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JP2017504813A - 3次元オートラジオグラフィのためのベータ及びアルファ放射トモグラフィ - Google Patents

3次元オートラジオグラフィのためのベータ及びアルファ放射トモグラフィ Download PDF

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Abstract

本発明は、生体内及び生体外の組織の3D画像化のための方法及びシステムを提供する。開示のシステム及び方法は、組織の内部の放射性の構成によって放射された粒子が検出される、オートラジオグラフィのアプローチを採用する。一度検出されると、組織の内部の粒子のソースの表示は、視認及び分析のために、再構築される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年2月3日付出願の米国仮出願第61/934,990号、及び2014年11月12日付出願の同第62/078,580号の優先の利益を主張し、これらの各々は、矛盾しない範囲にてすべては参照により本明細書に組み込まれる。
連邦政府によって支援された研究又は開発の声明
本発明は、生物医学の画像化及び生物工学の国立研究所によって、及びNIHによって与えられた、承認番号P41 EB002035、及び、R01 EB000803下での政府支援にて行われた。
オートラジオグラフィは、生物学的なプロセスにおける臨床医学及び研究に関連するの画像化のための、よく発達した技術である。この技術において、放射性プローブは、放射線の内部ソースを提供するために患者又は被検体又は組織に適用されるものであり、従って、放射線の外部ソースが採用される単純X線検査から、この方法を区別するものである。オートラジオグラフィは、放射性の医薬品が与えられた組織から獲得された生体外のサンプルの画像化のために、最も一般的に用いられる。サンプルの(例えば、5−50μmの厚さの)薄いスライスは、この後、放射性の医薬品によって放射されるチャージされた粒子(例えば、アルファ粒子、ベータ粒子、及び/又はオージェ電子)に敏感な、高精度画像検出器を用いて分析される。これらの技術は、細胞又は細胞下レベルでの、放射性の医薬の分布を解明することが可能な、高い空間的分解能を示す2D画像を提供する。
オートラジオグラフィは、組織の高精度画像のための重要なアプローチを提供するが、この技術は、生体内組織の3D画像化への拡張において、かなり制限される。サンプルの3D画像を獲得するため、2Dスライス画像情報の再構築を実行することは可能であるが、オートラジオグラフィをこのように適用することは、過負荷であり、脱水症状によって引き起こされる、及び/又は画像検出器へのそれらの送信における、薄いフィルムスライスの歪によって、実際には制限される。また、従来のオートラジオグラフィの3D画像への拡張は、深さ情報を提供するために、薄いスライスへのサンプルのセクション化を要し、それによって、生体外のサンプルの応用への技術を、実際上制限している。
本発明は、ベータ粒子、アルファ粒子、又は他のチャージされた粒子を介しての、3D画像化のオートラジオグラフィの方法及び装置を提供する。本方法及びシステムの実施形態は、例えば、サンプルをセクションに物理的にスライスする必要が無く、セクション化されていない、手を付けていない状態の組織における、放射性の医薬のような、放射性のプローブの分布の高精度3D画像を提供する。本方法及びシステムの実施形態は、サンプルの1つの側面からの粒子の検出を介して、生体内組織及び生体外組織の3D画像を提供する。本方法及びシステムの実施形態は、例えば、生きている組織サンプルの、動的な、時間進展する画像及び特徴付けを含んでいる、生きてる組織の3D画像を提供する。
開示のシステム及び方法は、組織の内部の放射性の構成によって放射される粒子が、例えば、検出される粒子の個別の軌道を特徴付ける情報を提供している、複数のポジション依存信号を提供するために検出される、オートラジオグラフィの画像化のアプローチを採用する。いくつかの実施形態においては、チャージされた粒子の飛跡検出器は、粒子の各軌道に沿っている複数の位置にて、独立して粒子を検出するために用いられる。例えば、適切な飛跡検出器は、シンチレータベース検出器、厚いシンチレーション材料に組み合わされた、マイクロチャネルベースの画像増幅器、又はCCD、あるいは、感応領域、活性領域、又はディプレッション領域が、粒子を停止するのに十分厚い、他のビデオカメラタイプの検出器を含む。記録された飛跡は、例えば、厚い検出器に入ったチャージされた粒子が入ったポイント、当該ポイントでの粒子の方向、及び飛跡における蓄積されたエネルギーの合計等の、各飛跡の特徴を決定するために分析され得る。実施形態においては、これらの特徴は、例えば、チャージされた粒子の飛跡検出器と相互作用する検出される粒子の位置及び方向を決定することにより、組織の内部での粒子のソースの分布の3D画像の正確な決定のために、相互作用トモグラフィの再構築のアルゴリズムにおいて用いられる。実施形態においては、検出器に入る粒子の位置及び方向の特徴付けは、様々な方法を用いて、組織の内部の粒子のソースの分布を決定するために有用な情報を提供する。いくつかの実施形態においては、場所と、粒子が検出器と相互作用するポイントとの間で起こる伝搬プロセスを予想し、シミュレートし、又はさもなければ説明する、粒子輸送アルゴリズムが利用される。いくつかの実施形態においては、例えば、最大確度期待値最大化アルゴリズムは、検出される粒子のために収集されたポジション依存信号から、サンプルにおける放射性医薬品の分布の3D画像を正確に再構築するために用いられる。任意選択的に、本発明の装置及び方法は、ベータ粒子及びアルファ粒子を検出するためだけではなく、転換電子、オージェ電子、電子のような粒子、及び/又は陽電子を含んでいる、他のエネルギー性の粒子の検出のためにも有用である。
第1の側面において、提供されるのは、例えば、ベータ粒子、アルファ粒子、又は転換電子のような、粒子のソースの画像化の方法である。実施形態においては、この側面の方法は、また、粒子のソースの3D分布を再構築するために有用である。特定の実施形態においては、この側面の方法は、ソースからの複数の粒子各々のために、a)粒子飛跡検出器で粒子飛跡の画像を記録するステップと、b)粒子飛跡の画像を用いて、粒子飛跡の属性を決定するステップと、c)粒子飛跡の属性を格納するステップと、を繰り返すステップと、それによって、ソースからの複数の粒子各々のための属性を生成するステップと、複数の粒子の各々のための属性を用いて、粒子のソースの3D分布を再構築するステップと、を含む。実施の形態において、例えば、発明の方法は、更に、属性リスト、ビンの4Dグリッド又はデータベースにおけるエントリとして、属性を格納するステップを含む。実施形態においては、粒子飛跡の属性は、例えば、リストモード最大確度期待値最大化アルゴリズム等の、選択された分析の不確実さの内に決定される。実施形態においては、粒子飛跡の属性は、例えば、近似分析技術、あるいは、予測アルゴリズムを用いて見積もられる。
実施形態においては、この側面の更なる方法は、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を測定することにより、ソースからの複数の粒子を検出するステップと、各粒子の独立粒子軌道を特徴付けている少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向を決定するために、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を分析するステップと、検出される粒子の独立粒子軌道を特徴付けている位置及び方向を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築するステップとを含む。実施形態においては、各検出される粒子は、独立粒子軌道を横切る。実施形態においては、第1及び第2のポジション依存信号は、各検出される粒子の独立粒子軌道に沿っている、第1及び第2のポイントに対応する。
検出される粒子に実質的に透明な検出器の技術の使用は、本発明のいくつかの実施形態において有用である。実施形態においては、例えば、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を測定することにより、複数の粒子を検出するステップは、検出される粒子の軌道を大幅には変更しない。実施形態においては、例えば、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を測定することにより、複数の粒子を検出するステップは、実質的に、検出される粒子の分散という結果になるわけではない。
例示の実施形態においては、複数の粒子を検出するステップは、各検出される粒子の独立粒子軌道の少なくとも一部を横切るために設けられた、チャージされた粒子の飛跡検出器の活性物質と各検出される粒子を相互作用させるステップと、それによって、第1及び第2のポジション依存信号を生成するステップとを含む。実施形態においては、例えば、活性物質は、シンチレータ、マイクロチャネルプレート、又は、ディープディプレッションCCD装置あるいはディープディプレッションCMOS装置のディプレッション領域を含む。
実施形態においては、例えば、この側面の方法は、粒子を検出するために、シンチレータを利用する。シンチレーションベースの検出方法は、例えば、粒子及びシンチレータの間の相互作用によって生成された、電磁放射の2D検出が、例えば、CCD検出器、あるいは、他の種類のカメラ等の、様々な検出器を用いて達成され得るとき、有用である。加えて、シンチレーションベースの検出器は、任意選択的に、例えば、薄いシンチレータ、又は、複数の薄いシンチレータの箔の第1等の、検出器の活性物質と粒子が相互作用するポイントを示している3Dのような、粒子の移動の絶対方位と共に3Dにおける粒子の場所を決定する技術を提供する。この情報は、上述したように、粒子のソースの分布を決定するために有用である。シンチレーションベースの検出方法は、また、同時に、あるいは、例えば互いの100μs内のような、互いの短い時間内に検出される、離れている粒子の間を区別することを可能にする。実施形態においては、例えばCCDカメラである、フレームベースの統合検出器からのような、連続して更新される画像のソースは、直ちに多数の粒子からの空間的に分離した飛跡を同時に検出するために有用である。任意選択的に、活性物質における粒子の減衰時間は、粒子の飛跡が単一のフレームに記録され得るように、フレーム時間よりも短い。実施形態においては、多数の粒子の飛跡は、単一のフレームにおいて記録される。
シンチレータベースの検出器は、粒子軌跡のポジション依存特徴付けを提供するために、ある実施形態において有用である。特定の実施形態においては、複数の粒子を検出するステップは、各検出される粒子の独立粒子軌道の少なくとも一部を横切るために設けられたシンチレータと各検出される粒子を相互作用させるステップであって、粒子及びシンチレータの間の相互作用が、例えば、シンチレータにおける各検出される粒子の独立粒子軌跡の一部のように、粒子の飛跡に沿う第1及び第2のポイントにて生成される電磁放射に対応している第1及び第2のポジション依存信号を生成する、ステップと、2D光検出器を用いて電磁放射の少なくとも一部を検出するステップとを含む。特定の実施形態においては、粒子飛跡検出器は、粒子のソースの近傍に設けられるシンチレータと、シンチレータと光学的に通信するように設けられる2D光検出器とを備えており、画像化される各粒子飛跡は、シンチレータの内部の粒子の通路に対応する。実施形態においては、例えば、粒子飛跡検出器にて粒子飛跡の画像を記録する方法のステップは、粒子をソースの近傍に設けられたシンチレータと相互作用させるステップであって、相互作用が、シンチレータの内部の粒子飛跡に沿っている検出可能な光信号を生成する、ステップと、2D光検出器を用いて、光信号の少なくとも一部を検出するステップとを含む。
実施形態においては、例えば、シンチレータは、3μmから3mmの範囲から選択される厚さを有する。実施形態においては、例えば、シンチレータは、第1のシンチレータの箔と、第2のシンチレータの箔とを備える。実施形態においては、第1のポイントは、第1のシンチレータの箔内に設けられており、及び、第2のポイントは、第2のシンチレータの箔内に設けられている。実施形態においては、例えば、第1のシンチレータの箔及び第2のシンチレータの箔は、10μmから1mmの範囲から選択される距離によって離されている。実施形態においては、例えば、第1のシンチレータの箔及び第2のシンチレータの箔は、3μmから100μmの範囲から選択された厚さを独立して有する。実施形態においては、第1のシンチレータの箔及び第2のシンチレータの箔は、例えばZnO又はGdSのような、材料とチャージされた粒子が相互作用したときに、光を生成するものから選択された1つ以上の材料を、独立して含む。実施形態においては、例えば、第1のシンチレータの箔及び第2のシンチレータの箔は、例えばEr、Ga、Inのようなドーパントを含んでいる材料である、ドープされた材料を、独立して含む。例示の実施形態においては、第1のシンチレータの箔及び第2のシンチレータの箔は、1つ以上のYaG:Ce、LAG:Eu及びGGG:Euを、独立して含む。
例示の実施形態においては、この側面の方法は、レンズ又はレンズシステムを用いて、2D光検出器におけるシンチレータからの電磁放射(すなわち、光)を画像化するステップを更に含む。実施形態においては、例えば、2D光検出器は、電荷結合素子(CCD)検出器又は検出器配列、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)検出器又は検出器配列、金属酸化膜半導体(MOS)検出器又は検出器配列、又は、アクティブピクセルセンサ、あるいは、アクティブピクセルセンサの配列を備える。実施形態においては、例えば、2D光検出器は、毎秒10000フレーム以上のフレームレートにて画像を収集する。任意選択的に、多数の粒子の粒子飛跡は、2D光検出器の単一のフレーム又は画像内に記録される。実施形態においては、例えば、2D光検出器は、毎秒1010検出器エレメント以上からデータを収集する。任意選択的に、多数の粒子の粒子飛跡は、粒子飛跡検出器によって同時に記録される。
マイクロチャネルプレートベースの検出器は、粒子軌道のポジション依存特徴付けを提供するために、ある実施形態において有用である。実施形態においては、例えば、この側面の方法は、粒子を検出するために、マイクロチャネルプレートを利用する。マイクロチャネルプレートを採用している検出方法は、例えば、様々な検出器を用いることによって、粒子及びマイクロチャネルプレートの間の相互作用によって生成される電磁放射の2D検出が達成され得るときに、有用である。加えて、マイクロチャネルプレートベースの検出器は、任意選択的に、粒子の移動の絶対方位と共に3Dにおける粒子の場所を決定する技術を提供する。この情報は、上述したように、粒子のソースの3D分布を決定するために有用である。マイクロチャネルプレートを採用している検出方法は、また、同時に、及び/又は、画像システムの単一のフレームの内に検出されるが、空間的に離れている飛跡を生成する、離れている粒子の間を区別することを可能にする。
この側面の特定の方法の実施形態においては、粒子の少なくとも一部を検出するステップは、各検出される粒子の独立粒子軌道の少なくとも一部を横切るために設けられたマイクロチャネルプレートと各検出される粒子を相互作用させるステップであって、相互作用が、マイクロチャネルプレートにおける各検出される粒子の独立粒子軌跡に沿う第1及び第2のポイントにて生成される電子に対応している第1及び第2のポジション依存信号を生成する、ステップと、マイクロチャネルプレートにおける生成された電子を増幅して、増幅された電子をマイクロチャネルプレートの近傍の蛍光体のレイヤに向けるステップであって、増幅された電子が蛍光体のレイヤと相互作用する電磁放射を生成する、ステップと、2D光検出器を用いて、電磁放射の少なくとも一部を検出するステップとを含む。特定の実施形態においては、粒子飛跡検出器は、粒子のソースの近傍に設けられたマイクロチャネルプレートと、マイクロチャネルプレートの近傍に設けられた光放射材料と、光放射材料と光学的に通信するように設けられた光検出器とを備え、各粒子飛跡は、マイクロチャネルプレートの内部の粒子の通路に対応している。実施形態においては、例えば、粒子飛跡検出器にて粒子飛跡の画像を記録するステップは、粒子をソースの近傍に設けられたマイクロチャネルプレートと相互作用させるステップであって、相互作用は、マイクロチャネルプレートの内部で粒子飛跡に沿って電子を生成し、生成された電子はマイクロチャネルプレートの内部で増幅され、マイクロチャネルプレートの近傍に設けられた光放射材料に向けられ、電子及び光放射材料の間の相互作用は、検出可能な光信号を生成する、ステップと、2D光検出器を用いて検出可能な光信号の少なくとも一部を検出するステップを含む。
