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JP2016518572A - ダンパ内の流れを調整するオリフィスディスク - Google Patents

ダンパ内の流れを調整するオリフィスディスク Download PDF

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JP2016518572A JP2016514030A JP2016514030A JP2016518572A JP 2016518572 A JP2016518572 A JP 2016518572A JP 2016514030 A JP2016514030 A JP 2016514030A JP 2016514030 A JP2016514030 A JP 2016514030A JP 2016518572 A JP2016518572 A JP 2016518572A
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ルンメル,チャド
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ティー. ケイル,ダニエル
ティー. ケイル,ダニエル
ケイ. パーンハウゼン,イェローン
ケイ. パーンハウゼン,イェローン
マクガーイー,ジョン
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    • F16F9/34Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
    • F16F9/348Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body
    • F16F9/3484Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body characterised by features of the annular discs per se, singularly or in combination

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Abstract

車両用のショックアブソーバは、流体チャンバを画定する圧力チューブを含む。流体チャンバ内に配置されたピストンは、流体チャンバを上側作動チャンバと下側作動チャンバとに分割する。ピストンは、上側作動チャンバと下側作動チャンバとの間でピストンを貫通する圧縮路およびリバウンド路を画定する。弁ディスクアセンブリはピストンと係合して、上側作動チャンバと下側作動チャンバとの間の流体の流れを制御する。弁ディスクアセンブリは、実質的に非直線状の輪郭を有するオリフィスを画定するブリードディスクを含む。オリフィスは、ブリードディスクの外径部まで延び、上側作動チャンバと下側作動チャンバとの間でブリードチャネルを形成する。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2014年5月12日に出願された米国実用新案出願第14/275,235号明細書に対する優先権を主張し、さらに、2013年5月13日に出願された米国仮特許出願第61/822,494号明細書の利益を主張するものである。上記出願の全開示は、参照により、本明細書に援用される。
本開示は、ダンパまたはショックアブソーバに関する。より詳細には、本発明は、特に、油圧油の流通が少ないときに、ショックアブソーバの制振特性を制御するためのオリフィスディスクに関する。
このセクションでは、必ずしも先行技術ではない、本開示に関連する背景技術が提示される。
ショックアブソーバは、サスペンションシステムの動作中に発生する望ましくない振動を吸収するために、自動車のサスペンションシステムおよび他のサスペンションシステムと共に使用される。これらの望ましくない振動を吸収するために、自動車用ショックアブソーバは、通常、車両のばね上(ボディ)質量とばね下(サスペンション/シャーシ)質量との間に連結される。
様々な車両性能特性に対する所望の制振力を発生させるために、様々なタイプのショックアブソーバが開発された。例えば、ショックアブソーバの圧力チューブ内に配置されたピストンは、ピストンロッドによって、自動車のばね上部分に連結され、圧力チューブは、自動車のばね下部分に連結される。ピストンは、ピストンの両側間の流体の流れを弁によって制限することができる。具体的には、ショックアブソーバが伸縮するときに、ショックアブソーバは制振力を発生させることができ、この制振力は、本来であれば自動車のばね下部分からばね上部分に伝達されるであろう望ましくない振動を抑制する。
別の例では、二重チューブショックアブソーバは、圧力チューブと貯蔵器チューブとの間に画定された流体貯蔵器を有する。下側作動チャンバ(ピストンの下の領域)と貯蔵器との間に配置されたベース弁は、下側作動チャンバと貯蔵器との間の流体の流れを制限して、やはり、望ましくない振動を抑制する制振力を発生させる。ショックアブソーバ内の流体の流れがピストンおよび/またはベース弁から受ける制限度が高くなるほど、ショックアブソーバが発生させる制振力は大きくなる。したがって、流体の流れを強く制限することで堅い乗り心地になり、一方、流体の流れの制限を弱くすることで柔らかい乗り心地になる。
圧力降下と流速との指数関数的な関係により、比較的低いピストン速度、特に、ほぼゼロの速度で制振力を達成し、一方で、それでもなお、比較的高いピストン速度で許容可能な制振力を維持することは困難である。ほとんどの車両のハンドリング事象は、結果として比較的低速のピストン速度になる、比較的低速の車体速度に従って制御されるため、低速での制振力は、車両のハンドリングにとって重要である。
