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JP2016040663A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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宏明 ▲高▼田
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Abstract

【課題】情報処理装置において、適切なタイミングにてインジケータを表示して画面のちらつきを抑制する。【解決手段】情報処理装置100は、画面表示部と、入力受付部と、実行処理部101と、計数部103と、インジケータ表示部105と、を備える。画面表示部は、画面Dを表示する。入力受付部は、入力操作を受け付ける。処理実行部101は、入力操作に応じた処理を実行する。計数部103は、処理の開始からの経過時間を計数する。インジケータ表示部105は、経過時間が所要の時間以上となっても処理の実行が継続するときに、処理の実行中を示すインジケータを画面Dに表示する。【選択図】図2A

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理方法を実行するプログラムに関する。
従来、実行される処理により画面表示状態が変化する情報処理装置が知られている。このような情報処理装置としては、例えば、MFP(Multifunctional Peripheral)を遠隔操作可能な遠隔操作装置が特許文献1に開示されている。例えば、特許文献1に開示された遠隔操作装置では、タッチスクリーンに、画像形成装置の操作部の模擬画像が表示され、タッチスクリーンにおいては、状態変化前に表示されていた模擬画像が、画面制御用情報の受信に応答して、状態変化を反映した模擬画像に変更される。すなわち、上記の遠隔操作装置においては、受信した画面制御用情報に基づいて画面表示が変更される。
特開2013−157774号公報
上記の特許文献1に開示された遠隔操作装置などにおいては、ある所要の処理が完了してある模擬画像から他の模擬画像に表示が変化する際に、所要の処理の実行中に、処理の実行中であることを示すインジケータを表示している。上記の所要の処理が完了する時間は処理により異なっており、また、同じ処理を実行したとしても実行毎に処理にかかった時間が異なることもある。
特許文献1の遠隔操作装置などの従来の情報処理装置においては、上記の処理にかかった時間に関わりなく、処理が実行されていれば上記のインジケータを表示していた。このため、短時間で処理が完了した場合にもインジケータが表示され、情報処理装置において画面のちらつきが生じていた。
本発明の課題は、情報処理装置において、適切なタイミングにてインジケータを表示することで画面のちらつきを抑制することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明に係る一見地に係る情報処理装置は、画面表示部と、入力受付部と、処理実行部と、計数部と、インジケータ表示部と、を備える。
画面表示部は、画面を表示する。入力受付部は、入力操作を受け付ける。処理実行部は、入力操作に応じた処理を実行する。計数部は、処理の開始からの経過時間を計数する。
インジケータ表示部は、経過時間が所要の時間以上となっても処理の実行が継続する場合に、処理の実行中を示すインジケータを画面表示部に表示する。
上記の情報処理装置においては、入力受付部が入力操作を受け付けると、処理実行部が、入力操作に応じた処理を実行する。処理実行部が上記の処理を開始すると、計数部が、処理の開始からの経過時間を計数する。また、インジケータ表示部は、経過時間をモニターし、経過時間が所要の時間以上となっても上記の処理の実行が継続されている場合に、処理の実行中を示すインジケータを画面表示部に表示する。
上記の情報処理装置において、インジケータが表示されるのは、処理の開始から所要の時間以上経過しても当該処理の実行が継続している場合である。つまり、短時間に実行が完了する処理に対してはインジケータが表示されない。これにより、インジケータが一瞬だけ表示されて消えることを抑制できる。その結果、画面表示のちらつきを抑制できる。
インジケータ表示部が処理の終了によりインジケータを消去した後に、処理の実行結果に応じて画面の更新がなされてもよい。これにより、処理の実行中に画面表示が更新されることを回避できる。すなわち、処理の実行を示すインジケータが表示されているのに表示画面が更新されるという、操作者にとって違和感を覚えるような画面表示の発生を回避できる。
情報処理装置は、通信部をさらに備えてもよい。通信部は、処理の実行中に遠隔装置と通信を行う。これにより、通信部を用いて、処理の実行中に離れた場所に設置された遠隔装置とデータの送受信が可能となる。
