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JP2018037225A - 蓄電装置 - Google Patents

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JP2018037225A JP2016168240A JP2016168240A JP2018037225A JP 2018037225 A JP2018037225 A JP 2018037225A JP 2016168240 A JP2016168240 A JP 2016168240A JP 2016168240 A JP2016168240 A JP 2016168240A JP 2018037225 A JP2018037225 A JP 2018037225A
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exhaust passage
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裕介 山下
Yusuke Yamashita
裕介 山下
厚志 南形
Atsushi MINAGATA
厚志 南形
信司 鈴木
Shinji Suzuki
信司 鈴木
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Abstract

【課題】釘刺し試験時、開裂した圧力開放弁から電極の一部が飛散することを抑制できる蓄電装置を抵抗すること。
【解決手段】圧力開放弁18を備えた二次電池10は、排気通路51を有する。排気通路51は、複数枚の厚み調整部材50を積層方向に貫通し、かつ厚み調整部材50の面方向に延在する通路形成部50fを積層してなる。排気通路51の排気口51aは、蓋体14の内面14cに沿う位置のうち、圧力開放弁18よりも外側となる位置に向けて開口している。
【選択図】図7

Description

本発明は、圧力開放弁を有する蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池は、例えば、特許文献1に記載されるように、ケースに電極組立体と電解液が収容されており、ケースの壁面にはケース内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁が設けられている。
特許第4881409号
このような二次電池において、その評価試験の一つである釘刺し試験が行われると、釘によって正極電極と負極電極の間のセパレータが破断し、正極電極と負極電極とがケース内において短絡する。そして、短絡が発生すると、その短絡部の周辺では熱が発生し、短絡部の周辺で発生した熱によって電解液成分が分解され、ケース内にガスが発生する。すると、ケース内の圧力が上昇して圧力開放弁が開裂するが、圧力開放弁からケース外へガスが放出される際、高圧のガスによって電極の一部が削られ、そのままガスに乗ってケースの外部に飛び散る虞がある。
本発明は、釘刺し試験時、開裂した圧力開放弁から電極の一部が飛散することを抑制できる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極がセパレータによって絶縁された状態で層状に構成された電極組立体と、電解液と、前記電極組立体及び電解液を収容するケースと、前記電極の積層方向に沿って前記電極組立体に積層された少なくとも1枚のシート部材と、前記ケースが備える壁部に存在し、前記ケース内の圧力が開放圧に達した場合に開裂し、ケース内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁と、を有する蓄電装置であって、前記シート部材は、前記積層方向に貫通又は凹み、かつ前記シート部材の面方向に延在する通路形成部を備え、前記少なくとも1枚のシート部材の前記通路形成部よりなる排気通路を有し、前記排気通路におけるガス流通方向の下流端は、前記壁部の面方向に沿う位置のうち、前記圧力開放弁よりも外側となる位置に向けて開口していることを要旨とする。
これによれば、釘刺し試験時、蓄電装置に釘が刺さると、釘を介して異なる極性の電極がケース内において短絡する。短絡が生じると、その短絡部の周辺では熱が発生し、電解液成分が分解されてガスが発生する。ガスの発生により、蓄電装置内の圧力が上昇する。そして、ケースの内部圧力が圧力開放弁の開放圧に達すると、圧力開放弁が開裂し、ケース内のガスがケース外に放出される。
