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JP2015184303A - 光源光学装置及びプロジェクタ - Google Patents

光源光学装置及びプロジェクタ Download PDF

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JP2015184303A
JP2015184303A JP2014057748A JP2014057748A JP2015184303A JP 2015184303 A JP2015184303 A JP 2015184303A JP 2014057748 A JP2014057748 A JP 2014057748A JP 2014057748 A JP2014057748 A JP 2014057748A JP 2015184303 A JP2015184303 A JP 2015184303A
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Abstract

【課題】光源光の光効率を向上させた光源光学装置及びプロジェクタ10を提供する。
【解決手段】光源と、光源から出射された光を屈折する複数枚のレンズとで構成された照明光学系110と、照明光学系110を介した光源光を屈折透過させるTIRプリズム120と、を備え、照明光学系110における複数枚のレンズの内の最前方に位置するレンズ119の光軸が、他のレンズの光軸からずれている光源光学装置とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、TIRプリズムを用いて光源光を表示素子に照射する光源光学装置及びこの光源光学装置を備えたプロジェクタに関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画像、さらにメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像投影装置としてのデータプロジェクタが多用されている。従来、このようなプロジェクタは、高輝度の放電ランプを光源とするものが主流であったが、近年、省電力、高寿命、高輝度なレーザーダイオードを用いたプロジェクタの提案がなされている。
そして、プロジェクタの小型軽量化や光学系の簡素化を促進するため、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)により形成した画像光を投影光学系である投影レンズに入射させるに際し、TIRプリズム(全反射プリズム)を用いることも提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
特開2002−156602号公報 特開2012−073489号公報
TIRプリズムを用いるプロジェクタでは、DMD等の表示素子により投影画像光を形成し、この表示素子から出射されてTIRプリズムで全反射される画像光の主光線の向きを、投影レンズの光軸の向きと略一致させるようにTIRプリズムの配置を決定している。
しかし、表示素子から出射される各画素の光には、主光線と平行な光のみならず、各マイクロミラーの反射光の主光線の向きからTIRプリズムの全反射面での入射角を小さくする向きに出射される光が含まれており、主光線をTIRプリズムの全反射面での入射角が全反射臨界角を越える向きに設定しても、マイクロミラーで反射された光の一部には臨界角に達しない光も含まれ、一部の光は、全反射されることなく、投影レンズに向かわない。
このことが、光の利用率が低下する一因となっていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、TIRプリズムを用いたプロジェクタにおいて光源の光利用効率を向上させる光学系とした光源光学装置及びこの光源光学装置を備えたプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明の光源光学装置は、光源と、前記光源から出射された光を屈折させる複数枚のレンズで構成された照明光学系と、前記照明光学系を介した光源光を屈折透過させるTIRプリズムと、を備え、前記複数枚のレンズの内の最前方に位置するレンズの光軸が、他のレンズの光軸からずれていることを特徴とする。
本発明のプロジェクタは、上述の光源光学装置と、前記光源光学装置からの出射光が照射されて投影光を生成する表示素子と、前記表示素子で形成されて前記光源光学装置の前記TIRプリズムを介して出射された画像光をスクリーンに投影する前記投影光学系と、前記表示素子や前記光源光学装置の制御を行うプロジェクタ制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光利用率の高い光源光学装置及びこの光源光学装置を備えた小型のプロジェクタを提供することができる。
