JP2015128523A - stretcher - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、担架に関するものである。 The present invention relates to a stretcher.
従来、介助用担架においては、担架上に載せられた高齢者や身体障害者等の被介助者の転落を抑制するため、担架の両側にサイドフェンスが設けられる。 Conventionally, in a support stretcher, side fences are provided on both sides of the stretcher in order to suppress the fall of a care recipient such as an elderly person or a physically handicapped person placed on the stretcher.
例えば、特許文献1には、担架本体の両側において上肢用と下肢用それぞれのサイドフェンスが設けられた入浴用担架が開示されている。そして、上肢用サイドフェンスと下肢用サイドフェンスのそれぞれについて二重ロック機構が設けられている。二重ロック機構とは、サイドフェンスをロックするための第1のロック機構に加え、第1のロック機構をロックするための第2のロック機構を更に備えたものである。
For example,
上記特許文献1の入浴用担架は、担架上の被介助者が誤ってサイドフェンスのロックを解除してしまうことを抑制する点で有効なものであった。しかしながら、介助者は、被介助者を搬送用の担架や車椅子から上記特許文献1の入浴用担架に移乗させる、またはその逆の際に第2のロック機構を解除しなければ第1のロック機構を解除することができない。つまり容易且つ迅速にサイドフェンスのロックを解除することができず、介助者にとって面倒で効率が低くなるという問題が生ずる。
The bathing stretcher of
本発明は上述した問題点に鑑み、介助者にとって介助する際の利便性及び効率が向上される担架を提供することを目的とする。 In view of the above-described problems, an object of the present invention is to provide a stretcher that is improved in convenience and efficiency when assisting a caregiver.
上記目的を達成するために本発明の担架は、担架本体と、前記担架本体の側部に配される第1のフェンスと、第1のフェンスの内側に配される第2のフェンスと、を備え、第2のフェンスは一方向への移動により前記担架本体の側方を閉鎖する閉状態が解除されることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a stretcher according to the present invention includes a stretcher body, a first fence disposed on a side portion of the stretcher body, and a second fence disposed on the inner side of the first fence. And the second fence is released from a closed state in which the side of the stretcher body is closed by movement in one direction.
また、上記構成の担架において、前記担架本体は角度調整可能な複数の部位から構成され、前記担架本体の下部にはベース部材が配され、第1のフェンスは前記ベース部材の側部に設けられることが望ましい。 Further, in the stretcher having the above-described configuration, the stretcher main body is composed of a plurality of parts capable of adjusting the angle, a base member is disposed at a lower portion of the stretcher main body, and the first fence is provided on a side portion of the base member. It is desirable.
また、上記構成の担架において、前記複数の部位は、上肢部と胴体部と下肢部とを含み、第2のフェンスは少なくとも前記上肢部又は前記胴体部の側部に設けられることが望ましい。 Moreover, in the stretcher having the above-described configuration, it is preferable that the plurality of portions include an upper limb portion, a trunk portion, and a lower limb portion, and the second fence is provided at least on a side portion of the upper limb portion or the trunk portion.
また、上記構成の担架において、第2のフェンスは把持部を有し、前記把持部の前記担架本体に対する高さは前記担架本体に横臥又は側臥する被介助者の目の高さと略同じ高さに設定されることが望ましい。 In the stretcher having the above-described configuration, the second fence has a gripping portion, and the height of the gripping portion with respect to the stretcher main body is substantially the same as the height of the eye of the person being laid down or on the side of the stretcher main body. It is desirable to be set to.
