JP2016216899A - Earthquake-proof wall structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、耐震壁構造に関する。 The present invention relates to a seismic wall structure.
特許文献1には、変形吸収層を有する木質耐震壁に関する技術が開示されている。この先行技術では、柱・梁に囲まれた面内に、木質耐震壁が、その外周と柱・梁の内面との間に変形吸収層分の隙間をあけて配置され、前記隙間を、木質耐震壁よりもヤング率が低い接着剤により埋めて同木質耐震壁が柱・梁に固定されていることを特徴としている。 Patent Document 1 discloses a technique related to a wooden earthquake-resistant wall having a deformation absorbing layer. In this prior art, a wooden earthquake-resistant wall is arranged in a plane surrounded by columns and beams with a gap corresponding to a deformation absorbing layer between the outer periphery and the inner surfaces of the columns and beams. It is characterized in that the wooden seismic walls are fixed to the columns and beams, filled with an adhesive with a lower Young's modulus than the seismic walls.
しかし、接着剤は火災時に接合力が低下するので、木質耐震壁を接着剤で柱・梁に固定する技術は、高い耐火性能が要求される建物には使用できない場合がある。 However, since the bonding strength of adhesives decreases in the event of a fire, the technique of fixing wooden seismic walls to columns and beams with adhesives may not be used for buildings that require high fire resistance.
本発明は、上記事実を鑑み、接着剤で接合する場合よりも高い耐火性能を確保しつつ、水平部材と木質壁とを接合することが目的である。 In view of the above fact, the present invention has an object to join a horizontal member and a wooden wall while ensuring higher fire resistance than when joining with an adhesive.
請求項1の発明は、上下の水平部材の間に設置された木質壁が、セメント系固化材で前記水平部材に接合されている。 In the first aspect of the present invention, the wood wall installed between the upper and lower horizontal members is joined to the horizontal member with a cement-based solidifying material.
請求項1に記載の発明では、上下の水平部材の間に設置された木質壁がセメント系固化材で水平部材に接合されているので、木質壁が接着剤で水平部材に接合されている構成と比較し、火災時における接合力の低下が抑制又は防止される。つまり、木質壁が接着剤で水平部材に接合されている構成と比較し、高い耐火性能が確保される。 In the first aspect of the present invention, the wood wall installed between the upper and lower horizontal members is joined to the horizontal member with a cement-based solidified material, so that the wood wall is joined to the horizontal member with an adhesive. Compared with, a decrease in bonding strength during a fire is suppressed or prevented. That is, high fire resistance is ensured as compared with the configuration in which the wooden wall is joined to the horizontal member with an adhesive.
請求項2の発明は、前記木質壁の上端部及び下端部の少なくとも一方には、凹凸が形成されている。 According to a second aspect of the present invention, irregularities are formed on at least one of the upper end and the lower end of the wooden wall.
請求項2に記載の発明では、木質壁の上端部及び下端部の少なくとも一方には凹凸が形成されているので、凹凸が形成されていない平坦である場合と比較し、接合面積が増加する。よって、木質壁と水平部材との間で効果的にせん断力が伝達される。 In the second aspect of the present invention, since the unevenness is formed on at least one of the upper end portion and the lower end portion of the wooden wall, the bonding area is increased as compared with a flat case where the unevenness is not formed. Therefore, a shearing force is effectively transmitted between the wooden wall and the horizontal member.
請求項3の発明は、前記水平部材は鉄筋コンクリート造とされ、前記木質壁の上端部及び下端部の少なくとも一方は、前記水平部材に埋設されている。 According to a third aspect of the present invention, the horizontal member is made of reinforced concrete, and at least one of the upper end portion and the lower end portion of the wooden wall is embedded in the horizontal member.
請求項3に記載の発明では、木質壁の上端部及び下端部の少なくとも一方が水平部材に埋設されているので、上端部及び下端部の両方が埋設されていない場合と比較し、木質壁と水平部材との間でより効果的にせん断力が伝達される。 In the invention according to claim 3, since at least one of the upper end portion and the lower end portion of the wooden wall is embedded in the horizontal member, compared with the case where both the upper end portion and the lower end portion are not embedded, Shear force is more effectively transmitted to and from the horizontal member.
