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JP2016157996A - 音響機器編集装置 - Google Patents

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JP2016157996A
JP2016157996A JP2015032464A JP2015032464A JP2016157996A JP 2016157996 A JP2016157996 A JP 2016157996A JP 2015032464 A JP2015032464 A JP 2015032464A JP 2015032464 A JP2015032464 A JP 2015032464A JP 2016157996 A JP2016157996 A JP 2016157996A
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Abstract

【課題】専門的な知識および技術を有していないエンドユーザーであっても、小規模の音響設備に簡単に音響の設定を行うことができる音響機器編集装置を提供する。
【解決手段】リーダー部2cにチップ20を置くと、チップ20のチップ情報が読み出され、チップ情報に関連付けられたパラメーターセットが読み出される。読み出されたパラメーターセットは、チップ20を置いたチャンネルストリップの対象とするチャンネルにセットされる。
【選択図】図1

Description

この発明は、小規模の音響設備に簡単に音響の設定を行うことができる音響機器編集装置に関する。
公民館やホテルなど小規模の会場の音響設備として、小型ミキサーが用いられている。音響設備のユーザーには、音響設備の操作に対して高いスキルを持つ「コントラクター」と、ホール等の設備責任者や、宴会場の仲居さんなどの、コントラクターに比べれば、持ち合わせている音響設備の操作に対するスキルが相対的に低い「エンドユーザー」とがいる。例えば講演会などにおいて、ミキサーを使用できるようにセットする場合、舞台センターのマイクコンセントに演台マイクを接続して講演者用マイクをセットし、そこからの回線をミキサーの該当するチャンネルにケーブルで接続し、その後、ヘッドアンプ(HA)、イコライザー(EQ)、フェーダー、サプレッサなどのパラメーター値をセットしたり、出力バスのアサインなどを調整する。さらに、講演者用マイクとは別に司会用マイクが必要な場合は、講演者用マイクと同等の設定を司会用マイクに対して行うことになる。これらの作業には、専門的な知識及び技術が必要になる。
また、司会用マイクが下手にある場合、舞台センターのマイクコンセントとは別に用意されている下手用のマイクコンセントに司会用マイクを接続するが、この時、ミキサーの操作上、講演者用マイクが接続されていないチャンネルを選択して、接続する必要がある。なお、現状でも、十分な入力数のある大型ミキサーを使用すれば、各チャンネルそれぞれの用途別に専用のパラメーター値を設定し、そのチャンネルにその用途のマイクを接続する事で、適切な設定で使用する事が可能となるが、小規模な設備では設置スペース、コストの問題から大型ミキサーを使用することは非現実的である。
ところで、ミキサーにデジタルミキサーを使用すれば、あらかじめ用途別の専用設定をライブラリーとして保存しておき、適宜、ライブラリーからパラメーターセットを呼び出すことが可能となる(非特許文献1参照)。しかしながら、そのためには、当該操作に足るだけのミキサー操作の知識とスキルを必要とする。
ヤマハ株式会社 DIGITAL MIXING CONSOLE CL5 CL3 CL1,P.23-27,[online], [平成26年10月 8日検索],インターネット<http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/cl5_ja_om_d0.pdf?_ga=1.80309719.1385593750.1412745000>
上記したように、従来の小規模の音響設備を使用できるように音響の設定をエンドユーザーが行う場合もあり、エンドユーザーが専門的な知識および技術を有していない場合には、音響設備の音響の設定を行うことが困難であるという問題点があった。
