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JP2016142894A - 表示装置 - Google Patents

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JP2016142894A
JP2016142894A JP2015018302A JP2015018302A JP2016142894A JP 2016142894 A JP2016142894 A JP 2016142894A JP 2015018302 A JP2015018302 A JP 2015018302A JP 2015018302 A JP2015018302 A JP 2015018302A JP 2016142894 A JP2016142894 A JP 2016142894A
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Yoshio Miki
啓央 三木
盛右 新木
Morisuke Araki
盛右 新木
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Abstract

【課題】光の利用効率を向上することが可能な表示装置を提供する。【解決手段】絶縁基板と、波長変換素子と、前記絶縁基板と前記波長変換素子との間に形成され、前記絶縁基板側の面の面積が前記波長変換素子側の面の面積より大きい光路部と、前記光路部を挟み前記光路部より低い屈折率を有する材料で形成された非光路部と、を備えた光伝搬層と、前記非光路部と前記波長変換素子との間に形成された反射膜と、を備えた表示装置。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
表示装置の一例として、白色光源のバックライトユニットと、3原色のカラーフィルタを備えた液晶表示パネルとを組み合わせた液晶表示装置が知られている。カラーフィルタは、特定の波長域だけを透過させて、他の波長域をカットするため、カットされた波長域の分だけ光の利用効率の低下を招く。
そこで、カラーフィルタの代わりに蛍光体を備え、光の利用効率を向上させた表示装置が検討されている。例えば特許文献1には、青色光を発する面状光源装置(バックライトユニット)、青色光を吸収し赤色光、又は、緑色光を発光させる蛍光体層、及び蛍光体層と面状光源装置との間に配置された光反射膜、を備えたカラー液晶表示装置が開示されている。特許文献2には、さらに蛍光体層の光源(バックライト)に対向する面とは反対側に光吸収層及びフィルター層を備え、蛍光体層が二色性色素を含んでいる表示装置が開示されている。
特開2009−134275号公報 特開2013−254071号公報
本実施形態の目的は、光の利用効率を向上することが可能な表示装置を提供することにある。
本実施形態によれば、
絶縁基板と、波長変換素子と、前記絶縁基板と前記波長変換素子との間に形成され、前記絶縁基板側の面の面積が前記波長変換素子側の面の面積より大きい光路部と、前記光路部を挟み前記光路部より低い屈折率を有する材料で形成された非光路部と、を備えた光伝搬層と、前記非光路部と前記波長変換素子との間に形成された反射膜と、を備えた表示装置が提供される。
図1は、本実施形態に係る表示装置の概略を示す斜視図である。 図2は、画素の構成を示す図である。 図3は、表示装置の断面を示す図である。 図4は、反射膜の構造を示す図である。 図5は、波長変換層の形成方法を示す図である。 図6は、本実施形態における他の表示装置の断面を示す図である。 図7は、本実施形態における他の表示装置の断面を示す図である。 図8は、本実施形態における自発光素子を備えた表示装置の断面を示す図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る表示装置の概略を示す斜視図である。
なお、本実施形態においては、表示装置が液晶表示パネルを有する場合について説明するが、これに限らず、表示パネルとして有機エレクトロルミネッセンス等の自発光型表示パネル、あるいは電気泳動素子等を有する電子ペーパ型表示パネル等、を用いたものであっても良い。
表示装置DSPは、表示パネルPNL、表示パネルPNLを駆動する駆動ICチップIC、表示パネルPNLを照明する照明装置BL、制御モジュールCM、フレキシブル回路基板FPC1、FPC2などを備えている。なお、本実施形態において、第1方向Xは、例えば表示パネルPNLの短辺方向である。第2方向Yは、第1方向Xに交差する方向であり、表示パネルPNLの長辺方向である。また、第3方向Zは、第1方向X及び第2方向Yに交差する方向である。
表示パネルPNLは、第1基板100と、第1基板100に対向配置された第2基板200と、第1基板100と第2基板200との間に挟持された液晶層(後述する液晶層LQ)と、を備えている。表示パネルPNLは、画像を表示する表示領域DA、及び、表示領域DAの周辺に位置する額縁状の非表示領域NDAを備えている。表示パネルPNLは、表示領域DA内において第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に並んだ画素PXを備えている。
