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JP2016018395A - 機器管理装置、機器管理方法及び表示装置 - Google Patents

機器管理装置、機器管理方法及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能な機器管理装置などを提供する。
【解決手段】機器管理装置100は、空調機を示す機器アイコン104を含む機器管理画面103を表示部に表示させる。また、機器管理装置100は、空調機に関する管理項目である機器管理項目の目標値と実際値との関係に基づいて、予め定められた機器管理アイコン105を機器管理画面103に含めて表示部に表示させる。機器管理アイコン105は、機器管理項目に対応付けられた表示態様で表示されてもよく、機器管理項目の実際値と目標値との関係に応じた表示態様で表示されてもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、設備機器を管理するための装置、設備機器を管理するための方法、設備機器を管理するための情報を表示する装置に関する。
空調機などの設備機器を管理するための装置には、管理対象機器をアイコンで表すことによって、複数の管理対象機器の各々を1つの画面に一覧表示するものがある。この種の装置において、画面上で、監視対象機器の各々の運転情報を監視しやすくするための技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、複数の空調機グループにそれぞれ対応するグループアイコンを、集中コントローラのコントローラ表示部の1つの画面に一括表示させ、空調機グループの運転情報をグループアイコン部分に表示する技術が記載されている。特許文献1に記載の技術では、グループアイコン部分に表示される運転情報の種類が、詳細表示ボタンを押す毎に順次切り替えられる。特許文献1に記載の運転情報の種類は、運転モード(冷房、暖房など)、設定温度などである。
特許文献2には、室内機毎の消費電力データを含む運転データを室内機毎に分析し、分析結果を室内機毎に又は対策モードごとに可視化して表示させる技術が記載されている。特許文献2に記載の対策モードは、無駄運転排除、ピーク電力対策などである。
特許文献3には、室内機の状態に応じたアイコンを表示装置に表示させる技術が記載されている。特許文献3に記載の技術によると、アイコンは、室内機が運転状態である場合に赤色で表示され、室内機が停止状態である場合に緑色で表示され、室内機が運転操作受付中又は停止操作受付中の状態である場合に赤色で点滅表示される。
特許文献4には、空調機の運転状態を示すアイコンの表示形態又は表示色を、室内温度と目標温度との差に応じて変更して表示する技術が記載されている。
国際公開第2011/099346号 特開2008−157533号公報 特開2006−125740号公報 特開2011−27380号公報
しかしながら、機器管理項目(消費電力量、運転時間など)の目標値に基づいて管理対象機器を管理する機器管理装置の場合、ユーザは、一般的に、機器管理項目について設定された目標値と、機器管理項目の実際値との関係を確認することを望む。このような機器管理装置に従来の技術を適用した場合、以下のような問題がある。
特許文献1に記載の技術では、目標値と実際値とで運転情報の種類が異なると考えられるため、目標値と実際値とのそれぞれを確認するには、詳細表示ボタンを複数回押す必要がある。そのため、目標値と実際値とを確認するための操作に手間が掛かる。また、目標値と実際値とが数値で表示されるので、目標値と実際値との関係を直感的に認識することが困難である。そのため、目標値と実際値との関係の確認が困難である。
特許文献2に記載の技術では、分析結果の各々は、専用の画面で表示される。そのため、ユーザが確認したい分析結果を示す画面を表示させるための操作が必要になり、目標値と実際値との関係を確認するための操作に手間が掛かる。
特許文献3及び4に記載の技術では、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を1つの画面で表示することは困難である。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能な機器管理装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、管理対象機器を示す機器画像を含む機器管理画面を表示手段に表示させる。また、機器管理装置は、管理対象機器に関する管理項目である機器管理項目の目標値と実際値との関係に基づいて、予め定められた機器管理画像を機器管理画面に含めて表示手段に表示させる。
本発明によれば、管理対象機器を示す機器画像を含む機器管理画面を表示手段に表示させ、機器管理画面には、機器管理項目の目標値と実際値との関係に基づいて、予め定められた機器管理画像が含められる。そのため、機器管理項目が複数ある場合には、機器管理項目ごとの機器管理画像を機器管理画面に含め、その機器管理画面を表示手段に表示させることができる。従って、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る機器管理装置と空調機とを含むシステム全体の構成を示す図である。 一実施の形態に係る機器管理画面の一例を示す図である。 一実施の形態に係る機器管理画面の他の例を示す図である。 一実施の形態に係る空調機の機能的な構成を示す図である。 一実施の形態に係る機器管理装置の機能的な構成を示す図である。 一実施の形態に係る機器管理項目データの例を示す図である。 一実施の形態に係る表示態様データの例を示す図である。 一実施の形態に係る機器管理処理の流れを示すフローチャートである。 一実施の形態に係る機器管理処理の流れを示すフローチャートである。 変形例1に係る機器管理画面の一例を示す図である。 変形例1に係る機器管理装置の機能的な構成を示す図である。 変形例2に係るグループ管理画面の一例を示す図である。 変形例2に係る機器管理画面の一例を示す図である。 変形例2に係る機器管理装置の機能的な構成を示す図である。 変形例2に係る機器管理項目データの例を示す図である。 変形例2に係るグループデータの例を示す図である。 変形例2に係るグループ管理項目データの例を示す図である。 変形例2に係るグループ管理処理の流れを示すフローチャートである。 変形例2に係るグループ管理処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。全図を通じて同一の要素には同一の符号を付す。