そこで、本発明は、専門的な知識および技術を有していないエンドユーザーであっても、音響設備に簡単に音響の設定を行うことができる音響機器編集装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響機器編集装置は、チップ毎に持つユニークな情報をチップから読み出す各チャンネルに用意されたリーダーと、少なくとも1つのパラメーターセットを記憶する記憶手段とを備え、前記リーダーに前記チップをセットすることで、前記リーダーにより当該チップの前記情報が読み出され、読み出された前記情報に関連付けられたパラメーターセットが、前記記憶手段から読み出されて前記チップがセットされたチャンネルに設定されることを最も主要な特徴としている。
また、上記音響機器編集装置において、前記情報にポート情報も関連付けることで、前記リーダーから読み出された前記情報に関連付けられた前記ポート情報で特定されるポートに、前記チャンネルが接続されるようにしてもよい。
本発明の音響機器編集装置では、リーダーにいずれかのチップをセットすることで、チップ毎に持つユニークな情報がリーダーで読み出され、読み出された情報に関連付けられたパラメーターセットが、記憶手段から読み出されてチップがセットされたチャンネルに設定されることから、専門的な知識および技術を有していないエンドユーザーであっても、音響設備に簡単に最適な音響の設定を行うことができるようになる。
本発明の音響機器編集装置の実施例であるミキサーの構成を示す正面斜視図である。 本発明の音響機器編集装置の実施例であるミキサーの構成を示す背面斜視図である。 本発明の実施例にかかるミキサーの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例にかかるミキサーにおける関連付けられたチップIDと「使用するプリセット名」とのテーブルと、「使用するプリセット名」のライブラリーのパラメーターセットを示す図である。 本発明の実施例にかかるミキサーで実行されるプリセット適用処理のフローチャートである。 本発明の音響機器編集装置の他の実施例であるミキサーを備えるミキサーシステムの構成を示す図である。 本発明の他の実施例にかかるミキサーにおける関連付けられたチップIDと「使用するプリセット名」とのテーブルと、「使用するプリセット名」のライブラリーのパラメーターセットを示す図である。 本発明の他の実施例にかかるミキサーで実行されるプリセット適用処理2のフローチャートである。
本発明の音響機器編集装置の実施例であるミキサー1の構成を示す正面斜視図を図1に、その背面斜視図を図2に示す。
これらの図に示すように、ミキサー1は上面が操作パネル2とされている。図1に例示したミキサー1の操作パネル2には、複数の回転操作子2aが2段に横方向に配列されて設けられており、それぞれの回転操作子2aには摘みが設けられている。回転操作子2aの下側にはフェーダー2bが横方向に複数配列されており、フェーダー2bの下側にリーダー部2cが横方向に複数配列されて設けられている。縦に並んだ2つの回転操作子2aとフェーダー2bとリーダー部2cとで、各チャンネルを設定するチャンネルストリップが構成され、このチャンネルストリップが操作パネル2に複数本設けられている。2つの回転操作子2aは、ゲインやパンなどを調節し、フェーダー2bはチャンネルの出力レベルを調節する。また、リーダー部2cにはチップ20を載置できる検出部が形成されており、この検出部にチップ20を置くとチップ20を識別するチップ情報であるチップIDがリーダー部2cにより読み出される。そして、後述するようにチップ20のチップIDに関連付けられたパラメーターセットのパラメーター値が、チップ20が置かれたチャンネルストリップにアサインされている対象とするチャンネルにセットされる。チップ20は、多数用意されており、それぞれのチップ20のチップIDは互いに異なる固有のユニーク情報を有しており、異なるチップ20をリーダー部2cに置くことにより、そのチップ20に関連付けられたパラメーターセットのパラメーター値が、チップ20が置かれたリーダー部2cに対応するチャンネルにセットされるようになる。
ミキサー1の背面パネル3には、図2に示すように複数の入力端子3aが設けられており、図示する例では、マイク21aのプラグ22aが接続された入力端子3aと、マイク21bのプラグ22bが接続された入力端子3aとが示されている。これにより、例えば、マイク21aからのオーディオ信号は入力端子3aを介してチャンネル1に入力され、チャンネル1にアサインされたチャンネルストリップの操作子によりゲインやレベルが調節される。また、例えば、マイク21bからのオーディオ信号は入力端子3aを介してチャンネル2に入力され、チャンネル2にアサインされたチャンネルストリップの操作子によりゲインやレベルが調節される。なお、背面パネル3には出力端子なども設けられているが、省略して示している。