また、上記構成の担架において、第1のフェンスは一方向への移動により前記担架本体の側方を閉鎖する閉状態が解除され、第1のフェンスの閉状態を解除するための方向と、第2のフェンスの閉状態を解除するための方向とが異なる方向であることが望ましい。
In the stretcher having the above-described configuration, the first fence is released from the closed state in which the side of the stretcher body is closed by movement in one direction, and the first fence has a direction for releasing the closed state of the first fence, It is desirable that the direction for releasing the closed state of the
本発明によれば、第2のフェンスは一方向への移動により閉状態を解除することができる。従って被介助者を介助する際(担架本体に対する乗降や被介助者の洗身の際)に第2のフェンスを容易に開状態とすることができるので介助者にとって手間とはならない。また、被介助者の入浴の際には第1のフェンスと第2のフェンスが担架本体の外側、内側に配されて二重フェンスを構成するので被介助者の安全性が確保される。 According to the present invention, the second fence can be released from the closed state by moving in one direction. Therefore, since the second fence can be easily opened when assisting the person being assisted (when getting on and off the stretcher main body or when the person being assisted is washing), it is not troublesome for the assistant. In addition, when the caregiver takes a bath, the first fence and the second fence are arranged outside and inside the stretcher body to form a double fence, so that the safety of the caregiver is ensured.
以下に本発明の担架について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために担架の一例を示すものであって、本発明の担架を以下の担架に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の担架にも等しく適応し得るものである。 The stretcher of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, embodiment shown below shows an example of a stretcher in order to materialize the technical idea of this invention, Comprising: The stretcher of this invention is not intended to specify the following stretcher, It is equally applicable to stretchers in other embodiments that fall within the scope of the claims.
<第1実施形態>
図1、図2は夫々本実施形態の担架の外観を示す正面図及び右側面図である。図3は図2に示す右側面図において第1のフェンスを取り外した状態を示す図である。なお、図1〜図3の説明においては、図1の紙面に対向する観察者の上側を「上」、下側を「下」、左手側を「左」、右手側を「右」とし、また、図2の紙面に対向する観察者の左手側を「前」、右手側を「背」又は「後」として説明する。
<First Embodiment>
1 and 2 are a front view and a right side view, respectively, showing the appearance of the stretcher of the present embodiment. FIG. 3 is a view showing a state in which the first fence is removed from the right side view shown in FIG. In the description of FIGS. 1 to 3, the upper side of the observer facing the paper surface of FIG. 1 is “up”, the lower side is “lower”, the left hand side is “left”, the right hand side is “right”, Further, the description will be made assuming that the left hand side of the observer facing the paper surface of FIG.
本実施形態の担架は、高齢者や身体障害者等の被介助者を載せる器具であり、特に自力で起き上がることができない被介助者を寝たまま入浴させる際に、そのまま浴槽に浸ける用途で使用される器具である。しかしながら担架の用途は入浴用に限られるものではなく、例えば、入浴とは無関係に被介助者を搬送する用途で使用されるものであってもよいし、入浴用及び搬送用の両方の用途で使用されるものであってもよい。 The stretcher of this embodiment is a device for placing a caregiver such as an elderly person or a handicapped person. Is a tool to be used. However, the use of the stretcher is not limited to bathing. For example, the stretcher may be used for transporting a person being assisted regardless of bathing, or may be used for both bathing and transporting. It may be used.
