JP6541228B2 - Chair - Google Patents
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- JP6541228B2 JP6541228B2 JP2015224700A JP2015224700A JP6541228B2 JP 6541228 B2 JP6541228 B2 JP 6541228B2 JP 2015224700 A JP2015224700 A JP 2015224700A JP 2015224700 A JP2015224700 A JP 2015224700A JP 6541228 B2 JP6541228 B2 JP 6541228B2
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Description
本発明は、例えば、座部に着座した椅座位の人を安定して入浴させることができるようにしたフットサポートを備えた椅子に関する。 The present invention relates to, for example, a chair provided with a foot support that enables a person in a sitting position to be stably bathed in a sitting position.
図10および図12に示すように、椅子部3と昇降装置4を有する椅子本体1と、この椅子本体1を支持した状態で床面を走行可能な台車部2を備え、人が椅子部3に着座した椅座位の状態で浴室まで移動できるとともに、椅子部3に着座した状態で入浴できるようにした入浴介助用車椅子(シャワーキャリー)Xが本発明の発明者によって提案されている(特許文献1)。
すなわち、この入浴介助用車椅子Xは、図10に示すように、椅子本体1が、台車部2の第1レール21に沿って、椅子部3の幅方向にスライド可能となるように、台車部2に支持されている。
As shown in FIGS. 10 and 12, a chair
That is, as shown in FIG. 10, the wheelchair X for bathing assistance is configured so that the chair
そして、この入浴介助用車椅子Xは、以下のようにして、入浴介護できるようになっている。
すなわち、まず、図12(a)に示すように、脱衣室や寝室等で椅子部3に入浴時に介護が必要な人を着座させ、入浴介助用車椅子Xを浴室まで移動させて、第1レール21と、浴槽BTの框上に設置した第2レール22を連結する。
そののち、昇降装置4によって、椅子部3の座部32を浴槽BTの框より少し高い位置まで上げるとともに、椅子部3に着座した人の足をフットサポート100によって框より少し高い位置になるように支持する。
And this bathing assistance wheelchair X can be bathed and cared for as follows.
That is, first, as shown in FIG. 12 (a), a person in need of care at the time of bathing is seated in the
After that, the
つぎに、図12(b)に示すように、椅子本体1を第2レール22側にスライドさせたのち、昇降装置4によって、図12(b)に示すように、椅子部3を座部32が浴槽BTの底面に近い位置まで下降させて、椅子部3に着座した人を椅子部3とともに、浴槽BTに入槽させる。すなわち、人を椅座位の状態で入浴させる。
入浴が終われば、昇降装置4によって、図12(b)に示すように、椅子部3を上昇させたのち、図12(a)に示すように、椅子本体1を第1レール21側にスライドさせて椅子本体1を台車部2に合体させる。
Next, as shown in FIG. 12 (b), the chair
After bathing, as shown in FIG. 12 (b), the
そして、第1レール21と第2レール22の連結を解除し、フットサポート100による足のサポートを解除するとともに、椅子部3を下降させて椅子部3に着座状態のまま脱衣室や寝室に入浴介助用車椅子Xを移動させる。
Then, the connection between the
ところで、上記入浴介助用車椅子Xにおいて、フットサポート100は、図11に示すように、椅子部固定部110と、スライド部120と、一対の足載置部130を備えている。
椅子部固定部110は、椅子部3の座部32の下方中央部で座部32の下面に沿うように支持固定されている。
In the wheelchair X for bathing assistance, as shown in FIG. 11, the
The chair
スライド部120は、座部32に着座した椅座位の人あるいは介護者が、着座した人の両脚の間から下方に手を差し入れて椅子部固定部110の長手方向に押し引きすることによって座部32の下面に対して平行状態を保ちながら座部32の前後方向にスライド可能にガイド部に支持されている。
足載置部130は、軸部140と、クッション材150を備えている。
The sliding
The
軸部140は、長手方向の一端が、スライド部120の先端部に回動可能に枢支されていて、回動によってスライド部120の側面に沿う折り畳み位置と、その他端が座部の幅方向外側に向く展開位置とを選択可能になっている。
クッション材150は、発泡樹脂等のクッション性の高い材料で形成された筒状をしていて、軸部140に外嵌されている。
One end of the
The
すなわち、この入浴介護用椅子Xにおいては、椅子部3に着座した人または介護者が、着座した人の両脚の間に手を差し入れてスライド部120の先端部を持って座部32の前方に引き出したのち、図10に示すように、足載置部130の軸部140を展開状態にし、介護者が座部32に着座した人の足を持ち上げて、土踏まず近傍の足の裏を、クッション材150を介して軸部140に支持させることによって、足を座部32の下面に近い位置まで持ち上げた状態に保持することができる。
そして、椅子本体1を第1レール21から第2レール22、あるいは、第2レール22から第1レール21へ移動させる際に、介護者が着座した人の足を支持しなくても、足が浴槽BTに引っかかることがない。したがって、介護者の負担が少ない。
That is, in this bathing care chair X, the person sitting on the
And when moving the chair
また、フットサポート100によって、足の高さ位置をほぼ座部32の高さ位置に支持することができるので、座部32を框の上面より少し高い位置にするだけで、椅子本体1を第1レール21から第2レール22、あるいは、第2レール22から第1レール21へ移動させることができ、椅子部3に着座した人に恐怖心を与えたりすることが少ない。
なお、図10中、23はフットレスト、33はアームレストである。
In addition, since the
In FIG. 10, 23 is a footrest, and 33 is an armrest.