照明装置の一例であるバックライトユニットBLは、第1基板100の背面側に配置されている。このようなバックライトユニットBLとしては、種々の形態が適用可能であるが、詳細な構造については説明を省略する。
駆動ICチップICは、表示パネルPNLの第1基板100上に実装されている。フレキシブル回路基板FPC1は、第1基板100上に実装され、表示パネルPNLと制御モジュールCMとを接続している。フレキシブル回路基板FPC2は、バックライトユニットBLと制御モジュールCMとを接続している。
このような構成の表示装置DSPは、バックライトユニットBLから表示パネルPNLに入射する光を各画素PXで選択的に透過することによって画像を表示する透過表示機能を備えた、いわゆる透過型の液晶表示装置に相当する。但し、表示装置DSPは、外部から表示パネルPNLに向かって入射する外光を各画素PXで選択的に反射することによって画像を表示する反射表示機能を備えた、いわゆる反射型の液晶表示装置であっても良いし、透過型及び反射型の双方の機能を備えた半透過型の液晶表示装置であっても良い。反射型の液晶表示装置については、照明装置として、表示パネルPNLの前面側あるいは表示面側に、フロントライトユニットが配置されていても良い。以下では、透過型の液晶表示装置を例に説明する。
図2は、画素の構成を示す図である。
各画素PXは、スイッチング素子PSW、画素電極PE、共通電極CE、液晶層LQ等を備えている。スイッチング素子PSWは、例えば薄膜トランジスタ(TFT)で形成されている。スイッチング素子PSWは、ゲート線G及び信号線Sと電気的に接続されている。ゲート線Gは、例えば第1方向Xに延在している。信号線Sは、第2方向Yに延在している。なお、ゲート線G及び信号線Sは、直線状に形成されていてもよいし、それぞれの少なくとも一部が屈曲していてもよい。
画素電極PEは、スイッチング素子PSWに電気的に接続されている。画素電極PEは、共通電極CEと対向し、画素電極PEと共通電極CEとの間に生じる電界によって液晶層LQを駆動している。保持容量CSは、例えば、共通電極CEと画素電極PEとの間に形成される。
図3は、表示装置の断面を示す図である。なお、ここでは、表示装置DSPを第1方向Xに沿って切断した断面図を示す。
すなわち、表示装置DSPは、上述した表示パネルPNL及びバックライトユニットBL等を備えている。なお、図示した表示パネルPNLは、主として基板主面に平行な横電界を利用する表示モードに対応した構成を有しているが、特に制限される訳ではなく、基板主面に対して垂直な縦電界や、基板主面に対して斜め方向の電界、或いは、それらを組み合わせて利用する表示モードに対応した構成を有していても良い。横電界を利用する表示モードでは、例えば第1基板100に画素電極PE及び共通電極CEの双方が備えられた構成が適用可能である。縦電界や斜め電界を利用する表示モードでは、例えば第1基板100に画素電極PEが備えられ、第2基板200に共通電極CEが備えられた構成が適用可能である。なお、ここでの基板主面とは、互いに直交する第1方向Xと第2方向Yとで規定されるX−Y平面と平行な面である。
表示パネルPNLは、第1基板100、第2基板200、及び液晶層LQ、を備えている。第1基板100と第2基板200とは所定の間隙を形成した状態で貼り合わされている。液晶層LQは、第1基板100と第2基板200との間に保持されている。バックライトユニットBLは、第1基板100の背面側に配置されている。すなわち、バックライトユニットBLは、第1基板100の第2基板200と対向する側とは反対側に位置している。
バックライトユニットBLは、第1基板100と対向する出射面BLAを有し、この出射面BLAから第1波長λ1の光を第1基板100に向けて出射する。このバックライトユニットBLは、出射面BLAから第1波長λ1の光を出射する構成であれば、そのタイプは特に制限されるものではない。一例では、バックライトユニットBLは、光源が出射面BLAと平行な面内に配置されている直下型でもよく、光源が図示しない導光板の端部に配置されたエッジ型でもよい。出射面BLAは、導光板の第1基板100と対向する側の面であっても良いし、導光板と第1基板100との間に配置される光学シートの表面であっても良い。第1波長λ1は、例えば、光源の発光スペクトルにおけるピーク波長に相当する。一例では、第1波長λ1は、380nm〜490nmの青色領域内の波長、あるいは、この青色領域よりもさらに短波長の紫外領域内の波長である。このような第1波長λ1の光を発光する光源としては、発光ダイオード(LED)、半導体レーザーなどが適用可能である。バックライトユニットBLから表示パネルPNLに入射する光は、第1基板100の主面の法線方向に平行な平行光であることが望ましい。このため、表示装置DSPは、バックライトユニットBLから第1基板100への光の入射角を調整するために、バックライトユニットBLと第1基板100との間にプリズムシートなどの各種光学素子を備えていていることが望ましい。なお、本実施形態において、第1基板100は、表示装置用基板に相当する。
第1基板100は、第1絶縁基板110、波長変換層130、光伝搬層120、反射膜RL、第1絶縁膜140、共通電極CE、第2絶縁膜150、画素電極PE1乃至PE3、及び第1配向膜AL1を備えている。なお、ここでは、スイッチング素子やゲート線、信号線、各種絶縁膜の図示を省略している。
