JP2017135603A - 歩行者位置検出システム、車載注意喚起装置、携帯情報端末、および歩行者位置検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯情報端末に搭載するGNSS機能を高精度化することなく、歩行者の位置を精度良く把握して、車両と歩行者との間での交通事故の発生を抑制可能とする。【解決手段】歩行者が携帯する携帯情報端末が、周囲に存在する車両の車両位置を検出して、それらの車両位置に基づいて携帯情報端末の現在位置を検出する。そして、検出した現在位置を、歩行者が存在する歩行者位置として周囲に送信する。こうすれば、携帯情報端末に搭載するGNSS機能を高精度化することなく、歩行者位置を精度良く検出することが可能となる。そして、こうして得られた歩行者位置に基づいて、運転者に対する注意喚起を行えば、車両と歩行者との間での交通事故の発生を抑制することが可能となる。【選択図】図5
Description
本発明は、歩行者の携帯情報端末との間で通信可能な車両が、歩行者の位置を検出する技術に関する。
車両単独での交通事故や、車両間での交通事故の発生を防止することを目的として、様々な技術が開発されてきた。このため今日では、車両と歩行者との間で生じる交通事故が、交通事故のかなり多くの割合を占めるようになりつつある。
そこで、車両と歩行者との間の交通事故の発生を回避するべく、次のような技術が提案されている(特許文献1)。先ず、歩行者が携帯するスマートフォンなどの携帯情報端末に搭載されているGNSS機能を利用して、携帯情報端末が自らの位置情報を検出した後、得られた位置情報を周辺に向けて無線で送信する。歩行者の周囲に存在する車両は、携帯情報端末から送信された歩行者の位置情報を受信すると、車両自身の位置情報(以下、車両位置情報)と比較することによって、歩行者と接触する虞の有無を判断する。その結果、歩行者と接触する虞があると判断される場合には、その旨を運転者に警告する。
このような技術を用いれば、例えば、見通しの悪い交差点を車両が通過する場合などに、運転者からは見えづらい位置に居る歩行者の存在を運転者に対して警告することができるので、車両と歩行者との間での交通事故の発生を抑制できるものと期待されている。
そこで、車両と歩行者との間の交通事故の発生を回避するべく、次のような技術が提案されている(特許文献1)。先ず、歩行者が携帯するスマートフォンなどの携帯情報端末に搭載されているGNSS機能を利用して、携帯情報端末が自らの位置情報を検出した後、得られた位置情報を周辺に向けて無線で送信する。歩行者の周囲に存在する車両は、携帯情報端末から送信された歩行者の位置情報を受信すると、車両自身の位置情報(以下、車両位置情報)と比較することによって、歩行者と接触する虞の有無を判断する。その結果、歩行者と接触する虞があると判断される場合には、その旨を運転者に警告する。
このような技術を用いれば、例えば、見通しの悪い交差点を車両が通過する場合などに、運転者からは見えづらい位置に居る歩行者の存在を運転者に対して警告することができるので、車両と歩行者との間での交通事故の発生を抑制できるものと期待されている。
しかし、提案されている技術では、実際には、車両と歩行者との間での交通事故の発生を十分に抑制することが難しいという問題があった。これは次のような理由による。
例えば、車両が交差点に差しかかった時に、左側から交差点に近付いてくる歩行者が検出されて、運転者に対して警告が行われたものとする。ところが、携帯情報端末が検出する位置情報は、交差点の近くであることが分かる程度の精度は有するものの、交差点のどちら側であるのかを正確に判別できる程の精度は有していない。このため、実際には歩行者が交差点の右側にいて、交差点から遠ざかっているにも拘わらず、左側から交差点に近付いてくると誤判断して、誤って警告することも起こり得る。そして、このような誤った警告が繰り返されると、やがては運転者が警告を信用しなくなったり、あるいは警告する機能を停止したりすることとなってしまう。このため、提案されている技術では、歩行者と車両との間での交通事故の発生を十分に抑制することが困難となっている。
もちろん、携帯情報端末に搭載するGNSS機能をより位置精度の高いものに変更すれば、こうした問題を解消することはできるが、小さな携帯情報端末に高い位置精度のGNSS機能を搭載することは、サイズ的な観点から困難である。更に、コスト的な観点からも現実的ではない。
例えば、車両が交差点に差しかかった時に、左側から交差点に近付いてくる歩行者が検出されて、運転者に対して警告が行われたものとする。ところが、携帯情報端末が検出する位置情報は、交差点の近くであることが分かる程度の精度は有するものの、交差点のどちら側であるのかを正確に判別できる程の精度は有していない。このため、実際には歩行者が交差点の右側にいて、交差点から遠ざかっているにも拘わらず、左側から交差点に近付いてくると誤判断して、誤って警告することも起こり得る。そして、このような誤った警告が繰り返されると、やがては運転者が警告を信用しなくなったり、あるいは警告する機能を停止したりすることとなってしまう。このため、提案されている技術では、歩行者と車両との間での交通事故の発生を十分に抑制することが困難となっている。
もちろん、携帯情報端末に搭載するGNSS機能をより位置精度の高いものに変更すれば、こうした問題を解消することはできるが、小さな携帯情報端末に高い位置精度のGNSS機能を搭載することは、サイズ的な観点から困難である。更に、コスト的な観点からも現実的ではない。
この発明は、従来技術が有する上述した問題に鑑みてなされたものであり、携帯情報端末に搭載するGNSS機能を高精度化することなく、歩行者の位置を精度良く把握することで、車両と歩行者との間での交通事故の発生を抑制可能な技術の提供を目的とする。
上述した問題を解決するために本発明の歩行者位置検出システム、車載注意喚起装置、携帯情報端末、および歩行者位置検出方法は、歩行者が携帯する携帯情報端末が、周囲に存在する車両の車両位置を検出して、それらの車両位置に基づいて、携帯情報端末の現在位置を検出する。そして、検出した現在位置を、歩行者が存在する歩行者位置として周囲に送信する。
こうすれば、携帯情報端末に搭載するGNSS機能を高精度化しなくても、歩行者位置を精度良く検出することが可能となる。そして、こうして得られた歩行者位置に基づいて、運転者に対する注意喚起を行えば、車両と歩行者との間での交通事故の発生を抑制することが可能となる。
こうすれば、携帯情報端末に搭載するGNSS機能を高精度化しなくても、歩行者位置を精度良く検出することが可能となる。そして、こうして得られた歩行者位置に基づいて、運転者に対する注意喚起を行えば、車両と歩行者との間での交通事故の発生を抑制することが可能となる。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために実施例について説明する。
A.装置構成 :
図1には、本実施例の歩行者位置検出システム100の大まかな構成が示されている。図示されるように、本実施例の歩行者位置検出システム100は、歩行者Hが携帯する携帯情報端末150と、自車両10に搭載された車載注意喚起装置110とを備えている。
後述するように、車載注意喚起装置110は、GNSS衛星50からの測位信号を受信することによって自車両10の車両位置を検出したり、周囲に存在する他車両20a,20b,20cや携帯情報端末150との間で無線通信によって通信したりすることができる。また、他車両20a,20b,20cにも、自車両10と同様に、車載注意喚起装置110に相当する車載器が搭載されており、GNSS衛星50からの測位信号を受信して車両位置を検出したり、周囲の車両や携帯情報端末150と無線通信したりすることが可能である。尚、本実施例の車載注意喚起装置110は、本発明の「車載器」にも対応している。
