JP2018147743A - 電極および非水電解質二次電池 - Google Patents
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Abstract
Description
どに用いられる大型及び大容量電源としては、エネルギー密度の高い非水電解質二次電池
(例えば、リチウムイオン二次電池)が注目されており、高寿命や安全性などに配慮しな
がら、大型化及び大容量化のための開発が行われている。大容量電源としては、駆動電力
を大きくするため、直列あるいは並列に接続した多数個の電池を収納した組電池が開発さ
れている。
電解質二次電池や、その部品の一つである電極に衝撃が加わると、内部の電極に割れが生
じてしまう可能性がある。そこで、本発明が解決しようとする課題は、衝撃に対して耐性
を持った電極および非水電解質二次電池を提供することである。
タと、を備え、前記正極と前記負極とが前記複数のセパレータを介して捲回され、前記捲
回積層方向の最も外側に位置する前記セパレータは、前記捲回積層方向の内側方向におい
て前記セパレータと接触している。
水電解質二次電池20は、外装缶1、偏平形状の捲回電極群2、正極リード3、負極リー
ド4、絶縁体40、正極端子6、負極端子7、とを備える。
金属から形成される。捲回電極群2は、外装缶1の第一の面61から挿入され、外装缶1
内に捲回軸に対し直角方向に向かうように収納される。
図3に、捲回電極群2の展開図を、図4に捲回電極群2の積層構造を示す。正極8は、例
えば金属箔からなる帯状の正極集電体8cと、その片面又は両面に形成された正極活物質
層8bを含む。正極活物質層8bは、帯状の正極集電体8cにその長手方向に沿う一端側
に一定幅の領域(非塗工部)が残るように形成される。この非塗工部は、正極集電体8c
が露出した部分であり、正極集電タブ8aになる。負極9も同様に、例えば金属箔からな
る帯状の負極集電体9cと、その片面又は両面に形成された負極活物質層9bを含む。負
極活物質層9bは、帯状の負極集電体9cにその長手方向に沿う他端側(正極8の一端と
反対側)に一定幅の領域(非塗工部)が残るように形成される。この非塗工部は、負極集
電体9cが露出した部分であり、負極集電タブ9aになる。
正極集電タブ8aは、捲回軸方向の一端側に形成され、負極集電タブ9aは他端側に形成
される。正極8の下に重ねられたセパレータ10aは、その長手方向に沿う一端が正極8
の正極集電タブ側の端部よりも内側に位置するように配置される。これにより、正極集電
タブ8aが捲回電極群2を構成する正極活物質層8b、負極活物質層9bおよびセパレー
タ10aから突出する。また、セパレータ10aは、その長手方向に沿う他端が正極8の
他端よりも外側に位置するように配置される。正極8と負極9の間に挟まれたセパレータ
10bは、その長手方向に沿う一端が負極9の負極集電タブ側の端部よりも内側に位置す
るように配置される。これにより、負極集電タブ9aが捲回電極群2を構成する正極活物
質層8b、負極活物質層9bおよびセパレータ10bから突出する。また、セパレータ1
0bは、その長手方向に沿う他端が負極9の他端よりも外側に位置するように配置される
。
プレスすることにより、偏平形状の捲回電極群2が形成される。
外周の集電タブ以外の領域を被覆し、その領域を絶縁性にする。絶縁テープ30の巻き数
は1周以上であってよい。
く説明する。図5は、実施形態に係る非水電解質二次電池に用いられる捲回電極群2の断
面図である。
プレスすることで、扁平形状の捲回電極群2が形成されているが、セパレータ10a及び
セパレータ10bのうち、捲回積層方向の最も外側に位置するセパレータは、捲回積層方
向の内側方向においてセパレータと接触している。
10bは捲回積層方向の内側方向においてセパレータ10aと接触し、捲回積層方向の最
も外側に位置するセパレータ10aは捲回積層方向の内側方向においてセパレータ10b
と接触している。
レータがクッションのような役割を果たし、捲回積層方向の最も外側に位置する2重のセ
パレータの内側に備わる、正極8若しくは負極9に対する外部からの衝撃を緩和するこが
でき、正極8若しくは負極9の割れなどを防止することが出来る。
やすい。よって、電極にアルミ箔を利用している場合に、より効果的な衝撃緩和方法とな
る。
の面64、第五の面65、および第六の面66に対して気密に固定されている。正極端子
