〔実施形態1〕
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜32を参照して説明する。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。さらに、各図面に記載した構成の形状、ならびに、長さ、奥行および幅などの寸法は、実際の形状および寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
(画像管理システム10)
まず始めに、本発明に係る画像管理システム10の概要について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態1に係る画像管理システム10の構成を示す図である。画像管理システム10は、写真撮影、撮影した画像の編集、画像提供サイトへの画像の保存、ならびに、保存された画像の閲覧および管理を実現する画像管理サービスをユーザに提供する。図2に示すように、画像管理システム10は、画像作成装置1、携帯端末(通信端末)6、およびサーバ(画像情報管理装置)4を備えている。
画像作成装置1は、画像管理サービスにおける写真撮影と、撮影した画像の編集とを提供するものである。また、画像作成装置1は、画像管理サービスの1つとして、写真シールを印刷するサービスを提供してもよい。以降、画像作成装置1が撮影した撮影画像および当該撮影画像を編集した編集画像など、画像作成装置1が作成した画像をまとめて作成画像と称する。画像作成装置1は、ゲームセンターなどの店舗に設置され、作成画像はサーバ4に送信され、サーバ4にて一時保存される。
サーバ4は、作成画像および作成画像に係る情報を管理するものであり、携帯端末6と共働して、画像管理サービスにおける画像の保存と、保存された画像の管理とを行うものである。なお、「画像の保存」とは、上述した一時保存ではなく、ユーザの削除指示が無い限り作成画像をサーバ4に継続的に保存することを示す。サーバ4は画像提供サイト(画像閲覧サービス)を管理する。また、サーバ4は画像管理アプリケーション(画像管理アプリ、画像閲覧サービス)に係る情報を保持している。
ここで、画像提供サイトとは、ユーザに作成画像の保存を促すとともに、当該ユーザからの作成画像を保存する旨の指示(画像保存指示)を受け付けるウェブサイトである。サーバ4は、携帯端末6からのリクエストに応じて画像提供サイトのウェブページを作成し、携帯端末6に送信する。また、サーバ4は画像提供サイトを閲覧したユーザからの画像保存指示を携帯端末6から受信した場合に、上記一時保存している作成画像を継続的に保存可能なデータベース(後述する画像データベース424)に保存する。なお、以降の説明では、画像提供サイトはウェブブラウザで閲覧可能なウェブページの集合であるとして説明するが、画像提供サイトはウェブページ以外の形式で供されてもよい。
一方、画像管理アプリとは、携帯端末6にインストールされるアプリケーションプログラムであり、携帯端末6に対するユーザの入力操作に応じてサーバ4と通信を行い、サーバ4に保存された画像を管理するためのアプリケーションプログラムである。具体的には、ユーザは画像管理アプリで、保存している1枚以上の作成画像をまとめたアルバム(画像群)を作成することによって、作成画像を整理することができる。また、利便性向上の観点から、画像保存を行うこともできる。
また、画像管理アプリはSNS(Social Networking Service)を提供しており、作成画像を介したユーザ間のコミュニケーションを可能にする。具体的には、ユーザは携帯端末6にインストールされた画像管理アプリを実行し、当該アプリからサーバ4に保存された作成画像、または1枚以上の作成画像をまとめたアルバムを、画像管理アプリの他の利用者に公開する(SNS上に投稿する)ことができる。以降、画像を画像管理アプリのSNS上に投稿することを、単に「画像を投稿する」と記載する。なお、アルバムの作成は必須ではなく、例えば1枚以上の画像を一括して投稿できるようにしてもよい。そして、上記他の利用者は、上述のように投稿された画像、または画像を投稿したユーザ自体(ユーザのアカウント)に対し、コミュニケーションをとることができる。より具体的には、他の利用者はユーザのアカウントに対しフォロー申請を行ったり、投稿された画像に対し評価やコメント、クリップを行ったりすることができる。
なお、以下では画像管理アプリを使用する例について説明するが、画像管理アプリの代わりに画像提供サイト上で、画像管理アプリと同様の機能を提供してもよい。例えば、サーバ4は、携帯端末6からのリクエストに応じて、上述した画像管理アプリの機能(アルバムの作成や公開、ならびに画像またはユーザに対するコミュニケーションの実行など)を実現するためのウェブページ(画像提供サイトのウェブページ)を作成し、携帯端末6に送信してもよい。そして、サーバ4は、携帯端末6から受信した制御指示に応じて、上記画像管理アプリを介して上記機能を実現するための指示を受けた場合と同様の処理を行えばよい。
また逆に、画像管理アプリにて画像提供サイトと同様の機能を提供してもよい。例えば、携帯端末6は実行する画像管理アプリの画面上でユーザに画像の保存を促し、当該画面への操作指示に応じて、当該アプリを介して画像保存指示をサーバ4に送信してもよい。そしてサーバ4は、画像提供サイトを介して画像保存指示を取得した場合と同様の処理を行えばよい。
携帯端末6は、ユーザが所持する通信端末である。携帯端末6は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末などである。携帯端末6は、無線通信手段または有線通信手段により画像作成装置1やサーバ4と通信することができる。なお、ユーザは、携帯型の通信端末に限らず、デスクトップ型またはノートブック型のパーソナルコンピュータなどの通信端末を携帯端末6の代わりに用いてもよい。携帯端末6は、サーバ4と通信し画像提供サイトにアクセスする。また、携帯端末6には画像管理アプリがインストールされており、携帯端末6は画像管理アプリを実行することにより、上述した画像管理アプリの種々の機能を実現する。
さらに、画像管理システム10では、画像管理サービスを利用して、サーバ4に保存された画像を用いたコンテストを行うことができる。コンテストの具体的な流れは後で詳述するが、概要は以下の通りである。
ユーザは画像作成装置1での作成画像をサーバ4に保存させ、当該保存させた画像を画像管理アプリにおいて、他のユーザ(画像管理アプリの利用者、画像閲覧サービス利用者)に公開する。他のユーザは、自己の携帯端末6を用いて画像管理アプリを実行し、上記公開された画像を閲覧し、当該画像または画像を公開したユーザに対し投票する。ここで、「投票」とは、画像またはユーザに対し、何らかのコミュニケーションをとったことを示す。サーバ4は、各画像に対する上記投票の数や内容に応じて各画像もしくはユーザ自体に得点を付与し、当該得点の多少により画像もしくはユーザの順位づけを行う。これにより、画像またはユーザのコンテストにおける順位を決定することができる。
なお、上述した「画像の公開」および「投票」は、コンテストの時特有の操作であってもよいが、通常、画像管理アプリを使用する場合と同様の操作であることが望ましい。これにより、コンテストの応募者は、普段画像管理アプリを利用する場合と同様に画像を投稿することで、コンテストの審査対象となることができるからである。また、コンテストの投票者も、普段画像管理アプリを利用する場合と同様に評価やコメントなどを入力することにより投票が行えるので、投票に参加しやすいからである。
なお、画像提供サイトへの作成画像の保存に事前の会員登録が必要であってもよい。また、会員登録が必要な場合、有料会員と無料会員とを区別してもよい。無料会員は、会費を支払う必要がないが、画像提供サイトに保存できる作成画像の枚数に制限を受ける。本実施形態では、無料会員は、1回の画像作成ゲームごとに1枚の作成画像のみを画像提供サイトに保存できることとする。また、ユーザは、自身の会員属性を、無料会員から有料会員、または有料会員から無料会員に変更することができる。有料会員は、一定の会費を継続的に支払う必要がある代わりに、画像提供サイトに無制限に作成画像を保存できる。本実施形態では、1回の画像作成ゲームで作成された作成画像を全て画像提供サイトに保存できることとする。なお、有料会員への課金方法は上述の方法に限らない。また、有料会員登録以外の方法でユーザに課金してもよい。具体的には、画像提供サイトを介し作成画像を保存することを「画像データを購入する」ことと捉え、購入する作成画像の枚数または購入する作成画像のデータの従量に応じた金額を課金してもよい。同様に、画像管理アプリの利用についても、事前の会員登録が必要であってもよい。また、画像管理アプリにおいても、有料会員と無料会員とを区別してもよい。さらに、当該会員登録により作成されるアカウントは、画像提供サイト画像管理アプリとで共有であってもよいし、別個のアカウントであってもよい。
<画像作成装置の外観構成>
図3および図4は、画像作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
画像作成装置1は、撮影画像や編集画像を提供するゲーム機である。画像作成装置1は、画像をシール紙に印刷したり、画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にするためにその画像をサーバに送信することで、利用者に画像を提供する。画像作成装置1は、アミューズメント施設や店舗に設置される。画像作成装置1の利用者は、主に女子高生などの若い女性が中心とされる。画像作成装置1において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、画像作成装置1において、1人の利用者がゲームを楽しむこともできる。
画像作成装置1において、利用者は、自身が被写体となって撮影作業を行う。利用者は、編集作業により、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させる。これにより、撮影画像が華やかな画像に編集される。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
図3に示すように、画像作成装置1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。
撮影ユニット11は、事前選択部20、撮影部21、および背景部22から構成される。事前選択部20は、撮影部21の側面に設置される。事前選択部20の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間となる。また、撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間が、撮影処理が行われる撮影空間となる。
事前選択部20は、事前選択処理として、画像作成装置1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間で行われる撮影処理における各種の設定をユーザに選択させるための処理を行ったりする。事前選択部20には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。事前選択部20は、撮影空間の空き状況に応じて、適宜、事前選択空間にいる利用者を撮影空間へと案内する。
撮影部21は、利用者を被写体として撮影するための装置である。撮影部21は、撮影空間に入った利用者の正面に位置する。撮影空間に臨む撮影部21の正面には、カメラや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間において正面を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル41Aにより構成され、右側面が側面パネル41Bにより構成される。さらに、撮影部21の正面が正面パネル42により構成される。側面パネル41Aには、上述した事前選択部20が設置されるものとする。なお、事前選択部20は、側面パネル41Bに設置されるようにしてもよいし、側面パネル41A,41Bの両方に設置されるようにしてもよい。
背景部22は、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bから構成される。背面パネル51は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル52Aは、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル41Aより横幅の狭い板状の部材である。側面パネル52Bは、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル41Bより横幅の狭い板状の部材である。
側面パネル41Aと側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Aと側面パネル52Aの上部は、板状の部材である連結部23Aによって連結される。側面パネル41Aと側面パネル52Aの下部は、床面に設けた例えば金属製の部材である連結部23A’によって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bも同様に、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Bと側面パネル52Bの上部は、連結部23Bによって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bの下部は、連結部23B’によって連結される。
なお、背面パネル51の撮影空間側の面には、例えば緑色のクロマキー用のシートが貼り付けられる。画像作成装置1は、クロマキー用のシートを背景として撮影することで、撮影処理や編集処理においてクロマキー合成を行う。これにより、利用者が所望する背景画像がシートの部分に合成される。
側面パネル41A、連結部23A、および側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口となる。また、側面パネル41B、連結部23B、および側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口となる。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面、連結部23A、および連結部23Bに囲まれた天井が形成される。その天井の一部に、天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて光を照射するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24の内部には、ストロボの他に蛍光灯が設けられている。これにより、天井ストロボユニット24は、撮影空間の照明としても機能する。
編集ユニット12は、撮影画像に編集を施すための装置である。編集ユニット12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル42に接するようにして、撮影ユニット11に連結している。
図3に示される編集ユニット12の構成を正面側の構成とすると、編集ユニット12の正面側と背面側のそれぞれに、編集作業で用いられる構成が設けられる。この構成により、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
編集ユニット12の正面側は、面61と、面61の上方に形成された斜面62から構成される。面61は、床面に対して垂直で、撮影部21の側面パネル41Aとほぼ平行な面である。斜面62には、編集作業に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタやタッチペンが設けられる。斜面62の左側には、照明装置64の一端を支持する柱状の支持部63Aが設けられる。斜面62の右側には、照明装置64の他端を支持する柱状の支持部63Bが設けられる。支持部63Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部65が設けられる。
編集ユニット12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、3本のレール26A乃至26Cが、組み合わせられて構成される。3本のレール26A乃至26Cは、上から見たときの形状がコの字状となるように組み合わせられる。平行に設けられるレール26Aとレール26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、レール26Aとレール26Bの他端は、レール26Cの両端にそれぞれ接合される。
カーテンレール26には、編集ユニット12の正面前方の空間と背面前方の空間が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。そのカーテンにより囲まれる編集ユニット12の正面前方の空間と背面後方の空間が、利用者が編集作業を行う編集空間となる。
また、後述するが、編集ユニット12の左側面には、印刷済みのシール紙が排出される排出口が設けられる。編集ユニット12の左側面前方の空間が、利用者が印刷済みのシール紙が排出されるのを待つ印刷待ち空間となる。
<利用者の移動について>
ここで、画像作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について説明する。図5は、画像作成装置1を上から見た平面図である。
