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JP2017143766A - 乳酸菌、およびそれを使用した乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造方法 - Google Patents

乳酸菌、およびそれを使用した乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造方法 Download PDF

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JP2017143766A JP2016026919A JP2016026919A JP2017143766A JP 2017143766 A JP2017143766 A JP 2017143766A JP 2016026919 A JP2016026919 A JP 2016026919A JP 2016026919 A JP2016026919 A JP 2016026919A JP 2017143766 A JP2017143766 A JP 2017143766A
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Abstract

【課題】酒粕のさらなる利用法を提供する。【解決手段】酒粕をデンプン分解酵素処理および/またはタンパク質分解酵素処理、ならびに酵母での発酵処理に供し、次いで、固液分離を行って固体成分を除去することにより得られる酒粕発酵エキスを、さらにラクトバチルス属の微生物による発酵に供することを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造法を提供する。また、得られた乳酸発酵酒粕発酵エキス、本製造法に利用可能な新規な微生物も提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、乳酸菌、およびそれを使用した乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造方法に関する。
酒粕中には、米、米麹、酵母に由来した成分である各種アミノ酸類、ビタミン類、有機酸類、タンパク質、各種糖類などの多くの栄養成分、旨味成分のごとき有効成分が含まれているにもかかわらず、現在、奈良漬などの漬物、甘酒、粕取焼酎などの食品素材として使用されている程度であり、これらの有効成分について、十分な利用がなされているとは言い難い。
酒粕の有効利用に関して、酒粕を乳酸菌で発酵することが検討されている。例えば、特許文献1は、酒粕を乳酸菌のみ、もしくは麹菌との共生により発酵させた、γ−アミノ酪酸(GABA)を含む血圧上昇を抑制するための機能性食品を開示する。
しかしながら、醸造副産物である酒粕は、依然としてさらなる利用法の開発が必要であり、また新たな機能性素材を得ることが望まれている。
特許文献2では、L−アルギニンを構成するアミノ酸を含むタンパク質/またはペプチド含有物を、ラクトコッカス属またはラクトバチルス属の乳酸菌を用いて発酵するL−オルニチン含有物の製造方法が開示されている。しかしながら、特許文献2では酒粕を原料とすることの記載はない。
特許文献3では、ラクトバチルス・ガセリに属する微生物を用いてD−アミノ酸を製造する方法が開示されている。しかしながら、特許文献3では酒粕を原料とすることの記載はない。なお、D−セリンを高含有する食品として黒酢が知られているが、非特許文献1によれば、その含量は最大で307μM(約32mg/L)である。
特開2006−94713号公報 特開2009−112205号公報 特開2015−47120号公報
Trace Nutrients Research 29:62−66(2012)
本発明の課題は、酒粕を有効利用するために、酒粕を原料とした新規な酒粕発酵エキス、その製造方法およびその製造方法に利用できる微生物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決せんと鋭意研究を重ねた結果、ラクトバチルス属(Lactobacillus)の微生物で酒粕発酵エキスをさらに発酵することにより、オルニチンおよび/またはD−アミノ酸を高含有するエキスを製造できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、
(1)酒粕をデンプン分解酵素処理および/またはタンパク質分解酵素処理、ならびに酵母での発酵処理に供し、次いで、固液分離を行って固体成分を除去することにより得られる酒粕発酵エキスを、ラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus brevis)およびラクトバチルス・ヒルガルディ(Lactobacillus hilgardii)からなる群から選択される1種以上のラクトバチルス属の微生物で発酵することを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造方法、