携帯情報端末150は、いわゆるスマートフォンや携帯電話であり、GNSS衛星50からの測位信号を受信して自らの現在位置を検出したり、周囲の車両と無線通信したりすることができる。
車載注意喚起装置110は、携帯情報端末150から無線で送信されてきた歩行者位置を受信すると、自車両10の車両位置との位置関係に基づいて、自車両10の運転者に対する注意喚起の要否を判断する。その結果、注意喚起を要すると判断した場合には、モニター11を用いて運転者に対する注意喚起を行う。
A.装置構成 :
図1には、本実施例の歩行者位置検出システム100の大まかな構成が示されている。図示されるように、本実施例の歩行者位置検出システム100は、歩行者Hが携帯する携帯情報端末150と、自車両10に搭載された車載注意喚起装置110とを備えている。
後述するように、車載注意喚起装置110は、GNSS衛星50からの測位信号を受信することによって自車両10の車両位置を検出したり、周囲に存在する他車両20a,20b,20cや携帯情報端末150との間で無線通信によって通信したりすることができる。また、他車両20a,20b,20cにも、自車両10と同様に、車載注意喚起装置110に相当する車載器が搭載されており、GNSS衛星50からの測位信号を受信して車両位置を検出したり、周囲の車両や携帯情報端末150と無線通信したりすることが可能である。尚、本実施例の車載注意喚起装置110は、本発明の「車載器」にも対応している。
携帯情報端末150は、いわゆるスマートフォンや携帯電話であり、GNSS衛星50からの測位信号を受信して自らの現在位置を検出したり、周囲の車両と無線通信したりすることができる。
車載注意喚起装置110は、携帯情報端末150から無線で送信されてきた歩行者位置を受信すると、自車両10の車両位置との位置関係に基づいて、自車両10の運転者に対する注意喚起の要否を判断する。その結果、注意喚起を要すると判断した場合には、モニター11を用いて運転者に対する注意喚起を行う。
図2には、自車両10に搭載された車載注意喚起装置110の大まかな内部構造が示されている。図示するように、本実施例の車載注意喚起装置110は、GNSS測位部111や、車両位置検出部112、移動軌跡検出部113、地図情報記憶部114、車両位置送信部115、歩行者位置受信部116、注意喚起判断部117、注意喚起部118、精度情報受信部119などを備えている。
尚、これらの「部」は、車載注意喚起装置110が自車両10の運転者に対して注意喚起するために備える機能に着目して、車載注意喚起装置110の内部を便宜的に分類した抽象的な概念に過ぎない。従って、車載注意喚起装置110の内部が、これらの「部」に物理的に区分されていることを示すものではない。これらの「部」は、論理回路などを用いてハードウェア的に実現することもできるし、コンピュータープログラムを用いてソフトウェア的に実現することもできる。更には、これらを組み合わせることによって実現することもできる。
尚、これらの「部」は、車載注意喚起装置110が自車両10の運転者に対して注意喚起するために備える機能に着目して、車載注意喚起装置110の内部を便宜的に分類した抽象的な概念に過ぎない。従って、車載注意喚起装置110の内部が、これらの「部」に物理的に区分されていることを示すものではない。これらの「部」は、論理回路などを用いてハードウェア的に実現することもできるし、コンピュータープログラムを用いてソフトウェア的に実現することもできる。更には、これらを組み合わせることによって実現することもできる。
GNSS測位部111は、GNSS衛星50からの測位信号を受信するGNSSアンテナ111aに接続されており、測位信号に基づいて自車両10の測位結果を検出する。
移動軌跡検出部113は、タイヤの回転数から自車両10の移動距離を検出する距離センサー13と、自車両10の方位の変化量を検出する方位センサー14とに接続されている。そして、自車両10の移動距離と方位の変化量とを累積することによって、自車両10の移動経路を検出する。
地図情報記憶部114は、道路形状を含んだ地図情報を記憶している。
車両位置検出部112は、GNSS測位部111で検出した自車両10の測位結果に加えて、移動軌跡検出部113で検出した移動軌跡や、地図情報記憶部114に記憶された道路形状を考慮することで、自車両10の正確な車両位置を検出する。
車両位置送信部115は、車両位置検出部112から車両位置を受け取ると、無線通信用アンテナ115aを用いて、車両位置を外部に無線で送信する。尚、車両位置を無線で送信する際には、送信する電波強度の情報も同時に送信するようにしても良い。
また、無線通信用アンテナ115aには、歩行者位置受信部116や精度情報受信部119も接続されている。歩行者Hが携帯する携帯情報端末150から歩行者位置が送信されてきた場合には、無線通信用アンテナ115aを介して歩行者位置受信部116によって歩行者位置が受信される。更に、携帯情報端末150が歩行者位置に関する精度情報を送信してきた場合には、その精度情報は、無線通信用アンテナ115aを介して精度情報受信部119によって受信される。
注意喚起判断部117は、歩行者位置受信部116から歩行者位置を受け取り、車両位置検出部112から自車両10の車両位置を受け取ると、地図情報記憶部114から読み出した地図情報を考慮して、運転者に対する注意喚起の要否を判断する。この時、精度情報受信部119が歩行者位置の精度情報を受信していた場合には、精度情報も考慮して注意喚起の要否を判断する。
その結果、注意喚起を要すると判断された場合には、注意喚起部118がモニター11に所定の画像を表示させ、あるいはスピーカー12から所定の音声を出力することによって、運転者に対して注意喚起を行う。
移動軌跡検出部113は、タイヤの回転数から自車両10の移動距離を検出する距離センサー13と、自車両10の方位の変化量を検出する方位センサー14とに接続されている。そして、自車両10の移動距離と方位の変化量とを累積することによって、自車両10の移動経路を検出する。
地図情報記憶部114は、道路形状を含んだ地図情報を記憶している。
車両位置検出部112は、GNSS測位部111で検出した自車両10の測位結果に加えて、移動軌跡検出部113で検出した移動軌跡や、地図情報記憶部114に記憶された道路形状を考慮することで、自車両10の正確な車両位置を検出する。
車両位置送信部115は、車両位置検出部112から車両位置を受け取ると、無線通信用アンテナ115aを用いて、車両位置を外部に無線で送信する。尚、車両位置を無線で送信する際には、送信する電波強度の情報も同時に送信するようにしても良い。
また、無線通信用アンテナ115aには、歩行者位置受信部116や精度情報受信部119も接続されている。歩行者Hが携帯する携帯情報端末150から歩行者位置が送信されてきた場合には、無線通信用アンテナ115aを介して歩行者位置受信部116によって歩行者位置が受信される。更に、携帯情報端末150が歩行者位置に関する精度情報を送信してきた場合には、その精度情報は、無線通信用アンテナ115aを介して精度情報受信部119によって受信される。
