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JP2017049220A - 表示装置、表示方法、検索装置、端末装置、及び、プログラム - Google Patents

表示装置、表示方法、検索装置、端末装置、及び、プログラム Download PDF

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JP2017049220A
JP2017049220A JP2015175094A JP2015175094A JP2017049220A JP 2017049220 A JP2017049220 A JP 2017049220A JP 2015175094 A JP2015175094 A JP 2015175094A JP 2015175094 A JP2015175094 A JP 2015175094A JP 2017049220 A JP2017049220 A JP 2017049220A
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健一郎 矢野
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Abstract

【課題】ユーザが指定した評価を多く得ている施設の情報を好適に提示する。【解決手段】ナビゲーション装置100は、施設検索を行う場合に、走行予定経路上の複数の到着予想地点周辺の施設に対し、ユーザが指定した評価情報取得条件Teを満たす該当評価情報をサーバ装置200から受信する。そして、ナビゲーション装置100は、該当施設の評価情報平均数Nvを算出し、評価情報平均数Nvよりも該当評価情報の件数が多い施設情報を走行予定経路と共に地図上に表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、目的地までの経路付近に存在する施設の情報を提供する手法に関する。
ナビゲーション装置において、複数のユーザによる施設の評価に基づき施設を検索する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザ操作に応じて任意のランドマークに対して評価値であるユーザレートを設定すると共に、ユーザ操作に応じ、ユーザレートが設定されたランドマークの中からユーザ所望のレートのランドマークを抽出し、この抽出したランドマークのみを配置した地図画面を表示する表示システムが開示されている。
特開2008−281487号公報
特許文献1では、ある施設に対する口コミ数が例え1件のみであってもその1件の評価が高ければ当該施設が表示されやすくなる。しかし、このように口コミ件数が少ない場合には、評価の信ぴょう性が薄いため、必ずしもユーザの希望に沿った施設が表示されるとは限らない。
本発明の解決しようとする課題としては、上記のものが一例として挙げられる。本発明は、ユーザが指定した評価を多く得ている施設の情報を好適に提示することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索して表示する表示装置であって、前記経路周辺の施設情報を検索する検索部と、評価情報取得条件を取得する条件取得部と、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得部と、前記施設情報のうち前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、検索装置であって、出発点と目的地、及び評価情報取得条件を外部端末から受信する受信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索する探索部と、前記経路周辺の施設情報を検索し、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を検索する検索部と、前記施設情報のうち前記評価情報の検索結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を前記外部端末に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、端末装置であって、出発点と目的地、及び評価情報取得条件を検索装置に送信する送信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し、前記経路周辺の施設情報を検索し、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を検索し、前記施設情報のうち前記評価情報の検索結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を外部端末に送信する検索装置から、前記施設情報を受信する受信部と、前記受信部により受信された施設情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置が実行する表示方法であって、前記経路周辺の施設情報を検索する検索工程と、評価情報取得条件を取得する条件取得工程と、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得工程と、前記施設情報のうち前記評価情報取得工程による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記経路周辺の施設情報を検索する検索部と、評価情報取得条件を取得する条件取得部と、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得部と、前記施設情報のうち前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御部として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、記録媒体であって、請求項10に記載のプログラムが記録されていることを特徴とする。