(2)ラクトバチルス属の微生物での発酵条件が、pH4.5〜7.5、20〜40℃、20時間〜50日間である、(1)の製造方法、
(3)微生物がラクトバチルス・ブレビスまたはラクトバチルス・ヒルガルディである、(1)または(2)の製造方法、
(4)酒粕由来の乳酸発酵産物として、4,000mg/L以上のオルニチンおよび60mg/L以上のD−セリンを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキス、
(5)酒粕由来の乳酸発酵産物として、4,000mg/L未満のオルニチンおよび60mg/L以上のD−セリンを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキス、
(6)酒粕を原料として、pH4.5〜7.5、20〜40℃、20時間〜50日間の条件で、オルニチンを4,000mg/L以上および/またはD−セリンを60mg/L以上含むエキスを産生することができる、ラクトバチルス属の微生物、
(7)受託番号:NITE P−02167として寄託された、ラクトバチルス・ブレビス株、および
(8)受託番号:NITE P−02160またはNITE P−02161として寄託された、ラクトバチルス・ヒルガルディ株、
に関する。
本発明によれば、酒粕から、L−オルニチンおよび/またはD−アミノ酸などの機能性素材を含む乳酸発酵酒粕発酵エキスを得ることができる。
一の態様において、本発明は、酒粕をデンプン分解酵素処理および/またはタンパク質分解酵素処理、ならびに酵母での発酵処理に供し、次いで固液分離を行って固体成分を除去することを含む製法で得られた酒粕発酵エキスを、ラクトバチルス属の微生物で発酵することを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造方法に関する。
本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、酒粕を原料として調製される。酒粕は、米を原料としてアルコール発酵を行った際に生じる残渣であり、例えば、普通酒粕、吟醸酒粕、液化酒粕などが含まれる。液化酒粕とは、原料米を酵素処理することにより予め液化させて仕込んだ清酒の粕である。好ましくは、原料となる酒粕は液化酒粕である。原料となる酒粕は加熱殺菌されていてもよいし、されていなくてもよい。
酒粕は、酵素処理および発酵処理の際に、加水により懸濁液とされる。この際、下記の酵素、酵母、有機酸等を同時に加えてもよいし、これらを懸濁液または水溶液として酒粕に加えてもよい。
好ましくは、原料となる酒粕は、酵素処理および/または発酵処理の前にpH調整される。好ましくは、pH調整は酸を用いて行われる。この場合に使用する酸は、食品に使用できる限りいずれのものであってもよく、例えばリン酸および塩酸などの無機酸、酢酸、クエン酸、乳酸およびコハク酸などの有機酸などを用いてもよい。好ましくは、酸は有機酸であり、さらに好ましくは乳酸である。
pH調整を行う場合、pH5以下、好ましくはpH5未満、より好ましくはpH4.5以下に調整することが好ましい。好ましいpHの例は、pH2〜5、pH2.5〜5、pH2.5〜4.5、pH3〜4.8、pH3.5〜4.5等である。
本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造において、酒粕はデンプン分解酵素処理および/またはタンパク質分解酵素処理、ならびに酵母での発酵処理に供される。デンプン分解酵素処理、タンパク質分解酵素処理および酵母での発酵処理はいかなる順番で行ってもよく、これらのうち2つの処理を同時に行い、その前後に残りの1つの処理を行ってもよい。また、これらの処理の全てを同時に行ってもよい。全ての処理を同時に行うことにより、乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造時間を短縮し、工程や設備を簡略化することができる。