本発明の実施形態に係るプロジェクタを示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタの機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタの内部構造を示す平面模式図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタのマイクロレンズアレイに光が入射して出射される様子を示す断面模式図である。 本発明の実施形態に係る照明光学系及びTIRプリズムに光が入射して出射される様子を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る照明光学系及びTIRプリズムによる光軸状態と全反射臨界角を示す模式図である。 比較例として、一般的な照明光学系である光軸を1本とした照明光学系及びTIRプリズムによる光軸状態と全反射臨界角を示す模式図である。 別の比較例として、光軸を一致させた系において、TIRプリズムとして主プリズムと入射プリズムとを備える2枚プリズムを用いた場合を示す平面模式図である。 本発明の実施形態に係るTIRプリズムの変形例を示す平面模式図である。 本発明の実施形態に変形例として、最前方の凹レンズをずらした場合を示す平面模式図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳説する。図1は、プロジェクタ10の外観斜視図である。なお、本実施形態において、プロジェクタ10における左右とは投影方向に対しての左右方向を示し、前後とはプロジェクタ10のスクリーン側方向及び光線群の進行方向に対しての前後方向を示す。
そして、プロジェクタ10は、図1に示すように、略直方体形状であって、プロジェクタ筐体の前方の側板とされる正面板12の側方に投影部を有すると共に、この正面板12には複数の排気孔17を設けている。さらに、図示しないがリモートコントローラからの制御信号を受信するIR受信部を備えている。
また、筐体の上ケース11にはキー/インジケータ部37が設けられ、このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、投影のオン、オフを切りかえる投影スイッチキー、光源ユニット60や表示素子51又は制御回路等が過熱したときに報知をする過熱インジケータ等のキーやインジケータが配置されている。また、上ケース11は、プロジェクタ10における筐体の上面と左側面の一部までを覆っており、故障時等には上ケース11を下ケース16から取り外せる構成とされている。
さらに、筐体の背面には、図示されない背面板にUSB端子やアナログRGB映像信号が入力される映像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子、音声出力端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子が設けられている。また、背面板には、複数の吸気孔が形成されている。
次に、プロジェクタ10のプロジェクタ制御手段について図2の機能ブロック図を用いて述べる。プロジェクタ制御手段は、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等から構成される。
この制御部38は、プロジェクタ10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPU、各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
そして、このプロジェクタ制御手段により、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に出力される。
また、表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。
表示駆動部26は、表示素子制御手段として機能するものであり、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものである。
そして、このプロジェクタ10では、赤色波長帯域、緑色波長帯域、青色波長帯域の各光線群を時分割で出射する光源とした光源ユニット60から出射光を、照明光学系110及びTIRプリズム(全反射プリズム)120を介して表示素子51に照射することにより、DMD等の表示素子51の反射光で光像を形成し、投影光学系を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示する。なお、この投影光学系の可動レンズ群235は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。
また、画像圧縮/伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理を行う。
さらに、画像圧縮/伸長部31は、再生モード時にメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長し、この画像データを、画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力し、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とする処理を行う。
そして、筐体の上ケース11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に出力される。
なお、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されている。この音声処理部47は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させる。
また、制御部38は、光源制御手段としての光源制御回路41を制御しており、この光源制御回路41は、画像生成時に要求される所定波長帯域の光が光源ユニット60から出射されるように、光源ユニット60の緑色光源装置61、赤色光源装置91及び青色光源装置95の発光を個別に制御する。