まず、利用者は、事前選択部20の前方の空間である事前選択空間A0において硬貨投入口に代金を投入する。次に、利用者は、タッチパネルモニタに表示される画面に従って各種の設定を行う。利用者は、例えば、撮影空間で行われる撮影に関するコースの選択などを事前選択作業として行う。
事前選択作業を終えた利用者は、白抜き矢印#1で示すように、側面パネル41Aと側面パネル52Aの間の出入り口G1から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入る。そして利用者は、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影作業を行う。
撮影作業を終えた利用者は、白抜き矢印#2で示すように出入り口G1から撮影空間A1を出て編集空間A2−1に移動するか、または、白抜き矢印#3で示すように出入り口G2から撮影空間A1を出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集ユニット12の正面側の編集空間である。一方、編集空間A2−2は、編集ユニット12の背面側の編集空間である。利用者が編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかは、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は、編集作業を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集作業を行うことができる。
編集作業が終了した後、編集画像の印刷が開始される。印刷が開始されると、編集空間A2−1での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#4で示すように編集空間A2−1から印刷待ち空間A3に移動する。また、編集空間A2−2での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−2から印刷待ち空間A3に移動する。
印刷待ち空間A3に移動した利用者は、画像の印刷の終了を待つ。印刷が終了すると、利用者は、編集ユニット12の右側面に設けられた排出口から排出されたシール紙を受け取り、一連の画像作成ゲームを終える。
次に、各装置の構成について説明する。
<事前選択部の構成>
図6は、事前選択部20の構成例を示す図である。
事前選択部20の上側にはタッチパネルモニタ71が設けられる。タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、撮影に関するコースの選択、作成画像における背景となる画像の選択、画像作成ゲーム中に流れるBGM(Back Ground Music)、音および音声の少なくともいずれかの選択、およびユーザの連絡先の入力などを行わせる事前選択処理に用いられる画面が表示される。
タッチパネルモニタ71の下方には、スピーカ72が設けられる。スピーカ72は、事前選択処理の案内音声、BGM、効果音などを出力する。また、スピーカ72に隣接するようにして、利用者が硬貨を入れる硬貨投入返却口73が設けられる。
<撮影部の構成>
図7は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42に囲まれるようにして構成される。
正面パネル42の中央には、カメラユニット81が設けられる。カメラユニット81は、カメラ91およびタッチパネルモニタ92から構成される。
カメラ91は、例えば一眼レフカメラであり、レンズが露出するようにカメラユニット81の内部に取り付けられる。カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91により取り込まれた動画像(以下、ライブビュー画像ともいう)は、タッチパネルモニタ92にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
タッチパネルモニタ92は、カメラ91の下方に設けられる。タッチパネルモニタ92は、LCDなどのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ92は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUIを表示し利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。当該選択操作の具体例としては、撮影コースの選択、撮影開始および終了の指示(撮影の制御指示)、目の変形具合および色、ならびに肌の色の補正具合の選択、作成画像における背景画像となる画像の選択、ならびに画像作成ゲーム中のBGM(音・音声)の選択などが挙げられる。タッチパネルモニタ92には、カメラ91により取り込まれた動画像(ライブビュー画像)や静止画像(撮影画像)が表示される。
カメラユニット81の上方には、曲面の発光面を利用者に向けた上ストロボ82が設置される。上ストロボ82は、正面上方から利用者の顔および上半身に光を照射する。
カメラユニット81の左方には、平面の発光面を利用者に向けた左ストロボ83が設置
される。左ストロボ83は、正面左方から利用者の顔および上半身に光を照射する。カメラユニット81の右方には、平面の発光面を利用者に向けた右ストロボ84が設置される。右ストロボ84は、正面右方から利用者の顔および上半身に光を照射する。
また、カメラユニット81の下方には、利用者の下半身および足元に光を照射する足元ストロボ85が設けられる。
なお、図示はしないが、正面パネル42の例えば天井付近には、スピーカが設けられる。そのスピーカは、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などを出力する。
<背景部の構成>
図8は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
背面パネル51の上方には、背面上ストロボ101が設置される。背面上ストロボ101は、背面上方から利用者に光を照射する。
図中、背面パネル51の左方には、背面左ストロボ102が設置される。背面左ストロボ102は、背面右方から利用者を照射する。図中、背面パネル51の右方には、背面右ストロボ103が設置される。背面右ストロボ103は、背面左方から利用者を照射する。
また、背面パネル51の撮影空間A1側(図中、手前側)の面には、クロマキーシート121が貼り付けられていてもよい。クロマキーシート121の色は、例えば緑色とされる。
なお、図示はしないが、側面パネル52A,52Bの撮影空間A1側の面にも、クロマキーシート121と同様に、クロマキーシートが貼り付けられていてもよい。
<編集ユニットの構成>
図9は、編集ユニット12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
斜面62のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131の左側にはタッチペン132Aが設けられる。タブレット内蔵モニタ131の右側にはタッチペン132Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ131は、タブレットがディスプレイを露出するように設けられることによって構成される。タブレットは、タッチペン132Aまたはタッチペン132Bを用いた操作入力を可能とする。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集作業に用いられる編集画面が表示される。例えば、2人の利用者が同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aはタブレット内蔵モニタ131に向かって左側にいる利用者により用いられ、タッチペン132Bはタブレット内蔵モニタ131に向かって右側にいる利用者により用いられる。
図10は、編集ユニット12の左側面の構成例を示す図である。
編集ユニット12の左側面の下側にはシール紙排出口161が設けられる。編集ユニット12の内部にはプリンタが設けられている。そのプリンタにより、編集空間A2−1の利用者が写る画像、または、編集空間A2−2の利用者が写る画像が所定のレイアウトでシール紙に印刷され、シール紙排出口161から排出される。
<画像作成装置の内部構成>
図11は、画像作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。図11において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
制御部201はCPU(Central Processing Unit)などにより構成される。制御部201は、ROM(Read Only Memory)206や記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、画像作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、事前選択部208、撮影部209、編集部210A,210B、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部202は、制御部201から供給された各種の設定情報などを記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201により適宜読み出される。
通信部203は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部203は、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部203は、例えば、利用者に選択された撮影画像や編集画像をサーバに送信する。通信部203から送信された画像は、サーバにおいて所定の記憶領域が割り当てられて保存され、サーバにアクセスしてきた携帯端末に表示されたり、ダウンロードされたりする。
ドライブ204には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によりリムーバブルメディア205から読み出されたプログラムやデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206は、制御部201において実行されるプログラムやデータを記憶する。RAM207は、制御部201が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
事前選択部208は、事前選択空間A0にいる利用者を対象とした事前選択処理を実現する。事前選択部208は、タッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨処理部221から構成される。
タッチパネルモニタ71は、制御部201による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号は制御部201に供給され、各種の設定が行われる。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口73への硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号を制御部201に出力する。
撮影部209は、撮影空間A1にいる利用者を対象とした撮影処理を実現する。撮影部209は、照明装置231、カメラ91、タッチパネルモニタ92、およびスピーカ232から構成される。
照明装置231は、撮影空間A1内の各ストロボであり、制御部201から供給される照明制御信号に従って発光する。
カメラ91は、制御部201によるシャッタ制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像(画像データ)を制御部201に出力する。
編集部210Aは、編集空間A2−1にいる利用者を対象とした編集処理を実現する。編集部210Aは、タブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ241から構成される。編集部210Bは、編集空間A2−2にいる利用者を対象とした編集処理を実現し、編集部210Aと同一の構成を有する。なお、以下、編集部210A,210Bを特に区別しない場合には、単に、編集部210という。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号は制御部201に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
印刷部211は、印刷待ち空間A3にいる利用者に、作成画像を印刷済みのシール紙を提供する印刷処理を実現する。印刷部211は、プリンタ251を含むように構成される。プリンタ251にはシール紙ユニット252が装着される。
プリンタ251は、制御部201から供給された印刷データに基づいて、編集画像をシール紙ユニット252に収納されているシール紙261に印刷し、シール紙排出口161に排出する。
<制御部の構成>
図12は、制御部201の機能構成例を示すブロック図である。図12に示す機能部のうちの少なくとも一部は、制御部201内のCPUにより所定のプログラムが実行されることによって実現される。制御部201は、少なくとも撮影処理部302および編集処理部303を含む。また、制御部201は、事前選択処理部301および印刷処理部304を含んでいてもよい。
事前選択処理部301は、事前選択部208の各部を制御することで、事前選択処理を行う。事前選択処理部301は、タッチパネルモニタ71の表示を制御する。例えば、事前選択処理部301は、撮影空間において行われる撮影に関するコースの選択のための選択画面などをタッチパネルモニタ71に表示させる。また事前選択処理部301は、タッチパネルモニタ71に対する、利用者の操作入力を受け付ける。具体的には、事前選択処理部301は、タッチパネルモニタ71に表示された選択画面に対する選択の操作入力を受け付ける。また事前選択処理部301は、各種の選択操作を説明するガイダンスの出力を制御する。事前選択処理部301は、各種の選択操作を説明する画面をタッチパネルモニタ71に表示させたり、各種の選択操作を説明する音声をスピーカ72から出力させたりする。
撮影処理部302は、撮影部209の各部を制御することで、撮影処理を行う。撮影処理部302は、タッチパネルモニタ92の表示を制御し、カメラ91に取り込まれた動画像をタッチパネルモニタ92にライブビュー表示させたり、撮影結果である撮影画像を表示させたりする。また撮影処理部302は、タッチパネルモニタ92に対する、利用者の操作入力を受け付ける。また撮影処理部302は、カメラ91を制御し、利用者を被写体として撮影する。さらに撮影処理部302は、撮影作業の進め方などを説明する画面をタッチパネルモニタ92に表示させたり、撮影の進め方などを説明する音声をスピーカ232から出力させたりする。
編集処理部303は、編集部210の各部を制御することで、編集処理を行う。編集処理部303は、タブレット内蔵モニタ131の表示を制御する。また、編集処理部303は、タブレット内蔵モニタ131に対する、タッチペン132A,132Bを用いた利用者の操作入力を受け付ける。また、編集処理部303は、選択画面に対する選択操作に応じて、撮影画像に所定の画像処理を施す。また、編集処理部303は、編集画面に対する入力操作に応じて、撮影画像に編集を施す。また、編集処理部303は、編集の進め方などを説明するガイダンスの出力を制御する。編集処理部303は、編集の進め方などを説明する画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させたり、編集の進め方などを説明する音声をスピーカ241から出力させたりする。また、編集処理部303は、撮影された画像を用いたコンテストへのエントリーに係る処理を行ってもよい。さらには、上記エントリーに係る処理は事前選択処理部301、撮影処理部302、および編集処理部303のいずれが行ってもよい。換言すると、画像作成装置1のユーザはタッチパネルモニタ71、92、およびタブレット内蔵モニタ131のいずれから、上記コンテストへのエントリーを指示する入力操作を行ってもよい。また、編集処理部303は通信部203を制御し、インターネットなどのネットワークを介した通信に関する処理を行う。また、編集処理部303は、印刷部211のプリンタ251を制御することで、印刷処理を行ってもよい。
このように、画像作成装置1は課金と引き換えに、ユーザの気持ちが盛り上がるような仕掛け(撮影ポーズの選択、BGM、ナレーションなど)が種々施された画像作成ゲームを提供する。そのため、画像作成装置1での作成画像は、ユーザの楽しい表情が引き出された画像や、趣向を凝らした、華やかな画像となる。
また、画像作成装置1ではライティング装置などの設備が充実しており、そして画像の変形処理(例えば被写体の目の大きさや脚の長さなど)および色の補正(被写体の肌の美白処理など)などを高度な技術で行えるため、画像作成装置1で作成した画像は、ユーザの写りが良い画像となる。
また、画像作成装置1以外での画像処理(例えば写真加工のためのアプリケーションなどでの処理)に比べて容易に編集(画像への落書き)ができ、当該編集のバリエーションも豊かである。この点からも、画像作成装置1での作成画像は画像作成装置1以外で撮影および画像処理された画像に比べ、比較的華やかに仕上がるといえる。
<サーバの構成>
次に、サーバ4の詳細について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るサーバ4の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、サーバ4は、主に、制御部401、記憶部402、および通信部403を備えている。制御部401は、サーバ4に備えられる各部材を統括制御する。記憶部402は、サーバ4において使用される各種データを記憶する。通信部403は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