ピストンの低速動作時に、ショックアブソーバを調整する様々なシステムは、ピストンおよび/またはベース弁に交差して常に開いた、固定された低速用ブリードオリフィスを含む。ブリードオリフィスは、例えば、シールランドに隣接した可撓性ディスクに配置された切欠きを利用して形成することができる。低速制御を行うために、切欠きは、比較的低速度で制限を行う程度に狭くする必要がある。これが達成されると、低速の弁システムでの流体流れは、非常に狭い速度範囲にわたって作動する。
流体の温度が昇降するときに、流体の粘度も変化する。例えば、流体の粘度は、低温でより高く(粘稠流体)、高温で低い(希薄流体)。したがって、高温においては、直線状のチャネルを有するブリードオリフィスは、流体流れを制限することができず、低温においては、流体により、ディスクが早すぎる時点で撓み、それにより、低ピストン速度でのショックアブソーバの制振特性が影響を受ける。
このセクションは、本開示の全体的な概要を提示しており、最大範囲の、またはすべての特徴部の包括的な開示ではない。本開示は、低ピストン速度時に、上側作動チャンバと下側作動チャンバとの間の流体流れを制限するブリードディスクに関する。特に、本開示は、車両用のショックアブソーバに関する。ショックアブソーバは、ブリードディスクを含む弁ディスクアセンブリを含む。ブリードディスクは、領域が異なる複数の部分を形成する、実質的に非直線状の輪郭を有するオリフィスを画定する。オリフィスは、ブリードディスクの外径部まで延びる。弁ディスクアセンブリは、上側作動チャンバと下側作動チャンバとの間の流路を実質的に閉じるが、ブリードディスクのオリフィスは、ブリードチャネルを形成し、制限された量の流体が、このブリードチャネルを通って、上側作動チャンバと下側作動チャンバとの間を流れることができる。
本明細書に提示された説明から、さらなる適用領域が明らかになるであろう。この概要における説明および特定の例は、単に例示することを意図され、本開示の範囲を限定することを意図されたものではない。
本明細書で説明される図面は、選択された実施形態を例示することのみを目的とし、すべての可能な実施例ではなく、本開示の範囲を限定することを意図されていない。
少なくとも1つのショックアブソーバを内蔵した典型的な自動車の概略図である。 二重チューブ構成を有する例示的なショックアブソーバの側断面図である。 図2のショックアブソーバ用の例示的なピストンアセンブリの拡大断面図である。 図3Aの3Bで囲まれた弁ディスクアセンブリの拡大断面図である。 例示的なベース弁アセンブリの拡大断面図である。 単一チューブ構成を有する例示的なショックアブソーバの側断面図である。 図5のショックアブソーバ用の例示的なピストンアセンブリの拡大断面図である。 例示的な弁ディスクアセンブリの斜視図である。 弁ディスクアセンブリ用の例示的なブリードディスクの斜視図である。 図8のブリードディスクの平面図である。 図9の10Aで囲まれたブリードディスクのオリフィスの拡大図である。 図10Aの10Bで囲まれたオリフィスの絞り部分の拡大図である。 ブリードディスク用のオリフィスの複数の例である。 ブリードディスク用のオリフィスの複数の例である。 ブリードディスク用のオリフィスの複数の例である。 ブリードディスク用のオリフィスの複数の例である。 ブリードディスクの外径部に絞り部分を有するブリードディスク用のオリフィスの例である。 ブリードディスクの外径部に絞り部分を有するブリードディスク用のオリフィスの例である。 ブリードディスクの外径部まで延びる絞り部分を有するブリードディスク用のオリフィスの例である。
対応する参照番号は、図面の各図全体にわたって対応する部分を示している。
添付の図面を参照して、例示的な実施形態が以下にさらに完全に説明される。以下の説明は、実際上、単なる例示であり、本開示、用途、または使用法を限定することを意図されていない。図1を参照すると、本開示によるブリードディスクを有するショックアブソーバを含むサスペンションシステムを内蔵した車両10が提示されている。車両10は、フロントおよびリアアクスルアセンブリを有する乗用車として図示されている。しかし、本開示によるショックアブソーバは、他のタイプの車両と共に、または他のタイプの用途で使用することができる。これらの代替となる構成の例として、それらに限定されるものではないが、非独立型フロントおよび/または非独立型リアサスペンションを内蔵した車両、独立型フロントおよび/または独立型リアサスペンションを内蔵した車両、あるいは当技術分野で公知の他のサスペンションシステムがある。さらに、本明細書で使用する「ショックアブソーバ」という用語は、一般にダンパを指すことを意図され、したがって、ストラットおよび当技術分野で公知の他のダンパ構造を含む。
車両10は、リアサスペンション12、フロントサスペンション14、およびボディ16を含む。リアサスペンション12は、リアホイール18を動作可能に支持するように構成された、横方向に延びるリアアクスルアセンブリ(図示せず)を有する。リアアクスルアセンブリは、1対のショックアブソーバ20および1対のばね22によって、ボディ16に動作可能に連結されている。同様に、フロントサスペンション14は、フロントホイール24を動作可能に支持する、横方向に延びるフロントアクスルアセンブリ(図示せず)を有する。フロントアクスルアセンブリは、1対のショックアブソーバ26および1対のばね28によって、ボディ16に動作可能に連結されている。ショックアブソーバ20および26は、車両10のばね下部分(すなわち、それぞれフロントサスペンション14およびリアサスペンション12)およびばね上部分(すなわち、ボディ16)の相対運動を弱めるように機能する。
図2は、ショックアブソーバ20の例を示している。図2は、ショックアブソーバ20のみを示しているが、ショックアブソーバ26は、ショックアブソーバ20とほぼ同様であるであることが理解される。ショックアブソーバ26は、車両10のばね上およびばね下質量に連結されるように構成される方法のみが、ショックアブソーバ20と異なる。ショックアブソーバ20は、圧力チューブ30、ピストンアセンブリ32、ピストンロッド34、貯蔵チューブ36、およびベース弁アセンブリ38を含む。