第1絶縁基板110は、例えばガラス基板や樹脂基板などの光透過性を有する絶縁材料を用いて形成されている。第1絶縁基板110は、第2基板200と対向する側に第1主面110aを有し、第1主面110aとは反対側に位置する第2主面110bを有している。第2主面110bは、バックライトユニットBLと対向する側に位置している。
波長変換層130は、第1絶縁基板110の上側に形成されている。波長変換層130は、波長変換素子WC及びバンクBAを備えている。すなわち、波長変換素子WC及びバンクBAは、第1絶縁基板110の第1主面110aと対向する側に形成されている。波長変換素子WCは、例えば第1波長変換素子WC1、第2波長変換素子WC2、及び第3波長変換素子WC3を備えている。第1波長変換素子WC1、第2波長変換素子WC2、第3波長変換素子WC3は、それぞれ第1画素PX1、第2画素PX2、第3画素PX3内に形成されている。バンクBAは、各波長変換素子の間に形成され、各画素の境界に位置している。バンクBAは、例えば、樹脂材料で形成されている。バンクBAは、さらに、光遮光性を備えていても良い。なお、バンクBAが反射膜RLによって覆われる場合には、バンクBAは透明な樹脂材料によって形成されていても良い。
第1波長変換素子WC1は、固相支持体SOLと、固相支持体SOL中に分散した棒状の量子ドットである第1量子ロッドQR1と、を備えている。第2波長変換素子WC2は、固相支持体SOLと、固相支持体SOL中に分散した棒状の量子ドットである第2量子ロッドQR2と、を備えている。第3波長変換素子WC3は、固相支持体SOLと、固相支持体SOL中に分散した棒状の量子ドットである第3量子ロッドQR3と、を備えている。固相支持体SOLは、例えば熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂などの樹脂材料によって形成されている。第1量子ロッドQR1、第2量子ロッドQR2、及び第3量子ロッドQR3は、長軸が第1主面110aと平行な方向に配向している。第1量子ロッドQR1は、バックライトユニットBLの放出する第1波長λ1の光を吸収し、第1波長λ1よりも長波長の第2波長λ2の光を発光する。第2量子ロッドQR2は、第1波長λ1よりも長波長の第3波長λ3の光を発光する。第3量子ロッドQR3は、第1波長λ1よりも長波長の第4波長λ4の光を発する。例えば第1波長λ1は紫外領域の波長であり、第2波長λ2は青色領域の波長であり、第3波長λ3は緑色領域の波長であり、第4波長λ4は赤色領域の波長である。
なお、波長変換素子WCは、3つの波長変換素子を有する場合に限定されるものではない。例えば、第1波長λ1として青色領域の光を発するバックライトユニットBLが適用された場合、上記の第1波長変換素子WC1は省略してもよい。
量子ロッドとは、外形が長軸と短軸を持つ棒状の量子ドットである。量子ロッドの長軸及び短軸に沿った長さは、数ナノメートルから数十ナノメートルである。本実施形態における量子ロッドは、例えばウルツ鉱型又は閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するII−VI族半導体又はIII−V族半導体で形成されている。このような量子ロッドの極性軸は、c軸又は<111>軸であり、長軸と一致する。量子ロッドは、例えばコア・シェル構造を形成している。コアは、量子ロッドの中心に位置し、例えばセレン化カドミウム(CdSe)、テルル化カドミウム(CdTe)、又はリン化インジウム(InP)などで形成されている。シェルは、コアの周囲を覆いコアを物理的及び化学的に安定化させている。シェルの周囲には有機分子が修飾されている場合もある。シェルは、例えば硫化亜鉛(ZnS)や硫化カドミウム(CdS)などで形成されている。量子ロッドは、コアの半導体の種類及び大きさによって発光の波長選択性を有する。これにより、好適な発光波長を備える量子ロッドを形成し、第1波長変換素子WC1、第2波長変換素子WC2、及び第3波長変換素子WC3に配置することができる。
光伝搬層120は、第1絶縁基板110と波長変換素子WCとの間に位置している。光伝搬層120は、光路部21と、非光路部22と、を備えている。光路部21は、光伝搬層120を第3方向Zに貫通している。
光路部21は、波長変換素子WCに対向して形成されている。光路部21は、第1絶縁基板110に対向する下面21a、波長変換素子WCと対向する上面21b、及び、下面21aと上面21bとを繋ぐ側面21cを有している。下面21aは、第1絶縁基板110の第1主面110aに接している。上面21bは、波長変換素子WCのいずれかに接している。下面21aの面積は、上面21bの面積より大きい。図3に示した断面図においては、光路部21は、第1絶縁基板110の第1主面110aから波長変換層130に向かうに従って第1方向Xに沿った幅が低減するテーパー状に形成されている。また、図示した例では、一画素当たり複数の光路部21が配置され、これらの光路部21は、第1方向Xに並んでいる。光路部21において、下面21aと側面21cとのなす角度θは、例えば、第1主面110aの法線方向(つまり第3方向Z)に入射した光を側面21cで全反射させるべく、側面21cへの入射角が臨界角より大きくなるように設定されることが望ましい。角度θは、上下方向において側面21cの中央付近と下面21aの中央付近とのなす角など、断面視で直線状になっている部分同士のなす角である。下面21aの面積は、大きいほど望ましく、一例では、第1絶縁基板110の波長変換素子WCに対向する領域の面積とほぼ同等である。つまり、図示した例のように、波長変換素子の各々が複数の光路部21と対向する場合、隣り合う光路部21の下面21aが繋がり、隣り合う下面21aの間に非光路部22が介在しないことが望ましい。上面21bの面積は、波長変換素子WCに光を伝搬可能な範囲でできるだけ小さいことが望ましい。このような光路部21は、例えば透明な樹脂などの高屈折率材料によって形成されている。