(制御部401の詳細)
図1に示すように、制御部(投稿提示部)401は、通信制御部411、通知作成部412、ページ作成部413、画像保存部414、画像管理部(情報取得部)415、ユーザ管理部416(情報取得部)、エントリー受付部417、および得点算出部418を備えている。
(通信制御部411)
通信制御部411は、通信部403による通信を制御する。
(通知作成部412)
通知作成部412は、画像作成装置1で画像作成ゲームをプレイしたユーザの連絡先宛てに送信する通知を作成する。なお、ユーザの連絡先は、当該連絡先を用いてユーザに通知を送信可能であればよく、その種類は特に限定されない。上記連絡先は例えば、携帯端末6にインストールされたメッセージアプリのアカウントID、またはメールアドレス等であってよい。また、画像管理アプリ自体がメッセージの送受信機能を有する場合は、画像管理アプリのアプリ会員IDを上記連絡先として用いてもよい。
本実施形態では、通知作成部412は、通知データベース421に格納されているデータを用いて、通信制御部411から入力された連絡先宛に送信される、画像の保存を案内する画像保存通知を作成し、通信制御部411に出力する。なお、通知作成部412が作成する通知は、上記連絡先宛てに送信できるものであれば、種類も、通知方法(例えば、プッシュ通知であるかプル通知であるか等)も特に限定されない。具体的には、ユーザの連絡先がメールアドレスである場合、通知作成部412は通知としてメールを作成し、ユーザのメールアドレス宛てに送信すればよい。また、ユーザの連絡先がメッセージアプリのアカウントIDや画像管理アプリのアプリ会員IDである場合は、当該ID宛てに、上記メッセージアプリのメッセージ、上記メッセージアプリが提供する伝言板、コメント機能などのサービスを用いて、通知を送信してもよい。さらに、通知作成部412は上記メッセージアプリまたは画像管理アプリにおいて、プッシュ通知として上記通知を携帯端末6に表示させてもよい。もしくは、通知作成部412は、プッシュ通知を利用して、上記メッセージアプリのメッセージやメールソフトのメールを確認するようユーザに促す通知を作成および送信してもよい。
(ページ作成部413)
ページ作成部413は、携帯端末6に表示される画像提供サイトのウェブページを作成する。本実施形態では、ページ作成部413は、会員データベース422、ページデータベース423および画像データベース424に格納されているデータを用いて、携帯端末6から受信したアクセス要求に応じたページを作成し、通信制御部411に出力する。詳細は後述するが、ページ作成部413は、ユーザの会員種別に応じたページを作成する。具体的には、ページ作成部413は、画像提供サイトに作成画像を保存するための画像保存ページ等、画像提供サイトを構成するウェブページを作成する。なお、各ページには、通常、テキストデータおよび画像データの少なくともいずれかが含まれている。また、各ページには音声データおよび動画データが含まれていてもよい。
(画像保存部414)
画像保存部414は、画像作成装置1から受信した作成画像を保存するものである。本実施形態では、画像保存部414は、画像作成装置1から受信した作成画像のうち、ユーザによって指定された作成画像をユーザのサイト会員IDに対応付けて画像データベース424に保存する。画像保存部414は、ユーザによって指定された作成画像を保存するとき、当該作成画像を管理するための画像情報を作成して、作成した画像情報を作成画像に対応付けて保存する。
(画像管理部415)
画像管理部415は、画像情報の変更、およびアルバム情報の作成および変更を行うものである。画像管理部415は、携帯端末6から受信したユーザの操作指示に基づき、画像情報を変更する。画像管理部415はまた、携帯端末6から受信したユーザの操作指示に基づき、アルバムを管理するためのアルバム情報をユーザ毎に作成する。画像管理部415は、作成したアルバム情報をユーザに対応付けて画像データベース424に保存する。
(ユーザ管理部416)
ユーザ管理部416は、画像提供サイトの会員であるユーザを管理するための情報であるサイト会員情報を作成し、会員データベース422に保存する。なお、ユーザ管理部416は、非会員のユーザも管理してもよく、非会員のユーザのサイト会員情報を作成してもよい。ユーザ管理部416はさらに、画像管理アプリの会員であるユーザを管理するための情報であるアプリ会員情報を作成し、会員データベース422に保存する。なお、画像提供サイトと、画像管理アプリとが共通のアカウントである場合は、サイト会員情報またはアプリ会員情報のいずれかを作成し保存すればよい。
(エントリー受付部417)
エントリー受付部417は、後述するエントリー画像およびエントリー情報を受信しエントリーデータベース426に格納する。エントリー画像およびエントリー情報をエントリーデータベース426に格納すると、エントリー受付部417は通信部403を介し、画像作成装置1に、エントリー情報が示すユーザのコンテストへのエントリーが完了したことを示す、エントリー完了通知を送信する。
(得点算出部418)
得点算出部418は、画像情報、アルバム情報、およびアプリ会員情報の少なくともいずれかを参照して画像、アルバム、および画像管理アプリのユーザの少なくともいずれかに対するコミュニケーション情報を読み出し、画像、アルバム、および上記ユーザの少なくともいずれかに対する得点を算出する。
(記憶部402の詳細)
図1に示すように、記憶部402は、通知データベース421、会員データベース422、ページデータベース423、および画像データベース424を有している。
(通知データベース421)
通知データベース421は、ユーザに送信する通知を作成するための各種データを格納している。
(会員データベース422)
会員データベース422は、サイト会員情報およびアプリ会員情報をユーザ毎に格納している。サイト会員情報は、ユーザを一義的に識別するためのIDを少なくとも含む情報であり、アプリ会員情報と紐付けられている。また、アプリ会員情報は、例えば、図30に示すような情報である。図30に示すアプリ会員情報は、「会員ID」、「ユーザ名」、「ユーザ画像」、「フォロー」、「フォロワー」、「評価画像」、「連絡先」、「生年月日」、「住所」、「会員属性」、「入会日」および「端末ID」を含む。
「会員ID」は、アプリ会員であるユーザを一義的に識別するためのIDである。「ユーザ名」は、ユーザの名称(ニックネーム)である。「ユーザ画像」は、後述するマイページ等に掲載されるユーザを示す画像(ユーザアイコン)であり画像IDが記述される。「フォロー」は、ユーザがフォローした(自分と関連づけた)他のユーザであり、フォローした他のユーザの会員IDが記述される。「フォロワー」は、ユーザをフォローしている他のユーザであり、当該他のユーザの会員IDが記述される。「評価画像」は、ユーザが評価した画像であり、当該画像の画像IDが記述される。「連絡先」は、ユーザの連絡先である。「生年月日」は、ユーザの生年月日である。「住所」は、ユーザの住所である。「会員属性」は、ユーザの会員属性を示し、「有料」または「無料」が記述される。「入会日」は、ユーザが画像提供サイトに会員登録した日である。「端末ID」は、ユーザが所持する携帯端末6を示し、当該携帯端末6を一意に識別するためのIDが記述される。
なお、「フォロー」とは、ユーザ間の一方的な関係であり、ユーザは、フォローしている他のユーザの所有する画像のうち、公開されている画像を閲覧することができる。また、本実施形態では、ユーザがフォローしている他のユーザが画像を公開した場合、上記ユーザ自身のタイムラインページ(詳細は後述)に、上記他のユーザが画像を公開したことが掲載される。
(ページデータベース423)
ページデータベース423は、携帯端末6に表示される画像提供サイトのウェブページを作成するための各種データを格納している。
(画像データベース424)
画像データベース424は、画像作成装置1によって作成された作成画像のうち、画像提供サイトに保存するようにユーザによって指示された作成画像を格納している。画像データベース424には、作成画像が、会員データベース422にサイト会員として登録されているユーザごとに区別されて格納されている。
また、画像データベース424には、上記画像情報および上記アルバム情報もユーザ毎に格納されている。画像情報は、例えば、図31に示すような情報であってよい。図31に示す画像情報は、「画像ID」、「保存日時」、「評価ユーザ」および「コメント」を含む。
「画像ID」は、作成画像を一義的に識別するためのIDであり、「撮影日時」、「機種ID」および「連番」から構成される。「撮影日時」は、画像作成装置1が作成画像を撮影した日時である。「機種ID」は、作成画像を作成した画像作成装置1の機種を一義的に識別するためのIDである。「連番」は、画像作成装置1において1プレイで作成された作成画像を識別するための番号である。
「保存日時」は、作成画像が画像提供サイトに保存された日時である。「評価ユーザ」は、作成画像に対して評価をしているユーザ(画像管理アプリのユーザ)を示し、当該ユーザのアプリ会員IDが記述される。
「コメント」は、作成画像に対して付与されたコメントに関する情報であり、「内容」、「ユーザ」、および「日時」を含む。「内容」は、コメントの内容を示す。「ユーザ」は、コメントを付与したユーザであり、当該ユーザのアプリ会員IDが記述される。「日時」は、コメントが付与された日時である。
また、アルバム情報は、例えば、図32に示すような情報であってよい。図32に示すアルバム情報は、「アルバム」および「画像」を含む。「アルバム」は、アルバムに関する情報であり、「アルバムID」、「アルバム名」、「説明文」、「作成日時」、「更新日時」、「表示順序」および「公開設定」を含む。
「アルバムID」は、アルバムを一義的に識別するためのIDである。「アルバム名」は、アルバムの名称である。「説明文」は、アルバムの説明文である。「作成日時」は、アルバムが作成された日時である。「更新日時」は、アルバムが更新された日時である。「表示順序」は、後述のマイページにおけるアルバムの表示順序を示す。「公開設定」は、アルバムが公開であるか非公開であるかを示す。
また、「画像」は、アルバムに含まれる作成画像に関する情報であり、「画像ID」および「表示順序」を含む。「画像ID」は、アルバムに含まれる作成画像の画像IDが記述される。「表示順序」は、アルバム内における作成画像の表示順序を示す。
なお、「アルバムID」が「001」のアルバムは、予め用意されているアルバム(デフォルトのアルバム)であるため、「作成日時」が記述されていない。また、「アルバムID」が「001」のアルバムは、「アルバム」の「表示順序」が「0」である。これは、当該アルバムが常に先頭に表示されることを意味する。
(エントリーデータベース426)
エントリーデータベース426は、画像作成装置1または携帯端末6から受信するエントリー画像とエントリー情報とを対応付けて格納する。
また、図示はしないが、記憶部402は、画像作成装置1から受信した作成画像などのデータを一時的に保存する一時保存データベースも有している。
(通信部403の詳細)
通信部403は、通信制御部411の制御を受けることによって、他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
<携帯端末の構成>
次に、携帯端末6の構成について、図13を用いて説明する。図13は、携帯端末6の要部構成を示すブロック図である。携帯端末6は図示の通り、制御部601、記憶部602、通信部603、入力部604、および表示部605を備えている。制御部601は、携帯端末6に備えられる各部材を統括制御する。記憶部602は、画像管理アプリのプログラムおよび画像管理アプリに係る各種データや、画像提供サイトにアクセスするためのデータなど、携帯端末6において使用される各種データを記憶する。通信部603は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。入力部604は、タッチパネルなどの、ユーザが携帯端末6に情報を入力するための装置である。表示部605は、液晶表示装置などの、情報を表示するための装置である。
(制御部601の詳細)
図13に示すように、制御部601は、通信制御部611、入力制御部612、および表示制御部613を備えている。通信制御部611は、通信部603による通信を制御する。入力制御部612は、入力部604における情報入力を制御する。表示制御部613は、表示部605における情報表示を制御する。例えば、通信制御部611から入力されたウェブページを表示制御部613が表示部605に出力することによって、当該ウェブページを表示部605に表示させることができる。
本実施形態において、制御部601は、入力部604を介し取得したユーザの操作指示に応じて、記憶部602に記憶された画像管理アプリのプログラムを実行し、当該アプリの各種機能を実現する。
<画像作成ゲームの流れ>
次に、ユーザが画像作成装置1において画像作成ゲームを行い作成した画像(作成画像)をサーバ4の画像データベース424に保存するまでの処理の流れについて、図14および図15を用いて説明する。図14は、画像作成装置におけるゲームの開始から当該ゲームで作成した画像をサーバに保存するまでの処理の流れを示すフローチャートである。また、図15はサーバ4の画像データベース424に作成画像を保存する処理を行う際に、携帯端末6の表示部605に表示される画面の一例を示す図である。
(写真撮影)
ユーザが画像作成ゲームの開始を指示すると、画像作成装置1は画像作成ゲームの提供を開始する(S1)。具体的には、画像作成装置1の硬貨処理部221は、硬貨投入返却口73にゲームのプレイに必要な金額分の硬貨が投入されたことを検知すると、撮影処理部302に画像作成ゲームの開始を示す信号を送信する。
撮影処理部302は撮影部21を制御し、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ92にライブビュー表示させる。また、撮影処理部302はユーザによる撮影指示に従い、ユーザが被写体となるように、撮影空間A1の所定の範囲を撮影する(S2)。この撮影制御は撮影処理時間内に複数回行われる。
写真撮影の終了後、撮影処理部302は、撮影空間A1にいるユーザに対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動を案内する。この案内は、案内画面を撮影部21のタッチパネルモニタ92に表示させることによって、または、音声案内をスピーカ232から出力させることによって、行われる。
(画像編集)
案内の終了後、編集処理部303は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影制御を終えたユーザの移動先とした方の編集空間に対応する編集部210を制御することによって、編集部210に画像を編集させる(S3)。具体的には、編集処理部303は、編集対象画像として選択または取得された画像に合成するための合成用画像をユーザに選択させ、選択された合成用画像を画像に合成させ、得られた合成画像を、ユーザによる編集操作に従って編集する。編集の終了後、編集処理部303は、編集空間A2−1または編集空間A2−2において編集制御を終えたユーザに移動を案内する。この案内は、案内画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させることによって、または、案内音声をスピーカ241から出力させることによって、行われる。
(写真シール印刷)
案内の終了後、印刷処理部304は、ユーザによって選択された画像をプリンタ251に出力してシール紙に印刷させてもよい(S4)。印刷を行った場合、印刷処理部304は、印刷が終了するとその旨をタブレット内蔵モニタ131に表示させ、プリンタ251は、サーバ4および画像作成装置1から作成画像を取得できるように、画像作成装置1において作成されたシールIDおよび、画像取得情報(画像提供サイトのURLなど、作成画像を取得するために必要な情報)が欄外に印刷され、また、所定の作成画像が中央部に印刷されたシール紙をシール紙排出口161に排出する。
なお、画像作成装置1は、サーバ4が画像IDおよびシールIDの作成に使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて、通信によらない付帯情報で画像IDおよびシールIDを作成してもよい。この場合、画像作成装置1は、サーバ4が画像IDおよびシールIDを作成することなく、画像IDおよびシールIDを得ることができ、かつ、サーバ4は、画像作成装置1が作成した画像IDおよびシールIDを適切に認識して、対応する一時保管データベースに保存された画像を特定できる。
印刷中、または印刷(S4)を行わない場合は編集(S3)の終了後、編集処理部303は編集部210を制御し、作成画像の保存を案内する通知(保存案内通知)の送り先となる連絡先の入力をユーザに促し、ユーザの連絡先の入力を受け付ける(S5)。具体的には、編集処理部303は、ゲームをプレイしたユーザの連絡先を入力するための連絡先入力画面を表示させ、ユーザに連絡先を入力させる。なお、上記連絡先入力画面の表示および上記連絡先の入力は、タッチパネルモニタ71またはタッチパネルモニタ92で行ってもよい。また、ユーザが指定した作成画像のみをサーバ4に送信する場合、編集処理部303は、送信する作成画像の選択画面もタブレット内蔵モニタ161に表示させる。
(画像送信)
