JP2018024472A - スパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体 - Google Patents
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Abstract
【課題】スパウトの固着部の固着強度が高く、圧力が加わった場合でも内容物が漏れたりしないガゼット袋を、歩留まり良く、容易に、かつ、効率的に生産することを可能とするスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体を提供する。【解決手段】ガゼット袋体1は、表裏の胴材の左右に、二つ折りされた折り込み材3a,3bを挟み込むことによって、左右両側のマチが形成されている。そして、左右の各折り込み材3a,3bの上端際の部分が、合成樹脂製で一定幅の帯状部材10によって、裏側の胴材2bの裏面にヒートシールされている。【選択図】図1
Description
本発明は、合成樹脂製シートからなるマチ付きの袋体の上部に、合成樹脂製スパウト(抽出部材)が固着されており、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として使用されるスパウト付きガゼット袋を形成するためのガゼット袋体に関するものである。
従来、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として、合成樹脂製のフィルム、積層フィルム等のシートで形成した種々のパウチ袋やガゼット袋(左右両サイドに、所謂、マチが設けられたもの)が広く使用されており、それらのパウチ袋やガゼット袋の上端縁に硬質の合成樹脂製のスパウト(注出部材)を固着させたスパウト付きパウチ袋やスパウト付きガゼット袋も利用されている(特許文献1)。
かかるスパウト付きガゼット袋を製造する方法としては、表裏2枚の合成樹脂製シートの左右両端際に、二つ折りした合成樹脂製シートを挟み込んだ状態で、その合成樹脂製シート積層物の左右両サイドおよび底部をヒートシールして、マチ付きの三方袋を形成し、しかる後に、その三方袋の開口部に、スパウトの基端に設けられた接着部を挿入し、合成樹脂製シート積層物の表裏2枚の合成樹脂製シートを、当該接着部に融着させる方法が採用される。
しかしながら、上記特許文献1の如きスパウト付きガゼット袋の製造方法においては、マチ付きの三方袋の開口部にスパウトを固着させる際に、開口部の幅が広すぎる上に、マチを構成している合成樹脂製シートと表裏の合成樹脂製シートとが滑り合ってしまうので、スパウトの位置合わせが非常に困難である。そのため、スパウトが適正な位置で融着されないことに起因して、スパウトと表裏の合成樹脂製シートとの融着強度が低くなる事態も生じてしまう。
本発明の目的は、上記従来のスパウト付きガゼット袋の製造方法が有する問題点を解消し、スパウトの固着部の固着強度(融着強度)が高く、圧力が加わった場合でも内容物が漏れたりしないガゼット袋を、歩留まり良く、容易に、かつ、効率的に生産することを可能とするスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、合成樹脂製シートによって左右両側にマチを有する袋状に形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入して固着させるための開口部が頭部の略中央に設けられたスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体であって、左右両側のマチが、それぞれ、表裏の胴材の左右に、二つ折りされた折り込み材を挟み込むことによって形成されたものであるとともに、それらの左右の各折り込み材の上端際の部分が、合成樹脂製で一定幅の帯状部材によって、表裏の胴材の裏面にヒートシールされていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、左右の折り込み材の上端際の部分が、単一の帯状部材によって、表裏いずれかの胴材の裏面に一緒にヒートシールされていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、左右の折り込み材の上端縁、帯状部材の上端縁、および表裏の胴材の上端縁の高さ位置が同一になっていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、左右の折り込み材同士の間隔が、取り付けられるスパウトの固着部分の幅よりも小さいことを特徴とするものである。
請求項1に記載のスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体(以下、単に、ガゼット袋体という)は、左右の折り込み材の上端際の部分が帯状部材によって表裏のいずれかの胴材の裏面にヒートシールされているため、上端縁にスパウトを固着(融着)させる際に、開口部を大きくすることができる上、固着させるスパウトが左右の折り込み材と干渉する事態が生じないので、スパウトの固着作業を効率良く容易に行うことができる。