6及び負極端子7は、第一の面61に絶縁ガスケット14,15を介してそれぞれかしめ
固定されている。正極端子6及び負極端子7は、第一の面61の背面から外装缶1内部に
向けてそれぞれ突出している。正極端子6及び負極端子7の固定方法は、絶縁ガスケット
14,15でのかしめ固定(図示しない)の他に、ガラスを用いるハーメティックシール
であってよい。また、第一の面61は、電解液を注入する注入口28、二次電池内に発生
したガスを排出するガス排出弁29を備えている。
3aに開口された貫通孔3bと、接続プレート3aから二股に分岐し、捲回電極群2に捲
回軸に対して直角方向に向けて延出した挟持部である第1、第2の挟持ストリップ3c、
3dとを有する。接続プレート3aは、正極端子6の箇所において第一の面61の背面に
絶縁体40を介して当接すると共に、第一の面61の背面から突出した正極端子6が貫通
孔3bをかしめ固定する。
ら正極集電タブ8aを挟み、第1、第2の挟持ストリップ3c、3dと正極集電タブ8a
とが例えば溶接により接合される。
接続プレート4aに開口された貫通孔4bと、接続プレート4aから二股に分岐し、捲回
電極群2に捲回軸に対して直角方向に向けて延出した挟持部である第1、第2の挟持スト
リップ4c、4dとを有する。接続プレート4aは、負極端子7の箇所において第一の面
61の背面に絶縁体40を介して当接すると共に背面から突出した負極端子7に貫通孔4
bをかしめ固定する。
ら負極集電タブ9aを挟み、第1、第2の挟持ストリップ4c、4dと負極集電タブ9a
とが例えば溶接により接合される。
均等に配置させることができる。また、挟持ストリップが二つ(第1、第2)存在するこ
とにより、集電距離が短くなる。これにより、集電バランスを良好にでき、集電効率を高
めることができる。さらに、このような第1、第2の挟持ストリップを備えたリードは集
電タブと第1、第2の挟持ストリップとの接合箇所およびそれ自体に熱が集中しにくいた
め、大電流を流した場合でも良好な電気的特性を維持することが可能になる。
的に固定した状態で接合してもよい。すなわち、正極集電タブ8aは固定部材11により
固定され、負極集電タブ9aも固定部材12により固定されている。
に同じ形状を有する。それ故、負極集電タブ9aを固定する固定部材12を例にして図6
を参照して詳述する。負極集電タブ9aは、捲回されているため、複数枚の集電タブが重
なった中空長楕円形の束から形成される。固定部材12は、負極集電タブ9aの中央付近
において中空長楕円形の短軸方向に対向する二箇所にそれぞれ嵌合して束ねるU字形の第
1、第2の保持部12a、12bと、負極集電タブ9aで形成される楕円内部で第1、第
2の保持部12a、2bを連結する平坦な連結部12cと、を有する。負極集電タブ9a
は、第1、第2の保持部12a、12bと、例えば溶接により接合される。
た負極集電タブ9aを挟む。これにより、図6に示すように、第1の挟持ストリップ4c
と第1の保持部12aの外面とが接触し、第2の挟持ストリップ4dと第2の保持部12
bの外面とが接触する。これらの接触箇所において、第1、第2の挟持ストリップ4c、
4dと第1、第2の保持部12a,12bを例えば溶接により接合する。
負極9は固定部材12を通して負極リード4と電気的に接続され、さらに負極リード4を
通して第一の面61の負極端子7に電気的に接続される。
せ、外装缶内にリードを配置するスペースを確保することができる。リードのためのスペ
ースを新たに設ける必要がないため、電池20のエネルギー密度を向上することができる
。
、連結部を有さない形状であってもよい。第1の保持部と第2の保持部は、それぞれ独立
して負極集電タブ9aに固定されてよい。
た固定部材12と負極集電タブ9aと同様である。なお、固定部材11はU字形の保持部
11a、11bおよび平坦な連結部11cを有する。
捲回積層方向の最も外側に位置するセパレータを2重にすることで、セパレータがクッシ
ョンのような役割を果たし、捲回積層方向の最も外側に位置する2重のセパレータの内側
に備わる、正極8若しくは負極9に対する外部からの衝撃を緩和するこができ、正極8若
しくは負極9の割れなどを防止することが出来る。
変形例について説明する。図7は、変形例に係る非水電解質二次電池に用いられる捲回
電極群200の断面図である。