本発明の他の見地に係る情報処理方法は、以下のステップを含む。
◎画面を表示するステップ。
◎入力操作を受け付けるステップ。
◎入力操作に応じた処理を実行するステップ。
◎処理の開始からの経過時間を計数するステップ。
◎経過時間が所要の時間以上となっても処理の実行が継続する場合に、処理の実行中を示すインジケータを表示するステップ。
上記の情報処理方法において、インジケータが表示されるのは、処理の開始から所要の時間以上経過しても当該処理の実行が継続している場合である。つまり、短時間に実行が完了する処理に対してはインジケータが表示されない。これにより、インジケータが一瞬だけ表示されて消えることを抑制できる。その結果、画面表示のちらつきを減少できる。
情報処理方法は、さらに以下のステップを含んでいてもよい。
◎処理の終了後にインジケータを消去するステップ。
◎インジケータの消去後に処理の実行結果に応じて画面を更新するステップ。
処理を実行するステップにおいて、遠隔装置と通信が行われてもよい。
本発明のさらに他の見地に係るプログラムは、上記の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
情報処理装置において、適切なタイミングにてインジケータを表示することで、画面のちらつきを抑制できる。
リモート操作装置の全体構成を示す図。 リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置の基本構成を示す図。 通信監視機能を有するリモート操作装置の構成を示す図。 インジケータを表示した状態のリモート操作画面の一例を示す図。 リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置の動作を示すフローチャート。
1.第1実施形態
(1)リモート操作装置の全体構成
以下に、本発明の情報処理装置について説明する。以下に説明する第1実施形態において、情報処理装置は、画像形成装置(後述)をリモート操作するためのリモート操作装置である。従って、まず、第1実施形態に係るリモート操作装置100の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、リモート操作装置の全体構成を示す図である。
図1に示すリモート操作装置100は、例えば、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯型端末である。また、リモート操作装置100は、表示部(後述)に表示されるリモート操作画面(図2A、図2Bなど)の表示に基づいて、画像形成装置200(後述)をリモート操作対象として操作する。
リモート操作装置100は、メインシステム部1と、制御部2と、記憶部3と、通信部4と、表示部5と、入出力装置6と、を備える。
メインシステム部1は、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯型端末において、各種情報処理を行う。そのため、メインシステム部1は、CPU11(Central Processing Unit)と、メモリコントローラ13と、周辺インターフェース15と、を有する。
CPU11は、記憶部3(後述)からメモリコントローラ13(後述)を介して受信した各種プログラムに示された命令に従って、各種処理を行う。また、CPU11は、必要に応じて、記憶部3に記憶された設定値などをメモリコントローラ13を介して受信して、受信した設定値などを用いて上記の各種処理を行ってもよい。
メモリコントローラ13は、CPU11からの指示に従って、記憶部3からの各種プログラムやデータなどの送受信を制御する。周辺インターフェース15は、例えば、リモート操作装置100に搭載されているか、又は、リモート操作装置100に接続された各種機器の制御を統括するチップセットである。
制御部2は、周辺インターフェース15を介してCPU11から送信された指令に基づいて、表示部5及び入出力装置6を制御する。従って、制御部2は、表示制御部21と入出力制御部23とを有する。
表示制御部21は、表示部5の画面表示部51(後述)に表示したい表示データを、例えば記憶部3の一部に確保された表示データ記憶領域からメモリコントローラ13と周辺インターフェース15などを介して読み出して、画面表示部51に当該表示データを表示する。
入出力制御部23は、表示部5の入力受付部53(後述)に対して入力操作が行われたとき、当該入力操作が成された入力受付部53における位置を、入力受付部53において定義された座標値(後述)として入力する。入出力制御部23は、入力操作が成された入力受付部53の座標値をメインシステム部1へ送信する。その結果、CPU11は、入力操作が成された入力受付部53の位置に応じた処理を実行できる。