しかし、上記フットサポート100の構造によれば、足載置部130が単純な棒形状になっていて、椅座位の人の足の裏の土踏まず部分近傍を下方から支持するだけであるので、足の力が弱い人や重度の障害者によっては、介護者の支えがないと、足が下方へずり落ちてしまうおそれがある。
そこで、図10に示すように、足載置部130に下端が支持されたベルト160を取り付け、このベルト160で足載置部130に載せられた人の足首部分にベルト160を巻き付けて足を固定する方法により上記問題を解決しようとしている。
However, according to the structure of the
Therefore, as shown in FIG. 10, a
しかしながら、上記のベルト160を用いた方法では、ベルト160を足首に巻きつけるまで、介護者が、足載置部130からずり落ちないように足を支持しておかなければならないため、介護される人の障害度によっては、一人作業では困難な場合があるとともに、介護される人にも負担をかけるおそれもある。
However, in the method using the
本発明は、上記事情に鑑みて、体位保持の難しい重度の障害者などにおいても、介護者が一人作業で椅座位の人の足を容易にかつ確実にフットサポートに支持させることができる椅子を提供することを目的としている。 In view of the above-described circumstances, the present invention allows a caregiver to easily and reliably support the foot support of a person in a sitting position with a foot support even in a severe disabled person who can not easily maintain his position. It is intended to be provided.
上記目的を達成するために、本発明にかかる椅子(以下、「本発明の椅子」と記す)は、座部と、先端部が前記座部の前方へ伸長可能に前記座部に支持されたスライド部と、折り畳み姿勢と展開姿勢を選択可能に前記スライド部に支持された左右一対の足載置部とを備えた椅子であって、前記足載置部が、軸部と、足載置構造部を有する足載置部本体を備え、前記軸部が前記スライド部に沿う折り畳み位置と、前記軸部の先端部が座部の幅方向外側に向く展開位置とを選択可能にスライド部に取り付けられ、前記足載置部本体が、前記軸部が展開位置にあるとき、前記軸部を中心に回動し、前記足載置構造部を足載置姿勢と前記軸部の折り畳みを阻害しない非足載置姿勢に選択可能となるように前記軸部に支持されているとともに、回動によって前記スライド部の一部に係止され、足載置構造部を足載置姿勢に保持する係止部を備えていることを特徴としている。
In order to achieve the above object, a chair according to the present invention (hereinafter referred to as "the chair of the present invention") has a seat and a tip supported by the seat so as to extend forwardly of the seat. A chair comprising a slide portion and a pair of left and right foot placement portions supported by the slide portions so as to be able to select a folding posture and a deployment posture, the foot placement portion comprising a shaft portion and a foot placement A foot placing part main body having a structural part is provided, and the sliding part can select a folding position where the shaft part follows the slide part, and a deployed position where the tip of the shaft part faces outward in the width direction of the seat part Attached, the foot placement portion main body pivots about the pivot portion when the pivot portion is in the deployed position, and the foot placement structure portion is inhibited from the foot placement posture and the folding of the pivot portion While being supported by the shaft portion so as to be selectable in a non-foot mounting posture, The locked to a part of the sliding portion, it is characterized in that it comprises a locking portion for holding the setting attitude feet foot placement structure Te.