短絡部で発生したガスは、広い空間となっている排気通路に向かって積層方向に沿って流れ、排気通路に流れ込む。そして、ガスは排気通路を流れ、排気通路の下流端に向けて流れる。排気通路の下流端は、壁部の面方向に沿う位置のうち圧力開放弁より外側にあり、圧力開放弁に向けては開口していない。このため、排気通路の下流端から放出されたガスは、さらに、圧力開放弁に向けて流れることとなる。すなわち、ガスは圧力開放弁を迂回して流れることとなる。したがって、短絡部で発生したガスが、圧力開放弁を迂回せず、圧力開放弁に直接流れ込む場合と比べると、短絡部から圧力開放弁に至るまでのガス排出経路を長くできる。その結果として、ガスが圧力開放弁に向かう途中で電極の一部がガスから落下し、開裂した圧力開放弁からケースの外部に電極の一部が飛び散ることを抑制できる。
また、蓄電装置について、前記排気通路は、複数であるのが好ましい。
これによれば、短絡部で発生したガスを複数の排気通路に分散させることができる。よって、例えば、1本の排気通路とする場合と比べて、排気通路の下流端から放出されるガスの勢いを弱めることができる。
また、蓄電装置について、前記壁部の内面と、該内面に対峙した前記電極組立体の端面との間に介在し、前記圧力開放弁を前記電極組立体側から覆う遮蔽部を備える。
これによれば、短絡部で発生したガスには、排気通路に流れ込まず、圧力開放弁に向けて電極組立体内を真っ直ぐに上昇するガスもある。このガスを遮蔽部に衝突させることで、ガスの向きを変え、圧力開放弁に向けたガス排出経路を長くできる。その結果、排気通路と遮蔽部の双方により、ガスに含まれる電極の一部をガスからより多く落下させ、開裂した圧力開放弁からケース外へ飛び散る電極の一部の量を減らすことができる。
また、蓄電装置について、前記排気通路におけるガス流通方向の下流端は、前記壁部の面方向に沿う位置のうち、前記遮蔽部よりも外側となる位置に向けて開口している。
これによれば、遮蔽部は圧力開放弁を覆う形状であることから、遮蔽部よりも外側にある排気通路の下流端は、壁部の面方向に沿って圧力開放弁からより一層離れた位置にあることとなる。このため、遮蔽部を迂回して流れるガスのガス排出経路をより長くできる。その結果として、ガスが圧力開放弁に向かう途中で電極の一部がガスから落下し、開裂した圧力開放弁からケースの外部に電極の一部が飛び散ることを抑制できる。
また、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、釘刺し試験時、開裂した圧力開放弁から電極の一部が飛散することを抑制できる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体及び厚み調整部材を示す分解斜視図。 遮蔽部材及び厚み調整部材と一体化された電極組立体を示す斜視図。 二次電池内を示す断面図。 釘刺し試験を示す部分断面図。 圧力開放弁が開裂した状態の二次電池を示す部分断面図。 二次電池の別例を示す斜視図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11を備える。二次電池10は、ケース11に収容された電極組立体12、及び図示しない電解液を備える。ケース11は、リチウムイオン二次電池であり、その外郭を構成する金属製のケース11を有する。ケース11は、開口部13aを有するケース本体13と、ケース本体13の開口部13aを閉塞する蓋体14とを有する。蓋体14は平面視矩形状である。
ケース本体13と蓋体14は、いずれもアルミニウム製である。ケース本体13は、矩形板状の底壁13bと、底壁13bの短側縁から突出した形状の短側壁13cと、底壁13bの長側縁から突出した形状の長側壁13dとを備える。二次電池10は、電極組立体12とケース本体13とを絶縁する絶縁フィルム15を備える。ケース11は直方体状であり、ケース11に合わせて電極組立体12は直方体状である。二次電池10は角型のリチウムイオン電池である。
二次電池10は、圧力開放弁18を蓋体14に備える。圧力開放弁18は、蓋体14の長手方向の中央に位置する。また、圧力開放弁18は、蓋体14の短手方向の中央に位置する。蓋体14を外面14bから見て、圧力開放弁18は長孔状である。本実施形態では、蓋体14がケース11の壁部を構成する。圧力開放弁18は、ケース11内の圧力が所定の圧力である開放圧に達した場合に開裂する。圧力開放弁18の開裂により、ケース11内の圧力がケース11外に開放される。
