会議システムは、参加者がそれを介して、会議の各エンドポイントに関連する通信装置を用いて双方向通信を達成することができる一つ以上のネットワーク等の会議環境内の参加者間でのエンドツーエンド通信のサポートのための会議サービスを実施するように構成することができる。本願明細書においては、会議は、一般的には、テレビ会議と呼ばれてもよいが、他の構成の会議が、本願明細書に記載されているシステムおよび方法から恩恵を受ける可能性があることを理解すべきである。したがって、ビデオデータまたはオーディオデータに加えて、または、ビデオデータまたはオーディオデータの代わりに、他の種類のメディアデータがデータストリームに含まれていてもよく、また、本願明細書に記載されている方法は、そのようなデータまたはデータストリームに対しても同様に適用可能とすることができる。
双方向通信は、一般に、会議データを他の参加者に送信するとともに、他の参加者からの会議データ送信を受信する参加者の能力を指す。双方向通信は、ビデオ、オーディオ、テキスト、グラフ等のメディアデータのデータストリームを含む会議データのさまざまなやりとりを含んでもよい。場合により、当該会議データは、一つ以上のネットワーク全域のエンドポイント間で通信するように構成された通信装置間でのさまざまなマルチメディアデータストリームのやりとりを含む双方向通信を含んでもよい。
様々な実施形態において、会議システムは、参加者エンドポイント間の接続またはゲートウェイを提供する仲介者またはサービスを備えている。一つの実施形態において、仲介者は、会議データストリームを監視または変更するように構成することができる。モニタリングは、参加者通信装置、エンドポイント、ネットワークおよび仲介者に関連する会議環境、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの構成要素、待ち時間、容量または消費量の評価またはサンプリングを含んでもよい。例えば、モニタリングは、テレビ会議に関連する構成要素および通信環境の能力および動作のエンドツーエンド測定を含んでもよい。いくつかの実施形態において、モニタリングは、エンドポイントおよび仲介者への、またはそれらからの信号伝達を含んでもよい。
参加者は、典型的には、クライアント通信装置を介してエンドポイントと通信し、その通信装置は、一般に、記録、再生、表示および提示機能等の一つ以上のメディア機能を含むことができる。それらの特徴のさまざまな機能は、一つ以上の物理的装置にわたって、モジュール式、分散型および/または統合型とすることができることは正しく認識されるであろう。クライアント通信装置の実例は、オーディオを記録するマイクロフォン、ビデオを記録するカメラ、オーディオを再生するスピーカー、およびビデオを表示するディスプレイのうちの一つ以上に関連する装置を含むが、他のメディアレコーダおよびプレゼンターを用いてもよい。場合により、例えば、クライアント通信装置は、オーディオまたはビデオ、例えば、テキストまたはグラフの提示、テキストトゥスピーチを含む音声への変換等を実行するためにも用いることができるタッチスクリーン、マウス、キーボード等の統合または周辺装置を含んでもよく、または、それらの装置と結合可能にすることができる。さまざまなクライアント通信装置は、携帯端末、モバイルまたはスマートフォン、PDA、タブレット、パーソナルコンピュータ、モニタ、カメラ、スピーカー、プロジェクタ、電話等を含んでもよい。
一つの実施形態において、クライアント通信装置は、会議データを送信および受信するように構成された会議システム構成要素、例えば、エンドポイントを備え、または、その会議システム構成要素に接続するように構成されている。その場合、会議サービスを介した会議データの送信は、2つ以上のそのようなエンドポイント間でやりとりされた会議データストリームの送信および受信によって実現することができる。会議データストリームは、イントラネット、エクストラネット、インターネット、衛星、セルラー、ワイドエリア、分散型、バーチャル、または、会議データストリームをそれを介して送信できる他の何らかのネットワーク等の公衆回線またはプライベートネットワークを通じて送信してもよい。
エンドポイントは、ネットワークおよび関連するハードウェア、例えば、追加的なエンドポイント、マルチ接続ユニット(MCU)、ゲートウェイ、ゲートキーパー、ルーター、スイッチまたはサーバ等の会議システム構成要素に接続するように構成することができる。エンドポイント、会議システム構成要素および関連するネットワークは、ハードウェアまたはソフトウェアベースとすることができ、エンドポイントまたは仲介者に結合してもよく、ならびに内部に、ローカルに、または外部に設けてもよい。本願明細書に記載されているように、どのようなエンドポイント、システムコンポーネントまたはクライアント装置も、関連するプロセッサが、それに関して本願明細書に記載されている動作または利益を実行するのに用いることができ、または実行することができるデータまたは命令を格納するための記憶媒体またはメモリを備えることができる。
さまざまな実施形態において、エンドポイントは、以下でより詳細に説明するように、テレビ会議データ、例えば、通信の交換、送信、受信および提示を生じさせるように構成されたコーデック、ネットワーク接続または能力、マルチメディア接続またはデータポート、周辺装置、モバイル装置、コンピュータ、サーバ、ルーター、ゲートウェイ、スイッチ、ハブ等のソフトウェアおよびハードウェアを含む。また、エンドポイントは、符号化、圧縮、再符号化、トランスコーディング、トランスレーティング、トランサイジングまたはトランスマックス機能を含んでもよく、または、それらの機能を用いて構成してもよい。エンドポイントは、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイ、キーボードまたは他の会議データポート等の、さまざまな通信装置のための論理的または物理的接続部を含んでもよい。一例として、エンドポイントは、参加者がそれを介して、会議データの交換、送信、受信または提示等の会議の局面を制御することができる制御モジュールを備えている。例えば、エンドポイントは、参加者が、会議を制御または監視できるように、ユーザインタフェース、または、ユーザインタフェースに接続するように構成された接続を備えることができる。特に指定のない限り、接続は、有線または無線接続を含み、またそれに伴って、アンテナ、受信器、送信器、トランシーバ、データポート、および有線または無線通信用に構成されたコネクタを含んでもよいことを正しく認識すべきである。さらに、本願明細書に記載されている、さまざまな通信の形態のために構成されたシステムコンポーネントは、何らかの適切なプロトコルまたはプログラミングを用いて構成または作動可能にすることができる。
いくつかの実施形態において、クライアント通信装置は、別の参加者からの、例えば、他の参加者に関連する別のクライアント通信装置から生じる、または別の参加者からの送信信号を表す送信信号の送受信のために構成されている。それらの送信信号は、メディアデータ、例えば、マルチメディアデータ、ビデオデータ、オーディオデータ等からなる会議データストリームを含んでもよい。会議データストリームは、メタデータ、例えば、コーデック、フレームレート、フレームサイズ等、容量、消費量、待ち時間、コンテンション、または、テレビ会議環境についてのデータを含むことができる帯域幅等のネットワーク能力データまたは統計値等の他のデータも含んでもよく、それらのデータは、エンドポイントおよび関連する参加者のネットワーク能力または互換性、例えば、参加者の数、サービス負荷、サービスのタイプまたはレベル、送信、受信または処理統計学を含む会議システム、サービスまたは構成要素のステータスおよび作動態様を含んでもよい。
一つの実施形態において、クライアント通信装置は、有線または無線通信ネットワークまたは媒体を通じて送信されたデータストリームからなる送信信号を送信および受信するためのトランシーバを備えている。例えば、通信装置は、有線ネットワーク接続、または、無線通信用に構成されたアンテナを備えてもよい。場合によっては、有線および無線通信の両方を、会議データストリームの送信または受信に関して利用してもよい。場合により、さまざまな仲介者または中央構成要素は、会議データストリームを監視または変更してもよく、例えば、会議データストリームをミックス、分類、分離、分け、または結合してもよい。本願明細書においては、中間という用語が使われ、その用語は通常、会議環境中の2つ以上のエンドポイント間に位置するものを示すが、中間構成要素は、独立したネットワークであってもよく、または、一つの、それ以上の、またはすべてのエンドポイントのネットワーク内にあってもよいことを正しく認識すべきである。したがって、中間という用語は、必ずしも位置を示すとは限らない。しかし、概略的には、中間構成要素は、2つのエンドポイントの間の接続、通信またはブリッジの箇所とすることができる。当該エンドポイントは、会議におけるすべてのエンドポイントを含む必要がないだけではなく、中間構成要素は、エンドポイント間の接続または通信の箇所または経路のみを備える必要もない。中間構成要素は、2つのエンドポイントネットワーク間のゲートウェイまたはサーバとすることができる。いくつかの実施形態において、中間構成要素は、複数のエンドポイント間に分散されており、およびハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組合せで具体化することができる。一つの実施形態において、中間構成要素は、会議を管理または制御するように構成された制御部機能性、例えば、アクセス、通知、コール、シグナリング、ルーティング、リソース管理、スイッチング等を含む。制御部は、特定のエンドポイントまたはいくつかのエンドポイントと関連付けてもよい。エンドポイントは、その会議におけるエンドポイントの代わりに制御部機能を実行するエンドポイントを指定するように構成してもよい。場合によっては、制御部機能は、エンドポイントと、中央リソースを備える中間構成要素とによって共有してもよい。一つの構成において、制御部機能は、テレビ会議サービスに関連する中央リソースによって提供される。
さまざまな実施形態において、会議データストリームの送信は、送信の任意の形態または方法、例えば、アナログ、デジタル、電気、電磁、電気通信、有線、無線、LAN/WAN等、またはそれらの組合せを含んでもよい。上述したように、さまざまな実施形態において、会議システムまたはサービスは、中央または中間構成要素を備えている。いくつかの実施形態において、中央または中間構成要素は、MCUを備えているMCU会議サービスと関連付けられている。MCUは、MCU機能性を有するサーバ、例えば、MCUモジュールを備えることができ、または、MCUモジュールと関連付けることができる。サーバ、または、それとつながっている別のサーバは、制御部を含んでもよい。制御部は、プロセッサと、会議運営、例えば、メッシュとMCUベースのテレビ会議間の会議の格上げまたは格下げを制御するために、プロセッサによって実行可能な命令を格納するように構成されたデータ記憶媒体とを備えることができる。さまざまな実施形態において、それらの命令は、一つ以上の監視した会議パラメータに基づいて、一定のまたは動的なルールを定義する。いくつかの実施形態において、制御部は、他のシステムコンポーネント、例えば、MCU、エンドポイント、または、関連するネットワークおよび装置からの会議パラメータを含むデータを受信または生成するように構成されている。また、制御部は、テレビ会議パラメータの監視に関するモニタリング能力を含んでもよい。したがって、制御部は、MCU動作に関連するデータ、例えば、会議の数、帯域幅、容量、利用可能なまたは消費したリソースおよび負荷を監視し、受信し、または生成することができる。また、制御部は、メッシュベースのテレビ会議中の会議を監視し、受信し、または生成するように構成してもよい。例えば、制御部は、例えば、待ち時間、帯域幅、消費量または損失のための送信および動作を含むパラメータを監視してもよい。また、モニタリングは、受信、要求、決定、または生成、さまざまな容量、能力、またはエンドポイントもしくは関連する参加者ネットワークおよび装置に関連する構成データを含んでもよい。
さまざまな実施形態において、中間構成要素または記載した機能性は、プロセッサおよび記憶媒体を含むハードウェアまたはソフトウェアを備えてもよく、または、該ハードウェアまたはソフトウェアで具体化してもよく、また、一つ以上のサーバ、装置またはネットワークを作動させるように構成してもよく、あるいは、一つ以上のサーバ、装置またはネットワーク内または間に分散させてもよい。実際には、いくつかの実施形態において、エンドポイントまたは関連するクライアント通信装置は、本願明細書に記載されているさまざまな中間構成要素の機能性のうちの一つ以上を備え、または、一つ以上の機能性を含むように構成してもよい。参加者および関連するクライアント通信装置は、同じかまたは異なるネットワークの一部を備えてもよく、または、その一部であってもよく、その結果、同じかまたは異なるエンドポイントにおいて、会議サービスに接続することができる。中間構成要素は、エンドポイント間でデータストリームを受信し、送信し、監視し、サンプリングし、変更し、またはルーティングするように構成することができる。一つの実施形態において、中間構成要素は、エンドポイント間で送信された会議データストリームが、メッシュベースのテレビ会議中にそれを通過できるモジュールを備えてもよい。一つの実施形態において、中間構成要素は、通信装置またはエンドポイント間で送信された会議データストリームの送信を監視するように構成されたゲートウェイを含む。そのゲートウェイは、制御部を備えてもよく、およびMCU機能性を備えているサーバを備えてもよく、または、そのサーバに結合してもよい。