さらに、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43に光源ユニット60等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせ、この温度検出の結果から冷却ファンの回転速度を制御させている。また、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43にタイマー等によりプロジェクタ本体の電源オフ後も冷却ファンの回転を持続させる、あるいは、温度センサによる温度検出の結果によってはプロジェクタ本体の電源をオフにする等の制御も行う。
次に、このプロジェクタ10の内部構造について述べる。図3は、プロジェクタ10の内部構造を示す平面模式図である。プロジェクタ10は、中央部分に光源とする光源ユニット60を備え、光源ユニット60の左側方に照明光学系110を備え、更に照明光学系110の左にTIRプリズム120と表示素子51とを備えて光源ユニット60と照明光学系110とTIRプリズム120とによる光源光学装置とし、TIRプリズム120の前方に投影光学系が内装されたレンズ鏡筒140を備えている。
また、プロジェクタ10は、光源ユニット60の下方に主制御回路基板を備えると共に、左側板14の内側には、光源制御回路41や冷却ファン駆動制御回路43、更にフォーカスモータやズームモータの駆動制御回路等を組み込む各種の制御基板を備えている。
そして、プロジェクタ10は、背面板13の内側における左側板14の近傍には、表示素子51を冷却させる冷却ファン55を備え、背面板13及び左側板14の内側に配置したヒートシンク53により表示素子51を冷却している。
また、この光源ユニット60は、赤色光源装置91として赤色レーザーダイオード93を用い、青色光源装置95として青色レーザーダイオード97を用いて発光手段を形成し、赤色光源装置91及び青色光源装置95を冷却するヒートシンク83を光源ユニット60の右側板15側に備えている。
この光源ユニット60は、緑色光源装置61と、赤色光源装置91と、青色光源装置95と、ダイクロイックミラー101と、を備えるものである。緑色光源装置61は、背面板13の近傍においてプロジェクタ10筐体の左右方向における略中央部分に配置される励起光照射装置63とこの励起光照射装置63から出射される光線群の光軸上であって正面板12の近傍に配置される蛍光発光装置73とで発光手段を構成し、青色光源装置95と赤色光源装置91とは、プロジェクタ10の筐体の略中央やや右側寄りの位置に配置するものとしている。
この励起光照射装置63は、背面板13と光軸が垂直になるよう配置された半導体発光素子による励起光源65とする青色レーザーダイオード66と、励起光源65と背面板13との間に配置されたヒートシンク81と、を備え、青色レーザーダイオード66の前方にコリメータレンズ67を有している。
励起光源65は、半導体発光素子である青色レーザーダイオード66を左右方向へ2個に並べたものを上下に2組配置することによる4(2×2)個の半導体発光素子で構成しており、各青色レーザーダイオード66の光軸上には、各青色レーザーダイオード66からの出射光を平行光に変換する集光レンズであるコリメータレンズ67が夫々配置されている。
ヒートシンク81と背面板13との間には、冷却媒体として外気を吸入してヒートシンク側に送風する送風ファンである冷却ファン85が配置されており、この冷却ファン85とヒートシンク81とによって励起光源65が冷却される。
また、緑色光源装置61における蛍光発光装置73は、正面板12と平行となるように、つまり、励起光照射装置63からの出射光の光軸と直交するように配置された蛍光ホイール75と、この蛍光ホイール75を回転駆動するホイールモータ77と、蛍光ホイール75から背面板13方向に出射される光線群を集光する集光レンズ群79と、を備える。ホイールモータ77と正面板12との間には冷却ファン89が配置されており、正面板12の排気孔17から排気を行うことよって蛍光ホイール75が冷却される。
蛍光ホイール75は、円板状の金属基材であって、励起光源65からの出射光を励起光として緑色波長帯域の蛍光発光光を出射する環状の蛍光発光領域が凹部として形成され、励起光を受けて蛍光発光する蛍光体層が設けられる。そして、蛍光発光領域を含む蛍光ホイール75の励起光源65側の表面は、銀蒸着等によってミラー加工されることで光を反射する反射面が形成され、この反射面上に緑色蛍光体の層が敷設されている。
蛍光ホイール75の緑色蛍光体層に照射された励起光照射装置63からの出射光は、緑色蛍光体層における緑色蛍光体を励起する。そして、緑色蛍光体から全方位に蛍光発光された光線群は、直接、励起光源65側へ、あるいは、蛍光ホイール75の反射面で反射した後に励起光源65側へ出射される。
また、蛍光体層の蛍光体に吸収されることなく、金属基材に照射された励起光は、反射面により反射されて再び蛍光体層に入射し、蛍光体を励起することとなる。よって、蛍光ホイール75の凹部の表面を反射面とすることにより、緑色波長帯域光の励起光源65から出射される励起光の利用効率を上げることができ、より明るく発光させることができる。
赤色光源装置91と青色光源装置95とは、その出射光の光軸と励起光源65からの光の光軸とが直交するように、すなわち緑色光源装置61である蛍光発光装置73からの蛍光発光光の光軸と直交するようにして、赤色レーザーダイオード93と青色レーザーダイオード97とが並設されている。青色光源装置95は、青色レーザーダイオード97と、青色レーザーダイオード97からの出射光を所定範囲の光に集光して出射するコリメータレンズ98と、を備える。青色レーザーダイオード97は、上下方向に並べて二個が配置されている。