圧力チューブ30は、流体チャンバ40を画定する。ピストンアセンブリ32は、圧力チューブ30内にスライド可能に配置され、流体チャンバ40を上側作動チャンバ42と下側作動チャンバ44とに分割している。ピストンロッド34は、ピストンアセンブリ32に取り付けられ、上側作動チャンバ42と、圧力チューブ30の上端を閉じる上端キャップ48とを貫通している。ピストンアセンブリ32とは反対側のピストンロッド34の端部は、上記のように、車両10のばね上部分に固定されるように構成されている。ピストンアセンブリ32内の弁は、圧力チューブ30内でのピストンアセンブリ32の移動中に、上側作動チャンバ42と下側作動チャンバ44との間の流体の移動を制御する。
貯蔵チューブ36は、圧力チューブ30と貯蔵チューブ36との間に配置された流体貯蔵器チャンバ50を画定するように圧力チューブ30を囲んでいる。貯蔵チューブ36の底端部は、車両10のばね下質量に連結されるように構成されたベースカップ52によって閉じられている。ベース弁アセンブリ38は、チャンバ44および50間の流体の流れを制御するために、下側作動チャンバ44と貯蔵器チャンバ50との間に配置されている。
図3Aおよび図3Bを参照すると、ピストンアセンブリ32の例が提示されている。ピストンアセンブリ32は、ピストン本体60、圧縮弁アセンブリ62、およびリバウンド弁アセンブリ64を含む。ピストン本体60は、圧縮弁アセンブリ62に当てて組み付けられ、リバウンド弁アセンブリ64は、ピストン本体60に当てて組み付けられる。ナット68は、これらの構成要素をピストンロッド34に固定している。
ピストン本体60は、複数の圧縮路70および複数のリバウンド路72を画定する。圧縮路70およびリバウンド路72は、ピストン本体60を貫通している。圧縮弁アセンブリ62は、保持器74、弁ディスク76、およびばね78を含む。保持器74は本体60に当接している。弁ディスク76は、ピストン本体60に当接し、リバウンド路72を開いた状態にしながら、圧縮路70を閉じている。ばね78は、弁ディスク76をピストン本体60に付勢するように、保持器74と弁ディスク76との間に配置されている。
圧縮ストローク時、下側作動チャンバ44内の流体は加圧されて、流体圧力が弁ディスク76に作用する。弁ディスク76にかかる流体圧力が、ばね78の付勢負荷に打ち勝つと、弁ディスク76は、ピストン本体60から離れて圧縮路70を開き、下側作動チャンバ44から上側作動チャンバ42への流体流れを可能にする。リバウンドストローク時、圧縮路70は、弁ディスク76によって閉じられる。
リバウンド弁アセンブリ64は、スペーサ80、弁ディスクアセンブリ82、保持器84、およびばね86を含む。スペーサ80は、ピストン本体60とナット68との間に配置されている。スペーサ80は、弁ディスク76も弁ディスクアセンブリ82もどちらも圧縮することなく、ナット68を締め付けることを可能にしながら、ピストン本体60および圧縮弁アセンブリ62を保持している。弁ディスクアセンブリ82は、スペーサ80にスライド可能に受け止められ、ピストン本体60に当接している。弁ディスクアセンブリ82は、圧縮路70を開いた状態にしながら、リバウンド路72を実質的に閉じている。保持器74もスペーサ80にスライド可能に受け止められ、弁ディスクアセンブリ82に当接している。弁ディスクアセンブリ82は、少なくとも1つがブリードディスク90である複数のディスク88を含む(図3Bおよび図5)。ブリードディスク90は、限定された量のブリード流れが、リバウンド弁アセンブリ64を迂回するのを可能にする。
リバウンドストローク時、上側作動チャンバ42内の流体は加圧されて、流体圧力が弁ディスクアセンブリ82に作用する。弁ディスクアセンブリ82に作用する流体圧力が、弁ディスクアセンブリ82の曲げ負荷に打ち勝つと、弁ディスクアセンブリ82は弾性的に撓んでリバウンド路72を開き、上側作動チャンバ42から下側作動チャンバ44への流体流れを可能にする。低ピストン速度での制振を可能にするために、弁ディスクアセンブリ82が撓む前に、制御された量の流体が、上側作動チャンバ42からブリードディスク90を通って、下側作動チャンバ44に流れる。
図4を参照すると、ベース弁アセンブリ38の例が提示されている。ベース弁アセンブリ38は、弁本体92、圧縮弁アセンブリ94、およびリバウンド弁アセンブリ96を含む。弁本体92は、複数の圧縮路98および複数のリバウンド路100を画定する。
圧縮弁アセンブリ94は、弁ディスクアセンブリ102を含む。弁ディスクアセンブリ102は複数のディスクを含み、そのディスクの少なくとも1つは、限定された量のブリード流れが圧縮弁アセンブリ94を迂回するのを可能にするブリードディスク90とすることができる。流体圧力が弁ディスクアセンブリに加えられると、ディスクは、外縁部で弾性的に撓んで、圧縮弁アセンブリ94を開く。
圧縮ストローク時、下側作動チャンバ44内の流体は加圧され、圧縮路98内の流体圧力により、弁ディスクアセンブリ102が撓んで、最終的に圧縮弁アセンブリ94が開く。ピストンアセンブリ32の圧縮弁アセンブリ94は、下側作動チャンバ44から貯蔵器チャンバ50への流体流れを可能にする。低ピストン速度での制振を可能にするために、弁ディスクアセンブリ102が撓む前に、制御された量の流体が、下側作動チャンバ44からブリードディスク90を通って、貯蔵器チャンバ50に流れる。
リバウンド弁アセンブリ96は、弁ディスク104および弁ばね106を含む。弁ディスク104は弁本体92に当接し、リバウンド路100を閉じている。弁ばね106は、弁ディスク104を弁本体92に付勢している。リバウンドストローク時、下側作動チャンバ44内の流体は圧力が降下して、貯蔵器チャンバ50内の流体圧力が、弁ディスク104に作用する。弁ディスク104にかかる流体圧力が、弁ばね106の付勢負荷に打ち勝つと、弁ディスク104は、弁本体92から離れてリバウンド路100を開き、貯蔵器チャンバ50から下側作動チャンバ44への流体流れを可能にする。