施設情報提供システムの概略構成を示す。 ナビゲーション装置の概略構成を示す。 ナビゲーション装置の機能ブロック図を示す。 施設評価情報DBのデータ構造を示す。 施設検索処理の手順を示すフローチャートである。 施設検索処理の具体例を示す図である。 施設検索結果の表示例である。 年代に基づき該当評価情報の重み付けを行った場合の各施設のポイント数を示す表である。 変形例に係る施設検索処理のフローチャートである。 サーバ装置の機能ブロック図を示す。
本発明の好適な実施形態では、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索して表示する表示装置であって、前記経路周辺の施設情報を検索する検索部と、評価情報取得条件を取得する条件取得部と、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得部と、前記施設情報のうち前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御部と、を備える。
上記表示装置は、検索部と、条件取得部と、評価情報取得部と、制御部とを備える。検索部は、経路周辺の施設情報を検索する。評価情報取得部は、条件取得部が取得した評価情報取得条件に基づいて、施設情報に関する評価情報を取得する。制御部は、検索部が検索した施設情報のうち評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる。このようにすることで、表示装置は、検索した施設情報のうち、より評価情報取得条件に沿った評価情報を有する施設情報をユーザに提示することができる。
上記表示装置の一態様では、前記制御部は、前記評価情報取得条件を満たす評価情報の数が所定の閾値より大きい前記施設情報を前記表示部に表示させ、かつ、前記所定の閾値を、前記評価情報取得部が取得した評価情報の数に基づき定める。この態様により、表示装置は、取得された評価情報の数が多い施設情報を優先的にユーザに提示することができる。
上記表示装置の他の一態様では、表示装置は、前記施設情報ごとに取得された評価情報の平均数を算出する算出部を更に備え、前記制御部は、前記平均数よりも多い前記評価情報が取得された施設情報を、前記表示部に表示させる。この態様により、表示装置は、取得された評価情報の数が平均よりも多い施設情報をユーザに提示することができる。
上記表示装置の他の一態様では、表示装置は、前記経路上における通過前の到達地点を推定する推定部を更に備え、前記検索部は、前記到達地点周辺の施設情報を検索する。この態様により、表示装置は、既に通過した地点周辺の施設情報を検索するのを好適に抑制し、処理の低減を図ると共に、ユーザに不要な施設情報を提示するのを抑制することができる。
上記表示装置の他の一態様では、表示装置は、前記経路の交通情報を取得する交通情報取得部を更に備え、前記推定部は、前記交通情報に基づいて、ユーザが指定した時間帯に含まれる複数の時刻の各々における前記経路上の到達地点を推定する。この態様により、表示装置は、設定した各時刻に対応する到着予想地点を的確に推定し、施設情報の検索範囲を定めることができる。
上記表示装置の他の一態様では、前記制御部は、前記経路、及び、前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を、前記表示部に表示させる。この態様により、表示装置は、目的地までの経路と共に、条件に合致する施設情報を好適にユーザに認識させることができる。
本発明の他の好適な実施形態では、検索装置は、出発点と目的地、及び評価情報取得条件を外部端末から受信する受信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索する探索部と、前記経路周辺の施設情報を検索し、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を検索する検索部と、前記施設情報のうち前記評価情報の検索結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を前記外部端末に送信する送信部と、を備える。検索装置は、この態様により、外部端末から出発点と目的地、及び評価情報取得条件を受信した場合に、より評価情報取得条件に沿った評価情報を有する施設情報を外部端末に送信することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、端末装置は、出発点と目的地、及び評価情報取得条件を検索装置に送信する送信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し、前記経路周辺の施設情報を検索し、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を検索し、前記施設情報のうち前記評価情報の検索結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を外部端末に送信する検索装置から、前記施設情報を受信する受信部と、前記受信部により受信された施設情報を表示する表示部と、を備える。この態様により、端末装置は、出発点と目的地、及び評価情報取得条件を検索装置に送信することで、出発点から目的地までの経路周辺の施設であって、より評価情報取得条件に沿った評価情報を有する施設の情報を、好適にユーザに提示することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置が実行する表示方法であって、前記経路周辺の施設情報を検索する検索工程と、評価情報取得条件を取得する条件取得工程と、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得工程と、前記施設情報のうち前記評価情報取得工程による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御工程と、を有する。