ある実施形態のために、第1及び第2のポジション依存信号は、マイクロチャネルプレートによって、独立して増幅される。例えば、実施形態においては、第1及び第2のポジション依存信号、あるいは、粒子飛跡に沿って生成された検出可能な電子の増幅量は、第1及び第2のポイント、あるいは、マイクロチャネルプレートにおける粒子飛跡の位置に依存する。実施形態においては、例えば、蛍光体のレイヤ、あるいは、光放射材料によって生成された電磁放射の量は、マイクロチャネルプレートによって生成される信号の増幅量に比例する。このような構成は、任意選択的に、第1及び第2のポイントの各々の位置を区別する能力、又は、マイクロチャネルプレートにおける粒子飛跡の位置を決定する能力を提供している、2D光検出器によって、第1及び第2のポジション依存信号の独立した検出及び確認を可能にする。
実施形態においては、例えば、この側面の方法は、レンズ又はレンズシステムを用いて、2D光検出器における蛍光体のレイヤからの電磁放射を画像化するステップを更に含む。特定の実施形態においては、2D光検出器は、電荷結合素子(CCD)検出器又は検出器配列、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)検出器又は検出器配列、金属酸化膜半導体(MOS)検出器又は検出器配列、又は、アクティブピクセルセンサ、あるいは、センサ配列を備える。実施形態においては、例えば、2D光検出器は、毎秒10000フレーム以上のフレームレートにて画像を収集する。実施形態においては、例えば、2D光検出器は、毎秒1010検出器エレメント以上からデータを収集する。任意選択的に、多数の粒子の粒子飛跡は、粒子飛跡検出器によって同時に記録される。
ディープディプレッション電荷結合素子ベースの検出器、あるいは、ディープディプレッションCMOSベースの検出器は、粒子軌道のポジション依存特徴付けを提供するために、ある実施形態において有用である。実施形態においては、例えば、この側面の方法は、粒子を検出するために、ディープディプレッション電荷結合素子(CCD)検出器又はディープディプレッションCMOS装置を利用する。ディープディプレッションCCDベースの検出方法は、例えば、粒子及びディプレッション領域の間の相互作用によって生成される、自由電子又はホールの2D検出として有用であり、粒子の移動の絶対方位と共に3Dにおける粒子の場所を決定する技術を任意選択的に提供する。
例えば、この側面の特定の方法の実施形態においては、ソースからの粒子の少なくとも一部を検出するステップは、各検出される粒子の独立粒子軌道の少なくとも一部を横切るために設けれられた、ディープディプレッションCCD装置、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置のディプレッション領域と各検出される粒子を相互作用させるステップであって、相互作用は、ディプレッション領域において、各検出された粒子の独立粒子飛跡に沿う第1及び第2のポイントでの自由電子又はホールに対応している、第1及び第2のポジション依存信号を生成する、ステップと、ディープディプレッションCCDのアクティブなCCDウェル、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置における、自由電子又はホールを加速して蓄積するステップとを含む。実施形態においては、粒子飛跡検出器は、粒子のソースの近傍に設けられるディープディプレッションCCD、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置を備え、各粒子飛跡は、ディープディプレッションCCD装置、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置のディープディプレッション領域の内部の光の通路に対応する。特定の実施形態においては、粒子飛跡検出器にて粒子飛跡の画像を記録するステップは、ソースの近傍に設けられているディープディプレッションCCD検出器、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置のディプレッション領域と粒子を相互作用させるステップであって、相互作用は、ディープディプレッションCCD検出器、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置のディープディプレッション領域の内部で粒子飛跡に沿って自由電子又はホールを生成し、生成された自由電子又はホールは、ディープディプレッションCCD検出器のCCDウェルの2D配列、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置に向かって加速され、内部に蓄積される。
実施形態においては、例えば、自由電子又はホールがアクティブのCCDウェルに向かって加速されるときに、自由電子又はホールの拡散が発生する。例えば、実施形態においては、拡散の量は、ディプレッション領域における深さに比例する。例示の実施形態においては、くもりの量に基づいて、第1及び第2のポジション依存信号、又は、内部の粒子飛散の独立した検出及び確認が可能になるように、拡散の量は、アクティブなCCDウェルにおいて蓄積された、自由電子又はホールのくもりを引き起こす。
上述の側面の方法は、任意選択的に、トモグラフィの方法のために有用である。例えば、実施形態においては、複数の粒子を画像化するための上述の方法は、組織の内部の徐々に深いレイヤを露出させるために、組織サンプルが提供され及び順次セクション化される、トモグラフィの技術で用いられる。様々な実施形態が、オブジェクトの内部における粒子のソースを決定するために有用であるとき、オブジェクトの内部の続いている徐々に深い表面の近傍に設けれられる粒子検出器を用いて、オブジェクトからの粒子を検出するステップは、オブジェクトを介して分布された粒子のソースが画像化される、敏感さ、検出、及び/又は分解能を有利に増加させることができる。実施形態においては、複数の粒子を画像化するための上述の方法を含んでいるトモグラフィの技術は、全体の組織サンプル、全体の臓器、又は全体の動物を画像化するために用いられる。
実施形態においては、例えば、発明の方法で有用であるトモグラフィの方法は、ミクロトモグラフィ、マクロトモグラフィ、クライオミクロトモグラフィ、又はクライオマクロトモグラフィを含む。発明のトモグラフィの方法は、任意選択的に、粒子のソースが、例えば、組織あるいは体における、放射性医薬品の分布等の、組織サンプルの内部に存在するときに、有用である。粒子のソースを画像化するための方法の例示の実施形態は、組織サンプルの露出された表面の白色光画像を獲得するステップを含む。例えば、実施形態においては、白色光画像は、組織サンプルの解剖学の情報又は組成上の情報を獲得するために、分析される。
実施形態においては、複数の粒子を検出するステップ、及び組織サンプルの露出された表面の白色光画像を獲得するステップは、組織サンプルの内部の複数の深さの露出された白色光画像を獲得するために、及び、組織サンプルの内部の複数の深さ各々のために、ソースからの複数の粒子を検出するために、組織サンプルの内部の複数の深さのために、繰り返される。例えば、実施形態においては、各白色光画像は、組織サンプルの内部の単一の深さにおける、組織サンプの露出された表面の画像を含む。実施形態においては、組織サンプルの1つ以上のレイヤを取り除くことにより、複数の深さが獲得され、組織サンプルの各レイヤの除去は、組織サンプルのより深い表面を露出させる。特定の方法の実施形態においては、以下のステップは、組織サンプルの内部の複数の深さのために繰り返される:記録するステップ、決定するステップ、及び格納するステップを繰り返すステップ、組織サンプルの表面の白色光画像を獲得するステップ、それによって、組織サンプルの内部の複数の深さの露出された表面の白色光画像を獲得するステップであって、属性が、組織サンプルの内部の複数の深さ各々のための、複数の粒子飛跡の属性を含む、ステップ。例示の実施形態においては、方法は、組織サンプルの内部の複数の深さの各々のための粒子飛跡の属性を用いて、粒子のソースの3D分布を再構築するステップを更に含む。
例示の実施形態においては、粒子のソースの3D画像又は分布を再構築するステップは、組織サンプルの複数の深さを用いて、粒子のソースの3D画像又は分布を再構築するステップを含む。例えば、実施形態においては、再構築するステップは、組織サンプルの複数の深さ各々のための深さの情報を用いて、粒子のソースの3D画像又は分布を再構築するステップを含む。実施形態においては、3D画像又は分布を再構築するステップは、組織サンプルの内部の複数の場所各々のための確率密度関数を演算することを含む。例えば、実施形態においては、各場所のための確率密度関数は、粒子が検出された深さを説明する。実施形態においては、例えば、各場所のための確率密度関数は、場所と第1又は第2のポイントとの間の、独立粒子軌道に沿っている粒子の分散を説明する。
例示の実施形態においては、場所と第1又は第2のポイントとの間の、独立粒子軌道に沿っている粒子の分散は、組織サンプルの複数の深さの露出された表面の白色光画像から獲得された情報から演算される。例えば、実施形態においては、組織サンプルの複数の深さの露出された表面の白色光画像から獲得された情報は、組織サンプルの1つ以上の解剖学の情報、解剖学の情報のための伝搬プロパティ、組織サンプルに存在する組織タイプ、及び組織タイプのための伝搬プロパティを含む。例示の実施形態においては、伝搬プロパティは、ルックアップテーブルにて提供される。
例示の実施形態においては、組織サンプルの内部の粒子のソースを画像化するための方法は、組織サンプルの露出された表面の白色光画像を獲得するステップと、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を測定することにより、ソースからの複数の粒子を検出するステップであって、各検出される粒子が独立粒子軌道を横切り、第1及び第2のポジション依存信号は、各検出される粒子の独立粒子軌道に沿っている第1及び第2のポイントに対応している、ステップと、組織サンプルの内部の複数の深さのために、獲得するステップ及び検出するステップを繰り返すステップであって、複数の深さは、組織サンプルの1つ以上のレイヤを取り除くことにより獲得され、組織サンプルの各レイヤの除去は、組織サンプルのより深い表面を露出させる、ステップと、それによって、組織サンプルの内部の複数の深さの露出された表面の白色光画像を獲得し、及び、組織サンプルの内部の複数の深さの各々のために、ソースからの複数の粒子を検出するステップと、組織サンプルの解剖学の又は組織タイプの情報を決定するために、組織サンプルの内部の複数の深さの露出された表面の白色光画像を分析するステップと、各独立粒子軌道を特徴付けている少なくとも位置及び少なくとも方向を決定するめに、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を分析するステップと、検出される粒子の独立粒子軌道を特徴付けている位置及び方向、組織サンプルの内部の複数の深さ、及び解剖学又は組織タイプの情報を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築するステップとを含む。
例示の実施形態においては、組織の内部の粒子のソースを画像化するための方法であって、組織サンプルの露出された表面の白色光画像を獲得するステップと、ソースからの複数の粒子の各々のために、ステップa)、b)、及びc)を繰り返すステップであって、a)粒子飛跡にて粒子飛跡の画像を記録するステップ、b)粒子飛跡画像を用いて、粒子飛跡の属性を決定するステップ、c)粒子飛跡の属性を格納するステップを繰り返す、ステップとを含み、方法は、更に、獲得するステップと、記録するステップ、決定するステップ、及び格納するステップを繰り返すステップとを、組織サンプルの内部の複数の深さのために繰り返すステップであって、複数の深さは、組織サンプルの1つ以上のレイヤを取り除くことにより獲得され、組織サンプルの各レイヤの除去が、組織サンプルのより深い表面を露出させる、ステップと、それによって、組織サンプルの内部複数の深さの露出された表面の白色光画像を獲得し、及び、組織サンプルの内部の複数の深さのソースからの複数の粒子のために、粒子飛跡の属性を生成するステップと、組織サンプルの解剖学の又は組織タイプの情報を決定するために、組織サンプルの内部の複数の深さの露出された表面の白色光画像を分析するステップと、組織サンプルの内部の複数の深さにおけるソースからの複数の粒子のための属性、組織サンプルの内部の複数の深さ、及び解剖学の又は組織タイプの情報を用いて、粒子のソースの3D分布を再構築するステップとを含む。
例示の実施形態においては、組織サンプルの内部の粒子のソースを画像化する方法は、粒子飛跡検出器で複数の粒子飛跡の画像を記録するステップと、画像から複数の粒子飛跡の属性を決定するステップと、複数の粒子飛跡の各々の属性を格納するステップと、組織サンプルの内部における複数の深さのために、検出するステップ、決定するステップ、及び格納するステップを繰り返すステップであり、複数の深さは、組織サンプルの1つ以上を取り除くことにより獲得され、及び、組織サンプルの各レイヤの除去が、組織サンプルのより深い表面を露出させるステップと、それによって、組織サンプルの内部の複数の深さのソースから、複数の粒子のための粒子飛跡の属性を生成するステップと、組織サンプルの内部の複数の深さのソースからの複数の粒子のための粒子飛跡の属性、及び、組織サンプルの内部の複数の深さを用いて、粒子のソースの3D画像を再構築するステップとを含む。
例示の実施形態においては、組織サンプルの内部の粒子のソースを画像化する方法は、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を測定することにより、ソースからの複数の粒子を検出するステップであって、各検出される粒子が独立粒子軌道を横切り、第1及び第2のポジション依存信号は、各検出される粒子の独立粒子軌道に沿っている第1及び第2のポイントに対応している、ステップと、組織サンプルの内部の複数の深さのために、検出するステップを繰り返すステップであって、複数の深さは、組織サンプルの1つ以上のレイヤを取り除くことにより獲得され、組織サンプルの各レイヤの除去は、組織サンプルのより深い表面を露出させる、ステップと、それによって、組織サンプルの内部の複数の深さの各々のために、ソースからの複数の粒子を検出するステップと、各独立粒子軌道を特徴付けている少なくとも位置及び少なくとも方向を決定するめに、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を分析するステップと、検出される粒子の独立粒子軌道を特徴付けている位置及び方向、組織サンプルの内部の複数の深さを用いて、粒子のソースの3D画像を再構築するステップとを含む。
他の側面においては、本発明は、粒子のソースを画像化するための装置を提供する。例示の装置の実施形態は、ソースからの複数の粒子の各々が活性物質と相互作用するときに、検出可能な信号を生成する活性物質と、第1及び第2の検出可能な信号が、各検出される粒子の独立粒子軌道に沿っている第1及び第2のポイントに対応する状態において、各粒子が活性物質における独立粒子軌道を横切るときに生成される第1及び第2の検出可能な信号を検出するための位置感応検出器であって、活性物質と光学的に通信するように、活性物質の近傍に設けられる位置感応検出器と、位置感応検出器とデータ通信するように設けられるプロセッサとを備える。
例示の装置の実施形態は、ソースからの複数の粒子各々が、粒子飛跡に沿って活性物質と相互作用するときに、検出可能な信号を生成する活性物質と、活性物質における独立粒子飛跡を各粒子が横切るときに生成される検出可能な信号を検出するための位置感応検出器であって、例えば、活性物質との光学的に通信を行う位置に、活性物質の近傍に設けられる位置感応検出器と、位置感応検出器とデータ通信するように設けられたプロセッサであって、実行されたときに、各独立粒子飛跡の属性を決定するために、各独立粒子飛跡に沿って生成される検出された検出可能な信号を分析し、及び、複数の粒子全てに対応する属性を用いて粒子のソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされているプロセッサとを備える。
実施形態においては、発明の方法は、粒子の各々のために、属性リスト、ビンの4Dグリッド又はデータベースにおけるエントリとして、粒子飛跡の属性を格納するステップ、を更に含む。実施形態においては、粒子のソースの3D分布は、属性リスト、ビンの4Dグリッド又はデータベースを用いて再構築される。実施形態においては、粒子飛跡の特徴及び/又は属性は、粒子検出器システムの活性物質における、各独立粒子軌道を特徴付けている少なくとも位置及び少なくとも方向を含む。例えば、実施形態においては、粒子飛跡の属性は、粒子飛跡の1つ以上のスタートの1つ以上の位置、粒子飛跡のスタートでの粒子の移動の方向、及び粒子飛跡に沿っている粒子によって蓄積される合計エネルギーを含む。例えば、実施形態においては、粒子飛跡の特徴及び/又は属性は、粒子が活性物質と相互作用を開始するポイントにおける3D位置及び方向を含む。例えば、例示の実施形態においては、活性物質は、各検出される粒子の独立粒子軌道の少なくとも一部を横切るために設けられている。実施形態においては、例えば、活性物質は、シンチレータ、マイクロチャネルプレート、ディープディプレッションCCD装置又はディープディプレッションCMOS装置のディプレッション領域を含む。実施形態においては、例えば、位置感応検出器は、2D光検出器、2D電子検出器、CCD検出器、ディープディプレッションCCD検出器、ディープディプレッションCMOS装置、CMOS装置、MOS検出器又はアクティブピクセルセンサを含む。