本実施形態において担架1は担架本体2と担架本体2の下部に配されるベース部材3とを備える。担架本体2は被介助者の上肢が載置される上肢部、被介助者の胴体が載置される胴体部、被介助者の下肢が載置される下肢部から構成され、各部の表面にはマットが配される。なお、上肢部、胴体部、下肢部に配されるマットを夫々マット4a、4b、4cと称する。上肢部、胴体部、下肢部の表面に柔軟性を有するマットが配されることでステンレス等からなる担架本体2に接触することにより被介助者が不快感を感じることを防いでいる。
In the present embodiment, the
本実施形態の担架は入浴時に使用されることを想定し、各マットは撥水性、保温性を備える素材により形成されることが望ましく、例えばエチレン酢酸ビニル共重合樹脂により成形される。また、担架本体2には複数の貫通孔(不図示)が設けられ、各マット4a〜4cにおいて担架本体2の各貫通孔に対応する位置に貫通孔41(図1では図の簡略化のため複数の貫通孔のうち1個の貫通孔に対して符号41を付している。)を形成することで、マット上の湯水を担架1の背面側に流すことができる。これによりマット上で溜まった湯水が冷えることにより被介助者が不快感を感じることを防いでいる。
Assuming that the stretcher of the present embodiment is used at the time of bathing, each mat is desirably formed of a material having water repellency and heat retention, and is formed of, for example, an ethylene vinyl acetate copolymer resin. Further, the
担架本体2の上端部には被介助者の頭を載置するための枕部5が配される。枕部5は被介助者の身長等に応じて適切な位置にすることができるよう担架本体2に対して上下方向に位置調整可能に配される。なお、洗髪時の利便性を高めるために枕部5の担架本体2に対する高さが調整可能であることがより望ましい。また、枕部5は担架本体2に対して着脱可能であってもよい。
At the upper end of the
上肢部、胴体部、下肢部は夫々軸部(不図示)を介して連結され、上肢部は胴体部に対して回動可能であり、ベース部材3に対する上肢部の傾斜角度を数段階の角度(例えば5度と25度)のうち所望の角度とすることができる。また、胴体部と下肢部の連結部分は前方に突出可能に構成され、平板状の形状と山型の形状との間で変形可能である。胴体部と下肢部とで山型の形状とすることで被介助者の膝を上げて足を曲げることができる。
The upper limb, the trunk, and the lower limb are connected to each other via a shaft (not shown), the upper limb is rotatable with respect to the trunk, and the inclination angle of the upper limb with respect to the
担架本体2には担架本体2の右側部と左側部との間を跨って担架本体2の前方から被介助者の身体を担架本体2に押さえ付けて被介助者の身体の位置を固定するベルト6が配される。ベルト6は上肢部、胴体部、下肢部に夫々1個ずつ配される。
The
上肢部の両側部には先端部が内側に折れ曲がり、先端にゴム材が取り付けられるグリップ7が配される。仰臥位の被介助者はグリップ7を把持することで自身の姿勢を安定させることができ、また、介助者は必要に応じてグリップ7を把持して被介助者の介助を行う。
On both sides of the upper limb part, a
ベース部材3は担架本体2を背面側から支える。ベース部材3の両側部には第1のフェンス8が取り付けられる。第1のフェンス8は回転軸を介してベース部材3に取り付けられており、ベース部材3に対して回動可能に取り付けられる。より具体的に、第1のフェンス8はベース部材3に対して前方に垂直に起立して担架本体2の側部を閉鎖する位置(閉状態)と、自重によってベース部材3に対して後方に垂直に垂れ下がって担架本体2の側部を開放する位置(開状態)との間で回動可能であり、閉状態を維持するためのロック機構を備える。以下、図4を参照して第1のフェンス8のロック機構について説明する。
The
図4は第1のフェンス8のロック機構を示す図であり、図2に示す担架の右側面図において第1のフェンス8のロック機構部分を拡大した概略図である。ベース部材3の側端部には支持部材31及び32が立設される。支持部材31の上端部と支持部材32の上端部との間には回転軸33が接合配置される。また、支持部材31の上端部において支持部材32と対向する面には後述する凹部35aに嵌合可能な凸部34が形成される。
FIG. 4 is a view showing the locking mechanism of the
回転継手35は第1のフェンス8に接合されており、また、貫通孔(不図示)が形成されて当該貫通孔に回転軸33が挿通される。回転継手35は回転軸33に対して回動可能且つスライド可能であり、回転継手35において支持部材31と対向する面には凸部34と嵌合可能な凹部35aが形成される。スライドは図4の紙面に対して左右にスライド可能であり、図4は回転継手35を右にスライドした状態を示している。