表示装置は、この制御方法を実行することで、検索した施設情報のうち、より評価情報取得条件に沿った評価情報を有する施設情報をユーザに提示することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記経路周辺の施設情報を検索する検索部と、評価情報取得条件を取得する条件取得部と、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得部と、前記施設情報のうち前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御部として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、検索した施設情報のうち、より評価情報取得条件に沿った評価情報を有する施設情報をユーザに提示することができる。好適には、上記プログラムは、記録媒体に記録されている。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施例に係る施設情報提供システムの概略構成を示す。図示のように、施設情報提供システムは、ナビゲーション装置100と、サーバ装置200とを備える。なお、図1の例では、便宜上1つのナビゲーション装置100を図示しているが、実際には多数のナビゲーション装置100が使用される。
ナビゲーション装置100は、車両の運転者の経路案内を行う装置であって、ユーザ入力により指定された条件を満たす施設を検索して表示する。ナビゲーション装置100は、一般的には車両に搭載されるものが多く、無線通信によりサーバ装置200との間で情報の送受信を行う。本実施例では、ナビゲーション装置100は、概略的には、目的地までの経路近傍の施設を検索し、ユーザが指定する評価の情報が多くサーバ装置200に蓄積された施設を優先的に地図上に表示する。
サーバ装置200は、ネットワークを介してナビゲーション装置100と情報の授受を行う。本実施例では、サーバ装置200は、施設の利用者が使用する端末から当該施設に関する評価(レビュー)の情報(「評価情報」とも呼ぶ。)を収集するサーバであり、収集された評価情報のデータベースである施設評価情報DB210を有する。
[ナビゲーション装置]
図2に、ナビゲーション装置100の構成を示す。なお、ナビゲーション装置100としては、車両に搭載されるものに限らず、人が持ち歩くポータブルタイプのもの、携帯電話やゲーム機などを利用してナビゲーション機能を実現するものなど、多種のものを利用することができる。
図1に示すように、ナビゲーション装置100は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU22、ROM23及びRAM24を含んでおり、ナビゲーション装置100全体の制御を行う。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データや施設データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶する。施設データは、例えば、施設ごとに、位置、ジャンル、地図上に表示する施設マーク、営業時間などの各種情報が関連付けられたデータベースである。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(Vehicle Information Communication System、登録商標)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データを、ディスプレイなどの表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、ディスクドライブ31、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式である場合には、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
なお、CPU22は、予めROM23などに記憶されたプログラムを実行することにより、本発明の「検索部」、「条件取得部」、「評価情報取得部」、「交通情報取得部」、「算出部」、「推定部」、「制御部」、及び本発明のプログラムを実行する「コンピュータ」として機能する。
[機能ブロック]
図3は、ナビゲーション装置100の機能ブロック図を示す。図示のように、ナビゲーション装置100のCPU22は、機能的には、条件取得部101と、交通情報取得部102と、出発点取得部103と、目的地取得部104と、経路探索部105と、推定部106と、施設検索部107と、評価情報取得部108と、算出部109と、制御部110とを備える。
条件取得部101は、サーバ装置200の施設評価情報DB210から評価情報を取得する条件(「評価情報取得条件Te」とも呼ぶ。)を取得し、評価情報取得部108へ出力する。この場合、条件取得部101は、例えば、評価情報取得条件Teを指定するユーザの入力情報を入力装置60から受信することで、評価情報取得条件Teを取得する。なお、条件取得部101は、ユーザ入力に基づき施設検索条件を取得する代わりに、外部の携帯電話又はコンピュータから施設検索条件の情報を、通信装置38を介して取得してもよい。
ここで、評価情報取得条件Teは、施設を選択する際にユーザが重視する評価に関する条件であり、例えば食事施設を検索する場合には、「うまい」、「おいしい」などの味に対する条件、「清潔感がある」、「座席が広い」、「接客が良い」などの店内の様子やサービスに関する条件などが該当する。食事施設以外の施設についても同様に、施設を選択する際にユーザが重視する評価に関する条件が評価情報取得条件Teとして指定される。なお、評価情報取得条件Teは、上述した例のように所定のワードを指定した条件に限らず、後述するように、評価を数値化した評価値を指定した条件であってもよい。