注意喚起判断部117は、歩行者位置受信部116から歩行者位置を受け取り、車両位置検出部112から自車両10の車両位置を受け取ると、地図情報記憶部114から読み出した地図情報を考慮して、運転者に対する注意喚起の要否を判断する。この時、精度情報受信部119が歩行者位置の精度情報を受信していた場合には、精度情報も考慮して注意喚起の要否を判断する。
その結果、注意喚起を要すると判断された場合には、注意喚起部118がモニター11に所定の画像を表示させ、あるいはスピーカー12から所定の音声を出力することによって、運転者に対して注意喚起を行う。
図3には、歩行者位置検出システム100の携帯情報端末150の大まかな内部構造が示されている。図示するように、本実施例の携帯情報端末150は、GNSS測位部151や、歩行者位置送信部152、車両位置受信部153、電波強度検出部154、距離推定部155、歩行者位置決定部156等を備えている。
尚、これらの「部」も、携帯情報端末150が歩行者位置を検出したり、検出した歩行者位置を無線で送信したりする機能に着目して、携帯情報端末150の内部を便宜的に分類した抽象的な概念に過ぎない。従って、携帯情報端末150の内部が、これらの「部」に物理的に区分されていることを示すものではない。これらの「部」は、論理回路などを用いてハードウェア的に実現することもできるし、コンピュータープログラムを用いてソフトウェア的に実現することもできる。更には、これらを組み合わせることによって実現することもできる。
尚、これらの「部」も、携帯情報端末150が歩行者位置を検出したり、検出した歩行者位置を無線で送信したりする機能に着目して、携帯情報端末150の内部を便宜的に分類した抽象的な概念に過ぎない。従って、携帯情報端末150の内部が、これらの「部」に物理的に区分されていることを示すものではない。これらの「部」は、論理回路などを用いてハードウェア的に実現することもできるし、コンピュータープログラムを用いてソフトウェア的に実現することもできる。更には、これらを組み合わせることによって実現することもできる。
GNSS測位部151は、上述した車載注意喚起装置110のGNSS測位部111と同様に、GNSSアンテナ151aに接続されており、GNSS衛星50からの測位信号を受信して、携帯情報端末150が存在する現在位置(以下、端末位置)を検出する。尚、本実施例のGNSS測位部151は、本発明の「端末位置決定部」に対応する。
歩行者位置送信部152は、無線通信用アンテナ155aに接続されており、GNSS測位部151で検出した端末位置や、歩行者位置決定部156が後述する方法によって検出した歩行者位置を、周囲に存在する車両に対して無線で送信する。
また、無線通信用アンテナ155aには、車両位置受信部153や、電波強度検出部154も接続されている。周囲に存在する車両が車両位置の情報を無線で送信すると、その情報が車両位置受信部153によって受信され、更に、車両位置の情報を受信した時の電波強度が電波強度検出部154によって検出される。
距離推定部155は、電波強度検出部154から電波強度の情報を受け取ると、車両位置を送信した車両までの距離を、電波強度に基づいて推定する。
歩行者位置決定部156は、車両位置受信部153から受け取った車両位置と、距離推定部155から受け取った車両までの距離とに基づいて、携帯情報端末150が存在する現在位置を検出して、歩行者位置として決定する。また、歩行者位置を決定するに際しては、GNSS測位部151で検出した端末位置の情報も参照する。
そして、歩行者位置送信部152は、歩行者位置決定部156で歩行者位置が決定できた場合には、歩行者位置を無線によって外部に送信し、歩行者位置が決定できなかった場合には、GNSS測位部151で検出した端末位置を無線で送信する。本実施例の車載注意喚起装置110は、このようにして携帯情報端末150から送信された歩行者位置、あるいは端末位置に基づいて、自車両10の運転者に対して注意喚起を行う。
歩行者位置送信部152は、無線通信用アンテナ155aに接続されており、GNSS測位部151で検出した端末位置や、歩行者位置決定部156が後述する方法によって検出した歩行者位置を、周囲に存在する車両に対して無線で送信する。
また、無線通信用アンテナ155aには、車両位置受信部153や、電波強度検出部154も接続されている。周囲に存在する車両が車両位置の情報を無線で送信すると、その情報が車両位置受信部153によって受信され、更に、車両位置の情報を受信した時の電波強度が電波強度検出部154によって検出される。
距離推定部155は、電波強度検出部154から電波強度の情報を受け取ると、車両位置を送信した車両までの距離を、電波強度に基づいて推定する。
歩行者位置決定部156は、車両位置受信部153から受け取った車両位置と、距離推定部155から受け取った車両までの距離とに基づいて、携帯情報端末150が存在する現在位置を検出して、歩行者位置として決定する。また、歩行者位置を決定するに際しては、GNSS測位部151で検出した端末位置の情報も参照する。
そして、歩行者位置送信部152は、歩行者位置決定部156で歩行者位置が決定できた場合には、歩行者位置を無線によって外部に送信し、歩行者位置が決定できなかった場合には、GNSS測位部151で検出した端末位置を無線で送信する。本実施例の車載注意喚起装置110は、このようにして携帯情報端末150から送信された歩行者位置、あるいは端末位置に基づいて、自車両10の運転者に対して注意喚起を行う。
ここで、携帯情報端末150のGNSS測位部151が検出する端末位置は、携帯情報端末150の現在位置である。また、歩行者位置決定部156が決定する歩行者位置も、携帯情報端末150の現在位置である。従って、本実施例の携帯情報端末150は、GNSS測位部151によって携帯情報端末150の現在位置を検出できるにも拘わらず、歩行者位置決定部156でも携帯情報端末150の現在位置を求めていることになる。
このように、二つの方法で携帯情報端末150の現在位置を求めているのは、携帯情報端末150に搭載されているGNSS機能は、車両に搭載されているGNSS機能に比べて測位精度が低いので、運転者に誤って注意喚起してしまうことがあるためである。
このように、二つの方法で携帯情報端末150の現在位置を求めているのは、携帯情報端末150に搭載されているGNSS機能は、車両に搭載されているGNSS機能に比べて測位精度が低いので、運転者に誤って注意喚起してしまうことがあるためである。
例えば、図4に示したように、自車両10が見通しの悪い交差点に差しかかった時に、歩行者Hの携帯情報端末150から受け取った位置情報に基づいて、歩行者Hは左側から交差点に向かって歩いていると判断されたものする。ところが、携帯情報端末150のGNSS機能は測位精度が低いので、実際に歩行者Hが存在する位置は、図中に破線で示した誤差範囲内の何れかとなる。
従って、実際には、図中に破線で示したように、交差点を渡り終えて交差点から遠ざかる方向に歩いていることも起こり得る。そして、このような場合に、自車両10の運転者に対して注意喚起すると、誤った注意喚起となってしまう。
従って、実際には、図中に破線で示したように、交差点を渡り終えて交差点から遠ざかる方向に歩いていることも起こり得る。そして、このような場合に、自車両10の運転者に対して注意喚起すると、誤った注意喚起となってしまう。
そこで、本実施例の携帯情報端末150では、周辺に存在する複数の車両から車両位置の情報を取得して、それらの車両位置に基づいて、携帯情報端末150の現在位置を高い位置精度で決定する。複数の車両位置から携帯情報端末150の現在位置を決定する方法については後述するが、携帯情報端末150の現在位置を決定する際には、GNSS機能を用いて得られた精度の低い現在位置も利用する。このため、本実施例の携帯情報端末150では、図3に示したように、GNSS測位部151で携帯情報端末150の現在位置を検出すると共に、歩行者位置決定部156でも携帯情報端末150の現在位置を求めて歩行者位置を決定しているのである。