圧力開放弁18の開放圧は、ケース11自体やケース本体13と蓋体14との接合部に亀裂や破断などが生じ得る前に開裂し得る圧力に設定されている。圧力開放弁18は、蓋体14の板厚よりも薄い薄板状の弁体20aを有する。弁体20aは、蓋体14の外面14bに凹設された凹部20の底に位置しており、蓋体14と一体的に成形されている。圧力開放弁18は、弁体20aを開裂させやすくする開裂溝20bを備える。
図3に示すように、電極組立体12は、矩形シート状の正極電極21、及び矩形シート状の負極電極22と、樹脂製にて、電気伝導に係るイオン(リチウムイオン)が通過可能な多孔質膜で形成されたセパレータ23とを備えている。なお、正極電極21、負極電極22及びセパレータ23が積層された方向を積層方向とする。
正極電極21は、矩形状の正極用金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)21aと、その正極用金属箔21aの両面(表面)に設けられた矩形状の正極活物質層21bと、を有する。正極電極21は、一方の長辺に第1の辺21cを備える。正極電極21は、第1の辺21cの一部から突出する形状の正極集電タブ24を備える。正極電極21は、第1の辺21cの対辺となる長辺に第2の辺21dを備える。さらに、正極電極21は、第1の辺21cの一端と第2の辺21dの一端を繋ぐ短辺に第3の辺21eを備えるとともに、第1の辺21cの他端と第2の辺21dの他端を繋ぐ短辺に第4の辺21fを備える。
負極電極22は、矩形状の負極用金属箔(本実施形態では銅箔)22aと、その負極用金属箔22aの両面(表面)に設けられた矩形状の負極活物質層22bと、を有する。負極電極22は、一方の長辺に第1の辺22cを備える。負極電極22は、第1の辺22cの一部から突出する形状の負極集電タブ25を備える。負極電極22は、第1の辺22cの対辺となる長辺に第2の辺22dを備える。さらに、負極電極22は、第1の辺22cの一端と第2の辺22dの一端を繋ぐ短辺に第3の辺22eを備えるとともに、第1の辺22cの他端と第2の辺22dの他端を繋ぐ短辺に第4の辺22fを備える。
図1に示すように、電極組立体12は、積層方向の両側に、矩形状の端面44を有し、各端面44は、負極電極22によって構成されている。また、電極組立体12は、正極電極21の第1の辺21c、負極電極22の第1の辺22c、及びそれら第1の辺21c,22cに沿うセパレータ23の一辺が集まったタブ側端面36を有する。電極組立体12は、正極電極21の第2の辺21d、負極電極22の第2の辺22d、及びそれら第2の辺21d,22dに沿うセパレータ23の一辺が集まった底面37を有する。また、電極組立体12は、端面44に繋がる四つの面のうち、タブ側端面36及び底面37を除く面に側面38を有する。電極組立体12の一方の側面38は、正極電極21の第3の辺21e、負極電極22の第3の辺22e、及びそれら第3の辺21e,22eに沿うセパレータ23の一辺が集まって形成されている。電極組立体12の他方の側面38は、正極電極21の第4の辺21f、負極電極22の第4の辺22f、及びそれら第4の辺21f,22fに沿うセパレータ23の一辺が集まって形成されている。
図1及び図4に示すように、正極電極21と、負極電極22と、セパレータ23は、正極集電タブ24が積層方向に沿って列状に配置され、且つ正極集電タブ24と重ならない位置にて負極集電タブ25が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。そして、電極組立体12のタブ側端面36に正極集電タブ24及び負極集電タブ25が位置している。タブ側端面36では、各正極集電タブ24及び各負極集電タブ25は、電極組立体12における積層方向の一端から他端までの範囲内で集められた(束ねられた)状態で折り曲げられている。各正極集電タブ24が重なっている箇所を溶接することによって各正極集電タブ24が電気的に接続されるとともに、正極集電タブ24に正極導電部材26が接続されている。正極導電部材26には、電極組立体12から電気を取り出すための正極端子27が接続されている。
同様に、各負極集電タブ25が重なっている箇所を溶接することによって各負極集電タブ25が電気的に接続されるとともに、負極集電タブ25に負極導電部材28が接続されている。負極導電部材28には、電極組立体12から電気を取り出すための負極端子29が接続されている。正極端子27及び負極端子29は蓋体14を貫通してケース11外に突出するとともに、正極端子27及び負極端子29は絶縁リング14aによって蓋体14から絶縁されている。