本発明に使用するデンプン分解酵素は食品に利用できる限りいずれのものであってもよく、例えば、麹菌など糸状菌由来のデンプン分解酵素、枯草菌などの細菌由来のデンプン分解酵素などを用いてもよい。本発明の素材の製造に使用できるデンプン分解酵素としては、α−アミラーゼ、グルコアミラーゼなどのアミラーゼ、α−グルコシダーゼ、トランスグルコシダーゼなどのグルコシダーゼ、プルラナーゼ、イソアミラーゼなどの枝切り酵素、などが挙げられる。これらの酵素は精製品であっても、粗精製品であってもよい。パンクレアチンなどのようにデンプン分解酵素以外にタンパク質分解酵素などの他の酵素を含むものを使用してもよい。市販のデンプン分解酵素剤を本発明に使用することもできる。市販のデンプン分解酵素剤としては、グルク100(アマノエンザイム社製)、グルクSB(アマノエンザイム社製)、グルクザイムAF6(アマノエンザイム社製)、コクゲンL(大和化成社製)、スピターゼCP−40FG(ナガセケムテックス社製)、スミチームS(新日本化学工業社製)、ビオザイムA(アマノエンザイム社製)、クライスターゼL1(大和化成社製)、コクラーゼ−G2(三共ライフテック社製)などがある。本発明の製造方法に用いるデンプン分解酵素または酵素剤は1種類であってもよく、2種類以上であってもよい。これらのデンプン分解酵素および市販のデンプン分解酵素剤は例示であり、原料の種類、処理量、目的とする製品などに応じて上記以外のものを適宜選択して用いることができる。
本発明に使用するタンパク質分解酵素は食品に利用できる限りいずれのものであってもよく、例えば、麹菌など糸状菌由来のタンパク質分解酵素、枯草菌などの細菌由来のタンパク質分解酵素、植物由来のパパイン、動物由来のペプシン、トリプシンなどを用いてもよい。本発明の素材の製造に使用できるタンパク質分解酵素としては、ペプチダーゼなども挙げられる。これらの酵素は精製品であっても、粗精製品であってもよい。パンクレアチンなどのようにタンパク質分解酵素以外にデンプン分解酵素などの他の酵素を含むものを使用してもよい。市販のタンパク質分解酵素剤を本発明に使用することもできる。市販のタンパク質分解酵素剤としては、ペプシン(和光純薬社製)、オリエンターゼ20A(エイチビィアイ社製)、オリエンターゼ90N(エイチビィアイ社製)、オリエンターゼONS(エイチビィアイ社製)、ニューラーゼF3G(アマノエンザイム社製)、プロテアーゼA「アマノ」G(アマノエンザイム社製)、プロテアーゼM「アマノ」G(アマノエンザイム社製)、スミチームAP(新日本化学工業社製)、スミチームLP(新日本化学工業社製)などがある。本発明の製造方法に用いるタンパク質分解酵素または酵素剤は1種類であってもよく、2種類以上であってもよい。これらのタンパク質分解酵素および市販のタンパク質分解酵素剤は例示であり、原料の種類、処理量、目的とする製品などに応じて上記以外のものを適宜選択して用いることができる。
好ましくは、デンプン分解酵素処理および/またはタンパク質分解酵素処理の前後、または処理と並行して、酵母による発酵処理を行う。本発明に使用する酵母は食品に利用できる限りいずれのものであってもよく、例えば、清酒酵母、ビール酵母、ワイン酵母、パン酵母などの酵母、別の分類では、例えばサッカロマイセス属(Saccharomyces)、ジゴサッカロマイセス属(Zygosaccharomyces)、シゾサッカロマイセス属(Schizosaccharomyces)、ピチア属(Pichia)などの酵母を用いてもよい。酒粕発酵エキスの製造に用いる酵母は、1種類であってもよく、2種類以上であってもよい。これらの酵母は例示であり、原料の種類、処理量、目的とする製品などに応じて上記以外のものを適宜選択して用いることができる。
酵素処理および発酵が終わった後、好ましくは反応物を加熱して酵素を失活させる。失活のための加熱条件は当業者が適宜調整でき、例えば、70℃達温での加熱が挙げられる。また、反応物を加熱せずに酵素活性を残したまま乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造に使用することもできる。
得られた反応物を固液分離することにより、液体部分を本発明の酒粕発酵エキスとして用いる。固液分離方法は当業者に公知の方法を用いることができ、例えば、遠心分離、ろ過、デカンテーションなどを用いることができる。必要な素材の量、沈殿の性質などの因子に応じて上記固液分離方法、あるいは上記以外の固液分離方法を、適宜選択し、あるいは組み合わせて用いることができる。
固液分離により得られた酒粕発酵エキスは、そのまま次の発酵段階に供してもよいし、次の発酵段階の前に濃縮してもよい。また、濃縮して、発酵段階の際に適切な濃度に調整してもよい。濃縮の手段として当業者に周知の方法が使用できる。例えば、濃縮はエバポレーター等で行うことができる。また、アルコールを含んだ状態でもよいし、アルコールを蒸発等の当業者に周知の手段により除去してもよい。アルコールを除去する方が、好ましい。
得られた酒粕発酵エキスは、次の発酵段階に供する前に、pHを調整することが好ましい。好ましいpHの例は、4.5〜7.5、4.5〜7、5〜7などである。pHの調整は当業者に公知の方法を用いることができ、例えば、酸・アルカリの添加などを用いることができる。
また、得られた酒粕発酵エキスに、必要に応じて糖などの発酵を補助する成分を添加してもよい。