本発明によれば、接着剤で接合する場合よりも高い耐火性能を確保しつつ、水平部材と木質壁とを接合することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, a horizontal member and a wooden wall can be joined, ensuring a fire resistance performance higher than the case where it joins with an adhesive agent.
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係る耐震壁構造について説明する。なお、各図において、鉛直方向を矢印Zで示し、面外方向を矢印Yで示し、鉛直方向(矢印Z方向)及び面外方向(矢印Y方向)に直交する水平方向を矢印Xで示す。
<First embodiment>
The earthquake-resistant wall structure according to the first embodiment of the present invention will be described. In each figure, the vertical direction is indicated by arrow Z, the out-of-plane direction is indicated by arrow Y, and the horizontal direction orthogonal to the vertical direction (arrow Z direction) and the out-of-plane direction (arrow Y direction) is indicated by arrow X.
(構造)
図1に示すように、本実施形態の耐震壁構造100はセメント系固化材の一例としてのコンクリートを使用した鉄筋コンクリート造の水平部材の一例としての梁10と柱20とで構成された架構50と、この架構50の構面内に設置された木質壁110とで構成されている。また、梁10には、スラブ18(図2(A)参照)が支持されている。
(Construction)
As shown in FIG. 1, the
図2(A)に示すように、梁10には、梁方向に延在する梁主筋12と、この梁主筋12の周囲を囲む梁せん断補強筋14と、略U字形状の補強筋11と、が配筋されている。なお、図示していないが、鉄筋コンクリート造の柱20(図1参照)には、柱方向に延在する柱主筋と、この柱主筋の周囲を囲む柱せん断補強筋とが配筋されている。
As shown in FIG. 2A, the
本実施形態では、木質壁110は、直交集成板(CLT(Cross Laminated Timber))で構成されている。なお、木質壁110は直交集成板以外の木質パネルで構成されていてもよい。例えば、単板積層材(LVL(Laminated Veneer Lumber))で構成されていてもよい。なお、このことは第二実施形態以降で説明する木質壁も同様である。また、本実施形態の木質壁110は、複数の板材111で構成されている。なお、一枚構造の木質壁110であってもよい。
In this embodiment, the
図1に示すように、木質壁110の上端部110A、下端部110C及び左右の側端部110B、110Dには、それぞれ面内方向内側に凹状の壁側凹部112と面内方向外側に凸状の壁側凸部114とが交互に複数形成されている。なお、本実施形態の壁側凹部112及び壁側凸部114は、正面視で略三角形状とされている。また、架構50(梁10及び柱20)の内壁面には、壁側凹部112及び壁側凸部114が係合する複数の三角形状の架構側凸部34及び架構側凹部32が形成されている。
As shown in FIG. 1, the
なお、図2(B)に示すように、断面L字形状の金属製の留具40を木質壁110の側面と架構50とに接合してもよい。
Note that, as shown in FIG. 2B, a
ここで、図1に示す壁側凹部112及び壁側凸部114と、対応する架構側凸部34及び架構側凹部32の配置やピッチは一例であって、これに限定されない。例えば、本実施形態では、木質壁110を構成する各板材111の上下の端部にそれぞれ壁側凹部112が形成されているが、これに限定されない。各板材111の上下の端部にそれぞれ壁側凸部114が形成されていてもよいし、各板材の上下の端部に壁側凹部112と壁側凸部114とが形成されていてもよい。
Here, the arrangement and pitch of the wall-side
また、壁側凹部112及び壁側凸部114と、対応する架構側凸部34及び架構側凹部32の形状は、三角形状に限定されることはなく、矩形状であってもよいし、台形状であってもよい。
Further, the shapes of the wall-side
また、各板材111の左右の側部に互いに係合する凹部と凸部とが形成されていてもよい。
Moreover, the recessed part and convex part which mutually engage in the right and left side part of each board |
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(Function and effect)