二次電池10は、遮蔽部材60を備える。遮蔽部材60は、蓋体14の長手方向における正極導電部材26と負極導電部材28の間に配置されている。また、遮蔽部材60は、蓋体14の内面14cとタブ側端面36との間に配置され、タブ側端面36上に載置されている。遮蔽部材60は合成樹脂製であり、耐熱樹脂製であるのがより好ましく、例えば、ポリイミド系の樹脂製であるのが好ましい。遮蔽部材60は、ケース11内において正極電位の部材と負極電位の部材とを短絡させない。
遮蔽部材60は、矩形板状の遮蔽部61を備える。遮蔽部61は、蓋体14の内面14cと、電極組立体12のタブ側端面36との間に介在する。遮蔽部材60は、蓋体14の長手方向に延びる遮蔽部61の一対の縁部から蓋体14に向けて立設した形状の第1リブ62を備える。第1リブ62は、蓋体14の長手方向に長手が延びる形状である。遮蔽部材60は、第2リブ63を備える。第2リブ63は、遮蔽部61において蓋体14の長手方向に対向する一対の縁部のうち、負極導電部材28寄りの縁部から蓋体14に向けて立設した形状である。一対の第1リブ62と第2リブ63とは互いに連結されている。
負極導電部材28の長手方向の一端面には、第2リブ63の外面が接触可能である。また、正極集電タブ24を集めたタブ群の側面には、遮蔽部61の縁部が接触可能である。遮蔽部材60は、蓋体14の長手方向に僅かに移動すると、負極導電部材28又は正極集電タブ24を集めたタブ群に速やかに接触する。このため、遮蔽部材60は、蓋体14の長手方向への移動が規制されている。
ケース本体13の一方の長側壁13dの内面には、一方の第1リブ62の外面が接触可能であり、他方の長側壁13dの内面には、他方の第1リブ62の外面が接触可能である。遮蔽部材60は、ケース11の内面である各長側壁13dの内面から離間した状態にある。しかし、遮蔽部材60は、蓋体14の短手方向に僅かに移動すると、いずれかの長側壁13dに速やかに接触する。このため、遮蔽部材60は、蓋体14の短手方向への移動が規制されている。よって、遮蔽部材60は、タブ側端面36に沿ういずれの方向への移動も規制されている。
蓋体14の長手方向における正極導電部材26と負極導電部材28の間に遮蔽部材60が存在する。タブ側端面36の長手方向における中央部であり、正極導電部材26と負極導電部材28と一対の長側壁13dとで囲まれた部分を、被覆領域Hとする。この被覆領域Hは遮蔽部材60によって覆われている。蓋体14の内面14cと、ケース本体13の底面とを最短距離で結ぶ直線の延びる方向を高さ方向とする。遮蔽部材60において、遮蔽部61におけるタブ側端面36に載置される面を外面61aとする。
図5に示すように、遮蔽部材60において、遮蔽部61からの第1リブ62の立設方向に沿う寸法のうち、遮蔽部61の外面61aからの第1リブ62の寸法を立設距離H1とする。また、遮蔽部材60において、遮蔽部61からの第2リブ63の立設方向に沿う寸法のうち、遮蔽部61の外面61aからの寸法を立設距離H2とする。第2リブ63の立設距離H2は、第1リブ62の立設距離H1より短い。これは、負極導電部材28側から圧力開放弁18に向けて流れ込むガスの流路を確保するためである。
タブ側端面36に載置された遮蔽部材60において、一対の第1リブ62は、蓋体14の内面14cに沿う位置における圧力開放弁18を囲む場所のうち、蓋体14の短手方向における圧力開放弁18よりも外側に接触可能である。第2リブ63は、蓋体14の長手方向における圧力開放弁18の負極導電部材28寄りに位置する。遮蔽部材60が蓋体14に向けて移動すると、第1リブ62が蓋体14の内面14cに接触する。この接触により、遮蔽部61と蓋体14とが隔てられている。したがって、遮蔽部材60の遮蔽部61は、圧力開放弁18の全体を電極組立体12側から覆っている。
ケース本体13において、電極組立体12を挟んで対向する一対の長側壁13dの絶縁フィルム15間の最短距離をケース本体13の内寸とすると、電極組立体12の積層方向の長さは、ケース本体13の内寸より僅かに小さい。これは、正極電極21と、負極電極22と、セパレータ23とを所定枚数積層する際に、実際の厚みが製造公差の最大値を取っても、電極組立体12がケース11内に収まるように、各々の厚みが設定されていることによる。