また、入出力制御部23は、リモート操作装置100に接続された入出力装置6からの入力を受け付けて、当該入力をメインシステム部1に送信する。さらに、入出力制御部23は、メインシステム部1から受信した各種出力データを、必要に応じて入出力装置6へ出力する。
記憶部3は、リモート操作装置100に備わるRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びSSD(Solid State Disk)などの記憶装置により構成されている。
記憶部3には、iOS(登録商標)やAndroidOS(登録商標)といった携帯端末専用OSなどのOS(Operating System)と、当該OSに標準装備された通信プログラム、タッチプログラム、及びグラフィックプログラムがインストールされている。
OSは、リモート操作装置100における各種情報処理をソフトウェア的に統括する。通信プログラムは、通信部4と画像形成装置200などの外部装置とのデータ送受信を、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルに従って実行する。タッチプログラムは、表示部5の入力受付部53の制御を、入出力制御部23を介して実行する。グラフィックプログラムは、表示制御部21を介して、表示部5の画面表示部51を制御する。
また、記憶部3には、リモート操作対象としての画像形成装置200をリモート制御するためのリモート操作プログラムが、リモート操作装置100のコンピュータなどにおいて実行可能なアプリケーションソフトとしてインストールされている。さらに、記憶部3には、必要に応じて、その他のプログラムがアプリケーションソフトとしてインストールされていてもよい。
また、上記のように、記憶部3には、画面表示部51に表示すべき画面データを記憶する領域が確保されおり、必要に応じて、各種設定値、データ、及び/又はキャッシュデータなどを記憶する領域が確保される。
通信部4は、上記の通信プログラムにおいて実行される上記の通信プロトコルに従って、リモート操作対象としての画像形成装置200、及び/又は、必要に応じて他の外部機器とのデータ送受信を行う。通信部4としては、無線LAN装置などの無線通信によりデータの送受信が可能な装置を用いることができる。
なお、上記の通信部4を有線LAN装置などにより構成し、画像形成装置200などの外部装置とリモート操作装置100とのデータ送受信を、有線通信により実行可能としてもよい。また、通信部4は、有線LAN装置と、当該有線LAN装置に有線にて接続された無線LAN装置とにより構成されていてもよい。この場合、有線LAN装置しか備えないリモート操作装置100であっても、画像形成装置200などの外部装置とリモート操作装置100とのデータ送受信を無線通信にて行える。
表示部5は、操作者からの入力操作を受付可能な表示装置である。従って、表示部5は、画面表示部51と、入力受付部53とを有する。
画面表示部51は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの薄型ディスプレイである。画面表示部51は、記憶部3の一部などに確保された領域に記憶された表示データを表示制御部21から受信し、受信した画面データを表示する。
入力受付部53は、マトリックス状に配置された複数の電極を有する、静電容量方式や抵抗膜方式などのタッチセンサー(又は、タッチスクリーン)である。入力受付部53においては、マトリックス状に配置された電極に操作者の指などが触れると、抵抗値変化や容量変化などの電気的変化が発生する。入出力制御部23が、上記のマトリックス状に配置された電極のうち、どの電極において上記の電気的変化が発生したかを特定することにより、入力受付部53のどの位置において入力操作が行われたかを特定できる。
入出力装置6は、リモート操作装置100に備わったUSB(Universal Serial Bus)ソケットなどの外部機器接続端子に必要に応じて接続された、押しボタンなどの他の入出力装置である。
リモート操作装置100によりリモート操作されるリモート操作対象である画像形成装置200は、FAX送受信及びFAX書類の印刷(FAX機能)、紙面上などの画像のスキャン(スキャン機能)、スキャンした画像の他の紙面上への印刷(コピー機能)、及び電子データ化された書類などの印刷(印刷機能)、などを行うMFPなどの画像形成装置である。
画像形成装置200は、上記の各機能を遠隔操作により実行可能となっている。そのため、画像形成装置200は、外部端末などとデータ通信を行うLAN装置(無線LAN装置、有線LAN装置)などの通信装置を有している。
