JP2017114411A - 車体後部構造 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1実施形態に係る車体後部構造10について、図1〜図13に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印LHは、車体の前方向(車両の進行方向)、上方向、左方向(車体幅方向の一方)をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車体前後方向の前後、車体左右方向(車体幅方向)の左右、車体上下方向の上下を示すものとする。
図1〜図4に示すように、本発明の第1実施形態に係る車体後部構造10は、リヤフロアパン12と、左右一対のリヤサイドメンバ14と、ロアバック16(図4以外では図示省略)と、リヤバンパリインフォースメント18と、リヤクロスメンバ20と、リヤサスペンションメンバ22と、左右一対の補強メンバ24と、左右一対の前方ブラケット26とを備えている。なお、この車体後部構造10は左右対称に構成されているため、以下の記載においては、左右何れか一方の構成のみを説明し、左右何れか他方の説明を省略する場合がある。また、各図においては、左右一対とされた部材に同符号を付している。また、各図においては、一部の符号を省略している場合がある。以下、上記各構成要素について説明する。
リヤフロアパン12は、リヤフロアパネルとも称されるものであり、車体後部の床面を構成している。このリヤフロアパン12は、図2及び図3に示すように、車体上下方向から見て左右のリヤタイヤ28の間に位置するリヤフロアパン前部12Aと、当該リヤフロアパン前部12Aよりも車体後方側に位置するリヤフロアパン後部12Cと、リヤフロアパン前部12Aとリヤフロアパン後部12Cとの間に位置するリヤフロアパン中間部12B(図4参照)とを有している。リヤフロアパン後部12Cは、ラゲッジスペースの床面を構成している。
左右のリヤサイドメンバ14は、リヤフロアパン12の車体幅方向両側に車体前後方向を長手方向として配置された骨格部材である。これらのリヤサイドメンバ14は、車体上下方向から見て左右のリヤタイヤ28の間に位置するリヤサイドメンバ前部14Aと、当該リヤサイドメンバ前部14Aの後端部から車体後方側へ延びるリヤサイドメンバ後部14Bとを有している。リヤサイドメンバ前部14Aの前端部は、図示しないロッカの後端部に結合(溶着:以下同じ)されている。
ロアバック16(図4以外では図示省略)は、リヤフロアパン12及び左右のリヤサイドメンバ14の車体後方側に配置されており、車体幅方向及び車体上下方向に延在している。このロアバック16は、リヤフロアパン12の後端部とスポット溶接によって結合されている。
リヤバンパリインフォースメント18は、ロアバック16の車体後方側において左右のリヤサイドメンバ14と同等の高さに配置されている。このリヤバンパリインフォースメント18は、左右のリヤサイドメンバ14の各後端部(左右のリヤサイドメンバ後部14Bの各後端部)を車体幅方向に繋いだ骨格部材であり、車体幅方向を長手方向とする長尺状に形成されている。このリヤバンパリインフォースメント18は、車体幅方向から見た断面形状が略B字状に形成されており、左右のリヤサイドメンバ後部14Bの各後端部との間にロアバック16を挟んだ状態で、ボルト締結により左右のリヤサイドメンバ14の各後端部に固定されている。
リヤクロスメンバ20は、左右のリヤサイドメンバ14の各前後方向中間部を車体幅方向に繋いだ骨格部材であり、車体幅方向を長手方向とする長尺状に形成されている。このリヤクロスメンバ20は、リヤフロアパン中間部12Bの車体上方側に配置された床上クロスメンバ38と、リヤフロアパン中間部12Bの車体下方側に配置された床下クロスメンバ40とによって構成されている。
リヤサスペンションメンバ22は、左右のリヤタイヤ28の間に配置されている。このリヤサスペンションメンバ22には、左右のリヤタイヤ28を懸架するサスペンション、サスペンションアーム及びスタビライザ(何れも図示省略)等が取り付けられる。このリヤサスペンションメンバ22は、車体前後方向を長手方向として配置された左右一対のサイド部(サイドレール部)22Aと、左右のサイド部22Aの後部を車体幅方向に繋いだクロスメンバ部としてのリヤクロスメンバ部22Bとを有している。