本発明の一実施の形態に係る機器管理装置100は、図1に示すように、建物に設置される複数の空調機101を管理するための装置である。機器管理装置100は、有線、無線又はこれらを組み合わせて構築される通信ネットワーク102を介して接続されており、空調機101の各々と相互に通信する。
なお、本実施の形態に係る空調機101は、機器管理装置100による管理の対象となっている設備機器である管理対象機器の一例であって、管理対象機器は、照明機器などであってもよい。
機器管理装置100は、図1に示すように、ユーザが空調機101を管理するための機器管理画面103を表示部113に表示させる。機器管理画面103は、空調機101の各々を示す機器アイコン(機器画像)104を含み、それによって、ユーザは、空調機101を一覧できる。
また、機器管理装置100は、図2に示すように、空調機101の各々を個別に管理するための項目(機器管理項目)の実際値と目標値との関係に基づいて、予め定められた機器管理アイコン(機器管理画像)105を機器管理画面103に含めて表示部113に表示させる。機器管理アイコン105は、機器管理画面103において、機器アイコン104の内部又はその周囲の予め定められた位置に配置され、本実施の形態では、同図に示すように、機器アイコン104の右横に配置される。これにより、機器管理画面103において、機器アイコン104と機器管理アイコン105とが対応付けられる。
さらに、機器管理装置100は、機器管理アイコン105を選択する入力が入力部111(図5参照)によって受け付けられた場合に、図3に示すように、選択された機器管理アイコン105に対応付けられた吹出し画面106を機器管理画面103に含めて表示する。吹出し画面106は、選択された機器管理アイコン105によって関係が示される機器管理項目の種類(図3の例では、「運転時間」)と、その実際値(図3の例では、「170時間」)とを示す。吹出し画面106は、同図に示すように、吹出しが指し示す方向又は位置によって、機器管理アイコン105と対応付けられる。なお、選択の方法には、タッチパネルでのタップ、マウスでのクリック、マウスオーバなどが適宜採用されるとよい。
空調機101は、機能的な構成を図4に示すように、通信ネットワーク102を介して機器管理装置100と通信するための機器通信部107と、機器通信部107を介して機器管理装置100から操作指令を受け取ると、その操作指令に従って空調機101の運転状況を制御する制御実行部108とを備える。操作指令は、例えば、運転の開始又は停止、動作モード(例えば、冷房、暖房、除湿、送風など)の変更、設定温度などの指令である。
機器通信部107は、空調機101の運転状況を含む運転情報を制御実行部108から取得し、取得した運転情報を機器管理装置100へ送信する。運転状況には、例えば、空調機101が運転を開始又は停止したこと、運転中の動作モード、消費電力量などがある。運転情報には、現在時刻が含まれるとよい。
また、機器通信部107は、空調機101が空気を調和する空間の環境情報を機器管理装置100へ送信する。環境情報は、温度、湿度などの1つ以上を含み、空調機101が内蔵するセンサ(不図示)によって測定される。環境情報は、機器通信部107によって、空調機101が内蔵するセンサから取得される。
なお、物理的には例えば、機器通信部107は、通信ネットワーク102に接続される通信インタフェースなどから構成され、制御実行部108は、マイコンなどから構成される。
機器管理装置100は、機能的な構成を図5に示すように、各種のデータを記憶する記憶部109と、通信ネットワーク102を介して機器管理装置100と通信するための管理通信部110と、ユーザの入力操作に応じた情報を受け付ける入力部111と、機器管理項目の実際値と目標値との関係が予め設定されたものであることを検出し、検出した結果に基づいて機器管理アイコン105の表示態様を決定する管理表示決定部112と、各種の画面を表示する表示部113と、表示部113を制御する表示制御部114と、入力部111が受け付けた情報に基づいて記憶部109にデータを設定する設定部115とを備える。
記憶部109は、例えば、空調機101の各々について予め設定される機器データ116と、空調機101の各々の運転履歴を示す運転履歴データ117と、機器管理項目について定める機器管理項目データ118と、機器管理アイコン105の表示態様を定める表示態様データ119とを記憶する。
機器データ116では、空調機101を識別するための機器識別情報と、空調機101が設置された場所を示す設置情報とが空調機101ごとに関連付けられている。
本実施の形態に係る機器識別情報は、例えば「AC1」、「AC2」、「AC3」などの空調機101に予め付与された名称を示す。なお、機器識別情報には、空調機101を識別できる任意の情報が採用されてよく、例えば、通信ネットワーク102における空調機101の各々のアドレスが採用されてもよい。
本実施の形態に係る設置情報は、「事務室」、「会議室」、「廊下」などの建物内の区画に予め付与された名称を示す。なお、機器設置情報には、空調機101が設置された場所を識別できる任意の情報が採用されてよく、例えば、建物の基準位置を原点とする座標系での位置が採用されてもよい。
機器管理項目データ118では、図6に示すように、機器管理項目の種類と、機器管理項目の目標値と、機器管理アイコン105を表示するレベルを示すアラートレベル1と、表示態様を変更した機器管理アイコン105を表示するレベルを示すアラートレベル2とが、機器管理項目ごとに関連付けられている。
本実施の形態では、目標値は、1ヶ月間の目標となる値であるが、目標値は、1日間、1年間など適宜定められる期間の目標となる値であってよい。
表示態様データ119では、図7に示すように、機器管理項目の種類と、機器管理項目に対応する機器管理アイコン105の形状と、機器管理項目に対応する機器管理アイコン105の色と、機器管理項目に対応する機器管理アイコン105の表示態様を変化させる方法を示す態様変化方法とが、機器管理項目ごとに関連付けられている。