本発明の椅子は、足載置構造部が、少なくとも踵の足裏部分を受ける足裏支持部と、少なくとも前記踵の背面部分を支持して足のずり落ちを防止するずり落ち防止部とを有することが好ましい。
すなわち、上記のような構成にすれば、椅座位の人の足を介護者が足裏支持部に足裏が受けられた足上げ状態にしたとき、足裏支持部から足が下方に滑り落ちようとしてもずり落ち防止部で足首部分が係止されずり落ちが防止される。
したがって、足の力が弱い、あるいは、障害度が重く、自力で棒状の足載置部に載せた状態に足を保持できない人においても、足載置部に足を載置した足上げ状態を介助なしに保ちやすくなり、介護作業性が向上する。
In the chair of the present invention, the foot support structure includes a foot support portion receiving at least a sole portion of a heel, and an anti-slip portion supporting at least a back portion of the heel to prevent foot slippage. it is preferred to have.
That is, with the configuration as described above, when the caregiver lifts the foot of the person in the sitting position to the foot support portion, the foot slides down from the foot support portion. If so, the ankle portion is locked by the anti-slip portion and the anti-slip is prevented.
Therefore, even in a person who can not hold his / her foot in a state of being placed on a bar-like footrest by his own strength, he / she can not hold his / her foot in a footrest even when the foot is weak or the degree of disability is heavy. It becomes easy to keep without assistance, and the care workability improves.
本発明の椅子は、足載置構造部が、足裏支持部に足裏が支持された足の、外足方向への横ずれを防止する外足横ずれ防止部および内足方向への横ずれを防止する内足横ずれ防止部の少なくとも一方を備えていることが好ましい。In the chair according to the present invention, the foot placement structure prevents the lateral displacement preventing portion for preventing lateral displacement in the direction of the external foot of the foot whose sole is supported by the sole supporting portion and lateral displacement in the direction of the internal foot It is preferable to provide at least one of the inner foot lateral slippage preventing portions.
すなわち、上記のような構成にすれば、足の下方へのずり落ちを防止するだけでなく、足の外足方向あるいは内足方向への横ずれを防止することができ、足載置構造部によって、足をより安定した足上げ状態に保持できる。 That is, with the above-described configuration, not only the downward sliding of the foot can be prevented, but also lateral displacement in the foot direction or the foot direction of the foot can be prevented. , The foot can be held in a more stable foot-raising state.
上記スライド部は、座部の下方で、座部に着座した椅座位の人の両脚の間に手を差し入れて操作可能に設けられ手いることが好ましい。
すなわち、着座者が椅座位姿勢のままスライド部を容易に進退させることができるとともに、スライド部の先端部を足からずれた位置まで座部前方へスライドさせることで、軸部を容易に展開状態にすることができる。そして、展開状態で、容易に足載置部本体を足載置姿勢にすることができる。
It is preferable that the above-mentioned slide part is provided so as to be operable by inserting a hand between the legs of a sitting person seated on the seat below the seat.
That is, the seat occupant can easily advance and retract the slide portion in the sitting posture, and the shaft portion can be easily deployed by sliding the tip of the slide portion forward to the seat to a position shifted from the foot. Can be And, in the unfolded state, the foot placement portion main body can be easily put in the foot placement posture.
本発明の椅子は、足載置部が、足載置構造部との間で、足載置構造部に支持された足の足首近傍および足の甲部分またはそのいずれかを挟み込むように配置されて足を足載置部本体に支持された状態に保持するベルトを備えていることが好ましい。
すなわち、上記のような構成にすれば、足の上方へのずれも防止することができる。
According to the chair of the present invention, the foot placement portion is disposed between the foot placement structure portion and the vicinity of the ankle and / or the upper portion of the foot supported by the foot placement structure portion. It is preferable to have a belt for holding the foot in a state of being supported by the foot placement portion main body.
That is, with the above configuration, it is possible to prevent the upward displacement of the foot.
上記足載置部本体やベルトの材質は特に限定されないが、踏みつけたり、体をぶつけたりした際に、双方を痛めることを防止できることから、シリコーンゴム等のゴム弾性を有する軟質材で構成することが好ましい。
また、ベルトを軟質材とすることで、着座者の足の大きさに合わせてベルトを伸縮させることができるとともに、ベルトの一端を軸部に固定し、ベルトの他端に係止孔を設けるとともに、係止孔を足載置部本体のいずれかに係止してベルトによって足を保持する状態にするような構成としたとき、係止孔部分を足載置部本体側に設けられた係止突起等に容易に無理嵌めして、ベルトの他端をしっかりとした固定状態とすることができる。
さらに、足載置部本体と、ベルト等を同一材料とすることで、各部品を同時に成形することもでき、材料調達・生産性の向上をはかることができる。
The material of the foot placing portion main body and the belt is not particularly limited, but it is possible to prevent both from being hurt when stepping on or hitting the body, and therefore, it is made of a soft material having rubber elasticity such as silicone rubber. Is preferred.
