑えて撮影することができる。
また、図6のフローチャートのS601において、通信部227が固定ダークの設定では無いと判定した場合(S601−No)、S610において、オフセット切り換え部5001は第1オフセット補正部5002によるオフセット補正を設定する。そして、S611において、放射線撮影装置1001は被写体の放射線画像の撮影を行い、S612において、オフセット切り換え部5001は、第1オフセット補正部5002に放射線画像を転送し第1オフセット補正部5002は放射線画像を保存する。
次に、S613において、放射線撮影装置1001は放射線を照射しない状態で間欠ダーク画像の撮影(取得)を行い、S614において、オフセット切り換え部5001は、第1オフセット補正部5002に間欠ダーク画像を転送し第1オフセット補正部5002は間欠ダーク画像を保存する。
S615において、第1オフセット補正部5002は、保存されている間欠ダーク画像を放射線画像から減算することでオフセット補正処理を行う。次に、S616において、第1オフセット補正部5002は、オフセット補正処理を施したオフセット画像を画像処理部5004に転送し、画像処理部5004はオフセット画像に対して表示用の画像処理を行い保存する。
S609において、画像データは画像処理部5004から画像表示部5005に転送され、画像表示部5005は画像データの表示制御を行い、操作者に画像を表示する。この結果、放射線撮影装置1001でオフセット補正(間欠ダーク補正)を行うことで、撮影のフレームレートを落とさずに撮影することができる。
本実施形態によれば、通信部における転送負荷の判定に基づいて、放射線撮影装置の第1オフセット補正部、または、制御装置(外部の装置)の第2オフセット補正部に切り換えることにより、撮影のフレームレートを落とさずに、消費電力を抑えた撮影が可能になる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態では、放射線撮影装置1001(放射線撮影部)から画像を制御装置1002(外部の装置)に転送する通信部227の転送負荷として、放射線撮影装置1001の動作設定(撮影モード)の判定に基づいて、オフセット補正を行うオフセット補正部(第1オフセット補正部、または第2オフセット補正部)を切り換える構成を説明する。すなわち、放射線撮影装置の撮影モードに合わせて、オフセット補正処理を放射線撮影装置側で行うか、制御装置(外部装置)側で行うかを切り換える。本実施形態において、放射線撮影システムおよび放射線撮影装置1001の構成は、第一の実施形態と同様である。
動作設定(撮影モード)として、基準となるフレームレートでの撮影として第1のフレームレート撮影(以下、「高フレームレート撮影」)または第1のフレームレート撮影よりもフレームレートの低い第2のフレームレート撮影(以下、「低フレームレート撮影」)を例として説明する。
本実施形態において、通信部227は、判定部として機能して、放射線撮影装置1001の動作設定(撮影モード)を判定する。通信部227(判定部)は、放射線撮影装置1001の動作設定として、基準となるフレームレートによる第1のフレームレート撮影(高フレームレート撮影)、または、第1のフレームレート撮影よりもフレームレートの低い第2のフレームレート撮影(低フレームレート撮影)かを判定する。
通信部227(判定部)は、放射線撮影装置1001の動作設定として、第1のフレームレート撮影(高フレームレート撮影)が設定されている場合に、転送負荷が基準となる負荷以上となる設定と判定する。この場合、オフセット切り換え部5001は、放射線画像に対するオフセット補正を、放射線撮影装置1001の第1オフセット補正部5002によるオフセット補正に切り換える。
また、通信部227(判定部)は、放射線撮影装置1001の動作設定として、第2のフレームレート撮影(低フレームレート撮影)が設定されている場合に、転送負荷が基準となる負荷を超えない設定と判定する。この場合、オフセット切り換え部5001は、放射線画像に対するオフセット補正を、制御装置1002(外部の装置)の第2オフセット補正部5003によるオフセット補正に切り換える。
図7は第二の実施形態における放射線撮影システムの動作の流れを示すフローチャートである。S701において、通信部227(判定部)は、放射線撮影装置1001の動作設定(撮影モード)が低フレームレート撮影の設定か、高フレームレート撮影の設定かを判定する。低フレームレート撮影の設定の場合(S701−Yes)、S702において、オフセット切り換え部5001は、通信部227(判定部)の判定に基づいて、第2オフセット補正部5003によるオフセット補正を設定する。
そして、S703において、放射線撮影装置1001は被写体の放射線画像の撮影を行い、S704において、オフセット切り換え部5001は第2オフセット補正部5003に撮影した放射線画像を転送し第2オフセット補正部5003は放射線画像を保存する。
次に、S705において、放射線撮影装置1001は放射線を照射しない状態で間欠ダーク画像の撮影(取得)を行い、S706において、オフセット切り換え部5001は、第2オフセット補正部5003に間欠ダーク画像を転送し第2オフセット補正部5003は間欠ダーク画像を保存する。
S707において、第2オフセット補正部5003は、保存されている間欠ダークを放射線画像から減算することでオフセット補正処理を行う。次に、S708及びS709において、第2オフセット補正部5003はオフセット補正処理を施したオフセット画像を画像処理部5004に転送し、画像処理部5004はオフセット画像に対して表示用の画像処理を行い保存する。
S717において、画像データは画像処理部5004から画像表示部5005に転送され、画像表示部5005は画像データの表示制御を行い、操作者に画像を表示する。この結果、放射線画像の転送以外のタイミングで間欠ダーク画像を転送することで、フレームレートを落とさずに消費電力を抑えた撮影が可能になる。
また、図7のフローチャートで、S701において、通信部227が低フレームレート撮影の設定ではなく高フレームレート撮影の設定と判定した場合(S701−No)、S710において、オフセット切り換え部5001は、通信部227(判定部)の判定に基づいて、第1オフセット補正部5002によるオフセット補正を設定する。そして、S711において、放射線撮影装置1001は被写体の放射線画像の撮影を行い、S712において、オフセット切り換え部5001は、第1オフセット補正部5002に撮影した放射線画像を転送し第1オフセット補正部5002は放射線画像を保存する。