また、本実施例の携帯情報端末150が、複数の車両位置に基づいて、現在位置を精度良く決定可能な原理は次のようなものである。
図5には、歩行者Hの携帯情報端末150が、周囲に存在する複数の車両(図示した例では、自車両10および他車両20a,20b,20c)から、車両位置を受信する様子が概念的に示されている。
また、車両位置を受信するに際しては、その車両位置を受信した時の電波強度を検出する。ここで電波強度は、図6に例示したように、電波の送信元からの距離が大きくなるに従って小さくなることが知られている。従って、車載注意喚起装置110が車両位置を送信した電波強度を仮定すれば、車両位置を受信した時の電波強度に基づいて、その電波を送信した車両までの距離を推定することができる。
図5には、歩行者Hの携帯情報端末150が、周囲に存在する複数の車両(図示した例では、自車両10および他車両20a,20b,20c)から、車両位置を受信する様子が概念的に示されている。
また、車両位置を受信するに際しては、その車両位置を受信した時の電波強度を検出する。ここで電波強度は、図6に例示したように、電波の送信元からの距離が大きくなるに従って小さくなることが知られている。従って、車載注意喚起装置110が車両位置を送信した電波強度を仮定すれば、車両位置を受信した時の電波強度に基づいて、その電波を送信した車両までの距離を推定することができる。
もちろん、車載注意喚起装置110が車両位置を送信する際に、送信に用いた電波強度の情報も送信するようにしておいてもよい。こうすれば、送信に用いた電波強度と、受信した時の電波強度との比率に基づいて、その電波を送信した車両までの距離を、より一層正確に推定することが可能となる。
そして、携帯情報端末150の周囲に存在する複数の車両についての車両位置と、その車両位置にある車両までの距離とが分かれば、携帯情報端末150の現在位置を高い位置精度で決定することができる。
そして、携帯情報端末150の周囲に存在する複数の車両についての車両位置と、その車両位置にある車両までの距離とが分かれば、携帯情報端末150の現在位置を高い位置精度で決定することができる。
こうして、電波を送信した車両までの距離および車両位置が分かれば、携帯情報端末150の電材位置を決定することができる。例えば、図7に例示したように、ある車両(ここでは、自車両10)の車両位置が(x1,y1)であり、その車両までの距離がR1であったとする。車両までの距離R1は推定した距離なので誤差が含まれているが、車両位置(x1,y1)については、自車両10が、位置精度の高いGNSS機能や、移動経路や地図情報に基づいて決定しているので、十分な精度を有していると考えて良い。従って、携帯情報端末150の現在位置は、車両位置(x1,y1)から、誤差を含んで半径R1の範囲に存在する。
他の車両(例えば、他車両20a)についても同様に、車両位置が(x2,y2)であり、その車両までの距離がR2であったとする。この場合、携帯情報端末150の現在位置は、車両位置(x2,y2)から、誤差を含んで半径R2の範囲に存在すると考えて良い。尚、半径が大きくなるほど、半径に含まれる誤差の大きさも大きな値に設定する。
他の車両(例えば、他車両20a)についても同様に、車両位置が(x2,y2)であり、その車両までの距離がR2であったとする。この場合、携帯情報端末150の現在位置は、車両位置(x2,y2)から、誤差を含んで半径R2の範囲に存在すると考えて良い。尚、半径が大きくなるほど、半径に含まれる誤差の大きさも大きな値に設定する。
その他の車両についても同様にして、携帯情報端末150が存在する範囲を絞っていけば、結局、携帯情報端末150の現在位置を、図7中に斜線を付した範囲に絞ることができる。そして、このような狭い範囲に絞ってしまえば、例えば、この範囲の重心の位置を求めるなどの方法によって、携帯情報端末150の現在位置を十分な精度で求めることができる。尚、実際には、後述するように、最小二乗法を用いた方法を用いて携帯情報端末150の現在位置を決定しており、この方法を用いれば、利用可能な車両位置の数が多くなるほど、位置精度が高くなる。このため、より一層高い位置精度を実現することが可能となっている。
B.歩行者位置検出処理 :
図8および図9には、携帯情報端末150が歩行者位置を検出する処理のフローチャートが示されている。
図8に示されるように、歩行者位置検出処理を開始すると先ず始めに、GNSS衛星50からのGNSS信号を受信したか否かを判断する(S100)。GNSS衛星50は一定周期でGNSS信号を送信するので、携帯情報端末150は常にGNSS信号を受信できるわけではない。そこで、先ず始めに、GNSS信号を受信したか否かを判断する。
図8および図9には、携帯情報端末150が歩行者位置を検出する処理のフローチャートが示されている。
図8に示されるように、歩行者位置検出処理を開始すると先ず始めに、GNSS衛星50からのGNSS信号を受信したか否かを判断する(S100)。GNSS衛星50は一定周期でGNSS信号を送信するので、携帯情報端末150は常にGNSS信号を受信できるわけではない。そこで、先ず始めに、GNSS信号を受信したか否かを判断する。
その結果、GNSS信号を受信していない場合は(S100:no)、周辺に存在する車両から送信された車両位置を示す信号(以下、車両位置信号)を受信したか否かを判断する(S101)。携帯情報端末150の周辺にはいつでも車両が存在しているとは限らず、また、車両が存在していたとしても、その車両がいつでも車両位置信号を送信しているわけではない。そこで、GNSS信号を受信していない場合は(S100:no)、車両位置信号を受信したか否かを判断する。
その結果、車両位置信号を受信しない場合は(S101:no)、GNSS信号も車両位置信号も受信していないことになるので、処理に先頭に戻って、再び、GNSS信号を受信したか否かを判断する(S100)。
その結果、車両位置信号を受信しない場合は(S101:no)、GNSS信号も車両位置信号も受信していないことになるので、処理に先頭に戻って、再び、GNSS信号を受信したか否かを判断する(S100)。
一方、車両位置信号を受信した場合は(S101:yes)、その車両位置信号を受信した時の電波強度が、所定の閾値強度以上であったか否かを判断する(S102)。そして、電波強度が閾値強度よりも小さかった場合は(S102:no)、その車両位置信号を用いて歩行者位置を決定すると誤差が大きくなると判断して、この場合も、処理に先頭に戻って、再び、GNSS信号を受信したか否かを判断する(S100)。
このような処理を繰り返しているうちに、電波強度が閾値強度以上の車両位置信号を受信したら(S101:yes、S102:yes)、所定時間に亘って電波強度を平均化した後(S103)、平均化した電波強度に基づいて、車両位置信号を送信した車両までの距離を推定する(S104)。
車両位置信号の受信中も電波強度は変動するが、所定時間に亘って電波強度を平均化すれば、正確な電波強度を検出することができる。また、電波強度と車両までの距離との間には、図6に示すような関係が存在することが分かっているから、平均化した電波強度から、車両位置信号を送信した車両までの距離を推定することができる。