請求項2に記載のガゼット袋体は、左右の折り込み材の上端際の部分が、単一の帯状部材によって、表裏いずれかの胴材の裏面に一緒にヒートシールされたものであるため、製造時に一度のヒートシール工程で、左右の折り込み材を胴材にヒートシールすることができるので、容易かつ安価に製造することができる。その上、左右の折り込み材が一緒に表裏いずれかの胴材の裏面にヒートシールされているため、スパウトの固着作業の際に(左右で歪まないように)開口部を開口し易い。
請求項3に記載のガゼット袋体は、左右の折り込み材の上端縁、帯状部材の上端縁、および表裏の胴材の上端縁の高さ位置が同一になっているため、製造時に表裏の胴材の上端際以外の部分を加熱する必要がないので、表裏の胴材の印刷に歪み等が生ずる事態を効果的に防止することができる。
請求項4に記載のガゼット袋体は、左右の折り込み材同士の間隔が、取り付けられるスパウトの固着部分の幅よりも小さいため、ガゼット袋体から形成されるスパウト付きガゼット袋は、スパウトの固着部分の左右の端縁際の外側に位置した合成樹脂シートが肉厚で屈曲しにくくなるので、内部に充填された液体等の内容物をスパウトから外部に注ぎ出す際に、スパウトがぐらついたりせず、スムーズに内容物を注ぎ出すことが可能となる。
本発明に係るガゼット袋体は、合成樹脂製シートによって形成される。ここでいう合成樹脂製シートとは、食品、薬品、化粧品、洗剤等の包装材料として用いられる合成樹脂フィルムを積層した積層フィルム、あるいは合成樹脂フィルムと紙やアルミ箔等とを積層した積層フィルム等のことである。本発明に係るガゼット袋体に用いられる合成樹脂製シートは、少なくとも片面(内面)が熱接着性を有している必要がある。
そのような合成樹脂製シートとしては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のベースフィルムに、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱接着性フィルムを積層したラミネートフィルム等を好適に用いることができる。また、そのようなラミネートフィルムの中間にポリエステルフィルムやナイロンフィルム等を挟み込んだ3層以上のラミネートフィルムも好適に用いることができる。
なお、ベースフィルムや中間層を形成するフィルムは、未延伸のものを用いることも可能であるし、一軸延伸あるいは二軸延伸したものを用いることも可能である。また、ベースフィルムと熱接着性フィルムとの界面、ベースフィルムと中間層を形成するフィルムとの界面、中間層を形成するフィルムと熱接着性フィルムとの界面には、必要に応じて、金属箔層や金属蒸着層を設けることも可能である。一方、合成樹脂製シートの厚みは、特に限定されないが、内容物に対する保存性能や耐破袋強度等の面から、40〜250μmであると好ましく、110〜180μmであるとより好ましい。
本発明に係るガゼット袋体は、上記した合成樹脂製シートを、二つ折りされた折り込み材を表裏の胴材の左右に挟み込むという態様で積層し、その積層体の下部(底部)および側部をヒートシールして袋状にすることによって製造される。また、そのように製袋する際に、左右の各折り込み材の上端際の部分を、合成樹脂製で一定幅の帯状部材によって、表裏の胴材の裏面にヒートシールすることが必要である。
各ヒートシール(側方シール部、底シール部の形成、帯状部材のヒートシール等)および裁断は、ガゼット製袋機を用いて、一連の加工として実施することも可能であるし、バッチ(非一連)の加工として実施することも可能である。なお、ヒートシールの温度は、特に限定されないが、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを熱接着性フィルムとする合成樹脂製シートを用いる場合には、170〜210℃の範囲内にするのが好ましい。
また、本発明に係るガゼット袋体は、正面視で概ね矩形に形成されるが、その大きさは特に限定されず、高さ、幅ともに概ね50〜350mmの範囲内で、必要に応じて調整することができる。また、本発明に係るガゼット袋体は、左右両サイドにマチ(内向きに二つ折りに折り込んだ部分)を設けたものであるが、当該マチの幅(二つ折り部分の幅)も、特に限定されず、概ね10〜75mmの範囲内で必要に応じて調整することができる。
一方、本発明に係るガゼット袋体を用いてスパウト付きのガゼット袋を形成する際には、上記の如く形成されたガゼット袋体の開口部の内部に、合成樹脂によって形成されたスパウトを固着(融着)させる。かかるスパウトは、硬質の合成樹脂によって形成されたもの等を好適に用いることができ、注出口体(注出部の下部に接着部を連設した部材)とキャップとが別々に成形された2ピースタイプのものでも良いし、注出口体とキャップとが薄肉部を介して一体的に成形された1ピースタイプのものでも良い。注出口体の材質は、ガゼット袋体の熱接着性フィルムと熱接着(融着)できることが必要であり、そのような材質としては、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレン等)、ポリプロピレン、ポリエステル等を挙げることができる。
<ガゼット袋体の構成>