通信制御部311は、入力されたユーザの連絡先および画像作成装置1が画像作成ゲームの1回のプレイで作成した1または複数の作成画像と、S5にてユーザに入力させたユーザの連絡先とをサーバ4に送信する(S6)。このとき送信される作成画像には、当該作成画像を一義的に特定するための識別子(画像ID)が関連付けられている。さらに、送信される作成画像に、シールID等のその他の情報が関連付けられてよい。画像作成装置1から送信されたユーザの連絡先、作成画像、および画像ID等を、サーバ4の通信部403が受信し(S7)、通信制御部411に出力する。通信制御部411は、受信した作成画像を、記憶部402の図示しない一時保存データベースに保存する。保存された作成画像などのデータは、規定の期限が経過するまで一時保存データベースに格納され続け、期限が経過すると自動的に一時保存データベースから削除される。
このように、ユーザが将来有料会員になる場合を考慮して、1プレイで作成されたすべての作成画像を送信する。そのため、ユーザは、無料会員の状態で画像作成装置1を利用した後、サイト上で有料会員になった場合に、画像作成装置1において作成されたすべての作成画像を取得することができる。なお、通信制御部311は、サーバ4に対し、ユーザが選択した所定の枚数の作成画像、もしくは、制御部201が送信対象と決定した作成画像を送信してもよい。
(保存案内通知の作成および送信)
通知作成部412は、ユーザの連絡先および画像IDを受信する。なお、シール紙にシールIDが印刷されている場合は、通知に画像IDは記載しなくてもよい。通知作成部412は、通信制御部411から受け取ったユーザの連絡先宛に送信される保存案内通知を作成する。その手順は次の通りである。通知作成部412は、画像IDをページ作成部413に出力すると共に、当該画像IDによって特定される作成画像を保存するためのウェブページを示すURL1001の作成を、ページ作成部413に要求する。なお、画像IDの入力をユーザに促し、作成画像を保存させるURLを要求してもよい。ページ作成部413は、要求されたURL1001を作成し、通知作成部412に出力する。
通知作成部412は、保存案内通知を作成するためのデータを通知データベース421から取得する。そして、当該データ、URL1001、およびユーザの連絡先を用いて、図15の(a)に示す保存案内通知1000を作成する。保存案内通知1000の本文中には、URL1001が記載されている。通知作成部412は、作成した保存案内通知1000を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、通信部403を介して、ユーザの連絡先宛に保存案内通知1000を送信する(S8)。
なお、通知作成部412は、画像IDに対応する作成画像を保存させるためのウェブページではなく、シールIDをユーザに入力してもらうだけのウェブページを示すURLを含む保存案内通知を送信してもよい。この場合には、サーバ4は、保存案内通知に含まれるURLの示すウェブページ上において、携帯端末6からシール紙の欄外に印刷されたシールIDの入力を受け付け、当該サーバ4に送信されている作成画像を表示するようにしてもよい。
(画像保存ページの要求および送信)
携帯端末6の表示制御部613は、通信部603を介して保存案内通知1000を受信すると(S9)、当該保存案内通知1000を表示部605に表示させる。そして、入力部604がユーザによるURL1001の選択を受け付けた場合、すなわちユーザが画像の保存を指示した場合、制御部601は通信部603を介し、上記URL1001に対応するウェブページのリクエストをサーバ4に送信する。ここで、上述のようにURL1001は画像保存ページを示すURLであるので、制御部601は画像保存ページのリクエストを送信する(S10)。より具体的には、制御部601は記憶部602に格納されているユーザのサイト会員IDを取得し、このサイト会員IDを含む画像保存ページのリクエストを、通信部603を介してサーバ4に送信する。なお、制御部601は、URL1001を選択する代わりに、画像IDの入力を受付け、当該入力があった場合に画像保存ページをリクエストしてもよい。
サーバ4のページ作成部413は、通信部403を介して画像保存ページのリクエストを受信すると(S11)、当該リクエストに含まれるサイト会員IDと会員データベース422に含まれるサイト会員情報とを照会することによって、ユーザの会員種別を判定する(S12)。本実施形態では、ページ作成部413は、ユーザが無料会員および有料会員のいずれであるかを判定し、判定結果に応じたウェブページを作成することとする。ページ作成部413は、ユーザが無料会員であると判定した場合には、図15の(b)に示すような、無料会員が画像を保存するための画像保存ページ2000を作成する。一方、ユーザが有料会員であると判定した場合には、図15(c)に示すような、有料会員が画像を保存するための画像保存ページ2100を作成する。なお、画像を保存する際に、画像に係る各情報を修正可能なウェブページに遷移してもよい。具体的には、画像の名前(表題・タイトル)、画像解像度などを修正可能であってもよい。
図15(b)に示すように、画像保存ページ2000は、6つのサムネイル画像2010、ユーザに有料会員の登録を促すリンク画像2001、および、画像提供サイトに作成画像を1枚保存するためのリンク画像2002を含んでいる。サムネイル画像2010は、画像作成装置1において1プレイで作成された1または複数の作成画像(シールIDに対応する1または複数の作成画像)のサムネイル画像である。図15(b)に示す例では、1プレイで6枚の作成画像が作成されている。サムネイル画像2010の数は、画像作成装置1において1プレイで作成された作成画像(シールIDに対応する作成画像)の数に対応する。ユーザが無料会員である場合には保存できる作成画像が1枚であるため、ユーザは6つのサムネイル画像2010の中から1つを選択して、リンク画像2002を押下(タップ)することにより、作成画像を画像提供サイトに保存することができる。なお、ユーザが指定した作成画像のみをサーバ4に送信している場合、画像保存ページ2000には、そのユーザが指定した作成画像のサムネイル画像2010が表示される。
図15(c)に示すように、画像保存ページ2100は、6つのサムネイル画像2110、および、全ての画像を保存するためのリンク画像2101を含んでいる。ユーザが有料会員である場合には1プレイで作成された作成画像を全て保存することができるため、ユーザはリンク画像2101を押下することにより、1プレイで作成された作成画像全てを画像提供サイトに保存することができる。
このように、ページ作成部413は、会員種別に応じて作成した画像保存ページ2000または2100を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力された画像保存ページ2000または2100を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(S13)。
(画像保存)
携帯端末6は、通信部603を通じて画像保存ページ2000または2100を受信する。画像保存ページ2000または2100は、通信制御部611を介して表示制御部613に出力される。表示制御部613は、入力された画像保存ページ2000または2100を表示部605に出力する(S14)。ユーザは、表示部605に表示された画像保存ページ2000または2100を確認する。ユーザは、1枚の作成画像を保存したい場合、入力部604を通じてリンク画像2001、2002、または2101を押下することにより、画像保存を指示する。なお、当該保存したい作成画像は、画像作成装置1において携帯端末6へ送信する作成画像として選択した画像に限られず、例えば、画像提供サイトにアクセスしている携帯端末6において保存対象の画像として指定された作成画像であってもよい。
入力制御部612は、入力部604における画像保存の指示を受け付けたことを通信制御部611に通知する。これを受けて、通信制御部611は、作成画像を保存する指示(画像保存指示)をサーバ4に送信する(S15)。送信された画像保存指示は、サーバ4の通信制御部411が通信部403を通じて受信する(S16)。これにより通信制御部411は、画像保存指示の示すユーザが選択した作成画像の保存を画像保存部414に指示する。画像保存部414は、この指示を受けて、一時保存データベースに格納されているユーザの作成画像の画像情報を作成し、作成した画像情報を対応付けた作成画像を、ユーザの会員IDに関連付けて画像データベース424に保存する(S17)。
なお、ユーザが無料会員である場合で、全ての作成画像を保存したい場合は、画像保存ページ2000においてリンク画像2001を選択する。この場合、有料会員登録のための一連の処理が画像管理システム10において行われる。そして登録が完了すると、全ての作成画像がユーザの会員IDに関連付けられて画像データベース424に保存される。
画像保存部414が作成画像を画像データベース424に保存すると、ページ作成部413は、画像保存完了ページを作成する。ページ作成部413は、例えば、図15(d)に示す画像保存完了ページ2200を作成してもよい。
図15(d)に示すように、画像保存完了ページ2200は、画像保存部414が画像データベース424に保存した作成画像のサムネイル画像2210および画像管理アプリを起動するためのボタン2202を含む。図15(d)では、画像保存完了ページ2200が6つのサムネイル画像2210を含み、6つの作成画像が保存された場合を示している。ユーザは、ボタン2202を押下することにより、携帯端末6において画像保存完了ページ2200を閉じて画像管理アプリを起動させることができる。なお、画像保存完了ページ2200は、アプリをダウンロードさせるためのボタン2203を含んでいてもよい。
ページ作成部413は、作成した画像保存完了ページ2200を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力された画像保存完了ページ2200を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(S18)。
携帯端末6の通信制御部611は、通信部603を通じて画像保存完了ページ2200を受信し、受信した画像保存完了ページ2200を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力された画像保存完了ページ2200を表示部605に出力する(S19)。ユーザは、表示部605に表示された画像保存完了ページ2200を確認することにより、画像提供サイトに保存された作成画像を確認することができる。
<コンテストの流れ>
次に、画像管理システム10を利用して行われるコンテストの流れについて、図16を用いて説明する。図16は、画像管理システムを利用して行われるコンテストの流れの概要を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、ユーザが投稿した画像の出来栄えを競うコンテスト(いわゆるフォトコンテスト)を実施することとして説明を行う。
まず始めに、コンテストの運営者は、画像作成装置1または携帯端末6から、コンテストへのユーザのエントリーを受け付ける(S100)。ここで、「エントリー」とは、後述する一次審査への応募を示す。エントリーに係る処理については、後で詳述する。なお、エントリーの回数は無制限であり、複数回エントリーがあった場合には、いずれのエントリーを有効にするかについて、最新のエントリーを有効にする、または一次審査(および二次審査)でもっとも順位の高いエントリーを有効にする、などコンテストの運営方法に応じて適宜決定すればよい。
ユーザのエントリーを受け付けると、コンテストの運営者はエントリーしたユーザの一次審査を行う(S102)。一次審査の内容は特に限定しないが、例えばエントリー時にコンテストにエントリーするためのエントリー画像を送付させてもよい。より具体的には、上記エントリー画像は、ユーザを被写体とするスナップ写真、自撮り写真(いわゆるセルフィー)、または画像作成装置1での作成画像など、ユーザを被写体とする写真であることが望ましい。
なお、コンテストがユーザ自体に順位づけを行うコンテスト(ミスコンなど)である場合で、かつ画像作成装置1からエントリーを受付ける場合は、エントリー画像として画像作成装置1での作成画像のうち、画像処理(変形および色補正等、より具体的には顔および顔のパーツの大きさおよび形の変更、ならびに肌色および瞳の色の補正など)が施されるまえの撮影画像(原画像)を使うことが望ましい。これは原画像、ユーザの実物に最も近い写真を用いて一次審査を行うことが適切であるためである。
また、上記エントリー画像の送付方法は、コンテストの運営者により適宜定められてよい。具体的には、コンテストの規定に応じてユーザはエントリー画像を画像データの送信に限られず、郵送で送付することとしてもよい。
そして、当該エントリー画像に応じて一次審査の合否を決めても良い。具体的には、所定の審査基準(例えばミスコンの場合には、顔が端正である、健康的な印象である、スタイルがよいなど)を満たすエントリー画像のみを合格とするなどしてよい。
一次審査が終了すると、少なくとも一次審査の合格者に合格が通知される(S104)。一次審査の合格者に対し続いて二次審査が行われる(S106)。二次審査の内容も特に限定しないが、例えば一次審査の合格者に対する面接審査などを行えばよい。二次審査が終了すると、二次審査の合格者に合格が通知される(S108)。二次審査の合格者が画像管理アプリで作成画像を投稿すると(S110)、投稿された画像は、地方予選および本選の投票対象の画像とされる。
二次審査の合格者により画像管理アプリに画像が投稿されると、他のユーザが投票を行う。ここで、投票は、二次審査合格者の住所などに応じて投稿者および投票者を区分して投票を行わせる地方予選(S112)と、本選(S114)とで行われる。投票に係る処理については後で詳述する。なお、本実施形態では、他のユーザ(およびユーザ自身)がユーザに対し行う何らかのコミュニケーションを投票と見なす。より具体的には、画像に対する評価(いいね)、コメント、クリップ、シェア、ページ閲覧、当該画像を投稿したユーザに対するフォロー(またはフォロー申請)などをそれぞれ投票であるとみなすことができる。
なお、一次審査および二次審査に係る処理(S102〜S108)は必須ではない。この場合、エントリーの受付が完了したユーザは全員、少なくともコンテストの地方予選の審査対象となる。また、コンテストの地方予選(S112)を行わず、本選(S114)のみ行ってもよい。もしくは、地方予選で所定の順位よりも低い順位の応募画像または投稿などは、本選の審査対象とならないようにしてもよい。また、S110における画像またはアルバムの投稿は、S100〜S108の前に行われてもよい。
以上のように、地方予選および本選での投票が行われ、投票期間が終了すると、サーバ4の得点算出部418は、各ユーザの投稿した画像、画像群、ユーザ自体の少なくともいずれかに対する投票を集計し、得点を算出する。そして、当該得点に応じて、画像、画像群、およびユーザの少なくともいずれかを順位づけすることにより、コンテストの結果(順位)を決定する。サーバ4の決定したコンテストの結果は、コンテストの運営者によって画像作成装置1上、画像提供サイト上、または画像管理アプリ上にて、適宜発表される(S116)。なお、サーバ4が決定した結果の発表方法は、特に限定されない。また、順位が非公開のコンテスト(優勝者のみを選出するコンテストなど)の場合は、必ずしも結果を発表しなくてもよい。
なお、図16のフローチャートでは、ユーザは二次審査に合格してから、画像管理アプリを用いてコンテストの地方予選および本選の少なくともいずれかの審査対象となる画像を投稿することとした。しかしながら、本発明に係る画像管理システム10を用いたコンテストでは、ユーザが地方予選期間の開始前までに画像管理アプリに投稿した画像およびアルバムも地方予選および本選の審査対象としてもよい。すなわち、サーバ4の得点算出部418は、地方予選の開始前(投票期間以前、または投稿期間が設けられている場合は投稿期間以前)に投稿された画像にも、当該画像に対するコミュニケーション情報の数および内容から得点を算出し、順位づけをしてもよい。このように、コンテストの地方予選または本選期間に投稿された画像に限定せずに、過去に投稿され、コンテスト開始前からすでに評価が付いている画像についてもコンテストの順位づけの対象とすることにより、コンテストを開催していない期間から画像管理アプリを利用し、画像を投稿しているユーザが、地方予選および本選においてより有利になる。したがって、画像管理アプリを継続的に利用するための動機づけをすることができ、画像管理アプリのDAU(Daily Active User)を増加させることができる。
なお、本発明に係る画像管理システム10は、フォトコンテスト以外のコンテストにも利用可能である。例えば、コンテストとして投稿画像の被写体となる人物(画像を投稿したユーザまたは当該ユーザとともに画像作成ゲームを行った人物)の美しさを評価するミスコンテストを行ってもよい。換言すると、投票者に対し、画像の出来栄えではなく、画像に写る人物自身を評価させてもよい。また、作成画像がユーザの全身を撮影した画像である場合や、ユーザの身体の一部と、当該ユーザの持ち物(服飾小物など)を撮影した画像である場合などに、上記作成画像を用いてコーディネートコンテストや、ファッションコンテスト、またはコスチュームプレイコンテストを行ってもよい。
<コンテストへのエントリー>