非光路部22は、光路部21を挟むように配置されている。図示した例では、非光路部22は、複数の光路部21の間にそれぞれ配置されている。非光路部22は、光路部21の側面21cに接しており、下面21a及び上面21bには接していない。また、非光路部22は、バンクBAと第1絶縁基板110との間にも形成されている。図3に示した断面図においては、非光路部22は、第1絶縁基板110の第1主面110aから波長変換層130に向かうに従って第1方向Xに沿った幅が増大する逆テーパー状に形成されている。このような非光路部22は、透明な樹脂であって光路部21より低い屈折率を有する低屈折率材料によって形成されている。光路部21及び非光路部22の材料は、例えば、アクリル系材料、メタクリル系材料、酸化ケイ素、窒化ケイ素である。
反射膜RLは、非光路部22と第1波長変換素子WC1との間、非光路部22と第2波長変換素子WC2との間、非光路部22と第3波長変換素子WC3との間に形成されている。さらに、反射膜RLは、バンクBAと第1波長変換素子WC1との間、バンクBAと第2波長変換素子WC2との間、バンクBAと第3波長変換素子WC3との間にも形成されている。
第1絶縁膜140は、波長変換層130の液晶層LQに対向する側に形成されている。なお、第1絶縁膜140は、バンクBA及び波長変換素子WCの液晶層LQに対向する側の凹凸を緩和し、共通電極CEが形成される側にほぼ平坦な面を有している。第1絶縁膜140は、例えば有機絶縁材料によって形成されている。なお、バンクBA及び波長変換素子WCの液晶層LQに対向する側の凹凸が小さい場合などには、第1絶縁膜140は、無機絶縁材料によって形成されても良い。また、第1絶縁膜140は省略しても良い。
共通電極CEは、第1絶縁膜140の液晶層LQに対向する側に形成されている。共通電極CEは、画素PX1乃至PX3に亘って配置されている。第2絶縁膜150は、共通電極CEの液晶層LQに対向する側に形成されている。第2絶縁膜150は、例えばシリコン窒化物やシリコン酸化物などの無機絶縁材料で形成されている。画素電極PE1乃至PE3は、各画素PXに配置され、第2絶縁膜150の液晶層LQに対向する側の、波長変換素子WCと対向する領域に形成されている。より具体的には、画素PX1において、画素電極PE1は波長変換素子WC1と対向する領域に形成され、画素PX2において、画素電極PE2は波長変換素子WC2と対向する領域に形成され、画素PX3において、画素電極PE3は波長変換素子WC3と対向する領域に形成されている。共通電極CE及び画素電極PE1乃至PE3は、例えばインジウム・チン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの透明導電材料によって形成されている。第1配向膜AL1は、第2絶縁膜150の液晶層LQに対向する側に形成されている。また、第1配向膜AL1は、画素電極PE1乃至PE3を覆っている。
第2基板200は、第2絶縁基板210、及び第2配向膜AL2を備えている。第2絶縁基板210は、例えばガラス基板や樹脂基板などの光透過性を有する絶縁材料を用いて形成されている。第2配向膜AL2は、第2絶縁基板210の液晶層LQに対向する側に形成されている。第1配向膜AL1及び第2配向膜AL2は、例えばポリイミドなどの樹脂材料によって形成される。第1配向膜AL1及び第2配向膜AL2は、必要に応じて配向処理がなされている。なお、第1配向膜AL1及び第2配向膜AL2は、液晶の表示モードに合わせて水平配向性や垂直配向性などの好適な配向性を備えた材料で形成される。
表示装置DSPは、さらに第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2を備えている。第1光学素子OD1は、第1絶縁基板110の第2主面110b側に配置されている。すなわち、第1光学素子OD1は、第1絶縁基板110とバックライトユニットBLとの間に配置されている。第1光学素子OD1は、第1偏光子PL1を備えている。第2光学素子OD2は、第2絶縁基板210の主面210b側に配置されている。ここでの主面210bは、第2絶縁基板210の液晶層LQと対向する側とは反対側の面である。第2光学素子OD2は、第2偏光子PL2を備えている。言い換えると、第1偏光子PL1及び第2偏光子PL2は、波長変換素子WCと第1絶縁基板110との間より外側に設けられている。なお、第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2は、位相差板などの他の光学機能層を備えていてもよい。