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
鉄筋コンクリート製の架構50内に設置された木質壁110は、壁側凹部112及び壁側凸部114が架構側凸部34及び架構側凹部32に係合することで、架構50に接合されている。
The
よって、木質壁110の端面110E(図3(C)を参考)が平坦である場合と比較し、接合面積が増加するので、木質壁110と架構50との間で効果的にせん断力が伝達される。なお、地震時に架構50にせん断力が作用すると、木質壁110の対角線上の一方の角部から他の角部に向けて、斜めに帯状の圧縮束が形成される。そして、この圧縮束によって木質壁110と架構50との間でせん断力が伝達される。
Therefore, compared with the case where the
また、火災時に接合力が低下する接着剤で架構50に木質壁が接合されている構成と比較し、火災時における接合力の低下が抑制又は防止されるので、高い耐火性能が確保される。
Moreover, since the fall of the joining force at the time of a fire is suppressed or prevented compared with the structure by which the wooden wall is joined to the
なお、木質壁110の上端部110A、下端部110C及び左右の側端部110B、110Dのそれぞれに壁側凹部112及び壁側凸部114が形成されているが、これに限定されない。木質壁110の左右の側端部110B、110Dには、壁側凹部112及び壁側凸部114が形成されていなくてもよく、上端部110A及び下端部110Cの少なくとも一方に壁側凹部112及び壁側凸部114が形成されていればよい。
In addition, although the wall side recessed
すなわち、木質壁110の上端部110A及び下端部110Cの少なくとも一方が架構50に接合されていればよい。また、このことは、これ以降に説明する変形例及び第二実施形態以降の耐震壁構造も同様である。
That is, it is only necessary that at least one of the
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。
[Modification]
Next, a modification of this embodiment will be described.
(第一変形例)
図3(A)に示す第一変形例の耐震壁構造101は、架構50の内壁面50Aは凹凸がなく平面とされている。そして、木質壁110の壁側凹部112と架構50の内壁面50Aとの隙間36に、グラウトやモルタル等のセメント系固化材で構成された充填材45が充填されている。
(First modification)
In the earthquake-
なお、図3(B)に示すように、隙間36に突出するスタッド42を架構50に設けてもよい。
Note that, as shown in FIG. 3B, a
ここで、木質壁110には壁側凹部112及び壁側凸部114が形成されておらず平面であってもよい。この場合、木質壁110の端面110E(図3(C)を参考)を架構50の内壁面50Aに対して隙間をあけて設置し、この隙間に充填材45を充填して接合する。
Here, the wall-
(第二変形例)
図3(C)に示す第二変形例の耐震壁構造102は、架構50の内壁面50Aに、断面がU字形状(溝形状)のアングル44がスタッド46によって接合されている。なお、アングル44は、架構50を構成する部材である。
(Second modification)
In the earthquake-
木質壁110には、壁側凹部112及び壁側凸部114が形成されていない。そして、アングル44の中に木質壁110の下端部110C(及び図示されていないが上端部110A及び左右の側端部110B、110D)が設置され、充填材45が充填されている。なお、木質壁110には、壁側凹部112及び壁側凸部114(図1を参照)が形成されていてもよい。
The
(第三変形例)
図4及び図2(C)に示す第三変形例の耐震壁構造103では、木質壁110の上端部110A、下端部110C及び左右の側端部110B、110Dは、架構50の梁10及び柱20に埋設されている(のみ込まれている)。なお、木質壁110の左右の側端部110B、110Dは、架構50の柱20に埋設されていなくてもよく、上端部110A及び下端部110Cの少なくとも一方が架構50の梁10に埋設されていればよい。
(Third modification)
In the earthquake-
また、第二変形例のように、木質壁110には、壁側凹部112及び壁側凸部114が形成されていなくてもよい。
Moreover, the wall side recessed
(第四変形例)
図5に示す第四変形例の耐震壁構造104では、架構50の内壁面50Aに、金物70がスタッド72によって接合されている。本変形例の金物70は、X方向の両端部から中央部に向かうに従って鉛直方向幅が短くなった形状(所謂蝶々型の上半分(又は下半分)のような形状)とされている。また、木質壁110には、壁側凹部113が形成され金物70に係合している。なお、金物70は、架構50を構成する部材である。