次に、ユーザがコンテストにエントリーする場合の、画像管理システム10における各種処理(図16におけるS100の処理、エントリー受付処理)の流れについて、図17を用いて説明する。図17は、エントリー受付処理の流れを示すフローチャートである。(a)は画像作成装置1を用いてコンテストにエントリーする場合のエントリー受付処理の流れを、(b)は携帯端末6を用いてコンテストにエントリーする場合のエントリー受付処理の流れを示している。まず、図17の(a)について説明する。
画像作成装置1は、画像作成ゲームのいずれかのタイミングで、作成画像(より望ましくは原画像)から少なくとも1枚、コンテストにエントリーするためのエントリー画像を決定する(S200)。なお、エントリー画像は画像作成装置1にて自動的に決定されてもよいし、画像作成装置における画像作成ゲームの開始から終了まで(図14のS1〜6まで)、または画像作成ゲームに係る事前選択処理や、当該ゲームの終了直後の処理などのいずれかのタイミングでユーザに選択させてもよい。また、エントリー画像を決定する際に、自動またはユーザの操作に応じて、作成画像に対しユーザ(エントリーするユーザ)の顔または全身を切り出す処理を行ってもよい。また、撮影時に予めエントリーするユーザが写る範囲を(自動または手動で)設定しておき、作成画像から上記範囲内の画像を切り出す処理を行い、当該切り出した画像をエントリー画像としてもよい。上記切り出し処理を行うことで、画像作成ゲームを複数人でプレイした(すなわち、作成画像に複数人が写り込んだ)場合でも、エントリーするユーザのみが写った画像をエントリー画像とすることができる。
エントリー画像が決定すると、画像作成装置1は、コンテストへのエントリーに必要な情報(エントリー情報)をユーザに入力させる(S202)。このとき、画像作成装置1の機種およびエントリーするユーザの居住地域は、画像作成装置1の設置情報(設置時に装置に設定する情報)が示す機種および地域を初期設定(デフォルトの内容)として、変更がある場合のみ任意で入力させるようにしてもよい。エントリー情報は、少なくともユーザを一意に特定する情報と、一次審査および二次審査結果の審査結果連絡先とを含む。より詳しくは、エントリー情報は、ユーザの名前、年齢、居住地域と、住所(審査結果を示す郵便物の送付先)、電話番号またはメールアドレス等(審査結果の連絡先)の少なくともいずれかと、を含む。
なお、S200におけるエントリー画像の決定と、S202におけるエントリー情報の入力は、画像作成ゲームの別工程で行われてもよい。例えば、エントリー画像の決定は撮影処理(図14のS2)の完了後ただちに行われ、エントリー情報の入力は、印刷処理(図14のS4)の待ち時間や、連絡先の入力(図14のS5)と併せて行われてもよい。また、エントリー情報の審査結果連絡先として、図14のS5にて入力される連絡先を利用してもよい。
エントリー画像が決定され、エントリー情報が入力されると、画像作成装置1はエントリー画像およびエントリー情報を、通信部603を介してサーバ4に送信する(S204)。なお、S204の処理のタイミングは特に限定されないが、後述するエントリー完了画面をユーザに遅滞なく提示できるタイミング(例えば印刷処理の待ち時間や、画像作成ゲームの終了直後など)に行うことが望ましい。サーバ4のエントリー受付部417は、エントリー画像およびエントリー情報を受信し(S206)、エントリーデータベース426に格納する(S208)。エントリー画像およびエントリー情報をエントリーデータベース426に格納すると、エントリー受付部417は通信部403を介し、画像作成装置1の制御部601に、エントリー情報が示すユーザのコンテストへのエントリーが完了したことを示す、エントリー完了通知を送信する(S210)。画像作成装置1の制御部601は上記エントリー完了通知を受信すると(S212)、コンテストへのエントリーが完了したことを示すエントリー完了画面を作成し、ユーザに提示するために表示する(S214)。
なお、一次審査および二次審査に係る処理(S102〜S108)を行わない場合、一次審査、二次審査、およびそれぞれの審査の合否連絡が無いため、エントリー処理を行わなくてもよい。換言すると、画像管理アプリのユーザ全員が、コンテストの地方予選の審査対象となる。
続いて、図17の(b)について説明する。携帯端末6からコンテストにエントリーする場合、ユーザは携帯端末を操作して、コンテストサイト(コンテストへのエントリー用に作成された特設ウェブサイト)にアクセスする(S300)。なお、当該サイトが会員制のサイトである場合(例えばコンテストサイトが画像提供サイトの一部である場合など)、ユーザに携帯端末6を操作させ、上記サイトへログインさせてから以降の処理を行う。コンテストサイトにアクセスした後、携帯端末6は記憶部602に格納した画像から、少なくとも1枚の画像をエントリー画像として決定する(S302)。なお、当該エントリー画像は、図17の(a)の場合と同様に、自動的に決定されても、ユーザに選択させてもよい。なお、上述のようにエントリー画像とする画像の種類としては、原画像が最も好適であり、次に撮影画像、その次に撮影画像を編集した画像が好適である。したがって、ユーザに作成画像からエントリー画像を選択させる際は、まず、画像閲覧サービスで上記原画像、撮影画像、および編集画像を保存させ、エントリー画像により適した種類の画像の中から選択させることが望ましい。
エントリー画像が決定すると、携帯端末6はエントリー情報をユーザに入力させ(S304)、エントリー画像およびエントリー情報を、通信部603を介してサーバ4に送信する(S306)。サーバ4のエントリー受付部417は、エントリー画像およびエントリー情報を受信し(S308)、エントリーデータベース426に格納する(S310)。エントリー画像およびエントリー情報をエントリーデータベース426に格納すると、エントリー受付部417は通信部403を介し、携帯端末6の制御部601に、上述のエントリー完了通知を送信する(S312)。携帯端末6の制御部601は上記エントリー完了通知を受信すると(S314)、コンテストへのエントリーが完了したことを示すエントリー完了画面を作成し、ユーザに提示するために表示する(S316)。
<画像の投稿>
図17の(a)または(b)に示した処理にてコンテストへのユーザのエントリーが完了すると、上述の通り一次審査および二次審査が行われる。そして、一次審査および二次審査に合格したユーザが、画像提供サイトに保存している(サーバ4の画像データベース424に保存している)作成画像を、画像管理アプリから投稿(画像管理アプリを用いて他人に公開)すると、投稿された画像(投稿画像)はコンテストの地方予選または本選の審査対象となる。以下、図18〜図23を用いて、ユーザ(二次審査に合格したユーザ)が画像管理アプリを用いて画像を投稿する処理について説明する。まずは、画像管理アプリにて表示される各画面の役割と、当該各画面の画面遷移について、図18を用いて説明する。なお、地方予選における画像の投稿に係る処理と、本選における画像の投稿に係る処理とは同じであるので、以下の説明では地方予選と本選とを区別せずに説明を行う。
(画像管理アプリの画面遷移)
図18は、携帯端末6にインストールされた画像管理アプリにより作成され、携帯端末6の表示部605にて表示される画面の遷移を示す画面遷移図である。図示の通り、画像管理アプリを起動した制御部601は、ログイン画面3000と、マイページ3100と、アルバム詳細画面3200と、タイムライン画面3300と、未整理画像確認画面3400と、追加画像選択画面3500と、投稿確認画面3600とを作成し、携帯端末6の表示部605に表示させる。なお、各画面の作成に必要な情報(サーバ4に保存された画像および画像に係る情報や、アプリ会員情報など)は、携帯端末6の制御部601が都度、サーバ4と通信してサーバ4から受信する。しかしながら、以下では説明を簡潔にするため、各画面の作成および遷移における携帯端末6とサーバ4とのデータの送受信については説明を割愛する。
ログイン画面3000は、画像管理アプリを起動した際に表示される画面であり、ユーザに画像管理アプリへのログインを促す画面である。画像管理アプリへのログイン処理については、従来からあるログイン処理を用いればよい。画像管理アプリへのログインが完了すると、マイページ3100が表示される。
マイページ3100は、画像管理アプリにおけるユーザ自身の情報を表示するユーザ固有の画面(専用ページ)であり、以下で説明する各画面に遷移するためのボタン等を含むホーム画面である。図示の通り、マイページ3100からはアルバム詳細画面3200、タイムライン画面3300、および未整理画像確認画面3400に遷移することができる。
アルバム詳細画面3200は、ユーザが作成したアルバムに含まれる画像や、当該アルバムに係る情報などを表示する画面である。アルバム詳細画面3200からは、マイページ3100、タイムライン画面3300、および追加画像選択画面3500に遷移することができる。
タイムライン画面3300は、ユーザの画像管理アプリ上での行為と、ユーザがフォローしている画像管理アプリの利用者(他のユーザ)の画像管理アプリ上での行為とをそれぞれ1つの「記事」として時系列に沿ったタイムラインとして提示する、ユーザ固有の画面(専用ページ)である。ここで、「画像管理アプリ上での行為」とは、例えば自己が所有している画像およびアルバムの投稿および公開設定の変更、他のユーザをフォローする行為、ならびに他のユーザのアカウント、当該他のユーザの画像、アルバム、およびタイムラインへの記事の提示に対するコミュニケーションなどである。タイムライン画面3300にはこの他にも、ユーザと他のユーザとが相互フォロー(後述)になったことや、フォローしている他のユーザの動向(例えば、他のユーザがさらに他のユーザの画像を評価したことなど)、画像管理アプリの運営者からのニュースなどが提示されてもよい。
タイムライン画面3300は特に、アルバムが変更または新規作成されたことをユーザおよびユーザのフォロワーに示す記事を時系列に沿って掲示する。タイムライン画面3300からは、各記事にて示されるアルバム(変更または新規作成されたアルバム)のアルバム詳細画面3200、およびマイページ3100に遷移することができる。なお、タイムライン画面3300から追加画像選択画面3500に遷移できてもよい。また、タイムライン画面3300には記事として、画像管理アプリの運営者からの通知などの情報が提示されても構わない。
未整理画像確認画面3400は、サーバ4において画像データベース424に保存されているが、アルバムにまとめられていない画像(未整理画像)を提示するための画面である。未整理画像確認画面3400からは、マイページ3100および追加画像選択画面3500に遷移することができる。また、未整理画像確認画面3400から前の画面、すなわちマイページ3100に戻ることもできる。
追加画像選択画面3500は、アルバムに追加する画像、または新規作成するアルバムに含む画像を選択するための画面である。追加画像選択画面3500においてアルバムに追加する画像、または新規作成するアルバムに含む画像が決定されると、投稿確認画面3600に遷移する。また、追加画像選択画面3500から前の画面、すなわち未整理画像確認画面3400またはアルバム詳細画面3200に戻ることもできる。
投稿確認画面3600は、追加画像選択画面3500における指示に基づいた画像またはアルバムの投稿の実行を確認するための画面である。投稿確認画面3600にて記事の作成が完了すると、タイムライン画面3300に遷移する。また、投稿確認画面3600から前の画面、すなわち追加画像選択画面3500に戻ることもできる。
(マイページ3100)
次に、マイページ3100、アルバム詳細画面3200およびタイムライン画面3300の具体例を図19〜21を用いて詳細に説明する。図19の(a)および(b)は、マイページ3100の構成を示す図である。なお、図19の(a)および(b)については図面の記載の簡略化のため、同じ表示要素(オブジェクトやサムネイルなど)で、当該図面の説明に必要のない表示要素については、部材番号の記載を省略する。マイページ3100は少なくとも、アルバム詳細画面3200に遷移するためのリンクオブジェクト(図19ではアルバムボタン3101、およびサブウィンドウ3140および3150)、と、タイムライン画面3300に遷移するためのリンクオブジェクト(図18ではタイムラインボタン3161)と、未整理画像確認画面3400に遷移するためのリンクオブジェクト(図19では未整理画像確認ボタン3110)とを含んでいればよい。
マイページ3100には、アルバムタブ3120と、投稿タブ3130とが切替え可能に表示されている。図19(a)は、アルバムタブ3120を表示させた場合のマイページ3100を、図19(b)は投稿タブ3130を表示させた場合のマイページ3100を表示している。アルバムタブ3120には、図示の通り、ユーザが作成したアルバムの概要を示すサブウィンドウ3140が表示される。一方、投稿タブ3130には、ユーザ自身の画像管理アプリ上での行為に係る記事のみ、または後で詳述するタイムライン画面3300にて提示される記事全てが時系列に沿って表示される。なお、投稿タブ3130内の情報は自動または手動でスクロールされてもよい。また、投稿タブ3130内の記事を、当該ユーザが編集可能であってもよい。
サブウィンドウ3140には、アルバム名3146と、当該アルバムに含まれる画像の少なくとも一部のサムネイル(3141〜3144)と、アルバムに含まれる画像の枚数3145とが表示される。ここで、「アルバム」とは、ユーザが画像提供アプリ上(すなわち、サーバ4の画像データベース内)に保存している画像をまとめて分類および整理するための区分である。各アルバムは1枚以上の画像を含んでいる。具体的には、図19の(a)の場合、ユーザは画像をそれぞれ4枚ずつ含む「アルバム1」および「アルバム2」を作成している。ユーザはサブウィンドウ3140のうちいずれかを選択することにより、選択したサブウィンドウが示すアルバムのアルバム詳細画面3200を表示させることができる。
なお、各アルバムについて、他のユーザに公開する公開アルバムにするか、ユーザ自身のみが閲覧可能な非公開アルバムにするかを設定できることが望ましい。また、未整理画像がある場合、未整理画像をまとめた1つのアルバムを自動的に作成し、当該アルバムのサブウィンドウ3140をマイページ3100に表示させてもよい。また、各サブウィンドウ3140には、アルバムに対する評価の数を示すアルバム評価数や、アルバムに対する自他ユーザのコメントを示すアルバムコメントを表示してもよい。
また、マイページ3100にはこの他の機能を担うオブジェクト等が含まれていてもよい。例えば、マイページ3100は、画像管理アプリにおける各種設定を変更するための設定ボタン3102や、後述する評価、フォロー、コメント、シェア、ページ閲覧およびお気に入りの少なくともいずれかが付されたことの通知、ユーザ間でやりとりするメッセージ、および画像管理アプリの運営者からの情報を表示するためのお知らせボタン3162や、アルバムへの画像の追加、または画像単体の投稿などを行うための投稿ボタン3163や、イベントに係る情報などを表示するための特集ボタン3164や、マイページ3100に戻る(マイページ3100を表示している場合はマイページ3100を再描画する)ためのマイページボタン3165を含んでいてもよい。なお、特集ボタン3164は、全利用者のうち公開された画像について、所定のカテゴリごとに検索および表示するためのボタンであってもよい。
また、マイページ3100には画像管理アプリにおけるユーザのアプリ会員情報が表示されていてもよい。具体的には、マイページ3100にはアプリ会員ID3107や、少なくとも一種類のコミュニケーションについて、ユーザが当該コミュニケーションを実行した回数が表示されるラベル3104、ユーザアイコン3103、ニックネーム3105、および自己紹介コメント3106が表示されていてもよい。なお、アプリ会員ID3107の代わりにユーザのニックネームを表示してもよい。また、ラベル3104の各表示項目には、当該表示項目に係る更なる情報(例えばお気に入りした画像の一覧など)を提示する画面に遷移するためのリンクが付されていてもよい。
他のユーザをフォローすると、タイムライン画面3300において当該他のユーザの画像管理アプリ上での行為に係る記事(他のユーザの記事)を、自己の画像管理アプリ上での行為に係る記事(自分の記事)と共に時系列で(あるいは自己の記事と分けて)閲覧することができる。以降の説明では、タイムライン画面3300において、フォローした他のユーザの記事は、ユーザの記事と共に時系列でリスト表示されることとする。
また、評価は、ユーザ自身のアルバムに含まれる画像および他のユーザのアルバムに含まれる画像に対して行うことができる。さらに、評価は、ユーザ自身または他のユーザのアルバム自体に対して行うこともできる。本実施形態では、ユーザは、良いと思った画像またはアルバムに対して評価を付与する。すなわち、本実施形態では、ユーザは画像に対して、「評価有り(いいね)/評価無し」の2段階で評価する。ただし、これに限るものではなく、3段階以上の評価ができてもよい。例えば、「すごく良い/とても良い/良い/やや良い/良くない」の5段階で評価してもよい。
(アルバム詳細画面3200)
ユーザがマイページ3100上のサブウィンドウ3140のいずれかを選択すると、アルバム詳細画面3200に遷移する。例えば、アルバム名が「アルバム1」であるアルバムのサブウィンドウ3140を選択すると、図20に示すアルバム詳細画面3200に遷移する。