そして、青色レーザーダイオード97の前後の両側には、赤色光源装置91の赤色レーザーダイオード93が前後それぞれ上下方向に並べて二個ずつ、合計四個が配置されている。赤色光源装置91は、赤色レーザーダイオード93と、赤色レーザーダイオード93からの出射光を所定範囲の光に集光して出射するコリメータレンズ94と、を備える。そして、赤色光源装置91及び青色光源装置95は、励起光照射装置63からの出射光及び蛍光ホイール75から出射される緑色波長帯域光が交差するように配置されている。
この赤色レーザーダイオード93や青色レーザーダイオード97から出射されるレーザー光は、主光線に垂直な断面形状が長楕円形のコヒーレント光である。そして、これら赤色レーザーダイオード93及び青色レーザーダイオード97については、コリメータレンズとの距離調整を行って、照明光学系110のマイクロレンズアレイ111への照射光を所定範囲に集光させて出射させる。異なる波長帯域光である赤色波長帯域光及び青色波長帯域光の両発光光は、近接平行で同一方向に出射される。
赤色光源装置91及び青色光源装置95の右側板15側に設けたヒートシンク83と正面板12との間には、ヒートシンク83によって暖められた空気を吸い込んで装置外部に排出するための冷却ファン87が配置されており、この冷却ファン87によって赤色レーザーダイオード93及び青色レーザーダイオード97が冷却される。
そして、赤色光源装置91及び青色光源装置95の光軸と、励起光照射装置63及び蛍光発光装置73の光軸と、が直交して交差する位置に、青色及び赤色波長帯域光を透過し、緑色波長帯域光を反射してこの緑色光の光軸を左側板14方向に90度変換するダイクロイックミラー101が配置されている。したがって、1枚のダイクロイックミラー101により、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光の各光が同一の光路に重ね合わされて、各波長帯域光が時分割に発光する光源ユニット60となる。そして、その光源ユニット60からの出射された光が、照明光学系110のマイクロレンズアレイ111に入射することになる。
そして、ダイクロイックミラー101の左方には、導光手段と複数のレンズとによる照明光学系110が配置されている。この導光手段とするマイクロレンズアレイ111は、光源ユニット60からの出射光を拡散させ、輝度分布を均一化させるものである。
本実施形態におけるマイクロレンズアレイ111は、レンズ形状として平面視横長矩形形状の凸レンズであるマイクロレンズ112を格子状に配列しているものである。そして、マイクロレンズアレイ111の左側板14側には、照明光学系レンズとして複数枚のレンズが配置される。複数枚のレンズは、マイクロレンズアレイ111を透過した拡散均一光を表示素子51の有効サイズに集光させるものである。
即ち、光源としての光源ユニット60から出射された光源光は、マイクロレンズアレイ111により、均一な強度分布とされ、凸レンズである第1レンズ115や第3レンズ119及び凹レンズである第2レンズ117を介してTIRプリズム120に入射される。
TIRプリズム120に入射された光源光は、前方にカバーガラスを有する表示素子51に入射され、表示素子51で反射されたオン光は、再度TIRプリズム120に入射され、画像光としてレンズ鏡筒140に入射されて投影光学系によりスクリーンに投影される。
この投影光学系としては、レンズ鏡筒140に内蔵する固定レンズ群と可動鏡筒に内蔵する可動レンズ群235とを備えてズーム機能を備えた可変焦点型レンズとされ、レンズモータ45により可動レンズ群235が移動されることにより、ズーム調整やフォーカス調整が可能とされている。
このように、この照明光学系110では、図4に示すように、光源ユニット60から出射された光源光がマイクロレンズアレイ111の各マイクロレンズ112に入射される。そして、各マイクロレンズ112に入射された光は、一旦集光した後に拡散光となり、各マイクロレンズ112に入射された光の一部が相互に重なって第1レンズ115に入射される。
このように、各マイクロレンズ112に入射された光の一部が相互に重なるために、各マイクロレンズ112に入射される光線群の一部に光密度の差異が生じていても、この光密度の差、即ち部分的な輝度の差が小さくなり、光源光の輝度むらが均一化される。
そして、図5に示すように、第1レンズ115で集光された光源光は、凹レンズである第2レンズ117により拡散され、更に第3レンズ119で集光されてTIRプリズム120に入射される。
このTIRプリズム120は、直角二等辺三角柱の単プリズムであって、柱底面の斜辺を含む側面を斜辺面123とし、柱底面の直角を挟む側面である二隣辺面の内の一面を隣辺面127としてカバーガラス52を備えた表示素子51に対向されるとともに、この二隣辺面の内の他のもう一面を隣辺面125として投影光学系を内蔵するレンズ鏡筒140の入射口に対向される。
また、入射面とする斜辺面123は、表示素子51からのオン光に対する全反射面を兼ねる。
従って、導光手段としたマイクロレンズアレイ111により光源光を均一化し、第1レンズ115や第2レンズ117及び第3レンズ119により光源光を集光して表示素子51の矩形状の有効部範囲に各マイクロレンズ112の入射側面を物(ブツ)とした像を重ね合わせて結像させることができる。