(Fourth modification)
In the earthquake-
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態に係る耐震壁構造について説明する。なお、第一実施形態及びその変形例と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<Second embodiment>
The earthquake-resistant wall structure according to the second embodiment of the present invention will be described. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the member same as 1st embodiment and its modification, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
(構造)
図6に示すように、本実施形態の耐震壁構造200は、鉄筋コンクリート造の梁10と柱20とで構成された架構50と、この架構50の面内に設置された木質壁210と、で構成されている。木質壁210は、木質の矩形状の本体部220と、この本体部220の周囲に設けられた木質の枠部230と、で構成されている。
(Construction)
As shown in FIG. 6, the
枠部230は、壁側凹部112及び壁側凸部114が形成され、架構50(梁10及び柱20)に壁側凸部114が埋設されている(のみ込まれている)。本実施形態では、図7(A)に示すように枠部230に本体部220がクロスビス202によって接合されている。なお、クロスビス202は、図26に示すように、正面視において斜めに打ち込まれていてもよい。つまり、図6及び図26に示すように、クロスビス202はX方向及びY方向のそれぞれに対して角度を持って打ち込まれていてもよい。このようにクロスビス202を斜めに打ち込むことで、X方向及びY方向からの荷重に対して効果的にクロスビス202が抵抗する。なお、クロスビス202は、必須の部材ではない。また、枠部230は単板積層材(LVL)や直交集成板(CLT)であってもよい。
The
図7(A)に示すように、本実施形態の架構50の梁10には、上下方向に延在する梁補強筋16が配筋されている。梁補強筋16は、上部16Aが梁せん断補強筋14の面外方向外側に重ねられて配筋され、下端部16Bが枠部230に重なる位置まで延在している。なお、梁補強筋16の形状は、これに限定されるものではないし、必要がなければ配筋されていなくてもよい。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
As shown in FIG. 7A, a
(Function and effect)
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
鉄筋コンクリート製の架構50内に設置された木質壁210の枠部230は、壁側凸部114が架構50に埋設され係合することで、架構50に接合されている。
The
よって、火災時に接合力が低下する接着剤で架構50に木質壁が接合されている構成と比較し、火災時における接合力の低下が抑制又は防止されるので、高い耐火性能が確保される。
Therefore, compared with the structure in which the wooden wall is bonded to the
また、木質壁210と架構50との間で効果的にせん断力が伝達される。なお、地震時に架構50にせん断力が作用すると、木質壁210の対角線上の一方の角部から他の角部に向けて、斜めに帯状の圧縮束が形成される。そして、この圧縮束によって木質壁210と架構50との間でせん断力が伝達される。
Further, the shear force is effectively transmitted between the
また、地震時に木質壁210の本体部220が損傷しても、本体部220を取り換えることで、耐力を回復させることが可能である。
Moreover, even if the
なお、第二実施形態の図7(B)のように、枠部230が架構50(梁10及び柱20)に埋設されていなくてもよい。この場合、図3(A)及び図3(B)に示す第一実施形態の第一変形例のように、木質壁210の壁側凹部112と架構50の内壁面50Aとの隙間36に充填材45を充填する。また、図7(B)に示すように、略U字形状の補強筋17としてもよい。
In addition, the
また、枠部230と架構50との接合は、第一実施形態の第二変形例及び第四変形例の構造を適用してもよい。
Moreover, you may apply the structure of the 2nd modification of 1st embodiment, and the 4th modification to joining to the
(施工方向)
次に、本実施形態の施工方法の一例について説明する。
(Construction direction)
Next, an example of the construction method of this embodiment is demonstrated.