交通情報取得部102は、交通情報を取得し、推定部106へ出力する。例えば、交通情報取得部102は、通信装置38がVICSセンタ等から受信した交通情報を取得する。
出発点取得部103は、ナビゲーション装置100が搭載された車両の出発点を取得して経路探索部105へ出力する。出発点取得部103は、例えば、図1に示す、ナビゲーション装置100が搭載された車両の現在位置を測位する自立測位装置10及びGPS受信機18などから、出発点情報を取得する。なお、出発点取得部103は、GPS受信機18などから出発点情報を取得する代わりに、ユーザが直接入力した出発点を取得してもよく、外部の携帯電話又はコンピュータなどから通信装置38が受信した出発点を取得してもよい。この場合、出発点取得部103は、ナビゲーション装置100が搭載された車両の出発点に限らず、任意の地点を出発点として取得してもよい。
目的地取得部104は、車両の目的地を取得し、経路探索部105へ出力する。目的地取得部104は、例えば、入力装置60へのユーザの直接入力を検出して目的地を取得する。なお、目的地取得部104は、外部の携帯電話やコンピュータなどから通信装置38が受信した目的地を取得してもよい。また、目的地取得部104は、車両の目的地に限らず、任意の地点を目的地として取得してもよい。
経路探索部105は、出発点取得部103から入力された出発点と、目的地取得部104から入力された目的地とに基づいて出発点から目的地までの経路を探索し、得られた経路を示す経路情報を、推定部106及び表示ユニット40に供給する。なお、経路探索部105は、目的地の他、距離優先、料金優先などの種々の経路検索条件を指定する入力を入力装置60により検知した場合には、指定された経路探索条件を満たすように、経路探索を実行する。
推定部106は、出発時刻より後の複数の時刻(「基準時刻Ttag」とも呼ぶ。)でのそれぞれの到着予想地点を、交通情報取得部102から取得した交通情報に基づいて推定する。この場合、まず、推定部106は、経路探索部105から供給される経路情報に基づき、経路探索部105が探索した経路であって、車両が通過前の経路(「走行予定経路」とも呼ぶ。)を認識する。次に、推定部106は、複数の基準時刻Ttagを定め、定めた各基準時刻Ttagにおける走行予定経路上での到着予想地点を、交通情報に基づいて推定する。そして、推定部106は、推定した到着予想地点の情報を、施設検索部107へ通知する。ここで、基準時刻Ttagは、例えば、出発時刻から目的地への到着予想時刻までの時間帯又は施設を立ち寄る時間帯としてユーザが指定した時間帯から均等な時間間隔となる複数の時刻に設定される。なお、出発時刻は自立測位装置10及びGPS受信機18などによりナビゲーション装置100が搭載された車両の現在位置を測位された時の時刻でもよいし、ユーザが直接入力した時刻や、外部の携帯電話又はコンピュータなどから通信装置38が受信した時刻でもよい。
施設検索部107は、データ記憶ユニット36が記憶する地図データを参照し、推定部106から通知された各基準時刻Ttagでの到着予想地点の周辺の施設(単に「該当施設」とも呼ぶ。)を検索する。この場合、施設検索部107は、各到着予想地点からの直線距離又は必要走行距離が所定距離(例えば100m)以内となる範囲を対象に、施設の検索を行う。そして、施設検索部107は、該当施設の識別情報(「施設ID」とも呼ぶ。)などの情報を、評価情報取得部108へ送信する。なお、施設検索部107は、施設のジャンルなどの施設の検索条件がユーザ入力により指定されていた場合には、指定された条件を満たす施設を、上述の該当施設として検索する。
評価情報取得部108は、評価情報取得条件Teを満たす各該当施設の評価情報(「該当評価情報」とも呼ぶ。)を、通信装置38を介してサーバ装置200から取得する。この場合、評価情報取得部108は、条件取得部101が取得した評価情報取得条件Te及び施設検索部107が検索した該当施設の施設IDを含む評価情報の取得要求を通信装置38によりサーバ装置200に送信する。この場合、サーバ装置200は、受信した評価情報の取得要求に含まれる施設ID及び評価情報取得条件Teに基づき、施設評価情報DB210から該当評価情報を該当施設ごとに検索し、検索結果を通信装置38へ送信する。そして、評価情報取得部108は、通信装置38が受信した検索結果を取得し、該当施設ごとの該当評価情報を、算出部109及び制御部110に供給する。
算出部109は、評価情報取得部108から供給された該当施設ごとの評価情報の件数を集計し、該当施設ごとの該当評価情報の件数の平均値(「評価情報平均数Nv」とも呼ぶ。)を算出する。具体的には、算出部109は、全ての該当施設の該当評価情報の合計数を、該当施設の数により割ることで、評価情報平均数Nvを算出する。そして、算出部109は、算出した評価情報平均数Nvを、制御部110へ通知する。
制御部110は、評価情報取得部108から通知された該当施設ごとの該当評価情報の件数と、評価情報平均数Nvとを比較し、評価情報平均数Nvよりも多い該当評価情報の件数となる該当施設を、表示対象として認識する。そして、制御部110は、表示ユニット40を制御することで、表示対象として認識した該当施設の情報を、走行予定経路等と共に地図上に表示する。
[施設評価情報DBの例]
図4は、施設評価情報DB210のデータ構造の一例である。図4に示す施設評価情報DB210は、施設ID、5段階評価、評価コメントの各情報を含む評価情報のデータベースである。サーバ装置200は、例えば、口コミサイトでの施設ごとの紹介ページなどで所定のフォームに従って入力された入力情報を、各施設の利用者が使用する端末から受信することで、施設評価情報DB210の各レコードを生成する。図4の例では、サーバ装置200は、5段階評価と、評価コメントとを含む入力フォームに従って入力された情報を受信することで、施設評価情報DB210の各レコードを生成している。