ショックアブソーバ20の圧縮ストローク時、制振特性は、圧縮弁アセンブリ62、および/または下側作動チャンバ44から貯蔵器チャンバ50への流体流れに対処する圧縮弁アセンブリ94によって制御することができる。リバウンドストローク時、制振特性は、リバウンド弁アセンブリ64および/またはリバウンド弁アセンブリ96によって制御することができる。低ピストン速度において、ショックアブソーバの制振特性は、弁ディスクアセンブリ82および/または弁ディスクアセンブリ102に設けられたブリードディスク90によって制御される。
例示的な実施形態では、ショックアブソーバ20は、二重チューブショックアブソーバとして図示されている。あるいは、ショックアブソーバは、単一チューブショックアブソーバ、三重チューブショックアブソーバ、または当技術分野で公知の他の任意で適切なショックアブソーバなどの他のタイプのショックアブソーバとすることができる。例えば、図5〜6は、車両10で使用できる単一チューブ構成を有するショックアブソーバ110の例を示している。ショックアブソーバ20と同様に、ショックアブソーバ110は、圧力チューブ112、ピストンアセンブリ114、およびピストンロッド116を含む。
圧力チューブ112は、流体チャンバ118を画定する。ピストンアセンブリ114は、圧力チューブ112内にスライド可能に配置され、流体チャンバ118を上側作動チャンバ120と下側作動チャンバ122とに分割している。ピストンアセンブリ114内の弁は、圧力チューブ112内でのピストンアセンブリ114の移動中に、上側作動チャンバ120と下側作動チャンバ122との間の流体の移動を制御する。
図6に示すように、ピストンアセンブリ114は、圧縮弁アセンブリ124、ピストン本体126、およびリバウンド弁アセンブリ128を含むことができる。ピストンアセンブリ104は、圧縮弁アセンブリ124が、ピストンロッド116のショルダ部に当接し、ピストン本体126が、圧縮弁アセンブリ124に当接し、リバウンド弁アセンブリ128が、ピストン本体126に当接するように、ピストンロッド108上に配置されている。
圧縮弁アセンブリ124は、保持器130、1対のスペーサ132、および弁ディスクアセンブリ134を含む。同様に、リバウンド弁アセンブリは、保持器130、1対のスペーサ132、および弁ディスクアセンブリ134を含む。したがって、ピストンアセンブリ114は、ピストン本体126の両側に弁ディスクアセンブリ134を含む。弁ディスクアセンブリ82と同様に、弁ディスクアセンブリ134は、本明細書で説明したように、少なくとも1つのブリードディスク90を含む複数のディスク88を含む。
ピストン本体126は、複数の圧縮路136および複数のリバウンド路138を画定する。圧縮路136およびリバウンド路138は、ピストン本体126を貫通している。圧縮弁アセンブリ124の弁ディスクアセンブリ134は圧縮路136を閉じ、リバウンド路138を開いた状態に保っている。リバウンド弁アセンブリ128の弁ディスクアセンブリ134はリバウンド路138を閉じ、圧縮路136を開いた状態に保っている。
圧縮ストローク時、下側作動チャンバ122内の流体は加圧され、圧縮路136内の流体圧力により、弁ディスクアセンブリ134が撓んで、最終的に圧縮弁アセンブリ124が開く。したがって、流体は、圧縮路136を通って、上側作動チャンバ120に流入する。リバウンド路138を通る流体流れは、シールランド140に対接して封止するリバウンド弁アセンブリ128の弁ディスクアセンブリ134によって阻止される。低ピストン速度での制振を可能にするために、圧縮弁アセンブリ124の弁ディスクアセンブリ134が撓む前に、制御された量の流体が、下側作動チャンバ122からブリードディスク90を通って、上側作動チャンバ120に流れる。
リバウンドストローク時、上側作動チャンバ120内の流体は加圧され、リバウンド路138内の流体圧力により、弁ディスクアセンブリ134が撓んで、最終的にリバウンド弁アセンブリ128が開く。したがって、流体は、リバウンド路138を通って、下側作動チャンバ122に流入する。圧縮路136を通る流体流れは、シールランド142に対接して封止する圧縮弁アセンブリ124の弁ディスクアセンブリ134によって阻止される。低ピストン速度での制振を可能にするために、リバウンド弁アセンブリ128の弁ディスクアセンブリ134が撓む前に、制御された量の流体が、上側作動チャンバ120からブリードディスク90を通って、下側作動チャンバ122に流れる。
図7は、ブリードディスク90を有する複数のディスク88の例を示している。複数のディスク88は、貯蔵器ディスク150およびベースディスク152も含むことができる。貯蔵器ディスク150は、1つまたは複数の開孔154を画定する。開孔154は、貯蔵器ディスク150の内径部に接近して配置することができる。ブリードディスク90は、貯蔵器ディスク150とベースディスク152との間に配置することができる。ベースディスク152は、ブリードディスク90を完全に覆う。本明細書の弁ディスクアセンブリ(82、102、134)は、様々な数量のディスクおよび様々なタイプのブリードディスクを有し得ることが理解される。例えば、ピストンアセンブリ用の弁ディスクアセンブリは、ベース弁アセンブリ用の弁ディスクアセンブリと異なってもよい。
図8〜10Bは、ブリードディスク90の例を示している。ブリードディスク90は、1つまたは複数のオリフィス202を画定する。オリフィス200は、領域が異なる複数の部分または区画を備えた、実質的に非直線状の輪郭を有する。例えば、オリフィス200は、流れ貯蔵器204、ブリードチャネル206、および出口208を有することができる。オリフィス200は、内径部210に接近した位置から外径部212まで延びている。流れ貯蔵器204は、ブリードディスク90の内径部210に接近して形成されている。組み立てた状態では、ブリードディスク90の流れ貯蔵器204は、貯蔵器ディスク150の開孔154と整列する。ピストンを通る流体流れは開孔154に入り、流体貯蔵器204に集まる。