なお、本例では、図25に示すように、枠部231は、壁側凹部112及び壁側凸部114(図4参照)は形成されていない。また、図22及び図23に示すように、枠部231には、アンカーボルト440が設けられている(図15及び図16も参照)。
In this example, as shown in FIG. 25, the
図25に示す架構50を構成する鉄筋コンクリート造の梁10及び柱20は、プレキャスト製となっている(正確には梁10の後述する中間部37等は現場で打設)。また、梁10は、仕口部30からX方向に突出する左梁部33及び右梁部35と(図22も参照)、これら左梁部33と右梁部35との間の現場で打設する中間部37とで構成されている。また、左梁部33の上部33A及び右梁部35の上部35Aは、図22及び図23に示すように、配筋されているが、コンクリートは現場で打設するようになっている。
The reinforced
図22〜図25に示すように、枠部231は、左右の縦部材250、左上側横部材252、右上側横部材254、中間上側横部材256及び下側横部材258で構成されている。縦部材250は予めプレキャスト製の柱20に接合されている。左上側横部材252は予めプレキャスト製の左梁部33に接合されており、右上側横部材254は予めプレキャスト製の右梁部35に接合されている。また、中間上側横部材256及び下側横部材258は、現場でコンクリートを打設する際に梁10に接合される。
As shown in FIGS. 22 to 25, the
先ず図23に示すように、左右の柱20と梁10とを接合する。なお、図22に示すように、柱20の上端部20Uに上側から左梁部33及び右梁部35が突出する仕口部30を接合する。次に、中間上側横部材256及び下側横部材258を設置し、図24に示すように、コンクリートを打設し、柱20及び梁10に枠部231を接合する。そして、図25に示すように、枠部231に面外方向から本体部220をはめ込み、本体部220を枠部231にクロスビス202によって接合する(図7及び図26も参照)。
First, as shown in FIG. 23, the left and
<第三実施形態>
本発明の第三実施形態に係る耐震壁構造について説明する。なお、変形例を含む第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<Third embodiment>
The earthquake-resistant wall structure according to the third embodiment of the present invention will be described. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the member same as 1st embodiment and 2nd embodiment containing a modification, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
(構造)
図8に示すように、本実施形態の耐震壁構造300は、架構50と、この架構50の面内に設置された木質壁310と、で構成されている。木質壁310は、木質の本体部320と、この本体部320の周囲に設けられた木質の枠部330と、で構成されている。
(Construction)
As shown in FIG. 8, the earthquake
枠部330は、外周部330Aが架構50(梁10及び柱20)に埋設されている。なお、枠部330と架構50との接合は、変形例を含む第一実施形態及び第二実施形態の構造を適用することができる。
As for the
本体部320の上端部、下端部及び左右の側端部には、それぞれ面内方向内側に凹状の本体側凹部322と面内方向外側に凸状の本体側凸部324とが交互に複数形成されている。なお、本実施形態の本体側凹部322及び本体側凸部324は、矩形状とされている。また、枠部330の内壁面には、本体側凹部322及び本体側凸部324が係合する複数の矩形状の枠側凸部334及び枠側凹部332が形成されている。
A plurality of main body side
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(Function and effect)
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
本実施形態においても第二実施形態と同様の作用及び効果を有する。更に、本実施形態では、本体部320の本体側凹部322及び本体側凸部324が枠部330の枠側凸部334及び枠側凹部332に係合しているので、本体部320と枠部330との間で効果的にせん断力が伝達される。
This embodiment also has the same operations and effects as the second embodiment. Furthermore, in the present embodiment, the main body side
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。
[Modification]
Next, a modification of this embodiment will be described.
(第一変形例)
図9に示す変形例の耐震壁構造301は、架構50の面内に木質壁311が設置されている。木質壁311は、木質の本体部321と、この本体部321の周囲に設けられると共に外周部331Eが架構50に埋設された木質の枠部331と、で構成されている。枠部331の角部には空隙353が形成されている。
(First modification)
In the earthquake-
図9及び図10(A)に示すように、本体部320の上端部、下端部及び左右の側端部には、それぞれ面内方向内側に凹状の本体側凹部323が複数形成されている。また、枠部331の内壁面には、本体側凹部323と同じ位置に枠側凹部333が形成されている。
As shown in FIGS. 9 and 10A, a plurality of concave body-
そして、本体側凹部323と枠側凹部333と形成された空間部335(図9参照)に、立方体状の木片部材350がはめ込まれている。
A cube-shaped
つぎに、本変形例の作用及び効果について説明する。 Next, the operation and effect of this modification will be described.