そして、サーバ装置200は、ナビゲーション装置100から評価情報取得条件Te及び該当施設の施設IDを含む評価情報の検索要求を受信した場合、指定された該当施設の施設IDと一致するレコードのうち、評価情報取得条件Teを満たすレコードを、各該当施設の該当評価情報として抽出する。
例えば、サーバ装置200は、評価情報取得条件Teとして5段階評価に関する条件(例えば5段階評価が3以上とする条件)が指定されていた場合には、5段階評価の項目を参照して、抽出するレコードを決定する。他の例として、サーバ装置200は、評価情報取得条件Teとして「うまい」などのワードが指定されていた場合には、指定されたワードを含む評価コメントを有するレコードを、該当評価情報として抽出する。このとき、好適には、サーバ装置200は、類語同士を関連付けた類語情報を記憶し、評価情報取得条件Teとして指定されたワード又は当該ワードの類語のいずれかを含む評価コメントを有するレコードを、該当評価情報として抽出するとよい。具体例として、サーバ装置200は、評価情報取得条件Teとして「うまい」が指定されていた場合には、類語情報を参照することで、「うまい」の類語(ここでは「おいしい」とする)を特定する。そして、サーバ装置200は、「うまい」及びその類語である「おいしい」を検索ワードとして評価コメントを検索し、該当するレコードを該当評価情報として抽出する。
なお、施設評価情報DB210は、図4に示すデータ構造に限定されない。例えば、5段階評価は、金額や味などの種々の評価項目ごとに設けられてもよく、また5以外の任意の数値を上限とする評価値であってもよい。
[施設検索処理]
(1)処理フロー
図5は、本実施例においてナビゲーション装置100のCPU22が実行する施設検索処理の手順を示すフローチャートである。CPU22は、図5に示すフローチャートを、施設検索を要求するユーザ入力等を検知するごとに実行する。なお、図5に示すフローチャートの実行時には、目的地等の経路検索条件を指定するユーザ入力等に基づき、経路探索部105が経路を探索し、目的地までの経路が既に設定されているものとする。
まず、CPU22の条件取得部101は、評価情報取得条件Teを指定する入力を、入力装置60により受け付ける(ステップS101)。なお、条件取得部101は、評価情報取得条件Teに加えて、施設を立寄る時間帯、施設のジャンルなどの種々の施設検索条件をさらに入力装置60により受け付けてもよい。
次に、推定部106は、経路探索部105から供給される経路情報及び交通情報取得部102から供給される交通情報等に基づき、走行予定経路上から、複数の到着予想地点を推定する(ステップS102)。例えば、この場合、推定部106は、出発時刻から目的地の到着予想時刻までの時間帯を所定時間幅(例えば15分)ごとに区切った各基準時刻Ttagでの走行予定経路上の到着予想地点を、交通情報に基づき推定する。なお、推定部106は、施設を立ち寄る時間帯の指定が施設検索条件に含まれていた場合には、指定された時間帯に属する複数の時刻を基準時刻Ttagとして設定する。
その後、施設検索部107は、地図データを参照し、推定された各到着予想地点の周辺に存在する施設を検索する(ステップS103)。なお、施設検索部107は、施設検索条件として施設のジャンルなどが指定されていた場合には、指定された条件を満たす施設を検索する。
次に、評価情報取得部108は、各該当施設の評価情報取得条件Teに合致する該当評価情報をサーバ装置200から取得する(ステップS104)。この場合、評価情報取得部108は、施設検索部107が検索した該当施設の施設ID及び評価情報取得条件Teを指定した評価情報の取得要求をサーバ装置200へ送信し、その応答としてサーバ装置200から通信装置38が受信した各該当施設の該当評価情報を取得する。
そして、算出部109は、評価情報取得部108が取得した該当施設ごとの該当評価情報の件数に基づき、1つあたりの該当施設に対する該当評価情報の平均値である評価情報平均数Nvを算出する(ステップS105)。そして、制御部110は、表示ユニット40を制御することで、ステップS105で算出した評価情報平均数Nvよりも該当評価情報の件数が多い該当施設の位置等を、目的地までの経路と共に地図上に表示する(ステップS106)。
なお、ステップS106では、制御部110は、評価情報平均数Nvよりも該当評価情報の件数が多い該当施設を表示対象としたが、これに加えて、評価情報平均数Nvと等しい該当評価情報の件数となる該当施設をさらに表示対象としてもよい。
(2)具体例
次に、図5に示す施設検索処理の具体例について、図6及び図7を参照して説明する。
図6(A)は、目的地までの走行予定経路と推定部106が推定した各到着予想地点(地点A〜D)とを示す。この例では、施設を立ち寄る時間帯として11時30分から12時15分までの時間帯が指定され、かつ、評価情報取得条件Teとして「おいしい」が指定されたものとする。
この場合、推定部106は、指定された時間帯における15分間隔の各時刻を基準時刻Ttagとて設定し、各基準時刻Ttagに対応する走行予定経路上の到着予想地点A〜Dを推定している。
図6(B)は、各到着予想地点A〜Dの周辺検索により検索された該当施設a〜fの位置を示す。図6(B)の例では、施設検索部107は、地点A周辺の施設a、地点B周辺の施設b、地点C周辺の施設c、地点D周辺の施設d〜fを該当施設として検索している。この場合、評価情報取得部108は、各施設a〜fの施設IDと、評価情報取得条件Teである「おいしい」とを、評価情報の検索要求に含め、通信装置38によりサーバ装置200へ送信する。
図6(C)は、評価情報の検索要求に基づく検索結果を示す表である。図6(C)に示す表は、該当施設a〜fごとに、評価情報取得条件Teである「おいしい」及びその類語「うまい」の施設評価情報DB210における検索件数と、検索件数の合計とをそれぞれ示している。そして、サーバ装置200は、該当施設a〜fごとに評価情報取得条件Teに合致する該当評価情報を施設評価情報DB210から抽出し、ナビゲーション装置100へ送信する。そして、算出部109は、この場合、該当施設a〜fの該当評価情報の合計が「20」(=1+7+1+5+3+3)であり、該当施設の数が「6」であることから、評価情報平均数Nvを「20/6(約3.3)」と算出する。よって、この場合、制御部110は、評価情報平均数Nvよりも該当評価情報が多い該当施設b、dを表示対象として認識する。