次に、S713において、放射線撮影装置1001は放射線を照射しない状態で間欠ダーク画像の撮影(取得)を行い、S714において、オフセット切り換え部5001は、第1オフセット補正部5002に間欠ダーク画像を転送し第1オフセット補正部5002は間欠ダーク画像を保存する。
S715において、第1オフセット補正部5002は、保存されている間欠ダーク画像を放射線画像から減算することでオフセット補正処理を行う。次に、S716及びS709において、第1オフセット補正部5002はオフセット補正処理を施したオフセット画像を画像処理部5004に転送し、画像処理部5004はオフセット画像に対して表示用の画像処理を行い保存する。S717において、画像データは画像処理部5004から画像表示部5005に転送され、画像表示部5005は画像データの表示制御を行い、操作者に画像を表示する。この結果、放射線撮影装置1001でオフセット補正(間欠ダーク補正)を行うことで、高フレームレート撮影でもフレームレートを落とさずに撮影することができる。
本実施形態によれば、放射線撮影装置1001に設定された動作設定(撮影モード)に合わせて、フレームレートを落とさずに消費電力を抑えた撮影が可能になる。通信部における転送負荷の判定に基づいて、放射線撮影装置の第1オフセット補正部、または、制御装置(外部の装置)の第2オフセット補正部に切り換えることにより、撮影のフレームレートを落とさずに、消費電力を抑えた撮影が可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1000:放射線撮影システム、1001:放射線撮影装置、1002:制御装置、1021:通信制御部、1022:制御部、1003:放射線源、1004:放射線発生装置、1005:LAN(ネットワーク)、5001:オフセット切り換え部、5002:第1オフセット補正部、5003:第2オフセット補正部、5004:画像処理部、5005:画像表示部

Claims (15)

  1. 動作電力を供給する電力供給手段と、被写体の放射線画像を撮影する撮影手段と、前記放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第1オフセット補正手段とを有する放射線撮影装置と、前記放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第2オフセット補正手段を有する外部の装置とを有する放射線撮影システムであって、
    前記動作電力に基づいて駆動する放射線撮影装置は、
    前記外部の装置に前記撮影手段から画像を転送する通信手段と、
    前記放射線撮影装置に対する動作設定に基づいて、前記通信手段の転送負荷を判定する判定手段と、
    前記転送負荷の判定に基づいて、前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記放射線撮影装置の第1オフセット補正手段、または、前記外部の装置の第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換える切り換え手段と、を備え、
    前記切り換え手段は、
    前記転送負荷が基準となる負荷以上となる設定の場合に、前記第1オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換え、
    前記転送負荷が前記基準となる負荷を超えない設定の場合に、前記第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換える
    ことを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記判定手段は、
    前記動作設定として、前記放射線画像の撮影ごとに放射線が照射されない状態で取得された補正用画像による第1のオフセット補正が設定されている場合に、前記転送負荷が基準となる負荷以上となる設定と判定し、
    前記切り換え手段は、
    前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記第1オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記判定手段は、
    前記動作設定として、前記放射線画像が撮影される前に放射線が照射されない状態で取得された補正用画像による第2のオフセット補正が設定されている場合に、前記転送負荷が基準となる負荷を超えない設定と判定し、
    前記切り換え手段は、
    前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記動作設定として、前記第1のオフセット補正が設定されている場合、前記切り換え手段は、
    前記撮影手段により撮影された放射線画像と、前記放射線画像の撮影後に放射線を照射しない状態で前記放射線画像の撮影と同様の条件で前記撮影手段により取得された補正用画像と、を前記第1オフセット補正手段に出力し、
    前記第1オフセット補正手段は、前記放射線画像から、前記撮影ごとに取得された補正用画像を減算することにより前記第1のオフセット補正を行ったオフセット画像を出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記動作設定として、前記第2のオフセット補正が設定されている場合、前記切り換え手段は、
    前記放射線画像の撮影よりも前のタイミングで放射線を照射しない状態で前記撮影手段により取得された補正用画像と、前記撮影手段により撮影された放射線画像と、を前記第2オフセット補正手段に出力し、
    前記第2オフセット補正手段は、前記放射線画像から前記補正用画像を減算することにより前記第2のオフセット補正を行ったオフセット画像を出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記判定手段は、前記動作設定として、基準となるフレームレートによる第1のフレームレート撮影、または、前記第1のフレームレート撮影よりもフレームレートの低い第2のフレームレート撮影かを、更に判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記判定手段は、前記動作設定として、前記第1のフレームレート撮影が設定されている場合に、前記転送負荷が基準となる負荷以上となる設定と判定し、