上述したように、さまざまな実施形態において、会議システムは、会議データストリームを監視するように構成された中間構成要素を含む。会議データストリームは、まとめてまたは独立して監視してもよい。一つの実施形態において、中間構成要素は、エンドポイントを備え、または、エンドポイントに対して遠隔にまたは局所的に位置しているか否かに関係なく、別な方法で、ネットワークエンドポイントと一体化され、または、ネットワークエンドポイントの内部または外部に配置される。いくつかの実施形態において、会議システムは、一つ以上の会議データストリームを、同様にまとめてまたは独立して監視することができる複数の中間構成要素を含む。当該中間構成要素は、モニタリングから得られた会議データ、例えば、会議環境を示すデータ、例えば、統計データ、サービスまたは参加者エンドポイントのネットワーク能力、メタデータ、生データまたは派生データ等を、会議システムの他の構成要素に通信するように構成することができる。
いくつかの実施形態において、制御部または関連する機能等の中間構成要素は、メッシュベースの会議と、MCUベースの会議との切り替えを開始するための一定のまたは動的な閾値を決定するために、エンドポイントからネットワーク能力を受信すること、サンプリング、ピング等を含んでもよい、サンプリングまたはモニタリングすることのできるさまざまなネットワーク能力パラメータから得られたまたは導出された会議データを通信することができ、または適用することができる。当該データは、リソース、能力、帯域幅、または、エンドポイント、参加者、クライアント通信装置、会議またはサービスのうちの一つ以上に関する他のパラメータを表すことができる。いくつかの実施形態において、監視されたパラメータおよびそれらの分析は、エンドポイントネットワーク能力、参加者の数、MCUサーバまたはサービスの負荷、クライアント通信装置能力、リソース利用率、待ち時間、消費量、容量、利用可能な帯域幅等に関連付けることができるルールおよびプロトコル、または規制および制限によって動的に管理または評価することができる。場合によっては、中間構成要素は、動的ルールおよびプロトコルを含むルールまたはプロトコルに基づいて、データストリームを変更するように構成してもよい。その変更の方法は、一つの実施形態においては、サンプリングされた、またはモニタリングされたパラメータから得られたか、または、該パラメータから少なくとも部分的に導出された判断に応答させることができ、および符号化、復号、再符号化、トランサイジング、トランスコーディング、トランスレーティング、トランスマキシング、解凍、リパッケージング、ミキシング、アイソレーティング、リダイレクティングまたはルーティング、あるいは会議データストリームの他の変更を含んでもよい。
一つの実施形態において、会議システムは、ルーター、ゲートウェイまたはスイッチ等の第一のエンドポイントに接続された一つ以上の第一のクライアント通信装置を備えている会議サービスを実施するように構成されている。したがって、会議参加者は、第一のエンドポイントにおいて、通信装置を用いて、一つ以上のデータストリーム内の会議データを送信および受信することができる。第一のエンドポイントは、会議データストリームを、一つ以上の追加的なクライアント通信装置またはエンドポイントに送信するように、または、それらのクライアント通信装置またはエンドポイントから受信するように構成することができる。いくつかの実施形態において、第一のエンドポイントは、会議データストリームを中間構成要素、エンドポイント、またはクライアント通信装置へ送信または受信するように構成された他のエンドポイントまたはMCU等の追加的な中間サービス構成要素に、その会議データストリームを送信するように、または、該中間サービス構成要素から会議データストリームを受信するように構成されている。例えば、会議データストリームは、中間構成要素から複数のクライアント通信装置へ送ることができる。したがって、会議サービスは、エンドポイントに接続しているデジタルネットワークを用いた当該送信を含むことができる。
さまざまな実施形態において、テレビ会議システムまたはサービスは、メッシング技術を利用し、例えば、この場合、会議における各エンドポイントは、その会議における他のすべてのエンドポイントにデータを流し、それによって、構成すべき高度にスケーラブルなテレビ会議ソリューションがもたらされる。図1は、一つの実施形態によるテレビ会議システムまたは方法に組み込むことができる一つのメッシング技術の概観を示す。テレビ会議システム100は、第一のデータストリーム112,114を、第二のエンドポイント120および第三のエンドポイント130に送信するように構成された第一のエンドポイント110を含む。第二のエンドポイント120は、第二のデータストリーム122,124を、第一のエンドポイント110および第二のエンドポイント120の各々に送信するように構成されている。第三のエンドポイント130は、第三のデータストリーム132,134を、第一のエンドポイント110および第二のエンドポイント120の各々に送信するように構成されている。したがって、第一のエンドポイント110は、第二のデータストリーム122および第三のデータストリーム132を受信するように構成され、第二のエンドポイント120は、第一のデータストリーム112および第三のデータストリーム134を受信するように構成され、および第三のエンドポイント130は、第一のデータストリーム114および第二のデータストリーム134を受信するように構成されている。
各エンドポイント110,120,130は、上述したように、クライアント通信装置またはマルチメディア装置を備えることができ、または、それらの装置にさらに接続するように構成することができる。そのため、第一、第二および第三のテレビ会議データストリーム112,114,122,124,132,134のそれぞれは、クライアント通信装置から送信された、ビデオデータ、オーディオデータ、テキストまたはグラフィックスデータ等の、参加者通信を示すテレビ会議メディアデータを含むことができる。各エンドポイント110,120,130は、一つ以上の当該クライアント通信装置への接続を備えることができる。
さまざまな実施形態において、メッシュベースのテレビ会議サービスまたは動作中に、第一、第二および第三のテレビ会議データストリーム112,114,122,124,132,134のそれぞれは、追加的なテレビ会議データ、例えば、ネットワーク能力、例えば、帯域幅、コンテンション、待ち時間、リソース割当および利用率、参加者の数、各エンドポイント110,120,130がそれを介してテレビ会議に接続するクライアント通信装置の数、一つ以上の参加者またはテレビ会議サービスに関連するサービスの種類またはレベル等のテレビ会議のさまざまなパラメータに対応する管理データ等を含んでもよい。例えば、エンドポイント110,120,130は、一つ以上の参加者がそれを介してテレビ会議サービスに接続するプライベート、バーチャル、ワイドエリア、イントラネットまたはエクストラネットネットワークに関連するエッジサーバまたはルーターを備えてもよい。特に、3つのエンドポイント110,120,130が図示されているが、エンドポイント110,120,130の数は、減らしても拡張してもよい。実際に、エンドポイント110,120,130の数は、参加者および関連するクライアント通信装置またはエンドポイント110,120,130がテレビ会議から離れる際に、または、テレビ会議に参加する際に、いつでも動的に変えることができる。
第一のテレビ会議データストリーム112,114は、第一の参加者の通信を表すメディアデータを含む。同様に、第二のテレビ会議データストリーム122,124および第三のテレビ会議データストリーム132,134は、それぞれ、第二の参加者の通信および第三の参加者の通信を表すテレビ会議メディアデータを含む。特定のエンドポイント110,120,130から送信されたテレビ会議データストリーム112,114,122,124,132,134は、典型的には同じものである。しかし、いくつかの実施形態において、エンドポイント110,120,130によって送信されたデータストリーム112,114,122,124,132,134のうちの一つ以上は、例えば、受信側のエンドポイント110,120,130に関連するローカルネットワーク能力またはネットワーク能力を考慮するために、エンドポイント110,120,130によって変更してもよい。一つの実施形態において、エンドポイントは、例えば、ローカルネットワークまたは接続された外部ネットワークまたはクライアント通信装置に関する動作、処理、または、他のハードウェアまたはソフトウェア関連制限を含む、ローカルネットワーク能力または互換性に関するローカル制限を考慮するために、関連するクライアント通信装置へのローカル送信のためのテレビ会議データストリーム112,114,122,124,132,134を変更するように構成してもよい。さまざまな実施形態によれば、送信側または受信側のエンドポイントにおけるテレビ会議データの変更は、通信媒体の制限、待ち時間、キューイング、処理、信号変換、帯域幅消費/容量、データの圧縮または復元、または、参加者または他の参加者のテレビ会議体験に貢献するさまざまなリソースおよび利用に対処するように構成することができる。
図1に示されているテレビ会議データストリーム112,114,122,124,132,134は、それらのテレビ会議データストリームが、少なくともオーディオデータストリームおよびビデオデータストリームを含むことを示すために二重線矢印として示されており、これらのデータストリームは、本願明細書においては、別々のビデオデータストリームおよびオーディオデータストリームと称してもよい。しかし、他の記載されている実施形態と同様に、データストリーム、例えば、データストリーム112,114,122,124,132,134が、他のデータ、例えば、さまざまな形式の管理データ、メタデータ、ネットワーク能力データ、IM/チャットデータ、共通ブラウジングデータ、ファイルデータまたはファイル転送データ、およびオーディオストリーム、ビデオストリーム、ビデオストリームとオーディオストリームの両方、または、結合したビデオ/オーディオストリーム等の他のデータの組合せを含んでもよいことを正しく認識すべきである。一つの実施形態において、データストリーム112,114,122,124,132,134を送信するエンドポイント110,120,130は、エンドポイント110,120,130が送信する各データストリーム112,114,122,124,132,134におけるデータの種類、データストリームの数、またはデータストリームの種類と数の組合せを監視および制御する、または監視もしくは制御することができる。したがって、さまざまな実施形態によれば、データストリームは、オーディオストリーム、ビデオストリーム、ビデオストリームとオーディオストリームの両方、ならびに結合したビデオ/オーディオストリームを含んでもよい。いくつかの実施形態において、一つ以上のエンドポイント110,120,130は、上述したようなエンドポイントネットワークまたはクライアントリソースに関する分析または判断を含む可能性のあるルールまたはプロトコルに従って、または、他の参加者に関連する他のエンドポイントまたはクライアントのリソースも含む可能性があるテレビ会議システムまたはサービスリソースに従って、データストリームの種類または数を変更するように構成してもよい。