ミキサー1の操作パネル2や背面パネル3の構成は上述した構成に限らず、種々の配置・構成を採用することができる。例えばリーダー部2cはフェーダー2bの手前側に限らず、フェーダー2bや回転操作子2aの側方や奥側等に配置してもよい。
本発明の実施例にかかるミキサー1の構成を示す機能ブロック図を図3に示す。
図3に示すミキサー1において、信号処理はDSP(Digital Signal Processor)12を用いて実行されており、CPU(Central Processing Unit)10の制御の元でヘッドアンプ(HA)、イコライザー(EQ)、フェーダー、サプレッサなどの信号処理を行っている。これらの信号処理をCPU10にて動作するソフトウェアによって実現しても良い。ミキサー1の全体の制御はCPU10により行われている。メモリ11は、フラッシュメモリとRAM(Random Access Memory)とを備え、CPU10が実行する動作ソフトウェア、パラメーターセットのライブラリーや各種データがフラッシュメモリに記憶され、CPU10のワークメモリ領域や一時保存データ等の領域がRAMに設定される。なお、フラッシュメモリの一部領域をRAMとして用いてもよいし、フラッシュメモリに替えてハードディスク等の書換可能な不揮発性の記憶デバイスを用いてもよい。表示部13は、液晶表示器等とされミキサー1における種々の操作画面等を表示している。操作部14は、回転操作子2aやフェーダー2b等の操作子を備え、操作子の操作を検出している。検出された操作信号に基づいて信号処理に用いるパラメーターの編集や操作を行うことができる。その他I/F15は、外部機器を接続するためのインタフェースであり、ネットワーク用のインタフェースやUSB(Universal Serial Bus)などのシリアルインタフェースとされる。また、その他I/F15はリーダー部2cにてチップIDを検出する検出デバイスも含む。音声I/F16は、ミキサー1にオーディオ信号を入力するアナログ入力ポートや信号処理されたオーディオ信号を出力するアナログ出力ポート、ディジタル信号を入力すると共に、外部に信号処理されたディジタル信号を出力するディジタル入力/出力ポートを備えている。アナログ入力ポートから入力されたオーディオ信号はディジタル信号に変換されて音声/通信バス17に送出され、入力されたディジタル入力信号も音声/通信バス17に送出される。音声/通信バス17へ送出されたディジタル信号はDSP12が受け取って所定の信号処理が施される。これにより、DSP12から音声/通信バス17に送出されたオーディオ信号を音声I/F16からスピーカ等へ供給することができるようになる。
各チップ20のチップIDには、「使用するプリセット名」を指定する指定情報が関連付けられており、「使用するプリセット名」のそれぞれには、複数のパラメーターの値からなるパラメーターセットが対応付けられており、メモリ11上に少なくとも1つの(好適には複数の)パラメーターセットからなるライブラリーが記憶されている。本発明の実施例にかかるミキサー1における関連付けられたチップIDと「使用するプリセット名」を指定する指定情報とのテーブルを図4(a)に示し、「使用するプリセット名」に対応付けられたパラメータセットのライブラリーを図4(b)に示す。
図4(a)に示すテーブルと、図4(b)に示すライブラリーは、予めコントラクターにより設定されてメモリ11に記憶されている。図4(a)に示す場合は、チップID「#1」のチップ20には、「講演者マイク」とされる「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する指定情報が関連付けられ、チップID「#2」のチップ20には、「司会マイク」とされる「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する指定情報が関連付けられ、チップID「#3」のチップ20には、「BGM」とされる「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する指定情報が関連付けられ、チップID「#4」以降は省略されているが同様にいずれかの「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する指定情報が関連付けられる。このように、設置されている音響設備に応じた「講演者マイク」「司会マイク」「BGM」などの「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットが用意され、上記した「指定情報」により、いずれかの「使用するプリセット名」に指定される。