    前記切り換え手段は、前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記第1オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換えることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記判定手段は、前記動作設定として、前記第2のフレームレート撮影が設定されている場合に、前記転送負荷が基準となる負荷を超えない設定と判定し、
    前記切り換え手段は、前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換えることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記動作設定として、前記第1のフレームレート撮影が設定されている場合、前記切り換え手段は、
    前記撮影手段により撮影された放射線画像と、前記放射線画像の撮影後に放射線を照射しない状態で前記放射線画像の撮影と同様の条件で前記撮影手段により取得された補正用画像と、を前記第1オフセット補正手段に出力し、
    前記第1オフセット補正手段は、前記放射線画像から、前記撮影ごとに取得された補正用画像を減算することによりオフセット補正を行ったオフセット画像を出力することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記動作設定として、前記第2のフレームレート撮影が設定されている場合、前記切り換え手段は、
    前記撮影手段により撮影された放射線画像と、前記放射線画像の撮影後に放射線を照射しない状態で前記放射線画像の撮影と同様の条件で前記撮影手段により取得された補正用画像と、を前記第2オフセット補正手段に出力し、
    前記第2オフセット補正手段は、前記放射線画像から、前記撮影ごとに取得された補正用画像を減算することによりオフセット補正を行ったオフセット画像を出力することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記第2オフセット補正手段は、
    前記切り換え手段から取得した複数の補正用画像を平均化した補正用画像を生成し、
    前記平均化した補正用画像を、前記撮影された放射線画像から減算することにより前記第2のオフセット補正を行ったオフセット画像を出力する
    ことを特徴とする請求項3または5に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記外部の装置は、
    前記第1オフセット補正手段および第2オフセット補正手段から出力されたオフセット画像に画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理が行われた前記オフセット画像を表示手段に表示する表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  13. 動作電力を供給する電力供給手段と、被写体の放射線画像を撮影する撮影手段と、前記放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第1オフセット補正手段とを有し、前記動作電力に基づいて駆動する放射線撮影装置であって、
    前記オフセット成分を補正する第2オフセット補正手段を有する外部の装置に前記撮影手段から画像を転送する通信手段と、
    前記放射線撮影装置に対する動作設定に基づいて、前記通信手段の転送負荷を判定する判定手段と、
    前記転送負荷の判定に基づいて、前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記放射線撮影装置の第1オフセット補正手段、または、前記外部の装置の第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換える切り換え手段と、を備え、
    前記切り換え手段は、
    前記転送負荷が基準となる負荷以上となる設定の場合に、前記第1オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換え、
    前記転送負荷が前記基準となる負荷を超えない設定の場合に、前記第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換える
    ことを特徴とする放射線撮影装置。
  14. 動作電力を供給する電力供給手段と、被写体の放射線画像を撮影する撮影手段と、前記放射線画像に現れるオフセット成分を補正する第1オフセット補正手段とを有し、前記動作電力に基づいて駆動する放射線撮影装置の放射線撮影方法であって、
    前記放射線撮影装置の通信手段が、前記オフセット成分を補正する第2オフセット補正手段を有する外部の装置に前記撮影手段から画像を転送する通信工程と、
    前記放射線撮影装置の判定手段が、前記放射線撮影装置に対する動作設定に基づいて、前記通信手段の転送負荷を判定する判定工程と、
    前記放射線撮影装置の切り換え手段が、前記転送負荷の判定に基づいて、前記放射線画像に対するオフセット補正を、前記放射線撮影装置の第1オフセット補正手段、または、前記外部の装置の第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換える切り換え工程と、を有し、
    前記切り換え工程では、
    前記転送負荷が基準となる負荷以上となる設定の場合に、前記第1オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換え、
    前記転送負荷が前記基準となる負荷を超えない設定の場合に、前記第2オフセット補正手段によるオフセット補正に切り換える
    ことを特徴とする放射線撮影方法。
  15. コンピュータに、請求項14に記載の放射線撮影方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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