車両位置信号の受信中も電波強度は変動するが、所定時間に亘って電波強度を平均化すれば、正確な電波強度を検出することができる。また、電波強度と車両までの距離との間には、図6に示すような関係が存在することが分かっているから、平均化した電波強度から、車両位置信号を送信した車両までの距離を推定することができる。
こうして、車両位置信号を送信した車両までの距離を推定したら、推定した距離を、その車両の車両位置と共に記憶した後(S105)、再び、処理に先頭に戻って、GNSS信号を受信したか否かを判断する(S100)。
このように、本実施例の携帯情報端末150は、GNSS信号を受信するまでの間は、周辺に存在する車両の車両位置と、その車両までの距離とを蓄積していく。そして、GNSS信号を受信したら(S100:yes)、蓄積した車両位置および距離を用いて、携帯情報端末150の現在位置を精度良く検出するべく、以下のような処理を開始する。
このように、本実施例の携帯情報端末150は、GNSS信号を受信するまでの間は、周辺に存在する車両の車両位置と、その車両までの距離とを蓄積していく。そして、GNSS信号を受信したら(S100:yes)、蓄積した車両位置および距離を用いて、携帯情報端末150の現在位置を精度良く検出するべく、以下のような処理を開始する。
先ず、受信したGNSS信号に基づいて携帯情報端末150の現在位置を測位することによって、端末位置を検出する(S106)。前述したように携帯情報端末150に搭載されているGNSS機能は、車両に搭載されたGNSS機能に比べて測位精度が低いので、こうして検出された端末位置も十分な位置精度は有していない。
そこで、本実施例の携帯情報端末150は、検出した端末位置を、歩行者位置の近似位置として設定する(S107)。
そこで、本実施例の携帯情報端末150は、検出した端末位置を、歩行者位置の近似位置として設定する(S107)。
続いて、記憶した車両位置が所定個数以上か否かを判断して(図9のS108)、所定個数(例えば3個)以上であった場合には(S108:yes)、それぞれの車両位置に対して、二乗誤差の重み係数を、車両位置ごとに推定した距離に応じて決定する(S109)。すなわち、後述するように本実施例の歩行者位置検出処理では、車両位置までの距離に対する二乗誤差が最小となるように歩行者位置を決定する。もっとも、車両までの距離が長くなるほど、推定した距離には大きな誤差が含まれると考えられる。そして、歩行者位置を決定する際に用いたデータの中に、大きな誤差を含んだデータが存在すると、そのデータの影響で、歩行者位置の精度が低下してしまう。そこで、推定した距離に対して、距離に応じた重み係数を設定しておく。尚、重み係数は、距離が長くなるほど、小さな値となるように設定する。
そして、複数の車両位置および距離に対して、重み付きの二乗誤差が最小となるように、歩行者位置を決定する(S110)。以下、図10を参照しながら、本実施例の携帯情報端末150が、複数の車両位置および距離に対して、重み付きの二乗誤差が最小となるように歩行者位置を決定する方法について説明する。
例えば、図10(a)に示したように、ある車両20iから受信した車両位置が(xi,yi)であり、その車両までの距離がRiだったとする。また、携帯情報端末150のGNSS機能を用いて検出した端末位置が(x0,y0)であったとする。
話を簡単にするために、ここでは距離Riは正しい(すなわち、誤差は含まれていない)とする。この場合、仮に端末位置(x0,y0)が正しければ、車両位置(xi,yi)から端末位置(x0,y0)までの距離は、距離Riと一致する筈である。ところが実際には、端末位置(x0,y0)には誤差が含まれているので、車両位置(xi,yi)から端末位置(x0,y0)までの距離と、距離Riとは一致しない。
そこで、端末位置(x0,y0)を修正することによって、携帯情報端末150の本当の位置(xr,yr)を決定することを考える。
話を簡単にするために、ここでは距離Riは正しい(すなわち、誤差は含まれていない)とする。この場合、仮に端末位置(x0,y0)が正しければ、車両位置(xi,yi)から端末位置(x0,y0)までの距離は、距離Riと一致する筈である。ところが実際には、端末位置(x0,y0)には誤差が含まれているので、車両位置(xi,yi)から端末位置(x0,y0)までの距離と、距離Riとは一致しない。
そこで、端末位置(x0,y0)を修正することによって、携帯情報端末150の本当の位置(xr,yr)を決定することを考える。
携帯情報端末150の本当の位置(xr,yr)と、端末位置(x0,y0)との位置偏差を(Δx,Δy)とすると、車両位置(xi,yi)から端末位置(x0,y0)までの距離と、距離Riとの距離の差ΔRiは、図10(b)の第1式によって表される。ここで、第1式中のεiは、車両位置(xi,yi)や距離Riの計測時に混入する誤差である。
更に、端末位置(x0,y0)は本当の位置(xr,yr)を近似する位置であるから、位置偏差(Δx,Δy)は小さいと考えてよいので、図10(b)の第1式は、図10(b)の第2式によって近似することができる。
更に、端末位置(x0,y0)は本当の位置(xr,yr)を近似する位置であるから、位置偏差(Δx,Δy)は小さいと考えてよいので、図10(b)の第1式は、図10(b)の第2式によって近似することができる。
本実施例の携帯情報端末150は、記憶されている全ての車両位置および距離について、以上のような操作を行う。ここでは、図7に例示したように、4つの車両位置および距離が記憶されているものとする。すると、図10(b)の第2式は、図10(c)に示すように、行列を用いてまとめることができる。
更に、図10(c)中に現れる4つの行列を、図10(d)に示すように、R、A、ΔX、Eで表記すると、誤差εiの二乗和は、図10(e)に示したように、ΔXの関数として表すことができる。尚、図10(e)の式中の「T」は転置行列を表している。
最小二乗法では、この誤差の二乗和を最小にするようなΔXを求めることによって、近似として用いた端末位置(x0,y0)から、携帯情報端末150の本当の位置(xr,yr)を決定する。
更に、図10(c)中に現れる4つの行列を、図10(d)に示すように、R、A、ΔX、Eで表記すると、誤差εiの二乗和は、図10(e)に示したように、ΔXの関数として表すことができる。尚、図10(e)の式中の「T」は転置行列を表している。
最小二乗法では、この誤差の二乗和を最小にするようなΔXを求めることによって、近似として用いた端末位置(x0,y0)から、携帯情報端末150の本当の位置(xr,yr)を決定する。
そこで、図10(e)の右辺をΔXで偏微分して極値を与えるΔXを求めると、図10(f)に示した式によってΔXを決定することができる。尚、図10(f)の式中の「−1」は逆行列を表している。
また、推定した距離Riに対しては重み係数wiが設定されているから、図10(g)に示すような重み行列Wを考えて、距離を示す行列Rに、重み行列Wが作用しているものとして、誤差の二乗和を最小にするようなΔXを求めると、図10(h)に示した式によってΔXを決定することができる。
そして、ΔXを決定したら、近似位置として用いた端末位置(x0,y0)をΔXで補正することによって、携帯情報端末150の本当の位置(xr,yr)を求めることができるので、得られた位置(xr,yr)を歩行者位置として決定する。
また、推定した距離Riに対しては重み係数wiが設定されているから、図10(g)に示すような重み行列Wを考えて、距離を示す行列Rに、重み行列Wが作用しているものとして、誤差の二乗和を最小にするようなΔXを求めると、図10(h)に示した式によってΔXを決定することができる。