図7(A)は、ディスプレイ44に表示される施設検索結果の表示例である。図7(A)の例では、ナビゲーション装置100は、走行予定ルート72と、出発点を示す出発点マーク73と、目的地を示す目的地マーク74と、該当施設b、dにそれぞれ対応する施設マーク75b、75dとを、図示しない地図上に表示させている。
図7(B)は、該当施設dに対応する施設マーク75dがユーザ入力により選択された場合の表示例である。図7(A)の状態から施設マーク75dが選択された場合、制御部110は、選択された施設マーク75dに対応する施設の施設データをデータ記憶ユニット36から参照し、当該施設の詳細情報を表示させる。図7(B)の例では、制御部110は、選択された施設マーク75dに対応する施設「イタリアンレストラン○○」の店舗名、営業時間、及び電話番号を、施設マーク75dを指し示す吹き出し76中に表示させている。さらに、図7(B)の例では、制御部110は、サーバ装置200から取得した該当施設dの該当評価情報に基づき、該当施設dの該当評価情報の件数(5件)と、当該該当評価情報に含まれる5段階評価の平均値(4.1)を吹き出し76中に表示させている。施設マーク75b、d及び吹き出し76内の情報は、本発明における「施設情報」の一例である。
このように、ナビゲーション装置100は、施設検索を行う場合に、走行予定経路上の到着予想地点周辺の施設ごとに、ユーザが指定した評価情報取得条件Teに合致する評価情報を取得し、当該評価情報の数に基づき、地図上に表示すべき施設を選定する。これにより、ナビゲーション装置100は、ユーザが重視する評価が多く投稿されている施設の情報を優先して提示することができる。
[変形例]
以下、実施例の各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
図5のステップS106では、制御部110は、評価情報平均数Nvと、各該当施設の該当評価情報の件数とを比較することで、表示対象となる該当施設を決定した。これに代えて、制御部110は、評価情報平均数Nvに基づき設定した値と、各該当施設の該当評価情報の件数とを比較することで、表示対象となる該当施設を決定してもよい。
例えば、制御部110は、評価情報平均数Nvの算出後、評価情報平均数Nvの小数点以下を切り上げた値と、各検索基準地点Ptagの該当施設数とを比較する。例えば、図6の例では、制御部110は、算出した評価情報平均数Nvの小数点以下を切り上げた値「4」と、各検索基準地点Ptagの該当施設数とを比較し、切り上げ値「4」よりも多い(即ち5以上の)該当評価情報の件数となる該当施設(即ち、施設b、d)を、表示対象の施設として決定する。
本変形例によれば、制御部110は、ユーザが重視する基準の評価が多く投稿されている施設をより精度よく抽出して表示することができる。なお、他の例として、制御部110は、評価情報平均数Nvに代えて、該当施設ごとの該当評価情報の件数の中央値(図6の例では3件)よりも多い該当評価情報の件数となる該当施設を、表示対象の施設として決定してもよい。
(変形例2)
制御部110は、各該当施設の該当評価情報に対して重み付けを行ってもよい。
例えば、制御部110は、各該当施設の該当評価情報を、当該該当評価情報の投稿者である評価者の年代や趣向などの属性に基づき重み付けする。この場合、施設評価情報DB210の各レコードには、評価者の年代や趣向などの情報がさらに関連付けられており、制御部110は、サーバ装置200から受信した評価情報に含まれる評価者の属性と、予めデータ記憶ユニット36等に記憶されたナビゲーション装置100のユーザの年齢等の属性とを比較することで、重み付けの値を決定する。比較する属性は、ユーザ入力により指定された属性であってもよく、予め設定された属性であってもよい。そして、制御部110は、決定した重み付けの値を該当施設ごとに集計した値(「ポイント数」とも呼ぶ。)に基づき、表示対象の該当施設を決定する。
図8は、図6及び図7の具体例において、年代に基づき該当評価情報の重み付けを行った場合の各施設a〜fのポイント数を示す表である。図8では、該当施設ごとに、該当評価情報の件数を示す「該当評価件数」と、ナビゲーション装置100のユーザと同年代の評価者による該当評価情報の件数を示す「同年代による評価件数」と、「ポイント数」とが関連付けられている。
図8の例では、評価情報取得部108は、ナビゲーション装置100のユーザと同年代の評価者による評価情報の重み付け値を「2」とし、他の評価情報の重み付け値を「1」としてポイント数を算出している。例えば、施設bの場合には、同年代の評価者による該当評価情報が2件であり、他の該当評価情報が5件であることから、施設bのポイント数を「9」(=2×2+5)に設定する。
そして、この場合、算出部109は、各施設a〜fのポイント数の平均値(「平均ポイント数」とも呼ぶ。)を算出する。図8の例では、算出部109は、施設a〜fのポイント数の合計「29」を該当施設数「6」で割ることで、上述の平均ポイント数「29/6(約4.8)」を算出する。そして、制御部110は、平均ポイント数「29/6」よりもポイント数が大きい施設b、d、eを、表示対象の施設として決定する。
図9は、本変形例に係る施設検索処理のフローチャートである。ステップS201〜S204は、図5のステップS101〜S104と同一処理であるため、その説明を省略する。