図20の(a)および(b)は、「アルバム1」のアルバム詳細画面3200の構成を示す図である。図示の通り、アルバム詳細画面3200は少なくとも、アルバムに含まれる画像のサムネイル(図20ではサムネイル3204〜3206)と、当該アルバムに画像を追加するための画像追加ボタン3201とを含んでいる。ここで、サムネイル3204は、アルバムのカバー画像であり、ユーザは任意の画像をカバー画像として設定しておく事ができる。なお、当該カバー画像の設定はサーバ4においてアルバム情報に保存されていればよい。なお、アルバム詳細画面3200は、アルバムに係る情報(アルバムのカバー画像、アルバム名、およびアルバム作成者であるユーザ自身のコメントなど)の編集(カバー画像の選択やテキスト入力)を行うためのリンクオブジェクト(ボタンなど)を含んでいても良い。また、アルバム詳細画面3200には、アルバム名3203が表示されていてもよい。また、アルバム詳細画面3200は、タイムラインボタン3161、お知らせボタン3162、投稿ボタン3163、特集ボタン3164、マイページボタン3165、戻るボタン3202、ならびに作成画像を取得および保存するための画像取得ボタン(図示せず)を含んでいてもよい。
図20の(a)に示すアルバム詳細画面3200にて、サムネイル3204〜3206のいずれかを選択すると、選択されたサムネイルが示す画像が当該サムネイルより大きなサイズで、アルバム詳細画面3200に重畳表示される。例えば、図20の(a)においてサムネイル3206を選択すると、図20の(b)に示すように、サムネイル3206に対応する画像がサムネイル3206より大きなサイズで表示されたウィンドウ3210がアルバム詳細画面3200に重畳表示される。なおこのときウィンドウ3210には、図20の(b)に示すように、ユーザアイコン3211、アプリ会員ID3213、画像の投稿日時、保存日時、および当該画像を作成した画像作成装置の機種など、アルバムに追加した画像に係る情報を表示するラベル3214、評価(いいね)およびコメントの件数を表示するラベル3215、およびキャンセル(ウィンドウ3210を閉じる)ボタン3212を含んでいてもよい。
アルバム詳細画面3200において画像追加ボタン3201が選択されると未整理画像確認画面3400に遷移する。未整理画像確認画面3400の詳細については後述する。
(タイムライン画面)
ユーザがマイページ3100等に含まれるタイムラインボタン3161を選択すると、タイムライン画面3300に遷移する。図21はタイムライン画面3300の構成を示す図である。タイムライン画面3300は記事を表示する。なお、ユーザが他のユーザ(画像管理アプリの利用者)を1人もフォローしておらず、かつユーザ自身の記事も無い場合、タイムライン画面3300には記事が表示されない場合がある。図21の例では、タイムライン画面3300はサブウィンドウ3310および3320にそれぞれの投稿の内容を表示している。なお、タイムライン画面3300は、ユーザまたは投稿を検索するための検索ボタン3302、タイムラインボタン3161、お知らせボタン3162、投稿ボタン3163、特集ボタン3164、マイページボタン3165、戻るボタン3202、ならびに作成画像を取得および保存するための画像取得ボタン(図示せず)を含んでいてもよい。
サブウィンドウ3310および3320にはそれぞれ、ユーザアイコン3311と、ユーザのニックネーム3312と、投稿日時3313と、アルバムに追加された画像のサムネイル3314と、アルバム名および追加した画像の枚数(3315)と、後述する投稿確認画面3600にて入力されるキャプション(3316)と、他のユーザからの当該投稿(アルバムへの画像の追加)に対するコメント(3317)と、他のユーザから評価された回数(3318)と、他のユーザから当該投稿に対するコメント数(3319)とを表示する。なお、記事の提示の後に、サムネイル3314の示す画像のいずれかを、当該追加したアルバムから削除または移動させた場合、移動後のサブウィンドウ3310および3320には、当該記事に係る情報はそのまま表示されるが、サムネイル3314のうち、上記削除または移動させた画像は表示されなくなる。なお、全ての画像をアルバムから削除または移動させた場合は、サムネイル3314の代わりにアルバム内に表示する画像が無いことを提示すればよい。
タイムライン画面3300においてマイページボタン3165が選択されると、マイページ3100に遷移する。タイムライン画面3300において投稿ボタン3163が選択されると、追加画像選択画面3500に遷移する。また、サブウィンドウ3310または3320を選択すると、当該サブウィンドウ3310または3320に表示された投稿に係るアルバム(画像が追加または削除されたアルバム、もしくは新規作成されたアルバム)のアルバム詳細画面3200に遷移する。また、サブウィンドウ内のアルバム名(3315)に、当該アルバム名が示すアルバムのアルバム詳細画面3200に遷移できるようなリンクを含んでいてもよい。
<画像の投稿>
次に、未整理画像確認画面3400、追加画像選択画面3500、投稿確認画面3600の具体的な画面例と、画像管理アプリにおいて画像を投稿する場合の携帯端末6およびサーバ4の処理(図16のS110における処理、画像投稿処理)とについて、図22および図23を用いて説明する。図22の(a)〜(g)は画像投稿処理を行う場合の、携帯端末6における画面遷移の一例を示す図である。なお、図22では一例として、画像管理アプリで、アプリ会員IDが「User_A」、ニックネームが「ユーザA」であるアカウントを保持するユーザが、画像投稿処理を行うこととして説明を行う。
携帯端末6の制御部601は、画像管理アプリの起動を指示するユーザの入力操作を、入力部604を介して受付けると、画像管理アプリを起動する。画像管理アプリが起動されると、まずログイン画面3000が表示部605に表示される。ログイン画面3000を経て画像管理アプリへのログインが完了すると、携帯端末6の表示部605には、図19に示したようなユーザのマイページ3100が表示される。マイページ3100において、未整理画像確認ボタン3110が選択されると、未整理画像確認画面3400が表示される。
図22の(a)は未整理画像確認画面3400を示している。未整理画像確認画面3400には図示の通り、未整理画像を整理するための未整理画像整理ボタン3402を少なくとも配置されている。なお、未整理画像確認画面3400には図示の通り、一部または全部の未整理画像のサムネイル3401や、未整理画像をさらに表示するための表示ボタン3403や、前の画面(この場合はマイページ3100)に戻るための戻るボタン3404が配置されていてもよい。なお、画像管理アプリから画像の保存を行った場合、画像の保存完了を示す画面として未整理画像確認画面3400を表示してもよい。
ここで、ユーザにより未整理画像確認画面3400の未整理画像整理ボタン3402が選択されると、画像管理アプリ(画像管理アプリを起動している制御部601)は追加画像選択画面3500を作成し、携帯端末6の表示部605に表示させる。また、マイページ3100からタイムライン画面3300に画面遷移し(図22の(b))、タイムライン画面3300にて表示される投稿ボタン3163を選択することによっても、追加画像選択画面3500に画面遷移する。
図22の(c)および(d)は追加画像選択画面3500を示している。追加画像選択画面3500は図示の通り、選択および未選択を切替え可能な状態で表示される画像のサムネイル3510と、アルバムに追加する画像を決定するための追加ボタン3501を少なくとも含んでいる。なお、追加画像選択画面3500は図示の通り、選択した画像を含むアルバムを新規作成する新規作成ボタン3502と、選択した画像を既存のアルバムに移動させるための移動ボタン3503と、選択した画像を削除するための削除ボタン3504と、を含んでいてもよい。さらに、追加画像選択画面3500は、前の画面(未整理画像確認画面3400またはタイムライン画面3300)に戻るための戻るボタン3404を含んでいてもよい。なお、ボタン3501〜3504は、画像のサムネイル3510を1枚以上選択した場合に選択可能となる(アクティブになる)ボタンであってよい。
追加画像選択画面3500で画像が選択されると、選択された画像が未選択のものと区別して表示される。例えば、図22の(c)に示す追加画像選択画面3500において画像3510A〜Cが選択された場合、図22の(d)に示すように、選択された画像3510A〜Cがグレーアウトされた状態およびチェックボックスに印が入った状態で表示される。ここで、追加ボタン3501(または新規作成ボタン3502)が選択された場合、画像管理アプリは投稿確認画面3600を作成し表示部605に表示させる。なお、追加画像選択画面3500において、選択する画像(すなわち、アルバムに追加する画像)の枚数に上限を設けてもよい。
図22の(e)は投稿確認画面3600を示している。投稿確認画面3600は図示の通り、追加画像選択画面3500にて選択された画像のサムネイル3601A〜3601C(アルバムに追加しようとしている画像のサムネイル)と、アルバムの説明文であるキャプションを入力するキャプション入力欄3604と、画像を追加するアルバムを選択するためのアルバム名リスト3605と、他のアプリケーション(メッセージアプリ、SNSアプリなど)との連携の有無(連携設定)を選択する連携設定スライドバー3606と、画像を追加または新規作成するアルバムを公開するか否か(公開設定)を選択する公開設定スライドバー3607と、投稿(アルバムへの画像の追加またはアルバムの新規作成)を指示する投稿ボタン3608とを含む。なお、投稿確認画面3600にも戻るボタン3404が含まれていても良い。また、投稿確認画面3600において表示される画像のサムネイルは、いずれかを選択すると、選択されたサムネイルが大きく表示される(図22の例では3601A)ようにしてもよい。
画像管理アプリは携帯端末6の入力部604を介してユーザに、キャプションと、アルバム名とを入力させ、連携設定と、公開設定とを選択させる。なお、既存のアルバムに画像を追加する場合は、投稿確認画面3600においてアルバム名リスト3605、連携設定スライドバー3606、および公開設定スライドバー3607には当該既存のアルバムのアルバム名、連携設定、および公開設定を表示し、ユーザが必要に応じて設定を変更することとしてよい。またアルバムを新規作成する場合でアルバム名リスト3605にアルバム名を記入しなかった場合は、予め定められた名前のアルバムが作成され、作成されたアルバムに上記選択された画像が追加されることとしてよい。
このように、投稿に係る入力および設定が終了し、ユーザにより投稿ボタン3608が選択されると、画像管理アプリは追加画像選択画面3500にて選択された画像(図22の場合は画像3510A〜C)をアルバムに追加または新規作成する旨、およびアルバムを変更(または新規作成)したことを示す記事の提示を行う。そして、画像管理アプリは、記事の提示が反映されたタイムライン画面3300を作成し、表示部605に表示させる。図22の(g)は、記事の提示が反映されたタイムライン画面3300を示している。図示の通り、ユーザAの記事3350が反映され、最新の記事としてトップに表示されたタイムライン画面3300が作成され、表示部605に表示される。なお、図22の(b)の段階でトップに表示されていたユーザBの記事は、図22の(g)に示すように、最新の記事3350の次に表示される。
なお、図22の(e)に示す投稿確認画面3600において外部アプリとの連携設定を「連携有り」と設定し、かつ、キャプション入力欄3604に上記外部アプリにおける1メッセージで送信可能な文字数を超えて文字を入力した状態で、投稿ボタン3608が選択された場合、制御部601は図22の(f)に示すような、外部アプリにおけるメッセージのプレビュー画面をポップアップで表示させ、このまま投稿(および外部アプリにおけるメッセージ投稿)を行うか否かを選択させてもよい。これにより、外部アプリにおける文字数制限を超過していることをユーザに通知することができる。
また、画像管理アプリは投稿確認画面3600を経ず、追加画像選択画面3500にて追加ボタン3501または新規作成ボタン3502が選択された場合、選択中の画像(図22の場合は画像3510A〜C)をアルバムに追加(または画像3510A〜Cを含むアルバムを新規作成)し、アルバムを変更した(または新規作成した)ことを記事として提示したタイムライン画面3300に遷移してもよい。なおこの場合でアルバムを新規作成する場合は、アルバム名、連携設定、公開設定、およびキャプションは自動的に設定される、予め定められた値または文言であってよい。また、アルバム名、連携設定、および公開設定は新規作成されたアルバムのアルバム詳細画面3200から後から変更できるようにすればよい。
また、マイページ3100やタイムライン画面3300などで投稿ボタン3163を押下することにより、アルバムを作成せずに任意の画像をコンテストの投票対象として投稿する(すなわち、他のユーザに閲覧可能とする)ことが可能であってもよい。このようにアルバムを作成せずに画像を投稿した場合には、当該画像は未整理画像(未整理画像確認画面3400にサムネイルが表示される画像)のままであり、投稿した画像だけが公開状態に設定される。すなわち、他のユーザはユーザのマイページ3100(フレンドページ)へアクセスし、未整理画像確認画面3400にて当該画像を閲覧することができる。もしくは、投稿ボタン3163を押下し、かつ1枚の画像または複数の画像群を選択することにより、コンテストの投票対象とすることをユーザが希望する画像のみを集めた投稿用アルバムを作成することとしてもよい。なお、投稿用アルバムを作成する際の処理については、以下で説明するアルバムの新規作成およびアルバムへの画像の追加と同様の処理を行えばよく、投稿用アルバムである場合は投稿用アルバムである旨をアルバム情報に付加して記憶させておけばよい。なお、投稿用アルバムは、常に公開設定が公開状態である(非公開にできない)ようにしてもよい。また、既存のアルバムで公開状態のアルバムから他の公開状態のアルバム、または投稿用アルバムに画像を移動させた場合は、既に公開されている画像を別の公開アルバムに移動させただけであるので、記事としてタイムライン画面3300に表示しなくてもよい。詳しくは後述するが、記事自体に対し投票が可能な場合は、このような不要な記事を無くすことにより、不要な(有効とみなすことが適当でない)投票を抑制することができる。一方、このようにアルバム間で画像を移動させたことも記事としてタイムライン画面3300に表示してもよい。これにより、上記画像の移動を行ったユーザは、当該移動を知らせる記事が表示されることにより、他のユーザからの当該記事へのコミュニケーションが取りやすくなり、得票数(すなわちコンテストにおける得点)を稼ぐことができる。また、この記事を閲覧する他のユーザ(ユーザのフォロワー)のタイムラインが活性化されるという利点もある。さらに、画像管理サイトのSNSも活性化することができるという利点も生じる。
図23は、画像投稿処理の流れを示すフローチャートである。追加画像選択画面3500において、追加ボタン3501が押下されることによりアルバムに追加する画像が決定され(S400)、そして、投稿確認画面3600において追加するアルバム(アルバム名)が決定されると(S402)、携帯端末6の制御部601は、当該追加する画像の画像IDと、追加先のアルバムのアルバムIDとを特定し、画像IDおよびアルバムIDをサーバ4に送信する(S404)。サーバ4の画像管理部415は、通信部403および通信制御部411を介し上記画像IDおよびアルバムIDを受信すると(S406)、記憶部402の画像データベース424に格納されたアルバム情報のうち、アルバムIDが示すアルバム情報を読み出して更新する(S408)。より詳しくは、画像管理部415は、アルバムIDが一意に示すアルバムのアルバム情報に、受信した画像ID(当該アルバムに追加する画像の画像ID)を追加する。これにより、アルバムIDが示すアルバムに、画像IDが示す画像が追加されたことになる。アルバム情報の更新が終了すると、画像管理部415は通信制御部411および通信部403を介し、携帯端末6にアルバムへの画像追加が完了した旨を通知する(S410)。携帯端末6の制御部601は上記通知を受信すると(S412)、表示部605の表示を投稿確認画面3600からタイムライン画面3300に遷移させる(S414)。ここで表示されるタイムライン画面3300は、上述したアルバムへの画像追加(またはアルバムの新規作成)を示す記事を含む、すなわち、アルバム情報の更新を示す記事を反映したタイムライン画面3300である。
なお、上述の通り、タイムライン画面3300にはユーザがフォローしている他のユーザの記事も表示されるため、例えば他のユーザがアルバムへの画像の追加などを行った場合、サーバ4の画像管理部415は当該他のユーザの上記画像の追加に係るアルバム情報の更新も行っている。したがって、携帯端末6がタイムライン画面3300を表示するためにサーバ4の制御部601から受信するデータ(ユーザと他のユーザとのアルバム情報等から作成される記事群のデータ)は、上記他のユーザの記事を反映したものとなる。
なお、アルバムを新規作成する場合は、携帯端末6の制御部601は、S404において画像IDのみを送信すればよい。そして、サーバ4はS408において、新規採番したアルバムIDのアルバム情報を作成し、当該アルバム情報に画像IDを書き込めばよい。
以上のように、本発明に係る画像管理システム10は、画像単位の投稿、既存のアルバムに画像を追加したこと、またはアルバムを新規作成したことを知らせる投稿を生成して、ユーザおよび当該ユーザのフォロワーのタイムライン上に表示させる。これにより、ユーザのフォロワーはタイムライン上でユーザのアルバムの画像追加および新規作成というユーザのアクションを知る事ができ、当該アクションに対し評価、コメント、クリップ、フォローなどを行うことにより、ユーザとコミュニケーションをとることができる。
<アルバムまたは画像への投票>