ブリードチャネル206は、流れ貯蔵器204と出口208とを流体的に接続する。図10Aに示すように、ブリードチャネル206は、入り口部分213、絞り部分214、および出口部分215を有することができる。入り口部分213は、流れ貯蔵器204と絞り部分214とをつないでいる。出口部分215は、絞り部分214と出口208とをつないでいる。入り口部分213および出口部分215は、絞り部分214に向かって漸進的に狭くなり、それにより、砂時計形状のブリードチャネル206を形成する先細りの開孔を有する。絞り部分214は、流れ貯蔵器204から出口208への流体の流れを制限する幅216および長さ218を有する(図10B)。出口208は、絞り部分214からブリードディスク90の外径部212まで延びている。オリフィス200の流れ貯蔵器204、ブリードチャネル206、および出口208は、内径部210に接近した位置から外径部212まで延びる、変化する流れ領域を形成している。特に、オリフィス200は、流体の流れを制御するノズル構造を有する。流体が流れ貯蔵器204に集まると、流体はブリードチャネル206を流れる。流体貯蔵器204および出口208は、絞り部分214よりも大きい領域を有する。したがって、流体が流れ貯蔵器204からブリードチャネル206に流入すると、流体の圧力は、領域の縮小により高くなる。したがって、絞り部分214に流入した流体の速度を低下させることができる。さらに、流体が絞り部分214から出口208に流入すると、流体の圧力は低くなり、それにより、流体の速度が上がる。特に、流体は、高圧の領域(すなわち、絞り部分214)から低圧の領域(すなわち、出口208)に流れる。絞り部分214で生じた圧力は、流体を出口208に押し出す。
絞り部分214は、流体がブリードチャネル206を流れるときに、流体の速度の変化が、圧力の変化によるものであるように構成されている。流体が絞り部分214を流れるときに、圧力の上昇に加えて、流体の温度も上昇することができる。したがって、絞り部分214の長さは、流体の温度の上昇を少なくするように最小限にされる。具体的には、絞り部分214の幅216は、絞り部分214の長さ218よりも長い。さらに、流体は出口208を流れ、この出口208は、絞り部分214よりも大きい幅を有し、したがって、流体がより大きい領域に拡散するのを可能にし、それにより、流体を冷却する。
低ピストン速度時に、ブリードチャネル206の輪郭により、ショックアブソーバの制振特性が制御される。特に、ブリードチャネル206の絞り部分214は、オリフィス200を流れる流体の量を制限する。例えば、絞り部分214の幅216、絞り部分214の長さ218、入り口部分213の角度、出口部分215の角度、およびブリードディスク90の厚さは、低ピストン速度時に、ショックアブソーバの制振特性を最適化するように調整することができる。つまり、ブリードディスクのオリフィスは、ショックアブソーバの所望の制振特性に基づいて調整することができる。
図8および図9は、4つのオリフィス202を含むとして、ブリードディスク90を示しているが、ブリードディスク90は、1つまたは複数のオリフィス202を有することができる。さらに、弁ディスクアセンブリは、4つ以上のディスク88を含むことができ、ディスク88の少なくとも1つはブリードディスクである。
オリフィス200の形状は変えることもできる。例えば、図11A〜11Dは、様々なタイプのオリフィスを示している。図11Aは、流れ貯蔵器252、絞り部分256を備えたブリードチャネル254、および出口258を含むオリフィス250を示している。流れ貯蔵器252は涙滴形状を有し、出口208の輪郭は湾曲した形状を有する。
図11Bは、流れ貯蔵器302、絞り部分306を備えたブリードチャネル304、および出口308を含むオリフィス300を示している。流れ貯蔵器302は、ハート状の形状を有し、出口308の輪郭は、「V字」状の形状または先細りの直線形状を有する。
図11Cは、流れ貯蔵器352、絞り部分356を備えたブリードチャネル354、および出口358を含むオリフィス350を示している。流れ貯蔵器352は、円形の形状を有し、出口358の輪郭は、「V字」状の形状または先細りの直線形状を有する。
図11Dは、流れ貯蔵器402、絞り部分406を備えたブリードチャネル404、および出口408を含むオリフィス400を示している。流れ貯蔵器402は、図11Aと同様の涙滴形状を有し、出口408の輪郭は、「V字」状の形状または先細りの直線形状を有する。
図8〜10のオリフィス200と同様に、オリフィス(250、300、350、400)は、領域が変化する輪郭を有する。図11A〜11Dのオリフィス(250、300、350、400)は、流れ貯蔵器(252、302、350、402)および出口(258、308、358、408)が、絞り部分(256、306、356、406)よりも大きい領域を有するように構成されている。したがって、ブリードチャネル(254、304、354、404)を流れる流体は、圧力の変化により速度が変わる。
図8〜11Dに示す例示的な実施形態では、絞り部分は、流れ貯蔵器と出口との間に配置されている。あるいは、絞り部分の位置は、ショックアブソーバの制振特性を制御するために調整することができる。例えば、図12A〜12Bは、オリフィス500およびオリフィス550を示している。オリフィス500および550は、実質的にブリードディスク90の外径部212に配置された絞り部分508を有する。特に、オリフィス500は、流れ貯蔵器502およびブリードチャネル504を含む。流れ貯蔵器502は、ブリードディスク90の内径部210に接近して配置され、絞り部分508まで延びている。
ブリードチャネル504は、入り口部分506および絞り部分508を含む。入り口部分506は、流れ貯蔵器502と共に、絞り部分508に向かう先細りの流路を形成している。絞り部分508は、ブリードディスク90の外径部212に配置されている。特に、流体貯蔵器502からの流体は、絞り部分508を流れて、ブリードディスク90から流れ出る。流体は、ブリードディスク90から流れ出る前に、オリフィスの出口に流入しない。その代わりに、流体は、ブリードディスク90から直接流れ出る。