左右の補強メンバ24は、左右のリヤサイドメンバ後部14Bの車体幅方向内側かつリヤサスペンションメンバ22の車体後方側(ここでは左右のサイド部22Aの車体後方側)に配置されている。これらの補強メンバ24は、車体前後方向を長手方向とする長尺状に形成され、左右のリヤサイドメンバ後部14Bに近接して配置されると共に、左右のリヤサイドメンバ後部14Bと略平行に配置されている。これらの補強メンバ24は、リヤフロアパン後部12Cの上面に結合された床上補強メンバ42と、リヤフロアパン後部12Cの下面に結合された床下補強メンバ44とを有している。これらの床上補強メンバ42及び床下補強メンバ44は、例えば鋼板などの金属板がプレス成形されて形成されたものである。
左右の前方ブラケット26は、例えば鋼板などの金属板がプレス成形されて形成されたものであり、車体前後方向から見た断面形状が車体下方側へ開口した略ハット形状に形成されている。具体的には、左右の前方ブラケット26は、図6に概略的に示すように、上壁部26Aと、該上壁部26Aの車体幅方向両端から車体下方側へ延出された外壁部26B及び内壁部26Cとを有している。外壁部26Bの下端部は、車体幅方向外側へ向けて屈曲しており、内壁部26Cの下端部は、車体幅方向内側へ向けて屈曲している。また、内壁部26Cは、外壁部26Bよりも車体上下方向の寸法が長く設定されている。
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、第1実施形態の各種変形例について説明する。なお、第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。なお、図示は省略するが、以下の各種変形例においても、補強メンバ24は、前端部の少なくとも一部が車体前後方向視でリヤサスペンションメンバ22と重なるように配置されている。
図9には、第1実施形態の第1変形例に係る補強メンバ24の周辺構成が図5に対応した概略的な断面図にて示されている。この第1変形例では、床下補強メンバ44が省略されており、床上補強メンバ42のみによって補強メンバ24が構成されている。この第1変形例では、第1実施形態より構成を簡素化することができる。
図10には、第1実施形態の第2変形例に係る補強メンバ24の周辺構成が図5に対応した概略的な断面図にて示されている。この第2変形例では、床上補強メンバ42が省略されており、床下補強メンバ44のみによって補強メンバ24が構成されている。この第2変形例においても、第1実施形態より構成を簡素化することができる。また、この第2変形例では、リヤフロアパン後部12Cの上方に形成されるラゲッジスペースを広く確保することができる。
図11には、第1実施形態の第3変形例に係る補強メンバ24の周辺構成が車体左方側から見た断面図にて示されている。この第3変形例では、床上補強メンバ42の後端部がロアバック16に対して車体前方側に離れて位置しており、床上補強メンバ42の後端部とロアバック16とが後方ブラケット58によって連結されている。この後方ブラケット58は、前方ブラケット26と同様の上壁部58Aと、上壁部58Aの車体幅方向外側端部から車体下方側へ延びる図示しない外壁部と、上壁部58Aの車体幅方向内側端部から車体下方側へ延びる内壁部58Bとを備えており、内側に床上補強メンバ42の後端部が嵌合している。そして、複数のボルト59及び図示しないナットを用いて床上補強メンバ42に締結固定されている。また、この後方ブラケット58は、上壁部58Aの後端部から車体上方側へ延びる後フランジ58Cを有している。この後フランジ58Cは、ボルト61及びナット63を用いてロアバック16に締結固定されている。なお、詳細な説明は省略するが、この後方ブラケット58の上端部には、車体前後方向に直線状に延びる左右一対の稜線部が前端部から後端部にわたって形成されている。
図12には、第1実施形態の第4変形例に係る補強メンバ24の周辺構成が車体左方側から見た断面図にて示されている。この第4変形例は、前記第3変形例に係る後方ブラケット58と同様の後方ブラケット58を備える一方、前記第1実施形態に係る前方ブラケット26が省略されている。そして、床上補強メンバ42の前端部がリヤクロスメンバ20の背面(床上クロスメンバ38の後壁部38B)に対して直接結合されている。この第4変形例では、前方ブラケット26が省略されているため、構成を簡素化できる。なお、床上補強メンバ42の前端部がリヤクロスメンバ20の背面に対して当接又は近接して配置される構成にしてもよい。