図1又は図4に示すように、電極組立体12の両方の端面44と、各端面44に対向する側壁としての長側壁13d(絶縁フィルム15)との間には、シート部材としての厚み調整部材50が介装されている。厚み調整部材50は、所定の厚みの樹脂製のフィルムである。厚み調整部材50は、電極組立体12の積層方向の長さに対応し、複数枚が重ねられる。すなわち、厚み調整部材50は、正極電極21及び負極電極22の積層方向に沿って電極組立体12に積層されている。
電極組立体12では、多数の正極電極21と負極電極22とセパレータ23と複数枚の厚み調整部材50とが、複数の保持テープ45により、相互に固定されている。そして、厚み調整部材50を用いることで、電極組立体12と厚み調整部材50を合わせた積層方向への長さが、予め決められた所定の値の範囲内に調整されている。
図3に示すように、各厚み調整部材50は、セパレータ23の外形に沿う形状である。厚み調整部材50は、正極電極21の第1の辺21c及び負極電極22の第1の辺22cに沿う第1の辺50aを備えるとともに、正極電極21の第2の辺21d、及び負極電極22の第2の辺22dに沿う第2の辺50bを備える。また、厚み調整部材50は、正極電極21の第3の辺21e、及び負極電極22の第3の辺22eに沿う第3の辺50cを備えるとともに、正極電極21の第4の辺21f、及び負極電極22の第4の辺22fに沿う第4の辺50dを備える。厚み調整部材50の第1の辺50aは、タブ側端面36に沿う面上に存在し、蓋体14に対向している。
図1に示すように、厚み調整部材50は、2本の通路形成部50fを備える。通路形成部50fは、厚み調整部材50を厚み方向に貫通し、かつ厚み調整部材50の面方向に延在した形状である。各通路形成部50fの一端部は第1の辺50aの長手方向における端部寄りで開口し、他端部は厚み調整部材50の中央部に位置している。各通路形成部50fは、一端部(第1の辺50a)から他端部(中央部)に向かって一定幅で真っ直ぐに延びる形状である。
図4に示すように、二次電池10は、各通路形成部50fを積層方向に複数重ねて形成された排気通路51を2本備え、各排気通路51は、複数枚の厚み調整部材50を厚み方向に貫通し、かつ厚み調整部材50の面方向に延在する形状である。すなわち、各排気通路51は、積層方向において、複数枚の厚み調整部材50を貫通した形状である。電極組立体12を積層方向から見た場合、2本の排気通路51はV字に近い形状を形成する。
図5に示すように、各排気通路51は、厚み調整部材50の第1の辺50aに位置する一端部に排気口51aを備える。各排気口51aは、電極組立体12の上端面(タブ側端面36)で開口している。また、各排気通路51は、電極組立体12の中央部に位置する流入口51bを備える。各流入口51bは、電極組立体12の端面44の中央部に開口している。電極組立体12の端面44の中央部は、正極電極21及び負極電極22の中央部でもあるため、各排気通路51の流入口51bは、正極電極21及び負極電極22の中央部に開口していることになる。
各排気通路51には、電極組立体12の短絡時に発生したガスが流れ込む。ガスは上昇するため、各排気通路51におけるガス流通方向Gの下流端としての排気口51aは、電極組立体12の上端面となるタブ側端面36で開口している。排気通路51の排気口51aは、蓋体14の内面14cに沿う位置のうち、蓋体14の長手方向に沿って圧力開放弁18より外側となる位置に向けて開口している。
本実施形態では、各排気通路51の排気口51aは、蓋体14の長手方向に沿って各タブ24,25よりも外側となる位置、すなわち、遮蔽部材60よりも外側となる位置に開口している。したがって、各排気通路51の排気口51aは、圧力開放弁18に向けて開口していない。
また、各排気通路51におけるガス流通方向Gの上流端としての流入口51bは、正極電極21及び負極電極22の中央部となる電極組立体12の端面44の中央部で開口している。
二次電池10において、厚み調整部材50が、電極組立体12の両方の端面44と、各長側壁13dとの間に介装されていることから、排気通路51は、電極組立体12の端面44と長側壁13dとの間に介在する。
次に、二次電池10の作用を記載する。
さて、図6に示すように、釘刺し試験を行うため、いずれかの長側壁13dの中央部に釘Fを刺すと、その釘Fは、電極組立体12の端面44の中央部に刺さり、正極電極21、負極電極22、及びセパレータ23の中央部に刺さる。このとき、釘Fは、排気通路51におけるガス流通方向の上流端、すなわち流入口51b付近に刺さる。すると、釘Fを介して正極電極21と負極電極22の間のセパレータ23が破断又は溶融し、正極電極21と負極電極22とがケース11内において短絡する。