そして、図4(b)に示すように、「使用するプリセット名」に対応するパラメータセットのライブラリーの「講演者マイク」のパラメーターセットは、チャンネルストリップで調節可能なHA(ヘッドアンプ)、Comp(コンプレッサー)、EQ(イコライザー)、エフェクターなどのパラメーター値から構成されている。また、「使用するプリセット名」に対応する他のパラメータセットのパラメータ値の構成も同様とされている。各「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットのパラメーター値は、「使用するプリセット名」に対応するパラメーター値となるようにコントラクターが設定してある。なお、多数用意されたチップ20には、それぞれのチップ20のチップIDに関連付けられた「使用するプリセット名」を表示しておく。図4(b)に示す例では、メモリ11上に「講演者マイク」「司会マイク」・・・の「使用するプリセット名」のそれぞれに対応する複数のパラメーターセットからなるライブラリーが記憶されている。
本発明の実施例にかかるミキサー1を使用する際には、図2に示すように使用するマイク21a,21bをミキサー1の各入力端子3aに接続する。この場合、ミキサー1のメモリ11には、図4(a)(b)に示すテーブルおよびライブラリーのパラメーターセットがコントラクターにより記憶されている。そして、ミキサー1におけるマイク21aが接続された入力端子3aがアサインされているチャンネルストリップのリーダー部2cに、マイク21aの用途に応じたチップ20を選択して置く。例えば、マイク21aが講演者マイクの場合は「講演者マイク」と表示されたチップ20を選んで上記リーダー部2cに置く。リーダー部2cがチップ20が置かれたことを検出し、置かれたチップ20のチップIDを読み出すと、CPU10は図5に示すプリセット適用処理を開始する。プリセット適用処理が開始されると、ステップS10にてリーダー部2cに置かれたチップ20のチップIDをCPU10が読み取る。次いで、ステップS11にてCPU10は、チップIDに関連付けられた「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを、図4(a)に示すテーブルを参照して特定する。この場合は、「使用するプリセット名」として「講演者マイク」が特定され、ステップS12にてCPU10は、ステップS11で特定した「講演者マイク」に対応するパラメーターセットをメモリ11に記憶されているライブラリーから読み出して、チップ20が置かれた対象とするチャンネルのパラメーターに、読み出されたパラメーターセットのパラメーター値を反映させる。これにより、対象とするチャンネルに「講演者マイク」に最適な設定が呼び出されるようになる(ライブラリーからチップIDにて特定されるパラメーターセットが呼び出される)。
そして、ミキサー1におけるマイク21bが接続された入力端子3aがアサインされているチャンネルストリップのリーダー部2cに、マイク21bの用途に応じたチップ20を選択して置く。例えば、マイク21bが司会マイクの場合は「司会マイク」と表示されたチップ20を選んで上記リーダー部2cに置く。リーダー部2cが置かれたチップ20のチップIDを読み出すと、CPU10は図5に示すプリセット適用処理を開始して、上記した処理が行われる。これにより、ライブラリーから「司会マイク」に対応するパラメーターセットが読み出され、対象とするチャンネルに「司会マイク」に最適な設定が呼び出されるようになる。
リーダー部2cにチップ20を置く毎に上記した図5に示すプリセット適用処理がCPU10で実行されることにより、ミキサー1の各チャンネルに、置かれたチップ20のチップIDに関連づけられた「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットのパラメータ値が呼び出され設定されるようになる。これにより、専門的な知識および技術を有していないエンドユーザーであっても、小規模の音響設備に簡単に最適な音響の設定を行うことができるようになる。
次に、本発明の音響機器編集装置の他の実施例であるミキサーを備えるミキサーシステムの構成を図6に示す。