この側面の他の装置の実施形態は、各検出される粒子が独立粒子軌道を移動している状態において、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を測定することにより、ソースからの複数の粒子を検出するためのポジション検出器であって、第1及び第2のポジション依存信号が、各検出される粒子の独立粒子軌道に沿っている第1及び第2のポイントに対応するポジション検出器と、ポジション検出器とデータ通信するように設けられたプロセッサとを備える。実施形態においては、例えば、各独立粒子軌道を特徴付けている、飛跡特徴、及び/又は、少なくとも位置、及び/又は、少なくとも方向は、ポジション依存検出器と相互作用するポイントでの、3D位置及び方向を含む。実施形態においては、例えば、検出器と相互作用しているポイントにおける方向は、3D位置における、独立粒子軌道に沿っている移動の方向を特徴付けている、2つ以上の角度を含む。
粒子のソースを画像化するための例示の装置の実施形態は、活性物質における粒子飛跡に沿って発生した検出可能な信号の画像の記録のための粒子飛跡検出器であって、検出可能な信号は、活性物質とのソースからの粒子の相互作用によって生成される、粒子飛跡検出器と、粒子飛跡検出器とデータ通信するように設けられたプロセッサであって、複数の粒子飛跡の属性を決定するために、活性物質における複数の粒子の粒子飛跡に沿って生成された検出可能な信号の複数の画像を分析し、複数の粒子の全てに対応する属性を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築するために構成されるプロセッサとを備える。
様々なプロセッサは、この側面の装置にて用いられる。例えば、実行するためにいくつかの命令がプロセッサに与えられる、一般的な目的のプロセッサが、任意選択的に用いられ得る。他の例として、限られた命令のみを実行することが可能なプロセッサが、この側面の装置にて用いられる。実施形態において、例えば、この側面の実施形態で用いられるプロセッサは、実行されたときに、各独立粒子軌道を特徴付けている、少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向を決定するために、各粒子のために第1及び第2の信号を分析し、及び、各検出される粒子の独立粒子軌道を特徴付けている位置及び方向を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされている。実施形態においては、例えば、この側面の実施形態で用いらえるプロセッサは、各独立粒子軌道を特徴付けている少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向を決定するために、各検出される粒子の第1及び第2のポジション依存信号を分析し、検出される粒子の独立粒子軌道を特徴付けている位置及び方向を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築するように、構成される。
組織の内部の粒子のソースを画像化するための他の装置の実施形態は、組織の表面の白色光画像を獲得するためのカメラと、ソースからの複数の粒子の各々が活性物質と相互作用するときに、検出可能な信号を生成する活性物質と、粒子が活性物質における独立粒子軌跡を横切るときに発生する第1及び第2の検出可能な信号を検出するための位置感応検出器であって、第1及び第2の検出可能な信号は、各検出される粒子の独立粒子軌道に沿う第1及び第2のポイントに対応し、位置感応検出器が、活性物質と光学的に通信するように、活性物質の近傍に設けられる、位置感応検出器と、組織からレイヤを取り除くための機構と、位置感応検出器及びカメラとデータ通信するように設けられているプロセッサであって、実行されたときに、各独立粒子軌跡を特徴付けている少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向を決定するために、各粒子のために、第1及び第2の信号を分析し、組織の解剖学の又は組織タイプの情報を決定するために、組織の表面の白色光画像を分析し、検出される粒子各々の独立粒子軌跡を特徴付けている位置及び方向、及び組織の解剖学の又は組織タイプの情報を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされているプロセッサとを備える。例示の実施形態においては、この側面の装置は、トモグラフィ画像化システムを備える。
実施形態においては、組織の内部の粒子のソースを画像化するための装置は、組織の表面の白色光画像を獲得するためのカメラと、ソースからの複数の粒子各々が、活性物質と相互作用するときに、検出可能な信号を生成する活性物質と活性物質における独立粒子飛跡を各粒子が横切るときに生成される検出可能な信号を検出するための位置感応検出器であって、例えば、活性物質と光学的に通信するように、活性物質の近傍に設けられる位置感応検出器と、組織からのレイヤを取り除くためのセクション化するブレードと、位置感応検出器及びカメラとデータ通信するように設けられたプロセッサであって、実行されたときに、各独立粒子飛跡の属性を決定するために、各独立粒子飛跡に沿って生成される検出された検出可能な信号を分析し、組織の解剖学の又は組織タイプの情報を決定するために、組織の表面の白色光画像を分析し、及び、複数の粒子の全て又は一部に対応する属性、及び、組織の解剖学の又は組織タイプの情報を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされているプロセッサとを備える。
特定の実施形態においては、組織からレイヤを取り除くための機構は、セクション化するブレード、あるいは、ミリングタイプの工具を備える。実施形態においては、例えば、この側面の装置は、組織及び組織からレイヤを取り除くための機構の間の相対位置を調整するための、位置決めステージを更に備える。例えば、実施形態においては、位置決めステージは、組織の内部の複数の深さにて、組織の表面を露出させるために、組織の1つ以上のレイヤの除去を提供する。例示の実施形態においては、プロセッサは、実行されたときに、測定される粒子各々の独立粒子軌跡を特徴付けている位置及び方向、組織の解剖学の又は組織タイプの情報、及び組織の内部の複数の深さに対応する深さの情報を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされている。実施形態においては、プロセッサは、実行されたときに、複数の粒子の全て又は一部に対応する属性、組織の解剖学の又は組織タイプの情報、及び組織の内部の複数の深さに対応する深さの情報を用いて、粒子のソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされている。
発明の方法及び装置は、任意選択的に、様々なソースからの粒子を検出することができる。有用な粒子のソースは、任意選択的に、生体内又は生体外の組織のいずれかに設けられる。例えば、1つの実施形態においては、粒子のソースは、患者、被検体又は組織に与えられる放射性医薬品を含む。実施形態においては、発明の方法は、被検体の組織における放射性医薬品の分布のための被検体に与えられる放射性医薬品のような、粒子のソースを、組織又は患者又は被検体に与えるステップを含む。実施形態においては、例えば、粒子のソースの3D画像は、組織における放射性医薬品の分布を含む。実施形態においては、例えば、発明の方法及び装置は、1μmから10mm以上の範囲から選択された厚さのような、実質的にいくつかのサイズの厚さを有する粒子のソースを画像化するために有用である。発明の方法及び装置は、任意選択的に、組織の表面に、又は、例えば、0から5mmの範囲から、あるいは、0から10mmの範囲から選択された組織の内部の深さに設けられた、粒子のソースを画像化するために有用である。例示の実施形態においては、粒子のソースは、生きている組織の内部の放射性の構成を含む。
例示の実施形態においては、発明の装置又は方法は、例えば、検出している粒子のために、例えば粒子飛跡検出器のような検出器と粒子が相互作用するポイントにおける、3D位置及び方向のような、各独立粒子軌跡を特徴付けている、少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向を決定する。実施形態においては、少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向は、粒子飛跡の属性である。実施形態においては、粒子飛跡の属性は、粒子飛跡のスタートの1つ以上の位置、粒子飛跡のスタートにおける粒子の移動の方向、及び粒子飛跡に沿う粒子によって蓄積される合計エネルギーを含む。特定の実施形態においては、粒子の飛跡のスタートにおける粒子の移動の方向は、2つ以上の角度によって特徴付けられる。実施形態においては、例えば、検出器との相互作用のポイントでの方向は、3D位置での、独立粒子軌跡に沿っている移動の方向を特徴付けている2つ以上の角度を含む。例示の実施形態においては、移動の方向は、第1及び第2のポイントの間で起きている近似の粒子伝搬プロセスによって決定される。
実施形態においては、各独立粒子軌跡を特徴付けている少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向を決定するために、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を分析するステップは、独立粒子軌跡に沿っている第1及び第2のポイントの間の、各検出される粒子の移動の方向を決定するステップを含む。実施形態においては、例えば、独立粒子軌跡の各々を特徴付けている少なくとも1つの位置及び少なくとも1つの方向を決定するために、各検出される粒子のために、第1及び第2のポジション依存信号を分析するステップは、独立粒子軌跡に沿っている第1のポイントでの、あるいは、独立粒子軌跡に沿っている第2のポイントでの、各検出される粒子の移動の方向を決定することを含む。
実施形態においては、発明の装置及び方法は、例えば、組織の3Dトモグラム、あるいは、組織内の放射性医薬品の分布のような粒子のソースの3Dトモグラフィのような、粒子のソースに対応している3D画像を再構築する。実施形態においては、3D画像を再構築するステップは、粒子のソースの3D分布を決定するために、リストモード最大確度期待値最大化アルゴリズムを用いることを含む。実施形態においては、3D画像を再構築するステップは、各検出される粒子のために、粒子のソースの内部の複数の場所又はvoxels各々のための、確率密度関数を演算することを含む。実施形態においては、例えば、各場所の確率密度関数は、モンテカルロシミュレーションを用いて演算される。例示の実施形態においては、各場所の確率密度関数は、独立粒子軌跡に沿っている、あるいは、場所及び粒子検出器の間の、粒子の分散を説明する。実施形態においては、各場所のための確率密度関数は、場所と第1又は第2のポイントとの間の粒子の分散を説明する。
例示の実施形態においては、3D画像を再構築するステップは、組織又はサンプルの内部の粒子のソースの分布を、例えば25μm以下のような、特定の正確さ又はvoxelサイズに決定することを含む。実施形態においては、例えば、3D画像又は3D分布の視覚表示は、発明の装置又は方法によって提供される。特定の実施形態においては、3D画像は、組織又はサンプルの内部のソースの分布を示す空間マップを含む。
いくつかの特定に理論によって拘束されるための意向なしで、本明細書に記載された装置及び方法に関する基本的な原則の信念又は理解の本発明の議論があり得る。いくつかの機構的説明又は前提の根本的な確度にかかわらず、発明の実施形態は、それでもなお、実施可能であり及び有用である。
組織又はオブジェクトの内部の粒子のソースの分布を再構築するための方法の概要を示す図である。 光放射又は電子放射の材料との粒子の相互作用を検出するための方法の概要を示す図である。 放射性トレーサーのような、組織の内部の粒子ソースの活性分布を再構築するための方法の概要を示す図である。 組織における放射性核種の活性を放射している粒子を決定するための方法の概要を示す図である。 電子飛跡を観察するためのシステムの図である。 図6aは、ピクセルグリッドの図である。図6bは、図6aのグリッドの関心の領域を示す図である。図6cは、再構築された粒子ソースの2D例の概要図である。 図7a乃至図7cは、電子飛跡を観察するための様々な検出器の実施形態の概要を示す図である。 チャージされた粒子飛跡検出器からのサンプル画像を示す図である。 iQIDベータ粒子飛跡の画像の収集を示す図である。 シミュレートされた再構結果を示す図である。 粒子分布を再構築するための方法の概要を示す図である。 トモグラフィタイプの方法を用いて、粒子分布を再構築するための方法の概要を示す図である。 粒子分布を再構築するための方法の概要を示す図である。 粒子のソースを含んでいる、オブジェクトの断面の概要を示す図である。 オブジェクトを介する複数の深さでの、白色光画像及び/又は粒子飛跡画像のレイヤ毎のデータ収集を獲得するための装置の概要を示す図である。 図16A、16B、及び16Cは、動作における、図15の装置の概要を示す図である。 組織サンプルの例示の粒子画像及び白色光画像を示す図である。 アルファ粒子及びベータ粒子の移動通路を示す図である。アルファ粒子は、ベータ粒子よりも直線にて移動する傾向があり、ベータ粒子は、より長い範囲を有する傾向がある。 方向の情報を取得するために用いられ得る、2つの相互作用を検出するために用いられる、2つのレイヤの超薄の蛍光体の箔アセンブリを備えている、指向性のチャージされた粒子検出器を示す図である。 蛍光体の箔がインテンシフィアから10μm離れているときの、単一の箔の検出器のための空間分解能の見積もりを示すグラフである。 軸上(左)対軸外れ(右)のアルファソースへの2つの箔の検出器の単一フレームカメラレスポンスのプロットを示す図である。アルファ粒子の大部分が1つの角度にて入射するとき、
Figure 2017504813
の間に明確な分離が存在する(右)。図におけるぼんやりしたもの各々は、蛍光体におけるアルファ粒子の相互作用である。
一般的に、本明細書にて用いられる用語及び語句は、技術の理解の意味を有しており、当業者によって知られた、標準テキスト、刊行物、及びコンテキストへの参照によって見出し得る。以下の定義は、本発明のコンテキストにおける特定用途を明確にするために提供される。
「粒子」は、質量を所有している物を参照する。粒子は、光子のような、質量無しの物と区別される。例示の粒子は、陽子、中性子、及び電子のような亜原子粒子、アルファ粒子、及びベータ粒子のような高エネルギー粒子、原子核、原子、及びイオンを含むが、これらに限定されない。本明細書で用いられるとき、粒子は、アルファ粒子、ベータ粒子、陽電子、転換電子、及びオージェ電子を、明白に含む。
「3D位置」は、x、y、及びz座標のような、3つの座標によって特徴付けられる空間の内部の一意の場所を参照する。実施形態において、3D位置は、平面内、フィルム内、又は材料のレイヤ内に設けられた、2つの座標(例えば、x及びy)によって提供され得る。
「ポジション依存信号」は、粒子の軌道における特定のポイントにて、ベータ粒子、アルファ粒子、又は転換電子のような、粒子の検出又は測定によって生成される信号を参照する。いくつかの実施形態においては、ポジション依存信号は、検出領域を介してソースから移動している粒子の軌道を特徴付けるために有用である。ポジション依存信号は、光信号、電子信号、音響信号、磁気信号、及びこれらの組み合わせを含む。
「相互作用」は、露出されるとき、あるいは逆に、電子又は光子のような、検出可能な信号を生成するために、材料、装置、又は装置レイヤと相互作用するときに、粒子の運動エネルギーが減少されるプロセスを参照する。
「活性物質」は、粒子との相互作用にて、相互作用が起こる装置、構成、又は構造の内部の特定の場所から起こる検出可能な信号を生成する、装置、構成、又は構造を参照する。
「方向」は、粒子の空間を介する移動の記述を参照する。実施形態においては、粒子の移動の方向は、球座標システムにおける2つの角度によって、あるいは、単位ベクトルの2つのコンポーネントによって特定される。
「シンチレータ」、「シンチレーション材料」、及び「蛍光体」は、ベータ粒子、アルファ粒子、又は転換電子のような粒子との相互作用にて、光子を放射する構成を参照する。実施形態においては、光子は、粒子の吸収作用にてこれらの材料によって放射される。実施形態においては、光子は、これらの材料が粒子と相互作用して、運動エネルギーを減少させるときに、これらの材料によって放射される。