図7に示すように、電極組立体12で短絡が生じると、その短絡部の周辺では熱が発生し、ガスの発生による二次電池10内の圧力上昇が生じる。そして、ケース11の内部圧力が圧力開放弁18の開放圧に達すると、圧力開放弁18の弁体20aが開裂溝20bから開裂し、ケース11内のガスがケース11外に放出される。
また、短絡部で発生した高圧のガスは、図6の矢印Yに示すように、広い空間となっている排気通路51の流入口51bに向かって釘Fに沿いながら積層方向に流れ、排気通路51の流入口51bに流入する。そして、図7に示すように、高圧のガスは、2つの排気通路51に別れて排気通路51を上昇して、遮蔽部61よりも外側で排気口51aからタブ側端面36上に放出された後、圧力開放弁18に向けて向きを変える。そして、ガスは、遮蔽部61よりも外側から各導電部材26,28や蓋体14に沿って流れた後、圧力開放弁18に至り、開裂した圧力開放弁18からケース11外へ放出される。
なお、本実施形態は、釘Fの刺さる場所を、電極組立体12の端面44の中央部であり、排気通路51の流入口51b付近としたが、釘Fの刺さる場所が排気通路51の流入口51b付近以外であっても、高圧のガスは、排気通路51に流入して圧力開放弁18からケース11外へ放出される。
また、排気通路51に流れなかった高圧ガスの一部は、電極組立体12内を上昇する。ガスは、被覆領域Hに位置するタブ側端面36から放出され、遮蔽部材60の遮蔽部61の外面61aに衝突し、外面61aに沿って向きを変える。遮蔽部61への衝突により向きを変えたガスは、第1リブ62や第2リブ63に沿って上昇し、各リブ62,63の先端面と蓋体14の内面14cとの隙間を通って、圧力開放弁18に至る。その後、ガスは、開裂した圧力開放弁18からケース11外へ放出される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)排気通路51の排気口51aを、蓋体14の内面14cのうち、圧力開放弁18より外側となる位置に向けて開口させた。このため、排気通路51の排気口51aから放出されたガスは、その後、圧力開放弁18に向けて流れることとなる。その結果、短絡部で発生したガスが、圧力開放弁18に直接流れ込む場合と比べると、短絡部から圧力開放弁18に至るまでのガス排出経路を長くできる。その結果として、ガスが圧力開放弁18に向かう途中で電極の一部がガスから落下し、開裂した圧力開放弁18からケース11の外部に電極の一部が飛び散ることを抑制できる。
(2)電極組立体12の端面44より外に積層された厚み調整部材50を利用して排気通路51を設けた。このため、ガスの多くを電極組立体12の外側を流すことができ、例えば、ガスのほとんどが電極組立体12内を上昇する場合と比べると高圧のガスに曝される正極電極21及び負極電極22の数が減る。その結果として、正極電極21や負極電極22の一部が高圧のガスによって削られることが抑制され、ケース11の外部へのガス放出に伴い電極の一部が飛び散ることを抑制できる。
(3)二次電池10は、排気通路51を2本備え、排気口51aを2箇所備える。このため、ガスを2つの排気通路51に分散させることができる。よって、例えば、1本の排気通路とする場合と比べて、ガスの勢いを弱めることができる。
(4)排気通路51の排気口51aを、蓋体14の内面14cのうち、圧力開放弁18を覆う遮蔽部61より外側となる位置に向けて開口させた。このため、排気口51aは、圧力開放弁18からより一層離れた位置にあることとなる。よって、遮蔽部61を迂回して流れるガスのガス排出経路をより長くできる。その結果として、ガスが圧力開放弁18に向かう途中で電極の一部がガスから落下し、開裂した圧力開放弁18からケース11の外部に電極の一部が飛び散ることを抑制できる。
(5)排気通路51は、電極組立体12の各端面44と各長側壁13dとの間に存在する。釘刺し試験時、ガスは、釘Fが最初に刺さる端面44付近で最初に発生する。このため、ガスが最初に発生する場所の直近に排気通路51の流入口51bが存在することになり、発生したガスを排気通路51へ速やかに流すことができる。
(6)排気通路51は、厚み調整部材50の通路形成部50fを積層して形成されている。厚み調整部材50は、電極組立体12と厚み調整部材50を合わせた積層方向への長さが、予め決められた所定の値の範囲内に調整するための部材である。よって、厚み調整部材50は、二次電池10の性能に寄与しない部材である。したがって、二次電池10の性能を変化させずに、また、部品点数を増やすことなく、ケース11内に排気通路51を設けることができる。