図18〜23にて説明した画像の投稿の一方、コンテストの投票期間中は、当該コンテストの審査対象となるユーザ(二次審査に合格したユーザ)、および当該ユーザが画像管理アプリにて公開している画像に対し、他のユーザから投票が行われる。以下、ユーザまたは画像に対する投票(図16のS112およびS114)に係る処理について、図24〜26を用いて説明する。なお、地方予選における投票処理と、本選における投票処理とは同じであるので、以下の説明では地方予選と本選とを区別せずに説明を行う。
本発明において、コンテストにおける投票は、画像管理アプリのコミュニケーション機能を利用して行われる。ここで、「コミュニケーション機能」とは、画像管理アプリのあるユーザが、他のユーザまたは他のユーザが公開した画像や記事などに対し能動的に働きかけることができる機能を意味する。具体的に言えば、コミュニケーション機能とは、公開された画像や記事に対する評価(いいね)、コメント、クリップ(お気に入りまたはブックマーク)、シェアの付与機能、ページ閲覧、ならびに、他のユーザをフォローするフォロー機能などである。これらのコミュニケーション機能の実行を指示するボタンや入力欄などは、画像管理アプリの任意の画面に設けることができる。
なお、以降、コミュニケーション機能を実行した(いいね、コメント、クリップの付与またはキャンセル、ならびにフォローまたはフォロー解除)ことを示す情報を、コミュニケーション情報と称する。
ここで、「評価」とは、画像やアルバム、またはユーザ自身に対する共感や評価の高低を示すものである。上述のように、画像管理アプリの各画面においては「いいね」ボタンを押下することで、評価を簡単に付与することができる。したがって、「評価」は、最も投票向きのコミュニケーション機能であるともいえる。
また「コメント」とは、画像やアルバム、またはユーザ自身に対する感想を示すものである。コメントは、上述した評価よりも付与に手間がかかる(コメント内容を記入する必要がある)ため、よりコミュニケーションレベルの高いコミュニケーション機能といえる。なお、コメントに数字を入力させ、当該数字を投票数と換算することとしてもよい。また、あるユーザから、特定の画像、アルバム、他のユーザへのコメント付与回数の上限を設定していてもよい。これは、例えばごく短いコメントを大量に付与することで、特定の画像、アルバム、ユーザに対し組織票を入れることを防止するためである。
「クリップ」とは、お気に入りとも呼ばれる、しおりのような機能である。クリップを付与したユーザは、クリップを付与した画像やアルバム等を別途まとめて閲覧可能であってもよい。クリップは、画像やアルバム等を評価よりもより高く評価したとみなすこともできる。一方、クリップは、評価よりも、当該クリップを付与したユーザが、クリップが付与された画像を所有したいという意思が強いともいえる。そのため、コミュニケーション機能のうち、クリップと評価とは、画像管理アプリ内で併用されることが望ましい。
「シェア」は、シェアを付与したユーザが、シェアを付与した画像またはアルバムを他のユーザ(画像またはアルバムの投稿者とは別の、画像管理アプリの利用者)と共有するためのコミュニケーション機能である。投票者が、画像やアルバムを投稿したユーザ(応募者)の当該画像やアルバムをさらに他のユーザと共有することにより、応募者の投票数のさらなる増加を促すことができる。また、画像管理アプリ全体においても、このように画像またはアルバムのシェアが繰り返されることで、アプリのSNS機能がより活性化するという利点がある。なお、当該シェア機能は画像管理アプリ内だけでなく、例えば連携したメッセージアプリなどへのシェアであってもよい。
「ページ閲覧」とは、あるユーザの専用画面(マイページやアルバム詳細画面など)を、他のユーザが閲覧する行為を示す。ページ閲覧数の多いユーザは、より人気があるまたは他のユーザからより関心を持たれているユーザと考えられる。そのため、ページ閲覧を投票とみなす(すなわち、ページ閲覧数を得点換算する)ことにより、画像管理アプリ内でより人気や関心を持たれているユーザを高得点とすることができる。
「フォロー」は、あるユーザが、SNSでの動向や情報を知りたい他のユーザへ行う一方的な関係付けである。ただし、フォローしたユーザからもフォローされた場合は、双方向の関係付けとなる(相互フォロー)。フォローしたことを投票とみなす、すなわちフォロワーの数を投票数とみなすことにより、例えば画像管理アプリの利用を比較的最近始めたユーザ(ビギナー)が応募者の場合、フォロワーを増やすことを促すことができ、画像管理アプリのDAUを増加させることにつながる。また、既存のフォロワー数を投票数とみなす場合、ビギナーに比べ画像管理アプリを以前から利用しているユーザが有利になる。したがって、画像管理アプリを以前から利用しているユーザが多い場合はこの場合もDAUを増加させることができる。
なお、本実施形態では「フォロー」はユーザ間で行うものとしたが、ユーザと画像(アルバム)との間で行うものとしてもよい。例えばあるユーザが、情報の変更などがあった場合に当該変更を通知してほしいアルバム(他のユーザのアルバム)をフォローすることができてもよい。またこの場合、当該アルバムに係る情報の変更(例えば画像の追加および削除や公開設定の変更、アルバムに付されたコメントやアルバム名の変更など)があると、当該変更を示す通知または記事が当該アルバムのフォロワーに提示されてもよい。
なお、上述した各種コミュニケーション機能のうち、一部の実行のみを、投票対象(二次審査に合格したユーザの画像、アルバム、記事、およびコンテスト応募者(二次審査合格者)のアカウント)に対する投票とみなしてもよい。その場合、上記コミュニケーション情報は、当該投票とみなされるコミュニケーションの実行のみを示す情報であってもよい。
図24は、画像管理アプリにおける投票処理の流れを示すフローチャートである。以下、画像管理アプリのユーザであって投票を行うユーザを「投票者」と称する。携帯端末6はまず、ユーザが決定した投票対象(画像、アルバム、記事、およびコンテスト応募者のアカウント)と、コミュニケーション情報とを特定する(S500)。投票対象とコミュニケーション情報とは、画像管理アプリの各画面で所定の操作(ボタン押下など)が行われることにより決定される。
図25は、コンテストの応募者(二次審査の合格者)の投稿画像を閲覧するために、携帯端末6にて行う操作を示す図である。(a)は、コンテストの特設ウェブサイトから、(b)は画像管理アプリのタイムラインからユーザの投稿画像を閲覧するための操作方法を示している。ユーザは携帯端末6を操作することにより、図25の(a)に示すコンテストの特設ウェブサイトにアクセスする。なお、当該特設ウェブサイトは画像提供サイトの一部であっても良いし、別のウェブサイトであってもよい。図示の通り、特設ウェブサイトには、二次審査を通過したユーザの、画像管理アプリ上でのマイページ3100を表示するためのリンクアイコン2321〜2326が配置されている。なお、当該アイコンの画像は特に限定しないが、例えばエントリー画像や、二次審査の際に撮影した画像、画像管理アプリ上でのユーザアイコンの画像、もしくは、コンテスト応募者が指定した任意の画像などであってよい。また、リンクアイコン2321〜2326には、コンテストの応募者を特定するために、応募者の名前、画像管理アプリ上のニックネーム、およびアプリ会員IDのいずれかが付されていてもよい。投票者がリンクアイコン2321〜2326のいずれかを選択すると(図25の(a)の場合はリンクアイコン2323)、携帯端末6は画像管理アプリを起動し、当該アイコンの示す応募者のマイページ(いわゆるフレンドページ)3100Bを表示部605に表示させる。なお、画像管理アプリへのログインがまだの場合は、応募者のマイページ3100Bを表示させる前に画像管理アプリへのログイン処理を行ってもよい。
一方、図25の(b)に示すように画像管理アプリからユーザの投稿画像を閲覧しようとする場合、例えば、投票者は、自己のタイムライン画面3300から、応募者の記事を検索する。そして、投票者が図示の通り応募者のユーザアイコン3311Bを選択すると、画像管理アプリは、当該ユーザアイコン3311Bが示す応募者(ここではユーザB)のマイページ3100Bを表示部605に表示させる。なお、図25の(b)で示した以外のボタン等から、コンテストの応募者のマイページ3100Bに遷移できるようにしてもよい。例えば、投票者が応募者をフォローしている場合、画像管理アプリ上でフォローしているユーザの一覧(またはフォローしているユーザのうちの、コンテストの応募者の一覧)を表示させ、その中から応募者を選択させてもよい。
図26は、コンテスト応募者のマイページまたはアルバム詳細画面から、当該ユーザの投稿画像または投稿画像を含むアルバムに対し投票する際の操作および画面遷移を示す図である。図25の(a)または(b)に示す操作を行うことにより、図26の(a)および(b)に示すように、コンテスト応募者のマイページ3100が表示される。ここで、投稿タブ3130B内の記事、またはアルバムタブ3120B内のアルバムが選択されると、画像管理アプリはコンテスト応募者(ユーザB)のアルバム詳細画面3200Bを表示する(図26の(c))。そして、アルバム詳細画面3200にて、サムネイルのいずれかが選択されると、選択されたサムネイルが示す画像が当該サムネイルより大きなサイズで重畳表示される(図26の(d))。なお、応募者のマイページ3100Bにおいて、投稿タブ3130B内の記事に含まれるサムネイルを選択した場合も、図26の(d)に示す画面を重畳表示してよい。
図26の(d)に示す画面は、図20(b)に示した(投票者自身の)画像を重畳表示する画面と同様の構成に加えて、評価ボタン4000と、コメント記入ボタン4001とが配置されている。投票者は、評価ボタン4000またはコメント記入ボタン4001を押下することにより、評価またはコメント(コミュニケーション機能)を実行するとができる。なお、コメント記入ボタン4001が押下された場合、さらにコメント内容の入力欄を表示し、投票者にコメント内容を記入させる。
このように、投票者が、投票対象を示す情報(図25〜26の場合は、コンテスト応募者であるユーザBの特定の画像)と、コミュニケーション情報(図25〜26の場合は、評価またはコメント)とを決定すると(図24のS500)、携帯端末6の制御部601は、投票対象を示す情報と、コミュニケーション情報とをサーバ4に送信する(S502)。サーバ4の制御部401はこれを受信すると(S504、情報取得ステップ)、投票対象が画像またはアルバムである場合は画像管理部415に、投票対象がユーザ自身である場合は、ユーザ管理部416に上記投票対象を示す情報およびコミュニケーション情報を送る。画像管理部415は、投票対象が画像の場合画像情報を、投票対象がアルバムの場合アルバム情報をコミュニケーション情報に従って更新する(S506)。また、ユーザ管理部416は、アプリ会員情報をコミュニケーション情報に従って更新する(S506)。
制御部401は、画像管理部415またはユーザ管理部416による更新が終了すると、投票が完了したことを示す投票完了通知を携帯端末6に送信する(S508)。携帯端末6の制御部601は投票完了通知を受信すると(S510)、投票反映後の画面、例えば、図26の(d)における評価の件数などが、投票を反映して増加させられた画面を作成し、表示部605に表示させる(S512)。
なお、図26の(d)では、投稿された画像1枚に対し、投票者が1回評価を実行する例について説明したが、本発明に係る画像管理アプリでは、1つのアルバムについて評価、コメント等のコミュニケーション機能が実行可能であってもよい。例えばコンテスト応募者のマイページ3100B(図26の(b))およびアルバム詳細画面3200B(図26の(c))にて、選択したアルバム自体に評価およびコメントを付与可能であってよい。また、図25の(b)にて示した、投票者のタイムライン画面3300において表示されている、コンテスト応募者(ユーザB)の記事1件に対して評価、コメント等のコミュニケーション機能が実行可能であってもよい。例えば、図25の(b)に示すように、タイムライン画面3300Bに評価ボタン3900とコメントボタン3901とを配置し、評価ボタン3900とコメントボタン3901とのいずれかが押下された場合に、この記事に対する投票とみなしてもよい。
もしくは、評価ボタン3900とコメントボタン3901とのいずれかが押下された場合に、当該記事に示されているサムネイルが示す画像(すなわち、アルバムに追加された画像)1枚1枚に対し1回の評価または1件のコメントが付与されたとみなし、かつ当該評価またはコメントを投票とみなしてもよい。なお、この記事に対する投票と、各画像に対する投票とは別個の投票(別個の評価またはコメント)として扱われてよい。具体的には、投票者が上記記事にて評価を付した場合上記評価を1投票と換算し、さらに上記記事に含まれる(記事にてアルバム追加が示された)画像に別途評価を付した場合、当該画像に付した評価も1投票と換算して良い。
また、コンテストにおいて、最終的に順位づけの対象となるのがコンテスト応募者(応募者のアカウント)である場合、当該応募者自身へのコミュニケーション機能の実行(フォローされた等)、応募者が投稿した画像またはアルバムに対するコミュニケーション機能の実行(画像またはアルバムに対するコメント等)、および、記事に対するコミュニケーション機能の実行(記事自体に対するコメント等)を別個の投票とみなし、これらの投票数から算出される得点を合算してもよい。
以上のように、投票期間中、投票対象に対し、画像管理アプリの利用者から投票が行われる。そして、投票期間が終了すると、サーバ4の得点算出部418が、画像情報、アルバム情報、およびアプリ会員情報の少なくともいずれかを参照して、投票期間中(地方予選期間中、または本選期間中)の投票対象に対する投票から、当該投票対象の得点を算出する(得点算出ステップ)。得点算出部418の得点算出方法は特に限定しないが、例えば、単にコミュニケーション機能を実行した回数(コミュニケーション情報の数、具体的には評価件数、コメント数、クリップ数、シェア数、フォロー数など)をそのまま得点としてもよいし、投票種別、すなわちコミュニケーション情報の種類に応じて、得点に重みづけをしてもよい。例えば、投票者が画像等への共感を簡単に示す評価(いいね)は重みづけを軽く、投票者が当該画像をより強く気に入ったと推定できるクリップやシェアの場合は重みづけを重くしてもよい。
さらに、コンテストにおいて各ユーザの得点を算出し、順位づけする場合は、得点算出部418は、当該ユーザに対する投票(フォロー人数など)に加え、当該ユーザが投稿した画像およびアルバムへの投票も得点として合算してもよい。なお、この際も、ユーザ自身に対する投票と、投稿した画像またはアルバムに対する投票とで重みづけを変更してもよい。
また、一部のコミュニケーション機能の実行のみを投票とみなす(一部のコミュニケーション機能を投票に利用する)場合、以下に挙げるコミュニケーション機能の組合せを用いることが特に有効である。
例えば、評価とフォロー行為とを投票とみなしてもよい。この場合、評価件数とフォローされた数(投票対象が画像やアルバムの場合は投稿者のフォロワー数)とに同等の重みづけをして得点を算出することが望ましい。これは、あるユーザが他のユーザをフォローすると、フォローした当該ユーザのタイムラインにフォロー先ユーザ(上記他のユーザ)の記事が表示され、フォロー先のユーザの画像等の投稿状況が確認し易くなり、画像管理アプリのSNS機能がより活性化するという利点があるからである。
また例えば、評価とシェアとを投票とみなしてもよい。この場合、評価1件あたりの得点を、シェア1回あたりの得点よりも重く重みづけすることがより望ましい。これは、例えばある画像について評価とシェアとがなされた場合、コンテスト応募者のユーザはより得点を得られることになり、また画像管理アプリ全体としては、互いに画像等を評価し合う、またはシェアし合うことによりSNS機能が活性化するという利点があるからである。
また例えば、評価とコメントとを投票とみなしてもよい。この場合、評価1件あたりの得点よりも、コメント1件あたりの得点を重く重みづけすることがより望ましい。これは、コメントの方が評価よりも、ユーザ間のコミュニケーションレベルが高いためである。
また例えば、評価とクリップとを投票とみなしてもよい。この場合、評価1件あたりの得点よりも、クリップされた件数の得点を重く重みづけすることがより望ましい。これは、クリップは、評価よりもさらに気に入った投票対象に対して行われるコミュニケーションであるためである。したがって、クリップされた件数を評価件数よりも重く重みづけすることにより、投票対象への各ユーザのお気に入りの度合いを得点に反映させることができる。
さらに、同じコミュニケーション機能を用いて投票した場合でも、投票者の画像管理アプリにおける会員種別によって、投票対象に付与される得点を変更しても良い。具体的には、投票者が画像管理アプリの有料会員であるか、無料会員であるかに応じて、1投票の得点換算率を異ならせてもよい。
より具体的には、例えば投票者が有料会員である場合は、同じコミュニケーション機能を用いた1投票あたりの得点を、無料会員の1投票に比べ高くしてもよい。例えば、投稿された画像に対する有料会員の1回の評価を5ポイント、無料会員の1回の評価を1ポイントと換算することとする。この場合、評価件数が100件、うち60件が有料会員からの評価、40件が無料会員からの評価の場合、得点は340ポイントとなる。一方、評価件数100件のうち40件が有料会員からの評価、60件が無料会員からの評価の場合は260ポイントとなる。
また、上記会員種別に応じて、投票できる回数の上限(コミュニケーション機能を実行することができる回数、または実行回数のうち投票とみなす回数の上限)を設定してもよい。さらに、投票者が無料会員から有料会員にアップグレードした場合、上記得点換算率または上記投票できる回数の上限を高くしてもよい。