「CCD」又は「電荷結合素子」は、電磁放射の吸収における電荷の生成、及び又は、当該電荷の蓄積による、電磁放射線の検出のために用いられる画像装置を参照する。実施形態においては、用語CCDは、画像を取得するために配列されたCCDエレメントの2D配列を参照する。
「ディープディプレッションCCD」は、従来のCCDよりも深い深さでの、吸収された放射あるいは粒子の検出を可能にするように、活性電荷生成領域又はディプレッション領域を備える半導体材料は、従来のCCDにおいてより厚い。「ディプレッション領域」は、電子とホールを離す目的のために高い電界が存在する、CCDの領域を参照する。「CCDウェル」は、電磁気の吸収を介して生成された電荷が蓄積される、CCD、あるいは、ディープディプレッションCCDの領域を参照する。
「CMOSセンサ」は、電磁放射の検出のために用いられる画像装置を参照する。実施形態においては、CMOSセンサは、「相補型金属酸化膜半導体」として、微細作成及び集積回路製造の技術において一般に知られた従来の方法及び技術を用いて製造される。
「白色光画像」は、デジタルカメラ、電荷結合素子(CCD)検出器、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)検出器、又は金属酸化膜半導体(MOS)検出器を含んでいるが、これらに限定されない画像センサのような、2D光検出器を用いて生成又は表示される画像を参照する。実施形態においては、白色光画像は、複数の波長によって特徴付けられた電磁放射を提供している光源を用いているサンプルを照らすことによって、及び、サンプルによって散乱、反射、及び/又は放射される光を検出することによって生成される。実施形態においては、例えば、白色光画像は、可視及び/又は赤外領域における波長を有している電磁放射線を提供している、広帯域の電磁波源での照明によって生成される。
「半導体」は、かなり低い温度にて絶縁体であるが、約300ケルビンの温度にて、かなりの電気伝導率を有するいくつかの材料を参照する。本明細書においては、半導体の用語の使用は、マイクロエレクトロニクス及び電気機器の技術における、この用語の使用と矛盾しないことを示唆する。典型的な半導体は、シリコン又はゲルマニウム、及び、SiC及びSiGeのようなIVグループの化合物半導体のような、AlSb,AlAs,Aln,AlP,BN,GaSb,GaAs,GaN,GaP,InSb,InAs,InN,及びInPのようなIII−Vグループの半導体、AlxGa1−xAsのようなIII−Vグループの三元半導体合金、CsSe,CdS,CdTe,ZnO,ZnSe,ZnS,及びZnTeのようなII−VIグループ半導体、I−VIIグループCuCl半導体、PbS,PbTe及びSnSのようなIV?VIグループ半導体、PbI,MoS及びGaSeのような層型半導体、CuO,CuO及びTiOのような酸化物半導体のような、化合物半導体のような、エレメント半導体を含む。半導体の用語は、与えられたアプリケーション又は機器のために有用である、有用な電気的プロパティを提供するために、真正半導体、及び、(p型、あるいは、pドープ半導体としても知られた)p型ドーピング材料、及び、(p型、あるいは、nドープ半導体としても知られた)n型ドーピング材料を有する半導体を含んでいる、1つ以上の選択された材料にてドープされる、真正半導体及び外因性半導体を含む。半導体の用語は、半導体及び/又はドーパントの混合物を備えている、複合材料を含む。半導体材料の不純物は、半導体材料自身以外の、原子、要素、イオン、及び/又は分子、あるいは、半導体材料に供給されたドーパントである。実施形態においては、半導体と、ベータ粒子、アルファ粒子、又は転換電子のような粒子との間の相互作用は、半導体の内部で電子−ホールのペアを生成する。実施形態においては、半導体と、ベータ粒子、アルファ粒子、又は転換電子のような粒子との間の相互作用は、半導体機器のディプレッション領域の内部にて離される、電子−ホールのペアを生成する。
「抵抗性アノードエンコーダ」は、電子のような、チャージされた又はエネルギー性の粒子を検出するために用いられる、位置感応検出器を参照する。実施形態においては、抵抗性アノードエンコーダは、マイクロチャネルプレートのような、電子増倍構造と共に用いられ、チャージされた又はエネルギー性の粒子と共に電子増倍構造の、吸収又は相互作用にて生成される、増倍された電荷の収集のための抵抗性エレメントを採用する。
「マイクロチャネルプレート」又は「MCP」は、電子及び光子のような、チャージされた又はエネルギー性の粒子の検出のために用いられる、電子増倍構造を参照する。実施形態においては、マイクロチャネルプレートは、マイクロチャネルの2D配列を備えており、入射光又は電荷を増幅するために用いられる。実施形態においては、マイクロチャネルプレートは、検出可能な光信号を生成するために、蛍光面のような材料を生成する光と組み合わされる。実施形態においては、マイクロチャネルプレートと蛍光面のペアによって生成された、検出可能な信号は、カメラ又は他の画像検出器によって画像化されて、入射のチャージされた又はエネルギー性の粒子の空間的位置を決定するために提供する。
放射性医薬品は、病気の診断、処置、治療、又は防止における使用のために、あるいは、組織又は組織コンポーネントの画像化における使用のために、物質あるいは患者に与えられる放射性の構成を参照する。実施形態においては、放射性医薬品は、ベータ粒子、及び/又はアルファ粒子のような、放射性崩壊において粒子を発生する、1つ以上の放射性同位体を備える。いくつかの実施形態においては、放射性医薬品は、ガンマ線を生成する。
「検出可能な信号」は、粒子及び位置感検出器システムの活性物質の間の相互作用の発生を感知するために使用され得る、電子又は電磁放射のような、チャージされた粒子を参照する。
「リストモード最大確度期待値最大化アルゴリズム」又は「LMMLEMアルゴリズム」は、画像再構築のための方法を参照する。このアルゴリズムの実施形態は、L.パラ及びH.H.バレット著、「リストモード確度?2D−PETにて実行されるEMアルゴリズム及び雑音推定」、IEEEトランザクション医学画像MI−17:228−235、1998に記載されており、参照によって本明細書に組み込まれる。
「モンテカルロシミュレーション」又は「モンテカルロ法」は、イベントの発生の確率分布又は確度を決定するための計算的なアルゴリズムを参照する。実施形態においては、
イベントのモンテカルロシミュレーションは、市販のソフトウエアパッケージ、あるいは、公衆に利用可能なソフトウエアパッケージを用いて計算される。
「粒子飛跡」は、検出可能な信号が生成される、ディープディプレッションCCD装置、又は、ディープディプレッションCMOS装置の、シンチレータ又はマイクロチャネルプレート又はディプレッション領域のような、活性物質を介する粒子の通路を参照する。粒子飛跡は、一般的に、粒子が活性物質に入る位置にて始まる。実施形態においては、粒子飛跡は、任意選択で、粒子が停止するときに終了する。「粒子飛跡検出器」は、粒子が活性物質を介して通路を横切るときに生成される検出可能な信号の捕獲のためのシステムを参照する。
図1は、組織又は物の内部の粒子のソースの分布を、決定又は再構成するための方法の実施形態の概要を提供する。はじめに、(110)粒子ソースは、複数のボリュメトリックピクセル(voxels)に細分化される。voxelsのサイズは、発明の方法によって達成される再構築の解像度に影響する。次に、(120)関心のサンプルの内部にて発生される単一の粒子のために、粒子は、まず、シンチレータのような位置感応検出材料と相互に作用し、この相互作用の位置が決定される。次に、(130)粒子と位置感応検出材料との間の、第2の相互作用の位置が決定される。実施形態においては、2つの位置は、2つの離れている蛍光体の箔のような、物理的に離れている位置感応検出材料における場所である。しかしながら、他の実施形態は、粒子との相互作用の飛跡が生成され、2つの位置は、飛跡に沿っているスタートポイント、及び、他のポイント、あるいは、飛跡に沿っている多数のポイントのような、この飛跡の内部における場所である、厚いシンチレーション材料のような、厚い位置感応検出材料を採用する。これらの位置から、第1の相互作用のポイントでの粒子の移動の方向が決定される(140)。任意選択で、移動の方向は、1つ以上の角度として表示される。一度、第1の相互作用のポイントでの粒子の移動の方向が決定されると、この情報は、粒子のソースの分布の後の再構築のために、リスト、4Dグリッド、あるいは他のデータベースに追加される(150)。
図2は、光放射又は電子放射の材料のような、検出器の活性物質との粒子の相互作用を検出するための、方法の実施形態の概要を提供する。実施形態においては、相互作用は、検出可能な信号を生成する。例えば、活性物質は、電子放射の材料を任意選択的に備え、又は、光放射材料及びこの材料と相互作用する粒子を任意選択的に備える(210)。有用である光放射材料は、シンチレーション及び蛍光体を含む。有用である電子放射の材料は、フォトカスケード、半導体材料、及びマイクロチャネルプレートを含む。粒子との相互作用が電子を生成する場合、この後の検出のために、光電子増倍管及びマイクロチャネルシステムにおける発生のように、電子は任意選択的に増幅される(220)。電子又は増幅された電子は、蛍光面に向けられることができ(230)、また、例えばディープディプレッションCCDシステムによって、直接的に検出され得る(240)。粒子と位置感応検出材料の間の相互作用が、光を放射する場合、あるいは、放射された電子が、後に光を放射する蛍光面に向けられる場合、放射される光は、例えば、CCDを用いて検出される(250)。どちらかのケースにおいて、相互作用の位置は、その語、検出された光又は電子の位置及び/又は強度を用いて決定される(260)。
図3は、放射性トレーサーのような、組織の内部の粒子ソースの活性分布の再構築のための、方法の概要を提供する。まず、粒子飛跡の画像は、粒子飛跡検出器を用いて記録される(310)。次に、入口座標及び方向、飛跡の内部に蓄積された合計エネルギー等の粒子飛跡の属性又は特徴が、決定される(320)。粒子飛跡の属性又は特徴は、リストのエントリとして格納される(330)。単一の粒子飛跡の属性又は特徴に対応する各リストのエントリにて、リストにおける複数のエントリを生成するために、上述のステップは複数の粒子のために繰り返される(340)。全ての検出された粒子のための属性のリスト(350)、及び任意選択的に、追加のキャリブレーションデータ(360)を用いて、放射性トレーサーの3D活性分布が再構築される(370)。発明は、また、例えば、4Dグリッドにおける属性、又は、他のデータベースの表示を登録することにより、他のデータベースのアプローチを用いる方法を介して実行され得る。
図4は、組織における放射性核種の活性を放射している粒子を再構築するための、特定の方法の実施形態の概要を提供する。ここでは、例えば、粒子飛跡の特徴/属性を決定するために、飛跡検出器を採用している本明細書に記載の方法によって、粒子のソースは、複数のvoxels内に細分化される(410)。組織における放射性核種からの複数の粒子との、粒子飛跡検出器の相互作用によって生成された、粒子飛跡における複数の飛跡の属性/特徴のリストが提供され、決定され、またはさもなければ、生成される(420)。属性/特徴のリスト、及び、各voxelと粒子飛跡検出器との間の組織/材料におけるシミュレートされた伝搬プロセスは、この後、各voxelでの放射性核種の活性を再構築するために用いられる。
図5は、組織551の内部に設けられた、粒子生成物550の3D表示を決定するための、システム500の例示の実施形態を示す。システム500は、厚いシンチレータ503、画像レンズ504、及びCCD505を備える。粒子生成物によって生成される粒子は、組織551を介して通路520に沿って移動し、これは、任意選択的に、吸収及び散乱を経験する。粒子がシンチレータ503に到達するとき、粒子とシンチレータ503との間の通路520に沿う相互作用は、CCD505によるその後の検出のために、レンズ504によって収集される電磁放射線を生成する。粒子は、また、これらがシンチレータ503を介して移動するときに、吸収及び散乱を、任意選択的に経験する。実施形態においては、粒子は、シンチレータ503を介する全体の飛跡に沿う、電磁放射線を生成する。プロセッサ(不図示)は、検出された電磁放射線の画像の、この後の分析のために、CCD505からの出力を受信する。
図6aは、粒子生成物550及び組織551に重ねられたピクセルグリッドを示す。図6aにおいて提供される描写は、ピクセルの2D配列を示しているが、発明の実施形態は、3Dピクセル配列又はvoxelグリッドを利用する。図6bは、粒子生成物を含んでいる関心の領域に、ピクセルグリッドを狭めている。複数の粒子が、粒子飛跡の測定のためにシステムと相互作用した後、本明細書に記載のように、相互作用のポイント及び粒子のための移動の方向は、粒子生成物の画像を構築するために用いられることができ、本明細書にて活性分布の再構築として表現されている。図6cは、強度マップとして図6bの狭められたピクセルグリッドのための、粒子生成物550の再構築の略図を描写しており、ピクセルの影は、ピクセルの内部における物を放射している粒子の活性を表している(白=低活性、黒=高活性)。
本発明は、以下の非限定的な例によって更に理解されるであろう。
例1:オートラジオグラフィ法
オートラジオグラフィは、臨床又は生物学の研究のための、放射性の医薬品の使用である。放射線のソースは、研究される物の内部であり、接頭語「オート」は、これを、外部の放射線のソースが用いられる従来のラジオグラフィから区別する。時々、内部の放射線のソースを用いる、SPECT(単一光子放射型コンピュータトモグラフィ)及びPET(陽電子放出トモグラフィ)は、生体内のオートラジオグラフィとして参照されるが、用語は、動物が犠牲にされる後の、動物の画像研究における患者の生検の後の、組織見本の生体外画像を参照するためにより一般的に用いられる。
これらの手順において、放射性医薬品は、生きている被検体に導入され、平衡するためにこれのために適切な時間の後に、標本は取り除かれて、ミクロトームと呼ばれる機器で、しばしば5−10μmのみの厚さである、かなり薄いスライスにカットされる。各スライスは、この後、放射性医薬品にて用いられる放射性同位体によって放射される、アルファ粒子、ベータ粒子、及び/又はオージェ電子のようなチャージされた粒子に敏感である、高精度画像検出器に置かれる。同位体に依存して、x線又はガンマ線放射があってよく、生体内トモグラフィのために用いられ得るが、生体外オートラジオグラフィにおいて用いられる画像検出器は、これらの光子放射に相対的に鈍感にデザインされる。
2Dのオートラジオグラフィのスライス画像の結果は、SPECT又はPETのものよりもかなりよく、絶妙な空間的分解能を有することができ、細胞の又は細胞下のレベルにて、放射性医薬品の分布の詳細を表示することができるが、しかしもちろん、標本が、生きている被検体の一部では無い後のみである。SPECT及びPETによって生成されたこれらに類似して、2Dの原理において、スライス画像は、3D画像にも集められることがでるが、粒子においてこの生成は、困難及び技術的な挑戦の両方である。技術的な挑戦は、ミクロトーム及び画像検出器からの組織の輸送、及び/又は、組織脱水プロセスからによって引き起こされる歪みに由来する。
本発明によって達成される1つの目的は、放射性以外のフルボリュメトリックの分布が、歪んだ2Dスライスから3Dボリュームへの再収集することを行わずに、画像にされるように、2Dオートラジオグラフィを3Dに拡張することである。
本発明によって達成される第2の目的は、少しでも、薄いスライスを用いるよりも、組織の厚いスラブにおける3D画像を実現することである。
本発明によって達成される第3の目的は、SPECT又はPET内での検出器で組織を取り囲むというよりも、画像化される組織の厚いスラブの一面に接触、又は、近接する検出器での3D画像を取得することである。
本発明によって達成される更なる目的は、対抗している薄いスライスのオートラジオグラフィのものである、SPECT又はPETよりもよい、かなり高い空間的分解能にて初めの3つの目的を達成することである。
これらの目的は、生体外ではなく、生体内のための、3Dオートラジオグラフィをユーザに与える。
発明の1つの実施形態の側面は、検出器と相互作用するときの粒子の場所のみではなく、この方向についての情報を提供する、チャージされた粒子検出器の使用である。光子検出器で、SPECT及びPETでは、検出器で単一の相互作用から、光子の方向について何かの学びの可能性はない。高エネルギー光子は、コンプトン、あるいは、単一のポイントにて光電作用を起こすまで、検出器を介してスムーズに移動し、シンチレーション検出器において、各相互作用は、単一の光のフラッシュを生成する。高エネルギーのチャージされた粒子は、他方で、通路に沿って検出器全てと相互作用する。シンチレーション検出器においては、光は全てのポイントで生成され、そして、個別の粒子の全体の飛跡は、高速CCD又はCMOSカメラにおいて記録され得る。