図13には、第1実施形態の第5変形例に係る補強メンバ24の周辺構成が車体左方側から見た断面図にて示されている。この第5変形例では、前記第1実施形態に係る前方ブラケット26が省略されている。この第5変形例では、床上補強メンバ42の前端部がリヤクロスメンバ20の背面(床上クロスメンバ38の後壁部38B)に直接結合されている。また、床上補強メンバ42及び床下補強メンバ44の各後端部がロアバック16に直接結合されている。この第5変形例では、第4変形例よりも更に構成を簡素化することができる。なお、床上補強メンバ42の前端部がリヤクロスメンバ20の背面に対して当接又は近接して配置され、床上補強メンバ42及び床下補強メンバ44の各後端部がロアバック16に対して当接又は近接して配置される構成にしてもよい。
次に、図14〜図27Bを用いて、本発明の第2の実施形態に係る車体後部構造70について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
左右の補強メンバ72は、左右のリヤサイドメンバ後部14Bの車体幅方向内側かつリヤサスペンションメンバ22の車体後方側に配置されている。これらの補強メンバ24は、車体前後方向を長手方向とする長尺状に形成され、左右のリヤサイドメンバ後部14Bに近接して配置されると共に、左右のリヤサイドメンバ後部14Bと略平行に配置されている。なお、本実施形態では、左右の補強メンバ72は、前端部が後端部よりも若干車体幅方向内側に位置するように車体前後方向に対して僅かに傾斜している。これらの補強メンバ72は、補強メンバ本体84と、前プレート86と、後プレート88とによって構成されている。
図14、図15及び図16に示すように、左右の前方連結ブラケット74は、例えば金属板がプレス成形されて形成されたものであり、長尺板状に形成されている。左右の前方連結ブラケット74は、長手方向が車体前後方向に対して傾斜した姿勢で左右の補強メンバ72の前端部の車体上方に配置されている。具体的には、左右の前方連結ブラケット74は、長手方向一端部である前端部が長手方向他端部である後端部よりも車体幅方向内側に位置するように傾斜している。
左右の荷重受け部78は、リヤサスペンションメンバ22の左右のサイド部22Aの後部側に配設されており、左右のサイド部22Aの本体である左右のサイド部本体77から車体上方側へ突出している。左右のサイド部本体77は、車体前後方向を長手方向として配置され、後端部22A1及び図示しない前端部が左右のリヤサイドメンバ前部14Aに取り付けられている。左右の荷重受け部78は、左右のサイド部22Aの一部を構成している。これらの荷重受け部78は、金属によって形成されており、車体前後方向から見て矩形状に形成されると共に、車体幅方向から見て略三角形状に形成されている。
図17、図19A、図19Bに示すように、左右のバルク部材82は、車体上方側及び車体後方側が開放された略箱状をなすバルク本体120と、車体左方側から見て略逆L字状に屈曲した蓋部材122とが結合されることにより箱状に構成されている。これらのバルク本体120及び蓋部材122は、例えば金属板によって形成されている。バルク本体120は、左右一対の側壁部120A、120Bと、左右の側壁部120A、120Bの下端部を車体幅方向に繋いだ下壁部120Cと、左右の側壁部120A、120Bの前端部を車体幅方向に繋いだ前壁部120Dとを有している。さらに、このバルク本体120は、左右の側壁部120A、120Bの後端部から互いに反対側へ延びる左右の後フランジ120E(図19Aでは図示省略)と、左右の側壁部120A、120Bの上端部から互いに反対側へ延びる左右の上フランジ120F(図19Aでは図示省略)とを有している。
図17、図20〜図22に示すように、本実施形態では、左右のリヤサイドメンバ後部14Bよりも車体幅方向内側において、リヤバンパリインフォースメント18とロアバック16とが、左右の締結具80としてのボルト124及びナット126によって締結固定されている。ボルト124は、リヤバンパリインフォースメント18及びロアバック16を車体後方側から貫通しており、ナット126は車内側(車体前方側)からボルト124に螺合している。