タ10bのうち、捲回積層方向の最も外側に位置するセパレータの面積のうち半分は、捲
回積層方向の内側方向においてセパレータと接触している。
10bは捲回積層方向の内側方向においてセパレータ10aと接触し、捲回積層方向の最
も外側に位置するセパレータ10aは捲回積層方向の内側方向においてセパレータ10b
と接触している。
ータを2重にすることで、セパレータがクッションのような役割を果たし、捲回積層方向
の最も外側に位置する2重のセパレータの内側に備わる、正極8若しくは負極9に対する
外部からの衝撃を緩和するこができ、正極8若しくは負極9の割れなどを防止することが
出来る。
捲回電極群200の断面図における、長手方向の2面において二重になっているものでも
良い。
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様
々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、
置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に
含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるもので
ある。
Claims (4)
- 正極と、
負極と、
第一のセパレータと、
第二のセパレータと、
を備え、
前記正極と前記負極とが前記第一のセパレータと前記第二のセパレータとを介して捲回
して積層され、
捲回積層方向の最も外側に位置する前記第一のセパレータは、前記捲回積層方向の内側
方向において前記第二のセパレータと接触している、
電極。 - 正極と、
負極と、
第一のセパレータと、
第二のセパレータと、
を備え、
前記正極と前記負極とが前記第一のセパレータと前記第二のセパレータとを介して捲回
して積層され、
捲回積層方向の最も外側に位置する前記第一のセパレータの面積のうち少なくとも半分
が、前記捲回積層方向の内側方向において前記第二のセパレータと接触している、
電極。 - 正極と、負極と、第一のセパレータと、第二のセパレータと、を備える非水二次電池に
おいて、
前記正極と前記負極とが第一のセパレータと、第二のセパレータと、を介して捲回され
、捲回積層方向の最も外側に位置する前記第一のセパレータは、前記捲回積層方向の内側
方向において前記第二のセパレータと接触している、
非水電解質二次電池。 - 正極と、負極と、第一のセパレータと、第二のセパレータと、を備える非水二次電池に
おいて、
前記正極と前記負極とが前記第一のセパレータと、第二のセパレータと、を介して捲回
して積層され、
捲回積層方向の最も外側に位置する前記第一のセパレータの面積のうち少なくとも半分
が、前記捲回積層方向の内側方向において前記第二のセパレータと接触している、
非水電解質二次電池。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017042035A JP2018147743A (ja) | 2017-03-06 | 2017-03-06 | 電極および非水電解質二次電池 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017042035A JP2018147743A (ja) | 2017-03-06 | 2017-03-06 | 電極および非水電解質二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018147743A true JP2018147743A (ja) | 2018-09-20 |
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ID=63592285
Family Applications (1)
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Country | Link |
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-
2017
- 2017-03-06 JP JP2017042035A patent/JP2018147743A/ja active Pending
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