図12Bのオリフィス550は、流れ貯蔵器552と、外径部212に絞り部分556を備えたブリードチャネル554とを有するオリフィスの別の例を示している。流れ貯蔵器552は、流れ貯蔵器502よりも幅の大きい涙滴形状を有し、絞り部分556は、絞り部分508よりも大きい幅を有する。
オリフィス200と同様に、オリフィス500および550は、領域が変化する輪郭を有する。具体的には、流れ貯蔵器502、552は、絞り部分508、556よりも大きい領域を有する。さらに、流れ貯蔵器502、552の領域は、ブリードディスク90の内径部210に最も接近した領域が、ブリードディスク90の外径部212に最も接近した領域よりも大きいように変わる。したがって、流体が流れ貯蔵器502、552からブリードチャネル504、554に流入すると、流体の圧力は、領域の縮小により高くなる。したがって、絞り部分508、556に流入した流体の速度は落ちる。さらに、流体が絞り部分508、556から流れ出ると、流体の圧力は低くなり、それにより、流体の速度が上がる。特に、流体は、高圧の領域(すなわち、絞り部分508、556)から低圧の領域(すなわち、ブリードディスク90の外)に流れる。絞り部分508、556で生じた圧力は流体を押し出す。
図13は、同様に、領域が変化する輪郭を有するオリフィス600を示している。オリフィス600は、流れ貯蔵器602およびブリードチャネル604を有する。ブリードチャネル604は、絞り部分608を形成する幅606を有する。絞り部分608は、ブリードディスク90の外径部212まで延びる長さ610を有する。
流れ貯蔵器602は、絞り部分608よりも大きい幅および領域を有する。したがって、流体が、流れ貯蔵器602からブリードチャネル604に流入すると、流体の圧力は、領域の縮小により高くなる。したがって、絞り部分608に流入した流体の速度は落ちる。さらに、流体が絞り部分608から流出する、または流れ出ると、流体の圧力は低くなり、それにより、流体の速度を上げることができる。特に、流体は、高圧の領域(すなわち、絞り部分608)から低圧の領域(すなわち、ブリードディスク90の外)に流れる。一方、絞り部分608の長さ610は、絞り部分214の長さ218よりも長い。長さがより長い場合、絞り部分608を流れる流体の温度も上がることができる。したがって、流体の粘度が変わる。粘度の変化により圧力が変わり、これは、低ピストン速度時に、ショックアブソーバの制振特性に影響を及ぼす。したがって、オリフィス600は変化する領域を有するが、オリフィスを通る流動流体を制御または制限する絞り部分の長さを最小限にすることが好ましい。
実施形態の前述の説明は、例示および説明するために提示された。実施形態は、網羅的であることを意図されておらず、または本開示を限定することも意図されていない。特定の実施形態の個々の要素または特徴部は、通常、その特定の実施形態に限定されず、具体的に図示または説明していなくても、適用可能な場合に、選択された実施形態において交換可能であり、使用することができる。同一のものを様々な方法で変えることもできる。そのような変形形態は、本開示からの逸脱とみなすべきではなく、そのような修正形態のすべては、本開示の範囲内に含まれることを意図されている。
例示的な実施形態は、本開示が完全であるように提示され、当業者にその範囲を十分に伝えるであろう。本開示の実施形態を完全に理解させるために、特定の構成要素、装置、および方法の例などの様々な特定の細部が説明された。特定の細部は使用される必要がなく、例示的な実施形態は多数の異なる形態で具現化でき、どれも本開示の範囲を限定すると解釈すべきでないことが当業者には明らかであろう。一部の例示的な実施形態では、公知のプロセス、公知の装置構造、および公知の技術が詳細に説明されていない。
本明細書で使用した用語は、特定の例示的な実施形態を説明することのみを目的とし、限定することを意図されていない。本明細書では、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、文脈が別途明示しない限り、さらに複数形を含むことを意図することができる。「含む(comprises)」、「含むこと(comprising)」、「含むこと(including)」および「有すること(having)」という用語は包括的であり、したがって、決まった特徴部、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴部、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しない。
要素または層が、他の要素または層に「載っている」、「係合している」、「連結されている」、または「接続されている」と言い表される場合に、要素または層は、他の要素または層に直接載ること、係合すること、連結されること、または接続されることが可能であり、あるいは介在する要素または層が存在してもよい。対照的に、要素が、他の要素または層に「直接載っている」、「直接係合している」、「直接連結されている」、または「直接接続されている」と言い表される場合に、介在する要素または層は存在することができない。要素間の関係を説明する他の文言も、同様に解釈されるべきである(例えば、「〜の間に」対「〜の間に直接」、「隣接する」対「直接隣接する」など)。本明細書では、「および/または」という用語は、1つまたは複数の関連列挙物品の任意およびすべての組み合わせを含む。
第1の、第2の、第3のなどの用語は、様々な要素、構成要素、領域、層、および/または部分を説明するために、本明細書で使用することができるが、これらの要素、構成要素、領域、層、および/または部分は、これらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、1つの要素、構成要素、領域、層、または部分を他の領域または部分から区別するためだけに使用することができる。「第1の」、「第2の」などの用語、および他の数字用語は、本明細書で使用する場合、文脈によって明示されない限り、シーケンス、または順序を意味するものではない。したがって、下記に説明する第1の要素、構成要素、領域、層、または部分は、例示的な実施形態の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、層、または部分と称することができる。