以下、本発明のガゼット袋体の一実施例について説明する。図1、図2は、ガゼット袋体を示したものであり、ガゼット袋体1は、表裏の合成樹脂製の胴材2a,2b、左右の折り込み材3a,3b、裏側の胴材2bに折り込み材3a,3bを融着させるための帯状部材10を、所定の態様で重ね合わせて、所定の箇所をヒートシールすることにより、上部を開口した袋状に形成されている。
以下、本発明のガゼット袋体の一実施例について説明する。図1、図2は、ガゼット袋体を示したものであり、ガゼット袋体1は、表裏の合成樹脂製の胴材2a,2b、左右の折り込み材3a,3b、裏側の胴材2bに折り込み材3a,3bを融着させるための帯状部材10を、所定の態様で重ね合わせて、所定の箇所をヒートシールすることにより、上部を開口した袋状に形成されている。
表裏の胴材2a,2bは、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上に、アルミ蒸着を施した厚さ12μmのポリエステルフィルム(中間層)を、アルミ蒸着面がナイロンフィルムと接合するように積層し、さらにその上に、厚さ130μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)を積層してなる合成樹脂製シートによって略矩形に形成されており、縦×横=240mm×130mmの大きさを有している。
そして、それらの胴材2a,2bの左右の両側部には,それぞれ、胴材2a,2bと同じ合成樹脂製シートによって形成された折り込み材3a,3bが、所定の幅(約40mm幅)の二つ折りになった状態で挟み込まれている。表裏の胴材2a,2bは、それぞれ、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を内側にした状態で配置されており、折り込み材3a,3bは、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層を表裏の胴材2a,2bの裏面側にした状態で配置されている。加えて、左右の折り込み材3a,3bの折り曲げ稜線側ではない側方の端縁際(すなわち、左側の折り込み材3上端際の左端縁際、および、右側の折り込み材3bの上端際の右端縁際)には、それぞれ、2枚重なった折り込み材3a,3bを貫通するように貫通孔17,17が設けられている。
また、ガゼット袋体1の上端際の部分においては、帯状部材10によって折り込み材3a,3bが裏側の胴材2bの内面に固着された状態になっている。当該帯状部材10は、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上下に、それぞれ、厚さ20μmの直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルムを積層してなる三層構造の合成樹脂製シートによって、縦(上下幅)×横=30mm×130mmの帯状(テープ状)に形成されている(すなわち、帯状部材10は、表裏両面が熱接着性を有している)。
そして、ガゼット袋体1の上端際の部分においては、帯状部材10が、内側から折り込み材3a,3bに押し当てられた状態で、裏側の胴材2bの外側から加熱されることによって、折り込み材3a,3bおよび裏側の胴材2bにヒートシールされている。すなわち、図2(b)の如く、ガゼット袋体1の上端際の中央の部分においては、帯状部材10の外面と胴材2bの裏面(内面)とが融着し合っており、ガゼット袋体1の上端際の左右の部分においては、それぞれ、帯状部材10の外面と折り込み材3a,3bの裏面とが融着し合っている。さらに、その折り込み材3a,3bの裏面と融着し合った帯状部材10の外側においては、裏側の胴材2bの裏面(内面)と折り込み材3a,3bの裏面とが融着し合っている。また、左右の折り込み材3a,3bの貫通孔17,17においては、帯状部材10の外面と胴材2bの裏面とが直接的に融着し合っている。上記の如く、ガゼット袋体1の上端際の部分においては、帯状部材10によって、左右の折り込み材3a,3bが裏側の胴材2bにヒートシールされていることにより、表側の胴材2aと帯状部材10との間が、スパウトを固着(融着)させるための面積の大きな開口部9となっている。
一方、ガゼット袋体1の左右の側縁際の胴材2a,2bと折り込み材3a,3bとの積層部分においては、一定幅(約7mm)の帯状の側方シール部5,5・・が設けられており、当該側方シール部5,5・・においては、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3a,3bの裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合っている。さらに、前方側(胴材2a側)の側方シール部5,5・・の上端際の部分においては、胴材2aと帯状部材10とが融着し合っている。
また、ガゼット袋体1の下端縁際には、底シール部7が略一定の高さ(約13mm)の帯状に形成されており、側方シール部5,5・・の下端際の部分と重なり合っている。そして、当該底シール部7の中央の部分においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合っており、底シール部7の左右の部分においては、それぞれ、胴材2a,2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面とが融着し合っている。