好ましい実施形態においては、透明なシンチレータの1面は、切除され又は生きているもののいまだ一部である、組織の薄いピースと接触又は隣接して置かれる。組織における製剤の放射性崩壊は、組織から逃れてシンチレータに入る、チャージされた粒子を生成する。粒子がシンチレーションにおける飛跡を横切るときに生成された光は、この後、レンズ、又は、シンチレータの反対側の面に結合された光ファイバーアセンブリによって画像にされ得る。カメラが十分に早く、及び、充分に敏感である場合、個別のチャージされた粒子によって、シンチレータにおいて生成された全体の飛跡を画像にし得る。
後述のとおり、この例は、シンチレータに入るポイントでの、飛跡の位置及び方向を決定するための、アルゴリズムを記載する。この情報は、例えば、リスト、4Dグリッド、あるいは、他のデータベースにおいて、各粒子について格納され、そして、放射性の医薬品の3D分布を再構築するために、高性能の粒子輸送アルゴリズムと一緒に用いられる。
本明細書に記載の実施形態によって達成される主な利点は、物理的に薄いセクションにスライスすることなしで、組織の薄いピースにおける、放射性の医薬品の分布の高精度3D画像を生成する能力を含む。
組織の一方のみの検出器での3Dトモグラフィは、本明細書に記載の技術によって達成され得る。加えて、本明細書に記載の技術は、例えば、皮膚病変、あるいは、内視鏡検査にてアクセス可能な上皮病変である、生きている組織に応用可能である。更に、生きていいるものでのダイナミックな(4D)研究が、達成され得る。
任意選択的に、画像にされる組織のスラブは、生成されたチャージされた粒子のかなりの割合は、スラブから逃れることができ、及び、チャージされた粒子飛跡検出器に入ることができる。オートラジオグラフィにおいて用いられた典型的なベータ粒子のエネルギーのために、これは、いくつかの実施形態のために、組織の厚さの最大値を2−10mmに制限する。
十分な粒子が逃れるとしても、これらは、組織においてかなりの散乱及び吸収を経験し、空間分解能は、組織における放射線放射の深さで退化するであろう。
例2:チャージされた粒子飛跡検出器
この例は、組織から現れている個別の電子の位置と共に方向を測定するために、検出器における電子飛跡を用いることを記載する。検出器の数タイプは、このような検出のために任意選択的に用いられ、多数の薄いシンチレータの箔を用いるCCDベースのシステム;直接の電子の相互作用によって励起され得る(シンチレータ又はフォトカソードなしの)裸のマイクロチャネルプレート;及び、直接の電子の相互作用によって再励起され得る厚いディプレッション領域を有するCCD検出器を備えている。
多数の薄い箔の使用は、図7aにおいて示される。高NAレンズのペアは、任意選択的に、下側の箔にフォーカスされ、他の2つの箔は、わずかにフォーカスの外になり、光の特定のスポットが生成される箔を見分けることを可能にする。任意選択的に、このジオメトリは、下側の箔から光を散乱しない箔を用いる。任意選択的に、Er、Ga及びInのような様々なドーパントと一緒にZnOの薄いフィルムが利用される。1つの実施形態においては、ZnOのスパッタリングのRFを用いて生成される。他のオプションは、任意選択的に、液相エピタキシーによって成長されるYAG:Ce、LAG:Eu又はGGG:Euの単結晶フィルムを含む。
裸のマイクロチャネルプレートが、図7bにおいて示される。このケースにおいては、画像にされる標本は真空チャンバ内であるか、かなり薄いガラス又は金属の入口窓のような、電子浸透性の入口窓があるかである。高エネルギー電子は、(仮に存在する場合には)窓を介して、そしてこの後、多数のチャネルを通り、各々において真空内に第2の電子が励起する。これらの電子は、第2のものが生成されるチャネルの場所に大きく依存するゲインで増幅され、相対的な強度は、任意選択的に、相互作用の深さの情報を提供し、飛跡の3Dプロファイルの観察を提供する。
薄いディプレッション領域を有するCCDが、図7cに示される。ここでは、電子飛跡は、高電界が存在する、シリコンのディプレッション領域において生成され、及び、飛跡に沿う第2のものは、(増幅なしで)アクティブなCCDウェルに向かって加速される。拡散は、より長い輸送路のためのより大きなくもり(blur)を起こし、再び、相互作用の深さは見分けられ得る。厚いディプレッション装置は、ワイドピックス(WidePix)装置内として、CMOSでもあり得る。
獲得される角度情報は、任意選択的に、平面画像、あるいは、BET(ベータ放射トモグラフィ)において用いられる。リストモードEM再構築確度は、任意選択的に、方向及び位置の概算が漸近的にノーマルである観測に基づく。トモグラフィの結果の画像は、任意選択的に、慣習的に表示され、また、3D分布の2D投射を得るために、(検出器にノーマルで)z方向において合計され、;いずれかのケースの比較において、画像は、例えば間にあるプラスチックなしで、薄い箔のシンチレータとの直接の接触における平面のベータソースを画像にすることにより、記録される。
任意選択的に、画像データは、例えば、動物研究から、厚い組織スライスにて獲得される。厚いスライスは、オートラジオグラフィと比較されるために再構築された画像を可能にするために、標準的なオートラジオグラフィで画像にされる10μmのスラブに切られる。
図7bにて描写されたセットアップでの飛跡検出器データが取得された。サンプル画像は、図8にて示される。放射性核種の活性及びカメラのフレームレートは、画像に貢献するこのような1つのみのベータ粒子であったが、3つの場所において、イメージインテンシフィアと相互作用した。3つのポイントを通る描かれた線は、ベータ飛跡を画定し、約1mmの長さである。
代替の検出器。いくつかの実施形態においては、図7a−7cにおいて示された飛跡検出器に代替が採用される。1つの実施形態においては、検出装置は、ガンマ線にて用いられるとき、バズーカ(Bazooka)SPECTが用いられる。後述の参照にて詳細に記載される。
参照
ミラー,ブライアンW.2011。論文。円柱のシンチレータとCCD/CMOSセンサでの高解像度ガンマ線イメージングと高速SPECT III:3世代静止SPECT映像器。
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B.W.ミラー,H.B.バーバー,L.R.フレンリッド,S.K.モアー及びH.H.バレット,「バズーカSPECTにおける進展」SPIE会報,7450:7450C,2009.PMCID:PMC3033223
B.W.ミラー,H.B.バーバー,H.H.バレット,Z.リュー,V.V.ナガーカー及びL.R.フレンリッド,「バズーカSPECTの進展:広領域画像での高分解能ダイナミックシンヂグラフィ」SPIE会報8508:85080F,2012
B.W.ミラー,H.H.バレット,H.B.バーバー及びD.W.ウィルソン,「マイクロコーデッド開口及びバズーカSPECTを用いているガンマ線顕微鏡、低コスト、高解像度画像強度ガンマカメラ」334366:158,核医学の科学の年次会議,ワシントン,DC,6月2−6,2007
B.W.ミラー,D.R.フィッシャ,L.R.フレンリッド,B.M.サンドマイヤー,J.M.パジェル,A.ケノヤー,S.フロスト,D.S.ウィルバー,D.ハムリン,E.サントス,O.プレス,「iQIDアルファカメラを用いるデジタルオートラジオグラフィ」アルファ療法会議目標(提出済)
7,928,397(2011年4月19日)B.W.ミラー,H.H.バレット,H.B.バーバー及びL.R.フレンリッド,「シンチレータ及びイメージインテンシフィアを備えているガンマカメラ」
H.H.バレット,H.B.バーバー,L.R.フレンリッド及びB.W.ミラー,「X線/CT光子計数検出器」米国出願(7,928,397の一部継続)
実施形態においては、バズーカSPECTのタイプの検出器は、厚い、透明なシンチレーション材料を用いることにより、飛跡検出器に転換される。例えば、1つの実施形態においては、1−2mmの厚いプラスチックのシンチレータ、又は蛍光体スクリーンを用いることにより達成された。チャージされた粒子検出器の結果は、任意選択的に、iQID(電離放射線クアンタム画像検出器)として本明細書にて参照される。iQIDベータ粒子飛跡の収集は、図9にて示される。
3D再構築への飛跡から。上述のように、各ベータ粒子についての情報の1つの所望のピースは、組織から現れ、そして、検出器に入るポイント、及び、このポイントでの移動の方向である。入口ポイントは、2つの座標(x,y)、及び2つの角度(θ,φ)による方向によって特定される。上述の記載は、この情報が図1に示された構成の各々のために獲得され得る方法を論じる。実施の形態において、困難は、飛跡の最後が始まり及び最後である両義性であるので、上述のiQID飛跡からのこの情報の抽出のために直面される。
画像再構築のための好ましい実施形態は、リストモード最大確度期待値最大化(LMMLEM)アルゴリズムであり、
L.パラ及びH.H.バレット著、「リストモード確度?2D−PETにて実行されるEMアルゴリズム及び雑音推定」、IEEEトランザクション医学画像、MI−17:228−235、1998に記載されている。
この実施形態においては、このアルゴリズムのためのデータセットは、検出された飛跡の各々の座標及び確度のリストである。正式には、データリストは
Figure 2017504813
として示されており、中括弧は、特定の飛跡を特定するjインデックス、及びJはデータセットにおける飛跡の合計数である、セットを示す。LMMLEMアルゴリズムは、fと示されており、観測データの確率密度関数(PDF)として定義された、確度を最大化する放射性核種の分布の負でない表現を集中的に探し、放射性核種の分布の条件付きの、この確度は、
Figure 2017504813
として示される。
確度は、知られていない放射性核種の分布fを含む組織における、ベータ粒子伝搬プロセスによって決定される。fが細かくサンプルされたvoxelグリッドにおいて表現される場合、確度演算は、インデックスnによって示された、特定のvoxelから放射されたベータ粒子が与えられる、
Figure 2017504813
のPDFの計算に要約する。このPDFによい近似値は、任意選択的に、GEANT4のような標準のモンテカルロシミュレーションから獲得される。演算は、組織の伝搬プロパティが位置の独立であり、しばしば柔らかい組織のために確かなモデルであるものと、任意選択的に想定し得る。
シミュレーションの研究の結果が、図10において示される。組織は、厚さ10mmの均一な水等価スラブとしてのモデルであり、放射性核種の分布は、ベータの存在する位置及び方向が測定された、表面の0.4mm下のボックスの中心で、厚さ0.1mmのボックスに閉じ込められた。電子のレンジは、5mmであった。
下側の画像は、平面対象及び表面出口組織の間の散乱している材料の0.4mmによって、高くくもっている画像と一緒に、シミュレートされた慣例的なオートラジオグラフを示す。真ん中の画像は、10mmX10mmの視野における(漢字の丁の)再構築物を示し、及び、上側の画像は、1mmX1mmの同じ物の再構築である。voxelサイズは、25μmである。
検出器の問題。上述のシミュレートされた再構築は、組織から現れる場所であるポイントにて、各検出されたベータ粒子の位置及び方向を正確に特定するデータリストから獲得された。iQID飛跡で、飛跡のエンドの両方の場所のかなり正確な決定が行われ得、各エンドでの飛跡のスロープは、対応している粒子に方向を与えるが、どちらのエンドがどちらであるかを知らない問題が残る。
LMMLEMアルゴリズムの率直な修正は、任意選択的に、この両義性を解決する。基本的なアイデアは、各イベントのためのiQID飛跡の両方のエンドにて、粒子の位置及び方向を格納すること、及び、隠された変数として、どのエンドが飛跡の始まりであるかのナレッジを取り扱うことである。この後、各飛跡の初めのポイントを特定するオブジェクトf及びレベルが与えられる、データリストの確率を同時に最大化する、修正されたEMアルゴリズムを引き出すことが可能である。
いくつかの飛跡検出器の他の問題は、他の飛跡から重複しないで個別の飛跡を解決する必要性である。オブジェクトにおける合計の活性(秒当たりの放射性方向の数である)のために、検出器の読み出しがより速い場合、又は、飛跡がより短く、及び、検出器の面により平らに広がる場合、多数の飛跡が解決され得る。ある飛跡検出器の実施形態は、CCD又はCMOSカメラに基づいており、このようなカメラにおける迅速な進行によって有利である。例えば、毎秒1010ピクセル(フレーム当たり1メガピクセルにおいて、秒あたり10,000フレーム)を読み出す能力の、超高速CMOSカメラが、任意選択的に利用される。飛跡の長さは、ベータ粒子が相互作用する材料の密度を選択することにより、任意選択的に制御される。図7a及び7bの構成において、例えば、相互作用のポイントの間に多数の自由空間が存在し、このために、飛跡は、任意選択的に数ミリメートルの長さになる。図7cにおいて、相互作用は(密度2.3g/cc)シリコン内であり、このために、飛跡の長さは、任意選択的に、医療画像において、及びiQID装置において、関心のベータエネルギーのために1mmより短く、5g/cc以上の密度のシンチレータが任意選択的に使用され、かなりより短い飛跡の長さ及びより高い許容されるイベントレートを与えている。
例3:ミクロトーム及びマクロトームのシステムにおけるベータ粒子検出
上述の検出スキームは、ミクロトーム及びマクロトームのシステムにおいて有用であり、薄いスライス(例えば、1μmから100μmの厚さ)は、サンプルから順次取り除かれる。慣例的なミクロトーム及びマクロトームのシステムは、オブジェクトの内部の構成を放射しているベータ粒子の決定のための、コストがかかり及び時間を消費するテープ輸送プロセスに依存し、各セクションは、オブジェクトから取り除かれ、及び、セクション毎の分析が行われる。これに対して、本発明は、オブジェクトが、例えば、クライオマクロトームシステム又はクライオミクロトームシステム等の、マクロトーム又はミクロトームのシステムにおいて提供されようとされまいと、オブジェクトの内部でベータ粒子ソースの分布の直接の決定のための技術を提供する。
図11は、この側面の例示の方法の実施形態の概要を提供する。まず、組織サンプルのような、オブジェクトが提供される(1110)。任意選択的に、オブジェクトの複数の表面の白色光画像は、セクション化を介して獲得される複数の深さにて獲得される(1120)。白色光画像を獲得することは、発明の全ての実施形態によって要求されないが、例えば、解剖学の及び/又は組成の情報のような、有用である情報は、白色光画像を介して獲得されることができ、これによって有利な点を提供することができる。オブジェクトが順次セクション化されているときに、複数のベータ粒子飛跡画像は、セクション化することを介して獲得される複数の深さにて獲得される(1130)。例えば、実施形態においては、このプロセスは、オブジェクトの内部でより深い深さを観察するためにオブジェクトをスライスする前に、オブジェクトの表面に、あるいは、当該表面の近くに、粒子飛跡検出器を置くこと、及び、オブジェクトから放射されるベータ粒子を画像にすることにより、発生する。白色光画像及びベータ粒子飛跡画像が獲得された後、オブジェクトの内部のベータ粒子の分布の3D画像は、獲得された粒子飛跡の画像及び白色光画像を用いて、再構築される(1140)。
図12は、この側面の方法の実施形態のより詳細な概要を提供する。再度、組織サンプルのようなオブジェクトは、提供される(1210)。次に、オブジェクトの表面の高精度白色画像は、獲得される(1220)。この後に、オブジェクトによって放射されたベータ粒子のベータ粒子飛跡画像は、獲得される(1230)。いくつかの実施形態のために、白色光画像及びベータ粒子飛跡画像の収集の順序は、逆にされて、白色光画像の収集の前に、ベータ粒子飛跡画像が獲得されることに留意されたい。白色光画像及びベータ粒子飛跡画像の収集の後に、オブジェクトのレイヤは、例えばスライシング機構によって取り除かれ、これによって、オブジェクトのより深い表面が露出する(1240)。いくつかの実施形態においては、スライシングによって形成されるセクションは、後の分析のために取り除かれる。他の実施形態においては、スライスによって生成されるセクションは、処理される。更に他の実施形態においては、オブジェクトのレイヤは、例えばミリングタイプの機構の技術によって、スライスすること以外に、メカニズムによって取り除かれる。所望される場合、表面の白色光画像、残っているオブジェクトによって放射されたベータ粒子飛跡画像を獲得するプロセス、及び、より深い表面を露出するために、オブジェクトの表面を取り除くプロセスは、例えば、オブジェクトの深さ全体の範囲を介して、白色光画像及びベータ粒子飛跡画像を獲得するために十分な回数等である、複数回繰り返される(1250)。実施の形態においては、オブジェクトの最後のレイヤを取り除くステップは、任意選択的に、省略される。白色光画像及びベータ粒子飛跡画像が獲得された後、オブジェクトの内部のベータ粒子の分布の3Dイメージは、獲得された粒子飛跡画像及び白色光画像を用いて再構築される(1260)。いくつかの実施形態においては、3Dの再構築は、1つ以上の粒子飛跡画像及び1つ以上の白色光画像を用いて起こり、各後の粒子飛跡画像及び白色光画像が獲得されるときに更新される。いくつかの実施形態においては、3D再構築は、全ての粒子飛跡画像及び全ての白色光画像が獲得された後に起こる。