ステップS204で各該当施設の該当評価情報を取得後、評価情報取得部108は、評価者の年齢等の所定の属性に基づき各該当評価情報を重み付けし、該当施設ごとにポイント数を算出する(ステップS205)。そして、算出部109は、算出された該当施設ごとのポイント数に基づき、該当施設の平均ポイント数を算出する(ステップS206)。そして、制御部110は、表示ユニット40を制御することで、平均ポイント数よりも高いポイント数となる該当施設の情報を、走行予定経路と共に表示する(ステップS207)。
このように、本変形例では、ナビゲーション装置100は、ユーザの属性に合致する評価者の評価情報の重み付けを高く設定することで、ユーザが所望する施設をより精度よく選定して地図上に表示させることができる。
(変形例3)
図6の例では、施設検索部107は、所定時間間隔(15分)ごとに抽出した各基準時刻Ttagでの到着予想地点の周辺施設を検索した。しかし、本発明が適用可能な施設の検索方法は、これに限定されない。
例えば、施設検索部107は、距離が等間隔になる走行予定経路上の地点を基準として周辺施設の検索を行ってもよい。上述の距離は、直線距離であってもよく、車両の移動に必要な走行距離であってもよい。他の例では、施設検索部107は、走行予定経路から所定距離以内のエリアを対象に、施設検索を行ってもよい。これらの例では、推定部106による到着予想地点の推定処理を行う必要がない。
(変形例4)
ナビゲーション装置100が実行する経路探索処理及び施設検索処理を、サーバ装置200が実行してもよい。
この場合、ナビゲーション装置100は、出発点情報及びユーザが指定した目的地の情報などを含む経路探索要求をサーバ装置200に送信することで、設定すべき経路の情報をサーバ装置200から受信する。また、ナビゲーション装置100は、評価情報取得条件Teを含む施設検索要求をサーバ装置200に送信することで、施設検索条件に合致する施設の情報をサーバ装置200から受信する。なお、ナビゲーション装置100は、経路探索要求と施設検索要求とを同時に送信してもよく、異なるタイミングで送信してもよい。後者の場合、施設検索要求には、設定された目的地までの経路の情報を示す経路情報がさらに含まれていてもよい。
サーバ装置200は、CPU、ROM、RAM、通信装置などから構成され、施設データを含む地図データを予め記憶している。そして、サーバ装置200は、ナビゲーション装置100から送信される要求信号に基づき、経路検索処理及び施設検索処理を実行し、その処理結果を要求元のナビゲーション装置100へ送信する。
図10は、サーバ装置200の機能ブロック図を示す。サーバ装置200は、機能的には、条件取得部201と、交通情報取得部202と、出発点取得部203と、目的地取得部204と、経路探索部205と、推定部206と、施設検索部207と、評価情報取得部208と、算出部209と、制御部210と、送信部211とを備える。例えば、サーバ装置200のCPU等は、条件取得部201、交通情報取得部202、出発点取得部203、目的地取得部204、経路探索部205、推定部206、施設検索部207、評価情報取得部208、算出部209、及び制御部210として機能し、サーバ装置200の通信装置は、送信部211として機能する。
条件取得部201は、評価情報取得条件Teを含む施設検索要求をナビゲーション装置100から取得することで評価情報取得条件Teを取得し、評価情報取得部208へ出力する。交通情報取得部202は、VICSセンタ等から交通情報を取得し、推定部206へ出力する。出発点取得部203は、ナビゲーション装置100から受信した経路探索要求に含まれる出発点情報を経路探索部205へ出力する。目的地取得部204は、ナビゲーション装置100から受信した経路探索要求に含まれる車両の目的地の情報を、経路探索部205へ出力する。
経路探索部205は、出発点取得部203から入力された出発点と、目的地取得部204から入力された目的地とに基づいて出発点から目的地までの経路を探索し、得られた経路を示す経路情報を、推定部206及び送信部211に供給する。
推定部206は、経路探索部205等から通知された施設検索要求の送信元のナビゲーション装置100の経路情報に基づき、各基準時刻Ttagでの走行予定経路上の到着予想地点を推定して施設検索部207へ出力する。なお、推定部206は、施設検索要求に経路情報が含まれている場合には、当該経路情報に基づき走行予定経路を認識してもよい。
施設検索部207は、推定部206から通知された各到着予想地点の周辺エリアを対象に、地図データを参照して該当施設を検索する。評価情報取得部208は、各該当施設に関する評価情報取得条件Teを満たす該当評価情報を、施設評価情報DB210から抽出する。そして、評価情報取得部208は、該当施設ごとの該当評価情報を算出部209及び制御部210に供給する。
算出部209は、評価情報取得部108が取得した該当施設ごとの該当評価情報の件数を集計し、該当施設の評価情報平均数Nvを算出する。制御部210は、該当施設ごとの該当評価情報の件数と、評価情報平均数Nvとを比較し、評価情報平均数Nvよりも多い該当評価情報の件数となる該当施設を、表示対象として認識する。そして、制御部210は、表示対象となる該当施設の情報を、送信部211により施設検索要求の送信元であるナビゲーション装置100に送信する。その後、施設検索要求の送信元であるナビゲーション装置100は、サーバ装置200から受信した情報に基づき、図7の表示例と同様に、走行予定経路と共に該当施設の施設マーク等の施設情報を、地図上に表示する。
このように、ナビゲーション装置100が実行する施設検索処理を、ナビゲーション装置100と通信を行うサーバ装置200が実行する場合であっても、ユーザが重視する評価が多く投稿されている施設の情報を好適にナビゲーション装置100のユーザに提示することができる。
本変形例では、ナビゲーション装置100は、本発明における「端末装置」として機能し、サーバ装置200は本発明における「検索装置」として機能する。
なお、サーバ装置200は、複数のサーバ装置から構成されていてもよい。例えば、サーバ装置200は、経路探索処理及び施設検索処理を実行する1又は複数のサーバ装置と、経路探索処理及び施設検索処理を実行するのに必要な地図データ等を記憶する1又は複数のサーバ装置とから構成されていてもよい。この場合、各サーバ装置は、予め割り当てられた処理を実行するのに必要な情報の授受を他のサーバ装置と適宜行う。