そして、ΔXを決定したら、近似位置として用いた端末位置(x0,y0)をΔXで補正することによって、携帯情報端末150の本当の位置(xr,yr)を求めることができるので、得られた位置(xr,yr)を歩行者位置として決定する。
こうして決定された歩行者位置は、携帯情報端末150の周囲に存在する複数の車両で検出された車両位置に基づいて決定されている。そして、車両では、携帯情報端末150よりも測位精度の高いGNSS機能を搭載していると共に、車両に搭載された各種センサー(例えば車速センサーや、ジャイロセンサー)の情報や、地図情報も利用することで、高い精度で車両位置を決定することができる。本実施例の携帯情報端末150は、このような車両位置に基づいて歩行者位置を決定するので、携帯情報端末150のGNSS機能では実現できないほどの高い位置精度を実現することができる。
加えて、本実施例の携帯情報端末150は、位置精度が高い車両位置を複数用いて歩行者位置を決定しているので、更に位置精度を高めることができる。その結果、車両位置と同等の精度で歩行者位置を決定することが可能となる。
加えて、本実施例の携帯情報端末150は、位置精度が高い車両位置を複数用いて歩行者位置を決定しているので、更に位置精度を高めることができる。その結果、車両位置と同等の精度で歩行者位置を決定することが可能となる。
図9に示した歩行者位置検出処理のS110では、以上のようにして、複数の車両位置および距離に基づいて歩行者位置を決定する。
続いて、決定した歩行者位置を無線で送信した後(S111)、送信した歩行者位置が十分な位置精度を有する旨の精度情報を無線で送信する(S112)。
続いて、決定した歩行者位置を無線で送信した後(S111)、送信した歩行者位置が十分な位置精度を有する旨の精度情報を無線で送信する(S112)。
以上では、携帯情報端末150がGNSS信号を受信した時に(図8のS100:yes)、所定個数以上の車両位置が記憶されていた場合(図9のS108:yes)に実行する処理について説明した。
これに対して、記憶した車両位置が所定個数に満たなかった場合は(S108:no)、上述した方法を用いて精度良く歩行者位置を決定することはできない。そこで、この場合は、S107で近似位置として設定しておいた端末位置を、歩行者位置として送信する(S113)。その後、送信した歩行者位置が低精度である旨の精度情報を送信する(S114)。
これに対して、記憶した車両位置が所定個数に満たなかった場合は(S108:no)、上述した方法を用いて精度良く歩行者位置を決定することはできない。そこで、この場合は、S107で近似位置として設定しておいた端末位置を、歩行者位置として送信する(S113)。その後、送信した歩行者位置が低精度である旨の精度情報を送信する(S114)。
以上のようにして、歩行者位置および精度情報を送信したら(S111およびS112、またはS113およびS114)、記憶されている車両位置および距離の中から、古い車両位置および距離を削除する(S115)。すなわち、複数の車両位置および距離が記憶されていた場合、それぞれの車両位置を受け取った時に携帯情報端末150が存在していた位置は、少しずつ異なっているものと考えられる。そして、携帯情報端末150から車両までの距離に対して、携帯情報端末150が車両位置を受け取った位置の違いが無視できないほどに大きくなると、歩行者位置の位置精度が低下する。
そこで、本実施例の北者位置検出処理では、位置精度が低下することを防止するために、受信してから一定時間が経過した車両位置および距離については、削除することとしているのである。
そこで、本実施例の北者位置検出処理では、位置精度が低下することを防止するために、受信してから一定時間が経過した車両位置および距離については、削除することとしているのである。
尚、簡便には、一定時間が経過した車両位置および距離ではなく、記憶している全ての車両位置および距離を削除するようにしてもよい。この場合には、携帯情報端末150がGNSS信号を受信してから、次のGNSS信号を受信するまでの間に取得した車両位置および距離を用いて歩行者位置を決定することになる。
携帯情報端末150の周囲に多くの車両が存在する場合には、このようにしても十分な精度で歩行者位置を決定することができる。また、この方法では、車両位置を受信した時の時刻の情報を記憶しておく必要が無いので、携帯情報端末150の処理負担を軽減させることが可能となる。
携帯情報端末150の周囲に多くの車両が存在する場合には、このようにしても十分な精度で歩行者位置を決定することができる。また、この方法では、車両位置を受信した時の時刻の情報を記憶しておく必要が無いので、携帯情報端末150の処理負担を軽減させることが可能となる。
以上のようにして、記憶している複数の車両位置および距離の中から、古い車両位置および距離を削除したら(S115)、歩行者位置検出処理を終了するか否かを判断する(S116)。そして、終了しない場合は(S116:no)、処理の先頭に戻って、再び、GNSS信号を受信したか否かを判断した後(図8のS100)、上述した続く一連の処理(S101〜S115)を繰り返す。このような処理を繰り返しているうちに、処理を終了すると判断した場合は(S116:yes)、図8および図9に示した歩行者位置検出処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例の携帯情報端末150は、上述した歩行者位置検出処理を実行することによって、携帯情報端末150のGNSS機能では実現できないほどの高い精度で、歩行者位置を決定することができる。
そこで、本実施例の車載注意喚起装置110は、携帯情報端末150から高い位置精度の歩行者位置を受信可能なことを利用して、以下のような注意喚起処理を行う。
そこで、本実施例の車載注意喚起装置110は、携帯情報端末150から高い位置精度の歩行者位置を受信可能なことを利用して、以下のような注意喚起処理を行う。
C.注意喚起処理 :
図11には、車載注意喚起装置110が携帯情報端末150から受信した歩行者位置に基づいて、運転者に注意喚起する処理のフローチャートが示されている。
図示されるように、注意喚起処理では、先ず始めに、携帯情報端末150から歩行者位置を受信したか否かを判断する(S200)。歩行者位置を受信していない場合は(S200:no)、自車両10の運転者に対して歩行者位置を注意喚起することはできないので、以下の処理は行うことなく、再び、歩行者位置を受信したか否かを判断する(S200)。
このような処理を繰り返しているうちに、やがて、歩行者位置を受信したと判断される(S200:yes)。尚、この歩行者位置は、自車両10の周囲に存在する携帯情報端末150が、前述した図8および図9の歩行者位置検出処理を行うことによって送信した歩行者位置である。
図11には、車載注意喚起装置110が携帯情報端末150から受信した歩行者位置に基づいて、運転者に注意喚起する処理のフローチャートが示されている。
図示されるように、注意喚起処理では、先ず始めに、携帯情報端末150から歩行者位置を受信したか否かを判断する(S200)。歩行者位置を受信していない場合は(S200:no)、自車両10の運転者に対して歩行者位置を注意喚起することはできないので、以下の処理は行うことなく、再び、歩行者位置を受信したか否かを判断する(S200)。
このような処理を繰り返しているうちに、やがて、歩行者位置を受信したと判断される(S200:yes)。尚、この歩行者位置は、自車両10の周囲に存在する携帯情報端末150が、前述した図8および図9の歩行者位置検出処理を行うことによって送信した歩行者位置である。