The rotary joint 35 is joined to the
支持部材32の上端部には係合部36が設けられ、また、回転継手35の内部には係合部37が設けられる。従って回転継手35が図4に示すように右にスライドされている状態において係合部36と係合部37とが係合して、回転継手35が回転軸33に対して回転することを防いでいる。すなわち係合部36と係合部37とが、第1のフェンス8を閉状態で維持するロック機構を構成する。
An engaging
この状態において第1のフェンス8を左方向にスライドすると、係合部36と係合部37の係合が外れ、凹部35aが凸部34に嵌合する。その状態において第1のフェンス8を閉状態で維持するロック機構は働かず、回転継手35は回転軸33に対して回動され、第1のフェンス8が開状態となる。
When the
すなわち第1のフェンス8を閉状態に維持するロックは、第1のフェンス8を一方向に移動することで解除可能であり、ロックを解除することにより第1のフェンス8を開状態とすることができる。第1のフェンス8を再び閉状態とする場合には、第1のフェンス8を重力に抗して持ち上げた後に第1のフェンス8を右方向にスライドし、係合部36と係合部37とを係合すればよい。
That is, the lock that keeps the
なお、本実施形態においては第1のフェンス8を左右(図1〜図3の上下)方向にスライドすることでロック解除可能としたがスライド方向はこれに限られるものではなく、例えば、上下方向(図1〜図3の前後)方向にスライドすることでロック解除可能であることとしてもよい。
In this embodiment, the
上述したように第1のフェンス8は担架本体2から独立したベース部材3に設けられる。従って、担架本体2の上肢部、胴体部、下肢部の角度調整が第1のフェンス8に与える影響が最小限に抑えられ、担架本体の長手方向に長いフェンスとすることができる。
As described above, the
図1〜図3に戻って、担架本体2の両側部には第2のフェンス9が設けられる。第2のフェンス9は第1のフェンス8が閉状態において第1のフェンス8の内側に配され、担架本体2の側部を閉鎖するフェンスである。本実施形態において第2のフェンス9は上肢部と胴体部の側部に夫々配される。第2のフェンス9の数は特に限られるものではないが、第2のフェンス9は第1のフェンス8と異なり担架本体2に設けられて、上肢部、胴体部、下肢部の角度調整の影響を受けるため、各部に跨る長いフェンスとすることは困難であり、各部の長さ方向の長さに収まるフェンスとされる。
Returning to FIGS. 1 to 3, the
担架本体2に被介助者が横臥する際に担架本体2に対する身体の位置がずれやすいのは上肢や胴部である。従って、第2のフェンス9は少なくとも上肢部又は胴体部に設けられることで被介助者の安全がより確実に確保される。本実施形態においては上肢部及び胴体部に第2のフェンス9を設けることでより安全性の高い担架1としている。
When the caregiver lies on the
第2のフェンス9は第1のフェンス8と同様に一方向への移動により担架本体2の側部を閉鎖する閉状態を解除可能である。以下、図5を参照して第2のフェンス9のロック機構について説明する。
Similarly to the
図5は第2のフェンス9のロック機構を示す第1の図であり、図2に示す担架の右側面図において第2のフェンス9のロック機構部分を拡大した概略図である。
FIG. 5 is a first view showing a lock mechanism of the
第2のフェンス9は側面視で略U字状のパイプであり、担架本体2の側部には第2のフェンス9が収容可能な収容部2aが形成される。第2のフェンス9の一端部には貫通孔9aが形成され、また、収容部2aにおいて第2のフェンス9の両端部が挿入される凹部2bのうち貫通孔9aに対応する凹部2bにはプランジャ10が設けられる。プランジャ10は凹部2b内において第2のフェンス9に向けて付勢されて貫通孔9aに挿入される位置と、貫通孔9aに挿入されない位置との間で進退可能に設けられる。
The
貫通孔9aにプランジャ10が挿入されると第2のフェンス9は担架本体2の側部を閉鎖する閉状態になり、貫通孔9aからプランジャ10が外れると第2のフェンス9は収容部2aに収容されて、担架本体2の側部を開放する開状態になる。図5において第2のフェンス9は閉状態であり、プランジャ10を付勢に抗して一方向に引くことでプランジャ10が貫通孔9aから外れて第2のフェンス9が収容部2a内に収容される。一方、第2のフェンス9を開状態から閉状態にする場合には、第2のフェンス9を把持して引き上げることでプランジャ10が貫通孔9aに挿入されてその位置でロックされる。
When the
本実施形態において第2のフェンス9は担架本体2に対して収容可能な収容型(埋め込み型)であるが、収容方式は上述したものに限られるものではない。例えば第2のフェンス9を一方向に移動することで閉状態を解除可能なものであってもよく、具体的には、第2のフェンス9が閉状態である場合に第2のフェンス9を持ち上げる(図1〜図3の前方向に移動する)ことでロックが解除されて収容位置(開状態)に戻すことが可能なものであってもよい。図6は第2のフェンス9のロック機構を示す第2の図である。