これらの技術を用いることは、慣例的な方法に対して、オブジェクトの内部のベータ粒子の分布の決定のために、著しい利点を提供する。第1に、オブジェクトのレイヤが取り除かれるときに、白色光画像及びベータ粒子飛跡画像は、オブジェクトの露出された表面から順次直接的に獲得され得るので、コストがかかり及び時間を消費するテープ輸送のステップが除去される。第2に、上述の提供されたベータ粒子のソースの分布を決定する方法は利用されることができ、テープが輸送されるセクションのベータ粒子の画像が獲得される、慣例の技術と比べて、例えば、スピード及び正確さにおける改善のような、追加の有利な点を提供する。第3に、ベータ粒子は、オブジェクトにおいて直接であって、他の検出場所においてではなく、検出されるので、慣例のテープ輸送の技術におけるケースは、ベータ粒子の検出のためにセクションが取り除かれる必要があり及び第2の装置に設けられる必要があるために、サンプル又はセクションの汚損の機会が減少される。
図13は、複数の白色光画像及び粒子飛跡画像から、オブジェクトの内部のベータ粒子分布の3D画像を再構築するための方法の実施形態の概要を提供する。第1に、白色光画像は、オブジェクトの様々な部分の構成又は解剖学的構造を決定するために、分析される(1310)。オブジェクトを介して通過するときに、異なるタイプの材料又は組織が、ベータ粒子の伝搬の確率に影響し得るので、この情報は、例えば、ベータ粒子の伝搬の確率、あるいは、オブジェクトを介する確率分布を演算するために利用される得る(1320)。しかしながら、実施の形態において含まれている、オブジェクト、組織、又は材料に依存して、特に、オブジェクト、組織、又は材料の内部のベータ粒子の伝搬の確率が不変であり、あるいは、実質的に不変である場合には、このステップは省略されてよい。次に、粒子飛跡画像は、粒子飛跡の属性を決定するために、分析される(1330)。例えば、実施形態においては、粒子飛跡画像検出器に入ったときに、各ベータ粒子の移動の方向及び位置が決定される。この軌道及び/又は位置/方向の情報(すなわち、飛跡の属性)、及び、粒子飛跡画像の深さは、オブジェクトの内部のベータ粒子のソースの分布を決定するために、ベータ粒子の伝搬の確率と組み合わされる(1340)、及び、任意選択的に、オブジェクトの内部のソースの分布を示している画像を生成するために、処理される。1つの実施形態においては、各ベータ粒子の軌道及び/又は位置/方向の情報、及びベータ粒子の伝搬の確率又は確率分布は、ベータ粒子のソースの3D分布を決定するために、リストモード最大確度期待値最大化アルゴリズムにおいて用いられる。図4は、ベータ粒子のソースの位置の決定のための、1つの実施形態の概要を提供する。
適切な白色光画像は、例えば1秒未満等の、短時間の内に獲得され得るが、適切な粒子飛跡画像は、関心のオブジェクトの内部の材料を放射しているベータ粒子の分布を正確に決定するために、十分な数のベータ粒子飛跡のイベントを獲得するために、より長い時間がかかるかもしれないことについて、当業者は理解するであろう。例えば、1つの実施形態において、ベータ粒子飛跡画像は、例えば、4及び6時間又はより長い期間のような、時間をかけて獲得される。
図14は、オブジェクトの側面断面の概略図を提供しており、ベータ粒子のために大きく減衰している又は分散している、オブジェクトの一部の例を示している。例えば、オブジェクトの内部でベータ粒子のソースの3D分布を再構築する前に、白色光画像の分析によって獲得されるこの情報を有することは、例えば組織の内部の放射性の医薬品のような、オブジェクトの内部の材料を放射しているベータ粒子の場所及び濃度を正確に決定するために有利である。
加えて、図14は、この例に記載の技術によって解決される課題の例を提供する。例えば、いくつかの実施形態において、オブジェクトの内部における2つの異なる場所は、同一の粒子飛跡画像情報を提供し得るベータ粒子のポテンシャルソースである。図14におけるソースIは、表面に近く体積が大きいが、材料を放射しているベータ粒子のより低い濃度を含んでいるソースであり;図14におけるソースIIは、組織の内部に深く及び体積が小さく、及び材料を放射しているベータ粒子のより高い濃度を含んでいるソースである。この例に記載の技術を用いて、材料のレイヤがその後に除去され、オブジェクトが再画像化されるときに、ソースIが実際のソースであるか、あるいは、ソースIIが実際のソースであるかを決定され得る。
図15は、オブジェクトを介する複数の深さでの、白色光画像及び/又は粒子飛跡画像のレイヤ毎のデータ収集の獲得のための装置の概要図を提供する。図15において示された装置は、サンプルホルダ1503に設けられたサンプル1502の表面の白色光画像を獲得するために用いられる、高精度カメラ1501を備える。白色光画像を必要としない実施形態においては、装置は、任意選択的に、カメラを備えない。ここでは、サンプル1502は、封じ込め材料1505に組み込まれた組織1504を備える。装置は、また、ベータ粒子の軌道の決定において用いられる、粒子飛跡検出器1506を備える。装置は、また、セクションを取り除き、及び、より深い表面を明かすために、スライシングサンプル1502のためのブレード1507を備える。カメラ1501及び/又は粒子飛跡検出器1506は、データ収集のために、適切な場所に順次各々設けられるために、ロボットシステムに任意選択的にマウントされる。例えば、1つの実施形態において、オブジェクトの露出された表面を画像化できるように、カメラ1501は固定された場所に設けられ、ベータ粒子飛跡画像を獲得し、そしてこの後に、スライシング又は白色光画像の動作のために、表面からサンプル1502を移動するために、サンプル1502の表面に/近くに位置飛跡検出器1506を設けるために、粒子飛跡検出器1506は移動可能メカニズムに設けられる。他の実施形態においては、ベータ粒子飛跡画像を獲得し、そしてこの後に、スライシング又は白色光画像の動作のために、カメラ1501を移動するために、カメラ1501は、移動可能メカニズムに設けられる。
図15において示される実施形態における粒子飛跡検出器は、サンプルの露出された領域全体の粒子飛跡画像を獲得するのに十分なサイズであるが、実施形態においては、例えば、複数の粒子飛跡画像がサンプルの露出された領域全体のために必要であるように、粒子飛跡検出器は、サンプルの露出された領域よりも小さい。このような実施形態のために、サンプルの露出された領域全体のための、粒子飛跡画像の全セットを獲得するために、サンプル及び粒子飛跡検出器の間の相対移動が、サンプルの露出された領域の異なる部分の粒子飛跡画像を順次提供し得るように、粒子飛跡検出器及び/又はサンプルホルダは、任意選択的に移動ステージにマウントされる。
図16A、16B、及び16Cは、動作における図15の装置の概要を提供する。まず、サンプルの白色光画像は、カメラによって獲得される(図16A)。次に、カメラはサンプルから移動され、及び、粒子飛跡画像を獲得するために、粒子飛跡検出器は、サンプルの表面に移動される(図16B)。次に、粒子検出器はサンプルから移動され、及び、サンプルからセクションをスライス及び取り除くために、ブレードは、用いられる。これに続いて、ブレードは納められ、セクションは取り除かれ、セクションの除去によって露出された表面の白色光画像を獲得するために、カメラは、サンプルに戻される。
図17は、組織サンプルのベータ粒子画像及白色光画像を含んでいる、例示のオートラジオグラフィのサンプルを提供する。図17に示されるベータ粒子画像は、慣例的なベータ粒子検出技術を用いて獲得された。
参照
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例4:飛跡情報を有するアルファ放射トモグラフィ(3Dオートラジオグラフィ)
ベータ及びアルファ粒子は、画像アプリケーションのために、有利な点及び不利な点を有する。例えば、図18に示されるように、アルファ粒子は、ベータ粒子よりも真っすぐなラインを移動することができ、水中において約45μmの範囲を有し得る。これは、アルファ粒子でのイメージ化が可能である標本の厚さのためのリミットを設定する。しかしながら、アルファ粒子がベータ粒子よりも真っすぐなラインに沿って伝搬するので、伝搬の元来の方向は、より正確に見積もられることができ、潜在的により高い精度を導く。他方、ベータ粒子は、より長いレンジを有するが、より広く分散する(アルファ粒子のための飛跡よりも不規則である飛跡に沿って伝搬する)。いくつかの与えられたアプリケーションのために、他に反対したときに、1つのタイプの粒子を好むために、(標本の厚さ及び精度を除く)他の理由が存在することによりついて、留意されたい。これは、標的器官(あるいは、病気)及び放射性トレーサーのアプテーク;コスト、洗い出し比、放射性トレーサーの半減期;粒子伝搬のための性格な統計モデルの利用可能性;及びこのようなモデルを実装するコンピューティングするハードウエア及びソフトウエア(アルゴリズム)を含むが、これらに限定されない。
アルファ粒子検出を介する3Dオートラジオグラフィのための方法及び装置の適応性は、飛跡検出を用いて実験的に評価された。特に、ファイル粒子の飛跡検出は、互いから125ミクロン離れた3ミクロンの厚さを有する薄い蛍光体の箔のペアを用いて達成される。蛍光体の箔との放射されたアルファ粒子の相互作用が、2D光検出器を用いて画像化することを介して検出される光信号の生成の結果となるように、蛍光の箔は、アルファ粒子のソースの近傍に提供される。
2D検出器からの画像データは、例えば、粒子飛跡のスタートにおける粒子の位置、粒子の移動の方向、及び/又は粒子検出器において設けられたエネルギー等の、検出されたアルファ粒子の属性を獲得するために分析される。実施形態においては、例えば、各検出される粒子のための属性は、例えばビンの4Dグリッド等の属性リストにおいて格納される。粒子のソースの3D分布は、この後に、例えば、リストモード最大確度期待値最大化アルゴリズムを用いて画像データから獲得された属性を用いて再構築される。実施形態においては、例えば、アルファ粒子のソースの3D分布を再構築することは、粒子のソースの内部の複数の場所の各々のための確率濃度関数を演算することにより実行される。
例5:2つのレイヤの超薄の蛍光体の箔を有する指向性のチャージされた粒子の検出器
現在のチャージされた粒子の検出器は、粒子の位置及びエネルギーを見積もることはできるが、その方向を見積もることはできない。この例は、チャージされた粒子の位置と共に、その方向を測定することが可能な検出器にねらいをつけている。検出器は、蛍光体のアセンブリを移動するチャージされた粒子によって励起されたシンチレーションの光を獲得するために、イメージインテンシフィア及びCMOS(相補型金属酸化膜半導体)カメラに結合されたレンズを用いる。蛍光体のアセンブリは、空気ギャップ又は他の材料のギャップによって分けられた超薄の蛍光体の箔の2つのレイヤによって生成される。検出器の能力は、シミュレーション、理論、及び実験によって例示される。
I.導入。アルファ又はベータ粒子を放射する放射性同位体は、生物学、薬学、及び放射性核種治療において、広く用いられる。チャージされた粒子を画像化するための現在の技術であるオートラジオグラフィは、薄いスライスの2Dの生体外の画像化である。人は、多数の薄いスライスを画像化して、これらを共記載することにより、放射性同位体の2D分布を得ることができる。チャージされた粒子の放射トモグラフィである、直接の3Dオートラジオグラフィの技術は、厚いセクションのイメージ化を可能にし、記載の課題を避け、及び、実習のスループットを増加する。アルファ粒子の放射トモグラフィ(αET)及びベータ粒子の放射トモグラフィ(BET)は、放射性同位体の分布の研究及びマイクロドシメトリーを促進する。生体内のαET及びBETは、臨床的に表在性障害のために、及び、内視鏡で潜在的に、小動物の窓チャンバにおいて可能である。新たな概念は、方向の情報及び位置を提供することができる、チャージされた粒子の検出器のために、下に記載されており、ゆえにαET及びBETを有効にする。
II.システム構成。図19は、空気のギャップによって離された超薄の蛍光体の箔の2つのレイヤを備える、指向性のチャージされた粒子検出器を示す。チャージされた粒子は蛍光体を介して通過し、そこにその運動エネルギーの小さい部分を設ける。プロセスは、可視光の生成によって達成される。第1の蛍光体のレイヤとの相互作用は、チャージされた粒子の小さな確度のゆがみのみを生成し、この後に、第2のレイヤに通過し、そこで光の生成も行う。第1のレイヤにて生成された光は、第2の蛍光体のレイヤによって生成されたものよりも多く広がり、どのレイヤで光の各フラッシュが生成されたかを決定するために用いられ得る。2つの位置は、カメラにおける各粒子によって生成された光の画像から見積もられ得る。2つの位置及び空気ギャップ離間にて、粒子の方向は見積もられ得る。
超薄の蛍光体の箔は、3μmの厚さのクリアマイラ箔(アプライドシンチレーションテクノロジー)にてコートされた、蛍光体の粉末P43の3.5μmの厚さのレイヤを備える。2つの粉末の箔は互いに平行であり、及び2つの蛍光体の側面は互いに対向する。2つの蛍光体の箔の間の空気ギャップの間隔は、約125μmである。イメージインテンシフィア(ProxiVision)は、2つのステージのマイクロチャネルを用い、十分な感度を達成するために、励起された光信号を増幅する。50−mm焦点距離の2つのF/1.2のカメラレンズは、超高速CCDカメラ(ファントムV1210、Vision Research Inc.)の単一倍率にて、インテンシフィア出力スクリーンの画像を生成するために一緒に組み合わされる。このカメラは、28μmピッチで1280×800ピクセルを有しており、毎秒10,000フレームのスピードにて動作し得る。光獲得システムのセットアップは、BazookaSPECTイメージャ[1]のものと同様である。システムの全体は、光によって入り込めない箱内にて取り囲まれ、箱内での背景でのバックグラウンドは、無視し得る。
III.検出器のモンテカルロシミュレーション。
ジーント(Geant)4ツールキットは、我々の2つのレイヤの蛍光体の箔アセンブリから、20μm離れた空中に設けられた、理想的な単一エネルギーのチャージされた粒子のポイントソースのためのシミュレーションを行うために用いられる。シミュレートされたエネルギーは、アルファソースのための5.24MeV、及びベータソースのための1.00MeVである。ソースから離れた蛍光体の箔の標準は、+z軸として定義される。シミュレートされたポイントソースは、頂点角度θで等方性方法でチャージされた粒子を放射し、(蛍光体の箔の標準に関して)
Figure 2017504813
である。ソースは、空気によって囲まれている。4つの蛍光体の境界でのチャージされた粒子の情報は(2つのレイヤにおける、マイラ−蛍光体協会及び蛍光体−空気境界を含んでおり)、記録されている。シミュレーションの結果は、表1においてリストされる。第1の(第2の)蛍光体のレイヤにおいて吸収されるエネルギーは、表1にてΔE(ΔE)として表示されてり;Δrは、蛍光体の平面への蛍光体のレイヤ1の粒子の入口ポイントと出口ポイントの間の距離の見積もりであり、Δrは、蛍光体のレイヤ2のものである。単位ベクトルsは、第1の蛍光体のレイヤに入るときの、粒子の最初の方向を記載するために用いられる。単位ベクトルsは、蛍光体のレイヤ1における粒子の飛跡の中心によって決定される方向、及び、蛍光体のレイヤ2におけるものを表現するために用いられる。s及びsの間の隅角偏位はΔθである。ここに記載の隅角偏位は、蛍光体のレイヤ1の内部でのチャージされた粒子の分散からである。データ選択基準の事前計算として、Δr及びΔrは、両方とも長さにおいて100μmよりも短いときにのみ、受け入れられる。10の範囲外のアルファ減衰のイベントがシミュレートされ、それらの996,294は基準を満たし、そして、表1における結果の演算に考慮された。ベータ粒子のための選択されたイベントの数は、973,764である。
表1:アルファ粒子及びベータ粒子のためのシミュレーション結果。ランダウ(μ,σ)は、μがピーク場所に関連しており、σが分布の幅に関連している、ランダウ分布[2]である。
Figure 2017504813
結果は、Δr及びΔrが空気ギャップの厚さに比べて小さいから、2つの蛍光体のレイヤとの粒子の場所の相互作用を表現するために、2つのスポットである
Figure 2017504813
を用いることが適切であることを示す。蓄積されたエネルギーは、蛍光体において生成された光学の光子の数を決定する。先行する論文は、P43の超薄の蛍光体が平均して10keV毎に350の光子を生成することを記述している[3]。したがって、平均して、アルファ粒子は、各蛍光体のレイヤにおいて、35,000より多い光子を生成する。高速ベータ粒子のために、ベータ粒子のエネルギー蓄積は、ランダウ分布(ランダウ(μ,σ))として記載されることができ、μがピーク場所に関連しており、σが分布の幅に関連している。3.5μmのP43の蛍光体の1つのレイヤのために、ランダウ分布の場所パラメータが約1.5keVであるから、各入射するベータ粒子が、約53の光学的な光子を生成する。s及びsの間の角度の差、Δθは、2自由度を有する。Δθが(Δθ,Δθ)によって表現される場合、