管理通信部110は、図示しない制御部によって生成される操作指令を通信ネットワーク102を介して空調機101へ送信する。
また、管理通信部110は、運転情報及び環境情報を、通信ネットワーク102を介して空調機101から受信する。管理通信部110は、運転情報又は環境情報を受信すると、受信した運転情報又は環境情報と、その送信元である空調機101の機器識別情報とを関連付けたデータを記憶部109へ出力する。管理通信部110から記憶部109へ出力されたデータは、運転履歴データ117として、記憶部109によって記憶される。なお、運転履歴データ117には、運転情報又は環境情報が取得された時刻などが、管理通信部110により適宜付加されてもよい。
管理表示決定部112は、機器管理項目の実際値が目標値にどの程度近づいているかに応じて、機器管理アイコン105を表示するか否か及び表示態様を変更した機器管理アイコン105を表示するか否かを決定する。
詳細には、管理表示決定部112は、記憶部109に記憶された機器管理項目データ118に基づいて、機器管理項目の各種類の第1警告値と第2警告値とを算出する。
第1警告値は、機器管理アイコン105を表示するか否かを決定するための閾値である。本実施の形態では、第1警告値は、目標値とアラートレベル1との積に相当する。すなわち、アラートレベル1は、機器管理アイコン105を表示することによって、実際値が目標値に近づきつつあることを知らせる程度を示す。
第2警告値は、表示態様を変更した機器管理アイコン105を表示するか否かを決定するための閾値である。本実施の形態では、第2警告値は、目標値とアラートレベル2との積に相当する。すなわち、アラートレベル2は、表示態様を変更した機器管理アイコン105を表示することによって、実際値が目標値を超えそうであることを知らせる程度を示す。
なお、本実施の形態では、アラートレベル1とアラートレベル2という2段階のアラートレベルが設定されるが、アラートレベルは、例えば、1段階でもよく、3段階以上であってもよい。また、アラートレベルに、警告値が設定されてもよい。さらに、目標値自体が、アラートレベル或いは警告値として採用されてもよい。
管理表示決定部112は、記憶部109に記憶された運転履歴データ117に基づいて、機器管理項目の各種類に応じた実際値を空調機101ごとに算出する。
詳細には例えば、実際値の集計期間が各月の1日から月末と定められている場合、管理表示決定部112は、当日からその月の1日までの運転履歴データ117を参照する。
これによって、管理表示決定部112は、空調機101の各々について、当日からその月の1日までの運転時間の合計を、「運転時間」という機器管理項目に応じた実際値として算出する。管理表示決定部112は、空調機101の各々について、当日からその月の1日までの消費電力量の合計を、「消費電力量」という機器管理項目に応じた実際値として算出する。
また、管理表示決定部112は、空調機101の各々について、当日からその月の1日までの残業時間帯に運転した時間の合計を、「残業時間帯運転時間」という機器管理項目に応じた実際値として算出する。管理表示決定部112は、空調機101の各々について、当日からその月の1日までの残業時間帯に運転した回数を、「残業時間帯運転回数」という機器管理項目に応じた実際値として算出する。なお、「残業時間帯運転回数」は、当日からその月の1日までの残業時間帯に運転した日数で計数されてもよい。
管理表示決定部112は、空調機101の各々について、機器管理項目の各種類に応じた実際値と第1警告値とを比較し、実際値が第1警告値以上である場合はさらに、機器管理項目の各種類に応じた実際値と第2警告値とを比較する。
実際値が第1警告値未満である空調機101の機器管理項目については、管理表示決定部112は、機器管理アイコン105を表示しないと決定する。
実際値が第1警告値以上であり、かつ、第2警告値未満である空調機101の機器管理項目については、管理表示決定部112は、機器管理アイコン(第1表示態様の機器管理アイコン)105を表示すると決定する。
実際値が第2警告値以上である空調機101の機器管理項目については、管理表示決定部112は、表示態様を変更した機器管理アイコン(第2表示態様の機器管理アイコン)105を表示すると決定する。
そして、第1表示態様又は第2表示態様の機器管理アイコン105を表示すると決定した場合、管理表示決定部112は、決定内容データを表示制御部114へ出力する。決定内容データは、このデータを作成する決定の対象となった空調機101の機器識別情報及び機器管理項目の種類と、決定した内容とを含む。
表示部113は、表示制御部114の制御の下で、例えば、図1〜3に示す機器管理画面103を表示する。
表示制御部114は、表示部113に画面を表示させるための画像データを作成して表示部113へ出力し、これによって、表示部113を制御する。
詳細には、表示制御部114は、機器管理画面103を表示する指示を入力部111から受け付けた場合、図1に示す機器管理画面103を表示部113に表示させるための画像データを作成して表示部113へ出力する。
そして、管理表示決定部112から決定内容データを取得した場合、表示制御部114は、取得した決定内容データと記憶部109に記憶された表示態様データ119とに基づいて、図2に示す機器管理アイコン105を含む機器管理画面103を表示部113に表示させるための画像データを作成して表示部113へ出力する。この画像データは、例えば、決定内容データに応じた表示態様の機器管理アイコン105を、決定内容データに応じた位置に表示させるための情報を含む。
より詳細には、決定内容データが「第1表示態様の機器管理アイコン105を表示すること」を含む場合、表示制御部114は、表示態様データ119において、決定内容データに含まれる機器管理項目の種類に対応づけられた形状と色とを特定する。表示制御部114は、特定した形状と色の機器管理アイコン105を表示部113に表示させる。なお、第1表示態様の機器管理アイコン105の大きさ、色の濃さなどには、既定値が採用されるとよい。また、態様変化方法に応じて既定値が複数定められている場合、表示制御部114は、第1表示態様の機器管理アイコン105を表示させるために、態様変化方法も参照するとよい。