(7)排気通路51は、各厚み調整部材50の通路形成部50fを積層して形成されているため、厚み調整部材50の積層枚数が異なっても、排気通路51を形成することができる。
(8)厚み調整部材50は、保持テープ45によって電極組立体12に一体化されている。このため、厚み調整部材50によって形成された排気通路51も電極組立体12に一体に設けることができ、電極組立体12から発生したガスを排気通路51に向けて流れやすくすることができる。
(9)厚み調整部材50は、電極組立体12の積層方向の両側に配置されており、排気通路51も電極組立体12の積層方向の両側に存在する。このため、電極組立体12の積層方向のいずれから釘Fが刺さっても、排気通路51にガスが流れ、正極電極21及び負極電極22が高圧のガスに曝されることを抑制できる。
(10)遮蔽部材60の遮蔽部61は、圧力開放弁18を電極組立体12側から覆っている。このため、釘刺し試験時、圧力開放弁18に向かうガスを遮蔽部61の外面61aに衝突させ、ガスの流れる向きを、圧力開放弁18へ直接流れ込む経路から外し、圧力開放弁18に向けたガス排出経路を長くすることができる。その結果、排気通路51と遮蔽部61の双方により、ガスに含まれる正極電極21や負極電極22の一部をガスからより多く落下させ、開裂した圧力開放弁18からケース11外へ飛び散る電極の一部の量を減らすことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 厚み調整部材50は、電極組立体12の端面44と長側壁13dとの間に介装されておらず、電極組立体12における積層方向の途中に介装され、この積層方向途中にある1枚又は複数枚の厚み調整部材50の通路形成部50fによって排気通路51を設けてもよい。
このように構成した場合、短絡部付近で発生した高圧のガスは、積層方向に沿って排気通路51に向かって流れ、排気通路51で集約し、纏まって上昇する。このため、高圧のガスに曝される正極電極21及び負極電極22が減ることになる。その結果、釘刺し試験時に、発生した高圧のガスによって削られる正極電極21及び負極電極22が減り、それらの一部がケース11の外部に飛び散ることを抑制できる。
○ 実施形態では、シート部材を電極組立体12の積層方向への寸法を調整する厚み調整部材50に具体化したが、シート部材は、電極組立体12とケース本体13とを絶縁する絶縁シートであってもよいし、電極組立体12と長側壁13dとの間に介在する短絡用電極であってもよい。この場合、絶縁シートや短絡用電極は1枚であってもよいし、複数枚でもよい。
○ 排気通路51の流入口51bを、電極組立体12の端面44の中央部に開口させたが、排気通路51の流入口51bが開口する場所は、釘刺し試験で設定された釘Fの刺さる場所に合わせて変更してもよい。
○ 厚み調整部材50の枚数は、端面44と長側壁13dとの寸法に合わせて適宜変更してもよく、1枚でもよいし、実施形態の枚数より多くても少なくてもよい。厚み調整部材50の積層枚数に合わせて、排気通路51の流路断面積が変更される。
○ 通路形成部50fを厚み調整部材50や、シート部材としての絶縁シートや短絡用電極の厚み内に凹む、すなわち積層方向に凹む溝状としてもよい。そして、1枚の厚み調整部材50、絶縁シート又は短絡用電極で排気通路51を形成する場合は、溝状の通路形成部50fそのものが排気通路となる。一方、複数枚の厚み調整部材50、絶縁シート又は短絡用電極で排気通路51を形成する場合は、溝状の通路形成部50fが積層方向に重なって排気通路となる。
なお、溝状の通路形成部50fを備えたシート部材と、厚み方向に貫通した通路形成部50fを備えたシート部材とを合わせて排気通路51としてもよい。
○ 排気通路51の排気口51aが、蓋体14の内面14cのうち圧力開放弁18より外側となる位置に向けて開口していれば、排気口51aの位置は適宜変更してもよい。例えば、排気口51aの位置を、蓋体14の長手方向に沿って実施形態よりも圧力開放弁18から遠ざけてもよいし、逆に近付けてもよい。
○ 排気通路51の排気口51aが、蓋体14の内面14cのうち圧力開放弁18より外側となる位置に向けて開口していれば、排気通路51は3本以上でもよい。
○ 排気通路51の排気口51aが、蓋体14の内面14cのうち圧力開放弁18より外側となる位置に向けて開口していれば、排気通路51は1本であってもよい。