車載注意喚起装置110は、歩行者位置を受信すると(S200:yes)、続いて、精度情報を受信したか否かを判断する(S201)。図9を用いて前述したように、携帯情報端末150は歩行者位置を送信すると(S111またはS113)、その歩行者位置の精度情報も送信する(S112またはS114)。従って、車載注意喚起装置110が歩行者位置を受信したら、続いて、精度情報も送信されてくるものと考えて良い。
そこで、歩行者位置を受信したら(S200:yes)、精度情報を受信したか否かを判断する(S201)。
そこで、歩行者位置を受信したら(S200:yes)、精度情報を受信したか否かを判断する(S201)。
その結果、まだ精度情報を受信していない場合は(S201:no)、受信するまで同じ判断を繰り返すことによって待機状態となる。そして、精度情報を受信したら(S201:yes)、今度は、自車両10の車両位置を取得する(S202)。
車載注意喚起装置110は、搭載されている高精度のGNSS機能や、移動経路や、地図情報などに基づいて、絶えず車両位置を把握しており、S202では容易に車両位置を取得することができる。
車載注意喚起装置110は、搭載されている高精度のGNSS機能や、移動経路や、地図情報などに基づいて、絶えず車両位置を把握しており、S202では容易に車両位置を取得することができる。
続いて、受信した精度情報が、歩行者位置の位置精度が高い旨を示す精度情報か否かを判断する(S203)。
その結果、位置精度が高い旨の精度情報であった場合には、自車両10の運転者に対する注意喚起の要否を、以下のようにして決定する(S204)。
先ず、地図情報記憶部114から地図情報を読み出して、自車両10の車両位置および地図情報に基づいて、注意喚起する可能性のある地点(たとえば交差点など)に自車両10が差しかかっているか否かを判断する。そして、交差点などに差しかかっている場合には、その交差点などの近くに歩行者が存在するか否かを判断する。その結果、歩行者が存在していた場合には、その歩行者が、交差点などの何処にいて、どちらの方向に向かって進んでいるかを判断する。高い位置精度で歩行者位置を検出することができれば、歩行者が交差点などの何処にいるかを判断することができる。更に、連続して歩行者位置を検出すれば、歩行者が進む方向についても判断することができる。こうして、歩行者が、交差点などの何処にいて、どちらの方向に向かって進んでいるかを判断したら、自車両10の車両位置と、歩行者位置との位置関係に基づいて、自車両10の運転者に対する注意喚起が必要か否かを決定することができる。
その結果、位置精度が高い旨の精度情報であった場合には、自車両10の運転者に対する注意喚起の要否を、以下のようにして決定する(S204)。
先ず、地図情報記憶部114から地図情報を読み出して、自車両10の車両位置および地図情報に基づいて、注意喚起する可能性のある地点(たとえば交差点など)に自車両10が差しかかっているか否かを判断する。そして、交差点などに差しかかっている場合には、その交差点などの近くに歩行者が存在するか否かを判断する。その結果、歩行者が存在していた場合には、その歩行者が、交差点などの何処にいて、どちらの方向に向かって進んでいるかを判断する。高い位置精度で歩行者位置を検出することができれば、歩行者が交差点などの何処にいるかを判断することができる。更に、連続して歩行者位置を検出すれば、歩行者が進む方向についても判断することができる。こうして、歩行者が、交差点などの何処にいて、どちらの方向に向かって進んでいるかを判断したら、自車両10の車両位置と、歩行者位置との位置関係に基づいて、自車両10の運転者に対する注意喚起が必要か否かを決定することができる。
その結果、注意喚起が必要か否かを判断し(S205)、注意喚起が必要であった場合は(S205:yes)、モニター11に所定の画像を表示し、スピーカー12から所定の音声を出力することによって、自車両10の運転者に対して注意喚起を行う(S206)。図12には、モニター11に画像を表示することによって、前方の交差点に左側から歩行者が接近している旨を注意喚起している様子が例示されている。
これに対して、注意喚起が必要でなかった場合は(S205:no)、こうした注意喚起は行わない。
これに対して、注意喚起が必要でなかった場合は(S205:no)、こうした注意喚起は行わない。
以上では、歩行者位置に続いて受信した精度情報が、その歩行者位置の位置精度が高いことを示す精度情報であった場合(S203:yes)に行われる処理(S204〜S206)について説明した。
これに対して、歩行者位置の位置精度が低いことを示す精度情報であった場合には(S203:no)、自車両10の運転者に対する情報提供を行うか否かを、以下のようにして決定する(S207)。
先ず、自車両10の車両位置および地図情報に基づいて、情報提供する可能性のある地点(たとえば交差点など)に自車両10が差しかかっているか否かを判断する。尚、情報提供する可能性のある地点は、注意喚起する可能性のある地点と同じ地点に設定されている。そして、交差点などに差しかかっている場合には、その交差点などの近くに歩行者が存在するか否かを判断する。すなわち、歩行者位置の位置精度が低い場合には、歩行者が交差点の近くに存在することまでは分かっても、交差点のどちら側に存在するかを特定するほどの精度はない。そこで、歩行者が交差点のどちら側に存在するかではなく、単に交差点の近くに存在するか否かを判断する。その結果、歩行者が存在していた場合には、自車両10の運転者に対する情報提供が必要であると決定する。
これに対して、歩行者位置の位置精度が低いことを示す精度情報であった場合には(S203:no)、自車両10の運転者に対する情報提供を行うか否かを、以下のようにして決定する(S207)。
先ず、自車両10の車両位置および地図情報に基づいて、情報提供する可能性のある地点(たとえば交差点など)に自車両10が差しかかっているか否かを判断する。尚、情報提供する可能性のある地点は、注意喚起する可能性のある地点と同じ地点に設定されている。そして、交差点などに差しかかっている場合には、その交差点などの近くに歩行者が存在するか否かを判断する。すなわち、歩行者位置の位置精度が低い場合には、歩行者が交差点の近くに存在することまでは分かっても、交差点のどちら側に存在するかを特定するほどの精度はない。そこで、歩行者が交差点のどちら側に存在するかではなく、単に交差点の近くに存在するか否かを判断する。その結果、歩行者が存在していた場合には、自車両10の運転者に対する情報提供が必要であると決定する。
続いて、情報提供が必要か否かを判断し(S208)、情報提供が必要であった場合は(S208:yes)、モニター11に所定の画像を表示し、スピーカー12から所定の音声を出力することによって、自車両10の運転者に対して、歩行者が存在する旨の情報提供を行う(S209)。図13には、モニター11に画像を表示することによって、前方の交差点のどちらかに歩行者が居る旨を、情報提供している様子が例示されている。
これに対して、情報提供が必要でなかった場合は(S209:no)、こうした情報提供は行わない。
これに対して、情報提供が必要でなかった場合は(S209:no)、こうした情報提供は行わない。