また、表示素子51により画像光として形成されるオン光は、図5に示したようにTIRプリズム120の隣辺面127から入射した後、斜辺面123で反射されて、レンズ鏡筒140に入射される方向へ隣辺面125から出射されることとなる。また、TIRプリズム120に入射されたオフ光は、図示していないが、斜辺面123または隣辺面125で反射されてレンズ鏡筒140の入射口には向かわない。
そして、図5等に示したように、この照明光学系110は、照明光学系110の3枚のレンズにおいて、第1レンズ115及び第2レンズ117の光軸は一致しているが、最前方の第3レンズ119の光軸は、マイクロレンズアレイ111や第1レンズ115及び第2レンズ117の光軸の位置から平行移動されるように位置がずれている。
この凸レンズである第3レンズ119をずらす方向は、TIRプリズム120の斜辺面123に沿った方向に主光線の向きを外すようにして光源光の入射面である斜辺面123が第2レンズ119即ち照明光学系110から離れる方向(図5における右側方向)にずらす方向であって、これにより、第2レンズ117を透過し、第3レンズ119により屈折された光線群のTIRプリズム120の入射面である斜辺面123への入射角を大きくしている。
この場合のオン光の主光線と光路と、オン光の臨界角となる光線の光路を、図6を用いて説明する。
即ち、図5に示したように、この照明光学系110では、マイクロレンズアレイ111を介して第1レンズ115に入射する光線群の全体は、第1レンズ115及び第2レンズ117を透過しても光軸上主光線の方向が変更されることなく光線群の集光度を変化させる。そして、図6に示すように、第3レンズ119を透過するときにその光線の方向が屈曲され、オン光の主光線については、TIRプリズム120の斜辺面123に照射する際の入射角α3が大きくなり、表示素子51と対向する隣辺面127の屈折角α1が所定の角度となる。
この隣辺面127からの屈折角α1は、TIRプリズム120の隣辺面127を表示素子51の平面と平行とする場合、オン光の主光線を隣辺面127に対して垂直に入射させるために表示素子であるDMDの仕様(各マイクロミラーがDMD表面に対して±12度傾くという仕様)により24度と規定されることになる。
TIRプリズム120として屈折率が一般的な値である約1.59の光学ガラスを用いた場合、隣辺面127からの出射角α1を24度とするためには、この図のように、斜辺面123への入射角α3は45度よりも大きな53度となる。
したがって、その入射角になるように、第3レンズ119の焦点距離との関係に応じて、第1レンズ115及び第2レンズ117との光軸からの第3レンズ119の光軸のずらし量が決定される。
このように、表示素子51から出射されるオン光の主光線の向きを、TIRプリズム120の隣辺面127に対して垂直とすれば、全反射面である斜辺面123での全反射による主光線の向きの変化角は90度となり、TIRプリズム120の隣辺面125に対して主光線の向きは垂直となり、投影光学系を備えたレンズ鏡筒140に入射させることができる。
従って、投影光学系を内蔵するレンズ鏡筒140の光軸を、表示素子51の画像形成面の法線に対して90度で交わる方向、且つ、照明光学系110の光軸と90度交わる方向としてレンズ鏡筒140を配置することができる。
そして、このTIRプリズム120は、屈折率を約1.59とする光学ガラスを用いているため、臨界角β1は約39度となり、オン光が隣辺面127からTIRプリズム120に入射される際の隣辺面127におけるオン光の屈折角β2は約6度となる。
このため、図6において、表示素子51の各マイクロミラーで反射されたオン光の内、隣辺面127の法線に対して右側に6度以上の傾きとされたオン光成分の光は、斜辺面123で反射されずにTIRプリズム120から外部に漏れ出すことになり、法線に対して図6における右側への傾きが6度以内の光及び左側に傾く光は全て斜辺面123で全反射されることになる。
換言すると、隣辺面127の法線に対して右側に6度までの傾きとされたオン光成分の光は、斜辺面123で全反射されてTIRプリズム120からレンズ鏡筒140側に出射されることになる。そして、その際の屈折角β3は、約9.6度になる。
<第1の比較例>
この本実施の形態に対し、第3レンズ119の光軸を第1レンズ115の光軸と一致させた一般の光学系(第1の比較例)では、図7に示すように、第3レンズ119を透過してTIRプリズム120の斜辺面123に入射する光線の主光線は、斜辺面123への入射角α4が45度となり、表示素子51への入射角、即ち隣辺面127からの屈折角α1を24度とするためにはTIRプリズム120は屈折率が約1.46という屈折率の小さな光学ガラスを用いることになる。
このため、このTIRプリズム120での臨界角β4は約43度となり、オン光が隣辺面127からTIRプリズム120に入射される際の隣辺面127におけるオン光の屈折角β5は約2度となる。
従って、このTIRプリズム120では、図7において、表示素子51の各マイクロミラーで反射されたオン光の内、表示素子51の法線に対して右側に2度以上の傾きとされたオン光成分の光は、斜辺面123で反射されずにTIRプリズム120から外部に漏れ出すことになる。
換言すると、隣辺面127の法線に対して右側に2度までの傾きとされたオン光成分の光しか、斜辺面123で全反射されてTIRプリズム120からレンズ鏡筒140側に出射されないことになる。そして、その際の屈折角β6は、約2.8度になる。