決定内容データが「第2表示態様の機器管理アイコン105を表示すること」を含む場合、表示制御部114は、表示態様データ119において、決定内容データに含まれる機器管理項目の種類に対応づけられた形状と色と態様変化方法とを特定する。表示制御部114は、特定した形状と色の機器管理アイコン105を態様変化方法に従って変化させたものを表示部113に表示させる。例えば、表示態様データ119の態様変化方法が「濃さ」である場合、機器管理アイコン105の色を濃くする。例えば、表示態様データ119の態様変化方法が「大きさ」である場合、機器管理アイコン105の大きさを大きくする。
また、表示制御部114は、機器管理アイコン105を選択する入力が入力部111によって受け付けられた場合、図3に示すように、吹出し画面106を含む機器管理画面103を表示部113に表示させるための画像データを作成して表示部113へ出力する。
設定部115は、入力部111が受け付けた情報に基づいて、機器管理項目データ118と表示態様データ119とを生成して記憶部109に出力する。設定部115から記憶部109へ出力された機器管理項目データ118と表示態様データ119とは、記憶部109によって記憶される。
詳細には、設定部115は、入力部111が受け付けた情報に基づいて機器管理項目データ118を生成して記憶部109に出力する機器管理設定部115aと、入力部111が受け付けた情報に基づいて表示態様データ119を生成して記憶部109に出力する表示態様設定部115bとを有する。機器管理項目データ118に含まれる情報及び表示態様データ119に含まれる情報は、例えば、ユーザがデータ118,119のそれぞれに応じた設定用の画面を閲覧しつつ入力操作をすることによって、入力部111が受け付けるものである。また、設定用の画面において、各情報は、コンボボックスから選択されてもよく、別のポップアップ画面から選択されてもよい。
なお、物理的には例えば、記憶部109は、フラッシュメモリなどから構成される。例えば、管理通信部110は、通信ネットワーク102に接続される通信インタフェースなどから構成される。例えば、表示部113は、液晶パネルなどから構成される。入力部111は、マウス、キーボード、タッチパネルなどから構成される。例えば、表示制御部114、設定部115及び管理表示決定部112は、1つ又は複数のマイクロプロセッサ、メモリなどから構成され、それぞれの機能は、マイクロプロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
これまで、本実施の形態に係る機器管理装置100の構成について説明した。ここから、機器管理装置100が実行する処理について説明する。
機器管理装置100は、例えば1時間ごと、1日ごとなど定期的に、図8A及び図8Bに示す機器管理処理を実行する。
管理表示決定部112は、機器管理項目データ118に含まれるすべての機器管理項目について、ステップS102〜ステップS109を繰り返す(ループA;ステップS101)。
管理表示決定部112は、機器管理項目データ118を参照することによって、ループAでの処理対象となる機器管理項目について、第1警告値を算出し(ステップS102)、第2警告値を算出する(ステップS103)。
例えば、図6に示す機器管理項目データ118において、ループAでの処理対象となる機器管理項目が「運転時間」である場合、管理表示決定部112は、第1警告値として「160」(=200×80%)を算出し、第2警告値として「180」(=200×90%)を算出する。
管理表示決定部112は、機器データ116に含まれるすべての空調機101について、ステップS105〜ステップS109を繰り返す(ループB;ステップS104)。
管理表示決定部112は、運転履歴データ117を参照することによって、ループBでの処理対象となる空調機101について、ループAでの処理対象となる機器管理項目の実際値を算出する(ステップS105)。
例えば、ループAでの処理対象となる機器管理項目が「運転時間」である場合、管理表示決定部112は、ループBでの処理対象となる空調機101の運転履歴データ117に含まれる運転の開始時刻と停止時刻とに基づいて、当日が属する集計期間の開始日から当日までの運転時間の合計を算出する。
管理表示決定部112は、ステップS105で算出した実際値がステップS102で算出した第1警告値以上であるか否かを判断する(ステップS106)。実際値が第1警告値以上でないと判断した場合(ステップS106;NO)、管理表示決定部112は、現在の処理対象である空調機101のループBを終了する。
実際値が第1警告値以上であると判断した場合(ステップS106;YES)、管理表示決定部112は、ステップS105で算出した実際値がステップS103で算出した第2警告値以上であるか否かを判断する(ステップS107)。
実際値が第2警告値未満であると判断した場合(ステップS107;NO)、管理表示決定部112は、決定内容データを作成して表示制御部114へ出力する。この場合の決定内容データは、ループBでの処理対象である空調機101について、ループAでの処理対象である機器管理項目の機器管理アイコン105を第1表示態様で表示することを示す。表示制御部114は、管理表示決定部112から出力された決定内容データに従って、機器管理アイコン105を表示させる画像データを作成して表示部113へ出力する。これにより、表示部113は、決定内容データに応じた機器管理アイコン105を表示する(ステップS108)。
実際値が第2警告値以上であると判断した場合(ステップS107;YES)、管理表示決定部112は、決定内容データを作成して表示制御部114へ出力する。この場合の決定内容データは、ループBでの処理対象である空調機101について、ループAでの処理対象である機器管理項目の機器管理アイコン105を第2表示態様で表示することを示す。表示制御部114は、管理表示決定部112から出力された決定内容データに従って、機器管理アイコン105を表示させる画像データを作成して表示部113へ出力する。表示部113は、表示制御部114から取得した画像データに基づいて第2態様の機器管理アイコン105を表示し、それによって、機器管理アイコン105の表示態様を変更する(ステップS109)。