In the present embodiment, the
第2のフェンス9の外側壁には第2のフェンス9の移動に伴って移動する回動部材91が配される。回動部材91は回動軸92を介して第2のフェンス9に配されており、第2のフェンス9に対して回動可能に配される。回動部材91は上部及び下部が内側に山形に凹んだ形状を有する(以下、回動部材91において山形に凹んだ部分を「係合部」と称する。)。
A rotating
凹部2bにはストッパー21が設けられ、ストッパー21は第2のフェンス9の上方に所定の長さL移動した際に回動部材91が衝突する位置に設けられる。また、凹部2bには回動部材91と係合して第2のフェンス9の位置をロック可能な係合孔22が設けられる。以下、第2のフェンス9を所定位置でロックする過程を説明する。図6(a)は第2のフェンス9が収容位置ある状態(開状態)を示す図である。
A
図6(a)に示す状態から第2のフェンス9を持ち上げると、第2のフェンス9の両端部は凹部2b内を上方に移動する。当該移動に伴って回動部材91も上方に移動するが、所定の長さL上方に移動すると回動部材91の左上部がストッパー21に衝突する。一方、ストッパー21は回動部材91の右上部はどの部材とも衝突していないため、回動部材91は反時計回りに回転する。そして、回動部材91の上部の係合部がストッパー21に係合し、回動部材91の回動が止まり図6(b)に示す状態となる。
When the
図6(a)から図6(b)に至る回動部材91の回転により、回動部材91の右下部は係合孔22から外方に突出しており、図6(b)に示す状態で第2のフェンス9を下ろす(第2のフェンス9から手を離す)と、回動部材91の右下部が係合孔22の下端部と衝突する。そして、一方、回動部材91の左下部はどの部材とも衝突していないため、回動部材91は反時計回りに回転し、回動部材91の左下部が凹部2bの内壁面に衝突することで、回動部材91の回動が止まり図6(c)に示す状態となる。図6(c)に示す状態が第2のフェンス9が所定位置でロックされる、すなわち閉状態である。
Due to the rotation of the rotating
図6(c)に示す状態から第2のフェンス9を持ち上げると、回動部材91の右上部(図6(a)に示す状態おける右上部であって、図6(c)では左上部)がストッパー21に衝突し図6(d)に示す状態となる。これにより、第2のフェンス9の上方への移動が停止し、第2のフェンス9を下げると、回動部材91の左下部(図6(a)に示す状態おける左下部であって、図6(d)では右下部)が係合孔22の下端部と衝突する。そして、回動部材91が反時計回りに回転して図6(a)に示す状態、すなわち第2のフェンス9が開状態となる。
When the
また、本実施形態において第2のフェンス9は被介助者及び介助者が把持することが可能な手すりとしても使用可能である。すなわち、第2のフェンス9において中央部分は把持部として使用可能であり、把持部の担架本体2に対する高さは担架本体2に横臥又は側臥する被介助者の目の高さと略同じ高さに設定される。
In the present embodiment, the
本実施形態において、第1のフェンス8及び第2のフェンス9はそれ自体又はロック機構の一部を構成する部品を一方向に移動することで、各フェンスの閉状態を解除可能とした。当該構成においては、第1のフェンス8の閉状態を解除するための移動方向と第2のフェンス9の閉状態を解除するための移動方向が同方向であると、被介助者が同一の動作を各フェンスに対して行った際に、両方のフェンスが開状態になる可能性がある。従って、各フェンスの閉状態を解除するための移動方向は異なる方向であることが望ましい。上記ロック機構を例にすると、第1のフェンス8を左方向(図1〜図3の下方向)に移動することにより第1のフェンス8の閉状態が解除されるものであるときに、第2のフェンス9は上方向(図1〜図3の前方向)に移動することにより閉状態が解除されるものであることが望ましい。
In the present embodiment, the
本実施形態によれば、第2のフェンス9は一方向への移動により閉状態を解除することができる。従って被介助者を介助する際(担架本体に対する乗降や被介助者の洗身の際)に第2のフェンス9を容易に開状態とすることができるので介助者にとって手間とはならない。また、被介助者の入浴の際には第1のフェンス8と第2のフェンス9が担架本体2の外側、内側に配されて二重フェンスを構成するので被介助者の安全性が確保される。
According to the present embodiment, the
また、第1のフェンス8は担架本体2から独立したベース部材3に設けられる。従って、担架本体2が備える複数の部位(上肢部、胴体部、下肢部)の角度調整が、第1のフェンス8に与える影響が最小限に抑えられるため第2のフェンス9に比べて担架本体の長手方向に長いフェンスとすることができる。
The
また、担架本体2に被介助者が横臥する際に担架本体2に対する身体の位置がずれやすいのは上肢や胴部である。従って、担架本体2が上肢部、胴体部、下肢部とを含む構成において第2のフェンス9は少なくとも上肢部又は胴体部に設けられることで被介助者の安全がより確実に確保される。