このように、本実施形態と上記第1の比較例を比べると、第1の比較例でのβ5の2度という値は、本実施形態では、図6に示すように、β2の約6度という大きな値になり、より全反射されやすくなっていることがわかる。
そして、レンズ鏡筒140側からすると、第1の比較例でのβ6の約2.8度という値は、本実施形態では、図6に示すように、β3の約9.6度という大きな値になり、より広い角度の光がレンズ鏡筒140に入射されるようになっていることがわかる。
このように、第3レンズ119の光軸をずらすことにより、TIRプリズム120への入射角を大きくし、TIRプリズム120としてより屈折率の高いプリズムを用いることを可能とし、オン光の全反射面である斜辺面123からの漏れを少なくすることができる。
従って、表示素子51からのオン光の多くを投影光学系に入射させることができ、直角二等辺三角柱のプリズムを使用することにより、投影光学系の光軸と光源ユニット60からの出射光の光軸との角度調整、及び、TIRプリズム120や表示素子51の固定角や固定位置の設計及び調整を容易とすることができる。
<第2の比較例>
なお、TIRプリズム120として、前述の様な単独プリズムに限ることなく、全反射面や出射面125を有する主プリズム121と入射プリズム130とを備える2枚プリズムをわずかな隙間をはさんで用いた場合は、図8に示すように、第3レンズ119の光軸を第1レンズ115の光軸と一致させた場合であっても、TIRプリズム120への入射角を45度より大きくできる。
したがって、TIRプリズム120の屈折率を図5、図6の場合と同様に、屈折率が一般的な値である約1.59と同じもの使うことができ、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
しかし、図8に示す構造(第2の比較例)では、TIRプリズムとして、2枚プリズムを使う必要があり、小型化という点でも、コストという点でも不利になってしまう。また、部品数が多くなり、組み合わせ精度も要求されるという欠点もある。また2枚のプリズムを使用する場合は間のわずかな隙間を確実に設けるために周辺または四隅のみ接着する場合が多く、プリズムにそのための糊代が必要なため、小型化という点でも、コストという点でもさらに不利である。
これに対し、本実施形態の図5、図6の構成によれば、第3レンズの光軸をずらすという簡単の構成により、TIRプリズムとして、2枚プリズムを使う必要がなくなり、小型化という点でも、コストという点でも大きなメリットがある。また、部品数が少なくなり、精度も要求されないというメリットもある。
また、図9に示すように、本発明においても、TIRプリズム120として2枚プリズムとしてもよい。
この2枚プリズムとするTIRプリズム120においても、照明光学系110の最前方の第3レンズ119の光軸を、TIRプリズム120の入射プリズム130における入射面が照明光学系110から離れる方向にずらすことにより、照明光学系110から出射される光源光を最前方のレンズにより曲げ、入射プリズム130への入射角、即ちTIRプリズム120への入射角を大きくするように調整することができる。
このため、屈折率の高い光学ガラスを用いてTIRプリズム120とし、全反射光量を増大させつつ、光源とする光源ユニット60や照明光学系110、表示素子51、投影光学系の配置設計等を容易とすることは図5、図6の場合と同様であるが、屈折率により自由度を持たせて、設計することができる。
そして、TIRプリズム120として主プリズム121と入射プリズム130との2枚プリズムとする場合は、直角二等辺三角柱プリズムを用いる場合に限るものではなく、適宜の二等辺三角柱プリズムを主プリズム121とすると共に、入射プリズム130も適宜の三角柱プリズムとしてもよい。
尤も、単独プリズム又は主プリズムとして直角二等辺三角柱プリズムを用いれば、屈折率の高い光学ガラスを用いたTIRプリズム120の全反射面への入射光の臨界角を大きくし、表示素子51からの画像光の入射角を45度として全反射を行わせ、投影光学系へのオン光である画像光の全反射による主光線の向きの変化角を90度としてプロジェクタ内の各種光学系の設計配置を容易とすることができる。
また、図3に示した光源ユニット60は、半導体発光素子である励起光源65及び蛍光体による緑色光源装置61と、半導体発光素子としてのレーザーダイオード(LD)による赤色光源装置91及び青色光源装置95と、を組み合わせた三原色の光源としているが、光源としては、赤色発光ダイオード(LED)、緑色発光ダイオード(LED)、青色発光ダイオード(LED)などの半導体発光素子を用いる場合や、更に、三原色以外の黄色波長帯域光などの補色の波長帯域光を発する発光素子を追加してもよい。
このように、半導体発光素子を光源に用いれば、省電力にして寿命の長い光源とすることができ、励起光源と緑色蛍光体を用いた光源を組み合わせれば、明るい三原色を容易に得ることができる。そして、三原色の画像光を形成することにより、フルカラーの画像を形成することができる。
更に、半導体発光素子を用いた光源ユニット60に換え、高圧放電ランプ等の白色光源とカラーホイールとを組み合わせ、少なくとも三原色を同一光軸として出射する光源としてもよい。
また、光源は、例えば、白色光源1つであって白黒の投影装置に用いられるような光源装置であってもよい。つまり、本発明は、光源の構成を限定するものではない。