これにより、機器管理装置100は、現在の処理対象である空調機101のループBを終了する。そして、すべての空調機101についてループBを繰り返すと、機器管理装置100は、現在の処理対象である機器管理項目のループAを終了する。すべての機器管理項目についてループAを繰り返すと、機器管理装置100は、機器管理処理を終了する。
このように機器管理処理を実行することによって、機器管理装置100の表示制御部114は、図2に示す機器管理画面103のように、空調機101を示す機器アイコン104と、空調機101に関する機器管理項目の実際値と目標値との関係を示す機器管理アイコン105とを含む機器管理画面103を表示部113に表示させる。そのため、機器管理項目が複数ある場合には、機器管理項目ごとの機器管理アイコン105を機器管理画面103に含め、その機器管理画面103を表示部113に表示させることができる。従って、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。ひいては、ユーザが実際値が目標値に近づいていることに気付き易くなるので、運用に気をつけて省エネルギーを図ることが可能になる。さらに、機器管理項目の目標値と実際値との関係を確認するために煩わしい操作が必要ではないので、機器管理項目の目標値と実際値との現在の関係を確認する意識を向上させることが可能になる。
本実施の形態によれば、表示制御部114は、目標値に対する実際値の割合がアラートレベル1以上である場合に、機器管理アイコン105を表示部113に表示させる。すなわち、表示制御部114は、実際値と目標値とが予め定められた関係である場合に、機器管理アイコン105を表示部113に表示させる。これにより、ユーザは、実際値が目標値に近づきつつあることを容易に知ることができる。従って、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。
本実施の形態によれば、表示制御部114は、機器管理項目に対応付けて予め定められた表示態様(例えば、形、色)の機器管理アイコン105を表示部113に表示させる。これにより、ユーザは、機器管理アイコン105の表示態様に基づいて、機器管理アイコン105が機器管理項目のいずれに対応するかを容易に視認することができる。従って、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。
本実施の形態によれば、ユーザは、機器管理項目ごとの表示態様を設定することができる。そのため、ユーザは、視認し易いように機器管理項目ごとに表示態様を設定することができる。従って、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。また、ユーザが簡単に設定変更できるので、ユーザの使い勝手を向上させることが可能になる。
本実施の形態によれば、表示制御部114は、目標値に対する実際値の割合がアラートレベル1以上、かつ、アラートレベル2未満である場合に、第1表示態様の機器管理アイコン105を表示部113に表示させる。また、表示制御部114は、目標値に対する実際値の割合がアラートレベル2以上である場合に、第2表示態様の機器管理アイコン105を表示部113に表示させる。すなわち、表示制御部114は、実際値と目標値との関係に応じて予め定められた表示態様(例えば、濃さ、大きさ)の機器管理アイコン105を表示部113に表示させる。もちろん、表示態様は、段階的に変更されずに、無段階で連続的に変更されてもよい。このように表示態様を実際値と目標値との関係に応じて段階的又は連続的に変更することにより、ユーザは、実際値が目標値にどの程度近づいたかを容易に視認することができる。従って、機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。
本実施の形態によれば、ユーザは、実際値と目標値との関係に応じて、機器管理アイコン105の表示態様をどのように変更するかを機器管理項目ごとに設定することができる。そのため、ユーザは、表示態様の変化を視認し易いように機器管理項目ごとに設定することができる。従って、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。また、ユーザが簡単に設定変更できるので、ユーザの使い勝手を向上させることが可能になる。
本実施の形態によれば、機器管理アイコン105を選択する入力が入力部111によって受け付けられた場合に、選択された機器管理アイコン105が関係を示す機器管理項目の実際値を示す吹出し画面106を機器管理画面103に含めて表示部113に表示させる。これにより、ユーザは、どの程度の実際値に対して機器管理アイコン105が表示されているのかを容易に知ることができる。従って、機器管理項目の目標値と実際値との関係の詳細を容易に確認することが可能になる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、例えば、実施の形態及び下記の各変形例を適宜組み合わせた形態、それに種々の変更を加えた形態などを含む。
変形例1.
本変形例では、図9に示すように、機器管理画面203が、空調機101が設置される建物のレイアウト画像220をさらに含む。機器管理画面203は、空調機101が設置された場所(例えば、事務室、会議室、廊下)に対応する、レイアウト画像220の位置に機器アイコン104を含む。同図に例示する機器管理画面203は、機器アイコン104に対応付けられた機器管理アイコン105も含んでいるところ、機器管理アイコン105は、実施の形態と同様の処理の結果、表示されるとよい。
本変形例は、図10に機能的な構成を示すように、機器管理装置200の記憶部209が、さらに、空調機101が設置される建物のレイアウト画像220を示すレイアウトデータ221を記憶する。レイアウト画像220は、建物に設けられる区画の配列を示す画像である。
本変形例によれば、機器アイコン104及びそれに対応付けられた機器管理アイコン105が、空調機101が設置される建物のレイアウト画像220とともに表示される。これにより、ユーザは、機器アイコン104及びそれに対応付けられた機器管理アイコン105が、実際のどの空調機101に対応するかを容易に理解することができる。従って、機器管理項目の目標値と実際値との関係を実際の空調機101に容易に対応づけて確認することが可能になる。
変形例2.