また、ガゼット袋体1の左右の下端縁際には、左右の側方シール部5,5・・から底シール部7に至るように、それぞれ一定幅(約7mm)の帯状の傾斜シール部20,20・・が設けられており、それらの傾斜シール部20,20・・は、水平方向に対して約45°傾斜した状態になっている。また、傾斜シール部20,20・・の外側の端縁は、側方シール部5,5・・と重なり合っており、また、傾斜シール部20,20・・の内側の端縁(下端縁)は、底シール部7と重なり合っている。
さらに、底シール部7の左右両端際の部分(マチの部分)には、それぞれ、スポット融着部19,19が設けられている。当該スポット融着部19,19においては、二つ折りした折り込み材3a,3bを貫通するように貫通孔(図示せず)が設けられており、それらの貫通孔を介して、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが直接的に融着し合っている。
<ガゼット袋体の使用方法>
(1)スパウト付きガゼット袋の形成
上記の如く形成されたガゼット袋体1は、上端の開口部9にスパウトを固着することによって、スパウト付きガゼット袋として使用することができる。図3は、ガゼット袋体1に固着させるスパウトを示したものである。スパウト11は、注出口体12とキャップ13とが別々に形成された、所謂、2ピースタイプのものであり、注出口体12、キャップ13とも、ポリエチレンによって形成されている。注出口体12は、内容物を抽出するための注出部14の下部に、ガゼット袋体と融着させるための水平断面が略菱形で四層構造の接着部15(固着部分)が連設されている。そして、それらの注出口体12および接着部15を上下に貫通するように抽出孔18が設けられている。また、接着部15の左右には、薄板状の融着補助片16,16が突設されている。かかる接着部15は、約10mmの高さを有している。
(1)スパウト付きガゼット袋の形成
上記の如く形成されたガゼット袋体1は、上端の開口部9にスパウトを固着することによって、スパウト付きガゼット袋として使用することができる。図3は、ガゼット袋体1に固着させるスパウトを示したものである。スパウト11は、注出口体12とキャップ13とが別々に形成された、所謂、2ピースタイプのものであり、注出口体12、キャップ13とも、ポリエチレンによって形成されている。注出口体12は、内容物を抽出するための注出部14の下部に、ガゼット袋体と融着させるための水平断面が略菱形で四層構造の接着部15(固着部分)が連設されている。そして、それらの注出口体12および接着部15を上下に貫通するように抽出孔18が設けられている。また、接着部15の左右には、薄板状の融着補助片16,16が突設されている。かかる接着部15は、約10mmの高さを有している。
スパウト11をガゼット袋体1に固着(融着)させる際には、スパウト11の接着部15をガゼット袋体1の開口部9において表裏2枚の胴材2a,2bの間に挿入する。そして、その接着部15の外側に位置した胴材2a,2bの上に、所定の温度(約210±5℃)に加熱した凹状の湾曲面を設けた熱板を押し付け、スパウト11の接着部15と胴材2a,2bの裏面とを融着させる(ヒートシールする)。すなわち、ガゼット袋体1の上端際の部分を一定幅でヒートシールすることによって、横長な帯状の上部シール部8を、左右の側方シール部5,5と重なるように形成する。
上記したスパウト11の固着作業の際に、ガゼット袋体1においては、開口部9の付近において、左右の折り込み材3a,3bが帯状部材10によって胴材2bに固着されているため、左右の折り込み材が邪魔にならない(干渉しない)ので(すなわち、開口部9の面積が広くなっているので)、非常に容易にスパウト11を固着させることができる。また、固着されるスパウト11の周辺に、後に充填される内容物を漏洩させてしまう隙間を生じさせたりしない。
図4〜図6は、ガゼット袋体1にスパウト11を固着させて形成されるスパウト付きガゼット袋を示したものである。スパウト付きガゼット袋21は、表側の胴材2a側においては、スパウト11の接着部15と胴材2aの裏面とが融着し合っており、裏側の胴材2b側においては、スパウト11の接着部15と帯状部材10の内面とが融着し合っている。
(2)内容物の充填
上記の如く形成されるスパウト付きガゼット袋21は、スパウト11の抽出孔18から内部に内容物(たとえば、シャンプー等)を充填させて用いられる。そして、そのように液体を充填させると、二つ折りになった折り込み材3a,3bの中間部分(上下の端縁際以外の部分)が拡がるとともに、左右前後の傾斜シール部20,20・・の上端際の部分(すなわち、側方シール部5,5・・と傾斜シール部20,20・・とが重なった部分)において、胴材2aおよび胴材2bが、折り込み材3a,3bとともに屈曲して横長な長方形状の底面を形成するため、下側の部分が略直方体状(左右幅×奥行き=約130mm×約80mm)となる。そのため、スパウト付きガゼット袋21は、安定した状態で起立させることができ、商品として陳列等に供することができる。