○ 排気通路51の排気口51aが、蓋体14の内面14cのうち圧力開放弁18より外側となる位置に向けて開口していれば、排気通路51は直線状に延びる形状でなく、湾曲したり屈曲したりしていてもよい。
○ 実施形態では、遮蔽部61をタブ側端面36に載置した遮蔽部材60に設けたが、遮蔽部61を設ける方法はこれに限らない。例えば、図8に示すように、負極導電部材28を長手方向に延長し、負極導電部材28に、圧力開放弁18を電極組立体12側から覆う遮蔽部70を設けてもよい。又は正極導電部材26を長手方向に延長し、正極導電部材26に、圧力開放弁18を電極組立体12側から覆う遮蔽部70を設けてもよい。この遮蔽部70は、蓋体14の内面14cと、電極組立体12のタブ側端面36との間に介在し、圧力開放弁18を電極組立体12側から覆う。
○ 遮蔽部材60や遮蔽部70は無くてもよい。
○ 電極組立体12を構成する正極電極21、及び負極電極22の枚数は適宜変更してもよい。
○ 厚み調整部材50は、電極組立体12の片方の端面44と長側壁13dとの間だけに介在し、排気通路51が電極組立体12の片方の端面44と長側壁13dとの間だけに存在していてもよい。
○ 電極組立体は、1枚の帯状の正極電極と1枚の帯状の負極電極とをセパレータで絶縁した状態で捲回軸を中心に捲回した捲回型であってもよい。
○ 正極電極21は、正極用金属箔21aの片面に正極活物質層21bを備えるタイプであってもよいし、負極電極22は、負極用金属箔22aの片面に負極活物質層22bを備えるタイプであってもよい。
○ 蓄電装置は、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置であってもよい。
○ 実施形態では、二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記排気通路におけるガス流通方向の上流端が、前記電極の中央部に開口している蓄電装置。
(2)前記排気通路は、前記電極組立体の積層方向の少なくとも一端に位置する端面と該端面に対向した前記ケースの側壁との間に存在する蓄電装置。
(3)前記シート部材は、前記電極組立体の積層方向への寸法を調整する厚み調整部材である蓄電装置。
10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…電極組立体、14…壁部としての蓋体、14c…内面、18…圧力開放弁、21…電極としての正極電極、22…電極としての負極電極、36…端面としてのタブ側端面、50…シート部材としての厚み調整部材、50f…通路形成部、51…排気通路、61,70…遮蔽部。

Claims (5)

  1. 異なる極性の電極がセパレータによって絶縁された状態で層状に構成された電極組立体と、
    電解液と、
    前記電極組立体及び電解液を収容するケースと、
    前記電極の積層方向に沿って前記電極組立体に積層された少なくとも1枚のシート部材と、
    前記ケースが備える壁部に存在し、前記ケース内の圧力が開放圧に達した場合に開裂し、ケース内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁と、を有する蓄電装置であって、
    前記シート部材は、前記積層方向に貫通又は凹み、かつ前記シート部材の面方向に延在する通路形成部を備え、
    前記少なくとも1枚のシート部材の前記通路形成部よりなる排気通路を有し、
    前記排気通路におけるガス流通方向の下流端は、前記壁部の面方向に沿う位置のうち、前記圧力開放弁よりも外側となる位置に向けて開口していることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記排気通路は、複数である請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記壁部の内面と、該内面に対峙した前記電極組立体の端面との間に介在し、前記圧力開放弁を前記電極組立体側から覆う遮蔽部を備える請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記排気通路におけるガス流通方向の下流端は、前記壁部の面方向に沿う位置のうち、前記遮蔽部よりも外側となる位置に向けて開口している請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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