本変形例では、機器管理装置300が空調機101をグループ単位で管理する例を説明する。例えば、運転時間、残業時間帯運転時間、残業時間帯運転回数などは、グループ単位で管理することができる機器管理項目であり、消費電力量は、空調機101ごとに、個別に管理されるべき機器管理項目である。
本変形例に係る機器管理装置300は、図11に示すように、空調機101で構成される機器グループを示すグループアイコン322と、機器グループ単位で管理するための項目(グループ管理項目)の実際値と目標値との関係を示すグループ管理アイコン323とを含むグループ管理画面324を表示する。
また、本変形例に係る機器管理装置300は、グループアイコン322を選択する入力が入力部111によって受け付けられた場合に、図12に示すように、その選択されたグループアイコン322が示す機器グループに属する空調機101を示す機器アイコン104と、その選択されたグループ画像が示す機器グループに属する空調機101に関する機器管理項目の実際値と目標値との関係を示す機器管理アイコン105とを含む機器管理画面303を表示する。図12は、本変形例において、図11の「廊下」が付されたグループアイコン322が選択された場合に表示される機器管理画面303の例を示す。
機器管理装置300は、機能的な構成を図13に示すように、実施の形態に係る記憶部109、管理表示決定部112、表示部113、表示制御部114及び設定部115に代えて、記憶部309、管理表示決定部312、表示部313、表示制御部314及び設定部315を備える。
記憶部309は、同図に示すように、実施の形態に係る機器管理項目データ118に代えて、機器管理項目データ318を記憶し、さらに、機器グループについて予め設定されるグループデータ325と、グループ管理項目について定めるグループ管理項目データ326とを記憶する。
機器管理項目データ318は、図14に示すように、概ね、実施の形態に係る機器管理項目データ118と同様に構成される。本変形例では、機器管理項目データ318に含まれる機器管理項目が、実施の形態に係る機器管理項目データ118とは異なり、消費電力量のみである。
機器データ116では、図15に示すように、機器グループごとに、機器グループを識別するためのグループ識別情報と、機器グループに属する空調機101の機器識別情報とが関連付けられている。
グループ管理項目データ326は、図16に示すように、グループ管理項目ごとに、グループ管理項目の種類と、グループ管理項目の目標値と、グループ管理アイコン323を表示するレベルを示すアラートレベル1と、表示態様を変更したグループ管理アイコン323を表示するレベルを示すアラートレベル2とが関連付けられている。これらのアラートレベル1とアラートレベル2とは、それぞれ、機器管理項目データ318に含まれるアラートレベル1とアラートレベル2と同様に、グループ管理アイコン323を表示するか否かと表示態様を変更したグループ管理アイコン323を表示するか否かを決定するための閾値を算出するために用いられる。
本変形例に係るグループ管理項目データ326に含まれる目標値は、1ヶ月間の目標となる値であるが、目標値は、1日間、1年間など適宜定められる期間の目標となる値であってよい。
管理表示決定部312は、実施の形態の管理表示決定部112と同様に、機器管理項目の実際値が目標値にどの程度近づいていることを検出し、検出した結果に応じた機器管理アイコン105の表示態様を決定する。これに加えて、管理表示決定部312は、グループ管理項目の実際値が目標値にどの程度近づいていることを検出し、検出した結果に応じたグループ管理アイコン323の表示態様を決定する。
ここで、グループ管理アイコン323を表示するか否か、グループ管理アイコン323の表示態様を変更するか否かを決定する方法は、概ね、実施の形態で説明した機器管理アイコン105を表示するか否か、機器管理アイコン105の表示態様を変更するか否かを決定する方法において、機器管理項目、機器管理アイコン105、機器管理項目データ118及び機器識別情報のそれぞれをグループ管理項目、グループ管理アイコン323、グループ管理項目データ326及びグループ識別情報に置き換えたものと同様である。
ただし、グループ管理項目の各種類に応じた実際値は、管理表示決定部312は、記憶部309に記憶された運転履歴データ117に基づいて、機器グループごとに、その機器グループに属する空調機101の実際値を合計することによって算出される。
表示部313は、表示制御部314の制御の下で、実施の形態と同様の機器管理画面303を表示することに加えて、例えば、図11に示すグループ管理画面324を表示する。
表示制御部314は、実施の形態に係る表示制御部114と同様に、表示部113に画面を表示させるための画像データを作成して表示部113へ出力し、これによって、表示部113を制御する。詳細には、表示制御部314は、実施の形態と同様の機器管理画面303に加えて、グループ管理画面324を表示部313に表示させる。グループ管理画面324を表示部313に表示させる方法は、概ね、実施の形態で説明した機器管理画面103を表示部113に表示させる方法において、機器管理画面103、機器管理アイコン105、機器管理画面103及び機器管理項目のそれぞれを、グループ管理画面324、グループ管理アイコン323、グループ管理画面324及びグループ管理項目に置き換えたものと同様である。
また、表示制御部314は、グループ管理アイコン323を選択する入力が入力部111によって受け付けられた場合、実施の形態と同様の吹出し画面を含むグループ管理画面324を表示部313に表示させるための画像データを作成して表示部313へ出力する。
さらに、表示制御部314は、グループアイコン322を選択する入力が入力部111によって受け付けられた場合に、その選択されたグループアイコン322が示す機器グループに属する空調機101を示す機器アイコン104と、その選択されたグループ画像が示す機器グループに属する空調機101に関する機器管理項目の実際値と目標値との関係を示す機器管理アイコン105とを含む機器管理画面303を表示部113に表示させるための画像データを作成して表示部313へ出力する。
設定部315は、実施の形態に係る設定部115が備える機能に加えて、入力部111が受け付けた情報に基づいてグループ管理項目データ326を生成して記憶部309に出力するグループ管理設定部315cを有する。グループ管理項目データ326に含まれる情報は、実施の形態で説明した機器管理項目データ118及び表示態様データ119に含まれる情報と同様に、設定用の画面を閲覧しつつ設定されるとよい。
本変形例に係る機器管理装置300の構成について説明した。ここから、機器管理装置300が実行する処理について説明する。