本実施形態においては、画像形成装置200は無線LAN装置を備えており、当該無線LAN装置を介して、リモート操作装置100とデータ通信を行う。なお、画像形成装置200が無線LAN装置を備えない場合には、画像形成装置200に備わっている有線LAN装置に接続された無線LAN装置を介して、リモート操作装置100と無線にてデータ通信できる。
(2)リモート操作プログラム
次に、リモート操作対象(画像形成装置200)をリモート操作するリモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置100について、図2A及び図2Bを用いて説明する。図2Aは、リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置の基本構成を示す図である。図2Bは、通信監視機能を有するリモート操作装置の構成を示す図である。以下では、画像形成装置200においてコピー機能を実行させるためのリモート操作プログラムをリモート操作装置100にて実行中である場合を例にとって説明する。
まず、上記のリモート操作プログラム実行中に表示部5の画面表示部51に表示されるリモート操作画面Dについて説明する。リモート操作プログラムの実行中、リモート操作装置100の表示部5には、図2A及び図2Bに示すようなリモート操作画面Dが、画面表示部51に表示されている。このとき、コピー条件設定部D1の各ボタンが配置された位置に対応する入力受付部53の位置において入力操作(タッチ入力)がなされると、コピーを実行する際の条件が設定される。
また、コピー指令部D2の丸いボタンが配置された位置に対応する入力受付部53の位置において入力操作がなされると、設定したコピー条件にて画像などのコピー(印刷)が実行される。また、コピー指令部D2の四角形のボタンが配置された位置に対応する入力受付部53の位置において入力操作がなされると、コピー条件がリセットされる。
さらに、機能切替部D3の「コピー」と表示された箇所において入力操作が成されると、画像形成装置200に対してコピー機能を実行するよう指令する。「スキャナー」と表示された箇所において入力操作が成されると、画像形成装置200に対してスキャナー機能を実行するよう指令する。さらに、「ファクス」と表示された箇所において入力操作が成されると、画像形成装置200に対してFAX機能を実行するよう指令する。
なお、機能の切り替えが行われると、選択された機能に応じたリモート操作プログラムをリモート操作装置100において実行するようにしてもよい。または、1つのリモート操作プログラムにおいて、画像形成装置200の全ての機能をリモート操作可能としてもよい。
また、コピー条件設定画面モード切替部D4が表示された位置に対応した入力受付部53の位置において入力操作が成されると、コピー条件設定画面モードの変更が成された後に、上記のコピー条件設定部D1の表示状態が変化する。
次に、リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置100が有する各機能ブロックの構成について説明する。以下に説明する各機能ブロックの機能は、リモート操作プログラムを主にメインシステム部1において実行することにより達成される。リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置100は、処理実行部101と、計数部103と、インジケータ表示部105と、を備える。
処理実行部101は、入力受付部53から入力操作と当該入力操作が成された位置情報とを入力し、入力受付部53において入力操作が成された位置に応じた処理を実行する。上記のリモート操作画面Dの説明において説明した各処理(コピー条件設定、コピー指令、及び機能切替など)が、処理実行部101において実行される。
また、処理実行部101は、必要に応じて、処理実行部101において各処理を実行することにより得られた処理結果を、リモート操作装置100や、通信部4を介して画像形成装置200などに出力する。
さらに、処理実行部101は、必要に応じて、画像形成装置200に各動作を実行するよう要求する信号を通信部4を介して送信したり、画像形成装置200における設定値などのデータを通信部4を介して画像形成装置200から受信する。
計数部103は、処理実行部101において実行されている処理の開始からの経過時間を計数する。具体的には、計数部103は、処理実行部101から処理開始信号を受信してからの経過時間を計数して、処理実行部101において実行されている処理の開始からの経過時間を計数する。
計数部103は、例えば、リモート操作装置100のクロック発生装置から発生したパルス信号のような所要の時間周期にて変動する信号、及び/又は、リモート操作装置100の時計機能などを用いて、経過時間を計数できる。