In addition, by making the belt a soft material, the belt can be expanded and contracted according to the size of the seated person's foot, and one end of the belt is fixed to the shaft portion, and the other end of the belt is provided with a locking hole. In addition, when the locking hole is locked to any of the foot placing part main body and the foot is held by the belt, the locking hole part is provided on the foot placing main body side. The other end of the belt can be fixed firmly by force-fitting it easily to the locking projection or the like.
Furthermore, by making the foot placement portion main body, the belt, and the like the same material, each component can be simultaneously formed, and material procurement and productivity can be improved.
本発明の椅子は、上記のように、座部と、先端部が前記座部の前方へ伸長可能に前記座部に支持されたスライド部と、折り畳み姿勢と展開姿勢を選択可能に前記スライド部に支持された左右一対の足載置部とを備えた椅子であって、前記足載置部が、軸部と、足載置構造部を有する足載置部本体を備え、前記軸部が前記スライド部に沿う折り畳み位置と、前記軸部の先端部が座部の幅方向外側に向く展開位置とを選択可能にスライド部に取り付けられ、前記足載置部本体が、前記軸部が展開位置にあるとき、前記軸部を中心に回動し、前記足載置構造部を足載置姿勢と前記軸部の折り畳みを阻害しない非足載置姿勢に選択可能となるように前記軸部に支持されているとともに、回動によって前記スライド部の一部に係止され、足載置構造部を足載置姿勢に保持する係止部を備えているので、足載置部本体を上記非足載置姿勢にすることによって、軸部を折り畳み姿勢にすると、足載置部本体が座部の下方に入り込み、足載置部本体非使用時に足載置部が邪魔にならない。
また、足載置部本体を回動するだけで、係止部がスライド部の一部に係止されて容易に足載置構造部を足載置姿勢にすることができ、介護者の介護作業が簡素化されるとともに、軸部の回動も止めることができて安全性が向上する。
In the chair according to the present invention, as described above, the seat portion, the slide portion whose distal end portion is supported by the seat portion so as to be extendable forward of the seat portion, and the slide portion so as to select the folding posture and the deployment posture. A chair having a pair of left and right footrests supported by the footrest , the footrest including a footrest body having a shank and a footrest structure, and the shank The folding position along the slide portion and the deployed position where the tip end of the shaft portion faces outward in the width direction of the seat portion can be selectively attached to the slide portion, and the foot placement portion main body is deployed When in the position, the shaft portion is pivoted about the shaft portion so that the foot placement structure can be selected between the foot placement posture and the non-foot placement posture that does not inhibit the folding of the shaft portion. And is locked to a part of the slide portion by turning, and the foot placement structure portion is Is provided with the engaging portion for holding the mounting postures, by a footrest main body to the non-footrest postures, when the posture folded shank, footrest body of the seat lower The foot support does not get in the way when the foot support body is not in use.
In addition, only by pivoting the foot placing part main body, the locking part is locked to a part of the slide part, and the foot placing structure can be easily placed in the foot placing posture, and the care of the carer is taken. The work is simplified, and the rotation of the shaft can be stopped to improve the safety.
以下に、本発明を、その実施の形態を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる椅子の1つの実施の形態である入浴介護用車椅子をあらわしている。
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the embodiments.
FIG. 1 shows a bathing care wheelchair which is an embodiment of a chair according to the present invention.