一例では、第1偏光子PL1及び第2偏光子PL2は、それぞれの透過軸が直交するクロスニコルの位置関係で配置される。この際、第1偏光子PL1は、第1量子ロッドQR1、第2量子ロッドQR2、及び第3量子ロッドQR3の長軸の配向方向と平行な透過軸を有することが望ましい。さらに、第2偏光子PL2は、第1量子ロッドQR1、第2量子ロッドQR2、及び第3量子ロッドQR3の長軸の配向方向と垂直な透過軸を有することが望ましい。第1偏光子PL1及び第2偏光子PL2は、例えばポリビニルアルコールなどの樹脂材料をヨウ素や顔料などで染色したフィルムタイプの偏光子であっても良いし、微細な金属細線を等ピッチで配列させたワイヤグリッド偏光子であっても良い。
次に、本実施形態の表示装置DSPにおける動作について説明する。ここでは、画素PX1に着目する。バックライトユニットBLから出射された第1波長λ1の光は、第1光学素子OD1の第1偏光子PL1に入射する。第1偏光子PL1に入射した光のうち、第1偏光子PL1の透過軸と平行な偏光成分を有する直線偏光の光が透過し、第1基板100に入射する。第1基板100へ入射した直線偏光の光は、光伝搬層120において光路部21を伝搬され、第1波長変換素子WC1へ入射する。バックライトユニットBLからの出射光のうち非光路部22へ入射した光は、第1波長変換素子WC1へ入射せず、反射膜RLによってバックライトユニットBL側に向けて反射された後、再利用される。第1量子ロッドQR1は、第1波長変換素子WC1へ入射した第1波長λ1の直線偏光の光を吸収し、第1量子ロッドQR1の長軸と平行な方向へ偏光した第2波長λ2の光を発光する。第1量子ロッドQR1から発光された直線偏光の光のうち、一部は液晶層LQに向かって伝搬され、他の一部は反射層RLによって少なくとも1回反射された後に液晶層LQに向かって伝搬される。液晶層LQに入射した第2波長λ2の直線偏光の光は、液晶層LQのリタデーションに応じてその偏光状態が変化する。詳細は省略するが、液晶層LQのリタデーションは、液晶層LQに含まれる液晶分子の配向状態によって制御される。液晶分子の配向状態は、画素電極PE1と共通電極CEとの間の電界によって制御される。一例では、画素電極PE1と共通電極CEとの間に電界が形成されないオフ状態では、液晶層LQのリタデーションはほぼゼロであり、液晶層LQを透過する第2波長λ2の直線偏光の光は、その偏光状態を維持して第2基板200を透過し、第2偏光子PL2で吸収される。つまり、オフ状態では画素PX1は黒表示となる。一方で、画素電極PE1と共通電極CEとの間に電界が形成されたオン状態において、液晶層LQのリタデーションがλ/2である場合、液晶層LQを透過する第2波長λ2の直線偏光の光は、その偏光状態がX−Y面内で90°回転して第2基板200を透過し、第2偏光子PL2を透過する。つまり、オン状態では画素PX1は、第2波長λ2の色を表示する。同様にして、画素PX2においても、オフ状態では黒表示となり、オン状態では第3波長λ3の色が表示される。また、画素PX3においても、オフ状態では黒表示となり、オン状態では第4波長λ4の色が表示される。
本実施形態によれば、多波長の白色光から所望の波長の光以外を吸収するカラーフィルタを適用した表示装置と異なり、光源から出射されたほぼ単色の出射光を波長変換層130で所望の波長に変換することでカラー表示を実現しているため、光源からの出射光の利用効率を向上することが可能となる。また、光伝搬層120の光路部21と波長変換層130との間には、例えば特定波長の光を透過しその他の波長の光を反射又は吸収する波長選択性を有する反射膜などが介在していない。つまり、光路部21を伝搬された光は、反射や吸収などの損失をほとんど生ずることなく波長変換層130に導入される。また、光伝搬層120の入射側(あるいは光源側)に位置する光路部21の下面21aの面積が光伝搬層120の出射側(あるいは波長変換層130側)に位置する上面21bの面積より大きいため、下面21aからの入射光をより多く取り込むことができる。従って、本実施形態においては、バックライトユニットBLなどの外部の光源から出射された光が第1基板100に入射した際に、光伝搬層120を介して高い利用効率で波長変換層130に導入することが可能となる。しかも、波長変換層130においては、第1基板100への入射光を高い利用効率で他の波長の光へ変換することができる。
また、光路部21の側面21cに入射する光の入射角が臨界角より大きくすることにより、第1主面110aの法線方向に沿って光路部21に入射した光は側面21cで全反射される。このため、光路部21に入射した光は、非光路部22へ逸れることなく、波長変換層130に効率よく導入することができる。
また、光路部21の上面21bの面積を小さくすることで、非光路部22と波長変換層130との間に形成される反射膜RLの設置面積を大きくすることができる。このため、波長変換層130において変換された光をより効率よく第1絶縁基板110とは反対側へ反射することができる。
さらに、上記の第1基板(表示装置用基板)100を備えた表示装置DSPとしてみた場合、第1偏光子PL1は第1量子ロッドQR1の長軸と平行な透過軸を有することで、第1量子ロッドQR1の光の吸収効率及び光の変換効率が向上する。第2偏光子PL2は第1量子ロッドQR1の長軸と直交する透過軸を有することで、オフ状態では黒表示が実現され、オン状態では色表示が実現される。なお、画素電極PEや反射膜RLでの外光の反射による視認性の低下を抑制するため、オフ状態では、黒表示となるノーマリーブラックモードを適用することが望ましい。