さらには、アプリ会員情報にユーザの出身地域または現住所の地域などを示す情報を格納しておき、コンテストの応募者であるユーザの出身地域や現住所の地域と、投票者であるユーザの出身地域や現住所の地域とが一致した場合は、一致しない場合に比べ1投票の得点換算率を高く設定する、または投票できる回数の上限(コミュニケーション機能を実行することができる回数、または実行回数のうち投票とみなす回数の上限)を高く設定してもよい。また、投稿された画像を作成した画像作成装置1の設置地域を、コンテストの応募者であるユーザの出身地域や現住所の地域の代わりに利用してもよい。
さらには、投稿された画像を作成した画像作成装置1の機種に応じて、当該画像に対する投票における得点換算率を異ならせてもよい。例えば、画像作成装置1として最新機種を用いた場合に得点換算率を高くしてもよいし、逆に古い機種を用いた場合に得点換算率を高くしてもよい。また、コンテスト向けの機種を用いた場合に得点換算率を高くしてもよい。
以上のように、本実施形態にて説明したコンテストでは、画像管理アプリのSNS上に画像または画像群(アルバムまたはタイムライン記事)を投稿することがコンテストへの応募(地方予選または本選のための画像または画像群の投稿)となる。また、上記コンテストでは、画像管理アプリの利用者は、上記SNS上に投稿された画像、画像群、およびこれらの投稿者であるユーザ(コンテストの応募者)に対し直接行ったコミュニケーションが投票とみなされる。そのため、上記応募者と上記投票者との間の直接的なコミュニケーションを促進させることができる。そのため、例えば応募者からの投稿画像を集め、集めた投稿画像を、画像公開用(投票受け付け用)の1アカウントからまとめて投稿し、投稿画像などに対する投票を可能にした場合よりも、利用者間でのコミュニケーションが深く構築される。したがって、画像管理アプリのSNS機能の利用をより活性化することができるという利点がある。
より具体的には、例えばあるユーザが1枚の画像を投稿し、他のユーザが上記画像に対し評価(コミュニケーション機能)を行ったとする。この場合、上記画像の投稿者であるユーザは、「画像が評価された」という事に加え、「他のユーザが画像を評価してくれた事でコンテストにおける得点が得られた」とも感じると推定される。
換言すると、上記ユーザは通常のSNS機能としての「評価」を受けた場合、非投票期間中よりもコンテストの投票期間中の方が得られる恩恵が大きい。そのため、上記ユーザは、投票期間中に画像を評価してくれた他のユーザに対しより興味を持つと考えられる。そして、上記ユーザが投票してくれた他のユーザに対し、何らかのコミュニケーション(他のユーザの画像への評価返し(いわゆる、いいね返し)など)を行う確率が高まるといえる。
したがって、上述のようにコンテストを開催し、かつ投稿された画像、画像群、およびこれらの投稿者であるユーザに対し直接行ったコミュニケーションを投票をみなすことにより、画像管理アプリのSNS上での利用者間のコミュニケーションをより一層増加させることができるという効果を奏する。
なお、得点算出部418は、少なくとも投票期間の終了時に、投票対象であった画像、アルバム、およびユーザの得点を算出できればよい。加えて、得点算出部418は、投票期間中も上記投票対象の得点を随時算出してもよい。つまり、得点算出部418はコンテストの途中経過を集計してもよい。当該途中経過の集計タイミングは特に限定されない。
また、得点算出部418は、投稿された画像およびアルバムのうち、ユーザがコンテストの得点算出対象として指定した画像またはアルバムのみの得点を算出し、順位づけをしてもよい。この場合、画像管理アプリ上等でユーザがコンテストの得点算出対象となる画像またはアルバムを指定し、当該指定はサーバ4の画像管理部415に送信される。そして画像管理部415は、画像の場合は画像情報、アルバムの場合はアルバム情報に、当該画像またはアルバムがコンテストの得点算出対象であることを示す情報を付加する。そして、得点算出部418は得点算出の際に、上記付加された情報を参照し得点算出対象の画像またはアルバムのみの得点を算出すればよい。
また、画像管理アプリにて、ユーザは自分自身が投稿した画像およびアルバム、および自分自身のアカウントに評価、コメント等のコミュニケーション機能を使用可能であってもよい。換言すると、ユーザは、自分が投稿した画像およびアルバム、ならびに自分自身のアカウントに投票可能であってもよい。
画像管理アプリにおいて投稿される画像およびアルバム、ならびに提示される記事、および画像管理アプリのユーザ自身の情報は、公開するか否かを設定可能であってもよく、公開設定に応じて、他のユーザに提示する情報を変更してもよい。また、ユーザに係る情報は、当該情報を閲覧する他のユーザと、上記ユーザとの関係性(フォロー関係)に応じて閲覧可能な範囲が変更されてもよい。より具体的には、画像管理アプリにおけるユーザのアカウント自体を公開とした場合、他のユーザ全てに、上記ユーザ自身の情報(ニックネーム、フォロワー数など)が公開することが望ましい。一方、上記アカウントを非公開とした場合は、当該ユーザと関係があるユーザ、すなわち当該ユーザのフォロワーのみが上記ユーザに係る情報を閲覧可能にすることが望ましい。また、画像管理アプリにおいて、画像、アルバム、または記事のいずれかについて公開とした場合、当該画像、アルバム、またはタイムライン情報は、上記ユーザのアカウントの公開範囲に含まれるユーザから閲覧可能とすることが望ましい。一方、画像、アルバム、または記事のいずれかについて非公開とした場合、当該画像、アルバム、または記事は、ユーザ自身のみが閲覧可能とすることが望ましい。
図27は、コンテストにエントリーしたユーザの各種公開設定、および当該ユーザと投票者との関係性に応じて投稿画像の閲覧可否を決定する場合の処理の流れを示すフローチャートである。あるユーザが他のユーザの画像、アルバム、または他のユーザ自身に投票しようとするときで、当該ユーザが投票先のユーザをフォローしている場合(S600でYES)、投票先ユーザのアルバムのうち、公開可能に設定されたアルバム(公開アルバム)が有る場合(S604でYES)、当該公開アルバムがユーザに提示される(S606)。なおここで、公開アルバムが無い場合(S604でNO)、ユーザには、投票先ユーザのアルバムが公開されていない旨が通知される(S608)。なお、この場合、ユーザから投票先ユーザに対し、アルバム公開のリクエストメッセージ等を送信できるようにしてもよい。
一方、ユーザが投票先のユーザをフォローしていない場合(S600でNO)、投票先のユーザのアカウントが公開アカウントである場合(S602でYES)は、ユーザが投票先のユーザをフォローしている場合と同様の表示を行えばよい、一方、投票先のユーザのアカウントが非公開アカウントである場合(S602でNO)は、ユーザは上記投票先ユーザの情報を閲覧することができない。このとき、ユーザには、上記投票先ユーザの情報が非公開であることが通知される(S610)。なおこの場合、ユーザから投票先ユーザに、アカウント公開のリクエストメッセージ等を送信できるようにしてもよい。
このように、投票先ユーザの公開設定に応じて、投票するユーザに閲覧させる情報を制限することにより、例えば他人に見られたくない画像や、コンテストの応募対象としたくない画像をユーザ自身のみが閲覧できるようにすることができる。
なお、上述の説明では、コミュニケーション情報は画像情報、アルバム情報、およびアプリ会員情報に含まれることとして説明したが、これらの情報とは別に、コミュニケーション情報を管理してもよい。より具体的には、サーバ4はコミュニケーション機能を利用したコミュニケーション履歴を別途保存しておき、得点算出部418は当該履歴(および画像情報、アルバム情報、またはアプリ会員情報)を参照することにより、得点を算出してもよい。
さらには、上記コミュニケーション履歴は、コミュニケーション機能の利用として、各コミュニケーション機能でキャンセル(評価、コメント、クリップ、シェア、フォローの取り消しなど)を行ったことも記録していてよい、そして、得点算出部418は、上記キャンセルがあった投票対象の得点を減算してもよい。
図28は、投票のキャンセルが可能な場合における、上記投稿画像の得点の集計方法を示す図である。また、図29は、画像のコミュニケーション履歴のデータ構造を示す図である。なお、図28および図29の例では投票対象が画像であり、投票が評価(いいね)である場合を示しているが、投票対象がアルバムまたはユーザの場合でも、また他の投票の種類であってもコミュニケーション履歴の構成および得点算出の方法は同様である。コミュニケーション履歴は、図29に示す通り、画像IDに、投票者のアプリ会員ID(「投票者」列の示す情報)と、当該画像が現在評価(いいね)状態なのか(TRUE)、評価キャンセル状態なのか(FALSE)を示す情報と、評価した時刻、および当該投票者の、当該画像に対する評価の履歴(ログ)とが対応付けられた情報である。得点算出部418はコミュニケーション履歴を参照することで、画像の現状の評価状態および評価日時と、今までの評価および評価キャンセルの履歴とを得ることができる。なお、コミュニケーション履歴は地方予選のものと本選のものとが区別されていても、共通になっていてもよい。
次に、図28を用いて得点算出の具体例を説明する。図28は、1人の投票者が、1枚の画像に対し行った評価(いいね)の履歴と、得点算出部418が算出する得点(ポイント、pt)とを示している。図示の通り、画像が地方予選期間中において評価され1回評価キャンセルされた後再度評価され、さらに、本選期間中において評価キャンセルされ、評価され、最終的に再度評価キャンセルされたとする。この場合、例としては、図示のように方法1〜3の3通りの得点算出方法が考えられる。
方法1は、地方予選の投票期間終了時と、本選の投票期間終了時とにおいて、常に最新の評価状態(評価されているか否か)に応じて得点を付与する方法である。つまり、地方予選の投票終了時には、画像は評価されているのでポイントを付与し、本選の投票終了時には画像は評価されていないのでポイントを付与しない。得点算出部418は、コミュニケーション履歴の、現在の評価状態を参照することにより、上述の方法1のような得点集計を行うことができる。なお、方法1において、本選のポイントは、地方予選のポイントを合算したものであってもよい。以下の方法2および3も同様である。
一方、方法2は、得点算出部418がコミュニケーション履歴のログを確認し、画像が評価されたのべ回数(累積数)から得点を算出する方法である。図示の通り、地方予選では、この投票者から累積2回、画像が評価されているため、1回の評価を1ポイント(1pt)とした場合、地方予選のポイントは2ポイントとなる。一方、本選では、累積1回画像が評価されているため、ポイントは1ポイントとなる。
また、方法3は、得点算出部418がコミュニケーション履歴のログを確認し、1回の評価を1ポイント(1pt)、1回の評価キャンセルをマイナス1ポイント(−1pt)と計算する方法である。このように、評価回数と評価キャンセル数を相殺することで、地方予選と本選の投票期間中それぞれでの、実際の評価件数に応じた得点を付与することができる。なお、方法3を採用する場合、図示の通り本選での総得点はマイナス(−1pt)となる。このように、コンテストにおいてマイナス得点が生じることを許容してもよいし、得点がマイナスになった場合は得点無し(0ポイント)としてもよい。このように評価キャンセルを得点算出の際に考慮することにより、投票のためコンテスト期間中だけコミュニケーション機能を過度に用いた場合などに、適宜得点を減じることで、コンテストの順位をより公正なものにすることができる。さらには、評価を1回行ったときに得られる得点よりも、上述のような評価キャンセルを1回行った際に減算される得点の方を多くしてもよい。具体的には、1回の評価で1ポイントを得られる場合、1回評価キャンセルを行うと2ポイントが減算される(マイナス2ポイント)ことにしてもよい。
〔変形例〕
なお、本発明に係る画像管理システム10を利用して開催するコンテストは、特定の機種の画像作成装置1(例えば、ミスコンエントリー用の画像作成装置1など)の作成画像のみを、投票および得点算出対象とするコンテストであってもよい。この場合、上記特定の機種の画像作成装置1の利用をより強く促進することができる。
一方、全ての機種の画像作成装置1での作成画像をコンテストの投票および得点算出対象としてもよい。この場合、より多数のユーザをコンテストにエントリーおよび応募させることができるため、コンテストおよび画像管理アプリのSNS機能をより活性化することができる。また、コンテストの応募者は、好みの画像作成装置1や、自分を最も写りよく撮影することができる画像作成装置1などを選択して、選択した画像作成装置1の作成画像をコンテストの投票対象として投稿することができるため、コンテスト応募者の画像やアルバム投稿の意欲を向上させることができる。また、より多くの画像、アルバム、およびユーザの中から投票対象を決めることができるので、コンテストの投票者にとってもコンテストをより魅力的なものにすることができる。
また、本発明に係る画像管理システム10において、画像作成装置1がコンテストの投票を受付けてもよい。この場合、画像作成装置1は、サーバ4から投票対象となる画像、アルバム、またはユーザの情報を受信しユーザに提示することで、ユーザに投票する画像、アルバム、またはユーザを選択させる。そして、当該選択に応じて、サーバ4の画像管理部415またはユーザ管理部416に、上記選択をコミュニケーション情報として送信する。
得点算出部418は、得点算出を行う際に、上記画像作成装置1から受信したコミュニケーション情報と、画像情報、アルバム情報、またはアプリ会員情報に含まれるコミュニケーション情報とに基づき得点を算出する。なおこのとき、得点算出部418は、画像作成装置1から受信したコミュニケーション情報と、サーバ4に格納されていたコミュニケーション情報とで、得点の重みづけを変更してもよい。例えば、画像作成装置1から受信したコミュニケーション情報により重みづけすることにより、画像作成装置1からの投票をより優位にすることができる。これにより、画像作成装置1からの投票が促進され、よって画像作成装置1の利用が促進される。そして、画像作成装置1は、後に画像管理アプリにて投稿する画像を作成する装置である。したがって、画像作成装置1の利用が促進されることにより、画像管理アプリでの画像の投稿も増加させることができる。よって、画像管理アプリをより魅力あるものにすることができ、当該アプリの利用を活性化させることができる。
また、本発明に係る画像管理システム10において、サーバ4は複数のサーバであってもよい。具体的には、サーバ4は、画像提供サイトを運営するサイトサーバと、画像管理アプリを運営するアプリサーバと、コンテストへのユーザのエントリーに係る処理を行うエントリーサーバと、コンテストの得点算出に係る処理を行うコンテストサーバとに分かれていてもよい。また、上記複数のサーバはそれぞれデータの送受信を行ってもよい。上記複数のサーバの構成の一例について、図1を再び参照して説明する。上記複数のサーバはそれぞれ、通信部403と、制御部401と、記憶部402とを備えている。
サイトサーバは、制御部401の通信制御部411、通知作成部412、ページ作成部413、画像保存部414、およびユーザ管理部416を備えるとともに、記憶部402の通知データベース421、会員データベース422、ページデータベース423、および画像データベース424を備える。サイトサーバは、画像提供サイトに係る処理を行う。
アプリサーバは、制御部401の通信制御部411、画像管理部415、およびユーザ管理部416を備えるとともに、記憶部402の会員データベース422および画像データベース424を備える。なお、会員データベース422および画像データベース424はサイトサーバと共有でも別個に備えていても構わない。アプリサーバは、画像管理アプリに係る処理を行う。
エントリーサーバは、制御部401の通信制御部411およびエントリー受付部417を備えるとともに、記憶部402のエントリーデータベース426を備える。エントリーサーバは、エントリー処理を行う。
コンテストサーバは、制御部401の通信制御部411および得点算出部418を備えるとともに、記憶部402の会員データベース422および画像データベース424を備える。なお、会員データベース422および画像データベース424はサイトサーバおよびアプリサーバの少なくともいずれかと共有でも別個に備えていても構わない。コンテストサーバはコンテストの得点算出に係る処理を行う。
また、本発明に係る画像管理システム10において、コンテストの投票者は、画像管理アプリまたは画像提供サイトから課金することにより投票のために必要なポイント(投票ポイント)を購入し、コミュニケーション機能の実行と併せて、当該購入したポイントを消費することによって投票が完了するようにしてもよい。
また、上記投票ポイントは、得点算出部418が算出する、ユーザ自身の得点に、所定の重みづけを加えて加算されてもよい。つまり、投票ポイントが投票の代わりになってもよい。さらには、上記投票ポイントは、ユーザが定めた他のユーザに譲渡可能であってもよい。これにより、コミュニケーション機能の実行以外の手段で、ユーザが応援する他のユーザ(コンテストの投票対象者)に得点を上乗せすることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
画像作成装置1、サーバ4、および携帯端末6の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、画像作成装置1、サーバ4、および携帯端末6は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。