次に、本第2実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、第2実施形態の各種変形例について説明する。なお、第2実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第2実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
図26には、第2実施形態の第1変形例に係る補強メンバ72の周辺構成が図17の一部に対応した断面図にて示されている。この第1変形例では、左右の補強メンバ72(図17では車体左側の補強メンバ72のみ図示)の後プレート88がボルト124及びナット126によってリヤバンパリインフォースメント18と締結固定されている。この第1変形例では、第2実施形態と比較して、車体後部に対する左右の補強メンバ72の組付性が低下するが、リヤバンパリインフォースメント18に入力される後突荷重を左右の補強メンバ72に早期に伝達することができる。
図27Aには、第2実施形態の第2変形例に係る補強メンバ72の周辺構成が車体左方側から見た概略的な断面図にて示されており、図27Bには、同第2変形例に係る補強メンバ72の周辺構成が車体下方側から見た概略的な底面図にて示されている。この第2変形例では、補強メンバ72がリヤフロアパン後部12Cの車体下方側に配置されている。補強メンバ72の前端部は、リヤクロスメンバ20の下面にボルト締結によって固定されており、リヤクロスメンバ20に支持されている。また、補強メンバ72の後端部は、ロアバック16の前面にボルト締結によって固定されており、ロアバック16に支持されている。この第2変形例においても、補強メンバ72は、前端部の少なくとも一部が車体前後方向視でリヤサスペンションメンバ22の左右のサイド部22Aと重なるように配置されている。この第2変形例では、リヤフロアパン後部12Cの上方に形成されるラゲッジフロアを広くすることができる。
次に、図28及び図29を用いて、本発明の第3の実施形態に係る車体後部構造140について説明する。この実施形態は、左右の補強メンバ142の構成が前記第2実施形態に係る補強メンバ72の構成と異なっているが、それ以外の構成は第2実施形態と同様とされている。このため、図28においては、第2実施形態と基本的に同様の構成については、第2実施形態と同符号を付与している。また、この実施形態に係る車体後部構造140は、左右対称に構成されているため、図28において車体右側の図示を省略すると共に、車体右側の構成についての説明を省略する。なお、図28において22Cは、リヤサスペンションメンバ22のフロントクロスメンバ部であり、22A2は、サイド部22Aの前端部である。
前記第2実施形態及び第3実施形態では、左右の補強メンバ72、142の前端部の少なくとも一部が左右の荷重受け部78に対して車体前後方向視で重なる構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、左右の補強メンバ72、142の前端部の少なくとも一部が左右のサイド部本体77に対して車体前後方向視で重なる構成にしてもよい。その場合、左右の荷重受け部78を省略することができる。
12 リヤフロアパン
14 リヤサイドメンバ
14A 前部
14B 後部
16 ロアバック
18 リヤバンパリインフォースメント
20 リヤクロスメンバ
22 リヤサスペンションメンバ
22A サイド部
24 補強メンバ
26 前方ブラケット
42 床上補強メンバ
44 床下補強メンバ
46、48、50、52 稜線部
50 後方ブラケット
70 車体後部構造
72 補強メンバ
74 前方連結ブラケット(連結部)
76 後方連結ブラケット(連結部)
77 サイド部本体
78 荷重受け部
80 締結具
82 バルク部材
90、92、94、96、98、100 稜線部
140 車体後部構造
142 補強メンバ
144F1、144F2 連結部
Claims (12)
- リヤフロアパンの車体幅方向両側に車体前後方向を長手方向として配置された左右のリヤサイドメンバと、
車体前後方向を長手方向として配置され前後両端部が前記左右のリヤサイドメンバの前部に取り付けられた左右のサイド部を有するリヤサスペンションメンバと、
