JP2017142170A - 使用済み燃料ピットの作業空間形成装置及び使用済み燃料ピットの作業空間形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の止水箱は、壁面への十分な密着性を得ることは困難であり、壁面の凹凸や曲率変化に対応することができない。そのため、より高い止水性が求められる使用済み燃料ピットにおいては、その止水性が充分とは言えないという課題がある。
本発明の第一の態様における使用済燃料ピットの作業空間形成装置は、使用済み燃料ピットのピット壁面に接触するシール面を有し、前記ピット壁面との間で作業空間を画成するチャンバーと、前記使用済み燃料ピットのピット外からピット内に向かって水平方向に延びる第一梁部材と、前記第一梁部材と前記チャンバーとを接続する接続部材と、前記第一梁部材をピット外周に対して、前記チャンバーから前記ピット壁面に向かう方向に引張する第一引張部材と、を備える。
以下、本発明の第一実施形態の使用済燃料ピットの作業空間形成装置について説明する。本実施形態の使用済燃料ピットの作業空間形成装置(以下、作業空間形成装置という。)100は、例えば原子力発電所で発生した使用済燃料棒(使用済核燃料)を貯蔵する核燃料貯蔵施設の使用済燃料ピット内で用いられ、壁面補強工事等の用途で特に用いることができる。
使用済燃料ピットPは平面視して矩形状をなす凹状空間である。使用済燃料ピットPの底面P1には、矩形状の厚板であるベースフレーム1が固定されている。ベースフレーム1上には、使用済み燃料ラック2が固定されている。
またチャンバー10には、歪センサー13が設けられ、チャンバー10のピット壁面P2への押圧の均一性を確認する。
第一梁部材20は、チャンバー10、接続部材30及び第二梁部材50等を支持できる強度を有すれば、特に問わない。
接続部材30は、内部に空洞Kを形成する管状部31と、第一梁部材20と空洞Kを繋ぐ開閉可能な第一開閉機構32と、チャンバー10と空洞Kを繋ぐ開閉可能な第二開閉機構33と、空洞K内を昇降できる昇降部34と、を有する。管状部31によって空洞Kを設けることで、接続部材30内部を人が移動可能となる。空洞Kには第一開閉機構32および第二開閉機構33を介して出入り可能であり、梯子等の昇降部34によって空洞K内を移動可能である。
第一引張部材40の引張力のみで、充分なチャンバー10とピット壁面P2との間の密着性が確保できる場合は、第二梁部材50及び押圧部材60は無くてもよい。
次に、図4を参照して第二実施形態の作業空間形成装置について説明する。
第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第二実施形態の作業空間形成装置200は、押圧部材60がチャンバー10の外壁10Cの鉛直方向に複数配設されている点が、第一実施形態と相違する。
チャンバー10の外壁10C及び第二梁部材50の内壁50aに沿って、深さ方向に溝Mが延在する図5に示すような支持部62が設けられている。
支持部62の使用済み燃料ピットPの底面P1側の第一端部62aは、溝Mが塞がれ端面62Aを有する。第一端部62aと反対側の第二端部62bは開口し、水面から突出している。
次に、図6を参照して第三実施形態の作業空間形成装置について説明する。
第三実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第三実施形態の作業空間形成装置300は、接続部材30が第一梁部材10に対して回動可能な回動部材80を有する点が、第一実施形態と相違する。
次に、図8を参照して第四実施形態の作業空間形成装置について説明する。
第四実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第四実施形態の作業空間形成装置400は、第二梁部材50及び押圧部材60に変えて、第三梁部材90と第二引張部材95を有する点が、第一実施形態と相違する。
P1 底面
P2 ピット壁面
1 ベースフレーム
2 使用済み燃料ラック
3 セル
10 チャンバー
10A 底板
10B 天板
10C、10C’ 外壁
10D 側壁
11 シール部材
13 歪センサー
20 第一梁部材
21 可動部材
30 接続部材
31 管状部
32 第一開閉機構
33 第二開閉機構
34 昇降部
40 第一引張部材
41 固定部
42 反力壁
43 接続部
44 油圧ジャッキ
45 ロードセル
50 第二梁部材
50a 内壁
60 押圧部材
61 押圧部
62 支持部
63 スペーサー
70 排水ポンプ
80 回動部材
81 固定部
82 第一ローラー
83 第二ローラー
90 第三梁部材
95 第二引張部材
96 引張機構
97 固定部
98 接続部
99 歪センサー
100,200,300,400 作業空間形成装置
Claims (8)
- 使用済み燃料ピットのピット壁面に接触するシール面を有し、前記ピット壁面との間で作業空間を画成するチャンバーと、
前記使用済み燃料ピットのピット外からピット内に向かって水平方向に延びる第一梁部材と、
前記第一梁部材と前記チャンバーとを接続する接続部材と、
前記第一梁部材をピット外周に対して、前記チャンバーから前記ピット壁面に向かう方向に引張する第一引張部材と、
を備える使用済み燃料ピットの作業空間形成装置。 - 前記チャンバーに対しピット内側に、前記第一梁部材から鉛直方向に延びる第二梁部材と、
前記チャンバーの外壁を前記ピットサイドに対して、前記第二梁部材から前記ピット壁面に向かう方向に押圧する押圧部材と、をさらに備える請求項1に記載の使用済み燃料ピットの作業空間形成装置。 - 前記押圧部材が、前記チャンバーの外壁の鉛直方向にスペーサーを介して複数あり、
前記押圧部材が、前記スペーサーの前記鉛直方向の厚みによって前記チャンバーの外壁の鉛直方向任意の位置に配設されている請求項2に記載の使用済み燃料ピットの作業空間形成装置。 - 前記接続部材が前記第一梁部材に対し回動可能な回動部材をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の使用済み燃料ピットの作業空間形成装置。
- 前記チャンバーの側壁側に、前記第一梁部材から鉛直方向に延びる第三梁部材と、
前記チャンバーの外壁を前記ピット外周に対して、前記第三梁部材から前記ピット壁面に向かう方向に引張する第二引張部材と、をさらに備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の使用済み燃料ピットの作業空間形成装置。 - 前記接続部材の内部に、前記チャンバーとの接続部から前記第一梁部材との接続部まで延在する空洞があり、
前記チャンバーとの接続部及び前記第一梁部材との接続部に開閉可能な開閉機構を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の使用済み燃料ピットの作業空間形成装置。 - 前記チャンバー内に、排水ポンプをさらに備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の使用済み燃料ピットの作業空間形成装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の使用済み燃料ピットの作業空間形成装置を用いた使用済み燃料ピットの作業空間形成方法であって、
前記第一引張部材で前記チャンバーを引張することにより、前記チャンバーを前記ピット壁面に押し当てる工程と、
前記チャンバーと前記ピット壁面に囲まれた空間内を排水する工程と、
を備える使用済み燃料ピットの作業空間形成方法。
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