上記の如く形成されるスパウト付きガゼット袋21は、スパウト11の抽出孔18から内部に内容物(たとえば、シャンプー等)を充填させて用いられる。そして、そのように液体を充填させると、二つ折りになった折り込み材3a,3bの中間部分(上下の端縁際以外の部分)が拡がるとともに、左右前後の傾斜シール部20,20・・の上端際の部分(すなわち、側方シール部5,5・・と傾斜シール部20,20・・とが重なった部分)において、胴材2aおよび胴材2bが、折り込み材3a,3bとともに屈曲して横長な長方形状の底面を形成するため、下側の部分が略直方体状(左右幅×奥行き=約130mm×約80mm)となる。そのため、スパウト付きガゼット袋21は、安定した状態で起立させることができ、商品として陳列等に供することができる。
<ガゼット袋体による効果>
上記したガゼット袋体1は、左右両側のマチが、それぞれ、表裏の胴材の左右に、二つ折りされた折り込み材3a,3bを挟み込むことによって形成されたものであるとともに、左右の各折り込み材3a,3bの上端際の部分が、合成樹脂製で一定幅の帯状部材10によって、裏側の胴材2bの裏面にヒートシールされているため、上端縁にスパウト11を固着(融着)させる際に、開口部9を大きくすることができる上、固着させるスパウト11が左右の折り込み材3a,3bと干渉する事態が生じないので、スパウト11の固着作業を効率良く容易に行うことができる。
上記したガゼット袋体1は、左右両側のマチが、それぞれ、表裏の胴材の左右に、二つ折りされた折り込み材3a,3bを挟み込むことによって形成されたものであるとともに、左右の各折り込み材3a,3bの上端際の部分が、合成樹脂製で一定幅の帯状部材10によって、裏側の胴材2bの裏面にヒートシールされているため、上端縁にスパウト11を固着(融着)させる際に、開口部9を大きくすることができる上、固着させるスパウト11が左右の折り込み材3a,3bと干渉する事態が生じないので、スパウト11の固着作業を効率良く容易に行うことができる。
また、ガゼット袋体1は、左右の折り込み材3a,3bの上端際の部分が、単一の帯状部材10によって、裏側の胴材2bの裏面に一緒にヒートシールされているため、製造時に一度のヒートシール工程で、左右の折り込み材3a,3bを胴材2bにヒートシールすることができるので、容易かつ安価に製造することができる。その上、左右の折り込み材3a,3bが一緒に裏側の胴材2bの裏面にヒートシールされているため、スパウト11の固着作業の際に開口部9を(左右で歪まないように)開口し易い。
さらに、ガゼット袋体1は、左右の折り込み材3a,3bの上端縁、帯状部材10の上端縁、および表裏の胴材2a,2bの上端縁の高さ位置が同一になっているため、製造時に表裏の胴材2a,2bの上端際以外の部分を加熱する必要がないので、表裏の胴材2a,2bの印刷に歪み等が生ずる事態を効果的に防止することができる。
加えて、ガゼット袋体1は、左右の折り込み材3a,3b同士の間隔が上下方向に均一であり、その間隔が、取り付けられるスパウト11の接着部15(固着部分)の幅(左右の幅)よりも小さくなっている(図4等参照)。したがって、スパウト付きガゼット袋21は、スパウト11の接着部15の左右の端縁際の外側に位置した合成樹脂シートが肉厚で屈曲しにくいので、内部に充填された液体等の内容物をスパウト11から外部に注ぎ出す際に、スパウト11がぐらついたりせず、スムーズに内容物を注ぎ出すことができる。
<ガゼット袋体の変更例>
本発明に係るガゼット袋体の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、合成樹脂製フィルムの材質、大きさ(高さ、幅、マチの幅等)、底シール部、側方シール部、傾斜シール部の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。たとえば、ガゼット袋体を構成する合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたものでも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、ガゼット袋体の強度が良好なものとなるとともに、ガゼット袋体の製造が容易なものとなる。
本発明に係るガゼット袋体の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、合成樹脂製フィルムの材質、大きさ(高さ、幅、マチの幅等)、底シール部、側方シール部、傾斜シール部の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。たとえば、ガゼット袋体を構成する合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたものでも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、ガゼット袋体の強度が良好なものとなるとともに、ガゼット袋体の製造が容易なものとなる。