インジケータ表示部105は、計数部103において計数されている経過時間をモニターし、ある処理の経過時間が所要の時間(例えば、0.5秒〜1秒)以上となっても、処理実行部101から当該処理の処理終了信号を受信していない場合(すなわち、当該処理の実行が継続する場合)に、処理の実行中を示すインジケータIND(図3)を表示部5の画面表示部51に表示する。
インジケータ表示部105がインジケータINDを表示する場合、インジケータ表示部105は、例えば、図3に示すように、リモート操作画面Dの表示を暗くして、リモート操作画面Dの中心部近辺に円形のインジケータINDを表示する。図3は、インジケータを表示した状態のリモート操作画面の一例を示す図である。
なお、インジケータINDの形状は円形に限られず、任意の形状のインジケータを使用できる。また、上記の処理やパケット通信の種類などに応じて、インジケータの形状を変更してもよい。
リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置100の変形例として、リモート操作装置100において、リモート操作装置100と画像形成装置200との通信状態を監視可能としてもよい。この場合、図2Bに示すように、リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置100は、パケット検出部107をさらに備える。
パケット検出部107は、通信部4における通信をモニターし、通信部4と画像形成装置200との間で、データ通信が成されているかどうかを監視する。具体的には、パケット検出部107は、通信部4を介した画像形成装置200とのデータ通信において送受信されるデータ通信パケットが、通信部4において検出されたかを監視する。
リモート操作装置100において画像形成装置200との通信状態を監視する場合、計数部103は、パケット検出部107が最後にデータ通信パケットを検出してからの経過時間を計数する。具体的には、計数部103は、パケット検出部107においてデータ通信パケットが検出された時に経過時間の計数を開始し、次のデータ通信パケットが検出されたときに当該経過時間の計数を停止することにより、データ通信パケットを検出してからの経過時間を計数できる。
また、インジケータ表示部105は、上記の経過時間をモニターし、データ通信パケットを最後に検出してからの経過時間が所要の時間以上となっても、パケット検出部107から次のデータ通信パケットを検出したパケット検出信号を受信しない場合(すなわち、画像形成装置200とのデータ通信が停止している場合)に、インジケータINDを表示する。
これにより、処理実行部101(及び/又は画像形成装置200)における処理に時間がかかる以外の原因(主に通信の遅れ)により発生する処理待ち時間を検出できる。すなわち、処理待ち時間が発生している原因を特定できる。例えば、処理待ち時間が発生している原因毎に、表示されるインジケータINDの形状を変更することにより、操作者は、処理待ち時間が発生している原因を視覚的に確認できる。
(3)リモート操作装置の動作
次に、上記のリモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置100の動作について、図4を用いて説明する。図4は、リモート操作プログラムを実行中のリモート操作装置の動作を示すフローチャートである。
リモート操作装置100においてリモート操作プログラムが開始されると、まず、表示部5の画面表示部51に、図2A及び図2Bに示すようなリモート操作画面Dが表示される(ステップS1)。
リモート操作画面Dを表示後、入力受付部53が入力操作を受け付ける(ステップS2)。そして、入力受付部53は、入力操作が成されたかどうかを確認する(ステップS3)。入力受付部53が入力操作(例えば、操作者の指によるタッチ操作)を検出していない場合(ステップS3において「No」の場合)、ステップS2にもどり、入力受付部53は入力操作が検出されるまで待機する。
一方、入力受付部53が入力操作を検出した場合(ステップS3において「Yes」の場合)、入力受付部53は、入力操作があったことを示す信号と、入力受付部53のどの位置において入力操作が成されたかを示す位置情報を、処理実行部101へ送信する。
入力操作があったことを示す信号及び上記の位置情報を受信した処理実行部101は、位置情報に示された位置(入力操作が成された位置)に応じた各処理の実行を開始する(ステップS4)。どの位置で成された入力操作に対してどの処理が行われるかの具体例については、上記にて示したので、ここでは説明を省略する。
上記の処理の開始後、処理実行部101は処理を開始したことを示す処理開始信号を出力する。処理開始信号を受信した計数部103は、経過時間の計数を開始する(ステップS5)。