機器管理装置300は、実施の形態で説明した機器管理処理に加えて、図17A及び図17Bに示すグループ管理処理を実行する。
管理表示決定部312は、グループ管理項目データ326に含まれるすべてのグループ管理項目について、ステップS302〜ステップS309を繰り返す(ループC;ステップS301)。
管理表示決定部312は、グループ管理項目データ326を参照することによって、ループCでの処理対象となるグループ管理項目について、第1警告値を算出し(ステップS302)、第2警告値を算出する(ステップS303)。
例えば、図16に示すグループ管理項目データ326において、ループAでの処理対象となるグループ管理項目が「運転時間」である場合、管理表示決定部312は、第1警告値として「320」(=400×80%)を算出し、第2警告値として「360」(=400×90%)を算出する。
管理表示決定部312は、グループデータ325に含まれるすべての機器グループについて、ステップS305〜ステップS309を繰り返す(ループD;ステップS304)。
管理表示決定部312は、運転履歴データ117を参照することによって、ループDでの処理対象となる機器グループについて、ループCでの処理対象となるグループ管理項目の実際値を算出する(ステップS305)。
例えば、ループCでの処理対象となるグループ管理項目が「運転時間」である場合、管理表示決定部312は、ループDでの処理対象となる機器グループに属する空調機101の運転履歴データ117に含まれる運転の開始時刻と停止時刻とに基づいて、当日が属する集計期間の開始日から当日までの運転時間の合計を算出する。
管理表示決定部312は、ステップS305で算出した実際値がステップS302で算出した第1警告値以上であるか否かを判断する(ステップS306)。実際値が第1警告値以上でないと判断した場合(ステップS306;NO)、管理表示決定部312は、現在の処理対象である機器グループのループDを終了する。
実際値が第1警告値以上であると判断した場合(ステップS306;YES)、管理表示決定部312は、ステップS305で算出した実際値がステップS303で算出した第2警告値以上であるか否かを判断する(ステップS307)。
実際値が第2警告値未満であると判断した場合(ステップS307;NO)、管理表示決定部312は、決定内容データを作成して表示制御部314へ出力する。この場合の決定内容データは、ループDでの処理対象である機器グループについて、ループCでの処理対象であるグループ管理項目のグループ管理アイコン323を第1表示態様で表示することを示す。表示制御部314は、管理表示決定部312から出力された決定内容データに従って、グループ管理アイコン323を表示させる画像データを作成して表示部313へ出力する。これにより、表示部313は、決定内容データに応じたグループ管理アイコン323を表示する(ステップS308)。
実際値が第2警告値以上であると判断した場合(ステップS307;YES)、管理表示決定部312は、決定内容データを作成して表示制御部314へ出力する。この場合の決定内容データは、ループDでの処理対象である機器グループについて、ループCでの処理対象であるグループ管理項目の機器管理アイコン105を第2表示態様で表示することを示す。表示制御部314は、管理表示決定部312から出力された決定内容データに従って、グループ管理アイコン323を表示させる画像データを作成して表示部313へ出力する。表示部313は、表示制御部314から取得した画像データに基づいて第2表示態様のグループ管理アイコン323を表示し、それによって、グループ管理アイコン323の表示態様を変更する(ステップS309)。
これにより、機器管理装置300は、現在の処理対象である機器グループのループDを終了する。そして、すべての機器グループについてループDを繰り返すと、機器管理装置300は、現在の処理対象であるグループ管理項目のループCを終了する。すべてのグループ管理項目についてループCを繰り返すと、機器管理装置300は、グループ管理処理を終了する。
このようにグループ管理処理を実行することによって、機器管理装置300の表示制御部314は、図11に示すグループ管理画面324のように、空調機101が属する機器グループを示すグループアイコン322と、機器グループに関するグループ管理項目の実際値と目標値との関係を示すグループ管理アイコン323とを含むグループ管理画面324を表示部113に表示させる。そのため、機器管理グループが複数ある場合には、グループ管理項目ごとのグループ管理アイコン323をグループ管理画面324に含め、そのグループ管理アイコン323を表示部313に表示させることができる。従って、複数のグループ管理項目の目標値と実際値との関係を容易に確認することが可能になる。
本変形例によれば、表示制御部314は、グループアイコン322を選択する入力が入力部111によって受け付けられた場合に、その選択されたグループアイコン322が示す機器グループに属する空調機101を示す機器アイコン104と、その選択されたグループ画像が示す機器グループに属する空調機101に関する機器管理項目の実際値と目標値との関係を示す機器管理アイコン105とを含む機器管理画面303を表示部113に表示させる。これにより、グループ単位での管理をする場合であっても、実施の形態と同様に、機器管理項目の目標値と実際値との関係を実際の空調機101に対応づけて容易に確認することが可能になる。
変形例3.
例えば、実施の形態に係る吹出し画面106は機器詳細画面の一例である。機器詳細画面は、選択された機器管理アイコン105が関係を示す機器管理項目の実際値と目標値との少なくとも一方を示す画面であればよく、吹出し画面106に限られない。これにより、機器管理アイコン105が表示されている場合に、ユーザは、機器管理アイコン105がどの程度の値(実際値、目標値、又は、実際値及び目標値)に対して表示されているかを容易に確認することができる。従って、機器管理項目の目標値と実際値との関係の詳細を容易に確認することが可能になる。
機器詳細画面は、例えばポップアップ画面でもよい。ポップアップ画面と、選択された機器管理アイコン105とは、例えば、選択された機器管理アイコン105と一部を重なり合わせて配置したり、選択された機器管理アイコン105の周囲に配置したりすることによって、対応付けられるとよい。
機器詳細画面は、機器管理画面103の視認できる領域を可能な限り広く残すため、機器管理画面103より小さい画面であることが望ましく、これによって、ユーザは、機器管理画面103を閲覧しつつ、機器詳細画面が示す情報を確認することができる。その結果、複数の機器管理項目の目標値と実際値との関係とともに、その詳細を容易に確認することが可能になる。
変形例4.