地震時には、本体部321及び枠部331の木片部材350へのめり込みで耐力が決定されるようにし、木片部材350が先に損傷するようにする。別の観点から説明すると、本変形例は、本体部321及び枠部331の、めり込みによる損傷を防ぎ、木片部材350のめり込み耐力にて延性的な破壊をする構成である。よって、地震後は、損傷した木片部材350のみを取り替えることで、耐力が回復する。
In the event of an earthquake, the strength is determined by fitting the
また、木質壁311の対角線上の一方の角部から他の角部に向けて斜めに帯状に形成される圧縮束によってせん断力が伝達される木質壁311と架構50との接合部に空隙353を形成することで、過大なせん断力が架構50の隅部に集中することによる架構50の破壊が防止される。
Further, a
なお、木片部材350は、立方体状に限定されない。例えば、正面視で三角形状であってもよいし、図10(C)に示すような両端部から中央部に向かうに従って鉛直方向幅が短くなった所謂蝶々型であってもよい。なお、本体側凹部323と枠側凹部333の形状は、木片部材350の形状に適宜合わせる。
The
また、図10(B)に示すように、本体側凹部323及び枠側凹部333の内周面に金属板354を張り付けてもよい。このように本体側凹部323及び枠側凹部333の内周面に金属板354を貼り付けることで、木片部材350のめり込みが抑制され、耐力が向上する。また、これにより木片部材350のみに変形が集中する。
Further, as shown in FIG. 10B, a
なお、図示は省略するが、枠部331の角部に空隙353が形成されていなくてもよい。また、枠部331は、上下左右の四つの部材331A、331B、331C、331Dで構成されていてもよい。この場合、空隙353の外側の枠部353Aは設けられていなくてもよい。
Although illustration is omitted, the
(第二変形例)
図11に示す第二変形例の耐震壁構造302は、架構50の面内に木質壁312が設置されている。木質壁312は、木質の本体部340と、この本体部340の周囲に設けられると共に外周部352Aが架構50に埋設された木質の枠部352と、で構成されている。また、本体部340は、上部341、下部342、側部343、側部344及び中央部345の五枚で構成されている。
(Second modification)
In the earthquake-
本体部340の上端部、下端部、左右の側端部には、本体側係合部360が形成されている。また、枠部352の内周面には、本体側係合部360が係合する枠側係合部368が形成されている。
A main body
図12に示すように、本体部340の本体側係合部360は、板厚の半分の厚みの凸部362Aと凸部362Bとが、それぞれY方向(板厚方向)に重ならないように、X方向に沿って交互に設けられている。
As shown in FIG. 12, the main body
また、図示はしていないが、枠部352の枠側係合部368にも同様に板厚の半分の厚みの凸部362Aと凸部362Bとが、それぞれY方向(板厚方向)に重ならないように、X方向に沿って交互に設けられている。
Although not shown in the drawing, similarly to the frame
そして、本体部340の本体側係合部360の凸部362Aと凸部362Aとの間に、枠部352の枠側係合部368の凸部362Aが係合し、本体側係合部360の凸部362Bと凸部362Bとの間に、枠側係合部368の凸部362Bが係合する。
And the
ここで、本体側係合部360と枠側係合部368との係合は、本体部340を枠部352に対して面外方向に移動させてはめ込むことはできない。よって、本実施形態では、前述したように、本体部340は、上部341、下部342、側部343、344及び中央部345で構成されている。
Here, the main body
そして、まず、側部343、344を矢印X1で示すように、X方向(左方向又は右方向))にスライドしてはめ込む。その後、上部341と下部342とを矢印Z1で示すようにZ方向(上方向又は下方向)にスライドして、はめ込む。そして、最後に中央部345を面外方向にはめ込む。
First, the
なお、中央部345の形状は、矩形状に限定されない。例えば、三角形状であってもよいし、両端部から中央部に向かうに従って鉛直方向幅が短くなった所謂蝶々型であってもよい。中央部345の形状に応じて、上部341、下部342、側部343、344も適宜対応した形状とする。
Note that the shape of the
また、本体部340が板厚方向に二枚に分割された構成としてもよい。本体部340が板厚方向の分割された構成の場合、二枚を夫々面外方向にはめ込むことができる。
The
(第三変形例)
図13に示す第三変形例の耐震壁構造303の木質壁313は、本体部370と、この本体部370の周囲に設けられると共に架構50(図11等を参照)に埋設された木質の枠部380と、で構成されている。
(Third modification)
A
本体部370の端部には、面外方向に凸状の本体側凸部374と面外方向に凹状の本体側凹部372とが形成されている。また、枠部380には、面外方向に凹状の枠側凸部384と面外方向に凸状の枠側凹部382とが形成されている。
A main body side
そして、本体部370の本体側凹部372及び本体側凸部374が、枠部380の枠側凸部384及び枠側凹部382に面外方向に係合することで、本体部370と枠部380とが接合されている。
The main body side
<第四実施形態>
本発明の第四実施形態に係る耐震壁構造について説明する。なお、変形例を含む第一実施形態〜第三実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<Fourth embodiment>