図6に示すミキサーシステム100は、本発明の他の実施例にかかるミキサー1’とI/Oボックス#1とI/Oボックス#2とから構成され、ミキサー1’に、I/O#1とI/O#2とのI/Oボックスが接続されている。I/O#1とI/O#2とは同じ構成とされ、I/O#1の入力端子33には複数本のマイク31a、マイク31b、・・・のプラグ32がそれぞれ接続され、I/O#2の入力端子43には複数本のマイク41a、マイク41b、・・・のプラグ42がそれぞれ接続されている。このようなI/O#1とI/O#2とが、ミキサー1’の図示しない背面パネルに設けられたその他I/F15または音声I/F16に接続されて、ミキサー1にはマイク31a,31b,・・・とマイク41a,41b,・・・の多数のマイクからのオーディオ信号が入力される。この場合、I/O#1,#2はネットワーク用のインタフェースあるいはシリアルインタフェースを備え、その他I/F15あるいは音声I/F16を介してミキサー1’に接続されることにより、各マイク31a,・・・,41a,・・・は、ミキサー1’の論理ポートとされるポートにそれぞれ接続される。マイクの数が、ミキサー1’のチャンネル数を超えている場合は、ミキサー1’においては、使用するマイクが接続されるポートを選択的にチャンネルにパッチ(結線)する。本発明の他の実施例にかかるミキサー1’のその他の構成は、本発明の実施例にかかるミキサー1と同様とされているので、その説明は省略する。
本発明の他の実施例にかかるミキサー1’においては、各チップ20のチップIDには、「使用するプリセット名」を指定する第1指定情報と、「使用するI/O」を指定する第2指定情報と、「使用するポート番号」を指定する第3指定情報とが関連付けられる。この場合、第1指定情報で指定される「使用するプリセット名」のそれぞれには、複数のパラメーター値からなるパラメーターセットが対応付けられており、第2指定情報ではI/O#1,#2のいずれかが指定される。また、第3指定情報ではI/Oボックスに接続されている所定のマイクが接続されたミキサー1’のポートの番号が指定される。本発明の他の実施例にかかるミキサー1’においては、パラメーターセットに第2指定情報と第3指定情報とのポート情報を含ませてもよい。本発明の他の実施例にかかるミキサー1’における関連付けられたチップIDと、「使用するプリセット名」を指定する第1指定情報と、「使用するI/O」を指定する第2指定情報と、「使用するポート番号」を指定する第3指定情報とのテーブルを図7(a)に示し、「使用するプリセット名」に対応するパラメータセットのライブラリーを図7(b)に示す。
図7(a)に示すテーブルと、図7(b)に示すライブラリーは、予めコントラクターにより設定されてメモリ11に記憶されている。図7(a)に示す場合では、チップID「#1」のチップ20には、「講演者マイク」とされる「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する第1指定情報と、使用するI/Oボックスとして「I/O#1」を指定する第2指定情報と、使用するポート番号としてポート番号「No.1」を指定する第3指定情報とが関連付けられ、チップID「#2」のチップ20には、「司会マイク」とされる「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する第1指定情報と、使用するI/Oボックスとして「I/O#2」を指定する第2指定情報と、使用するポート番号としてポート番号「No.2」を指定する第3指定情報とが関連付けられている。また、チップID「#3」のチップ20には、「BGM」とされる「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する第1指定情報と、使用するI/Oボックスとして「I/O#1」を指定する第2指定情報と、使用するポート番号としてポート番号「No.4」を指定する第3指定情報とが関連付けられており、チップID「#4」以降は省略されているが同様にいずれかの「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを指定する第1指定情報、いずれかのI/Oボックスを指定する第2指定情報といずれかのポート番号を指定する第3指定情報とが関連付けられる。
なお、第3指定情報で指定される「使用するポート番号」は、使用するマイクをチャンネルに結線する際に利用するポート情報であり、使用するポート番号は論理ポートの番号とされている。図示する例では、設置されている音響設備に応じた「講演者マイク」「司会マイク」「BGM」などの「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットが用意され、上記した「第1指定情報」により、いずれかの「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットが指定され、上記した「第2指定情報」により、いずれかのI/Oボックスが指定され、上記した「第3指定情報」により、いずれかのポート番号が指定される。また、図7(b)に示す「使用するプリセット名」に対応するライブラリーは、図4(b)と同様とされているので、その説明は省略する。