処理実行部101は、自身が実行している各処理が終了したかどうかを監視し(ステップS6)、処理が終了した場合には、処理が終了したことを示す処理終了信号を出力する。 処理実行部101から上記の処理終了信号が出力されていない場合、すなわち、処理実行部101において処理の実行が継続されている場合(ステップS6において「No」の場合)、ステップS7に進む。
一方、処理実行部101から処理終了信号が出力されている場合、すなわち、処理実行部101において、処理の実行が終了している場合(ステップS6において「Yes」の場合)、ステップS10に進む。
処理実行部101において処理の実行が継続されていると判断された場合、インジケータ表示部105は、インジケータINDがリモート操作画面Dに表示されているかどうかを確認する(ステップS7)。
インジケータINDがリモート操作画面Dに表示されていると判断された場合(ステップS7において「Yes」の場合)、ステップS5に戻り、処理実行部101における処理の実行と、計数部103における経過時間の計数を継続する。
一方、インジケータINDがリモート操作画面Dに表示されていないと判断された場合(ステップS7において「No」の場合)、インジケータ表示部105は、計数部103において計数されている経過時間をモニターし、経過時間が所要の時間以上になっているかどうかを確認する(ステップS8)。
経過時間が所要の時間以上になっていないと判断された場合(ステップS8において「No」の場合)、ステップS5に戻り、処理実行部101における処理の実行と、計数部103における経過時間の計数を継続する。
一方、経過時間が所要の時間以上であると判断された場合、すなわち、経過時間が所要の時間以上となってもある処理の実行が継続していると判断された場合(ステップS8において「Yes」の場合)、インジケータ表示部105は、リモート操作画面Dが表示されている画面表示部51に、ある処理が実行中であることを示すインジケータINDを表示する(ステップS9)。ステップS9においてインジケータINDを表示後、ステップS5に戻り、処理実行部101における処理の実行と、計数部103における経過時間の計数を継続する。
上記のステップS7〜S9のように、経過時間が所要の時間以上であると判断された場合にインジケータINDを表示することにより、処理の実行が所要の時間以上継続している場合にインジケータINDを表示し、処理の実行が開始されてから所要の時間以上経過していない場合にはインジケータINDを表示しないようにできる。その結果、インジケータINDが一瞬だけ表示されて消えることにより生じる、画面表示部51の画面表示のちらつきを抑制できる。
一方、ステップS6において、ある処理の実行が終了していると判断され、処理実行部101から処理終了信号が出力されている場合、処理終了信号を受信した計数部103は、経過時間の計数を停止する(ステップS10)。この場合、計数部103は、当該ある処理のための経過時間をリセットしてもよい。これにより、当該ある処理が処理実行部101において再び実行された場合に、当該ある処理が再び実行されてからの経過時間を計数できる。
経過時間をリセットしない場合でも、今回の経過時間の計数結果から、前回の処理終了時の経過時間の計数結果(すなわち、前回の処理の実行にかかった時間(あるいは、当該処理が実行されたことによる、これまでの累積時間))を差し引くことにより、今回の処理の実行の開始からの経過時間(すなわち、今回の処理の実行にかかった時間)を知ることができる。
経過時間の計数の停止後、インジケータ表示部105は、リモート操作画面DにインジケータINDが表示されているかどうかを確認する(ステップS11)。
リモート操作画面DにインジケータINDが表示されていると判断された場合(ステップS11において「Yes」の場合)、インジケータ表示部105は、リモート操作画面Dに表示されているインジケータINDを消去する(ステップS12)。その後、ステップS13へ進む。
一方、リモート操作画面DにインジケータINDが表示されていないと判断された場合(ステップS11において「No」の場合)、インジケータINDの表示の消去をすることなく、ステップS13へ進む。
インジケータINDを消去後、又は、インジケータINDが表示されることなく処理が終了した後、処理実行部101は、ある処理を行った結果、リモート操作画面Dの画面表示を変更する必要があるかどうかを判断する(ステップS13)。
リモート操作画面Dの画面表示を変更する必要がないと判断された場合(ステップS13において「No」の場合)、リモート操作装置100においてリモート操作プログラムの実行または所要の処理の全ステップを終了する。