A seismic wall structure according to the fourth embodiment of the present invention will be described. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the member same as 1st embodiment-3rd embodiment containing a modification, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
(構造)
図14に示すように、本実施形態の耐震壁構造400は、鉄筋コンクリート造の梁10と柱20とで構成された架構50と、この架構50の面内に設置された木質壁410とで構成されている。木質壁410は、木質の本体部420と、木質の下部体430と、で構成されている。
(Construction)
As shown in FIG. 14, the
本体部420の上端部及び下端部には、本体側凸部424及び本体側凹部422が形成されている。また、下部体430の上端部には、本体部420の下端部の本体側凸部424及び本体側凹部422と係合する下部側凸部434及び下部側凹部432が形成されている。
A main body side
また、上側の梁10には、本体部420の上端部の本体側凸部424及び本体側凹部422と係合する梁側凹部412及び梁側凸部414が形成されている。梁10の梁側凸部414には、U字形状の補強筋416が配筋されている。なお、梁10の梁側凸部414に、補強筋(鉄筋)416でなく、図17に示すトラス付きデッキ(フェローデッキ)490を埋設して補強してもよい。
The
図14、図15及び図16に示すように、木質壁410の下部体430の下端部430Cは、下側の梁10に埋設されている。
As shown in FIGS. 14, 15, and 16, the
図15及び図16に示すように、下部体430の下部側凹部432に座彫部436が形成されている。そして、この座彫部436に頭部442が設置されるように、梁10に定着したアンカーボルト440が設けられている。
As shown in FIGS. 15 and 16, a
また、図16に示すように、金属製の留金470が本体部420と下部体430とにビス472で接合されている。
Further, as shown in FIG. 16, a
なお、図14に示すように、木質壁410(本体部420及び下部体430)の左右の端部410B、410Dは、柱20に埋設されている。
As shown in FIG. 14, the left and right ends 410 </ b> B and 410 </ b> D of the wooden wall 410 (the
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(Function and effect)
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
本実施形態においても、第一実施形態〜第三実施形態と同様の作用及び効果を有する。 This embodiment also has the same operations and effects as the first to third embodiments.
また、本実施形態では、本体部420の本体側凹部422及び本体側凸部424が、下部体430の下部側凸部434及び下部側凹部432に係合しているので、本体部420と下部体430との間で効果的にせん断力が伝達される。
In the present embodiment, the main body side
なお、木質壁410が、下部体430が上下反転した形状の上部体と本体部420とで構成され、下側の梁10に梁側凹部412と梁側凸部414が形成されていてもよい。
The
(施工方法)
次に、本実施形態の施工方法の一例について説明する。
(Construction method)
Next, an example of the construction method of this embodiment is demonstrated.
なお、本例では、図20に示すように、木質壁411の本体部421には本体側凸部424及び本体側凹部422(図14参照)が形成されておらす、木質壁411の下部体431には下部側凸部434及び下部側凹部432(図14参照)が形成されていない。また、木質壁411を構成する本体部421と下部体431とは、クロスビス202(図7(A)、図7(B)及び図26も参照)で接合されている。下部体431にはアンカーボルト440(図15及び図16を参照)が設けられている。また、本例では、図19に示すように、本体部421の側部及び上端部には、ラグスクリュー203が設けられている。なお、ラグスクリュー203は設けられていなくてもよい。
In this example, as shown in FIG. 20, the
先ず、図19に示すように、柱20及び梁10の配筋をし、図示されていない型枠を設けた後、下側の梁10の上に下部体431を設置する。下側の梁10のコンクリートを打設し、下部体431を梁10に接合する。図20に示すように、木質壁411の本体部421を下部体431の上に設置し、本体部421を下部体431にクロスビス202で接合する。図21に示すように、左右の柱20及び上側の梁10の配筋をし、図示されていない型枠を設けた後、上側の梁10の上に下部体431に設置する。そして、図示は省略するが、柱20及び梁10のコンクリートを打設し、本体部421及び下部体431を、柱20及び梁10に接合する。
First, as shown in FIG. 19, the
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
<Others>
The present invention is not limited to the above embodiment.