また、本発明に係るガゼット袋体は、上記実施形態の如く、下端際に傾斜シール部を設けたものに限定されず、左右前後の下端際に、上方から下方にかけて次第に幅広になるように(正面視が略三角形状になるように)テーパ状のシール部を設けたもの等でも良い。かかる構成を採用した場合でも、ガゼット袋体は、液体の充填時に、二つ折りになった折り込み材の中間部分が拡がるとともに、テーパ状のシール部の上端際の部分において、表裏の胴材が左右の折り込み材とともに屈曲して横長な長方形状の底面を形成するため、下側の部分が略直方体状となるので、安定した状態で起立させることが可能となる。
さらに、本発明に係るガゼット袋体は、上記実施形態の如く、胴材の左右のみに折り込み部を形成したもの(すなわち、胴材の左右のみに折り込み材を挟み込んだもの)、胴材の下部にも折り込み部を形成したもの(すなわち、胴材の下部にも折り込み材を挟み込んだもの)とすることも可能である。図7は、胴材の左右および下部に折り込み部を形成したガゼット袋体の一例を示したものであり、ガゼット袋体1’は、左右の折り込み材3a,3bの下端際の部分が、それぞれ、断面(鉛直な断面)M字状になるように中側へ斜めに折り曲げられており、それらの屈曲部分F,Fの内部に、胴材2a,2b,折り込み材3a,3bと同様な合成樹脂製シートによって形成された横長な帯状体を(熱接着性面が外側に位置するように)二つ折りにしてなる下部の折り込み材4の左右の両端際が挟み込まれている。そして、側方シール部5,5・・の下端際の屈曲部分F,Fの外側では、胴材2aの裏面と折り込み材3a,3bの裏面、および、胴材2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合っており、屈曲部分F,Fの内側では、折り込み材3a,3bの裏面と下部の折り込み材4の裏面が融着し合っている。さらに、下端縁際の部分(折り込み材4が挟み込まれた部分)を一定の高さの帯状にヒートシールすることによって、底シール部7’,7’が形成されており、胴材2aの裏面と折り込み材4の裏面、および、胴材2bの裏面と折り込み材4の裏面が、それぞれ融着し合っている。
図8は、上記の如く構成されたガゼット袋体1’にスパウト11を固着させたスパウト付きガゼット袋21’を示したものであり、かかるスパウト付きガゼット袋21’は、内容物を充填させると、折り込み材3a,3bの二つ折りになった定幅部分が拡がって矩形状の側面を形成するとともに、底部付近において折り込み材4が拡がって矩形状の底面を形成するため、きわめて安定した状態で起立させることができる。
また、本発明に係るガゼット袋体は、上記実施形態の如く、左右の折り込み材を単一の帯状部材によって片方(表側あるいは裏側)の胴材にヒートシールしたものに限定されず、2枚の帯状部材を利用して、左右の折り込み材を、それぞれ別々の胴材にヒートシールしたものに変更することも可能である。さらに、そのように、左右の折り込み材を、それぞれ別々の胴材にヒートシールしたものとする場合には、左右の折り込み材を、同じ胴材(表側あるいは裏側の胴材)にヒートシールすることも可能であるし、左右の折り込み材を、別々の胴材(表側あるいは裏側の胴材)にヒートシールすることも可能である。かかる構成を採用した場合でも、ガゼット袋体は、上端縁にスパウトを固着(融着)させる際に開口部を大きくすることができ、スパウトの固着作業を容易に行うことができるものとなる。
さらに、本発明に係るガゼット袋体は、上記実施形態の如く、左右の折り込み材の上端縁、帯状部材の上端縁、および表裏の胴材の上端縁の高さ位置が同一であるものに限定されず、左右の折り込み材の上端縁が表裏の胴材の上端縁よりも低くなっているとともに、帯状部材の上端縁の高さ位置が表裏の胴材の上端縁の高さ位置と同一であるもの、あるいは、左右の折り込み材の上端縁が表裏の胴材の上端縁よりも低くなっているとともに、帯状部材の上端縁の高さ位置が表裏の胴材の上端縁の高さ位置よりも低くなっているもの等に変更することも可能である。
図9は、左右の折り込み材の上端縁が表裏の胴材の上端縁よりも低くなっているとともに、帯状部材の上端縁の高さ位置が表裏の胴材の上端縁の高さ位置よりも低くなっているガゼット袋体を示したものであり、ガゼット袋体31は、胴材2a,2bの上端より下側の高さ位置において、帯状部材10によって折り込み材3a,3bの上端際の部分が覆われた状態で、折り込み材3a,3bが帯状部材10とともに裏側の胴材2bの内面(裏面)に固着された状態になっている。すなわち、ガゼット袋体31の上部の中央(左右方向における中央)においては、帯状部材10の外面と胴材2bの裏面(内面)とが融着し合っており、ガゼット袋体31の上部の左右においては、それぞれ、帯状部材10の外面と折り込み材3a,3bの裏面とが融着し合っている。さらに、その折り込み材3a,3bの裏面と融着し合った帯状部材10の外側においては、裏側の胴材2bの裏面(内面)と折り込み材3a,3bの裏面とが融着し合っている。そして、ガゼット袋体31の上部においては、左右の折り込み材3a,3bが、帯状部材10によって裏側の胴材2bにヒートシールされていることにより、表側の胴材2aと帯状部材10との間が、内容物を充填するための面積の大きな開口部9となっている。かかる構成を採用した場合には、ガゼット袋体31は、開口部9が表裏の胴材2a,2bのみで構成され、開口部9を構成する合成樹脂シートの厚みが均一なものとなるので、スパウトの固着作業が容易なものとなる。