例えば、実施の形態では、管理項目の実際値が第1警告値以上である場合に、機器管理アイコン105を表示することとした。しかし、機器管理アイコン105は、常時、機器管理画面103に含めて表示されてもよい。この場合、機器管理項目の実際値が第1警告値以上であるか否かは、予め設定される機器管理アイコン105の表示態様で区別されるとよい。
機器管理アイコン105が、常時、機器管理画面103に含めて表示されることによって、ユーザは、機器管理画面103を閲覧するだけで、機器管理項目が何種類あるかを容易に認識することができる。
また、実際値が第1警告値未満である機器管理項目の機器管理アイコン105を選択する入力が入力手段によって受け付けられた場合、その機器管理項目の種類を示す機器詳細画面が表示されるとよい。これによって、機器管理アイコン105が示す機器管理項目の種類を容易に確認することが可能になる。
変形例5.
例えば、消費電力量を示す情報は、空調機101の各々の消費電力量を計測する電力量計(不図示)などから取得されてもよい。環境情報を測定するためのセンサは、空調機101とは別に設けられ、通信ネットワーク102などを介して、空調機101及び機器管理装置100のいずれか一方又は両方と通信してもよい。これによっても、空調機101及び機器管理装置100は、環境情報を取得することができる。
変形例6.
本発明は、機器管理装置100と通信することによって、機器管理画面103などの空調機101を管理するための画面を表示する表示装置によっても実現することができる。このような表示装置は、例えば、機器管理装置100との通信機能に加えて、実施の形態に係る入力部111、管理表示決定部112、表示部113、表示制御部114、設定部115などの一部又は全部と同様の機能を発揮する携帯端末(例えば、スマートホン、タブレット端末など)、コンピュータなどである。これらの機能は、予めインストールされたソフトウェアプログラムを実行することによって発揮されるとよい。これによっても、実施の形態と同様の効果を奏する。
100,200,300 機器管理装置、101 空調機、103,203,303 機器管理画面、104 機器アイコン、105 機器管理アイコン、106 吹出し画面、111 入力部、112,312 管理表示決定部、113,313 表示部、114,314 表示制御部、116 機器データ、117 運転履歴データ、118,318 機器管理項目データ、119 表示態様データ、220 レイアウト画像、221 レイアウトデータ、322 グループアイコン、323 グループ管理アイコン、324 グループ管理画面、325 グループデータ、326 グループ管理項目データ。

Claims (12)

  1. 管理対象機器を示す機器画像を含む機器管理画面を表示手段に表示させ、
    前記管理対象機器に関する管理項目である機器管理項目の目標値と実際値との関係に基づいて、予め定められた機器管理画像を前記機器管理画面に含めて前記表示手段に表示させる機器管理装置。
  2. 前記目標値と前記実際値とが予め定められた関係である場合に、前記機器管理画像を前記表示手段に表示させる
    請求項1に記載の機器管理装置。
  3. 前記機器管理項目に対応付けて予め定められた表示態様の前記機器管理画像を前記表示手段に表示させる
    請求項1又は2に記載の機器管理装置。
  4. 前記実際値と前記目標値との関係に応じて予め定められた表示態様の前記機器管理画像を前記表示手段に表示させる
    請求項1から3のいずれか1項に記載の機器管理装置。
  5. 前記実際値と前記目標値との関係に応じて予め定められた濃さの前記機器管理画像を前記表示手段に表示させる
    請求項4に記載の機器管理装置。
  6. 前記実際値と前記目標値との関係に応じて予め定められた大きさの前記機器管理画像を前記表示手段に表示させる
    請求項4又は5に記載の機器管理装置。
  7. 前記機器管理画像を選択する入力が入力手段によって受け付けられた場合に、当該選択された機器管理画像によって関係が示される機器管理項目の実際値と目標値との少なくとも一方を示す機器詳細画面を前記機器管理画面に含めて前記表示手段に表示させる
    請求項1から6のいずれか1項に記載の機器管理装置。
  8. 前記管理対象機器が設置される建物のレイアウト画像を前記機器管理画面に含めて前記表示手段に表示させ、
    当該機器管理画面は、前記管理対象機器が設置された場所に対応する、前記レイアウト画像の位置に前記機器画像を含む
    請求項1から7のいずれか1項に記載の機器管理装置。
  9. 前記管理対象機器が属する機器グループを示すグループ画像を含むグループ管理画面を表示手段に表示させ、
    前記機器グループに関する管理項目であるグループ管理項目の実際値と目標値との関係に基づいて、予め定められたグループ管理画像を前記グループ管理画面に含めて前記表示手段に表示させる
    請求項1から8のいずれか1項に記載の機器管理装置。
  10. 前記グループ画像を選択する入力が入力手段によって受け付けられた場合に、当該選択されたグループ画像が示す機器グループに属する管理対象機器を示す機器画像とを含む前記機器管理画面を前記表示手段に表示させる
    請求項9に記載の機器管理装置。
  11. 機器管理装置が、管理対象機器を示す機器画像を含む機器管理画面を表示手段に表示させ、
    前記機器管理装置が、前記管理対象機器に関する管理項目である機器管理項目の目標値と実際値との関係に基づいて、予め定められた機器管理画像を前記機器管理画面に含めて前記表示手段に表示させる機器管理方法。
  12. 管理対象機器を示す機器画像を含む機器管理画面を表示し、
    前記管理対象機器に関する管理項目である機器管理項目の目標値と実際値との関係に基づいて、予め定められた機器管理画像を前記機器管理画面に含めて表示する表示装置。
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