図1に示すように、この入浴介護用車車椅子A(以下、「車椅子」とのみ記す)は、フットサポート5の構造が異なる以外は、基本的に図10の入浴介護用車椅子Xと同様の構造をしている。したがって、入浴介護用車椅子Xと同様の構成構造は、同じ符号を付している。
すなわち、フットサポート5は、図2に示すように、椅子部固定部51と、スライド部52と、左右一対の足載置部53を備えている。
As shown in FIG. 1, this bathing care vehicle wheelchair A (hereinafter referred to as "chairwheel" only) is basically the same as the bathing care wheelchair X in FIG. 10 except that the structure of the
That is, as shown in FIG. 2, the
椅子部固定部51は、2本の円筒状をしたガイド部511を備え、2本のガイド部511が、その筒軸が座部32の幅方向の中心軸を挟んで平行となるように椅子部3に固定されている。
スライド部52は、スライド部本体54と、軸受部55を備えている。
The chair
The
スライド部本体54は、パイプをU字形に形成されていて、U字の両直線部541が上記ガイド部511に座部32の前後方向にスライド可能に嵌まり込んでいるとともに、図示していないが、ストッパを備え、ストッパによって座部32前方へのスライド長さが規制されるとともにガイド部511からの離脱が防止されている。
軸受部55は、スライド部本体54のU字の両直線部541をつなぐ連結部542にほぼ沿うようにスライド部本体54に固定されている。
The slide portion
The bearing
そして、スライド部52は、軸受部55がガイド部511の端面に当たるまで、スライド部本体54が座部32の後端側へスライドするようになっている。
すなわち、スライド部52は、スライド部本体54が、もっとも座部32の後端側に後退した状態で、連結部542が座部32の前端からはみ出るようになっていて、介護者は勿論、着座した椅座位の人M自身も両脚の間に手を差し入れて、スライド部本体54のU字の連結部542を持つことによって、スライド部52を座部32の前方へ容易に引き出せるようになっている。
The slide portion
That is, in the state where the slide portion
足載置部53は、軸部56と、足載置部本体57と、ベルト58と、キャップ59を備えている。
軸部56は、軸支部561を介して軸受部55に水平方向に回動可能に支持されていて、図1および図6に示すスライド部本体54の直線部541に沿う折り畳み位置と、図2、図7〜図9に示す直線部541に直交する展開位置とを選択できるようになっている。
The
The
足載置部本体57は、シリコーンゴム等の軟質材の成形品であって、図3および図4に示すように、足載置構造部571と、係止部572を備えている。
足載置構造部571は、足裏支持部としての踵支持部571aと、この踵支持部571aを囲むように設けられた足裏支持部としての土踏まず支持部571bと、ずり落ち防止部571cと、外足横ずれ防止部571dと、内足横ずれ防止部571eを備えている。言い換えると、足載置部本体57は底面と、底面の三方を囲う後背壁、内側壁および外側壁からなり、底面が踵支持部571a、後背壁がずり落ち防止部571c、内側壁が内足横ずれ防止部571eそして外側壁が外足横ずれ防止部571dである。
足載置部本体57は軸部56が回転軸となるよう、踵支持部571aもしくは内足横ずれ防止部571eの前方端にて軸部56に回動自在に取り付けられている。
The foot placement portion
The
The foot placement portion
踵支持部571aは、表面が平板状をしていて、足裏の踵部分を受けるようになっているとともに、水抜き孔571fを備えている。
土踏まず支持部571bは、踵支持部571aの足先側端縁に連設されていて、軸部56が嵌まり込む軸部挿通孔571gが穿設されている。
The
The
軸部挿通孔571gの内径は、軸部56が嵌まり込んだ状態で、足載置部本体57が軸部56を中心に回動できれば、特に限定されないが、回動がスムーズに行えるように少し大径であってもよい。
また、土踏まず支持部571bの上面側の土踏まず当接部にはすべり止めの突条が軸に平行に設けられている。
The inner diameter of the
Further, on the arch abutment portion on the upper surface side of the
ずり落ち防止部571cは、下端が踵支持部571aの足首側端縁から立ち上がるとともに、外足横ずれ防止部571dおよび内足横ずれ防止部571eに繋がるように設けられていて、踵の足首部分を支持するように湾曲形状をしている。
外足横ずれ防止部571dは、下端が踵支持部571aの外足側端縁から立ち上がるとともに、一端が土踏まず支持部571bに連設され、他端がずり落ち防止部571cに連設されている。
内足横ずれ防止部571eは、下端が踵支持部571aの内足側端縁から立ち上がるとともに、一端が土踏まず支持部571bに連設され、他端がずり落ち防止部571cに連設されている。