一方、リモート操作画面Dの画面表示を変更する必要があると判断された場合(ステップS13において「Yes」の場合)、処理実行部101は、処理の実行結果に応じて、リモート操作画面Dの画面表示を更新する(ステップS14)。その後、リモート操作装置100においてリモート操作プログラムの実行または所要の処理の全ステップを終了する。
上記のステップS10〜S14を処理実行部101における処理の実行終了後にさらに実行することにより、処理の実行中に画面表示が更新されることを回避できる。すなわち、処理の実行を示すインジケータINDが表示されているのに画面表示が更新されるという、操作者にとって違和感を覚えるような画面表示の発生を回避できる。
なお、上記において説明したリモート操作装置100の動作は、図4のフローチャートにて示した動作例に限られない。本発明の範囲を超えない範囲で、フローチャート中のステップの動作を変更したり、省略したり、別のステップを追加したり、及び/又は、ステップの動作順を変更したりできる。
(4)実施形態の効果
上記の第1実施形態の効果は、下記のように記載できる。
情報処理装置(例えば、リモート操作装置100)は、画面表示部(例えば、画面表示部51)と、入力受付部(例えば、入力受付部53)と、処理実行部(例えば、処理実行部101)と、計数部(例えば、計数部103)と、インジケータ表示部(例えば、インジケータ表示部105)と、を備える。
画面表示部は、画面を表示する。入力受付部は、入力操作を受け付ける。処理実行部は、入力操作に応じた処理を実行する。
計数部は、処理の開始からの経過時間を計数する。インジケータ表示部は、経過時間が所要の時間以上となっても上記の処理の実行が継続するときに、処理の実行中を示すインジケータ(例えば、インジケータIND)を画面表示部に表示する。
第1実施形態の情報処理装置において、インジケータが表示されるのは、処理の開始から所要の時間以上経過しても当該処理の実行が継続している場合である。つまり、短時間に実行が完了する処理に対してはインジケータが表示されない。これにより、インジケータが一瞬だけ表示されて消えることを抑制できる。その結果、画面表示のちらつきを抑制できる。
第1実施形態の情報処理装置においては、インジケータ表示部が処理の終了によりインジケータを消去した後に、処理の実行結果に応じて画面の更新がなされている(例えば、ステップS14)。これにより、処理の実行中に画面表示が更新されることを回避できる。すなわち、処理の実行を示すインジケータが表示されているのに表示画面が更新されるという、操作者にとって違和感を覚えるような画面表示の発生を回避できる。
情報処理装置は、通信部(例えば、通信部4)をさらに備えている。通信部は、処理の実行中に遠隔装置(例えば、画像形成装置200)と通信を行う。これにより、通信部を用いて、離れた場所に設置された遠隔装置とデータの送受信が可能となる。
本発明の他の見地に係る情報処理方法は、以下のステップを含む。
◎画面を表示するステップ(例えば、ステップS1)。
◎入力操作を受け付けるステップ(例えば、ステップS2及びS3)。
◎入力操作に応じた処理を実行するステップ(例えば、ステップS4)。
◎処理の開始からの経過時間を計数するステップ(例えば、ステップS5)。
◎経過時間が所要の時間以上となっても処理の実行が継続する場合に、処理の実行中を示すインジケータを表示するステップ(例えば、ステップS6〜S9)。
上記の情報処理方法において、インジケータが表示されるのは、処理の開始から所要の時間以上経過しても当該処理の実行が継続している場合である。つまり、短時間に実行が完了する処理に対してはインジケータが表示されない。これにより、インジケータが一瞬だけ表示されて消えることを抑制できる。その結果、画面表示のちらつきを抑制できる。
情報処理方法は、さらに以下のステップを含んでいる。
◎処理の終了後にインジケータを消去するステップ(例えば、ステップS11及びS12)。
◎インジケータの消去後に処理の実行結果に応じてリモート操作画面を更新するステップ(例えば、ステップS13及びS14)。
これにより、処理の実行中に画面表示が更新されることを回避できる。すなわち、処理の実行を示すインジケータが表示されているのに表示画面が更新されるという、操作者にとって違和感を覚えるような画面表示の発生を回避できる。
(5)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)リモート操作プログラムの他の実施形態
上記の第1実施形態のリモート操作装置100において実行されるリモート操作プログラムにおいて、コピー条件設定画面モード切替部D4を、入力操作を受け付ける透明の押しボタンであるユーザインターフェース部品と、その下層に設置された入力操作を受け付けず、コピー条件設定画面モードが切り替えられた場合にその表示状態が変更されるユーザインターフェース部品とにより構成してもよい。