「内側」、「外側」、「〜の真下」、「〜の下」、「下側」、「〜の上」、「上側」などの空間的相対用語は、図に示すように、1つの要素または特徴部の他の要素または特徴部に対する関係を説明するための記述を容易にするために、本明細書で使用することができる。空間的相対用語は、図に示された向きに加えて、使用時または動作時の装置の様々な向きを包含することを意図することができる。例えば、図の装置が反転した場合、他の要素または特徴部の「下」またはの「真下」として記載された要素は、他の要素または特徴部の「上」の位置に置かれる。したがって、「〜の下」という例示的用語は、上と下の両方の向きを包含することができる。装置は、それ以外に向けることができ(90°または他の向きに回転される)、本明細書で使用した空間的相対記述子は相応に解釈される。

Claims (22)

  1. 車両用のショックアブソーバであって、
    流体チャンバを画定する圧力チューブと、
    前記流体チャンバ内に配置され、前記流体チャンバを上側作動チャンバと下側作動チャンバとに分割し、圧縮路およびリバウンド路を画定するピストンであって、前記上側作動チャンバと前記下側作動チャンバとの間で、前記圧縮路および前記リバウンド路が貫通するピストンと、
    前記ピストンと係合し、前記上側作動チャンバと前記下側作動チャンバとの間の流体の流れを制御する弁ディスクアセンブリであって、実質的に非直線状の輪郭を有するオリフィスを画定するブリードディスクを含み、前記実質的に非直線状の輪郭は、前記ブリードディスクの外径部まで延び、前記ブリードディスクの前記オリフィスは、前記上側作動チャンバと前記下側作動チャンバとの間でブリードチャネルを形成する、弁ディスクアセンブリと、
    を含むショックアブソーバ。
  2. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、流れ貯蔵器および絞り部分を有し、前記流れ貯蔵器は、前記ブリードディスクの内径部に近接して配置され、前記絞り部分は、前記外径部に近接して配置され、前記流れ貯蔵器および前記絞り部分は流体的に接続され、前記流れ貯蔵器の領域は、前記絞り部分の領域よりも大きい、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  3. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは第1の部分、第2の部分、および第3の部分を有し、前記第2の部分は、前記第1の部分と前記第3の部分とを流体的に接続し、前記第2の部分は、前記第1の部分よりも小さく、かつ前記第3の部分よりも小さい領域を有する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  4. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、実質的に丸い形状を有する第1の部分と、実質的に砂時計の形状を有する第2の部分とを有し、前記第2の部分は、一端で前記第1の部分に流体的に接続され、前記第1の部分とは反対側の他端で出口を形成し、前記第1の部分は、前記第2の部分よりも大きい領域を有する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  5. 前記ブリードディスクは複数の前記オリフィスを含む、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  6. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、流れ貯蔵器および絞り部分を有し、前記流れ貯蔵器と前記絞り部分とは流体的に接続され、前記絞り部分の長さは、前記絞り部分の幅よりも小さく、前記流れ貯蔵器の領域は、前記絞り部分の領域よりも大きい、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  7. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、前記絞り部分によって前記流れ貯蔵器に流体的に接続された出口を有し、前記出口は、前記ブリードディスクの前記外径部まで延び、前記出口の領域は、前記絞り部分の前記領域よりも大きい、請求項6に記載のショックアブソーバ。
  8. 前記弁ディスクアセンブリは複数のディスクを含み、前記ブリードディスクは、前記複数のディスクに含まれる、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  9. 前記圧縮路と前記上側作動チャンバとの間で前記流体の流れを制御する圧縮弁アセンブリであって、下側作動の前記流体から受ける圧力に応じて、前記圧縮路を開く圧縮弁アセンブリと、
    前記リバウンド路と前記下側作動チャンバとの間で前記流体の流れを制御するリバウンド弁アセンブリであって、前記上側作動チャンバの前記流体から受ける圧力に応じて、前記リバウンド路を開くリバウンド弁アセンブリと、
    をさらに含む、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  10. 前記圧縮弁アセンブリおよび前記リバウンド弁アセンブリはそれぞれ、前記弁ディスクアセンブリを含み、
    前記圧縮弁アセンブリの前記弁ディスクアセンブリは、前記圧縮路と前記上側作動チャンバとの間に前記ブリードチャネルを形成し、
    前記リバウンド弁アセンブリの前記弁ディスクアセンブリは、前記リバウンド路と前記下側作動チャンバとの間に前記ブリードチャネルを形成する、請求項9に記載のショックアブソーバ。
  11. 車両用のショックアブソーバであって、
    流体チャンバを画定する圧力チューブと、