The
The outer foot lateral
The inner foot lateral
係止部572は、内足横ずれ防止部571eに沿うように設けられ、係止溝572aが設けられている。
係止溝572aは、スライド部本体54の直線部541の直径より大きな幅をしている。足載置部本体57が軸部56に沿って回転し、係止溝572aに一方の直線部541が嵌まり込むことで、足載置部本体57が固定される。
The locking
The locking
ベルト58は、足載置部本体57と同じシリコーンゴム等の軟質材の帯状をした成形品であって、図5に示すように、両端部に貫通孔581,582が穿設されているとともに、長手方向の一端にツマミ部583が設けられている。
貫通孔581の内径は、軸部56が嵌まり込めば特に限定されないが、軸部56の外径と同じか少し大径が好ましい。
The
The inner diameter of the through
貫通孔582の内径は、後述するキャップ59に無理嵌めできて、キャップ59を介して軸部56に固定できれば、貫通孔581と同径でよい。
ツマミ部583は、足の外足側に配置される貫通孔582側の端部に設けられている。
The inner diameter of the through
The
キャップ59は、足載置部本体57と同じシリコーンゴム等の軟質材の帯状をした成形品であって、軸部56の外径より少し小径の嵌着穴(図示せず)を備えている。
The
そして、足載置部本体57、ベルト58およびキャップ59は、以下のように軸部56に取り付けられている。
(1)ベルト58のツマミ部583が設けられていない側の貫通孔581を軸部56の軸支部561側の端部まで挿通する。
(2)係止部572が軸支部561側を向いた状態で、軸部挿通孔571gに軸部56を貫通させて、足載置部本体57を軸部56に支持させる。
(3)軸部挿通孔571gを介して足載置部本体57から突出した軸部56の先端部をキャップ59の嵌着穴(図示せず)に無理嵌めし、キャップ59を軸部56の先端部に装着して足載置部本体57を抜け止めする。
(4)ベルト58のツマミ部583側の貫通孔582にキャップ59をはめ込んで、ベルト58を馬蹄形になるとともに、馬蹄形を保持した状態でキャップ59とともに軸部56周りに回転可能に装着する。
The foot placement portion
(1) The through
(2) The
(3) Force the distal end portion of the
(4) The
そして、上記車椅子Aは、以下のようにして使用される。
(1)図1に示すように、椅子本体1を台車部2に支持させた状態で、脱衣室や寝室等で歩行の困難な障害者や高齢者等を椅子部3に着座させて車椅子Aを浴室の洗い場まで移送する。なお、このとき、フットサポート5は、図1および図6に示すように、スライド部52がもっとも座部後端側へスライドした状態になっているとともに、軸部56をスライド部本体54の直線部541にほぼ沿う折り畳み状態となり、足載置部本体57が座部32に下方に隠れた状態になっている。
(2)図11(b)に示すように、上記第1レール21を、浴槽BTの框上に設置された第2レール22に連結する。
(3)介護者(または着座した人M)が、着座した人Mに両脚の間から挿入した手でスライド部本体54の連結部542をつかみ、図7に示すように、スライド部本体54をストッパに当たるまで座部32の前方に引き出すとともに、介護者(または着座した人M)が、軸部56を展開位置になるように90度水平方向に回動させる。
(4)図8に示すように、介護者(または着座した人M)が、足載置部本体57を係止部572の係止溝572a内にスライド部本体54の直線部541嵌り込み、足載置構造部571が足載置姿勢になるように回動させる。
なお、このとき、ベルト58は、図8に示すように、足載置構造部571の下側に配置されていて、足載置構造部571上には障害物の無いようにしておく。
(5)図8に示すように、ベルト58を足載置構造部571の下側に配置した状態で、図9に示すように、踵支持部571aによって踵を支持させるとともに、土踏まず支持部571bによって土踏まずを支持させるように、介護者が、着座した人Mの足Fを持ち上げて、足載置構造部571に載せる。
すなわち、このとき、足載置部本体57は、係止部572がスライド部本体54の直線部541に係止されているので、介護者が手を離しても、踵が踵支持部571aに支持された足Fは、足首の下端部がずり落ち防止部571cに係止された状態が保持される。また、外足横ずれ防止部571dおよび内足横ずれ防止部571eによって外足側および内足側への横ずれが防止できる。
(6)ベルト58を図9に示すように上方に回転させ、足Fの甲部分あるいは足首部分を足載置構造部571との間で保持する。
なお、ベルト58は、図9に二点鎖線で示すように、キャップ59と貫通孔582の嵌合を解除しておき、足Fを足載置構造部571に載せたのち、貫通孔582をキャップ59に嵌合させFの甲部分あるいは足首部分を足載置構造部571との間で保持するようにしても構わない。また、着座した人Mがベルト58を不要な軽度の障害者の場合、貫通孔582の嵌合を解除したままでも構わない。
(7)以下、図10の車椅子Xと同様にして入浴介護する。
And the said wheelchair A is used as follows.