そして、図3及び図5等に示した照明光学系110は、導光手段としてのマイクロレンズアレイ111と、複数枚のレンズとしての2枚の凸レンズ及び1枚の凹レンズによる3枚のレンズとで形成している。しかし、光源光の均一化に用いる導光手段はマイクロレンズアレイ111に限るものでなく、4枚のミラーを組み合わせて中空の四角柱形状とするライトトンネルや、光学ガラスにより中実の四角柱形状とする導光ロッドなど、光源光を均一化する適宜の導光手段としてもよい。
尤も、マイクロレンズアレイ111を用いれば、光源光学装置を小型化することが容易となり、ひいてはプロジェクタ10を小型化することが容易となる。
また、照明光学系110に用いるレンズの枚数も3枚に限るものでなく、少なくとも2枚以上レンズによる照明光学系を形成し、照明光学系のレンズの内、TIRプリズム120に最も近い最前方レンズの中心をマイクロレンズアレイ111等の導光手段の中心軸から外すことにより、照明光学系110から出射される光源光を最前方の偏心したレンズにより屈折させ、TIRプリズム120への入射角を大きくするように変更させるものであればよい。
例えば、照明光学系110のレンズ枚数を3枚以上とし、2枚以上の凸レンズと1枚または複数枚の凹レンズとを組み合わせて最前方に凹レンズを配置する場合、TIRプリズム120への入射角を大きくするため、最前方の凹レンズ119AがTIRプリズム120の入射面に接近する(近づく)方向にずらすことになる。
この場合の構成例を図10に示す。
このように、照明光学系110として複数枚のレンズを用いれば、導光手段により均一化された光線を効率良く表示素子51に集光するように結像させることができ、2枚の凸レンズの組み合わせとすれば、照明光学系110を小型軽量としつつ効果的に集光させることができる。
そして、2枚の凸レンズの中間に1枚の凹レンズを配置する照明光学系110は、導光手段から出射された光線群を表示素子51に効率よく集光させるに際し、収差の発生を抑制して利用効率の良い照明光を表示素子51に与え良好な画像光を生成させることができる。
尚、上記実施の形態では、照明光学系110の複数枚のレンズとした各レンズは、図面において、単レンズとして図示することにより説明したが、この各レンズは、複数枚のレンズが張り合わされた複合レンズであっても、1枚のレンズ(ユニット)として取り扱うことのできるレンズあれば、本発明における各レンズと同等であることは言うまでもない。
このように、赤色波長帯域光、緑色波長帯域光、青色波長帯域光の各光線群を時分割で出射する光源ユニット60からの光源光を、照明光学系110により輝度を均一化しつつ照明光学系110の出射側の最前方レンズで光軸を屈折させた後、TIRプリズム120を介して屈折透過させることにより表示素子51に照射する光源光学装置を備えたプロジェクタ10は、小型にして光の利用効率が高く、明るい画像投影が可能なプロジェクタ10とすることができる。
以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]光源と、
前記光源から出射された光を屈折させる複数枚のレンズで構成された照明光学系と、
前記照明光学系を介した光源光を屈折透過させるTIRプリズムと、
を備え、
前記複数枚のレンズの内の最前方に位置するレンズの光軸が、他のレンズの光軸からずれていることを特徴とする光源光学装置。
[2]前記複数枚のレンズの内の最前方に位置するレンズの光軸が、前記照明光学系からの出射光のTIRプリズムへの入射角が大きくなるようにずれていることを特徴とする前記[1]に記載の光源光学装置。
[3]前記複数枚のレンズは、2枚の凸レンズを含むことを特徴とする前記[1]又は前記[2]に記載の光源光学装置。
[4]前記複数枚のレンズは、2枚の凸レンズとこの2枚の凸レンズの間に配置される凹レンズとの、3枚のレンズを含むことを特徴とする前記[3]に記載の光源光学装置。
[5]前記最前方に位置するレンズは凸レンズであって、前記TIRプリズムの入射面から離れる方向にずれていることを特徴とする前記[1]乃至前記[4]の何れかに記載の光源光学装置。
[6]前記最前方に位置するレンズは凹レンズであって、前記TIRプリズムの入射面に近づく方向にずれていることを特徴とする前記[1]乃至前記[4]の何れかに記載の光源光学装置。
[7]前記光源と前記複数枚のレンズとの間に、前記光源から出射された光を均一化する導光手段をさらに備えることを特徴とする記[1]乃至前記[6]の何れかに記載の光源光学装置。
[8]前記導光手段は、マイクロレンズアレイとされていることを特徴とする前記[7]に記載の光源光学装置。
[9]前記TIRプリズムは、直角二等辺三角柱プリズムであることを特徴とする前記[1]乃至前記[8]の何れかに記載の光源光学装置。
[10]前記光源は、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、緑色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、青色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、を含むことを特徴とする前記[1]乃至前記[9]の何れかに記載の光源光学装置。
[11]前記光源は、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、青色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、励起光源及び緑色蛍光体による緑色波長帯域光を出射する発光手段と、を含むことを特徴とする前記[1]乃至前記[9]の何れかに記載の光源光学装置。