さまざまな実施形態において、メッシュベースのテレビ会議を採用するテレビ会議システム100は、他の動作、リソースの管理または割当、制御のユーザ管理、ルーティング、会議生成、参加者の追加または排除、または、エンドポイント間のシグナリングのうちのいずれかを含んでもよい、一つ以上の会議管理動作を実行できるように構成された会議マネージャまたは制御部を備えることができる。いくつかの実施形態において、一つ以上の会議管理動作は、エンドポイント110,120,130に関連する制御部によって実行することができる。いくつかの実施形態において、制御部は、中間構成要素を備えている中央リソースを備えてもよい。したがって、会議管理機能は、一つ以上のエンドポイント110,120,130、中間構成要素、またはこれらの組合せに関連する制御部によって実行することができる。制御部は、例えば、エンドポイント能力等の情報を要求することにより、またはその情報をエンドポイント110,120,130から受信することにより、上述したようなテレビ会議環境を監視するように構成することができる。一つの実施形態において、制御部は、テレビ会議サービスと結合され、またはつながれ、および監視した情報の一つ以上のルールセットへの適用に基づいて、一つ以上の制御動作または管理機能を実行するために、テレビ会議環境ならびにテレビ会議サービスの動作または容量を監視するように構成されている。さまざまな実施形態において、一つ以上のデータストリーム112,114,122,124,132,134は、ゲートウェイを備えている中間構成要素を介して送信することができる。ゲートウェイは、制御部に結合することができ、または、制御部とつなぐことができる。一つの実施形態において、ゲートウェイまたは制御部は、テレビ会議サービスと関連がある可能性のあるMCUまたはMCU機能性とも結合され、またはつながれている。例えば、一つの実施形態において、制御部は、以下でより詳細に説明するように、MCUならびにメッシュベースのテレビ会議100の動作または容量を監視するように構成することができる。一つの実施形態において、制御部は、監視した動作または容量が、一つ以上のルールのセットによって定義された、または決定された閾値を満たしたと判断したときに、参加者の視点からはシームレスであるMCUベースのテレビ会議への切り替え、または、クライアントまたはユーザメディアあるいは通信装置上でのテレビ会議ビデオおよびオーディオデータの提示を開始するように構成されている。一つの実施形態において、切り替えの開始は、例えば、結合したビデオ/オーディオまたは他のデータストリームをMCUに関連する宛先に送信するために、および複数のミックスされた結合ビデオ/オーディオデータストリーム、別々のビデオデータストリームおよびオーディオデータストリームまたはそれらの組合せを含む可能性のある、MCUによってミックスされたミックスビデオ/オーディオストリームまたは他のデータストリームを受信するために、MCUベースのテレビ会議動作に切り替えるように、一つ以上のエンドポイント110,120,130に信号を送信することを含んでもよい。いくつかの実施形態において、制御部は、一つ以上のエンドポイント110,120,130が切り替えられるように要求するために、MCUに信号を送信することにより、その切り替えを開始することができる。いくつかの実施形態において、制御部は、切り替えるべき一つ以上のエンドポイント110,120,130とともに切り替えを調整するように構成され、およびMCUは、以下でより詳細に説明するように、参加者に対して切り替えがシームレスであるように、メッシュベースの会議および参加者からMCUベースのテレビ会議を生成し、または統合するように構成されている。
図1に示すようなメッシュ技術を実施するサービスを含むテレビ会議システムは、少ないコストで、要求に伴って増大する柔軟性を与えることにより、MCUベースのテレビ会議技術に優るスケーリングという利点を含む。図2は、MCUベースのテレビ会議サービスを実施するテレビ会議システム200を示す。さまざまな実施形態において、図1に示すテレビ会議システム100は、図2に概略的に示されているメッシュベースのテレビ会議を実施するように構成してもよい。したがって、図1のシステムに関して上述したさまざまな能力および機能は、図2のシステム200の同様の構成要素にも同様に適用することができる。それに応じて、簡略にするために、このようなすべての能力および機能は、再び記載されていない可能性があるが、特に指定しない限り、図2のシステムに対して適用可能であると見なすべきである。
MCUベースのテレビ会議を採用するテレビ会議システム200は、少なくとも第一の参加者テレビ会議メディアデータ通信を表す第一の結合ビデオ/オーディオデータストリーム211を送信するように構成された第一のエンドポイント210と、少なくとも第二の参加者テレビ会議メディアデータ通信を表す第二の結合ビデオ/オーディオデータストリーム221を送信するように構成された第二のエンドポイント220と、ここに図示されているように、少なくとも第三の参加者テレビ会議メディアデータ通信を表す第三の結合ビデオ/オーディオデータストリーム231を送信するように構成された第三のエンドポイント230とを備えることができる。テレビ会議システムは、第一、第二および第三の結合ビデオ/オーディオデータストリーム211,221,231を受信するように構成されたMCU240をさらに含む。MCU240は、結合ビデオ/オーディオデータストリーム211,221,231をミックスするように構成された処理モジュールを備えている。MCU240はさらに、第一、第二および第三のエンドポイント210,220,230における受信のための第一、第二および第三のミックスされたテレビ会議データストリーム241,242,243を送信するように構成されている。データストリーム211,221,231,241,242,243のさまざまな受信および送信は、任意の適当なプロトコルまたはプロトコルの組合せを用いて、公知のハードウェアまたはソフトウェアのいずれかの組合せによって実行できることを正しく認識すべきである。いくつかの実施形態において、ミックスされたテレビ会議データストリーム241,242,243は、受信側のエンドポイント210,220,230に関連するテレビ会議データを除去してもよい。一つの実施形態において、受信側のエンドポイント210,220,230は、例えば、関連する参加者データを除去するために、または、特定のコーデック動作を適用するために、エンドポイントプロセスによるデータの提示を制御または変更するために受信された結合ビデオ/オーディオデータストリーム241,242,243を変更、例えば、フォーマット化するように構成されている。図1に関して上述したように、テレビ会議システム200は、ゲートウェイまたは制御部を備えることができる。ゲートウェイまたは制御部は、エンドポイント210,220,230と関連付けることができ、一つ以上の中間構成要素またはそれらの組合せを備えることができる。ゲートウェイ、制御部またはMCU240は、ハードウェアまたはソフトウェアを備えてもよく、または、ハードウェアまたはソフトウェアで具体化することができ、および現場の一つ以上の参加者またはエンドポイント、リモート、インターネット、または他のネットワークベース、例えばクラウドベースとすることができる一つ以上のサーバを含む中央または分散型の構成要素を含んでもよい。一つの実施形態において、テレビ会議サービスは、テレビ会議データを処理するための処理モジュールを有するMCU240と、MCU240に関する会議管理動作を実行するための制御モジュールとを備えている。いくつかの実施形態において、制御モジュールは、図1に関して上述したように、テレビ会議環境、例えば、エンドポイント容量に基づく、メッシュベースのテレビ会議100に関する会議管理動作と、監視したMCUサービス動作とを実行するための制御部を含む。
MCUは、中央リソースとして機能することができ、およびテレビ会議200のパフォーマンスを制限することができる。例えば、MCU240および関連するリソースの容量は、品質に関するテレビ会議サービスのパフォーマンス、保持できる参加者の数、または、同時に接続する参加者の数に対する制限になる可能性がある。例えば、MCU240によって実行されるビデオ処理は、資源消費的である可能性があり、また、一般に、広範なインフラストラクチャ、例えば、大量の会議または参加者に増やすための高価な専用ハードウェアまたはかなりの品質の製品サーバを必要とする。逆に、メッシュベースのテレビ会議100は、各参加者、エンドポイント110,120,130または関連するネットワークに対して、より高いネットワーク帯域幅要件を要求する傾向がある。このことは、さまざまな実施形態においては、参加者の数が変化する場合に、各参加者またはエンドポイント110,120,130によって他の参加者またはエンドポイント110,120,130に送信されるビデオの解像度を知的に変化させることによって、ある程度、オフセットすることができる。例えば、参加者の数が増える場合、参加者のクライアント通信装置、例えば、表示装置に対して利用可能な面積は、他のすべての参加者に見せるために減らされる可能性がある。その結果、各テレビ会議ビデオデータストリーム112,114,122,124,132,134のビデオ解像度が低下する可能性がある。この低下は、各ストリーム112,114,122,124,132,134によって消費される帯域幅も低減し、追加的なストリームによって消費される帯域幅の増加をオフセットする可能性がある。しかし、そのオフセットは、ビデオ解像度が低下する場合、ビデオコーデックは、同じビデオ品質を維持しながら、画像を圧縮する機会が少ないため、部分的にすぎない可能性がある。換言すれば、より低いビデオ解像度は、消費する帯域幅が少ない可能性があるが、実質的には、それは、より高いビデオ解像度の場合よりもより比例的である可能性がある。
さまざまな実施形態において、テレビ会議システム100,200は、図1に全体的に示されているような、メッシュベースのテレビ会議と、図2に全体的に示されているような、MCUベースのテレビ会議との間のシームレスの変化のために構成されたテレビ会議サービスを備えている。例えば、メッシュベースのテレビ会議が大量の参加者を含む場合、テレビ会議パフォーマンスは、MCU機能性、例えば、テレビ会議データをそれを介して送信し、受信しおよび処理することができるMCU機能性を備えているサーバを用いて、MCUベースのテレビ会議の利用に切り替えることにより、または、MCUベースのテレビ会議の利用に変えることにより、利益になる可能性がある。MCUベースのテレビ会議に切り替えることによって、少なくとも部分的に改善することができる、テレビ会議のパフォーマンスを妨げる潜在的な欠点によって、メッシュベースのテレビ会議の利益がオフセットされる可能性がある時点は、各展開されたテレビ会議サービスの仕様と、各エンドポイントまたは各参加者のエンドポイントの能力または相対的能力に従って変化する可能性がある。例えば、メッシュベースのテレビ会議のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性のあるネットワーク能力は、帯域幅、コンテンションおよび待ち時間を含む。ネットワークまたはエンドポイント能力は、テレビ会議間のシームレスの切り替えをもたらす能力に関する適合性をさらに含む。例えば、制御部は、参加者のエンドポイントが、変化中に、ビデオコンテンツをシームレスで表示することができないこと、または、MCUベースまたはメッシュベースのテレビ会議をサポートすることができない可能性があることを判断することができる。したがって、制御部は、互換性のあるテレビ会議においてテレビ会議を維持することができる。他方では、テレビ会議における参加者エンドポイントが、MCUベースのテレビ会議内にあり、および制御部が、その会議に接続する要求を新たな参加者から受信する場合、制御部は、その要求に関連するエンドポイントが、MCUベースのテレビ会議をサポートすることができないことを判断することができ、そのため、制御部は、テレビ会議に接続する新たな参加者の要求を受け入れるために、そのテレビ会議をメッシュベースに格下げすることができる。
図3Aと図3Bは、一つの実施形態による、メッシュベースからMCUベースのテレビ会議への切り替えを概略的に示す。図3Aには、図1のようなメッシュベースのテレビ会議において作動しているが、簡略にするために、2つの参加者エンドポイントのみが図示されているテレビ会議システム300が示されている。特に、実際の動作では、追加的なまたはより少ないエンドポイントを用いてもよい。さまざまな実施形態において、テレビ会議は、典型的には、少なくとも2つの参加者を必要とするが、本願明細書に記載されているテレビ会議システムは、テレビ会議の動作におけるエンドポイントとして用いられるために構成された装置のみを、または、テレビ会議の動作に用いられるために構成された中間構成要素のみを含んでもよいことを正しく認識すべきである。図1および図2に記載されているように、テレビ会議システム300は、テレビ会議の第一のエンドポイント310として用いられるために構成されたテレビ会議装置を備えている。第一のエンドポイント310は、一つ以上のクライアント通信装置318を介して、一つ以上のテレビ会議参加者と関連付けることができ、および例えば、一つ以上のネットワーク間でのテレビ会議環境302を介した、一つ以上の第二の参加者および関連するクライアント通信装置328に関連する第二のエンドポイント320への送信のための別々の第一のビデオデータストリーム312vおよび第一のオーディオデータストリーム312aからなる第一のテレビ会議データストリーム312を送信するように構成することができる。エンドポイント310,320とクライアント通信装置318,328の任意の適当な構成は、テレビ会議の動作を実現するのに用いることができる。例えば、一つ以上のクライアント通信装置318,328または機能性は、関連するエンドポイント310,320と同じであっても異なっていてもよい、同じ装置またはモジュール内で物理的または論理的に統合することができることを正しく認識すべきである。したがって、参加者は、エンドポイント310,320として作動するように構成することができる、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットまたは専用装置を含むクライアント通信装置318,328を用いて、テレビ会議に接続することができ、または、例えば、上述したように、プライベートネットワークからなるエンドポイント環境317,327に接続することができる。第一のエンドポイント310は、第二のエンドポイント320から送信された別々の第二のビデオデータストリーム322vおよび第二のオーディオデータストリーム322aからなる第二のテレビ会議データストリーム322の送信信号を受信するように構成することができる。テレビ会議システム300は、第一のエンドポイントネットワーク環境317と、第二のエンドポイントネットワーク環境327と、テレビ会議データストリーム312,322がそれを介して送信される中央または中間ネットワーク環境302とからなるテレビ会議環境中で作動するように構成されている。