各「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットのパラメーター値は、「使用するプリセット名」に対応するパラメーター値となるようにコントラクターが設定してあり、「使用するI/O」と「使用するポート番号」からなるポート情報もコントラクターが設定している。なお、多数用意されたチップ20には、それぞれのチップ20のチップIDに関連付けられた「使用するプリセット名」を表示しておく。図7(b)に示す例においても、メモリ11上に「講演者マイク」「司会マイク」・・・の「使用するプリセット名」のそれぞれに対応する複数のパラメーターセットからなるライブラリーが記憶されている。
本発明の他の実施例にかかるミキサー1’を使用するミキサーシステム100では、図6に示すように使用するマイク31a、マイク31b、・・・をI/O#1に接続すると共に、マイク41a、マイク41b、・・・をI/O#2に接続し、これらのI/O#1,#2をミキサー1’に接続する。この場合、ミキサー1のメモリ11には、図7(a)(b)に示すテーブルおよびライブラリーがコントラクターにより記憶されている。そして、ミキサー1におけるいずれかのチャンネルストリップのリーダー部2cに、そのチャンネルで使用するプリセットに対応するチップ20を選択して載置する。例えば、「講演者マイク」と表示されたチップ20を選んで上記リーダー部2cに置いたとする。リーダー部2cがチップ20が置かれたことを検出し、置かれたチップ20のチップIDを読み出すと、CPU10は図8に示すプリセット適用処理2を開始する。プリセット適用処理2が開始されると、ステップS20にてリーダー部2cに置かれたチップ20のチップIDをCPU10が読み取る。次いで、ステップS21にてCPU10は、チップIDに関連付けられた第2指定情報と第3指定情報とから使用するI/Oボックスと、使用するポート番号とのポート情報を、図7(a)に示すテーブルを参照して特定する。この場合は、読み出されたチップIDが「#1」とされることから、「使用するI/O」として「I/O#1」、「使用するポート番号」として「No.1」が特定され、ステップS22にてCPU10は、チップ20が置かれた対象とするチャンネルを特定されたI/O#1とNo.1のポート番号とで特定されるポートに結線して、対象とするチャンネルにI/O#1の所定の入力端子に接続された「講演者マイク」をルーティングする。さらに、ステップS23にてCPU10は、チップIDに関連付けられた第1指定情報で指定された「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットを、図7(a)に示すテーブルを参照して特定する。この場合は、「使用するプリセット名」として「講演者マイク」が特定され、ステップS24にてCPU10は、ステップS23で特定した「講演者マイク」に対応するパラメーターセットを、メモリ11に記憶されている図7(b)に示すライブラリーから読み出して、チップ20が置かれた対象とするチャンネルのパラメーターに読み出されたパラメーターセットのパラメーター値を反映させる。これにより、「講演者マイク」がルーティングされた対象とするチャンネルに「講演者マイク」に最適な設定が呼び出されるようになる(ライブラリーからチップIDにて特定されるパラメーターセットが呼び出される)。
次いで、ミキサー1において他のチャンネルストリップのリーダー部2cに、他のチップ20を選択して置く。例えば、「司会マイク」と表示されたチップ20を選んで上記リーダー部2cに置いたとする。リーダー部2cが置かれたチップ20のチップIDを読み出すと、CPU10は図8に示すプリセット適用処理2を開始して、上記した処理が行われる。これにより、チップIDに関連付けられたポート情報が読み出されて、対象とするチャンネルに「司会マイク」がルーティングされると共に、ライブラリーから「司会マイク」に対応するパラメーターセットが読み出され、対象とするチャンネルに「司会マイク」に最適な設定が呼び出されるようになる。