Figure 2017504813
は、2自由度でのカイ二乗分布である。シミュレーション結果のフィッティングによって、Δθの標準偏差は、アルファ粒子について2.23°及びベータ粒子について6.86°に見積もられる。
IV.検出器のパフォーマンスの理論解析。A.単一の箔の分析。ただ1つの蛍光体の箔、イメージインテンシフィアからのいくつかの距離、及びチャージされた粒子の流れによって照明されることを考慮することにより、分析が始められる。蛍光体における光の強い散乱によって、ランバートエミッタ(Lambertian emitter)として取り扱い得る。平面z=−zの平面におけるランバート蛍光体からの(z=0の平面として示す)インテンシフィアの面にける照度の分布は、cosθoptに比例し、θoptは、2つの面への基準と光の伝搬の方向との間における確度である。
蛍光体を介して通過するKのベータ粒子が存在し、及び、イベントk(k=1,...,K)が、2Dのベクトルrによって特定される蛍光体におけるポイントでの光の小さいスポットを生成すると仮定する。ポイントrにおけるインテンシフィアにおける光輝は、
Figure 2017504813
によって与えられる。
thベータ相互作用によって生成された光学的な光子は、J光電子の合計を生成すると仮定する。特定の電子のための確率密度関数(PDF)は、jthと称し、r=rkjにて生成されるために、
Figure 2017504813
である。
データの理想化された表現において、光電子の位置の全てのセットは、J自身と共に、{rkj;j=1,...,J}が知られている。これらのデータから、Gとして示され、相互作用の位置rを見積もることが望まれる。相互作用の位置の最大確度(ML)見積もりは、[4]
Figure 2017504813
であり、ハットは見積もりを示す。
見積もりは、1000回繰り返され、標準偏差は、単一の箔の検出器の空間分解能のインジケータとして用いれる。空間分解能は、zに比例しNpeの平方根に関する逆数であり、Npeは、各イベントにおいて検出された光電子の平均個数である。図20は、σ及びNpeの間の関係を示しており、σは見積もられたx−軸の標準偏差であり;検出器が回転対称性を有しているから、σ=σを示す。プロットから、σ,Npe及びzの間の関係は、
Figure 2017504813
として記載されることができ、
Figure 2017504813
である。
B.2つの箔の検出器の分析。ここで、2つの箔であり、平面z=−zにおける1つ、及び、平面z=−zにおける他であり、z>z>0を考慮する。したがって、ベータ粒子は、初めに、箔1に遭遇し、この後に箔2に遭遇する。2つの相互作用の位置は、2Dベクトルr及びrで特定される。2つの相互作用の位置は、
Figure 2017504813
によって関係され、d=z−z及びsは、r−rの方向における2Dベクトルであり;2つの相互作用の位置の間の粒子の移動の方向において、3D単位ベクトルが
Figure 2017504813
として定義されている場合、2Dベクトルs≡(s,s)は、z軸に垂直の平面上の3D単位ベクトルのプロジェクションとして解釈され得る。sは単位ベクトルでることに留意されたい。
目的は、2D相互作用位置r及び3D単位ベクトルsを見積もることであり、箔1の平面にて入射するチャージされた粒子の位置及び方向を決定し、しかしながら、第1の箔における粒子のランダムな偏りにより、入射方向は直接的に測定されない。セクションIIIにおける議論より、しかしながら、sはsの近似として用いられることができ、2つの2Dベクトルr及びsを見積もることで十分であろう。
各イベントkのためのr1k及びr2kのML見積もりが存在する場合、最大確度不変性定理が実行されることができ、パラメータのファンクションのML見積もりが、パラメータのML見積もりのと同じファンクションであることを表す。s⊥kのML見積もりは、よって、
Figure 2017504813
である。
Figure 2017504813
のケースにおいて、y=0平面と粒子伝搬の方向との間の角度としてのθ?xを表す。
不確実さθ?xは、
Figure 2017504813
によって与えられる。
2つの箔の検出器の角度の分解能の研究のための予備のステップとして、r1k及びr2kが、方程式(4)によって与えられる不確かさで各々見積もることが可能であり、単一の箔のために引き出されることができるものと仮定する。確度の不確かさは、この後、
Figure 2017504813
であるものと見いだされ、tはz/zである。確度の不確かさがどのくらい大きいかを感じるために、
Figure 2017504813
が考慮されるケースが考慮される。図20におけるデータは、Aを得る。蛍光体によって生成された光子の数は、セクションIIIにおいて記載された。各箔は、入射するアルファ粒子のために、平均で35,000の光学的な光子を生成する。ベータのために、生成された光学的な光子の数が200であると仮定され、これは、前述の数の4倍である。より厚い蛍光体又はより高い光出力効率を有する蛍光体を用いることを可能にする。イメージインテンシフィアにおいて生成された光電子の数を得るために、フォトカソードの量子効率は、30%として想定される。粒子分散からの不確かさ、σ(Δθx)は、セクションIIIにおいて与えられる。組み合わされた確度の不確かさは、直交において加えられた、分散及び位置見積もりからのコンポーネントを含む。アルファ及びベータ粒子は、表2において与えられる。
表2:アルファ粒子及びベータ粒子のための2つの箔の検出器の角度の不確かさ
Figure 2017504813
V.アルファ粒子の実験結果。図21は、アルファソースのための検出器のレスポンスの1つのフレームを示す。実験のセットアップのために、ディスク形状の6kBq239Puのソースが用いられる。カメラフレームレートは、100fpsである。アルファソースのディスクは、蛍光体スクリーンと平行であり、蛍光体スクリーンから約4mm離れている。図21における画像のサイズは、256x256ピクセル(7.2mmx7.2mm)である。蛍光体のアセンブリの中心は、画像の略中心である。蛍光体のアセンブリの直径は6.6mmである。左における図は、蛍光体のアセンブリと一緒に軸上のソースのケースに対応しており、2つの相互作用のスポットr及びrは互いにかなり近い。ソースが軸外に移動するとき、アルファ粒子はより大きな確度にて蛍光体のアセンブリに入射し、2つの相互作用のポイントは、右の図に示されるようによく離される。
VI.シミュレートされたBET再構築。ジーント(Geant)4を用いてシミュレートされたデータ、オブジェクトを放射しているベータ粒子は、追加的な方向の情報で再構築される。25μmでの512x512x40voxelsのサイズのフィールドに離散化されたピッチが考慮される。オブジェクトは、1mmx1mmで厚さ100μmの漢字「丁」であり、その中心は、組織の表面から深さ400μm離れて設けられる。シミュレーションにおいて、1cmx1cmのサイズの検出器が、組織と接触して設けられる。ベータ粒子は、オブジェクトから全ての方向に、等方性方法で放射される。200万のイベントのシミュレートにて、51万のベータ粒子が検出器によって収集され、構築のために用いられる。このシミュレーションのために、各検出されたベータ粒子の位置及び方向の正確な見積もり、及び、オブジェクトの深さの事前知識が仮定される。この情報は、画像再構築のためのランドバーアルゴリズムにおいて用いられる[4]。再構築されたオブジェクトの中心領域は、図10(上側)において示される。比較のために、25μmピクセルサイズでの慣例的なベータオートラジオグラフィが図10(下段)において示される。
VII.結論。本研究において、2つのレイヤの超薄の箔を有する、指向性のチャージされた粒子検出器が導入される。アルファ又はベータ粒子は、検出器のアセンブリを介して通過し、各蛍光体は光学的な画像を生成する。2つの画像の相対的な位置は、入射する確度にて変化する。検出器の理論的な角度の分解能の予備的な見積もりは、アルファのために約2.5°であり、ベータのために約16.6°である。光電子の数を増やすことにより、又は、蛍光体にて分散する粒子を減少させることにより、よりよい確度の分解能が達成され得る。蛍光体の厚さは、光の出力及び分散によって最適化され得る。追加的に、高い光出力及び低い濃度のシンチレーション材料が使用されることができ、及び、カメラパラメータは、理論的なフレームワークにおいて組み合わされ得る。よって、この理論は、リストモード最大確度期待値最大化(LMMLEM)[5]再構築アルゴリズムを実装することを要するする確率を提供することができ、実験データでのチャージされた粒子の放射のトモグラフィを実行することができる。
参照
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本出願を通しての全ての参照であり、例えば、発行又は取得された、特許、あるいは、同等の;特許出願公報;及び非特許文献あるいは他のソース材料を含む特許文献は、本発明の開示と少なくとも部分的に矛盾しない各参照の範囲に、個別的に参照によって含まれる(例えば、部分的に矛盾する参照は、参照の部分的に矛盾する部分を除いた参照によって含まれる)が、全体のここでの参照によってここで組み込まれる。
明細書において記載の全ての特許及び文献は、発明が属する技術の当業者のレベルの示唆である。本明細書で開示の参照は、提出日のいくつかのケースにおける、技術のステートを示唆するために、全体におけるここでの参照によって組み込まれ、この情報が、必要である場合、先行技術におけるものである特定の実施形態を除外するために(例えば、放棄するために)、本明細書で採用され得ることについて意図される。例えば、化合物がクレーム化されているとき、本明細書で開示の参照において開示される(特に、参照された特許文献における)特定の化合物を含む、先行技術において既知の化合物は、クレームにおいて含まれることを意図しないことについて、理解されたい。
置換成分のグループが本明細書に記載されているとき、置換成分を用いて生成される、これらのグループ及び全てのサブグループ及びクラスの全ての個別のメンバーが、個別に開示されるものと理解される。本明細書においてマーカッシュグループ又は他のグルーピングが用いられるとき、グループの全ての個別のメンバー及びグループの可能な全ての組み合わせ及びサブコンビネーションは、開示において個別的に含まれることが意図される。本明細書で用いられるとき、「及び/又は」は、「及び/又は」によって分けられるリストにおける、アイテムの1つ、全て、あるいは、いくつかの組み合わせが、リストに含まれることを意味し;例えば、「1,2及び/又は3」は、「‘1’又は‘2’又は‘3’又は‘1及び2’又は‘1及び2’又は‘2及び3’又は‘1、2及び3’」と等価である。
別な方法で述べられていなくても、記載され又は例示された、全ての数式又はコンポーネントの組み合わせは、発明を実施するために用いられ得る。当業者が同じ材料を異なって名付けることが知られているので、材料の特定の名称は、例示のために意図されている。当業者は、具体的に例示されているもの以外の、方法、装置エレメント、スタート材料、及び人工の方法が、不要な実験のための手段を用いずに、本発明の実施において採用され得ることについて、容易に理解するであろう。このような方法、装置エレメント、スタート材料、及び人工の方法の、技術的に知られた機能的等価物の全てが、本発明に含まれることが意図される。例えば、温度範囲、時間範囲、あるいは組成範囲等の範囲が明細書において与えられているときにはいつでも、例えば、与えれた範囲において含まれている全ての個別の値と共に、全ての中間の範囲及び部分範囲が、開示において含まれることが意図される。
本明細書において用いられるとき、「構成する」は、「含む」、「有する」、あるいは「によって特徴付けられる」と同義であり、包括的又は途中で変更可能であり、及び、追加の開示されていないエレメント又は方法のステップを除外しない。本明細書において用いられるとき、「から構成される」は、クレームエレメントにおいて特定されていない、いくつかのエレメント、ステップ、又は成分を除外する。本明細書において用いられるとき、「本質的に構成される」は、クレームの本質的で新しい特徴に材料的に特徴を与えない材料又はステップを除外しない。特に、構成のコンポーネントの記載における、あるいは、装置のエレメントの記載における、用語「構成する」の本明細書のいくつかの開示は、開示されたコンポーネント又はエレメントを本質的に含んでいる及び含んでいる、これらの構成及び方法を含んでいることの理解である。本明細書において適切に記載の例示の発明は、本明細書に具体的に記載されていない、いくつかのエレメント又はエレメントたち、限定又は限定たち無しで実施されるであろう。
採用された用語及び表現は、記載であり限定でない用語として用いられ、及び、示され及び記載された特徴のいくつかの等価物あるいはその一部を除外している用語及び表現の使用において意図はなく、しかしながら、様々な変形が、請求された発明の範囲内で可能であることについて理解される。したがって、本発明は好ましい実施形態及び任意選択の特徴によって特に開示されたが、本明細書で開示の概念の変形及びバリエーションが当業者によって想到されてよいこと、及び、このような変形及びバリエーションは、追加のクレームによって定義されるときの、この発明の範囲内にて考慮されることについて、理解されたい。

Claims (74)

  1. 粒子のソースの3D分布を再構築する方法であって、当該方法は、
    粒子の前記ソースを提供するステップであって、前記粒子は、ベータ粒子、アルファ粒子、陽電子、又は転換電子を含むステップと、
    前記ソースからの複数の前記粒子各々のために、
    粒子飛跡検出器で粒子飛跡の画像を記録するステップと、
    前記粒子飛跡の画像を用いて、前記粒子飛跡の属性を決定するステップと、
    前記粒子飛跡の前記属性を格納するステップと、
    を繰り返すステップと、
    それによって、前記ソースからの前記複数の粒子各々のための属性を生成するステップと、
    前記複数の粒子の各々のための前記属性を用いて、粒子の前記ソースの3D分布を再構築するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記粒子飛跡検出器は、粒子の前記ソースの近傍に設けられるシンチレータと、前記シンチレータと光学的に通信するように設けられる2D光検出器とを備え、各粒子飛跡は、前記シンチレータの内部の粒子の通路に対応する、
    請求項1の方法。
  3. 粒子飛跡検出器で粒子飛跡の画像を記録する前記ステップは、
    粒子を前記ソースの近傍に設けられたシンチレータと相互作用させるステップであり、前記相互作用は、前記シンチレータの内部で前記粒子飛跡に沿って検出可能な光信号を生成するステップと、
    2D光検出器を用いて前記光信号の少なくとも一部を検出するステップと、を含む、
    請求項1の方法。
  4. 前記シンチレータは、3μmから3mmの範囲から選択される厚さを有する、
    請求項3の方法。
  5. 前記シンチレータは、第1のシンチレータの箔と、第2のシンチレータの箔とを備える、
    請求項3の方法。
  6. 前記第1のシンチレータの箔及び前記第2のシンチレータの箔は、10μmから1mmの範囲から選択される距離によって離されている、
    請求項5の方法。
  7. 前記第1のシンチレータの箔及び前記第2のシンチレータの箔は、3μmから100μmの範囲から選択される厚さを独立して有する、
    請求項5の方法。
  8. 前記第1のシンチレータの箔及び前記第2のシンチレータの箔は、ZnO、あるいは、ガドリウム硫化物蛍光体を独立てして含む、
    請求項5の方法。
  9. 前記第1のシンチレータの箔及び前記第2のシンチレータの箔は、Er、Ga及びInを含んでいるグループから選択されたドーパントを有するドープされた材料を独立して含む、
    請求項5の方法。
  10. 前記第1のシンチレータの箔及び前記第2のシンチレータの箔は、YaG:Ce、LAG:Eu,、及びGGG:Euから選択された1つ以上の材料を独立して含む、
    請求項5の方法。
  11. レンズ又はレンズシステムを用いて、前記2D光検出器における、前記シンチレータから前記検出可能な光信号を画像化するステップ、を含む、
    請求項3の方法。
  12. 前記2D光検出器は、電荷結合素子(CCD)検出器、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)検出器又はアクティブピクセルセンサである、
    請求項3の方法。
  13. 前記2D光検出器は、毎秒10000フレーム以上のフレームレートにて画像を収集する、
    請求項3の方法。
  14. 多数の粒子の粒子飛跡は、前記2D光検出器の単一のフレーム内に記録される、
    請求項3の方法。
  15. 前記2D光検出器は、毎秒1010検出器エレメント以上からデータを収集する、
    請求項3の方法。
  16. 多数の粒子の粒子飛跡は、前記粒子飛跡検出器によって同時に記録される、
    請求項3の方法。