MCU機能性とすることができるMCU340は、中央または中間ネットワークテレビ会議環境302と結合されている。MCU340は、MCU機能性を備え、およびMCU機能性を有するネットワークまたはサーバを含んでもよい。例えば、MCU340は、そのサーバに関連するデータ記憶媒体に格納された命令を実行するように構成されたプロセッサを含む論理制御モジュールを用いて構成されたサーバを備えることができる。したがって、いくつかの実施形態において、MCU340は、MCU340の動作を制御する制御部を含んでもよい。その制御部は、メッシュベースのテレビ会議とMCUベースのテレビ会議の切り替えに関する会議マネージャとして機能するように構成されたテレビ会議制御部350と同じであってもよく、または、その制御部とともに作動するように構成してもよい。したがって、制御部350は、符号345を送信および受信するように、または、他の方法で、例えば、容量および他の能力を含む、現在または将来のMCU動作に関するMCU350からのデータを受信するように構成することができる。また、テレビ会議制御部350は、例えば、トリガイベント閾値が、制御部350によって識別されるか、または判断された場合に、テレビ会議構成を切り替えるための、または、そのような切り替えを開始するための受信要求を、一つ以上のエンドポイント310,320とやりとり351,352するように構成することもできる。例えば、メッシュベースのテレビ会議に切り替える要求を受信したときには、制御部は、エンドポイント310,320およびMCU340から受信したテレビ会議データを分析し、または、関連するトリガイベントが閾値に達したか否かを判断するために、そのようなデータを要求することができる。特に、いくつかの実施形態において、制御部350またはMCU340またはMCU機能性は、エンドポイント310,320の一方と結合することができる。他の構成を用いてもよく、例えば、MCU340は、制御部350と結合してもよく、一方または両方を分散させてもよく、他方に対してリモートであってもよく、ローカルであってもよく、または組み込んでもよい。
図3Bに示されているように、第一のエンドポイント310は、制御部350によって判断される閾値トリガイベントの発生時に、第一の結合ビデオ/オーディオデータストリーム311をMCU340に送信するように、およびミックスされたビデオ/オーディオデータストリーム342をMCU340から受信するように構成され、この場合、ミックスされたビデオ/オーディオデータストリーム342は、第二のエンドポイントによってMCU340に送信された第二のビデオデータおよび第二のオーディオデータを含む。MCU340は、第一の結合ビデオ/オーディオデータストリーム311を受信するように、および第一の結合ビデオ/オーディオデータストリーム311を含むミックスされたビデオ/オーディオデータストリーム314を送信するように構成されている。切り替えは、制御部350が切り替えの信号351,352をエンドポイント310,320に送ることによって開始することができる。そのシグナリングは、アドレス、会議識別データ、フォーマットならびに参加者の互換性を含んでもよい。一つの実施形態において、制御部350は、一つのテレビ会議ベースから他方に切り替えるようにエンドポイント310,320に指示する信号をエンドポイント310,320へ供給するように、および対応するデータストリーム312,322,321,321の送信を始めるように構成されている。また、制御部350は、新たなテレビ会議を発生させるために、または、他の方法で切り替えを開始するために、MCU340、例えば、その制御部に、新たなテレビ会議または信号345を発生させてもよい。上述したように、MCU340は、一つ以上のエンドポイント310,320からのデータストリーム311,321をミックスするように構成されたミキサーを含んでもよいプロセッサモジュールを備えてもよい。結合ビデオ/オーディオデータストリーム342の第二のビデオデータおよび第二のオーディオデータは、第二のエンドポイント320によってMCU340に送信された第二の結合ビデオ/オーディオデータストリーム321を含む。一つの実施形態において、第一または第二のミックスされたビデオ/オーディオデータストリーム341,342は、図2に示すように、一つ以上の各第三のエンドポイントにより、第三の結合ビデオ/オーディオデータストリームを介してMCU340に送信された一つ以上の第三のビデオデータおよびオーディオデータをさらに含む。特に、テレビ会議データストリーム322,312,311,321,341および342は、追加的なデータストリーム、または、管理データ、メタデータ、ネットワーク能力データ、IM/チャットデータ、共通ブラウジングデータ、ファイルデータまたはファイル転送データ等のデータを含んでもよく、または、それらのデータストリームまたはデータに伴って増大する可能性がある。制御部350は、MCUベースのテレビ会議中に、エンドポイント310,320およびMCU340に対するシグナリング制御353,354,347を維持するように、および会議およびMCUリソースを管理するように構成することができる。以下により詳細に説明するように、さまざまな実施形態において、制御部350は、MCU340の容量を監視するように、およびテレビ会議をMCUベースからメッシュベースに格下げする切り替えを開始するように構成されている。
図4Aおよび図4Bは、別の実施形態による、メッシュベースからMCUベースのテレビ会議への切り替えを示す。この実施形態において、テレビ会議システム400は、少なくとも一つの中央または中間テレビ会議ネットワーク環境402と、各々が、それぞれ第一および第二のクライアント通信装置418,428を介して少なくとも第一および第二の参加者と関連付けられている少なくとも第一および第二のエンドポイント410,420を備えている、少なくとも2つのエンドポイント環境417,427とを備えるテレビ会議環境内で、テレビ会議サービスを提供するように構成されている。中央または中間ネットワーク環境402は、例えば、衛星、遠隔通信、電磁、電気、有線または無線通信媒体またはワイドエリアネットワーク、インターネット、バーチャルネットワーク、クラウド、プライベートネットワーク、分散型ネットワーク、ピアツーピアまたはスモールワールドネットワーク等の一つ以上の通信媒体またはネットワーク環境を含むことができる。第一のエンドポイント環境417は、第一のエンドポイント410を備え、およびいくつかの実施形態においては、テレビ会議サービスの動作中に、少なくとも一つの参加者と関連付けられるように構成された少なくとも一つの第一のクライアント通信装置418を含む一つ以上の第一のエンドポイントネットワークを備えている。第二のエンドポイント環境427は、第二のエンドポイント420を備え、およびいくつかの実施形態においては、テレビ会議サービスの動作中に、少なくとも一つの参加者と関連付けられるように構成された少なくとも一つの第二のクライアント通信装置428を含む一つ以上の第二のエンドポイントネットワークを備えている。一つの実施形態において、第一または第二のエンドポイント環境417,427は、ローカル、プライベート、バーチャル、イントラネット、またはエクストラネット、例えば、第一のエンドポイント410を備えるプライベートネットワークへのエクストラネット接続を備えるクライアント通信装置418を備えている。簡略にするために、2つのエンドポイント410,420のみが図示されているが、追加的なエンドポイントおよび関連する参加者がテレビ会議サービスに参加できるように、追加的なエンドポイントを含めてもよいことを正しく認識すべきである。
第一のエンドポイント410は、少なくとも一つの別々の第一のビデオデータストリーム412vおよび第一のオーディオデータストリーム412aからなる第一のテレビ会議データストリーム412を第二のエンドポイント420に送信するように構成されている。第一のテレビ会議データストリーム412の送信は、中央または中間テレビ会議環境402への、またはそれを介した中間構成要素460への第一のテレビ会議データストリーム412の一つ以上の部分の送信を含んでもよい。第二のエンドポイント420は、少なくとも一つの第二の別々のビデオデータストリーム422vおよび第二のオーディオデータストリーム422aからなる第二のテレビ会議データストリーム422を第一のエンドポイント410に送信するように構成されている。第二のテレビ会議データストリーム422の送信は、中央または中間テレビ会議環境440への、またはそれを介した中間構成要素460への第一のテレビ会議データストリーム422の一つ以上の部分の送信を含んでもよい。
中間構成要素460は、上述したように、MCU440または機能性と結合されたゲートウェイまたは制御部450、例えば、MCUサーバまたはサービスを備えてもよい。いくつかの実施形態において、第一または第二のエンドポイント410,420は、参加者が、それを介して中間構成要素460、他のエンドポイント410,420、およびしたがってテレビ会議に接続する、例えば、ルーター、ゲートウェイ、スイッチ、ハブまたはサーバを備えてもよい。さらに、いくつかの実施形態において、テレビ会議データストリーム411,412,421,422,441,442は、追加的なまたは他のデータまたはデータストリーム、例えば、管理データ、メタデータ、ネットワーク能力データ、IM/チャットデータ、共通ブラウジングデータ、ファイルデータまたはファイル転送データ、ならびにオーディオストリーム、ビデオストリーム、ビデオストリームおよびオーディオストリームの両方、または結合ビデオ/オーディオストリーム等の他のデータの組合せを含んでもよく、または、これらのデータに伴って増大させてもよい。
上述したように、システム400は、データストリーム412,422がそれを介して送信される中央または中間テレビ会議環境402を介したテレビ会議データの通信のために構成されている。中央または中間テレビ会議環境402は、中間構成要素460を含む。中間構成要素460は、データストリーム送信信号412,422を監視するように構成されている。例えば、中間構成要素は、上述したように、テレビ会議のシグナリングおよびリソースを管理するように構成された制御部450を備えることができ、およびテレビ会議環境を監視し、および命令を実行し、または、ルールをそれに適用して、MCUリソースの所望の利用および最適化を生じさせるように構成されたサーバを備えることができる。制御部450は、テレビ会議データストリーム412,422またはその一部を監視することができる。例えば、制御部450は、シグナリング制御部分、例えば、テレビ会議を管理し、およびそのテレビ会議に関連するさまざまなトリガイベントのレベルまたは存在を判断するためのデータストリーム412,422のネットワーク能力、容量、参加者の数等を送信および受信するように構成することができる。したがって、中間構成要素460は、メッシュベースの会議中には、データストリーム412,422のビデオデータストリーム412v、422vの部分およびオーディオデータストリーム412a,422aの部分を必ずしも受信および送信する必要はなく、より正確に言えば、制御部450は、上述したように、テレビ会議環境を示すデータを含むデータストリーム412,422の独立して定義されたシグナリング制御部分をサンプリングまたは受信することができる。実際には、いくつかの実施形態において、中間構成要素460は、メッシュベースの動作中には、データストリーム412,422のビデオ412v、422vおよびオーディオ412a,422aの部分に関連する処理動作の実行には関与していない。
さまざまな実施形態によれば、制御部450は、複数のテレビ会議に関するさまざまなMCU450の機能および動作と、参加者418,428の関連するネットワーク能力とを制御または監視して、MCU440にアクセスするエンドポイント410,420を制御するように構成されたサーバを備えることができる。制御部450は、例えば、MCU440へのゲートウェイを備えることができ、それらのいずれかは、同じかまたは異なるネットワークを備えていてもよい。一つの実施形態において、制御部は、参加者の数、持続時間、低減されたまたは抑制されたデータを有する参加者、テレビ会議の数、MCU負荷およびネットワーク容量等のテレビ会議パラメータを監視することができる。制御部450は、命令またはルールを格納するように構成された記憶媒体またはメモリと、命令を実行するように、または、監視したパラメータまたはそれらから生成されたデータに命令を適用するように構成されたプロセッサとを含むことができる。例えば、上述したように、それらの命令は、MCU負荷とのテレビ会議パラメータに基づいて、動的ルールを定義することができる。そのため、それらのルールは、MCU440の監視した動作に従って、さまざまなレベルで適用することができる。制御部450が、それらのルールから、参加者の数等のトリガイベントが閾値レベルに達したと判断した場合、制御部450は、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議に格上げしてもよい。その切り替えは、前のメッシュベースの会議のテレビ会議の提示および表示を組み入れまたはシミュレートすることができるため、その格上げは、例えば、ユーザの視点からシームレスにすることができる。