(変形例5)
ナビゲーション装置100は、データ記憶ユニット36に記憶された地図データを参照する代わりに、地図データを管理するサーバ装置から経路探索処理や施設検索処理等に必要な地図データを受信してもよい。
(変形例6)
ナビゲーション装置100は、施設評価情報DB210を有するサーバ装置200から評価情報を取得する代わりに、施設評価情報DB210に相当するデータベースをデータ記憶ユニット36に記憶し、当該データベースから該当施設の評価情報を抽出してもよい。この場合、ナビゲーション装置100は、サーバ装置200から施設評価情報DB210の更新情報を定期的に受信することで、上述のデータベースをアップデートしてもよい。
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置
100 ナビゲーション装置
200 サーバ装置

Claims (11)

  1. 出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索して表示する表示装置であって、
    前記経路周辺の施設情報を検索する検索部と、
    評価情報取得条件を取得する条件取得部と、
    前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記施設情報のうち前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、前記評価情報取得条件を満たす評価情報の数が所定の閾値より大きい前記施設情報を前記表示部に表示させ、かつ、前記所定の閾値を、前記評価情報取得部が取得した評価情報の数に基づき定めることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記施設情報ごとに取得された評価情報の平均数を算出する算出部を更に備え、
    前記制御部は、前記平均数よりも多い前記評価情報が取得された施設情報を、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記経路上における通過前の到達地点を推定する推定部を更に備え、
    前記検索部は、前記到達地点周辺の施設情報を検索することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記経路の交通情報を取得する交通情報取得部を更に備え、
    前記推定部は、前記交通情報に基づいて、ユーザが指定した時間帯に含まれる複数の時刻の各々における前記経路上の到達地点を推定することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記経路、及び、前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 出発点と目的地、及び評価情報取得条件を外部端末から受信する受信部と、
    前記出発点から前記目的地までの経路を探索する探索部と、
    前記経路周辺の施設情報を検索し、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を検索する検索部と、
    前記施設情報のうち前記評価情報の検索結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を前記外部端末に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする検索装置。
  8. 出発点と目的地、及び評価情報取得条件を検索装置に送信する送信部と、
    前記出発点から前記目的地までの経路を探索し、前記経路周辺の施設情報を検索し、前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を検索し、前記施設情報のうち前記評価情報の検索結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を外部端末に送信する検索装置から、前記施設情報を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された施設情報を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  9. 出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置が実行する表示方法であって、
    前記経路周辺の施設情報を検索する検索工程と、
    評価情報取得条件を取得する条件取得工程と、
    前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得工程と、
    前記施設情報のうち前記評価情報取得工程による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御工程と、
    を有することを特徴とする表示方法。
  10. 出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記経路周辺の施設情報を検索する検索部と、
    評価情報取得条件を取得する条件取得部と、
    前記評価情報取得条件に基づいて、前記施設情報に関する評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記施設情報のうち前記評価情報取得部による取得結果に基づいて定められる条件を満たす施設情報を表示部に表示させる制御部
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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