[12]前記[1]乃至前記[11]の何れか記載の光源光学装置と、
前記光源光学装置からの出射光が照射されて投影光を生成する表示素子と、
前記表示素子で形成されて前記光源光学装置の前記TIRプリズムを介して出射された画像光をスクリーンに投影する前記投影光学系と、
前記表示素子や前記光源光学装置の制御を行うプロジェクタ制御手段と、
を備えることを特徴とするプロジェクタ
10 プロジェクタ 11 上ケース
12 正面板 13 背面板
14 左側板 15 右側板
16 下ケース 17 排気孔
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮/伸長部 32 メモリカード
35 受信部 36 処理部
37 キー/インジケータ部
38 制御部 41 光源制御回路
43 冷却ファン駆動制御回路 45 レンズモータ
47 音声処理部 48 スピーカ
51 表示素子 52 カバーガラス
53 ヒートシンク 55 冷却ファン
60 光源ユニット
61 緑色光源装置
63 励起光照射装置 65 励起光源
66 青色レーザーダイオード 67 コリメータレンズ
73 蛍光発光装置
75 蛍光ホイール 77 ホイールモータ
79 集光レンズ群
81、83 ヒートシンク 85、87、89 冷却ファン
91 赤色光源装置
93 赤色レーザーダイオード 94 コリメータレンズ
95 青色光源装置
97 青色レーザーダイオード 98 コリメータレンズ
101 ダイクロイックミラー
111 マイクロレンズアレイ 112 マイクロレンズ
110 照明光学系
115 第1レンズ 117 第2レンズ
119 第3レンズ 119A 凹レンズ
120 TIRプリズム
121 主プリズム 123 斜辺面
125 隣辺面 127 隣辺面
130 入射プリズム
140 レンズ鏡筒 235 可動レンズ群

Claims (12)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光を屈折させる複数枚のレンズで構成された照明光学系と、
    前記照明光学系を介した光源光を屈折透過させるTIRプリズムと、
    を備え、
    前記複数枚のレンズの内の最前方に位置するレンズの光軸が、他のレンズの光軸からずれていることを特徴とする光源光学装置。
  2. 前記複数枚のレンズの内の最前方に位置するレンズの光軸が、前記照明光学系からの出射光のTIRプリズムへの入射角が大きくなるようにずれていることを特徴とする請求項1に記載の光源光学装置。
  3. 前記複数枚のレンズは、2枚の凸レンズを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源光学装置。
  4. 前記複数枚のレンズは、2枚の凸レンズとこの2枚の凸レンズの間に配置される凹レンズとの、3枚のレンズを含むことを特徴とする請求項3に記載の光源光学装置。
  5. 前記最前方に位置するレンズは凸レンズであって、前記TIRプリズムの入射面から離れる方向にずれていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の光源光学装置。
  6. 前記最前方に位置するレンズは凹レンズであって、前記TIRプリズムの入射面に近づく方向にずれていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の光源光学装置。
  7. 前記光源と前記複数枚のレンズとの間に、前記光源から出射された光を均一化する導光手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の光源光学装置。
  8. 前記導光手段は、マイクロレンズアレイとされていることを特徴とする請求項7に記載の光源光学装置。
  9. 前記TIRプリズムは、直角二等辺三角柱プリズムであることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の光源光学装置。
  10. 前記光源は、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、緑色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、青色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の光源光学装置。
  11. 前記光源は、赤色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、青色波長帯域光を出射する半導体発光素子と、励起光源及び緑色蛍光体による緑色波長帯域光を出射する発光手段と、を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の光源光学装置。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れか記載の光源光学装置と、
    前記光源光学装置からの出射光が照射されて投影光を生成する表示素子と、
    前記表示素子で形成されて前記光源光学装置の前記TIRプリズムを介して出射された画像光をスクリーンに投影する前記投影光学系と、
    前記表示素子や前記光源光学装置の制御を行うプロジェクタ制御手段と、
    を備えることを特徴とするプロジェクタ
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