In addition, when the person being assisted lies on the
また、第2のフェンス9が把持部を備え、その高さを担架本体に横臥又は側臥する被介助者の高さとすることで、洗身中や入浴中(浴槽に浸かっている間)に被介助者が把持部を把持することで姿勢を保つことができる。従って、被介助者自身が姿勢を維持したり、水没を防ぐなどの危険回避行動をとることができる。
In addition, the
また、第1のフェンス8も第2のフェンス9も一方向への移動により閉状態が解除可能であるため介助者は容易に各フェンスの閉状態を解除することができる。一方で、各フェンスを解除するための移動方向が異なる方向であることにより、被介助者が両フェンスに対して同一の動作を実行することにより両フェンスの閉状態が解除されることを防ぐことができる。従って被介助者にとっては閉状態を解除しにくく、介助者にとって閉状態が解除しやすいフェンスを備える担架となる。
Further, since the closed state of both the
<第2実施形態>
第1実施形態において第2のフェンス9は担架本体2に対して収容可能な収容型(埋め込み型)であったがこれに限られるものではない。本実施形態では、第2のフェンス9を担架本体2に対して着脱可能な着脱型のフェンスとする。
Second Embodiment
In the first embodiment, the
なお、本実施形態の第2のフェンス9も第1実施形態の第2のフェンス9と同様に一方向への移動により担架本体2の側部を閉鎖する閉状態を解除可能である。以下、図7を参照して第2のフェンス9のロック機構について説明する。図7は第2のフェンス9のロック機構を示す第3の図である。
In addition, the
第2のフェンス9は側面視で略U字状のパイプであり、担架本体2の側部には第2のフェンス9の両端部が挿入される凹部2bが形成される。凹部2bにはボールプランジャBP(付勢部材の一例)が配されており、凹部2bの内周壁に配設されて内方に向かって突出される。第2のフェンス9の両端部が凹部2bに挿入されると、ボールプランジャBPは第2のフェンス9の両端部を夫々凹部2bの内周壁に押圧する。
The
第2のフェンス9の両端部が凹部2bに挿入されると第2のフェンス9は担架本体2の側部を閉鎖する閉状態になり、第2のフェンス9の両端部を凹部2bから引き抜くと担架本体2の側部を開放する開状態になる。図7において第2のフェンス9は閉状態であり、第2のフェンス9が閉状態において、第2のフェンス9の両端部はボールプランジャBPにより押圧されるので、第2のフェンス9が閉状態のときにおける第2のフェンス9の振動が抑制され、また、第2のフェンス9を凹部2b内で保持することができる。
When both ends of the
また、ボールプランジャBPにより第2のフェンス9を凹部2b内で保持する力は、引き抜き可能な程度に設定され、介助者は一定の力以上の力で第2のフェンス9を凹部2bから引き抜くことで第2のフェンス9を開状態にすることができる。
Further, the force for holding the
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。 According to the present embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
<第3実施形態>
本実施形態では、第2のフェンス9を担架本体2に対して折畳可能な折畳型のフェンスとする。
<Third Embodiment>
In the present embodiment, the
なお、本実施形態の第2のフェンス9も第1実施形態の第2のフェンス9と同様に一方向への移動により担架本体2の側部を閉鎖する閉状態を解除可能である。以下、図8及び図9を参照して第2のフェンス9のロック機構について説明する。図8は本実施形態において開状態の第2のフェンス9を示す概略図である。図9は本実施形態において閉状態の第2のフェンス9を示す概略図である。
In addition, the
本実施形態において第2のフェンス9はラチェット機構により開状態と閉状態との間で折畳可能に構成される。図8に示すように第2のフェンス9は倒されることによって担架本体2の表面と略面一となって、担架本体2の側部を開放する。そして、図8に示す状態から第2のフェンス9を内側に起こすことで図9に示すように担架本体2の側部を閉鎖する。
In the present embodiment, the
ラチェット機構としては、開状態の第2のフェンス9を内側に向かって起こすことが可能であり、起こした位置でロックされ(閉状態が維持され)、且つ、所定の解除操作(例えば、第2のフェンス9をロック位置からさらに内側に倒す操作)によって外側に向かって倒すことが可能になる(開状態にすることができる)公知のラチェット機構を用いることとすればよい。
As the ratchet mechanism, the opened