得られた酒粕発酵エキスは、次いでラクトバチルス属の微生物による発酵に供される。用いられるラクトバチルス属の微生物は、好ましくはラクトバチルス・ブレビス、またはラクトバチルス・ヒルガルディである。これらは、単独で用いてもよく、複数を組み合わせて用いてもよい。好ましいラクトバチルス属の微生物の例は、ラクトバチルス・ブレビス376−5株、ラクトバチルス・ヒルガルディ376−80株、ラクトバチルス・ヒルガルディ301−259株、ラクトバチルス・ブレビス301−282株、などである。
ラクトバチルス属の微生物による発酵の条件は当業者が適宜調整できる。より具体的な発酵条件として、例えば、好ましい温度条件の例は、20〜40℃、20〜37℃、25〜40℃、25〜37℃、25〜30℃、30〜40℃、好ましい時間の例は、20時間以上、20時間〜5日間、20時間〜50日間、1日間以上、1〜7日間、1〜14日間、1〜50日間、2〜14日間、2〜21日間、5〜15日間、5〜21日間、5〜50日間、などである。
ラクトバチルス属の微生物による発酵によって、乳酸発酵酒粕発酵エキスが得られる。得られる乳酸発酵酒粕発酵エキスは、オルニチンおよび/またはD−セリンを高含有する。
得られる乳酸発酵酒粕発酵エキスのオルニチン量は、好ましくは4,000mg/L以上、より好ましくは4,500mg/L以上、さらに好ましくは5,000mg/L以上である。得られる乳酸発酵酒粕発酵エキスのD−セリン含量は、好ましくは60mg/L以上、より好ましくは100mg/L以上、さらに好ましくは200mg/L以上である。
得られる乳酸発酵エキスはそのまま乳酸発酵酒粕発酵エキスとしてもよいし、乳酸発酵エキスから菌体を除去して得られた液体部分を本発明における乳酸発酵酒粕発酵エキスとすることもできる。菌体の除去方法は当業者に公知の方法を用いることができ、例えば、遠心分離、ろ過などを用いることができる。得られた乳酸発酵酒粕発酵エキスは、所望により、濃縮または乾燥処理に供される。
本発明は、別の態様において、オルニチンおよび/またはD−セリンを高含有する乳酸発酵酒粕発酵エキスに関する。
本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、オルニチンを、好ましくは4,000mg/L以上、より好ましくは4,500mg/L以上、さらに好ましくは5,000mg/L以上含有する。または、本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、D−アミノ酸、好ましくはD−セリンを、好ましくは60mg/L以上、より好ましくは100mg/L以上、さらに好ましくは200mg/L以上含有する。ある実施形態において、本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、オルニチンおよびD−セリンの両方を上記の含有量で含む。別の実施形態において、本発明の乳酸発酵エキスは、D−セリンを上記の含有量で含むが、オルニチンを4,000mg/L未満、例えば2,000mg/L以下、1,000mg/L以下、500mg/L以下、の含有量で含む。
他の実施形態において、本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、GABAを2,000mg/L以上、好ましくは3,000mg/L以上含有する。さらに他の実施形態において、本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、GABAを2,000mg/L未満、例えば2,000mg/L未満、1,000mg/L以下、500mg/L以下含有する。
本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、オルニチンまたはD−セリンを別途添加することなく、酒粕由来の乳酸発酵産物のみで、オルニチンまたはD−セリンを上記の量含むことができる。なお、本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、オルニチンまたはD−セリンを別途添加しなくてもよいし、してもよい。
本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、オルニチンの作用により、肝機能の改善、成長ホルモン分泌促進、代謝促進、免疫機能改善、疲労改善、二日酔いの解消、持久力向上などの機能が期待できる。また、D−セリンの作用により、統合失調症などの神経疾患の改善、記憶・学習能力の向上、睡眠の改善、皮膚のバリア機能の改善、食品の風味改善などの機能が期待できる。
本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは、食品、調味料、機能性食品、医薬品、化粧品等に用いることが出来る。本発明の乳酸発酵酒粕エキスをそのまま用いても良いし、各製品に通常用いられる他の原料を添加してもよい。