例えば、木質壁が横方向に長い場合や木質壁が大きな軸力を受ける場合等で、木質壁が座屈する虞がある場合は、図18に示すように、間柱21を設けてもよい。この図では間柱21は、木質壁117を木質壁115と木質壁115に分断する構造となっている。しかし、図示は省略するが、木質壁の中に間柱21を通し、面外方向の両側から木質壁で間柱21を挟み込む構造でもよい。また、間柱21は、上下の梁10と連結してもよいし、連結しなくてもよい。また、間柱21を複数設けてもよい。また、間柱21の材質は特に限定されない。なお、ここでは、図18のように、第一実施形態の第三変形例(図4参照)に間柱21を設けた例で説明したが、他の実施形態及び変形例にも同様に間柱21を設けてもよい。また、図18では、木質壁115の側端部が間柱21に埋設されているが、埋設されていなくてもよい。
For example, when the wooden wall is long in the horizontal direction or when the wooden wall receives a large axial force, the
また、例えば、上記実施形態では、鉄筋コンクリート造の梁10と柱20とで構成された架構50であったが、これに限定されない。例えば、架構50の上部又は下部を構成する躯体は梁10でなく、スラブであってもよい。また、鉄筋コンクリート造以外、例えば、鉄骨造や木造の架構であってもよい。
For example, in the said embodiment, although it was the
また、例えば、上記実施形態では、架構内に木質壁が設置されていたが、これに限定されない。左右の柱のいずれか一方又は両方が無い状態である構面外(上下の梁の間、上下のスラブの間及び上下の梁とスラブとの間)に木質壁が設置され、上下の梁又はスラブに木質壁が接合された構造であってもよい。 Further, for example, in the above embodiment, the wooden wall is installed in the frame, but the present invention is not limited to this. A wooden wall is installed outside the structural surface (between the upper and lower beams, between the upper and lower slabs, and between the upper and lower beams and the slab) without either or both of the left and right columns. A structure in which a wooden wall is joined to a slab may be used.
要は、梁やスラブ等の水平部材に設置された木質壁が、セメント系固化材で水平部材に接合されていればよい。なお、セメント系固化材とは、グラウト、コンクリート、モルタル及び繊維補強コンクリートなどのセメントを含む固化材である。 In short, the wooden wall installed in the horizontal member such as a beam or a slab may be joined to the horizontal member with a cement-based solidifying material. The cement-based solidified material is a solidified material containing cement such as grout, concrete, mortar, and fiber reinforced concrete.
また、各木質の部材の木目の方向及び積層材や集成材の積層方向は特定されるものではない。 Further, the grain direction of each wood member and the lamination direction of the laminated material and the laminated material are not specified.
また、上述の複数の実施形態及び変形例は、適宜、組み合わされて実施可能である。例えば、木質壁と架構との接合構造に、第二実施形態及びその変形例で説明した木質壁の本体部と、枠部又は下部体との接合構造を適用してもよい。更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。 Further, the above-described plurality of embodiments and modification examples can be implemented in combination as appropriate. For example, the joint structure between the main body portion of the wooden wall and the frame portion or the lower body described in the second embodiment and the modified example may be applied to the joint structure between the wooden wall and the frame. Furthermore, the present invention can be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention.
10 梁(水平部材の一例)
50 架構
100 耐震壁構造
101 耐震壁構造
102 耐震壁構造
103 耐震壁構造
104 耐震壁構造
110 木質壁
117 木質壁
200 耐震壁構造
210 木質壁
300 耐震壁構造
301 耐震壁構造
302 耐震壁構造
303 耐震壁構造
310 木質壁
311 木質壁
312 木質壁
313 木質壁
400 耐震壁構造
410 木質壁
411 木質壁
10 Beam (an example of a horizontal member)
50
Claims (3)
請求項1に記載の耐震壁構造。 Concavities and convexities are formed on at least one of the upper end and the lower end of the wooden wall,
The earthquake-resistant wall structure according to claim 1.
前記木質壁の上端部及び下端部の少なくとも一方は、前記水平部材に埋設されている、
請求項1又は請求項2に記載の耐震壁構造。 The horizontal member is reinforced concrete,
At least one of the upper end portion and the lower end portion of the wooden wall is embedded in the horizontal member,
The earthquake-resistant wall structure according to claim 1 or claim 2.
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