なお、本実施形態では第2のフェンス9を開状態と閉状態との間で折畳可能に構成することとしたが、開状態と閉状態の間で数段階に設定された角度のうち所望の角度を選択してロック可能な構成としてもよいし、無段階に傾斜角度を調整可能な構成としてもよい。
In the present embodiment, the
また、第2のフェンス9を開状態と閉状態との間で折畳可能に構成する方法はラチェット機構に限られるものではない。例えば、トルクの必要な蝶番を使用することとしてもよい。
Further, the method of configuring the
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。 According to the present embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
本発明は、担架に利用できる。 The present invention can be used for a stretcher.
1 担架
2 担架本体
3 ベース部材
5 枕部
6 ベルト
7 グリップ
8 第1のフェンス
9 第2のフェンス
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記担架本体の側部に配される第1のフェンスと、
第1のフェンスの内側に配される第2のフェンスと、
を備え、
第2のフェンスは一方向への移動により前記担架本体の側方を閉鎖する閉状態が解除される担架。 A stretcher body,
A first fence disposed on a side of the stretcher body;
A second fence arranged inside the first fence;
With
The second fence is a stretcher that is released from a closed state in which the side of the stretcher body is closed by movement in one direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001573A JP2015128523A (en) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | stretcher |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001573A JP2015128523A (en) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | stretcher |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015128523A true JP2015128523A (en) | 2015-07-16 |
Family
ID=53759795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014001573A Pending JP2015128523A (en) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | stretcher |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015128523A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108904149A (en) * | 2018-07-09 | 2018-11-30 | 镇江玄润消防器材有限公司 | A kind of fixed lift plate of lifesaving |
JP2020049064A (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社トマト | Bath stretcher and method for bathing in lying posture |
-
2014
- 2014-01-08 JP JP2014001573A patent/JP2015128523A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108904149A (en) * | 2018-07-09 | 2018-11-30 | 镇江玄润消防器材有限公司 | A kind of fixed lift plate of lifesaving |
JP2020049064A (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社トマト | Bath stretcher and method for bathing in lying posture |
JP7148123B2 (en) | 2018-09-28 | 2022-10-05 | 株式会社トマト | Bathing stretcher and sleeping position bathing method |
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