    前記流体チャンバ内に配置され、前記流体チャンバを上側作動チャンバと下側作動チャンバとに分割し、圧縮路およびリバウンド路を画定するピストンであって、前記上側作動チャンバと前記下側作動チャンバとの間で、前記圧縮路および前記リバウンド路が貫通するピストンと、
    前記ピストンと係合する圧縮弁アセンブリであって、前記圧縮路を通る流体の流れを制御する圧縮弁アセンブリと、
    前記ピストンと係合して、前記リバウンド路を通る前記流体の流れを制御し、弁ディスクアセンブリを含むリバウンド弁アセンブリであって、前記弁ディスクアセンブリは、前記リバウンド路と前記下側作動チャンバとを流体的に接続するオリフィスを画定するブリードディスクを含み、前記オリフィスは、前記ブリードディスクの外径部まで延び、前記外径部よりも前に配置された絞り部分を有する実質的に非直線状の輪郭を有する、リバウンド弁アセンブリと、
    を含むショックアブソーバ。
  12. 前記絞り部分の長さは、前記絞り部分の幅よりも小さい、請求項11に記載のショックアブソーバ。
  13. 前記ブリードディスクは複数の前記オリフィスを含む、請求項11に記載のショックアブソーバ。
  14. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、前記絞り部分によって流体的に接続された第1の部分と第2の部分とを有し、前記絞り部分は、前記第1の部分よりも小さく、かつ第3の部分よりも小さい、請求項11に記載のショックアブソーバ。
  15. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、前記ブリードディスクの内径部に近接して配置された流れ貯蔵器を有し、前記絞り部分は、前記ブリードディスクの前記外径部において画定された出口と、前記流れ貯蔵器に流体的に接続された入り口とを有し、前記絞り部分の領域は、前記流れ貯蔵器の領域よりも小さい、請求項11に記載のショックアブソーバ。
  16. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、実質的に丸い形状を有する第1の部分を有し、前記絞り部分は、実質的に砂時計の形状を有し、前記絞り部分は、一端で前記第1の部分に流体的に接続され、前記第1の部分とは反対側の他端で出口を形成する、請求項11に記載のショックアブソーバ。
  17. 前記リバウンド弁アセンブリの前記弁ディスクアセンブリは複数のディスクを含み、前記ブリードディスクは、前記複数のディスクに含まれる、請求項11に記載のショックアブソーバ。
  18. 前記圧縮弁アセンブリは、第2の弁ディスクアセンブリを含み、前記第2の弁ディスクアセンブリは、前記圧縮路と前記上側作動チャンバとを流体的に接続するオリフィスを画定するブリードディスクを含み、前記オリフィスは、前記ブリードディスクの外径部まで延び、前記外径部よりも前に配置された絞り部分を有する実質的に非直線状の輪郭を有する、請求項11に記載のショックアブソーバ。
  19. 車両用のショックアブソーバであって、
    流体チャンバを画定する圧力チューブと、
    前記流体チャンバ内に配置され、前記流体チャンバを上側作動チャンバと下側作動チャンバとに分割し、第1の圧縮路および第1のリバウンド路を画定するピストンであって、前記上側作動チャンバと前記下側作動チャンバとの間で、前記第1の圧縮路および前記第1のリバウンド路が貫通するピストンと、
    前記ピストンと係合する第1の圧縮弁アセンブリであって、前記第1の圧縮路を通る流体の流れを制御する第1の圧縮弁アセンブリと、
    前記ピストンと係合して、前記第1のリバウンド路を通る前記流体の流れを制御し、第1の弁ディスクアセンブリを含む第1のリバウンド弁アセンブリであって、前記第1の弁ディスクアセンブリは、前記リバウンド路と前記下側作動チャンバとを流体的に接続するオリフィスを画定するブリードディスクを含み、前記オリフィスは、前記ブリードディスクの外径部まで延び、前記外径部よりも前に配置された絞り部分を有する実質的に非直線状の輪郭を有する、第1のリバウンド弁アセンブリと、
    前記圧力チューブを囲む貯蔵チューブであって、前記圧力チューブと共に貯蔵器チャンバを画定する貯蔵チューブと、
    第2の圧縮路および第2のリバウンド路を画定する弁本体であって、前記下側作動チャンバと前記貯蔵器チャンバとの間で、前記第2の圧縮路および前記第2のリバウンド路が貫通する弁本体と、
    前記弁本体と係合して、前記第2の圧縮路を通る前記流体の流れを制御し、第2の弁ディスクアセンブリを含む第2の圧縮弁アセンブリであって、前記第2の弁ディスクアセンブリは、前記第2の圧縮路と前記貯蔵器チャンバとを流体的に接続するオリフィスを画定するブリードディスクを含み、前記オリフィスは、前記ブリードディスクの外径部まで延び、前記外径部よりも前に配置された絞り部分を有する実質的に非直線状の輪郭を有する、第2の圧縮弁アセンブリと、
    前記弁本体と係合する第2のリバウンド弁アセンブリであって、前記第2のリバウンド路を通る前記流体の流れを制御する第2のリバウンド弁アセンブリと、
    を含むショックアブソーバ。
  20. 前記第1の弁ディスクアセンブリおよび前記第2の弁ディスクアセンブリの前記ブリードディスクの前記オリフィスはそれぞれ、前記ブリードディスクの内径部に近接して配置された流れ貯蔵器を有し、前記流れ貯蔵器は、前記絞り部分に流体的に接続され、前記流れ貯蔵器の領域は、前記絞り部分の領域よりも大きい、請求項19に記載のショックアブソーバ。
  21. 前記ブリードディスクの前記オリフィスは、前記絞り部分によって、前記流れ貯蔵器に流体的に接続された出口を有し、前記出口は、前記ブリードディスクの前記外径部まで延び、前記出口の領域は、前記絞り部分の領域よりも大きい、請求項19に記載のショックアブソーバ。
  22. 前記第1の弁ディスクアセンブリおよび前記第2の弁ディスクアセンブリの前記ブリードディスクに関して、前記絞り部分の長さは、前記絞り部分の幅よりも小さい、請求項19に記載のショックアブソーバ。
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