図4は、反射膜の構造を示す図である。
反射膜RLは、銀、アルミニウム、又はその他の合金などの光反射性を備える導電性の材料で形成されている。反射膜RLは、例えば、金属材料の単層膜であっても良いし、複数種類の金属材料の薄膜を積層した積層膜であっても良い。ここでは、一画素PXに配置された反射膜RLのみを図示している。反射膜RLは、複数の第1電極部E1を備える第1櫛歯電極RL1と、複数の第2電極部E2を備える第2櫛歯電極RL2と、を備えている。第1電極部E1は、第2方向Yに延在している。第2電極部E2は、第1電極部E2の延在方向と同じ第2方向Yに延在している。第1電極部E1と第2電極部E2は、離間しており、交互に第1方向Xに並んでいる。第1電極部E1及び第2電極部E2は、いずれも第1方向Xにほぼ同等の幅を有する帯状に形成されている。第1電極部E1及び第2電極部E2の幅は、図3に示した非光路部22の第1方向Xに沿った幅と同等である。また、第1電極部E1と第2電極部E2との間からは、光路部21が露出している。つまり、第1電極部E1と第2電極部E2との第1方向Xに沿った間隔は、光路部21の第1方向Xに沿った幅と同等である。なお、図中の右側端部に位置する第1電極部E11は、他の第1電極部E1よりも幅広に形成されている。また、図中の左側端部に位置する第2電極部E21は、他の第2電極部E2よりも幅広に形成されている。
図5は、波長変換層の形成方法を示す図である。
以下、図5を参照しながら波長変換層130の形成方法の一例について簡単に説明する。まず、光伝搬層120の一方の主面120aにバンクBA1及びバンクBA2が形成される。その後、バンクBA1の側面、バンクBA2の側面、及び、主面120aのうちの非光路部22に相当する領域に、反射膜RLの第1電極部E1及び第2電極部E2が形成される。このとき、図示した例では、第2電極部E21はバンクBA1の側面に配置され、第1電極部E11はバンクBA2の側面に配置され、その他の第1電極部E1及び第2電極部E2は第1電極部E11と第2電極部E21との間の非光路部22と重なる位置に交互に配置される。その後、バンクBA1及びバンクBA2によって区画された領域に、例えば光硬化性樹脂若しくは熱硬化性樹脂の原料を含んだ液状の液相支持体LIQを配置する。量子ロッドQRは、液相支持体LIQに分散している。液相支持体LIQを配置する手法としては、例えばインクジェット方式あるいは印刷方式などが適用可能である。液相支持体LIQを配置した後、これらを硬化処理する以前に、第1電極部E1及び第2電極部E2に電圧を印加し、第1電極部E1と第2電極部E2との間に電界を発生させる。バンクBA2の側面に形成された第1電極部E11とバンクBA1の側面に形成された第2電極部E21との間に形成される電界は、液相支持体LIQを横切り、主面120aに略平行な方向に形成される。バンクBA1及びバンクBA2によって区画された領域に形成された第1電極部E1と第2電極部E2との間には、弧を描く様な電界が形成される。図4に示した通り、第1電極部E1及び第2電極部E2は第2方向Yに延在した帯状に形成されているため、第1電極部E1と第2電極部E2との間の電界は、X−Y平面内において概ね第1方向Xに沿って形成される。量子ロッドQRはその長軸方向に極性を有するため、電界に沿って量子ロッドQRの長軸が配向する。すなわち、図5に示した断面図においては、量子ロッドQRは、その長軸が主面120aに平行な方向に配向する。また、図4に示した平面図においては、量子ロッドQRは、その長軸が第1電極部E1及び第2電極部E2が並んだ方向である第1方向Xに配向する。その後、量子ロッドQRを配向させた状態のまま、液相支持体LIQを硬化させる。結果として、液相支持体LIQは固相支持体SOLとなり、量子ロッドQRの配向は固定される。
以上の様に、反射膜RLが複数の第1電極部E1と、第1電極部E2から離間し交互に並ぶ複数の第2電極E2とを備えているため、量子ロッドQRはその長軸が第1電極部E1及び第2電極部E2の並ぶ方向に沿って配向した状態で配置させることができる。また、量子ロッドQRから発光する光の偏光方向は、極性軸の方向である量子ロッドQRの長軸方向に一致する。量子ロッドQRの長軸が一様に配向しているため、波長変換素子WCは、量子ロッドQRの長軸が配向した方向に偏光した光を発光することができる。従って、量子ロッドQRは、液晶表示装置において、第1偏光子PL1と第2偏光子PL2との間に配置することが可能となり、表示装置の設計の自由度を向上させることができる。
次に、本実施形態における他の表示装置DSPについて、図6乃至図8で説明する。
図6は、本実施形態における他の表示装置の断面を示す図である。
