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JP2017157415A - 接続端子 - Google Patents

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JP2017157415A
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connection part
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JP2016039560A
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準弥 篠原
Junya Shinohara
準弥 篠原
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】接点部の耐久性を向上することができる接続端子を提供する。【解決手段】タブ状の相手接続部3が挿入される箱状の電気接続部5と、この電気接続部5内に弾性変形可能に設けられた弾性片7と、この弾性片7から相手接続部3の表面に向けて突設され弾性片7の付勢力によって相手接続部3の表面に接触される接点部9とを備えた接続端子1において、相手接続部3を、電気接続部5内に弾性片7の基端側から自由端側に向けて少なくとも弾性片7の自由端まで挿入し、接点部9を、弾性片7に基端側から自由端側に沿って複数形成し、複数の接点部9の表面に、潤滑剤を塗布した。【選択図】図1

Description

本発明は、接続端子に関する。詳細には、タブ状の相手接続部が挿入される電気接続部内に弾性片が設けられ、この弾性片に相手接続部に接触する接点部が設けられた接続端子に関する。
従来、接続端子としては、タブ状の相手接続部が挿入される箱状の電気接続部と、この電気接続部内に弾性変形可能に設けられた弾性片と、この弾性片から相手接続部の表面に向けて突設され弾性片の付勢力によって相手接続部の表面に接触される接点部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この接続端子では、接点部が、相手接続部の挿入方向に沿って弾性片に突設された第1の接点突起部と第2接点突起部とを有し、相手接続部が長尺である場合には第1の接点突起部が相手接続部に接触し、相手接続部が短尺である場合には第2の接点突起部が相手接続部に接触するようにされている。
このように接点部が相手接続部の長さに応じて接触する第1の接点突起部と第2の接点突起部とを有することにより、長さの異なる複数種の相手接続部に接点部を接触させることができ、接続端子の汎用性を向上することができる。
特開平11−144789号公報
ところで、上記特許文献1のような接続端子では、相手接続部を電気接続部に挿入し、相手接続部と接点部とを摺動させることにより、互いの接触面に形成された酸化膜を除去していた。
しかしながら、相手接続部と接点部との摺動により、表面に形成されためっきを削り母材が露出する恐れがあった。
このため、接点部の表面に潤滑剤を塗布して磨耗を抑制することが考えられるが、相手接続部と接点部との摺動により潤滑剤も除去されてしまうので、潤滑剤としての効果が短く、接点部の耐久性を向上することが困難であった。
そこで、この発明は、接点部の耐久性を向上することができる接続端子の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、タブ状の相手接続部が挿入される箱状の電気接続部と、この電気接続部内に弾性変形可能に設けられた弾性片と、この弾性片から前記相手接続部の表面に向けて突設され前記弾性片の付勢力によって前記相手接続部の表面に接触される接点部とを備えた接続端子であって、前記相手接続部は、前記電気接続部内に前記弾性片の基端側から自由端側に向けて少なくとも前記弾性片の自由端まで挿入され、前記接点部は、前記弾性片に基端側から自由端側に沿って複数形成され、前記複数の接点部の表面には、潤滑剤が塗布されていることを特徴とする。
この接続端子では、接点部が、弾性片に基端側から自由端側に沿って複数形成され、複数の接点部の表面に、潤滑剤が塗布されているので、相手接続部と1つの接点部との摺動により表面に塗布された潤滑剤が除去されても、潤滑剤が塗布された他の接点部と相手接続部とを接触させることができる。