メッシュベースのテレビ会議とMCUベースのテレビ会議の切り替えを、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議への格上げに関してこれまで全体的に説明してきたが、システムは、MCUベースのテレビ会議からメッシュベースのテレビ会議への格下げをさらに含んでもよい。さまざまな実施形態において、格上げおよび格下げのための判断は、MCU負荷、エンドポイントネットワーク能力または適合性等の同じパラメータを考慮する。例えば、MCUベースのテレビ会議中に、制御部は、参加者の数等のトリガイベントパラメータが、低下したか、または、一定のまたは動的な閾値以下まで低下していることを判断することができる。その場合、制御部は、テレビ会議をメッシュベースに格下げすることができる。上記のように、エンドポイントは、その切り替えがシームレスになるように構成することができる。場合によっては、その判断は、エンドポイント能力を考慮してもよい。例えば、制御部は、テレビ会議を格下げする前に、残りのすべてのエンドポイントが、メッシュベースの能力または互換性のあるメッシュベースの能力を備えていることを判断してもよい。一つの実施形態において、格下げまたは格上げするルールの適用は、時間的要因を含む。例えば、参加者の数は、テレビ会議の終了直前に減少する可能性がある。それに伴って、制御部は、一定のまたは動的に決定した期間、メッシュベースのテレビ会議への格下げを遅延してもよい。
図5は、さまざまな実施形態による、一つ以上のサーバを備えている中間構成要素560の概略である。中間構成要素560は、中間構成要素350,460と同様であってもよく、および一つ以上のネットワークと、複数のハードウェアまたはソフトウェアの実施形態中に分散されている集中型またはリモート装置または機能性とを備えることができる。中間構成要素560は、MCUサービスを提供するように構成されたMCUモジュール562と、データ記憶媒体564と、MCU機能プログラムを実行するように構成された、電子プロセッサ等の論理制御ユニット素子566とを備えている。中間構成要素560は、例えば、図4A、図4Bに示すように、メッシュベースのテレビ会議のテレビ会議データストリームを監視するように構成されたゲートウェイ制御部568をさらに備えている。また、ゲートウェイ制御部568は、MCUベースのテレビ会議中に、テレビ会議データストリームを監視してもよい。同様に、図3Bおよび図4Bにも示されているように、ゲートウェイ制御部568は、メッシュベースまたはMCUベースのテレビ会議中に、MCUモジュール562からの動作データを監視するか、または受信するように構成することができる。ゲートウェイ制御部568は、制御部動作を実行するために、論理制御素子566およびデータ記憶媒体564と作動可能に結合することができる。MCUサービスは、閾値または切り替えをそれらから判断することができる各エンドポイントネットワーク能力に関連するテレビ会議データまたはパラメータを受信し、サンプリングし、または判断するためにゲートウェイ制御部568を利用することができる。例えば、一つの実施形態において、データ記憶媒体566は、閾値および切り替えの最適化を判断するための、エンドポイントまたはネットワーク能力または互換性、トリガイベントパラメータ、負荷容量、データ処理に関するテーブルまたは統計、操作、モニタリング、帯域幅、待ち時間、コンテンション、符号化、圧縮、閾値最適化統計、スイッチングプロトコル等に関する命令およびルールを含むファイルを格納するように構成されている。論理制御素子566は、データ記憶媒体566内のファイルにアクセスして、閾値またはレベルを計算し、識別し、または生成するように構成することができる。したがって、MCUサービスまたはその構成要素は、閾値分析およびトリガイベントパラメータの判断のために、テレビ会議データの送信信号を監視するように構成することができる。ゲートウェイ制御部568は、さまざまなMCU機能およびMCUモジュール562へのエンドポイントアクセスを制御するように構成することができる。一つの実施形態において、ゲートウェイ制御部568は、参加者の数、持続時間、低減されたまたは抑制されたデータを有する参加者、テレビ会議の数、MCU負荷、ネットワーク能力等のテレビ会議パラメータを監視する。ゲートウェイ制御部568は、監視したパラメータまたはそれらから生成されたデータへのルールの適用のための、例えば、プロセッサを含む論理制御素子566によって実行可能な命令またはルールのために、記憶媒体564にアクセスすることができる。ゲートウェイ制御部568は、テレビ会議の格上げのための要求を受信または承認するように構成することができる。場合によっては、ゲートウェイ制御部568は、テレビ会議パラメータを監視して、ルールを適用する。例えば、ゲートウェイ制御部568は、参加者の数が、既に一定のまたは動的な参加者の閾値を超えていることを判断し、その後、テレビ会議を格上げすることができる。したがって、ゲートウェイ制御部568は、切り替えの判断のために、メッシュベースのテレビ会議およびエンドポイントを監視するように構成することができる。上述したように、ゲートウェイ制御部568は、MCUベースのテレビ会議を監視して、例えば、閾値を定義し、および参加者エンドポイントの能力および容量を含むルールに基づいて、メッシュベースのテレビ会議への格下げを判断するように構成することもできる。好適な実施形態において、ゲートウェイ制御部568は、メディアデータを処理する際には関係ない。
さまざまな実施形態において、図3A〜図4Bの場合のシステム300,400は、メッシュベースのテレビ会議(図3Aおよび図4A)からMCUベースのテレビ会議(図3Bおよび図4B)に切り替えるように構成されている。そのシステムは、トリガイベント、または、MCUサービスまたはエンドポイントのネットワーク能力等のテレビ会議サービスの動作に関連する閾値を含む関連するパラメータの発生時に、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議に切り替えるための決定を実行するように構成されている。例えば、一つの実施形態において、システム300,400は、適応ビットレート制御が適所にあろうが無かろうが、一つ以上の参加者またはエンドポイントのサービスまたはネットワーク能力に対して所定の、例えば、一定のまたは動的に決定された参加者の数を既に超えていると判断されたときに、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議に切り替えるように構成されている。別の実施形態においては、システム300,400は、参加者の数または割合がネットワーク能力を超えて、例えば、適応ビットレート制御、あるいは抑制された例えば、オーディオのみによって、それらの装置から送信された、およびそれらの装置へ送信されたそれらのビデオ解像度が低下させられたときには、中央MCUの必要性を最小限にしながら、大部分の参加者の全体的な認識を維持するために、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議に切り替えるように構成されている。
トリガイベントは、サービスイベントと、テレビ会議の少なくとも一つの参加者のネットワーク能力のうちの少なくとも一方を含んでもよい。例えば、構成において、エンドポイントは、サーバ、ゲートウェイ、または、図3Aおよび図3B等のMCUサービス負荷データを分析または受信するように構成された他の構成要素等の中間構成要素を用いることなく、別のエンドポイントから直接、テレビ会議データを送受信するように構成されている。閾値トリガイベントは、MCUサービス負荷が用いられないように、例えば、サービスイベントが、テレビ会議サービスの参加者の数を超えることを含んでもよいように、一定または所定とすることができる。したがって、エンドポイントは、ネットワーク能力を交換または監視するように構成することができる。例えば、第一のエンドポイントは、例えば、適応ビットレート制御中に、第二のエンドポイントのネットワーク能力を監視するように構成することができる。一つの実施形態において、エンドポイントは、サービス負荷データを受信するために、MCUサービスと通信するように構成されている。一つの実施形態において、エンドポイントは、ネットワーク能力が既に超えられていると判断したときに、メッシュベースからMCUベースへの切り替えを開始するように構成されている。エンドポイントは、MCUサービスに切り替える要求をMCUに送ることができる。MCUサービスは、切り替えを許可すべきか否かの判断を実行するために、そのテレビ会議に関連するサービスのレベルをチェックすることができる。その判断は、サービスレベルに関連するMCUサービスに関連付けてもよい。例えば、そのサービス負荷が低い場合、低レベルのサービスを伴うテレビ会議は、MCUベースのサービスに切り替えるように許可することができる。しかし、切り替えが要求された場合に、そのエンドポイントによってもたらされる可能性があることである、そのテレビ会議に関するサービスレベルに関連するMCUサービス負荷が高い場合、その切り替えは許可されない可能性がある。したがって、MCUベースのテレビ会議に切り替えることを要求するか否かは、低、中間、高、推奨等の許可されたサービスの現在のレベルに依存する可能性がある。同様に、トリガイベント、トリガイベントパラメータ、または、それらのパラメータの閾値は、MCUサービス負荷に基づく、許可された現在のレベル、または、許可されたレベルの範囲によって定義することができる。
一つの実施形態において、エンドポイントは、メッシュベースからMCUベースのテレビ会議サービスへの切り替えに関する閾値判断のために、トリガイベントのパラメータを計算するのに用いることができる、他のエンドポイントからの送信統計を計算または受信するように構成されている。例えば、第一のエンドポイントは、参加者またはエンドポイントの数が所定数を超えた場合に、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議への切り替えを開始することができる。いくつかの実施形態において、エンドポイントは、第一または第二のエンドポイントの一方のネットワーク能力を超えているか、または超える可能性があるという判断に基づいて、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議への切り替えを開始するように構成することができる。いくつかの実施形態において、一つ以上のエンドポイントは、トリガイベント閾値の判断のために、ネットワーク能力パラメータを監視するように構成されている。いくつかの実施形態において、エンドポイントは、トリガイベントまたはパラメータ、あるいは一つ以上の閾値基準のいずれかの少なくとも一部を取得するために、MCU、例えば、サーバと通信するように構成されている。閾値基準は、トリガイベントパラメータのための閾値を定義するのに用いることができる。一つの実施形態において、エンドポイントは、トリガイベントパラメータが閾値に達していることの発生および判断を通信するように構成されている。切り替えの開始は、MCUベースのテレビ会議を開始するためのエンドポイント間の通信、または、エンドポイントとMCUベースのテレビ会議を開始するためのMCUとの通信を含んでもよい。
上述したように、さまざまな実施形態に従って、制御および制限は、MCUサービスの現在の負荷に基づいて動的に変えられる。例えば、切り替えのためのトリガイベント閾値レベルは、MCUベースのテレビ会議の数が増加する場合、そのMCUの有限の容量を超えないように、可能な限り多くの会議がメッシュベースとして維持されるように、利用中のMCU会議および参加者の数に基づいて、一つ以上のパラメータに対して動的に増加させることができる。別法として、いくつかの実施形態では、特定のパラメータに対する閾値制限は、サービスレベル、例えば、好適なサービスレベルによって変えてもよい。したがって、サービスレベルまたはサービスの種類は、例えば、サービスレベルに関連する切り替え動作または判断を適合させるのに用いることができ、その結果、テレビ会議サービスの品質は、より低いサービスレベルを伴うテレビ会議サービスに優る、好適なまたはより高いサービスレベルに維持される。したがって、図3に示されているようなエンドポイントは、MCUの現在の負荷に関連する動的閾値に関するMCUサービスからの閾値アップデートを要求することができる。
MCUサービスが、例えば、図4に示されているように、エンドポイント能力/互換性を含んでもよい、参加者ネットワークのメッシュベースの送信、環境または能力を監視する構成において、そのMCUサービスは、MCUサービス負荷およびネットワーク能力に関して動的計算を実行して、閾値を動的に維持し、負荷、ネットワーク能力またはサービスレベルに基づいて、テレビ会議パフォーマンスを最適化することができる。したがって、さまざまな実施形態によれば、テレビ会議システムは、MCUサービス負荷、エンドポイント能力および容量等のルールに基づいて、メッシュベースのテレビ会議からMCUベースのテレビ会議への切り替えを判断して開始するように構成され、それにより、下にあるプラットフォームの動作が確実にシームレスになって、ユーザに見えるようになる。