これにより、リモート操作装置100及び画像形成装置200(リモート操作対象)においてコピー条件設定画面モードが変更される前に、コピー条件設定画面モード切替部D4の表示状態が変化するという違和感を覚える表示を抑制できる。
(B)リモート操作対象の他の実施形態
上記の第1実施形態においては、画像形成装置200をリモート操作対象としていた。しかし、これに限られず、リモート操作が可能な他の装置もリモート操作対象とできる。
(C)情報処理装置の他の実施形態
上記の第1実施形態においては、画像形成装置200をリモート操作するリモート操作装置100を情報処理装置としていた。しかし、これに限られず、1つの処理が実行されて複数の画面表示部分の表示状態が変化する情報処理装置であっても、上記の本発明の効果を得られる。
例えば、ネットワークを介して他の情報処理装置と接続された(サーバを介して接続されていてもよいし、ピア・ツー・ピア(Peer to Peer)にて接続されていてもよい)情報処理装置において、オンラインゲームなどを実行する場合に本発明を適用できる。例えば、オンラインゲームなどにおいて、自身の情報処理装置における入力操作により他の情報処理装置において実行する必要がある処理を実行後、当該他の情報処理装置からの情報に基づいて自身の情報処理装置の画面表示を変化させる場合に、他の情報処理装置から情報の受信を開始してから所定の時間経過後に、インジケータを画面表示上の所定の位置に表示してもよい。これにより、情報処理装置においてインジケータを表示することにより画面のちらつきを減少できる。
また、通信により画面表示に時間がかかる場合だけではなく、装置内部で表示するデータの計算に時間がかかる場合、画面を描画(レンダリング)するのに時間がかかる場合にも、本発明は同様に適用できる。
さらに、タッチスクリーンからの入力操作だけではなく、ハードウェアキーでの操作
に応じた画面の表示状態変化に対しても本発明は適用可能である。
本発明は、情報処理装置に広く適用できる。
1 メインシステム部
11 CPU
13 メモリコントローラ
15 周辺インターフェース
2 制御部
21 表示制御部
23 入出力制御部
3 記憶部
4 通信部
5 表示部
51 画面表示部
53 入力受付部
6 入出力装置
100 リモート操作装置
101 処理実行部
103 計数部
105 インジケータ表示部
107 パケット検出部
200 画像形成装置
D リモート操作画面
D1 コピー条件設定部
D2 コピー指令部
D3 機能切替部
D4 コピー条件設定画面モード切替部
IND インジケータ

Claims (7)

  1. 画面を表示する画面表示部と、
    入力操作を受け付ける入力受付部と、
    前記入力操作に応じた処理を実行する処理実行部と、
    前記処理の開始からの経過時間を計数する計数部と、
    前記経過時間が所要の時間以上となっても前記処理の実行が継続する場合に、前記処理の実行中を示すインジケータを前記画面表示部に表示するインジケータ表示部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記インジケータ表示部が前記処理の終了により前記インジケータを消去した後に、前記処理の実行結果に応じて前記画面の更新がなされる、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記処理の実行中に遠隔装置と通信を行う通信部をさらに備える、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 画面を表示するステップと、
    入力操作を受け付けるステップと、
    前記入力操作に応じた処理を実行するステップと、
    前記処理の開始からの経過時間を計数するステップと、
    前記経過時間が所要の時間以上となっても前記処理の実行が継続する場合に、前記処理の実行中を示すインジケータを表示するステップと、
    を含む情報処理方法。
  5. 前記処理の終了後に前記インジケータを消去するステップと、
    前記インジケータの消去後に前記処理の実行結果に応じて前記画面を更新するステップと、
    をさらに含む請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 前記処理を実行するステップにおいて、遠隔装置と通信が行われる、請求項4又は5に記載の情報処理方法。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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