前記左右のリヤサイドメンバの後部の車体幅方向内側かつ前記リヤサスペンションメンバの車体後方側に車体前後方向を長手方向として配置され、車体前後方向に直線状に延びる稜線部が前端部から後端部にわたって形成されると共に、各前端部の少なくとも一部が前記リヤサスペンションメンバの前記左右のサイド部に対して車体前後方向視で重なった左右の補強メンバと、
を備えた車体後部構造。 - 前記左右のリヤサイドメンバの各後端部の車体後方側に車体幅方向を長手方向として配置されたリヤバンパリインフォースメントを備え、
前記左右の補強メンバの各後端部の少なくとも一部は、前記リヤバンパリインフォースメントに対して車体前後方向視で重なっている請求項1に記載の車体後部構造。 - 前記左右のリヤサイドメンバの各前後方向中間部を車体幅方向に繋いだリヤクロスメンバを備え、当該リヤクロスメンバが前記左右の補強メンバと前記左右のサイド部との間に介在している請求項1又は請求項2に記載の車体後部構造。
- 前記左右の補強メンバは、前記リヤフロアパンの上面に結合された左右の床上補強メンバと、前記リヤフロアパンの下面に結合された左右の床下補強メンバとを有している請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車体後部構造。
- 前記左右の補強メンバの各前端部と前記リヤクロスメンバとを連結した左右の前方ブラケットを備えた請求項3又は請求項3を引用する請求項4に記載の車体後部構造。
- 前記リヤフロアパンの後端部に結合されたロアバックと、
前記左右の補強メンバの各後端部と前記ロアバックとを連結した左右の後方ブラケットと、
を備えた請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車体後部構造。 - 前記左右のリヤサイドメンバの各前後方向中間部を車体幅方向に繋いだリヤクロスメンバと、
前記リヤフロアパンの後端部に結合されたロアバックと、
を備え、
前記左右の補強メンバの各前端部が前記リヤクロスメンバに支持され、前記左右の補強メンバの各後端部が前記ロアバックに支持されており、前記左右の補強メンバが前記リヤフロアパンと結合されていない請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車体後部構造。 - 各前記補強メンバを、各前記補強メンバに対して車体幅方向外側に位置する各前記リヤサイドメンバと連結した左右の連結部を備えた請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の車体後部構造。
- 前記左右の補強メンバの各後端部は、前記リヤバンパリインフォースメントに対して車体前方側に離れて位置しており、
前記リヤバンパリインフォースメント及び前記左右の補強メンバの各後端部のうちの一方から他方の側に突出した左右の突出部と、
前記他方に形成され、少なくとも前記リヤバンパリインフォースメントが後面衝突の衝突荷重によって前記左右の補強メンバ側へ変位した際に前記左右の突出部が差し込まれる左右の孔部と、
を備えた請求項2又は請求項2を引用する請求項3〜請求項8の何れか1項に記載の車体後部構造。 - 前記リヤフロアパンの後端部に結合されたロアバックを備え、
前記リヤバンパリインフォースメントは、前記ロアバックの車体後方側に配置されており、
前記左右の突出部は、前記ロアバックと前記リヤバンパリインフォースメントとを締結している締結具である請求項9に記載の車体後部構造。 - 前記左右のサイド部は、前後両端部が前記左右のリヤサイドメンバの前部に取り付けられた左右のサイド部本体と、前記左右のサイド部本体からそれぞれ突出した左右の荷重受け部とを有しており、
前記左右の補強メンバは、各前端部の少なくとも一部が前記左右の前記荷重受け部に対して車体前後方向視で重なっている請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の車体後部構造。 - 前記リヤクロスメンバは、車体幅方向に延びる閉断面を形成しており、
前記閉断面内に設けられ、前記左右の補強メンバと前記左右のサイド部との間に介在する左右のバルク部材を備えた請求項3又は請求項3を引用する請求項4〜請求項11の何れか1項に記載の車体後部構造。
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