加えて、帯状部材は、上記実施形態の如く、ナイロンフィルム(ベースフィルム)の上下に、それぞれ、LLDPEフィルムを積層してなる三層構造の合成樹脂製シートからなるものに限定されず、異なる合成樹脂によって形成された合成樹脂製シートからなるものに変更することも可能である。さらに、帯状部材の層構造や厚みも、必要に応じて適宜変更することができる。また、帯状部材は、上記実施形態の如く、横長で単純なテープ状のものに限定されず、所定の部分の上下幅を異ならせたものや、貫通孔を設けたもの等でも良い。
一方、本発明に係るガゼット袋体を用いたスパウト付きガゼット袋の製造方法は、上記実施形態の如く、側部および下部(底部)をヒートシールしたガゼット袋体の頭部の開口部にスパウトを固着(融着)させる製造方法に限定されず、側部のみをヒートシールしたガゼット袋体の頭部の開口部にスパウトを固着(融着)させた後に、開口した(未ヒートシール状態の)下部から内容物を充填してから、当該下部の未ヒートシール部分をヒートシールする方法等でも良い。かかる製造方法によれば、粘度の高い内容物等のスパウトからは充填しにくい内容物を容易に充填させることができる上、スパウトとしてワンピースタイプのものや逆止弁構造を有するものを用いることも可能となる。加えて、本発明に係るガゼット袋体は、上端の開口部から内容物を充填した後に、開口部にスパウトを固着させて使用することもできる。
また、本発明に係るガゼット袋体は、落下時の耐破袋性を向上させる目的で、帯状部材と左右の折り込み材との各ヒートシール部分の下方に、帯状部材をヒートシールした表裏いずれかの胴材と左右の折り込み材とをヒートシールしてなる補強用ヒートシール部を設けたものとすることも可能である。さらに、そのように、ガゼット袋体に補強用ヒートシール部を設ける場合には、当該補強用ヒートシール部を、左右の折り込み材の各折り込み線と帯状部材のヒートシール部分の下端縁との交点を含んだ状態、あるいは、それらの補強用ヒートシール部の下端縁が、左右の折り込み材の各折り込み線と帯状部材のヒートシール部分の下端縁との交点を通過した状態となるように設けるのが好ましい。
図10は、上記の如く、補強用ヒートシール部を設けたガゼット袋体の一例を示したものである。ガゼット袋体41は、上端際の部分において、帯状部材10によって折り込み材3a,3bが裏側の胴材2bの内面に固着された状態になっている。そして、帯状部材10と左右の折り込み材3a,3bとの各ヒートシール部分の下方には、それぞれ、裏側の胴材2bと左右の折り込み材3a,3bとの熱接着度合いを高めるための補強用ヒートシール部25a,25bが設けられている。それらの補強用ヒートシール部25a,25bは、裏側の胴材2bの上に左右の折り込み材3a,3bを載置し、それらの折り込み材3a,3bの上端際に帯状部材10を載置してヒートシールした後に、裏側の胴材2bの上に載置された左右の折り込み材3a,3bの外側から(各補強用ヒートシール部25a,25bの内側の端縁際については帯状部材10の外側から)、所定の温度(約210±5℃)に加熱した熱板(金属板)を押し当てることによって形成されたものである。そして、各補強用ヒートシール部25a,25bは、一定幅(約7.0mm)の帯状になっており、中央側から外側にかけて約45°の角度で下向きに傾斜した状態になっている。
さらに、各補強用ヒートシール部25a,25bは、内側の端縁が各折り込み材3a,3bの折り込み線(稜線)の内側に位置した状態になっているとともに、外側の端縁際の部分が左右の側方シール部5,5と重なり合った状態になっている。加えて、各補強用ヒートシール部25a,25bは、表裏の胴材2a,2bの面に対して直交する方向から見た場合に、傾斜した下端縁が左右の折り込み材3a,3bの各折り込み線と帯状部材10のヒートシール部分の下端縁との交点26a,26bを通過した状態になっている。そして、それらの補強用ヒートシール部25a,25bにおいては、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合っている。
上記の如く構成されたガゼット袋体41は、補強用ヒートシール部25a,25bによって帯状部材10と左右の折り込み材3a,3bとの各ヒートシール部分のヒートシール強度が高められており、落下時に生じる内容物の圧力が帯状部材10と左右の折り込み材3a,3bとのヒートシール部に集中しにくく、密封強度が良好であるため、誤って落下させてしまった場合でも、破袋して内容物を漏洩させる事態が生じない。また、ガゼット袋体41は、補強用ヒートシール部25a,25bが中央側から外側にかけて下向きに傾斜した下端縁を有しているので、内容物を取り出す(注出する)際に内容物が折り込み部の間に残りにくい。