図6に図示する表示装置DSPは、図3に図示した表示装置DSPと比較して、第1光学素子OD1に含まれる少なくとも第1偏光子PL1が波長変換層130の光伝搬層120とは反対の面側(あるいは液晶層LQと対向する側)に配置されている点で相違しており、その他の構造については図3に図示した表示装置DSPと同一である。すなわち、第1偏光子PL1は、第1基板100の波長変換層130と、液晶層LQとの間に配置されている。図示した例では、第1偏光子PL1を含む第1光学素子OD1は、第1絶縁膜140と共通電極CEとの間に配置されている。このように第1偏光子PL1が第1基板100に内蔵される場合、第1偏光子PL1としては、フィルムタイプの偏光子であっても良いが、第1基板100の製造過程での熱プロセスなどの影響を受けにくいワイヤグリッド偏光子が好適である。なお、バックライトユニットBL及び第2光学素子OD2の表示パネルPNLとの位置関係は、図3に図示した表示装置DSPと同一である。つまり、バックライトユニットBLは、第1基板100の背面側に相当する第1絶縁基板110の第2主面110b側に配置されている。第2偏光子PL2は、第2基板200の外面側に相当する第2絶縁基板210の主面210b側に配置されている。
このような実施形態においても、上記と同様の効果が得られる。また、波長変換層130における第1量子ロッドQR1、第2量子ロッドQR2、及び第3量子ロッドQR3から発光された光の偏光度が比較的低い場合であっても、第1偏光子PL1を介して液晶層LQに導入されるため、所望の偏光方向以外の光は第1偏光子PL1で吸収される。このため、所望の偏光方向以外の光による光漏れを抑制することができ、優れたコントラスト比の表示装置が提供される。
本実施形態では、波長変換層130が、第1偏光子PL1より下方に設けられている。よって、波長変換層130を通過した光は、特定の方向に偏光していなくともよい。従って、波長変換層130は、第1量子ロッドQR1、第2量子ロッドQR2、及び第3量子ロッドQR3に代えて量子ドットを備え、量子ドットにより光の波長を変換してもよい。
図7は、第4の実施形態における表示装置の断面を示す図である。
図7に図示する表示装置DSPは、図3に図示した表示装置DSPと比較して、第2基板200が液晶層LQとバックライトユニットBLとの間に配置され、第1基板100が液晶層LQよりも表示面側(あるいはバックライトユニットBLから離間する側)に配置されている点で相違している。なお、図示した例では、第1偏光子PL1を含む第1光学素子OD1が第1絶縁基板110と光伝搬層120との間に配置されているが、第1光学素子OD1は第1絶縁基板110と第1配向膜AL1との間に配置されていても良い。すなわち、第1偏光子PL1は、第1基板100と液晶層LQとの間、又は、第1絶縁基板110と波長変換素子WCとの間に配置される。
バックライトユニットBLは、第2基板200の背面側に相当する当たる第2絶縁基板210の液晶層LQに対向する側とは反対側の主面210aに配置されている。第2偏光子PL2を含む第2光学素子OD2は、第2基板200とバックライトユニットBLとの間に配置されている。第1絶縁膜140は、第2絶縁基板210の液晶層LQと対向する側の主面210bに配置されている。共通電極CEは第1絶縁膜140の液晶層LQと対向する側に配置されている。第2絶縁膜150は、共通電極CEの液晶層LQと対向する側に配置されている。画素電極PEは、第2絶縁膜150の液晶層LQと対向する側に配置されている。第2配向膜AL2は、第2絶縁膜の液晶層LQと対向する側に配置されている。また、第2配向膜AL2は、画素電極PEを覆っている。
第1配向膜AL1は、第1絶縁基板110の液晶層LQと対向する側の主面110bに配置されている。第1偏光子PL1を含む第1光学素子OD1は、第1絶縁基板110の液晶層LQと対向する側とは反対側の主面110aに配置されている。なお、図示した例のように、第1基板100は、波長変換層130の液晶層LQと対向する側とは反対側に、波長変換層130を保護するオーバーコート層OCを備えていることが望ましい。
このような実施形態においても、上記と同様の効果が得られる。
図8は、本実施形態における自発光素子を備えた表示装置の断面を示す図である。
表示装置DSPは、第1基板100と、第1基板100に対向する第2基板200を備えている。第2基板200は、第2波長λ2の光を発する自発光素子を備えている。例えば、第2波長λ2は青色領域の波長であり、第2基板200は青色光を発する自発光素子を備えている。
第1基板100は、図3に示した例と同様に、第1絶縁基板110、光伝搬層120、及び、波長変換層130を備えている。図示した例では、第1基板100は、波長変換層130の第1絶縁基板110と対向する側とは反対側に第1オーバーコート層OC1を備えている。波長変換層130は、第2波長変換素子WC2、第3波長変換素子WC3、及び非波長変換層NWCを備えている。非波長変換層NWCは、例えば固相支持体SOLなどの樹脂材料によって形成され、量子ロッドを含んでいない。また、非波長変換層NWCは、第1オーバーコート層OC1と同一の材料によって一体的に形成されていてもよい。
光伝搬層120は、第2波長変換素子WC2及び第3光変換素子WC3と対向する領域に光路部21を備えている。非光路部22は、非波長変換層NWCと対向する領域及び光路部21の間に配置されている。光伝搬層120は、非波長変換層NWCの対向する領域に光路部21を備えていなくてもよい。また、非波長変換層NWCは、バンクBAとの間に反射膜を備えていなくてもよい。