以上のようにして、自車両10の運転者に対して、必要に応じて注意喚起あるいは情報提供を行ったら(S206、S209)、処理を終了するか否かを判断する(S210)。その結果、処理を終了しない場合は(S210:no)、処理の先頭に戻って、再び、歩行者位置を受信したか否かを判断した後(S200)、上述した続く一連の処理(S201〜S210)を繰り返す。そして、こうした処理を繰り返しているうちに、処理を終了すると判断したら(S210:no)、図11に示す注意喚起処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例の車載注意喚起装置110は、携帯情報端末150から位置精度の高い歩行者位置を受信することによって、誤って注意喚起することなく、適切に注意喚起を行うことができる。
また、携帯情報端末150から位置精度の高い歩行者位置を受信することができなかった場合でも、精度情報を受信することによってそのことを検知して、注意喚起ではなく、情報提供に止めることができる。このため、誤った注意喚起を行って、運転者に不信感を与えることも回避することが可能となる。
また、携帯情報端末150から位置精度の高い歩行者位置を受信することができなかった場合でも、精度情報を受信することによってそのことを検知して、注意喚起ではなく、情報提供に止めることができる。このため、誤った注意喚起を行って、運転者に不信感を与えることも回避することが可能となる。
以上、本実施例について説明したが、本発明は上記の実施例あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
10…自車両、 11…モニター、 12…スピーカー、 13…距離センサー、
14…方位センサー、 100…歩行者位置検出システム、
110…車載注意喚起装置、 111…GNSS測位部、
112…車両位置検出部、 113…移動軌跡検出部、 114…地図情報記憶部、
115…車両位置送信部、 116…歩行者位置受信部、
117…注意喚起判断部、 118…注意喚起部、 119…精度情報受信部、
150…携帯情報端末、 151…GNSS測位部、 152…歩行者位置送信部、
153…車両位置受信部、 154…電波強度検出部、 155…距離推定部、
156…歩行者位置決定部。
14…方位センサー、 100…歩行者位置検出システム、
110…車載注意喚起装置、 111…GNSS測位部、
112…車両位置検出部、 113…移動軌跡検出部、 114…地図情報記憶部、
115…車両位置送信部、 116…歩行者位置受信部、
117…注意喚起判断部、 118…注意喚起部、 119…精度情報受信部、
150…携帯情報端末、 151…GNSS測位部、 152…歩行者位置送信部、
153…車両位置受信部、 154…電波強度検出部、 155…距離推定部、
156…歩行者位置決定部。
Claims (9)
- 歩行者が携帯する携帯情報端末(150)と、車両に搭載されて該車両の車両位置を検出可能な車載器(110)とを有し、前記携帯情報端末と前記車載器との間で無線通信することによって、前記歩行者が存在する歩行者位置を検出する歩行者位置検出システム(100)であって、
前記車載器は、
前記車両位置を検出する車両位置検出部(112)と、
前記車両位置を無線によって前記携帯情報端末に送信する車両位置送信部(115)と、
前記携帯情報端末から無線で送信された前記歩行者位置を受信する歩行者位置受信部(116)と
を備えており、
前記携帯情報端末は、
前記車載器から無線で送信された前記車両位置を受信する車両位置受信部(153)と、
前記車両位置を受信した時の電波強度に基づいて、該車両位置を送信した前記車載器までの距離を推定する距離推定部(155)と、
複数の前記車載器から受信した前記車両位置と、複数の該車載器までの距離とに基づいて、前記歩行者位置を決定する歩行者位置決定部(156)と、
前記決定した歩行者位置を無線によって前記車載器に送信する歩行者位置送信部(152)と
を備えている
歩行者位置検出システム。 - 請求項1に記載の歩行者位置検出システムであって、
前記携帯情報端末は、
測位衛星から受信した測位情報に基づいて、自らの端末位置を決定する端末位置決定部(151)を備えており、
前記歩行者位置送信部は、前記歩行者位置が得られない場合には、該歩行者位置の代わりに前記端末位置を送信すると共に、前記歩行者位置または前記端末位置を送信するに際しては、該歩行者位置または該端末位置の何れを送信するかを示す識別情報も送信する
ことを特徴とする歩行者位置検出システム。 - 車両に搭載されて、該車両の車両位置を検出する機能と、歩行者が携帯する携帯情報端末と通信することによって前記歩行者の歩行者位置を受信する機能とを有し、前記車両位置と前記歩行者位置との位置関係に基づいて、前記車両の運転者に注意喚起する車載注意喚起装置(110)であって、
前記歩行者位置を受信するに際して、該歩行者位置の位置精度に関する精度情報を受信する精度情報受信部(119)と、
前記車両位置と前記歩行者位置との位置関係と、該歩行者位置の前記精度情報とに基づいて、前記注意喚起を行う注意喚起部(118)と
を備える車載注意喚起装置。 - 請求項3に記載の車載注意喚起装置であって、
検出された前記車両位置を、無線によって前記携帯情報端末に送信する車両位置送信部(115)を備える
車載注意喚起装置。 - 請求項4に記載の車載注意喚起装置であって、
前記車両位置送信部は、前記車両位置を送信するに際して、該車両位置の送信に用いる電波強度についての情報も送信する
ことを特徴とする車載注意喚起装置。 - 歩行者によって携帯されて、周囲に存在する車両との間で無線によって情報を通信可能な携帯情報端末(150)であって、
前記周囲に存在する車両から、該車両の車両位置を受信する車両位置受信部(153)と、
前記車両位置を受信した時の電波強度に基づいて、該車両位置を送信した前記車両までの距離を推定する距離推定部(155)と、
複数の前記車両から受信した前記車両位置と、複数の該車両までの距離とに基づいて、前記歩行者位置を決定する歩行者位置決定部(156)と、
前記決定した歩行者位置を無線によって外部に送信する歩行者位置送信部(152)と
を備える携帯情報端末。 - 請求項6に記載の携帯情報端末であって、
前記距離推定部は、前記電波強度と前記距離との対応関係を記憶しており、前記車両位置を受信した時の電波強度から前記対応関係を参照することによって、前記車両までの距離を推定する
ことを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項7に記載の携帯情報端末であって、
前記距離推定部は、受信した前記電波強度に対して時間軸上での平滑化処理を施した後、該平滑化処理後の前記電波強度から前記対応関係を参照することによって、前記車両までの距離を推定する
ことを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項6ないし請求項8の何れか一項に記載の携帯情報端末であって、
前記歩行者位置決定部は、前記車両までの距離に応じた重みで、該車両についての前記車両位置および前記距離を考慮することによって、前記歩行者位置を決定する
ことを特徴とする携帯情報端末。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|---|
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2016
- 2016-01-28 JP JP2016014714A patent/JP2017135603A/ja active Pending
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