従って、このような接続端子では、1つの接点部に塗布された潤滑剤が除去されても、潤滑剤が塗布された他の接点部と相手接続部とを接触させることができるので、潤滑剤としての効果を長く保持することができ、接点部の耐久性を向上することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の接続端子であって、前記複数の接点部は、前記弾性片の基端側に位置する接点部が前記弾性片の自由端側に位置する接点部より前記弾性片の表面から前記相手接続部に向けた高さが高く設定されていることを特徴とする。
この接続端子では、複数の接点部が、弾性片の基端側に位置する接点部が弾性片の自由端側に位置する接点部より弾性片の表面から相手接続部に向けた高さが高く設定されているので、弾性片の基端側に位置する接点部から、順次、相手接続部と摺動させることができ、複数の接点部の表面に塗布された潤滑剤を効率よく使用することができる。
本発明によれば、接点部の耐久性を向上することができる接続端子を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る接続端子の断面図である。 図1の要部拡大図である。
図1,図2を用いて本発明の実施の形態に係る接続端子について説明する。
本実施の形態に係る接続端子1は、タブ状の相手接続部3が挿入される箱状の電気接続部5と、この電気接続部5内に弾性変形可能に設けられた弾性片7と、この弾性片7から相手接続部3の表面に向けて突設され弾性片7の付勢力によって相手接続部3の表面に接触される接点部9とを備えている。
また、相手接続部3は、電気接続部5内に弾性片7の基端側から自由端側に向けて少なくとも弾性片7の自由端まで挿入される。
そして、接点部9は、弾性片7に基端側から自由端側に沿って複数形成され、複数の接点部9の表面には、潤滑剤が塗布されている。
また、複数の接点部9は、弾性片7の基端側に位置する接点部9が弾性片7の自由端側に位置する接点部9より弾性片7の表面から相手接続部3に向けた高さが高く設定されている。
図1,図2に示すように、相手接続部3は、導電性材料からなる相手接続端子11の一側にタブ状に形成されており、このタブ状の相手接続部3を有する相手接続端子11は雄型端子となっている。
この相手接続端子11は、表面にめっきが施され、相手接続部3と反対側が電源や機器などに電気的に接続され、相手接続部3が接続端子1の箱状の電気接続部5内に挿入され、相手接続部3が電気接続部5内の接点部9に接触することにより、相手接続端子11と接続端子1とが電気的に接続される。
接続端子1は、導電性材料からなり、表面にめっきが施され、一側に箱状の電気接続部5を有する雌型端子からなる。
電気接続部5は、平板状の導電性材料を折り曲げ加工することにより、箱状に形成され、内部に弾性変形可能な弾性片7が設けられている。
弾性片7は、基端側となる電気接続部5の底壁の端部を上壁側に向けて折り曲げ、自由端側となる中間部分を内部に向けて折り曲げることにより、電気接続部5内で上下方向に弾性変形可能に設けられ、自由端側に電気接続部5の上壁側に向けて断面半円状に接点部9が突設されている。
この弾性片7が設けられた接続端子1は、電気接続部5と反対側が電源や機器などに電気的に接続され、相手接続端子11の相手接続部3が、箱状の電気接続部5の開口から挿入され、弾性片7の基端側から自由端側に向けて挿入される。
この電気接続部5内に挿入された相手接続部3は、弾性片7を押し下げるように接点部9と摺動しながら挿入され、弾性片7の自由端を超えるように電気接続部5内に完全に挿入されると、弾性片7の復元しようとする付勢力によって接点部9と接触し、相手接続端子11と接続端子1とが電気的に接続される。
このように摺動した後に接触される相手接続部3と接点部9との表面には、酸化膜が形成されており、この酸化膜は導電性が悪く、相手接続部3と接点部9との接触抵抗を増大させてしまう。
このため、相手接続部3を電気接続部5内に挿入したときに、相手接続部3と接点部9とを摺動させることにより、表面に形成された酸化膜を破壊し、互いの接触面を新生面として接触させることで、相手接続部3と接点部9との接触抵抗の増大を抑制することができる。
なお、酸化膜を破壊する構成としては、弾性片7の付勢力を強化したり、相手接続部3や接点部9の表面に酸化膜を削る凹凸部などを設けてもよい。
しかしながら、相手接続部3と接点部9との摺動によって酸化膜を破壊する構成では、酸化膜の他に、相手接続部3と接点部9との表面に形成されためっきも削ってしまい、母材が露出してしまう可能性があった。
そこで、接点部9は、弾性片7に基端側から自由端側に沿って複数形成され、複数の接点部9の表面には、潤滑剤が塗布されている。