第2基板200は、第2絶縁基板210の第1基板100と対向する側に隔壁WAを備えている。図示した例では、隔壁WAは、バンクBAの直下に対向している。画素電極PE1乃至PE3は、それぞれ画素PX1乃至PX3に配置され、第2絶縁基板210の第1基板100と対向する側に形成されている。また、画素電極PE1乃至PE3は、隔壁WAの間に配置されている。画素電極PE1乃至PE3は、光反射性を有する導電材料で形成された反射層を含んでいる。共通電極CEは、画素電極PE1乃至PE3の各々と対向している。共通電極CEは、ITOやIZOなどの透明な導電材料で形成されている。発光層ELは、画素電極PE1乃至PE3と共通電極CEとの間に配置されている。発光層ELは、例えば蛍光や燐光を発する有機材料や無機材料によって形成されている。第2オーバーコート層OC2は、共通電極CEの第1基板100と対向する側に配置されている。
発光層ELは、画素電極PE1乃至PE3と共通電極CEとの間に流れる電流に応じて第2波長λ2の光を発する。発光層ELから第1基板100側へ発光した光は、画素PX1において光路部21を経由して第2波長変換素子WC2へ入射する。発光層ELから第2絶縁基板210側へ発光した光は、画素電極PEで反射された後、第2波長変換素子WC2へ入射する。その後、第2波長変換素子WC2へ入射した光は、第2量子ロッドQR2によって第3波長λ3の光へ波長変換される。第2波長λ2は例えば青色領域の波長であり、第3波長λ3は例えば緑色領域の波長であり、第2波長変換素子WC2は例えば青色光を緑色光に変換する波長変換機能を有する。画素PX2において光路部21を経由して第3波長変換素子WC3へ入射した光も同様に、第4波長λ4の光へ波長変換される。第4波長λ4は例えば赤色領域の波長であり、第3波長変換素子WC3は例えば青色光を赤色光に変換する波長変換機能を有する。画素PX3においては、光路部21を経由して非波長変換層NWCへ入射した光は、波長変換されずに第2波長λ2の光として透過する。なお、波長変換層130は、第3波長λ3及び第4波長λ4と異なる波長の光を発する波長変換素子を、更に備えていてもよい。
以上の実施形態においても、上記と同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示装置用基板に入射した光の利用効率、あるいは、照明装置から表示パネルに入射した光の利用効率を向上ことが可能となる。このため、光源の消費電力を低減することが可能となり、表示装置あるいはこの表示装置を搭載した電子機器の低消費電力化が可能となる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、本件では液晶及びバックライトを用いた表示装置について説明したが、有機及び無機の発光ダイオードを用いた表示装置にも適用可能である。
100…第1基板 200…第2基板 LQ…液晶層 110…第1絶縁基板
110a…第1主面 110b…第2主面 120…光伝搬層 21…光路部
22…非光路部 130…光変換層 WC…波長変換素子 WC1…第1光変換素子
WC2…第2光変換素子 WC3…第3光変換素子 BA…バンク
QR1…第1量子ロッド QR2…第2量子ロッド QR3…第3量子ロッド
SOL…固相支持体 140…第1絶縁膜 CE…共通電極 150…第2絶縁膜
PE…画素電極 AL1…第1配向膜 AL2…第2配向膜 OD1…第1光学素子
PL1…第1偏光子 OD2…第2光学素子 PL2…第2偏光子
λ1…第1波長 λ2…第2波長 λ3…第3波長 λ4…第4波長

Claims (6)

  1. 絶縁基板と、
    波長変換素子と、
    前記絶縁基板と前記波長変換素子との間に形成され、前記絶縁基板側の面の面積が前記波長変換素子側の面の面積より大きい光路部と、前記光路部を挟み前記光路部より低い屈折率を有する材料で形成された非光路部と、を備えた光伝搬層と、
    前記非光路部と前記波長変換素子との間に形成された反射膜と、を備えた表示装置。
  2. 前記波長変換素子は、吸収した光よりも長波長の光を発するとともに、その長軸が前記絶縁基板に沿った方向に配向した量子ドットを備えた、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記量子ドットの前記長軸と平行な透過軸を有する偏光子を備え、
    前記偏光子は、前記波長変換素子と前記絶縁基板との間より外側に設けられた、
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記反射膜は、複数の第1電極部を有する第1櫛歯電極と、前記第1櫛歯電極から離間した複数の第2電極部を有する第2櫛歯電極とを備え、前記第1電極部と前記第2電極部とが交互に並んだ、
    請求項1に記載の表示装置。
  5. さらに、前記絶縁基板、波長変換素子、光伝搬層、及び反射膜を備えた第1基板と、
    前記第1基板に対向する第2基板と、
    前記第1基板の背面側に配置された照明装置と、
    前記第2基板の外面側に配置された第2偏光子と、を備えた
    請求項1から4までのいずれか1つに記載の表示装置。
  6. 青色光を発する自発光素子を備えた、
    請求項1又は2に記載の表示装置。
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