  17. 前記粒子飛跡検出器は、粒子の前記ソースの近傍に設けられるマイクロチャネルプレートと、前記マイクロチャネルプレートの近傍に設けられる光放射材料と、前記光放射材料と光学的に通信するように設けられる2D光検出器とを備え、各粒子飛跡は、前記マイクロチャネルプレートの内部の粒子の通路に対応する、
    請求項1の方法。
  18. 粒子飛跡検出器で粒子飛跡の画像を記録する前記ステップは、
    粒子を前記ソースの近傍に設けられたマイクロチャネルプレートと相互作用させるステップであり、前記相互作用は、前記マイクロチャネルプレートの内部で前記粒子飛跡に沿って電子を生成し、前記生成された電子は、前記マイクロチャネルプレートの内部で増幅され、及び、前記マイクロチャネルプレートの近傍に設けられた光放射材料に向けられ、前記電子と前記光放射材料との間の相互作用は、検出可能な光信号を生成するステップと、
    2D光検出器を用いて前記検出可能な光信号の少なくとも一部を検出するステップと、を含む、
    請求項1の方法。
  19. 前記生成された電子の増幅量は、前記マイクロチャネルプレートの内部の前記粒子飛跡の位置に依存する、
    請求項18の方法。
  20. 前記検出可能な光信号の強度は、前記生成された電子の前記増幅量に比例し、それによって、前記マイクロチャネルプレートの内部の前記粒子飛跡の前記位置の決定を可能にする、
    請求項19の方法。
  21. レンズ又はレンズシステムを用いて、前記2D光検出器における、前記光放射材料から前記検出可能な光信号を画像化するステップ、を含む、
    請求項18の方法。
  22. 前記2D光検出器は、電荷結合素子(CCD)検出器、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)検出器又はアクティブピクセルセンサである、
    請求項18の方法。
  23. 前記2D光検出器は、毎秒10000フレーム以上のフレームレートにて画像を収集する、
    請求項18の方法。
  24. 多数の粒子の粒子飛跡は、前記2D光検出器の単一のフレーム内に記録される、
    請求項18の方法。
  25. 前記2D光検出器は、毎秒1010検出器エレメント以上からデータを収集する、
    請求項18の方法。
  26. 多数の粒子の飛跡は、前記粒子飛跡検出器によって同時に記録される、
    請求項18の方法。
  27. 前記粒子飛跡検出器は、粒子の前記ソースの近傍に設けられる、ディープディプレッションCCD装置、あるいは、ディープディプレッションCMOS装置を備え、各粒子飛跡は、前記ディープディプレッションCCD装置、あるいは、前記ディープディプレッションCMOS装置の、ディープディプレッション領域の内部の粒子の通路に対応する、
    請求項1の方法。
  28. 粒子飛跡検出器で粒子飛跡の画像を記録する前記ステップは、粒子を前記ソースの近傍に設けられるディープディプレッションCCD検出器のディプレッション領域と相互作用させるステップであり、前記相互作用は、前記ディープディプレッションCCD検出器の前記ディプレッション領域の内部の前記粒子飛跡に沿って自由電子又はホールを生成し、前記生成された自由電子又はホールは、前記ディープディプレッションCCD検出器のアクティブCCDウェルの2D配列に向かって加速され、当該配列の内部に蓄積される、
    請求項1の方法。
  29. 前記自由電子又はホールが、前記アクティブCCDウェルの2D配列に向かって加速されるときに、前記自由電子又はホールの拡散が発生し、前記拡散の量は前記ディプレッション領域の内部の前記粒子飛跡の深さに比例する、
    請求項28の方法。
  30. 前記拡散の量は、前記アクティブCCDウェルの2D配列において蓄積された前記自由電子又はホールのくもりを引き起こし、それによって、前記くもりが、前記ディプレッション領域の内部にて前記粒子飛跡の前記深さの決定を可能にする、
    請求項28の方法。
  31. 粒子の前記ソースを患者、被検体又は組織に与えるステップであり、粒子の前記ソースが、放射性医薬品を含むステップを更に含む、
    請求項1の方法。
  32. 粒子の前記ソースの前記3D分布は、前記組織における前記放射性医薬品の分布を含む、
    請求項31の方法。
  33. 前記組織は、生体内又は生体外の組織である、
    請求項31の方法。
  34. 粒子の前記ソースは、1μmから100mmの範囲から選択される厚さを有する組織サンプルにおいて提供される、
    請求項1の方法。
  35. 粒子の前記ソースは、0から10mmの範囲から選択される組織の内部の深さに設けられる
    請求項1の方法。
  36. 粒子の前記ソースは、生きている組織の内部の放射性の構成を備える、
    請求項1の方法。
  37. 前記粒子の各々のために、属性リスト、ビンの4Dグリッド又はデータベースにおけるエントリとして、前記粒子飛跡の前記属性を格納するステップ、を更に含む、
    請求項1の方法。
  38. 粒子の前記ソースの前記3D分布は、前記属性リスト、ビンの4Dグリッド又はデータベースを用いて再構築される、
    請求項37の方法。
  39. 前記粒子飛跡の前記属性は、前記粒子飛跡の1つ以上のスタートの位置、前記粒子飛跡のスタートでの粒子の移動の方向、及び粒子飛跡に沿っている粒子によって蓄積される合計エネルギーを含む、
    請求項1の方法。
  40. 前記粒子飛跡のスタートでの粒子の移動の前記方向は、2つ以上の角度によって特徴付けられる、
    請求項39の方法。
  41. 粒子の前記ソースの前記3D分布を再構築する前記ステップは、リストモード最大確度期待値最大化アルゴリズムを用いるステップを含む、
    請求項1の方法。
  42. 粒子の前記ソースの前記3D分布を再構築する前記ステップは、粒子の前記ソースの内部の複数の場所各々のための、確率密度関数を演算するステップを含む、
    請求項1の方法。
  43. 前記確率密度関数は、モンテカルロシミュレーションを用いて演算される、
    請求項42の方法。
  44. 各場所のための前記確率密度関数は、前記場所と前記粒子飛跡検出器との間の粒子の伝搬を説明する、
    請求項42の方法。
  45. 粒子の前記ソースの前記3D分布の視覚的な表示を提供するステップ、を更に含む、
    請求項1の方法。
  46. トモグラフィの方法を備える、
    請求項1の方法。
  47. 前記トモグラフィの方法は、ミクロトモグラフィ、マクロトモグラフィ、クライオマイクロトモグラフィ、又はクライオマクロトモグラフィを含む、
    請求項46の方法。
  48. 粒子の前記ソースは、組織サンプルの内部に存在する、
    請求項1の方法。
  49. 粒子の前記ソースは、前記組織サンプルの内部の放射性医薬品の分布を含む、
    請求項48の方法。
  50. 前記組織サンプルの露出された表面の白色光画像を獲得するステップ、を更に含む、
    請求項48の方法。
  51. 前記白色光画像は、前記組織サンプルの解剖学の情報又は組成の情報を獲得するために分析される、
    請求項50の方法。
  52. 前記以下のステップが前記組織サンプルの内部の複数の深さのために繰り返される:
    a.前記記録するステップ、前記決定するステップ、及び前記格納するステップを繰り返すステップ、それによって前記複数の深さの各々のための属性を生成するステップ、
    b.前記組織サンプルの表面の白色光画像の各々を獲得するステップ;
    それによって、前記組織サンプルの内部の前記複数の深さの露出された表面の白色光画像を獲得するステップであり、前記属性が、前記組織サンプルの内部の前記複数の深さ各々のための複数の粒子飛跡の属性を含む、ステップ;
    前記方法が、前記組織サンプルの内部の前記複数の深さの各々のための粒子飛跡の前記属性を用いて、粒子の前記ソースの3D分布を再構築するステップを更に含んでいる、
    請求項50の方法。
  53. 各白色光画像は、前記組織サンプルの内部の単一の深さでの前記組織サンプルの露出された表面の画像を含む、
    請求項52の方法。
  54. 前記複数の深さは、前記組織サンプルの1つ以上のレイヤを取り除くことにより獲得され、前記組織サンプルの各レイヤの除去は、前記組織サンプルのより深い表面を露出させる、
    請求項52の方法。
  55. 前記再構築するステップは、前記組織サンプルの前記複数の深さの各々のための深さ情報を用いて、粒子の前記ソースの前記3D分布を再構築するステップを含む、
    請求項52の方法。
  56. 前記再構築するステップは、前記組織サンプルの内部の場所及び前記粒子飛跡検出器の間の粒子の伝搬を説明する、
    請求項52の方法。
  57. 前記組織サンプルの内部の場所及び前記粒子飛跡検出器の間の粒子の前記伝搬は、前記組織サンプルの前記複数の深さの露出された表面の前記白色光画像から獲得される情報から演算される、
    請求項56の方法。
  58. 前記組織サンプルの前記複数の深さの露出された表面の前記白色光画像から獲得される前記情報は、前記組織サンプルの1つ以上の解剖学の情報、前記解剖学の情報のための伝搬プロパティ、前記組織サンプルの内部に存在する組織タイプ、及び前記組織タイプのための伝搬プロパティを含む、
    請求項57の方法。
  59. 組織サンプルの内部の粒子のソースを画像化するための方法であって、当該方法は、
    前記組織サンプルの露出された表面の白色光画像を獲得するステップと、;
    前記ソースからの複数の粒子の各々のために、
    粒子飛跡検出器で粒子飛跡の画像を記録するステップと、
    前記粒子飛跡画像を用いて、前記粒子飛跡の属性を決定するステップと、
    前記粒子飛跡の前記属性を格納するステップと、
    を繰り返すステップと、;
    前記組織サンプルの内部の複数の深さのために、前記獲得するスステップ、及び前記記録するステップ、前記決定するステップ、及び前記格納するステップの前記繰り返すステップを、繰り返すステップであって、前記複数の深さは、前記組織サンプルの1つ以上のレイヤを取り除くことにより獲得され、前記組織サンプルの各レイヤの除去は、前記組織サンプルのより深い表面を露出させるステップと、それによって、前記組織サンプルの内部の前記複数の深さの露出された表面の白色光画像を獲得するステップと、前記組織サンプルの複数の深さでの前記ソースからの複数の粒子のための粒子飛跡の属性を生成するステップと、;
    前記組織サンプルの解剖学の又は組織タイプの情報を決定するために、前記組織サンプルの内部の前記複数の深さの露出された表面の前記白色光画像を分析するステップと、;
    前記組織サンプルの内部の複数の深さでの前記ソースからの複数の粒子の前記属性、前記組織サンプルの内部の前記複数の深さ、及び前記解剖学の又は組織タイプの情報を用いて、粒子の前記ソースの3D分布を再構築するステップと、
    を含む。
  60. 組織サンプルの内部の粒子のソースを画像化する方法であって、当該方法は、
    粒子飛跡検出器で複数の粒子飛跡の画像を記録するステップと、;
    前記画像から前記複数の粒子飛跡の属性を決定するステップと、
    前記複数の粒子飛跡の各々の前記属性を格納するステップと、
    前記組織サンプルの内部における複数の深さのために、前記検出するステップ、前記決定するステップ、及び前記格納するステップを繰り返すステップであり、前記複数の深さは、前記組織サンプルの1つ以上を取り除くことにより獲得され、及び、前記組織サンプルの各レイヤの除去が、前記組織サンプルのより深い表面を露出させるステップと、それによって、前記組織サンプルの内部の複数の深さの前記ソースから、複数の粒子のための粒子飛跡の属性を生成するステップと、;
    前記組織サンプルの内部の複数の深さの前記ソースからの複数の粒子のための前記粒子飛跡の属性、及び、前記組織サンプルの内部の前記複数の深さを用いて、粒子の前記ソースの3D画像を再構築するステップと、
    を含む。
  61. 生体内のオートラジオグラフィの方法を含む、
    請求項1の方法。
  62. 生体内又は生体外の組織における、放射性のエージェントの3D分布を画像化する方法を含む、
    請求項1の方法。
  63. 粒子のソースの画像化のための装置であって、当該装置は、
    前記ソースからの複数の粒子各々が、粒子飛跡に沿って活性物質と相互作用するときに、検出可能な信号を生成する前記活性物質であって、前記粒子は、ベータ粒子、アルファ粒子、陽電子、又は転換電子を含む、前記活性物質と、
    前記活性物質における独立粒子飛跡を各粒子が横切るときに生成される前記検出可能な信号を検出するための位置感応検出器であって、前記活性物質の近傍に設けられる前記位置感応検出器と、
    前記位置感応検出器とデータ通信するように設けられたプロセッサであって、実行されたときに、
    各独立粒子飛跡の属性を決定するために、各独立粒子飛跡に沿って生成される前記検出された検出可能な信号を分析し、及び、
    前記複数の粒子全てに対応する属性を用いて粒子の前記ソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされている前記プロセッサと、
    を備える。
  64. 前記属性は、粒子飛跡の1つ以上のスタートの位置、粒子飛跡のスタートでの粒子の移動の方向、及び粒子飛跡に沿っている粒子によって蓄積される合計エネルギーを含む、
    請求項63の装置。
  65. 前記活性物質は、シンチレータ、マイクロチャネルプレート、ディープディプレッションCCD装置又はディープディプレッションCMOSのディプレッション領域を含む、
    請求項63の装置。
  66. 前記位置感応検出器は、2D光検出器、2D電子検出器、CCD検出器、ディープディプレッションCCD検出器、CMOS検出器又はアクティブピクセルセンサを備える、
    請求項63の装置。
  67. 粒子のソースの画像化のための装置であって、当該装置は、
    活性物質における粒子飛跡に沿って発生した検出可能な信号の画像の記録のための粒子飛跡検出器であって、前記検出可能な信号は、前記活性物質との前記ソースからの粒子の相互作用によって生成され、前記粒子は、ベータ粒子、アルファ粒子、陽電子、又は転換電子を含む、前記粒子飛跡検出器と、
    前記粒子飛跡検出器とデータ通信するように設けられたプロセッサであって、
    前記複数の粒子飛跡の属性を決定するために、活性物質における複数の粒子の粒子飛跡に沿って生成された検出可能な信号の複数の画像を分析し、
    前記複数の粒子の全てに対応する属性を用いて、粒子の前記ソースの3D画像を再構築する、
    ために構成される前記プロセッサと、を備える。
  68. 組織の内部の粒子のソースの画像化のための装置であって、当該装置は、
    前記組織の表面の白色光画像を獲得するためのカメラと、
    前記ソースからの複数の粒子各々が、活性物質と相互作用するときに、検出可能な信号を生成する前記活性物質であって、前記粒子は、ベータ粒子、アルファ粒子、陽電子、又は転換電子を含む、前記活性物質と
    前記活性物質における独立粒子飛跡を各粒子が横切るときに生成される前記検出可能な信号を検出するための位置感応検出器であって、前記活性物質の近傍に設けられる前記位置感応検出器と、
    前記組織からのレイヤを取り除くためのセクション化するブレードと、
    前記位置感応検出器及び前記カメラとデータ通信するように設けられたプロセッサであって、実行されたときに、
    各独立粒子飛跡の属性を決定するために、各独立粒子飛跡に沿って生成される前記検出された検出可能な信号を分析し、
    前記組織の解剖学の又は組織タイプの情報を決定するために、前記組織の表面の白色光画像を分析し、及び、
    前記複数の粒子の全て又は一部に対応する属性、及び、前記組織の前記解剖学の又は組織タイプの情報を用いて、粒子の前記ソースの3D画像を再構築する、命令でプログラムされている前記プロセッサと、を備える。
  69. トモグラフィ画像化システムを備える、
    請求項68の装置。
  70. 前記組織及び前記セクション化するブレードの間の相対位置を調整するための、位置決めステージを備える、
    請求項68の装置。
  71. 前記位置決めステージは、前記組織の内部の複数の深さでの、前記組織の表面を露出させるために、前記組織の1つ以上のレイヤの除去を提供する、
    請求項68の装置。
  72. 前記プロセッサは、実行されたときに、
    前記複数の粒子の全て又は一部に対応する属性、前記組織の前記解剖学の又は組織タイプの情報、及び前記組織の内部の前記複数の深さに対応する深さの情報を用いて、粒子の前記ソースの前記3D画像を再構築する、
    命令でプログラムされている、
    請求項71の装置。
  73. 前記粒子がベータ粒子を含む、先行する請求項の何れかの方法又は装置。
  74. 前記粒子がアルファ粒子を含む、先行する請求項の何れかの方法又は装置。
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