本発明の乳酸発酵酒粕発酵エキスは自体公知の方法により各製品に配合することができ、その配合量や他の配合成分は特に限定されない。他の原料の例として、調味料、酸味料、甘味料、香辛料、着色料、香料、塩類、糖類、酸化防止剤、ビタミン、安定剤、増粘剤、担体、賦形剤、潤滑剤、界面活性剤、噴射剤、防腐剤、キレート剤、pH調整剤、等が挙げられる。上述の工程を阻害しない限り、これらの他の原料はいかなる時期に添加してもよい。
食品、調味料、機能性食品、または医薬品の形態は特に限定されず、例えば、固体(錠剤、粉末、顆粒等)、半固体(ペースト等)、液体(溶液、懸濁液、エマルジョン等)、またはカプセルに封入されたものであってもよい。使用される食品の種類も特に限定されず、例えば、麺類、肉加工品、魚加工品、野菜加工品、惣菜、菓子、飲料などが挙げられる。調味料の種類も特に限定されず、例えば、だし汁、スープ、ソースなどが挙げられる。
化粧品の形態は特に限定されず、例えば、液体ないしは固体の化粧料、例えば、洗浄用化粧料、化粧水、ローション、クリーム、乳液、ファンデーション、口紅、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、マニキュア、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアトニック、整髪料、染毛剤、ハミガキ剤、洗口剤、入浴剤など(医薬部外品を包含する)とすることができる。発酵生成物の効用から、特に、皮膚(整肌)化粧料や入浴剤が好ましい。
本発明は、別の態様において、機能性素材を高産生できる微生物に関する。微生物は、好ましくはラクトバチルス属の微生物であり、より好ましくはラクトバチルス・ブレビス、またはラクトバチルス・ヒルガルディである。
本発明の微生物は、特定の機能性素材を高産生するものである。好ましくは、本発明の微生物はオルニチン、またはD−セリンなどのD−アミノ酸を高産生する。一実施形態において、本発明の微生物は、酒粕を原料として、pH4.5〜7.5、20〜40℃、20時間〜50日間の条件で、オルニチンを4,000mg/L以上および/またはD−セリンを60mg/L以上含むエキスを産生することができる。
ある実施形態において、オルニチン高産生とは、pH:4.5〜7.5、例えば4.5〜7.0;温度:20〜40℃、例えば30〜40℃;時間:20時間〜50日間、例えば20時間〜5日間、の条件で乳酸発酵酒粕発酵エキスのオルニチン含量が4,000mg/L以上、好ましくは4,500mg/L以上、より好ましくは5,000mg/L以上になることをいう。オルニチン高産生ではない、例えば産生が少ない場合、該エキス中のオルニチン含量は上記条件で上記の含量未満、例えば4,000mg/L未満、2,000mg/L以下、1,000mg/L以下、500mg/L以下など、となる。
他の実施形態において、オルニチン高産生とは、上記の条件で、反応前後で比較して、オルニチン含量を、3,500mg/L以上、好ましくは4,000mg/L以上、より好ましくは4,500mg/L以上増加させることをいう。オルニチン高産生ではない、例えば産生が少ない場合、反応前後で比較して、オルニチン含量を、2,000mg/L未満、例えば1,000mg/L未満、500mg/L未満、100mg/L未満増加させるか、またはオルニチン含量を減少させることとなる。
ある実施形態において、GABA高産生とは、上記オルニチンと同様の条件で、乳酸発酵酒粕発酵エキスのGABA含量が2,000mg/L以上、好ましくは3,000mg/L以上になることをいう。GABA高産生ではない場合、例えば産生が少ない場合、該エキス中のGABA含量は上記条件で上記の含量未満、例えば2,000mg/L未満、1,000mg/L以下、500mg/L以下など、となる。
他の実施形態において、GABA高産生とは、上記の条件で、反応前後で比較して、GABA含量を、2,000mg/L以上、好ましくは3,000mg/L以上増加させることをいう。GABA高産生ではない場合、例えば産生が少ない場合、反応前後で比較して、GABA含量を、2,000mg/L未満、例えば1,000mg/L未満、500mg/L未満、100mg/L未満増加させるか、またはGABA含量を減少させることとなる。
ある実施形態において、D−アミノ酸高産生とは、pH:4.5〜7.5、例えば5〜7.5;温度:20〜40℃、例えば25〜40℃、;時間:20時間〜50日間、例えば2日間〜50日間の条件で乳酸発酵酒粕発酵エキスのD−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリンおよびD−ロイシンなどD−アミノ酸含量が60mg/L以上、好ましくは100mg/L以上、より好ましくは200mg/L以上になることをいう。D−アミノ酸高産生ではない、例えば産生が少ない場合、該エキス中のアミノ酸含量は上記条件で上記の含量未満、例えば60mg/L未満、50mg/L以下、30mg/L以下、10mg/L以下、5mg/L以下など、となる。