一つの実施形態において、MCUは、単一の独立型ユニットを備えている。別の実施形態では、MCUまたはMCU機能性は、複数の装置またはロケーションにわたって分散させることができる。一つの実施形態において、エンドポイントは、MCU機能性を備え、または、MCU機能性を含むように構成されている。さらなる実施形態においては、複数のエンドポイントは、MCU機能性を備えてもよく、または、MCU機能性を含むように構成することができ、この場合、それぞれのMCU機能性は、可変および動的な環境内でのパフォーマンスを最適化するために、動作、リソース、帯域幅等を例えば、知的に協働または共有してもよい。一つの実施形態において、MCUの少なくとも一部は、クラウドベースの動作を含む。
最適な認識をユーザに与えるために、メッシュベースからMCU会議への切り替えは、シームレスになるように構成されている。すなわち、一つの実施形態において、MCUおよび中央ネットワーク要素の利用は、参加者の数が閾値点に達した場合に、MCUベースのテレビ会議のみの利用が生じるように最適化される。これを実現するため、エンドポイントは、MCUからのおよびMCUへの複数のストリームの送信および受信から、単一のストリームの送信および受信に切り替えるための内蔵知能によって構成してもよい。これらのまたは他の実施形態において、エンドポイントは、入ってくるメディアデータ、例えば、データストリームのビデオメディアデータ部分を細かく分けて、メッシュベースのテレビ会議と同じレイアウトで表示するように構成することもできる。そのため、その切り替えは、参加者にはシームレスに見える。MCUは、典型的には、各エンドポイントにより、メッシュ会議に用いられるスタイルまたはフォーマットに対応付ける必要がある表示のための一連のレイアウト数を有している。
さまざまな実施形態において、メッシュベースからMCUベースのテレビ会議に切り替える場合、中央または中間構成要素は、データストリーム中にメタデータを含むように構成されたシグナリング要素を備えてもよく、この場合、メタデータは、MCUによって生成されたビデオのフォーマットまたはスタイルレイアウトを示している。別法として、エンドポイントは、切り替えにかかわらず、同じレイアウトを維持するように構成してもよい。同様に、MCU構成により、MCUは、同じ表示形式をすべての参加者に流してもよく、または、調整した表示を各参加者に流してもよく、例えば、参加者に送られたビデオから当該参加者からのビデオを取り除いてもよい。
いくつかの実施形態によれば、メッシュベースからMCUベースのテレビ会議への切り替えは、すべての参加者が切り替えることを要する。その切り替えは、一つ以上の参加者のネットワーク制約によってトリガさせることができるため、いくつかのテレビ会議サービスが、一つ以上の参加者エンドポイントの限定されたネットワーク能力に関連する低い閾値によって所望されるものよりもそのサービスに関して強制されているより低い切り替え点を有してもよい。したがって、一つの実施形態において、図6を参照すると、テレビ会議システム600は、一つ以上のエンドポイント610,620を含むことができる、または、少なくとも2つのエンドポイント610,620の間に配置することができる中間テレビ会議環境602内に配設された中間構成要素660を備えている。いくつかの実施形態において、中間環境602は、一つ以上のエンドポイントネットワークを備えてもよく、それらのネットワークは、エンドポイント610,620の一方に関連するネットワークと同じであっても、異なっていてもよく、また、さまざまなハードウェアまたはソフトウェアを含んでいてもよいことを正しく認識すべきである。図6に示されているように、中間構成要素660は、インテリジェントスイッチとして働くメディア分岐モジュール670を含む。この実施形態において、第一のエンドポイント610は、エンドポイント610に対して図示されているように、別々のビデオデータストリームおよびオーディオデータストリーム、例えば、別々のオーディオデータストリーム612aおよびビデオデータストリーム612vを含むテレビ会議データストリーム612を、他のすべての参加者エンドポイントに送信しているが、第二のエンドポイント620は、結合ビデオ/オーディオデータストリーム621を中間構成要素660に送信し、そして、その中間構成要素は、そのメディアをメディア分岐モジュール670を介して、他の参加者またはエンドポイント610の各々に送信される別々のオーディオデータストリーム622aおよびビデオデータストリーム622vを含むテレビ会議データストリーム622に分けるように構成されている。簡略にするために、2つのエンドポイントのみが図示されているが、システム600は、追加的なエンドポイントがテレビ会議に接続できるように構成することができる。各参加者エンドポイントは、依然として、他の参加者の各々のためのオーディオデータストリーム612a,622aおよびビデオデータストリーム612v,622vを受信することができるが、この実施形態では、データストリーム612,622は、エンドポイントから直接に、または、メディア分岐モジュールからのいずれかの組合せから来てもよい。したがって、ネットワーク接続、特にインターネット接続は、アップロードレートよりも著しく高いダウンロード容量を伴って非対称的であることが一般的であるため、中間構成要素660を備えているテレビ会議システム600は、MCUベースのテレビ会議を利用することに頼ることなく、または、サービスのための切り替え点を低下させることなく、この非対称的な接続を伴う参加者が、より大きな会議に参加することを可能にする分岐を利用することができる。この実施形態は、メディア分岐モジュールを含む中間構成要素が、ビデオを処理する必要のないインテリジェントな多重化/同報スイッチとして働くため、中央リソースの利用を必要としないが、MCUまたはMCU機能性の組み込みよりもかなり良好な拡張性を備えている可能性がある。その結果、中間構成要素660は、MCU単独の利用を介して別の方法で必要になる可能性のあるインフラストラクチャ投資を要することなく、各参加者に対する向上した認識を可能にすることができる。
本開示の一つの態様において、テレビ会議装置は、テレビ会議の第一のエンドポイントとしての利用のために構成することができ、この場合、第一のエンドポイントは、一つ以上のテレビ会議参加者と関連付けられ、およびテレビ会議の一つ以上の第二の参加者と関連する第二のエンドポイントへの送信のための第一のビデオデータストリームおよび第一のオーディオデータストリームを送信するように構成されている。第一のエンドポイントは、第二のエンドポイントから送信された、第二のビデオデータストリームおよび第二のオーディオデータストリームを受信するように構成され、この場合、第一のエンドポイントは、トリガイベントの発生時に、第一の結合ビデオ/オーディオデータストリームをMCUに送信し、およびミックスされたビデオ/オーディオデータストリームをMCUから受信するように構成され、また、ミックスされたビデオ/オーディオデータストリームは、第二のエンドポイントによってMCUに送信された第二のビデオデータおよび第二のオーディオデータを含み、そのデータストリームは、第二のエンドポイントからの結合ビデオ/オーディオデータストリームのビデオおよびオーディオメディアデータ、ならびに追加的なテレビ会議参加者またはエンドポイントからの結合ビデオ/オーディオデータストリームのビデオおよびオーディオメディアデータまたは別々のビデオおよびオーディオデータストリームを含んでもいてもよい。
上記によれば、トリガイベントは、テレビ会議の少なくとも一つの参加者のサービスイベントおよびネットワーク能力のうちの少なくとも一方または両方を含む。サービスイベントは、テレビ会議サービスに対して、一定数の参加者を超えることを含んでもよい。ネットワーク能力は、第一のエンドポイントまたは第二のエンドポイントのネットワーク能力を超えることを含んでもよい。また、ネットワーク能力は、適応ビットレート制御があろうとなかろうと、第一のエンドポイントまたは第二のエンドポイントのネットワーク能力を超えることを含んでもよい。ネットワーク能力は、ビデオデータを低減させたか、または抑制させたエンドポイントの一部のネットワーク能力を超えることを含んでもよい。一例として、トリガイベントの場合の閾値は、MCUに関する現在の負荷に基づいて動的に可変である。トリガイベントの場合の閾値は、MCU会議の数が増加して、MCUの有限の容量を超えない限り、可能な限り多くの会議がメッシュベースとして維持されるように、MCU会議および利用中の参加者の数に基づいて、動的に増加させることができる。第一のエンドポイントは、第一のビデオデータストリームおよび第一のオーディオデータストリームの送信および第二のビデオデータストリームおよび第二のオーディオデータストリームの受信から、第一の結合単一ビデオデータおよびオーディオ(ビデオ/オーディオ)データストリームの送信およびメッシュベースのテレビ会議中に、第一のエンドポイントのネットワーク能力を監視するように構成されたMCUに関連する中間構成要素によって実行される判断時に、一つ以上のエンドポイントからのミックスメディアデータを表す第二の単一ミックスビデオデータおよびオーディオ(ビデオ/オーディオ)データストリームの受信へ切り替えるように構成することができる。一例として、MCUベースのテレビ会議に切り替える場合、第一のエンドポイントは、入ってくるビデオデータを細かく分けて、それをメッシュベースのテレビ会議と同じレイアウトで表示するように構成されている。第一のエンドポイントは、MCUによって生成されたビデオのレイアウトを示すメタデータを受信するように構成することができる。また、第一のエンドポイントは、MCUによって生成されたビデオのフォーマットレイアウトを示すメタデータリソースを用いて構成してもよく、この場合、エンドポイントは、メッシュベースのテレビ会議が可能ではなく、そのエンドポイントは、MCUによって生成されるテレビ会議データストリームを表示するように構成することができる。
本開示の別の態様において、テレビ会議システムは、一つ以上の第一のテレビ会議参加者に関連する第一のエンドポイントと、一つ以上の第二のテレビ会議参加者に関連する第二のエンドポイントとを備えている。第一および第二のエンドポイントは、各第一および第二のデータストリームと、各第一および第二のオーディオデータストリームとを送信および受信するように構成されている。第一のエンドポイントおよび第二のエンドポイントは、トリガイベントの発生時に、それぞれ第一の単一の結合ビデオ/オーディオデータストリームと、第二の単一の結合ビデオ/オーディオデータストリームをMCUに送信し、およびそれぞれ第一のミックス単一ビデオ/オーディオデータストリームと、第二のミックス単一ビデオ/オーディオデータストリームをMCUから受信するように構成されている。
上記によれば、トリガイベントは、テレビ会議の少なくとも一つの参加者のサービスイベントおよびネットワーク能力のうちの少なくとも一方または両方を含んでもよい。サービスイベントは、テレビ会議サービスに対して一定数の参加者を超えることを含んでもよい。ネットワーク能力は、第一のエンドポイントまたは第二のエンドポイントのネットワーク能力を超えることを含んでもよい。ネットワーク能力は、適応ビットレート制御があろうとなかろうと、第一のエンドポイントまたは第二のエンドポイントのネットワーク能力を超えることを含んでもよい。また、ネットワーク能力は、ビデオデータを低減させたか、または抑制させたエンドポイントの一部のネットワーク能力を超えることを含んでもよい。トリガイベントの場合の閾値は、MCUに関する現在の負荷に基づいて動的に可変であってもよい。また、トリガイベントの場合の閾値は、MCU会議の数が増加して、MCUの有限の容量を超えない限り、可能な限り多くの会議がメッシュベースとして維持されるように、MCU会議および利用中の参加者の数に基づいて、動的に増加させることもできる。第一のエンドポイントは、第一のビデオデータストリームおよび第一のオーディオデータストリームの送信および第二のビデオデータストリームおよび第二のオーディオデータストリームの受信から、第一の単一ビデオデータおよびオーディオデータストリームの送信およびメッシュベースのテレビ会議中に、第一のエンドポイントのネットワーク能力を監視するように構成されたMCUに関連する中間構成要素によって実行される判断時に、第二の単一ビデオデータおよびオーディオデータストリームを受信することに切り替えるように構成することができる。テレビ会議システムは、MCUをさらに備えてもよく、この場合、そのMCUは、同じ表示をすべての参加者に流すように構成されている。MCUは、調整した表示を各参加者に流すように構成することができる。調整した表示は、参加者が受信したビデオからその参加者のビデオを取り除くことを含んでもよい。
本開示のまた別の態様において、テレビ会議システムは、単一のテレビ会議ビデオおよびオーディオデータストリームを分けることを含む、エンドポイントのネットワーク能力に基づくインテリジェントスイッチとして働くように構成されたメディア分岐モジュールを含む中間構成要素を備え、それらのデータストリームも、別々のビデオおよびオーディオデータストリームへの結合ビデオ/オーディオデータストリームと呼んでもよい。