リーダー部2cにチップ20を置く毎に上記した図8に示すプリセット適用処理2がCPU10で実行されることにより、ミキサー1の各チャンネルに、置かれたチップ20のチップIDに関連付けられたマイクがルーティングされると共に、チップIDに関連付けられた「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットのパラメータ値が呼び出され設定されるようになる。これにより、専門的な知識および技術を有していないエンドユーザーであっても、小規模の音響設備に簡単に最適な音響の設定を行うことができるようになる。
以上のように、ミキサーシステム100では、図6に示すようにチップ20をリーダー部2cに置くと、チップ20が置かれたことが検出されて、そのチップ20のチップIDがリーダー部2cで読み出されてCPU10に送られ、CPU10は図7(a)のテーブルを参照してチップIDに関連付けられたポート情報を特定し、そのポート情報で特定されるポートに結線して、対象とするチャンネルに所定のI/Oボックスの入力端子に接続されたマイクをルーティングする。そして、チップIDに関連付けられた「使用するプリセット名」に対応するパラメーターセットをメモリ11上のライブラリーから読み出して、チップ20が置かれた対象とするチャンネルにそのパラメーター値をセットする。
以上説明した本発明にかかる音響機器編集装置において、チップ情報を実現する方法は非接触型でも接触型でもよく、バーコード、QRコード、ICチップ、RFタグ、NFC(Near Field Communication)タグ、画像認証、抵抗値、磁気パターン、物理的な突起の有無のパターン(点字パターンのようなもの)などのチップが考えられ、リーダー部にはそのチップからチップ情報を読み出せる検出デバイスが搭載される。また、本発明の音響機器編集装置の実施例をミキサーとしたが、これに限ることはなくパラメーター値を調節する音響機器などの電子機器に本発明を適用することができる。
以上の説明では、チップをチャンネルストリップにセットすることにより、チャンネルストリップの対象チャンネルにチップ情報に関連付けられたパラメーターセットのパラメーター値が設定されたが、ミキサーにチップをセットすることにより、チップ情報に関連付けられたシーン(複数チャンネルに関する設定情報やミキサー1全体の動作設定等を含むパラメーターセット)をリコールするようにしてもよい。あるいは、ライブラリーをミキサー1のメモリ11に用意するものとしたが、チップ20自体にパラメーターセットやポート情報を記憶させておき、ミキサー1はチップ20から当該パラメーターセット等を読み出して設定するようにしてもよい。
本発明においては、あらかじめ、用途ごとに設定されたパラメーターセットをライブラリー化しておき、従来のように、ボタン操作やメニュー選択といった複雑な操作を行うことなく、「講演者マイク」「司会マイク」等と書かれたチップを任意のチャンネルストリップの直近に置くだけで、接続したマイクが指定したチャンネルに入力され(パッチ)たり、最適な設定が呼び出されたりするようになる。
1 ミキサー、2 操作パネル、2a 回転操作子、2b フェーダー、2c リーダー部、3 背面パネル、3a 入力端子、10 CPU、11 メモリ、12 DSP、13 表示部、14 操作部、15 その他I/F、16 音声I/F、17 通信バス、20 チップ、21a マイク、21b マイク、22a プラグ、22b プラグ、31a マイク、31b マイク、32 プラグ、33 入力端子、41a マイク、41b マイク、42 プラグ、43 入力端子、100 ミキサーシステム

Claims (2)

  1. チップ毎に持つユニークな情報をチップから読み出す各チャンネルに用意されたリーダーと、
    少なくとも1つのパラメーターセットを記憶する記憶手段とを備え、
    前記リーダーに前記チップをセットすることで、前記リーダーにより当該チップの前記情報が読み出され、読み出された前記情報に関連付けられたパラメーターセットが、前記記憶手段から読み出されて前記チップがセットされたチャンネルに設定されることを特徴とする音響機器編集装置。
  2. 前記情報にはポート情報も関連付けられており、
    前記リーダーから読み出された前記情報に関連付けられた前記ポート情報で特定されるポートに、前記チャンネルが接続されることを特徴とする請求項1に記載の音響機器編集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018030418A1 (ja) 2016-08-10 2018-02-15 株式会社Nttドコモ ユーザ端末及び無線通信方法

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