(1) As shown in FIG. 1, while the chair
(2) As shown in FIG. 11 (b), the
(3) The carer (or the seated person M) holds the connecting
(4) As shown in FIG. 8, the carer (or the seated person M) fits the foot placement portion
At this time, as shown in FIG. 8, the
(5) With the
That is, at this time, since the locking
(6) The
In the
(7) Hereinafter, bath care is performed in the same manner as the wheelchair X in FIG.
この車椅子Aは、フットサポート5が上記のようになっているので、以下のような優れた点を備えている。
(1)足載置部本体57が係止部572を備え、その係止溝572aにスライド部本体54の直線部541が嵌まり込んで、足載置構造部571が足載置姿勢にしっかりと保持される。そして、足裏の踵と土踏ますが足載置構造部571に受けられるだけでなく、ずり落ち防止部571cによって足首部が支持されて足Fの後方へのずり落ちが防止される。
したがって、介護者が一方の足Fを足載置構造部571に支持させたのち、他方の足Fをもう一方の足載置構造部571に支持されるまで一方の足を支えなくても足Fが後方にずり落ちることがない。
すなわち、一人作業で容易に両足をフットサポート5に支持させることができる。
(2)フットサポート5を使用しないときは、足載置部53がスライド部52の前端部分を残し,ほとんど座部32の下側に入り込んだ状態となるため、脱衣場や寝室での椅子部3への乗り移りの際にフットサポート5が邪魔にならない。
(3)足載置部本体57、ベルト58およびキャップ59がシリコーンゴム等のゴム弾性を有する軟質材で成形されているので、踏みつけたり、体をぶつけたりした際に、双方を痛めることを防止できる。
(4)足載置部本体57、ベルト58およびキャップ59が同一の材料で成形されるので、各部品を一つの金型で同時に成形することもでき、材料調達・生産性の向上をはかることができる。
(5)水抜き孔571fを備えているので、足載置部53が浴槽BT内に沈んでいくときに、浮力で足載置部本体57が浮き上がって反転したり、浴槽BTから引き上げるときに、足載置構造部571内に湯がたまり、足載置部本体57が反転したりすることを防止できる。
(6)足載置構造部571が外足横ずれ防止部571dおよび内足横ずれ防止部571eを備えているので、足の内外方向への横ずれも防止できる。
(7)キャップ59が軟質材で形成され、キャップ59を軸部56に無理嵌めするだけで、ベルト58および足載置部本体57が軸部56に支持された状態になっているので、キャップ59を取り外すだけで、ベルト58および足載置部本体57を軸部56から容易に取り外すことができる。すなわち、軸部56、キャップ59、ベルト58および足載置部本体57の洗浄を容易に行うことができ、衛生的であるとともに、キャップ59、ベルト58および足載置部本体57が傷んだ場合、容易に交換できる。
Since the
(1) The foot placement portion
Therefore, after the caregiver makes one foot F supported by the
That is, both feet can be easily supported by the
(2) When the
(3) Since the foot mounting portion
(4) Since the foot mounting portion
(5) Since the
(6) The
(7) The
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、足載置構成部が、足載置部本体がシリコーンゴム等の軟質材の成形品であったが、軸部と、棒状のずり落ち防止部を平行リンクで連結して、ずり落ち防止部を軸部に沿うように折り畳めるようにするとともに、軸部とずり落ち防止部間に可撓性のネットを掛け渡し、このネットで踵を受けるとともに、軸部で土踏まず部分を受けるようにしても構わない。 The present invention is not limited to the above embodiment. For example, in the above embodiment, the foot placement configuration portion is a molded article of a soft material such as silicone rubber for the foot placement portion main body, but the shaft portion and the rod-like slip prevention portion are parallel links Connect and fold the anti-slip portion along the shaft, bridge the flexible net between the shaft and the anti-slip portion, and receive the bag with this net, and You may receive the arch part.