MCUは、展開されたMCUの容量に対して同時に保持または接続することができる会議または参加者の数を制限することができる中央リソースとすることができる。ビデオ処理は、典型的には、リソースに集中的であり、余分の処理能力は、大きなテレビ会議によってすぐに占有される可能性がある。容量は、一般に、大量の会議または参加者に対して拡大するための高価な専用ハードウェア構成または著しい量の製品サーバを介して利用可能である。さまざまな実施形態において、MCUは、会議を管理するように構成された中央リソースを備え、または、その中央リソースに作動可能に結合されるように構成される。例えば、中央リソースは、例えば、会議に接続している参加者に対してアクセス制御を実行し、参加者に、会議に接続している、または会議から離れる他の参加者を通知する等の会議マネージャとして機能するように構成された中間構成要素または制御部を備えてもよい。一般的には、会議マネージャまたは制御部のみがシグナリングに含まれ、およびメディア処理には含まれず、したがって、概して桁違いにスケーラブルであることが好適であろう。
上述したように、メッシュベースのテレビ会議は、その会議における他の参加者エンドポイントの各々に、およびそれらのエンドポイントから、ビデオおよびオーディオデータ等のテレビ会議データを流すことができるような要件をエンドポイントに課している。しかし、エンドポイントが、MCUまたはメッシュベースの動作との互換性を欠いている場合、異なるテレビ会議ベース間でエンドポイントまたはテレビ会議を切り替えることは、問題がある可能性がある。例えば、従来のMCUとともに機能するように設計されたエンドポイントは、複数のテレビ会議ストリームを各エンドポイントに流す能力等のメッシュベースの能力を欠いている可能性がある。
さまざまな実施形態において、テレビ会議システム、方法およびその関連する装置は、メッシュ装置と非メッシュ装置を結合して、ネットワークリソースを最適化することと、中央MCUリソースが必要ない場合に、それらのリソースの必要性を取り除くこととを含む。
一つの実施形態において、所望のメッシュベースの能力を欠いているエンドポイントは、MCUを用いて、メッシュベースの会議に参加することができる。簡略にするために、そのようなエンドポイントは、本願明細書においては、非メッシュエンドポイントと呼んでもよい。しかし、メッシュベースの動作に対して充分に可能である、または、メッシュベースの動作に対して制限された能力を有するエンドポイントが、非メッシュエンドポイントとして有利な動作を見出してもよいことが意図されている。したがって、本願明細書における非メッシュエンドポイントへの言及は、メッシュベースの動作ならびにそれ以外のすべての動作が可能であるエンドポイントを含んでもよい。いくつかの実施形態において、エンドポイントは、他の能力にかかわらず、テレビ会議に接続する前、または接続している間、またはテレビ会議を生成する前または生成している間に、エンドポイントが会議により、非メッシュエンドポイントとして処理されるべきであるという信号を生成するように構成してもよい。例えば、会議マネージャは、制御部、信号プロセッサまたはモジュールと呼んでもよく、およびゲートウェイ、スイッチ、または、中間構成要素に関して本願明細書に記載されているさまざまな機能性のうちのいずれかを含んでもよい。
一つの実施形態において、結合したメッシュおよび非メッシュテレビ会議を可能にする方法は、メッシュプロキシとしての利用のために構成された、ハイブリッドMCUモジュールと呼んでもよいハイブリッドMCUを備えている中間装置を利用することを含む。利用時に、ハイブリッドMCUは、メッシュエンドポイントに関してメッシュ参加者として機能するように構成することができる。ハイブリッドMCUは、一般に、処理モジュールまたはミキサーを含んでもよく、およびテレビ会議データストリームを受信してミックスするように構成することができ、または、テレビ会議データストリームを受信してミックスするように構成可能であってもよい。より具体的には、MCUの処理モジュールは、テレビ会議の一つ以上のエンドポイント参加者からのメディアストリームをミックスするように、例えば、メッシュおよび非メッシュエンドポイントからメディアストリームを受信してミックスし、およびミックスしたメディアを非メッシュエンドポイントに、または場合により非メッシュエンドポイントから送信するように構成することができ、または構成可能にすることができる。したがって、いくつかの実施形態によれば、ハイブリッドMCUは、他のメッシュエンドポイントに関する限り、ハイブリッドメッシュ参加者として構成される。
さまざまな実施形態において、テレビ会議システムおよび方法は、処理モジュールを備える、および制御部を備える、または制御部と作動可能に結合されるハイブリッドMCUを備えている。ハイブリッドMCUは、単一のメッシュテレビ会議において、メッシュ装置と非メッシュ装置を結合するように構成することができ、この場合、非メッシュ装置は、ハイブリッドMCUをプロキシとして用いて、メッシュベースの会議に参加する。いくつかの構成において、ハイブリッドMCUは、ネットワークリソースを最適化するように、および中央MCUリソースが必要ない場合に、それらのリソースの必要性を制限または排除するように構成されている。一つの構成において、ハイブリッドMCUは、メッシュテレビ会議とMCUベースのテレビ会議との間の会議の滑らかな格上げおよび格下げを可能にするために、メッシュベースのテレビ会議で用いることができ、場合によっては、それらの格上げおよび格下げは、上述したように、シームレスであってもよい。いくつかの実施形態において、ハイブリッドMCUは、格上げおよび格下げ用途における補助サービスとして設けられ、または、その補助サービスと関連付けられる。したがって、ハイブリッドMCU機能性は、幅広いサービスのためのアドオンまたはモジュールのサービスとして設けてもよい。しかし、他の実施形態では、ハイブリッドMCUは、独立したサービスとして設けられる。
図7は、一つ以上のサーバ770またはゲートウェイを備えている中間構成要素760を概略的に示す。さまざまな実施形態によれば、中間構成要素760は、中間構成要素350,460,560に関して上述したような同様の機能性を含んでもよく、および一つ以上のネットワークならびに複数のハードウェアまたはソフトウェアの実施例内に分散された集中型またはリモート装置または機能性を備えていてもよい。中間構成要素760は、本願明細書に記載されているようなテレビ会議システムおよび方法に用いられるハイブリッドMCUまたはハイブリッドMCUモジュール762を備えている。ハイブリッドMCUモジュール762は、単一のメッシュテレビ会議におけるメッシュ装置と非メッシュ装置を結合するように構成され、この場合、非メッシュ装置は、ハイブリッドMCUモジュール762をプロキシとして用いて、メッシュベースの会議に参加する。いくつかの実施形態において、ハイブリッドMCUモジュール762は、ネットワークリソースを最適化するように、および中央MCUリソースが必要ない場合に、それらのリソースの必要性を制限または排除するように構成されている。ハイブリッドMCUモジュール762は、メディアデータストリームを含むテレビ会議データストリームを処理またはミックスするように構成された処理モジュール761を備えている。ハイブリッドMCUモジュール762は、分岐モジュール763をさらに備えている。分岐モジュール763は、結合ビデオ/オーディオデータストリーム等の複数のメディアデータを含む単一または結合ビデオ/オーディオデータストリームを、別々のオーディオデータストリームおよびビデオデータストリーム等の別々のメディアストリームに分けるように構成されている。ハイブリッドMCUモジュール762はさらに、単一のミックステレビ会議データストリームを、各非メッシュエンドポイントに供給するように構成されている。いくつかの実施形態において、ハイブリッドMCUモジュール762は、参加者のテレビ会議データをそのストリームから取り除くように構成されている。一つの実施形態において、非メッシュエンドポイントは、単一のミックスビデオおよびオーディオデータストリームからそのテレビ会議データを取り除くように構成されている。
中間構成要素760は、命令、例えば、ハイブリッドMCUモジュール762の機能性を実行するためのプログラムを格納するデータ記憶装置764も含む。中間構成要素760は、データ記憶装置によって格納された命令を実行するように構成された、論理制御ユニット766、例えば、電子プロセッサをさらに含む。図7に示す具体的な実施形態において、中間構成要素760は、ゲートウェイ制御部768をさらに備えている。いくつかの実施形態では、ハイブリッドMCUモジュール762は、データストレージ764モジュールまたは記載した機能性と、論理制御ユニット766または記載した機能性と、または、ゲートウェイ制御部768および記載した機能性とを備えていてもよいことを正しく認識すべきである。さまざまな実施形態において、ゲートウェイ制御部768は、ゲートウェイ制御部568に関して上述したような同様の能力および機能性を備えている。簡単に言えば、いくつかの実施形態において、ゲートウェイ制御部768は、テレビ会議マネージャとして作動するように構成されている。他の実施形態では、ハイブリッドMCUモジュール762は、別の制御部を備えていてもよく、または、別の制御部に作動可能に結合することができる。いずれの場合でも、システムに関連するさまざまな制御部は、本願明細書に記載されている動作を実行するために協働するように構成することができる。
図8を参照すると、一つの実施形態において、テレビ会議システム800および非メッシュエンドポイント810がメッシュベースのテレビ会議に参加することを可能にする方法は、中間テレビ会議環境802の間でまたはそれを介して、2つ以上のエンドポイント810,820,830の間で、テレビ会議データを送信することを含む。3つのエンドポイント810,820,830のみが図示されているが、追加的なまたはより少ないエンドポイント810,820,830を追加または減らすことができることを理解すべきである。さらに、エンドポイント810,820,830は、一つ以上の参加者および関連するクライアント装置と関連付けることができる。第一のエンドポイント810は、非メッシュエンドポイントからなる。第二のエンドポイント820および第三のエンドポイント830は、メッシュエンドポイントからなる。
システム800は、ハイブリッドMCUと呼んでもよい、テレビ会議システム800および方法に用いられるハイブリッドMCUモジュール862を備えている中間構成要素860を含む。その中間構成要素は、中間構成要素760に関して上述したような処理およびゲートウェイ機能と同様であってもよく、または、同様の処理およびゲートウェイ機能を含んでもよい。システム800は、単一のメッシュテレビ会議において、メッシュ装置820,830と、非メッシュ装置810を結合するように構成され、この場合、非メッシュ装置810は、ハイブリッドMCUモジュール862をメッシュプロキシとして用いて、メッシュベースのテレビ会議に参加する。いくつかの構成において、ハイブリッドMCUモジュール862は、ネットワークリソースを最適化するように、および中央MCUリソースが必要ない場合に、それらのリソースの必要性を制限または排除するように構成されている。ハイブリッドMCUモジュール862は、メタデータストリーム881,883を含むテレビ会議データストリームを処理またはミックスするように構成された処理モジュール861をさらに備えている。
ハイブリッドMCUモジュール862はさらに、単一のミックステレビ会議データストリーム871を、各非メッシュエンドポイント810に供給するように構成されている。いくつかの実施形態において、ハイブリッドMCUモジュール862は、ストリーム871から、受信する参加者のテレビ会議データのすべてまたは一部を取り除くように構成されている。一つの実施形態において、非メッシュエンドポイント810は、そのテレビ会議データを、ミックスされたビデオ/オーディオデータストリーム871から取り除くように構成されているが、他の状況変形例も意図されている。例えば、図8に示す状況に適用される一つの構成によれば、処理モジュール861は、第一のエンドポイント810への送信のために、各第二および第三のエンドポイント820,830から受信した少なくとも結合ビデオ/オーディオデータストリーム821,831をミックスしてもよい。ほとんどの場合、処理モジュール861は、すべてのデータストリーム811,821,831をミックスするが、この状況では、単一のミックスメディアストリーム871をそれに送信すべき単一の非メッシュエンドポイント810しか存在しないため、ハイブリッドMCU862は、追加的な非メッシュエンドポイントが会議に接続するまで、第一のエンドポイント810によって送信された結合ビデオ/オーディオデータストリーム811内のビデオおよびオーディオデータのミキシングを初めのうちは見合わせるように構成することができる。したがって、複数の非メッシュエンドポイント810が存在する場合には、そのようなすべての結合ビデオ/オーディオデータストリームを処理モジュール861によってミックスすることができる。
ハイブリッドMCUモジュール862は、分岐モジュール863をさらに備えている。分岐モジュール863は、複数のメディアデータ、例えば、結合ビデオ/オーディオデータストリームを含む単一または結合ビデオ/オーディオデータストリーム811,821,831を、別々のメディアストリーム、例えば、ビデオデータストリームおよびオーディオデータストリームに分けるように構成されている。例えば、分岐モジュール861は、非メッシュの第一のエンドポイント810から送信された結合ビデオ/オーディオデータストリーム811を分けて、別々のビデオデータストリームおよびオーディオデータストリーム881をメッシュエンドポイント820,830の各々に供給することができる。分岐モジュールは、メッシュエンドポイント820,830の各々から送信された結合ビデオ/オーディオデータストリーム821,831をさらに分けて、別々のビデオおよびオーディオデータストリーム882,883を、メッシュエンドポイント820,830の各々に供給することができる。