加えて、上記の如く、ガゼット袋体を補強用ヒートシール部を設けたものとする場合には、ガゼット袋体は、左右の折り込み材の上端縁、帯状部材の上端縁、および表裏の胴材の上端縁の高さ位置が同一であるものに限定されず、左右の折り込み材の上端縁、帯状部材の上端縁、および表裏の胴材の上端縁の高さ位置が異なるものでも良い。図11は、左右の折り込み材の上端縁、帯状部材の上端縁、および表裏の胴材の上端縁の高さ位置が異なるガゼット袋体において補強用ヒートシール部を設けた一例を示したものであり、ガゼット袋体51は、胴材2a,2bの上端より下側の高さ位置において、帯状部材10によって折り込み材3a,3bの上端際の部分が覆われた状態で、折り込み材3a,3bが帯状部材10とともに裏側の胴材2bの内面(裏面)に固着されている。そして、帯状部材10と左右の折り込み材3a,3bとの各ヒートシール部分の下方に、それぞれ、図10のガゼット袋体41と同様に、裏側の胴材2bと左右の折り込み材3a,3bとの熱接着度合いを高めるための補強用ヒートシール部25a,25bが設けられている。
上記の如く構成されたガゼット袋体51は、図10のガゼット袋体41と同様に、補強用ヒートシール部25a,25bによって帯状部材10と左右の折り込み材3a,3bとの各ヒートシール部分のヒートシール強度が高められており、落下時に生じる内容物の圧力が帯状部材10と左右の折り込み材3a,3bとのヒートシール部分に集中しにくく、密封強度が良好であるため、誤って落下させてしまった場合でも、破袋して内容物を漏洩させる事態が生じない。また、ガゼット袋体51は、図10のガゼット袋体41と同様に、補強用ヒートシール部25a,25bが中央側から外側にかけて下向きに傾斜した下端縁を有しているので、内容物を取り出す(注出する)際に内容物が折り込み部の間に残りにくい。加えて、ガゼット袋体51は、開口部9が表裏の胴材2a,2bのみで構成され、開口部9を構成する合成樹脂シートの厚みが均一なものとなるので、スパウトの固着作業が容易である。
本発明のガゼット袋体は、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、スパウトを固着させてスパウト付きのガゼット袋を形成するための部材あるいは材料として好適に用いることができる。
1,1’・・ガゼット袋体
2a,2b・・胴材
3a,3b・・折り込み材
9・・開口部
10・・帯状部材
11・・スパウト
21,21’・・スパウト付きガゼット袋
2a,2b・・胴材
3a,3b・・折り込み材
9・・開口部
10・・帯状部材
11・・スパウト
21,21’・・スパウト付きガゼット袋
Claims (4)
- 合成樹脂製シートによって左右両側にマチを有する袋状に形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入して固着させるための開口部が頭部の略中央に設けられたスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体であって、
左右両側のマチが、それぞれ、表裏の胴材の左右に、二つ折りされた折り込み材を挟み込むことによって形成されたものであるとともに、
それらの左右の各折り込み材の上端際の部分が、合成樹脂製で一定幅の帯状部材によって、表裏の胴材の裏面にヒートシールされていることを特徴とするスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体。 - 左右の折り込み材の上端際の部分が、単一の帯状部材によって、表裏いずれかの胴材の裏面に一緒にヒートシールされていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体。
- 左右の折り込み材の上端縁、帯状部材の上端縁、および表裏の胴材の上端縁の高さ位置が同一になっていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体。
- 左右の折り込み材同士の間隔が、取り付けられるスパウトの固着部分の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体。
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Cited By (3)
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JP2020053178A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 大日本印刷株式会社 | 弁装置付き包装体及び蓄電デバイス |
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KR20220115116A (ko) * | 2021-02-08 | 2022-08-17 | 이성규 | 거셋 백 제조 방법 |
-
2017
- 2017-04-11 JP JP2017078365A patent/JP2018024472A/ja active Pending
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KR102511972B1 (ko) * | 2021-02-08 | 2023-03-23 | 이성규 | 거셋 백 제조 방법 |
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