また、椅子は、椅子部のみを浴室内に設置されたリフト装置によって台車部から吊り上げて椅子部を浴槽上方に臨ませたのち、椅子部を浴槽内に下降させて入浴させるような構造になっていても構わない。また、椅子は、浴室壁面に沿ってスライドレールを備え、このスライドレールにスライド可能に設けられた昇降装置を介して支持される構造になっていても構わない。
上記の実施の形態では、ベルトに外足側端部に設けられた貫通孔にキャップの頭部を無理嵌めして、ベルトの外足側端部を固定するようしていたが、ベルトに外足側端部に設けられた貫通孔に軸部の端部を挿入し、その後キャップを装着するようにしても構わない。
In addition, after the chair is lifted from the bogie by the lift device installed in the bathroom, and the chair is faced above the bathtub, the chair is lowered into the bathtub for bathing. It does not matter. The chair may have a slide rail along the wall of the bathroom, and may be supported via an elevating device slidably provided on the slide rail.
In the above embodiment, the head portion of the cap is forcibly fitted in the through hole provided in the outer foot side end of the belt to fix the outer foot side end of the belt. The end of the shaft may be inserted into the through hole provided at the foot end and the cap may be attached thereafter.
上記の実施の形態では、ガイド部が円筒状をしていたが、角筒状をしていても構わない。
上記の実施の形態では、キャップが軟質材で形成され、キャップに設けた嵌合穴に軸部の端部を無理嵌めしてキャップを装着するようにしていたが、キャップが硬質材であれば、軸部の端部に雄ねじを設け、キャップの嵌合穴に雌ねじを設けてキャップを軸部の端部にねじ止めするようにしても構わない。
In the above embodiment, the guide portion has a cylindrical shape, but may have a rectangular cylindrical shape.
In the above embodiment, the cap is formed of a soft material, and the end of the shaft is forcibly fitted in the fitting hole provided in the cap to attach the cap, but if the cap is a hard material Alternatively, a male screw may be provided at the end of the shaft, and a female screw may be provided in the fitting hole of the cap so that the cap is screwed to the end of the shaft.
A 車椅子
BT 浴槽
F 足
1 椅子本体
2 台車部
21 第1レール
22 第2レール
23 フットレスト
3 椅子部
31 背凭れ部
32 座部
33 アームレスト
4 昇降装置
5 フットサポート
51 椅子部固定部
511 ガイド部
52 スライド部
53 足載置部
54 スライド部本体
541 直線部
542 連結部
A Wheelchair BT
Claims (2)
先端部が前記座部の前方へ伸長可能に前記座部に支持されたスライド部と、
折り畳み姿勢と展開姿勢を選択可能に前記スライド部に支持された左右一対の足載置部とを備えた椅子であって、
前記足載置部が、軸部と、足載置構造部を有する足載置部本体を備え、
前記軸部が前記スライド部に沿う折り畳み位置と、前記軸部の先端部が座部の幅方向外側に向く展開位置とを選択可能にスライド部に取り付けられ、
前記足載置部本体が、前記軸部が展開位置にあるとき、前記軸部を中心に回動し、前記足載置構造部を足載置姿勢と前記軸部の折り畳みを阻害しない非足載置姿勢に選択可能となるように前記軸部に支持されているとともに、回動によって前記スライド部の一部に係止され、足載置構造部を足載置姿勢に保持する係止部を備えていることを特徴とする椅子。 The seat,
A slide portion whose tip is supported by the seat so as to be extendable forward of the seat;
A chair comprising a pair of left and right foot rests supported by the slide portion so as to be able to select a folding posture and an unfolding posture,
The foot placement portion includes a foot placement portion main body having a shaft portion and a foot placement structure portion,
The shaft portion is attached to the slide portion so as to be able to select the folding position along the slide portion and the expanded position where the tip portion of the shaft portion faces outward in the width direction of the seat portion.
The foot placement portion main body, when the shaft portion is in the unfolded position, rotates about the shaft portion, and the foot placement structure portion does not inhibit the foot placement posture and the folding of the shaft portion. A locking portion which is supported by the shaft portion so as to be selectable in the mounting posture and is locked to a part of the slide portion by rotation and holds the foot mounting structure portion in the foot mounting posture chair characterized in that it comprises.
少なくとも前記踵の背面部分を支持して足のずり落ちを防止するずり落ち防止部とを有する請求項1に記載の椅子。 A sole support portion for receiving at least a sole portion of the heel, the foot placement structure portion;
The chair according to claim 1, further comprising an anti-slip portion which supports at least a back portion of the heel and prevents the foot from slipping .
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JP2015224700A JP6541228B2 (en) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | Chair |
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