いくつかの構成において、ハイブリッドMCU862は、すべての参加者810,820,830からのテレビ会議メディアデータ811,821,831またはそのメディア部分を受信してミックスするように構成されている。ハイブリッドMCU862はさらに、ミックスされた結合ビデオ/オーディオデータストリーム811,821,831内で受信したメディアデータを含む単一のミックスまたは他の方法でミックスされたミックスビデオ/オーディオデータストリーム871を、各非メッシュエンドポイント810に送信するか、または供給するように構成され、そのハイブリッドMCUは、いくつかの実施形態において、受信する参加者の結合ビデオ/オーディオデータまたはビデオおよびオーディオデータを取り除くことができる。いくつかのデータストリームは、本願明細書においては、全般的に同じか、または類似して称され、あるいは同様の数字により識別されているが、異なるエンドポイントに送信された同じかまたは同様のデータは、送信または提示のために、この開示から逸脱することなく、修正、例えば、フォーマット化してもよいことは正しく認識されるであろう。しかし、そのような修正データは、独立している、ミックスされているまたは結合されている記載された文字を依然として保持してもよく、例えば、エンドポイント参加者のメディアデータ通信を表してもよい。例えば、一つの実施形態において、ハイブリッドMCU862はさらに、メッシュエンドポイント820,830によって用いられるレイアウトと同じ、類似の、またはそのレイアウトをシミュレートする方法で、そのレイアウトが他の参加者またはメディアデータを表示または提示することができるように、データストリーム871を非メッシュエンドポイント810に供給するように構成されている。さまざまな実施形態において、非メッシュエンドポイント810は、入ってくるデータストリーム871のビデオデータ部分を細かく分けて、メッシュエンドポイント820,830と同じレイアウトで表示するように構成することができる。ハイブリッドMCU862は、メッシュエンドポイント810により、メッシュエンドポイント820,830によって用いられるレイアウトに対応付けることができる表示のためのさまざまなレイアウトを含むように構成することができる。さまざまな実施形態において、中間構成要素860またはハイブリッドMCU862は、非メッシュエンドポイントに送信されたデータストリーム内のメタデータを含むように構成されたシグナリング要素を備えてもよく、この場合、そのメタデータは、メッシュエンドポイント820,830によって用いられるビデオのレイアウトを示す。ハイブリッドMCU862の構成により、ハイブリッドMCU862は、同じ表示をすべての非メッシュ参加者に流すことができ、または、メッシュ参加者の表示に対応するまたはシミュレートするように調整した表示を流すことができる。
図8に示されているように、メッシュエンドポイント820,830は、別々のオーディオデータストリームおよびビデオデータストリームの各メッシュエンドポイント820,830への送信と、結合ビデオ/オーディオデータストリーム821,831のハイブリッドMCU861への送信を切り替えるように構成することができる。場合によっては、メッシュエンドポイント820,830は、結合ビデオ/オーディオデータストリームをハイブリッドMCUモジュール862に送信し、およびハイブリッドMCUモジュール862からミックスビデオ/オーディオデータストリームを受信し、それによって従来のMCUベースの動作を動作させるように構成することができる。別の変形例では、メッシュエンドポイント820,830は、別々のオーディオデータストリームおよびビデオデータストリームを一つ以上のメッシュエンドポイントに送信し、および結合ビデオ/オーディオデータストリームをハイブリッドMCUモジュール862に送信するように選択または要求することができる。さらなる変形例では、一つ以上のメッシュエンドポイント820,830は、MCU機能性を含んでもよく、および一つ以上のメッシュエンドポイント820,830からデータストリームを集めてミックスして、ミックスされたビデオ/オーディオデータストリームを、他のエンドポイント810からのデータストリームとさらにミックスするためにハイブリッドMCU862に供給してもよい。
図9は、非メッシュエンドポイント910がメッシュベースのテレビ会議に参加することを可能にするテレビ会議システム900および方法の別の構成を示し、その方法は、テレビ会議データを中間テレビ会議環境902を介して、2つ以上のエンドポイント間で送信することを含む。3つのエンドポイント910,920,930だけが図示されているが、場合により、追加的なまたはより少ないエンドポイント910,920,930を追加または減らすことができることを理解すべきである。さらに、エンドポイント910,920,930は、一つ以上の参加者および関連するクライアント装置と関連付けることができるが、簡略にするために、そのような詳細は図示されていない。参加者エンドポイント910,920,930および構成要素の全般的な構成は、図8に関して上述したものと同様であるため、同様の形状構成に関する説明は、再び詳細に記載されていない可能性がある。この構成では、プロセッサモジュール961は、例えば、メッシュエンドポイント920,930が、単一のまたは結合されたビデオ/オーディオデータストリームの送信に切り替えることができない場合に、別々のデータストリームを処理してミックスするように構成されている。図示されているように、第一のエンドポイント910は、単一のまたは結合されたビデオ/オーディオデータストリーム911を中間構成要素960に送信する。ハイブリッドMCU962の処理モジュール961は、データストリーム911をミックスするように構成され、また、分岐モジュール963は、各メッシュエンドポイント920,930への送信のために、データストリーム911を別々のビデオおよびオーディオデータストリーム981に分けるように構成されている。第二のエンドポイント920は、単一のまたは結合されたビデオ/オーディオデータストリーム921を中間構成要素960に送信するように構成されている。ハイブリッドMCU962の処理モジュール961は、データストリーム921とデータストリーム911をミックスするように構成され、また、分岐モジュール961は、第三のエンドポイント930への送信のために、データストリーム921を別々のビデオおよびオーディオデータストリーム982に分けるように構成されている。第三のエンドポイント930は、単一のまたは結合されたビデオ/オーディオデータストリームを中間構成要素960に送信することができない、または、他の方法で送信することができない可能性があり、そのため、第三のエンドポイント930は、別々のオーディオストリームおよびビデオストリーム932を中間構成要素960に送信することができる。ハイブリッドMCU962の処理モジュール961は、データストリーム932のメディアデータを、第一および第二のエンドポイント910,920からのデータストリーム911,921のメディアデータとミックスして、非メッシュエンドポイント910への送信のためのミックスされた単一のビデオ/オーディオデータストリームにするように構成されている。この場合、分岐は、メッシュ適合データストリーム932を第二のエンドポイント920に供給する必要がない可能性があるため、中間構成要素960は、データストリーム932を第二のエンドポイント920へ転送または送るように構成することができる。
本願明細書に記載されているさまざまな実施形態は、参加者が会議にどのように接続して、他の参加者と交流するかを制御するための任意の適当なシグナリングプロトコルとともに用いることができることを正しく認識すべきである。特に、適当なプロトコルは、WebRTC,SIPおよびH.323である。
さらに、本願明細書に記載されている原理およびアプローチは、各参加者またはエンドポイントが、テレビ会議データストリームを他のすべての参加者またはエンドポイントに送信するメッシュテレビ会議またはフルメッシュテレビ会議に加えて、スモールワールドネットワークを含むピアツーピアネットワーク構築戦略にも同様に適用可能であることを正しく認識すべきである。さまざまな実施形態において、MCUからなるMCUサービスは、現在発言中の話し手または指名された話し手からのビデオを流すことを可能にする。メッシュ会議に関する意図は、複数のソースからのビデオを表示することであるが、この提案において概説したアプローチは、発言中の話し手または一人以上の指名された話し手の表示スキームに有効に適用することができる。
さまざまな例示的な実施形態に関する上記の説明は、当業者が、本発明およびその実施形態を実行および利用するのを可能にするように記載されている。それらの実施形態に対する変更が可能であり、および本願明細書に提示されている一般的原理は、他の実施形態にも同様に適用することができる。
さまざまな実施形態において、本願明細書に記載されているシステムおよび方法は、ソフトウェア、ファームウェア、または、機械可読媒体等のまたは機械可読媒体を含むデータ記憶媒体に格納された実行可能命令で実施することができる。「機械可読媒体」という用語は、一つ以上の命令のセットを格納する単一の媒体または複数の媒体(例:集中型または分散型データベース、および/または関連するキャッシュおよびサーバ)を含むように解釈すべきである。また、「機械可読媒体」という用語は、機械による実行のための命令のセットを格納すること符号化することまた担持することが可能である、および機械に、本開示の方法のうちのいずれか一つ以上を実行させる何らかの媒体を含むように解釈すべきである。いくつかの実施形態は、機械によって実行される場合に、その機械に、実施形態による方法および動作、または方法もしくは動作を実行させることができる命令または命令のセットを格納することができる機械可読媒体または物品を用いて実施することができる。当該機械は、例えば、何らかの適当な処理プラットフォーム、コンピューティングフラットフォーム、計算装置、処理装置、計算システム、処理システム、コンピュータ、プロセッサ等を含んでもよく、およびハードウェアおよびソフトウェア、またはハードウェアもしくはソフトウェアの任意の適当な組合せを用いて実施することができる。本願明細書に記載されているコンピュータおよびコンピュータシステムは、データを取得、処理、格納または通信する際に用いられるソフトウェアアプリケーションおよび命令を格納するためのメモリ等の作動可能に結合されたコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。そのようなメモリは、その作動可能に結合されたコンピュータまたはコンピュータシステムに対して、内部、外部、リモートまたはローカルとすることができることは正しく認識することができる。また、メモリは、例えば、およびこれらに限定されるものではないが、ハードディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、DVD、コンパクトディスク、メモリスティック、ROM(読出し専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、PROM(プログラマブルROM)、EEPROM(拡張型消去可能PROM)、または、他の同様のコンピュータ可読媒体を含むソフトウェアまたは他の命令を格納する何らかの手段を含んでもよい。機械可読媒体または物品は、例えば、何らかの適当な種類のメモリユニット、メモリデバイス、メモリ物品、メモリ媒体、記憶装置、記憶物品、記憶媒体および/または記憶ユニット、例えば、メモリ、リムーバブルまたは非リムーバブル媒体、消去可能または非消去可能媒体、書き込み可能または再書き込み可能媒体、デジタルまたはアナログ媒体、ハードディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスク読出し専用記憶装置(CD−ROM)、追記型コンパクトディスク(CD−R)、書き換え可能コンパクトディスク(CD−RW)、光ディスク、磁気媒体、さまざまな種類のデジタル多用途ディスク(DVD)、テープ、カセット等を含んでもよい。
さらに、当業者には、本願明細書において上述されているような実施形態のうちのいくつかは、命令(例えば、ソフトウェアまたはファームウェア)およびハードウェアに関する多くの異なる実施例で実施可能であることは明らかであろう。それらの命令は、ソースコード、コンパイル済みコード、解釈済みコード、実行可能コード、静的コード、動的コード等の何らかの適当な種類のコードを含んでもよい。例示した実施形態のうちのいくつかを実施するのに用いられる実際のソフトウェアコードまたは専用制御ハードウェアは、本発明を限定するものではない。これらの命令は、例えば、高水準言語、低水準言語、オブジェクト指向言語、ビジュアル言語、コンパイル済みまたは解釈済みのプログラミング言語、例えば、限定するものではないが、C,C++,Java(登録商標),BASIC,SQL,Perl,Matlab,Pascal,Visual BASIC,アセンブリ言語、マシンコード等の任意の適当なプログラミング言語を用いて実施することができる。実施形態は、この文脈では限定されない。