他の実施形態において、D−アミノ酸高産生とは、上記の条件で、反応前後で比較して、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリンおよびD−ロイシンなどのD−アミノ酸含量を、20mg/L以上、好ましくは50mg/L以上、例えば80mg/L以上、160mg/L以上、200mg/L以上増加させることをいう。D−アミノ酸高産生ではない、例えば産生が少ない場合、反応前後で比較して、D−アミノ酸含量を、20mg/L未満、例えば10mg/L未満、5mg/L未満増加させるか、またはD−アミノ酸含量を減少させることとなる。
好ましくは、本発明の微生物はD−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリンおよびD−ロイシンからなる群から選択される1種類以上のアミノ酸を高産生する。より好ましくは、本発明の微生物はD−セリンを高産生する。
より具体的な例として、本発明の微生物として、(1)オルニチン、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニンを高産生するが、GABA、D−ヒスチジン、D−プロリン、D−バリン、D−イソロイシン、D−ロイシン、D−フェニルアラニンの産生は少ない微生物;(2)オルニチン、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリン、D−ロイシンを高産生するが、GABA、D−ヒスチジン、D−プロリン、D−イソロイシン、D−フェニルアラニンの産生は少ない微生物;(3)GABA、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリン、D−ロイシンを高産生するが、オルニチン、D−ヒスチジン、D−プロリン、D−イソロイシン、D−フェニルアラニンの産生は少ない微生物;および(4)D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリン、D−ロイシンを高産生するが、オルニチン、GABA、D−ヒスチジン、D−プロリン、D−イソロイシン、D−フェニルアラニンの産生は少ない微生物、などが挙げられる。(1)の具体例として、ラクトバチルス・ブレビス375−5株等が挙げられる。(2)の具体例として、ラクトバチルス・ヒルガルディ376−80株等が挙げられる。(3)の具体例として、ラクトバチルス・ヒルガルディ301−259株等が挙げられる。(4)の具体例として、ラクトバチルス・ブレビス301−282株等が挙げられる。
上記ラクトバチルス・ヒルガルディ376−80は酒粕発酵エキスより得られた菌株であり、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センター(NPMD)(千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8)に受託番号:NITE P−02160として寄託された(受託日:2015年11月12日)。また、上記ラクトバチルス・ヒルガルディ301−259は酒粕発酵エキスより得られた菌株であり、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センター(NPMD)(千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8)に受託番号:NITE P−02161として寄託された(受託日:2015年11月12日)。また、上記ラクトバチルス・ブレビス301−282は酒粕発酵エキスより得られた菌株であり、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センター(NPMD)(千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8)に受託番号:NITE P−02167として寄託された(受託日:2015年12月1日)。
以下に実施例を示して本発明をより詳細かつ具体的に説明するが、実施例は単なる例示の目的であり、必ずしも本発明の限定を意図するものではない。
実施例1
乳酸発酵酒粕発酵エキスの調製1
液化酒粕2,000kgと水3,600L(酒粕の1.8倍量)を混合し、pHが4.5になるように乳酸16.0kgを添加した。これに固形酵母22.4kg(1.0×1010個/g)とアミラーゼ剤(グルク100:アマノエンザイム社製)1.0kg(酒粕の1/2000量)とプロテアーゼ剤(オリエンターゼ20A:エイチビィアイ社製)2.5kg(酒粕の1/800量)を加え、25℃一定で3日間発酵させた。発酵終了後、70℃達温で殺菌し、圧搾により4,460Lの酒粕発酵エキスを得た。得られた酒粕発酵エキスの一部2,006Lを1,038kgまで濃縮し、アルコールを除去し、酒粕発酵エキス2倍濃縮液を得た。分析値を表1に示す。
Figure 2017143766
