JP2017032995A - 波長変換部材および発光装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−はアニオンであることを特徴とする。
前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+はカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンであることを特徴とする。
前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンであることを特徴とする。
X+Y− (I)
で示されるものが好ましい。
(半導体ナノ粒子蛍光体の製造)
以下の手順で、CdSe/ZnSからなる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
次に、(メタ)アクリル酸エステル基を有するイオン性液体である2−(メタクリロイルオキシ)−エチルトリメチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドの溶液1mLに上述のCdSe/ZnSからなる半導体ナノ粒子蛍光体を含む分散液0.1mLを混合することにより、CdSe/ZnS分散イオン性液体を形成した。このCdSe/ZnS分散イオン性液体に、重合開始の触媒としてアゾビスイソブチロニトリル2mgを混合し、80℃で1時間加熱することにより樹脂化して、図1に示したような構造を備える波長変換部材を作製した。
CdSeの反応時間を、緑色については50分間、赤色については100分間とすること以外は実施例1のCdSeの反応と同様にして、緑色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体、赤色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体をそれぞれ含む分散液を作製した。
実施例2と同様にして、緑色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体、赤色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体をそれぞれ含む分散液を作製した。実施例3では、緑色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体、赤色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体を個別に重合性官能基を有するイオン性液体に分散させ、励起光を受ける側から順に、赤色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体(第1の半導体ナノ粒子蛍光体)を含む層(第1の波長変換層)、緑色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体(第2の半導体ナノ粒子蛍光体)を含む層(第2の波長変換層)の順となるように配置した。
実施例2と同様にして、緑色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体、赤色発光するCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体をそれぞれ含む分散液を作製し、その後、それぞれの半導体ナノ粒子蛍光体の表面にイオン性表面修飾分子を結合させた。
(半導体ナノ粒子蛍光体の製造)
以下の手順で、InP/ZnSからなる半導体ナノ粒子蛍光体を作製した。
赤色発光する半導体ナノ粒子蛍光体の代わりに、市販のCaAlSiN3赤色蛍光体を用いたこと以外は実施例2と同様にした。まず、緑色発光するCdSe半導体ナノ粒子蛍光体を分散させた、(メタ)アクリル酸エステル基を有するイオン性液体である2−(メタクリロイルオキシ)−エチルトリメチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドの溶液に、CaAlSiN3赤色蛍光体0.05gを混合して、図6に示したような構造を備える波長変換部材を得た。
実施例3で得た波長変換部材の全面にガスバリア層を設け、図7に示したような構造を備える波長変換部材を得た。ガスバリア層は、シリコーン樹脂(信越化学社製:KER−2500)を波長変換部材の全面に塗布し、80℃で30分間、120℃で1時間加熱することにより形成した。
シート状の波長変換部材(実施例3で得た波長変換部材)の2つの主面にガスバリア層を設け、かつ、側部を露出させた、図8に示したような構造を備える波長変換部材を得た。ガスバリア層は、シリコーン樹脂(信越化学社製:KER−2500)を波長変換部材の2つの主面に塗布し、80℃で30分間、120℃で1時間加熱することにより形成した。
実施例1で得た波長変換部材を励起する励起光源として、青色LEDを別体として設け、図1に示した発光装置を得た。
実施例3で得た2層構造の波長変換部材に、励起光源として青色LEDを赤色発光する半導体ナノ粒子蛍光体を含む側(第1の波長変換層側)に別体として設け、図3に示した発光装置を得た。
CdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体をPMMA樹脂に分散させたこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。まず、実施例1と同様にしてCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体を含む分散液を調製し、PMMA樹脂1gのアセトン溶液5mLに上述のCdSe/ZnS半導体ナノ粒子蛍光体を含む分散液0.1mLを混合し、80℃で1時間加熱し、波長変換部材を作製した。得られた波長変換部材を励起する励起光源として、青色LEDを別体として設け、発光装置を得た。
実施例9、比較例1で得られた発光装置について、それぞれ発光強度を測定し、初期の発光強度を100%として、日本工業規格における高温試験の規定に準拠した加熱信頼性試験(85℃)を行ない、それぞれの発光装置における波長変換部の発光強度の変化を発光効率として算出した。結果を図9に示す。
Claims (6)
- 半導体ナノ粒子蛍光体が、重合性官能基を有するイオン性液体に由来する構成単位を含む樹脂中に分散された、励起光を受けて蛍光を発する波長変換部材であって、
前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−はアニオンである、波長変換部材。 - 半導体ナノ粒子蛍光体が、重合性官能基を有するイオン性液体に由来する構成単位を含む樹脂中に分散された、励起光を受けて蛍光を発する波長変換部材であって、
前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+はカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンである、波長変換部材。 - 半導体ナノ粒子蛍光体が、重合性官能基を有するイオン性液体に由来する構成単位を含む樹脂中に分散された、励起光を受けて蛍光を発する波長変換部材であって、
前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンである、波長変換部材。 - 前記イオン性液体におけるカチオンが脂肪族四級アンモニウムイオンである、請求項3に記載の波長変換部材。
- 前記イオン性液体におけるアニオンがビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオンである、請求項3または4に記載の波長変換部材。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の波長変換部材と、波長変換部材とは別体として設けられた、波長変換部材に励起光を出射する励起光源とを備える発光装置。
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