接点部9は、上述したように、弾性片7の自由端側に弾性片7の表面から電気接続部5の上壁(相手接続部3)に向けて断面半円状に突設され、弾性片7の基端側から自由端側に沿って複数(ここでは3つ)配置されている。
この複数の接点部9は、弾性片7の基端側に位置する接点部9が弾性片7の自由端側に位置する接点部9より弾性片7の表面から相手接続部3に向けた高さが高く設定されている。
このように複数の接点部9の高さを設定することにより、電気接続部5内に相手接続部3を挿入すると、弾性片7の最も基端側に位置する接点部9aが相手接続部3と摺動し、相手接続部3が完全に挿入されると、弾性片7の付勢力によって弾性片7の最も基端側に位置する接点部9aが相手接続部3に接触される。
この相手接続部3と弾性片7の最も基端側に位置する接点部9aとの摺動と接触を繰り返し行い、弾性片7の最も基端側に位置する接点部9aの表面が削られたとする。
この場合には、弾性片7の最も基端側に位置する接点部9aより弾性片7の自由端側に位置する接点部9bが相手接続部3と摺動し、弾性片7の付勢力によって相手接続部3と接触し、この接点部9bの表面が削られた場合、この接点部9bより弾性片7の自由端側に位置する接点部9cが相手接続部3と摺動し、弾性片7の付勢力によって相手接続部3と接触する。
このように、順次、相手接続部3に対して摺動と接触を行う複数の接点部9の表面には、潤滑剤が塗布されており、相手接続部3の摺動によって表面に形成されためっきが削られることを抑制している。
このような複数の接点部9の表面に潤滑剤を塗布することにより、例えば、接点部9aに塗布された潤滑剤が相手接続部3との摺動と接触によって除去されても、接点部9bに塗布された潤滑剤を用いることができ、潤滑剤としての効果を長く保持することができる。
このような接続端子1では、接点部9が、弾性片7に基端側から自由端側に沿って複数形成され、複数の接点部9の表面に、潤滑剤が塗布されているので、相手接続部3と1つの接点部9との摺動により表面に塗布された潤滑剤が除去されても、潤滑剤が塗布された他の接点部9と相手接続部3とを接触させることができる。
従って、このような接続端子1では、1つの接点部9に塗布された潤滑剤が除去されても、潤滑剤が塗布された他の接点部9と相手接続部3とを接触させることができるので、潤滑剤としての効果を長く保持することができ、接点部9の耐久性を向上することができる。
また、複数の接点部9は、弾性片7の基端側に位置する接点部9が弾性片7の自由端側に位置する接点部9より弾性片7の表面から相手接続部3に向けた高さが高く設定されているので、弾性片7の基端側に位置する接点部9から、順次、相手接続部3と摺動させることができ、複数の接点部9の表面に塗布された潤滑剤を効率よく使用することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る接続端子では、複数の接点部が弾性片に3つ設けられているが、これに限らず、複数の接点部を3つ以上、或いは2つ以上としてもよい。
また、複数の接点部は、弾性片の自由端側から基端側に向けて、順次、高くなるように設定されているが、これに限らず、例えば、複数の接点部の配置位置を変更する、複数の接点部の材質を変更するなど、相手接続部との摺動と接触のタイミングを異ならせるものであれば、複数の接点部はどのようなものであってもよい。
1…接続端子
3…相手接続部
5…電気接続部
7…弾性片
9…接点部

Claims (2)

  1. タブ状の相手接続部が挿入される箱状の電気接続部と、この電気接続部内に弾性変形可能に設けられた弾性片と、この弾性片から前記相手接続部の表面に向けて突設され前記弾性片の付勢力によって前記相手接続部の表面に接触される接点部とを備えた接続端子であって、
    前記相手接続部は、前記電気接続部内に前記弾性片の基端側から自由端側に向けて少なくとも前記弾性片の自由端まで挿入され、
    前記接点部は、前記弾性片に基端側から自由端側に沿って複数形成され、
    前記複数の接点部の表面には、潤滑剤が塗布されていることを特徴とする接続端子。
  2. 請求項1記載の接続端子であって、
    前記複数の接点部は、前記弾性片の基端側に位置する接点部が前記弾性片の自由端側に位置する接点部より前記弾性片の表面から前記相手接続部に向けた高さが高く設定されていることを特徴とする接続端子。
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