得られた酒粕発酵エキス2倍濃縮液をpH5.0に調整し、殺菌後、滅菌済40%(w/v)グルコース溶液を酒粕発酵エキス2倍濃縮液に対し1/400量添加した。次いで、乳酸菌ラクトバチルス・ブレビス376−5株、ラクトバチルス・ヒルガルディ376−80株、ラクトバチルス・ヒルガルディ301−259株およびラクトバチルス・ブレビス301−282株の種培養液をそれぞれ酒粕発酵エキス2倍濃縮液に対して1%添加し、35℃一定で2日間静置培養した。得られた乳酸発酵酒粕発酵エキス中のグルタミン酸、GABA、アルギニン、オルニチンの含量をHPLCにて測定した。乳酸菌無添加の酒粕発酵エキス2倍濃縮液も同様に測定した。結果を表2に示す。
Figure 2017143766
実施例2
乳酸発酵酒粕発酵エキスの調製2
実施例1で調製した酒粕発酵エキス2倍濃縮液をpH6.0に調整し、殺菌後、滅菌済40%(w/v)グルコース溶液を酒粕発酵エキス2倍濃縮液に対し1/40量添加した。次いで、乳酸菌ラクトバチルス・ブレビス376−5株およびラクトバチルス・ヒルガルディ376−80株およびラクトバチルス・ヒルガルディ301−259株およびラクトバチルス・ブレビス301−282株の種培養液をそれぞれ酒粕発酵エキス2倍濃縮液に対して1%添加し、25℃一定で21日間静置培養した。得られた乳酸発酵酒粕発酵エキス中のD−アミノ酸の定量を株式会社資生堂に依頼した。乳酸菌無添加の酒粕発酵エキス2倍濃縮液の測定も同様に依頼した。結果を表3に示す。
Figure 2017143766
実施例1および実施例2の結果より、酒粕発酵エキス2倍濃縮液を各株で発酵させて得られる乳酸発酵酒粕発酵エキスは以下の通りオルニチン、またはD−セリンなどのD−アミノ酸を高含有することが明らかとなった。得られる乳酸発酵酒粕発酵エキスは、ラクトバチルス・ブレビス376−5株では、オルニチン、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニンを高含有する。ラクトバチルス・ヒルガルディ376−80株では、オルニチン、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリン、D−ロイシンを高含有する。ラクトバチルス・ヒルガルディ301−259株では、GABA、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリン、D−ロイシンを高含有する。ラクトバチルス・ブレビス301−282株では、D−セリン、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−アラニン、D−バリン、D−ロイシンを高含有する。
本発明により、機能性素材を含む乳酸発酵酒粕発酵エキスを得ることが出来る。本発明の乳酸発酵酒粕エキスは、食品、調味料、機能性食品、医薬品、化粧品の分野等で利用できる。

Claims (8)

  1. 酒粕をデンプン分解酵素処理および/またはタンパク質分解酵素処理、ならびに酵母での発酵処理に供し、次いで、固液分離を行って固体成分を除去することにより得られる酒粕発酵エキスを、ラクトバチルス・ブレビスおよびラクトバチルス・ヒルガルディからなる群から選択される1種以上のラクトバチルス属の微生物で発酵することを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキスの製造方法。
  2. ラクトバチルス属の微生物での発酵条件が、pH4.5〜7.5、20〜40℃、20時間〜50日間である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 微生物がラクトバチルス・ブレビスまたはラクトバチルス・ヒルガルディである、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 酒粕由来の乳酸発酵産物として、4,000mg/L以上のオルニチンおよび60mg/L以上のD−セリンを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキス。
  5. 酒粕由来の乳酸発酵産物として、4,000mg/L未満のオルニチンおよび60mg/L以上のD−セリンを含む、乳酸発酵酒粕発酵エキス。
  6. 酒粕を原料として、pH4.5〜7.5、20〜40℃、20時間〜50日間の条件で、オルニチンを4,000mg/L以上および/またはD−セリンを60mg/L以上含むエキスを産生することができる、ラクトバチルス属の微生物。
  7. 受託番号:NITE P−02167として寄託された、ラクトバチルス・ブレビス株。
  8. 受託番号:NITE P−02160またはNITE P−02161として寄託された、ラクトバチルス・ヒルガルディ株。
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